JP5705088B2 - 伝送システム、基地局装置、端局装置および伝送方法 - Google Patents

伝送システム、基地局装置、端局装置および伝送方法 Download PDF

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本発明は、中継器を介して端局装置から基地局装置に信号を送信する伝送システムにおいて、中継器で発生する信号ひずみを補償する伝送技術に関する。
高画質映像の伝送や大容量データ通信を行う際に、人工衛星などの中継器を介して通達距離や範囲の拡大が行われている。中継器では信号電力の増幅や、場合によって周波数変換などの処理が行われる。中継器からの送信は、そこで用いられる素子の特性などの影響を受け波形に歪が生じることが予想される。信号帯域が大きくなればなるほど波形歪みの影響は大きくなることから、今後予想される信号帯域の広帯域化に伴いシステムに及ぼす影響が無視できなくなる恐れがある。
波形歪みを補償する技術として、例えば特許文献1には、衛星放送受信設備で、そこで発生する反射波による、受信性能の劣化と、復調動作における位相補償(APC)及び、特に遅延検波を用いた周波数補償(AFC)の誤動作を軽減する技術が記載されている。特許文献1の復調装置は、衛星より伝送された8相位相変調(8PSK)信号を復調する復調装置において、8PSK信号の帯域制限を行う帯域制限フィルタと、帯域制限フィルタの出力を入力として、伝送経路で発生する反射波を除去する波形等化手段と、波形等化手段の出力を入力として、入力した8PSK信号の位相ずれを補償する位相補償手段とを備える。
また、特許文献2には、送信無線局と再生無線局との間に非再生中継局を設けたハイブリッド中継方式において各非再生中継局で相加する干渉雑音を再生無線局にて一括補償し、再生中継方式の伝送品質と同等の通信とする無線通信方式が記載されている。特許文献2の無線通信方式では、非再生中継局内に、周波数変換機能に用いる複数の送受信ローカル信号の周波数の公約数となる周波数を発生する基準周波数発振器と、該周波数発振器の出力を逓倍して周波数変換機能に用いる複数の送受信ローカル信号を生成し、該送受信ローカル信号を同期化する位相同期発振器を設けて、非再生中継局で発生する隣接チャネル通過干渉を波形歪と等価とし、再生無線局内の波形等化器により補償する。
特開平11−68867号公報 特開平6−125282号公報
特許文献1の復調装置は、波形等化技術を用いて受信端で発生する干渉雑音を除去するが、中継器で発生する歪を補償することはできない。また、特許文献2の無線通信方式は、中継器で発生する隣接信号間の干渉の影響を軽減する技術であるが、中継器自身が持つ特性に伴う歪を等化するものではない。
中継器の特性は中継器を利用するユーザー全体の電力に依存するため、その時々で影響がことなることから一律の補償が困難であり、その時々に応じた補償が必要になる。自局の送出した信号を受信することのできる局では受信信号を最適化する補償を送信側に施すことで補償が可能であるが、自局の信号を受信する機能の無い局では補償が困難となる。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたものであり、中継器を介して端局装置から基地局装置に信号を送信する伝送システムにおいて、自局の送信信号を中継器を介して受信する機能の無い端局装置の送信信号を、有効に補償することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る伝送システムは、端局装置が送信する信号を、中継器を介して基地局装置で受信する伝送システムであって、端局装置は、中継器を介して基地局装置の基地局受信機に信号を送信する端局送信機と、基地局装置から、端局送信機の通信経路とは異なる端局送信機の通信経路よりも小容量の通信経路で、中継器で発生する歪みを補償する補償値を受信する端局通信機と、を備える。基地局装置は、中継器を介して基地局受信機にテスト信号を送信する基地局送信機と、中継器を介して端局送信機からの信号または基地局送信機からのテスト信号を受信する基地局受信機と、中継器を介して基地局送信機から基地局受信機にテスト信号を送信し、基地局受信機で受信したテスト信号と基準の受信信号とを比較して、信号誤差を検出する誤差検出部と、基地局送信機で送信するテスト信号を補償して、中継器を介して基地局受信機で受信するテスト信号を基準の受信信号の許容範囲に収めるための補償値を生成する補償値生成部と、端局装置の端局通信機に、基地局送信機の通信経路とは異なる小容量の通信経路で、補償値生成部で生成した補償値を送信する通信機と、を備える。端局装置はさらに、基地局装置から補償値を受信した場合に、端局送信機で送信する信号を、基地局装置から受信した補償値で補償して、基地局受信機に送信する補償部を備える。
本発明によれば、中継器を介して端局装置から基地局装置に信号を送信する伝送システムにおいて、自局の送信信号を中継器を介して受信する機能の無い端局装置の送信信号を、有効に補償することができる。
本発明の実施の形態に係る伝送システムの構成例を示すブロック図である。 実施の形態に係る端局装置と基地局装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態に係る補償処理の動作の一例を示すフローチャートである。
図1は、本発明の実施の形態に係る伝送システムの構成例を示すブロック図である。本実施の形態の伝送システムは、端局装置1、中継器4および基地局装置5から構成される。端局装置1は、端局送信機2および小容量通信機3を備える。基地局装置5は、基地局送信機6、基地局受信機7および小容量通信機8を備える。
端局装置1の端局送信機2は広い周波数帯域を用いて、中継器4を介して基地局装置5の基地局受信機7にデータ伝送(片方向)を行う。小容量通信機3は、基地局装置5の小容量通信機8とデータ通信(双方向)を行うことができる。
基地局装置5には基地局送信機6と基地局受信機7があり、通常は端局装置1の端局送信機2から送信される信号を基地局受信機7にて受信している。基地局装置5の基地局送信機6は、端局装置1の端局送信機2と同じ種類の信号を、中継器4を介して基地局受信機7に送信可能である。基地局装置5の小容量通信機8は、基地局送信機6および基地局受信機7の通信とは異なる通信経路で、小容量通信機3と双方向の通信を行うことができる。
端局送信機2、基地局受信機7および基地局送信機6の通信と、小容量通信機3および小容量通信機8の通信とは、通信経路が異なる。ここでいう通信経路は、論理的なパスまたはチャネルである。物理的な媒体が同じであっても、異なる周波数または異なる論理チャネルなどを用いる場合は、異なる通信経路である。例えば、小容量通信機3と小容量通信機8が、端局送信機2と基地局受信機7の通信で用いる中継器4を介して、異なる周波数または論理チャネルで相互に通信する場合がある。小容量通信機3および8は、例えば、公衆通信回線を用いて通信するものであってもよい。
中継器4は、端局装置1の端局送信機2から受信して、基地局受信機7に送信する場合と、基地局送信機6から受信して、基地局受信機7に送信する場合とで、同じ処理を行う。例えば、中継器4は衛星通信の衛星局である。本実施の形態では、例えば、中継器4の端局装置1から受信する空中線と、基地局送信機6から受信する空中線が異なり、中継器4の内部の経路が一部異なる場合でも、端局装置1の端局送信機2から受信して、基地局受信機7に送信する経路と、基地局送信機6から受信して、基地局受信機7に送信する経路で、伝送特性はほぼ同じである。
基地局装置5は、端局送信機2からの伝送に先立って基地局送信機6と基地局受信機7とで通信試験を行う。端局送信機2及び基地局送信機6は、中継器4を介した伝送で生じる波形歪を補償する機能を有している。基地局装置5では、基地局送信機6と基地局受信機7を用いた通信試験にて波形歪の影響が最も緩和される補償値を決定する。この補償値を小容量通信機8と小容量通信機3の小容量通信機を用いて、基地局装置5から端局装置1に送信する。端局装置1では、端局送信機2の送信装置の波形歪補償にこの補償値を反映する。
図2は、実施の形態に係る端局装置と基地局装置の構成例を示すブロック図である。端局装置1は、端局送信機2と小容量通信機3の他に、送信信号生成部9および波形等化制御部14を備える。端局送信機2は、伝送路符号化部10、変調信号生成部11、波形等化部12、信号増幅部15を含む。
基地局装置5は、基地局送信機6、基地局受信機7および小容量通信機8の他に、テスト信号生成部16を備える。基地局送信機6は、伝送路符号化部17、変調信号生成部18、波形等化部19、信号増幅部20を含む。基地局受信機7は、受信増幅部21、信号処理部22および遅延回路23を含む。信号処理部22は、誤差検出部25、補償値生成部26および基準生成部27を含む。
テスト信号生成部16は、基地局送信機6から中継器4を介して基地局受信機7に送信する通信試験に用いる信号を生成する。基地局送信機6の伝送路符号化部17は、テスト信号を伝送路に合わせて符号化する。変調信号生成部18は、符号化されたテスト信号を変調して変調信号を生成する。例えば、8相PSK(位相偏移変調:Phase Shift Keying)などで変調する。
波形等化部19は、後述するように、中継器4を介した伝送で加えられる歪みを前もって補償して、中継器4を介して基地局装置5の基地局受信機7に受信される信号が規定の信号になるように、変調された送信信号を補償する。通信試験の開始時は、波形等化部19は、変調信号を変化させずに信号増幅部20に送る。信号増幅部20は、変調信号を増幅して空中線(図示せず)から中継器4に向けて送信する。
基地局受信機7の受信増幅部21は、中継器4を介して基地局送信機6から送信された信号を受信して、増幅する。信号処理部22の誤差検出部25は、基地局受信機7で受信した信号と、基地局送信機6で送信した信号に対応する基準の受信信号とを比較して、受信信号と基準の受信信号との誤差を検出する。比較する基準の受信信号は、テスト信号生成部16で生成したテスト信号を、遅延回路23で遅延させて与えられる。遅延回路23は、基地局送信機6から中継器4を介して基地局受信機7へ伝送する遅延時間の分だけ、信号を遅延させる。信号処理部22の基準生成部27では、テスト信号を符号化および変調して、送信した信号に対応する基準の受信信号を生成して、誤差検出部25に供給する。
基準生成部27は、中継器4の送信する搬送波周波数に合わせて基準の変調信号を生成する。例えば中継器4で、端局送信機2または基地局送信機6から受信した信号を、周波数変換して基地局受信機7に送信する場合、基準生成部27で生成するのは、中継器4が送信する基準の搬送波周波数に合わせた変調信号である。
誤差検出部25は、例えば、受信増幅部21で受信した受信信号と、基準の受信信号をそれぞれフーリエ変換して、周波数成分を比較する。周波数成分を比較することによって、中継器4を経由した受信信号が基準の受信信号からどれだけ周波数シフトしたか、および、周波数成分の比率が変化したかがわかる。あるいは、例えば信号の波形をA−D変換して、波形を比較することによって、誤差を検出してもよい。波形を比較することによって、周期(周波数)、位相、波形歪みを検出することができる。
信号処理部22の補償値生成部26は、受信信号が基準の受信信号の許容範囲に収まるように、送信信号を補償する補償値を生成する。補償値は、例えば、周波数のシフト量および周波数成分の比率を、誤差検出部で検出した誤差を相殺する方向に変化させる値である。あるいは、波形を比較して誤差を検出した場合は、周期(周波数)、位相または波形の誤差を相殺する方向に変化させる値で、周期(周波数)の補償値、位相の補償値、または、波形の補償値を表すことができる。波形の補償については、波形に含まれる高調波の比率の変化で表すこともできる。信号処理部22は、生成した補償値を基地局送信機6の波形等化部19に送る。
波形等化部19は、信号処理部22から送られた補償値で(そのときのテスト信号から生成した)変調信号を補償して、信号増幅部20から中継器4に送信する。例えば、基準の変調信号の周波数成分を補償値で補償して、補償された変調信号の周波数成分を生成する。そして、逆フーリエ変換して、補償した変調信号を生成する。あるいは、補償値が周波数のシフト、位相の変化もしくは波形の変化、またはこれらの組み合わせで表される場合は、変調信号を補償値に合わせて、周波数シフト、位相変化または波形変化させることによって、補償する。
基地局受信機7では、基地局送信機6で補償されて送信された信号を受信して、誤差検出部25で再び(そのときのテスト信号の)基準の受信信号と比較する。受信した信号と基準の受信信号との誤差が、許容範囲に収まらなければ、補償値生成部26でさらに補償値を変えて、波形等化部19に送る。受信した信号と基準の受信信号との誤差が許容範囲に収まるまで、以上の処理を繰り返す。誤差が許容範囲に収まれば、信号処理部22は、そのときの補償値を端局装置1に送信する補償値として生成し、波形等化情報24で小容量通信機8に送る。小容量通信機8は、生成した補償値を端局装置1に送信する。
端局装置1では、小容量通信機3で、基地局装置5から送信される補償値を受信する。小容量受信装置3は、受信した補償値を波形等化制御部14に送る。波形等化制御部14は、基地局装置5から補償値を受信した場合に、端局送信機2で送信する信号を補償値で補償して基地局受信機7に送信する。
端局装置1の送信信号生成部9は、端局装置1が基地局装置5に送信する信号を生成する。端局送信機2の伝送路符号化部10は、送信信号を伝送路に合わせて符号化する。変調信号生成部11は、符号化された送信信号を変調して変調信号を生成する。例えば、8相PSK(位相偏移変調:Phase Shift Keying)などで変調する。
波形等化部12は、変調信号を補償して、信号増幅部15から中継器4に送信する。基地局装置5から補償値を受信すると、波形等化制御部14は、補償値を波形等化選択信号13で波形等化部12に送る。波形等化部12は、波形等化選択信号13に従って、補償値で変調信号を補償して、信号増幅部15から中継器4に送信する。変調信号の補償のしかたは、波形等化部19と同様である。波形等化部12は、例えば、基準の変調信号の周波数成分を補償値で補償して、補償された変調信号の周波数成分を生成する。そして、逆フーリエ変換して、補償した変調信号を生成する。あるいは、補償値が周波数のシフト、位相の変化もしくは波形の変化、またはこれらの組み合わせで表される場合は、変調信号を補償値に合わせて、周波数シフト、位相変化または波形変化させることによって、補償する。
端局送信機2から送信された信号は、中継器4を介して、基地局受信機7で受信される。基地局受信機7では、通常の受信処理を行う。例えば、信号処理部22は、受信信号を復調し、復号化して送信信号を抽出する。中継器4を介して伝送する過程で加えられる歪みが、端局送信機で前もって補償されているので、受信信号は、基準の受信信号に近い波形になる。
その結果、端局装置1は、中継器4を介した伝送で加えられる歪みを前もって補償して、中継器4を介して基地局装置5の基地局受信機7に受信される信号が規定の信号になるように、変調された送信信号を補償する。
誤差検出部25で検出する誤差は、例えば、周波数誤差(波形の周期に相当する)、位相誤差もしくは波形誤差、またはこれらの組み合わせである。補償値生成部26で生成する補償値は、誤差検出部25で検出する誤差に合わせて、周波数誤差、位相誤差もしくは波形誤差、またはこれらの組み合わせで、補償する値を生成する。そして、端局装置1の波形等化部12では、補償値に合わせて、周波数誤差、位相誤差もしくは波形誤差、またはこれらの組み合わせで、送信信号を補償する。
図3は、実施の形態に係る補償処理の動作の一例を示すフローチャートである。補償処理は、端局装置1が基地局装置5に端局送信機2による送信を開始する前に起動される。例えば、端局装置1の小容量通信機3から基地局装置5の小容量通信機8に、端局送信機2による送信の開始を通知して、補償処理を起動することができる。基地局装置5で、補償処理を起動して、補償値を端局装置1に送信することによって、端局送信機2による送信が起動されてもよい。
補償処理が起動すると、基地局装置5では、テスト信号を用いて、基地局送信機6から基地局受信機7への通信(送信・受信)を開始する(ステップS11)。そして、誤差検出部25で、基準の受信信号と、基地局受信機7で受信した信号(受信信号)の誤差を検出する(ステップS12)。
補償値生成部26で誤差から補償値を生成して、波形等化部19で、送信信号を補償して送信する(ステップS13)。誤差検出部25では、受信信号が基準の受信信号の許容範囲に収まったかどうか判定する(ステップS14)。基準の受信信号の許容範囲に収まっていなければ(ステップS14;NO)、さらに補償値を変えて、送信信号補償を繰り返す(ステップS13)。
受信信号が、基準の受信信号の許容範囲に収まれば(ステップS14;YES)、そのときの補償値を端局装置1に送る補償値として生成し、試験通信の送信・受信を停止する(ステップS15)。そして、生成した補償値を小容量通信機8で端局装置1に送信する(ステップS16)。ここで、基地局装置5は、端局装置1からの送信を待ち受ける。
端局装置1では、小容量通信機3で、基地局装置5から補償値が送信されるのを待ち受ける(ステップS21、ステップS22;NO)。基地局装置5から補償値を受信すると(ステップS22;YES)、端局送信機2は、波形等化部12で送信信号を補償値で補償して、中継器4経由で基地局装置5に送信する(ステップS23)。基地局装置5は、中継器4経由で端局装置1から送信される信号を受信する(ステップS17)。
以上説明したように、本実施の形態に係る伝送システムによれば、中継器4を介して端局装置1から基地局装置5に信号を送信する伝送システムにおいて、自局の送信信号を中継器4を介して受信する機能の無い端局装置1の送信信号を、有効に補償することができる。その結果、利用者は広帯域中継器伝送において、運用する周波数帯域に応じた送信信号の補償を行うことができ、伝送によって発生する伝送誤りを少なくし、誤り率の低下を防ぐ効果が得られる。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能である。上述した実施の形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
1 端局装置
2 端局送信機
3 小容量通信機
4 中継器
5 基地局装置
6 基地局送信機
7 基地局受信機
8 小容量通信機
9 送信信号生成部
10 伝送路符号化部
11 変調信号生成部
12 波形等化部
13 波形等化選択信号
14 波形等化制御部
15 信号増幅部
16 テスト信号生成部
17 伝送路符号化部
18 変調信号生成部
19 波形等化部
20 信号増幅部
21 受信増幅部
22 信号処理部
23 遅延回路
24 波形等化情報
25 誤差検出部
26 補償値生成部
27 基準生成部

Claims (8)

  1. 端局装置が送信する信号を、中継器を介して基地局装置で受信する伝送システムであって、
    前記端局装置は、
    前記中継器を介して前記基地局装置の基地局受信機に信号を送信する端局送信機と、
    前記基地局装置から、前記端局送信機の通信経路とは異なる前記端局送信機の通信経路よりも小容量の通信経路で、前記中継器で発生する歪みを補償する補償値を受信する端局通信機と、
    を備え、
    前記基地局装置は、
    前記中継器を介して前記基地局受信機にテスト信号を送信する基地局送信機と、
    前記中継器を介して前記端局送信機からの信号または前記基地局送信機からの前記テスト信号を受信する前記基地局受信機と、
    前記中継器を介して前記基地局送信機から前記基地局受信機に前記テスト信号を送信し、前記基地局受信機で受信した前記テスト信号と基準の受信信号とを比較して、信号誤差を検出する誤差検出部と、
    前記基地局送信機で送信する前記テスト信号を補償して、前記中継器を介して前記基地局受信機で受信する前記テスト信号を前記基準の受信信号の許容範囲に収めるための前記補償値を生成する補償値生成部と、
    前記端局装置の前記端局通信機に、前記基地局送信機の通信経路とは異なる前記小容量の通信経路で、前記補償値生成部で生成した前記補償値を送信する通信機と、
    を備え、
    前記端局装置はさらに、前記基地局装置から前記補償値を受信した場合に、前記端局送信機で送信する信号を、前記基地局装置から受信した前記補償値で補償して、前記基地局受信機に送信する補償部を備える、
    伝送システム。
  2. 前記誤差検出部は、周波数誤差、位相誤差もしくは波形誤差、またはこれらの組み合わせを検出し、
    前記補償値生成部は、前記周波数誤差、前記位相誤差もしくは前記波形誤差、またはこれらの組み合わせを補償する値を生成し、
    前記補償部は、前記端局送信機で送信する信号を、前記周波数誤差、前記位相誤差もしくは前記波形誤差、またはこれらの組み合わせを補償する値で補償する、請求項1に記載の伝送システム。
  3. 端局装置が送信する信号を、中継器を介して受信する基地局装置であって、
    前記中継器を介して当該基地局装置の基地局受信機にテスト信号を送信する基地局送信機と、
    前記中継器を介して前記基地局送信機からのテスト信号または前記端局装置の送信機からの信号を受信する基地局受信機と、
    前記中継器を介して前記基地局送信機から前記テスト信号を前記基地局受信機に送信し、前記基地局受信機で受信した前記テスト信号と基準の受信信号とを比較して、信号誤差を検出する誤差検出部と、
    前記基地局送信機で送信する前記テスト信号を補償して、前記中継器を介して前記基地局受信機で受信する前記テスト信号を前記基準の受信信号の許容範囲に収めるための補償値を生成する補償値生成部と、
    前記端局装置に、前記基地局送信機の通信経路とは異なる前記基地局送信機の通信経路よりも小容量の通信経路で、前記補償値生成部で生成した前記補償値を送信する通信機と、
    を備える基地局装置。
  4. 前記誤差検出部は、周波数誤差、位相誤差もしくは波形誤差、またはこれらの組み合わせを検出し、
    補償値生成部は、前記周波数誤差、前記位相誤差もしくは前記波形誤差、またはこれらの組み合わせを補償する値を生成する、請求項3に記載の基地局装置。
  5. 中継器を介して基地局装置に信号を送信する端局装置であって、
    前記中継器を介して前記基地局装置の基地局受信機に送信する端局送信機と、
    前記基地局装置から、前記端局送信機の通信経路とは異なる前記端局送信機の通信経路よりも小容量の通信経路で、前記中継器で発生する歪みを補償する補償値を受信する端局通信機と、
    前記端局送信機で送信する信号を、前記端局通信機で受信した前記補償値で補償して送信する補償部と、
    を備える端局装置。
  6. 前記補償値は、周波数誤差、位相誤差もしくは波形誤差、またはこれらの組み合わせを補償する値を含み、
    前記補償部は、前記端局送信機で送信する信号を、前記補償値に含まれる周波数誤差、位相誤差もしくは波形誤差、またはこれらの組み合わせを補償する値で補償する、請求項5に記載の端局装置。
  7. 端局装置の端局送信機が送信する信号を、中継器を介して基地局装置の基地局受信機で受信する伝送システムが行う伝送方法であって、
    前記基地局装置が行う、
    前記基地局装置の基地局送信機から、前記中継器を介して前記基地局受信機にテスト信号を送信し、前記基地局受信機で受信した前記テスト信号と基準の受信信号とを比較して、信号誤差を検出する誤差検出ステップと、
    前記基地局送信機で送信する前記テスト信号を補償して、前記中継器を介して前記基地局受信機で受信する前記テスト信号を前記基準の受信信号の許容範囲に収めるための補償値を生成する補償値生成ステップと、
    前記補償値生成ステップで生成した前記補償値を、前記基地局送信機の通信とは異なる前記基地局送信機の通信経路よりも小容量の通信経路で、前記端局装置に送信する補償値送信ステップと、
    前記端局装置が行う、
    前記基地局装置から前記補償値を受信した場合に、前記端局送信機で送信する信号を、受信した前記補償値で補償して送信する補償ステップと、
    を備える伝送方法。
  8. 前記誤差検出ステップでは、周波数誤差、位相誤差もしくは波形誤差、またはこれらの組み合わせを検出し、
    前記補償値生成ステップでは、前記周波数誤差、前記位相誤差もしくは前記波形誤差、またはこれらの組み合わせを補償する値を生成し、
    前記補償ステップは、前記端局送信機で送信する信号を、前記周波数誤差、前記位相誤差もしくは前記波形誤差、またはこれらの組み合わせを補償する値で補償する、請求項7に記載の伝送方法。
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