JP5701256B2 - 画像処理装置、印刷装置及びこれらの制御方法、並びにプログラム - Google Patents

画像処理装置、印刷装置及びこれらの制御方法、並びにプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ネットワークを介して情報処理装置と通信可能な画像処理装置、印刷装置及びこれらの制御方法、並びにプログラムに関する。
従来、読取機能や印刷機能を有する画像処理装置で印字不良や読み取り不良等が発生し、ユーザがメンテナンスを要求した場合、画像処理装置が設置された現地にサービス員を派遣し、設定値の変更や調整を行うことが一般的である。その場合、サービス員が画像処理装置を直接操作し、画像処理装置の設定値変更や調整後の試し印刷・試し読み取り・設定反映のリブート(Reboot)等を行うことが可能である。
近年、ネットワーク環境の進歩に伴い、ネットワークに接続された画像処理装置に対しネットワーク経由で遠隔からメンテナンスを実施する管理形態が整いつつある。外部から画像処理装置の設定値を変更する技術としては、画像処理装置の操作部に表示される操作画面を監視装置に送信することで、監視装置により画像処理装置を直接遠隔制御する技術が一般的である(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1記載の技術は、画像処理装置の操作画面をビットパターンにより監視装置に送信し、監視装置で表示したビットマップ画像の所定の位置を指示することで、画像処理装置の遠隔制御を行うものである。例えば遠隔地に設置された画像処理装置の操作画面を、ネットワークを介してパーソナルコンピュータ等の情報処理装置で表示し、画像処理装置に対する操作・データの閲覧・制御を行う。閲覧ソフトウェアとしては、WWWブラウザやVNC(Virtual Network Computing)(AT&Tで開発され公知)を用いている。
特開平5−122424号公報
しかしながら、上記従来の技術では、遠隔の監視側からネットワーク経由で画像処理装置に対し設定値を変更したり強制的にリブートしたりすると、ユーザ側では画像処理装置に対しどのような設定・調整を実施されたか分からず不安になる。また、サービス員に供されるメンテナンス画面は、一般的に分かりやすいとはいえず、画像処理装置の設定値を変更することで実際に何に影響が出るか分かりにくい。また、メンテナンスを要求した項目(例えば印字位置ずれ、色味・濃度調整など)がメンテナンス後に実際に解消されたかを確認し、解消されていない場合は更にメンテナンスを継続する必要がある。
上記の観点から、ネットワークを介して接続された遠隔の情報処理装置と遠隔操作対象の画像処理装置との間で、画像処理装置の設定の変更と設定変更後の確認を対話的に実行可能とする技術が要望されている。
本発明の目的は、遠隔からの設定値変更に不安を持つことなく対応可能とし、サービス性の向上と、ユーザ及びサービス員にかかる負担を軽減可能とした画像処理装置、印刷装置及びこれらの制御方法、並びにプログラムを提供することにある。
上述の目的を達成するために、本願の請求項1に係る画像処理装置は、ネットワークを介して情報処理装置と通信可能な画像処理装置であって、前記画像処理装置が実行する画像処理に関する設定値であって、前記画像処理装置に設定されている設定値を、前記情報処理装置へ送信する送信手段と、前記送信手段により送信した設定値を用いて特定された前記画像処理装置の不良状況を解消するための遠隔操作情報であって、前記情報処理装置から前記画像処理装置に設定されている前記設定値を変更するための遠隔操作情報を前記ネットワークを介して受信する受信手段と、前記受信手段による遠隔操作情報の受信に応じて、当該設定値の変更を許可するか否かをユーザに問い合わせるための画面を前記画像処理装置に表示する表示制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、画像処理装置は、情報処理装置から画像処理装置に対する設定値の変更に応じて、設定値の変更を許可するか否かをユーザに問い合わせるための画面を画像処理装置に表示する。これにより、画像処理装置のユーザは遠隔からの設定値変更に不安を持つことなく対応することが可能となる。これにより、画像処理装置のユーザに対するサービス性の向上を図ることが可能となると共に、ユーザ及びサービス員にかかる負担を軽減することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る遠隔操作システムの構成例を示す図である。 遠隔操作システムの画像処理装置の構成を示すブロック図である。 遠隔操作システムの情報処理装置の構成を示すブロック図である。 画像処理装置の操作部の構成を示す図である。 画像処理装置のソフトウェアの構成を示すブロック図である。 画像処理装置及び情報処理装置の処理を示すフローチャートである。 画像処理装置及び情報処理装置の処理を示すフローチャートである。 画像処理装置の遠隔メンテナンスに関わる処理を示すフローチャートである。 画像処理装置の遠隔メンテナンスに関わる処理を示すフローチャートである。 画像処理装置の遠隔メンテナンスに関わる処理を示すフローチャートである。 画像処理装置の操作部に表示される各種画面の例を示す図である。 画像処理装置の操作部に表示される各種画面の例を示す図である。 (a)は、画像処理装置の対話判定テーブルの例を示す図、(b)は、変更種別フラグの例を示す図である。 画像処理装置の操作部に表示される各種画面の例を示す図である。 画像処理装置の操作部に表示される各種画面の例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る遠隔操作システムの構成例を示す図である。
図1において、遠隔操作システムは、情報処理装置1002、ルータ1003、画像処理装置1005、画像処理装置1006が、WAN1001、LAN1004を介して通信可能に構成されている。WAN(Wide Area Network)1001には、情報処理装置1002、ルータ1003が接続されている。ルータ1003には、LAN(Local Area Network)1004を介して画像処理装置1005、画像処理装置1006が接続されている。尚、ルータ1003はファイアウオールを兼ね備えるように構成してもよい。
画像処理装置1005は、複数の機能(原稿から画像を読み取る読取機能、用紙に画像を印刷する印刷機能、原稿画像を用紙に複写するコピー機能)を有する複合機(MFP)として構成されている。画像処理装置1006は、プリンタとして構成されている。情報処理装置1002は、CPU、メモリ、ネットワークインタフェース、表示部を備えており、ワークステーションとして構成されている。情報処理装置1002は、遠隔操作対象となる画像処理装置1005、1006からの接続要求を監視し、画像処理装置1005、1006の設定値を取得する。
図2aは、遠隔操作システムの画像処理装置1005の構成を示すブロック図である。
図2aにおいて、画像処理装置1005は、画像処理装置各部の制御を司るコントローラユニット2000を備えている。コントローラユニット2000は、原稿のカラー画像の読み取りが可能なスキャナ部(画像入力デバイス)2015、カラー画像の印刷が可能なプリンタ部(画像出力デバイス)2017を制御し、画像データやデバイス情報の入出力を行う。
また、コントローラユニット2000は、LAN1004、公衆回線2051に接続される。また、コントローラユニット2000(決定手段、表示制御手段、入力制御手段、送信手段、検出手段、設定制御手段)は、図4のソフトウェアの管理及び制御を司る。図2aに示すコントローラユニット2000の構成は、本発明の送信手段、検出手段、決定手段、表示制御手段、設定制御手段、入力制御手段を実現するための一例である。
CPU2001は、画像処理装置全体を制御する。RAM2002は、CPU2001が動作するためのシステムワークメモリ、画像データを一時記憶する画像メモリとして使用される。また、CPU2001は、図5のフローチャート(画像処理装置側)、図6のフローチャートに示す処理を実行する。ROM2003は、システムのブートプログラムを格納する。HDD2004は、システムソフトウェア、画像データを格納する。操作部インタフェース(以下I/F)2005は、表示用の画像データを操作部2006に出力し、操作部2006からオペレータが入力した情報をCPU2001に伝える。
ネットワークI/F2007は、LAN1004に接続し情報の入出力を行い、情報処理装置1002との間の情報の入出力をCPU2001に伝える。モデム2050は、公衆回線2051に接続し、画像データの入出力を行う。2値画像回転部2052、2値画像圧縮・伸張部2053は、モデム2050により2値画像データを送信する前に画像の方向の変換や、所定の解像度あるいは相手能力に合わせた解像度への変換を行う。2値画像圧縮・伸張部2053では次の圧縮/伸張方式をサポートしている。JBIG(Joint Bi-lebel Image Experts Group)。MMR(Modified Modified READ)。MR(Modified READ)。MH(Modified Haffman)。
DMAコントローラ2009は、RAM2002に格納されている画像データをCPU2001を介することなく読み取り、イメージバスI/F2011に対して転送する。更に、DMAコントローラ2009は、画像バスからの画像データをCPU2001を介することなくRAM2002に書き込む。以上のデバイスがシステムバス2008に接続される。
画像バス2010には、イメージバスI/F2111を介して圧縮部2012、ラスタイメージプロセッサ(RIP)2018が接続されている。また、画像バス2010には、イメージバスI/F2211を介して圧縮部2112、スキャナ画像処理部2014が接続されている。また、画像バス2010には、イメージバスI/F2311を介して画像変換部2030が接続されている。また、画像バス2010には、イメージバスI/F2411を介して伸張部2113、プリンタ画像処理部2016が接続されている。
イメージバスI/F2311は、画像バス2010を介して高速な画像データの入出力を制御する。圧縮部2212は、画像バス2010に画像データを送出する前に、32画素x32画素の単位で画像データをJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式により圧縮する。伸張部2013は、画像バス2010を介して送られた画像データを伸張する。
RIP2018は、外部装置から画像処理装置1005に送信されるPDLコードをネットワークI/F2007を介して受け取る。CPU2001は、PDLコードをシステムバス2008を介してRAM2002に格納する。CPU2001は、PDLコードを中間コードに変換し、再度システムバス2008を介してRIP2018に入力し、ビットマップイメージ(多値)に展開する。
スキャナ画像処理部2014は、スキャナ部2015からそれぞれ出力されるカラー画像データ、白黒画像データに対して画像処理(例えば補正、加工、編集)を行い、画像データを多値で出力する。プリンタ画像処理部2016は、プリンタ部2017でプリントする画像データに対して各種画像処理(例えば補正、加工、編集)を行う。プリント時は伸張部2113で画像データの2値多値変換を行うので、2値及び多値の画像形成が可能である。
画像変換部2030は、RAMに格納されている画像データを画像変換し再度RAMに書き戻すときに使用する各種画像変換機能を有する。回転部2019は、32画素x32画素単位の画像データを指定された角度で回転でき、2値及び多値の画像データの入出力に対応している。変倍部2020は、画像データの解像度を変換(例えば600dpiから200dpi)する機能や、変倍(例えば25%から400%まで)する機能を有する。変倍する前には32x32画素の画像データを32ライン単位の画像データに並び替える。
色空間変換部2021は、多値入力された画像データに対しマトリクス演算を行い、LUT(Look Up Table)により例えばメモリ上にあるYUV画像データをLab画像デー
タに変換し、メモリに格納する。また、色空間変換部2021は、3x8のマトリクス演算機能及び1次元LUTを有し、公知の下地とばしや裏写り防止を行うことができる。変換された画像データは多値で出力される。
2値多値変換部2022は、1bitの2値画像データを8bitの256階調の多値画像データに変換する。逆に、多値2値変換部2026は、例えばメモリ上にある8bitの256階調の多値画像データを誤差拡散処理等の手法により1bitの2階調の2値画像データに変換し、メモリに格納する。合成部2023は、メモリ上の2枚の多値画像データを合成し、1枚の多値画像データに合成する。例えば、メモリ上にある会社ロゴの画像データと原稿から読み取った画像データを合成することで、原稿から読み取った画像に簡単に会社ロゴを付加することができる。
間引き部2024は、多値画像データの画素を間引くことで解像度変換を行うユニットであり、1/2、1/4、1/8の多値画像を出力可能である。間引き部2024を変倍部2020と合わせて使うことで、より広範囲な拡大/縮小を行うことができる。移動2025は、入力された2値画像データ/多値画像データに余白部分をつける、余白部分を削除する等の処理を行い出力する。
回転部2019、変倍部2020、色空間変換部2021、2値多値変換部2022、合成部2023、間引き部2024、移動部2025、多値2値変換部2026は、それぞれ連結して動作することが可能である。例えばメモリ上の多値画像データに画像回転処理、解像度変換処理を行う場合は、両処理をメモリを介さずに連結して行うことができる。尚、本実施の形態で使用するアルゴリズムのプログラムコードは、HDD2004のシステムソフトウェアの一部またはROM2003に格納されている。
図2bは、遠隔操作システムの情報処理装置1002の構成を示すブロック図である。
図2bにおいて、情報処理装置1002は、CPU2501、ROM2502、RAM2503、HDD2504、操作部2505、表示部2506、ネットワークI/F2507を備えている。CPU2501は、システムバス2508を介して情報処理装置全体の制御を司るものであり、プログラムに基づき図5のフローチャート(情報処理装置側)に示す処理を実行する。ROM2502は、プログラム、固定データを格納する。
RAM2503は、CPU2501の作業領域や一時記憶領域を提供する。HDD2504は、プログラム、各種データを格納する。操作部2505は、サービス員が情報処理装置からネットワーク経由で画像処理装置を遠隔操作して遠隔メンテナンスを行う際の各種指示や各種データ入力に用いる。表示部2506は、CPU2501の制御に基づき遠隔操作対象の画像処理装置に関する設定値を含む各種データを表示する。ネットワークI/F2507は、ネットワークを介して遠隔操作対象の画像処理装置との間でデータ通信を行う。図2bに示す構成は、本発明の受信手段、発行手段を実現するための一例である
図3は、画像処理装置1005の操作部2006の構成を示す図である。
図3において、操作部2006は、表示部3001、各種キーを備える。表示部3001は、表面にタッチパネルシート3002が貼られた液晶ディスプレイ(LCD)として構成されており、図7及び図9に示す各種画面及びソフトキーを表示する。オペレータにより表示部3001に表示されたソフトキーが押下されると、その位置情報が操作部2006からコントローラユニット2000のCPU2001に伝えられる。
スタートキー3003は、原稿画像の読み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキー3003の中央部には、緑と赤の2色のLED3004が配置されている。スタートキー3003が使用可能な状態にあるかどうかをLED3004の色により表示する。ストップキー3005は、稼働中の動作を停止する際に用いる。IDキー3006は、使用者のユーザIDを入力する時に用いる。リセットキー3007は、操作部2006からの設定を初期化する時に用いる。
図4は、画像処理装置1005のソフトウェアの構成を示すブロック図である。
図4において、UI(User Interface)制御部4001は、操作部2006からの入力を制御する。オペレータが操作部2006からの指示を入力すると、コピー動作、送信動作、ボックス動作など、操作部2006に表示中の画面に応じて各アプリケーションプログラム(以下アプリケーションと略称)部が作動する。
スキャン、プリントを実行する場合は、コピーアプリケーション部4003、ボックスアプリケーション部4002が作動する。送信の場合は、送信受信アプリケーション部4004が作動する。ネットワークを介して受信等の指示を受けた場合は、ネットワークアプリケーション4005、PDLアプリケーション部4006、送信受信アプリケーション部4004が作動する。
各アプリケーション部は、画像処理装置制御部分における画像処理装置依存部分を吸収するための共通I/F4007を介してジョブを作成する。作成されたジョブはジョブ管理部4008に蓄積される。ジョブ管理部4008は、共通I/F4007から受け取ったジョブ情報と、作成されたジョブをジョブの種別ごとに分類して管理する。ジョブの種別毎に、コピージョブ管理部4009、スキャンジョブ管理部4010、プリントジョブ管理部4011、PDLジョブ管理部4012、送信ジョブ管理部4013、FAXジョブ管理部4014が設けられており、各ジョブの管理を行う。
また、ジョブ管理部4008は、スキャンやプリントに関わる処理を、ページ単位の処理を行う各ページ処理部に依頼する。例えばコピーの場合は、コピージョブ管理部4009から、スキャンページ処理部4015、画像ページ処理部4020、プリントページ処理部4019にページ単位で処理を依頼する。画像ページ処理部4020は、スキャンページ処理部4015、プリントページ処理部4019との間の同期を取る。更に、画像ページ処理部4020は、資源(画像処理に必要なメモリデバイス群4022、各種画像処理を行う画像変換デバイス群4023)を資源管理部4021から獲得し、画像処理を行う。
資源管理部4021は、デバイス管理部4024とメモリ管理部4025から構成される。デバイス管理部4024は、画像変換デバイス群4023の使用状況や使用者の優先度を保持し、メモリ管理部4025は、メモリデバイス群4022の使用状況や使用者の
優先度を保持している。資源管理部4021は、資源の獲得・解放の要求に応じて資源割り当てのスケジューリングを行うことで資源割り当て制御を行う。また、資源管理部4021は、ジョブ実行前に資源の獲得が可能かどうかの判別と、ジョブ実行前に資源の獲得の予約を行い、ジョブ終了まで他に資源を獲得させない排他制御も行う。
文書管理部4026は、ジョブ、文書、ページ、画像の各々の属性を示す属性値をSRAMデバイス4028に保持し、HDDデバイス4027に対する画像データの書き込み/読み出しを制御する。スキャンページ処理部4015は、スキャンデバイス制御部4029を制御し、スキャナ部2015で原稿から読み取った画像データを入力し(画像データの生成)、画像ページ処理部4020に画像データの画像処理と書き込みを依頼する。
PDLページ処理部4016は、RIPデバイス制御部4030を制御し、PDLデータをネットワークから入力し、画像ページ処理部4020に画像データの画像処理と書き込みを依頼する。プリントページ処理部4019は、画像ページ処理部4020に画像データの読み出しと画像処理を依頼すると共に、プリンタデバイス制御部4033を制御して前記画像データに基づきプリンタ部2017により用紙に印刷を行う。
送信受信ページ処理部4017は、画像データ送信時には、画像ページ処理部4020に画像データの読み出しと画像処理を依頼し、ネットワークデバイス制御部4031を制御して画像データをネットワークに出力する。また、送信受信ページ処理部4017は、画像データ受信時には、画像データをネットワークデバイス制御部4031から入力し、画像ページ処理部4020に画像データの画像処理と書き込みを依頼する。
FAXページ処理部4018は、画像データ送信時には、画像ページ処理部4020に画像データの読み出しと画像処理を依頼し、FAXデバイス制御部4032を制御して画像データを公衆回線に出力する。FAXページ処理部4018は、画像データ受信時には、画像データを公衆回線から入力し、画像ページ処理部4020に画像データの画像処理と書き込みを依頼する。
上記構成において、まずローカルコピー(ネットワークを介さず直接画像処理装置に実行させるコピー)のソフトウェア処理について説明する。オペレータの指示により、UI制御部4001は、コピー指示とコピー設定を示す情報をコピーアプリケーション部4003に伝達する。コピーアプリケーション部4003は、UI制御部4001から受け取った情報を共通I/F4007を介してジョブ管理部4008に伝達する。
ジョブ管理部4008は、コピージョブ管理部4009にコピージョブの情報を伝達する。コピージョブ管理部4009は、コピーに必要な画像変換デバイス及び画像蓄積メモリを予め計算し、必要なものを資源管理部4021に伝える。コピージョブ管理部4009は、資源管理部4021で資源が獲得できる見込みがあればジョブを継続し、スキャンページ処理部4015とプリントページ処理部4019にコピージョブの情報を伝達する。
スキャンページ処理部4015は、スキャンデバイス制御部4029を介してスキャナ部2015に原稿画像を読み取るスキャン要求を行う。尚、スキャンデバイス制御部4029は、コントローラユニット2000とスキャナ部2015を接続するシリアルI/Fを制御する。また、スキャンページ処理部4015は、画像ページ処理部4020にスキャン用の画像処理要求を出す。
画像ページ処理部4020は、スキャンページ処理部4015の指示に従って資源管理部4021から、原稿の読み取り画像を処理するスキャン画像処理に必要な画像変換デバ
イス及び画像蓄積メモリを獲得する。画像ページ処理部4020は、資源が全て獲得できれば、画像変換デバイスを介してスキャナ画像処理部2014の設定を行う。画像ページ処理部4020は、設定が完了したら、スキャナ部2015に対して直ちにスキャンを指示する。スキャン画像転送完了は、ハードウェア(不図示)からの割り込み信号により各画像変換デバイスに伝達される。
画像ページ処理部4020は、各画像変換デバイスからスキャン画像処理が完了した通知を受けて、スキャン完了をスキャンページ処理部4015とプリントページ処理部4019に伝達する。これと共に、画像ページ処理部4020は、RAM2002に蓄積された圧縮画像データをHDD2004にファイル化するため、文書管理部4026に画像データの書き込みを指示する。
文書管理部4026は、指示に従って、メモリ上の画像データ(文字/写真判定信号を含む)をHDDデバイス4027(ハードウェアとしてはHDD2004)に格納する。画像データの付随情報として、スキャンした画像データに対するカラー判定/白黒判定の結果、下地とばしを行うための下地とばしレベル、画像データ入力元である原稿のスキャン画像、色空間RGBデータも、SRAMデバイス4028に格納しておく。
また、画像ページ処理部4020は、HDD2004に対する画像データの格納が終了し、スキャナ部2015からスキャン完了通知を受けると、スキャンページ処理部4015にファイル化終了を通知する。スキャンページ処理部4015は、コピージョブ管理部4009にファイル化処理終了通知を返す。ジョブ管理部4008は、共通I/F4007を介してコピーアプリケーション部4003にスキャン終了通知を返す。また、ジョブ管理部4008は、スキャンに使用した資源を資源管理部4021を介して解放する。
一方、プリントページ処理部4019は、メモリデバイス群4022のメモリ(ハードウェアとしてはRAM2002)に画像データが入力された時点でプリンタデバイス制御部4033を介してデバイスI/Fを制御し、プリンタ部2017に印刷要求を出す。これと共に、プリントページ処理部4019は、画像ページ処理部4020にプリント画像処理を要求すると共に指示を出す。
画像ページ処理部4020は、プリントページ処理部4019から要求を受けると、指示に従って、資源管理部4021からプリント画像処理に必要な画像変換デバイス及び画像蓄積メモリを獲得する。画像ページ処理部4020は、資源が全て獲得できれば、獲得した画像変換デバイスを介してプリンタ画像処理部2016の設定を行う。画像ページ処理部4020は、設定が完了したら、プリントページ処理部4019にプリント準備完了を伝達する。
プリントページ処理部4019は、プリンタ部2017に対して印刷指示を出す。画像ページ処理部4020は、各画像変換デバイスからのプリント画像処理完了を受けて、プリント画像データ転送完了とプリント完了をプリントページ処理部4019に伝える。プリントページ処理部4019は、プリンタデバイス制御部4033からプリントが完了した用紙の排紙完了を受け、コピージョブ管理部4009にプリント処理終了通知を返す。
ジョブ管理部4008は、共通I/F4007を介してコピーアプリケーション部4003にプリント終了通知を返す。コピーアプリケーション部4003は、スキャンとプリントが終了したら、ジョブ終了をUI制御部4001に通知する。
リモートコピー(ネットワークを介して接続されたリモート側の機器から画像処理装置に実行させるコピー)のスキャンジョブやファクス送信ジョブの場合は、次のように行う
。プリントページ処理部4019に代わって送信受信ページ処理部4017やFAXページ処理部4018が、ジョブ管理部4008からの要求を受ける。また、送信受信ページ処理部4017やFAXページ処理部4018は、スキャン画像データをHDD2004に格納し終わった時点で、画像ページ処理部4020から格納完了通知を受ける。
ページ処理部4008は、リモートコピーの場合はコピーアプリケーション部4003に、送信ジョブの場合は送信受信アプリケーション部4004にそれぞれ共通I/F4007を介して通知する。コピーアプリケーション部4003、送信受信アプリケーション部4004は、この通知のあと、送信受信ページ処理部4017に対してHDD2004に格納されたファイルの送信を共通I/F4007を介して依頼する。依頼を受けた送信受信ページ処理部4017は、ネットワークデバイス制御部4031を駆動してファイルを送信する。
送信受信アプリケーション部4004は、ジョブ開始時にコピーアプリケーション部4003からコピーに関する設定情報を受け、リモート側の機器に通知する。送信受信アプリケーション部4004は、リモートコピーの場合、機器固有の通信プロトコルを使用して送信を行う。その他の送信ジョブの場合は、FTP(File Transfer Protocol)、SMB(Server Message Block)等の標準的なファイル転送プロトコルを使用する。FAX送信する場合は、ファイル格納後、送信受信アプリケーション部4004から共通I/F4007を介してジョブ管理部4008のFAXジョブ管理部4014に送信が伝わる。
FAXジョブ管理部4014は、文書管理部4026を介して送信用の画像情報をSRAMデバイス4028から読み出す。FAXジョブ管理部4014は、送信用の画像情報のうち最大ページサイズのものを抽出し、必要なメモリサイズと必要な画像変換デバイスを決定し、資源管理部4021に必要な資源予約を行う。資源管理部4021で資源が予約できれば直ちにジョブを開始し、FAXページ処理部4018に送信を指示する。一方、必要な資源(回線、メモリデバイス、画像変換デバイス)を予約できない場合は、次の起動がかかるまで送信待ちとして、FAXジョブ管理部4014で管理される。
FAXページ処理部4018は、送信が指示されるとFAXデバイス制御部4032を制御し、モデム2050を介して相手機器とネゴシエーションを行う。FAXページ処理部4018は、ネゴシエーションの結果、必要な画像処理(カラー→白黒変換、多値2値変換、回転、変倍)を決定し、画像ページ処理部4020に処理を依頼する。画像ページ処理部4020は、資源管理部4021から予約されていた画像変換デバイス、メモリデバイスを獲得し、画像変換要求を画像変換デバイスに出す。
画像変換デバイスで画像変換が終了し、FAXページ処理部4018に変換通知を行うと、FAXページ処理部4018は、変換後の画像データをFAXデバイス制御部4032を介してモデム2050により送信する。
画像データの送信宛先に画像処理装置1006(プリンタ)が指定された場合は、送信受信アプリケーション部4004は、共通I/F4007を介してプリンタに対してプリントジョブとして画像データを送信しプリントの指示を行う。その場合の動作は以下で説明するリモートコピーのプリントジョブの場合と同様である。また、画像データの送信宛先に画像処理装置内のボックス宛先が指定された場合は、文書管理部4026を介して画像処理装置内のファイルシステムに画像データを格納する。
FAX受信の場合は、FAXデバイス制御部4032が、モデム2050経由で画像データを受信し、画像ファイルとしてHDDデバイス4027に格納し、画像情報としてSRAMデバイス4028に格納する。FAXデバイス制御部4032は、HDDデバイス
4027に画像ファイルを格納した後、ボックスアプリケーション部4002に通知する。ボックスアプリケーション部4002は、FAX受信したプリント指示を共通I/F4007を介してジョブ管理部4008に伝達する。その後は通常のボックスプリントジョブと同じ動作になるため説明を省略する。
リモートコピーのプリントジョブの場合は、ネットワークアプリケーション部4005が、送信側から受信した画像データをHDD2004に保存すると共にコピーアプリケーション部4003に対してジョブを発行する。コピーアプリケーション部4003は、共通I/F4007を介してジョブ管理部4008にプリントジョブを投入する。リモートコピーの場合は、ローカルコピーとは異なり、スキャンページ処理部4015は使用せず、画像ページ処理部4020がコピージョブ管理部4009からの要求を受ける。
コピージョブ管理部4009は、送信側から受信した画像データをHDD4027からメモリデバイス郡4022のメモリデバイスに展開するための要求を画像ページ処理部4020に行う。画像ページ処理部4020は、メモリデバイス郡4022から必要なメモリデバイスを獲得し、メモリデバイスに画像データを展開する。画像ページ処理部4020は、画像データの展開が終了した時点で、展開終了をプリントページ処理部4019に伝達する。
プリントページ処理部4019は、メモリデバイス郡4022のメモリデバイスに画像データが入る時点でプリンタデバイス制御部4033の制御を開始する。プリンタデバイス制御部4033は、デバイスI/Fを介してプリンタ部2017に対し、コピージョブ管理部4009から指示された給紙カセット(または該当する用紙サイズの給紙カセット)から用紙を給紙して印刷するよう印刷要求を出す。用紙サイズを指定しない自動用紙の場合には、原稿から読み取った画像サイズから給紙カセットを決定し印刷要求を出す。
次に、プリントページ処理4019は、画像ページ処理部4020にプリント画像処理要求を行う。画像ページ処理部4020は、画像変換デバイス群4023及びメモリデバイス群4022からプリント画像処理に必要な画像変換デバイス及びメモリデバイスを獲得し、プリント画像処理設定を各画像変換デバイスに設定する。例えば最適サイズ用紙がなくなり、回転が必要になれば回転デバイスも獲得する。その後は通常のローカルコピージョブと同じ動作になるため説明を省略する。
PDLデータを展開し格納するジョブの場合は、PDLプリントを投入した機器(ホスト側のパーソナルコンピュータ)からの要求がネットワークアプリケーション部4005を経由してPDLアプリケーション部4006に伝達される。PDLアプリケーション部4006は、PDLデータ展開格納ジョブを共通I/F4007を介してジョブ管理部4008に指示する。ジョブ管理部4008は、画像ページ処理部4020とPDLページ処理部4016に要求を出す。画像のRIP処理が終了した後の画像を入力する部分に関しては、上記スキャンジョブと同様である。
画像ページ処理部4020は、文書管理部4026を介してメモリデバイス群4022のメモリデバイス上の画像データ(文字/写真判定信号を含む)をHDD2004に格納する。画像の付随情報として、カラー/白黒情報、画像入力元としてPDL画像データ、色空間データ(CMYKデータもしくはRGBデータ)もSRAMデバイス4028に格納しておく。画像ページ処理部4020は、PDL画像データをHDD2004に格納し終わった時点で、共通I/F4007を介してPDLアプリケーション4006にHDD格納完了を通知する。
PDLアプリケーション4006は、この通知を受けた後、ネットワークアプリケーシ
ョン部4005にHDD格納完了を通知する。これにより、ネットワークアプリケーション部4005からPDLプリントを投入した機器(ホストPC)にHDD格納完了が伝達される。また、PDLプリントジョブの場合には、PDLページ処理部4016とプリントページ処理部4019により、メモリデバイス群4022のメモリデバイス上に展開された画像を印字する。
PDL展開され格納された画像データのプリントは、操作部2006から印刷指示された格納文書をボックスアプリケーション部4002に対してプリントジョブとして発行する。ボックスアプリケーション部4002は、共通I/F4007を介してジョブ管理部4008にプリントジョブを投入する。この後の動作はリモートコピーのプリントジョブで説明した動作と同様であるため説明を省略する。
また、各制御部4029〜4033がジョブを実行する上で、画像処理装置に保存してある設定値(読取濃度、トナーのり量、色味調整値等)を参照する場合がある。この場合、各制御部4029〜4033、各処理部4008〜4020は、設定値管理部4034に設定値の読み出しを依頼する。設定値管理部4034は、どの設定値がどのデバイス(HDDデバイス4027、SRAMデバイス4028)のどの位置(記憶領域)に保存されているかを管理しており、要求に応じて設定値を返却する。また、設定値管理部4034は、UI制御部4001及びネットワークアプリケーション部4005からの設定値変更要求に従って、設定値を変更する。
本実施の形態の遠隔操作システムは次の特徴を有する。
情報処理装置は、遠隔操作の要求をネットワークを介して受信する。また、情報処理装置は、遠隔操作の要求をネットワークを介して受信した場合、遠隔操作対象の画像処理装置の設定値(読取濃度、読取開始位置、トナーのり量、色味調整値等)を変更するためのイベント(遠隔操作情報)をネットワークを介して発行する。
画像処理装置は、遠隔操作の要求をネットワークを介して送信する。また、画像処理装置は、ネットワークを介して複数のイベント(遠隔操作情報)を受信し蓄積する。また、画像処理装置は、イベント(遠隔操作情報)に基づき設定値の変更の内容に応じて、設定値の変更を許可するか否かを問い合わせる対話入力画面(遠隔操作実行画面)を表示するか否かを決定する。また、画像処理装置は、複数の遠隔操作情報に基づき検出された複数の設定値の変更に必要な操作のうち同じ種類の操作ごとにオペレータに順次問い合わせる表示を、対話入力画面を介して行う。
また、画像処理装置は、設定値の変更を許可する指示が対話入力画面を介して入力された場合は、変更された設定値を画像処理装置に反映させるよう制御する。設定値の変更を拒否する指示が対話入力画面を介して入力された場合は、変更された設定値を画像処理装置に反映させないよう制御する。
また、画像処理装置は、原稿を読み取る際の読取濃度、印刷する画像の色味、印刷する際の現像剤(トナー)のり量、用紙に対する印字位置を含む画像形成に関わる設定値の変更については画像処理装置のオペレータに問い合わせる表示を行う。他方、画像形成以外に関わる(ユーザモードに関わる)設定値の変更については画像処理装置のオペレータに問い合わせる表示を行わない。
即ち、画像処理装置のデフォルト画面の表示、スリープ状態への移行時間、用紙サイズ等のユーザモードに関わる設定値は、サービス員は設定値の変更を許可するか否かをオペレータに問い合わせる必要なく遠隔から設定可能である。一方、画像処理装置の読取濃度
、トナーのり量、色味等に関わる設定値は、サービス員といえども遠隔から勝手に設定できないようにするため、サービス員は設定値の変更を許可するか否かをオペレータに承認を得る必要がある。
また、画像処理装置は、給紙カセットの用紙積載量或いはネットワークアドレスを含む画像処理装置の構成に関わる設定値の変更については、画像処理装置に対する変更された設定値の反映後に画像処理装置を再起動するか否かを問い合わせる表示を行う。また、画像処理装置は、遠隔操作の要求を情報処理装置に送信した場合、画像処理装置で処理中のジョブの一時停止或いは画像処理装置に対する操作入力の受付を制御(ガード)する。
次に、上記構成を有する本実施の形態の遠隔操作システムの動作について説明する。
まず、情報処理装置1002からネットワーク経由で画像処理装置1005を遠隔操作して遠隔メンテナンスを行う場合における、画像処理装置1005及び情報処理装置1002の処理について図5を参照しながら説明する。
図5a、図5bは、画像処理装置1005及び情報処理装置1002の処理を示すフローチャートである。
図5a、図5bにおいて、画像処理装置1005は、ステップS5001において、通常動作中に操作部2006の表示部3001に遠隔メンテナンスボタン(図7a参照)を表示することで対話的遠隔操作の要求を待機している。画像処理装置1005でメンテナンスを必要とする事態が発生した場合、オペレータは画像処理装置1005の表示部3001に表示されている遠隔メンテナンスボタンを押下する。
オペレータによる遠隔メンテナンスボタンの押下に伴い、画像処理装置1005は、遠隔メンテナンス中に操作部2006の表示部3001の画面が操作されないように、次の動作を行う。画像処理装置1005は、通常画面(パスワード入力画面など)の上位レイヤで動作するアプリケーションプログラム(以下蓋アプリと略称)及び遠隔操作エージェントを起動する。
蓋アプリとは、図4のUI制御部4001により実行される表示制御アプリケーションである。蓋アプリは、操作部2006の表示部3001に対して後述の図7・図9に示すように、オペレータ(操作者)に問い合わせを行うための対話入力可能な画面を表示することで、画像処理装置とオペレータとの間の対話を実現する。
遠隔操作エージェントとは、図4のネットワークアプリケーション部4005の下位モジュールである。遠隔操作エージェントは、ネットワークから受信した情報を解釈し、情報の解釈に基づいたイベントを蓋アプリに伝える処理や、設定値管理部4034を介して設定値を一時保存または恒久保存する処理を実行する。
画像処理装置1005の蓋アプリは、操作部2006の表示部3001に「呼び出しておりますお待ちください」等のメッセージを表示し、ステップS5002において、ネットワークを介して情報処理装置1002に遠隔メンテナンスを要求する。ここで、遠隔操作エージェントは、ネットワークからの遠隔操作応答待ち状態になる。蓋アプリにより、画像処理装置1005で現在処理中のジョブを一時停止させると共に、画像処理装置1005に新規のジョブが入力されないようネットワーク・公衆回線からの情報入力及び操作部2006からのキー入力をガードする(受け付けない)。
情報処理装置1002は、ネットワークからの遠隔操作要求待ち状態から、画像処理装
置1005の遠隔メンテナンス要求を受信し、画像処理装置1005を遠隔メンテナンスするか否かをサービス員に確認するための画面を表示部2506に表示する。
次に、ステップS5003において、サービス員による操作部2505、表示部2506からの操作に伴い、情報処理装置1002と画像処理装置1005との間の接続が確立する。情報処理装置1002は、遠隔メンテナンス対象の画像処理装置1005の決定と画像処理装置1005に対する呼び出しを行う。次に、情報処理装置1002は、ステップS5004において、ネットワークを介して遠隔メンテナンス対象の画像処理装置1005に対して応答を送信する。
画像処理装置1005の遠隔操作エージェントは、ネットワークを介して情報処理装置1002からの応答を受信する。更に、遠隔操作エージェントは、情報処理装置1002からの遠隔操作によるキーイベントを定期間隔で取得し、操作部2006の表示部3001にメッセージ「遠隔メンテナンス中です。お待ちください」を表示する。次に、遠隔操作エージェントは、ステップS5005において、遠隔メンテナンス対象の自機(画像処理装置1005)の機器固有IDと設定値(読取濃度、トナーのり量、色味調整値等)を情報処理装置1002に送信する。
情報処理装置1002は、ステップS5006において、ネットワークを介して画像処理装置1005より受信した機器固有IDから画像処理装置1005の機種またはモデルを特定し、サービス員向けに表示部2506に表示する。サービス員は、画像処理装置1005から受信した設定値と、画像処理装置1005のオペレータから予め聞き取った不良状況の症状とを対比することで、画像処理装置1005で発生した不良状況を解析する。
サービス員は、画像処理装置1005の不良状況を解消するため、情報処理装置1002の操作部2505、表示部2506を介して遠隔操作を行う。情報処理装置1002は、ステップS5007において、ネットワークを介してサービス員の操作に応じたキーイベントを発行する。
画像処理装置1005の遠隔操作エージェントは、ネットワークを介して情報処理装置1002から発行されたキーイベントを取得して解釈する。遠隔操作エージェントが、キーイベントを解釈してキーイベントに対応した処理を実行すると、蓋アプリは、表示部3001に表示されている下位レイヤ画面をサービスモード画面に切り替える。
情報処理装置1002側では、サービス員により画像処理装置1005の不良状況が特定される。その不良状況が画像処理装置1005の設定値の変更で調整可能な項目である場合、ステップS5008において、サービス員が操作部2505、表示部2506を介して画像処理装置1005のサービス設定値とユーザ設定値を変更する操作を行う。情報処理装置1002は、ステップS5009において、ネットワークを介してサービス員の設定変更の操作に対応したキーイベントを発行する。
画像処理装置1005の遠隔操作エージェントは、ネットワークを介して情報処理装置1002から発行されたキーイベントを取得して解釈する。遠隔操作エージェントは、ステップS5010において、情報処理装置1002からの設定値の変更に対して変更処理を即座に実行せず、設定値変更の可否をオペレータに問い合わせるため、蓋アプリに対話用の画面表示のためのイベントを発生させる。上記の設定値とは、例えば、読取濃度、トナーのり量、色味調整値等を指す。
蓋アプリは、操作部2006の表示部3001に表示中の画面を切り替えて遠隔操作実
行画面(サービス設定変更問い合わせ画面)5100に遷移させる。遠隔操作実行画面5100では、メッセージ「サービス設定変更を受け入れますか。」が表示されている。オペレータが遠隔操作実行画面5100でOKボタンまたはNGボタンを選択して押下すると、遠隔操作エージェントは、ステップS5011において、ネットワークを介して画像処理装置1005の応答を情報処理装置1002に送信する。
オペレータにより遠隔操作実行画面5100でNGボタンが押下されると、オペレータが設定値の変更を拒否していることがサービス員に伝わる。これに伴い、情報処理装置1002側では、ステップS5020において、画像処理装置1005が設置されている現地にサービス員が出向いてメンテナンスを実施する現地サポートの手配がなされる。
一方、オペレータにより遠隔操作実行画面5100でOKボタンが押下されると、遠隔メンテナンス継続の要求がサービス員に伝わる。これに伴い、情報処理装置1002側では、ステップS5012において、サービス員により操作部2505、表示部2506を介して各設定値の変更の操作が行われ、画像処理装置1005の遠隔メンテナンスが継続される。情報処理装置1002は、ステップS5013において、ネットワークを介してサービス員の設定変更の操作に対応したキーイベントを発行する。
画像処理装置1005側では、ステップS5009及びステップS5013で情報処理装置1002から発行されたキーイベントを受信し、変更されるべき各設定値を画像処理装置1005の一時保存領域(RAM2002)に保存しておく。
情報処理装置1002側では、ステップS5014において、これ以上変更すべき設定が無い状況になると、サービス員が設定変更終了の操作を行う。これに伴い、情報処理装置1002は、ステップS5015において、ネットワークを介して遠隔メンテナンスの終了を示すキーイベントを発行する。
画像処理装置1005の遠隔操作エージェントは、ネットワークを介して情報処理装置1002から発行されたキーイベント(遠隔メンテナンス終了通知)を取得して解釈する。次に、遠隔操作エージェントは、ステップS5016において、上記の一時保存領域に保存してある変更された各設定値の種別に応じて、後述の対話判定テーブル(図8参照)を参照し、オペレータが確認可能な項目が存在するか否かを判定する。更に、遠隔操作エージェントは、ステップS5017において、情報処理装置1002で実施した設定変更はオペレータが確認可能な設定変更であるか否かを判定する。
オペレータが確認不可能な設定変更である場合は、遠隔操作エージェントは、操作部2006の表示部3001の画面を介したオペレータへの問い合わせを行わず、設定値を画像処理装置1005の不揮発領域(ROM2003)に書き込む。その後、遠隔操作エージェントは、ステップS5019において、ネットワークを介して最終結果通知(OKを示す情報)を情報処理装置1002に送信する。
一方、オペレータが確認可能な設定変更である場合は、遠隔操作エージェントは、その旨を蓋アプリに対して通知する。蓋アプリは、操作部2006の表示部3001の表示中の画面を切り替えて遠隔操作実行画面5200に遷移させる。遠隔操作実行画面5200では、メッセージ「色味が変更されました、テスト印刷しますか」が表示されている。遠隔操作実行画面5200では、変更された設定に応じて実際に画像処理装置1005に動作(テスト印刷)をさせることで設定変更(色味)を確認するか否かをオペレータに問い合わせる。
オペレータが遠隔操作実行画面5200でテスト印刷(動作テスト)を行わないことを
選択した場合、遠隔操作エージェントは、ステップS5018において、設定値を画像処理装置1005の不揮発領域に書き込む。その後、遠隔操作エージェントは、ステップS5019において、最終結果通知(OKを示す情報)をネットワークを介して情報処理装置1002に送信する。
一方、オペレータが遠隔操作実行画面5200でテスト印刷(動作テスト)を行うことを選択した場合、遠隔操作エージェントは、次の処理を行う。後述の対話判定テーブル(図8)を参照し、蓋アプリにより操作部2006の表示部3001を非表示とする。更に、ネットワーク・公衆回線からの情報入力及び操作部2006からのキー入力のガードを外す。更に、オペレータが選択したテスト印刷のジョブをプリンタ部2017で実行する。
オペレータが操作部2006からテスト印刷の完了を指示すると、蓋アプリは、操作部2006の表示部3001をテスト印刷の結果を問い合わせる印刷結果問い合わせ画面(不図示)に遷移させる。これについては後述する。
オペレータが印刷結果問い合わせ画面でテスト印刷の結果としてOKを選択した場合、遠隔操作エージェントは、設定値を画像処理装置1005の不揮発領域に書き込む。その後、遠隔操作エージェントは、ステップS5019において、最終結果通知(OKを示す情報)をネットワークを介して情報処理装置1002に送信する。
一方、オペレータが印刷結果問い合わせ画面でテスト印刷の結果としてNGを選択した場合、遠隔操作エージェントは、設定値を画像処理装置1005の一時保存領域から消去する。その後、遠隔操作エージェントは、ステップS5019において、最終結果通知(NGを示す情報)をネットワークを介して情報処理装置1002に送信する。
情報処理装置1002は、ネットワークを介して画像処理装置1005からの最終結果通知(OK/NG)を受信すると、遠隔メンテナンスを終了する。
次に、遠隔操作システムの画像処理装置1005の遠隔メンテナンスに関わる処理について図6〜図9を参照しながら説明する。
図6a、図6b、図6cは、画像処理装置1005の遠隔メンテナンスに関わる処理を示すフローチャートである。図7a、図7bは、画像処理装置1005の操作部2006に表示される各種画面の例を示す図である。図8(a)は、画像処理装置の対話判定テーブルの例を示す図、図8(b)は、変更種別フラグの例を示す図である。図9a、図9bは、画像処理装置の操作部に表示される各種画面の例を示す図である。
図6a〜図6cにおいて、画像処理装置1005のCPU2001は、ステップ6001では、操作部2006の表示部3001に表示された図7aの待機画面7001の遠隔メンテナンスボタン7010の押下により蓋アプリの起動を監視している。待機画面7001の遠隔メンテナンスボタン7010をオペレータが押下した場合(遠隔メンテナンス要求があった場合)、ステップ6002に進む。CPU2001は、ステップ6002において、蓋アプリと遠隔操作エージェントを起動する。これに伴い、表示部3001には図7aの画面7002が表示される。
遠隔操作エージェントは、ステップ6003において、画像処理装置1005と情報処理装置1002との間の遠隔メンテナンスのための接続処理を実行する。画面7002では、接続待ちであることを示している。遠隔操作エージェントは、接続に伴い情報処理装置1002から送信された画像処理装置1005と接続した旨の応答を受信し、自機情報
(機器固有ID)を情報処理装置1002に送信した後、ステップ6004に進む。表示部3001には図7aの画面7003が表示される。画面7003では、画像処理装置1005が情報処理装置1002により遠隔メンテナンス実行中で不良箇所を確認していることを示している。
遠隔操作エージェントは、ステップS6004において、画像処理装置1005内のメモリに対する設定値の書き込みを監視する処理を行う。遠隔操作エージェントは、監視と共に、ステップ6005において、画像処理装置1005と情報処理装置1002との間の接続のタイムアウトが発生したか、またはオペレータが中止を指示したかを判定する。接続のタイムアウトが発生したか、またはオペレータが中止を指示した場合は、ステップ6006に進み、蓋アプリ及び遠隔操作エージェントを終了する。これに伴い、表示部3001の表示は最初の待機画面7001に戻る。
接続のタイムアウトも発生せず、オペレータの中止指示もない場合は、遠隔操作エージェントは、ステップ6007において、画像処理装置1005内のメモリに対する設定値の書き込みがあるか(設定値変更を検出したか)否かを判定する。設定値変更を検出した場合は、ステップS6008に進む。設定値変更を検出していない場合は、ステップ6004に戻り、遠隔操作エージェントは、タイムアウト発生・中止指示・設定値変更のいずれかを検出するまで処理を繰り返す。設定値変更の検出とは、遠隔操作エージェントが、情報処理装置1002から送信される画像処理装置1005のサービス設定値やユーザ設定値の変更を受信して解釈することを意味する。
設定値変更を検出した場合、遠隔操作エージェントは、ステップ6008において、蓋アプリに対して設定値変更を伝える。これにより、蓋アプリは、表示部3001の表示をオペレータに設定値変更の可否を問い合わせる画面に遷移させる。これに伴い、表示部3001には図7bの画面7004が表示される。画面7004では、オペレータに設定値の変更を許可するか否かを選択させることを示している。
オペレータが画面7004で設定値の変更を許可する指示(OKボタンの押下)を行った場合は、ステップS6010に進む。オペレータが画面7004で設定値の変更を拒否する指示(NGボタンの押下)を行った場合は、ステップS6006に進む。ステップ6006では、蓋アプリ及び遠隔操作エージェントを終了する。これに伴い、表示部3001の表示は最初の待機画面7001に戻る。
オペレータから設定値の変更を許可する指示があった場合、遠隔操作エージェントは、ステップ6010において、画像処理装置1005内のメモリに対する設定値の書き込みが終了したかどうかを監視する処理を行う。次に、遠隔操作エージェントは、ステップ6011において、画像処理装置1005と情報処理装置1002との間の接続のタイムアウトが発生したか、またはオペレータが中止を指示したかを判定する。
ステップ6010〜6011において、オペレータによる設定値変更の拒否、またはタイムアウトの発生、またはオペレータの中止指示があった場合、ステップ6012に進む。遠隔操作エージェントは、ステップ6012において、これまで画像処理装置1005内のメモリ(例えばRAM2002)に一時保存された変更設定値を破棄する処理を行い、ステップ6006に進む。ステップ6006では、蓋アプリ及び遠隔操作エージェントを終了する。これに伴い、表示部3001の表示は最初の待機画面7001に戻る。
他方、ステップ6010〜6011において、オペレータが設定値の変更を許可したが、タイムアウトの発生もオペレータの中止指示もなかった場合、ステップ6013に進む。遠隔操作エージェントは、ステップ6013において、情報処理装置1002からの設
定値変更終了通知の受信を待つ。この場合、表示部3001には図7bの画面7005が表示される。画面7005では、設定変更中であることを示している。遠隔操作エージェントは、情報処理装置1002から設定値変更終了通知を受信するとステップ6014に進む。
遠隔操作エージェントは、ステップS6014において、図8(a)の対話判定テーブル8001を参照し、画像処理装置1005内のメモリに一時保存された変更設定値が属する設定カテゴリを確認する処理を行う。次に、遠隔操作エージェントは、ステップS6015において、対話判定テーブル8001を参照し、設定項目IDと設定カテゴリから設定の変更種別を決定する。例えば、対話判定テーブル8001において、設定カテゴリがLAMP(光度)、設定項目IDがL-DATAFL_OFSTならば、変更種別は読取濃度となる。
設定カテゴリとしては、光度の他に、読取濃度、読取開始位置、読取光度調整、レーザ調整、書き出し位置、トナーのり量、画像欠け幅、コントラスト電位、色味調整、カセット調整、ネットワーク設定、スリープ設定等がある。変更種別としては、読取濃度の他に、読取位置、印字濃度、印字位置、色味、構成等がある。構成とは、画像処理装置に装填される給紙カセットの用紙残量検知の閾値、用紙積載量の上限値・下限値(カセット調整)、画像処理装置のネットワークアドレスの設定(ネットワーク設定)等である。
次に、遠隔操作エージェントは、ステップS6016において、図8(b)の変更種別フラグ8002の設定を行う。次に、遠隔操作エージェントは、ステップS6017において、画像処理装置1005の設定値の変更の中でオペレータの確認を伴うものが存在するか否かを判定する。即ち、遠隔操作エージェントは、ステップ6015〜ステップ6017において、変更され画像処理装置1005内のメモリに一時保存された複数の設定値が属するカテゴリを図8(a)の対話判定テーブル8001に従って判定する。図8(a)の対話判定テーブル8001と図8(b)の変更種別フラグ8002については下記で詳述する。
画像処理装置1005の設定値の変更の中でオペレータの確認を伴うものが存在しないと判定した場合、ステップ6018に進む。遠隔操作エージェントは、ステップ6018において、画像処理装置1005内のメモリに一時保存された変更設定値を正規に保存し、ステップ6006に進む。尚、リブートが必要な場合は変更設定値の保存後にリブートを行う。
他方、画像処理装置1005の設定値の変更の中でオペレータの確認を伴うものが存在すると判定した場合、ステップ6019に進む。蓋アプリは、ステップ6019において、図8(b)の変更種別フラグ8002の各項目の値に応じて、図8(a)の対話判定テーブル8001に従い、表示部3001に確認画面を表示する。リブートを伴う確認は最後に行うため、蓋アプリは、ステップ6020において、図8(b)の変更種別フラグ8002の中で項目「構成」のみが立っている(“1”)か否かを判断する。
変更種別フラグ8002の中で項目「構成」のみが立っている(“1”)場合は、蓋アプリは、図9aの確認画面9001を表示する(表示例「機器構成が変更されます。リブートしますか。」)。変更種別フラグ8002の中で立っている(“1”)項目が「構成」のみでない場合、即ち、画像など動作を伴う確認の場合は、蓋アプリは、図9aの確認画面9002を表示する(表示例「XXXが変更されました。YYYを確認しますか」)。確認画面9002では、変更された設定の属する変更種別と確認項目を1つ以上表示する。
確認画面9002を表示した場合、蓋アプリは、ステップS6021において、オペレータから「動作確認する」(YESボタン)を選択する動作確認要求があったか否かを判
定する。オペレータから動作確認要求があった場合は、蓋アプリは、ステップS6022において、画像処理装置1005で通常のジョブを実行できるように操作部2006からの操作入力の受付及びジョブの実行を再開し、動作確認終了まで通常動作を行う。この場合の表示部3001の表示は画面9003に遷移する。オペレータから動作確認要求がなかった場合は、ステップS6025に進む。
次に、蓋アプリは、ステップS6023において、オペレータが画像処理装置1005の実動作を確認し、動作確認終了を指示したか否かを判定する。オペレータが動作確認終了を指示した場合は、蓋アプリは、ステップS6024において、オペレータが動作確認した項目に対応する変更種別フラグ8002の項目(読取濃度、読取位置、印字位置、印字濃度、色味、構成の何れか)を落とす(“0”)。
上記ステップS6021でオペレータから動作確認要求がなかった場合は、蓋アプリは、オペレータからOKが選択されたものとして、ステップS6025に進む。蓋アプリは、ステップS6025において、変更種別フラグ8002の各項目が全て落ちている(“0”)か否かを判断する。変更種別フラグ8002の各項目が全て落ちている(“0”)場合は、ステップS6026に進む。変更種別フラグ8002の中で立っている(“1”)項目が存在する場合は、ステップS6019に戻り、蓋アプリは、表示部3001に他の確認項目を表示する。
上記ステップS6020で変更種別フラグ8002の項目「構成」のみが立っている(“1”)場合、または上記ステップS6025で変更種別フラグ8002の各項目が全て落ちている(“0”)場合は、蓋アプリは、ステップS6026において次の処理を行う。表示部3001に図9aの最終確認画面9004(表示例「動作確認の結果は正常ですか」)を表示する。オペレータは最終確認画面9004で最終確認に応じた操作(YESボタンまたはNOボタンの押下)を行う。
蓋アプリは、オペレータの最終確認画面9004の操作による最終確認を受け取り、遠隔操作エージェントに通知する。これに伴い、遠隔操作エージェントは、ステップS6027において、最終確認結果をネットワーク経由で情報処理装置1002に送信することで遠隔メンテナンス終了を伝達する。次に、蓋アプリは、ステップS6028において、オペレータの最終確認がOKであるか否かを判断する。オペレータの最終確認がOKである場合は、ステップS6018に進み、設定値を変更して本処理を終了する。オペレータの最終確認がNGである場合は、設定値を破棄して本処理を終了する。
オペレータが画像処理装置1005の各変更部分(例えば「色味」等)を確認し、ステップS6020で変更種別フラグ8002の中で立っている(“1”)項目が「構成」のみになった(即ちリブートを伴う確認)場合は、ステップS6026に進む。蓋アプリは、ステップS6026において、表示部3001に確認画面9001を表示する。オペレータが確認画面9001で「OK」(リブートする)を選択した場合は、ステップS6027からステップS6018に進み、蓋アプリは、画像処理装置1005内のメモリに設定値を保存した後、画像処理装置1005をリブートさせる。
次に、図8の対話判定テーブル8001と変更種別フラグ8002について説明する。
対話判定テーブル8001は、変更対象の設定値の設定項目IDの属する設定カテゴリと、変更される設定の大まかな変更種別と、オペレータが確認すべき確認項目との対応関係を示すテーブルである。設定カテゴリとしては次のものがある。LAMP(光度)。AE(読取濃度)。ADJ-XY(読取開始位置)。CCD(読取光度調整)。LASER(レーザ調整)。IMG-REG(書き出し位置)。DENS(トナーのり量)。BLANK(画像欠け幅)。CONT(コントラスト電位)。COLOR(色味調整)。CST-ADJ(カセット設定)。NETWORK(ネットワーク設定)。SLEEP(スリープ設定)。
変更種別フラグ8002は、変更種別に応じて、どの項目(読取濃度、読取位置、印字位置、印字濃度、色味、構成)が変更されたかを示すフラグである。変更種別フラグ8002は、複数の設定値の変更時に一度も変更されなかった項目のみが0のままとなる。
上記のステップ6017では少なくとも何れかの項目において変更種別フラグ8002が1であると判定し、ステップ6019で確認画面を介してオペレータに問い合わせる。蓋アプリは、対話判定テーブル8001を参照して、変更種別フラグ8002が1になっている個所の変更種別と項目を表示部3001に表示する。
例えば、変更種別フラグ8002が読取濃度=0、読取位置=0、印字位置=0、印字濃度=1、色味=1、構成=0の場合は、印字のみ確認すればよいので、オペレータは図9bの遠隔操作実行画面9005で確認する。
また、変更種別フラグ8002が読取濃度=1、読取位置=1、印字位置=0、印字濃度=0、色味=0、構成=0の場合は、読取のみ確認すればよいので、オペレータは図9bの遠隔操作実行画面9007で確認する。
また、変更種別フラグ8002が読取濃度=1、読取位置=0、印字位置=0、印字濃度=1、色味=0、構成=0の場合は、オペレータは図9bの遠隔操作実行画面9006で読取と印字をそれぞれ確認する。
一方、変更種別フラグ8002が構成=1の場合は、全ての確認が完了した際、ステップ6024においてオペレータは図9bの遠隔操作実行画面9008で画像処理装置1005を再起動することを確認する。
但し、変更種別フラグ8002が読取濃度=0、読取位置=0、印字位置=0、印字濃度=0、色味=0、構成=1の場合は、ステップ6020においてオペレータは図9bの遠隔操作実行画面9005で確認する。
ここで、図8(a)の対話判定テーブル8001における設定カテゴリについて補足説明する。「CST-ADJ(カセット調整)」とは、具体的には、給紙カセットの用紙残量を検知する際の閾値、給紙カセットの用紙積載量の上限値・下限値を含む。「CST-ADJ(カセット調整)」は、表示部3001の表示内容とずれが生じないようにするためリブートが必要である。
また、「NETWORK(ネットワーク設定)」とは、具体的には、ネットワークに対する画像処理装置の接続を維持するためのタイムアウト設定、情報処理装置1002との接続を切り替えるスイッチ、情報処理装置1002のネットワークアドレス(アドレス情報)の設定を含む。「NETWORK(ネットワーク設定)」は、ネットワークの設定を画像処理装置に反映させるためリブートが必要である。
また、図9bの遠隔操作実行画面9005〜遠隔操作実行画面9008は、簡易例を示したものである。遠隔操作実行画面9001と遠隔操作実行画面9008は、同じ画面を意味している。また、遠隔操作実行画面内の破線の囲みは、対話判定テーブル8001の変更種別及び確認項目を示す文字列である。
以上説明したように、本実施の形態によれば下記の効果を奏する。情報処理装置100
2は、画像処理装置1005から遠隔操作の要求をネットワーク経由で受信すると、画像処理装置1005の設定値を変更するための遠隔操作情報をネットワーク経由で画像処理装置1005に発行する。画像処理装置1005は、ネットワーク経由で情報処理装置1002から遠隔操作情報を受信し、遠隔操作情報に基づき設定値の変更を検出する。更に、画像処理装置1005は、検出した設定値の変更の内容に応じて、設定値の変更を許可するか否かを問い合わせる画面を表示部3001に表示するか否かを決定する。
即ち、情報処理装置からネットワークを介して画像処理装置の設定値を変更した際の、変更された設定値に対する効果を、ユーザが表示画面を介して対話的且つ視覚的に確認してから、画像処理装置に対する設定値の保存と反映が可能となる。これにより、画像処理装置のユーザに対するサービス性の向上を図ることが可能となると共に、ユーザ及びサービス員にかかる負担を大幅に軽減することが可能となる。
また、複数の遠隔操作情報に基づき検出された複数の設定値の変更に必要な操作のうち同じ種類の操作ごとにオペレータに順次問い合わせる表示を行うため、複数の設定値の変更ごとに問い合わせを行わないようにすることが可能となる。
また、設定値の変更を許可した場合は変更された設定値を画像処理装置に反映させ、設定値の変更を拒否した場合は変更された設定値を反映させないため、ユーザの要求とは異なる設定値の変更を防止することが可能となる。
また、読取濃度・色味・トナーのり量・印字位置等を含む画像形成に関わる設定値の変更についてはユーザに問い合わせを行い、画像形成以外に関わる設定値の変更についてはユーザに問い合わせを行わないため、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
また、給紙カセットの用紙積載量・ネットワークアドレス等を含む画像処理装置の構成に関わる設定値の変更は、設定値の反映後に画像処理装置を再起動するかを問い合わせるため、突然リブートしてユーザに不安を与えることを防止することが可能となる。
また、遠隔操作の要求を送信した場合、画像処理装置で処理中のジョブの一時停止或いは画像処理装置への操作入力の受付を制御するため、遠隔操作による設定値の変更中に他の処理の割り込みを防止することが可能となる。
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、遠隔操作システムを図1に示す構成とした場合を例に挙げたが、これに限定されるものではない。遠隔操作システムを構成する画像処理装置の種類(複合機/プリンタ)や設置台数、情報処理装置の設置台数などは適宜必要に応じた仕様とすることが可能である。
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することにより達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU
等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、次のものを用いることができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、
CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等である。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理により前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、前述した実施形態の機能が以下の処理により実現される場合も本発明に含まれる。即ち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う場合である。
1001 WAN
1002 情報処理装置
1004 LAN
1005、1006 画像処理装置
2000 コントローラユニット
2001 CPU
2015 スキャナ部
2017 プリンタ部
3001 表示部

Claims (26)

  1. ネットワークを介して情報処理装置と通信可能な画像処理装置であって、
    前記画像処理装置が実行する画像処理に関する設定値であって、前記画像処理装置に設定されている設定値を、前記情報処理装置へ送信する送信手段と、
    前記送信手段により送信した設定値を用いて特定された前記画像処理装置の不良状況を解消するための遠隔操作情報であって、前記情報処理装置から前記画像処理装置に設定されている前記設定値を変更するための遠隔操作情報を前記ネットワークを介して受信する受信手段と、
    前記受信手段による遠隔操作情報の受信に応じて、当該設定値の変更を許可するか否かをユーザに問い合わせるための画面を前記画像処理装置に表示する表示制御手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記情報処理装置からの遠隔操作が可能な状態に移行する指示をユーザから受け付ける受け付け手段を更に有し、
    前記画像処理装置は、前記受け付け手段によって前記指示が受け付けられた場合に、前記情報処理装置からの遠隔操作が可能な状態に移行することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記受け付け手段によって前記指示が受け付けられるのに応じて、遠隔操作の要求を前記ネットワークを介して前記情報処理装置に送信する要求手段を更に有し、
    前記受信手段は、前記要求手段によって送信される要求に応じて前記情報処理装置から送信された遠隔操作情報を受信することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 原稿を読み取って画像データを生成する読取手段と、
    前記画像データに基づいて印刷する印刷手段と、を有し、
    前記画像処理に関する設定値は、前記読取手段によって原稿を読み取る際の読取濃度、前記印刷手段によって印刷する際の画像の色味、用紙に対する印字位置のいずれかを含むことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記設定値の変更がユーザによって許可された場合、当該設定値の変更の内容に応じて、当該設定値の変更のために必要な動作を指示するための画面、又は当該設定値の変更に伴って実行すべき処理を指示するための画面を前記画像処理装置に表示することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記設定値の変更のために必要な動作は前記画像処理装置の再起動であり、前記設定値の変更に伴って実行すべき処理はテスト印刷であることを特徴とする請求項5記載の画像処理装置。
  7. 前記表示制御手段は、前記変更される設定値が給紙カセットの用紙積載量或いは前記ネットワークにおける前記画像処理装置のアドレス情報であった場合、前記画像処理装置の再起動を指示するための画面を表示し、前記設定値が、前記読取手段によって原稿を読み取る際の読取濃度或いは前記印刷手段によって印刷する際の画像の色味或いは用紙に対する印字位置に関わる設定値であった場合、テスト印刷を指示するための画面を表示することを特徴とする請求項記載の画像処理装置。
  8. 前記送信手段により遠隔操作の要求が前記情報処理装置に送信された場合、前記画像処理装置で処理中のジョブの一時停止或いは前記画像処理装置に対する操作入力の受付を制御する入力制御手段を備えることを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  9. ネットワークを介して情報処理装置と通信可能な印刷装置であって、
    前記印刷装置に設定されている設定値を前記情報処理装置へ送信する送信手段と、
    前記送信手段により送信した設定値を用いて特定された前記印刷装置の不良状況を解消するための遠隔操作情報であって、
    前記情報処理装置から前記印刷装置に設定されている設定値を変更するための遠隔操作情報を前記ネットワークを介して受信する受信手段と、
    前記受信手段による遠隔操作情報の受信に応じて、当該設定値の変更を許可するか否かをユーザに問い合わせるための画面を前記印刷装置に表示する表示制御手段と、
    を有することを特徴とする印刷装置。
  10. 前記情報処理装置からの遠隔操作が可能な状態に移行する指示をユーザから受け付ける受け付け手段を更に有し、
    前記印刷装置は、前記受け付け手段によって前記指示が受け付けられた場合に、前記情報処理装置からの遠隔操作が可能な状態に移行することを特徴とする請求項9記載の印刷装置。
  11. 前記受け付け手段によって前記指示が受け付けられるのに応じて、遠隔操作の要求を前記ネットワークを介して前記情報処理装置に送信する要求手段を更に有し、
    前記受信手段は、前記要求手段によって送信される要求に応じて前記情報処理装置から送信された遠隔操作情報を受信することを特徴とする請求項10記載の印刷装置。
  12. 前記設定値は、前記印刷装置が行う印刷処理に関する設定値であることを特徴とする請求項9乃至11の何れか1項に記載の印刷装置。
  13. 前記表示制御手段は、前記設定値の変更がユーザによって許可された場合、当該設定値の変更の内容に応じて、当該設定値の変更のために必要な動作を指示するための画面、又は当該設定値の変更に伴って実行すべき処理を指示するための画面を前記印刷装置に表示することを特徴とする請求項9乃至12の何れか1項に記載の印刷装置。
  14. 前記設定値の変更のために必要な動作は前記印刷装置の再起動であり、前記設定値の変更に伴って実行すべき処理はテスト印刷であることを特徴とする請求項13記載の印刷装置。
  15. 前記表示制御手段は、前記変更される設定値が給紙カセットの用紙積載量或いは前記ネットワークにおける前記印刷装置のアドレス情報であった場合、前記印刷装置の再起動を指示するための画面を表示し、前記設定値が、原稿を読み取る際の読取濃度或いは印刷する際の画像の色味或いは用紙に対する印字位置に関わる設定値であった場合、テスト印刷を指示するための画面を表示することを特徴とする請求項14記載の印刷装置。
  16. ネットワークを介して情報処理装置と通信可能な画像処理装置であって、
    前記情報処理装置からの遠隔操作が可能な状態に移行する指示をユーザから受け付ける受け付け手段と、
    前記受け付け手段によって前記指示が受け付けられるのに応じて、遠隔操作の開始指示が行われていない前記情報処理装置に対して、遠隔操作の要求を前記ネットワークを介して送信する送信手段と、
    前記送信手段によって送信される要求を前記情報処理装置が受信した後、前記情報処理装置において前記遠隔操作の開始指示が行われると、前記情報処理装置との通信を確立する確立手段と、
    前記確立手段による通信確立後に前記情報処理装置から送信された遠隔操作情報であって、前記画像処理装置の設定値を変更するための遠隔操作情報を前記ネットワークを介して受信する受信手段と、
    前記受信手段による遠隔操作情報の受信に応じて、当該設定値の変更を許可するか否かをユーザに問い合わせるための画面を前記画像処理装置に表示する表示制御手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  17. 原稿を読み取って画像データを生成する読取手段と、
    前記画像データに基づいて印刷する印刷手段と、を有することを特徴とする請求項16記載の画像処理装置。
  18. 前記表示制御手段は、前記設定値の変更がユーザによって許可された場合、当該設定値の変更の内容に応じて、当該設定値の変更のために必要な動作を指示するための画面、又は当該設定値の変更に伴って実行すべき処理を指示するための画面を前記画像処理装置に表示することを特徴とする請求項16又は17に記載の画像処理装置。
  19. 前記設定値の変更のために必要な動作は前記画像処理装置の再起動であり、前記設定値の変更に伴って実行すべき処理はテスト印刷であることを特徴とする請求項18に記載の画像処理装置。
  20. 前記表示制御手段は、前記変更される設定値が給紙カセットの用紙積載量或いは前記ネットワークにおける前記画像処理装置のアドレス情報であった場合、前記画像処理装置の再起動を指示するための画面を表示し、前記設定値が、前記読取手段によって原稿を読み取る際の読取濃度或いは前記印刷手段によって印刷する際の画像の色味或いは用紙に対する印字位置に関わる設定値であった場合、テスト印刷を指示するための画面を表示することを特徴とする請求項17記載の画像処理装置。
  21. ネットワークを介して情報処理装置と通信可能な画像処理装置の制御方法であって、
    前記画像処理装置が実行する画像処理に関する設定値であって、前記画像処理装置に設定されている設定値を、前記情報処理装置へ送信する送信工程と、
    前記送信工程で送信した設定値を用いて特定された前記画像処理装置の不良状況を解消するための遠隔操作情報であって、前記情報処理装置から前記画像処理装置に設定されている前記設定値を変更するための遠隔操作情報を前記ネットワークを介して受信する受信工程と、
    前記受信工程における遠隔操作情報の受信に応じて、当該設定値の変更を許可するか否かをユーザに問い合わせるための画面を前記画像処理装置に表示する表示制御工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  22. ネットワークを介して情報処理装置と通信可能な印刷装置の制御方法であって、
    前記印刷装置に設定されている設定値を前記情報処理装置へ送信する送信工程と、
    前記送信工程で送信した設定値を用いて特定された前記印刷装置の不良状況を解消するための遠隔操作情報であって、前記情報処理装置から前記印刷装置に設定されている設定値を変更するための遠隔操作情報を前記ネットワークを介して受信する受信工程と、
    前記受信工程における遠隔操作情報の受信に応じて、当該設定値の変更を許可するか否かをユーザに問い合わせるための画面を前記印刷装置に表示する表示制御工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  23. ネットワークを介して情報処理装置と通信可能な画像処理装置の制御方法であって、 前記情報処理装置からの遠隔操作が可能な状態に移行する指示をユーザから受け付ける受け付け工程と、
    前記受け付け工程によって前記指示が受け付けられるのに応じて、遠隔操作の開始指示が行われていない前記情報処理装置に対して、遠隔操作の要求を前記ネットワークを介して送信する送信工程と、
    前記送信工程で送信される要求を前記情報処理装置が受信した後、前記情報処理装置において前記遠隔操作の開始指示が行われると、前記情報処理装置との通信を確立する確立工程と、
    前記確立工程による通信確立後に前記情報処理装置から送信された遠隔操作情報であって、前記画像処理装置の設定値を変更するための遠隔操作情報を前記ネットワークを介して受信する受信工程と、
    前記受信工程による遠隔操作情報の受信に応じて、当該設定値の変更を許可するか否かをユーザに問い合わせるための画面を前記画像処理装置に表示する表示制御工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  24. ネットワークを介して情報処理装置と通信可能な画像処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるコンピュータで読み取り可能なプログラムであって、
    前記制御方法は、前記画像処理装置が実行する画像処理に関する設定値であって、前記画像処理装置に設定されている設定値を、前記情報処理装置へ送信する送信工程と、
    前記送信工程で送信した設定値を用いて特定された前記画像処理装置の不良状況を解消するための遠隔操作情報であって、前記情報処理装置から前記画像処理装置に設定されている前記設定値を変更するための遠隔操作情報を前記ネットワークを介して受信する受信工程と、
    前記受信工程における遠隔操作情報の受信に応じて、当該設定値の変更を許可するか否かをユーザに問い合わせるための画面を前記画像処理装置に表示する表示制御工程と、
    を有することを特徴とするプログラム。
  25. ネットワークを介して情報処理装置と通信可能な印刷装置の制御方法をコンピュータに実行させるコンピュータで読み取り可能なプログラムであって、
    前記制御方法は、前記印刷装置に設定されている設定値を前記情報処理装置へ送信する送信工程と、
    前記送信工程で送信した設定値を用いて特定された前記印刷装置の不良状況を解消するための遠隔操作情報であって、前記情報処理装置から前記印刷装置に設定されている設定値を変更するための遠隔操作情報を前記ネットワークを介して受信する受信工程と、
    前記受信工程における遠隔操作情報の受信に応じて、当該設定値の変更を許可するか否かをユーザに問い合わせるための画面を前記印刷装置に表示する表示制御工程と、
    を有することを特徴とするプログラム。
  26. ネットワークを介して情報処理装置と通信可能な画像処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるコンピュータで読み取り可能なプログラムであって、
    前記制御方法は、前記情報処理装置からの遠隔操作が可能な状態に移行する指示をユーザから受け付ける受け付け工程と、
    前記受け付け工程によって前記指示が受け付けられるのに応じて、遠隔操作の開始指示が行われていない前記情報処理装置に対して、遠隔操作の要求を前記ネットワークを介して送信する送信工程と、
    前記送信工程で送信される要求を前記情報処理装置が受信した後、前記情報処理装置において前記遠隔操作の開始指示が行われると、前記情報処理装置との通信を確立する確立工程と、
    前記確立工程による通信確立後に前記情報処理装置から送信された遠隔操作情報であって、前記画像処理装置の設定値を変更するための遠隔操作情報を前記ネットワークを介して受信する受信工程と、
    前記受信工程による遠隔操作情報の受信に応じて、当該設定値の変更を許可するか否かをユーザに問い合わせるための画面を前記画像処理装置に表示する表示制御工程と、
    を有することを特徴とするプログラム。
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