JP5699654B2 - プライマリ同期シーケンス検出方法及び装置 - Google Patents

プライマリ同期シーケンス検出方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は全体として通信分野に関する。より具体的には、本発明は受信信号からプライマリ同期シーケンス(Primary Synchronization Sequence, PSS)を検出する方法及び装置に関し、例えば、TDD−LTE(Time Division Duplex- Long Term Evolution、時分割複信-ロングタ−ムエボリューション)システムにおいて用いられる。
TDD―LTEシステムにおいて、受信信号はローカルプライマリ同期シーケンスの時間領域信号に関連づけることによって同期の実現及びセルプライマリ同期シーケンスのタイプを取得する。そして信号を受信した後、受信信号からプライマリ同期シーケンスを検出することが必要である。
LTE標準によれば、プライマリ同期シーケンスは三つのタイプ(例えば、PSS ID0、PSS ID1とPSS ID2で表示できる)を有するため、受信信号を受信した後、受信信号におけるプライマリ同期シーケンスのタイプを具体的に確定する必要がある。また、LTE標準によれば、プライマリ同期シーケンスの長さは128ビットであるから、受信信号を受信した後、また受信信号におけるプライマリ同期シーケンスの開始位置を具体的に確定する必要がある。
具体的には、LTE標準によればハーフフレーム(即ち9600サンプルポイント)ごとの受信信号には長さの128ポイントのPSS信号が必ず存在するため、受信信号の長さが9600+128ポイントより小さくないことが好ましい。受信信号の長さはちょうど9600+128ポイントが特に好ましい。それによって受信信号にPSS信号が含まれていることを確保する。従って、プライマリ同期シーケンスの検出は、実質に受信信号の9600+128ポイントの中でプライマリ同期シーケンスの開始位置とプライマリ同期シーケンスのタイプを取得する過程である。
しかし、実際の応用において、受信信号からプライマリ同期シーケンスを検出するのは各種要素の影響を受ける可能性がある。例えば、セルサーチの初期段階で、端末(即ち、ユーザー装置UE)は他の隣接の端末からのアップリンク信号の干渉を受けることがあり、それでプライマリ同期シーケンスの検出性能を影響する。また、基地局(BS)と端末の間にキャリア周波数オフセット(Carrier Frequency offset、CFO)が存在する可能性があり、それがプライマリ同期シーケンスの検出性能に影響する。また、基地局又は端末における部品においてDCオフセットによる干渉が生じる可能性があり、この干渉がプライマリ同期シーケンスの検出性能に影響する。
開示の方法及び装置の各観点に関する基本的な理解を提供するように、以下に開示の方法及び装置に関する簡単な概要を記載する。この概要は開示の方法及び装置についての網羅的な概要ではないことを理解すべきである。それは本発明のキーとなる、あるいは重要な部を確定することを意図しておらず、開示の方法及び装置の範囲を限定することも意図していない。その目的は単に簡略化した形式で、ある概念を提供することだけであり、その後に記載するより詳しい説明の序文とする。
開示の方法及び装置は、各種要素、例えば他の端末からのアップリンク信号の検出過程に対する干渉、基地局と端末の間のキャリア周波数オフセットの検出過程に対する干渉、及び/又は基地局又は端末における部品におけるDCオフセットによる干渉などの検出過程に対する干渉を少なくとも部分的に減らすことができるTDD―LTEシステムにおいてプライマリ同期シーケンスの検出する方法及び装置を提供することを一つの目的とする。
開示の方法及び装置は、周辺セル検索の過程で高効率且つ時間を節約して受信信号からプライマリ同期シーケンスを検出することができるTDD―LTEシステムにおいて、プライマリ同期シーケンスの検出する方法及び装置を提供することをもう一つの目的とする。
本発明は、コンピューティングデバイスに実行される時にコンピューティングデバイスに前記方法の処理過程を実行させるコンピュータコード、及びコンピュータコードが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体及びコンピュータプログラム製品を提供することをもう一つの目的とする。
方法の一観点によれば、TDD―LTEシステムにおいて受信信号からプライマリ同期シーケンスを検出するプライマリ同期シーケンス検出方法が与えられる。該方法は、ローカルプライマリ同期シーケンスと同じ長さの連続サンプル点における受信信号の個々のシーケンスと、個々のローカルプライマリ同期シーケンスと、の相互相関値を算出するステップと、連続サンプル点における受信信号の個々のシーケンスにおけるサンプル点のポイント値を利用することにより、算出された個々の相互相関値を正規化することによって、正規化された相互相関値を算出するステップと、算出された最大の正規化された相互相関値に基づいて受信信号におけるプライマリ同期シーケンスの位置とタイプを確定するステップを含む。
方法の他の一観点によれば、TDD―LTEシステムにて同期通信が行われる場合に周辺セルのサーチ過程で隣接セルからの受信信号からプライマリ同期シーケンスを検出するプライマリ同期シーケンス検出方法が与えられる。該方法は、受信信号から一連の連続サンプル点を選択してプライマリ同期シーケンスを検出するためのサーチウィンドウを構成するステップと、プライマリ同期シーケンスと同じ長さの、サーチウィンドウ中の連続サンプル点における受信信号の個々のシーケンスと、個々のローカルプライマリ同期シーケンスと、の相互相関値を算出するステップと、算出された最大の相互相関値に基づいて、受信信号におけるプライマリ同期シーケンスの位置とタイプを確定するステップを含む。
装置の一観点によれば、TDD―LTEシステムにて受信信号からプライマリ同期シーケンスを検出するプライマリ同期シーケンス装置が与えられる。該装置は、ローカルプライマリ同期シーケンスと同じ長さの連続サンプル点における受信信号の個々のシーケンスと、個々のローカルプライマリ同期シーケンスと、の相互相関値を算出する相互相関値算出部と、連続サンプル点における受信信号の個々のシーケンスにおけるサンプル点のポイント値を利用することにより、算出された個々の相互相関値を正規化することによって、正規化された相互相関値を算出する正規化部と、算出された最大の正規化された相互相関値によって受信信号におけるプライマリ同期シーケンスの位置とタイプを確定する確定部を含む。
他の装置の一観点によれば、TDD―LTEシステムにて同期通信が行われる場合に周辺セルのサーチ過程で隣接セルからの受信信号からプライマリ同期シーケンスを検出するプライマリ同期シーケンス装置が与えられる。受信信号から一連の連続サンプル点を選択してプライマリ同期シーケンスを検出するためのサーチウィンドウを構成する選択部と、プライマリ同期シーケンスと同じ長さの、サーチウィンドウ中の連続サンプル点における信号の個々のシーケンスと、個々のローカルプライマリ同期シーケンスと、の相互相関値を算出する相互相関値算出部と、算出された最大の相互相関値に基づいて、受信信号におけるプライマリ同期シーケンスの位置とタイプを確定する確定部と、を含む。
他の観点によれば、対応するコンピュータコード、コンピュータが読取り可能な記憶媒体とコンピュータのプログラムの製品も提供される。
以下、図面を参照して行う実施例に対する詳細な説明により、開示の方法及び装置のこれら利点及びその他の利点をさらに明らかにする。
開示の方法及び装置は添付図面とともに以下の記述を参照することにより更によく理解することができ、すべての図面において、同一又は類似の符号で同一又は類似の部品を表示する。前記図面は下記の詳細な説明とともに本明細書に含まれ且つ本明細書の一部になり、しかもさらに例を挙げて本発明の好ましい実施例を説明し、開示の方法及び装置の原理と利点を解釈するために用いられる。
一つの実施例における、TDD―LTEシステムの受信信号からプライマリ同期シーケンスを検出するための方法を詳しく示す。 もう一つの実施例における、ローカルプライマリ同期シーケンスと同じ長さの連続サンプル点における受信信号のシーケンスとローカルプライマリ同期シーケンスの相互相関値の処理(図1におけるステップS101)を示す模式図である。 もう一つの実施例における、正規化処理(図1のステップS102)を示す模式図である。 もう一つの実施例における、干渉削除ステップを示すフローチャートである。 もう一つの実施例における、TDD―LTEシステムの同期通信の場合の周辺セルの検索過程で隣接セルからの受信信号からプライマリ同期シーケンスを検出する処理を示すフローチャートである。 一つの実施例における、TDD―LTEシステムの受信信号からプライマリ同期シーケンスを検出する装置を示す。 もう一つの実施例における、図6に示す相互相関値算出部601の詳細な構造を示す。 もう一つの実施例における、図6に示す正規化部602の詳細な構造を示す。 もう一つの実施例における、干渉削除部の構成を示す模式図である。 一つの実施例によるTDD―LTEシステムの同期通信の場合の周辺セルのサーチ過程で隣接セルからの受信信号からプライマリ同期シーケンスを検出する装置を示す。 実施例による方法及び/又は装置が実現できる一般的なパソコンの例示的構成のブロック図である。
下記のように開示の方法及び装置の例示的な実施形態を図面に基づいて記述する。
必要でない細部の説明のために開示の方法及び装置の説明が曖昧になることを避けるために、図面には、開示の方法及び装置と密接に関連する装置構成及び/又は処理ステップのみを示し、開示の方法及び装置とあまり関係がないその他の細部を省略した。
図1は、一つの実施例における、TDD―LTEシステムの受信信号からプライマリ同期シーケンスを検出するための方法を示す図である。
図1に示すように、受信信号を受信してから、ステップS101で連続サンプル点における受信信号のシーケンスとローカルプライマリ同期シーケンスの相互相関値を算出する。
指摘すべきことは、ステップS101における受信信号は実際に既に前処理された受信信号である。例えば、前記前処理は、DAC(デジタルアナログコンバータ)を通して受信信号に対して量子化処理を行うとともにローパスフィルタによりハイパスフィルタを行ってプライマリ同期シーケンス符号以外の周波数情報を除くようにすることを含むことができる。このような前処理過程は本発明の要点ではなく、上記の例示の処理過程以外の処理方式も存在できることは明らかなことである。それで、図面でも当該前処理過程を示していない。なお、本文で言う受信信号とはこのような前処理された受信信号を指す。また、特別な説明のない限り、本文で言う受信信号の長さは9600+128ポイントより小さくない。
図2は、もう一つの実施例による、ローカルプライマリ同期シーケンスと同じ長さの連続サンプル点における受信信号のシーケンスとローカルプライマリ同期シーケンスの相互相関値を算出する処理(図1のS101)を示す模式図である。
当該実施例では、プライマリ同期シーケンスと同じ長さの連続サンプル点における受信信号のシーケンスと、ローカルプライマリ同期シーケンスに対して、先ず連続サンプル点における受信信号のシーケンスとローカルプライマリ同期シーケンスを分割して、それから部分ごとに対応する部分間同士の部分相互相関値を算出し、部分相互相関値に基づいて当該連続サンプル点における受信信号のシーケンスとローカルプライマリ同期シーケンスの相互相関値を算出する。
図2に示すように、相互相関値を算出する処理は以下のステップを含む。
ステップS201で、所定数のサンプル点を有するローカルプライマリ同期シーケンスを分割する。
具体的には、ローカルプライマリ同期シーケンスを適切な数の部分に等分する。例えば、3個、4個、5個などに分けることができる。その中で、等分する際にサンプル点の数が割り切れない場合に、ローカルプライマリ同期シーケンスにおける一つ又は幾つの割り切れないサンプル点を捨てることができる。
例えば、TDD―LTEシステムにおいて、ローカルプライマリ同期シーケンスは128ビット(即ち128サンプル点)を有する。ローカルプライマリ同期シーケンスを3つに等分した場合に、各部分は42サンプル点を有し、最後の等分できない2つのサンプル点は捨てる。
ステップS202で、ローカルプライマリ同期シーケンスと同じ分割方法で、ローカルプライマリ同期シーケンスと同じ長さの連続サンプル点における受信信号のシーケンスを分割する。
具体的には、ローカルプライマリ同期シーケンスと同じ長さの連続サンプル点における受信信号のシーケンスを、ローカルプライマリ同期シーケンスの分割数と同じ数に等分する。さらに、受信信号のシーケンス中における当該シーケンスの分割点の順序番号は、ローカルプライマリ同期シーケンス中における、当該ローカルプライマリ同期シーケンスの分割点の順序番号は同じである。
例えば、TDD―LTEシステムにおいて、ローカルプライマリ同期シーケンスが128ビット(即ち128サンプル点)を有し、且つ3の部分(最後の二つのビットを捨てる)に等分された場合に、同じ方式で128個の連続サンプル点における受信信号のシーケンスを三つの部分に等分することができる(その中で最後の二つのサンプル点を捨てる)。
そして、ステップS203で、連続サンプル点における受信信号のシーケンスとローカルプライマリ同期シーケンスにおける対応する各部分の部分相互相関値を算出する。
具体的には、連続サンプル点における受信信号のシーケンスの各部分において、サンプル点のポイント値の共役値を、ローカルプライマリ同期シーケンスにおいて対応する部分のポイント値と乗算して、積の合計を算出して当該部分の部分相互相関値とする。
例えば、TDD―LTEシステムでは、ローカルプライマリ同期シーケンスは128ビットを有して、且つ受信信号には9600サンプル点を含み、ローカルプライマリ同期シーケンスと連続サンプル点における受信信号のシーケンスがいずれも3つに等分された場合に、ローカルプライマリ同期シーケンスの第一部分と連続サンプル点における受信信号のシーケンスの第一部分の間の部分相互相関値は数式(1)で示される。
Figure 0005699654
なお、数式左側のC1はローカルプライマリ同期シーケンスの第一部分と連続サンプル点における受信信号のシーケンスの第一部分の間の部分相互相関値を表し、数式右側のmは連続サンプル点における受信信号のシーケンスが受信信号中で始まる開始位置を表し、mの値は0から9599まで取り、r(n+m)は受信信号における開始位置m以降の第n番目のサンプル点のポイント値を表し、r(n+m)*は当該ポイント値の共役値を表し、PSS(id、n)はプライマリ同期シーケンス(そのタイプはidにより表示される)における第n番目のサンプル点の値を表し、その中でidは3種類の値があって三つのタイプのローカルプライマリ同期シーケンスを代表し、nの値は0から41を取る。
同様に、数式(2)、(3)を利用してそれぞれローカルプライマリ同期シーケンスの第二部分と連続サンプル点における受信信号のシーケンスの第二部分の間の部分相互相関値C2、及びローカルプライマリ同期シーケンスの第三部分と連続サンプル点における受信信号のシーケンスの第三部分の間の部分相互相関値C3を算出することができる。
Figure 0005699654
そして、ステップS204で、部分相互相関値の算出結果に基づいて連続サンプル点における受信信号のシーケンスとローカルプライマリ同期シーケンスの相互相関値を算出する。
具体的には、最後の部分以外の各部分の部分相互相関値とその後の部分の部分相互相関値の共役値を乗算して、積の合計を出し、更にその合計の二乗を連続サンプル点における受信信号のシーケンスとローカルプライマリ同期シーケンスの相互相関値とする。
例えば、TDD―LTEシステムにおいて、ローカルプライマリ同期シーケンスは128ビットを有して、且つ受信信号には9600サンプル点を含み、ローカルプライマリ同期シーケンスと連続サンプル点における受信信号のシーケンスがいずれも3つに等分された場合に、数式(4)によってローカルプライマリ同期シーケンスと同じ長さの連続サンプル点における受信信号のシーケンスとローカルプライマリ同期シーケンスの相互相関値を算出することができる。
Figure 0005699654
なお、数式(4)の左側のC(id、m)は、ローカルプライマリ同期シーケンスと同じ受信信号における、受信信号中の開始位置がm(mの値を取る範囲は数式(1)と同じである)の連続サンプル点における受信信号のシーケンスとプライマリ同期シーケンス(そのタイプはパラメーターidと対応するタイプである)との相互相関値を表す。
このように、ローカルプライマリ同期シーケンスと同じ長さの連続サンプル点における受信信号のシーケンスとローカルプライマリ同期シーケンスとの相互相関値を算出することができる。
図1に戻って、ステップS102で、受信信号におけるサンプル点のポイント値を利用して算出された相互相関値に対して正規化をする。具体的には、ステップS101においてローカルプライマリ同期シーケンスとの相関値を算出した、連続サンプル点における受信信号のシーケンスにおけるサンプル点のポイント値によって正規化をする。
図3は、もう一つの実施例による正規化処理(図1のS102)を示す模式図である。
図3に示すように、ステップS301で、ローカルプライマリ同期シーケンスの分割方法と同じ分割方式で、ローカルプライマリ同期シーケンスと同じ長さの連続サンプル点における受信信号のシーケンスを分割し、連続サンプル点における受信信号のシーケンスの個々の部分における各サンプル点のポイント値の二乗和を算出し、且つ算出された個々の部分のサンプル点のポイント値の二乗和に基づいて正規化因数を算出する。
例えば、TDD―LTEシステムでは、連続サンプル点における受信信号のシーケンスが三つの部分(その中で最後の二つのポイントは捨てる)に等分された場合に、数式(5)〜(7)を利用して各部分におけるサンプル点のポイント値の二乗和を算出することができる。
Figure 0005699654
数式(5)〜(7)では、R1、R2、R3はそれぞれ連続サンプル点における受信信号のシーケンスの第一部分、第二部分、第三部分のサンプル点のポイント値の二乗和を表し、mの意味と値の取り範囲は数式(1)と同じで、nは当該連続サンプル点における受信信号のシーケンスにおけるサンプル点の位置番号を表す。
更に、算出された各部分のサンプル点のポイント値の二乗和に基づいて正規化因数を算出することができる。
例えば、TDD―LTEシステムでは、連続サンプル点における受信信号のシーケンスが三つの部分(その中で最後の二つのポイントは捨てる)に等分された場合に、数式(5)〜(7)を利用して各部分におけるサンプル点のポイント値の二乗和を算出してから、更に数式(8)を利用して正規化因数N(m)を算出することができる。
Figure 0005699654
数式(8)において、N(m)は、受信信号において開始位置mから始まるサンプル点シーケンスとローカルプライマリ同期シーケンスとの相互相関値に対して正規化をするための正規化因数を表す。
ステップS302で、算出された正規化因数を利用してステップS101で算出された相互相関値に対して正規化をすることができる。具体的に、相互相関値を正規化因数で割ることによって正規化が実現できる。
以上ではそれぞれ図2と図3と参照して実施例による図1で示すステップS101とS102の具体的な処理過程について記述したが、本発明はこれのみに限定されるものではない。
図1に戻って、正規化処理が完成された後、ステップS103で、ローカルプライマリ同期シーケンスと同じ長さである、連続サンプル点における受信信号の個々のシーケンス(その開始位置はmで表示され、mの値を取る範囲は0から9599である)とローカルプライマリ同期シーケンスに対して相互相関値を算出したかどうかを判断する。
もしまだ完成されていない相互相関値の算出があれば、即ちまだ相互相関値を算出していない連続サンプル点における受信信号のシーケンスが存在すれば、処理はステップS101に戻って、当該まだ相互相関値を算出していない連続サンプル点における受信信号のシーケンスとローカルプライマリ同期シーケンスとの相互相関値を算出し、更にステップS102で正規化をする。
もしステップS103で、ローカルプライマリ同期シーケンスと同じ長さの、連続サンプル点における受信信号の個々のシーケンスと個々のローカルプライマリ同期シーケンスに対して相互相関値の算出をしたことが確定すれば、処理はステップS104に入る。
ステップS104で、算出された最大の正規化相互相関値に基づいて、受信信号におけるプライマリ同期シーケンスの位置とタイプを確定する。
具体的には、最大の正規化相互相関値に対応する連続サンプル点における受信信号のシーケンスの最初のサンプル点の受信信号における開始位置(m)を、受信信号におけるプライマリ同期シーケンスの開始位置とし、最大の正規化相互相関値に対応するプライマリ同期シーケンスのタイプ(id)を受信信号におけるプライマリ同期シーケンスのタイプとする。
このように、以上で記述した方法によって、受信信号におけるプライマリ同期シーケンスの位置とタイプを検出することができる。
なお、基地局又は端末の部品に存在する可能性のあるDCオフセットによる干渉を避けるために、もう一つの実施例によって、上記の方法は基地局又は端末の部品でのDCオフセットによる干渉を減らすようにまた干渉削除ステップを更に含んでもいい。相互相関値を算出するステップの前に受信信号に対して当該干渉削除ステップを実行することができることが好ましい。
図4は、当該干渉削除ステップを示すフローチャートである。
図4に示すように、ステップ401で、受信信号を周波数領域信号へ変換させることができる。好ましくは、高速フーリエ変換により受信信号を時間領域信号から周波数領域信号へ変換することができる。
続いて、ステップ402で、周波数領域においてDCオフセットによる干渉の削除を実行することができる。周波数領域で直観的にDCオフセットによる干渉が生じた周波数を見つけることができるため、どれがDCオフセットによる干渉が生じた周波数であるかを容易に判断することができる。それで、周波数領域で直接にDCオフセットによる干渉が生じた周波数成分と当該周波数成分の周辺の幾つかの周波数成分をゼロにし、それにより周波数領域におけるDCオフセットによる干渉の削除を完成する。
続いて、ステップS403で、受信信号を時間領域信号へ変換して戻すことができる。好ましくは、逆フーリエ変換により実現することができる。
このように、当該干渉削除ステップを通して受信信号に基地局又は端末の部品からの直流信号の干渉を削除することができる。
なお、本発明の技術案によって少なくとも部分的に各種要因、例えば他の端末からのアップリンク信号が検出過程への干渉、基地局と端末の間のキャリア周波数オフセットが検出過程への干渉、及び/又は基地局又は端末における部品におけるDCオフセットによる干渉などの検出過程への干渉を減らすことができる。具体的には、例えば相互相関値の部分算出の技術手段によりキャリア周波数オフセットの干渉を減らし、正規化の技術手段によりアップリンク信号の干渉を減らし、周波数領域でDCオフセットの発生ポイントを削除する技術手段によりDCオフセットによる干渉を減らすことができることは分かるはずである。
キャリア周波数オフセットの影響とアップリンク信号の干渉は通常端末がネットワークに接続する初期同期のプロセスに存在するため、上述の実施例によるプライマリ同期シーケンスを検出する方法は端末がネットワークに接続するときの初期同期のプロセスに応用されることが好ましい。
もう一つの実施例では、TDD―LTEシステムにプライマリ同期シーケンスを検出する方法を提供する。好ましくは、当該方法は端末が既にネットワークに接続されている時の周辺セルサーチ過程で隣接するセルからの受信信号におけるプライマリ同期シーケンスを検出することができる。
その中で、周辺セルサーチの過程は二つの状況、即ち端末とネットワークが同期通信をする状況での周辺セルサーチと、端末とネットワークが非同期通信をする状況での周辺セルサーチに分けることができる。好ましくは、本発明の当該実施例による方法は端末とネットワークが同期通信をする状況での周辺セルサーチに応用することができる。
具体的には、同期通信の状況での周辺セルサーチの応用環境は、端末がすでに一つのサービス基地局を有し且つ当該サービス基地局と同期通信しており、且つ当該サービス基地局も端末へ情報を発信する隣接セルと同期通信する。それで、受信端末(即ち端末)のクロック周波数と送信端末(即ちサービス基地局と隣接のセル)のクロック周波数は一致しており、基地局と端末の間のキャリア周波数オフセットは存在しない。従って、このような状況で、プライマリ同期シーケンスの検出過程では、ローカルプライマリ同期シーケンスとローカルプライマリ同期シーケンスと同じ長さの連続サンプル点における受信信号のシーケンスを分割しないで、ローカルプライマリ同期シーケンスと、ローカルプライマリ同期シーケンスと同じ長さの隣接のセルからの連続サンプル点における受信信号のシーケンスとの相関値を算出することができる。
また、同期ネットワークに受信端末のクロック周波数と送信端末のクロック周波数が一致するため、現在のサービス基地局からの受信信号におけるプライマリ同期シーケンスの位置は既知のものであり、それでさらに当該既知の位置によって隣接のセルより受信した受信信号からプライマリ同期シーケンスをサーチするサーチウィンドウを限定することができる。このように、サーチ範囲を大きく減し、算出の複雑さを低減することができる。なお、この場合に、位置サーチ範囲が大いに減らされるため、アップリンクの干渉を避けることができる。これによって、プライマリ同期シーケンスの検出過程で、シーケンスの相関値に対して正規化をしなくて良い。
図5は、上記状況でプライマリ同期シーケンスの検出処理を行うフローチャートである。
ステップS501で、受信信号から一連の連続サンプル点を選択することによりプライマリ同期シーケンスを検出するためのサーチウィンドウを構成する。
例えば、TDD―LTEシステムにおける10キロのセルでは、現在のサービス基地局から受信した受信信号における既知のプライマリ同期シーケンスの位置に基づいて、隣接のセルから受信した受信信号(以下では受信信号と略す)からプライマリ同期シーケンスをサーチするサーチウィンドウを、当該既知の位置と同じ位置の前後W/2個(例えば、192個)のサンプル点の範囲内に限定することができる。すなわち、サーチウィンドウの幅はW個のポイント幅であり、またW>128である。受信信号におけるサーチウィンドウの中心点の位置は、現在のサービス基地局から受信した受信信号における既知のプライマリ同期シーケンスの位置と同じである。
続いて、ステップS502で、プライマリ同期シーケンスと同じ長さの、サーチウィンドウ中の連続サンプル点におけるシーケンスとプライマリ同期シーケンスとの相互相関値を算出する。
具体的には、同期通信の状況では、例えば数式(9)を利用してローカルプライマリ同期シーケンスと、ローカルプライマリ同期シーケンスと同じ長さの連続サンプル点における受信信号のシーケンスとの相互相関値を算出する。
Figure 0005699654
数式(9)では、C' は受信信号において開始位置mで始まる、ローカルプライマリ同期シーケンスと同じ長さの連続サンプル点における受信信号のシーケンスとプライマリ同期シーケンス(そのタイプはパラメーターidで表す)との相互相関値を表し、r(n+m)は受信信号における開始位置m以降の第n番目のサンプル点のポイント値を表し、r(n+m)*は当該ポイント値の共役値を表し、PSSは(id、n)はプライマリ同期シーケンス(そのタイプはidにより表示される)における第n番目のサンプル点の値を表す。ただし、mの値の取る範囲はサーチウィンドウ中心点の前後W/2(例えば192)個のポイント、即ち、m∈[M-W/2,M+W/2]、Mはサーチウィンドウ中心点の位置を表す。
続いて、ステップS503で、選出されたサンプル点における、プライマリ同期シーケンスと同じ長さの連続サンプル点における受信信号の個々のシーケンス(その開始位置mの値の取る範囲はサーチウィンドウ中心点の前後W/2個のポイントである)と各プライマリ同期シーケンスに対して相互相関値を算出したかどうかを判断する。
もしサーチウィンドウの中にまだ相互相関値を算出していない連続サンプル点における受信信号のシーケンスがあれば、上記の相互相関値算出ステップS502を重複する。
もしステップS503で、既にサーチウィンドウ中のローカルプライマリ同期シーケンスと同じ長さの連続サンプル点における受信信号のシーケンスすべてに対して個々のローカルプライマリ同期シーケンスとの相互相関値を算出したことが確定すれば、処理はステップS504に入る。
ステップS504で、算出された最大の相互相関値に基づいて受信信号におけるプライマリ同期シーケンスの位置とタイプを確定する。
具体的には、最大の相互相関値に対応する連続サンプル点における受信信号のシーケンスの最初のサンプル点の受信信号における位置(m)を、受信信号におけるプライマリ同期シーケンスの開始位置とし、且つ最大の相互相関値に対応するプライマリ同期シーケンスのタイプ(id)を受信信号におけるプライマリ同期シーケンスのタイプとする。
また、同様に、もう一つの実施例によれば、上記の方法は更に干渉削除ステップを含むことができることが好ましい。当該干渉削除ステップを通して受信信号における基地局又は端末の部品からの直流信号の干渉を除くことができる。好ましくは、ポイントを選択するステップの前に受信信号に対して当該干渉削除ステップを実行することができる。当該干渉削除ステップの具体的な実現は以上の記述と同じであり、ここでは重複しない。
なお、上記の技術案によって、端末がネットワークと同期通信の場合に、時間を節約して効率的に周辺セルからの受信信号からプライマリ同期シーケンスを検出することができる。
また、非同期通信の場合に、例え図1に示す方法を利用して隣接のセルからの受信信号からプライマリ同期シーケンスを検出することができる。具体的には、ローカルプライマリ同期シーケンスと連続サンプル点における受信信号のシーケンス(長さはローカルプライマリ同期シーケンスと同じである)との相関値を算出し、相関値に対して正規化をすることによってプライマリ同期シーケンスを検出する。
以上で記述したTDD―LTEシステムに受信信号からプライマリ同期シーケンスを検出するための方法以外に、実施例によれば、さらに前記方法に対応するTDD―LTEシステムに受信信号からプライマリ同期シーケンスを検出するための装置を提供する。
図6は、一つの実施例における、TDD―LTEシステムの受信信号からプライマリ同期シーケンスを検出する装置を示す。
図6に示すように、本発明によるTDD―LTEシステムに受信信号からプライマリ同期シーケンスを検出するプライマリ同期シーケンス検出装置600は、ローカルプライマリ同期シーケンスと同じ長さの連続サンプル点における受信信号の個々のシーケンスと個々のローカルプライマリ同期シーケンスとの相互相関値を算出するように配置される相互相関値算出部601と、連続サンプル点における受信信号の個々のシーケンスにおけるサンプル点のポイント値を利用して対応する個々の相互相関値について正規化を行い、それによって正規化された相互相関値を取得するように配置される正規化部602と、算出された最大の正規化の相互相関値に基づいて受信信号におけるプライマリ同期シーケンスの位置とタイプを確定するように配置される確定部603と、を含む。
図7は、もう一つの実施例による図6での相互相関値算出部601の詳細な構造を示す。
図7に示すように、相互相関値算出部は、ローカルプライマリ同期シーケンスを分割するように配置される第1分割部701と、ローカルプライマリ同期シーケンスと同じ長さの連続サンプル点における受信信号の個々のシーケンスを分割するように配置される第2分割部702と、連続サンプル点における受信信号の前記個々のシーケンスの個々の部分とローカルプライマリ同期シーケンスにおける対応する部分との相互相関値を算出するように配置される部分の相互相関値の算出部703と、最後の部分以外の個々の部分の相互相関値とそれの一つ後の部分の相互相関値に基づいて連続サンプル点における受信信号の前記シーケンスと前記ローカルプライマリ同期シーケンスとの相互相関値を算出するシーケンス相互相関値算出部704と、を含む。
具体的には、第1分割部701は、ローカルプライマリ同期シーケンスを適切な数の部分に等分する。その中で、等分する時に割り切れない状況では、一つ又は複数の割り切れないサンプル点を捨てることができる。
例えば、TDD―LTEシステムでは、ローカルプライマリ同期シーケンスは128ビット(即ち128サンプル点)を有する。ローカルプライマリ同期シーケンスを3個の部分に等分した場合に、各部分は42個のサンプル点を有し、最後の等分できない二つのサンプル点を捨てる。
第2分割部702はローカルプライマリ同期シーケンスと同じ分割方法で受信信号における長さがローカルプライマリ同期シーケンスと同じである連続サンプル点における受信信号のシーケンスを分割する。
具体的には、ローカルプライマリ同期シーケンスと同じ長さの、連続サンプル点における受信信号のシーケンスは、ローカルプライマリ同期シーケンスの部分の数と同じ数に等分される。さらに、受信信号のシーケンス中における当該シーケンスの分割点の順序番号は、ローカルプライマリ同期シーケンス中における当該ローカルプライマリ同期シーケンスの分割点の順序番号と同じである。
例えば、TDD―LTEシステムには、ローカルプライマリ同期シーケンスが128ビットを有して且つ三つの部分(最後の二つのビットを捨てる)に等分された場合に、同じ方式で受信信号における128個の連続サンプル点における受信信号のシーケンスを三つの部分(最後の二つのポイントを捨てる)に等分してもいい。
部分相互相関値を算出する算出部703は、前記連続サンプル点における受信信号の個々のシーケンスの個々の部分とローカルプライマリ同期シーケンスにおける対応する部分との相互相関値を算出するように配置される。
具体的には、連続サンプル点における受信信号のシーケンスの各部分において、サンプル点のポイント値の共役値をローカルプライマリ同期シーケンスにおける対応する部分のポイント値と乗算して、積の合計を算出して当該部分の部分相互相関値とする。
例えば、TDD―LTEシステムには、ローカルプライマリ同期シーケンスは128ビットを有して且つ受信信号には9600サンプル点を含み、ローカルプライマリ同期シーケンスと連続サンプル点における受信信号のシーケンスがいずれも三つの部分に等分された場合に、部分相互相関値の算出部703は数式(1)〜(3)に基づいて各部分の間の相互相関値を算出することができる。
シーケンス相互相関値算出部704は、部分相互相関値の算出結果に基づいて連続サンプル点における受信信号のシーケンスとローカルプライマリ同期シーケンスとの相互相関値を算出するように配置される。
具体的には、最後の部分以外の個々の部分の部分相互相関値とその後一つの部分の部分相互相関値との共役値を乗算して、積の合計を出してその合計の二乗を連続サンプル点における受信信号のシーケンスとローカルプライマリ同期シーケンスとの相互相関値とする。
例えば、TDD―LTEシステムには、ローカルプライマリ同期シーケンスは128ビットを有して且つ受信信号には9600サンプル点を含み、ローカルプライマリ同期シーケンスと連続サンプル点における受信信号のシーケンスの各々が三つの部分に等分された場合に、シーケンス相互相関値算出部704は、数式(4)に基づいて、ローカルプライマリ同期シーケンスと同じ長さの連続サンプル点における受信信号のシーケンスとローカルプライマリ同期シーケンスとの相互相関値を算出することができる。
図8は、もう一つの実施例による図6での正規化部602の詳細な構造を示す。
図8に示すように、正規化部は、連続サンプル点における受信信号のシーケンスの個々の部分におけるサンプル点のポイント値の二乗和を算出し、且つ最後の部分以外の個々の部分におけるサンプル点のポイント値の二乗和とその後一つの部分におけるサンプル点のポイント値の二乗和を乗算して、取得した積の合計を正規化因数とするように配置される正規化因数算出部801と、正規化因数を利用して相互相関値に対して正規化を行うように配置される正規化実行部802と、を含む。
具体的には、正規化因数算出部801は、ローカルプライマリ同期シーケンスと同じ長さの連続サンプル点における受信信号のシーケンスを上記と同様に等分し、連続サンプル点における受信信号のシーケンスの各部分における各サンプル点のポイント値の二乗和を算出する。
例えば、TDD―LTEシステムにおいて、128個の連続サンプル点における受信信号のシーケンスが三つの部分に等分された場合に、数式(5)〜(7)を利用して各部分におけるサンプル点のポイント値の二乗和を算出することができる。
更に、正規化因数算出部801は、算出された各部分のサンプル点のポイント値の二乗和に基づいて正規化因数を算出することができる。
例えば、TDD―LTEシステムにおいて、連続サンプル点における受信信号のシーケンスが三つの部分に等分された場合に、数式(5)〜(7)を利用して各部分におけるサンプル点のポイント値の二乗和を算出してから、更に数式(8)を利用して正規化因数を算出することができる。
正規化実行部802は、算出された正規化因数を利用して算出された相互相関値に対して正規化をすることができる。
具体的には、相互相関値を正規化因数で割ることを介して正規化を実現することができる。
また、基地局又は端末の部品の中に存在する可能性のあるDCオフセットによる干渉を避けるために、実施例の装置は、相互相関値の算出部601の前段に、基地局又は端末における部品のDCオフセットによる干渉を減らすように、干渉削除部を更に含むことができる。
図9は、もう一つの実施例による干渉削除部の構成の模式図である。
図9に示すように、干渉削除部900は、受信信号を時間領域信号から周波数領域信号へ変換するように配置される変換部901と、周波数領域でDCオフセットの影響を受けるポイントを削除するように配置される干渉削除部902と、信号を時間領域信号へ変換して戻すように配置される逆変換部903と、を含む。
具体的には、変換部901は受信信号を周波数領域信号へ変換させることができる。好ましくは、高速フーリエ変換を介して受信信号を時間領域信号から周波数領域信号へ変換させることができる。
干渉削除部902は、周波数領域においてDCオフセットによる干渉の削除を実行することができる。周波数領域で直観的にDCオフセットによる干渉が生じた周波数を見つかることができるため、どれがDCオフセットによる干渉が生じた周波数であるかを容易に判断することができる。それで、周波数領域で直接にDCオフセットによる干渉が生じた周波数成分と当該周波数の周辺の幾つかの周波数成分をゼロにし、それにより周波数領域においてDCオフセットによる干渉の削除を完成する。
逆変換部903は、DCオフセットによる干渉を削除した後の受信信号を時間領域信号へ変換することができる。好ましくは、逆フーリエ変換により実現することができる。
また、もう一つの実施例によれば、TDD―LTEシステムでプライマリ同期シーケンスを検出する装置を提供する。好ましくは、当該装置は同期通信の状況で周辺セルでのサーチの過程で他のセルからの受信信号の中からプライマリ同期シーケンスを検出することができる。
図10は、本発明の一つの実施例によるTDD―LTEシステムにおいてプライマリ同期シーケンスを検出する装置1000を示す。該当装置1000には、他のセルよりの受信信号から一連の連続サンプル点を選択してプライマリ同期シーケンスを検出するための検索ウィンドウを構成するように配置される選択部1001と、前記検索ウィンドウ中のプライマリ同期シーケンスと同じ長さの連続サンプル点における受信信号の個々のシーケンスと個々のローカルプライマリ同期シーケンスとの相互相関値を算出するように配置される相関値算出部1002と、及び算出された最大の正規化の相互相関値に基づいて前記受信信号におけるプライマリ同期シーケンスの位置とタイプを確定するように配置される確定部1003と、を含む。
具体的には、選択部1001は、受信信号の中から一連の連続サンプル点を選択してプライマリ同期シーケンスを検出するサーチウィンドウを構成する。
例えば、TDD―LTEシステムにおける10キロのセルでは、現在のサービス基地局から受信した受信信号における既知のプライマリ同期シーケンスの位置に基づいて、隣接のセルから受信した受信信号におけるプライマリ同期シーケンスを検出するサーチウィンドウを、当該既知の位置と同じ位置の前後W/2個(例えば、192個)のサンプル点の範囲内に限定することができる。このように、サーチウィンドウの幅はW個のポイント幅であり、W>128である。隣接のセルから受信信号におけるサーチウィンドウの中心点の位置は、現在のサービス基地局から受信した受信信号における既知のプライマリ同期シーケンスの位置と同じである。
相関値算出部1002は、サーチウィンドウ中のプライマリ同期シーケンスと同じ長さの連続サンプル点における受信信号のシーケンスとローカルプライマリ同期シーケンスとの相互相関値を算出する。
具体的には、同期通信の場合に、例えば数式(9)を利用してローカルプライマリ同期シーケンスと、ローカルプライマリ同期シーケンスと同じ長さの連続サンプル点における受信信号のシーケンスとの相互相関値を算出することができる。
確定部1003は、算出された最大の相互相関値に基づいて受信信号におけるプライマリ同期シーケンスの位置とタイプを確定することができる。
具体的には、最大の相互相関値に対応する連続サンプル点における受信信号のシーケンスの最初のサンプル点の受信信号における位置(m)を、受信信号におけるプライマリ同期シーケンスの開始位置とし、最大の相互相関値に対応するプライマリ同期シーケンスのタイプ(id)を受信信号におけるプライマリ同期シーケンスのタイプとする。
また、非同期通信の場合に、例えば図6に示す装置を利用して隣接のセルからの受信信号からプライマリ同期シーケンスを検出することができる。具体的には、ローカルプライマリ同期シーケンスと連続サンプル点の受信信号のシーケンス(長さはローカルプライマリ同期シーケンスと同じである)との相関値を算出し、相関値に対して正規化をすることによってプライマリ同期シーケンスを検出する。図6〜図10に示す装置はそれぞれ図1から図5に示す方法を実施することができることが分かる。それで、明細書の簡潔のために、ここでは図6から図10に示す装置が対応する方法を実行する際の具体的な操作プロセスを重複して記述しない。
上記の装置における各構成モジュール、ユニットは、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア又はその組合せにより配置することができる。配置で使える具体的手段又は方法は当業者にとっては熟知のことであるためここでは言及しない。ソフトウェア、ファームウェアにより実現する場合に、記憶媒体又はネットワークから、汎用のハード構造を有するコンピュータ(例えば図11に示す汎用コンピュータ1100)に当該ソフトを構成するプログラムをインストールし、当該コンピュータは各種プログラムがインストールされている時に、各種機能を実現することができる。
図11で、中央処理装置(CPU)1101は、読み取り専用メモリ(ROM)1102に記憶されているプログラム、又は記憶部1108からランダムアクセスメモリ(RAM)1103にロードしたプログラムによって各種処理を行う。RAM1103では、必要によってCPU1101が各種処理を行うなどの時に必要なデータも記憶する。CPU1101、ROM1102とRAM1103はバス1104を介して互いに接続されている。入力/出力インターフェイス1105もバス1104に接続されている。
次の構成要素、即ち入力部1106(キーボード、マウスなどを含む)、出力部1107(モニタ、例えばブラウン管(CRT)、液晶モニタ(LCD)など及びスピーカーなどを含む)、メモリ部1108(ハードディスクなどを含む)、通信部1109(ネットワークインターフェイスカード例えLANカード、モデムなどを含む)は入力/出力インターフェイス1105に接続している。通信部1109は、ネットワーク例えばインターネットで通信処理を行う。必要によって、ドライバー1110も入力/出力インターフェイス1105へ接続されてもよい。読み出されるコンピュータプログラムを、必要によってメモリ部1108にインストールするように、リムーバブルメディア1111をドライバー1110に装着されることができる。リムーバブルメディア1111は、例えばディスク、コンパクトディスク、磁気ディスク、半導体メモリなどであってよい。
ソフトウェアを介して上記の一連の処理を実行する場合に、ネットワークから又は記憶媒体から、ソフトウェアを構成するプログラムをインストールすることができる。ネットワークは例えばインターネットであり、記憶媒体は例えばリムーバブルメディア1111である。
当業者にとって理解すべきことは、この記憶媒体は図11に示すその中にプログラムが記憶されている、装置と分離して配布してユーザーへプログラムを提供するリムーバブルメディア1111に限定されるものではない。
リムーバブルメディア1111の例には、ディスク(フレキシブルディスクを含む)、コンパクトディスク(コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD−ROM)とデジタルビデオディスプレイ(DVD)を含む)、磁気ディスク(ミニディスク(MD)(登録商標))と半導体メモリが含まれる。又は、リムーバブルメディアは、ROM1102、メモリ部1108に含まれるハードディスクなどであってもよく、それにはプログラムが記憶されており、それらが含まれている装置と一緒にユーザーに配布される。
本明細書の開示内容には、コンピュータなどのある種の装置で読み取り可能な命令コードが記憶されているプログラムプロダクトも含まれる。前記命令コードは、装置により読み取られて実行する時に、上記の実施例による方法を装置に実行させる。
上記の装置で読み取り可能な命令コードが記憶されているプログラムプロダクトが記録される記憶媒体も、本明細書の開示内容に入る。前記記憶媒体はフレキシブルディスク、コンパクトディスク、磁気ディスク、メモリカード、メモリースティックなどを含むがそれには限定されない。
最後に、説明する必要があるのは、用語の「含む」、「有する」あるいはいかなるその他の変形語も、非排他性の包含を網羅する意味であり、それによって一連の要素を含む過程、方法、物品あるいは設備がこれらの要素を含むだけではなく、明確に示されていないその他の要素も含み、又はこの種類の過程、方法、物品あるいは設備に固有される要素も含む。さらなる制限がない場合には、文における「一つの……を含む」により限定される要素は、前記要素を含む過程、方法、物品あるいは設備に別の同じ要素も存在することを排除しない。
以上、図面を参照して本発明の実施例について詳しく説明したが、以上に記述された実施形態は開示の方法及び装置を説明するために用いただけであり、開示の方法及び装置が実施形態に限定されることではないことが分かるはずである。当業者にとって、開示の方法及び装置の本質と範囲を背離していない範囲で前記実施形態に対して各種の修正及び変更を行うことができる。そのため、開示の方法及び装置の範囲は、添付の請求の範囲及びこれと同等の含意のみにより限定される。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
TDD―LTEシステムにおいて受信信号からプライマリ同期シーケンスを検出するプライマリ同期シーケンス検出方法であって、
ローカルプライマリ同期シーケンスと同じ長さの連続サンプル点における受信信号の個々のシーケンスと、個々のローカルプライマリ同期シーケンスと、の相互相関値を算出するステップと、
連続サンプル点における受信信号の前記個々のシーケンスにおけるサンプル点のポイント値を利用することにより、算出された個々の前記相互相関値を正規化することによって、正規化された相互相関値を算出するステップと、
算出された最大の正規化された相互相関値に基づいて前記受信信号におけるプライマリ同期シーケンスの位置とタイプを確定するステップと、
を含むことを特徴とする方法。
(付記2)
付記1に記載のプライマリ同期シーケンス検出方法において、前記相互相関値を算出するステップは、
前記ローカルプライマリ同期シーケンスを分割するステップと、
連続サンプル点における受信信号の前記シーケンスを、前記ローカルプライマリ同期シーケンスの分割点と同じ分割点で分割するステップと、
分割された前記連続サンプル点における受信信号のシーケンスの個々の部分と分割された前記ローカルプライマリ同期シーケンスの対応する部分との部分相互相関値を算出するステップと、
前記部分相互相関値に基づいて、前記連続サンプル点における受信信号のシーケンスと前記ローカルプライマリ同期シーケンスとの相互相関値を算出するステップと、
を含むプライマリ同期シーケンス検出方法。
(付記3)
付記2に記載のプライマリ同期シーケンス検出方法において、前記正規化するステップは、
分割された前記連続サンプル点における受信信号のシーケンスの個々の部分におけるサンプル点のポイント値を利用して正規化因数を算出するステップと、
前記正規化因数を利用して前記相互相関値を正規化するステップと、
を含むプライマリ同期シーケンス検出方法。
(付記4)
付記2の記載のプライマリ同期シーケンス検出方法において、前記ローカルプライマリ同期シーケンスを等分に分割することを特徴とするプライマリ同期シーケンス検出方法。
(付記5)
付記1に記載のプライマリ同期シーケンス検出方法において、
前記相互相関値を算出するステップの前に、
前記受信信号を時間領域信号から周波数領域信号へ変換し、周波数領域においてDCオフセットの影響を受ける周波数成分を削除してから、前記受信信号を時間領域信号へ変換するステップを更に含むことを特徴とするプライマリ同期シーケンス検出方法。
(付記6)
TDD―LTEシステムにて同期通信が行われる場合に周辺セルのサーチ過程で隣接セルからの受信信号からプライマリ同期シーケンスを検出するプライマリ同期シーケンス検出方法であって、前記方法は、
前記受信信号から一連の連続サンプル点を選択してプライマリ同期シーケンスを検出するためのサーチウィンドウを構成するステップと、
プライマリ同期シーケンスと同じ長さの、前記サーチウィンドウ中の連続サンプル点における受信信号の個々のシーケンスと、個々のローカルプライマリ同期シーケンスと、の相互相関値を算出するステップと、
算出された最大の相互相関値に基づいて、前記受信信号におけるプライマリ同期シーケンスの位置とタイプを確定するステップと、
を含むことを特徴とするプライマリ同期シーケンス検出方法。
(付記7)
付記6に記載のプライマリ同期シーケンス検出方法において、
現在のサービス基地局からの受信信号におけるプライマリ同期シーケンスの位置と同じ位置を中心点とする、前記隣接セルからの受信信号の一連の連続サンプル点を、前記サーチウィンドウを構成するサンプル点として選択する、ことを特徴とするプライマリ同期シーケンス検出方法。
(付記8)
付記6に記載のプライマリ同期シーケンス検出方法において、
一連の連続サンプル点を選択してサーチウィンドウを構成する前に、前記受信信号を時間領域信号から周波数領域信号へ変換し、周波数領域においてDCオフセットの影響を受ける周波数成分を削除してから、時間領域信号へ変換するステップを更に含むことを特徴とするプライマリ同期シーケンス検出方法。
(付記9)
TDD―LTEシステムにて受信信号からプライマリ同期シーケンスを検出するプライマリ同期シーケンス装置であって、
ローカルプライマリ同期シーケンスと同じ長さの連続サンプル点における受信信号の個々のシーケンスと、個々のローカルプライマリ同期シーケンスと、の相互相関値を算出する相互相関値算出部と、
前記連続サンプル点における受信信号の個々のシーケンスにおけるサンプル点のポイント値を利用することにより、算出された個々の前記相互相関値を正規化することによって、正規化された相互相関値を算出する正規化部と、
算出された最大の正規化された相互相関値によって前記受信信号におけるプライマリ同期シーケンスの位置とタイプを確定する確定部と、
を含むことを特徴とするプライマリ同期シーケンス装置。
(付記10)
付記9に記載のプライマリ同期シーケンス装置において、前記相互相関値算出部は、
前記ローカルプライマリ同期シーケンスを分割する第1分割部と、
前記連続サンプル点における受信信号のシーケンスを、前記ローカルプライマリ同期シーケンスの分割点と同じ分割点で分割する第2分割部と、
分割された前記連続サンプル点における受信信号のシーケンスの個々の部分と分割された前記ローカルプライマリ同期シーケンスにおける対応する部分との部分相互相関値を算出する部分相互相関値算出部と、
前記部分相互相関値に基づいて前記受信信号の前記連続サンプル点における受信信号のシーケンスと前記ローカルプライマリ同期シーケンスとの相互相関値を算出するシーケンス相互相関値算出部と、
を含むことを特徴とするプライマリ同期シーケンス装置。
(付記11)
付記10に記載のプライマリ同期シーケンス装置において、前記正規化部は、
分割された前記連続サンプル点における受信信号のシーケンスの個々の部分におけるサンプル点のポイント値を利用して正規化因数を算出する正規化因数算出部と、
前記正規化因数を利用して前記相互相関値を正規化する正規化実行部と、
を含むことを特徴とするプライマリ同期シーケンス装置。
(付記12)
付記10に記載のプライマリ同期シーケンス装置において、前記ローカルプライマリ同期シーケンスが等分に分割されることを特徴とするプライマリ同期シーケンス装置。
(付記13)
付記9に記載のプライマリ同期シーケンス装置において、相互相関値算出部の前段に更に干渉削除部を含み、
前記干渉削除部は、
前記受信信号を時間領域信号から周波数領域信号へ変換する変換部と、
周波数領域においてDCオフセットの影響を受ける周波数成分を削除する干渉削除部と、
前記受信信号を時間領域信号へ変換する逆変換部と、
を含むことを特徴とするプライマリ同期シーケンス装置。
(付記14)
TDD―LTEシステムにて同期通信が行われる場合に周辺セルのサーチ過程で隣接セルからの受信信号からプライマリ同期シーケンスを検出するプライマリ同期シーケンス装置であって、
前記受信信号から一連の連続サンプル点を選択してプライマリ同期シーケンスを検出するためのサーチウィンドウを構成する選択部と、
プライマリ同期シーケンスと同じ長さの、前記サーチウィンドウ中の連続サンプル点における受信信号の個々のシーケンスと、個々のローカルプライマリ同期シーケンスと、の相互相関値を算出する相互相関値算出部と、
算出された最大の相互相関値に基づいて、前記受信信号におけるプライマリ同期シーケンスの位置とタイプを確定する確定部と、
を含むことを特徴とするプライマリ同期シーケンス装置。
(付記15)
付記14に記載のプライマリ同期シーケンス装置において、前記選択部は、現在のサービス基地局からの受信信号におけるプライマリ同期シーケンスの位置と同じ位置を中心点とする、前記隣接セルから受信信号の一連の連続サンプル点を、前記サーチウィンドウを構成するサンプル点として選択することを特徴とするプライマリ同期シーケンス装置。
(付記16)
付記14に記載のプライマリ同期シーケンス装置において、相互相関値算出部の前段に更に干渉削除部を含み、
前記干渉削除部は、
前記受信信号を時間領域信号から周波数領域信号へ変換する変換部と、
周波数領域においてDCオフセットの影響をうける周波数成分を削除する干渉削除部と、
DCオフセットの影響を受ける周波数成分を削除した後の受信信号を時間領域信号へ変換する逆変換部と、
を含むことを特徴とするプライマリ同期シーケンス装置。
(付記17)
情報処理装置が実行可能な命令を含み、前記情報処理装置により実行されることにより、付記1〜8のいずれか一つのプライマリ同期シーケンス検出方法を、前記情報処理装置に実行させるコンピュータプログラム。
(付記18)
記憶媒体であって、
前記記憶媒体には情報処理装置に読み取り可能なコンピュータプログラムが格納され、 前記コンピュータプログラムは、前記情報処理装置により実行されることにより、付記1〜8のいずれか一つのプライマリ同期シーケンス検出方法を、前記情報処理装置に実行させる、
ことを特徴とする記憶媒体。
600 プライマリ同期シーケンス検出装置
601 相互相関値算出部
602 正規化部
603 確定部

Claims (5)

  1. 受信信号からプライマリ同期シーケンスを検出するプライマリ同期シーケンス検出方法であって、
    複数に分割されたローカルプライマリ同期シーケンスの各々と同じ長さの、連続サンプル点における受信信号を複数に分割した個々のシーケンスと、受信信号の個々のシーケンスにそれぞれ対応する個々のローカルプライマリ同期シーケンスと、の相互相関値を算出するステップと、
    連続サンプル点における受信信号の前記個々のシーケンスにおけるサンプル点のポイント値を利用することにより、算出された個々の前記相互相関値を正規化することによって、正規化された相互相関値を算出するステップと、
    算出された最大の正規化された相互相関値に基づいて前記受信信号におけるプライマリ同期シーケンスの位置とタイプを確定するステップと、
    を含むことを特徴とするプライマリ同期シーケンス検出方法。
  2. 前記相互相関値を算出するステップは、
    前記ローカルプライマリ同期シーケンスを分割するステップと、
    連続サンプル点における受信信号の前記シーケンスを、前記ローカルプライマリ同期シーケンスの分割点と同じ分割点で分割するステップと、
    分割された前記連続サンプル点における受信信号のシーケンスの個々の部分と分割された前記ローカルプライマリ同期シーケンスの対応する部分との部分相互相関値を算出するステップと、
    前記部分相互相関値に基づいて、前記連続サンプル点における受信信号のシーケンスと前記ローカルプライマリ同期シーケンスとの相互相関値を算出するステップと、
    を含む請求項1に記載のプライマリ同期シーケンス検出方法。
  3. 前記正規化するステップは、
    分割された前記連続サンプル点における受信信号のシーケンスの個々の部分におけるサンプル点のポイント値を利用して正規化因数を算出するステップと、
    前記正規化因数を利用して前記相互相関値を正規化するステップと、
    を含む請求項2に記載のプライマリ同期シーケンス検出方法。
  4. 前記相互相関値を算出するステップの前に、
    前記受信信号を時間領域信号から周波数領域信号へ変換し、周波数領域においてDCオフセットの影響を受ける周波数成分を削除してから、前記受信信号を時間領域信号へ変換するステップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載のプライマリ同期シーケンス検出方法。
  5. 受信信号からプライマリ同期シーケンスを検出するプライマリ同期シーケンス検出装置であって、
    複数に分割されたローカルプライマリ同期シーケンスの各々と同じ長さの、連続サンプル点における受信信号を複数に分割した個々のシーケンスと、受信信号の個々のシーケンスにそれぞれ対応する個々のローカルプライマリ同期シーケンスと、の相互相関値を算出する相互相関値算出部と、
    前記連続サンプル点における受信信号の個々のシーケンスにおけるサンプル点のポイント値を利用することにより、算出された個々の前記相互相関値を正規化することによって、正規化された相互相関値を算出する正規化部と、
    算出された最大の正規化された相互相関値によって前記受信信号におけるプライマリ同期シーケンスの位置とタイプを確定する確定部と、
    を含むことを特徴とするプライマリ同期シーケンス検出装置。
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