JP5697218B2 - メタルマスク - Google Patents

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Description

本発明は、複相組織を有する高強度のメタルマスクに関する。
現在、メタルマスク向けステンレス鋼板として、SUS304の調質圧延材が多く用いられている。また、SUS304の調質圧延材の中でも、以前はSUS304 3/4H−TA材が主流であったが、耐久性の観点から、現在はより強度の高いSUS304H−TA材が主流となっている。
このようなSUS304は、汎用鋼種であることから材料が調達しやすく、また加工にともない加工誘起マルテンサイト変態を起こすため、高強度で耐久性に優れているというメリットがある一方、レアメタルであるNiを多く含有するため非常に高価である。
メタルマスクの製造方法には、開口部の形成方法の違いによりレーザー加工、エッチング加工およびアディティブ法(電鋳法)があり、耐久性とともに基板への転写性が重要である。
この転写性に関しては、開口部に対するはんだペーストの充填のしやすさや、はんだペースト印刷後に基板からメタルマスクを取り外す際の開口部に対するはんだペーストの抜けやすさが重要である。そして、このような充填性や抜け性には、加工端面性状が大きく影響することから、一般的に、平滑な端面を有するものほど転写性が優れているとされている。
ここで、開口部の端面性状や寸法精度については、アディティブ法が最も優れている。しかしながら、製造コストが高く時間がかかる点や、圧延により強度の向上を図れないため耐久性に優れていない点が課題となる。
また、エッチング加工については、寸法精度が優れているものの、メタルマスク材の両面からエッチングして開口部を形成するためエッチング部の断面がいびつな形状になり、ペーストの抜け性が良好ではない。また、加工パターンに従ってレジストを付与する時間を必要とする。なお、エッチング加工においては、エッチング加工端面性状にメタルマスク材の結晶粒径が大きく影響するため、メタルマスク材の結晶粒径が小さいほど端面性状に優れペーストの抜け性が向上する。
そして近年では、製造性および生産性に優れるという観点から、メタルマスクの製造方法には特許文献1などのレーザー加工が多く用いられている。
レーザー加工では、加工パターンをパーソナルコンピュータ上で入力した後、レーザーによりメタルマスク材を加工するのみであり、非常に生産性に優れている。一方、レーザー加工にともないドロス(ばり)が発生するとともに、加工端面にはレーザーによる加工筋が残留してしまう。そこで、バフ研磨、電解処理およびサウンドブラストなどの後工程により、ドロスの除去や端面粗さを向上させる必要があり、特許文献1でも、サウンドブラストにより、ドロスの除去を行っている。
特開平6−39988号公報
しかしながら、調質圧延で高強度化したSUS304H−TA材をレーザー加工すると、レーザー打抜き部近傍では、熱影響によって素材が軟質化し、メタルマスクを繰り返し使用するにつれて打抜き端面近傍に磨耗による角落ちなどの欠損、いわゆるだれが発生するという問題がある。端面近傍のだれは、はんだペースト厚みが変化するなどの印刷性の劣化を招いてしまう。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、低コストで、高強度で、ドロス量が少なく高生産性で、耐久性に優れたメタルマスクを提供することを目的とする。
請求項1に記載されたメタルマスクは、質量%で、C:0.15%以下、Si:2.0%以下、Mn:4.0%以下、P:0.04%以下、S:0.03%以下、Ni:4.0%以下、Cr:10〜20%、N:0.12%以下を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなり、[420(%C)+470(%N)+23(%Ni)+7(%Mn)−11.5(%Cr)−11.5(%Si)+189]で示されるγmax値が70〜90で、金属組織がフェライト相およびマルテンサイト相の二相組織であり、[1519−(1.3+109.07(%C)+13(%C) +16.38(%Si)+7.02(%Mn)+6.63(%Ni)+1.95(%Cr)+39(%P)+48.1(%S))]で示される凝固終了温度が1450℃以上であり、[6.752+(0.393+32.97(%C)+3.93(%C) +4.95(%Si)+2.12(%Mn)+2.00(%Ni)+0.59(%Cr)+11.8(%P)+14.54(%S))]で示される溶融状態から凝固する過程での固液共存範囲が30℃以内であるステンレス鋼板がレーザー加工用として使用され、レーザー加工後のレーザー打抜き端面から10μm以内の断面硬さが250HV以上であるものである。
請求項2に記載されたメタルマスクは、請求項1記載のステンレス鋼板において、V、Nb、Cu、Ti、Al、BおよびMoの少なくとも1つを合計1.0質量%以下で含有し、[420(%C)+470(%N)+23(%Ni)+9(%Cu)+7(%Mn)−11.5(%Cr)−11.5(%Si)−12(%Mo)−23(%V)−47(%Nb)−49(%Ti)−52(%Al)+189]で示されるγmax値が70〜90で、金属組織がフェライト相およびマルテンサイト相の二相組織であり、[1519−(1.3+109.07(%C)+13(%C)+16.38(%Si)+7.02(%Mn)+5.98(%Cu)+6.63(%Ni)+1.95(%Cr)+4.29(%Mo)+39(%P)+48.1(%S)+12.35(%Nb))]で示される凝固終了温度が1450℃以上であり、[6.752+(0.393+32.97(%C)+3.93(%C)+4.95(%Si)+2.12(%Mn)+1.81(%Cu)+2.00(%Ni)+0.59(%Cr)+1.30(%Mo)+11.8(%P)+14.54(%S)+3.73(%Nb))]で示される溶融状態から凝固する過程での固液共存範囲が30℃以内であるものである。
本発明によれば、合金組成、金属組織、凝固点および固液共存範囲を規制することにより、Niの含有量を低減してコストを抑制でき、金属組織を二相組織にして強度を向上できるとともに端面性状を向上させドロス量を少なくして生産性を向上でき、熱影響による軟質化を抑制して耐久性を向上できる。
本発明の一実施例の金属組織写真である。 レーザー加工後の硬さ測定箇所を示す模式図である。 本発明の一実施例およびSUS304H−TAの硬さを示すグラフである。 同上実施例における調質圧延および短時間熱処理による硬さの変化を示すグラフである。 (a)は同上実施例のSEM写真であり、(b)はSUS304H−TAのレーザー打抜き部のSEM写真である。 印刷作業にともなって発生したレーザー打抜き部近傍のだれの測定方法を示す模式図である。 本発明の一実施例およびSUS304H−TAの繰り返し印刷前後のレーザー打抜き部近傍のSEM写真である。
本発明の一実施の形態について詳細に説明する。
この一実施の形態であるメタルマスク用ステンレス鋼板は、合金設計、熱処理および調質圧延によって組織、凝固点および固液共存範囲をコントロールすることで、低コストで、高強度で、ドロス量が少なく、高生産性で、耐久性に優れたステンレス鋼板にできる。すなわち、SUS304よりレアメタルであるNiの含有量を4〜6質量%低減でき安価であり、SUS304H−TAと同等以上の370HV以上の硬度で、レーザー加工にともなうドロス高さをSUS304より30%以上低減してレーザー加工後の工程負荷を低減できるとともに、レーザー打抜き部近傍の熱影響により軟質化しにくく繰り返し使用にともなう磨耗などによる角落ちなどの欠損であるだれを防止でき耐久性に優れるため、レーザー加工で製造するメタルマスクとして、好適なステンレス鋼である。
まず、メタルマスク用ステンレス鋼板の化学成分について説明する。
Crは、ステンレス鋼としての耐久性を確保するために10質量%以上含有させる必要がある。しかし、Cr含有量が20質量%より高くなると、マルテンサイト相を生成させて、強度を向上させるNiおよびMnなどのオーステナイト生成元素の量が多くなるとともに靱性が低下する。したがって、Crの含有量は10質量%以上20質量%以下とした。
Cは、強力なオーステナイト生成元素であり、マルテンサイト量を増加させるとともに、固溶強化によりマルテンサイト相およびフェライト相の強度を高めるのに有効である。このような効果を奏するには、Cの含有量は0.01質量%以上にする必要がある。しかし、Cの含有量が高くなると、フェライト+オーステナイト二相域に加熱、急冷する複相化処理において加熱時にいったん固溶したクロム炭化物が冷却時にフェライトまたはオーステナイト(冷却後はマルテンサイト)粒界に再析出し、粒界近傍にCr欠乏層(鋭敏化)が生じて耐食性が著しく劣化する。このため、Cr、NiおよびMnなどの他の元素の含有量による成分バランスによっても異なるが、Cの含有量は0.15質量%以下とした。
Nは、強力なオーステナイト生成元素であり、マルテンサイト量を増加させるとともに、固溶強化によりマルテンサイト相の強度を高めるのに有効である。しかし、溶解度の関係から多量に添加することは困難であるとともに、多量の添加は表面欠陥の増加を招く。したがって、Nの含有量は0.12質量%以下とした。
MnおよびNiは、オーステナイト生成元素として、高温でフェライト+オーステナイトの二相組織を得るために有効な元素である。また、MnおよびNi含有量の増加にともない冷却後のマルテンサイト量が増加して強度が向上する。これらの効果を奏するには、0.1質量%以上で、Cr含有量およびC含有量に応じて一定量以上のMnおよびNiを添加する。しかし、MnおよびNiの含有量が多くなると、複相化処理後に生成するマルテンサイトが多くなりすぎて、二相組織を得ることが困難になる。したがって、MnおよびNiの含有量はそれぞれ4.0質量%以下とした。
上記のように合金成分を設計することにより、組織、凝固点および固液共存範囲を制御できるが、それ以外にも、耐食性の向上を目的として、Moを添加したり、V、Nb、Cu、Ti、AlおよびBなどの種々の元素を添加してもよい。このようにV、Nb、Cu、Ti、Al、BおよびMoを添加する場合には、含有量が多いと凝固点や組織に影響を及ぼすため、V、Nb、Cu、Ti、Al、BおよびMoの少なくとも1つを合計で1.0質量%以下で添加することが好ましい。
ここで、金属組織は、材料製造過程の複相化処理によってフェライト+マルテンサイトの二相組織にされる。複相化処理の加熱温度は、ステンレス鋼の化学成分に応じて多少異なるが、900℃以上1150℃以下の範囲である。また、加熱後の冷却において、冷却にともなって高温でのオーステナイトがマルテンサイトに変態するには5℃/sec以上の冷却速度が必要である。このような複相化処理によって得られた材料は、組織の70%以上がマルテンサイト相である。
また、複相化処理温度である900〜1150℃では、主にフェライト相とフェライト粒界から核生成したオーステナイト相との二相組織となり、それぞれの相が互いに粒成長を抑制するため、冷却後には、フェライト相とマルテンサイト相とが微細分散した平均粒径10μm以下の微細組織が得られる。
γmax値は、マルテンサイト相比を示す指標であり、複相化処理にはγmax値とほぼ同量のマルテンサイト相が得られる。このγmax値は、420(%C)+470(%N)+23(%Ni)+7(%Mn)−11.5(%Cr)−11.5(%Si)+189とする(1)式にて示される。この(1)式における各項(%元素)には、各合金元素の含有量(質量%)の値を代入する。
なお、V、Nb、Cu、Ti、Al、BおよびMoの少なくとも1つを添加する場合には、γmax値は、420(%C)+470(%N)+23(%Ni)+9(%Cu)+7(%Mn)−11.5(%Cr)−11.5(%Si)−12(%Mo)−23(%V)−47(%Nb)−49(%Ti)−52(%Al)+189とする(1)´式にて示される。この(1)´式における各項(%元素)には、各合金元素の含有量(質量%)の値を代入し、含有しない合金元素は0を代入する。
γmax値が70以下では、マルテンサイト量が少なく、SUS304H−TA(硬度370HV以上)に比べて十分な強度が得られない。しかし、γmax値が90を超えると、複相化処理後に十分な強度が得られるものの、フェライト相比率が低くなり、ほとんどマルテンサイト単相状態となってしまって微細組織が得られない。エッチングによってメタルマスクを製造した際には、結晶粒径が微細なほどエッチング端面性状に優れ、一般的には充填性が向上する。このため、メタルマスク用の素材として適度な強度と微細組織とを得るには、γmax値を70以上90以下とする。
複相処理後または複相化処理後に、50%以下の調質圧延を施すと、調質圧延による加工硬化によって高強度化できるので好ましい。高強度化することで、メタルマスクとしての耐久性が向上する。
また、複相処理後または複相化処理後に、300℃以上550℃以下で短時間の熱処理を施すと、熱処理により得られる固溶炭素によるひずみ時効硬化によって高強度化できる。
なお、50%以下の調質圧延後に、300℃以上550℃以下で短時間で熱処理すると、加工硬化および時効硬化によってさらに高強度化できるので、より好ましい。
SUS304に比べて凝固終了温度(凝固点)を高くし、溶融状態から凝固する過程での固液共存範囲を小さくすることにより、レーザー加工によって溶け出すメタル量を少なくできるため、レーザー加工を施した際に、SUS304と比較してドロス量を少なくその高さを低くできる。したがって、凝固終了温度を1450℃以上とし、固液共存範囲を30℃以内とした。
凝固終了温度は、1519−(1.3+109.07(%C)+13(%C)+16.38(%Si)+7.02(%Mn)+6.63(%Ni)+1.95(%Cr)+39(%P)+48.1(%S))とする(2)式にて示される。この(2)式における各項(%元素)には、各合金元素の含有量(質量%)の値を代入する。
なお、V、Nb、Cu、Ti、Al、BおよびMoの少なくとも1つを添加する場合には、凝固終了温度は、1519−(1.3+109.07(%C)+13(%C)+16.38(%Si)+7.02(%Mn)+5.98(%Cu)+6.63(%Ni)+1.95(%Cr)+4.29(%Mo)+39(%P)+48.1(%S)+12.35(%Nb))とする(2)´式にて示される。この(2)´式における各項(%元素)には、各合金元素の含有量(質量%)の値を代入し、含有しない元素は0を代入する。
固液共存範囲は、6.752+(0.393+32.97(%C)+3.93(%C)+4.95(%Si)+2.12(%Mn)+2.00(%Ni)+0.59(%Cr)+11.8(%P)+14.54(%S))とする(3)式にて示される。この(3)式における各項(%元素)には、各合金元素の含有量(質量%)の値を代入する。
なお、V、Nb、Cu、Ti、Al、BおよびMoの少なくとも1つを添加する場合には、固液共存範囲は、6.752+(0.393+32.97(%C)+3.93(%C)+4.95(%Si)+2.12(%Mn)+1.81(%Cu)+2.00(%Ni)+0.59(%Cr)+1.30(%Mo)+11.8(%P)+14.54(%S)+3.73(%Nb))とする(3)´式にて示される。この(3)´式における各項(%元素)には、各合金元素の含有量(質量%)の値を代入し、含有しない元素は0を代入する。
このメタルマスク用ステンレス鋼は、SUS304に対してレーザー打抜き部近傍の熱影響による軟質化が小さく、繰り返し使用にともなう角落ち等の欠損、いわゆるだれが発生しにくく耐久性に優れる。
SUS304に代表される調質圧延などの加工によって高強度化を図るオーステナイト系高強度ステンレス鋼は、再結晶温度以上に昇温されると組織および特性がほとんど加工前の状態に戻る。レーザー打抜き端面近傍は、一時的に溶融状態となるため、打抜き後の端面近傍の強度が著しく低下する。
同様にこの一実施の形態であるメタルマスク用ステンレス鋼板もレーザー打抜きに際して打抜き部近傍が一時的に溶融状態となるが、その後の冷却過程で上述のようにオーステナイトがマルテンサイトに変態して硬質なマルテンサイト相が形成される。そのため、SUS304などの調質圧延型のオーステナイト系高強度ステンレス鋼に比べて、レーザー打抜き端面近傍の強度を維持できる。
また、メタルマスクとして繰り返し印刷作業に使用されて打抜き部近傍が磨耗することによるだれ(角落ち)の発生を抑制するには、レーザー打抜き部近傍の硬さを確保することが有効である。具体的には、レーザー打抜き端面から10μm以内の硬さを250HV以上にする。そして、上記一実施の形態であるメタルマスク用ステンレス鋼板では、レーザー打抜き後であっても、レーザー打抜き端面から10μm以内の硬さを250HV以上である
以上のように、合金設計および熱処理によって、フェライト相とマルテンサイト相との相比、凝固点および固液共存範囲をコントロールすることによって、SUS304に比べて、レアメタルであるNiを4〜6質量%低減でき、370HV以上の硬度を確保でき、レーザー加工によるドロス高さを30%以上低減でき、レーザー打抜き部近傍が熱影響により軟質化しにくく繰り返し使用によりだれが発生しにくい耐久性に優れたステンレス鋼板にできる。なお、γmaxが70〜90の範囲では、フェライト相とマルテンサイト相とが均一分散した平均粒径10μm以下の微細組織であるため、エッチング加工後の端面性状も優れることから、レーザー加工だけでなくエッチング加工用途としても好適な材料である。
以下、本発明の一実施例および比較例について説明する。
[ステンレス鋼板の作製]
表1に示す各組成のステンレス鋼を30kg真空溶解炉で溶製してインゴットに鋳造した。得られたインゴットをスラブに分塊し、そのスラブに920℃で熱間圧延を施して、板厚3.0mmの熱延鋼帯とした。
次いで、熱延鋼帯に対して、800℃、均熱0時間での空冷により熱延板焼鈍処理を施し、酸洗後、冷間圧延を施した。これらの過程を繰り返し、最終的に板厚100μmの冷延板とした。
この冷延板に対して、1050℃、均熱時間1分間の条件で複相化処理を施す複相化処理工程を経て、本実施例および比較例の各サンプルを作製した。また、一部のサンプルには、複相化処理後か、複相化処理後の20〜40%の調質圧延後に、500℃にて均熱0時間の短時間熱処理を施して、本実施例および比較例の各鋼板を作製した。図1には、鋼No.1の金属組織写真を示す。図1におけるMはマルテンサイトを示し、Fはフェライトを示す。
なお、比較対象であるSUS304については、30kg真空溶解炉で溶製してインゴットに鋳造した後、そのスラブに920℃で熱間圧延を施して、板厚3.0mmの熱延鋼帯とした。また、この熱延鋼帯に対して、1050℃、均熱0時間での急冷により熱延板焼鈍処理を施して、酸洗後、冷間圧延を施した。また、これらの過程を繰り返して板圧166μmの焼鈍材とした。その後、総圧延率40%の冷間圧延を施すことで、100μmの冷延板とし、SUS304H−TA仕上げを模擬して、500℃、均熱0時間の短時間熱処理を施すことにより、SUS304H−TAの鋼板を作製した。
そして、鋼No.1、鋼No.2、鋼No.11、鋼No.12および鋼No.13は(1)式に基づいてγmax値を算出し、V、Nb、Cu、Ti、Al、BおよびMoの少なくとも1つを含有した鋼No.3ないし鋼No.10は(1)´式に基づいてγmax値を算出した。
[硬度の測定]
各鋼板について、JISZ−2240の規定に準拠して、鋼板表面の硬さは試験荷重0.3kgでビッカース硬度を測定し、図2に示すレーザー打抜き部近傍の硬さは試験荷重0.01kgでビッカース硬度を測定し、20箇所の平均値を硬さの測定値とした。なお、図2におけるHは硬さ測定箇所を示す。各サンプルの硬度の測定値を表2に示す。表2における硬さ1は表面硬さであり、硬さ2はレーザー打抜き端面から10μm以内の断面硬さである。図3には、本実施例である鋼No.1に40%の調質圧延後短時間熱処理を行ったサンプルNo.3、および、SUS304H−TA材に関する未加工部(鋼板表面)の硬さ(a)と、レーザー打抜き部近傍の硬さ(b)とを示す。図4には、鋼No.1に40%で調質圧延を行った後の表面硬さ(c)と、調質圧延後に短時間熱処理を行った後の表面硬さ(d)とを示す。
[ドロス高さ測定]
各鋼板について、日本車輌製造株式会社製の装置を用いてレーザー加工により、0.5mmΦ、0.2mm×1.3mmの開口部を加工した。加工条件は、出力8W、加工速度400mm/min、ビーム径20μmとした。そして、レーザー加工後のサンプルをSEM観察にて20箇所のドロス高さを測定し、その平均値をドロス高さの測定値とした。各サンプルのドロス高さの測定値を表2に示す。また、図5(a)には、本実施例である鋼No.1のレーザー加工打抜き部のSEM写真を示し、図5(b)にはSUS304H−TA材のレーザー加工打抜き部のSEM写真を示す。これら図5(a)および図5(b)に示すように本実施例(鋼No.1)の方が表面性状に優れている。
[凝固点および固液共存温度の測定]
示差熱変化により、凝固開始温度および凝固終了温度を測定することで、凝固点および固液共存範囲を測定した。用いたサンプル寸法は、3mmΦ×5mmt、溶融後の冷却速度は10℃/minで測定を実施した。各サンプルの凝固点および固液共存温度の測定値を表2に示す。
[印刷作業および印刷にともなうだれ量の測定]
印刷作業は、ヤマハ発動機株式会社製のソルダペースト印刷機およびメタルスキージを用いてスキージ角度60度、印刷速度100mm/sec、印刷圧力50N/cmではんだペースト印刷作業を行った。また、2万回印刷を実施した後、図6に示すレーザー打抜き部近傍のだれの有無をSEM観察にて確認した。図6におけるDはだれ量の測定箇所である。なお、だれの程度については、だれ発生箇所の断面観察を行い、角落ちした部分の面積を算出して求めた。各サンプルのだれに関する測定値を表2に示す。また、図7には、繰り返し印刷作業前後の本実施例である鋼No.1およびSUS304H−TA材のレーザー打抜き部近傍のSEM写真を示す。なお、図7におけるDはだれ(角落ち)部分である。
本実施例のいずれも、SUS304H−TAと同等の表面硬さを有するとともに、ドロス高さが30%以上低減している。
一方、γmaxが70以下である比較例(鋼No.11)では、表面硬さが370HVより低く、凝固終了温度が低かった。
また、固液共存範囲が30℃より大きい比較例(鋼No.12)では、ドロス高さの低減率が小さかった。
図3に示すように、レーザー打抜き部近傍の硬さは、いずれも熱影響によってレーザー未加工部である表面硬さより低下するが、SUS304H−TA材は下限値が圧延前の状態と同等の170HVまで著しく低下しているのに対し、本実施例はいずれも下限値が250HV以上であり、SUS304H−TA材より高強度を維持している。また、図5に示すように本実施例(鋼No.1)の方がSUS304H−TA材より表面性状に優れている。
メタルマスクとして繰り返し印刷作業をした後では、図7に示すように、SUS304H−TA材が打抜き部近傍でだれ(角落ち)が発生しているのに対し、本実施例(鋼No.1)では、だれが確認されなかった。このようなだれは、レーザー加工にともない部分的に硬さが著しく低下した部位を起点として発生したものと考えられる。
以上の結果から、合金設計、複相化処理、その後の短時間の熱処理や調質圧延によって、SUS304H−TA材と同等の強度を有し、レーザー加工後のドロス高さを低減でき、耐久性に優れたステンレス鋼板が得られることを確認できる。
本発明は、例えば精密機械などの基板にはんだペーストを印刷する際に用いられるメタルマスクに利用される。

Claims (2)

  1. 質量%で、C:0.15%以下、Si:2.0%以下、Mn:4.0%以下、P:0.04%以下、S:0.03%以下、Ni:4.0%以下、Cr:10〜20%、N:0.12%以下を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなり、
    [420(%C)+470(%N)+23(%Ni)+7(%Mn)−11.5(%Cr)−11.5(%Si)+189]で示されるγmax値が70〜90で、金属組織がフェライト相およびマルテンサイト相の二相組織であり、
    [1519−(1.3+109.07(%C)+13(%C) +16.38(%Si)+7.02(%Mn)+6.63(%Ni)+1.95(%Cr)+39(%P)+48.1(%S))]で示される凝固終了温度が1450℃以上であり、
    [6.752+(0.393+32.97(%C)+3.93(%C) +4.95(%Si)+2.12(%Mn)+2.00(%Ni)+0.59(%Cr)+11.8(%P)+14.54(%S))]で示される溶融状態から凝固する過程での固液共存範囲が30℃以内であるステンレス鋼板がレーザー加工用として使用され、
    レーザー加工後のレーザー打抜き端面から10μm以内の断面硬さが250HV以上である
    ことを特徴とするメタルマスク。
  2. V、Nb、Cu、Ti、Al、BおよびMoの少なくとも1つを合計1.0質量%以下で含有し、
    [420(%C)+470(%N)+23(%Ni)+9(%Cu)+7(%Mn)−11.5(%Cr)−11.5(%Si)−12(%Mo)−23(%V)−47(%Nb)−49(%Ti)−52(%Al)+189]で示されるγmax値が70〜90で、金属組織がフェライト相およびマルテンサイト相の二相組織であり、
    [1519−(1.3+109.07(%C)+13(%C)+16.38(%Si)+7.02(%Mn)+5.98(%Cu)+6.63(%Ni)+1.95(%Cr)+4.29(%Mo)+39(%P)+48.1(%S)+12.35(%Nb))]で示される凝固終了温度が1450℃以上であり、
    [6.752+(0.393+32.97(%C)+3.93(%C)+4.95(%Si)+2.12(%Mn)+1.81(%Cu)+2.00(%Ni)+0.59(%Cr)+1.30(%Mo)+11.8(%P)+14.54(%S)+3.73(%Nb))]で示される溶融状態から凝固する過程での固液共存範囲が30℃以内である
    ことを特徴とする請求項1記載のメタルマスク。
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