JP5696971B2 - 生分解性樹脂の処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、生分解性樹脂を分解した分解液を用いてメタン発酵を行い、効率よくメタンガス生成を行う方法に関する。
現在、バイオマス資源からエタノールを回収したり、メタン発酵を行ってメタンを回収するなど、様々な物質からエネルギー性物質を回収し、燃料等のエネルギー資源としてこれを有効利用する試みがなされている。
これらは、主に食品加工残さや食品廃棄物、さらには飼料作物がなどから行われるが、近年開発が進む生分解性樹脂などと一緒に発酵を行う技術も提案されており、例えば、乳酸系の生分解性物質を含む有機系廃棄物をメタンガス発酵させてメタンガスを回収する方法が報告されている(特許文献1)。
しかしながら、生分解性樹脂、特にポリ乳酸樹脂は分解速度が比較的遅いので高速にメタン発酵処理をするためには、メタン発酵前に高温処理、アルカリ処理等の環境負荷の高い方法で生分解性樹脂の前処理を行う必要があるなどの問題があった。
特開第2005−95729号公報
本発明は、乳酸を含む生分解性樹脂から効率よくメタンガスの生成を行う方法を提供することを目的とする。
本発明は、所定の分解液中で生分解性樹脂を分解した分解液を用いてメタンガス発酵を行うことによって、メタンガスを効率よく生成できるという知見に基づくものである。
即ち、本発明は、生分解性酵素、緩衝剤、有機溶媒及び水を含有する分解液中で生分解性樹脂を分解する工程、及び、前記工程後に前記分解液をメタン発酵させる工程を含む、メタンガスの生成方法であって、前記有機溶媒のSP値が8.5未満であるか又は11.5を超える値であり、前記分解液中の有機溶媒の含有率(体積含率)が1%よりも多く15%未満である、前記生成方法を提供する。
本発明により、生分解性樹脂から効率よくメタンガスを生成することができる。
実施例1及び比較例1、2のガス発生量を示すグラフである。 参考例1(左)と比較参考例14(右)との透明性を比較した写真である。 参考例3のHPLCチャートである。 参考例1のHPLCチャートである。 比較参考例1のHPLCチャートである。 分解試験4日後の分解率とSP値の相関を示すグラフである。 白濁物のFT−IRを示すグラフである。 HPLCの測定条件を示すグラフである。
本発明の方法では、まず生分解性酵素、緩衝剤、有機溶媒及び水を含有する分解液中で生分解性樹脂または該生分解性樹脂を含有する成形体を分解する。
生分解性樹脂は、生分解性を有する樹脂であればよく、例えば化学合成系樹脂、微生物系樹脂、天然物利用系樹脂などが挙げられる。具体的には、脂肪族ポリエステル、ポリビニルアルコール(PVA)、セルロース類、澱粉類などが挙げられる。脂肪族ポリエステルとしては、例えばポリ乳酸(PLA)樹脂及びその誘導体、ポリブチレンサクシネート(PBS)樹脂及びその誘導体、ポリカプロラクトン(PCL)、ポリヒドロキシブチレート(PHB)及びその誘導体、ポリエチレンアジペート(PEA)、ポリグリコール酸(PGA)、ポリテトラメチレンアジペート、ジオールとジカルボン酸の縮合物などが挙げられる。セルロース類としては、例えばメチルセルロース、エチルセルロース、アセチルセルロースなどが挙げられる。これらは単独での使用、共重合体での使用、2種以上を組み合わせての使用でもよい。共重合体を形成する成分としては、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、オクタンジオール、ドデカンジオール、ネオペンチルグリコール、グリセリン、ペンタエリスリトール、ソルビタン、ビスフェノールA、ポリエチレングリコールなどの多価アルコール;コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、グルタル酸、デカンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、アントラセンジカルボン酸などのジカルボン酸;グリコール酸、L-乳酸、D-乳酸、ヒドロキシプロピオン酸、ヒドロキシ酪酸、ヒドロキシ吉草酸、ヒドロキシカプロン酸、マンデル酸、ヒドロキシ安息香酸などのヒドロキシカルボン酸;グリコリド、カプロラクトン、ブチロラクトン、バレロラクトン、ポロピオラクトン、ウンデカラクトンなどのラクトン類などが挙げられる。
また、上記生分解性樹脂と、汎用化学樹脂、添加剤との混合体であってもよい。ここで添加剤としては可塑剤、熱安定剤、光安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、難燃剤、着色剤、顔料、フィラー、無機充填剤、離型剤、耐電防止剤、香料、滑剤、発泡剤、抗菌・抗カビ剤、核形成剤などが挙げられる。
生分解性樹脂は、好ましくはポリ乳酸樹脂である。ポリ乳酸樹脂としては、乳酸を重合して得られるポリエステル樹脂であれば特に限定されず、ポリ乳酸のホモポリマー、コポリマー、ブレンドポリマーなどであってもよい。
生分解性樹脂からなる成形体とは公知の成形法で成形される成形体であればよい。公知の成形法とは射出成形法、押出成形法、シート成形法、真空成形、圧空成形、圧縮成形、キャスト成形などである。得られる成形体の層構成は単層構造に限らず多層構造であってもよく、多層を構成する層は、二種以上の樹脂のブレンド体でもよく、添加剤との混合体であってもよい。多層成形体は樹脂数に応じた数の押出機や射出機を用いて共押出成形や共射出成形で成形しても良いし、単層成形体又は多層成形体に接着剤、熱圧着や押出コーティング等によってフィルム等を後工程で貼り合わせてもよい。
生分解性樹脂は、好ましくは分解促進剤を含有し、好ましくは生分解性樹脂100重量部に対して分解促進剤を0.1〜20重量部、例えば1.0〜20重量部含有する。分解促進剤の使用量が少なすぎると、生分解樹脂の分解を促進させることが困難となる恐れがあり、また、必要以上に多量に使用すると、この樹脂組成物の調整段階或いは成形体として使用に供している段階で生分解性樹脂の分解が始まってしまう恐れがあるからである。分解促進剤は、好ましくは加水分解により酸を放出し、放出される酸としては、特に0.005g/ml濃度の水溶液乃至水分散液でのpH(25℃)が4以下、特に3以下を示すものであり、水と混合したときに容易に加水分解して酸を放出するポリマーが好適に使用される。具体例としては、シュウ酸、マレイン酸、無水マレイン酸、グリコール酸等が挙げられるが、上記のうちシュウ酸およびグリコール酸が好ましい。このような分解促進剤としては、ポリオキサレート、ポリエチレンマレエート、ポリグリコール酸などが挙げられる。好ましい分解促進剤はポリエチレンオキサレート、ポリグリコール酸である。これらはコポリマー、単独での使用、2種以上を組み合わせての使用でもよい。コポリマーを形成する成分としては、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、オクタンジオール、ドデカンジオール、ネオペンチルグリコール、グリセリン、ペンタエリスリトール、ソルビタン、ビスフェノールA、ポリエチレングリコールなどの多価アルコール;コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、グルタル酸、デカンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、アントラセンジカルボン酸などのジカルボン酸;グリコール酸、L-乳酸、D-乳酸、ヒドロキシプロピオン酸、ヒドロキシ酪酸、ヒドロキシ吉草酸、ヒドロキシカプロン酸、マンデル酸、ヒドロキシ安息香酸などのヒドロキシカルボン酸;グリコリド、カプロラクトン、ブチロラクトン、バレロラクトン、ポロピオラクトン、ウンデカラクトンなどのラクトン類などが挙げられる。
また本明細書では、ホモポリマー、共重合体、ブレンド体において、少なくとも一つのモノマーとしてシュウ酸を重合したポリマーをポリオキサレートとする。
特に、上記のポリオキサレートやポリグリコール酸は易加水分解性の生分解性樹脂であり、それ自体で生分解性を有している点でも好適に使用される。
また、上述した分解促進剤は、そのガラス転移点(Tg)が生分解性樹脂の分解に用いる酵素の失活温度よりも低いものが好適である。このような低ガラス転移点のものを使用することにより、生分解性樹脂の酵素による分解をより迅速に促進させることが可能となる。ガラス転移温度は、例えば、セイコーインスツルメント株式会社製DSC6220(示差走査熱量測定)を用いて測定することができる。
分解液中に含まれる生分解性酵素としては、用いる生分解性高分子に作用する分解酵素であれば特に制限ない。さらに、酵素は固定化していても固定化していなくてもよい。リパーゼやプロテアーゼ、クチナーゼなどが挙げられる。また微生物を入れ、その菌体外酵素を用いてもよく、その微生物が必要とする培地成分や栄養成分が添加されていてもよい。また、上記酵素の活性を阻害しない限り、上記以外の微生物、酵素、培地成分、栄養成分、界面活性剤、食品廃棄物等の有機性廃棄物などが添加されていてもよい。
分解液中に含まれる緩衝剤としては、グリシン-塩酸緩衝液、リン酸緩衝液、トリス-塩酸緩衝液、酢酸緩衝液、クエン酸緩衝液、クエン酸-リン酸緩衝液、ホウ酸緩衝液、酒石酸緩衝液、グリシン-水酸化ナトリウム緩衝液などが挙げられる。また、固体の中和剤でもよく、例えば炭酸カルシウム、キトサン、脱プロトンイオン交換樹脂などが挙げられる。
分解液中に含まれる有機溶媒は、そのSP値(Hildebrand溶解度パラメータ)が8.5未満であるか又は11.5を超える値でなければならない。このような有機溶媒としては、ヘキサン(SP値は7.3)、シクロヘキサン(8.2)ジメチルスルホキシド(14.4)、アセトニトリル(11.7)、エタノール(12.7)、メタノール(14.4)などが挙げられる。前記有機溶媒は、好ましくはそのSP値が8.5未満であるか又は11.6以上である。より好ましくは、SP値は8以下であるか又は12以上である。さらに好ましくは、SP値は7.5以下であるか又は12.5以上である。上記範囲のSP値を有する有機溶媒を用いる場合には、生分解性樹脂の分解率が高く、凝集物の生成も抑制することができる。前記有機溶媒は、好ましくはエタノールである。
分解液中の有機溶媒の含有率(体積含率)は1%よりも多く15%未満である。好ましくは、有機溶媒の含有率は1.5%〜12%である。より好ましくは、有機溶媒の含有率は2%〜10%である。さらに好ましくは、有機溶媒の含有率は4%〜10%である。有機溶媒の含有率(体積含率)が1%以下では、分解液中に凝集沈殿物が生成されオリゴマーまたはモノマーの回収率が低下し、15%以上では、生分解性樹脂の分解率が低下するので好ましくない。
分解液中の水分の含有率(体積含率)は、50%以上である。好ましくは、80〜99%であることがよい。
分解液中で生分解性樹脂を分解する際の温度は、酵素が分解活性を示す温度であればよい。より好ましくは、0℃〜100℃である。さらに好ましくは、20℃〜70℃である。また、生分解性樹脂が分解促進剤を含有する場合には、さらに分解促進剤の作用を発揮する温度条件を考慮して温度を設定することができる。その場合は、例えば(分解促進剤のガラス転移温度―5℃)<分解温度<酵素活性を示す温度の上限、を基準とすることができる。例えば、分解促進剤としてポリエチレンオキサレートを使用した場合には例えば37℃の温度条件下で分解を促進することが可能であり、分解促進剤としてポリグリコール酸を使用した場合には例えば45℃とすることにより分解を促進することができる。また、分解液中で生分解性樹脂(2cm×2cm、厚み100μm)を分解する時間は、好ましくは1日〜10日である。より好ましくは、1日〜7日である。さらに好ましくは、4日以内である。また、分解液の撹拌条件は特に限りはなく、分解液が均一に撹拌されればよい。
上記の工程によって、生分解性樹脂の分解率が高く、且つ、生分解性樹脂の分解時における凝集沈殿物の生成を抑制し、効率よくオリゴマーおよび/またはモノマーを生成することができると考えられる。また得られたオリゴマーはモノマーへの分解が可能である。なお、ここでいうオリゴマーとは、モノマーが結合した重合体であって、例えば、ダイマー(二量体)、トライマー(三量体)、テトラマー(四量体)等をいう。また、オリゴマーおよび/またはモノマーは直鎖または側鎖を有するものであってもよい。また、それらオリゴマーおよび/またはモノマーが中和剤や、緩衝液、培地成分、栄養成分などの添加物と反応し、それらとオリゴマーおよび/またはモノマーとの反応物の形態を取っていてもよい。
分解液中には生分解性樹脂以外が混入していてもよく、非分解物を除去しながら生分解性樹脂を分解し、その分解液を発酵工程に用いることもできる。
本発明の方法は、上記の生分解性樹脂を分解する工程の後に、分解液をメタン発酵させる工程を含む。メタン発酵を行う方法は特に限定はされず、湿式でも乾式でもよい。当業者が通常の知識を用いて条件等を適宜設定することができる。
メタン菌とは嫌気条件下でメタンを合成する古細菌であり、当該技術分野においてメタン発酵に使用されるものであれば特に限定はされず、例えば(通性嫌気性菌として、クロストリジウム属(Clostridium)、バチルス属(Bacillus)、スタフィロコッカス属(Staphylococcus)などの炭化水素分解菌、プレクリジウム スプマルム(Plecridium spumarum)、カズセウス セロセヒドロゲニカス(Caduceus cellosaehydrogenicus)、のような繊維分解菌、クロストリジウム属(Clostridium)、プロテウス属(Proteus)、バクテリウム属(Bacterium)、バチルス属(Bacillus)、などのタンパク質分解菌、クロストリジウム クルベリ(Clostridium kluyveri)、などの脂肪分解菌が挙げられる。また、絶対嫌気性細菌としては、メタノコッカス属(Methanococcus)、メタノバクテリウム属(Methanobacterium)、メタノサルシナ属(Methanosarcina)などが挙げられる。これらのメタン発酵菌は一種類以上を用いることができ、メタン発酵を続けることによって、その環境に応じてこれらの一種または複数のメタン発酵菌が作用することで反応が進行する。
また、生分解性樹脂分解の工程後の分解液をメタン発酵の工程に供する方法としては、前記分解液にメタン菌(培養した場合を含む)を直接添加する様式でもよいし、メタン菌を先にメタン発酵槽などで培養しておき、分解液の一部をそこに投入する様式でもよい。また、回分式以外にも、分解液やメタン菌の培養液を必要に適宜添加する流加式や、連続的に供給する連続式としてもよい。
また、上記の発酵の工程においては、食品加工残さや食品廃棄物など、併せてメタン発酵を行うための他の有機系物質や、メタン菌の増殖や活性を助けるための栄養源などが発酵液中に含まれていてもよい。上記有機系物質のメタン発酵効率を上げるため発酵前に酸分解処理、アルカリ分解処理、熱分解処理、水蒸気分解処理、酵素分解処理、メタン菌以外の微生物による分解処理等の前処理を行ってもよく、これら前処理は複数を組み合わせて行ってもよい。
発酵は、必要により適宜攪拌を行いながら行うことができる。また、発酵の温度は特に限定はされず、発酵に適した温度を当業者が適宜設定することができるが、例えば20〜80℃、好ましくは35〜50℃、例えば37℃とすることができる。その際、恒温槽を使用して適切な温度に保って発酵を行うことが好ましい。
また、発酵を行う処理時間は、分解した生分解性樹脂の量分解液の量や、使用するメタン菌の種類及び発酵温度に応じて、必要な時間を当業者が適宜設定することができるが、例えば1〜30日、好ましくは1〜20日、さらに好ましくは1〜10日程度とすることができる。
メタン発酵を行う際には、それと同時に水素発酵、エタノール発酵、乳酸発酵、アセトン・ブタノール発酵等有機物の生分解法を併用して用いることができる。例えば水素発酵を併用して用いる場合、水素・メタン二段発酵の形態を取ることが可能であり、水素発酵により発生した酢酸、酪酸、プロピオン酸、乳酸などの有機酸をメタン発酵に供することにより効率よく水素およびメタンの回収を行うことができる。
生成したメタンガスは様々な夾雑物が存在している場合が多く、必要に応じてメタンガスを精製することもできる。ガス精製法としては脱硫、脱窒処理などが挙げられ、これらの処理はガス精製槽などを用いることによりを施すことが可能であり、それによって純度の高いメタンガスを得ることができる。
回収されたメタンガスは発電、燃料化、高分子合成を行うことで再利用可能である。また、水素発酵、エタノール発酵、乳酸発酵、アセトン・ブタノール発酵などを併用した際にはそれぞれの発酵生成物を同時に獲得することが可能であり、これらについても同様に再利用可能である。得られたメタンガスは通常の方法により回収し、目的に応じた再利用法を取ることができるが、例えば発電に用いる場合はガスホルダーに貯めておいてもよく、直接燃料電池やガス発電機に投入してもよい。また、発酵工程で発生した残渣および排水を肥・飼料化することで、それらについても再利用が可能である。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
(proK(ProteinaseK)酵素液)
Tritirachium album由来ProteinaseK粉末20mgを、50w/w%グリセリンを含む0.05M Tris−HCl緩衝液(pH8.0)1mlに溶解させ、proK(ProteinaseK)酵素液を作製した。
(CLE酵素液)
リパーゼ活性653U/mLを示すCryptococcus sp. S-2由来リパーゼCS2(特開2004−73123:独立行政法人酒類総合研究所提供)酵素液を用いた。リパーゼ活性は基質としてパラニトロフェニルラウレートを用いて測定した。ここで、リパーゼ活性の1Uとは1μmol/minのパラニトロフェノールをパラニトロフェニルラウレートから遊離させた時の酵素量で定義される。
(ポリエチレンオキサレート(PEOx)の合成)
マントルヒーター、攪拌装置、窒素導入管、冷却管を取り付けた300mLのセパラブルフラスコにシュウ酸ジメチル354g(3.0mol)、エチレングリコール223.5g(3.6mol)、テトラブチルチタネート0.30gを入れ窒素気流下フラスコ内温度を110℃からメタノールを留去しながら170℃まで加熱し、9時間反応させた。最終的に210mlのメタノールを留去した。その後内温150℃で0.1〜0.5mmHgの減圧下で1時間攪拌し、内温170℃〜190℃で7時間反応後、粘度が上がり取り出した。合成物のηinhは0.12だった。
溶液粘度(ηinh)の測定は、120℃で一晩真空乾燥させた合成したポリエチレンオキサレートをm−クロロフェノール/1,2,4−トリクロロベンゼン=4/1(重量比)混合溶媒に浸漬し、150℃で約10分溶解させ濃度0.4g/dlの溶液を作り、ついでウベローデ粘度計を用いて30℃で溶液粘度を測定した(単位dl/g)。
(ポリエチレンオキサレート(PEOx)の合成)
マントルヒーター、攪拌装置、窒素導入管、冷却管を取り付けた300mLのセパラブルフラスコにシュウ酸ジメチル354g(3.0mol)、エチレングリコール223.5g(3.6mol)、テトラブチルチタネート0.30gを入れ窒素気流下フラスコ内温度を110℃からメタノールを留去しながら170℃まで加熱し、9時間反応させた。最終的に210mlのメタノールを留去した。その後内温150℃で0.1〜0.5mmHgの減圧下で1時間攪拌し、内温170℃〜190℃で7時間反応後、粘度が上がり取り出した。合成物のηinhは0.12だった。
溶液粘度(ηinh)の測定は、120℃で一晩真空乾燥させた合成したポリエチレンオキサレートをm−クロロフェノール/1,2,4−トリクロロベンゼン=4/1(重量比)混合溶媒に浸漬し、150℃で約10分溶解させ濃度0.4g/dlの溶液を作り、ついでウベローデ粘度計を用いて30℃で溶液粘度を測定した(単位dl/g)。
(ポリオキサレート(PEOx20)の合成)
シュウ酸ジメチル354g(3.0mol)の代わりにシュウ酸ジメチル94.5g(0.8mol)及びテレフタル酸ジメチル38.8g(0.2mol)を用いた以外は、上記PEOxの合成と同様の方法で合成した。
GPC測定により、重量平均分子量 (Mw)は20000であった。GPCには、東ソー株式会社製HLC−8120を用い、カラムとしてTSKgel SuperHM−H×2及びガードカラムとしてTSKguard column SuperH−Hを用いた。カラムオーブンの温度を40℃とし、溶離液としてクロロホルムを用い、流速を0.5ml/minとした。また、サンプル注入量は15μlとした。スタンダードはクロロホルムにポリスチレンを溶解させたものを用いた。サンプル調整はクロロホルムを溶媒として濃度5mg/mlとし、フィルターろ過したものを用いた。
(PEOx、PEOx20の性質)
モノマーであるシュウ酸は0.005g/ml濃度でpH1.6であり、PEOxは水溶液中で加水分解によりシュウ酸、またはシュウ酸オリゴマーを溶出する。
〔表1〕
表1 ポリオキサレートのモノマー含有量とガラス転移温度
(生分解性樹脂(ポリ乳酸/PEOx)フィルムの作製)
ポリ乳酸(Natureworks社製4032D)/ポリエチレンオキサレート=95/5wt%のマスターペレットを、二軸押出機(テクノベル社製ULT Nano05−20AG)を用いて200℃で溶融混合し、ラボプラストミル(株式会社東洋精機製作所製)を用いて厚さ100μmの易分解性樹脂組成物フィルムを製膜した。
(生分解性樹脂(PBS)フィルムの作製)
ポリブチレンサクシネート(PBS)(昭和高分子社製#1001)ペレットを200℃で5分間溶融後、50kgf/cm2の圧力で加熱加圧し、フィルムを作製した。
(分解率)
分解率は、生分解性樹脂フィルムの初期重量を測定し、1週間分解させた生分解性樹脂フィルムの重量を測定し、下記の式にて算出した。
((生分解性樹脂フィルムの初期重量−分解後のフィルムの重量)/生分解性樹脂フィルムの初期重量)×100=分解率(%)
(分解液の透明性)
フィルムを分解させた分解液の透明性を目視で確認し、透明な分解液を○とし、分解直後で白濁を確認できる分解液を×として、評価した。
(吸光度測定(濁度測定))
フィルムを分解させた分解液を島津製作所製の分光光度計UV−160Aを用い、660nmの波長で吸光度を測定した。
(60mmol/lリン酸緩衝液(pH7)の作製方法)
60mmol/lのリン酸2水素ナトリウム水溶液と60mMのリン酸水素2ナトリウム水溶液を1:1で混合し、60mmol/lのリン酸2水素ナトリウム水溶液でpH7に調整した。
(有機溶媒含有緩衝液の作製方法)
ここではエタノール4%含有緩衝液の作製方法を記す。
上記60mmol/Lリン酸緩衝液にエタノールを含有率(体積含率)が4%になるように加え、1mol/l塩酸でpH7に調整し、有機溶媒含有緩衝液を作製した。この液をエタノール4%含有緩衝液とした。
(実施例1)
蒸留水192mlにエタノール8ml(4%エタノール)加え、CLE酵素液240μlを添加し、緩衝剤として炭酸カルシウムを0.5g加え、分解液とした。その分解液に重量1gに切り出した易分解性樹脂組成物フィルムを浸し、37℃、100rpmで振とうし、消滅するまで分解を行った。
その分解液65mlを300mlバイアル瓶に分取し、メタン発酵槽設備より採取したプラント液3mlを種菌として加え、一日5回の攪拌を行いながら37℃恒温槽にて発酵させ、発生したガスを採取した。
(比較例1)
分解液にエタノールを添加せず、蒸留水200mlを用いた以外は実施例1と同様に行った。
(比較例2)
分解液にエタノール及び炭酸カルシウムを添加せず、蒸留水の代わりに60mMリン酸緩衝液200mlを用いた以外は実施例1と同様に行った。
(メタンガス濃度の測定)
上記のように行った実施例1及び比較例1、2について、全体のガスの回収量及びメタンガス濃度を開始して24、41、49、121、145、162、169、186、210、217、284、306時間後に測定した(図1)。また発酵開始210時間後の回収量及びメタンガス濃度は以下の表2の通りであった。
なお、メタンガス濃度測定にはガスクロマトグラフィーGC-3BT(島津製作所)を使用した。測定条件はポラパックQカラムを60℃条件下で用い、キャリアーガスとしてヘリウムを0.8kg/cm2の流量で流し、熱伝導度型検出器(TCD)を用いて測定を行った。
〔表2〕
(参考例1)
分解液のエタノールの含有率が4%となるように、60mmol/Lリン酸緩衝液10ml(pH7)、CLE酵素液12μl及びエタノールとを混合した分解液を作成し、塩酸を添加してpH7となるように調整した。25mlのバイアル瓶内に、該分解液と2cm×2cm(重量50mg)に切り出した生分解性樹脂(ポリ乳酸/PEOx)フィルムを入れ、37℃100rpmで7日間振とうさせた。なお、pHの極度な低下を避けるため、7日間を2日、2日、3日に分け、分解液を交換した。
(参考例2)
エタノールの含有率が2%になるようにした以外は、参考例1と同様に行った。
(参考例3)
エタノールの含有率が7%になるようにした以外は、参考例1と同様に行った。
(参考例4)
エタノールの含有率が10%になるようにした以外は、参考例1と同様に行った。
(参考例5)
エタノールに代えて、ヘキサンの含有率が4%になるようにした以外は、参考例1と同様に行った。
(参考例6)
エタノールに代えて、ヘキサンの含有率が10%になるようにした以外は、参考例1と同様に行った。
(参考例7)
エタノールに代えて、メタノールの含有率が4%になるようにした以外は、参考例1と同様に行った。
(参考例8)
エタノールに代えて、アセトニトリルの含有率が4%になるようにした以外は、参考例1と同様に行った。
(参考例9)
生分解性樹脂(ポリ乳酸/PEOx)フィルムを生分解性樹脂(PBS)フィルムに代えた以外は、参考例1と同様に行った。
(参考例10)
生分解性樹脂(ポリ乳酸/PEOx)フィルムを生分解性樹脂(PBS)フィルムに代えた以外は、参考例5と同様に行った。
(参考例11)
proK酵素液12μlとした以外は参考例1と同様に行った。
(参考例12)
生分解性樹脂(ポリ乳酸/PEOx)フィルムを生分解性樹脂(ポリ乳酸/PEOx20)フィルムに代え、分解温度を45℃に代えた以外は、参考例1と同様に行った。
(比較参考例1)
エタノールの含有率が1%になるようにした以外は、参考例1と同様に行った。
(比較参考例2)
エタノールの含有率が15%になるようにした以外は、参考例1と同様に行った。
(比較参考例3)
エタノールの含有率が20%になるようにした以外は、参考例1と同様に行った。
(比較参考例4)
エタノールの含有率が30%になるようにした以外は、参考例1と同様に行った。
(比較参考例5)
エタノールに代えて、トルエンの含有率が4%になるようにした以外は、参考例1と同様に行った。
(比較参考例6)
エタノールに代えて、トルエンの含有率が50%になるようにした以外は、参考例1と同様に行った。
(比較参考例7)
エタノールに代えて、トルエンの含有率が95%になるようにした以外は、参考例1と同様に行った。
(比較参考例8)
エタノールに代えて、クロロホルムの含有率が4%になるようにした以外は、参考例1と同様に行った。
(比較参考例9)
エタノールに代えて、酢酸エチルの含有率が4%になるようにした以外は、参考例1と同様に行った。
(比較参考例10)
エタノールに代えて、イソプロパノールの含有率が4%になるようにした以外は、参考例1と同様に行った。
(比較参考例11)
エタノールに代えて、ジオキサンの含有率が4%になるようにした以外は、参考例1と同様に行った。
(比較参考例12)
エタノールに代えて、ヘキサンの含有率が1%になるようにした以外は、参考例1と同様に行った。
(比較参考例13)
エタノールに代えて、メタノールの含有率が1%になるようにした以外は、参考例1と同様に行った。
(比較参考例14)
エタノールを加えなかった以外は、参考例1と同様に行った。
(比較参考例15)
生分解性樹脂(ポリ乳酸/PEOx)フィルムを生分解性樹脂(PBS)フィルムに代えた以外は比較参考例14と同様に行った。
(比較参考例16)
proK酵素液12μlとした以外は比較参考例14と同様に行った。
(比較参考例17)
生分解性樹脂(ポリ乳酸/PEOx)フィルムを生分解性樹脂(ポリ乳酸/PEOx20)フィルムに代えた以外は、比較参考例14と同様に行った。
(結果)
参考例1〜12及び比較参考例1〜17の、1週間の分解率及び分解液透明性の結果を表3、4に示す。
*分解液の透明性は分解量に依存するため、ほとんど分解していない比較参考例は透明になる。
参考例3の分解液のHPLCチャートを図3に示した。ここから生分解性樹脂(ポリ乳酸/PEOx)から乳酸モノマー、乳酸オリゴマーが生成しているとわかった。
(HPLCの測定条件)
HPLCシステムにはJASCO製GULLIVER seriesを使用した。分析条件は、カラムはWaters製Atlantis dC18 5μm、4.6×250mmを40℃に保ったカラムオーブン内で用い、0.5%リン酸とアセトニトリルで流速1mL/分となるように図8のとおりグラジエントをかけ、それを移動相としてサンプルを50μl注入した。検出には210nmのUV吸収を用い、標準サンプルとしてL−乳酸(和光純薬工業社製)を精製したものを用いた。
参考例1及び2と比較参考例1、2及び3の結果から、好ましい有機溶媒量は1%<有機溶媒量<15%であると分かった。有機溶媒量が1%以下の場合、分解液が不透明になりモノマー回収量が低下する。15%以上の場合、分解量が極端に低下することがわかった。
次に、分解試験4日後の分解率とSP値の相関を図6に示す。つまり、好ましい有機溶媒のSP値範囲として、有機溶媒のSP値<8.5、又は11.5<有機溶媒のSP値であることが分かった。
(白濁物のIR解析)
比較参考例14の白濁液を遠心し、沈殿物を回収後、蒸留水で洗浄した。回収した白色固体は一晩40℃で減圧乾燥させ、FT−IRを用い測定した。FT−IRは反射測定を行った(測定周波数:600cm-1〜4000cm-1)。結果を図7に示す。
1735cm-1のピークはポリ乳酸オリゴマーのカルボニル基に起因し、1635cm-1及び1540cm-1のピークはタンパク質(酵素)のペプチド結合に起因している。つまり酵素分解中の白濁原因はポリ乳酸オリゴマーと酵素との凝集沈殿物が生成しているとわかった。
(乳酸モノマー回収率実験)
1週間後の分解率が100%であった参考例1、参考例3、比較参考例1及び比較参考例14に対して以下の実験を行った。
フィルムが100%分解するまでの各分解残液を統合し、proK酵素液を1.2μL/mL加え、37℃で1週間振とうさせた。その反応液からHPLCを用いて、乳酸モノマー及びオリゴマー量を算出した。乳酸モノマー及びオリゴマー回収率は、乳酸モノマー及びオリゴマー量/仕込みのポリ乳酸量×100により計算した。その結果を表5に示す。
〔表5〕
表5
乳酸モノマー回収率実験後の参考例1および比較参考例1の分解液のHPLCチャートを図4,5に示した。ここからエタノールを4%添加した場合は高濃度のモノマーが回収できることが分かり、1%添加した場合ではモノマー及びオリゴマーの回収量が著しく低下しているとわかった。

Claims (5)

  1. 生分解性酵素、緩衝剤、有機溶媒及び水を含有する分解液中でポリ乳酸樹脂を分解する工程、及び、前記工程後に前記分解液をメタン発酵させる工程を含む、メタンガスの生成方法であって、前記有機溶媒はアセトニトリル、エタノール又はメタノールであり、前記分解液中の有機溶媒の含有率(体積含率)が2%〜10%である、前記生成方法。
  2. 有機溶媒がエタノールである、請求項1記載の生成方法。
  3. 分解液中の水分の含有率(体積含率)が80%以上である、請求項1又は2記載の生成方法。
  4. ポリ乳酸樹脂がポリオキサレートまたはポリグリコール酸を含有する、請求項1〜3のいずれか1項記載の生成方法。
  5. ポリ乳酸樹脂が、ポリ乳酸樹脂100重量部に対してポリオキサレートまたはポリグリコール酸を0.1〜20重量部含有する、請求項4記載の生成方法。
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