JP5696200B1 - 極低温ケーブルの終端接続部 - Google Patents

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Abstract

【課題】計器類に対するシールド通電部の影響を低減でき、小型化を図ることができる極低温ケーブルの終端接続部を提供する。【解決手段】極低温ケーブルの終端接続部は、極低温ケーブルの端末部と、極低温ケーブルの端末部を収容し、運転時に冷媒が導入される冷媒槽と、真空槽本体部、真空槽本体部から上方に向けて垂設される第1の筒状部、及び第1の筒状部と離間して真空槽本体部から上方に向けて垂設される第2の筒状部を有し、冷媒槽を収容し、運転時に真空状態とされる真空槽と、冷媒槽内に各種計器類のセンサーを導入するための測定用配管と、極低温ケーブルのケーブルシールド層に接続され、外部に引き出して接地するシールド通電部と、を備える。測定用配管は、第2の筒状部内を通って当該第2の筒状部の上面から引き出され、シールド通電部は、第2の筒状部内を通って当該第2の筒状部の側面から引き出される。【選択図】図1

Description

本発明は、超電導ケーブル等の極低温ケーブルの終端接続部に関する。
従来、極低温で超電導状態になる超電導線材を導体として用いた超電導ケーブルが知られている。超電導ケーブルは、大電流を低損失で送電可能な電力ケーブルとして期待されており、実用化に向けて開発が進められている。
超電導ケーブルは、断熱管内に一心又は複数心のケーブルコアが収容された構造を有する。ケーブルコアは、例えば中心から順に、フォーマ、超電導導体層、電気絶縁層、ケーブルシールド層、及び保護層等を有する。断熱管は、ケーブルコアを収容し内部に冷媒(例えば液体窒素)が充填される内管(以下「断熱内管」)と、断熱内管の外周を覆う外管(以下「断熱外管」)を有する。断熱内管と断熱外管の間は、断熱のために真空状態とされる。
超電導ケーブルの終端接続部においては、低温部となる低温容器に超電導ケーブルの端末部が収容され、超電導ケーブルの超電導導体層が導体引出部を介して常温部となる実系統に接続される。また、超電導ケーブルのケーブルシールド層がシールド通電部を介して接地される。低温容器は、超電導ケーブルの端末部を収容し運転時に液体窒素等の冷媒が充填される冷媒槽と、冷媒槽を収容し運転時に真空状態とされる真空槽とからなる二重構造を有する(例えば特許文献1〜3)。
導体引出部及びシールド通電部はそれぞれ、一端が常温部に位置し、他端が低温部に位置するので、導体引出部及びシールド通電部を熱伝達経路として、常温部から低温部に熱侵入が生じる。この熱侵入を低減するためには、ある程度の熱伝達経路長を確保する必要がある。そこで、特許文献1に記載されるように、真空槽が、真空槽本体部から上方に延びる第1の筒状部(特許文献1において、冷媒槽33の突出部分33bに対応する真空槽32の突出部分)及び第2の筒状部(特許文献1において、冷媒槽33の突出部分33cに対応する真空槽32の突出部分)を有し、第1の筒状部に導体引出部が配置され、第2の筒状部にシールド通電部が配置されるようになっている。
また、冷媒槽の内部には、液面計、温度計、又は圧力計等の計器類のセンサーが配置される。これらのセンサーは、常温部から冷媒槽まで連通するコルゲート管等の測定用配管を通して冷媒槽内に導入される。導体引出部やシールド通電部と同様に、測定用配管も熱伝達経路となるため、ある程度の長さを確保する必要がある。真空槽において、第1の筒状部及び第2の筒状部とは別に、測定用配管を配置するための筒状部を設け、測定用配管を配置するようにしてもよいが、この場合、超電導ケーブルの終端接続部が大型化してしまうという課題が生じる。そのため、第2の筒状部に、シールド通電部と一緒に測定用配管を配置する。
特許第4927804号公報 特許第5089822号公報 特開2005−253204号公報
上述したように、測定用配管とシールド通電部は、第2の筒状部に一緒に配置され、第2の筒状部の上面から引き出される場合、測定用配管の近傍に計器類を含む付帯設備(以下「測定部」)を配置すると、測定部はシールド通電部の近傍に配置されることとなる。そのため、シールド通電部に大電流が流れたときに、計器類に誤差が生じやすくなる。つまり、従来の終端接続部においては、測定用配管から十分に離して測定部を配置する必要があり、終端接続部の小型化を阻害する要因となっている。
本発明の目的は、計器類に対するシールド通電部の影響を低減でき、小型化を図ることができる極低温ケーブルの終端接続部を提供することである。
本発明に係る極低温ケーブルの終端接続部は、極低温ケーブルの端末部と、
前記極低温ケーブルの端末部を収容し、運転時に冷媒が導入される冷媒槽と、
真空槽本体部、前記真空槽本体部から上方に向けて垂設される第1の筒状部、及び前記第1の筒状部と離間して前記真空槽本体部から上方に向けて垂設される第2の筒状部を有し、前記冷媒槽を収容し、運転時に真空状態とされる真空槽と、
前記冷媒槽内に各種計器類のセンサーを導入するための測定用配管と、
前記極低温ケーブルのケーブルシールド層に接続され、外部に引き出して接地するシールド通電部と、を備え、
前記測定用配管は、前記第2の筒状部内を通って当該第2の筒状部の上面から引き出され、
前記シールド通電部は、前記第2の筒状部内を通って当該第2の筒状部の側面から引き出されることを特徴とする。
本発明によれば、計器類に対するシールド通電部の影響を低減でき、計器類に生じる誤差を格段に低減することができるとともに、終端接続部の小型化を図ることができる。
本発明の一実施の形態に係る終端接続部を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る終端接続部1を示す図である。説明の便宜上、極低温ケーブル10が導入される側を後端側(図1では右側)、反対側を先端側(図1では左側)として説明する。
図1に示すように、終端接続部1は、極低温ケーブル10の端末部、低温容器20、導体引出部30、シールド通電部40、碍管50等を備える。低温容器20(詳細には冷媒槽21)に極低温ケーブル10の端末部が所定の状態で収容され、導体引出部30を介して極低温ケーブル10の導体電流が電力機器等の実系統側に引き出される。また、シールド通電部40を介して、極低温ケーブル10のケーブルシールド層114が接地される。
極低温ケーブル10は、断熱管12内に一心のケーブルコア11が収容された単心型の超電導ケーブルである。なお、極低温ケーブル10は、ケーブルコア11が3本撚り合わせた状態で断熱管12内に収容される三心一括型の三相超電導ケーブルであってもよい。
ケーブルコア11は、例えば中心から順に、フォーマ111、超電導導体層112、電気絶縁層113、ケーブルシールド層114、及び保護層115等を有する。
極低温ケーブル10の端末部においては、ケーブルコア11に段剥ぎ加工が施され、先端側から順に各層が露出する。超電導導体層112の外周には、超電導導体層112に電気的に接続される導体接続端子13が配置される。ケーブルシールド層114の外周には、ケーブルシールド層114に電気的に接続されるシールド接続端子14が配置される。導体接続端子13とシールド接続端子14の間に位置する電気絶縁層113の外周には、ストレスコーン等の電界緩和層15が配置される。
断熱管12は、内側の断熱内管121と外側の断熱外管122とからなる二重管構造を有する。断熱管12の外周面は、ポリエチレンなどの防食層(図示略)で被覆される。
断熱内管121は、ケーブルコア11を収容し、運転時には冷媒(例えば液体窒素)が充填される。これにより、超電導導体層112は、超電導状態に維持される。断熱内管121と断熱外管122の間は、断熱のために、運転時に真空状態に保持される。
低温容器20は、内側の冷媒槽21と外側の真空槽22とからなる二重構造を有する。
冷媒槽21は、例えば中空円筒形状を有し、極低温ケーブル10の端末部を収容する。冷媒槽21は、導体引出部30を導入する導体引出口21A及びシールド通電部40を導入するシールド引出口21Bを有する。冷媒槽21は、例えば真空槽22内に配置された架台(図示略)等に載置してもよい。
冷媒槽21には後端側から極低温ケーブル10の端末部が導入される。冷媒槽21の後端部212には、極低温ケーブル10の断熱内管121が接続される。冷媒槽21には、運転時に冷媒循環装置(図示略)により冷媒が循環供給される。冷媒槽21に連通する断熱内管121の内部も冷媒で充填される。
冷媒槽21の導体引出口21Aには、導体引出部30及び冷媒槽21の外面に密着して、絶縁スペーサー62が配置される。絶縁スペーサー62は、例えばエポキシ樹脂や繊維強化プラスチック(FRP:Fiber Reinforced Plastics)で構成される。冷媒槽21のシールド引出口21Bには、冷媒槽21の外面に密着して、蓋63が配置される。絶縁スペーサー62と蓋63により冷媒槽21と真空槽22とが仕切られ、冷媒槽21は気密かつ水密に封止される。
真空槽22は、例えば中空円筒形状を有し、冷媒槽21を収容する真空槽本体部22A、真空槽本体部22Aから上方に向けて垂設される第1の筒状部22B、及び第1の筒状部22Bと離間して真空槽本体部22Aから上方に向けて垂設される第2の筒状部22Cを有する。一般に、第1の筒状部22B及び第2の筒状部22Cは、温度勾配部と呼ばれる。
真空槽22の内部には、第1の筒状部22Bの下方に導体引出口21Aが位置し、第2の筒状部22Cの下方にシールド引出口21Bが位置するように位置決めされた状態で、冷媒槽21が配置される。真空槽22の後端部222には、極低温ケーブル10の断熱外管122が接続される。
第1の筒状部22Bには導体引出部30が配置され、第1の筒状部22Bの上部には碍管50が配置される。第2の筒状部22Cには測定用配管61、及びシールド通電部40が配置される。
冷媒槽21の導体引出口21A及びシールド引出口21Bが真空槽22の真空槽本体部22Aに収容されるので、熱伝達経路となる導体引出部30、シールド通電部40、及び測定用配管61は真空槽本体部22Aの内部まで導入される。熱侵入を低減するためには熱伝達経路長を確保する必要があるが、冷媒槽21の導体引出口21A及びシールド引出口21Bが真空槽22の真空槽本体部22Aに収容される分、温度勾配部による熱伝達経路長を確保しやすくなるので、第1の筒状部22B及び第2の筒状部22Cの高さを低く抑えることができる。したがって、終端接続部1の小型化を図ることができる。
真空槽22は、運転時に真空ポンプ(図示略)により真空引きされ、真空状態に保持される。真空槽22に連通する断熱内管121と断熱外管122の間の空間、及び碍管50の内部も真空状態に保持される。
導体引出部30は、極低温ケーブル10から実系統に電流を引き出すための導体である。導体引出部30は、例えば銅製の棒材またはパイプ材からなる導体引出棒を有する。なお、導体引出部30の構成はこれに限定されず、公知の構成を適用することができる。導体引出部30(導体引出棒)の一端は碍管50を気密に貫通して外部に引き出され、他端は導体接続端子13に接続される。導体引出部30は、導体接続端子13を介して極低温ケーブル10の超電導導体層112と電気的に接続される。
導体引出部30は、少なくとも一部に、例えば平編銅線等のフレキシブル導体(図示略)を有するのが好ましい。これにより、極低温ケーブル10の熱伸縮により導体接続端子13の位置が水平方向に(図1の左右方向)に移動しても、容易に追従することができるので、絶縁スペーサー62等の損傷を防止できる。
シールド通電部40は、極低温ケーブル10のケーブルシールド層114を接地するための導電部材である。シールド通電部40は、冷媒槽21から上方に向けて引き出される第1のシールド引出部41と、第1のシールド引出部41に対して直角方向に接続され、真空槽22の第2の筒状部22Cの側面から引き出される第2のシールド引出部42と、を有する。シールド通電部40の一端(第1のシールド引出部41の冷媒槽側端部)は、冷媒槽21のシールド引出口21Bの上部に設けられた蓋63を気密に貫通する低温部側シールド接続導体(図示略)を介して、冷媒槽21内のケーブルシールド層114と電気的に接続される。また、シールド通電部40の他端(第2のシールド引出部42の引出口側端部)は、真空槽22の第2の筒状部22Cの側面を気密に貫通する常温部側シールド接続導体(図示略)を介して、真空槽22の外側(すなわち常温部)に引き出される。
第1のシールド引出部41及び第2のシールド引出部42は、例えば一本の平編銅線等のフレキシブル導体で構成される。フレキシブル導体自体を直角方向に直角に曲げることにより、容易に第1のシールド引出部41及び第2のシールド引出部42を形成することができる。第1のシールド引出部41と第2のシールド引出部42をそれぞれ棒状またはパイプ状の導体で構成して第2の筒状部22C内で接続する場合に比較して、接続材料が不要となり部品点数を低減できる上、極低温ケーブル10又は冷媒槽21の熱収縮に容易に追従することができる。
測定用配管61は、冷媒槽21内に各種計器類(例えば液面計、温度計、圧力計等)のセンサー65を導入するためのコルゲート管である。測定用配管61の一端は真空槽22の第2の筒状部22Cの上面を気密に貫通して外部に引き出され、他端は蓋63を気密に貫通して冷媒槽21に連通する。各種計器類を含む付帯設備としての測定部64は、測定用配管61の近傍に配置される。
碍管50は、ポリマー套管51及び遮へい金具52を有する。
ポリマー套管51は、絶縁筒51aと、ポリマー被覆体51bと、を有する。絶縁筒51aは、機械的強度の高いFRP(繊維強化プラスチック)で構成される。ポリマー被覆体51bは、電気絶縁性能に優れる材料、例えばシリコーンポリマー(シリコーンゴム)などの高分子材料で構成される。ポリマー被覆体51bは、絶縁筒51aの外周に設けられており、ポリマー被覆体51bの外周面には、複数個の傘状の襞部が長手方向に離間して形成される。ポリマー套管51の内部(絶縁筒51aの内部)は中空となっている。
遮へい金具52は、ポリマー套管51と同心状に埋設される円筒部52aと、円筒部52aの下端から径方向外側に延出するフランジ部52bを有する。円筒部52aは電界緩和機能を有し、碍管50の電界を緩和する。
真空槽22の第1の筒状部22Bの上部に碍管50を載置し、遮へい金具52のフランジ部52bをボルト等の接続部材(図示略)で接続することにより、碍管50は真空槽22に気密に固定される。碍管50の内部は第1の筒状部22Bに連通し、運転時には真空状態となる。これにより、真空断熱部を大きく確保することができるので、導体引出部30を介する外部からの熱侵入を低減することができる。
このように、終端接続部1は、極低温ケーブル10の端末部と、極低温ケーブル10の端末部を収容し、運転時に冷媒が導入される冷媒槽21と、真空槽本体部22A、真空槽本体部22Aから上方に向けて垂設される第1の筒状部22B、及び第1の筒状部22Bと離間して真空槽本体部22Aから上方に向けて垂設される第2の筒状部22Cを有し、冷媒槽21を収容し、運転時に真空状態とされる真空槽22と、冷媒槽21内に各種計器類のセンサーを導入するための測定用配管61と、極低温ケーブル10のケーブルシールド層114に接続され、外部に引き出して接地するシールド通電部40と、を備える。そして、測定用配管61は、第2の筒状部22C内を通って当該第2の筒状部22Cの上面から引き出され、シールド通電部40は、第2の筒状部22C内を通って当該第2の筒状部22Cの側面から引き出される。
終端接続部1によれば、シールド通電部40を真空槽22の第2の筒状部22Cの側面から引き出すことにより、各種計器類を含む付帯設備としての測定部64と、シールド通電部40の引出部を容易に離間させることができるので、シールド通電部40に大電流が流れても計器類は影響を受けない。
また、測定部64を測定用配管61の近傍に配置することができるので、省スペース化を図ることができ、さらには、真空槽22の第2の筒状部22Cに、測定用配管61とシールド通電部40とを一緒に収容するので、測定用配管61を収容するための筒状部を別途設ける必要もない。
すなわち、本発明によれば、計器類に対するシールド通電部40の影響を低減でき、計器類に生じる誤差を格段に低減することができるとともに、終端接続部1の小型化を図ることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、第1のシールド引出部41と第2のシールド引出部42を、それぞれ銅製の棒状またはパイプ状の導体で構成し、接続材料を用いて互いに直角となるように接続してもよい。また、一本の棒状またはパイプ状の導体を直角に折曲加工することにより、第1のシールド引出部41と第2のシールド引出部42を形成するようにしてもよい。
この場合も、シールド通電部40は、少なくとも一部に、例えば平編銅線等のフレキシブル導体(図示略)を有するのが好ましい。これにより、極低温ケーブル10や冷媒槽21の熱伸縮に容易に追従することができるので、蓋63等の損傷を防止できる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 終端接続部
10 極低温ケーブル
11 ケーブルコア
111 フォーマ
112 超電導導体層
113 電気絶縁層
114 ケーブルシールド層
115 保護層
12 断熱管
121 断熱内管
122 断熱外管
13 導体接続端子
14 シールド接続端子
15 電界緩和層
20 低温容器
21 冷媒槽
21A 導体引出口
21B シールド引出口
211 先端部
212 後端部
22 真空槽
22A 真空槽本体部
22B 第1の筒状部
22C 第2の筒状部
221 先端部
222 後端部
30 導体引出部
40 シールド通電部
41 第1のシールド引出部
42 第2のシールド引出部
50 碍管
51 ポリマー套管
51a 絶縁筒
51b ポリマー被覆体
52 遮へい金具
52a 円筒部
52b フランジ部
61 測定用配管
62 絶縁スペーサー
63 蓋
64 測定部
65 センサー

Claims (6)

  1. 極低温ケーブルの端末部と、
    前記極低温ケーブルの端末部を収容し、運転時に冷媒が導入される冷媒槽と、
    真空槽本体部、前記真空槽本体部から上方に向けて垂設される第1の筒状部、及び前記第1の筒状部と離間して前記真空槽本体部から上方に向けて垂設される第2の筒状部を有し、前記冷媒槽を収容し、運転時に真空状態とされる真空槽と、
    前記冷媒槽内に各種計器類のセンサーを導入するための測定用配管と、
    前記極低温ケーブルのケーブルシールド層に接続され、外部に引き出して接地するシールド通電部と、を備え、
    前記測定用配管は、前記第2の筒状部内を通って当該第2の筒状部の上面から引き出され、
    前記シールド通電部は、前記第2の筒状部内を通って当該第2の筒状部の側面から引き出されることを特徴とする極低温ケーブルの終端接続部。
  2. 前記シールド通電部は、前記冷媒槽から上方に向けて引き出される第1のシールド引出部と、前記第1のシールド引出部に対して直角方向に接続され、前記第2の筒状部の側面から引き出される第2のシールド引出部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の極低温ケーブルの終端接続部。
  3. 前記シールド通電部は、少なくとも一部がフレキシブル導体で構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の極低温ケーブルの終端接続部。
  4. 前記第1のシールド引出部及び前記第2のシールド引出部は、一本のフレキシブル導体を直角に曲げることにより構成されることを特徴とする請求項2に記載の極低温ケーブルの終端接続部。
  5. 前記冷媒槽は、前記第2の筒状部に対応する位置にシールド引出口を有し、
    前記測定用配管及び前記シールド通電部は、前記シールド引出口を介して上方に向けて引き出されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の極低温ケーブルの終端接続部。
  6. 前記シールド引出口は、前記真空槽本体部内に位置することを特徴とする請求項5に記載の極低温ケーブルの終端接続部。
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