JP5692132B2 - 蓄電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電気的に接続された複数の蓄電素子を有する蓄電装置に関する。
バスバーを用いて、複数の単電池を電気的に接続することにより、組電池を構成することがある。特許文献1などでは、単電池として、いわゆる円筒型電池が用いられており、バスバーを用いて複数の円筒型電池を電気的に接続している。一方、特許文献1などでは、単電池の温度上昇を抑制するために、組電池に冷却風を供給するようにしている。
特開2011−253747号公報 特開2003−257394号公報 特開2009−245785号公報 特開2009−099452号公報 特開2010−225412号公報 特開2011−076841号公報
複数の単電池を電気的に接続する構造によっては、バスバーが冷却風の移動経路内に配置されてしまうことがある。ここで、冷却風が単電池に到達する前に、バスバーに到達してしまうと、冷却風を用いた単電池の冷却性能が低下してしまうおそれがある。バスバーは、通電に伴って発熱するため、バスバーで発生した熱が冷却風に伝わり、熱を持った冷却風が単電池に供給されてしまうと、単電池の冷却性能が低下してしまう。
本発明である蓄電装置は、複数の蓄電素子と、複数の蓄電素子を電気的に接続するバスバーとを有する。各蓄電素子は、所定方向に延びており、所定方向の両端において、正極端子および負極端子をそれぞれ有する。また、複数の蓄電素子は、所定方向と直交する面内で並んで配置されている。複数の蓄電素子の温度調節に用いられる熱交換媒体は、所定方向と直交する面内において一方向に流れて、各蓄電素子と接触する。バスバーは、蓄電素子の正極端子と接続される正極接続部と、蓄電素子の負極端子と接続される負極接続部と、端が正極接続部に接続され、他端が負極接続部接続される中間接続部と、を有する。中間接続部は、所定方向に延びて、所定方向と直交する面内で複数の蓄電素子と並んで配置されている。中間接続部は、少なくとも一部の蓄電素子に対して、熱交換媒体の移動経路における排出側に配置されている。
本発明では、複数の蓄電素子が所定方向と直交する面内に並んで配置されているため、所定方向と直交する方向に熱交換媒体を流すことにより、複数の蓄電素子の温度を調節することができる。ここで、バスバーの中間接続部は、所定方向に延びているため、熱交換媒体の移動経路内に位置することになる。本発明によれば、少なくとも一部の蓄電素子に対して、熱交換媒体の排出側に中間接続部を配置することにより、蓄電装置に供給される熱交換媒体を、中間接続部ではなく、蓄電素子に積極的に接触させることができ、熱交換媒体を用いた蓄電素子の温度調節性能を向上させることができる。ここで、熱交換媒体の排出側とは、具体的には、熱交換媒体が複数の蓄電素子を通過した直後に到達するスペースが位置する側である。
正極接続部は、複数の蓄電素子における正極端子と接続することができ、負極接続部は、複数の蓄電素子における負極端子と接続することができる。これにより、バスバーを用いて、複数の蓄電素子を電気的に並列に接続することができ、蓄電装置の満充電容量を増やすことができる。
複数の蓄電素子には、第1グループおよび第2グループを含ませることができる。第1グループおよび第2グループのそれぞれは、複数の蓄電素子によって構成することができ、バスバーを用いて電気的に並列に接続することができる。また、バスバーを用いて、第1グループに含まれる蓄電素子と、第2グループに含まれる蓄電素子とを電気的に直列に接続することができる。
蓄電素子としては、いわゆる円筒型の蓄電素子を用いることができる。円筒型の蓄電素子では、所定方向と直交する蓄電素子の断面が円形に形成されている。円筒型の蓄電素子を用いれば、所定方向と直交する面内において、複数の蓄電素子を並べて配置しやすくなる。例えば、複数の蓄電素子を複数の列で並べることができ、隣り合う2つの列に含まれる蓄電素子を、互いにずらして配置することができる。
複数の蓄電素子における正極端子(又は負極端子)は、所定方向と直交する面内において、並んで配置することができる。言い換えれば、蓄電素子における正極端子および負極端子の向きが同一となるように、蓄電装置を構成する、すべての蓄電素子を配置することができる。これにより、蓄電装置の一方の側では、正極端子だけが並べられ、蓄電装置の他方の側では、負極端子だけが並べられることになる。ここで、各蓄電素子には、正極端子又は負極端子が設けられた面において、蓄電素子の内部で発生したガスを蓄電素子の外部に排出させる弁を設けることができる。これにより、蓄電装置において、ガスを排出させる領域をまとめることができ、ガスの排出経路を簡素化することができる。
中間接続部は、蓄電装置の外面に沿って配置することができる。すなわち、蓄電装置を構成する、すべての蓄電素子よりも、外側に中間接続部を配置することができる。蓄電装置の内側に向かって熱交換媒体を供給することにより、すべての蓄電素子に熱交換媒体を積極的に供給することができ、熱交換媒体による蓄電素子の温度調節性能を向上させることができる。
所定方向と直交する中間接続部の断面において、蓄電素子と向かい合う対向領域の幅を、対向領域と直交する方向における中間接続部の厚さよりも大きくすることができる。これにより、中間接続部の対向領域を用いて、蓄電素子から外れた熱交換媒体を、蓄電素子の側に向かって導くことができ、熱交換媒体を蓄電素子に供給しやすくなる。
中間接続部と、蓄電装置の外面に配置された蓄電素子との間に、熱交換媒体の移動方向を制限するガイド部材を配置することができる。中間接続部は、電流が流れるため、通電に伴って発熱する。ここで、熱交換媒体を用いて蓄電素子を冷却するときには、中間接続部で発生した熱が熱交換媒体に伝わってしまうこともあり、熱交換媒体を用いた蓄電素子の冷却性能が低下してしまうおそれがある。そこで、中間接続部および蓄電素子の間に、ガイド部材を配置することにより、中間接続部の熱が熱交換媒体に伝わるのを阻止することができる。また、ガイド部材を用いることにより、熱交換媒体が蓄電素子から外れた方向に移動するのを防止して、熱交換媒体を蓄電素子に供給しやすくなる。
所定方向と直交する面内において、中間接続部を囲み、蓄電素子の外形に沿って形成されたカバーを配置することができる。そして、カバーと、カバーと隣り合う蓄電素子との間隔を、隣り合う2つの蓄電素子の間隔と等しくすることができる。中間接続部を配置するとき、中間接続部の周囲に形成されるスペースは、蓄電素子の周囲に形成されるスペースよりも広くなりやすい。この場合には、中間接続部の周囲に形成されるスペースに熱交換媒体が流れやすくなってしまい、複数の蓄電素子に供給される熱交換媒体の流量にバラツキが発生してしまう。熱交換媒体の流量にバラツキが発生すれば、複数の蓄電素子における温度にバラツキが発生してしまう。
そこで、中間接続部の周囲に、上述したカバーを配置することにより、蓄電装置の内部において、熱交換媒体が移動する通路の大きさを均等化することができ、複数の蓄電素子に対して同一の量の熱交換媒体を供給することができる。これにより、複数の蓄電素子に対する温度調節を均等化することができ、温度のバラツキを抑制することができる。カバーを配置する位置は、中間接続部が配置される位置に依存する。ここで、中間接続部が蓄電装置の外側に配置されているときには、蓄電装置の外側にカバーを配置することになる。また、少なくとも2つの蓄電素子の間に、中間接続部が配置されているときには、少なくとも2つの蓄電素子の間に、カバーを配置することになる。
複数の蓄電素子が電気的に並列に接続されているときには、特に、複数の蓄電素子における温度のバラツキを抑制することが好ましい。電気的に並列に接続された複数の蓄電素子において、温度のバラツキが発生すると、温度が高い側の蓄電素子の内部抵抗が低下し、電流が流れやすくなる。電流が流れやすくなれば、蓄電素子が発熱しやすくなり、この過程を経ることにより、複数の蓄電素子における温度のバラツキが拡大してしまう。すなわち、電気的に並列に接続された複数の蓄電素子において、一旦、温度のバラツキが発生してしまうと、温度のバラツキが拡大し続けてしまう。本発明では、温度のバラツキを抑制できるため、温度のバラツキが拡大してしまうのを抑制することができる。
実施例1である電池ブロックの外観図である。 実施例1の電池ブロックにおいて、複数の単電池の配列を示す図である。 実施例1の電池ブロックにおいて、複数の単電池の電気的な接続状態を示す図である。 実施例1において、単電池の一部の内部構造を示す図である。 実施例1の電池ブロックにおいて、熱交換媒体の移動経路を説明する図である。 実施例1において、複数の電池ブロックに対して熱交換媒体を供給する構成を示す図である。 実施例1の変形例である電池ブロックの構成を示す図である。 実施例2である電池ブロックの構成を示す図である。
以下、本発明の実施例について説明する。
本発明の実施例1である電池ブロック(蓄電装置に相当する)について説明する。図1は、本実施例である電池ブロックの外観図である。図1において、X軸、Y軸およびZ軸は、互いに直交する軸であり、本実施例では、鉛直方向に相当する軸をZ軸としている。なお、X軸、Y軸およびZ軸の関係は、他の図面においても図1と同様である。
電池ブロック1は、複数の単電池(蓄電素子に相当する)10と、複数の単電池10を電気的に接続するバスバー20,30,40とを有する。単電池10は、いわゆる円筒型電池であり、円筒状に形成された電池ケースの内部に発電要素が収容されている。発電要素は、充放電を行う要素であり、正極板と、負極板と、正極板および負極板の間に配置されたセパレータとを有する。セパレータには、電解液がしみ込んでいる。
正極板は、集電板と、集電板の表面に形成された正極活物質層とを有する。正極活物質層は、正極活物質、導電剤、バインダーなどを含んでいる。負極板は、集電板と、集電板の表面に形成された負極活物質層とを有する。負極活物質層は、負極活物質、導電剤、バインダーなどを含んでいる。単電池10としては、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池といった二次電池を用いることができる。また、二次電池の代わりに、電気二重層キャパシタを用いることができる。
単電池10は、Z方向に延びており、単電池10の長手方向(Z方向)における両端には、正極端子および負極端子が設けられている。例えば、単電池10の長手方向における一端面に凸面を設けることにより、この凸面を正極端子として用いることができる。また、単電池10の長手方向における他端面を平坦面とすることにより、この平坦面を負極端子として用いることができる。単電池10の内部に収容される発電要素の正極板は、単電池10の正極端子と電気的に接続され、発電要素の負極板は、単電池10の負極端子と電気的に接続される。
電池ブロック1を構成する、すべての単電池10は、図1に示すように、正極端子が上方に位置するように配置されている。すなわち、すべての単電池10の正極端子は、同一平面内(X−Y平面内)において、並んで配置されている。言い換えれば、すべての単電池10の負極端子は、同一平面内(X−Y平面内)において、並んで配置されている。電池ブロック1を構成する複数の単電池10は、図2に示すように配置されている。ここで、図2は、図1に示す電池ブロック1を、X−Y平面で切断した図である。
図2において、1列目には、7つの単電池10がX方向に並んで配置されており、2列目には、6つの単電池10がX方向に並んで配置されており、3列目には、5つの単電池10がX方向に並んで配置されている。2列目の単電池10は、1列目の単電池10に対してY方向にずれて配置されており、1列目で隣り合う2つの単電池10の間に対応した位置に配置されている。
同様に、3列目の単電池10は、2列目の単電池10に対してY方向にずれて配置されており、2列目で隣り合う2つの単電池10の間に対応した位置に配置されている。ここで、単電池10の列の数や、各列に含まれる単電池10の数は、適宜設定することができ、図2に示す数に限るものではない。
本実施例の電池ブロック1は、図3に示すように、第1電池グループ10A、第2電池グループ10Bおよび第3電池グループ10Cを有しており、これらの電池グループ10A〜10Cは、図1に示すバスバー20,30,40によって、電気的に直列に接続されている。また、各電池グループ10A〜10Cは、図1に示すバスバー20,30,40によって電気的に並列に接続された6つの単電池10を有している。ここで、電池ブロック1に含まれる電池グループの数や、電池グループを構成する単電池10の数は、適宜設定することができる。
図2に示すように、3列目に含まれる5つの単電池10は、第1電池グループ10Aを構成する。また、2列目に含まれる1つの単電池10も第1電池グループ10Aを構成する。2列目に含まれる6つの単電池10のうち、2つの単電池10は、第2電池グループ10Bを構成する。また、3列目に含まれる7つの単電池10のうち、4つの単電池10も、第2電池グループ10Bを構成する。
2列目に含まれる6つの単電池10のうち、3つの単電池10は、第3電池グループ10Cを構成し、3列目に含まれる7つの単電池10のうち、3つの単電池10も、第3電池グループ10Cを構成する。図2に示すように配置された複数の単電池10において、各電池グループの割り当ては、適宜設定することができる。
ここで、各電池グループ10A〜10Cを構成する単電池10は、図2に示すように、まとめて配置することが好ましい。後述するように、各電池グループ10A〜10Cを構成する複数の単電池10は、バスバー20,30,40によって電気的に並列に接続されるため、各電池グループ10A〜10Cを構成する複数の単電池10をまとめて配置することにより、バスバー20,30,40の形状を簡素化することができる。
図1に示すように、電池グループ10A〜10Cは、導電性材料で形成されたバスバー20,30,40を用いて電気的に直列に接続される。
第1バスバー20は、正極プレート(正極接続部に相当する)21を有しており、正極プレート21は、第1電池グループ10Aを構成する6つの単電池10の正極端子とそれぞれ接続される接続部21aを有する。単電池10の正極端子および接続部21aは、例えば、溶接によって固定することができる。正極プレート21を用いることにより、第1電池グループ10Aを構成する6つの単電池10の正極端子を電気的に接続して、6つの単電池10を電気的に並列に接続することができる。Z軸の方向から見たときに、正極プレート21は、第1電池グループ10Aを構成する6つの単電池10の外形に沿った形状に形成されている。なお、正極プレート21は、単電池10の正極端子と接続されていればよく、正極プレート21の形状は適宜設定することができる。
第1バスバー20は、中間プレート(中間接続部に相当する)22を有しており、中間プレート22は、Z軸の方向において、単電池10に沿って延びている。中間プレート22の一端(上端)には、正極プレート21が一体的に接続されており、中間プレート22の他端(下端)には、負極プレート(負極接続部に相当する)23が一体的に接続されている。負極プレート23は、第2電池グループ10Bを構成する6つの単電池10の負極端子とそれぞれ接続される接続部(図示せず)を有する。
負極プレート23の接続部は、正極プレート21の接続部21aと同様の構造を有している。単電池10の負極端子および負極プレート23の接続部は、例えば、溶接によって固定することができる。負極プレート23を用いることにより、第2電池グループ10Bを構成する6つの単電池10の負極端子を電気的に接続して、6つの単電池10を電気的に並列に接続することができる。
第1バスバー20の中間プレート22は、第1電池グループ10Aの正極端子と、第2電池グループ10Bの負極端子とを電気的に接続するために用いられる。第1バスバー20の負極プレート23は、Z軸の方向から見たときに、第2電池グループ10Bを構成する6つの単電池10の外形に沿った形状に形成されている。すなわち、第1バスバー20の負極プレート23は、後述する第3バスバー40の正極プレート41と同様の形状を有している。なお、負極プレート23は、単電池10の負極端子と接続されていればよく、負極プレート23の形状は、適宜設定することができる。
第2バスバー30は、正極プレート(正極接続部に相当する)31を有しており、正極プレート31は、第3電池グループ10Cを構成する6つの単電池10の正極端子とそれぞれ接続される接続部31aを有する。単電池10の正極端子および接続部31aは、例えば、溶接によって固定することができる。正極プレート31を用いることにより、第3電池グループ10Cを構成する6つの単電池10の正極端子を電気的に接続して、6つの単電池10を電気的に並列に接続することができる。Z軸の方向から見たときに、正極プレート31は、第3電池グループ10Cを構成する6つの単電池10の外形に沿った形状に形成されている。なお、正極プレート31は、単電池10の正極端子と接続されていればよく、正極プレート31の形状は適宜設定することができる。
第2バスバー30は、中間プレート(中間接続部に相当する)32を有しており、中間プレート32は、Z軸の方向において、単電池10に沿って延びている。中間プレート32の一端(上端)には、正極プレート31が一体的に接続されており、中間プレート32の他端(下端)には、負極プレート(負極接続部に相当する)33が一体的に接続されている。負極プレート33は、第1電池グループ10Aを構成する6つの単電池10の負極端子とそれぞれ接続される接続部(図示せず)を有する。負極プレート33の接続部は、正極プレート31の接続部31aと同様の構造を有している。単電池10の負極端子と、負極プレート33の接続部とは、例えば、溶接によって固定することができる。
負極プレート33を用いることにより、第1電池グループ10Aを構成する6つの単電池10の負極端子を電気的に接続して、6つの単電池10を電気的に並列に接続することができる。Z軸の方向から見たときに、負極プレート33は、第1電池グループ10Aを構成する6つの単電池10の外形に沿った形状に形成されており、言い換えれば、第1バスバー20の正極プレート21と同様の形状を有している。なお、負極プレート33は、単電池10の負極端子と接続されていればよく、負極プレート33の形状は適宜設定することができる。
第2バスバー30の中間プレート32は、第3電池グループ10Cの正極端子と、第1電池グループ10Aの負極端子とを電気的に接続するために用いられる。第3電池グループ10Cを構成する6つの単電池10の負極端子は、負極プレート(図示せず、負極接続部に相当する)を用いて、電気的に接続されており、6つの単電池10を電気的に並列に接続することができる。
第3電池グループ10Cと接続される負極プレートは、単電池10の負極端子とそれぞれ接続される接続部(図示せず)を有する。この接続部は、接続部31aと同様の構造を有しており、溶接などによって、単電池10の負極端子に固定される。負極プレートは、第3電池グループ10Cを構成する6つの単電池10の外形に沿った形状に形成されており、言い換えれば、正極プレート31と同様の形状を有している。なお、この負極プレートは、単電池10の負極端子と接続されていればよく、負極プレートの形状は、適宜設定することができる。
第3バスバー40は、正極プレート(正極接続部に相当する)41を有しており、正極プレート41は、第2電池グループ10Bを構成する6つの単電池10の正極端子とそれぞれ接続される接続部41aを有する。接続部41aおよび単電池10の正極端子は、例えば、溶接によって固定することができる。正極プレート41を用いることにより、第2電池グループ10Bを構成する6つの単電池10の正極端子を電気的に接続して、6つの単電池10を電気的に並列に接続することができる。Z軸の方向から見たときに、正極プレート41は、第2電池グループ10Bを構成する6つの単電池10の外形に沿った形状に形成されている。なお、正極プレート41は、単電池10の正極端子と接続されていればよく、正極プレート41の形状は、適宜設定することができる。
第3バスバー40は、中間プレート(中間接続部に相当する)42を有しており、中間プレート42は、Z軸の方向において、単電池10に沿って延びている。中間プレート42の一端(上端)には、正極プレート41が一体的に接続されている。本実施例では、図1に示す電池ブロック1をX方向に並べて配置することができる。ここで、図1に示す中間プレート42の他端(下端)は、他の電池ブロック1における第3電池グループ10Cと接続される負極プレートと接続される。これにより、X方向に並べられた複数の電池ブロック1を電気的に直列に接続することができる。
電池ブロック1を構成する、すべての単電池10は、ホルダ(図示せず)を用いて保持することができる。具体的には、単電池10の数だけ、貫通孔をホルダに形成しておき、各貫通孔に各単電池10を挿入することにより、単電池10を保持することができる。ホルダを用いることにより、各単電池10を位置決めすることができる。すべての単電池10を位置決めすることにより、単電池10と接続されるバスバー20,30,40を互いに離れた位置に固定することができる。なお、バスバー20,30,40が互いに接触してしまうのを防止するために、バスバー20,30,40の間に、絶縁部材を配置することができる。
金属などの熱伝導性に優れた材料を用いてホルダを形成すれば、充放電などによって単電池10で発生した熱をホルダに伝えることができ、単電池10の放熱性を向上させることができる。なお、単電池10を保持する構造は、適宜選択することができ、上述した単電池10の保持構造に限るものではない。
本実施例において、バスバー20,30,40に設けられる接続部21a,31a,41aなどには、曲げ加工を施すことができる。具体的には、単電池10の正極端子や負極端子の側に向かって突出するように、接続部21a,31a,41aなどを曲げ加工することができる。これにより、接続部21a,31a,41aなどを弾性変形させた状態で、単電池10の正極端子や負極端子に接触させることができ、接続部21a,31a,41aなどを正極端子や負極端子に密接させることができる。また、単電池10の製造誤差によって、Z方向における単電池10の長さにバラツキが発生しているときには、接続部21a,31a,41aなどを弾性変形させることにより、単電池10の長さのバラツキを吸収することができる。
図4は、単電池10の内部構造の一部を示す図である。すなわち、図4は、単電池10の内部で発生したガスを、単電池10の外部に排出させる構造を示す。
単電池10の過充電などが行われると、発電要素(特に、電解液)からガスが発生するおそれがある。単電池10の内部は密閉状態となっているため、発電要素からガスが発生すると、単電池10の内圧が上昇する。ここで、単電池10の内圧が上昇するのを抑制するために、単電池10には、図4に示す構造が設けられている。
単電池10の電池ケースは、ケース本体11および蓋12によって構成されている。ケース本体11は、円筒状に形成されており、一端には、蓋12によって塞がれる開口部を有する。ケース本体11は、単電池10の負極端子として用いられ、蓋12は、単電池10の正極端子として用いられる。ここで、バスバー20,30,40と接続される単電池10の負極端子は、ケース本体11のうち、蓋12と対向する端面に設けられている。ケース本体11の開口部をカシメ処理することにより、蓋12およびケース本体11を固定することができる。
ここで、発電要素は、ケース本体11の開口部から、ケース本体11の内部に収容することができる。ケース本体11および蓋12の間には、樹脂などの絶縁材料で形成されたガスケット15が配置されており、ケース本体(負極端子)11および蓋(正極端子)12は、絶縁状態となっている。また、ガスケット15を用いることにより、単電池10の内部を密閉状態とすることができる。
弁板13は、蓋12および封口板14によって挟まれている。封口板14の外縁は、蓋12の外縁および弁板13の外縁を挟んでいる。封口板14は、ケース本体11の開口部を塞ぐために用いられる。封口板14は、封口板14を貫通するガス通路14aを有しており、蓋12は、蓋12を貫通する排出口12aを有する。
電池ケースに収容された発電要素からガスが発生すると、ガスは、ガス通路14aを通過して、封口板14および弁板13の間に形成されたスペースS1に進入する。単電池10の内圧が弁板13の作動圧に到達すると、弁板13が破断し、蓋12および弁板13の間に形成されたスペースS2にガスが移動する。スペースS2に移動したガスは、蓋12の排出口12aを通過して、単電池10の外部に排出される。
本実施例では、図1に示すように、電池ブロック1を構成する、すべての単電池10の正極端子が、電池ブロック1の上面に配置されている。上述したように、本実施例の単電池10では、単電池10の正極端子(蓋12)からガスが排出されるため、電池ブロック1の上面だけからガスが排出されることになる。このように、電池ブロック1の上面だけからガスを排出させることにより、ガスの排出経路をまとめることができる。
複数の単電池10の正極端子(蓋12)を、電池ブロック1の上面および下面にそれぞれ配置すると、電池ブロック1の上面および下面からガスが排出されてしまう。この場合には、電池ブロック1の上面および下面のそれぞれに対して、ガスの排出経路を設けなければならず、ガスの排出経路(例えば、ダクトのサイズ)が大型化しやすくなってしまう。本実施例では、電池ブロック1の上面だけにガスの排出経路を設けるだけでよいため、ガスの排出経路が大型化するのを抑制することができる。
なお、本実施例では、電池ブロック1の上面に、単電池10の正極端子(蓋12)を配置しているが、これに限るものではない。具体的には、電池ブロック1の下面に、単電池10の正極端子(蓋12)を配置することもできる。ここで、単電池10の内部で発生したガスは、上方に向かって移動しやすいため、本実施例のように、電池ブロック1の上面に、単電池10の正極端子(蓋12)を配置することにより、ガスを排出させやすくなる。
一方、電池ブロック1の向きは、電池ブロック1を搭載する対象物に応じて異ならせることができる。すなわち、電池ブロック1を図1に示す向きで配置する必要はない。なお、図1に示す向きで電池ブロック1を配置すれば、電池ブロック1の高さ(Z方向の長さ)を抑えやすくしたり、上述したように、ガスを排出させやすくしたりすることができる。
ここで、X軸の方向を鉛直方向とすると、電池ブロック1の高さ(X方向の長さ)は、電池ブロック1を構成する単電池10の数に応じて変化してしまう。すなわち、単電池10の数を増やすほど、電池ブロック1の高さ(X方向の長さ)は高くなってしまう。図1に示す向きで電池ブロック1を配置すると、電池ブロック1の高さ(Z方向の長さ)は、単電池10の高さによって規定され、単電池10の数が増えても、電池ブロック1の高さ(Z方向の長さ)は変化しない。このため、図1に示す向きで電池ブロック1を配置すれば、電池ブロック1の高さ(Z方向の長さ)を抑えやすくなる。
また、本実施例では、単電池10の正極端子に、ガスを排出させる構造を設けているが、これに限るものではない。具体的には、単電池10の負極端子に、ガスを排出させる構造を設けることができる。すなわち、単電池10の正極端子および負極端子のいずれか一方だけに、ガスを排出させる構造を設ければよく、これにより、本実施例で説明した効果(ガス排出経路の小型化)を得ることができる。
電池ブロック1は、例えば、車両に搭載することができる。ここで、電池ブロック1から出力された電気エネルギを運動エネルギに変換することにより、この運動エネルギを用いて車両を走行させることができる。また、車両の制動時に発生する運動エネルギを電気エネルギに変換すれば、この電気エネルギを回生電力として電池ブロック1に蓄えることができる。
電池ブロック1を車両に搭載するとき、電池ブロック1の高さは、搭載スペースとの関係において重要となる。車両では、一般的に、乗員の乗車スペースやラゲッジスペースを確保する必要があり、電池ブロック1の搭載スペースを、車両の上下方向に広げにくい。電池ブロック1を図1に示す向きで配置すると、上述したように、電池ブロック1の高さは、単電池10の高さとなり、単電池10の数を増やしても、電池ブロック1の高さは変わらない。このように、単電池10の高さによって、電池ブロック1の高さを規定することにより、電池ブロック1を車両に搭載しやすくなる。
電池ブロック1を車両に搭載するとき、各電池グループ10A〜10Cを構成する単電池10の数(並列接続の数)を増やせば、電池ブロック1の満充電容量を増やすことができる。電池ブロック1の満充電容量を増やせば、電池ブロック1の出力を用いて車両を走行させるときの距離を延ばすことができる。
次に、電池ブロック1の温度を調節する方法について説明する。温度調節に用いられる熱交換媒体を電池ブロック1に供給することにより、電池ブロック1の温度を調節することができる。ここで、図5は、電池ブロック1に供給される熱交換媒体の移動経路を説明する図である。
電池ブロック1を構成する単電池10は、充放電などによって発熱するため、冷却用の熱交換媒体を単電池10に供給すれば、単電池10の温度上昇を抑制することができる。また、周辺環境の温度の影響を受けて、電池ブロック1が過度に冷却されているときには、加温用の熱交換媒体を単電池10に供給することにより、単電池10の温度低下を抑制することができる。
このように、熱交換媒体を用いることにより、単電池10の温度を所望の温度範囲内に維持することができ、単電池10の温度低下に伴う入出力特性の低下を抑制したり、単電池10の温度上昇に伴う熱暴走を抑制したりすることができる。熱交換媒体としては、気体や液体を用いることができる。熱交換媒体として、液体を用いるときには、絶縁性を有する液体を用いることが好ましい。
電池ブロック1を車両に搭載するときには、乗員の乗車するスペースに存在する空気を熱交換媒体として用いることができる。乗員の乗車スペースに存在する空気は、車両に搭載された空調設備などによって、単電池10の温度調節に適した温度に設定されていることが多い。このため、乗員の乗車スペースに存在する空気を電池ブロック1に供給すれば、電池ブロック1の温度を調節することができる。
電池ブロック1に熱交換媒体を供給するときには、ブロワを用いることができる。ここで、ブロワは、電池ブロック1に対して、熱交換媒体の供給側に配置することもできるし、熱交換媒体の排出側に配置することもできる。いずれの場合であっても、ブロワを駆動することにより、電池ブロック1に熱交換媒体を供給することができる。
一方、電池ブロック1を構成する単電池10に熱交換媒体を導きやすくするために、電池ブロック1は、ケース(図示せず)に収容することが好ましい。電池ブロック1をケースに収容して、熱交換媒体の移動経路を制限することにより、単電池10から外れた方向に熱交換媒体が移動してしまうのを防止することができる。
図5に示すように、電池ブロック1に供給される熱交換媒体は、電池ブロック1のうち、1列目の単電池10に最初に到達する。熱交換媒体が1列目の単電池10と接触することにより、1列目の単電池10の温度調節を行うことができる。1列目において、隣り合う2つの単電池10の間には、スペースが形成されており、このスペースを熱交換媒体が通過する。1列目の単電池10を通過した熱交換媒体は、2列目の単電池10に到達する。ここで、2列目の単電池10は、1列目における熱交換媒体が通過するスペースと対向する位置に設けられているため、1列目を通過した熱交換媒体を、2列目の単電池10に接触させやすくなる。熱交換媒体が2列目の単電池10と接触することにより、2列目の単電池10の温度調節を行うことができる。
2列目においても、隣り合う2つの単電池10の間にスペースが形成されているため、このスペースを熱交換媒体が通過する。2列目を通過した熱交換媒体は、3列目の単電池10に到達する。ここで、3列目の単電池10は、2列目における熱交換媒体が通過するスペースと対向する位置に設けられているため、2列目を通過した熱交換媒体を、3列目の単電池10に接触させやすくなる。熱交換媒体が3列目の単電池10と接触することにより、3列目の単電池10の温度調節を行うことができる。
3列目においても、隣り合う2つの単電池10の間にスペースが形成されているため、このスペースを熱交換媒体が通過する。3列目を通過した熱交換媒体は、電池ブロック1から排出することができる。
1列目から3列目のそれぞれにおいて、隣り合う2つの単電池10の間隔は、互いに等しくなっている。また、1列目および2列目の間隔や、2列目および3列目の間隔は、互いに等しくなっている。このため、熱交換媒体が移動する通路の大きさを、電池ブロック1を構成する、すべての単電池10に対して等しくすることができ、すべての単電池10に対して同一の流量の熱交換媒体を供給することができる。
なお、複数の電池ブロック1の温度を調節するときには、例えば、図6に示すように、複数の電池ブロック1を並べて配置し、各電池ブロック1に対して熱交換媒体を供給することができる。
図5に示すように、バスバー40の中間プレート42は、1列目の単電池10よりも熱交換媒体の排出側に配置されている。また、バスバー20,30の中間プレート22,32は、2列目の単電池10よりも熱交換媒体の排出側に配置されている。ここで、熱交換媒体の排出側とは、熱交換媒体が電池ブロック1(本実施例では、3列目の単電池10)を通過した直後に到達するスペースが位置する側である。さらに、中間プレート22,32,42は、電池ブロック1の外面に沿って配置されている。言い換えれば、中間プレート22,32,42は、電池ブロック1を構成する複数の単電池10の間に配置されていない。
このように中間プレート22,32,42を配置することにより、中間プレート22,32,42ではなく、電池ブロック1を構成する単電池10に熱交換媒体を効率良く導くことができる。これにより、単電池10の温度調節を効率良く行うことができる。ここで、例えば、中間プレート42が1列目の単電池10よりも熱交換媒体の供給側に配置されていると、熱交換媒体が中間プレート42に到達しやすくなってしまう。
中間プレート42には電流が流れるため、通電によって、中間プレート42が発熱してしまう。したがって、中間プレート42の熱が熱交換媒体に伝わり、この熱交換媒体が、1列目の単電池10に供給されてしまう。熱交換媒体を用いて、単電池10を冷却するときには、熱交換媒体による単電池10の冷却性能に悪影響を与えてしまう。一方、熱交換媒体を用いて単電池10を温めるときには、熱交換媒体の熱が単電池10ではなく、中間プレート42に伝達されやすくなり、熱交換媒体による単電池10の加温性能に悪影響を与えてしまう。
本実施例では、中間プレート42が1列目の単電池10よりも熱交換媒体の排出側に配置されているため、熱交換媒体を介して、中間プレート42の熱が1列目の単電池10に伝わるのを抑制することができる。これにより、熱交換媒体を用いた、1列目の単電池10の冷却性能を向上させることができる。また、熱交換媒体を用いて単電池10を温めるときには、熱交換媒体の熱を、中間プレート42ではなく、1列目の単電池10に積極的に接触させることができ、熱交換媒体による単電池10の加温性能を向上させることができる。
同様に、中間プレート22,32は、2列目の単電池10よりも熱交換媒体の排出側に配置されているため、中間プレート22,32の熱が、熱交換媒体を介して、2列目の単電池10に伝わるのを抑制することができる。これにより、熱交換媒体を用いた、2列目の単電池10の冷却性能を向上させることができる。また、熱交換媒体を用いて単電池10を温めるときには、熱交換媒体の熱を、中間プレート22,32ではなく、2列目の単電池10に積極的に接触させることができ、熱交換媒体による単電池10の加温性能を向上させることができる。
本実施例では、1列目から3列目における単電池10の数を互いに異ならせている。すなわち、1列目から3列目に向かって、各列を構成する単電池10の数を減らしている。これにより、2列目や3列目の両端には、中間プレート22,32,42を配置するためのスペースを確保しやすくなる。
また、3列目から1列目に向かって、各列を構成する単電池10の数を増やすことにより、熱交換媒体の移動経路の上流側において、より多くの単電池10に熱交換媒体を接触させることができる。熱交換媒体は、単電池10との間で熱交換されながら排出側に移動するため、熱交換媒体の移動経路の下流側では、熱交換媒体の温度調節能力が低下するおそれがある。そこで、本実施例のように、熱交換媒体の移動経路の上流側において、より多くの単電池10に熱交換媒体を接触させることにより、熱交換媒体を用いて、単電池10の温度を調節しやすくなる。
中間プレート22,32,42を配置する向きは、図5に示す向きに限るものではない。すなわち、中間プレート22,32,42は、1列目又は2列目の単電池10よりも熱交換媒体の排出側に配置されていればよく、中間プレート22,32,42の向きは、適宜設定することができる。ここで、本実施例のように、1列目から3列目の両端に位置する単電池10の配列方向に沿って、中間プレート22,32,42を配置することにより、電池ブロック1の大型化を抑制することができる。
中間プレート22,32,42の断面形状(図5に示す断面形状)も適宜設定することができる。本実施例のように、中間プレート22,32,42の断面形状を矩形状とすることにより、図5に示すように、中間プレート22,32,42のうち、単電池10と対向する面の面積を確保しやすくなる。具体的には、図5に示す断面において、中間プレート22,32,42のうち、単電池10と向かい合う領域(対向領域という)の幅は、中間プレート22,32,42の厚さよりも大きくなっている。中間プレート22,32,42の厚さは、対向領域と直交する方向の長さである。
中間プレート22,32,42の断面形状を矩形状にして、図5に示す向きで中間プレート22,32,42を配置することにより、中間プレート22,32,42を用いて、単電池10から外れた熱交換媒体を単電池10に再び向かわせることができ、熱交換媒体を用いた単電池10の温度調節性能を向上させることができる。なお、中間プレート22,32,42の断面形状は、図5に示す形状に限るものではない。すなわち、中間プレートを用いて、単電池10から外れた熱交換媒体を単電池10に再び向かわせることができればよく、この点に基づいて、中間プレートの断面形状を設定することができる。
また、中間プレート22,32,42には電流が流れるため、中間プレート22,32,42の断面形状を矩形状にして、中間プレート22,32,42の断面積を確保することにより、中間プレート22,32,42に電流が流れやすくすることができる。これにより、中間プレート22,32,42での電力損失を抑制することができる。
本実施例では、バスバー20,30,40を用いて、各電池グループ10A〜10Cを構成する複数の単電池10を電気的に並列に接続しているが、これに限るものではない。例えば、電池ブロック1には、電気的に並列に接続された複数の単電池10が含まれていなくてもよい。
本実施例の変形例について、図7を用いて説明する。図7は、図5に対応した図である。図7に示す構造では、電池ブロック1を構成する単電池10と、中間プレート22,32,42との間に、ガイド部材50を配置している。ガイド部材50を用いれば、ガイド部材50に到達した熱交換媒体を、単電池10に向かって導くことができ、単電池10の温度調節を効率良く行うことができる。
また、ガイド部材50は、中間プレート22,32,42とは異なる部材であるため、熱交換媒体にガイド部材50の熱が伝わってしまうこともない。中間プレート22,32,42は、電流が流れることによって発熱してしまうため、中間プレート22,32,42の熱が熱交換媒体に伝わってしまうことがある。
一方、ガイド部材50は、中間プレート22,32,42とは独立した部材であり、電気が流れないため、通電によって発熱することもない。このため、ガイド部材50から熱交換媒体に熱が伝わることもなく、熱を持った熱交換媒体がガイド部材50から単電池10に向かうのを防止することができる。また、単電池10および中間プレート22,32,42の間に、ガイド部材50を配置することにより、中間プレート22,32,42の熱が熱交換媒体に伝わるのを防止することができる。
ガイド部材50の形状は、図7に示す形状に限るものではない。すなわち、ガイド部材50を用いることにより、単電池10から外れた熱交換媒体を、単電池10に導くことができればよい。なお、図7に示す構成では、電池ブロック1の端に位置する複数の単電池10に沿ってガイド部材50が形成されているため、電池ブロック1の大型化を抑制することができる。
ガイド部材50としては、樹脂などの熱が伝達しにくい材料を用いることができる。これにより、ガイド部材50および熱交換媒体の間で熱交換が行われるのを抑制でき、温度調節に適した状態の熱交換媒体を単電池10と接触させることができる。例えば、熱交換媒体を用いて単電池10を温めるときには、熱交換媒体の熱がガイド部材50に伝達されるのを抑制し、熱交換媒体の熱を単電池10に効率良く与えることができる。
本発明の実施例2である電池ブロックについて説明する。ここで、実施例1で説明した部材と同一の部材については、同一の符号を用い、詳細な説明は省略する。以下、実施例1と異なる点について、主に説明する。
本実施例における電池ブロック1の構造を図8に示す。図8は、実施例1で説明した図5に対応する図である。本実施例では、2列目において、複数の中間プレート70が並んで配置されている。具体的には、2列目の両端に、中間プレート70が配置されているとともに、隣り合う2つの単電池10の間にも、中間プレート70が配置されている。ここで、中間プレート70は、実施例1で説明した中間プレート22,32,42に相当する。
なお、中間プレート70を配置する位置は、図8に示す位置に限るものではなく、適宜設定することができる。例えば、中間プレート70は、2列目ではなく、1列目又は3列目に配置することができる。また、中間プレート70は、各列において、任意の位置に配置することができる。すなわち、各列の端に中間プレート70を配置したり、各列に含まれる2つの単電池10の間に中間プレート70を配置したりすることができる。
各中間プレート70の周囲には、カバー60が配置されている。ここで、カバー60は、単電池10と同様に、円筒状に形成されており、カバー60の外形は、単電池10の外形と等しくなっている。中間プレート70は、カバー60に収容されるため、中間プレート70のサイズ(図8に示す断面の最大長)は、カバー60の直径よりも短くなる。カバー60は、例えば、樹脂などの熱が伝達しにくい材料で形成することができる。これにより、カバー60および熱交換媒体の間で熱交換が行われるのを抑制でき、温度調節に適した状態の熱交換媒体を単電池10に積極的に接触させることができる。
カバー60および単電池10の間隔は、2つの単電池10の間隔と等しくなっている。これにより、カバー60の周囲における熱交換媒体の通路を、単電池10の周囲における熱交換媒体の通路と等しくすることができ、電池ブロック1の内部における熱交換媒体の通路を均等化することができる。これにより、すべての単電池10に供給される熱交換媒体の流量を等しくすることができ、すべての単電池10に対する温度調節を均等化させることができる。
ここで、カバー60を省略すると、中間プレート70の周囲におけるスペースは、2つの単電池10の間に形成されるスペースよりも広くなってしまい、中間プレート70の周囲に形成されたスペースに熱交換媒体が流れやすくなってしまう。このように、熱交換媒体の流量にバラツキが生じると、すべての単電池10に対する温度調節を均等化させにくくなり、電池ブロック1に含まれる複数の単電池10において、温度のバラツキが発生しやすくなってしまう。
本実施例の電池ブロック1では、実施例1と同様に、電気的に並列に接続された複数の単電池10を含ませることができる。ここで、電気的に並列に接続された複数の単電池10において、温度のバラツキが発生してしまうと、電池ブロック1の充放電に伴って、温度のバラツキが拡大してしまう。
具体的には、温度のバラツキが発生すると、温度の高い側の単電池10の内部抵抗が、温度の低い側の単電池10の内部抵抗よりも低下する。電気的に並列に接続された複数の単電池10において、一部の単電池10の内部抵抗が低下すると、内部抵抗が低下した単電池10に対して電流が流れやすくなる。言い換えれば、内部抵抗が低下していない単電池10に対しては、電流が流れにくくなる。単電池10に電流が流れれば、発熱するため、この単電池10の内部抵抗は、さらに低下して電流が流れやすくなる。このような過程を経ることにより、並列に接続された複数の単電池10において、温度のバラツキが拡大してしまう。
電気的に並列に接続された複数の単電池10において、一部の単電池10だけに電流が流れやすくなると、一部の単電池10だけが劣化しやすくなってしまい、電気的に並列に接続された複数の単電池10を均等に使用し続けることができなくなってしまう。言い換えれば、電気的に並列に接続された複数の単電池10における寿命は、電流が流れやすくなった一部の単電池10の寿命に依存してしまう。
本実施例によれば、カバー60を用いることにより、すべての単電池10に対して、同一の流量の熱交換媒体を供給することができ、すべての単電池10における温度のバラツキを抑制することができる。温度のバラツキを抑制すれば、上述したように、温度のバラツキが拡大してしまうこともない。そして、電気的に並列に接続された複数の単電池10において、温度のバラツキを抑制しつつ、寿命のバラツキを抑制することができる。
1:電池ブロック(蓄電装置)、10:単電池(蓄電素子)、
10A〜10C:電池グループ、20,30,40:バスバー、
21,31,41:正極プレート(正極接続部)、
22,32,42:中間プレート(中間接続部)、
23,33,43:負極プレート(負極接続部)、
21a,31a,41a:接続部
11:ケース本体(負極端子)、12:蓋(正極端子)、12a:排出口、
13:弁板、14:封口板、14a:ガス通路、15:ガスケット

Claims (10)

  1. 所定方向に延びて、前記所定方向の両端に正極端子および負極端子をそれぞれ有しており、前記所定方向と直交する面内で並んで配置された複数の蓄電素子と、
    前記複数の蓄電素子を電気的に接続するバスバーと、を有し、
    前記複数の蓄電素子の温度調節に用いられる熱交換媒体は、前記所定方向と直交する面内において一方向に流れて、前記各蓄電素子と接触し、
    前記バスバーは、
    前記蓄電素子の前記正極端子と接続される正極接続部と、
    前記蓄電素子の前記負極端子と接続される負極接続部と、
    前記所定方向に延びて、前記所定方向と直交する面内で前記複数の蓄電素子と並んで配置されており、端が前記正極接続部に接続され、他端が前記負極接続部接続される中間接続部と、を有し、
    前記中間接続部は、少なくとも一部の前記蓄電素子に対して、前記熱交換媒体の移動経路における排出側に配置されていることを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記正極接続部は、複数の前記蓄電素子における前記正極端子と接続され、
    前記負極接続部は、複数の前記蓄電素子における前記負極端子と接続されていることを特徴とする請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記複数の蓄電素子は、
    前記バスバーによって電気的に並列に接続される複数の前記蓄電素子を含む第1グループと、
    前記バスバーによって、電気的に並列に接続されるとともに、前記第1グループの前記蓄電素子と電気的に直列に接続される複数の前記蓄電素子を含む第2グループと、
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の蓄電装置。
  4. 前記所定方向と直交する前記蓄電素子の断面形状が円形であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の蓄電装置。
  5. 前記複数の蓄電素子における前記正極端子は、前記所定方向と直交する面内において、並んで配置されており、
    前記各蓄電素子は、前記正極端子又は前記負極端子が設けられた面において、前記蓄電素子の内部で発生したガスを前記蓄電素子の外部に排出させる弁を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の蓄電装置。
  6. 前記中間接続部は、前記蓄電装置の外面に沿って配置されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の蓄電装置。
  7. 前記所定方向と直交する前記中間接続部の断面において、前記蓄電素子と向かい合う対向領域の幅は、前記対向領域と直交する方向における前記中間接続部の厚さよりも大きいことを特徴とする請求項6に記載の蓄電装置。
  8. 前記中間接続部と、前記蓄電装置の外面に配置された前記蓄電素子との間に配置され、前記熱交換媒体の移動方向を制限するガイド部材を有することを特徴とする請求項6に記載の蓄電装置。
  9. 前記所定方向と直交する面内において、前記中間接続部を囲み、前記蓄電素子の外形に沿って形成されたカバーを有し、
    前記カバーと、前記カバーと隣り合う前記蓄電素子との間隔が、隣り合う2つの前記蓄電素子の間隔と等しいことを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の蓄電装置。
  10. 前記カバーは、少なくとも2つの前記蓄電素子の間に配置されていることを特徴とする請求項9に記載の蓄電装置。
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