JP5689837B2 - エンジンの排気流制御弁 - Google Patents

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Description

本発明は,エンジンの排気系内の上流側及び下流側間を連通する弁孔を有する弁座板と,前記弁孔を開閉するように前記弁座板上の支点で回動可能に支持され,前記上流側の圧力を開弁方向に受ける弁板と,この弁板を閉弁方向へ付勢し,前記上流側の圧力が所定値以上に上昇したとき弁板の開弁を許容する弁ばねとを備える,エンジンの排気流制御弁の改良に関する。
かゝるエンジンの排気流制御弁は,特許文献1に開示されるように,既に知られている。
特開2010−24894号公報
上記特許文献1に記載されるエンジンの排気流制御弁は,弁孔を有する弁座板と,前記弁孔を開閉するように前記弁座板に回動可能に支持され,排ガスの上流側圧力を開弁方向に受ける弁板と,弁座板に取り付けられて弁板を閉弁方向へ付勢する弁ばねとからなっており,弁板の一側には受圧片を固設する一方,弁ばねには,受圧片に摺動自在に弾発当接してこれを弁板の閉弁方向へ付勢する押圧アームを設け,この押圧アームの有効長さを弁板の開度増加に応じて増加させるようになっている。
こうしたエンジンの排気流制御弁では,弁ばねの弁板に与える閉弁トルクが弁板の開度増加に応じて減少させることができるので,エンジンの高負荷,高回転時,弁板が排気系の上流側圧力の上昇に応じて開き始めると,即座に開度を増加させることになり,背圧を下げて,エンジン出力の増加に寄与することができる。しかしながら,特許文献1記載のものでは,弁板は,その開閉時,弁ばねの押圧アームと比較的長いストロークで擦れ合うので,その間の摩擦抵抗が弁板の開閉抵抗となり,弁板の開閉特性を不安定にさせることがある。
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,弁ばねの弁板に与える閉弁トルクが弁板の開度増加に応じて減少させることができ,しかも弁ばねの摩擦が小さく,弁板の開閉特性を安定させ得る前記エンジンの排気流制御弁を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明は,エンジンの排気系内の上流側及び下流側間を連通する弁孔を有する弁座板と,前記弁孔を開閉するように前記弁座板上の第1支点で回動可能に支持され,前記上流側の圧力を開弁方向に受ける弁板と,この弁板を閉弁方向へ付勢し,前記上流側の圧力が所定値以上に上昇したとき弁板の開弁を許容する弁ばねとを備える,エンジンの排気流制御弁であって,コイル部と,このコイル部より延出する第1及び第2アームとよりなり,その第1及び第2アーム間の挟み角度を増加させる方向に弾性反発力を発揮する捩じりコイルばねで前記弁ばねを構成し,前記弾性反発力により前記弁板に閉弁トルクを付与すべく,前記コイル部を前記弁板に支承させると共に第1アームを前記弁板に係止し,また第2アームを,前記第1支点より前記弁孔側にオフセットした,前記弁座板上の第2支点で回動可能に支持されるリンクの先端部に相対回動可能に連接したことを第1の特徴とする。尚,前記排気系は,後述する本発明の実施形態中のマフラMに対応する。
また本発明は,第1の特徴に加えて,前記コイル部の一部を,前記弁板の一側面に形成した凹部に収容したことを第2の特徴とする。
さらに本発明は,第2の特徴に加えて,前記凹部の相対向する両内側面を前記弁板の外方に向かって相互に広がる斜面となし,この両斜面でコイル部の外周面を支承したことを第3の特徴とする。
本発明の第2の特徴に加えて,前記弁座板に固着される支軸によりコイル部の内周面の一部を支承して,前記コイル部の外周面を前記凹部の内周面より浮かせたことを第4の特徴とする。
さらにまた本発明は,第1〜第4の特徴の何れかに加えて,前記弁ばねの第1アームを,前記コイル部の両端より延出する一対となし,前記第2アームを前記コイル部の中央部より延出させたことを第5の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば,弁ばねの第2アームからリンクを介して第2支点に作用する弾性反発力は,第1及び第2支点間を結ぶ直線に垂直な第1分力と,上記直線に平行な第2分力とに分けられ,その第1分力と,第1及び第2支点間の距離との積が,弁板に及ぼす閉弁トルクとなる。この閉弁トルクは,弁板の開き時,リンクの倒れ角度の方が弁板の開き角度より大であることから,減少することになる。しかも,弁板の開度変化に伴なう第1及び第2アームの挟み角度の変化は少なく,したがってコイル部と,それを支承する弁板との間に生じる摩擦も極めて小さいから,弁板の開閉特性を安定させることができる。
本発明の第2の特徴によれば,コイル部の弁板からの突出量を少なくして,排気流制御弁のコンパクト化を図ることができる。
本発明の第3の特徴によれば,凹部の相対向する斜面でコイル部を安定よく支承することができ,その支承のための特別な支持部材を設ける必要がなく,構造の簡素化を図ることができる。
本発明の第4の特徴によれば,弁板に固着される支軸によりコイル部の内周面の一部を支承すること,並びにコイル部の外周面を凹部の内周面より浮かせたことにより,コイル部と,その支承部との摩擦部は一箇所となり,弁板の開度変化時,コイル部と支軸との間に生じる摩擦を小さく抑えることができ,弁板の開閉を一層スムーズに行うことができる。
本発明の第5の特徴によれば,一本の弁ばねにより弁板全体に閉弁トルクを付与して,弁板の開閉姿勢の安定化に寄与し得る。
本発明の第1実施形態に係る排気流制御弁を備える自動車用エンジンのマフラの縦断面図。 図1の2部拡大図。 図2の3−3線拡大断面図で,排気流制御弁の閉弁状態を示す。 排気流制御弁の開弁状態を示す,図3との対応図。 排気流制御弁の分解斜視図。 本発明の第2実施形態を示す,図3との対応図。 本発明の第2実施形態を示す,図6との対応図。 本発明の排気流制御弁の閉弁トルク特性線図。
本発明の実施形態を添付図面に基づいて以下に説明する。
先ず,図1〜図5に示す本発明の第1実施形態の説明より始める。
図1において,自動車用エンジンEの排気系の一部を構成する排気マフラMは,マフラ本体2,上流側排気管10及び下流側排気管11よりなっている。マフラ本体2は,胴部3と,この胴部3の前後両端に溶接される前部端板4及び後部端板5とで密閉ドラム状に構成される。このマフラ本体2の内部は,胴部3の中間部内周面に溶接される隔壁板6により前部消音室7及び後部消音室8に仕切られ,この隔壁板6には,両消音室7,8間を連通する多数の第1消音孔13,13…が設けられる。
上流側排気管10は,その上流端をエンジンEの排気ポートに接続すると共に,前部端板4及び隔壁板6を貫通して下流端部を後部消音室8に臨ませており,その下流端は溶接端板16で閉鎖されるが,後部消音室8内の上流側排気管10の周壁には,その管内を後部消音室8に連通する多数の第2消音孔14,14…が設けられる。この上流側排気管10と,前部端板4及び隔壁板6との各間は溶接により結合される。
下流側排気管11は,その上流端が前部消音室7から始まり,一旦,前部端板4を貫通して前部消音室7外に出てU字状に屈曲し,再び前部端板4を貫通し,更に前部消音室7,隔壁板6,後部消音室8及び後部端板5を貫通して下流端を大気に開放するように形成される。この下流側排気管11の上流端は,前記隔壁板6の無孔部分により閉鎖されるが,その上流側の周壁には,その管内を前部消音室7に連通する多数の第3消音孔15,15…が設けられる。この下流側排気管11と,前部端板4,隔壁板6及び後部端板5との各間は溶接により結合される。
図1〜図3に示すように,下流側排気管11の後部消音室8に配置される中間部から下流端に至る部分は偏平状に形成され,この偏平部分の一側の平坦壁11aに,本発明の排気流制御弁20が設けられる。
図2〜図6において,排気流制御弁20は,弁孔22を有する弁座板21と,弁孔22を開閉する弁板23と,この弁板23に閉弁トルクを付与する弁ばね24と,前記閉弁トルクを弁板23の開度増加に応じて減少制御するリンク25とより構成される。
前記下流側排気管11の平坦壁11aには,それを貫通する方形の開口部17が設けられる。前記弁座板21も方形をなしていて,上記開口部17を閉鎖するよう,その周辺に沿って平坦壁11aの外面に溶接等により接合され,方形の弁孔22は,前記開口部17の内側に前記後部消音室8と下流側排気管11内とを連通するように配置される。
弁座板21には,後部消音室8側へ隆起して内側を支点溝28とする隆起部27が形成され,その支点溝28は,断面山形をなして下流側排気管11の横方向へ延び,且つ弁孔22より下流側排気管11の上流側に寄った位置に配置される。その支点溝28の溝底が第1支点29となる。また弁座板21には,第1支点29と弁孔22との間に第2支点30が後部消音室8側へ隆起するように形成される。
前記弁板23も方形に形成されており,その一端には,前記第1支点29に係合する突起31と,この突起31を挟んで並ぶ一対のストッパ片32とが形成される。而して,弁板23は,第1支点29周りに,弁孔22を閉鎖する全閉位置C(図3参照)と,ストッパ片32を弁座板21に当接させて弁孔22を全開にする全開位置O(図4参照)との間を回動することができる。
また弁板23の中央部には,弁孔22側へ隆起して内側を凹部36とする隆起部35が形成され,その凹部36は,断面台形をなして下流側排気管11の横方向へ溝状に延びていて,両端を閉じている。したがって,この凹部36の相対向する両内側面は,凹部36の開放面に向かって相互に広がる斜面36a,36aで構成される。
前記弁ばね24は,コイル部24aと,このコイル部24aの両端より延出する棒状の一対の第1アーム24bと,コイル部24aの中央部より延出するU字状の単一の第2アーム24cとよりなり,その第1及び第2アーム24b,24c間の挟み角度δを増加させる方向に弾性反発力を発揮する捩じりコイルばねで構成される。そのコイル部24aは,その外周面が上記両斜面36a,36aに支承されるように配置される。こうしてコイル部24aの一部は上記凹部36に収容される。また一対の第1アーム24bの先端部は,弁板23の自由端に設けられる一対の係止爪37に係止され,U字状の第2アーム24cの先端部は,弁板23の透孔26を貫通して,前記第2支点30に回動自在に支持されるリンク25の先端部に相対回動自在に連接される。リンク25は,両端にU字状の第1及び第2連接溝25a,25bを有しており,その第1連接溝25aが第1支点29に回動自在に連接され,第2連接溝25bに第2アーム24cのU字状の屈曲部が回動自在に連接される。
次に,この第1実施形態の作用について説明する。
弁ばね24の装着に際しては,弁板23の,弁孔22とは反対側の凹部36の両斜面36a,36aにコイル部24aを支承させ,第1及び第2アーム24b,24cの挟み角度δを広げようとする弾性反発力に抗して,第1アーム24bを弁板23の自由端の係止爪37に係止すると共に,第2アーム24cをリンク25を介して弁座板21の第1支点29に支承させるので,第1及び第2アーム24b,24cの挟み角度δを広げようとする弾性反発力がコイル部24aを介して弁板23を閉弁方向へ付勢する。
エンジンEの低速,低負荷運転状態では,エンジンEの排ガスは,矢印Aのように,上流側排気管10,第2消音孔14,14…,後部消音室8,第1消音孔13,13…,前部消音室7,第3消音孔15,15…,下流側排気管11を順次通過することで,消音されながら大気に放出される。この間,排気流制御弁20の弁板23に作用する後部消音室8の圧力は比較的低いので,弁板23は,弁ばね24の付勢力により全閉位置Cに保持され,弁孔22を閉鎖しているので,排ガスは,比較的長い下流側排気管11をその全長に亙り通過することになり,低周波騒音の低減を図ることができる。
エンジンEが高速,高負荷運転状態に移ると,上記の経路を流れる排ガスの流量が増加して後部消音室8の圧力が上昇し,その圧力による弁板23の開弁トルクが,弁ばね24による弁板23の閉弁トルクを上回ると,弁板23は全開位置Oに向かって回動していき,弁孔22の開度を増加させていく。すると,弁孔22の開度に応じて,上流側排気管10から後部消音室8に出た排ガスが,矢印Bのように,弁孔22へと短絡し,傾斜した弁板23に誘導されながら,弁孔22以降の短い下流側排気管11を通過して大気に放出されることになる。これにより,背圧の減少によるエンジン出力の向上と,気流音の低減とを図ることができる。
こゝで,弁ばね24の,弁板23に与える閉弁トルクについて考察する。
図3において,弁ばね24の第2アーム24cからリンク25を介して第2支点30に作用する弾性反発力Fは,第1及び第2支点29,30間を結ぶ直線Sに垂直な第1分力F1と,上記直線Sに平行な第2分力F2とに分けられ,その第1分力F1と,第1及び第2支点29,30間の距離Lとの積が,弁板23に及ぼす閉弁トルクとなる。
ところで,図3及び図4に示すように,弁板23が全閉位置Cから開いていくと,リンク25を支持する第2支点30が,弁板23を支持する第1支点29より弁孔22側へ距離Lだけオフセットしていることで,リンク25が弁板23の開きに応じて第2支点30周りに弁座板21側へ倒れる倒れ角度βは,弁板23の開き角度αより大である。これに伴ない,第2アーム24cから第2支点30に作用する弾性反発力Fと第1分力F1とのなす角度をθは,弁板23の開きに応じて増加するので,第1分力F1は減少することになる。その結果,第1分力F1による弁板23の閉弁トルクは,図8に示すように,弁板23の開度増加に応じて減少することになる。しかも,弁板23の開度変化に伴なう第1及び第2アーム24b,24cの挟み角度δの変化は少なく,したがってコイル部24aと凹部36の斜面36a,36aとの間に生じる摩擦も極めて小さい。
かくして,弁板23が,後部消音室8の圧力により開き始めると,自動的にスムーズに全開位置Oへと回動し,背圧の減少及び気流音の低減を確実に図ることができる。また排ガスが上流側排気管10から弁孔22を経て後部消音室8へ移るとき,傾斜した弁板23がその排ガスの流れをスムーズに誘導するので,背圧の減少及び気流音の低減を一層図ることができる。
エンジンEが低速,低負荷運転状態に戻ると,後部消音室8の圧力による弁板23の開弁トルクが,前記閉弁トルクより小さくなり,弁板23は全閉位置Cへと戻っていく。
このような排気流制御弁20において,弁ばね24のコイル部24aの一部を,弁板23の凹部36に収容したことで,コイル部24aの弁板23からの突出量を少なくして,排気流制御弁20のコンパクト化を図ることができる。しかも,凹部36の相対向する斜面36a,36aでコイル部24aを安定よく支承することができ,その支承のための特別な支持部材を設ける必要がなく,構造の簡素化を図ることができる。
また弁ばね24は,コイル部24aと,このコイル部24aの両端より延出する一対の第1アーム24bと,コイル部24aの中央部より延出する第2アーム24cとよりなり,そのコイル部24aを弁板23に支承させ,一対の第1アーム24bの先端部を,弁板23の一対の係止爪37に係止し,第2アーム24cの先端部を,リンク25の先端部に連接したことで,一本の弁ばね24により弁板23全体に閉弁トルクを付与して,弁板23の開閉姿勢を安定させることができる。
次に,図6及び図7に示す本発明の第2実施形態について説明する。
この第2実施形態では,弁ばね24のコイル部24aの中空部を貫通する,断面U字状の支軸40が弁板23の凹部36の開放面を縦断するようにして弁板23に固着され,この支軸40の円弧面により,コイル部24aの内周面の一部を支承することで,コイル部24aの外周面を上記凹部36の内周面より浮かせている。その他の構成は,前実施形態と同様であるので,図6及び図7中,前実施形態と対応する部分にはそれと同一の参照符号を付して,重複する説明を省略する。
この第2実施形態によれば,弁板23に固着される支軸40によりコイル部24aの内周面の一部を支承すること,並びにコイル部24aの外周面を凹部36の内周面より浮かせたことにより,コイル部24aと,その支承部との摩擦部は一箇所となり,弁板23の開度変化に伴なう第1及び第2アーム24b,24cの挟み角度δの変化時,コイル部24aと支軸40との間に生じる摩擦を小さく抑えることができ,弁板23の開閉を一層スムーズに行うことができる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば,下流排気管11の平坦壁11a自体を弁座板21に利用することもできる。
E・・・・・・エンジン
M・・・・・・排気系(マフラ)
δ・・・・・・弁ばねの第1及び第2アームの挟み角度
20・・・・・排気流制御弁
21・・・・・弁座板
22・・・・・弁孔
23・・・・・弁板
24・・・・・弁ばね
24a・・・・コイル部
24b・・・・第1アーム
24c・・・・第2アーム
25・・・・・リンク
29・・・・・第1支点
30・・・・・第2支点
36・・・・・凹部
36a・・・・斜面
40・・・・・支軸

Claims (5)

  1. エンジン(E)の排気系(M)内の上流側及び下流側間を連通する弁孔(22)を有する弁座板(21)と,前記弁孔(22)を開閉するように前記弁座板(21)上の第1支点(29)で回動可能に支持され,前記上流側の圧力を開弁方向に受ける弁板(23)と,この弁板(23)を閉弁方向へ付勢し,前記上流側の圧力が所定値以上に上昇したとき弁板(23)の開弁を許容する弁ばね(24)とを備える,エンジンの排気流制御弁であって,
    コイル部(24a)と,このコイル部(24a)より延出する第1及び第2アーム(24b,24c)とよりなり,その第1及び第2アーム(24b,24c)間の挟み角度(δ)を増加させる方向に弾性反発力を発揮する捩じりコイルばねで前記弁ばね(24)を構成し,
    前記弾性反発力により前記弁板(23)に閉弁トルクを付与すべく,前記コイル部(24a)を前記弁板(23)に支承させると共に第1アーム(24b)を前記弁板(23)に係止し,また第2アーム(24c)を,前記第1支点(29)より前記弁孔(22)側にオフセットした,前記弁座板(21)上の第2支点(30)で回動可能に支持されるリンク(25)の先端部に相対回動可能に連接したことを特徴とする,エンジンの排気流制御弁。
  2. 請求項1記載のエンジンの排気流制御弁において,
    前記コイル部(24a)の一部を,前記弁板(23)の一側面に形成した凹部(36)に収容したことを特徴とする,エンジンの排気流制御弁。
  3. 請求項2記載のエンジンの排気流制御弁において,
    前記凹部(36)の相対向する両内側面を前記弁板(23)の外方に向かって相互に広がる斜面(36a,36a)となし,この両斜面(36a,36a)でコイル部(24a)の外周面を支承したことを特徴とする,エンジンの排気流制御弁。
  4. 請求項2記載のエンジンの排気流制御弁において,
    前記弁座板(21)に固着される支軸(40)によりコイル部(24a)の内周面の一部を支承して,前記コイル部(24a)の外周面を前記凹部(36)の内周面より浮かせたことを特徴とする,エンジンの排気流制御弁。
  5. 請求項1〜4記載のエンジンの排気流制御弁において,
    前記弁ばね(24)の第1アーム(24b)を,前記コイル部(24a)の両端より延出する一対となし,前記第2アーム(24c)を前記コイル部(24a)の中央部より延出させたことを特徴とする,エンジンの排気流制御弁。
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