理解されるべきことに、添付の図面は本発明の概念を説明することを目的とし、縮尺通りではない。
以下の説明では、本発明の幾つかの実施形態は、通常ソフトウェアプログラムとして実装され得るという観点から記載される。当業者は、このようなソフトウェアの等価物がハードウェアで構成され得ることを直ちに理解する。画像操作アルゴリズム及びシステムは良く知られているので、本願明細書は、特に本発明によるシステム及び方法の一部を形成する又はそれらとより直接協働するアルゴリズムおよびシステムを対象とする。関連する画像信号を生成し又は処理するこのようなアルゴリズム及びシステム並びにハードウェア又はソフトウェアに関連の他の態様は、本願明細書に具体的に示され記載されないが、従来知られているシステム、アルゴリズム、コンポーネント及び要素から選択され得る。以下の記載で本発明に従い説明されるシステムでは、本願明細書に具体的に示されず、示唆されず若しくは記載されない、本発明の実施のために有用なソフトウェアは、従来型であり、当分野の通常の技量の範囲内である。
さらに、本願明細書で用いられるように、本発明の方法を実行するためのコンピュータプログラムは、非一時的コンピュータ可読記憶媒体に格納され得る。非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、磁気ディスク(例えば、ハードドライブ若しくはフロッピディスク)又は磁気テープのような磁気記憶媒体、光ディスク、光学式テープ若しくは機械読み取り可能なバーコードのような光学記憶媒体、RAM(random access memory)若しくはROM(read only memory)のような固体電子記憶素子、又は1以上のコンピュータに本発明による方法を実施させる命令を有するコンピュータプログラムを格納するために用いられる任意の他の物理的装置若しくは媒体を含む。
本発明は、本願明細書に記載する実施形態の組合せを包含する。「特定の実施形態」等の言及は、本発明の少なくとも1つの実施形態に存在する特徴を参照する。「一実施形態」又は「特定の実施形態」等のような別個の言及は、必ずしも同一の1以上の実施形態を表さないが、このような実施形態は、特に示されない限り相互に排他的ではなく、当業者に直ちに明らかである。「方法」等の単数及び複数の表記の使用は限定的ではない。留意すべき事に、文脈上特に明示され又は必要でない限り、単語「又は」等の使用は、本願明細書では包括的な意味で用いられる。
デジタルインタフェース、デジタル画像記憶、デジタル画像処理及び画像表示を提供するデジタルメディアフレーム及び関連回路は良く知られているので、本願明細書は、特に本発明による方法及び装置の一部を形成する又はそれらとより直接協働する要素を対象とする。本願明細書に具体的に示され又は記載されない要素は、従来知られているものの中から詮索される。記載される実施形態の特定の態様は、ソフトウェアで提供される。以下の記載で本発明に従い示され説明されるシステムでは、本願明細書に具体的に示されず、示唆されず若しくは記載されない、本発明の実施のために有用なソフトウェアは、従来型であり、当分野の通常の技量の範囲内である。
デジタルメディアフレームの以下の説明は、当業者に馴染みのあるものである。明らかなことに、デジタルメディアフレームのコストを削減し、機能を追加し又は性能を向上させるために選択される可能な実施形態の多くの変形が存在する。本発明は、例として示され、添付の図面に限定されない。
図1は、デジタル画像表示装置10の実施形態を示す上位ブロック図である。好適な実施形態では、デジタル画像表示装置10は、デジタルメディアフレーム(つまり、デジタルピクチャフレーム又はデジタルフォトフレーム)である。しかしながら、他の実施形態では、デジタル画像表示装置10は、デジタルメディアアセットをソフトコピーディスプレイに表示する能力を有する任意の装置であり得る。デジタルメディアアセットは、デジタル静止画像及びデジタルビデオ画像の両方を含む。本発明に従って用いることのできる他の種類のデジタル画像表示装置10の例は、タブレットコンピュータ、パーソナルコンピュータ、ハンドヘルド電子機器(例えば、スマートフォン、PDA,又はデジタルメディアプレーヤ)及びデジタルテレビジョンを含む。図2Aは、デジタル画像表示装置10の前面の一実施形態を示し、図2Bは、デジタル画像表示装置10の背面の一実施形態を示す。デジタル画像表示装置10は、スライダ54を動かしフレーム囲み52を別の色、仕上げ等を有し得る異なるフレーム囲みと交換することにより取り外し可能なフレーム囲み52を有する。
デジタル画像表示装置10は、最小限のユーザ介入により、ユーザにデジタルメディアアセットを表示することが可能である。表示されるデジタルメディアアセットは、標準的に、デジタルカメラで撮影されたデジタル静止画像を含む。表示されるデジタルメディアアセットは、ビデオクリップ、グラフィック画像、テキスト、及びアニメーションも含み得る。デジタルメディアアセットは、音楽、会話及び音響効果のような音声情報も含み得る。
図1を参照すると、デジタル画像表示装置10内の中央プロセッサ20は、デジタル画像表示装置10の全体的制御を提供する。中央プロセッサ20は、デジタル画像表示装置10のユーザに動作モード及び表示すべき画像を選択させるユーザ入力インタフェースブロック30に結合される。中央プロセッサ20は、メディアインタフェースブロック32及びネットワークインタフェースブロック34にも結合される。これらは、デジタルメディアアセットをデジタル画像表示装置10に提供するために用いられる。中央プロセッサ20は、インタフェースを介して不揮発性記憶ブロック22にも結合される。不揮発性記憶ブロック22は、中央プロセッサ20の動作を制御するために用いられる実行可能命令を格納する、プロセッサアクセス可能なプログラムメモリを提供する。不揮発性記憶ブロック22は、デジタルメディアアセットの集合を格納する、プロセッサアクセス可能な画像メモリとしても機能できる。
中央プロセッサ20は、ディスプレイスクリーン40で表示するためにデジタルメディアアセットを一時的に格納するバッファメモリブロック24にも結合される。中央プロセッサ20は、デジタルメディアアセットを処理し、ディスプレイスクリーン40に補正済みデジタルメディアアセットを提供する表示補正ブロック42にも結合される。中央プロセッサ20は、デジタル音声情報を処理しデジタル音声情報を1以上のアナログ信号に変換する音声コーデックブロック46にも結合される。1以上のアナログ信号は、1以上のスピーカ44に供給される。
ユーザ入力インタフェースブロック30は、種々の従来のユーザ入力装置及び回路を用いて提供できる。例えば、ユーザ入力インタフェースブロック30は、図2Bのデジタル画像表示装置10の背面上部に設けられたようなユーザボタン31のグループを有しても良い。これらのユーザボタン31は、例えば、早送り機能ボタン、巻き戻し機能ボタン、及び一時停止機能ボタンを含み得る。早送り機能ボタンは、ユーザにプレイリスト内の次の画像の表示を開始させ、巻き戻し機能ボタンは、ユーザにプレイリスト内の前の画像の表示を開始させ、一時停止機能ボタンは、異なる機能ボタンがユーザにより押下されるまでユーザに現在画像の継続表示を開始させる。ユーザボタン31は、「メニュ」ボタン、「選択ボタン」、並びに「上」、「下」、「左」及び「右」のような多数のカーソル移動ボタン、またはこれらの組合せも有し得る。これらは、種々の動作モードを選択するために使用できる。
幾つかの実施形態では、ユーザ入力インタフェースブロック30は、ディスプレイスクリーン40の前面に設けられたタッチスクリーンインタフェースを有する。幾つかの実施形態では、タッチスクリーンインタフェースは、ディスプレイスクリーン40の前面に又はそれに並行して、IR放射体及び検出器を用いて実装できる。「タッチ(接触)」は、どのIRビームが閲覧者の指により遮断されたかを決定することにより検出される。幾つかの実施形態では、これは、比較的少数の放射体及び検出器を用いて実装できる。例えば、垂直方向に間隔の空いた5個の放射体及び水平方向に間隔の空いた8個の検出器を用いて、ディスプレイスクリーン上の5×8個の位置の検出が可能である。これは、タッチボタンアイコンをディスプレイスクリーン40に表示させ、どのボタンアイコンが閲覧者によりタッチされたかを識別するのに十分である。
幾つかの実施形態では、ユーザ入力インタフェースブロック30は、ディスプレイスクリーン40に隣接して配置可能な接触感応入力面を有する。例えば、KODAK EASYSHARE P730デジタルフレームは、ディスプレイスクリーン40のボタンに隣接する水平方向に向けられたタッチストリップとディスプレイスクリーン40の右側面に隣接する垂直方向に向けられたタッチストリップとを含む2個の「Quick Touch Border」容量性タッチストリップを有する。メニュ項目は、これらのタッチストリップに隣接するディスプレイスクリーン40に表示され、閲覧者は、メニュ項目を選択するために適切な位置にあるストリップにタッチする。Quick Touch Borderの1つの利点は、ディスプレイスクリーン40に指紋を付けさせないことである。
幾つかの実施形態では、ユーザ入力インタフェースは、コンピュータマウス、ジョイスティック、トラックボール又はトラックパッドのようなポインティング装置も有し得る。幾つかの実施形態では、ユーザ入力インタフェースは、リモコン入力装置も有し得る。リモコンは、ユーザボタン31により提供される機能の一部又は全部を複製するユーザ入力を有し得る。幾つかの実施形態では、ユーザ入力インタフェースは、(マイクロフォン及び会話認識プロセッサを含む)音声認識インタフェース、又はユーザの手振り又は他のユーザ動作を認識する(カメラのような)検知装置を備えたジェスチャ認識インタフェースも有し得る。
不揮発性記憶ブロック22は、例えばフラッシュEPROMメモリを有し得る不揮発性記憶メモリを表す。不揮発性記憶ブロック22は、ファームウェアプログラムのような実行可能命令を格納し、中央プロセッサ20の動作を制御するプロセッサアクセス可能なプログラムメモリを提供する。
幾つかの実施形態では、不揮発性記憶ブロック22に格納されたファームウェアプログラムは、更新され、又はメディアインタフェースブロック32又はネットワークインタフェースブロック34を用いて提供される新しいファームウェアにより置換され得る。幾つかの実施形態では、ROM(Read Only Memory)、磁気ディスク記憶装置又は光ディスク記憶装置のような他の種類の不揮発性記憶ブロックが使用できる。幾つかの実施形態では、中央プロセッサ20は追加プログラムメモリ(図示しない)を有し、不揮発性記憶ブロック22に格納されたファームウェアプログラムは、中央プロセッサ20により実行される前にプログラムメモリにコピーされる。
不揮発性記憶ブロック22は、静止画像、ビデオクリップ、音声、音楽、グラフィック、テキスト及びディスプレイスクリーン40に表示される画像及びスピーカ44から出力される音を生成するために使用可能な他の種類のコンテンツのようなデジタルメディアアセットの集合を格納する、プロセッサアクセス可能な画像メモリを提供するためにも使用できる。これらの音は、デジタルメディアアセットがキャプチャされたときに、デジタルカメラ又はビデオカメラによりキャプチャされた音を含み得る。これらの音は、画像が以前に閲覧されたときにユーザ又は別の個人によりキャプチャされた(音声注釈のような)音も含み得る。これらの音は、デジタルメディアアセットに関連付けられた歌又は音楽サウンドトラックも含み得る。幾つかの実施形態では、少なくとも幾つかの格納されたデジタルメディアアセットは、画像キャプチャの結果として又はユーザによる手動選択の結果として自動的に特定のイベントに関連付けられる。音は、特定のイベントに関連付けられた音声コンテンツも含み得る。
不揮発性記憶ブロック22は、デジタルメディアアセットに関連付けられた補助情報(例えば、メタデータ)も含み得る。このメタデータは、画像がデジタルキャプチャ装置(例えば、デジタルスチルカメラ又はデジタルビデオカメラ)によりキャプチャされた日時、又は画像がデジタル画像表示装置10により受信された日時を含み得る。メタデータは、図3を参照して後述するシステムを用いてデジタル画像表示装置10へ転送されたデジタルメディアアセットを提供した個人又はサービスを識別し又は特徴付けるデータを含み得る。
バッファメモリブロック24は、(不揮発性記憶ブロック22と比較して)比較的小さいメモリであり、画像を表示するために高速メモリアクセスを提供する。バッファメモリブロック24は、例えば、1以上のDRAM(dynamic random access memory)又はSRAM(static random access memory)集積回路を用い得る。
メディアインタフェースブロック32は、取り外し可能メディア装置のような種々のローカル外部装置からデジタルメディアファイルを受信する。例えば、メディアインタフェースブロック32は、メモリカード及びUSBインタフェースコネクタ33(図2B)を有し、デジタル画像表示装置10を、SD(Secure Digital)カード、microSDカード、CF(Compact Flash)カード、MMC(MultiMedia Card)、xDカード又はメモリースティック、及びUSBメモリ「スティック」若しくは「ジャンプドライブ」のような種々の取り外し可能フラッシュメモリカードに格納されたメディアファイルを表示可能にする。これらのメモリ装置に格納されたデジタルメディアアセットは、デジタルコンピュータ、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、カメラ機能付き電話機、PDA、プリント及びフィルムスキャナ、及び他の種類のデジタル画像装置により提供可能である。中央プロセッサ20は、メディアファイルをローカル外部装置から転送するためにメディアインタフェースブロック32を制御する。転送されたファイルは、不揮発性記憶ブロック22に格納され、又はディスプレイスクリーン40に直ちに表示するためにバッファメモリブロック24に直接格納され得る。したがって、メディアインタフェースブロック32は、取り外し可能メモリカード又はメモリ「スティック」と連携して、デジタル画像のようなデジタルメディアアセットの集合を格納するプロセッサアクセス可能な画像メモリを提供する。
ネットワークインタフェースブロック34は、コンピュータ又はモバイル画像装置のような他の装置に、デジタルメディアアセットファイルをデジタル画像表示装置10へ転送させるために用いられ得る。ネットワークインタフェースブロック34は、イーサネット(登録商標)ケーブルインタフェース又は有線電話モデムのような有線インタフェースを用いて提供され得る。ネットワークインタフェースブロック34は、WiFi(例えば、IEEE802.11WiFi規格)モデム、セルラモデム又はBluetooth(登録商標)モデムのような無線インタフェースを用いても提供され得る。
幾つかの実施形態では、ネットワークインタフェースブロック34は、インターネットへの直接接続を提供し、HTML(HyperText Markup Language)を読み取り及びTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を用いるよう構成される。他の実施形態では、ネットワークインタフェースブロック34は、インターネット若しくはISP(Internet Service Provider)に直接接続する有線若しくは無線ルータ又は他の種類のネットワークインタフェース装置を用いてインターネットへの接続を提供可能なローカルエリアネットワークへの接続を提供する。
表示補正ブロック42は、ディスプレイスクリーン40の特性に合わせて画像データを調整するために用いられる。これは、トーンスケール調整、色調整、鮮明調整又は任意の他の種類の適切な調整を含み得る。留意すべきことに、幾つかの実施形態では、表示補正ブロック42は、中央プロセッサ20により実装され得る。他の実施形態では、表示補正ブロック42及び中央プロセッサ20は、同一の集積回路(IC)に統合され得る。
ディスプレイスクリーン40は、カラーアクティブマトリックスLCD(Liquid Crystal Display)のようなソフトコピーディスプレイ装置を用いて画像を表示する。OLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)又は種々のシリコンに基づくディスプレイのような他の種類のソフトコピーディスプレイ装置が用いられても良い。
電源50は、壁コンセントを介して供給されるAC電力を、デジタル画像表示装置10の全てのコンポーネントに電力を供給するために必要な適正なDC電圧に変換する。幾つかの実施形態では、電源は再充電可能バッテリを有し得る。したがって、デジタル画像表示装置10は、ポータブルであり、電源ケーブルを有しないで屋外である時間期間の間使用可能である。幾つかの実施形態では、デジタル画像表示装置10は、再充電可能バッテリを充電するために用いられる太陽電池を有し得る。
幾つかの実施形態では、デジタル画像表示装置10は、動きセンサ(図示しない)を有する。動きセンサは、動きが検出されたときのみディスプレイスクリーン40に給電するために電源50を制御する中央プロセッサ20に信号を供給し得る。これは、デジタル画像表示装置10の近傍に閲覧者が存在しない場合に画像を表示するときに浪費される電力を削減する。
中央プロセッサ20は、図4A及び図4Bを参照して後述するように画像を表示し及び他のシステムコンポーネントと通信するために、2つの主要な処理を行う。中央プロセッサ20内のリアルタイムクロック21は、日付/時間値を提供する。幾つかの実施形態では、リアルタイムクロック21は、ユーザにより手動で設定される。他の実施形態では、リアルタイムクロックは、ネットワークインタフェースブロック34を用いてNTP(Network Time Protocol)サーバのような外部装置にあるアクセス可能な情報を用いて設定される。
理解されるべきことに、中央プロセッサ20の機能は、単一のプログラマブルプロセッサを用いて、又は1以上のDSP(digital signal processor)素子を含む複数のプログラマブルプロセッサを用いることにより提供できる。代替として、中央プロセッサ20は、カスタム回路(例えば、デジタルメディアフレームでの使用のために特別に設計された1以上のカスタムIC(integrated circuit))により、又はプログラマブルプロセッサ及びカスタム回路の組合せにより、提供できる。理解されるべきことに、中央プロセッサ20と図1に示した幾つかのブロックとの間の接続は、共通データバスを用いて行われ得る。例えば、幾つかの実施形態では、中央プロセッサ20、不揮発性記憶ブロック22、バッファメモリブロック24、メディアインタフェースブロック32、及びネットワークインタフェースブロック34の間の接続は、共通データバスを用いて行われ得る。
図3は、デジタル画像表示装置10がどのようにネットワークを介して他のシステムと通信し、コンテンツ及び設定情報を受信するかの一実施形態を示すハイレベルシステム図である。理解されるべきことに、多数のデジタル画像表示装置10ユニットが、多くの地理的に異なる分散した場所に置かれ、図3に示すシステムによりサポートされ得る。デジタル画像表示装置10は、(インターネットのような)ネットワークを介して、ルーティングサーバ102、動作ロギングサーバ104、及び認証サーバ106と通信する。デジタル画像表示装置10は、ネットワークを介して、コンテンツ及び設定サーバ110とも通信する。コンテンツ及び設定サーバ110は、ウェブページサーバ120と通信する。ウェブページサーバ120は、管理設定ユーザインタフェース122及びウェブページユーザインタフェース124により制御され得る。コンテンツ及び設定サーバ110は、デジタルメディアアセット及びメタデータコンテンツを得て、デジタルメディアアセット及びメタデータコンテンツ記憶130に格納し得る。デジタルメディアアセット及びメタデータコンテンツは、電子メールサーバから、ウェブページサーバ120から、又は1以上のコンテンツ提供システム150から、本システムに由来し得る。コンテンツ提供システム150は、Facebook、Flickr、Kodak Gallery並びに他のオンラインコンテンツ記憶システム及びサービスのような種々の情報源からコンテンツを提供できる。
各コンテンツ提供システム150は、外部デジタルメディアアセット及びメタデータコンテンツ156を供給するために外部コンテンツホスト154と通信する外部コンテンツメディアサーバ152を有し得る。外部デジタルメディアアセット及びメタデータコンテンツ156は、外部コンテンツホスト154によりアクセス可能なハードドライブ又は他のデジタル記憶装置若しくは媒体に格納され得る。
幾つかの実施形態では、コンテンツ及び設定サーバ110は、各デジタルメディアアセットに関する適切な情報と一緒にデジタルメディアアセットのリストのみを提供する。次に、デジタル画像表示装置10は、コンテンツ提供システム150からのデジタルメディアアセットファイルに直接アクセスし得る。
理解されるべきことに、図3に示した種々のブロックは、異なるハードウェア構成を用いて実装できる。例えば、ルーティングサーバ102、動作ロギングサーバ104及び認証サーバ106は、同一の物理的ハードウェアで又は異なるハードウェアで実行できる。さらに、ルーティングサーバ102のような各サーバは、動作を並列に実行するために、複数のハードウェア部品で実行しても良い。
図4Aは、フォアグランド処理として中央プロセッサ20により実行される一般的な画像表示処理を示すハイレベルフロー図である。デジタルメディアアセットのリストを得るステップ200で、中央プロセッサ20は、不揮発性記憶ブロック22から又は特定の他のデジタルメディアアセット記憶場所(例えば、メディアインタフェースブロック32を介して接続された記憶媒体、又はネットワークインタフェースブロック32を介してアクセス可能なリモート記憶場所)から、表示されるべきデジタルメディアアセットのリストを得る。デジタルメディアアセットは、デジタル静止画像、デジタルビデオクリップ、デジタル音声クリック又は音楽ファイル、並びにグラフィック、テキスト及び、ディスプレイスクリーン40に表示される画像及びデジタル画像表示装置10のスピーカ44から出力される音を生成するために用いられ得る他の種類のコンテンツのような個別のデジタルメディアコンテンツである。デジタルメディアアセットの集合は、デジタル画像表示装置10での表示又は再生に利用可能な全てのデジタルメディアアセットの集合である。デジタルメディアアセットのリストは、デジタルメディアアセットの集合に含まれる個々のデジタルメディアアセットのリストである。このリストは、フォーマット化されたテキストファイル(例えば、XMLファイル)として、データベースとして、又は特定の他のカスタム記憶フォーマットで格納され得る。リストは、コンテンツが表示されるべき表示順に提供され得る。或いは、表示順は、別個のフィールドとして又はリスト内のアセットを参照する後続リストとして指定され得る。デジタル画像表示装置10の幾つかの動作モードでは、コンテンツは、意図的にランダムな順序で表示される。
次のデジタルメディアアセットを読み出すステップ205で、中央プロセッサ20は、リストを読み出し、該リストから表示すべき次のデジタルメディアアセットを決定する。次に、中央プロセッサ20は、デジタルメディアアセットを不揮発性記憶ブロック22又はメディアインタフェースブロック32に接続された記憶媒体から、デジタルメディアアセットを読み出す。幾つかの実施形態では、中央プロセッサ20は、ネットワークインタフェースブロック34を介してリモート記憶場所からデジタルメディアアセットを読み出し得る。
データを解凍するステップ210で、中央プロセッサ20は、デジタルメディアアセットに関連付けられた画像データを解凍し、解凍した画像データをバッファメモリブロック24に格納する。デジタルメディアアセットがMPEG2又はMPEG4ビデオファイルのようなビデオファイルである場合、中央プロセッサ20は、圧縮ビデオファイルのリアルタイム解凍を実行する。
表示のために画像をリサイズするステップ215で、中央プロセッサ20は、ディスプレイスクリーン40により要求される画像サイズ(つまり、ディスプレイスクリーン解像度)に合わせるために、必要に応じて画像をリサイズすることにより、表示のために画像をスケーリングする。幾つかの実施形態では、バッファメモリブロック24に格納された画像サイズは、画像が表示されるときの特定のパン/ズーム効果を可能にするために、スクリーン解像度より僅かに大きい。
表示のために画像データを補正するステップ220で、表示補正ブロック42は、ディスプレイスクリーン40に供給する前に、画像データに補正を行う。補正は、標準的に、ディスプレイスクリーン40(例えば、LCDパネル)の特性を考慮して画像を調整するステップを有する。幾つかの実施形態では、補正は、例えば画像固有の拡張を提供するために、特定の画像のコンテンツに適用しても良い。
画像を表示するステップ225で、中央プロセッサ20は、ディスプレイスクリーン40に現在の画像を表示する。中央プロセッサ20は、デジタル画像表示装置10のユーザに種々の動作モード及びユーザにより選択可能な選択肢を示すために、視覚的メッセージ又はユーザインタフェース制御をディスプレイスクリーン40に表示し得る。幾つかの実施形態では、中央プロセッサ20は、バッファメモリブロック24の一部に格納可能なオンスクリーングラフィックバッファを用いて、これらのメッセージ及び制御を提供する。このオンスクリーングラフィックバッファから供給されるグラフィック情報は、ユーザがタッチスクリーンインタフェースのようなユーザ入力インタフェースブロック30のユーザインタフェース要素のうちの1つを作動させるとき、現在表示されている画像と調和させられ得る。幾つかの実施形態では、テキスト及びアイコンは、現在表示されている画像の上に透過的に重ねられる。
ユーザインタフェース入力に応答するステップ230で、ユーザがユーザ入力要素のうちの1つを用いて選択を行った場合、中央プロセッサ20は、ユーザ選択に応答して1以上の動作を行う。これは、例えば、画像の表示時間の変更、デジタルメディアアセットの集合からの画像の削除、又は表示のためのデジタルメディアアセットの集合の一部の選択を含み得る。
次のデジタルメディアアセットの表示を待つステップ235で、中央プロセッサ20は、リアルタイムクロック21が画像間の特定の時間間隔だけ進むまで待ち、次に、実行は、次のデジタルメディアアセットを読み出すステップ205へ戻る。特定の時間間隔は、工場出荷時設定の時間間隔(例えば、10秒/画像)であり、又は適切なユーザインタフェース要素を用いてユーザにより選択された時間間隔であり得る。また、中央プロセッサ20は、画像間の遷移の種類を制御する。遷移は、次の画像に「フェーズイン」しながら、現在の画像を「隠していく」メカニズムである。例えば、ある種の画像遷移は、現在の画像及び次の画像を一方向(例えば左から右へ、又は上から下へ)に移動させ、現在の画像が出て行くと同時に次の画像が入って来るようにする。別の例では、画像遷移は、現在の画像がフェードアウトすると同時に次の画像が現在の画像の上にフェードインする。当業者は、多くの異なる種類の遷移が使用され得ることを理解する。
図4Bは、中央プロセッサ20によりネットワークインタフェースブロック34を介してバックグランド処理として実行される、セキュアでないネットワークを介してセキュア情報を交換する一般的なシステム通信処理を示すハイレベルフロー図である。幾つかの実施形態ではネットワークインタフェースブロック34は、WiFi無線インタフェースであり、デジタル画像表示装置10に、インターネットのようなネットワークを介して、ルーティングサーバ102、動作ロギングサーバ104、認証サーバ106、コンテンツ及び設定サーバ110のような種々のサーバとの無線通信を可能にする。
起動時、サーバを認識するステップ250が実行される。ステップ250の間、デジタル画像表示装置10は、自身を特定しどのように処理するかを決定するために、ネットワークインタフェースブロック34からインターネットを介して、知られているサーバ位置にあるルーティングサーバ102に接続する。ルーティングサーバ102は、デジタル画像表示装置10が全ての後続の機能のために通信すべきサーバを指示する情報をデジタル画像表示装置10に返す。変更が許可されないアドレスのみが、このルーティングサーバ102への経路である。
セキュリティコードトークンを得るステップ255で、デジタル画像表示装置10は、セキュア通信方法(例えば、https://)を用いて、残りのシステムと通信するためにセキュリティコードを認証サーバ106に問い合わせる。この問い合わせは、デジタル画像表示装置10と認証サーバ106との両方に知られている秘密情報の送信を含む。認証サーバ106は、一時的セキュリティトークンを生成し、該トークンをデジタル画像表示装置10へ返送する。トークンは、サーバの他の部分(及び他のサーバ)にも利用可能にされ、将来の動作のために特定のデジタル画像表示装置10の認証を可能にする。
認証トークンの時間枠が終了すると、デジタル画像表示装置10から(認証サーバ106を除く)複数のサーバのうちの1つへの任意の動作は拒否される。この状況で、次に、デジタル画像表示装置10は、他の動作を続ける前に、新しい認証トークンを取得するために、認証サーバ106と通信する。デジタル画像表示装置10と各サーバとの間の大部分の通信のための一時的トークンの使用は、デジタル画像表示装置10と認証サーバとの間で共有される秘密情報の露出を最小化にするという利点、及び一時的トークンでセキュア通信の必要を削減することにより後続の通信に必要な計算を最小化するという利点を有する。
新しいコンテンツを得て格納するステップ260で、デジタル画像表示装置10は、利用可能な新しいコンテンツを読み出すために、コンテンツ及び設定サーバ110と通信する。コンテンツ及び設定サーバ110により供給されたデジタルメディアアセット及びメタデータコンテンツは、コンテンツの発生元(例えば、電子メール、Facebook、Flickr、又はKodak Gallery)、コンテンツの送信元のユニークな識別子(例えば、コンテンツを提供した送信者の電子メールアドレス)、コンテンツの共有幅(例えば、コンテンツが何人の他の人々に共有されたか)、特定のコンテンツが共有された日時(又は共有の瞬間)のうちの特定の組合せによりグループ化されるピクチャのグループに編成される。幾つかの実施形態では、デジタル画像表示装置10にコンテンツを直接提供するために、直接ネットワークアップロードが用いられ得る。直接アップロードは、良く知られたFTP又はRESTインタフェースのような種々のインタフェースを用いて行われ得る。
コンテンツ及び設定サーバ110により提供されたデジタルメディアアセット及びメタデータコンテンツは、特定コンテンツがキャプチャされた場所、特定コンテンツに関連付けられたキーワード、特定コンテンツの中でキャプチャされた人々の名前若しくは識別子、又は特定コンテンツの中にキャプチャされた事物のような、各特定コンテンツに関連する他の情報により編成されても良い。
デジタルメディアアセット及びメタデータコンテンツは、コンテンツ及び設定サーバ110との別個のインタフェースを通じて得られ、コンテンツ及び設定サーバ110に利用可能な適切な不揮発性記憶(図示しない)を用いて格納される。コンテンツ及び設定サーバ110は、デジタル画像表示装置10に格納される新しいコンテンツの説明を送信する。次に、デジタル画像表示装置10内の中央プロセッサ20は、コンテンツ及び設定サーバ110により定められた各デジタルメディアアセットを個別に読み出し、各デジタルメディアアセットをデジタル画像表示装置10内の不揮発性記憶ブロック22に格納する。また、デジタル画像表示装置10は、発生元(例えば、電子メール、Facebook、Flickr又はKodak Gallery)又は共有幅、デジタルメディアアセットを提供する個人の識別し、共有事実の識別子、及びデジタルメディアアセットに関する利用可能な記述テキストのような各デジタルメディアアセットに関連するメタデータを送信する。幾つかの実施形態では、デジタルメディアアセットは、コンテンツ及び設定サーバ110から、それらがデジタル画像表示装置10に表示されるべき時間にダウンロードされるだけであり、デジタル画像表示装置10内の不揮発性記憶ブロック22にローカルに格納されない。幾つかの実施形態では、デジタルメディアアセットはキャッシュメカニズムを用いて不揮発性記憶ブロック22に格納され、デジタルメディアアセットは、デジタルメディアアセットが不揮発性記憶ブロック22に格納されており且つコンテンツ及び設定サーバ110で更新されていない場合に不揮発性記憶ブロック22から読み出される。さらに、デジタルメディアアセットが不揮発性記憶ブロック22に格納されていない場合、中央プロセッサ20は、デジタルメディアアセットをコンテンツ及び設定サーバ110から読み出し、該アセットを不揮発性記憶ブロック22に格納されたキャッシュメカニズムに格納する。データキャッシュメカニズムの詳細は、当業者に馴染みのあるものである。
ユーザは、ウェブページユーザインタフェースブロック124を介したウェブブラウザアップロードを用いてデジタルメディアアセット及び他のデジタルメディアアセットをウェブページサーバ120にアップロードすることにより、コンテンツをデジタル画像表示装置10に追加できる。次に、ウェブページサーバ120は、これらのデジタルメディアアセット及び適切なメタデータを格納する。
設定情報を得るステップ265で、デジタル画像表示装置10は、設定情報を読み出すために、コンテンツ及び設定サーバ110と通信する。設定情報は、スライドショー遷移の種類、各スライドショー画像を表示する時間間隔、及びデジタル画像表示装置10を自動的にオン及びオフに切り替える日時のような設定を含む。
幾つかの実施形態では、工場出荷時の設定情報は、デジタル画像表示装置10が登録されたときに、コンテンツ及び設定サーバ110に自動的に格納される。ユーザは、ウェブページユーザインタフェース124を利用して、設定情報を変更できる。さらに、設定情報は、サービス関連問題を解決し又は更新を提供するために、システム管理者により管理設定ユーザインタフェース122を用いて変更できる。
ユーザは、ウェブページユーザインタフェースブロック124を用いて、デジタルメディアアセットを彼らの特定のデジタル画像表示装置10へ電子メールで送信することを許可できる。この場合、ユーザは、特定の電子メールアドレスを入力し、コンテンツを彼らのデジタル画像表示装置10へ送信可能にする。電子メールが(標準的には他者により)電子メールサーバ140にある該アドレスに送信されると、デジタルメディアアセット及び他の関連コンテンツは、電子メールから抽出され、デジタルメディアアセット及びメタデータコンテンツ記憶130へ転送される。送信者、共有日、等に関するメタデータも、そのコンテンツに関連付けて格納される。
ユーザは、ウェブページユーザインタフェースブロック124を用いて、彼らのデジタル画像表示装置10を設定し、1以上のコンテンツ提供システム150から種々の外部サービスを通じてインターネットで提供されるデジタルメディアアセットを受信するようにもできる。どのようにコンテンツが外部コンテンツ提供システム150から転送されるかについて、外部システムがどのように動作するかに依存して、2つの主なメカニズムがある。
第1に、「プル」メカニズムでは、コンテンツ及び設定サーバ110は、新しい外部デジタルメディアアセット及びメタデータコンテンツ156が外部コンテンツホスト154から利用可能か否かを決定するために、外部コンテンツメディアサーバ152に周期的にポーリングする。新しいコンテンツが利用可能な場合、コンテンツ及び設定サーバ110は、新しいコンテンツのメタデータを読み出し、デジタルメディアアセット及びメタデータコンテンツ記憶130に格納する。元のデジタルメディアアセットデータ(例えば、静止デジタル画像又はデジタルビデオファイル)は転送されない。デジタル画像表示装置10が後にデジタルメディアアセットのリストを読み出すとき、この新しいデジタルメディアアセットのURLは、対応する外部コンテンツメディアサーバ152を指している。
第2に、「プッシュ」メカニズムでは、外部コンテンツメディアサーバ152は、新しい外部デジタルメディアアセット及びメタデータコンテンツ156が外部コンテンツホスト154から利用可能になると通知を提供する。この場合、コンテンツ及び設定サーバ110は、外部コンテンツメディアサーバ152を設定し、要求されたコンテンツに対して関連する追加又は変更が行われたときは常に通知を提供するようにする。次に、外部コンテンツメディアサーバ152は、コンテンツが追加、変更又は削除されたとき、コンテンツ及び設定サーバ110に通知する。次に、コンテンツ及び設定サーバ110は、デジタルメディアアセット及びメタデータコンテンツ記憶130に格納されたデジタルメディアアセット及びメタデータコンテンツを更新し、外部コンテンツ供給システム150の新しい状態を反映する。理解されるべきことに、コンテンツ及び設定サーバ110は、多数のデジタル画像表示装置10ユニットに関する設定情報を格納し、各デジタル画像表示装置10は、「プル」又は「プッシュ」メカニズムを用いて(Facebook、Flickr、Kodak Gallery、等のような)多数の異なる外部コンテンツ提供システム150からのコンテンツの提供を許可するよう設定できる。新しいコンテンツを得て格納するステップ260、及び設定情報を得るステップ265は、デジタル画像表示装置10の新しいコンテンツを得るために、規則的間隔で(例えば、10分毎に)繰り返される。別の実施形態では、設定情報を得るステップ265は、コンテンツ及び設定サーバ110からデジタル画像表示装置10へ「プッシュされる」、新しい又は更新されたコンテンツがコンテンツ及び設定サーバ110で利用可能であることを示すメッセージにより開始され得る。
幾つかの実施形態では、デジタル画像表示装置10は、「情報」モード及び「画像デジタルメディアアセット」モードを有する。デジタル画像表示装置10の情報モードは、ニュースヘッドライン、経済データ、広告、等のような種々の情報を表示する。情報は、画像デジタルメディアアセットの代わりに又はそれと一緒に表示できる。後者の場合には、デジタル画像表示装置10は、ディスプレイスクリーン40の一部を画像表示専用にし、スクリーンの別の一部を情報表示に割り当てる。情報表示は、画像表示に隣接して位置付けられ、又は画像表示の上に重ねられ得る。表示されるべき情報は、図3に示したシステムを用いて提供できる。表示されるべき情報の種類は、ウェブページユーザインタフェースブロック124を用いてユーザの興味のある特定の情報を選択することにより、デジタル画像表示装置10の特定のユーザに対して設定できる。これは、ユーザの興味のある特定の株価、スポーツチーム、気象情報、ニュースカテゴリ、ショッピング、ギャンブル、等に関する情報を含み得る。幾つかの実施形態では、情報は、コンテンツをコンテンツ及び設定サーバ110に提供する種々の情報コンテンツウェブサーバ(図示しない)により提供され得る。他の実施形態では、デジタル画像表示装置10は、デジタル画像表示装置10に実装されたウェブブラウザを用いて、ウェブページを受信し表示するために、情報を提供する外部ウェブサイト(図示しない)と直接通信できる。
図5は、共有幅に応じてデジタル画像表示装置10に格納されたデジタルメディアアセットに対して動作を実行する一実施形態を示すフロー図である。共有幅は、所与のデジタルメディアアセットが、該デジタルメディアアセットを共有した個人により種々の人々の間でどれだけ広く共有されているかを示す絶対的又は相対的指標である。
一実施形態では、共有幅は、デジタルメディアアセットが共有された異なる個人の数に基づき割り当てられた絶対値であっても良い。例えば、特定のデジタルメディアアセットの発生源は、ソーシャルネットワーキングウェブサイト(例えば、Facebook)からであり、該デジタルメディアアセットは共有している個人の「友人」に利用可能にされたと決定される。さらに、このデジタルメディアアセットが共有されている特定数のFacebookの友人は、Facebookの外部コンテンツメディアサーバ152から決定される。本実施形態では、友人の数は、共有幅として用いられ得る。別の例では、デジタルメディアアセットの発生源が電子メールであり、電子メールサーバ140と連携して、該デジタルメディアアセットが3人の人々を含む配信リストへ送信されたと決定される。本実施形態では、電子メールの受信者の数が、共有幅として用いられ得る。
別の実施形態では、共有幅は、デジタルメディアアセットの異なる発生源に基づき割り当てられた相対値であっても良い。例えば、メディアインタフェースブロック32に取り付けられた記憶メディアからのデジタルメディアアセットの直接アップロードは、共有されないと考えられても良い。電子メールは標準的に数人の人々にしか送信されないので、電子メールサーバ140から得られたデジタルメディアアセットは、小さい共有幅を有すると考えられても良い。Facebookの写真及びビデオは標準的にユーザの友達に利用可能なので、Facebookの外部コンテンツメディアサーバ152から得られたデジタルメディアアセットは、中程度の共有幅を有すると考えられても良い。Flickrの写真及びビデオは標準的に公衆に利用可能なので、Flickrの外部コンテンツメディアサーバ152から得られたデジタルメディアアセットは、大きな共有幅を有すると考えられても良い。
これらの共有幅の例は、共有幅が決定され得る全ての方法を含まない。共有幅は、任意の直接若しくは間接的又は絶対的若しくは相対的な、デジタルメディアアセットに割り当てられる共有の範囲を包含するよう広義に定められる。共有幅は、共有を行う個人により明示的に定められても良く、又は共有方法と自動的に関連付けられても良い。
発生源を決定するステップ300で、デジタル画像表示装置10は、デジタルメディアアセットの発生源(例えば、Facebook、Flickr、電子メール)を決定する。一実施形態では、デジタル画像表示装置10は、デジタルメディアアセットに関連付けられたメタデータを調べ、デジタルメディアアセットの発生源を特定する。
発生源の明示的記述子を検索するステップ305で、デジタル画像表示装置10は、不揮発性記憶ブロック22に格納された又はネットワークインタフェースブロック34を介してアクセス可能な情報を問い合わせ、発生源の外部コンテンツメディアサーバ152又は電子メールサーバ140がデジタルメディアアセットの共有幅を示すデータを提供可能かどうかを決定する。
共有幅が利用可能かテストするステップ307で、デジタル画像表示装置10は、共有幅が発生源から利用可能か否かに基づき決定を行う。この決定のためのデータは、上述の発生源の明示的記述子を検索するステップ305で取得されている。
次に2つの可能なパスがある。共有幅が利用可能な場合、特定の共有幅を読み出すステップ310が用いられ、外部コンテンツメディアサーバ152又は電子メールサーバ140を介して発生源から共有幅を得る。共有幅が利用可能でない場合、デフォルト共有幅を検索するステップ320が用いられ、不揮発性記憶ブロック22に格納された又はネットワークインタフェースブロック34を介して利用可能な情報にアクセスすることにより、デジタルメディアアセットの発生源に関連するデフォルト共有幅を決定する。デフォルト共有幅は、発生源からのデジタルメディアアセットの標準的な共有幅を表す数値であり得る。例えば、デフォルト共有幅「5」は、発生源が電子メールのときに割り当てられ得る。デフォルト共有幅「20」は、発生源がソーシャルネットワーキングウェブサイトのときに割り当てられ得る。デフォルト共有幅「1000」は、発生源が公衆画像共有ウェブサイトであるときに割り当てられ得る。
重要値を決定するステップ330で、デジタル画像表示装置10は、共有幅の値に応じてデジタルメディアアセットの重要値を決定する。概して、重要値は、狭い共有幅を有するデジタルメディアアセットほど高く、広い共有幅を有するデジタルメディアアセットほど低い。例えば、重要値は、次式により、共有幅に反比例し得る。
P=100/B
ここで、Pは重要値であり、Bは共有幅である。
任意で、重要値を決定するステップ330は、重要値を決定する処理において、デジタルメディアアセットに関する他の情報(例えば、デジタルメディアアセットメタデータ)も使用し得る。幾つかの実施形態では、共有幅又は重要値は、デジタルメディアアセット及びメタデータコンテンツ記憶130に、デジタルメディアアセットメタデータの一部として永続的に格納されても良い。他の実施形態では、共有幅又は重要値は、デジタル画像表示装置10により必要に応じて動的に計算されても良い。
ユーザは、ウェブページユーザインタフェースブロック124(図3)を用いて、彼らのデジタル画像表示装置10の電子メールアドレスを提供できる。次に、この電子メールアドレスは、友達及び家族のメンバに供給され得る。友達及び家族のメンバは、この電子メールアドレスへ電子メールを送信でき、電子メールは電子メールサーバ140により受信される。電子メールは、デジタル静止画像及びデジタルビデオ画像のようなデジタルメディアアセットを含み得る。電子メールで受信されたデジタルメディアアセットは、電子メール共有方法を用いて受信されていることを示し得る。異なる個人によりデジタル画像表示装置10の電子メールアドレスへ送信された電子メールは、異なるソースにより共有されていることを示し得る。幾つかの実施形態では、特定のソースは、電子メールを送信するために用いられた電子メールアドレス(例えば、「送信元」又は「返送先」アドレス)により特定され得る。次に、コンテンツ及び設定サーバ110は、アセットを提供した個人を自動的に特定するために、「送信元」又は「返送先」アドレスを用いることができる。幾つかの実施形態では、共有幅の指標は、電子メールメッセージの「宛先(to)」フィールドに列挙された異なる電子メールアドレスの数から決定され得る。例えば、デジタル画像表示装置のみに送信された電子メールは、共有幅「1」を割り当てられ得る。一方、5人の異なるユーザへ送信された電子メールは、共有幅「5」を割り当てられ得る。アセットを提供した個人の識別子及び決定された共有幅は、メタデータとして、アセットと一緒にデジタルメディアアセット及びメタデータコンテンツ記憶130内に格納され得る。理解されるべきことに、各電子メールは単一の画像又は複数の画像を提供し得る。コンテンツ及び設定サーバ110は、デジタルメディアアセットを提供した電子メールメッセージを識別するメタデータも格納し、同一の電子メールメッセージにより提供された複数の画像が単一の「共有事実」として共に関連付けされるようにできる。
ユーザは、ウェブページユーザインタフェースブロック124(図3)を用いて、彼らのデジタル画像表示装置10に、1以上のコンテンツ提供システム150から種々の外部サービスを用いてインターネットで提供されるデジタルメディアアセットを受信させるようにもできる。例えば、ユーザは、Kodak Galleryウェブサイト又は他のオンラインコンテンツ記憶システム及びサービスに関連するウェブサイトを選択できる。コンテンツ提供システムを選択するのに加えて、ユーザは、ウェブページユーザインタフェースブロック124を用いて、デジタル画像表示装置10に提供されるべきアセットを格納するために用いるアカウント名を選択できる。幾つかの実施形態では、ユーザは、ウェブページユーザインタフェースブロック124を用いて、特定のアカウント名に関連するデジタルメディアアセットの部分集合のみを選択するために、追加検索基準に一致するデジタルメディアアセットを選択できる。本発明に従って用いられ得る検索基準の例は、特定のアルバムに含まれるデジタルメディアアセット、特定のキーワードに関連するデジタルメディアアセット、1以上の特定の人物若しくは物体を含むデジタルメディアアセット、特定のキャプチャ場所でキャプチャされたデジタルメディアアセット、特定の日付範囲内でキャプチャされたデジタルメディアアセット、特定の日付範囲内で受信されたデジタルメディアアセット、又は特定の共有幅で受信されたデジタルメディアアセットを特定する検索基準を含み得る。
ユーザにより選択されるコンテンツ提供システム150は、例えば、Facebook及びMySpaceのようなソーシャルネットワーキングウェブサイト、又はKodakGallery若しくはSnapfishのようなデジタルメディアアセット共有ウェブサイトを含み得る。幾つかの実施形態では、ユーザは、ウェブページユーザインタフェースブロック124を用いて、特定の「友達」を選択できる。次に、これらの「友達」がソーシャルネットワーキングウェブサイトの彼らのアカウントにアップロードしたアセットは、コンテンツ及び設定サーバ110の制御下でデジタル画像表示装置10に自動的に提供され得る。理解されるべきことに、ソーシャルネットワーキングウェブサイトの「友達」の各々は、デジタルメディアアセットの異なるソースとして機能する。幾つかの例では、コンテンツ提供システムは、どれだけ多くの人々がアクセスしてデジタルメディアアセットを閲覧したかの指標を提供し得る。この情報は、受信したデジタルメディアアセットの共有幅の指標を提供するために用いることができる。幾つかの実施形態では、どれだけ多くのデジタルメディアアセットが共有のために選択されたかに依存して、異なる共有幅が割り当てられ得る。例えば、デジタル画像表示装置10のユ―ザが興味のあるデジタルメディアアセットを特定するために詳細検索基準を指定した場合、このような画像は、単一の個人に特有の検索基準を満たすので、狭い共有幅で受信されるとして扱うことができる。他方で、デジタル画像表示装置10のユーザが単にFacebookの友達の数を特定し、彼らが彼らのFacebookアカウントに投稿する全ての新しいデジタルメディアアセットをデフォルトで受信する場合、このようなデジタルメディアアセットは、同じ画像セットがFacebookユーザの全ての友達に共有されるので、広い共有幅で受信されるとして扱うことができる。
幾つかの実施形態では、重要値は、共有幅に加えて追加情報片に応じて決定され得る。幾つかの実施形態では、種々のメタデータ片から決定された情報は、重要値を決定するために用いることができる。例えば、高いレベルの重要度ほど、最近に受信したデジタルメディアアセット、より高い「星評価の」(ユーザの供給する重要度評価)を有するデジタルメディアアセット、家族メンバを含むことを示す指標でタグ付けされたデジタルメディアアセット、又は高い美的魅力を有すると決定されたデジタルメディアアセットに割り当てられ得る。
幾つかの実施形態では、重要値の決定は、デジタルメディアアセットを提供したソースにも応じる。例えば、家族メンバから受信したデジタルメディアアセットは、友人から受信したデジタルメディアアセットに比べて高い重要値を与えられ得る。
単一の重要値を決定するために種々の情報片を結合する方法は、従来良く知られている。例えば、重要度係数が各情報片に応じて決定され、重要値は、重要度係数を共に乗算することにより決定され得る。
決定した重要値は、多くの異なる目的に用いることができる。好適な実施形態では、重要値は、動作を実行するステップ340に従って、デジタル画像表示装置10により実行される動作を制御するために用いられる。幾つかの実施形態では、重要値は、メモリが一杯になったときに新しく受信するデジタルメディアアセットのための空間を作るために、デジタル画像表示装置10の不揮発性記憶ブロック22からデジタルメディアアセットを削除する削除動作を制御するために用いられる。この場合、低い重要値を有するデジタルメディアアセットは、高い重要値を有するデジタルメディアアセットより前に削除される。
幾つかの実施形態では、重要値は、画像表示動作を制御するために用いられる。例えば、画像表示動作は、画像表示シーケンス、画像表示期間、画像表示効果、画像遷移効果、又は表示されるデジタルメディアアセットのカスタマイズされた内容を調整することにより制御され得る。幾つかの実施形態では、画像表示動作は画像表示シーケンスを調整し、高い重要値を有するデジタルメディアアセットが低い重要値を有するデジタルメディアアセットよりも頻繁に表示されるようにする。同様に、画像表示動作は画像表示期間を調整し、高い重要値を有するデジタルメディアアセットが低い重要値を有するデジタルメディアアセットよりも長い画像表示期間を用いて表示されるようにする。幾つかの実施形態では、追加のカスタマイズされた内容(例えば、テキストメッセージ又はグラフィック)が、高い重要値を有するデジタルメディアアセットと共に又はそれに重ね合わされて表示され、これらのデジタルメディアアセットが更なる注意を引くようにする。
幾つかの実施形態では、重要値は、アルバム又はプレイリストへのデジタルメディアアセットの包含を制御するアセット編成動作を制御するために用いられる。例えば、アルバム又はプレイリストは、所定の閾を超える重要値を有するデジタルメディアアセットのみを含むよう形成され得る。
幾つかの実施形態では、デジタル画像表示装置10のユーザインタフェースは、デジタルメディアアセットの部分集合を選択するために、ユーザがユーザの指定した検索基準に従って不揮発性記憶ブロック22に(又はアクセス可能なネットワークサーバに)格納されたデジタルメディアアセットを検索する手段を提供する。幾つかの実施形態では、指定された検索基準は、ユーザに彼らの見付けたい、特定の閾重要値を超える又は重要値の特定範囲内に含まれるデジタルメディアアセットを指定させる重要値検索基準を含み得る。デジタルメディアアセットの部分集合が検索基準に従って選択されると、種々の動作が選択された部分集合に対して実行できる。例えば、選択された部分集合は、表示され、削除され、又はアルバム又はプレイリストを形成するために用いられ得る。
図6は、インターネットを介してデジタル画像表示装置10へ転送されるべきデジタルメディアアセットを指定するために、デジタル画像表示装置10のユーザにより又はデジタル画像表示装置10を設定することを許可された特定の他のコンテンツ供給者により用いられ得るリモートグラフィカルユーザインタフェース60を示す。好適な実施形態では、グラフィカルユーザインタフェース60は、従来のウェブブラウザ(例えば、Internet Explorer)を用いてアクセスされるウェブサイトにより提供される。グラフィカルユーザインタフェース60は、ユニーク識別子入力欄61を有する。入力欄61は、コンテンツ供給者に、デジタル画像表示装置10(図1)のユニークな識別子、例えば「MLP1234KSR801」と示される起動コード62を入力することを促す。
幾つかの実施形態では、ユニークな識別子は、電子メール又はデジタル画像表示装置10を提供した小売業者から受信した他の電子的メッセージの一部として供給され得る。したがって、購入者又は他のコンテンツ供給者により手動で入力される必要はない。例えば、オンライン小売業者は、特定の起動コードに関連付けられたリンクを含む電子メールを購入者へ送信しても良い。購入者がこの電子メール内のリンクを「クリック」すると、彼らのコンピュータは、ユニーク識別子入力欄61を必要としないグラフィカルユーザインタフェース60のバージョンを有するウェブページに向けられ得る。電子メールのリンクは、コンテンツ供給者が自身に提供されたユニークな識別子を入力し又は見ることさえなく、コンテンツプロバイダにより行われるコンテンツの選択を自動的に特定のデジタル画像表示装置10に関連付ける。
グラフィカルユーザインタフェース60は、アカウント生成欄63も有する。アカウント生成欄63は、コンテンツ供給者に、起動コード62に関連付けられた特定のデジタル画像表示装置10のアカウントをコンテンツ及び設定サーバ110に作成させる。これは、同一代理人による係属中の米国特許出願番号12/948,892、発明者Lnadry、名称「Method for remotely configuring a digital image display device」に記載されている。該米国特許出願は参照されることによりここに組み込まれる。アカウント生成欄63は、コンテンツ供給者に、名前64(例えば、Larry Smith)を入力し、アカウント名65A(例えば、「Larryframel」)及びアカウントパスワード65B(例えば、「MIT174EVER」)を指定するよう促す。コンテンツ供給者に起動コード62を再入力することを要求するのではなく、コンテンツ供給者は、後日アカウント名65A及びアカウントパスワード65Bを用いてログインすることにより、グラフィカルユーザインタフェース60を用いて行われた選択を更新し得る。理解されるべきことに、コンテンツ及び設定サーバ110は、それぞれ特定のデジタル画像表示装置10に関連付けられた膨大な数の異なるアカウントに対して、デジタルメディアアセット及びメタデ―タコンテンツ記憶130を用いてデジタルメディアアセット及びメタデータコンテンツを格納する。
グラフィカルユーザインタフェース60は、コンテンツ選択入力欄66も有する。コンテンツ選択入力欄66は、コンテンツ供給者に、フレーム電子メールアドレス68を作成するために所定の電子メールアドレスの一部(例えば、「@Kodakpulse.com」)に付加されるアカウント識別子(例えば、「Larry 1」)を指定することにより、フレーム電子メールアドレス68を定めさせる。結果として生じる電子メールアドレス(例えば、Larryl@Kodakpulse.com)は、デジタルメディアアセットを、インターネットを介して、ユニーク識別子入力欄61に入力された起動コード62に関連付けられたデジタル画像表示装置10へ転送させる。
コンテンツ選択入力欄66は、アイコン70A、70B及び70Cも有する。これらのアイコンは、種々のコンテンツ発生源からのデジタルメディアアセットコンテンツ(例えば、デジタル静止画像又はデジタルビデオ)を選択するために用いられ得る。これらのコンテンツ発生源は、アイコン70Aを用いて選択されるコンテンツ供給者のコンピュータ、アイコン70Bを用いて選択されるソーシャルネットワーキングウェブサイト(例えば、Facebook)、アイコン70Cを用いて選択される画像共有ウェブサイト(例えば、Kodak Gallery)を含み得る。
コンテンツ供給者がMy Computerアイコン70Aを選択すると、新しいユーザインタフェーススクリーン(図示しない)が起動され、コンテンツ供給者に、彼らのコンピュータに格納された、デジタル画像表示装置10に供給させるべきデジタルメディアアセットを選択させる。これは、例えば、特定のデジタルメディアアセット、又はハードドライブ若しくは彼らのコンピュータ上のアクセス可能な特定の他のメモリに格納されたデジタルメディアアセットの集合(例えば、画像フォルダ)を選択することにより行われ得る。このようなデジタルメディアアセットは、特定のデジタル画像表示装置10にロードするためにコンテンツプロバイダにより特に指定されたので、狭い共有幅(例えば、「1」)を有すると示され得る。
コンテンツ供給者がFacebookアイコン70Bを選択すると、新しいユーザインタフェーススクリーン(図示しない)が起動され、コンテンツ供給者に、デジタル画像表示装置10に画像を供給するために用いられる特定のFacebookアカウント(又は複数のFacebookアカウント)を選択させる。これは、例えば、特定の「友達」に対応するFacebookアカウントを選択することにより行われ得る。友達のFacebookページが更新されると、新しい画像が自動的にデジタル画像表示装置10に供給され得る。代替として、特定のデジタルメディアアセット又は特定のFacebookアカウントに関連付けられた「アルバム」は、特定のFacebookアカウントに関連付けられた一部のデジタルメディアアセットのみを表示するために選択され得る。
コンテンツ供給者がKodak Galleryアイコン70Cを選択すると、新しいユーザインタフェーススクリーン(図示しない)が起動され、コンテンツ供給者に、デジタル画像表示装置10に画像を供給するために用いられる1又は複数のKodak Galleryアカウントを選択させる。新しいデジタルメディアアセットがこれらのアカウントに追加されると、新しいデジタルメディアアセットは、自動的にデジタル画像表示装置10に供給され得る。代替として、特定のKodak Galleryアカウントに関連付けられた特定の「アルバム」は、特定のKodak Galleryアカウントに関連付けられた一部のデジタルメディアアセットのみを表示するために識別され得る。
リモートグラフィカルユーザインタフェース60は、ディスプレイスクリーン制御欄72も有する。ディスプレイスクリーン制御欄72は、コンテンツ供給者に、起動コード62に関連付けられたデジタル画像表示装置10のユーザインタフェース制御の一部又は全部を選択的に無効にさせる。これは、同一代理人による係属中の米国特許出願番号12/949,054、発明者Telek他、名称「Digital imagedisplay device with remotely disableable user interface」に記載されている。該米国特許出願は参照されることによりここに組み込まれる。ディスプレイスクリーン制御欄72のユーザインタフェース制御は、コンテンツ供給者に、3つの選択肢74A、74B、74Cの中から選択させる。選択肢74Aは、デジタル画像表示装置10の全部のユーザインタフェース制御を通常に動作させる。選択肢74Bは、少数の一部のユーザインタフェース制御を除いて、デジタル画像表示装置10の全部のユーザインタフェース制御を無効にする。例えば、大部分をオフにする(Mostly Off)選択肢74Bは、図1に関連して前述した「早送り」及び「巻き戻し」機能ボタンのみを有効にしても良い。全部オフ(All Off)選択肢74Cは、起動コード62に関連付けられたデジタル画像表示装置10の全部のユーザインタフェース制御を選択的に無効にするために、コンテンツ供給者により選択される。(全部オフ選択肢74Cが選択された場合でも、電源ボタンのような、依然として動作可能な特定の制御があっても良い。)この場合、選択された選択肢である全部オフ選択肢74Cは、太字/下線付きフォントを用いて強調表示される。
ディスプレイスクリーン制御欄72は、メッセージ入力領域76は、コンテンツ供給者に、メッセージ(例えば、「変更するにはLarryに連絡する(Call Larry for changes)」)を入力させる。このメッセージは、ユーザが無効にされているユーザインタフェース制御の1つを作動させようとすると、デジタル画像表示装置10のディスプレイに表示される。このメッセージは、年配の祖父母であり得るユーザに、彼らのデジタル画像表示装置10は適正に機能していることを理解させ、彼らが自身のデジタル画像表示装置10の動作を変更したい場合に連絡すべき者へ彼らを導く。
グラフィカルユーザインタフェース60は、ディスプレイスクリーン電力モード欄78も有する。ディスプレイスクリーン電力モード欄78は、コンテンツプロバイダに、デジタル画像表示装置10の電源制御回路がアクティブ表示モードを作動させ毎日デジタルメディアアセットの表示を開始する時間である入り時間80を選択させる。ディスプレイスクリーン電力モード欄78は、コンテンツプロバイダに、デジタル画像表示装置10の電源制御回路が低電力モードを作動させ毎日デジタルメディアアセットの表示を終了する時間である切り時間82を選択させる。幾つかの実施形態では、平日と週末のために異なる入り時間及び切り時間が指定でき、ユーザが仕事のスケジュールにより平日と週末に異なる閲覧習慣を有し得るという事実を反映できる。
ディスプレイスクリーン電力モード欄78は、コンテンツプロバイダに、はい(Yes)選択肢84A又はいいえ(No)選択肢84Bを選択させる。ディスプレイスクリーン電力モード選択78は、新しいデジタルメディアアセットが受信されたときに電源制御回路が低電力モードであった場合でも、新しいデジタルメディアアセットがデジタル画像表示装置10により受信されたとき、デジタル画像表示装置10の電源制御回路が、アクティブ表示モードを作動させ、新しいデジタルメディアアセットを表示し始めるか否かを決定する。これは、前述の同一代理人による係属中の米国特許出願番号12/949,054に記載されている。
幾つかの実施形態では、はい選択肢84Aが選択された場合、ディスプレイスクリーン電力モード欄78は、ユーザに、新しいデジタルメディアアセットがコンテンツ及び設定サーバ110から受信された場合でも、1日のうちで電源制御回路が低電力モードで動作し続ける非アクティブ時間期間を指定させるためにユーザインタフェース要素(図示しない)を含み得る。例えば、1日のうちの非アクティブ時間時間は、ユーザが通常寝ている時間に対応するよう指定でき、画像を観る者がいないとき、又はディスプレイスクリーン40からの光がユーザの邪魔になり得るときに、デジタル画像表示装置10が画像を表示しないようにする。この例では、デジタルメディアアセットが非アクティブ時間期間中に受信された場合、非アクティブ時間期間が終了したときに、電源制御回路は、自動的にアクティブ表示モードで動作するよう設定され、受信され格納されたデジタルメディアアセットがディスプレイスクリーン40に表示される。
グラフィカルユーザインタフェース60は、リモート閲覧インタフェース欄86も有する。リモート閲覧インタフェース欄86は、デジタル画像表示装置10のディスプレイスクリーン40に現在表示中のデジタルメディアアセットに対応する、デジタル静止画像又はデジタルビデオ画像のようなデジタルメディアアセットを表示できる。これは、同一代理人による係属中の米国特許出願番号12/949,086、発明者Telek他、名称「Digital image display device with remote viewing interface」に記載されている。該米国特許出願は参照されることによりここに組み込まれる。これは、コンテンツプロバイダに、デジタル画像表示装置10の閲覧者が現在どのデジタルメディアアセットを閲覧中かを知らせる。これは、コンテンツプロバイダが閲覧者と電話中であり、特定のデジタルメディアアセットについてコメントしたい場合に有用であり得る。
リモート閲覧インタフェース欄86は、表示されているデジタルメディアアセットに関連するメタデータ90も表示できる。図6の例では、メタデータ90は、デジタルメディアアセット識別子(例えば、「Image 9」)及びデジタルメディアアセット種類(例えば、「video」)を含む。メタデータ90は、アセットを提供した人物の識別子を提供するデジタルメディアアセット供給源(ソース)(例えば、「Mike」)、及びデジタルメディアアセットが共有された接続種類の識別子を提供するデジタルメディアアセット発生源(例えば、「E-mail」)も含む。例えば、発生源は、電子メール発生源(つまり、「E-mail」)、ソーシャルネットワーキングウェブサイト発生源(例えば、「Facebook」)、デジタルメディアアセット共有ウェブサイト発生源(例えば、「Kodak Gallery」)、ウェブブラウザアップロード発生源(例えば、「Web Upload」)、又は直接ネットワークアップロード発生源(例えば、「Network Upload」)を含み得る。メタデータ90は、デジタルメディアアセットがデジタル画像表示装置10へ転送された日付を提供する共有日(「Shared」)、及びデジタルメディアアセットがデジタルカメラによりキャプチャされた又はデジタル画像スキャナによりスキャンされた日付であるキャプチャ日(「Captured」)も含む。キャプチャ日メタデータは、例えば、デジタルメディアアセットがデジタルカメラによりキャプチャされたとき、良く知られたExif−JPEG画像フォーマットで含まれる日付け/時間メタデータにより提供できる。
メタデータ90は、重要値(例えば98)も含む。ここで、高い値は、低い値を有するデジタルメディアアセットよりも相対的により重要なデジタルメディアアセットを示す。本発明の幾つかの実施形態によると、重要値は、デジタルメディアアセットに関連する共有幅に応じて決定される。幾つかの実施形態では、重要値は、共有幅からのみ決定される。代替の実施形態では、重要値は、共有幅と他のメタデータ、例えばユーザにより手動で選択される「重要度」評価(例えば、「星」評価)との両方から決定され、又はユーザ動作から自動的に決定される。これは、同一代理人による米国特許番号7,620,270、発明者Matraszek他、名称「Method for creating and using affective information in a digital imaging system」に記載されている。該米国特許は、参照されることによりここに組み込まれる。重要値は、標準的に、共有幅と反比例の関係を有する。つまり、デジタルメディアアセットが広く共有されるほど(例えば、高い共有幅値)、低い重要度を有すると考えられ、その結果、重要値の値は比較的低い。例として、デジタルメディアアセットの発生源が電子メールであり、電子メールサーバ140と連携して、該デジタルメディアアセットが2人の人々へ送信されたと決定される。本実施形態では、電子メールの受信者数が、共有幅(比較的低い値を示す)として用いられ、他のメタデータ要素が考慮されない場合、重要値(比較的高い値)を決定するときの唯一の因子であっても良い。
理解されるべきことに、多くの他の種類のメタデータ90が、デジタルメディアアセット88と関連して表示され得る。このメタデータ90は、例えば、デジタルメディアアセット88内の撮影された人々の名前を含み得る。これは、ユーザにより手動で又は顔認識アルゴリズムを用いることにより提供され得る。同様に、メタデータ90は、デジタルメディアアセット88内に撮影された物体の名称、又はデジタルメディアアセット88のキャプチャ場所を含み得る。メタデータ90は、アルバム名、プレイリスト名、イベント名、見出し、キーワード、等のような他の種類のメタデータも含み得る。
理解されるべきことに、幾つかの実施形態では、リモート閲覧インタフェース欄86は、コンテンツプロバイダに、デジタル画像表示装置10のディスプレイスクリーン40に現在表示されているデジタルメディアアセット88を変更させる制御(図示しない)を含み得る。制御は、例えば、それぞれシーケンス内の次の又は前のデジタルメディアアセットを表示する早送り及び巻き戻し制御を含んでも良い。制御は、多くのサムネイル画像、及びコンテンツプロバイダにデジタル画像表示装置10のディスプレイスクリーン40に表示させる特定のデジタルメディアアセットを選択させるセレクタ(例えば、カーソル)の表示を含んでも良い。
幾つかの実施形態では、デジタル画像表示装置10が未だ梱包を解かれネットワークに接続されていない場合、リモート閲覧インタフェース欄86は、デジタル画像表示装置10が未だネットワークに接続されていないことを示すメッセージを表示し得る。この情報は、デジタル画像表示装置10の贈り物が未だ受け取られていない又はどのように開梱しネットワークに接続するのか分からないと決定するために、コンテンツプロバイダにより用いられる。同様に、デジタル画像表示装置10が前にネットワークに接続されたが現在は未接続である場合、リモート閲覧インタフェース欄86は、デジタル画像表示装置10が現在は非アクティブであることを示すメッセージを表示し得る。幾つかの実施形態では、デジタル画像表示装置10が低電力モードである場合、リモート閲覧インタフェース欄86は、デジタル画像表示装置10が現在は低電力モードであることを示すメッセージを表示し得る。
リモートグラフィカルユーザインタフェース60は、コンテンツプロバイダに種々のプレファレンス設定を選択させる表示モード及びピクチャ管理欄92も有する。例えば、コンテンツプロバイダは、デジタル画像表示装置10により提供される種々の表示モード選択肢の中から選択できる。図6の例では、コンテンツプロバイダは、「スクリーンを1画像で満たす(Fill screen with one image)」選択肢93A(従って、ディスプレイスクリーン40のアスペクト比に合わないアスペクト比を有する画像の一部を切り落とす)を含む幾つかの異なる画像表示スタイルの中から選択できる。代替として、コンテンツプロバイダは、「画像全体を表示する(Show entire image)」選択肢93Bを選択できる。選択肢93Bは、黒又は有色の縁を用いてデジタルメディアアセットの端に「詰め物」をして、デジタルメディアアセット全体をディスプレイスクリーン40に表示する。代替として、コンテンツプロバイダは、「コラージュを使用する(Use collage)」選択肢93Cを選択し、コラージュとして画像群を一緒に表示できる。
また、表示モード及びピクチャ管理欄92は、コンテンツプロバイダに、デジタル画像表示装置10の不揮発性記憶ブロック22に格納されたデジタルメディアアセットが手動で削除される第1の「自身でピクチャを削除する(Delete pictures myself)」選択肢93D、新しく受信されるデジタルメディアアセットが不揮発性記憶ブロック22に格納できるように十分なメモリを空けるために、最も古いデジタルメディアアセット(例えば、最も古い「共有」日を有するメタデータ90に関連付けられたデジタルメディアアセット)が不揮発性記憶ブロック22から中央プロセッサ20により自動的に削除される第2の「最も古いピクチャを自動的に削除する(Automatically delete oldest pictures)」選択肢93E、及び新しく受信されるデジタルメディアアセットが不揮発性記憶ブロック22に格納できるように十分なメモリを空けるために、最も低い重要値を有するデジタルメディアアセット(例えば、最も高い共有幅を有すると決定されたデジタルメディアアセット)が不揮発性記憶ブロック22から中央プロセッサ20により自動的に削除される第3の「重要度により自動的に削除する(Automatically delete on importance)」選択肢93Fを含むピクチャ管理選択肢の中から選択させる。「重要度により自動的に削除する」選択肢93Fが選択され、複数のデジタルメディアアセットが同一の重要値を有すると決定された場合、幾つかの実施形態では、上述の「最も古いピクチャを自動的に削除する」選択肢93で説明したルールに従って、等価な重要値を有するこれらのデジタルメディアアセットのうちの最も古いものが最初に削除される。「自身でピクチャを削除する」選択肢93Dが選択されているときに、不揮発性記憶ブロック22が一杯になった場合、新しいデジタルメディアアセットは、デジタル画像表示装置10に自動的にダウンロードできない。この場合、警告メッセージが、表示モード及びピクチャ管理欄92に表示され、メモリが一杯であることを示し得る。
グラフィカルユーザインタフェース60は、コンテンツプロバイダに、10秒、30秒若しくは30分の固定表示期間選択肢96、又は高機能表示期間選択肢98A及び98Bのような種々のピクチャ表示期間の中から選択させるピクチャ表示期間欄94も含む。高機能表示期間選択肢98A及び98Bは、10秒乃至10分の表示期間を用いる第1の高機能表示期間選択肢98A、及び30秒乃至30分の表示期間を用いる第2の高機能表示期間選択肢98Bを有する。理解されるべきことに、幾つかの実施形態では、高機能表示期間選択肢は、各デジタルメディアアセットについて決定された重要値に基づき各デジタルメディアアセットの範囲内で表示期間を変化できる。これは、同一代理人による係属中の米国特許出願番号12/949,029、発明者Landry、名称「Digital image display device with automatically adjusted image display durations」に記載されている。該米国特許出願は参照されることによりここに組み込まれる。
理解されるべきことに、幾つかの実施形態では、グラフィカルユーザインタフェース60は、多くの他の種類のプレファレンス設定を提供して、コンテンツプロバイダに、デジタルメディアアセットがデジタル画像表示装置10のディスプレイスクリーン40にどのように表示されるかに関する多くの他の選択肢の中から選択させることができる。これは、画像遷移方法(例えば、フェード、ワイプ、プル、等)、画像表示シーケンス(例えば、ランダムシーケンス、日付によりソートする)、及び画像表示効果(例えば、ズーム及びパン)を選択することを含み得る。更に理解されるべきことに、幾つかの実施形態では、グラフィカルユーザインタフェース60は、リアルタイムクロック21により提供される日付に基づき、デジタル画像表示装置10に表示されるべきカスタマイズされたコンテンツを選択するために用いることができる。これは、同一代理人による係属中の米国特許出願番号12/911,959、発明者Krolczyk他、名称「Digital media frame providing customized content」に記載されている。該米国特許出願は参照されることによりここに組み込まれる。更に理解されるべきことに、幾つかの実施形態では、グラフィカルユーザインタフェース60は、デジタル画像表示装置10に提供されるデジタルメディアアセットのソースである又はそう期待される個人のアイコンを作成するために用いることができる。これは、同一代理人による係属中の米国特許出願番号12/946,055、発明者Landry他、名称「Image display device providing improved media selection」に記載されている。該米国特許出願は参照されることによりここに組み込まれる。更に理解されるべきことに、画像遷移方法、画像表示シーケンス、画像表示効果、又はカスタマイズされたコンテンツのような表示選択肢は、各デジタルメディアアセットについて決定された重要値に基づき、デジタルメディアアセット毎に変化しても良い。
図3に戻ると、コンテンツ及び設定サーバ110は、デジタルメディアアセットをデジタル画像表示装置10へ転送する。これは、図4Bの新しいコンテンツを得て格納するステップ260を参照して前述されたように行われ得る。幾つかの実施形態では、デジタル画像表示装置10は、コンテンツ及び設定サーバ110と常時通信し得る。他の実施形態では、代わりに、デジタル画像表示装置10は、時折、例えば10分毎に又は1時間毎に又はデジタルメディアアセットがコンテンツ及び設定サーバ110からプッシュダウンされたとき、コンテンツ及び設定サーバ110と接続し通信し得る。
デジタル画像表示装置10は、デジタルメディアアセット(例えば、デジタル静止画像及びデジタルビデオ画像)及びメタデータを、コンテンツ及び設定サーバ110からネットワークインタフェースブロック34を介して又はメディアインタフェースブロック32に取り付けられた記憶媒体を用いて受信し、該デジタルメディアアセット及びメタデータを不揮発性記憶ブロック22に格納する。メタデータは、種々のフォーマットを用いて格納され得る。例えば、メタデータは、画像ファイルに含まれ、又は(データベースファイルの中のように)画像ファイルと別個に格納され、又は画像ファイルと別個のデータベースの両方に格納され得る。メタデータは、格納されたデジタルメディアアセットを、該アセットを供給した個々の「ソース」に従ってグループ分け可能にする。メタデータは、格納されたデジタルメディアアセットを、それらの発生源(アップロード、電子メール、Facebook、Flickr、Kodak Gallery、等)に従ってグループ分け可能にもする。また、メタデータは、格納されたアセットを、「アルバム」、「プレイリスト」、「共有幅」、又は「重要値」に従ってグループ分け可能にする。
図7Aは、デジタル画像表示装置10(図1)に格納されるデジタルメディアアセットの集合700を示し、9個の個別のデジタルメディアアセット710、及び関連メタデータの一部720を含む。デジタルメディアアセット710は、2個のデジタルビデオクリップ(Image 6及び9)及び7個のデジタル静止画像(Image 1−5、7−8)を含む。理解されるべきことに、デジタル画像表示装置10は、標準的に、非常に多数のデジタルメディアアセット710、例えば数百又は数千個のデジタルメディアアセット710を格納する。
図7Aに示した各デジタルメディアアセット710は、関連メタデータ720を有する。メタデータ720は、デジタルメディアアセット識別子(例えば、「Image 1」)及びデジタルメディアアセット種類(例えば、「still」又は「video」)を含む。メタデータ720は、デジタルメディアアセットを供給した人物の識別子を提供するデジタルメディアアセットソース(例えば、「Mike」又は「Larry」)、及びデジタルメディアアセットが受信された発生源を提供するデジタルメディアアセット発生源も含む。例えば、発生源は、電子メール発生源(つまり、「E-mail」)、ソーシャルネットワーキングウェブサイト発生源(例えば、「Facebook」)、デジタルメディアアセット共有ウェブサイト発生源(例えば、「Kodak Gallery」)、ウェブブラウザアップロード発生源又は直接ネットワークアップロード発生源を含み得る。
メタデータ720は、デジタルメディアアセットがデジタル画像表示装置10へ転送された日付を提供する共有日(「Shared」)、及びデジタルメディアアセット710がデジタルカメラによりキャプチャされた又はデジタル画像スキャナによりスキャンされた日付であるキャプチャ日(「Captured」)も含む。キャプチャ日メタデータは、例えば、デジタルメディアアセット710がデジタルカメラによりキャプチャされたとき、良く知られたExif−JPEG画像フォーマットで含まれる日付け/時間メタデータにより提供できる。
メタデータ720は、デジタルメディアアセットの重要値を含む(例えば、Image 2は重要値25を有する)。好適な実施形態によると、重要値は、共有幅に応じて決定される。任意で、重要値は、1以上の他のデジタルメディアアセットメタデータ720と関連して決定され得る(例えば、より最近に受信されたデジタルメディアアセットは、共有日に基づき同じ共有幅を有するがより前の日付に受信されているデジタルメディアアセットよりも、より高い重要値を与えられ得る)。例として、デジタルメディアアセットの発生源が電子メールであり、電子メールサーバ140と連携して、該デジタルメディアアセットが2人の人々へ送信されたと決定される。本実施形態では、電子メールの受信者数(比較的低い値)が共有幅として用いられ、他のメタデータ要素が考慮されない場合、重要値(比較的高い値)を決定するときの唯一の因子であっても良い。
理解されるべきことに、多くの他の種類のメタデータ720が、デジタルメディアアセット710と関連してデジタル画像表示装置10に格納され得る。このメタデータ720は、例えば、デジタルメディアアセット710内の撮影された人々の名前を含み得る。これは、ユーザにより手動で又は顔認識アルゴリズムを用いることにより提供され得る。同様に、メタデータ720は、デジタルメディアアセット710内に撮影された物体の名称、又はデジタルメディアアセット710のキャプチャ場所を含み得る。メタデータ720は、アルバム名、プレイリスト名、イベント名、見出し、キーワード、等も含み得る。
図5で、重要値を決定するステップ330は、(任意で、1以上の他のデジタルメディアアセットメタデータと共に)共有幅値に応じて重要値を決定する。共有幅又は重要値又はこれらの両方は、デジタルメディアアセット及びメタデータコンテンツ記憶130に、デジタルメディアアセットメタデータの一部として永続的に格納されても良い。代替の実施形態では、共有幅又は重要値又はこれらの両方は、デジタル画像表示装置10により必要に応じて動的に計算されても良い。
図7Bは、比較的高い重要値を有する、関連する共有幅(共有幅は、標準的に重要値と反比例する関係により低い値である)に応じた、図7Aのデジタルメディアアセットの集合700からのデジタルメディアアセット710を含むデジタルメディアアセット部分集合730を示す。
図7Cは、比較的低い重要値を有する、関連する共有幅(共有幅は、標準的に重要値と反比例する関係により高い値である)に応じた、デジタルメディアアセットの集合700からのデジタルメディアアセット710を含むデジタルメディアアセット部分集合740を示す。
理解されるべきことに、デジタルメディアアセット及びメタデータは、図3に示した以外のシステムを用いてデジタル画像表示装置10に提供され得る。例えば、インターネットに接続されるパーソナルコンピュータは、例えば電子メールサーバ140又はコンテンツ供給システム150により提供されるデジタルメディアアセット及びメタデータを種々の個人から得るために用いられ得る。次に、デジタルメディアアセット及びメタデータは、SDメモリカード又はUSBジャンプドライブのような取り外し可能記憶装置に格納され得る。次に、取り外し可能記憶装置は、パーソナルコンピュータから取り外され、デジタル画像表示装置10のメディアインタフェースブロック32に接続される。デジタルメディアアセット及びメタデータは、中央プロセッサ20の制御下で、取り外し可能記憶装置から不揮発性記憶ブロック22へ転送され得る。
前述の説明で、本発明の方法及び装置は、その特定の例示的な実施形態を参照して説明された。しかしながら、本発明の広範な精神及び範囲から逸脱することなく種々の変更を行うことができることが明らかである。したがって本願明細書及び図面は限定的ではなく例示的であると解釈される。
コンピュータプログラムは、1以上の記憶媒体、例えば、磁気ディスク、フロッピディスク又は磁気テープのような磁気記憶媒体、光ディスク、光学式テープ若しくは機械読み取り可能なバーコードのような光学記憶媒体、RAM(random access memory)若しくはROM(read only memory)のような固体電子記憶素子、又は1以上のコンピュータを制御して本発明による方法を実施させる命令を有するコンピュータプログラムを格納するために用いられる任意の他の物理的装置若しくは媒体を含み得る。