JP5688423B2 - 試験装置および試験表示方法 - Google Patents

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Description

本発明は、移動体通信端末の試験を行う試験装置および試験表示方法に関する。
携帯電話機やモバイル機器等の移動体通信端末の開発では、開発中の移動体通信端末が通信規格に従って基地局と正常に通信できるかを試験するために、基地局をシミュレートする試験装置が用いられる。このような試験装置には、予め作成された試験シナリオが記憶されている。試験シナリオには、試験装置の動作シーケンスや移動体通信端末との通信シーケンスが記述されている。
移動体通信端末の通信試験では、この試験シナリオに従って試験装置を疑似基地局として動作させ、試験対象の移動体通信端末と通信させて、正常な通信が行われるか否かを確認する。
ところで、移動体通信規格では、基地局から移動体通信端末に送信される重要な情報として、報知情報が規定されている。報知情報とは、例えば、基地局の位置情報、周辺セル情報、および発信規制制御を行うための情報などを含むものであり、例えば128フレーム毎に巡回的に移動体通信端末への一斉同報送信が行われるものである。
例えば、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)通信方式では、報知情報は、1つのMIB(Master Information Block)および複数のSIB(System Information Block)から構成されている。
MIBは、128フレーム単位で巡回的に一斉同報送信されるSIBの構成(何フレーム目でどのSIBが送信されるかの送信スケジュール)を移動体通信端末が知るための情報および報知情報の変更を判断するための情報を含んでいる。
SIBは、SIB1、SIB2、SIB3というようにタイプ別に分かれており、SIB1はセルのグループ単位の共通情報を報知するものであり、SIB2およびそれ以降のSIBは、セル単位の共通情報を移動体通信端末に報知するものである。
なお、報知情報には、オプションで、複数のSB(Scheduling Block)を含めることが出来る。SBには、SIBのスケジューリング情報(送信スケジュールの情報)が収められる。
なお、基地局は、これらMIB、SIB、およびSBのブロックを送信する際、128フレームを単位とした繰り返しの中で、1フレームおきに1つのブロックを割り当てて送信する。これらのブロックは、通信規格により、MIBのように128フレーム中での割り当て位置および割り当て回数が固定されているものと、割り当て位置や回数が任意に設定可能なものとに分けられている。
この報知情報の送信も当然ながら上述した試験シナリオに含まれており、試験実行時には、試験装置から試験対象の移動体通信端末に対して、設定された送信スケジュールに基づいて各ブロックが巡回的に送信される。
そして、報知情報の一部のブロックはその設定の自由度が高く、例えば128フレームのうち何番目のフレームで送信するか、あるいは送信しないかなどを任意に設定可能である事、および報知情報の設定は移動体通信端末の動作に大きな影響を与える事から、通信試験の際、試験者は報知情報の送信スケジュールを確認したいという要望がある。
従来、報知情報の送信スケジュールを確認するためには、試験者が、試験装置に実行させる試験シナリオの内容を読んで報知情報に該当する部分を抜き出してまとめるか、または、特許文献1に示されているような通信試験で試験装置と移動体通信端末との間で行われた通信のログ表示を見て報知情報に該当する部分を抜き出してまとめるかしていた。
特開2009−147640号公報
しかしながら、報知情報の送信スケジュールを確認するためには、巡回的に送信される128フレーム内の64個もあるフレームの1つ1つについて、試験シナリオやログから該当箇所を探さねばならなかった。
試験シナリオは、試験装置に指示を与える事を目的として例えばPerl言語で記述されたプログラムのソースコードの形式であり、ログは、デバッグを目的として通信に用いられるプロトコルスタックの全てのレイヤ間でやり取りされたデータを逐一記録したものであり、両者とも膨大な情報量を有しており、試験者の目視による報知情報に該当する個所の探索は、手間がかかる作業であった。また、報知情報の数も多いため、報知情報全体のスケジュールを把握する事も困難であった。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、通信試験において、報知情報の送信スケジュールを試験者が容易に確認する事ができる試験装置および試験表示方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る試験装置は、通信規格に基づいて、試験対象である移動体通信端末(10)へ、送信メッセージを送信する基地局を模擬する試験装置であって、当該試験装置を動作させるための試験シナリオを実行するシナリオ処理部(52)と、前記移動体通信端末へ前記送信メッセージを送信可能であり、前記送信メッセージに対する応答メッセージを前記移動体通信端末から受信可能な通信部(55)と、前記送信メッセージおよび前記応答メッセージをレイヤ毎に処理するレイヤ処理部(54)と、前記レイヤ間における前記送信メッセージおよび前記応答メッセージの通信のログデータを記憶するログデータ記憶部(57)と、前記試験シナリオおよび前記ログデータのうち少なくとも一方から、報知情報に関するデータを抽出する報知情報取得部(51)と、表示部(41)と、前記抽出された報知情報に関するデータをもとに、前記報知情報を送信するフレームの割当位置に前記報知情報の種別名を表示する表形式による送信スケジュールを作成して前記表示部に表示させる報知情報スケジュール表示制御部(422)とを具備する。
本発明では、試験シナリオやログデータから報知情報に関するデータを抽出し、各報知情報を送信するフレームの割当位置に報知情報の種別名を表形式で表示するので、試験者は、報知情報のスケジュールを一目で把握することができる。
前記報知情報スケジュール表示制御部は、前記フレームの割当位置と前記種別名とを1対1で対応付けた表形式による送信スケジュールを作成するものであってよい。
本発明では、フレームの割当位置と種別名とが1対1で対応付けて表示されるので、どのフレーム位置でどの種別の報知情報が送信されるかを容易に把握することができる。
前記報知情報スケジュール表示制御部は、前記フレームの割当位置と前記種別名とを1対1で対応付けてそれぞれ表示する複数の情報表示欄を、行および列のいずれか一方の向きにフレーム番号の昇順を合わせて行列状に並べた表形式による送信スケジュールを作成するものであってよい。
本発明では、フレームの割当位置と種別名とが1対1対応するように設けられた情報表示欄を行列状に並べた表形式で送信スケジュールを表示するので、表全体を見るために画面のスクロールを繰り返す手間が省け、また、表を一目で見ることができる。
前記報知情報スケジュール表示制御部は、前記通信規格により送信フレームの割当位置が周期的な位置に固定された報知情報の種別名を含む前記情報表示欄が、当該種別名毎に、1以上の列または行のいずれか一方に揃えた表形式による送信スケジュールを作成するものであってよい。
本発明では、送信フレームの割当位置が周期的な位置に固定された報知情報である、例えばMIB等の報知情報の種別名を含む情報表示欄が、種別名毎に、1以上の列または行のいずれか一方に揃えた表形式で送信スケジュールが表示されるので、報知情報の送信スケジュールの一覧性が向上する。
前記報知情報スケジュール表示制御部は、前記報知情報の種別毎に、当該報知情報が送信されるフレーム周期および当該フレーム周期内の前記送信フレームの割当位置を対応付けた表形式による送信スケジュールを作成するものであってよい。
本発明では、種別毎の報知情報の送信スケジュールの確認を効率良く行うことができる。
なお、この表形式においては、種別名欄に表示された種別名のブロックの内容(実データ)が何ブロックに分割されて送信されるかを示す分割ブロック数の情報が付加されてもよい。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る試験表示方法は、通信規格に基づいて、試験対象である移動体通信端末(10)へ、送信メッセージを送信する基地局を模擬する試験装置を用いた試験方法であって、当該試験装置を動作させるための試験シナリオを実行し、前記移動体通信端末へ前記送信メッセージを送信し、前記送信メッセージに対する応答メッセージを前記移動体通信端末から受信し、前記送信メッセージおよび前記応答メッセージをレイヤ毎に処理し、前記レイヤ間における前記送信メッセージおよび前記応答メッセージの通信のログデータを記憶し、前記試験シナリオおよび前記ログデータのうち少なくとも一方から、報知情報に関するデータを抽出し、前記抽出されたデータをもとに、前記報知情報を送信するフレームの割当位置に前記報知情報の種別名を表示する表形式による送信スケジュールを作成して表示部に表示させる。
以上、本発明によれば、通信試験において、報知情報の送信スケジュールを試験者が容易に確認する事ができる。
本発明の一実施形態に係る試験装置を含むシステムの構成を示すブロック図である。 ログデータを表示部に表示させた具体例を示す図である。 試験装置における、主に報知情報の送信スケジュール表示に関する動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る試験装置において、第1の表形式により報知情報の送信スケジュールを表示した具体例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る試験装置において、第2の形式により報知情報の送信スケジュールを表示した具体例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る試験装置において、第1の表形式により報知情報の別の送信スケジュールを表示した具体例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る試験装置において、第2の形式により報知情報の別の送信スケジュールを表示した具体例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る試験装置において、第1の表形式により報知情報の送信スケジュールを表示する場合の変形例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る試験装置において、第1の表形式により報知情報の送信スケジュールを表示する場合の別の変形例を示す図である。 報知情報に関連するデータを抽出する試験シナリオの具体例を示す図である。 報知情報に関連するデータを抽出するログデータの具体例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
まず、本発明の一実施形態に係る試験装置の構成から説明する。
[試験装置の構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る試験装置50を含むシステムの構成を示すブロック図である。このシステムは、移動体通信端末10と、試験装置50とを含む。
移動体通信端末10は、携帯電話機、データ通信端末機、又はこれらに用いられる移動体通信用の半導体デバイス等であり、試験装置50による通信試験の対象となる機器である。試験装置50は、疑似基地局として機能し、移動体通信端末10を試験する。
試験装置50は、操作部43、表示部41、および表示制御部42を備える。
操作部43は、試験者等を含む操作者による操作が入力されるデバイスである。操作部43は、例えばキーボード、マウス、タッチパネル等のデバイスである。
表示部41は、表示制御部42により生成された表示画面を表示する。表示部41は、例えば液晶パネル等のデバイスである。
表示制御部42は、表示部41で表示される画面を生成する。また、表示制御部42は、操作者が操作部43を介して入力した操作情報を受け、その操作情報に基づいた処理を行う。また、表示制御部42は、ログ表示制御部421および報知情報スケジュール表示制御部422を備えている。
ログ表示制御部421は、ログデータ記憶部57に記憶されているログデータ(後述)を予め定められた表示フォーマットに従い、表示部41に表示させる。図2は、ログデータを表示部41に表示させた具体例である。この例では、表示画面の上側に、ログレコードが時系列に並べて表示され、表示画面の下側に、それらのログレコードのうち、試験者が指定(選択)したログレコードの内容が表示されている。
報知情報スケジュール表示制御部422は、報知情報取得部51から報知情報の送信スケジュールを取得し、取得した送信スケジュールを表形式で表示部41に表示させる。
なお、操作部43、表示部41、表示制御部42、および後述するログデータ記憶部57は、例えば試験装置50とは別体の装置として設けられ、この別体の装置が試験装置50に接続されてもよい。この別体の装置として、典型的にはPC(Personal Computer)等が用いられる。
また、試験装置50は、報知情報取得部51、シナリオ処理部52、メッセージ処理部53、レイヤ処理部54、ログデータ生成部56、ログデータ記憶部57、および通信部55を備える。
報知情報取得部51は、シナリオ処理部52から取得した試験シナリオまたはログデータ記憶部57から取得したログデータを検索し、報知情報に関するデータを設定情報として抽出する。報知情報取得部51は、抽出した報知情報のデータを報知情報スケジュール表示制御部422に渡す。
シナリオ処理部52は、移動体通信端末10との間で通信試験を行うための試験シナリオのデータであるシナリオファイルを図示しない外部装置から取得し、このシナリオファイルに記述された試験装置の動作シーケンスや通信シーケンスに従って、試験装置の各部を制御する。また、シナリオ処理部52は、メッセージ処理部53に送信メッセージの出力を指示し、メッセージ処理部53から応答メッセージの処理結果を受けて、これに対する動作の判断を行う。外部装置は、例えば図示しない記憶装置や、上記したPC等であり、このシナリオファイルを記憶している。
メッセージ処理部53は、シナリオ処理部52からの指示にしたがって、移動体通信端末10に送信すべき送信メッセージを生成する。また、メッセージ処理部53は、移動体通信端末10から送信され、通信部55およびレイヤ処理部54を介して受信された応答メッセージを処理し、その結果をシナリオ処理部52に通知する。
試験シナリオに用いられる送信メッセージは、移動体通信端末10の制御に関連する送信メッセージと、移動体通信端末10の制御に関連しない送信メッセージとを含む。制御に関連する送信メッセージとしては、例えば、報知情報がある。制御に関連しない送信メッセージとは、例えば、動画データや、静止画データ、音声データ、メール内容のデータ等の各種のユーザデータに関連するメッセージである。
レイヤ処理部54は、送信メッセージおよび応答メッセージをレイヤ毎に処理する。レイヤ処理部54は、メッセージ処理部53により生成された送信メッセージに対して、所定の通信規格に対応した通信プロトコル処理を行い、通信プロトコル処理された送信メッセージを通信部55へ出力する。また、レイヤ処理部54は、通信部55を介して受信された応答メッセージに対して通信プロトコル処理を行い、通信プロトコル処理された応答メッセージをメッセージ処理部53へ出力する。
レイヤ処理部54は、各レイヤで処理を行う毎に、その通信内容を通信データとしてログデータ生成部56に出力する。
レイヤ処理部54は、例えばW−CDMA方式の通信プロトコル処理を行う。この場合、レイヤとしては上位から、RRC(Radio Resource Control)層、PDCP(Packet Data Control Protocol)層、RLC(Radio Link Control)層、MAC(Media Access Control層)、PHY(PHYsical)層がある。
これら各レイヤは、ダウンリンクでは、上位から受けた通信データにこのレイヤ特有の処理を行い、下位に渡す。各レイヤは、アップリンクでは、下位から受けた通信データにこのレイヤ特有の処理を行い上位に渡す。
ログデータ生成部56は、レイヤ処理部54の各レイヤから出力される通信内容である通信データから、ログデータを生成する。ログデータは、ログヘッダと、レイヤ間の通信データとを含む。ログデータ生成部56は、時刻生成部561、ID生成部562を有する。時刻生成部561は、ログ発生時の時刻を記録するための時刻情報を生成する。ID生成部562は、生成された個々のログレコードを識別する識別子を生成する。この識別子は、試験開始からのシーケンシャルな番号である。
ログデータ記憶部57は、ログデータ生成部56で生成されたログデータを記憶する。ログデータ記憶部57は、HDD(Hard Disk Drive)や、フラッシュメモリ等の大容量記憶媒体である。ログデータ記憶部57は、この試験装置50とは別体の外部記憶装置であってもよい。
通信部55は、試験シナリオに応じた送信メッセージを移動体通信端末10へ送信可能であり、移動体通信端末10から送信された、送信メッセージに対する応答メッセージを受信可能である。具体的には、通信部55は、レイヤ処理部54から出力されたダウンリンクのデータを、D/A変換、変調、周波数変換等を行って、移動体通信端末10へ送信し、また、移動体通信端末10から送信されたアップリンクの信号に周波数変換、復調、A/D変換等を行い、それにより得たデータを、レイヤ処理部54に入力する。
なお、試験装置50は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のハードウェアを主に備えている。試験装置50は、CPUに加え、または、CPUに代えて、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のPLD(Programmable Logic Device)を備えていてもよいし、あるいは、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等を備えていてもよい。
試験装置50の構成は、上記ハードウェアのみで実現されてもよいし、または、ハードウェアおよびソフトウェアの両方で実現されてもよい。後者の場合、上記CPU等のプロセッサであるハードウェアと、例えば上記ROMや他の記憶デバイスに記憶されたソフトウェアとの協働により、図に示した試験装置50の各機能ブロックの機能を実現する。
[試験装置50の動作]
次に、試験装置50における、主に報知情報の送信スケジュール表示に関する動作を説明する。
図3は、試験装置50における、主に報知情報の送信スケジュール表示に関する動作を示すフローチャートである。
このフローチャートに示す処理のうち、報知情報の送信スケジュール表示部分は大きく2つのモードに分かれている。1つは、通信試験の実行時に、移動体通信端末10に送信される報知情報をリアルタイムで表示部41に表示する「リアルタイム表示モード」である。
もう一つは、通信試験終了後の試験結果解析時に、移動体通信端末10に送信された報知情報をログデータに基づき表示部41に表示する「ログ表示モード」である。以下の説明では、最初にリアルタイム表示モード、次にログ表示モードの順で続けて説明するが、実際には両モードは独立して実行させることが出来る。
試験者が通信試験の開始を試験装置50に指示すると、最初に、シナリオ処理部52が、試験シナリオに従って、試験装置50と移動体通信端末10との間で、通信を開始する(ステップ101)。
ここで、試験者が、報知情報の送信スケジュールのリアルタイム表示モードを試験装置50に指示すると、報知情報取得部51が、シナリオ処理部52から、実行中の試験シナリオを取得して、取得した試験シナリオの中から、報知情報に関連するデータを設定情報として抽出する。抽出の具体例は後述する。報知情報取得部51は、抽出した報知情報に関連するデータを報知情報スケジュール表示制御部422に渡す(ステップ102)。
なお、リアルタイム表示モードの開始は、その都度、試験者により試験装置50に指示が与えられてもよいし、通信試験が開始されると自動的にリアルタイム表示モードに入るように予め設定されていてもよい。
次に、報知情報スケジュール表示制御部422が、予め決められた表形式に関する設定情報、または、報知情報取得部51から渡された報知情報の送信スケジュールに含まれる表形式に関する設定情報に基づき、報知情報の送信スケジュールを表形式で表示する際の当該表形式の構成(第1の表形式の行数、列数など)を決定する(ステップ103)。
次に、報知情報スケジュール表示制御部422は、報知情報取得部51より与えられた報知情報に関連するデータをもとに、ステップ103において決定された表形式の構成に従って報知情報の送信スケジュールの表を作成し、表示部41に表示させる(ステップ104)。
ここまでが、リアルタイム表示モードの処理の流れである。この後も通信試験自体は続行され、以下のステップにおける処理が実行される。
例えば、通信試験の実行中、ログデータ生成部56は、レイヤ処理部54の各レイヤ間の通信データを取得する(ステップ105)。
次に、ログデータ生成部56は、得られた通信データに基づいてログデータを生成し、ログデータ記憶部57は、生成されたログデータを記憶する(ステップ106)。
なお、報知情報の送信スケジュールのリアルタイム表示を行うステップ102から104までの処理は、通信試験が行われている間、繰り返し実行され、試験シナリオにより報知情報の送信スケジュールが変更されると、その変更をリアルタイムに反映させた形で、報知情報の送信スケジュールの表示内容が更新される。
また、ステップ105および106の処理も、報知情報の送信スケジュールのリアルタイム表示とは独立して、通信試験が行われている間、繰り返し実行される。
通信試験が終了すると、試験者は、試験結果を解析するために、試験装置50に対し、ログを表示するように指示を出す。ログ表示制御部421は、試験者の指示に従い、ログデータ記憶部57からログデータを取得し、表示部41に表示する(ステップ107)。
次に、試験者が表示されたログデータの中から、任意のログレコードを指定する(ステップ108)。
次に、試験者は、指定したログレコードのログが採られた時点の報知情報の送信スケジュールを確認するために、ログ表示モードでの報知情報の送信スケジュールの表示を、試験装置50に指示する。操作部43および表示制御部42を経由してこの指示を受け取った報知情報取得部51は、指定されたログレコードより前のログレコードを検索し、指定されたログレコードに最も時刻が近い報知情報(MIB)に関連するログレコードを抽出する(ステップ109)。
なお、上記の説明では、試験者が、試験装置50に、ログ表示モードでの報知情報の送信スケジュールの表示を指示するとしたが、試験者は送信スケジュールの表示を指示するだけで、報知情報取得部51がログ表示中であることを認識し、ログ表示モードに入る構成でもよい。
次に、報知情報取得部51は、ステップ109において抽出したMIBのログレコードに含まれる報知情報に関するデータを設定情報として抽出し、報知情報スケジュール表示制御部422に渡す(ステップ110)。なお、抽出の具体例は後述する。
次に、報知情報スケジュール表示制御部422が、ステップ103と同様にして、予め決められた表形式に関する設定情報、または、報知情報取得部51から渡された報知情報の送信スケジュールに含まれる表形式に関する設定情報に基づき、報知情報の送信スケジュールを表形式で表示する際の当該表形式の構成(第1の表形式の行数、列数など)を決定する(ステップ111)。
最後に、報知情報スケジュール表示制御部422は、報知情報取得部51より与えられた報知情報に関連するデータをもとに、ステップ111において決定された表形式の構成に従って、報知情報の送信スケジュールの表を作成し、表示部41に表示させる(ステップ112)。
このように、本実施形態の試験装置50では、通信試験の実行中、さらには通信試験の実行終了後にも、報知情報の送信スケジュールを表示部41に表形式で表示して試験者に確認させることができる。
[報知情報の送信スケジュールの表示方法]
次に、報知情報の送信スケジュールの表示方法について説明する。
本実施形態の試験装置50においては、報知情報の送信スケジュールが、試験者による確認がし易いように表形式で表示される。送信スケジュールの表示に用いる表形式としては、第1の表形式、第2の表形式が用意されている。以下に、それぞれの表形式について説明する。
(第1の表形式)
まず、第1の表形式の概要から説明する。
第1の表形式は、実際に一斉同報送信される順序が直感的に分かるように、報知情報を送信するフレームの割当位置を示すフレーム番号と、報知情報の種別名とを一対一で対応付けて表示する形式である。ここで、フレーム番号と報知情報の種別名とが対応付けられて表示される領域を「情報表示欄」と呼ぶ。
W−CDMAにおいて、報知情報は128フレーム単位で巡回的に一斉同報送信され、1フレームおきに1つのブロックが割り当てられて送信されることから情報表示欄の数は64となる。
64個のすべての情報表示欄を1行あるいは1列に表示させようとすると、画面サイズの制約などから、これらの情報表示欄をスクロール操作なしで参照することが困難になる。そこで本実施形態では、各情報表示欄を行列状に並べることによって表全体が画面に収まりやすくなるようにし、一覧性を向上させた。
また、W−CDMAの通信規格では、MIBは128フレームの最初のフレーム(フレーム番号=0)に割り当てられて送信され、以後MIBは8フレームに一回の周期で送信される。本実施形態では、このようなMIBの送信周期性を考慮して第1の表形式の構成(行数、列数)が決定される。
すなわち、第1の表形式では、行の向きにフレーム番号の昇順を合わせ、フレーム番号の順に並ぶ1行分(または1列分)の情報表示欄の数を、MIBの送信周期であるフレーム数をnとしてn/2の倍数とする。例えば、MIBの送信周期であるフレーム数は8であるから4の倍数を1行分(または1列分)の情報表示欄の数とする。これにより、通信規約上MIBが設定されるべき各々の情報表示欄が表の特定の行(または列)に揃い、報知情報の送信スケジュールの一覧性が向上する。
次に、報知情報の送信スケジュールを第1の表形式で表示する場合の具体例を説明する。図4にその具体例を示す。
この第1の表形式の具体例では、フレーム番号(Frame No.)の表示欄(以下「フレーム番号欄」と呼ぶ。)と報知情報の種別名(Block Type)の表示欄(以下「種別名欄」と呼ぶ。)とで一つの情報表示欄100が構成される。この情報表示欄100が行列の要素となる。この第1の表形式では、1行分の情報表示欄100の数(列数)は8、一列分の情報表示欄100の数(行数)は8である。そして、この第1の表形式では、行の向きにフレーム番号の昇順を合わせてある。すなわち、この行列の一番上の行の左端の情報表示欄100にはフレーム番号=0が割り当てられ、その行の残る7つの情報表示欄100に左側のものから順に、フレーム番号=2,4,6,8,10,12,14がそれぞれ割り当てられる。そして次の行の情報表示欄100に対しても同様に、左端のものから順に、フレーム番号=16,18,20,22,24,26,28,30が割り当てられ、以降の行にも同様にフレーム番号が割り当てられる。そして、一番下の行の右端の情報表示欄100にフレーム番号=126が割り当てられる。
この第1の表形式によると、各行の左から1列目と5列目の各々の情報表示欄100の種別名欄に表示される種別名は「MIB」となる。これにより、通信規格により送信フレームの割当位置が周期的に固定されたMIBの送信スケジュールを確認する際の効率の向上を期待できる。
また、MIBとの相対的な位置関係からその他の種別のブロックの送信スケジュールを確認する場合の効率も向上する。例えば、この第1の表形式の具体例では、SB1が16フレーム周期で、かつMIBが割り当てられたフレームの次のフレームに割り当てられる場合が想定されており、このようなブロックの送信スケジュールも容易に把握することができる。
また、特定の種別の情報表示欄100を、種別毎に異なる色で表示するなどして識別可能に表示してもよい。この具体例では、種別名が「MIB」、「SB1」、「SIB11」、「SIB19」である情報表示欄100の例えば背景色および文字の少なくともいずれか一方は、種別毎に同じ色で表示されることとしている。どの種別名に何色に割り当てるかは、試験者が任意に設定できるようにしてもよい。この際、必ずしもすべての種別に対して色を割り当てなくてもよい。
割り当て位置が通信規格で定められる種別の情報表示欄と、任意に割り当て位置を設定可能な種別の情報表示欄とを一目で識別できるように色分けしてもよい。
(第2の表形式)
次に、第2の表形式について説明する。
第2の表形式は、報知情報の送信スケジュールを、種別毎に、送信サイクル、分割ブロック数、割当位置を用いて1つの情報表示欄200にまとめて表示する形式である。
図5は、図4に示した第1の表形式の送信スケジュールを第2の表形式で表した場合の具体例を示す図である。
同図に示すように、第2の表形式における情報表示欄200は、報知情報の種別名(Block Type)の表示欄である種別名欄と、送信サイクル(SIB#REP)の表示欄と、分割ブロック数(SEG#COUNT)の表示欄と、割当位置(SIB#POS)の表示欄で構成される。したがって、第2の表形式は、報知情報の種別数分の情報表示欄200で構成される。
送信サイクル(SIB#REP)は、種別名欄に表示された種別名のブロックが何フレーム周期で送信されるかを示す値である。
分割ブロック数(SEG#COUNT)は、種別名欄に表示された種別名のブロックの内容(実データ)が何ブロックに分割されて送信されるかを示す値である。
割当位置(SIB#POS)は、種別名欄に表示された種別名のブロックが、送信サイクル(SIB#REP)の値で規定される周期の中で何番目のブロックとして送信されるかを示す値である。なお、この割当位置(SIB#POS)の値は、フレーム数ではなく(フレーム数÷2)の値である。報知情報のブロックは2フレーム周期で送信されるからである。
図5に示す第2の表形式の具体例において、例えば、種別名が「MIB」である情報表示欄200に着目すると、
送信サイクル(SIB#REP)=8
分割ブロック数(SEG#COUNT)=1
割当位置(SIB#POS)=0
である。
これは、MIBが8フレーム周期で送信され、その内容は分割されず1フレームで送信され、8フレームのうちの最初(0番)のフレームとして送信されることを示している。
また、種別名が「SIB5/SIB5bis」である情報表示欄200に着目すると、
送信サイクル(SIB#REP)=32
分割ブロック数(SEG#COUNT)=3
割当位置(SIB#POS)=5,6,7
である。
これは、「SIB5/SIB5bis」という種別名の報知情報が32フレーム周期で送信され、その内容は3つのブロックに分割して送信され、それら3つのブロックは32フレームのうち先頭のフレーム(0番)から数えて6つ目、7つ目、8つ目(5番、6番、7番)の各フレームにおいて送信されることを示している。
このように、報知情報の送信スケジュールを、種別毎に、送信サイクル、分割ブロック数、割当位置を用いて1つの情報表示欄200にまとめて表示することによって、第1の表形式とは別の観点から、送信スケジュールの確認を行うことができる。例えば、種別毎の報知情報の送信スケジュールの確認を効率良く行うことができる。
なお、図5に示される第2の表形式における分割ブロック数の表示は、ブロックの割当位置を知る意味においては、必ずしも第2の表形式に採用される必要はない。
また、この第2の表形式においても、特定の種別の情報表示欄200を種別毎に異なる色で表示するなどして識別可能に表示を行ってもよい。この場合、第1の表形式との間での表示の切り替えを挟んだ確認が行われる場合にそなえ、種別と色との関係を第1の表形式と第2表形式とで統一させることが好ましい。
なお、第1の表形式の表および第2の表形式の表は、試験者からの指示に従って、切り替えられて表示されることが可能であること他、画面に同時に表示されてもよい。
[別の送信スケジュールの表示例]
図6は別の送信スケジュールを第1の表形式で表示する場合の具体例を示す図、図7はその送信スケジュールを第2の表形式で表示する場合の具体例を示す図である。
これらの図に示す例では、報知情報の種別が「SIB11」および「SIB19」のブロックの送信スケジュールが図4及び図5の既述例と異なる。
既述例では「SIB11」および「SIB19」の両方の報知情報のブロックとも「SEG#COUNT」で示される分割数が9であり、それぞれ9個のブロックに分けて送信されるのに対し、本例では「SIB11」は6分割され、「SIB19」は3分割されて送信されるものとする。
このような違いは、第2の表形式における分割ブロック数(SEG#COUNT)の値として表示される。また、例えば、このような分割ブロック数(SEG#COUNT)の値の変更などに起因して、ブロックの割り当てられていないフレームが発生する可能性がある。第2の表形式では、ブロックの割り当てられていないフレームを一目で確認することは難しい。しかし、第1の表形式では、例えば図6に示すように、ブロックの割り当てられていないフレームに対応する情報表示欄(太枠で囲った欄)の種別名欄が、例えば空白、その他のマークなどによって、既にブロックが割り当てられているフレームに対応する情報表示欄に対して試験者が容易に判別できるようになっている。
このように、第1の表形式と第2の表形式はスケジュール内容を確認する際の視認性において違った利点を有している。これにより、各々の表形式を選択的に切り替えて表示したり、同時に表示したりすることで、送信スケジュールの確認作業の効率を高めることができる。
[表形式の変形例]
次に、第1の表形式および第2の表形式の変形例を説明する。
図8は第1の表形式の変形例を示す図である。
(第1の変形例)
図4に示した行列構造の第1の表形式では、一つの情報表示欄100を行列の要素とするものの、情報表示欄100はフレーム番号欄と種別名欄とで構成され、これらフレーム番号欄と種別名欄は縦並びに配置されるため、行間の境界が分かりづらくなりやすい。そこで、この変形例では、情報表示欄100を行列の要素とする本来の行どうしの間にスペース102を設けることによって、行間の境を分かりやすくしたものである。
また、このように行間の境を分かりやすくするために、行を区切る線の種類や色とフレーム番号欄と種別名欄とを区切る線の種類や色とが異なるようにしてもよい。
(第2の変形例)
これまでに具体例に挙げられた第1の表形式は、行の向きにフレーム番号の昇順を合わせた。第2の変形例は、逆に、列の向きにフレーム番号の昇順を合わせたものである。
図9は第1の表形式の第2の変形例を示す図である。
この第2の変形例である第1の表形式では、情報表示欄100においてフレーム番号欄と種別名欄とは互いに行の向きに並べて配置される。1列分の情報表示欄100の数(行数)は「16」、一行分の情報表示欄100の数(列数)は「4」である。
第2の変形例である第1の表形式では、列の向きにフレーム番号の昇順を合わせてある。すなわち、左端の列の上端の情報表示欄100にはフレーム番号=0が割り当てられ、その列の残る15個の情報表示欄100にそれぞれフレーム番号=2,4,6,8,10,12,14,16,18,20,22,24,26,28,30が順に割り当てられる。そして次の列の情報表示欄100に対しても同様に、上端のものから順に、フレーム番号=32,34,36,38,40,42,44,46,48,50,52,54,56,58,60,62が割り当てられ、以降の列にも同様にフレーム番号が割り当てられる。そして、右端の列の下端の情報表示欄100にフレーム番号=126が割り当てられる。
なお、この表形式によると、列が32フレーム単位で構成されることから、各列の上から1行目、5行目、9行目、13行目の各々の要素にあたる情報表示欄100の種別名欄に表示される種別名は「MIB」で揃う。加えて、この表形式によると、「SB1」、「SIB1」、「SIB3」、および「SIB5/SIB5bis」などの報知情報もそれぞれの種別毎に横並びに揃い、それらの報知情報の確認も容易になる。
また、情報表示欄100においてフレーム番号欄と種別名欄とを互いに横並びに配置したことで、列同士の境界が分かりにくくならないように、列同士の間にはスペース102が設けられている。さらに、この表形式においても、報知情報の種別毎に色分けをしてもよい。
(その他の変形例)
上記の実施形態では、予め決められた表形式に関する設定情報、あるいは、報知情報の送信スケジュールに含まれる表形式に関する設定情報に基づき、報知情報の送信スケジュールを表形式で表示する際の当該表形式の構成(行数、列数など)が試験装置50にて決定されることとした。
ここで、予め決められた表形式に関する設定情報は、通信規約上の制約を考慮してシステムにおいて固定されたものであってよいし、試験者が、例えば、注目する報知情報の種別の繰り返しサイクルなどを考慮して決定したものであってもよい。
また、表示された送信スケジュールの表形式に対して、試験者から別の表形式の構成(行数、列数など)への入力を試験装置50が受け付けて、送信スケジュールの表形式をリアルタイムで変更するようにしてもよい。
また、以上説明した送信スケジュールの表形式の表示環境においては、報知情報の種別毎の詳細内容にアクセスするためのボタンが設けられてもよい。試験者によって任意の情報表示欄が選択された状態で、上記のボタンが操作されると、試験装置50は、その選択された情報表示欄の種別名欄に表示された種別の報知情報の詳細内容を表示する。
[試験シナリオから報知情報に関連するデータを抽出する具体例]
リアルタイム表示モードのときに、報知情報取得部51が、試験シナリオから報知情報に関連するデータを抽出する具体例を説明する。図10は、報知情報取得部51が、取得した試験シナリオの中から、報知情報に関連するデータを設定情報として抽出する場合の具体例として試験シナリオを示す図である。この図では、試験シナリオ中のSIB5の設定に関する部分を示している。SIB5の設定は、3つ(SIB5-1、SIB5-2、SIB5-3)に分けて記述されている。
SIB5-1では、記述Aに示すように、SIB#POS(割当位置)が6であり、SIB#REP(送信サイクル)が32である。SIB5-2では、記述Bに示すように、SIB#POSが10であり、SIB#REPが32である。SIB5-2では、記述Cに示すように、SIB#POSが12であり、SIB#REPが32である。
以上のことから、報知情報SIB5の送信スケジュールに関連する情報として、SIB5は、3つのブロックに分割して送信され、各ブロックは32フレーム周期で送信され、32フレーム周期に含まれる32個のフレームのうち、6番、10番、12番のフレームで送信されるという情報が試験シナリオから抽出される。
[ログデータから報知情報に関連するデータを抽出する具体例]
ログ表示モードのときに、報知情報取得部51が、ログデータから報知情報に関連するデータを抽出する具体例を説明する。図11は、報知情報取得部51が、試験者の指定したログデータの直前にあるMIBの送信ログデータから、報知情報に関連するデータを設定情報として抽出する場合の具体例としてログデータを示す図である。
図の上側Dは、SIB3の構成内容を示すデータであり、下側Eは、SIB5の構成内容を示すデータである。SIB5の構成内容に示される下線を引いた項目とその値の意味は、以下のとおりである。
「segCount : 3」は、SIB5の報知情報が3分割されて送信される事を示している。
「sib-Pos : rep32」は、SIB5の送信周期が32フレーム毎である事を示している。
「rep32 : 3」は、分割された最初のブロックが32フレームのうち3番目のブロック、すなわち6番のフレームで送信される事を示している。
「SibOFF : so4」は、分割された2つめのブロックが最初のブロックの送信位置を4フレームだけオフセットした位置、すなわち10番のフレームで送信される事を示している。
「SibOFF : so2」は、分割された3つめのブロックが2つめのブロックの送信位置を2フレームだけオフセットした位置、すなわち12番のフレームで送信される事を示している。
このように、MIBにはSIBの構成に関する情報が含まれているので、報知情報取得部51は、MIBの送信ログデータを解析することにより、報知情報の送信スケジュールに関するデータを抽出することが出来る。
[補足事項]
なお、上記の説明では、W−CDMA方式を例に挙げたので、報知情報の送信スケジュール単位として「フレーム」を用いたが、その他、例えばLTE方式に本発明を適用する場合は、上記の「フレーム」をLTE方式のスケジュール単位である「サブフレーム」に読み替えて行えばよい。
その他、本発明は、上述の実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
10 …移動体通信端末
41 …表示部
42 …表示制御部
421…ログ表示制御部
422…報知情報スケジュール表示制御部
43 …操作部
50 …試験装置
51 …報知情報取得部
52 …シナリオ処理部
53 …メッセージ処理部
54 …レイヤ処理部
55 …通信部
56 …ログデータ生成部
561…時刻生成部
562…ID生成部
57 …ログデータ記憶部

Claims (6)

  1. 通信規格に基づいて、試験対象である移動体通信端末(10)へ、送信メッセージを送信する基地局を模擬する試験装置であって、
    当該試験装置を動作させるための試験シナリオを実行するシナリオ処理部(52)と、
    前記移動体通信端末へ前記送信メッセージを送信可能であり、前記送信メッセージに対する応答メッセージを前記移動体通信端末から受信可能な通信部(55)と、
    前記送信メッセージおよび前記応答メッセージをレイヤ毎に処理するレイヤ処理部(54)と、
    前記レイヤ間における前記送信メッセージおよび前記応答メッセージの通信のログデータを記憶するログデータ記憶部(57)と、
    前記試験シナリオおよび前記ログデータのうち少なくとも一方から、報知情報に関するデータを抽出する報知情報取得部(51)と、
    表示部(41)と、
    前記抽出された報知情報に関するデータをもとに、前記報知情報を送信するフレームの割当位置に前記報知情報の種別名を表示する表形式による送信スケジュールを作成して前記表示部に表示させる報知情報スケジュール表示制御部(422)と
    を具備する試験装置。
  2. 請求項1に記載の試験装置であって、
    前記報知情報スケジュール表示制御部は、
    前記フレームの割当位置と前記種別名とを1対1で対応付けた表形式による送信スケジュールを作成する
    試験装置。
  3. 請求項2に記載の試験装置であって、
    前記報知情報スケジュール表示制御部は、
    前記フレームの割当位置と前記種別名とを1対1で対応付けてそれぞれ表示する複数の情報表示欄を、行および列のいずれか一方の向きにフレーム番号の昇順を合わせて行列状に並べた表形式による送信スケジュールを作成する
    試験装置。
  4. 請求項3に記載の試験装置であって、
    前記報知情報スケジュール表示制御部は、
    前記通信規格により送信フレームの割当位置が周期的な位置に固定された報知情報の種別名を含む前記情報表示欄を、当該種別名毎に、1以上の列または行のいずれか一方に揃えた表形式による送信スケジュールを作成する
    試験装置。
  5. 請求項1に記載の試験装置であって、
    前記報知情報スケジュール表示制御部は、
    前記報知情報の種別毎に、当該報知情報が送信されるフレーム周期および当該フレーム周期内の前記送信フレームの割当位置を対応付けた表形式による送信スケジュールを作成する
    試験装置。
  6. 通信規格に基づいて、試験対象である移動体通信端末(10)へ、送信メッセージを送信する基地局を模擬する試験装置を用いた試験方法であって、
    当該試験装置を動作させるための試験シナリオを実行し、
    前記移動体通信端末へ前記送信メッセージを送信し、
    前記送信メッセージに対する応答メッセージを前記移動体通信端末から受信し、
    前記送信メッセージおよび前記応答メッセージをレイヤ毎に処理し、
    前記レイヤ間における前記送信メッセージおよび前記応答メッセージの通信のログデータを記憶し、
    前記試験シナリオおよび前記ログデータのうち少なくとも一方から、報知情報に関するデータを抽出し、
    前記抽出されたデータをもとに、前記報知情報を送信するフレームの割当位置に前記報知情報の種別名を表示する表形式による送信スケジュールを作成して表示部に表示させる
    試験表示方法。
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