JP5687465B2 - 背もたれ付き椅子 - Google Patents
背もたれ付き椅子 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5687465B2 JP5687465B2 JP2010219479A JP2010219479A JP5687465B2 JP 5687465 B2 JP5687465 B2 JP 5687465B2 JP 2010219479 A JP2010219479 A JP 2010219479A JP 2010219479 A JP2010219479 A JP 2010219479A JP 5687465 B2 JP5687465 B2 JP 5687465B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lumbar support
- lumbar
- lock body
- movable lock
- lever
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Chairs Characterized By Structure (AREA)
Description
更に、前記可動ロック体とランバー受け部とのうちいずれか一方には係合突起を設けて、他方には前記係合突起が嵌脱する係合溝を上下多段に設けており、前記操作手段により、前記係合突起と係合溝との嵌まり合いを解除又は弱めるように前記可動ロック体が操作される。
ここに「規制する」とは体圧によってはずれ移動しない状態に保持されるという意味であり、また、「規制を解除する」とは、人の手で容易に移動させ得る状態になるという意味である。
前記レバーは原姿勢に戻るように弾性手段で付勢されている一方、
前記ロック手段は、前記ランバーサポートと一体に上下動する可動ロック体を有しており、前記可動ロック体とランバー受け部とのうちいずれか一方には係合突起を設けて、他方には前記係合突起が嵌脱する係合溝を上下多段に設けており、
前記レバーによって可動ロック体をロック解除姿勢に動かすことができると共に、前記レバーは動かさなくても前記係合突起はロック用弾性手段に抗して係合溝から離脱し得る構成であって、
前記係合突起と係合溝とは、前記可動ロック体が下降しようとすると互いに圧接する下面と、前記可動ロック体が上昇しようとすると互いに圧接する上面とを有しており、前記係合突起の下面と前記係合溝の下面同士は互いに突っ張り合う形態であり、前記係合突起の上面と前記係合溝の上面同士は圧接すると互いに逃げ移動がガイドされる形態である。
請求項4では、係合突起と係合溝との嵌合深さをできるだけ浅くしつつ、係合突起のずり下がりを的確に防止できる。従って、ずり下がりに対するロック機能は的確に保持しつつ、上昇操作を軽い力で行える。
まず、図1,2に基づいて椅子の概要を説明する。椅子は、主要要素として、脚支柱2(ガスシリンダ)を有する脚装置1、脚支柱2の上端に固定されたベース3、ベース3の上方に配置された座4、着座者がもたれ掛かる背もたれ5を備えている。脚1は放射状に延びる複数本の枝足を備えており、各枝足の先端にはキャスタを設けている。
次に、図3以下の図面を参照して第1実施形態に係るランバー支持装置を説明する。例えば図4に示すように、本実施形態に係るランバー支持装置は、既述のランバーサポート11と、リアリンク15の起立部16に昇降自在に装着した昇降体19と、ランバーサポート11と昇降体19との間に配置した可動ロック体20及び補助金具21と、操作手段の一例としてのレバー22とを有している。ランバーサポート11と昇降体19と可動ロック体20は樹脂製であり、補助金具21は金属製である。
まず、ランバー受け部16aとその付属要素を、主として図6に基づいて説明する。既述のとおり、リアリンク15を構成するランバー受け部16aは、その下方部よりも前後幅が細幅になっており、このため、ランバー受け部16aの下端の後ろには段部32が形成されている。そして、例えば図8(A)(B)に示すように、段部32に昇降体19の抱持部19aが当たることにより、昇降体19の下限高さが規制される。
次に、ランバーサポート11と昇降体19と補助金具21と可動ロック体20とを主要要素とする昇降ユニット25を詳述する。例えば図4のとおり、ランバーサポート11は上下に細長い形態であり、側面視では、その前面は大きな曲率で前向き凸に湾曲している。また、平面視でも、その前面は前向き凸状に緩く湾曲している。
以上の構成において、図9に示すように、係合突起30がいずれかの係合溝29に嵌まった状態では、係合突起30が係合溝29に深く嵌まっていることにより、着座者の体圧でランバーサポート11に下向きの外力が作用しても、当該ランバーサポート11がずり下がることはない。このため、ランバーサポート11は所望の高さに保持される。なお、ランバーサポート11は背受けシート10のテンションによって後ろに押されているため、係合突起30と係合溝29との嵌合状態が保持されている。
次に、図11,12に示す第2実施形態を説明する。この第2実施形態は、基本的な機能は第1実施形態と同様であり、昇降ユニット25を下降動させるときだけレバー22は回動する。第1実施形態との違いは、第1実施形態では可動ロック体20が単一構造であったのに対して、本実施形態では、可動ロック体が前後に重なり合った第1可動ロック体52と第2可動ロック体53とで構成されている点である。
図13〜図15に示す第3実施形態では、レバー22の中心軸23は、ランバーパッド11の軸受け部11aに相対回転可能に貫通している。レバー22の中心軸23の先端部には環状溝23cを形成しており、この環状溝スナップリング等の留め具(図示せず)を嵌め込むことにより、中心軸23をランバーパッド11に抜け不能に保持している。抜け止め手段としては、ランバーパッドに弾性変形する係止爪を設けて、この係止爪を環状溝23cに嵌合させることも可能である。
図16,図17に示す第5実施形態では、ランバー受け部16aの後面に係合溝29を直接に形成している。また、ランバーサポート11と昇降体19とを樹脂の一体品と成しており、昇降体19に、前後スライド式の可動ロック体83を手前から嵌め込み装着している。このため、昇降体19には、ランバーサポート11の前面に開口したロック用凹部84が形成されている。
本願発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えばランバーサポートは必ずしもリアリンクの起立部に取り付ける必要はないのであり、バックフレームや背支柱に取付けることも可能である。また、実施形態ではランバーサポートを左右に独立して配置したが、ランバーサポートを単一構造とすることも可能であり、従って、横長の形態に形成するなど、任意の形状を選択できる。ランバーサポートを左右分離方式にした場合、左右のレバーを横長のジョイントで連結し、ジョイントを介して左右ランバーサポートを同時に昇降させることも可能である。
10 背受けシート
10a ランバー支持部
11 ランバーサポート
15 リアリンク
16 リアリンクの起立部
16a ランバー受け部
19 昇降体
20 可動ロック体
21 補助金具
22 レバー
23 レバーの中心軸
27 エッジ部材
29 係合溝
30 係合突起
47 アーム(ロック用弾性手段)
Claims (4)
- 着座した人の体圧を後ろから支える可撓性の背受けシートと、前記背受けシートの後ろから支えるランバーサポートと、前記ランバーサポートを上下動可能に支持するランバー受け部と、前記ランバーサポートの上昇動と下降動とのうちいずれか一方又は両方を規制するロック手段と、前記ロック手段による規制を解除する操作手段とを有している構成であって、
前記ロック手段は、前記ランバーサポートと一体に上下動する可動ロック体を有しており、前記ランバーサポート及び前記可動ロック体は、前記ランバー受け部に上下動自在に装着された昇降体に設けられており、このため、前記昇降体と可動ロック体とランバーサポートとが一緒に上下動するようになっており、かつ、前記可動ロック体は前記昇降体及びランバーサポートとは別体であって、前記昇降体に取付けられた状態で前記ランバー受け部に向けて弾性的に付勢されており、
更に、前記可動ロック体とランバー受け部とのうちいずれか一方には係合突起を設けて、他方には前記係合突起が嵌脱する係合溝を上下多段に設けており、前記操作手段により、前記係合突起と係合溝との嵌まり合いを解除又は弱めるように前記可動ロック体が操作される、
背もたれ付き椅子。 - 前記操作手段は回動式のレバーであり、前記レバーが水平状の軸心回りに回動することで前記ロック手段の規制が解除される、
請求項1に記載した背もたれ付き椅子。 - 前記ランバー受け部の前端には樹脂製のエッジ部材が取付けられており、前記エッジ部材に前記係合溝又は係合突起を形成している、
請求項1又は2に記載した背もたれ付き椅子。 - 着座した人の体圧を後ろから支える可撓性の背受けシートと、前記背受けシートの後ろから支えるランバーサポートと、前記ランバーサポートを上下動可能に支持するランバー受け部と、前記ランバーサポートの下降動を規制するロック手段と、前記ロック手段による規制を解除するレバーとを有しており、
前記レバーは原姿勢に戻るように弾性手段で付勢されている一方、
前記ロック手段は、前記ランバーサポートと一体に上下動する可動ロック体を有しており、前記可動ロック体とランバー受け部とのうちいずれか一方には係合突起を設けて、他方には前記係合突起が嵌脱する係合溝を上下多段に設けており、
前記レバーによって可動ロック体をロック解除姿勢に動かすことができると共に、前記レバーは動かさなくても前記係合突起はロック用弾性手段に抗して係合溝から離脱し得る構成であって、
前記係合突起と係合溝とは、前記可動ロック体が下降しようとすると互いに圧接する下面と、前記可動ロック体が上昇しようとすると互いに圧接する上面とを有しており、前記係合突起の下面と前記係合溝の下面同士は互いに突っ張り合う形態であり、前記係合突起の上面と前記係合溝の上面同士は圧接すると互いに逃げ移動がガイドされる形態である、
背もたれ付き椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010219479A JP5687465B2 (ja) | 2010-09-29 | 2010-09-29 | 背もたれ付き椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010219479A JP5687465B2 (ja) | 2010-09-29 | 2010-09-29 | 背もたれ付き椅子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012071025A JP2012071025A (ja) | 2012-04-12 |
JP5687465B2 true JP5687465B2 (ja) | 2015-03-18 |
Family
ID=46167501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010219479A Active JP5687465B2 (ja) | 2010-09-29 | 2010-09-29 | 背もたれ付き椅子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5687465B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102004035647B4 (de) * | 2004-07-22 | 2008-03-20 | Bock 1 Gmbh & Co. Kg | Sitzmöbel, insbesondere Bürostuhl |
JP3128276U (ja) * | 2006-08-02 | 2007-01-11 | 周國卿 | 椅子 |
JP5514425B2 (ja) * | 2008-10-21 | 2014-06-04 | 株式会社イトーキ | 背もたれ付き椅子 |
-
2010
- 2010-09-29 JP JP2010219479A patent/JP5687465B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012071025A (ja) | 2012-04-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9510682B2 (en) | Nestable chair | |
US4451084A (en) | Backrest height adjustment for office chair | |
US8752896B2 (en) | Rocking chair | |
JP2013248148A (ja) | ネスティング可能な椅子 | |
JP4575233B2 (ja) | 椅子 | |
JP6215659B2 (ja) | 椅子 | |
JP2019084337A (ja) | ランバーサポート装置付き椅子 | |
JP6876409B2 (ja) | 椅子の背もたれ | |
JP5687465B2 (ja) | 背もたれ付き椅子 | |
JP2012070871A (ja) | 椅子 | |
JP6009627B2 (ja) | 椅子及びその座アウターシェル | |
JP5763918B2 (ja) | 椅子 | |
JP5610617B2 (ja) | 椅子 | |
JP2015171652A5 (ja) | ||
JP4912653B2 (ja) | ベビーカーのガードアーム | |
JP6177591B2 (ja) | 椅子 | |
JP2012071026A (ja) | 背もたれ付き椅子 | |
JP2017086369A (ja) | 椅子 | |
JP4067347B2 (ja) | 椅子 | |
JP5779021B2 (ja) | 椅子及びその座部 | |
JP2012070873A (ja) | 調節機構を有する家具及びその一例としての椅子 | |
CN107072398B (zh) | 家具、椅子用负荷支撑部件以及椅子 | |
JP6307042B2 (ja) | 椅子 | |
JP5576110B2 (ja) | 椅子用のハンガー装置又はヘッドレスト装置及びこれを備えた椅子 | |
JP2005237471A (ja) | 椅子の座又は背もたれ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130925 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140723 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140922 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141015 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141201 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141224 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150122 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5687465 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |