JP5686587B2 - 合焦装置、その制御方法、および制御プログラム - Google Patents

合焦装置、その制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置で用いられる合焦装置、その制御方法、およびプログラムに関し、特に、電子スチルカメラ又はビデオなどで用いられるオートフォーカスに関する。
一般に、電子スチルカメラなどの撮像装置において、画像処理によって撮影画像(撮像画像ともいう)に特殊効果を施すことがある(例えば、特許文献1参照)。この特殊効果を用いて、画像領域にぼかし処理を施したぼかし領域と、ぼかし処理を施さない解像領域とを設定する。これによって、ぼかし領域にぼかし処理を施せば所謂ジオラマ風の画像撮影ができるようになる。
ジオラマ風の画像撮影の際には、解像領域の解像感を良好にするためにも、解像領域内における被写体にピントを合わせることが望ましい。
撮像装置において、被写体にピントを合わせる際には、CCD(電荷結合素子)などの撮像素子から得られる輝度信号の高域周波数成分が最大になる撮影レンズの位置を合焦位置とするようにしている。
例えば、測距範囲の全域に亘って撮影レンズを駆動しつつ、撮像素子から得られる輝度信号の高域周波数成分に応じた評価値(以下、焦点評価値と呼ぶ)をその都度に記憶する。そして、焦点評価値のうちの最大値に相当する撮影レンズ位置を合焦位置とすることが行われている。
このようにして合焦位置を求める手法はスキャン方式と呼ばれている。ここで、画像領域における焦点評価値を取得するために設定する焦点検出領域は一般にオートフォーカス(AF)枠と呼ばれている。
ジオラマ風の画像を撮影する際には、解像領域の設定位置および設定サイズに応じて、画像領域においてピントを合わせたい領域の位置およびサイズが変化する。このため、ピントを合わせたい領域に対して、適切にAF枠を設定する必要がある。
ところで、ソフトフォーカス画像を得る際、所望の加算比率でファインスキャンデータ(元画像)とボケ画像データ(ぼかし画像)とを合成して、ソフトフォーカス画像を所望のソフトフォーカス強度で出力するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、任意の位置においてぼけ効果を付加しつつ、かつ自然な撮影画像を得るため、合焦したい位置とぼけ効果を付加したい位置を指定して、両位置についてオートフォーカス動作によって被写体のズームレンズからの距離を測定するようにしたものがある。そして、ここでは、測定結果に基づいて開口径を制御して、ぼけ効果を付加したい位置の被写体を被写界深度外とするようにしている(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−69277号公報 特開2003−125281号公報
ところが、特許文献1においては、画像領域に解像領域とぼかし領域とを設定することは行われておらず、画像の全体に対してぼかし処理を施している。このため、解像領域においてAF枠を適切に設定する必要がない。
一方、特許文献2においては、オートフォーカス動作によって被写体のズームレンズからの距離を測定するようにしているものの、画像領域に解像領域とぼかし領域とを設定しておらず、解像領域においてピントを合わせることは行われていない。
いずれにしても、特許文献1および2ともに、画像領域に解像領域とぼかし領域とを設定していないため、AF枠の設定については考慮されていない。しかし、ジオラマ風の画像を撮影する際、解像領域の設定位置および設定サイズに応じて、画像領域においてピントを合わせたい領域の位置およびサイズが変化するため、ピントを合わせたい領域に対して適切にAF枠を設定する必要がある。
したがって、本発明の目的は、ジオラマ風の画像撮影において、解像領域の設定に応じてユーザの所望位置に適切にピントを合わせることができる合焦装置、その制御方法、および制御プログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による合焦装置は、フォーカスレンズをその光軸に沿って移動させて焦点調節を行って、被写体像を撮像素子に結像させる合焦装置において、前記被写体像を含む画像データで規定される画像領域に対してぼかし処理を施すぼかし領域と前記ぼかし処理を施さない解像領域とを設定する解像領域設定手段と、予め設定された縮小率によって前記画像データをオリジナルデータとして縮小した後、再び拡大して元の画像サイズに戻してボケ画像データとし、当該ボケ画像データを前記オリジナルデータと合成して、前記ぼかし領域に対して前記ぼかし処理を行うぼかし処理手段と、前記フォーカスレンズの焦点調節を行う際、前記被写体像を含む画像データで規定される画像領域に、前記解像領域の大きさに応じて複数の焦点検出領域を設定する焦点検出領域設定手段と、前記フォーカスレンズを移動させながら前記焦点検出領域の各々における前記画像データを比較し、この比較結果に基づき前記フォーカスレンズの焦点調節を行う制御手段とを有することを特徴とする。
本発明による制御方法は、フォーカスレンズをその光軸に沿って移動させて焦点調節を行って、被写体像を撮像素子に結像させる合焦装置を制御するための制御方法において、前記被写体像を含む画像データで規定される画像領域に対してぼかし処理を施すぼかし領域と前記ぼかし処理を施さない解像領域とを設定する解像領域設定ステップと、予め設定された縮小率によって前記画像データをオリジナルデータとして縮小した後、再び拡大して元の画像サイズに戻してボケ画像データとし、当該ボケ画像データを前記オリジナルデータと合成して、前記ぼかし領域に対して前記ぼかし処理を行うぼかし処理ステップと、前記フォーカスレンズの焦点調節を行う際、前記被写体像を含む画像データで規定される画像領域に、前記解像領域の大きさに応じて複数の焦点検出領域を設定する焦点検出領域設定ステップと、前記フォーカスレンズを移動させながら前記焦点検出領域の各々における前記画像データを比較し、この比較結果に基づき前記フォーカスレンズの焦点調節を行う制御ステップとを有することを特徴とする。
本発明による制御プログラムは、フォーカスレンズをその光軸に沿って移動させて焦点調節を行って、被写体像を撮像素子に結像させる合焦装置を制御するための制御プログラムにおいて、前記合焦装置が備えるコンピュータに、前記被写体像を含む画像データで規定される画像領域に対してぼかし処理を施すぼかし領域と前記ぼかし処理を施さない解像領域とを設定する解像領域設定ステップと、予め設定された縮小率によって前記画像データをオリジナルデータとして縮小した後、再び拡大して元の画像サイズに戻してボケ画像データとし、当該ボケ画像データを前記オリジナルデータと合成して、前記ぼかし領域に対して前記ぼかし処理を行うぼかし処理ステップと、前記フォーカスレンズの焦点調節を行う際、前記被写体像を含む画像データで規定される画像領域に、前記解像領域の大きさに応じて複数の焦点検出領域を設定する焦点検出領域設定ステップと、前記フォーカスレンズを移動させながら前記焦点検出領域の各々における前記画像データを比較し、この比較結果に基づき前記フォーカスレンズの焦点調節を行う制御ステップとを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、ジオラマ風の画像撮影において、解像領域の設定に応じてユーザの所望位置に適切にピントを合わせることができるという効果がある。
本発明の実施の形態による合焦装置が用いられた撮像装置の一例を示すブロック図である。 図1に示す画像処理部の構成を示すブロック図である。 図1に示すカメラにおけるジオラマ風撮影の動作を説明するためのフローチャートである。 図1に示すシステム制御部で行われるAF枠の幅設定を説明するための図であり、(a)は解像領域に設定されたAF枠を示す図、(b)はAF枠と所定の閾値との関係を示す図、(c)はAF枠と所定の閾値および最小値との関係を示す図、(d)はAF枠の幅変更を示す図である。 図1に示すシステム制御部で行われるAF枠の数の設定を説明するための図であり、(a)は画像領域の垂直方向に1枠を設定した状態を示す図、(b)は画像領域の垂直方向に2枠を設定した状態を示す図、(c)は画像領域の垂直方向に3枠を設定した状態を示す図である。 図3で説明したAF動作(焦点調節制御)について詳細に説明するためのフローチャートである。 画像合成の効果を説明するための図であり、(a)は合成画像の一例を示す図、(b)は画像とボケ度合いとの関係を示す図である。
以下、本発明の実施の形態による合焦装置の一例が用いられた撮像装置の一例について説明する。
図1は、本発明の実施の形態による合焦装置が用いられた撮像装置の一例を示すブロック図である。なお、図1においては、撮像装置として電子スチルカメラ(以下、単にカメラと呼ぶ)を例に挙げて説明するが、ビデオカメラなどの他の撮像装置にも同様に適用できるものである。
図1を参照して、カメラは撮影レンズ101を有しており、この撮影レンズ101にはズーム機構(図示せず)が備えられている。撮影レンズ101の後段には絞りおよびシャッター102が配置され、この絞りおよびシャッター102はAE(自動露出)処理部103の制御下で撮影レンズ101から入射する光量を制御(調整)する。
絞りおよびシャッター102の後段にはフォーカスレンズ104が配置され、このフォーカスレンズ104はAF(自動焦点:オートフォーカス)処理部105の制御下で光軸に沿って駆動され、撮像素子106に焦点を合わせる。なお、AE処理部103およびAF処理部105はシステム制御部112によって制御される。
撮像素子(例えば、CCD)106に結像した光学像(被写体像)は、撮像素子によって電気信号(アナログ画像信号)に変換されて、A/D変換部107に与えられる。A/D変換部107は撮像素子106の出力ノイズを除去するCDS回路(図示せず)及びA/D変換前に非線形増幅を行うための非線形増幅回路を備えている。
A/D変換部107によってアナログ画像信号はデジタル画像信号に変換されて、画像処理部108に与えられる。画像処理部108ではデジタル画像信号に対して所定の画像処理を行って、画像データを生成する。そして、この画像データは一旦内部記憶部120に記憶される。内部記憶部120は、画像処理部108における画像処理のための一時的に記憶領域として用いられる。なお、画像処理部108はシステム制御部112によって制御される。
画像処理部108から出力される画像データはフォーマット変換部109で所定のフォーマット変換が行われた後、高速な内蔵メモリ(例えば、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)110に記録される。このDRAM110は一時的な画像記憶メモリであり、例えば、高速バッファとして又は画像の圧縮伸張処理における作業用メモリとして用いられる。
カメラは画像記録部111を有しており、この画像記録部111は、例えば、メモリーカードなどの記録媒体と記録媒体用のインターフェースとを備えている。さらに、カメラは、カメラ全体の制御を司るシステム制御部112を有し、システム制御部112は撮影シーケンスなどに応じて制御を行う。
図示のように、システム制御部112には、画像表示部114、操作部115、撮影モードスイッチ(SW)116、メインスイッチ(SW)117、第1のスイッチ(SW1)118、および第2のスイッチ(SW2)119が接続されている。そして、画像表示部114には画像表示用メモリ(VRAM)113が接続されている。
画像表示部114はシステム制御部112の制御下において、画像表示を行うとともに、ユーザ操作の補助のための表示、そして、カメラ状態の表示を行う。操作部115はユーザによって操作され、例えば、システム制御部112に対して各種指令を送る。
操作部115は、例えば、メニュースイッチ、ズームレバー、動作モード切り換えスイッチ、およびタッチパネルを有している。メニュースイッチの操作によって、カメラの撮影機能および画像再生時の設定など各種の設定が行われる。ズームレバーの操作によって、撮影レンズ101のズーム動作がシステム制御部112に対して指示される。モード切り換えスイッチの操作によって撮影モードおよび再生モードの切り換えが行われる。また、タッチパネル上の操作(タッチ)に応じて画像の特定位置がシステム制御部112に対して指示される。
撮影モードスイッチ116の操作によって、各種撮影モードの設定が行われ、例えば、撮影モードスイッチ116の操作によって、後述するジオラマ風撮影モードが選択される。メインスイッチ117の操作によってカメラに電源が投入され、第1のスイッチ(撮影スタンバイスイッチ)118の操作によってAFおよびAE等の撮影スタンバイ動作が行われる。そして、第2のスイッチ(撮影スイッチ)119の操作によって撮影が行われる。
図2は図1に示す画像処理部108の構成を示すブロック図である。
図2を参照して、画像処理部108は、輝度信号処理部201および色信号処理部202を有している。輝度信号処理部201はデジタル画像信号を受けて、デジタル画像信号に含まれる輝度信号に対して輝度信号処理を行う。色信号処理部202はデジタル画像信号を受けて、デジタル画像信号に含まれる色信号に対して色信号処理を行う。
輝度信号処理および色信号処理が行われたデジタル画像信号は画像縮小部203に与えられる。画像縮小部203は、画像縮小処理を行う前にデジタル画像信号(オリジナルデータとも呼ぶ)を内部記憶部120に一時的に記憶する。これによって、画像合成部205が後述する画像合成を行う際にオリジナルデータを用いることができる。
画像縮小部203は、オリジナルデータを縮小オリジナルデータとする。続いて、この縮小オリジナルデータは、画像拡大部204拡大処理された後、画像合成部205において内部記憶部120に記録されたオリジナルデータと合成処理されて合成オリジナルデータとされる。
なお、画像縮小部203における縮小処理および画像拡大部204における拡大処理の際においても、必要に応じて内部記憶部120に処理済みの画像データが一時記憶される。そして、画像圧縮部206は、合成オリジナルデータを圧縮してフォーマット変換部109に与える。
図3は、図1に示すカメラにおけるジオラマ風撮影の動作を説明するためのフローチャートである。
図1および図3を参照して、まず、撮影モードスイッチ116によってジオラマ風撮影モードが設定されると、システム制御部112は、操作部115から入力されるボケ度合い又は予め設定されたボケ度合いに応じて縮小率を決定する(ステップS301)。
続いて、操作部115から画像領域においてぼかし処理を施さない領域(以下解像領域と呼ぶ)の位置および幅がシステム制御部112に入力される(ステップS302)。これによって、システム制御部112は解像領域の位置および幅(大きさ)に基づいてAF(オートフォーカス)枠を画像領域に設定する(ステップS303)。
図4は、図1に示すシステム制御部112で行われるAF枠の幅設定を説明するための図である。そして、図4(a)は解像領域に設定されたAF枠を示す図であり、図4(b)はAF枠と所定の閾値との関係を示す図である。また、図4(c)はAF枠と所定の閾値および最小値との関係を示す図であり、図4(d)はAF枠の幅変更を示す図である。
前述のように、操作部115から解像領域の位置および幅を入力すると、図4(a)に示すように、システム制御部112は、解像領域の位置および幅に応じて画像領域401に解像領域402を設定する。続いて、システム制御部112は、例えば、解像領域402にAF枠(焦点検出領域)403a〜403cを設定する。図4(a)においては、解像領域402の幅に対して所定の割合の幅を有するAF枠を、図中水平方向に3枠設定している。
ここで、AF枠403a〜403c内の画素数が少ないと、焦点評価値のS/Nの低下によって合焦位置検出の精度が保証できなくなる恐れがある。よって、AF枠403a〜403cの幅に関して設定可能な最小値MinWid(最小の大きさ)が設定される。
そして、図4(b)に示すように、システム制御部112はAF枠403a〜403cの幅と所定の第0の閾値Thr0(予め規定された所定の閾値)とを比較する。解像領域402の幅(大きさ)が第0の閾値Thr0以上(所定の閾値以上)であると、システム制御部112はAF枠403a〜403cの幅を解像領域402の幅に応じて可変とする。
一方、解像領域402の幅が第0の閾値Thr0を下回った場合には(所定の閾値未満)、図4(c)に示すように、システム制御部112はAF枠403a〜403cの幅を最小値MinWidに設定する。
但し、図4(c)に示すように、解像領域402の幅に対してAF枠403a〜403cの幅の方が広い場合には、システム制御部112が画像表示部114にAF枠403a〜403cを表示する際にその見栄えがよくない。この場合には、図4(d)に示すように、システム制御部112はAF枠の幅を変更して、解像領域402に収まる幅のAF枠404a〜404cを画像表示部に表示する。この際には、焦点調節制御を行うためのAF枠の幅と表示用AF枠の幅とが異なることになる。
図5は、図1に示すシステム制御部112で行われるAF枠の数の設定を説明するための図である。そして、図5(a)は画像領域の垂直方向に1枠を設定した状態を示す図であり、図5(b)は画像領域の垂直方向に2枠を設定した状態を示す図である。また、図5(c)は画像領域の垂直方向に3枠を設定した状態を示す図である。
システム制御部112は、さらに、解像領域の幅に応じて、垂直方向におけるAF枠の数を設定する。例えば、解像領域402の幅と所定の第1および第2の閾値Thr1およびThr2(但し、Thr1<Thr2)の比較結果に応じて、システム制御部112は以下のようにしてAF枠の数を設定する。
図5(a)に示すように、解像領域402の幅<Thr1の場合には、図5(a)に示すように、システム制御部112は垂直方向に1枠を設定する。なお、図示の例では、水平方向には3つのAF枠403a〜403cが設定される。Thr1<解像領域402の幅<Thr2の場合には、図5(b)に示すように、システム制御部112は垂直方向に2枠を設定する。図示の例では、水平方向にそれぞれAF枠403a〜403cとAF枠403d〜403fが設定される。
Thr2<解像領域402の幅の場合には、図5(c)に示すように、システム制御部112は垂直方向に3枠を設定する。図示の例では、水平方向にそれぞれAF枠403a〜403cと、AF枠403d〜403fと、AF枠403g〜403iが設定される。
このようにして、システム制御部112は解像領域402の幅の変化に応じて、ピントを合わせたい被写体の存在する可能性のある領域にAF枠の設定を行うことになる。
再び、図1および図3を参照して、上述のようにして、AF枠の設定が行われると、前述のオリジナルデータが内部記憶部120に一時記憶される(ステップS304)。続いて、画像処理部108では画像縮小部203(図2)がシステム制御部112において決定された縮小率に応じてオリジナルデータを縮小する(ステップS305)。
次に、画像拡大部204(図2)は縮小したオリジナルデータを拡大して元の画像サイズに戻して、これによって、オリジナルデータよりもぼけた画像である画像データ(ボケ画像データと呼ぶ)を生成する(ステップS306)。そして、画像合成部205(図2)はオリジナルデータをトリミングしてトリミング画像データとする(ステップS307)。
さらに、画像合成部205はボケ画像データにトリミング画像データを合成する。つまり、画像合成部205はボケ画像をトリミング画像に貼り付ける(ステップS308)。これによって、画像領域の上下がぼけて、その中心部に解像感が残った画像が生成することになる。
なお、オリジナルデータを貼り付ける際には、ぼけた画像とオリジナル画像(つまり、トリミング画像)とをなだらかに混合することによって貼付境界部を目立たなくする。
続いて、システム制御部112は第1のスイッチ118がオン(ON)であるか否かを調べる(ステップS309)。そして、第1のスイッチ118がONであると(ステップS309において、YES)、システム制御部112は後述するAF動作を実行して(ステップS310)、処理を終了する。AF動作では、システム制御部112は、上述のようにして設定したAF枠内において焦点調節制御を行う。
一方、第1のスイッチ118がONでないと(ステップS309において、NO)、システム制御部112はステップS301に戻って処理を続行する。
図6は、図3で説明したAF動作(焦点調節制御)について詳細に説明するためのフローチャートである。
図1および図6を参照して、焦点調節制御が開始されると、システム制御部112はAF処理部105を制御してAF枠を用いてスキャン動作を行う(ステップS601)。このスキャン動作においては、まず、AF処理部105はフォーカスレンズ104をスキャン開始位置(駆動開始位置)に移動する。ここでは、例えば、スキャン開始位置を無限遠の位置、スキャン終了位置(駆動終了位置)をフォーカスレンズが移動可能な最至近位置とする。
AF処理部105はスキャン開始位置からスキャン終了位置に向かってフォーカスレンズ104を移動させつつ、複数のフォーカスレンズ位置に対応する各AF枠の焦点評価値を取得する。
続いて、システム制御部112は各AF枠において焦点評価値が最大となるフォーカスレンズ位置(以下、ピーク位置と呼ぶ)を求める(ステップS602)。つまり、システム制御部112はフォーカスレンズ104の位置に応じてAF枠(焦点検出領域)の各々において、撮像素子106から順次得られる画像データに含まれる輝度信号の高域周波数成分が最大となるピーク位置を得る。そして、システム制御部112は各AF枠におけるピーク位置に信頼性があるかについて判定する(ステップS603)。
ここでは、各AF枠における焦点評価値と予め設定した閾値とを比較して、その比較結果に応じて被写体のコントラストが十分でかつスキャンした範囲内に被写体が存在すると判定できた場合に、ピーク位置に信頼性があるとする。
次に、システム制御部112は信頼性があると判定したAF枠から、合焦位置決定に用いるAF枠を選択する(ステップS604)。AF枠の選択に当たっては、システム制御部112は、信頼性があると判定した全てのAF枠の中からピーク位置が最も近側に位置するAF枠を選択する。なお、ピーク位置が最も近側に位置するAF枠を選択するとともに、当該ピーク位置から所定の深度内にピーク位置があるAF枠を選択するようにしてもよい。
解像領域を設定してぼかし処理を行わない撮影モードおいて、複数のAF枠を設定した際には、画像領域の中央に被写体が存在する確率が高いので、複数のAF枠の中で中央に位置するAF枠が優先的に選択される。
次に、システム制御部は、選択されたAF枠が存在するか否かについて調べる(ステップS605)。選択されたAF枠が存在すると(ステップS605において、YES)、システム制御部112は、選択されたAF枠に係るピーク位置に基づいて合焦位置を決定する(ステップS606)。そして、システム制御部112はAF処理部105を制御して合焦点位置にフォーカスレンズ104を駆動する(ステップS607)。
ここで、選択AF枠(選択焦点検出領域)が1つである場合には、選択AF枠のピーク位置を最終的な合焦位置とする。また、選択AF枠(選択焦点検出領域)が複数存在する場合には、複数の選択AF枠のピーク位置の平均位置を最終的な合焦位置とする。
次に、システム制御部112は画像表示部114に合焦を示す合焦表示を行って(ステップS608)、焦点調節制御を終了する。
一方、選択されたAF枠が存在しないと(ステップS605において、NO)、システム制御部112は、AF処理部105を制御して被写体の存在確率が高い所定位置(定点)にフォーカスレンズ104を駆動する(ステップS609)。そして、システム制御部112は画像表示部114に非合焦を示す非合焦表示を行って(ステップS610)、焦点調節制御を終了する。
図7は画像合成の効果を説明するための図であり、図7(a)は合成画像の一例を示す図、図7(b)は画像とボケ度合いとの関係を示す図である。
図7(a)において、解像領域701はオリジナル画像を貼り付けた領域であり、ぼかし領域702および703は縮小および拡大により画像をぼかした領域である。ぼかし領域におけるぼかし量は図3に示すステップS306で説明した縮小率によって決定される。
図7(b)では、その縦軸が画像の垂直方向に対応し、横軸がぼけ度合いに対応する。そして、図7(b)は図7(a)に対応している。図7(b)に示すように、ぼかし領域702および703においては、符号704で示すように、解像領域701とぼかし領域702および703との境界部がなだらかに混合される。
さらに、解像領域701とぼかし領域702および703との境界部を混合する範囲を可変として、境界部を広くすることによって、画像表示部114に画像表示した際には、ぼかし範囲の見えに差が少なくなる。
上述のように、上記の実施の形態によれば、解像領域とぼかし領域とを設定した際、解像領域においてユーザ所望の被写体に確実にピントを合わせることができる。
上述の説明から明らかなように、図1において、システム制御部112および操作部115が解像領域設定手段として機能する。また、システム制御部112および画像処理部108がぼかし処理手段として機能する。そして、システム制御部112は焦点検出領域設定手段として機能し、システム制御部112およびAF処理部105は制御手段として機能する。
また、図1に示す例においては、フォーカスレンズ104、AF処理部105、撮像素子106、A/D変換部107、画像処理部108、システム制御部112、操作部115、および撮影モードスイッチ116などが合焦装置を構成する。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。例えば、上記実施の形態では、所定の移動範囲においてフォーカスレンズを移動させてスキャン動作を行う、所謂、スキャン方式のAF動作について説明した。しかしながら、焦点評価値が増加する方向にフォーカスレンズを動かし、焦点評価値が最大になる位置を合焦位置とする山登り方式(コンティニュアスAFともいう)におけるAF枠の設定を上述のように解像領域の大きさに応じて行ってもよい。
また、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法を、合焦装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有する制御プログラムを、合焦装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。
この際、制御方法及び制御プログラムは、少なくとも解像領域設定ステップ、ぼかし処理ステップ、焦点検出領域設定ステップ、および制御ステップ有することになる。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
104 フォーカスレンズ
105 AF処理部
106 撮像素子
108 画像処理部
112 システム制御部
114 画像表示部
115 操作部
116 撮影モードスイッチ
118 撮影スタンバイスイッチ
119 撮影スイッチ

Claims (15)

  1. フォーカスレンズをその光軸に沿って移動させて焦点調節を行って、被写体像を撮像素子に結像させる合焦装置において、
    前記被写体像を含む画像データで規定される画像領域に対してぼかし処理を施すぼかし領域と前記ぼかし処理を施さない解像領域とを設定する解像領域設定手段と、
    予め設定された縮小率によって前記画像データをオリジナルデータとして縮小した後、再び拡大して元の画像サイズに戻してボケ画像データとし、当該ボケ画像データを前記オリジナルデータと合成して、前記ぼかし領域に対して前記ぼかし処理を行うぼかし処理手段と、
    前記フォーカスレンズの焦点調節を行う際、前記被写体像を含む画像データで規定される画像領域に、前記解像領域の大きさに応じて複数の焦点検出領域を設定する焦点検出領域設定手段と、
    前記フォーカスレンズを移動させながら前記焦点検出領域の各々における前記画像データを比較し、この比較結果に基づき前記フォーカスレンズの焦点調節を行う制御手段とを有することを特徴とする合焦装置。
  2. 前記焦点検出領域設定手段は、前記解像領域設定手段によって設定された前記解像領域の大きさに応じて、前記焦点検出領域の大きさを設定することを特徴とする請求項に記載の合焦装置。
  3. 前記焦点検出領域設定手段は、前記解像領域設定手段によって設定された前記解像領域の大きさに応じて、前記焦点検出領域の数を決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の合焦装置。
  4. 前記焦点検出領域にはその大きさについて予め設定可能な最小の大きさが規定されており、
    前記焦点検出領域設定手段は、前記解像領域の大きさが所定の閾値未満であると、前記焦点検出領域の大きさを前記最小の大きさとすることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の合焦装置。
  5. 前記最小の大きさは、前記焦点検出領域の画素数に応じて決定されることを特徴とする請求項記載の合焦装置。
  6. 前記制御手段は、前記フォーカスレンズを所定の駆動開始位置から駆動終了位置まで移動させつつ、前記フォーカスレンズの位置に応じて前記焦点検出領域の各々において前記画像データに含まれる輝度信号の高域周波数成分が最大となるピーク位置を得て、当該ピーク位置における高域周波数成分が予め規定された閾値以上である焦点検出領域におけるピーク位置を合焦位置として前記フォーカスレンズを合焦位置に移動させるよう制御し、前記ピーク位置における高域周波数成分が予め規定された閾値以上である焦点検出領域が複数存在する場合は、前記ピーク位置が最も近側に位置する焦点検出領域を選択焦点検出領域として、該選択焦点検出領域におけるピーク位置を合焦位置として前記フォーカスレンズを合焦位置に駆動することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の合焦装置。
  7. 前記制御手段は、前記フォーカスレンズを所定の駆動開始位置から駆動終了位置まで移動させつつ、前記フォーカスレンズの位置に応じて前記焦点検出領域の各々において前記画像データに含まれる輝度信号の高域周波数成分が最大となるピーク位置を得て、当該ピーク位置における高域周波数成分が予め規定された閾値以上である焦点検出領域におけるピーク位置を合焦位置として前記フォーカスレンズを合焦位置に移動させるよう制御し、前記ピーク位置における高域周波数成分が予め規定された閾値以上である焦点検出領域が複数存在する場合は、前記ピーク位置が最も近側に位置する焦点検出領域を選択焦点検出領域とするとともに、当該ピーク位置から所定の範囲内にピーク位置がある焦点検出領域も選択焦点検出領域として、これら選択焦点検出領域のピーク位置の平均位置を最終的な合焦位置とすることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の合焦装置。
  8. 前記ぼかし処理手段によるぼかし処理を行わないで撮影を行う際、前記焦点検出領域設定手段によって解像領域に複数の焦点検出領域が設定されると、前記制御手段は、複数の前記焦点検出領域の中で中心に位置する焦点検出領域における前記画像データに含まれる輝度信号の高域周波数成分が最大となるピーク位置を合焦位置として前記フォーカスレンズを合焦位置に移動させることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の合焦装置。
  9. フォーカスレンズをその光軸に沿って移動させて焦点調節を行って、被写体像を撮像素子に結像させる合焦装置において、
    前記被写体像を含む画像データで規定される画像領域に対してぼかし処理を施すぼかし領域と前記ぼかし処理を施さない解像領域とを設定する解像領域設定手段と、
    前記ぼかし領域に対して前記ぼかし処理を行うぼかし処理手段と、
    前記フォーカスレンズの焦点調節を行う際、前記被写体像を含む画像データで規定される画像領域に、前記解像領域の大きさに応じて複数の焦点検出領域を設定する焦点検出領域設定手段と、
    前記フォーカスレンズを移動させながら前記焦点検出領域の各々における前記画像データを比較し、この比較結果に基づき前記フォーカスレンズの焦点調節を行う制御手段とを有し、
    前記焦点検出領域にはその大きさについて予め設定可能な最小の大きさが規定されており、
    前記焦点検出領域設定手段は、前記解像領域の大きさが所定の閾値未満であると、前記焦点検出領域の大きさを前記最小の大きさとすることを特徴とする合焦装置。
  10. 前記最小の大きさは、前記焦点検出領域の画素数に応じて決定されることを特徴とする請求項9記載の合焦装置。
  11. フォーカスレンズをその光軸に沿って移動させて焦点調節を行って、被写体像を撮像素子に結像させる合焦装置において、
    前記被写体像を含む画像データで規定される画像領域に対してぼかし処理を施すぼかし領域と前記ぼかし処理を施さない解像領域とを設定する解像領域設定手段と、
    前記ぼかし領域に対して前記ぼかし処理を行うぼかし処理手段と、
    前記フォーカスレンズの焦点調節を行う際、前記被写体像を含む画像データで規定される画像領域に、前記解像領域の大きさに応じて複数の焦点検出領域を設定する焦点検出領域設定手段と、
    前記フォーカスレンズを所定の駆動開始位置から駆動終了位置まで移動させつつ、前記フォーカスレンズの位置に応じて前記焦点検出領域の各々において前記画像データに含まれる輝度信号の高域周波数成分が最大となるピーク位置を得て、当該ピーク位置における高域周波数成分が予め規定された閾値以上である焦点検出領域におけるピーク位置を合焦位置として前記フォーカスレンズを合焦位置に移動させるよう制御し、前記ピーク位置における高域周波数成分が予め規定された閾値以上である焦点検出領域が複数存在する場合は、前記ピーク位置が最も近側に位置する焦点検出領域を選択焦点検出領域として、該選択焦点検出領域におけるピーク位置を合焦位置として前記フォーカスレンズを合焦位置に駆動する制御手段とを有することを特徴とする合焦装置。
  12. フォーカスレンズをその光軸に沿って移動させて焦点調節を行って、被写体像を撮像素子に結像させる合焦装置において、
    前記被写体像を含む画像データで規定される画像領域に対してぼかし処理を施すぼかし領域と前記ぼかし処理を施さない解像領域とを設定する解像領域設定手段と、
    前記ぼかし領域に対して前記ぼかし処理を行うぼかし処理手段と、
    前記フォーカスレンズの焦点調節を行う際、前記被写体像を含む画像データで規定される画像領域に、前記解像領域の大きさに応じて複数の焦点検出領域を設定する焦点検出領域設定手段と、
    前記フォーカスレンズを所定の駆動開始位置から駆動終了位置まで移動させつつ、前記フォーカスレンズの位置に応じて前記焦点検出領域の各々において前記画像データに含まれる輝度信号の高域周波数成分が最大となるピーク位置を得て、当該ピーク位置における高域周波数成分が予め規定された閾値以上である焦点検出領域におけるピーク位置を合焦位置として前記フォーカスレンズを合焦位置に移動させるよう制御し、前記ピーク位置における高域周波数成分が予め規定された閾値以上である焦点検出領域が複数存在する場合は、前記ピーク位置が最も近側に位置する焦点検出領域を選択焦点検出領域とするとともに、当該ピーク位置から所定の範囲内にピーク位置がある焦点検出領域も選択焦点検出領域として、これら選択焦点検出領域のピーク位置の平均位置を最終的な合焦位置とする制御手段とを有することを特徴とする合焦装置。
  13. フォーカスレンズをその光軸に沿って移動させて焦点調節を行って、被写体像を撮像素子に結像させる合焦装置において、
    前記被写体像を含む画像データで規定される画像領域に対してぼかし処理を施すぼかし領域と前記ぼかし処理を施さない解像領域とを設定する解像領域設定手段と、
    前記ぼかし領域に対して前記ぼかし処理を行うぼかし処理手段と、
    前記フォーカスレンズの焦点調節を行う際、前記被写体像を含む画像データで規定される画像領域に、前記解像領域の大きさに応じて複数の焦点検出領域を設定する焦点検出領域設定手段と、
    前記ぼかし処理手段によるぼかし処理を行わないで撮影を行う際、前記焦点検出領域設定手段によって解像領域に複数の焦点検出領域が設定されると、複数の前記焦点検出領域の中で中心に位置する焦点検出領域における前記画像データに含まれる輝度信号の高域周波数成分が最大となるピーク位置を合焦位置として前記フォーカスレンズを合焦位置に移動させる制御手段とを有することを特徴とする合焦装置。
  14. フォーカスレンズをその光軸に沿って移動させて焦点調節を行って、被写体像を撮像素子に結像させる合焦装置を制御するための制御方法において、
    前記被写体像を含む画像データで規定される画像領域に対してぼかし処理を施すぼかし領域と前記ぼかし処理を施さない解像領域とを設定する解像領域設定ステップと、
    予め設定された縮小率によって前記画像データをオリジナルデータとして縮小した後、再び拡大して元の画像サイズに戻してボケ画像データとし、当該ボケ画像データを前記オリジナルデータと合成して、前記ぼかし領域に対して前記ぼかし処理を行うぼかし処理ステップと、
    前記フォーカスレンズの焦点調節を行う際、前記被写体像を含む画像データで規定される画像領域に、前記解像領域の大きさに応じて複数の焦点検出領域を設定する焦点検出領域設定ステップと、
    前記フォーカスレンズを移動させながら前記焦点検出領域の各々における前記画像データを比較し、この比較結果に基づき前記フォーカスレンズの焦点調節を行う制御ステップとを有することを特徴とする制御方法。
  15. フォーカスレンズをその光軸に沿って移動させて焦点調節を行って、被写体像を撮像素子に結像させる合焦装置を制御するための制御プログラムにおいて、
    前記合焦装置が備えるコンピュータに、
    前記被写体像を含む画像データで規定される画像領域に対してぼかし処理を施すぼかし領域と前記ぼかし処理を施さない解像領域とを設定する解像領域設定ステップと、
    予め設定された縮小率によって前記画像データをオリジナルデータとして縮小した後、再び拡大して元の画像サイズに戻してボケ画像データとし、当該ボケ画像データを前記オリジナルデータと合成して、前記ぼかし領域に対して前記ぼかし処理を行うぼかし処理ステップと、
    前記フォーカスレンズの焦点調節を行う際、前記被写体像を含む画像データで規定される画像領域に、前記解像領域の大きさに応じて複数の焦点検出領域を設定する焦点検出領域設定ステップと、
    前記フォーカスレンズを移動させながら前記焦点検出領域の各々における前記画像データを比較し、この比較結果に基づき前記フォーカスレンズの焦点調節を行う制御ステップとを実行させることを特徴とする制御プログラム。
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