JP5686030B2 - 超音波測定装置、及び超音波測定方法 - Google Patents
超音波測定装置、及び超音波測定方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5686030B2 JP5686030B2 JP2011093780A JP2011093780A JP5686030B2 JP 5686030 B2 JP5686030 B2 JP 5686030B2 JP 2011093780 A JP2011093780 A JP 2011093780A JP 2011093780 A JP2011093780 A JP 2011093780A JP 5686030 B2 JP5686030 B2 JP 5686030B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blood vessel
- vessel diameter
- pressure
- unit
- measurement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Description
第5の形態によれば、第1〜第4の形態の何れかと同様の効果が得られるとともに、実測した血圧に基づいて校正することができるので、測定精度を高くすることができる。
第6の形態によれば、第1〜第5の形態の何れかと同様の効果が得られるとともに、相関関係が有意に変化したことを検出できる。検出にともない何らかの報知をする報知部を設けるならば、被検者等に注意を喚起することができるのでより好適である。
本発明を適用した第1実施形態として、被検者の測定対象部位に装着して脈圧を測定する超音波測定装置である脈圧測定装置について説明する。
図1は、本実施形態における脈圧測定装置2の構成例を示す外観図及び被検者への装着の様子を示す図である。
これらの測定部それ自体は、超音波を用いた血管径測定装置である。例えば、第1血管径測定部4と、第2血管径測定部6は、それぞれが超音波振動子アレイ20と、超音波振動子アレイ駆動回路22と、血管径算出部24とを備える。超音波振動子アレイ20は、超音波ビームの発信と超音波エコーの受信をする複数の超音波振動子を配列して構成される。超音波振動子アレイ駆動回路22は、超音波振動子アレイ20に超音波ビームを発信させる発信モードと超音波エコーを受信する受信モードとを周期的に切り換え、発信モード時に所定周波数の超音波ビームを送出するための回路である。血管径算出部24は、受信した超音波エコーから血管径を算出するための演算処理装置やICメモリーなどで実現される。
画像表示部32は、例えば、液晶パネルディスプレイや、有機ルミネッセンスディスプレイなどの画像表示素子により実現される。
通信端子34は、脈圧測定装置2と外部装置とのデータ送受信などに使用される。端子の規格は、適宜設定することができる。尚、データ通信として無線通信を用いる場合には、アンテナなどに置き換えることができる。
第1血管径測定部4と第2血管径測定部6とが高低差を有して配置されることに着目すると、第2血管径測定値D2は、第1血管径測定値D1に両測定部の高低差分の血液の水頭圧分Phの値を加算した値となるはずである。すなわち、最小値D2=最小値D1+水頭圧Phと見なすことができる。
この関係を元にして、演算部42は、記憶した第1血管径測定値D1及び第2血管径測定値を「血管径−圧力直交軸座標」へプロット処理し、プロットされた各点をもとに近似関数(近似曲線関数)を算出し、これを血管径から脈圧を導出するための関数f(D)とする。
そして、記憶した第1血管径測定値D1から最小値D1(t0)を算出する。最小値D1(t0)は、拡張期血圧(最小血圧)における血管径に相当すると考えられる。同様にして、記憶した第2血管径測定値D2から最小値D2(t0)を算出する。最小値D2(t0)もまた拡張期血圧における血管径に相当すると考えられる。
そして、これらプロットされた点に対する近似関数(近似曲線)を求め、これを血管径から脈圧を導出するための相関関係を示す関数f(D)とする。
具体的には、第1血管径測定値D1と第2血管径測定値D2から平均血管径を周期的に算出し、その直近の平均血管径を変数として関数f(D)から圧力P(=f(D))を算出する血圧算出部57を含む。そして、血圧算出部57により算出された圧力Pの直近の最小値と最大値の差を最終的な測定値に相当する脈圧値とし、算出した脈圧値を、算出時点のシステム時刻とともに記憶部44の時系列脈圧値データ78に追加して保存する。
具体的には、関数評価部58は、関数算出部54(=相関関係算出部)により算出された相関関係の履歴に基づいて、相関関係が所定の変化条件を満たす変化をしたことを検出する変化検出部59を有する。変化検出部59は、比較する関数f(D)毎に比較パラメーター値(例えば、第2血管径測定値D2の最大値と最小値に対応する最大圧力と最小圧力とを結ぶ直線の傾き)を求め、比較パラメーター値の時間変移量を所定の基準値と比較する。そして、基準値を上回る変移が生じた場合、すなわち変化検出部59により検出された場合には、脈圧の算出に用いる関数を最新の関数f(D)に設定して最適化する。
次に、図6〜図8のフローチャートを参照しながら、本実施形態における脈圧測定装置2の測定動作について説明する。尚、ここで説明する一連の測定動作の前段階として、脈圧測定装置2は、被検者の上腕部に対して、第1血管径測定部4が第2血管径測定部6よりも上になるように固定部12で巻き付けるようにして装着されているものとする。そして、図6〜図8のフローチャートは、操作入力部30から測定開始操作されたことを検出して、演算部42が制御プログラム70を読み出して実行開始するものとする。
演算部42は、先ず、第1血管径測定部4と第2血管径測定部6による血管径の測定を開始する(ステップS2)。以降、演算部42には第1血管径測定値D1と、第2血管径測定値D2の各情報が入力されることとなる。
そして、当該近似関数を、血管径Dと圧力Pの関係を示す最新の関数f(D)として、現在のシステム時刻と対応づけて、記憶部44の関数履歴データ76に登録し(ステップS56)、関数算出処理を終了する。
但し、測定終了操作を検出されるまでの間において、演算部42が、測定開始から所定の関数評価周期が到来したと判定される場合には(ステップS90のYES)。演算部42は関数評価処理を実行する(ステップS92)。尚、関数評価周期の判定は、例えば、最初の脈圧値と対応づけられているシステム時刻と現在時刻とを比較、或いは関数履歴データ76に登録されている一つ前の関数f(D)と対応づけられているシステム時刻と現在時刻とを比較して、もし所定時間が経過していれば、周期が到来したと判定する。
次に、本発明を適用した第2実施形態について説明する。本実施形態は、基本的には第1実施形態と同様に実現されるが、第2血管径測定部6を省略した構成となっている。尚、第1実施形態と同様の構成要素については同じ符号を付与して説明は省略するものとする。また、以下では主に第1実施形態との差異について述べることとする。
本実施形態の脈圧測定装置2Bは、第1実施形態の脈圧測定装置2と同様に、被検者の上腕部に装着される。但し、血管径測定部が一つだけなので、腕をまっすぐ下ろした状態で、第1血管径測定部4の測定位置が被検者の心臓の高さから下方へ所定距離L(第1実施形態における第1血管径測定部4〜第2血管径測定部6までの距離Lに同じ)だけ離れた位置、つまりは高低差hだけ低い位置となるように装着されるものとする。
関数算出処理Bでは、演算部42は先ず、画像表示部32により「腕をまっすぐ下ろす」ように促す第1の案内表示をするための制御を開始する(ステップS18)。そして、鉛直方向に対する脈圧測定装置2の傾きから、腕がまっすぐ下ろされていると判断されたならば(ステップS20のYES)、所定時間分の第1血管径測定値D1を取得し、これを第1実施形態で言うところの「関数算出用の第2血管径測定値D2」と見なして、記憶部44に記憶する(ステップS22)。
以降の処理(ステップS34〜S56)は、第1実施形態の関数算出処理と同様に実行される。
具体的には、ステップS26の直後、或いはステップS26に置き換えて、腕上げ状態の判定タイミングで得られる第1血管径測定値D1が、ステップS22で検出された第1血管径測定値D1より所定の基準値(腕上げ状態判定基準値)だけ下回る場合に、腕が上げられたと判定すると良い。
装置の傾き(加速度センサー26により検出された加速度)と、血管径との2つのパラメーターから腕上げ状態の判定をする構成とするのであれば、腕上げ状態の判定の正確性を向上させることができる。
この場合、ステップS20に代えて、当該絶対圧センサーにより腕を下ろした状態における気圧(第2の気圧)を測定する処理を実行する。そして、ステップS26において腕が上げられたかを判定する処理を、当該絶対圧センサーで検出される気圧(第1の気圧)との差が、先に測定した腕を下ろした状態の気圧から所定基準値となり、且つその気圧差の変動が所定の静止判定基準範囲内である場合に「腕が上げられ静止している」と判断する処理としても良い。
更には、ステップS42における水筒圧Phの算出において、上記第1の気圧及び第2の気圧から高低差hを算出・利用するとしても良い。
以上、本発明を適用した実施形態について説明したが、本発明の実施形態はこれらに限るものではなく、適宜構成要素の追加・省略・変更を加えることができる。
もし、血圧測定部を設けるならば、関数算出用の第1血管径測定値D1を測定する所定時間中の血圧を測定し、第1血管径測定値D1の最小値D1(t0)(図3参照)に対応づけられる基準圧P0を実測血圧値に校正する構成としても良い。より具体的には、ステップS32によるサンプリングと並行して血圧値を測定して、その最小血圧と最大血圧とを記憶部44に記憶するステップを追加する。そして、ステップS40にて所定基準圧P0を実測した最小血圧とすると良い。
Claims (8)
- 被検者の第1部位に固定されて超音波で第1血管径を測定する第1測定部と、
前記被検者の第2部位に固定されて超音波で第2血管径を測定する第2測定部と、
前記第1測定部及び前記第2測定部の測定結果と、前記第1部位及び前記第2部位の高低差とを用いて血管径と血圧との相関関係を算出する相関関係算出部と、
を備えた超音波測定装置。 - 被検者の所定部位に固定されて超音波で血管径を測定する測定部と、
前記所定部位を鉛直方向に高低差のある第1位置及び第2位置としたとき、前記第1位置及び前記第2位置における前記測定部の測定結果と、前記第1位置及び前記第2位置の高低差とを用いて前記血管径と血圧との相関関係を算出する相関関係算出部と、
を備えた超音波測定装置。 - 前記相関関係に基づいて脈圧を算出する脈圧算出部を更に備えた請求項1又は2に記載の超音波測定装置。
- 前記相関関係算出部は、前記高低差に係る水頭圧を単位として前記相関関係を算出する、
請求項1〜3の何れか一項に記載の超音波測定装置。 - 予め測定された前記被検者の最低血圧及び最高血圧の少なくともいずれかと、前記相関関係算出部によって算出された前記相関関係とに基づいて、前記被検者の血圧を算出する血圧算出部を更に備えた請求項1〜4の何れか一項に記載の超音波測定装置。
- 前記相関関係算出部によって算出された前記相関関係の履歴に基づいて、前記相関関係が所定の変化条件を満たす変化をしたことを検出する変化検出部を更に備えた請求項1〜5の何れか一項に記載の超音波測定装置。
- 被検者の第1部位において超音波で第1血管径を測定することと、
前記被検者の第2部位において超音波で第2血管径を測定することと、
前記第1部位及び前記第2部位の測定結果と、前記第1部位及び前記第2部位の高低差とを用いて血管径と血圧との相関関係を算出することと、
を含む超音波測定方法。 - 被検者の所定部位が第1位置にあるときに当該所定部位の第1血管径を超音波で測定することと、
前記第1位置に対して鉛直方向に高低差のある第2位置に前記所定部位があるときに当該所定部位の第2血管径を超音波で測定することと、
前記第1位置及び前記第2位置での測定結果と、前記第1位置及び前記第2位置の高低差とを用いて血管径と血圧との相関関係を算出することと、
を含む超音波測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011093780A JP5686030B2 (ja) | 2011-04-20 | 2011-04-20 | 超音波測定装置、及び超音波測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011093780A JP5686030B2 (ja) | 2011-04-20 | 2011-04-20 | 超音波測定装置、及び超音波測定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012223375A JP2012223375A (ja) | 2012-11-15 |
JP5686030B2 true JP5686030B2 (ja) | 2015-03-18 |
Family
ID=47274256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011093780A Expired - Fee Related JP5686030B2 (ja) | 2011-04-20 | 2011-04-20 | 超音波測定装置、及び超音波測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5686030B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6060649B2 (ja) * | 2012-11-28 | 2017-01-18 | セイコーエプソン株式会社 | 血圧計測装置及び血圧計測方法 |
JP6190000B1 (ja) * | 2016-05-24 | 2017-08-30 | 京セラ株式会社 | ウェアラブル端末及び制御プログラム |
JP6496783B2 (ja) * | 2017-08-03 | 2019-04-03 | 京セラ株式会社 | ウェアラブル端末及び制御プログラム |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0467853B1 (de) * | 1990-07-18 | 1996-01-10 | AVL Medical Instruments AG | Einrichtung und Verfahren zur Blutdruckmessung |
JP3908660B2 (ja) * | 2002-12-25 | 2007-04-25 | セイコーインスツル株式会社 | 血圧測定装置 |
JP5552982B2 (ja) * | 2010-09-16 | 2014-07-16 | セイコーエプソン株式会社 | 脈圧計測装置、及び脈圧計測方法 |
-
2011
- 2011-04-20 JP JP2011093780A patent/JP5686030B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012223375A (ja) | 2012-11-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20190380624A1 (en) | Blood pressure measuring apparatus and blood pressure measuring method | |
CN109893110B (zh) | 一种校准动态血压的方法及装置 | |
JP6020082B2 (ja) | 生体信号計測装置、生体信号計測方法及び生体信号計測プログラム | |
US20160345930A1 (en) | Blood pressure measurement device and blood pressure measurement method | |
JP5309954B2 (ja) | 電子血圧計 | |
US9326692B2 (en) | Blood pressure measurement device and blood pressure measurement method | |
JP2011239972A (ja) | 血圧測定装置及び血圧測定方法 | |
JP2006289088A (ja) | 脈拍検出装置および方法 | |
JP2012005690A (ja) | 測定装置、生体検査装置、流速測定方法、および圧力測定方法 | |
US20160038117A1 (en) | Ultrasonic blood pressure measuring device and blood pressure measuring method | |
US20160058409A1 (en) | Ultrasonic blood pressure measurement apparatus and blood pressure measurement method | |
JP5686030B2 (ja) | 超音波測定装置、及び超音波測定方法 | |
JP6837882B2 (ja) | 生体情報測定装置、方法及びプログラム | |
JP2013132437A (ja) | 血圧計測装置及び血圧計測装置の制御方法 | |
JP5817512B2 (ja) | 血圧計測装置及び血圧計測装置の制御方法 | |
JP2020006208A (ja) | 時計型血圧測定装置 | |
US20110288420A1 (en) | Blood pressure measuring device and blood pressure measuring method | |
JP2018102589A (ja) | 脈波伝播速度測定装置、血圧測定装置、および脈波伝播速度測定方法 | |
JP6115329B2 (ja) | 生体情報処理装置および生体情報処理方法 | |
JP5887740B2 (ja) | 超音波測定装置 | |
US20160073905A1 (en) | Blood pressure measuring device and blood pressure measuring method | |
JP5552984B2 (ja) | 脈圧計測装置、及び脈圧計測方法 | |
US11241172B2 (en) | Ultrasonic diagnostic apparatus and method of controlling the same | |
FI124971B (fi) | Laite verenpaineen mittaamiseksi ja verenpainelaitteen kalibrointimenetelmä | |
CN103906464A (zh) | 测定装置、指标计算方法以及指标计算程序 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140314 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20140314 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20140314 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141125 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141224 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150106 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5686030 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |