JP5685006B2 - 3倍周波数発生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、3相交流電源に接続されて、商用電源周波数(50Hz又は60Hz)を3倍周波数(150Hz又は180Hz)にして出力する3倍周波数発生装置に関するものである。
この種の3倍周波数発生装置には、非特許文献1、2に示すように、可飽和リアクトル型と、変圧器型とがある。可飽和リアクトル型は、3組の単相可飽和リアクトルをY結線し、その中性点と電源の中性点との間に発生する高調波出力を負荷に印加するものであり、コンデンサは進相コンデンサとして機能するとともに高調波電流の帰路として機能する。一方、変圧器型は、3組の単相変圧器の1次巻線をY結線するとともに、2次巻線をΔ結線して、そのΔ結線の一端を開放して、この開放部から高調波成分を取り出すように構成されている。
しかしながら、上記の両方式ともに、単相可飽和リアクトル又は単相変圧器(以下、単相機器とも言う。)を用いており、3脚鉄心から構成された三相機器を用いているものではない。このように3台の単相機器を組み合わせて構成すると、装置全体が大型化してしまう恐れがあり、また3台の単相機器の配置等も複雑になる可能性がある。特に3台の単相機器を用いて構成された単相3倍周波数発生装置を複数組用いて三相3倍周波数発生装置を構成する場合には、これらの問題が一層顕著となる。
ここで、上記問題点を解消するために3脚鉄心を用いることが考えられるが、3脚鉄心を用いた場合には、3脚鉄心の各脚に巻回された1次巻線によって各脚に生じる第3調波磁束は、同一位相且つ同一方向に流れ、その第3調波磁束は、一方のヨーク鉄心から非磁性通路を通過して他方のヨーク鉄心に戻るように流れる。このとき、非磁性通路は高い磁気抵抗を有することから、第3調波磁束は弱められて、結果として3脚鉄心により生じる合成磁束は第3調波成分の小さいものとなってしまう。したがって、商用電源周波数の入力容量に対する3倍周波数の出力容量の割合(入出力比)が小さくなり効率的ではない。
このことから従来の3倍周波数発生装置では、3台の単相機器を用いて構成することが入出力比を低下させないための当然の発想であり、3倍周波数発生装置に3脚鉄心を用いることは、入出力比を向上させるという目的に反する。
日本電熱工学委員会編、「工業電気加熱ハンドブック」、第1版、株式会社電気書院、昭和43年10月25日、p.293−296 新谷、外2名、「磁気式3倍周波数逓倍器の動作モードと定常特性の解析」、電気学会論文誌B 電力・エネルギー部門誌、社団法人電気学会、1981年9月、第101巻、第9号、p.519−526
そこで本発明は、上記問題点を一挙に解決するためになされたものであり、単相リアクトル又は単相変圧器といった単相機器を3台用いることなくコンパクトに構成可能であり、また、配線も簡単にすることができるとともに、三相リアクトル又は三相変圧器を3倍周波数発生装置に用いた場合の問題点を解決することをその主たる所期課題とするものである。
すなわち本発明に係る3倍周波数発生装置は、三相変圧器を用いて商用電源周波数を3倍に逓倍して出力するものであり、前記三相変圧器の1次巻線がY結線され、2次巻線がΔ結線されるとともに、当該Δ結線された2次巻線の一端を開放して単相負荷に接続されるように構成した単相3倍周波数発生装置であって、前記三相変圧器が、シート状の電磁鋼板を連続巻回して形成されるノーカット形の5脚巻鉄心を用いたものであり、そのうちの3本の脚に1次巻線及び2次巻線が巻回され、残りの2本が第3調波磁束の帰路となるものであり、前記5脚巻鉄心が正面視において左右に5本の脚が配列されるものであり、中央の脚及び左右両端の脚に前記巻線が巻回されており、前記中央の脚の両側に位置する脚が第3調波磁束の帰路となるものであることを特徴とする。
このようなものであれば、三相変圧器が5脚巻鉄心であり、そのうちの3脚に巻線を施して、残りの2脚が第3調波磁束の帰路となるように構成しているので、巻線が施された各脚で生じる同一位相及び同一方向に流れる第3調波磁束を、残りの2脚により循環させることができ、三相変圧器において生じる第3調波成分の損失を防止できる。これによって、商用電源周波数の入力容量に対する3倍周波数の出力容量の割合(入出力比)を大きくすることができる。また、5脚鉄心がシート状の電磁鋼板を連続巻回して形成したノーカット形としていることから、第3調波磁束の磁路において磁気抵抗を可及的に小さくすることができ、第3調波磁束が各脚を通過する際の磁束低下を防止して、可及的に入出力比を大きくすることができる。さらに、三相変圧器を用いることができるので、従来のように3台の単相変圧器を用いた場合に比べてコンパクトに構成可能であり、また配線も簡単にすることができる。
特に、前記5脚巻鉄心が正面視において左右に5本の脚が配列されるものであり、中央の脚及び左右両端の脚に前記巻線が巻回されており、前記中央の脚の両側に位置する脚が第3調波磁束の帰路となるものであるので、第3調波磁束の帰路が、巻線が施された脚の間に配置される構成となり、各脚により生じる第3調波磁束を循環させ易くすることができる。
また本発明に係る単相3倍周波数発生装置は、三相可飽和リアクトルを用いて商用電源周波数を3倍に逓倍して出力するものであり、前記三相可飽和リアクトルの巻線をY結線で接続してなる中性点と、三相電源の中性点との間に単相負荷が接続されるように構成した単相3倍周波数発生装置であって、前記三相可飽和リアクトルが、シート状の電磁鋼板を連続巻回してなるノーカット形の5脚巻鉄心を用いたものであり、そのうちの3本の脚に前記巻線が巻回され、残りの2本が第3調波磁束の帰路となるものであり、前記5脚巻鉄心が正面視において左右に5本の脚が配列されるものであり、中央の脚及び左右両端の脚に前記巻線が巻回されており、前記中央の脚の両側に位置する脚が第3調波磁束の帰路となるものであることを特徴とする。このようなものでも上記と同様の効果を奏する。
ノーカット形の5脚鉄心の具体的な構成としては、前記5脚巻鉄心が、開口サイズの異なる環状の鉄心要素を組み合わせることにより構成されるものであり、1つの外鉄心要素と、前記外鉄心要素内に互いに接触して配置される2つの中鉄心要素と、前記2つの中鉄心要素それぞれの内側に互いに接触して配置される2種類の小鉄心要素とからなることが望ましい。
電磁鋼板からなる変圧器に生じる第3調波は、基本波に対して約25%の割合で生じることから、安全率を約2倍として変圧器の故障を防ぐためには、前記第3調波磁束の帰路となる2本の脚の断面積が、前記巻線が巻回される脚の断面積の1/2であることが望ましい。
また本発明に係る三相3倍周波数発生装置は、上記の単相3倍周波数発生装置を3組用いて構成されるものであり、1組の三相変圧器の1次巻線又は可飽和リアクトルの巻線をY結線とし、もう1組の三相変圧器の1次巻線又は可飽和リアクトルの巻線の出力を入力周波数座標において40°位相遅れ又は位相進みとなるように位相巻線を施したY結線とし、残りの1組の三相変圧器の1次巻線又は可飽和リアクトルの巻線の出力を入力周波数座標において80°位相遅れ又は位相進みとなるように位相巻線を施したY結線としていることを特徴とする。
このように構成した本発明によれば、単相リアクトル又は単相変圧器を3台用いることなくコンパクトに構成可能であり、三相リアクトル又は三相変圧器を用いた場合の問題点を解決した3倍周波数発生装置を提供することができる。
本発明の変圧器方式の実施形態に係る単相3倍周波数発生装置の回路結線図である。 同実施形態に係る5脚鉄心の正面図である。 同実施形態の特性データを示す図である。 各種変圧器を用いた場合の磁束密度−入出力比特性を示す図である。 変形実施形態に係る単相3倍周波数発生装置の回路図である。 変形実施形態の入力容量/コンデンサ容量−入出力比特性を示す図である。 変形実施形態に係るリアクトル方式の単相3倍周波数発生装置の回路結線図である。 変形実施形態に係る三相3倍周波数発生装置の回路図である。
以下に本発明に係る単相3倍周波数発生装置の変圧器方式の実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る単相3倍周波数発生装置100は、商用電源(三相交流電源)に接続されて、当該商用電源から受電される三相交流電圧(50Hz又は60Hz)を、3倍周波数(150Hz又は180Hz)の単相交流電圧に変換して単相負荷200に出力するものである。
具体的にこのものは、図1に示すように、三相変圧器2を用いて商用電源周波数を3倍に逓倍して出力するものであり、三相変圧器2の1次巻線21u、21v、21wがY結線され、2次巻線22u、22v、22wがΔ結線されるとともに、当該Δ結線された2次巻線22u、22v、22wの一端を開放して単相負荷200に接続されるように構成されている。
そして、三相変圧器2は、図2に示すように、シート状の電磁鋼板を連続巻回して形成されるノーカット形の5脚巻鉄心23を用いたものである。このノーカット形の5脚鉄心23は、脚鉄心と継鉄心(ヨーク鉄心)とが一体であり分離されていない鉄心であり、そのうちの3本の脚23a、23b、23cそれぞれに1次巻線21u、21v、21w及び2次巻線22u、22v、22wが巻回され、残りの2本23d、23eが第3調波磁束の帰路となる。
三相変圧器2の5脚巻鉄心23は、開口サイズの異なる環状の巻鉄心要素を組み合わせることにより構成される正面視において概略矩形状をなすものであり、開口サイズの最も大きい1つの外鉄心要素231と、外鉄心要素231の内側周面に接触するとともに、互いに接触して配置される2つの中鉄心要素232と、2つの中鉄心要素232それぞれの内側周面に接触するとともに、互いに接触して配置される2種類の小鉄心要素233a、233bとからなる。
2つの中鉄心要素232は、互いに同一形状をなすものであり、その厚みは、前記外鉄心要素231の厚みと同一である。また、2つの小鉄心要素のうち左右外側に配置される小鉄心要素233aの厚みは、外鉄心要素231及び中鉄心要素232の厚みと同一である。一方、小鉄心要素のうち中央側に配置される小鉄心要素233bの厚みは、外側に配置される小鉄心要素233aの厚みの1/2の厚みである。このように構成された5脚鉄心23は、正面視において左右に5本の脚23a〜23eが配列され、その5本の脚23a〜23eのうち、中央の脚23a及び左右両端の脚23b、23cの断面積が同一となり、中央の脚23aの両側に隣接する脚23d、23eの断面積は、中央の脚23a及び左右両端の脚23b、23cの断面積の1/2となる。
そして、このように構成された5脚鉄心23において、中央の脚23a及び左右両端の脚23b、23cが、1次巻線21及び2次巻線が巻回される巻回鉄心部となり、中央の脚23aの両側に隣接する脚23d、23eが第3調波磁束の帰路となる帰路鉄心部となる。つまり、第3調波磁束の帰路となる帰路鉄心部の断面積が、1次巻線21及び2次巻線22が巻回される巻回鉄心部の断面積の1/2となる。この5脚鉄心23により、第3調波磁束の帰路が、巻線21、22が施された脚23a〜23cの間に配置される構成となり、各脚23a〜23cにより生じる第3調波磁束を循環させ易くすることができる。
次に本実施形態の単相3倍周波数発生装置100の入力容量(VA)及び出力容量(VA)の入出力比について、ノーカット形3脚巻鉄心を用いたもの、ノーカット形単相鉄心を3台用いたもの、及びカット形の単相鉄心を3台用いたものと比較して、図3及び図4を参照して説明する。なお、図3は、本実施形態の単相3倍周波数発生装置100の特性データであり、図4の横軸は磁束密度(G)を示し、縦軸は、入力容量(VA)に対する出力容量(VA)の比である。
図3及び図4から分かるように、本実施形態の単相3倍周波数発生装置100は、従来のノーカット形単相鉄心を3台用いたものと同等の特性を示し、その入出力比もほぼ同じであることが分かる。一方で、ノーカット形3脚巻鉄心を用いたもの及びカット形の単相鉄心を3台用いたものは、入出力比が極めて低いことが分かる。ノーカット形3脚巻鉄心を用いたものでは、脚鉄心部で生じた同一位相で同一方向に流れる第3調波が一方のヨーク鉄心部から非磁性通路を通過して他方のヨーク鉄心部に流れることから第3調波成分が低下してしまうことにより入出力比が小さくなっている。また、カット形の単相鉄心を3台用いたものでは、カット部分での磁気抵抗が大きくなり、第3調波成分が低下して入出力比が小さくなっている。
<本実施形態の効果>
このように構成した本実施形態に係る3倍周波数発生装置100によれば、三相変圧器2が5脚巻鉄心であり、そのうちの3脚23a〜23cに巻線21、22を施して、残りの2脚23d、23eが第3調波磁束の帰路となるように構成しているので、巻線21、22が施された各脚23a〜23cで生じる同一位相及び同一方向に流れる第3調波磁束を、残りの2脚23d、23eにより循環させることができ、三相変圧器2に生じる合成磁束の第3調波成分が低減してしまうことを防止できる。これによって、商用電源周波数の入力容量(入力電圧)に対する3倍周波数の出力容量(出力電圧)の割合を大きくすることができる。また、5脚鉄心23がシート状の電磁鋼板を連続巻回して形成したノーカット形としていることから、第3調波磁束の磁路において磁気抵抗を可及的に小さくすることができ、第3調波磁束が各脚23a〜23eを通過する際の磁束低下を防止して、可及的に入出力比を大きくすることができる。さらに、三相変圧器2を用いることができるので、従来のように3台の単相変圧器を用いた場合に比べてコンパクトに構成可能であり、また配線も簡単にすることができる。
<その他の変形実施形態>
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。
例えば、図5に示すように、三相変圧器2の1次側に進相コンデンサ3を設けることによって、図6に示すように、入出力比を約54%まで改善させることができる。
また、前記実施形態では、変圧器型の単相3倍周波数発生装置について説明したが、リアクトル型のものであっても良い。このときの単相3倍周波数発生装置は、図7に示すように、三相可飽和リアクトル4を用いて商用電源周波数を3倍に逓倍して出力するものであり、三相可飽和リアクトル4の巻線41u、41v、41wをY結線で接続してなる中性点N1と、三相電源の中性点N2との間に単相負荷200が接続されるように構成されている。そして、三相可飽和リアクトル4が、前記実施形態で説明したシート状の電磁鋼板を連続巻回してなるノーカット形の5脚巻鉄心を用いたものであり、中央の脚23a及び左右両端の脚23b、23cにリアクトルの巻線41u、41v、41wが巻回され、中央の脚23aの両側に隣接する脚23d、23eが第3調波磁束の帰路となる。なお、図7においては、Y結線で接続されたコンデンサ5u、5v、5wを三相電源側に接続して、人為的な中性点N2を形成し、当該中性点N2と前記中性点N1との間に単相負荷200を接続している。このコンデンサ5u、5v、5wは、高調波電流の帰路の役割を果たすとともに、進相コンデンサとしての役割も果たす。
さらに、前記実施形態の単相3倍周波数発生装置100を3組用いて三相3倍周波数発生装置Zとすることもできる。この場合、三相3倍周波数発生装置Zは、図8に示すように、1組の三相変圧器の1次巻線をY結線とし、もう1組の三相変圧器の1次巻線の出力を入力周波数座標において40°位相遅れとなるように位相遅れ巻線を施したY結線とし、残りの1組の三相変圧器の1次巻線の出力を入力周波数座標において80°位相遅れとなるように位相遅れ巻線を施したY結線とする。このように構成すれば、3組の単相3倍周波数発生装置100からの出力は3倍周波数座標でそれぞれ120°位相差の三相3倍周波数となる。なお、位相遅れ巻線の他に、40°位相進み又は80°位相進みとなる位相進み巻線を施しても良い。図8においては、3組の出力側には、入力巻線がオープンデルタ結線、出力巻線が千鳥結線された出力変圧器を設置して、三相ベクトルを確定し安定させる機能を持たせている。
その上、リアクトル方式の単相3倍周波数発生装置を3組用いて三相3倍周波数発生装置とすることもできる。この場合、三相3倍周波数発生装置は、1組の可飽和リアクトルの巻線をY結線とし、もう1組の可飽和リアクトルの巻線の出力を入力周波数座標において40°位相遅れ又は位相進みとなるように位相巻線を施したY結線とし、残りの1組の可飽和リアクトルの巻線の出力を入力周波数座標において80°位相遅れ又は位相進みとなるように位相巻線を施したY結線とする。
加えて、前記実施形態の単相3倍周波数発生装置を段にカスケード接続することによって単相の3倍周波数(Nは2以上の整数)を得ることができる。また、三相3倍周波数発生装置を段にカスケード接続することによって三相の3倍周波数(Nは2以上の整数)を得ることができる。
その他、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
100・・・3倍周波数発生装置
2 ・・・三相変圧器
21 ・・・1次巻線
22 ・・・2次巻線
231・・・外鉄心要素
232・・・中鉄心要素
233・・・小鉄心要素

Claims (7)

  1. 三相変圧器を用いて商用電源周波数を3倍に逓倍して出力するものであり、
    前記三相変圧器の1次巻線がY結線され、2次巻線がΔ結線されるとともに、当該Δ結線された2次巻線の一端を開放して単相負荷に接続されるように構成した単相3倍周波数発生装置であって、
    前記三相変圧器が、シート状の電磁鋼板を連続巻回して形成されるノーカット形の5脚巻鉄心を用いたものであり、そのうちの3本の脚に1次巻線及び2次巻線が巻回され、残りの2本が第3調波磁束の帰路となるものであり、
    前記5脚巻鉄心が正面視において左右に5本の脚が配列されるものであり、
    中央の脚及び左右両端の脚に前記巻線が巻回されており、
    前記中央の脚の両側に位置する脚が第3調波磁束の帰路となるものである単相3倍周波数発生装置。
  2. 三相可飽和リアクトルを用いて商用電源周波数を3倍に逓倍して出力するものであり、
    前記三相可飽和リアクトルの巻線をY結線で接続してなる中性点と、三相電源の中性点との間に単相負荷が接続されるように構成した単相3倍周波数発生装置であって、
    前記三相可飽和リアクトルが、シート状の電磁鋼板を連続巻回してなるノーカット形の5脚巻鉄心を用いたものであり、そのうちの3本の脚に前記巻線が巻回され、残りの2本が第3調波磁束の帰路となるものであり、
    前記5脚巻鉄心が正面視において左右に5本の脚が配列されるものであり、
    中央の脚及び左右両端の脚に前記巻線が巻回されており、
    前記中央の脚の両側に位置する脚が第3調波磁束の帰路となるものである単相3倍周波数発生装置。
  3. 前記5脚巻鉄心が、開口サイズの異なる環状の鉄心要素を組み合わせることにより構成されるものであり、
    1つの外鉄心要素と、前記外鉄心要素内に互いに接触して配置される2つの中鉄心要素と、前記2つの中鉄心要素それぞれの内側に互いに接触して配置される2種類の小鉄心要素とからなる請求項1又は2記載の単相3倍周波数発生装置。
  4. 前記第3調波磁束の帰路となる2本の脚の断面積が、前記巻線が巻回される脚の断面積の1/2である請求項1、2又は3記載の単相3倍周波数発生装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の単相3倍周波数発生装置を3組用いて構成されるものであり、
    1組の三相変圧器の1次巻線又は可飽和リアクトルの巻線をY結線とし、もう1組の三相変圧器の1次巻線又は可飽和リアクトルの巻線の出力を入力周波数座標において40°位相遅れ又は位相進みとなるように位相巻線を施したY結線とし、残りの1組の三相変圧器の1次巻線又は可飽和リアクトルの巻線の出力を入力周波数座標において80°位相遅れ又は位相進みとなるように位相巻線を施したY結線としている三相3倍周波数発生装置。
  6. 請求項1乃至4のいずれかに記載の単相3倍周波数発生装置を段にカスケード接続することによって単相の3倍周波数(Nは2以上の整数)を出力する単相3倍周波数発生装置。
  7. 請求項5に記載の三相3倍周波数発生装置を段にカスケード接続することによって三相の3倍周波数(Nは2以上の整数)を出力する三相3倍周波数発生装置。
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