JP5683226B2 - 文字入力装置、および文字入力装置の動作方法 - Google Patents
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Description
<概要> 図1は、本実施例の文字入力装置における文字入力の際の画面遷移の一例を表す概念図である。この図1(a)にあるように、タッチ画面が「入力文字表示領域」(0100)、「変換候補表示領域」(0110)、「ボタン表示領域」(0120)に分割されている。そして、ボタン表示領域には、複数の「文字群ボタン」(0121)と、通話ボタンやメニューボタンなどの「非文字群ボタン」(0122)が表示されている。
図2は、本実施例の文字入力装置における機能ブロックの一例を表す図である。なお、「文字入力装置」とは、電子機器に文字を入力するために当該電子機器に組み込まれる装置であって、例えば携帯電話やスマートフォン、PHS、(文字入力機能付の)電子書籍リーダ、携帯型ゲーム機などの小型の携帯型電子機器のほか、PC(パーソナル・コンピュータ)やノートPC、(文字入力機能付の)テレビ受像機などが挙げられる。
図4は、上記機能的な各構成要件をハードウェアとして実現した際の、文字入力装置における構成の一例を表す概略図である。この図を利用して文字入力処理におけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。
図5は、本実施例のタッチ操作を受付けるタッチ画面を有する文字入力装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、上記のような計算機の各ハードウェア構成によって実行されるステップであっても良いし、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず複数の文字からなる文字群をタッチ画面上に表示するための複数の文字群ボタンと、前記文字群を表示する機能を有さない非文字群ボタンと、をタッチ画面に表示する(ステップS0501:ボタン表示ステップ)。つづいて、ボタンの選択入力待ちステップとなり、複数の文字群ボタンの中で一の文字群ボタンが押されると、その押された文字群ボタンに対応する文字群に属する文字を入力文字候補としてタッチ画面上の非文字群ボタンの表示領域に上書表示する(ステップS0502:入力文字候補表示ステップ)。そして再度ボタンの選択入力待ちステップとなり、ステップS0502にて表示された複数の入力文字候補から一の文字が選択されると、その選択された入力文字候補の文字入力を行う(ステップS0503:文字入力ステップ)。
以上のように本実施例の文字入力装置によって、入力文字候補を非文字群ボタンの表示領域に上書表示することができる。つまり文字入力のためのボタン表示領域を節約することができるので、入力された文字(文章)や漢字の変換候補などを表示するための表示領域を広く確保することができる。
<概要>
図6は、本実施例の文字入力装置における文字入力の際の画面遷移の一例を表す概念図である。この図6(a)にあるように、本実施例の文字入力装置は、上記実施例を基本として、タッチ画面上に文字群ボタンと、入力文字候補として例えば「か」「き」「く」「け」「こ」などのボタンを表示する。そして「文字群ボタン」に対するなぞり動作や長押し動作を受付けると、図6(b)に示すように、その入力文字候補を濁点文字「が」「ぎ」「ぐ」「げ」「ご」や、カタカナ文字「カ」「キ」「ク」「ケ」「コ」に変換表示することを特徴とする。
図7は、本実施例の、文字群ボタンへのなぞり動作や長押し動作によって変換表示を行う文字入力装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「文字入力装置」(0700)は、上記実施例を基本として、「タッチ画面」(0701)と、複数の「文字群ボタン」(0702)と、「非文字群ボタン」(0703)と、「入力文字候補表示部」(0704)と、「文字入力部」(0705)と、を有する。なお、これらの構成要件については、上記実施例で記載済みであるので、その説明は省略する。そして、本実施例の文字入力装置は、さらに「第一動作検知部」(0706)と、「第一変換表示部」(0707)と、を有することを特徴とする。
図8は、本実施例の、入力文字候補のボタンへのなぞり動作や長押し動作によって変換表示を行う文字入力装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「文字入力装置」(0800)は、上記実施例を基本として、「タッチ画面」(0801)と、複数の「文字群ボタン」(0802)と、「非文字群ボタン」(0803)と、「入力文字候補表示部」(0804)と、「文字入力部」(0805)と、を有する。なお、これらの構成要件については、上記実施例で記載済みであるので、その説明は省略する。そして、本実施例の文字入力装置は、さらに「第二動作検知部」(0806)と、「第二変換表示部」(0807)と、を有することを特徴とする。
図9は、本実施例のタッチ操作を受付けるタッチ画面を有する文字入力装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、上記のような計算機の各ハードウェア構成によって実行されるステップであっても良いし、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず複数の文字からなる文字群をタッチ画面上に表示するための複数の文字群ボタンと、前記文字群を表示する機能を有さない非文字群ボタンと、をタッチ画面に表示する(ステップS0901:ボタン表示ステップ)。つづいて、ボタンの選択入力待ちステップとなり、複数の文字群ボタンの中で一の文字群ボタンが押されると、その押された文字群ボタンに対応する文字群に属する文字を入力文字候補としてタッチ画面上の非文字群ボタンの表示領域に上書表示する(ステップS0902:入力文字候補表示ステップ)。そして再度ボタンの選択入力待ちステップとなり、文字群ボタンをなぞる動作又は長押し動作を検知する(ステップS0903:第一動作検知ステップ)と、その文字群ボタンに対応して前記上書表示されている複数の入力文字候補に対してまとめて濁点・半濁点変換、大文字小文字変換、カタカナ・ひらがな変換、のいずれか一以上の変換を行って表示する(ステップS0904:第一変換表示ステップ)。
以上のように本実施例の文字入力装置によって、濁点・半濁点をはじめとする各種変換表示用のボタンを別途備えなくとも、それら変換表示を行いその文字入力を行うことができる。したがって、さらに情報表示領域を広く確保することができる。
<概要>
本実施例の特徴点は、上記実施例2同様に、タッチ画面上の文字群ボタンまたは入力文字候補のボタンに対するなぞり動作又は長押し動作を検知することで、入力文字候補を濁点半濁点文字や大文字小文字などに変換表示する機能を備える点である。そして実施例2との相違点は、その入力文字候補の表示領域が、非文字群ボタンの表示領域に限定されない点である。
図10は、本実施例の、文字群ボタンへのなぞり動作又は長押し動作によって変換表示を行う文字入力装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「文字入力装置」(1000)は、「タッチ画面」(1001)と、複数の「文字群ボタン」(1002)と、「入力文字候補表示部」(1003)と、「第一動作検知部」(1004)と、「第一変換表示部」(1005)と、「文字入力部」(1006)と、を有する。なお、「タッチ画面」、「文字群ボタン」、「第一動作検知部」、「第一変換表示部」、「文字入力部」については、上記実施例1や実施例2で説明した同名の構成要件と同様であるので、その説明は省略する。
図12は、本実施例の、入力文字候補のボタンへのなぞり動作や長押し動作によって変換表示を行う文字入力装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「文字入力装置」(1200)は、「タッチ画面」(1201)と、「一文字表示部」(1202)と、「第二動作検知部」(1203)と、「第二変換表示部」(1204)と、「文字入力部」(1205)と、を有する。なお、「タッチ画面」、「第二動作検知部」、「第二変換表示部」、「文字入力部」については、上記実施例1や実施例2で説明した同名の構成要件と同様であるので、その説明は省略する。
図13は、本実施例のタッチ操作を受付けるタッチ画面を有する文字入力装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、上記のような計算機の各ハードウェア構成によって実行されるステップであっても良いし、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず複数の文字からなる文字群をタッチ画面上に表示するための複数の文字群ボタンをタッチ画面に表示する(ステップS1301:文字群ボタン表示ステップ)。つづいて、ボタンの選択入力待ちステップとなり、複数の文字群ボタンの中で一の文字群ボタンが押されると、その押された文字群ボタンに対応する文字群に属する文字を入力文字候補としてタッチ画面上に表示する(ステップS1302:入力文字候補表示ステップ)。なお、その入力文字候補の表示領域は特に限定しない。
以上のように本実施例の文字入力装置によって実施例2と同様に、濁点・半濁点をはじめとする各種変換表示用のボタンを別途備えなくとも、入力文字候補に対してそれら変換表示を行いその文字入力を行うことができる。したがって、さらに情報表示領域を広く確保することができる。
<概要>
本実施例は、文字群ボタンで入力文字候補の絞込みや文字入力を行うことを特徴とする文字入力装置である。図14は、本実施例の文字入力装置における文字入力の際の画面遷移の一例を表す概念図である。この図14(a)にあるように、タッチ画面上に文字群ボタンが表示されている。そして例えば「さ〜と」の文字群ボタンが選択され、かつ左方向へのなぞり動作や2秒間の長押し動作が検知されれば、その文字群の範囲を当初文字群範囲の先頭にある「さ〜す」に絞り込む。また図14(b)に示すように、上方向へのなぞり動作や4秒間の長押し動作が検知されれば、その文字群の範囲を当初文字群範囲の真ん中にある「せ〜ち」に絞り込む。そしてこのようにして絞込まれた範囲の入力文字候補を所定の表示領域(1401)に表示する。あるいはそのような手順を繰り返して最終的に絞り込まれた一文字を文字入力する、という具合である。
図15は、本実施例の文字入力装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「文字入力装置」(1500)は、「タッチ画面」(1501)と、複数の「文字群ボタン」(1502)と、「第三動作検知部」(1503)と、「文字群個数絞込部」(1504)と、「文字入力部」(1505)と、を有する。なお、「タッチ画面」、「文字群ボタン」については、上記実施例1や実施例2で説明した同名の構成要件と同様であるので、その説明は省略する。
図16は、本実施例のタッチ操作を受付けるタッチ画面を有する文字入力装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、上記のような計算機の各ハードウェア構成によって実行されるステップであっても良いし、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。そして、この図にあるように、まず複数の文字からなる文字群をタッチ画面上に表示するための複数の文字群ボタンをタッチ画面に表示する(ステップS1601:文字群ボタン表示ステップ)。つづいて、その文字群ボタンへの入力待ちステップとなり、複数の文字群ボタンの中の一つの文字群ボタンに対するなぞり操作や長押し操作を受付けると、そのなぞり方向や長押し時間を検知する(ステップS1602:第三動作検知ステップ)。そして、検知したなぞり方向又は長押し時間に応じて、その文字群ボタンを構成する複数の文字の個数を絞り込む(ステップS1603:文字群個数絞込ステップ)。
以上のように、本実施例の文字入力装置によって、文字群ボタンのみで、あるいは文字群ボタンで表示、選択個数が絞り込まれた入力文字候補を利用して文字入力を行うことができる。したがって、「あ」「い」「う」など入力文字候補を個別に表示する領域を省略あるいは小さくすることができるので、情報表示領域をより広く利用することが可能となる。
0201 タッチ画面
0202 複数の文字群ボタン
0203 非文字群ボタン
0204 入力文字候補表示部
0205 文字入力部
Claims (7)
- タッチ操作を受付けるタッチ画面と、
複数の文字からなる文字群をタッチ画面上に表示するための複数の文字群ボタンと、
前記文字群を表示する機能を有さない非文字群ボタンと、
複数の文字群ボタンの中で押された文字群ボタンにより、その文字群ボタン対応する文字群に属する文字を入力文字候補としてタッチ画面上の非文字群ボタンの表示領域のみに上書表示する入力文字候補表示部と、
入力文字候補表示部によって表示された複数の入力文字候補から一の文字を選択することで文字入力を行うための文字入力部と、
を有する文字入力装置。 - 文字群ボタンをなぞる動作又は長押し動作を検知する第一動作検知部と、
第一動作検知部が文字群ボタンのなぞり動作又は長押し動作を検知した場合にその文字群ボタンに対応して前記上書表示されている複数の入力文字候補に対してまとめて濁点・半濁点変換、大文字小文字変換、カタカナ・ひらがな変換、のいずれか一以上の変換を行って入力文字候補表示部に表示する第一変換表示部と、
を有する請求項1に記載の文字入力装置。 - 入力文字候補表示部にて表示された複数の入力文字候補のいずれかをなぞる動作又は長押し動作を検知する第二動作検知部と、
第二動作検知部がなぞり動作又は長押し動作を検知した場合に、前記上書表示されている複数の入力文字候補に対してまとめて濁点・半濁点変換、大文字小文字変換、カタカナ・ひらがな変換、のいずれか一以上の変換を行って入力文字候補表示部に表示する第二変換表示部と、
を有する請求項1または2に記載の文字入力装置。 - タッチ操作を受付けるタッチ画面と、
複数の文字からなる文字群をタッチ画面上に表示するための複数の文字群ボタンと、
複数の文字群ボタンの中で押された文字群ボタンにより、その文字群ボタン対応する文字群に属する文字を入力文字候補として表示する入力文字候補表示部と、
文字群ボタンをなぞる動作又は長押し動作を検知する第一動作検知部と、
第一動作検知部が文字群ボタンのなぞり動作又は長押し動作を検知した場合にその文字群ボタンに対応する複数の入力文字候補に対してまとめて濁点・半濁点変換、大文字小文字変換、カタカナ・ひらがな変換、のいずれか一以上の変換を行って入力文字候補表示部に表示する第一変換表示部と、
入力文字候補表示部によって表示された複数の入力文字候補から一の文字を選択することでその文字入力を行うための文字入力部と、
を有する文字入力装置。 - タッチ操作を受付けるタッチ画面と、
カタカナ、ひらがな、アルファベットの一文字ずつを入力文字候補としてタッチ画面に複数表示する一文字表示部と、
一文字表示部にて表示された複数の入力文字候補のいずれかをなぞる動作又は長押し動作を検知する第二動作検知部と、
第二動作検知部がなぞり動作を検知した場合に表示されている複数の入力文字候補に対してまとめて濁点・半濁点変換、大文字小文字変換、カタカナ・ひらがな変換、のいずれか一以上の変換を行って一文字表示部に表示する第二変換表示部と、
一文字表示部によって表示された複数の入力文字候補から一の文字を選択することでその文字入力を行うための文字入力部と、
を有する文字入力装置。 - タッチ操作を受付けるタッチ画面と、
複数の文字からなる文字群をタッチ画面上に表示するための複数の文字群ボタンと、
文字群ボタンをなぞる方向又は長押し時間を検知する第三動作検知部と、
第三動作検知部で検知したなぞり方向又は長押し時間に応じて、その文字群ボタンを構成する複数の文字の個数を絞り込む文字群個数絞込部と、
文字群個数絞込部によって絞り込まれた文字の入力を行うための文字入力部と、
を有する文字入力装置。 - タッチ操作を受付けるタッチ画面を有する文字入力装置の動作方法であって、
複数の文字からなる文字群をタッチ画面上に表示するための複数の文字群ボタンと、前記文字群を表示する機能を有さない非文字群ボタンと、をタッチ画面に表示するボタン表示ステップと
複数の文字群ボタンの中で押された文字群ボタンにより、その文字群ボタン対応する文字群に属する文字を入力文字候補としてタッチ画面上の非文字群ボタンの表示領域のみに上書表示する入力文字候補表示ステップと、
入力文字候補表示ステップによって表示された複数の入力文字候補から一の文字を選択することで文字入力を行う文字入力ステップと、
を計算機に実行させる文字入力装置の動作方法。
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