JP5681825B2 - パーティクル濃度測定装置 - Google Patents
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Description
従来、この種の粒子濃度(パーティクル濃度)を測定する装置として、サンプリングチューブにより空気を吸引ポンプの作動により吸引し、その空気の粒子個数を光散乱法によって求めるサンプリング吸引方式のものが、最も一般的に知られている。しかし、この装置では、サンプリングチューブを被測定位置に設置する必要があるため、吸引によって流れが変わってしまう空間での測定はできず、測定場所の自由度が低かった。
前記開口内部に面状の光膜を形成する光膜形成手段と、
前記光膜を通過する粒子の散乱光を受光して粒子を検出する粒子検出手段と、
前記光膜を単位時間に通過する気流の容積に対する、前記粒子検出手段により検出された粒子の総数に基づき、粒子濃度を算出する演算手段と、
を有し、
さらに、前記粒子検出手段は、前記光膜形成手段に対して気体の流れの上流側の前記開口内部を通る直交線に交差しない外れた位置に配置され、前記粒子検出手段の受光軸が前記光膜に対して傾斜しており、
前記光膜形成手段に対して気体の流れの下流側に、前記気体の流れに対する傾斜角度を可変とする可動羽根が複数設けられており、かつ、これら可動羽根は光の難透過性又は非透過性である、
ことを特徴とするものである。
光膜形成手段によって、前記開口内部全体又は一部に面状の光膜を形成し、粒子検出手段によって前記光膜を通過する粒子の散乱光を受光して粒子を検出することができる。その結果、前記光膜を単位時間に通過する気流の容積を適宜の手段によって算出しておき(たとえば気流の速度と測定対象の面積と受光時間とにより気流の容積を算出することができる。)、その容積に対する、前記粒子検出手段により検出された粒子の総数に基づき、粒子濃度を演算手段によって算出することができる。
本発明においては、空間を実質的に環状の仕切りによって区画することにより、光膜を単位時間に通過する気流の容積を容易に求めることができ、さらに、その区画領域全体又は一部に面状の光膜を形成し前記光膜を通過する粒子の散乱光を受光して粒子を検出することにより、光膜を単位時間に通過する気流の容積に対する粒子の総数に基づき、粒子濃度を算出することができるのである。
したがって、クリーンルームにおける一様な一方向の流れが確保されている部位あるいは層流(ラミナーフロー)を供給する流れの部位などにおいて粒子を検出する場合、従来例のように気流を乱すことがないし、受光時間を長くすることも可能であり、後述のように粒子濃度を高い精度をもって測定することができるとともに、1μm以下の微粒子についても検出可能である。
しかし、特に前記粒子検出手段の受光軸が前記光膜に対して傾斜している形態においては、前記気体の流れの下流側に、背景として、光の難透過性又は非透過性の可動羽根を複数設け、気体の流れに対して傾斜させておけば、気流の流れを阻害しないものとなり、しかも、可動羽根に無反射背景と同様の機能を持たせることができる。
パーティクル濃度測定装置は、気流が一様に前記開口内部を流れる部位に設けられ、前記測定領域形成部、前記光膜形成手段、及び前記粒子検出撮像カメラ手段は位置固定であるものである。
前記測定領域形成部、前記光膜形成手段、及び前記粒子検出手段が一体となって直線移動するように構成されたものである。
そこで、前記測定領域形成部を直線移動させることにより、たとえ気流が生成されていなくとも、「相対的」には仕切りにより区画された開口内部を直交して気体が流れることになるから、光膜を単位時間に通過する気流の容積を把握できるのである。
態様2の下で、前記粒子検出手段は、前記開口内部を通る直交線に交差しない外れた位置に配置され、前記粒子検出手段の受光軸が前記光膜に対して傾斜している構成のものである。
本実施の形態に係る図1に示すパーティクル濃度測定装置は、たとえば一様に一方向に流れる一方向流型(又は整流型)クリーンルームの天井フィルタ(HEPAフィルタ)1の直下の領域内に水平配置して、塵埃等の粒子濃度を測定するために使用される。
前記仕切り10に隣接してケーシング11が設けられ、このケーシング11内にレーザ光走査手段12A、及び走査レーザ光を面状の光膜FLとして、仕切り10の開口内部に与える面状の光膜を形成する平行化手段12Bとを含む光膜形成手段が設けられている。
この撮像手段15は、光膜FLを通過する粒子の散乱光を受光して粒子を検出する粒子検出手段を構成している。
c:粒子濃度
n:粒子数
r:計測領域面積
v:気流速度
T:計測時間
なお、本発明に係るパーティクル濃度測定装置の第3の実施の形態(装置全体が一体となって直線移動するように構成された形態:図8の例)では、「v」として「気流速度」ではなく、装置の「移動速度」として粒子濃度cを求めることができるものである。
レーザ光発生器2から前方に出射したレーザ光L0は、詳細の図示を省略した角度変換ミラー7、8により角度変換した上で、走査手段12Aに入り、この走査手段12Aは直線的レーザ光を受けて扇形に拡げるべくスキャニングする。
走査手段として、ガルバノミラー、レゾナンドミラー、ポリゴンミラーなどを使用できる。走査手段12Aによる振れ角θは適宜選定または調整できる。その結果、平行スキャナビーム光の幅の調整が可能となる。
光膜FLは、仕切り10の開口内部全体に形成できるほか、図3のように狭い幅に形成することもできる。さらに、図2に示すように、前後方向の受光(撮像)領域は、仕切り10の開口内部の前後方向の全体でなく一部であってもよい。
撮像手段15は、仕切り10及び光膜FLとの位置関係が既知として予め把握できるので、撮像画像の処理範囲が、仕切り10の開口内部全体でなくとも「計測領域面積r」を定めるのになんら問題はない。
他方、上記例では、仕切り10又は光膜FLの、気流の流れの上流側に撮像手段15を設けたが、下流側に設けてもよい。
カメラ撮像手段15の撮影映像からカウントした微粒子の値とパーティクルカウンタの0.5μmレンジ以上の値の合計値との比較を行った結果を図9に示す。プロット点が測定値であり、y=1.4601xが本発明による測定値の近似式、y=xがパーティクルカウンタ0.5μmレンジ以上の個数合計値とカメラ個数値の値が同じ値の場合の線であり、本発明の近似式y=1.4601xが、y=xより点が上部にあることから、確実に0.5μm以上の粒子がカウントできていることが確認できる。
前記気体の流れの上流側の光膜FLより下流側に、気体の流れに対する傾斜角度を、支持中心30aを中心にして可変とする可動羽根30、30…が複数設けられており、かつ、これら可動羽根30、30…は光の難透過性又は非透過性である構成のものである。すなわち、無反射背景と同様な暗色系の材料又は表面処理したものを使用する。
しかるに、本形態に従って、気体の流れの下流側に、背景として、光の難透過性又は非透過性の可動羽根30、30…を複数設け、気体の流れに対して傾斜させておけば、気流の流れを阻害しないものとなり、しかも、可動羽根に無反射背景と同様の機能を持たせることができる。
なお、可動羽根30、30…群は仕切り10に設けるほか、その仕切り10より下流側に別の支持部材に支持させて配置することもできる。
たとえば、気流が室内を一様に一方向に流れる一方向流型(又は整流型)でない、非整 流型のクリーンルームや、気流が生成されておらず、単に粒子が浮遊している場合などにおいては、気体の容積を的確に把握できないあるいは不明となる。
そこで、本発明に係るパーティクル濃度測定装置の第3の実施の形態に従って、測定領域形成部を直線移動させれば、たとえ気流が生成されていなくとも、「相対的」には仕切り10により区画された開口内部を直交して気体が流れることになるから、光膜FLを単位時間に通過する気流の容積を把握できるのである。
また、必要ならば、光膜FLを受ける仕切り10部分に、光トラップ(図示せず)を設け、光膜FLの受光した光を反射しないように構成することができる。
10 仕切り
11 ケーシング
12A レーザ光走査手段
12B 平行化手段
15 撮像手段
20 画像信号処理装置
21 気流速度検出器
22 粒子濃度演算手段
30 可動羽根
42 ボールネジ軸
43 駆動モータ
FL 光膜
Claims (1)
- 実質的に環状の仕切りを有し、この仕切りにより区画された開口内部を直交して気体が相対的に流れるようにした測定領域形成部と、
前記開口内部に面状の光膜を形成する光膜形成手段と、
前記光膜を通過する粒子の散乱光を受光して粒子を検出する粒子検出手段と、
前記光膜を単位時間に通過する気流の容積に対する、前記粒子検出手段により検出された粒子の総数に基づき、粒子濃度を算出する演算手段と、
を有し、
さらに、前記粒子検出手段は、前記光膜形成手段に対して気体の流れの上流側の前記開口内部を通る直交線に交差しない外れた位置に配置され、前記粒子検出手段の受光軸が前記光膜に対して傾斜しており、
前記光膜形成手段に対して気体の流れの下流側に、前記気体の流れに対する傾斜角度を可変とする可動羽根が複数設けられており、かつ、これら可動羽根は光の難透過性又は非透過性である、
ことを特徴とするパーティクル濃度測定装置。
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