JP5681245B2 - パスタ用フォーク - Google Patents
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Description
本発明は、パスタ用フォークに関し、特に、パスタ等の麺類の食事に好適に使用されるパスタ用フォークに関するものである。
スパゲッティなどの麺類を食べる際は、フォークのヘッド部分の櫛歯を麺に突き刺した後、柄を軸にしてヘッド部分を回転させて麺を櫛歯に絡ませ、口に持っていくようにしている。このフォークの回転操作をしやすくするため、柄にらせんを設けたフォークがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のフォークでは、スパゲティなどの麺を食するときは、フォークの柄を握って麺に櫛歯を突き刺した後、手首をひねって回転操作して麺を櫛歯に絡ませるものである。その際、柄部にらせんがあると多少は回転させやすいが、フォークの櫛歯部は従来の一般的なフォークと同様、平面上に並設された構造であるため、食器上で回転させて麺を絡ませる際、櫛歯部の先端の全体が食器上に当たってしまい、フォークがスムーズに回転しにくいという問題があった。
本発明は、指を柄に沿って滑らせるという簡単な操作でヘッド部分を回転させて麺を絡ませることが可能なパスタ用フォークを提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、後端部付近から櫛歯部にかけて外周にらせん部が形成された柄を備え、前記櫛歯部は、前記柄の先端部に突出し、該柄と同一の中心軸を持つ中心櫛歯と、該中心櫛歯を中心とする円周上において下方に突出する複数の外周櫛歯とからなる立体構造であり、かつ前記中心櫛歯を前記外周櫛歯より長くしたパスタ用フォークである。
請求項2記載の発明は、前記柄は、上部から下部に向かって徐々に径が小さくなるように形成されている。
請求項3記載の発明は、前記中心櫛歯及び外周櫛歯の側縁に凹凸部を形成したものである。
本発明は、柄にらせん部を設け、櫛歯を立体構造とすることにより、麺が絡みやすく、指をらせん部に沿ってすべらせるという簡単な操作で櫛歯部分を回転させて麺を絡ませることができる。
図1は本発明の第1実施形態のパスタ用フォークの正面図、図2は図1の右側面図、図3は図1のA−A線断面図である。
パスタ用フォーク1は、柄2と、この柄2の先端のヘッド部分に形成された立体状の櫛歯部3とからなる。柄2は、後端部は細い板状部分2aであり、その下部には板状部分2aをねじることによりらせん部2bが形成されている。らせん部2bは、らせん状の凸条4及びこの凸条4に沿うらせん状の溝5からなる。この凸条4の両側縁には丸みをつけることにより、指のすべりをよくしている。らせん部2bは細長い板状の部材をねじることにより形成し、軸線Lに対する角度はできるだけ小さくすることが好ましい。
櫛歯部3は、柄2の下端部に形成された円盤部12から下方に突出して立体的に構成されたものである。すなわち、柄の下端に形成された中心櫛歯3aと、この中心櫛歯3aの外周であって、中心櫛歯3aを中心とする円周上で下方に突出する複数の外周櫛歯3b、3c、3dを備えた立体構造のものである。中心櫛歯3a及び柄2は共通の中心軸線Lを持つように構成している。中心櫛歯3aは、外周櫛歯3b、3c、3dよりも少し長くなっており、食器皿14に垂直に立てた際、中心櫛歯3aだけが食器皿の表面に当接するようになっている。外周櫛歯3b、3c、3dの下端部は内側、すなわち、中心櫛歯3aの方向に曲げてあり、全体として先端がすぼまった形状となっている。
図1に示すように、このパスタ用フォーク1を使用するには、櫛歯3a〜3dをパスタなどの麺に突き刺し、中心櫛歯3aの先端を皿14の上面に当接させた状態で、利き腕の親指8をらせん部2bの片側の面に、人差し指9、中指10、薬指11を反対側の面に当て、この状態でらせん部2bに沿って下方に滑らせていく。これにより、らせん部2bの作用で柄2に回転力が付与され、中心櫛歯3aを支点として櫛歯3b、3c、3dが回転する。中心櫛歯3aは柄2の軸線Lと同一線上に形成しているので、中心櫛歯3aの先端を支点としてフォーク1の櫛歯3b、3c、3dは円滑に回転する。これにより、麺は櫛歯3a〜3dに絡みついた状態となり、そのまま持ち上げて口に運ぶことができる。
なお、突き刺す麺の量が多すぎて櫛歯3a、3b、3cが回転しにくい場合は、麺の一部を皿の周辺寄りに移動させて適量に広げた状態で突き刺すようにすれば、円滑に回転させて麺を絡ませることができる。
櫛歯3a〜3dの本数は、図示の実施形態では外周櫛歯3b、3c、3dが3本であるが、3本以上でもよい。いずれにしても、中心櫛歯3aは他の外周櫛歯3b、3c、3dより先端方向に突出する長さに形成し、かつ中心櫛歯3aと柄2の中心軸線Lを共通に形成することで、中心櫛歯3aの先端を支点として円滑に回転させることができる。
図4は本発明の第2の実施形態であって、各櫛歯3a〜3dの側縁部に波状の凹凸部7を形成することにより、麺を絡みつきやすくすることができる。また、各櫛歯3a〜3dの先端を尖らせず、丸みをつけることにより、安全性をはかることができる。
さらにまた、部柄2の後端部に鶴などの鳥類あるいはペットなどのフィガー部13を設けることも可能である。これにより、柄2の回転に伴ってフィガー部13も回転し、興趣を増すことができる。
図5は、本発明のパスタ用フォークの第3の実施形態である。この実施形態では柄2を上部から下部に向かって徐々に径が小さくなるように形成されている。これにより、図1に示すように、指を滑らせる際に指の滑りがよくなり、回転させやすくなる。
以上のように、本発明によれば、フォークをほぼ垂直に皿上に立てて、柄2のらせん部2bに沿って上から下に指を滑らせるだけでフォークに回転を与えることができ、手首をひねって回転させる必要がないので、力の弱い子供や高齢者でも簡単に麺をフォークに絡ませることができるとともに、フォークの操作に面白みがあり、食事を楽しくすることができる。特に、櫛歯部3を中心櫛歯3aの外周に外周櫛歯3b、3c、3dを円周上に立体的に形成することにより、中心櫛歯3aを支点として櫛歯全体がスムーズに回転しやすく、麺の絡みつきが良好になる。
1 パスタ用フォーク
2 柄
2b らせん部
3 櫛歯部
3a 中心櫛葉
3b、3c、3d 外周櫛歯
4 凸条
5 溝
7 凹凸部
13 フィガー部
2 柄
2b らせん部
3 櫛歯部
3a 中心櫛葉
3b、3c、3d 外周櫛歯
4 凸条
5 溝
7 凹凸部
13 フィガー部
Claims (3)
- 後端部付近から櫛歯部にかけて外周にらせん部が形成された柄を備え、前記櫛歯部は、前記柄の先端部に突出し、該柄と同一の中心軸を持つ中心櫛歯と、該中心櫛歯を中心とする円周上において下方に突出する複数の外周櫛歯とからなる立体構造であり、かつ前記中心櫛歯を前記外周櫛歯より長くしたことを特徴とするパスタ用フォーク。
- 前記柄は、上部から下部に向かって徐々に径が小さくなるように形成されている請求項1記載のパスタ用フォーク。
- 前記中心櫛歯及び外周櫛歯の側縁に凹凸部を形成した請求項1または2記載のパスタ用フォーク。
Priority Applications (1)
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JP2013156082A JP5681245B2 (ja) | 2013-07-09 | 2013-07-09 | パスタ用フォーク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013156082A JP5681245B2 (ja) | 2013-07-09 | 2013-07-09 | パスタ用フォーク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015016277A JP2015016277A (ja) | 2015-01-29 |
JP5681245B2 true JP5681245B2 (ja) | 2015-03-04 |
Family
ID=52437890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013156082A Expired - Fee Related JP5681245B2 (ja) | 2013-07-09 | 2013-07-09 | パスタ用フォーク |
Country Status (1)
Country | Link |
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2013
- 2013-07-09 JP JP2013156082A patent/JP5681245B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2015016277A (ja) | 2015-01-29 |
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