JP5680934B2 - 静電変換装置および静電変換装置の製造方法 - Google Patents
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Description
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。
図1〜図4に示すように、本実施の形態に係る静電変換装置1は、上面に酸化シリコン等の絶縁膜12が形成されたシリコン等からなる半導体基板11と、この半導体基板11上方に設けられ、この半導体基板11の平面に対して平行な第1の方向(以下、「Y方向」という。)に揺動可能に支持された可動部材15と、絶縁膜12上の可動部材15からY方向に直交する方向(以下、「X方向」という。)に離間した位置に設けられた複数の第1の固定電極16および第2の固定電極17とを備えている。ここで、可動部材15、第1の固定電極16および第2の固定電極17は、半導体基板11上において互いに絶縁分離されている。また、第2の固定電極17の表面は、絶縁帯電体18により覆われている。さらに、本実施の形態では、可動部材15と第1の固定電極16とは、配線19を介して一対の端子20に接続されている。可動部材15は一方の端子20に電気的に接続され、複数の第1の固定電極16は電気的に共通に他方の端子20に接続されている。この端子20は、外部負荷21と接続可能に構成されている。
なお、便宜上、X方向およびY方向に垂直な方向、すなわち半導体基板11の平面に対して垂直な方向を「Z方向」という。また、X方向において、柱部材13aから柱部材13bに向かう側を正の側とする。同様に、Y方向において、図1の紙面に対して上方を正の側とする。同様に、Z方向において、半導体基板11から離間する側を上側または上方、半導体基板11に近づく側を下側または下方とする。また、図2〜図4においては、切断面以外については記載を省略している。
次に、図5〜図7を参照して、本実施の形態に係る静電変換装置による発電動作について説明する。
次に、本実施の形態に係る静電変換装置の製造方法の一例について、図8A〜図8Hを参照して説明する。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態は、上述した第1の実施の形態の静電変換装置1において、可動部材15の上面に可動電極を設けるとともに、この可動電極と対向する位置に固定電極をさらに設けたものである。したがって、上述した第1の実施と同等の構成要素については、同じ名称および符号を付して、適宜説明を省略する。
図9〜図11に示すように、本実施の形態に係る静電変換装置2は、半導体基板(以下、「第1の半導体基板」という。)11と、この第1の半導体基板11の上方に所定距離離間して配置された第2の半導体基板31と、第1の半導体基板11と第2の半導体基板31との間に配設され、これらの距離を所定の距離に保つスペーサ部材41とを備えている。なお、図9〜図11においては、切断面以外については記載を省略している。
次に、図12,図13を参照して、本実施の形態に係る静電変換装置の発電動作について説明する。なお、第1の絶縁帯電体18を用いた発電動作については、上述した第1の実施の形態と同等であるので、説明を省略する。以下において、第2の絶縁帯電体35を用いた発電動作について説明する。ここで、本実施の形態では、可動部材15と第1の固定電極16とは、配線19を介して一対の端子20に接続されている。可動部材15は一方の端子23に電気的に接続され、複数の第3の固定電極33は電気的に共通に他方の端子30に接続されている。この端子23は、外部負荷21と接続可能に構成されている。これにより、第2の可動電極15bと第3の固定電極33とは、外部負荷24を介して電気的に接続されている。
次に、本実施の形態に係る静電変換装置の製造方法の一例について、図14A〜図14Gを参照して説明する。
Claims (7)
- 第1の基板と、
前記第1の基板上に垂設された第1の帯電体と、
前記第1の帯電体と離間して前記第1の基板上に垂設された第1の固定電極と、
前記第1の帯電体および前記第1の固定電極と離間して前記第1の基板上方に設けられ、この第1の基板の平面に対して平行な第1の方向に移動可能に支持された可動部材と、
この可動部材に設けられ、前記第1の方向に延在する部材からなる第1の可動電極と
を備え、
前記第1の可動電極は、前記可動部材の移動に伴って、前記第1の帯電体と前記第1の固定電極との間を出入りし、
前記第1の基板上に前記第1の方向に対して垂直な第2の方向に所定間隔離間して垂設された棒状の一対の柱部材と、
一方の前記柱部材の上端に一端が支持され、他方の前記柱部材に向かって前記第1の基板の平面方向に延在する一対の梁部材と
をさらに備え、
前記可動部材は、直方体の形状を有し、前記柱部材と対向する一対の第1の側面に前記梁部材の他端が接続されることにより前記第1の基板上方に配設され、
前記第1の可動電極は、前記可動部材の前記第1の側面と直交する第2の側面に設けられ、
前記第1の帯電体および前記第1の固定電極は、前記第2の側面から離間して配置される
ことを特徴とする静電変換装置。 - 外部負荷と接続される第1の端子および第2の端子をさらに備え、
前記第1の端子は、前記第1の固定電極に接続され、
前記第2の端子は、前記第1の可動電極に接続される
ことを特徴とする請求項1記載の静電変換装置。 - 前記第1の可動電極は、前記可動部材の前記第1の方向における正負両側に設けられ、
前記第1の固定電極は、前記第1の可動電極と離間して設けられ、
前記第1の帯電体は、前記第1の可動電極と離間して設けられる
ことを特徴とする請求項1または2記載の静電変換装置。 - 前記第1の帯電体と前記可動部材との間隔は、前記第1の固定電極と前記可動部材との間隔よりも短い
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の静電変換装置。 - 前記可動部材を挟んで前記第1の基板と平行に設けられた第2の基板と、
前記第2の基板の前記可動部材と対向する面上に設けられた第2の固定電極と、
前記第2の基板の前記可動部材と対向する面上に、前記第2の固定電極から前記第2の方向に離間して配設された第2の帯電体と、
前記可動部材の前記第2の基板と対向する面上に垂設された第2の可動電極と
をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の静電変換装置。 - 前記第2の可動電極は、前記第2の方向に互いに所定間隔離間して複数設けられ、
前記第2の固定電極および前記第2の帯電体は、前記第2の方向に交互に複数設けられる
ことを特徴とする請求項5記載の静電変換装置。 - 基板と、この基板上に垂設された第1の帯電体と、前記第1の帯電体と離間して前記基板上に垂設された第1の固定電極と、前記第1の帯電体および前記第1の固定電極と離間して前記基板上方に設けられ、この基板の平面に対して平行な第1の方向に移動可能に支持された可動部材と、この可動部材に設けられ、前記第1の方向に延在する部材からなる第1の可動電極とを備え、前記第1の可動電極は、前記可動部材の移動に伴って、前記第1の帯電体と前記第1の固定電極との間を出入りし、前記基板上に前記第1の方向に対して垂直な第2の方向に所定間隔離間して垂設された棒状の一対の柱部材と、一方の前記柱部材の上端に一端が支持され、他方の前記柱部材に向かって前記基板の平面方向に延在する一対の梁部材とをさらに備え、前記可動部材は、直方体の形状を有し、前記柱部材と対向する一対の第1の側面に前記梁部材の他端が接続されることにより前記基板上方に配設され、前記第1の可動電極は、前記可動部材の前記第1の側面と直交する第2の側面に設けられ、前記第1の帯電体および前記第1の固定電極は、前記第2の側面から離間して配置される静電変換装置の製造方法であって、
上面に絶縁膜が形成されたシリコン基板を用意する第1のステップと、
前記絶縁膜上にフォトレジストを塗布し、このフォトレジストに対して所定の形状のマスクパターンを用いて露光することにより所定の箇所に第1の開口部が形成された第1のレジストパターンを形成する第2のステップと、
メッキ法により前記第1の開口部内に金属を堆積して第1の金属パターンを形成した後、前記第1のレジストパターンを除去することにより、前記第1の固定電極の下部および第2の固定電極の下部を形成する第3のステップと、
前記第1の金属パターンを含む前記絶縁膜上に、前記第1の金属パターンの上面を露出させた第1の犠牲層を形成する第4のステップと、
前記第1の犠牲層上にフォトレジストを塗布し、このフォトレジストに対して所定の形状のマスクパターンを用いて露光することにより所定の箇所に第2の開口部が形成された第2のレジストパターンを形成する第5のステップと、
メッキ法により前記第2の開口部内に金属を堆積して第2の金属パターンを形成した後、前記第2のレジストパターンを除去することにより、前記第1の固定電極の上部、前記第2の固定電極の上部、前記可動部材および前記可動電極を形成する第6のステップと、
前記第1の犠牲層を除去する第7のステップと、
前記第2の固定電極の表面に、電着により前記第1の帯電体を形成する第8のステップと
を有することを特徴とする静電変換装置の製造方法。
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