JP5678387B2 - 動画データ配信・鑑賞システム、番組動画データ配信装置、広告動画データ配信装置、および動画データ鑑賞装置、 - Google Patents
動画データ配信・鑑賞システム、番組動画データ配信装置、広告動画データ配信装置、および動画データ鑑賞装置、 Download PDFInfo
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Description
一方近年、いわゆるサーバ型放送の実用化も進み、インターネット経由で番組配信サーバからダウンロードした番組動画データを解凍再生することにより動画番組を鑑賞することも可能となっている。しかしながら、このような通信によるサーバ型放送にあっては放送時間の概念が崩れ、ユーザは自分の都合に合わせて番組動画データをダウンロードし鑑賞することが可能となった。
通常の放送の場合は、コマーシャルメッセージの終了を待たないと次の番組内容が放送されないたが、サーバ型放送ではこのような時間的制約がない。従って、番組提供側で何らかの手段を講じないとコマーシャルメッセージに該当する広告動画データを見ずに番組動画データだけを見ることが可能となり、広告主にとっては、広告料を負担して番組提供をする意味がなくなる。
しかしながら、これはあくまで広告主の立場に配慮した工夫であり、番組動画データにしか関心がない視聴者(以下ユーザと称する)の立場からすれば、なんとかCMカットをしたいという動機は残る。
しかしながら、一般に広告というものは、情報を求めているユーザに商品情報を提供するだけでなく、元々関心がなかったユーザに新規なコンセプトの商品を知らしめて購買欲を喚起するという目的もあり、商品とのマッチングのよいユーザを最初から限定してしまうと市場開拓を誤る可能性もある。
以上のような見地から、従来のテレビ放送は、番組への関心をベースとしてユーザを時間的に拘束し、コマーシャルメッセージを自然にユーザに見せてしまうものであり、特に元々商品に関心のなかったユーザに対してはきわめて効果の高い広告媒体であった。また、テレビ操作上の何の負担も強いられることなしに番組の中に自動的にコマーシャルメッセージが挿入されることは、関心のないことに時間を取られる不満がある一方で、むしろユーザにとっては一つの利点でもあった。
サーバ型放送においても強制的に広告動画データを見るようにユーザを縛る工夫は、このような従来のテレビ放送の広告媒体効果とその利点を継承しようとするものであるが、もはや本質的に時間的拘束が外れてしまったサーバ型放送において上記のような人工的な工夫を継続することは、従来からの広告主の立場とユーザの立場の矛盾を浮き彫りにし、ユーザのCMカットへの要望をより強くすることになりかねない。そして、この要望が強ければ、広告動画データを見せようとする工夫に対抗してこれを見なくても済むようにする工夫も一方で行われるのが技術発展の歴史の常である。
しかしながら、コマーシャルメッセージを見て欲しいという広告主の立場と関心のないコマーシャルメッセージに時間をとられたくないというユーザの立場の矛盾をユーザに操作上の負担をかけることなく解決する上での問題点はなお残っている。
上記において、番組動画データ配信装置は、具体的には例えば番組動画データを配信するテレビ局である。また、広告動画データ配信装置は、具体的には例えば広告動画データを配信する広告配信局であり、その発行する番組動画データ鑑賞権は、具体的には例えばテレビ局の配信する番組動画データの鑑賞に使用できるポイントである。さらに、動画データ鑑賞装置は、具体的には例えばユーザのテレビである。
以上の構成によって、動画データ鑑賞装置側では、広告動画データの閲覧実績に応じて発行された番組動画データ鑑賞権を任意の番組動画データの鑑賞に使用することが可能となり、特定の広告動画データを閲覧することが特定の番組動画データを鑑賞するための条件となる等の不自由から開放される。
なお、上記の特徴は、番組動画データ配信装置と広告動画データ配信装置とが一体であったり、同一の事業体に含まれていたりする場合でも適用可能である。
上記の構成によって、番組動画データ配信装置は番組動画データの鑑賞実績に応じた広告料収入の配分を広告動画データ配信装置から受けることができる。
本発明の他の具体的な特徴によれば、番組動画データ配信装置は、番組動画データ鑑賞権が不足する場合でもこれをクレジットして動画データ鑑賞装置に番組動画データの鑑賞を許可する制御手段を有する。
上記の構成によって、動画データ鑑賞装置側では、番組動画データ鑑賞を鑑賞するためにはそれに先立って広告動画データの閲覧による番組動画データ鑑賞権の発行を受けなければならない等の不自由から開放される。クレジットされた番組動画データ鑑賞権は番組動画データ鑑賞後に広告動画データを閲覧することなどによって事後埋め合わせればよい。
上記の構成によって、動画データ鑑賞装置側では、発行元に応じて番組動画データ鑑賞権を使い分けなければならない等の不自由から開放される。なお、当然ながら、例外の広告動画データ配信局が存在したとしても、少なくとも複数の広告動画データ配信局について上記利点を享受できれば、本発明の範囲内である。
上記の構成によって、動画データ鑑賞装置側では、番組動画データ配信装置に応じて番組動画データ鑑賞権を使い分けなければならない等の不自由から開放される。なお、当然ながら、例外の番組動画データ配信局が存在したとしても、少なくとも複数の番組動画データ配信局について上記利点を享受できれば、本発明の範囲内である。
上記の構成によって、広告主から広告配信装置への広告料の支払いおよび広告配信装置から番組動画データ配信装置への広告料の分配が、動画データ鑑賞装置による広告動画データおよび番組動画データの鑑賞実績に応じて行われることになり、システムが円滑に機能する。
なお、この特徴は、広告動画データ配信装置が、鑑賞可能な番組動画データを指定して動画データ鑑賞装置に番組動画データ鑑賞権を発行する制御手段を有している場合であっても適用可能である。このような番組指定の番組動画データ鑑賞権は、番組指定のない汎用の番組動画データ鑑賞権に比べて使用に不自由さがあるが、その使用価値を汎用の番組動画データ鑑賞権よりも高くすればその存在意義がある。これによってユーザの獲得動機が高まるとともに、広告主にとっても番組の人気によって閲覧機会が増えるメリットがあるので割高の広告料に不満はない。さらに、番組動画データ配信装置側でも、高視聴率が望めない専門番組の制作を可能とする広告料の分配を受けることができる。
上記の構成によって、任意の番組動画データに使用可能な番組動画データ鑑賞権が先に使用されて鑑賞可能な番組動画データが指定されている番組動画データ鑑賞権が残ってしまうような不合理が防止される。
上記の構成によって、広告動画データの閲覧実績に応じて動画データ鑑賞権が発行されるとともに、広告配信装置から番組動画データ配信装置への広告料の分配が、動画データ鑑賞権の使用実績に応じて行われることになり、システムが円滑に機能する。
なお、この特徴は、広告動画データ配信装置が広告主と一体である場合であっても適用可能である。つまり、広告主が広告動画データ配信装置を持つ専門業者に管理を任せて広告料を支払う場合だけではなく、広告主自体が広告動画データ配信装置を有し、広告動画データの配信と動画データ鑑賞権の発行を管理する場合であっても、本発明の上記特徴は適用可能である。
上記の構成によれば、同一番組動画データに対して異なる発行元からの番組動画データ鑑賞権が混在して使用された場合であっても、番組動画データ鑑賞権の複数の発行元に対し、その発行実績に基づいた広告料分配の要求を行うことができる。
上記の構成によれば、「番組録画」状態で番組動画データの配信を受けた場合、それを実際に解凍・再生した時点で対価の決済が行われるので、再生をしなかった場合には対価の決済を免れることができる。
一方で、本発明の具体的な特徴によれば、管理手段は、鑑賞済みによって再度対価決済保留状態となった番組動画データが再度鑑賞されてときにも再度対価の決済を行う。このように配信基準ではなく再生実績基準で対価の決済を行うという考え方は、番組動画データの繰り返し再生やコピー再生に対しその都度対価を請求する合理性にもつながり、番組動画データというモノの引渡しへの対価ではなく、番組鑑賞というサービスへの対価が求められていることを明らかにすることができる。
クレジット状態ではまだ番組動画データ鑑賞権が使用されていないし、その発行さえまだ行われていない可能性がある。さらにクレジット期限が超過すれば番組動画データ鑑賞権ではなく金銭による決済が行われる可能性もあり、この場合、番組動画データの鑑賞は広告動画データの閲覧と無関係に有料で行われることになる。このような種々の可能性による事後の混乱を避けるため、上記の本発明の具体的な特徴による管理手段は、クレジットされた番組動画データ鑑賞権を記録手段に記録させない。
上記の構成によれば、広告動画データの配信を受ける個々の動画データ鑑賞装置側における広告動画データへの関心に応じ、その動画データ鑑賞装置に対する広告動画データの再生管理情報を変更することができ、例えば、動画データ鑑賞装置側のニーズに合わせた広告動画データが再生されるような管理が可能となる。例えば、番組動画データ鑑賞権発行の対象になった広告動画データに類する傾向の広告動画データについてはその再生頻度や優先順位を高めることができる。逆に再生中断信号の対象となった広告動画データおよびこれに類する傾向の広告動画データについてはその再生頻度や優先順位を低くしたり、場合によっては再生を一切中止したりすることができる。
具体的には、管理手段は、番組動画データ鑑賞権の発行を目指し、同一番組を指定して複数の広告動画データが競合している場合、そのリストなどの優先順序や個々の広告主に請求する基本広告料などを、発行手段と受信手段の実績によって変更することができる。また、具体的には、管理手段は、番組指定タイプの番組動画データ鑑賞権を発行する広告動画データにおいて指定すべき番組動画データの決定や変更を広告主から任された場合、発行手段と受信手段に基づく他の多数の広告動画データ閲覧の傾向分析によってこれに応えることができる。
上記の構成によれば、鑑賞可能な番組動画データを指定した番組動画鑑賞権の発行を管理する際において、広告主が納得する形で広告動画データを番組動画データに関係付けることができる。
上記の構成によれば、ユーザは第一広告データの閲覧を通じて番組動画データの一端に触れることができるとともに、関心があればその番組動画データについての鑑賞権を第二広告動画データの閲覧により獲得できるので、番組動画データを鑑賞するために第二広告動画データを閲覧する動機がより直接的となり、番組動画データの鑑賞および広告動画データの閲覧の両者について効果を高めることができる。
上記の構成によれば、サーバ型放送を鑑賞するための操作をするだけで、広告動画データの連続再生が自動的に開始されるので、例えば従来のテレビにおいて電源スイッチを入れた場合などと同様、ユーザには動画の再生を開始させるためのそれ以上の格別の操作の負担はない。このようにして、広告動画データを自然にユーザの目に触れさせることができる。さらに、ユーザは広告動画データに関心がなければいつの時点でも、自らの意思で広告動画データの連続自動再を中断し、番組動画データ鑑賞のための操作を行うことができる。
上記の構成においても、サーバ型放送を鑑賞するための操作をするだけで、広告動画データの連続再生が自動的に開始されるので、ユーザには動画の再生を開始させるためのそれ以上の格別の操作の負担なしに、まずは、広告動画データを自然に触れることができる。さらに、ユーザは広告動画データに関心があればいつの時点でも、自らの意思で広告動画データの連続自動再を中断し、番組動画データ鑑賞権獲得のための操作を行うことができる。
本発明の他の具体的な特徴によれば、広告動画データは番組の広告動画データを含むとともに、制御手段は、広告動画データに基づく番組の特定操作を検知してその番組の番組動画データ鑑賞権を発行可能な広告動画データを表示する。その意義は、上記において、第一広告データと第二広告動画データに関して説明したのと同様である。
本発明の動画データ鑑賞装置の他の具体的な特徴によれば、広告動画データの入力元を選択するための選択手段が設けられる。これによって、より関心のある広告動画データの連続自動再生を求め、広告動画データ入力元を変更することが可能となる。これは、広告動画データに関するものではあるが、従来のテレビにおけるチャンネル変更に準じた使い勝手となる。
上記の構成によって、ユーザは自分が関心を持つ広告動画データの閲覧によってより主体的に番組動画鑑賞権を獲得することができ、無理に広告動画データを見せられる不快感から開放される。
本発明のより具体的な特徴によれば、検索手段は、広告されている商品に関係する情報に基づいて広告動画データを検索するだけでなく、広告されている商品自体には関係のない情報、例えば広告動画データの出演者などに基づいて広告動画データを検索することも可能である。
上記の構成によれば、広告主の情報だけでなく、他のユーザからの情報も得ることができるので、広告動画データの閲覧動機がさらに高まる。
上記の構成によって、ユーザは動画データ鑑賞の意思を持った時点ですでに獲得済みの番組動画データ鑑賞権の多少を知ることができ、必要に応じ、広告動画データを閲覧して番組動画データ鑑賞権を獲得することができる。
上記の構成によって、ユーザは番組動画データ鑑賞権の有無や不足にかかわらず即座に番組動画データの鑑賞することが可能となるとともに、不足の場合はクレジットの発生を知ることができる。
上記の構成によって、番組動画データの入手に必要な時間帯を利用して自然に広告動画データをユーザに見せることができる。もちろん、番組動画データの入手が完了すれば、直ちに広告動画データの再生を中断することも可能である。
上記の構成によれば、所望の番組動画データを特定することにより、その番組のための番組動画データ鑑賞権を発行可能な広告動画データを容易に知ることが可能となり、ユーザにとっては効率的に番組動画データ鑑賞権の獲得が行える利点があるとともに、広告主にとっても番組動画データに関心のあるユーザに広告動画データを閲覧させる機会を得ることができる利点がある。
上記の構成によれば、所望の広告動画データを特定することにより、その広告動画データの閲覧によって獲得される番組動画データ鑑賞権が使用可能な番組動画データを容易に知ることが可能となり、ユーザにとっては番組動画データ鑑賞権の使用範囲がわかる利点があるとともに、広告主にとってもユーザの広告動画データ閲覧動機をより高めることができる利点がある。
上記の構成によれば、ユーザは関心のない広告動画データの再生を即座に中断することができるとともに、その中断操作を外部に出力することによって、関心のない傾向にある広告動画データの今後の再生についてフィードバックをかけることができる。
上記の構成によれば、ユーザは関心のある広告動画データを外部に出力することにより関心のある傾向にある広告動画データの今後の再生についてフィードバックをかけることができる。
上記の構成によれば、ユーザは広告動画データに対する評価を外部に出力することにより特に関心のある傾向にある広告動画データの今後の再生について具体的な評価を伴ったフィードバックをかけることができる。
上記の構成によれば、ユーザの意思に関係なく広告動画データが番組途中に挿入される不愉快を避けることができるとともに、長時間番組の鑑賞に疲れたときなどにはユーザ自身の操作で必要に応じ任意の時点で広告動画データの再生を指示して休憩や気分転換を行うことが可能となる。また、このような広告動画データの閲覧を通じ、必要な番組動画データ鑑賞権の獲得を行うこともできる。
上記の構成によれば、番組終了を番組動画データ鑑賞権の獲得機会として活用することが可能となる。なお、本発明の具体的な特徴によれば、番組動画データ鑑賞権をクレジットして番組動画データ鑑賞した場合に、番組再生の終了で自動的に広告動画データの再生を可能とする。これによって番組動画データ鑑賞権の早急な修得の必要性に対応することができる。
上記の構成によれば、再生された番組の関連番組動画データの存在を容易に知ることができる。そして本発明の具体的な特徴によれば、関連番組が表示されるとき自動的に広告動画データの再生を可能とする広告動画データ再生手段が設けられる。本発明のさらに更に具体的な特徴によれば、関連番組を指定した番組動画データ鑑賞権を発行可能な広告動画データが表示される。このような特徴により、関連番組を鑑賞するための番組動画データ鑑賞権の獲得が容易になる。
上記の特徴によれば、番組動画データ鑑賞権の発行順と使用順に不合理が生じて実体から遊離した広告料の配分が生じるのを防止することができる。
本発明の他の特徴によれば、番組動画データおよび番組動画データ鑑賞権の獲得が可能な広告動画データを外部から入力する入力手段と、獲得された番組動画データ鑑賞権を使用して番組動画データを再生表示する番組動画データ再生手段と、再生しようとする番組動画データを指定した番組動画データ鑑賞権を獲得しているときは番組動画データ指定のない番組動画データ鑑賞権よりも先にこれを使用する管理手段とを有する動画データ鑑賞装置が提供される。
上記の特徴によれば、再生しようとする番組動画データを指定した価値の高い番組動画データ鑑賞権あるにもかかわらずその利点を充分に活用しない使用状況が発生するのを防止することができる。
本発明の具体的な特徴によれば、再生しようとする番組動画データを指定した番組動画データ鑑賞権が余剰であったときはこれを番組動画データ指定のない番組動画データ鑑賞権に変換される。
また、本発明の他の具体的な特徴によれば、再生しようとする番組動画データの鑑賞に使用可能な番組動画データ鑑賞権が不足する場合、他の番組動画データを指定した番組動画データ鑑賞権があればその使用を可能とする。
上記のような具体的な特徴によれば、番組動画データ鑑賞権を無駄なく合理的に使用することが可能となる。
本発明の実施例におけるテレビシステムは番組動画データ配信機能を持つ複数のテレビ局を含むが、最も単純化した場合として、図1ではAテレビ局1およびBテレビ局2を図示している。しかしながら、第三又はそれ以上のテレビ局がテレビシステムに含まれていてよい。
Aテレビ局1は、複数の番組動画データを保持するとともに、番組およびその配信等を管理するAテレビ局コンピュータ3を有する。図1では番組動画データの代表としてA1番組動画データ4およびB番組動画データ5を図示しているが、当然ながら番組動画データはこれ以外にも存在する。同様に、Bテレビ局2も、B1番組動画データ、B2番組動画データおよびBテレビ局コンピュータ6を有する。
Aテレビ局1およびBテレビ局2の番組は、通常のテレビ放送としてデジタル放送電波によっても配信可能であるが、デジタル動画圧縮データとしてインターネット経由の通信によっても配信される。
Cユーザテレビ9およびDユーザテレビ10は、通常のデジタル放送電波によってテレビ放送としての番組を受信できるが、デジタル動画圧縮データとしてインターネット経由の通信によって番組データの配信を受けることも可能である。図1では、Cユーザテレビ9がインターネット経由の通信によってA1番組動画データ4とB1番組動画データ7の配信を受けている様子を図示している。一方、Dユーザテレビ10はインターネット経由の通信によってB2番組動画データ8の配信を受けている。
インターネット経由で番組データの配信を受けたCユーザテレビ9又はDユーザテレビ10は、ダウンロードしたデジタル圧縮動画データをそれぞれCユーザコンピュータ11又はDユーザコンピュータ12の記憶部に保存する。従って、放送受信の場合と異なり、Cユーザテレビ9又はDユーザテレビ10のユーザは、ダウンロードした番組データをダウンロード直後だけでなく任意の時間に解凍して観賞することが可能となる。
図1では、例として、Cユーザテレビ9がE広告動画データ15の配信を受けるとともに、Dユーザテレビ10がおよびE広告動画データ15およびF広告動画データ16の配信を受けている状態を図示している。なお、番組動画データとは異なり、広告動画データの場合は選択した広告動画データを後で見ることはできず、選択に連動したタイミングでCユーザテレビ9又はDユーザテレビ10において動画再生が自動的に始まる。
また、広告動画データの再生はユーザの選択によるものだけでなく、予め決められた手順によって自動的に広告動画データをユーザテレビで再生することもできる。また、ユーザテレビ側では再生される広告動画データの再生を任意にカット(いわゆるCMカット)することもできる。これらについては、広告動画データの配信や選択と併せて後述する。
上記のポイントには、汎用ポイントと番組指定ポイントがあり、番組指定のない汎用ポイントの場合、Cユーザテレビ9又はDユーザテレビ10では、どの広告動画データを見て得たポイントであるかに係わらず、Aテレビ局1およびBテレビ局2のいずれのテレビ局についても、またどの番組動画データについても、ポイントを使用できる。一方、番組指定ポイントの場合、原則として発行の際に指定される番組にしかポイントを使用できない。なお、番組指定ポイントは所定の交換レートで汎用ポイントに交換することも可能である。ポイントの発行およびその使用の詳細について後述する。
また、異なる実施形態として、特定の広告配信局と特定のテレビ局とが排他的な系列を成し、系列外の広告配信局が発行したポイントは系列内のテレビ局の番組動画データのダウンロードには使えないようにすることもできる。
E広告主17およびF広告主18は、広告料支払いの管理を行うために、それぞれE広告主コンピュータ19およびF広告主コンピュータ20を有する。E広告主コンピュータ19およびF広告主コンピュータ20はそれぞれ広告配信局コンピュータ14と連携しており、Cユーザテレビ9又はDユーザテレビ10によるE広告動画データ15又はF広告データ16の閲覧実績に応じて、E広告主17又はF広告主18から広告配信局14への広告料支払いを実行する。
上記のようにして広告配信局13が得た広告料は、広告配信局13の事業を維持するための手数料を差し引いた後、ポイントを使用するCユーザテレビ9又はDユーザテレビ10の番組動画データ閲覧実績に応じてAテレビ局1又はBテレビ局2に分配される。
なお、図2では、各コンピュータ間の価値の交換が直接行われるように図示しているが、各コンピュータの間に銀行又はカード信販会社のコンピュータが介在していてもよい。
配信局コンピュータ14とF広告主コンピュータ20の間でもF広告動画データについて同様の広告料支払い処理と閲覧実績の実績報告処理が行われるが、E広告主17の場合と同様なので説明は繰り返さない。
図1では、E広告動画データ15の配信を受けているのでその閲覧が確認されると、E広告動画データ16に応じたポイントが広告配信局コンピュータ14からCユーザコンピュータ11に発行される。また、F広告動画データ16の配信を受けたなら、その閲覧の確認に基づいてF広告動画データ16に応じたポイントが広告配信局コンピュータ14からCユーザコンピュータ11に発行される。Cユーザコンピュータ11には、このようにして種々の広告動画データを閲覧することによって獲得されたポイントが蓄積される。
なお、ポイントがないか又は不足する場合でも、ポイントのクレジットによってA1番組動画データ4のダウンロードができる。これについては後述する。
Cユーザコンピュータ11はBテレビ局コンピュータ6とも連携して番組鑑賞に伴うポイント使用処理を行うが、Aテレビ局コンピュータ3との連携の場合と同様なので、説明は省略する。
広告配信局コンピュータ14はBテレビ局コンピュータ6と間でも広告料分配処理を行うが、Aテレビ局コンピュータ3との場合と同様なので説明は省略する。
図3のように広告配信局が複数ある場合、これらの広告配信局は互いに独立の事業体として競合し、それぞれ独自に広告主との間で広告管理の契約を結ぶとともに、テレビ局とも独自に広告料分配の契約を結んでいる。
また、Cユーザコンピュータ11と第二広告配信局コンピュータ21との連携についても、広告配信局コンピュータ14との連携と同様なので説明は省略する。但し、Cユーザコンピュータには広告配信局コンピュータ14が発行するポイントと第二広告配信局コンピュータの発行するポイントが混在して蓄積される。そして、これらのポイントはいずれの広告配信局で発行されたものか識別可能となっている。さらにCユーザコンピュータにはいずれの広告配信局でいつ何ポイント発行されたからの発行日の情報も記録されている。これは、後述するように、早い発行日付のポイントから使用する管理を行うためである。
但し、Aテレビ局コンピュータ3は、使用されたポイントをコンピュータ14が発行したポイントと第二広告配信局コンピュータ21が発行したポイントとを区別して集計している。従って、広告配信局コンピュータ14へのポイント使用実績の通知は広告配信局コンピュータ14が発行したポイントだけについて行われ、広告配信局コンピュータ14が得た広告料からAテレビ局コンピュータ3に対して、広告料の配分が行われる。第二広告配信局コンピュータ21の発行したポイントについても同様である。
これに対し、番組指定ポイントでは、広告主、ユーザテレビおよびテレビ局のすべてにおいて、特定の番組を前提として広告の提供およびポイントの発行と使用が行われる。ポイントの詳細については後述する。
さらに、図2又は図3において、Aテレビ局コンピュータ3のブロックと広告配信局コンピュータ14のブロックを一体としてポイント使用実績通知と広告料分配のプロセスを省略し、ポイント発行に伴って得た広告料がポイント使用を待たずにそのまま事業体の収入となるような実施例も可能である。この場合は、ポイント使用が一見広告料収入獲得と無関係のように見えるが、元々ポイントはテレビ番組に対するユーザの鑑賞動機に基づいて発行されるものであり、ポイント使用がなければポイント発行も広告料収入もない。従って、本発明のシステムでは、あくまで魅力的な番組の存在とその鑑賞のためのポイント使用が前提となる。
上記において、再生モードボタン34を操作したときは、デジタル放送を録画して得た動画データであるかダウンロードにより得た番組動画データであるかに係わらず、再生可能な番組の両者がリストとして表示される。両者は混在していてもよい。また番組表ボタン37を操作したときも、デジタル放送番組およびネットからダウンロードする番組動画データのいずれの選択も可能な画面が表示される。これらの詳細については後述する。
なお、自動広告動画については、個々の広告毎の閲覧実績ではなく、合計閲覧時間の長さに応じてポイントが発行される。但し、獲得できるポイントは最低レベルに抑えられており、テレビをつけている時間に消費する電気代程度でしかないので、自動広告動画を見ずに図5の状態でテレビをつけっぱなしにして時間によるポイントを稼ごうとしても、割が合わないようになっている。自動広告動画データを提供する広告主への広告料請求も、上記を前提に、閲覧実績ではなく個々の広告動画にそれぞれ配分される放映予定時間に応じて行われる。
一方、再生中の自動広告に関心がない場合は、広告カットボタン43を操作することにより、その広告の再生は即時中断され、次の広告の再生に移行する。また、広告カットボタン43の操作は広告配信局コンピュータ14に報告され、以後、同一のユーザコンピュータにおいては同一広告の再生が所定のルールの下に控えられる。さらに、広告配信局コンピュータ14では各ユーザコンピュータからの広告カットボタン操作の報告を集計することにより、広告カット操作が多くて広告効率の悪い広告の配信継続については広告主にフィードバックをかける。また、自動広告については、広告カット実績に応じて広告主への広告料請求を割り引く措置をとってもよい。
なお、図5に示すように、自動広告動画放映中にはユーザが獲得している現ポイント46、クレジットポイント47およびクレジット金額48が表示常時表示されている。クレジットポイント47がなくならないかぎり、現ポイント46の表示はゼロである。ユーザはこれらの表示によりポイント稼ぎの必要性を認識することができるので、広告ポイントボタン42を操作する動機が高まる。これらの表示の意味については後に補足する。
なお、番組表51に上記のように現時点で鑑賞可能な番組のリストが表示される状態において、録画済のデジタル放送番組およびダウンロード済みの番組動画データも含めてリストアップされるよう設定しておくこともできる。この場合、これらの表示は他の、「録画」済みでない番組とは識別可能としておく。
また、現在/予定切換ボタン54を操作することによって、番組表の表示は、まだ放送時間の来ていない放送予定番組だけのリストとなる。これは曜日と時間別に番組を表にした在来型の番組表と同じものである。
一方、番組表51の中からインターネット経由でダウンロード可能な番組動画データを選択した場合には、ユーザコンピュータが蓄積している現ポイント55、および選択された番組のダウンロードのための必要ポイント56が表示される。現ポイント55が必要ポイント56を上回っている場合はこの表示は所定時間で消え、番組動画データのダウンロードに入る。
なお、ダウンロードの待ち時間中は図5の自動広告動画41が順次表示される。このとき関心のある広告があれば、広告ポイントボタン42を操作して本編の広告動画データを選択し、ポイント稼ぎを行ってもよい。その操作は番組動画データのダウンロードと並行して可能である。番組動画データのダウンロードが完了して番組の鑑賞が可能になるとテレビ画面31は番組表示に変る。なお、このとき広告再生の途中で自動的に番組に移行することも考えられるが、その場合、その広告は広告カット扱いとはされない。
ここで、番組が有料となって換算料金58に表示された金額が後日指定口座から引き落とされる可能性に同意なら、選択ボタン53を再度操作することによって、上記と同様にして番組動画データのダウンロードを行うことができる。なお、このようなポイント不足状態でダウンロードを行うためには、誤操作防止のため、選択ボタン53を再操作する代わりに専用の有料ダウンロード操作ボタンを操作するようにしておいてもよい。
また、上記のように選択ボタン53を再度操作した場合、必要ポイント56の表示がリセットされるとともに、不足ポイント57の表示は今までのクレジットポイントと加算されたクレジットポイントの表示に切換る。また、これに対応して、換算料金58も換算クレジット料金の表示に切換る。これらの表示は、図5における新たなクレジットポイント47およびクレジット金額48となる。その後ポイントの獲得がなくて期日が過ぎた場合、クレジット金額48に表示されている金額は指定口座から引き落とされるが、期日までに新たなポイントを獲得することによってクレジットポイントをゼロにすれば料金の引き落としが行われることはない。
上記インデックスは広告主の工夫により、必ずしもメーカー名や商品名とは限らないようにすることができる。たとえば敢えてメーカー名や商品名を伏せ、出演者名やその他ユーザの興味を引きそうな映像などとすることができる。
なお、ポイント不足の際の追加ポイント獲得は、必ずしも番組指定広告一覧50の中から選択した広告動画の閲覧によらなくてもよい。つまり、番組指定広告一覧50の中にどうしても関心のあるものがなければリモコン操作により一旦番組選択を中止して図5の画面に戻り、広告サーチボタン44を押すことによって後述するように汎用ポイントを獲得してもよい。
具体的には、録画ボタン60により通常デジタル放送番組が選択された場合、その番組が現に放送中であれば従来どおりの録画が行われる。また、まだ放送時間の来ていない通常デジタル放送予定番組が選択された場合、在来型の録画予約が行われ、放送時間が来ると自動的に録画の開始と終了が行われるとともに録画データがCユーザコンピュータ11に保存される。
一方、現時点でインターネット経由により配信可能な番組が選択された場合は、その番組のダウンロードが行われるとともに、Cユーザコンピュータ11に保存される。これらの保存された番組は、上記のように、設定によって、番組表51に「録画」済みの番組とは識別可能に一覧表示に加えて表示するようにすることもできる。
図7の状態において、商品情報が欲しいときに商品ボタン63を操作すると、検索条件61には、商品ジャンルの大分類が表示され、これを細分類に絞り込んでいくことによりヒットした検索結果広告一覧62が表示される。なお、図7の画面になった初期状態では、何も操作しなくても検索条件は商品となる。検索結果広告一覧62は、図6の番組指定広告一覧50と同様のものであり、インターネットのウエブサイトにおけるバナー広告に準じた静止画又は簡易動画のインデックスとなっている。
検索結果広告一覧62にインデックスが表示されている広告動画データを一回閲覧することによって獲得できるポイントは、原則として商品単価と販売個数の積が同程度となるよう設定されている。また、大量消費商品ではポイントが低く、ユーザの認知度の低い商品、ユーザの人口が少ない高額商品、マニア向けの商品などではポイントが高くなっている。
但し、関心がないのに単に高ポイント狙いで広告動画データ配信が要求されるのを防止するため、図6の番組指定広告一覧50とは異なり、検索結果広告一覧62では獲得できるポイントの付記表示は行われず、実際に広告動画を閲覧してみるまでは獲得できるポイントがわからないようになっている。また、同様の理由から、ポイント自体を検索条件にすることも禁止されている。さらに、高ポイントであることがわかった広告動画データが単にポイント稼ぎのためだけに繰り返し閲覧されることを防止するため、同一広告動画データについては二回目以降の配信で獲得できるポイントが最低レベルに抑えられている。広告主はポイント発行実績に応じて広告配信局に広告料を支払わなければならないので、上記の措置によりユーザの関心の実態に合わない広告料の支払いを避けることができる。
また、ロケ地ボタン65を操作すると、50音表又は地域の大分類や地図が表示され、ここから地名や名所旧跡名を絞り込んでいくことによりヒットしたロケ地の広告が検索結果広告一覧62に表示される。季節ボタン66を操作してさらにロケ地にアンド条件をかけることも可能である。商品、出演者、ロケ地、季節などは、絞込みの段階で順次検索条件61に表示されるメニューや一覧から選んでもよいが、検索条件61にフリーキーワードを書き込んでもよい。
また、フリーボタン68を操作すると、商品、出演者、ロケ地、季節、関連情報などの既存の検索カテゴリーにとらわれないフリーの検索カテゴリーを検索条件61に書き込んで設定することが可能となる。一度設定したフリー検索カテゴリーは保存しておいて次回から呼び出して使用することもできる。また、既存であるかフリーであるかに係わらずこれらの検索カテゴリーは複数のものを組み合わせることも可能である。
以上によって得られた検索結果広告一覧の中から所定のインデックスを選択すると対応する広告動画データの配信要求が行われ、これによって広告ポイントボタン42を操作したのと同じ結果となって、その閲覧確認によってポイントが発行される。
このように、当面鑑賞したい番組がない場合でも、商品情報を得るための広告サーチ又は単なる好奇心による広告サーチにより、日ごろから番組鑑賞に必要なポイントを蓄積していくこともできる。また、好奇心による広告サーチを期待して広告作家は作品として魅力のある広告動画データの製作に励むことになる。
本発明の実施例では、このバックグラウンドミュージックとして、音楽ソフト商品のダイジェスト版又は試聴版が割り当てられる。Cユーザコンピュータ11には広告配信局コンピュータ14から予め音楽ソフト商品のダイジェスト版又は試聴版のデータが配信されており、Cユーザコンピュータ11からの命令コードに応じて、Cユーザコンピュータは図6又は図7の画面を表示している間、所定の順序でこれらの音楽ソフト商品のダイジェスト版又は試聴版を再生する。また、テレビ画面31にはその曲名やアーチストなどのデータが参考表示される。
テレビ画面31におけるポイント対象広告動画71の閲覧が終わると、ランダムなタイミングで人間の目と脳でしか認識できないパターンが所定時間の間、繰り返しテレビ画面31に表示される。ユーザはこれを見てパターンの表示タイミングに同期して所定回数だけ完了ボタン72を操作する。この操作が正しく行われたことが確認できない限りポイントは発行されない。これは、テレビ画面の前に人間がいない状態で広告動画データの再生だけを自動的に行ったり、人間がいないのに自動的に完了ボタン操作に相当する擬似信号を発生させたりするなどの不正な手段で大量にポイント獲得が行われないようにするためである。
なお、これらのボタンは、ポイント対象広告動画71がユーザテレビのテレビ画面31で初めて再生されるときのみ表示され、同じポイント対象広告動画71が二回目以降に再生されるときは煩雑を避けるため表示されない。従って獲得ポイント倍加の処置もない。このようなボタン表示制御は、広告配信局コンピュータ14との連携により行われる。
図8の状態においても、アンケートに対するユーザの回答動機を高めるため、ユーザが獲得している現ポイント46、クレジットポイント47およびクレジット金額48が図5と同様にして常時表示されている。
ユーザはこれらの文字情報を図8の画面上でリモコンによるGUIカーソルにより指定するか、又は図7の広告サーチ画面において検索条件として入力することによって、その曲名やアーチストなどの情報を検索条件として、その曲が使われている他の広告動画又はそのアーチストが出演している他の広告動画を検索することができる。
Cユーザコンピュータ11の電源がオンされるとフローがスタートし、ステップS2において通常デジタル放送モードが自動設定される。次いで、ステップS2において通常デジタル放送モードが設定され、前回ユーザテレビの電源がオフされた時のチャンネルでの通常デジタル放送の表示が開始される。
次にステップS6でネットモードボタン35が操作されたかどうかがチェックされ、操作されていればステップS8のネットモード処理に移行する。その詳細は後述する。また、ステップS6でネットモードボタン35の操作が検出されなかった時はステップS10に進む。
ステップS10では、番組表ボタン37が操作されたかどうかがチェックされ、操作されていればステップS12の番組表処理に移行する。その詳細は後述する。また、ステップS10で番組表ボタン37の操作が検出されなかった時はステップS14に進む。
ステップS18では、録画ボタン33が操作されたかどうかがチェックされ、操作されていればステップS20において操作に従った録画の開始又は停止を行う。なお、録画とともに放送の表示も並行して継続される。そして録画データが発生したときはステップS22でこれを保存してステップS24に移行する。また、ステップS18で録画ボタン33の操作が検出されなかった時は直接ステップS24に進む。
ステップS28ではCユーザコンピュータ11の電源がオンされたかどうかがチェックされ、オフされていればフローを終了する。一方、電源がオフされていなければステップS6に戻り、以下、ステップS28で電源がオフされるか、又は、ステップS6、ステップS10、ステップS24での各ボタン操作が検出されない限り、ステップS6からステップS28を繰り返す。
なお、変形の実施例として、現在残存ポイントが所定ポイントを下回るかまたはクレジットポイントが発生していることを検出するステップをステップS32の前に設け、該当する場合だけステップS32に進むとともに、該当しない場合はステップS32をスキップして次のステップに進むよう構成することもできる。ステップS32の目的はポイント獲得動機を高めることにあるので、このような変形実施例では、充分なポイントが獲得されている場合にはステップS32の表示を省略することで画面をシンプルにする。また、通常はポイント表示を行わず、現在残存ポイントが所定ポイントを下回るかまたはクレジットポイントが発生している場合にだけステップS32の表示を行うことによって、ポイント獲得の必要性への警告効果を高めることもできる。
次いでステップS36で広告配信局コンピュータ14とCユーザコンピュータとの間でダウンロード済の自動広告動画データの確認メンテナンスのための通信が行われる。広告配信局コンピュータ14からCユーザコンピュータ11に対しては、定期的に自動広告動画データが自動的に送り込まれており、Cユーザコンピュータ11にはダウンロードした自動広告動画データが保存されている。その再生順も予め指定されている。但し、前回の定期自動ダウンロードから今回ネットモードボタンが操作されるまでの間に広告配信局コンピュータ14側でなんらかの変化がある可能性があるので、ステップS36でこの変化に対応するためのCユーザコンピュータ11側でのデータの更新を行う。具体的には、Cユーザコンピュータは、自動広告動画の再生順の変更、広告配信局コンピュータ14側で廃止された自動広告動画データの削除および新たに追加された広告動画データの受信などを行う。
なお、広告配信局14は、図10のフローが開始されてステップS38で最初に再生される自動広告動画データを広告主との契約に基づいて予め指定しておくことができる。この場合、指定された自動広告データの広告主は、このようにして再生機会が格段に増えることに対し、所定の追加広告料を広告配信局に支払うのが契約の条件である。但し、広告カットボタン43が操作されてときは、次回からこの指定は外される。
一つの自動広告動画の再生が開始されるとステップS40に移行し、並行して次の自動広告動画データの解凍を開始して、ステップS42に移行する。なお、ステップS40で開始された次自動広告動画解凍は、ステップS38で開始された自動広告動画の再生よりも早く終了する。
一方、ステップS42で広告ポイントボタン42の操作が検出されなかった場合はステップS48に移行し、広告カットボタン43の操作があったかどうかチェックする。そして、操作が検出されなかった場合はステップS50に移行する。
ステップS56では、番組表ボタン37の操作があったかどうかチェックし、操作があればステップS58で自動広告閲覧終了の通知を広告配信局コンピュータ14に行うとともに、ステップS60で番組表処理を行う。その詳細は後述する。一方、ステップS56で広告サーチボタン44の操作が検出されなかった場合はステップS62に移行する。
ステップS62で現在再生中の自動広告動画の終了が検出されたときはステップS64に進み、広告選局ボタン45の操作があったかどうかチェックし、操作がなければステップS38に戻る。これによって、ステップS38において待機中の次の自動広告動画の再生が開始される。以下、ステップS42、ステップS48、ステップS50、ステップS56およびステップS64のいずれかにおける操作が検出されない限り、広告配信局コンピュータ14からダウンロードした自動広告動画が次々と自動的に再生される。
そしてCユーザコンピュータ11としてはステップS34に戻り、自動広告閲覧開始通知から始まるフローの各ステップを第二広告局配信局コンピュータ21との間で実施する。その内容は、広告配信局コンピュータ14との間での処理と同様なので説明は繰り返さない。なお、ステップS64で広告選局ボタンの操作が検出されるたびに、広告配信局コンピュータの変更が行われることは言うまでもない。
また、ステップS68の処理があるたびに、Cユーザコンピュータ11と広告配信局コンピュータ14は、対象の自動広告動画の再生優先順位を下げ、さらに同一の自動広告動画に対する広告カット操作が所定回以上になると、その自動広告動画データをCユーザコンピュータ11で再生しないようにする。
このようなテレビ局からの番組自体の広告が自動広告動画に含まれることによって、その番組を見る動機およびそのために他の広告を見てポイントを獲得する動機が有機的に結び付き、システムが活性化される。また、図10のネットモード処理のフローの繰り返しの中で、番組自体の広告に関心を持ったユーザはステップS56で番組表操作を行い、ポイント獲得に効率のよい番組指定広告の確認をすることができる。
また、上記の追加識別ステップにおいて、広告ポイント操作が検出された時点で再生されていたのが番組自体の広告動画であることを検出した場合、ステップS46ではなく、後述の図11のステップS88にジャンプするよう構成することもできる。図10のフローをこのように構成した場合は、番組自体の広告動画再生中にステップS42の広告ポイント操作を行うことによって、自動的にその番組動画データの獲得にまで進むことができる。
一方、ステップS78で条件検索操作が検出できなかった場合はステップS72に戻り、以下、ステップS74、ステップS76およびステップS78でいずれかの操作が検出されない限りステップS72からステップS78を繰り返して、番組ジャンル表示を継続する。
以上の番組リスト表示にいたるまでのステップは、各方向局コンピュータとの更新を適宜行い、最新の放送又は配信可能な番組の情報を入手しながら実行される。
この操作のためには、図6において検索条件ボックス52に広告名などを入力する代わりに、番組指定広告一覧ボックス50の中から特定の広告を指定する操作をリモコンによって行い、このようにして指定された特定の広告から逆引きする形で、その特定の広告が指定している番組の一覧を番組表51に表示させることもできる。
ステップS84で番組選択操作が検出できない場合は、ステップS86で番組リストのリセット操作が行われたかどうかをチェックする。番組リストリセット操作はリモコンによって行われる。ステップS84で番組リストのリセット操作が検出できない時はステップS82に戻り、以下、ステップS82、ステップS84およびステップS86で何らかの操作が検出されない限り、ステップS82からステップS86を繰り返し、番組の選択を待つ。
ステップS86で番組リストのリセットが検出されるとフローはステップS72に戻り、番組表51の表示は番組ジャンルにリセットされる。以下、ステップS74、ステップS82およびステップS84のいずれかで操作が検出されない限り、ステップS72からステップS86が繰り返され、番組の選択を待つ。
以上において、ステップS90およびステップS92のいずれにも該当しなかった場合は、選択された番組が現時点でダウンロード可能な番組データであることを意味するので、ステップS94に進み、選択された番組のダウンロードに必要なポイント及び現ポイントを比較してポイントが不足しないかどうかチェックする。そしてポイントに不足がなければステップS96に進み、現ポイント55と必要ポイント56を一時的に表示してステップS98のダウンロード処理に移行し、フローを終了する。なお、ステップS96で行うポイント表示はダウンロード処理に移行した後、短時間で消される。ステップS98のダウンロード処理の詳細は後述する。
ステップS102の指定広告処理が完了するとステップS98のダウンロード処理に移行し、フローを終了する。
ステップS82において 録画ボタン60による番組の選択が行われたことが検出された場合はステップS108に移行して録画処理を行う。その詳細は後述する。また、ステップS74において、現在/予定切換ボタン54により放送予定番組だけのリストを選択する操作があったことが検出されたときはステップS110に移行して通常の放送番組表を表示する。この表示を行う際も、も各テレビ局コンピュータと適宜通信を行いながら最新の情報を得る。なお、通常放送番組表示状態からのフロー本体への復帰は、現在/予定切換ボタン54の操作によって可能であるが、煩雑を避けるためフローでの図示は省略する。
上記のようにして番組の短時間ダイジェスト版が動画として順次再生される場合、リストからの選択ではなく、希望する番組のダイジェスト版再生中にその番組を録画する旨またはその番組を選択する旨の操作をすれば、以下、リスト中から番組が選択された場合と同様にしてフローが進む。
次にステップS114で選択ボタン53が再操作されたかどうかチェックし、再操作が検出されないとステップS116に移行する。ステップS116では、広告選択ボタン59によって番組指定広告一覧50の中から一つの広告動画データが選択されたかどうかチェックする。選択が検出されない場合はステップS112に戻り、以下、ステップS114又はステップS116の操作がない限り、ステップS112からステップS116を繰り返す。
以下、ステップS114の操作が検出されず、かつステップS120でポイントが不足している限り、ステップS112からステップS122が繰り返され、新たに選択された広告動画データについて順次ステップS118でのポイント獲得処理が進められる。
ステップS120においてポイント不足が解消された場合はステップS124で現ポイント55を一時表示する処理をしてフローを終了する。
また、ステップS114において選択ボタン53の再操作が検出された時は、ステップS126においてクレジット警告を行った後フローを終了する。このようにして、不足ポイントがあっても随時番組動画データのダウンロードに進むことができる。但し、不足ポイントが解消できないままダウンロード処理に進んだ場合、後述のクレジット処理により換算料金の引き落としが発生する可能性がある。ステップS126のクレジット警告では、これについて注意を喚起する。
一方、ステップS134において該当がなかった場合はステップS138に進み、選択された番組が、まだ放送時間の来ていない通常デジタル放送予定番組であるかどうかがチェックされる。そして該当すればステップS140において、在来型の録画予約が行われ、放送時間が来ると自動的に録画の開始と終了が行われるとともに録画データがCユーザコンピュータ11に保存されるようになる。
ステップS146では、解凍保留処置を行う。この処理はダウンロード処理において番組動画データの自動解凍を保留させる処置である。この処理を行った上でステップS148のダウンロード処理に進む。そして、ステップS150でダウンロードデータをCユーザコンピュータ11に保存してフローを終了する。なお解凍保留処置がなされていることによって、番組表51における番組一覧表示の際に、保存データが「録画」番組であることが識別表示可能となるとともに、図11のステップS90のチェックにおいて「録画」番組であるとの判断がなされる。
ステップS156では、選択された番組が放送録画であるかどうかチェックし、該当すればステップS156に進んで通常の放送再生処理をする。一方、ステップS156で該当がなければ選択された番組がダウンロードされた放送番組データであることを意味するのでステップS160に進む。
ステップS160でポイントに不足がなければステップS162に進み、現ポイント55と必要ポイント56を一時的に表示する。そして、ステップS164のポイント決済処理に入る。これは、番組動画データの配信に対応するポイント使用の清算に関する処理であるがその詳細は後述する。ポイント決済処理が終了すると、ステップS166で番組動画データの解凍・再生処理に入り、フローを終了する。解凍・再生処理の詳細は後述する。なお、ステップS162で行うポイント表示はポイント決済処理以降に進んだ後、短時間で消される。
ステップS174からステップS194は、ダウンロードの待ち時間中を利用した自動広告表示のための処理であり、基本的には図10のフローチャートと共通である。まず、ステップS174で自動広告閲覧開始の通知が広告配信局コンピュータ14に行われ、ポイント発行の基礎になる閲覧時間のカウントが開始される。
次いでステップS176で広告配信局コンピュータ14とCユーザコンピュータとの間でダウンロード済の自動広告動画データの確認メンテナンスのための通信を行った後、ステップS178で、待機している一つの自動広告動画の再生を開始する。そして、ステップS180に移行し、並行して次の自動広告動画データの解凍を開始して、ステップS182に移行する。
一方、ステップS182で広告ポイントボタン42の操作が検出されなかった場合はステップS188に移行し、番組動画データのダウンロードが終了したかどうかチェックする。そして終了していなければステップS190で、現在再生中の自動広告動画の終了をチェックする。まだ再生中であれば、ステップS182に戻り、ステップS182の操作が検出されず、かつステップS188およびステップS190のいずれでも終了検出がなければ、ステップS182からステップS190を繰り返す。
次にステップS216で検索条件を変更する操作の有無をチェックする。これは、図7の出演者ボタン64、ロケ地ボタン65、季節ボタン66、関連情報ボタン67およびフリーボタン68のいずれかが操作されたかどうかのチェックに該当する。いずれの操作も検出されないとステップS218に進み、絞込み検索操作の有無をチェックする。これはリモコンなどにより、検索条件61の大分類の一つを選択することにより細分類に絞り込むか、又は検索条件61にフリーでキーワードを書き込むかした上で、検索を実行させる操作に該当する。なおこの操作においては、絞込み条件にアンドやオアを取る組合せを設定することも可能である。
なお、以上の検索における検索対象は、テレビシステムに加入しているすべての広告配信局コンピュータが配信可能なすべての広告動画データとなる。
同様に、ステップS226で検索においてフリー付与条件があることが検出されるとステップS228でこれも広告配信局コンピュータに通知する。このフリー付与条件には、ユーザが検索条件61に書き込んだフリーキーワードや、フリーボタン68の操作により設定したフリー検索カテゴリーなどが該当する。各広告配信局は、このフリー付与条件についても今後の参考とすることができる。
ステップS232で広告一覧リセットが検出されるとステップS214に戻り、リセットされた広告一覧を導いた最新のカテゴリーにおける大分類表示に戻る。以下、ステップS230で広告選択操作がなされない限り、ステップS214とステップS232が繰り返される。なお、他のフローでも共通であるが、リモコン等により他の操作への割り込みをかけることによって、このような繰り返し状態から随時抜けることが可能である。
ステップS230で広告選択操作が検出された時はステップS234に移行し、ポイント獲得処理を行ってフローを終了する。
なお、選択して閲覧する広告動画データについても、自動広告動画データと同様、広告配信局コンピュータ14からCユーザコンピュータ11に対して定期的に広告動画データを送り込み、Cユーザコンピュータ11では送られて来る広告動画データを自動的にダウンロードして予め保存しておくよう構成することもできる。この場合、選択した広告動画データが既にダウンロード済みであることが検出されれば、ステップS242はスキップする。但し、広告動画データを予め定期的に自動ダウンロードしておく構成の場合であっても、新規にアップしたばかりの広告動画データでは、一覧表示はされても実際の広告動画データのダウンロードがまだ行われていない可能性もあるので、ステップS242自体は設けておく。
次いでステップS254において、人間の目と脳でしか認識できないパターンがランダムなタイミングでテレビ画面31に表示される。ステップS256では、これに応答したタイミングで完了ボタン72が操作されたかどうかチェックする。パターン表示に応答したタイミングでの完了ボタンの操作が検出されるとステップS258に進み、操作の検出回数が所定回数(例えば3回)に達したかどうかチェックされる。1回目にステップS258に至ったときは当然所定回数には満たないのでステップS250に戻る。なお、ステップS256においてパターン表示に応答したタイミングでの完了ボタンの操作が検出されないときもステップS250に戻る。
以下、ステップS250において所定時間が経過するか、又はステップS258において操作の検出回数が所定回数に達したことが検出されない限り、ステップS250からステップS258が繰り返され、所定時間内に所定回数の完了操作が検出されるのを待つ。
なお、アンケート操作有無を記録に残すチャンスは上記の繰り返しの度にステップS252において毎回与えられるので、「好き」ボタン73と「嫌い」ボタン74のいずれか、および「有益」ボタン7と「無益」ボタン76のいずれかの操作は所定時間が経過しない限り、完了ボタン72を最後に操作するまでの任意のタイミングで行ってよい。
次いでステップS262で対象広告動画の閲覧が初回かどうかチェックされ、初回であればステップS264に進んでアンケート操作の記録が残されているかどうかチェックする。記録が残っていればステップS266に進み、ステップS260で獲得したポイントを倍加してステップS268に進む。なお、ステップS264でアンケート操作の記録が残っていなければ獲得ポイントを変更することなく直接ステップS268に移行する。
また、ステップS262において対象広告動画の閲覧が2回目以降であったときは、ステップS270に移行し、ステップS260で獲得されたポイントを最低レベルまで削減してステップS268に至る。なお、対象広告動画の閲覧が初回でない場合は、もともと「好き」ボタン73、「嫌い」ボタン74、「有益」ボタン7、「無益」ボタン76などのアンケート操作ボタンが図8において表示されておらず、これらの操作記録が残っている可能性はないので、ステップS264のアンケート操作記録チェックもスキップする。
また、ステップS248において広告カット操作が検出された時はステップS272に移行し、図10のステップS68と同様の広告カット処理およびその通知を行う。そしてステップS268に移行する。この場合もポイントの獲得はない。
なお、図17のフローが終了したら、このフローに入る前の元のフローに復帰する。例えば、図17のポイント獲得処理が図10のステップS46として実行された場合は、図10のフローのスタートに戻る。同様に、図17のポイント獲得処理が図16のステップS234として実行された場合は、図16のフローのステップS214に戻る。そして、元のフローへの復帰後、ポイント獲得の必要が生じれば、再度ポイント獲得処理フローを実行することができる。
即ち、ステップS252に上記の記録があった場合、図16の広告サーチフローにおけるステップS220に進み、このステップS220で関連広告の一覧を自動的に表示するように設定しておくことができる。この一覧には、例えば、ポイント獲得処理においてアンケート操作の対象になった広告動画が車の広告であった場合、同業他社の同クラスの車の広告を自動検索して一覧表示するよう予め設定しておくことができる。また、ポイント獲得処理においてアンケート操作の対象になった広告の出演者が出演している広告を自動検索して一覧表示するよう予め設定しておくこともできる。
図17のフローであっても、上記のような変形実施例のフローであっても、ポイントを発行する際にユーザの広告動画データ閲覧を確認する手段を設ける点では考え方は同じである。つまり、アンケートへの回答を求めるステップは、ユーザの情報を得る手段であるとともにユーザによる広告動画データ閲覧の確認手段としての機能も持っている。
番組指定ポイントの保有があればステップS286においてその使用処置を行う。番組指定ポイント使用処置では、その番組に使用可能な番組指定ポイントがすべて抽出される。この場合、通常は複数の番組指定広告の閲覧によって得たポイントを足し合わせないと必要ポイントには達しない。但し、ポイント決済までにその番組指定広告で広告されていた商品を実際に購入し、購入の際に知らされた暗号コードを入力した場合、獲得していたポイントが3倍の価値として取り扱われるようになる。従って、このような場合には、単独の番組指定の閲覧によって得たポイントだけで必要ポイントに達する場合もある。
次に、ステップS288では、番組指定ポイント使用処置によって抽出された番組指定ポイントの和によって必要ポイントが充足されたかどうかチェックする。そして充足されていなければ、不足分を補うためステップS290において汎用ポイントを保有しているかチェックする。なお、ステップS284において番組指定ポイントを全く保有していなかった場合は、必要ポイントの充足はありえないので、直接ステップS290に至る。
例えば、Cユーザコンピュータ11に対し、広告配信局コンピュータ14から古い日付でポイントが発行されるとともに、第二広告配信局21から新しい日付でポイントが発行されていたとする。ここで仮にCユーザコンピュータ11が、Aテレビ局コンピュータ3から配信される番組について第二広告配信局21からの新しい日付のポイントを先に使用してしまうとすると、Aテレビ局コンピュータ3への広告料分配が行われず、広告主からの広告料が広告配信局コンピュータ14に滞留してしまう。これはで、ポイントの獲得と使用の実態に合った広告料分配が行われない。ステップS292はこのような事態を防ぐためのものである。
一方、ステップS288において番組指定ポイントの使用だけで必要ポイントが充足された場合はステップS298に移行し、番組指定ポイントの余剰の有無をチェックする。そして余剰があればステップS300でこれを汎用ポイントに換算してステップS296に移行する。
このような設定の理由は、まず図6においてユーザの最大関心事である番組の指定に伴って表示される広告一覧の方が、広告サーチの検索結果としての広告一覧よりもユーザの目に触れる可能性が高いため広告主に高い広告料を要求することができるからである。
また、テレビ局にとっても、適切な広告主を得て番組指定ポイントの単価を高く設定できることは、少数のユーザの根強い支持がある専門性の高い番組や野心的な自主制作番組からもそれなりの広告料分配を期待できることを意味し、広告料の分配を受けるために不特定多数の人気を狙った「高視聴率」番組の製作にのみ汲々とする経営からの脱皮を図ることができる。これに対し、汎用ポイントだけでは、使用ポイント総数の少ない専門番組などの制作が不可能となる。
削減使用処理の詳細としては、まず他の番組を指定しているポイントを使用してよいかどうかユーザに確認するステップを置く。そしてユーザが使用してよい旨の操作をすればポイント使用を実行する。但し、そのポイントの価値は汎用ポイントレベルに削減されて使用される。
ステップS306では、以上の削減使用処理のポイントを加えたことによってポイントが充足されたかどうかがチェックされる。そしてポイントが充足されればステップS296に移行する。
ステップS308では、クレジット処理およびクレジットポイントの表示を行う。そして、ステップS310でクレジットポイントを換算したクレジット金額の表示を行ってフローを終了する。
ステップS316で休憩操操作が行われたことが検出されると、番組の再生が中断され、ステップS318に移行して自動広告処理が行われる。自動広告処理の詳細は、図10のフローからステップS56からステップS60を除いてステップS50からステップSステップS62に移行するようにしたものと同じである。これによって、休憩操作をすると図5の自動広告動画41がテレビ画面31に表示されるとともに、広告ポイントボタン42、広告カットボタン43、広告サーチボタン44および広告選局ボタンが表示されてこれらの操作が可能となる。そして、広告への関心に応じ、これらのボタンの操作により任意に広告ポイントの獲得を行うことも可能となる。
なお、これらのボタンの操作によって広告ポイントの獲得のためのフローに移行したときは、リモコンで広告処理中止のための割り込み操作を行えば、いつでも番組再生の続きに戻ることができる。
ステップS316で広告アーカイブス操作が行われたことが検出されたときも番組の再生が中断され、ステップS322に移行して広告期限切れの広告動画データの検索画面に入る。これらのデータは広告期限が終わっても広告主からの低額の維持広告料に基づいて広告配信局又はユーザコンピュータにアーカイブスとして保存されており、ポイント発行およびそれに伴う広告料とは関係なしにステップS322の中で再生することができる。広告アーカイブスの検索画面は図7と同様のレイアウトであり、ユーザは過去の商品名や出演者などの記憶をたどって懐かしい広告を遊び感覚で検索することができる。また、検索結果にもとづいて特定の広告動画データを選択し、これを閲覧することができる。
ステップS322における特定のアーカイブス広告動画データの閲覧が終わるか又は中止されるとステップS324に移行し、そのデータと関連のある現広告動画データの一覧が表示される。この一覧表示は特定のアーカイブス広告動画データとの間で広告主が設定した直接リンクによっても可能であるが、アーカイブス広告動画データの出演者などを媒介したユーザの自発的な検索による間接リンクによっても可能である。
なお、広告アーカイブス操作によりステップS322に移行した後は、リモコンで中止の割り込み操作を行えば、いつでも番組再生の続きに戻ることができる。
また、ステップS320で広告アーカイブス操作が検出されなかった場合、又は関連現広告一覧表示から所定時間内にステップS326で広告選択操作が検出されなかった場合はステップS330に進む。
なお、上記の広告アーカイブス操作は、図19の解凍・再生処理の中だけでなく、リモコンの操作によりどのフローからも割り込んで実行可能とすることができる。
ステップS330で番組再生終了が検出されたときはステップS332に移行し、クレジットポイントの有無をチェックする。そしてクレジットポイントがあれば、見終わった番組についての番組指定広告でまだ閲覧していないものが残っているかどうかステップS334でチェックし、番組指定広告が残っていればステップS336の指定広告処理に入る。この処置により、番組鑑賞後においてクレジットがあったときにこれを解消するための最も効率のよいポイント稼ぎが可能となる。
一方、ステップS334において見終わった番組に関する番組指定広告が全て閲覧済みで、もう残っているものがないことが検出されたときはステップS338のネットモード処理に移行する。これによって、自動広告閲覧又は広告サーチなどによるポイント稼ぎが可能となる。
以上のように番組を見終わった直後にステップS332でクレジットがあることが検出された時は自動的にポイント獲得が可能な画面に移行し、クレジットの早期解消を促す。但し、このような画面がわずらわしい場合は、リモコン操作の割込みによっていつでもステップS336又はステップS338を中断してフローを終了することができる。なお、ステップS332においてクレジットがなかった時は、ポイント獲得画面への移行を行わず、ステップS339に移行する。
続編番組紹介処理の内容は、図11の番組表処理におけるステップS80以降と同じである。但し、ステップS80では続編番組のリストを表示する。また、続編番組紹介処理としては、上記に代え、続編番組を紹介した後は図10のネットモード処理をスタートさせ種々のポイント獲得が可能なようにしてもよい。なお、このような続編紹介画面がわずらわしい場合は、リモコン操作の割込みによっていつでもステップS340を中断してフローを終了することができる。なお、ステップS339において続編番組がなかった時は、直ちにフローを終了する。
フローがスタートすると、ステップS342で、いずれかの広告主からの広告動画データップがあったかどうかがチェックされる。アップがあればステップS344で広告料の定額部分を広告主コンピュータより電子受領する。この定額部分は、主に広告配信局運営費に充てられる。続いて、ステップS346において、アップされた広告動画データおよびその属性データの登録が行われる。
すなわち、閲覧した広告動画データについてブログを書きたいユーザは、図6の番組指定広告一覧50、又は図7の検索結果広告一覧によって、対応する広告動画データを指定し、リモコンの操作でブログを作成する。
一方、広告動画データに関連するブログを見たいユーザは、ユーザコンピュータにおいて図5又は図8のように特定の広告動画がテレビ画面31で再生されているときにブログ閲覧の操作をリモコンによって行う。これによってテレビ画面31に関連ブログの一覧が表示され、その一つをテレビリモコンで選ぶことによって選択されたブログの詳細をテレビ画面31上で読むことができる。これによって、ユーザは広告動画データによって広告主から提供される商品情報だけでなく、ブログに書かれた一般ユーザのコメントを見ることができる。なお、書かれるブログには悪意のものが含まれる可能性があるが、原則としてブログを読むユーザ自身の取捨選択に委ねられる。但し、広告主からの苦情があれば審査の上、広告配信局にて悪質なブログを削除することもある。
なお、ユーザがブログを見る操作が可能なタイミングは、上記のように広告動画の再生中に限られるものではない。例えば、図6の番組指定広告一覧50、又は図7の検索結果広告一覧62における番組の一つをリモコンで選ぶことによって、選ばれた番組に関するブログ一覧を表示することも可能であり、この場合は、広告動画の再生を経由せずにリンクの張られたブログに直接飛ぶことができる。
上記のようなブログ作成支援機能によってブログに貼り付けられた広告情報のアイコンやクリップアートは、ブログ画面を見るユーザの選択に応答して直接その広告動画データにジャンプし、図17のポイント獲得処理をスタートさせる機能を持つ。
従って、以上のようなブログ作成支援機能によってブログを書くユーザが適宜広告情報のアイコンやクリップアートをブログに貼り付けるならば、作成されたブログ画面の一部が図6の番組指定広告一覧50または図7の検索結果広告一覧62に準じた機能を持つことになる。つまり、ブログ画面の一覧からアイコンやクリップアートを選択することにより、ブログ画面から直接に関心のある広告動画データの閲覧に進むことができる。
ステップS350で番組指定広告でなかったときは、アップされた広告動画データが通常の広告動画データであることを意味するので、ステップS360で自動広告管理処理を行ってステップS358に移行する。これは、新たな広告動画データの追加により自動広告動画データ全体の再生制御を変更する必要が生じるからである。自動広告管理処理の詳細は後述する。また、ステップS342で新たな広告動画データのアップロードがなかった時も、直接ステップS358に移行する。
また、ステップS364では、上記に連動して、ポイント獲得処理の対象になった広告動画データの広告主コンピュータに対し、広告動画データの閲覧実績を発信する。そして、これと引き換えに、ステップS366で広告料の従量部分を広告主コンピュータより電子受領してステップS368に移行する。なお、ステップS358で、どのユーザコンピュータにおけるポイント獲得処理もなければ、直接ステップS368に移行する。
次いでステップS386でそのユーザの属性に不適な広告動画データの有無をチェックする。そして該当するものがあれば、ステップS388でこれを除外してステップS390に移行する。例えば、ユーザテレビが男性ユーザにのみによって見られている属性である場合、女性を対象とした広告動画データは再生対象から除外される。なお、ステップS386で該当する広告動画データがなければ直接ステップS390に移行する。
そして、ステップS390とステップS392の分析結果に基づき、ステップS394では、自動広告動画再生における優先順位および頻度を決定する。具体的には、ユーザの関心が高い傾向にある広告については優先順位を上げるとともに、ユーザの関心が低い傾向にある広告については優先順位や再生頻度を低くする。
なお、ステップS394では粗決定までが行われ、優先順や頻度が同程度のものについての具体的な順序は、次のステップS396において同程度の広告の範囲内でランダムシャッフルを行って決定する。これによって自動広告動画の再生が同じ順序で繰り返される不快感を軽減する。
なお、ステップS360において図21のフローを実行する場合は、結果が変動することが予想されないのでステップS390とステップS392を省略してもよい。また、新規にアップされた広告動画データなので、ステップS394における決定では、再生順を最優先とする。
ステップS398において該当するものがあればステップS400に進み、広告カット操作が初回かどうかチェックされる。初回でなければステップS402で2回目かどうかチェックされ、2回目でなければ3回目なのでステップS404で該当する自動広告を再生対象から除外してステップS406に移行する。
一方、ステップS400において広告カット操作が初回であることが検出されたときはステップS408で該当広告再生の優先順を降下させてステップS406に移行する。ここにおける優先順の降下とは、所定時間が経過するまで次回の再生を控えることを意味するが、長期的な平均頻度まで低下させるものではなく、繰り返し広告効果は狙う。これに対し、ステップS402において広告カット操作が2回目であることが検出されたときは、ステップS410において再生頻度そのものを低下させ、繰り返し広告効果に固執するよりも不快感の緩和に重点を移す。しかしながら完全に再生対象から除外するわけではない。
そして新規広告動画データであった場合、ステップS414で指定番組お任せ契約のものであるかどうかチェックされる。番組指定広告は原則として広告主自身が番組を指定して契約するが、広告配信局における過去の広告効果分析データを信頼して番組の指定を任せることも可能であり、そのような契約の場合はステップS416に進む。
まず、ステップS418では、ポイント獲得傾向分析により、ユーザの広告に対する関心又は好き嫌いの傾向を調べる。具体的には、広告ポイント操作、広告選択操作、広告サーチ処理、アンケート操作等の履歴とユーザ属性との関係を分析する。次に、ステップS420では、上記の補助として広告カット傾向分析により、ユーザの関心を繋ぎ止めることができない広告の傾向を調べる。具体的には、各場面における広告カット操作の履歴とユーザ属性との関係を分析する。
次に、ステップS422でポイント使用傾向分析を行い、ユーザの番組に対する関心の傾向を調べる。具体的には、番組録画操作や番組選択操作等の履歴と、ステップS416で得られるユーザ属性、およびステップS418およびステップS520で得られるユーザの広告への関心又は好き嫌いとの関係を分析し、抽出したユーザにおける広告への関心と番組への関心との相関を分析する。
そして、ステップS424で統計処理が可能と判断された時は、ステップS426で最適の指定番組を決定し、広告配信局コンピュータ自身でその決定に従った処理を開始するとともに、指定番組を広告主コンピュータに通知する。
一方、ステップS414で指定番組お任せ契約でなかった時は、直接ステップS426に移行し、広告主の希望通りの指定番組を決定する。また、結果の決定は単なる確認報告となる。
さらに、ステップS430では以上の広告条件に基づいて番組指定広告に関する初期割増定額部分を決定し、これを広告主コンピュータに通知してステップS432に移行する。なお、ステップS412において対象広告が新規のものでなかったときは直接ステップS432に移行する。
従って、次回以降も、所定日数が経過してステップS434に至るたびに、一覧序列はダウンする。この結果、図5の番組指定広告一覧50において表示は下位のより目立たない位置に移動し、場合によってはスクロールしないと見えない位置に移動する。
なお、ステップS432において所定日数が経過していなかった場合は、序列ダウンは行わず、直接ステップS436に移行する。
このように、割増定額部分の積増しを行えば、仮に、ステップS434又はステップS438において序列ダウンがあったとしても、ステップS442でこれを復活し、結果的に序列ダウンを免れることができる。このような処置は次回以降もステップS442に至るたびに可能である。
なお、ステップS436において割増定額部分の積増しがあったことが検出されない合は、序列アップを行うことなくフローを終了する。
フローがスタートすると、ステップS452で広告料定額部分分配の電子受領を行う。これは、図20のステップS356における広告配信局コンピュータからの分配が行われていた場合に対応するものであって、このような分配がない場合はステップS452は省略される。
次に、ステップS468では、その番組についての過去の日時付ダウンロード履歴に今回のダウンロード実績を加え、「視聴率」を新たに更新計算する。ここで「視聴率」とは、所定期間内におけるダウンロード累積数をジャンル別に決められている所定のダウンロード数で割ったものである。そして「視聴率」がジャンル別に決められている所定の率を上回った場合はこれを「人気番組」と認定し、番組表用人気番組コード信号を各ユーザコンピュータに送信してステップS472に移行する。このコードは視聴率そのものであってもよい。各ユーザコンピュータにおける番組表処理においてこのコードを持つ番組があれば、その番組が人気番組である旨の表示または視聴率の表示が番組表51に付記される。なお、いずれのユーザコンピュータからもダウンロード処理の要求がない場合は、直接ステップS472に移行する。
ステップS478では、集計のための使用ポイントを記録し、フローを終了するが、この際、クレジット処理したポイントは集計から除外される。なお、ステップS472においていずれのユーザコンピュータからもポイント決済処理の要求がない場合は、直ちにフローを終了する。
本発明の実施例では、上記のようにステップS464のダウンロード処理のチェックとステップS472におけるポイント決済処理のチェックとを分けており、ステップS466で番組動画データの送信に入っても直ちにポイントの決済は行わない。つまり、ステップS466の実行によって番組動画データがダウンロードされても、実際に番組の鑑賞が行われてポイント決済が要求されるまではポイント使用の決済が保留される。つまり、本発明の実施例では、単なる番組動画データの「録画」段階ではポイント使用の決済は行われない。これは、ユーザコンピュータにおける図15のダウンロード処理のステップSステップS196からステップS202の機能に対応している。
上記の広告識別コード別の集計情報は、以下のステップS458における広告配信局との間での広告料従量部分分配に必要なものではない。しかしながら、通知を受けた広告配信局において次のような情報管理または広告主との広告料支払い特別契約に利用される。
次に広告主との特別契約の観点から広告識別コード別集計情報の意義を説明する。既に説明してきたように、広告主としては広告閲覧という実績に対して広告料を支払っており、その後のポイントの使途は必ずしも関心事ではない。しかしながら、広告配信局は、希望する広告主との間で、広告動画データ閲覧によるポイントの発行だけでなくポイントの使用による番組動画データ鑑賞までを確認した上で広告料を支払うという形の特別契約を締結することも可能である。このような特別契約の場合、広告主はポイント獲得の最終目的に至る全プロセスを直接確認した上で広告効果を納得することができる。そしてこのような特別契約に対応するためには、上記のような広告識別コード別集計情報が必要となる。
この契約によれば、ポイントが獲得可能な広告動画データとそのポイント獲得の目的である番組動画データの情報がセットでユーザに提供されるので、テレビ局としては番組の広告機会が広がるとともに、広告主としても自身の広告動画データ閲覧の動機付けを強化することができる。
また、このような変形実施例の場合、通常のウェッブにおける企業のホームページ上において、自社の広告動画データと放送局の広告動画データを紹介しながら番組動画データを鑑賞できるポイントを発行するシステムを構築することも可能であり、格別の広告配信局設立の投資も不要となる。
入出力部104は、さらにリモコン108からの赤外線信号110を受信するリモコン受信部112からも操作信号を入力し、制御部110に所定のコンピュータ動作を行わせる。リモコン108はテレビの電源オンオフ、放送チャンネル切換操作、音量調節操作、テレビ画面に表示される各種ボタンの操作やテレビ画面に表示される一覧からの選択操作などを行う。
リモコン受信部112が受信する操作信号は必要に応じて放送受信部114にも直接伝えられる。放送受信部114は通常のテレビと同様にしてデジタル放送電波116を受信しているが、リモコン受信部112からの操作信号に基づいて放送チャンネルの選局等を行う。
このコンピュータ表示信号は、図4の各種ボタン33から37のように、通常デジタル放送動画32の表示に重畳してテレビ画面に表示される場合もあるが、図5から図8のように、テレビ画面31に表示されるものがすべて表示記憶部120からのコンピュータ表示信号である場合もある。
なお、放送受信部114が受信したデジタル放送動画はCユーザコンピュータ11の入出力部104にも送られ、リモコン108の操作により「録画」として記憶部102に記憶することが可能である
さらに、これらのコンピュータの入出力部を介してインターネット経由でシステム内の他のコンピュータと通信可能である。また、必要に応じ、入出力部を介してキーボードやマウスなどの操作部、およびモニタなどの表示手段にも接続されている。
3、6 番組動画データ配信装置の制御手段
3、6 番組動画データ配信装置の記録手段
3、6 番組動画データ配信装置の集計手段
3、6 番組動画データ配信装置の配信手段
3、6 番組動画データ配信装置の管理手段
3、6 番組動画データ配信装置の確認手段
9、10 動画データ鑑賞装置
11、12 動画データ鑑賞装置の制御手段
14、21 広告動画データ配信装置の制御手段
14、21 広告動画データ配信装置の配信手段
14、21 広告動画データ配信装置の発行手段
14、21 広告動画データ配信装置の受信手段
14、21 広告動画データ配信装置の管理手段
31 表示手段
31、100 関連番組表示手段
31、108 選択手段
31、108 操作手段
31、108 閲覧操作部
31、108 評価操作部
100 動画データ鑑賞装置の管理手段
100 広告データ再生手段
100 広告動画データ再生手段
100 広告動画データ自動再生手段
100 番組動画データ再生手段
100 検索手段
100 クレジット鑑賞実行手段
100 鑑賞実行手段
102 記憶手段
104 入力手段
104 出力手段
112 操作検知手段
Claims (6)
- 複数の番組動画データおよび予め指定された番組動画データの鑑賞権の獲得が可能な複数の番組指定広告動画データを外部から入力する入力手段と、前記複数の番組動画データの中から一つを特定する番組特定手段と、前記番組特定手段および前記番組指定広告動画データにおける番組指定に基づき前記特定された一つの番組動画データの鑑賞に必要な前記鑑賞権を発行可能な番組指定広告動画データの候補を選択可能に表示する表示手段とを有することを特徴とする動画データ鑑賞装置。
- 前記表示手段に表示される番組指定広告動画データの候補から番組指定広告動画データを選択する操作に基づいて選択された前記番組指定広告動画データを再生するとともに、再生される前記番組指定広告動画データの閲覧により獲得された前記鑑賞権および動画データ鑑賞開始操作に基づいて前記特定された番組動画データを再生する制御部を有することを特徴とする請求項1記載の動画データ鑑賞装置。
- 前記番組指定広告動画データは複数の前記番組動画データを予め指定しているものであるとともに、前記表示手段はさらに、前記複数の番組指定広告動画データの中から一つを特定する広告特定手段と、前記広告特定手段および前記番組指定広告動画データにおける番組指定に基づき前記特定された一つの番組指定広告動画データの閲覧によって獲得される前記鑑賞権が使用可能な複数の番組動画データの候補を選択可能に表示することを特徴とする請求項2記載の動画データ鑑賞装置。
- 前記制御部は、再生される前記特定された一つの番組指定広告動画データの閲覧により獲得された前記鑑賞権および前記表示手段に表示される番組動画データの候補からの選択に基づく前記動画データ鑑賞開始操作によって番組動画データを再生することを特徴とする請求項3記載の動画データ鑑賞装置。
- 前記番組特定手段による番組動画データの特定および前記番組指定広告動画データにおける番組指定に基づいて前記特定された番組動画データの鑑賞が可能な番組指定広告動画データを検索するための検索手段を有することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の動画データ鑑賞装置。
- 複数の番組動画データおよび予め指定された選択可能な複数の番組動画データの鑑賞権の獲得がそれぞれ可能な複数の番組指定広告動画データを外部から入力する入力手段と、前記複数の番組指定広告動画データの中から一つを特定する広告特定手段と、前記広告特定手段および前記番組指定広告動画データにおける番組指定に基づき前記特定された一つの番組指定広告動画データの閲覧によって獲得される前記鑑賞権が使用可能な複数の番組動画データの候補を選択可能に表示する表示手段とを有することを特徴とする動画データ鑑賞装置。
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