JP5676510B2 - 電力制御システム、電力制御サーバおよび電力制御方法 - Google Patents

電力制御システム、電力制御サーバおよび電力制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、電力制御を行う電力制御システム、電力制御サーバおよび電力制御方法に関する。
一般的なオフィス業務などでの電力を一番多く利用するのは、人が活動する時間帯(業務時間の昼間・平日午後など)となっている。その時間帯で電力を消費する機器としては、空調、照明に加え、昨今では、パソコンなどの情報機器が不可欠なものとなり、これらにより電力消費の大半を占めている。
これらの省電力をすすめるために、これら各機器個別に電力を低減する設計や電力を抑制する機能の実装が進められてきている。例えば、照明などは人感センサを付加し、照明の点灯・消灯制御などを行っている。また、照明灯自体の低消費電力化により、既存照明灯の入れ替えなども効果のある手段である。
一般的には、このように、機器毎の制御が中心であり、オフィス全体の消費電力を網羅的に制御しているものは少ない。
また、制御方法を用いないで、省電力を行うには、電源をこまめに切るなど完全に人手による操作が必要となっている。このため、「不使用時の電源OFF活動」などをしても完全に行うことは困難であり、得られる省エネ効果は限定的となっている。
省電力を行うためには、一般に消費電力量の推移などを測定し、現状を把握し、その上で省エネ効果の高いものから対策を行い、その結果がどうであったかを再度検証し、さらに対策を講じるという、省電力のPDCA(Plan−Do−Check−Act)サイクルを実施することが重要である。
まず、現状把握では、測定機器の追加や集計システムの構築が必要となり、新たな設備投資が必要になってしまう。追加する工事などが困難であることなどの弊害があったが、多様な測定機器が開発、普及されており、導入障壁が徐々に緩和されつつある。
また、上記の「見える化」の仕組みができたあとに、その情報をもとにし、各機器の省エネ制御方法を導入し、それぞれの機器制御を自動化することが可能になる。しかし、タイマーの利用など簡便な制御方法・計画に基づくものに留まることが多く、精緻な制御がなされずに消費電力の低減効果も上がらないことが多い。
また、機器個別に行われることから、オフィス全体・部署といった総括的なレベルでの制御・管理は困難であり、さらに省エネ効果を高めていく追加の省エネ制御や現状の改善というサイクルを実施するのが困難である。
これらを解決する手段として「ビル全体」を管理するBEMS(Building and Energy Management System)などの管理システムを導入し、付帯する制御方法を構築することで解消できたが、ビル新築時の導入が望ましいこと、あわせて高額の投資が必要となることなどから一部ビルでの導入に留まっている。
そもそも省エネのための制御方法は、工場などで機械を効率的に利用するための制御から、発展してきたため、機器毎の効率のみ追及されてきた結果であり、現在のオフィスなどで人が中心となり業務を行うスタイルでは、人の稼働状況までも考慮した最適な省エネ制御がなされているとはいえない状況である。
そこで、各作業員によって入力された電気機器の運転計画に関する情報に基づいて、各電気機器の運転計画を作成する技術が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2011−65365号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術においては、情報を入力する人手が必要となり、その手間がかかってしまうという問題点がある。
本発明の目的は、上述した課題を解決する電力制御システム、電力制御サーバおよび電力制御方法を提供することである。
本発明の電力制御システムは、
電気機器と、
前記電気機器の使用状況および周囲環境を測定するセンサと、
前記センサが測定した使用状況および周囲環境を、稼働実績として集計し、該集計された稼働実績と、利用者の業務予定および業務実績とに基づいて、前記電気機器を制御する電力制御サーバとを有する。
また、本発明の電力制御サーバは、
センサが測定した電気機器の使用状況および周囲環境を、稼働実績として集計する稼働情報集計部と、
前記稼働情報集計部が集計した稼働実績を記憶する稼働実績データベースと、
利用者の業務予定および業務実績を記憶する業務データベースと、
前記稼働実績データベースに記憶されている前記稼働実績と、前記業務データベースに記憶されている前記業務予定および前記業務実績とに基づいて、前記電気機器を制御する機器制御指示部とを有する。
また、本発明の電力制御方法は、
電気機器と、センサと、電力制御サーバとを有する電力制御システムにおける電力制御方法であって、
前記センサが、前記電気機器の使用状況および周囲環境を測定する処理と、
前記電力制御サーバが、前記使用状況および前記周囲環境を、稼働実績として集計する処理と、
前記電力制御サーバが、前記集計された稼働実績と、利用者の業務予定および業務実績とに基づいて、前記電気機器を制御する処理とを行う。
以上説明したように、本発明においては、オフィス全体の省電力を容易に図ることができる。
本発明の電力制御システムの実施の一形態を示す図である。 図1に示した電力制御サーバの内部構成の一例を示す図である。 図2に示した稼働実績データベースに記憶されている稼働実績の一例を示す図である。 図2に示した制御計画データベースに記憶されている制御計画の一例を示す図である。 図2に示した機器制御情報データベースに記憶されている機器制御情報の一例を示す図である。 図2に示した業務データベースに記憶されている情報の一例を示す図である。 図1に示した電力制御システムにおける電力制御方法のうち、稼働実績の集計のプロセスを説明するためのシーケンス図である。 図1に示した電力制御システムにおける電力制御方法のうち、電気機器の稼働計画を作成するプロセスを説明するためのシーケンス図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の電力制御システムの実施の一形態を示す図である。
本形態における電力制御システムは図1に示すように、電力制御サーバ10と、制御用パソコン11と、温湿度計21と、照度計22と、電力量計23と、分電盤30と、空調31と、照明32と、コンセント33と、情報機器41と、電気機器42と、空調制御装置61と、照明制御装置62と、コンセント制御装置63とから構成されている。また、電力制御サーバ10と制御用パソコン11とは、通信ネットワーク51を介して接続されている。また、制御用パソコン11と、温湿度計21、照度計22および電力量計23とは、有線または無線の送信路52を介して接続されている。また、制御用パソコン11と、空調制御装置61、照明制御装置62およびコンセント制御装置63とは、制御線53を介して接続されている。また、分電盤30と、空調31、照明32およびコンセント33とは、電力線54を用いて接続されている。また、コンセント33には、パソコンやプリンタ等の情報機器41および電気ポット等の電気機器42が接続されている。
温湿度計21は、センサの一種であり、電気機器の周囲環境である温度および湿度を測定する。また、温湿度計21は、測定した温度および湿度を示す情報を測定データとして送信路52を介して制御用パソコン11へ送信する。
照度計22は、センサの一種であり、電気機器の周囲環境である照度を測定する。また、照度計22は、測定した照度を示す情報を測定データとして送信路52を介して制御用パソコン11へ送信する。
電力量計23は、センサの一種であり、電気機器の使用状況である、空調31、照明32およびコンセント33に接続された情報機器41や電気機器42の消費電力量を測定する。また、電力量計23は、測定した電力量を示す情報を測定データとして送信路52を介して制御用パソコン11へ送信する。
なお、送信路52は、有線であっても良いし、無線であっても良い。
空調(空調装置)31、照明(照明装置)32およびコンセント33は、分電盤30から電力線54を介して電源供給を受けている。
空調制御装置61は、制御用パソコン11からの制御指示に基づいて、空調31の電力制御を行う。
照明制御装置62は、制御用パソコン11からの制御指示に基づいて、照明32の電力制御を行う。
コンセント制御装置63は、制御用パソコン11からの制御指示に基づいて、コンセント33の電力制御を行う。
制御用パソコン11は、電源のオン/オフおよび負荷を制御する機能を有し、制御線53を介して、空調制御装置61、照明制御装置62およびコンセント制御装置63を制御することで、分電盤30からの、空調31、照明32およびコンセント33への給電を制御する。コンセント33には、情報機器41および電気機器42が接続されているため、この給電制御により、情報機器41および電気機器42への給電が制御されることとなる。また、制御用パソコン11は、温湿度計21、照度計22および電力量計23から送信されてきた測定データを、通信ネットワーク51を介して電力制御サーバ10へ送信する。
電力制御サーバ10は、例えば、プログラム制御により動作し、電気機器である、空調31、照明32およびコンセント33に接続された情報機器41および電気機器42を制御する。このとき、電力制御サーバ10は、温湿度計21、照度計22および電力量計23が測定した電気機器の使用状況および周囲環境を稼働実績として集計し、集計した稼働実績と、利用者が設定した利用者の業務予定および業務実績とに基づいて、これらの電気機器を制御する。
図2は、図1に示した電力制御サーバ10の内部構成の一例を示す図である。
図1に示した電力制御サーバ10には図2に示すように、センサ情報集計部100と、稼働情報集計部101と、消費電力表示部102と、省エネ制御計画部103と、機器制御指示部104と、稼働実績データベース200と、制御計画データベース201と、機器制御情報データベース202と、業務データベース203とが設けられている。
センサ情報集計部100は、制御用パソコン11から送信されてきた測定データを受信して収集する。
稼働情報集計部101は、センサ情報集計部100が収集した測定データを、稼働実績として集計し、稼働実績データベース200に蓄積する(書き込む)。
消費電力表示部102は、稼働情報集計部101にて集計された稼働実績を集約し、消費電力量などを表示する。また、消費電力表示部102は、稼働実績データベース200、業務データベース203から、設置されているエリアごとに、電気機器の稼働実績を業務の状態と併せて表示する。このような表示から、利用者は消費電力量構造を把握することができる。また、稼働実績データベース200に記憶されている実績情報と、制御計画データベース201を元に生成された今後の消費電力予測情報とを合わせて表示することもできる。これにより、省エネ活動を推進する管理者は、この実績と予定との乖離に注目していればよく、電気機器毎に細かく管理せずに、オフィス全体の一元化管理がしやすくなる。
省エネ制御計画部103は、稼働実績データベース200に記憶されている稼働実績と、業務データベース203に記憶されている利用者の業務予定および業務実績と、機器制御情報データベース202に記憶されている電気機器の各々の型番や仕様、消費電力値などの情報とに基づいて、電気機器の制御計画を作成する。また、省エネ制御計画部103は、作成した制御計画を制御計画データベース201に登録する(書き込む)。
機器制御指示部104は、制御計画データベース201に記憶されている制御計画に基づいて、各電気機器へ制御指示を行う。
稼働実績データベース200は、稼働情報集計部101が集計した稼働実績を記憶する。
図3は、図2に示した稼働実績データベース200に記憶されている稼働実績の一例を示す図である。
図2に示した稼働実績データベース200は、温湿度計21、照度計22および電力量計23で収集した各電気機器の稼働実績(実績値)を記憶している。例えば、稼働実績データベース200は、図3に示すように、温湿度、照度、消費電力量などの測定された実績値とともに各電気機器の機器番号、機器型番、設置場所、測定した日時、計測タイプを記憶している。
制御計画データベース201は、省エネ制御計画部103が作成した制御計画を記憶する。
図4は、図2に示した制御計画データベース201に記憶されている制御計画の一例を示す図である。
図2に示した制御計画データベース201は、空調31、照明32、コンセント33、情報機器41、電気機器42を、決められた時刻に制御するための動作制御計画を記憶している。例えば、制御計画データベース201は、図4に示すように、各電気機器の機器番号と、動作を制御する制御時間と、稼働率と、動作モードと、業務量と、対象人員数とを対応付けて記憶している。
機器制御情報データベース202は、電気機器の各々の型番や仕様、消費電力値などを記憶する。
図5は、図2に示した機器制御情報データベース202に記憶されている機器制御情報の一例を示す図である。
図2に示した機器制御情報データベース202は、空調31、照明32、コンセント33、情報機器41、電気機器42の各々の型番や仕様、消費電力値などと、制御を行うための機器の動作モードとを記憶している。例えば、機器制御情報データベース202は、図5に示すように、各電気機器の機器型番と、機器種別と、仕様と、動作モードと、消費電力と、電圧と、電流と、力率とを対応付けて記憶している。これらは、あらかじめ入力されているものである。
業務データベース203は、利用者の業務予定および業務実績を記憶する。
図6は、図2に示した業務データベース203に記憶されている情報の一例を示す図である。
図2に示した業務データベース203は、利用者である各人員の業務の予定とそれらに対する実績を記憶し、各人の業務に関する情報として、業務予定と予定執務エリアとそれら予定に対する実績を記憶している。例えば、業務データベース203は、図6に示すように、社員名と、業務の予定時間と、予定業務内容と、業務の予定執行エリアと、業務執行の実績時間と、実績業務内容と、業務を執行した実績執行エリアとを対応付けて記憶している。この予定については、あらかじめ入力されており、実績については、業務執行後に書き込まれる。
以下に、図1に示した電力制御システムにおける電力制御方法について説明する。図1に示した電力制御システムにおける電力制御方法は、各電気機器の稼働実績の集計を行い、実態を把握するプロセスと、次に電気機器の稼働計画を作成するプロセスと、さらに計画に基づいた動作をモニタリングし、計画を補正していきさらに省エネ効果を自動的に高めるように動作するプロセスとに分かれる。
図7は、図1に示した電力制御システムにおける電力制御方法のうち、稼働実績の集計のプロセスを説明するためのシーケンス図である。
まず、利用者が電力制御サーバ10を操作することで、電力制御サーバ10が機器制御情報データベース202に各電気機器の機器情報を設定する(ステップS1)。
また、利用者が電力制御サーバ10を操作することで、電力制御サーバ10が温湿度計21、照度計22および電力量計23における測定時間を設定する(ステップS2)。このとき、基本的には常に測定している必要があるため、数年間などの長い期間を設定する。
さらに、電力制御サーバ10が温湿度計21、照度計22および電力量計23における測定周期(収集周期)を設定する(ステップS3)。ここで、機器制御情報データベース202に、電気機器ごとに最適化された測定周期の設定値があらかじめ記憶されており(例えば、コンセント33であれば30秒に1回収集、空調31であれば5分に1回収集)、これらが自動的に設定される。
そして、設定された測定期間になると、電力制御サーバ10は、制御用パソコン11へデータの収集を要求し、制御用パソコン11はデータの収集を開始する(ステップS4)。
また、温湿度計21、照度計22および電力量計23は、温湿度、照度および電力量をそれぞれ測定し(ステップS5)、測定したデータを制御用パソコン11へ送信する。
すると、制御用パソコン11は、温湿度計21、照度計22および電力量計23から送信されてきたデータを、設定された周期にしたがって収集し、収集したデータを電力制御サーバ10へ送信する(ステップS6)。
制御用パソコン11から測定データが送信されてくると、電力制御サーバ10のセンサ情報集計部100が当該データを取得・収集し、収集したデータを稼働情報集計部101が稼働実績として集計し(ステップS7)、稼働実績データベース200に書き込む(ステップS8)。そして、電力制御サーバ10は、設定された測定期間が終了したかどうかを確認し(ステップS9)、設定された測定期間中は、上述した動作を繰り返す。
次に、図1に示した電力制御システムにおける電力制御方法のうち、電気機器の稼働計画を作成するプロセスについて説明する。
図8は、図1に示した電力制御システムにおける電力制御方法のうち、電気機器の稼働計画を作成するプロセスを説明するためのシーケンス図である。
まず、利用者が電力制御サーバ10を操作することで、電力制御サーバ10が業務データベース203にオフィスで働いている人員の業務予定(時間と業務内容、執務エリア等)を書き込む(ステップS11)。
続いて、省エネ制御計画部103は、稼働実績データベース200に記憶されている稼働実績と、業務データベース203に記憶されている利用者の業務予定および業務実績と、機器制御情報データベース202に記憶されている電気機器の各々の型番や仕様、消費電力値などとを参照し(ステップS12)、それらに基づいて、電気機器の制御計画を作成する(ステップS13)。
ここでの制御計画の作成方法は、稼働実績データベース200に記憶されている稼働実績のうち、前年の同月同週同曜日の稼働実績をベースラインとし、さらに業務データベース203の今後の業務予定を比較し、機器負荷の増減を調整することで季節変動要因の考慮と実際の業務量の変動を組み入れる。例えば、休暇や会議による在席人員の増減、業務量、時間の多寡により各電気機器の動作を増減するように作成する。
また、電気機器ごとの消費電力プロファイル(省電力制御パターンと消費電力量の関係を記述する)を機器制御情報データベース202に記憶しておき、電気機器毎の消費電力が最少になる制御設定の選択と動作を組み合わせ、消費電力が最小化になる計算をあわせて行い、省電力化を図る。例えば、照明32は即時に制御可能であるため、必要時以外は電源を切る。一方、空調31は起動して室温が下がるまでの間に大きく電力を消費するため、最少の起動回数とする。また、空調31は、設定した温度で稼働するまで、ある程度の時間が必要であり、短時間で制御しようとすると消費電力が高くなるため、制御時間も考慮するなど電気機器の特性に応じた制御を行う。これらの要素を盛り込み、制御計画は、最終的に電気機器ごとに時間単位の動作を規定している。また、省エネ制御計画部103は、作成した制御計画を、制御計画データベース201に書き込む。
続いて、機器制御指示部104は、制御計画データベース201に記憶された制御計画に基づいて、指定された時刻になると制御用パソコン11へ制御指示を出す(ステップS14)。
すると、制御用パソコン11は、空調制御装置61、照明制御装置62およびコンセント制御装置63に個々に制御指示を出し(ステップS15)、空調制御装置61、照明制御装置62およびコンセント制御装置63が、空調31、照明32およびコンセント33それぞれに対して、電源オン、オフ、動作モードの変更などの電源制御を行う(ステップS16)。また、コンセント33は、コンセント33の差し口ごとの制御ができるものとし、コンセント33に接続された情報機器41、電気機器42を制御する(ステップS17)。また、コンセント33自身の電力を切断することで、情報機器41、電気機器42の待機電力の抑制もできる。
また、このような制御を行っている間も、ステップS5と同様に、温湿度計21、照度計22および電力量計23は、温湿度、照度および電力量をそれぞれ測定し(ステップS18)、測定したデータを制御用パソコン11へ送信する。
すると、制御用パソコン11は、温湿度計21、照度計22および電力量計23から送信されてきたデータを、設定された周期にしたがって収集し、収集したデータを電力制御サーバ10へ送信する(ステップS19)。
制御用パソコン11から測定データが送信されてくると、電力制御サーバ10のセンサ情報集計部100が当該データを取得・収集し、収集したデータを稼働情報集計部101が稼働実績として集計し(ステップS20)、稼働実績データベース200に書き込む(ステップS21)。
この稼働計画の作成プロセスは、随時実行されており、集計された稼働実績に基づいて、ステップS13にて、さらに制御計画が作成され、以前に設定した制御計画を修正していく。修正は、実績と計画との乖離が小さくなるように補正をしていく動作となっており、計画の精度が高まっていくことで、省エネの効果自体も高まるように動作していく。これが、計画に基づいた動作をモニタリングし、計画を補正していきさらに省エネ効果を自動的に高めるように動作するプロセスである。
以上のように、本発明によれば、実際の稼働実績および今後の予定に沿った、数値的なデータ処理に基づく最適な省エネ制御の計画が作成される。そのため、従来、管理者が行っていた稼働制御計画の作成を、電力制御サーバ10にまかせることができる。
また、稼働制御計画は、人員の予定の上に機器の制御計画を立案するため、省エネ活動による生産性の低下は抑止される。
また、常に、稼働実績のモニタリングと予測計算とに基づいた計画の作成、修正が行われ、制御を動的に行うことができるため、省エネの効果を最大限になるように制御が自動的に行われる。
さらに、各電気機器の動作を個々に設定するのではなく、人員の予定などから総合的な視点で自動的に計画されるため、省エネ活動を推進する管理者は、オフィス全体を総括することが容易くなる。
本発明は、オフィス環境の電力量の削減を目的とした省エネ活動へ適用できる。また、本発明は、オフィスだけではなく、家庭や工場、店舗など幅広い分野の省エネ活動へも適用が可能である。
10 電力制御サーバ
11 制御用パソコン
21 温湿度計
22 照度計
23 電力量計
30 分電盤
31 空調
32 照明
33 コンセント
41 情報機器
42 電気機器
51 通信ネットワーク
52 送信路
53 制御線
54 電力線
61 空調制御装置
62 照明制御装置
63 コンセント制御装置
100 センサ情報集計部
101 稼働情報集計部
102 消費電力表示部
103 省エネ制御計画部
104 機器制御指示部
200 稼働実績データベース
201 制御計画データベース
202 機器制御情報データベース
203 業務データベース

Claims (8)

  1. 電気機器と、
    前記電気機器の使用状況および周囲環境を測定するセンサと、
    前記センサが測定した使用状況および周囲環境を、稼働実績として集計し、該集計された稼働実績と、利用者の業務予定および業務実績と、前記電気機器の機器型番、機器種別、仕様、動作モード、消費電力および力率とに基づいて、前記電気機器毎の消費電力が最小になる制御設定の選択と動作とを組み合わせ、前記消費電力が最小化になる計算を行って前記電気機器の省電力化を図るように、前記電気機器の制御計画を作成し、該作成した制御計画に基づいて、前記電気機器を制御する電力制御サーバとを有する電力制御システム。
  2. 請求項1に記載の電力制御システムにおいて、
    前記電力制御サーバは、前記稼働実績を、前記センサが測定した使用状況および周囲環境に基づいて、修正していくことを特徴とする電力制御システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電力制御システムにおいて、
    前記電力制御サーバは、前記稼働実績のうち、前年の同月同週同曜日の稼働実績と、前記業務予定および前記業務実績とに基づいて、前記電気機器を制御することを特徴とする電力制御システム。
  4. 請求項1からのいずれか1項に記載の電力制御システムにおいて、
    前記電力制御サーバは、前記センサが測定した使用状況および周囲環境を所定の周期で該センサから取得することを特徴とする電力制御システム。
  5. 請求項1からのいずれか1項に記載の電力制御システムにおいて、
    前記電気機器は、空調装置、または照明装置、またはコンセントに接続された装置であることを特徴とする電力制御システム。
  6. 請求項1からのいずれか1項に記載の電力制御システムにおいて、
    前記センサは、温湿度計、または照度計、または電力量計であることを特徴とする電力制御システム。
  7. センサが測定した電気機器の使用状況および周囲環境を、稼働実績として集計する稼働情報集計部と、
    前記稼働情報集計部が集計した稼働実績を記憶する稼働実績データベースと、
    利用者の業務予定および業務実績を記憶する業務データベースと、
    前記電気機器の機器型番、機器種別、仕様、動作モード、消費電力および力率とを記憶する機器制御情報データベースと、
    前記稼働実績データベースに記憶されている前記稼働実績と、前記業務データベースに記憶されている前記業務予定および前記業務実績と、前記機器制御情報データベースに記憶されている前記電気機器の機器型番、機器種別、仕様、動作モード、消費電力および力率とに基づいて、前記電気機器毎の消費電力が最小になる制御設定の選択と動作とを組み合わせ、前記消費電力が最小化になる計算を行って前記電気機器の省電力化を図るように、前記電気機器の制御計画を作成する省エネ制御計画部と、
    前記省エネ制御計画部が作成した制御計画に基づいて、前記電気機器を制御する機器制御指示部とを有する電力制御サーバ。
  8. 電気機器と、センサと、電力制御サーバとを有する電力制御システムにおける電力制御方法であって、
    前記センサが、前記電気機器の使用状況および周囲環境を測定する処理と、
    前記電力制御サーバが、前記使用状況および前記周囲環境を、稼働実績として集計する処理と、
    前記電力制御サーバが、前記集計された稼働実績と、利用者の業務予定および業務実績と、前記電気機器の機器型番、機器種別、仕様、動作モード、消費電力および力率とに基づいて、前記電気機器毎の消費電力が最小になる制御設定の選択と動作とを組み合わせ、前記消費電力が最小化になる計算を行って前記電気機器の省電力化を図るように、前記電気機器の制御計画を作成する処理と、
    前記作成した制御計画に基づいて、前記電気機器を制御する処理とを行う電力制御方法。
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