JP5673844B2 - 情報処理装置,基本システム起動方法,及び基本システム起動プログラム - Google Patents
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Description
そして、UEFIが実装された情報処理装置は、ブートマネージャによって、起動するOSのHDDに設定されたパーティションGUIDを取得し、取得したGUIDがNVRAM内のパーティションGUIDと一致する場合に、当該OSを起動する。
なお、関連する技術として、BIOSにおいて、起動すべきOSが選択されると、該OSと対応するOS識別データを不揮発性RAMから取得し、取得されたOS識別データと対応するOS種別特定用データを、OS種別特定用データベースから検索,抽出して、起動すべきOSとして選択されたOSの種別を特定する技術がある。
従って、UEFIが実装された情報処理装置のHDDを、他のOSがインストールされたHDDと交換すると、交換後のHDDに係るパーティションGUIDとNVRAM内のパーティションGUIDとが一致しなくなり、交換後のHDDのOSを起動することができないという問題がある。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本発明の他の目的の1つとして位置付けることができる。
〔1〕一実施形態
〔1−1〕情報処理装置の構成例
図1は、一実施形態としての情報処理装置1のハードウェアの構成例を示す図であり、図2は、情報処理装置1の詳細な構成例を示すブロック図である。なお、図2においては、説明の便宜上、一部の構成要素の図示を省略している。
なお、基本システムとしては、例えばOS(Operating System)が挙げられる。以下、基本システムがOSである場合について説明する。
メモリ3は、種々のデータやプログラムを一時的に格納する記憶領域であって、CPU2がプログラムを実行する際に、データやプログラムを一時的に格納・展開して用いる。なお、メモリ3としては、例えばRAM等の揮発性メモリが挙げられる。
ここで、HDD5は、GPT(GUID Partition Table)によりパーティションが設定されており、使用するOS5Cが格納されたパーティション(領域)に、パーティションGUID(Globally-Unique Identifier)5Aと、パーティションタイプGUID5Bとを保持している。
図3は、一実施形態に係るHDD5が保持するパーティションGUID5Aの一例を示す図である。
図3に示すように、HDD5は、例えば16バイトの値であるGUID(図3中、便宜上{GUID 1}と表記)と、格納するOS5Cの種別(本例においては“Windows(登録商標) x64”)とを少なくとも含む情報を、パーティションGUID5Aとして保持する。
なお、以下、パーティションGUID5Aを単にGUID5Aともいい、パーティションタイプGUID5Bを単にGUID5Bともいう。
NVRAM(保持部)4は、情報処理装置1のシステムファームウェアであるUEFI F/W(ファームウェア)41を格納するものである。UEFI F/W41は、情報処理装置1の電源投入後に、CPU2によって読み出されて、OS5Cの実行開始までの制御が実行される。なお、NVRAM4の代わりに、他の読み書き可能な不揮発性メモリが用いられても良い。
パーティションGUIDリスト(登録情報)42は、少なくとも一つのパーティションGUID4Aを有するものである。
なお、以下、パーティションGUIDリスト42を単にGUIDリスト42ともいい、パーティションGUID4Aを単にGUID4Aともいう。
図4に示すように、NVRAM4は、Variable領域に、GUID及び格納するOS5Cの種別を少なくとも含む情報を、パーティションGUID4Aとして保持する。なお、NVRAM4は、図4に示すように、GUIDリスト42内に、複数のGUID及び格納するOS5Cの種別等の組であるGUID4Aを保持しても良い。
サポートパーティションタイプGUIDリスト(起動許可情報)43は、少なくとも一つのパーティションタイプGUID4B及び起動可否フラグ4Cが登録される。
パーティションタイプGUID(第2OS情報,第2基本システム情報)4Bは、少なくとも一つのOSに係るGUIDであり、パーティションタイプGUID5Bと同様に、OS及びそのOSが使用するパーティション形式によって一意に決まるGUIDである。
なお、以下、サポートパーティションタイプGUIDリスト43を単にパーティションタイプGUIDリスト43又はGUIDリスト43ともいい、パーティションタイプGUID4Bを単にGUID4Bともいう。
図5に示すように、パーティションタイプGUIDリスト43は、複数のパーティションタイプGUID4Bと、これらのGUID4Bに対応付けた起動可否フラグ4Cとを保持する。
また、例えばシステム管理者は、パーティションタイプGUIDリスト43におけるGUID4Bについて、NVRAM4の書き換えを行なうアプリケーション等を実行することにより、GUID4Bの追加や変更、削除等の更新を行なうことができる。これにより、GUIDリスト43に含まれていない新たなOSの追加や不要なOSの削除等を、UEFI F/W41自体をアップデートすることなく、容易に行なうことができ、利便性が向上する。
入力装置6は、情報処理装置1の使用者や管理者等(以下、これらを単に使用者等という)が各種入力や操作を行なうことにより、データや指示内容等をCPU2に入力するものであって、例えば、マウスやキーボードを備えて構成される。
CPU(処理部)2は、種々の制御や演算を行なう処理装置(プロセッサ)であり、HDD5やNVRAM4、図示しないROM等に格納されたプログラムを、メモリ3に一時的に格納・展開して実行することにより、種々の機能を実現する。
さらに、CPU2は、UEFI F/W41の実行により、情報処理装置1の設定処理及びOS5Cの起動処理を行なう。ここで、情報処理装置1の設定処理としては、OS5Cの起動準備を含む情報処理装置1の起動処理(POST処理)、後述する起動OS及びHDD登録の設定処理の設定処理や、HDDの登録処理等がある。
図6は、一実施形態に係る情報処理装置1の起動処理(POST処理)及びOSの起動処理の一例を説明するフローチャートである。
図6に示すように、例えば情報処理装置1の電源ボタンが押下され電源が投入されると(ステップS1)、SEC(Security)フェーズにおいて、CPU2の初期化が行なわれ、CM20が使用可能になる(ステップS2)。
ここで、UEFI F/W41は、FV(Firmware Volume)と呼ばれる実行モジュールの集合体である。電源投入後、UEFI F/W41において最初に実行されるのが、BFV(Boot Firmware Volume)と呼ばれるモジュールであり、このBFVでは上述したステップS3のPEIが実行される。
ステップS2〜S4におけるシステムプラットフォームの初期化処理が完了すると、UEFI F/W41に組み込まれたブートマネージャ(Boot Manager)が起動し、起動するUEFI対応OSが選択される(ステップS5)。そして、ファイナルOSブートローダ(Final OS Boot Loader)により、選択したUEFI対応OSが起動されて(ステップS6,S7)、POST処理が終了する。
OS起動判定部(基本システム起動判定部,判定部)21は、情報処理装置1の設定処理において、パーティションGUID5Aに対応するパーティションGUID4AがNVRAM4に保持されているか否かを判断する。
具体的には、OS起動判定部21は、GUID5Bに対応するGUID4Bが、GUIDリスト43に登録されているか否かを判断し、登録されていると判断した場合に、当該GUID4Bに対応付けられた起動可否フラグ4Cに応じて、OS5Cの起動処理を行なうと判定する。より具体的には、OS起動判定部21は、GUID4Bに対応付けられた起動可否フラグ4Cが起動可能を示していると判断した場合に、OS5Cの起動処理を行なうと判定する。
図7は、一実施形態に係るGUID登録部22によるHDDの登録処理の一例を説明する図である。
具体的には、GUID登録部22は、GUID5Aに対応するGUID4AがNVRAM4に保持されていないと判断された場合に、所定の登録条件に基づいて、GUID5AをGUID4AとしてNVRAM4のVariable領域(GUIDリスト42内)に登録する。
すなわち、OS起動判定部21は、GUID5Aに対応するGUID4AがNVRAM4のVariable領域に保持されていないと判断した場合であっても、GUID登録部22により当該GUID4AがVariable領域に登録された場合には、GUIDリスト43に基づくOS5Cの起動可否の判定を行なうことができる。
具体的には、GUID登録部22は、自動登録が“有効”である場合、及び、自動登録が“無効”であるが手動登録が“有効”であり且つ使用者等により登録が許可された場合、のいずれか一方の場合に、所定の登録条件が満たされたと判断する。
また、GUID登録部22は、未登録のパーティションGUID5Aが認識された場合に、自動登録が“無効”であるが手動登録が“有効”である場合には、例えば表示装置7に対して図7に示すような選択画面22Aを表示させ、使用者等にHDD5(GUID5A)を登録するか否かを選択させる。
なお、自動登録及び手動登録の設定情報は、それぞれ、例えば“有効”を示す“1”及び“無効”を示す“0”のフラグとして、NVRAM4の所定の領域に保持される。これらのフラグは、GUID登録部22により読み出され、所定の登録条件を満たしているか否かの判断に用いられる。
また、パラメータ設定部23は、GUID登録部22が所定の登録条件に係る判断に用いる自動登録及び手動登録の設定を行なうことができる。
パラメータ設定部23による起動可否フラグ4Cや自動登録及び手動登録の設定情報等のパラメータの設定処理は、例えば、図6に示すステップS4におけるDXEフェーズの処理完了後、使用者等により、入力装置6を介してUEFI F/W41のセットアップ(パラメータの設定)が要求された場合に実行される。
パラメータ設定部23は、パラメータの設定処理において、図8に示すように、現在のパラメータ設定値を反映したセットアップ画面23Aを、例えば表示装置7に表示させる。具体的には、パラメータ設定部23は、現在パーティションタイプGUIDリスト43に保持されているGUID4Bに係るOSの種別、及び、当該OSに対応する起動可否フラグ4Cの値に応じた“起動可能”又は“起動不可”の状態を表示させる。また、パラメータ設定部23は、NVRAM4に保持されている、GUID登録部22に係る自動登録及び手動登録の“有効”又は“無効”の設定情報を読み出し、表示させる。
使用者等は、表示装置7に表示されたUEFI F/W41のセットアップ画面23Aにおいて、入力装置6の操作を通じて、上述した各パラメータについて設定を変更し、保存することができる。
なお、パラメータ設定部23による図8に示したセットアップのメニュー項目は、例えば情報処理装置1のシステム管理者のみが操作できるように、設定画面23Aへの遷移等にパスワード設定を行なうことが好ましい。これにより、システム権限のない使用者等による登録が不可能になり、セキュリティが向上するとともに管理が容易になる。
次に、上述の如く構成された一実施形態に係る情報処理装置1における情報処理装置1の設定処理及びOS5Cの起動処理の一例を説明する。
図9は、一実施形態に係る情報処理装置1の設定処理及びOS5Cの起動処理の一例を説明するフローチャートである。なお、図9に示すフローチャートは、図6に示すステップS4からステップS7の処理の詳細を説明するものである。
次いで、CPU2により、HDD5におけるBDS(Boot Device Selection)エントリが検出される(ステップS12)。なお、ステップS12において、BDSエントリが検出されない場合、HDD5は、GPTで設定されておらずUEFIに対応したOSが格納されていないため、CPU2は、ステップS13以降の処理を行なわずに、レガシーブート、つまり従来のBIOS方式によるOSの起動を行なう。レガシーブートについては、既知の手法により行なうことが可能であり、その詳細な説明は省略する。
次に、OS起動判定部21により、OS5Cが格納されたHDD5のパーティションからパーティションGUID5Aが参照(取得)される。また、OS起動判定部21により、NVRAM4のVariable領域からパーティションGUIDリスト42が参照され、GUIDリスト42内に、GUID5Aに一致する(対応する)GUID4Aがあるか否かが判断される(ステップS14)。
そして、OS起動判定部21により、ステップS15においてHDD5が登録されたか否かが判断され(ステップS16)、登録されていないと判断された場合には(ステップS16のNoルート)、OS起動判定部21により、HDD5に格納されたOS5Cの認識ができなかったと判断され(ステップS24)、処理が終了する。具体的には、CPU2は、表示装置7に“OS Not Found”等のメッセージを表示させ、OSの起動処理が終了する。
すなわち、ステップS17においては、OS起動判定部21により、NVRAM4からパーティションタイプGUIDリスト43がメモリ3に読み込まれる。
一致しない場合には(ステップS18のNoルート)、OS起動判定部21により、GUIDリスト43のポインタが次に進められ(ステップS22)、GUIDリスト43の変更後のポインタが示す位置にGUID4Bがあるか否か、すなわちGUIDリスト43が最後まで参照されたか否かが判断される(ステップS23)。
このように、ステップS17、S18、S22及びS23において、OS起動判定部21は、HDD5のパーティションに記録されたGUID5Bと、NVRAM4内にあるGUIDリスト43とを比較しながら、GUID5Bに一致するGUID4Bを検索する。
また、ステップS18において、取得したGUID5BがGUIDリスト43のポインタが示すGUID4Bに一致すると判断された場合(ステップS18のYesルート)、OS起動判定部21により、一致したGUID4Bに対応付けられた起動可否フラグ4Cの値が確認される(ステップS19)。
起動可否フラグ4Cの値が“起動可能”である場合には(ステップS20のYesルート)、CPU2により、GUID5Bに係る情報がNVRAM4のブートマネージャ用OS起動領域に登録され、OS5Cが起動可能にされる。そして、CPU2により、HDD5に格納された、パーティションタイプGUID5Bに係るUEFI対応のOS5Cについて起動処理が実行され(ステップS21;図6のステップS6及びS7参照)、処理が終了する。
以上の処理により、情報処理装置1における情報処理装置1の設定処理及びOS5Cの起動処理が行なわれる。
次に、上述の如く構成された一実施形態に係る情報処理装置1におけるHDD5(GUID5A)の登録処理の一例を説明する。
図10は、一実施形態に係る情報処理装置1におけるHDD5の登録処理の一例を説明するフローチャートである。なお、図10に示すフローチャートは、図9に示すステップS15の処理の詳細を説明するものである。
次いで、GUID登録部22により、NVRAM4の特定の領域に格納された自動登録の設定情報が参照され、自動登録が“1(有効)”、すなわち“使用する”に設定されているか否かが判断される(ステップS32)。
手動登録が“許可”に設定されている場合(ステップS33のYesルート)、GUID登録部22は、表示装置7に対して選択画面22A(図7参照)を表示させ、使用者等にHDD5(GUID5A)を登録するか否かを選択させる(ステップS34)。
一方、ステップS33において、手動登録が“不許可”に設定されている場合(ステップS33のNoルート)、又は、ステップS34において、HDD5の登録を許可しない旨の指示が入力された場合(ステップS34のNoルート)、GUID登録部22により、HDD5の登録が行なわれずに、処理が終了する。そして、図9に示すステップS16の処理に移行する。
上述のように、本実施形態に係る情報処理装置1によれば、GUID登録部22によって、GUID5Aに対応するGUID4AがNVRAM4に保持されていない場合でも、GUID5AがGUID4AとしてNVRAM4に登録される。
従って、UEFIが実装された情報処理装置1においてHDD5の交換を行なった場合であっても、従来は行なえなかった交換後のHDD5に格納されたOS5Cの起動を可能とすることができ、情報処理装置1の利便性が向上する。
また、本実施形態に係る情報処理装置1によれば、GUID登録部22によって、所定の登録条件に基づいて、GUID5AがGUID4AとしてNVRAM4に登録される。
さらに、本実施形態に係る情報処理装置1によれば、NVRAM4には、CPU2による起動を許可するOSに係るGUIDリスト43が保持される。そして、OS起動判定部21により、HDD5(GUID5A)がNVRAM4に登録されていると判断された場合に、HDD5に保持されたGUID5Bと、GUIDリスト43とに基づいて、HDD5に格納されたOS5Cの起動処理を行なうか否かが判定される。
また、GPTで設定されたHDD5を交換した場合でも、管理者の許可(承認)するOS5Cが交換後のHDD5にインストールされていれば、交換後のHDD5からOS5Cを容易に起動することができ、情報処理装置1のセキュリティや利便性が向上する。
従って、UEFI環境において、管理者の許可(承認)するOS5Cの設定が、例えばUEFI F/W41のセットアップユーティリティを用いて容易に行なうことができ、サポートの負荷やコストを低減することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は、かかる特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形、変更して実施することができる。
例えば、上述した一実施形態において、HDD5には、OS5C及びOS5Cが格納されるパーティションがそれぞれ一つ存在するものとして説明したが、これに限定されるものではなく、一つのHDD5にOS5C及びパーティションがそれぞれ複数存在しても良い。
〔3〕付記
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
ファームウェアの実行により情報処理装置の設定処理及び基本システムの起動処理を行なう処理部と、
前記基本システムを格納するとともに、前記基本システムを格納する領域に係る第1領域情報を保持する格納部と、
前記第1領域情報に対応する第2領域情報を保持する保持部と、を備え、
前記処理部は、
前記情報処理装置の設定処理において、前記第1領域情報に対応する第2領域情報が前記保持部に保持されているか否かに基づいて、前記格納部に格納された前記基本システムの起動処理を行なうか否かを判定する判定部と、
前記判定部により、前記第1領域情報に対応する第2領域情報が前記保持部に保持されていないと判断された場合に、前記第1領域情報を、前記第1領域情報に対応する第2領域情報として前記保持部に登録する登録部と、を備えるとともに、前記判定部による判定結果に応じて、前記基本システムの起動処理を行なうことを特徴とする、情報処理装置。
(付記2)
前記登録部は、前記判定部により、前記第1領域情報に対応する第2領域情報が前記保持部に保持されていないと判断された場合に、所定の登録条件に基づいて、前記第1領域情報を前記保持部に登録し、
前記判定部は、前記登録部により前記第1領域情報が前記保持部に登録された場合に、前記格納部に保持された第1領域情報と、前記登録部により登録された第2領域情報とに基づいて、前記格納部に格納された前記基本システムの起動処理を行なうか否かを判定することを特徴とする、付記1記載の情報処理装置。
(付記3)
前記格納部は、格納する基本システムに係る第1基本システム情報をさらに保持し、
前記保持部は、前記処理部による起動を許可する基本システムに係る起動許可情報をさらに保持し、
前記判定部は、前記第1領域情報に対応する第2領域情報が前記保持部に保持されていると判断した場合に、前記第1基本システム情報と、前記起動許可情報とに基づいて、前記格納部に格納された前記基本システムの起動処理を行なうか否かを判定することを特徴とする、付記1又は付記2記載の情報処理装置。
(付記4)
前記起動許可情報には、少なくとも一つの基本システムに係る第2基本システム情報が登録され、
前記判定部は、前記第1基本システム情報に対応する第2基本システム情報が、前記起動許可情報に登録されていると判断した場合に、前記格納部に格納された前記基本システムの起動処理を行なうと判定することを特徴とする、付記3記載の情報処理装置。
(付記5)
前記起動許可情報には、前記少なくとも一つの第2基本システム情報に対応付けて、前記処理部による当該基本システムの起動の可否を示す起動可否情報が登録され、
前記判定部は、前記第1基本システム情報に対応する第2基本システム情報が前記起動許可情報に登録されていると判断した場合に、当該第2基本システム情報に対応付けられた起動可否情報に応じて、前記格納部に格納された前記基本システムの起動処理を行なうと判定することを特徴とする、付記4記載の情報処理装置。
(付記6)
前記判定部は、前記第1基本システム情報に対応する前記第2基本システム情報が前記起動許可情報に登録されていると判断した場合であって、且つ、当該第2基本システム情報に対応付けられた起動可否情報が起動可能を示していると判断した場合に、前記格納部に格納された前記基本システムの起動処理を行なうと判定することを特徴とする、付記5記載の情報処理装置。
(付記7)
前記処理部は、
前記起動許可情報における前記第2基本システム情報ごとに、前記起動可否情報を設定する設定部をさらに備えることを特徴とする、付記5又は付記6記載の情報処理装置。
(付記8)
前記登録部は、前記判定部により、前記第1領域情報に対応する第2領域情報が前記保持部に保持されていないと判断された場合に、自動登録及び手動登録の設定情報に基づいて、前記所定の登録条件が満たされているか否かを判断し、満たされていると判断した場合に、前記第1領域情報を前記保持部に登録することを特徴とする、付記2記載の情報処理装置。
(付記9)
前記処理部は、
前記設定情報を設定する設定部をさらに備えることを特徴とする、付記8記載の情報処理装置。
(付記10)
前記ファームウェアは、UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)システムファームウェアであり、
前記基本システムは、前記UEFIシステムファームウェアに対応した基本システムであることを特徴とする、付記1〜9のいずれか1項記載の情報処理装置。
(付記11)
前記第1及び第2領域情報は、それぞれパーティションGUID(Globally-Unique Identifier)であり、
前記第1及び第2基本システム情報は、それぞれパーティションタイプGUIDであることを特徴とする、付記1〜10のいずれか1項記載の情報処理装置。
(付記12)
ファームウェアの実行により情報処理装置の設定処理及び基本システムの起動処理を行なう処理部と、前記基本システムを格納するとともに、前記基本システムを格納する領域に係る第1領域情報を保持する格納部と、前記第1領域情報に対応する第2領域情報を保持する保持部と、を備える情報処理装置において、
前記情報処理装置の設定処理において、前記第1領域情報に対応する第2領域情報が前記保持部に保持されているか否かを判断し、
前記第1領域情報に対応する第2領域情報が前記保持部に保持されていないと判断された場合に、前記第1領域情報を、前記第1領域情報に対応する第2領域情報として前記保持部に登録し、
判断結果に基づいて、前記格納部に格納された前記基本システムの起動処理を行なうか否かを判定し、
判定結果に応じて、前記基本システムの起動処理を行なうことを特徴とする、基本システム起動方法。
(付記13)
前記第1領域情報に対応する第2領域情報が前記保持部に保持されていないと判断された場合に、所定の登録条件に基づいて、前記第1領域情報を前記保持部に登録し、
前記第1領域情報が前記保持部に登録された場合に、前記格納部に保持された第1領域情報と、登録された第2領域情報とに基づいて、前記格納部に格納された前記基本システムの起動処理を行なうか否かを判定することを特徴とする、付記12記載の基本システム起動方法。
(付記14)
前記第1領域情報に対応する第2領域情報が前記保持部に保持されていると判断した場合に、格納する基本システムに係る情報であって前記格納部に保持された第1基本システム情報と、前記保持部に保持された前記処理部による起動を許可する基本システムに係る起動許可情報とに基づいて、前記格納部に格納された前記基本システムの起動処理を行なうか否かを判定することを特徴とする、付記12又は付記13記載の基本システム起動方法。
(付記15)
少なくとも一つの基本システムに係る第2基本システム情報が登録される前記起動許可情報において、前記第1基本システム情報に対応する第2基本システム情報が登録されていると判断した場合に、前記格納部に格納された前記基本システムの起動処理を行なうと判定することを特徴とする、付記14記載の基本システム起動方法。
(付記16)
ファームウェアの実行により情報処理装置の設定処理及び基本システムの起動処理を行なう処理部と、前記基本システムを格納するとともに、前記基本システムを格納する領域に係る第1領域情報を保持する格納部と、前記第1領域情報に対応する第2領域情報を保持する保持部と、を備えるコンピュータにおいて、
前記情報処理装置の設定処理において、前記第1領域情報に対応する第2領域情報が前記保持部に保持されているか否かを判断し、
前記第1領域情報に対応する第2領域情報が前記保持部に保持されていないと判断された場合に、前記第1領域情報を、前記第1領域情報に対応する第2領域情報として前記保持部に登録し、
判断結果に基づいて、前記格納部に格納された前記基本システムの起動処理を行なうか否かを判定し、
判定結果に応じて、前記基本システムの起動処理を行なう、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、基本システム起動プログラム。
(付記17)
前記第1領域情報に対応する第2領域情報が前記保持部に保持されていないと判断された場合に、所定の登録条件に基づいて、前記第1領域情報を前記保持部に登録し、
前記第1領域情報が前記保持部に登録された場合に、前記格納部に保持された第1領域情報と、登録された第2領域情報とに基づいて、前記格納部に格納された前記基本システムの起動処理を行なうか否かを判定する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、付記16記載の基本システム起動プログラム。
(付記18)
前記第1領域情報に対応する第2領域情報が前記保持部に保持されていると判断した場合に、格納する基本システムに係る情報であって前記格納部に保持された第1基本システム情報と、前記保持部に保持された前記処理部による起動を許可する基本システムに係る起動許可情報とに基づいて、前記格納部に格納された前記基本システムの起動処理を行なうか否かを判定する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、付記16又は付記17記載の基本システム起動プログラム。
(付記19)
少なくとも一つの基本システムに係る第2基本システム情報が登録される前記起動許可情報において、前記第1基本システム情報に対応する第2基本システム情報が登録されていると判断した場合に、前記格納部に格納された前記基本システムの起動処理を行なうと判定する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、付記18記載の基本システム起動プログラム。
(付記20)
前記少なくとも一つの第2基本システム情報に対応付けて、前記処理部による当該基本システムの起動の可否を示す起動可否情報が登録される前記起動許可情報において、前記第1基本システム情報に対応する第2基本システム情報が登録されていると判断した場合に、当該第2基本システム情報に対応付けられた起動可否情報に応じて、前記格納部に格納された前記基本システムの起動処理を行なうと判定する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、付記19記載の基本システム起動プログラム。
2 CPU(処理部)
20 CM
21 OS起動判定部(基本システム起動判定部,判定部)
22 GUID登録部(登録部)
23 パラメータ設定部(設定部)
3 メモリ
4 NVRAM(保持部)
41 UEFI F/W(ファームウェア)
42 パーティションGUIDリスト(GUIDリスト,登録情報)
43 サポートパーティションタイプGUIDリスト(パーティションタイプGUIDリスト,GUIDリスト,起動許可情報)
4A パーティションGUID(GUID,第2領域情報)
4B パーティションタイプGUID(GUID,第2OS情報,第2基本システム情報)
4C 起動可否フラグ(起動可否情報)
5 HDD(格納部)
5A パーティションGUID(GUID,第1領域情報)
5B パーティションタイプGUID(GUID,第1OS情報,第1基本システム情報)
5C OS(基本システム)
6 入力装置
7 表示装置
Claims (7)
- ファームウェアの実行により情報処理装置の設定処理及び基本システムの起動処理を行なう処理部と、
前記基本システムを格納するとともに、前記基本システムを格納する領域に係る第1領域情報を保持する格納部と、
前記第1領域情報に対応する第2領域情報を保持する保持部と、を備え、
前記処理部は、
前記情報処理装置の設定処理において、前記第1領域情報に対応する第2領域情報が前記保持部に保持されているか否かに基づいて、前記格納部に格納された前記基本システムの起動処理を行なうか否かを判定する判定部と、
前記判定部により、前記第1領域情報に対応する第2領域情報が前記保持部に保持されていないと判断された場合に、前記第1領域情報を、前記第1領域情報に対応する第2領域情報として前記保持部に登録する登録部と、を備えるとともに、前記判定部による判定結果に応じて、前記基本システムの起動処理を行なうことを特徴とする、情報処理装置。 - 前記登録部は、前記判定部により、前記第1領域情報に対応する第2領域情報が前記保持部に保持されていないと判断された場合に、所定の登録条件に基づいて、前記第1領域情報を前記保持部に登録し、
前記判定部は、前記登録部により前記第1領域情報が前記保持部に登録された場合に、前記格納部に保持された第1領域情報と、前記登録部により登録された第2領域情報とに基づいて、前記格納部に格納された前記基本システムの起動処理を行なうか否かを判定することを特徴とする、請求項1記載の情報処理装置。 - 前記格納部は、格納する基本システムに係る第1基本システム情報をさらに保持し、
前記保持部は、前記処理部による起動を許可する基本システムに係る起動許可情報をさらに保持し、
前記判定部は、前記第1領域情報に対応する第2領域情報が前記保持部に保持されていると判断した場合に、前記第1基本システム情報と、前記起動許可情報とに基づいて、前記格納部に格納された前記基本システムの起動処理を行なうか否かを判定することを特徴とする、請求項1又は請求項2記載の情報処理装置。 - 前記起動許可情報には、少なくとも一つの基本システムに係る第2基本システム情報が登録され、
前記判定部は、前記第1基本システム情報に対応する第2基本システム情報が、前記起動許可情報に登録されていると判断した場合に、前記格納部に格納された前記基本システムの起動処理を行なうと判定することを特徴とする、請求項3記載の情報処理装置。 - 前記起動許可情報には、前記少なくとも一つの第2基本システム情報に対応付けて、前記処理部による当該基本システムの起動の可否を示す起動可否情報が登録され、
前記判定部は、前記第1基本システム情報に対応する第2基本システム情報が前記起動許可情報に登録されていると判断した場合に、当該第2基本システム情報に対応付けられた起動可否情報に応じて、前記格納部に格納された前記基本システムの起動処理を行なうと判定することを特徴とする、請求項4記載の情報処理装置。 - ファームウェアの実行により情報処理装置の設定処理及び基本システムの起動処理を行なう処理部と、前記基本システムを格納するとともに、前記基本システムを格納する領域に係る第1領域情報を保持する格納部と、前記第1領域情報に対応する第2領域情報を保持する保持部と、を備える情報処理装置において、
前記情報処理装置の設定処理において、前記第1領域情報に対応する第2領域情報が前記保持部に保持されているか否かを判断し、
前記第1領域情報に対応する第2領域情報が前記保持部に保持されていないと判断された場合に、前記第1領域情報を、前記第1領域情報に対応する第2領域情報として前記保持部に登録し、
判断結果に基づいて、前記格納部に格納された前記基本システムの起動処理を行なうか否かを判定し、
判定結果に応じて、前記基本システムの起動処理を行なうことを特徴とする、基本システム起動方法。 - ファームウェアの実行により情報処理装置の設定処理及び基本システムの起動処理を行なう処理部と、前記基本システムを格納するとともに、前記基本システムを格納する領域に係る第1領域情報を保持する格納部と、前記第1領域情報に対応する第2領域情報を保持する保持部と、を備えるコンピュータにおいて、
前記情報処理装置の設定処理において、前記第1領域情報に対応する第2領域情報が前記保持部に保持されているか否かを判断し、
前記第1領域情報に対応する第2領域情報が前記保持部に保持されていないと判断された場合に、前記第1領域情報を、前記第1領域情報に対応する第2領域情報として前記保持部に登録し、
判断結果に基づいて、前記格納部に格納された前記基本システムの起動処理を行なうか否かを判定し、
判定結果に応じて、前記基本システムの起動処理を行なう、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、基本システム起動プログラム。
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