JP5672365B2 - 携帯端末及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、携帯端末及びプログラムに関する。
近年、RFID(Radio Frequency IDentification)機能を含む多くの機能を搭載した高機能の携帯端末が知られている。「RFID機能」とは、電波を利用した認証技術によりRFタグと情報のやり取りを行い得る機能をいう。なお、RFID機能を動作させてRFタグとやり取りする携帯端末は、リーダライタ装置ともよばれる。「RFタグ」とは、アンテナ付きのICチップが埋め込まれたタグをいう。ICチップには、識別情報等の各種情報が書き込まれる。
携帯端末は、RFID機能によりRFタグと近距離無線通信を行い、RFタグに書き込まれている各種情報を読み取ったり書き換えたりすることができる。
一般に、高機能の携帯端末は、ユーザに多くの機能を提供することができるメリットがある反面、各種機能を動作するとバッテリーの消耗が大きく短時間で電池切れになってしまうデメリットがある。よって、高機能の携帯端末においては省電力化を図る制御が必要となる。
ここで、ユーザが携帯端末のRFID機能を動作させた場合、携帯端末は、RFタグに近づけられるまでは電波を出力し続けるため、バッテリーの消耗が大きくなる。
また、ユーザが携帯端末のRFID機能を終了し忘れて、例えばRFID機能を動作させたままの携帯端末をそのままポケットやバッグ等にしまってしまった場合、携帯端末は、RFID機能が終了されるまで電波を出力し続けるため、バッテリーの消耗が大きくなる。ユーザがRFID機能の動作を終了し忘れたことに気付いた頃には既に携帯端末は電池切れになっている場合が多い。
特許文献1には、非接触物体検出センサを備えた携帯端末の技術が開示されている。特許文献1の技術によれば、携帯端末は、RFタグが近づいたことを非接触物体検出センサの検出信号により判断し、その後に電波を出力する。すなわち、ユーザがRFID機能を動作させてから携帯端末をRFタグに近づけるまでの間、携帯端末は電波の出力を停止することができる。よって、不要な電波の出力を防止して省電力化を図り得る。
特許文献2には、光センサ及び姿勢センサを備えたRFタグの技術が開示されている。特許文献2の技術によれば、RFタグは、ポケットやバッグ等から取り出されたことを光センサにより検出し、リーダライタ端末(携帯端末)と近距離無線通信可能な向きであることを姿勢センサの検出信号により判断する。すなわち、RFタグは、近距離無線通信可能な状況に限り、RFタグに書き込まれている各種情報を携帯端末に読み取らせることができる。よって、携帯端末側では、不要な電波の出力を防止して省電力化を図り得る。
特開2003−317040号公報 特開2007−115067号公報
しかし、特許文献1の技術では、据え置き端末に適用する場合には有効であるものの、携帯端末に適用する場合には課題が残る。ユーザがRFID機能を動作させたままの携帯端末をそのままポケットやバッグにしまった場合、携帯端末は、非接触物体検出センサの誤検出によりRFタグがかざされたものと判断して電波の出力を開始し、RFタグとの認証処理が完了するまで電波を出力し続ける。よって、携帯端末はバッテリーの消耗が大きくなり、短時間で電池切れになる。
また、特許文献2の技術では、省電力化を図るためにRFタグ側に光センサ及び姿勢センサを設ける必要がある。ユーザがRFID機能を動作させた携帯端末により複数のRFタグの情報を連続して読み取らせる場面では、複数種類のRFタグ又は膨大な数のRFタグの全てに、光センサ及び姿勢センサを設けておく必要があり現実的ではない。
更に、携帯端末が複数のRFタグを連続して読み取る場合、以下の問題がある。
(1)例えば会社員がRFタグのついた社員証及びその他必要なRFタグを携帯端末にかざして携帯端末にインストールされている業務アプリケーションを利用する場合、従来の携帯端末では、権限レベルが異なるユーザでも一律に所定枚数のRFタグを読み取っていた。すなわち携帯端末は、読み取る必要のないRFタグも読み取っていたため不要に電波を出力し、短時間で電池切れになる場合があった。
(2)また、例えばショッピングモールにおいて、駐車場利用者がRFタグのついた駐車場利用カードを携帯端末にかざして駐車料金を精算する場合、従来の携帯端末では、駐車場利用者がサービスカードや割引カードの有無を入力することができるように画面表示等を行っていた。よって、入力時の電力消費や画面表示のための電力消費が重なり、短時間で電池切れになる場合があった。
(3)また、例えば特急列車等の車内販売において、販売員が商品を購入したお客様に対し、RFタグのついた商品に携帯端末をかざして料金を精算する際に利用する場合、従来の携帯端末では、販売員が一の商品の読み取り後に、次の商品を読み取るか或いは精算するか等を入力することができるように画面表示等を行っていた。よって、入力時の電力消費や画面表示のための電力消費が重なり、短時間で電池切れになる場合があった。
本発明の課題は、RFタグと近距離無線通信を行う際、不要な電波の出力を防止して省電力化を図り得る携帯端末及びプログラムを提供することである。
請求項1記載の発明は、RFタグと電波による無線通信を行う携帯端末であって、前記RFタグと電波の送受信を行うアンテナと、当該携帯端末の姿勢を検知する姿勢検知手段と、前記RFタグとの接近状態を検知する接近検知手段と、前記姿勢検知手段により検知された姿勢が予め定められた所定の姿勢であり、且つ前記接近検知手段で接近状態が検知されたか否かを判別する第1判別手段と、前記第1判別手段で所定の姿勢であり、且つ前記接近状態を判別された場合に、前記アンテナに電源供給し、その電源供給された当該アンテナを介して前記RFタグから情報を取得したか否かを判別する第2判別手段と、前記第2判別手段で情報取得した場合は、その取得した情報の内容を判別し、その判別結果に基づいて更に次のRFタグの情報を連続して取得するか否かを制御し、情報の取得を終了した後、あるいは前記情報の取得ができないで所定時間経過後に、前記アンテナへの電源供給を停止する制御を行う制御手段と、を具備したことを特徴とする。
本発明によれば、RFタグと近距離無線通信を行う際、不要な電波の出力を防止して省電力化を図ことができる。

携帯端末の全体構成図である。 携帯端末の機能ブロック図である。 携帯端末が机上に置かれて使用される場合のXYZ軸の概念図である。 携帯端末が机上に置かれた場合のXYZ軸の加速度データを示す図である。 携帯端末が縦に立てられて使用される場合のXYZ軸の概念図である。 携帯端末が裏向き斜めにして使用される場合のXYZ軸の概念図である。 フォトセンサから出力されるデータと距離との関係を示す図である。 省電力化処理のフロー図である。 省電力化処理のフロー図である。 許容範囲テーブルを示す図である。 第1のアプリケーション処理のフロー図である。 第1のアプリケーション処理のフロー図である。 第1のアプリケーション処理のフロー図である。 メモリに記憶されているRFタグ情報を示す図である。 業務アプリケーション使用権限切り分けテーブルを示す図である。 ショッピングモール駐車料金精算システムテーブルを示す図である。 車内販売システムテーブルを示す図である。 第2のアプリケーション処理のフロー図である。 第2のアプリケーション処理のフロー図である。 第2のアプリケーション処理のフロー図である。
本実施形態における携帯端末の構成及び動作について、図面を用いて詳細に説明する。なお、本実施形態は一例であり、本発明はこれに限定されるものではない。
図1に、携帯端末1の全体構成を示す。
携帯端末1は、表示部2、操作部3、姿勢検知手段4、接近検知手段5、LED6、アンテナ7等を備えて構成される。
表示部2は、LCD(Liquid Crystal Display)及びバックライト等を備えて構成され、静止画又は動画を表示する。表示部2は、静止画又は動画を表示する際にバックライトを点灯し、近距離無線通信中にはバックライトを消灯する。
操作部3は、数字又は文字キーや機能キー等を備えて構成され、ユーザにより各種キーが押下された場合、押下されたキーに対応する押下信号を生成し、制御部(図2参照)に出力する。なお、図1において、操作部3は表示部2と別領域に設けられているがこれに限らず、タッチパネルにして表示部2の背面に設けて表示部2と一体化した構成としてもよい。
姿勢検知手段(以下、「加速度センサ」という)4は、携帯端末1の姿勢を検知する3軸(XYZ軸)加速度センサであり、携帯端末1の外観からは観察できない内部に設けられる。加速度センサ4は、XYZ軸の3方向の加速度を一つのデバイスで検知し、検知されたアナログデータをデジタルデータに変換した後、制御部(図2参照)に出力する。
なお、以下の説明において加速度センサ4により得られるデジタルデータを「加速度データ」と表現する。
接近検知手段(以下、「フォトセンサ」という)5は、発光素子及び受光素子が同方向を向いて構成される反射型光センサであり、アンテナ7の近傍に設置される。フォトセンサ5は、発光素子により発光し、検知対象物(例えば、RFタグ)により反射されてきた反射光を受光素子により受光する。フォトセンサ5は、受光されたアナログデータをADC(図2参照)に出力する。
「RFタグ」は、本発明の説明においては、RFID機能により近距離無線通信を行い情報のやり取りを行い得るものとして、ICチップをはじめとする電子素子とアンテナの構成が埋め込まれたカード形状などの非接触ICカードやRFIDタグなどの総称として記載する。なお、各説明において、RFタグの形状をカード型を例として説明しているが、これに限定されず、例えばコイン型、スティック型、ラベル型、及び腕時計や携帯電話等に埋め込むなど様々な形状のものとしてもよい。
LED(Light Emitting Diode)6は、順方向に電圧が印加されると発光する半導体素子であり、携帯端末1のバッテリー充電中又はRFタグとの近距離無線通信中に発光する。なお、図1において、LED6はバッテリー充電中に発光するLEDと近距離無線通信中に発光するLEDとの2つが設けられており、2つのLEDは異なる場面に応じてそれぞれ別に発光するものとしているが、これに限らず、1つだけ設けて異なる場面であっても同一のLEDが発光するとしてもよい。或いは、3つ以上設けて異なる機能が動作中にはそれぞれ別に発光するとしてもよい。
アンテナ7は、銅線等のループアンテナであり、表示部2の周囲に巻線されて構成される。アンテナ7は、RFタグに電波を送信し、送信された電波がRFタグから反射された場合にこの反射波を受信する。なお、アンテナ7は、透明色の導電性素材のループアンテナであってもよく、この場合、表示部2の表面又は背面に設置されるとしてもよい。
図2に、携帯端末1の機能ブロック図を示す。
携帯端末1は、表示部2、操作部3、加速度センサ4、フォトセンサ5、LED6、アンテナ7、メモリ8、制御部9、ADC10、電源部11、RFID制御部12等を備えて構成される。
上記構成のうち、図1で既述した構成については同一の符号を付して簡潔に説明する。
表示部2は、制御部9からの制御信号に基づいて、各種情報の静止画又は動画を表示する。
操作部3は、各種キーが押下された場合、押下されたキーに対応する押下信号を生成し、生成された押下信号を制御部9に出力する。
加速度センサ4は、XYZ軸の3方向の加速度を検知し、検知されたアナログデータをデジタルデータ(加速度データ)に変換した後、制御部9に出力する。
XYZ軸の方向は、ユーザが操作部3から操作して任意に設定可能としてもよいし、携帯端末1の使用場面(RFID機能の動作場面)によって予め設定されているものとしてもよい。
図3に、携帯端末1が机上に置かれて使用される場合のXYZ軸の概念図を示す。
本実施形態では、携帯端末1が机上に置かれて使用される場合、XYZ軸の方向は図3に示す方向に設定されるものとする。XYZ軸が図3に示す方向に設定される場合、携帯端末1の使用時(RFID機能動作時)にはZ軸に重力がかかることになる。
なお、携帯端末1が机上に置かれて使用される場面としては、例えば会社員がRFタグのついた社員証を携帯端末1にかざして携帯端末1の業務アプリケーションを利用する場面が想定される。
図4に、携帯端末1が机上に置かれた場合のXYZ軸の加速度データを示す。
図4に示すグラフは、縦軸にXYZ軸の加速度データ、横軸に時間(t)をとったものである。図4に示すグラフによれば、Z軸の加速度データはXY軸の加速度データと比較して大きく異なり、Z軸に重力がかかっていることがわかる。図4に示すグラフが得られる場合、制御部9は、携帯端末1の姿勢が机上に置かれた状態であるものと判断することができる。
図5に、携帯端末1が縦に立てられて使用される場合のXYZ軸の概念図を示す。
本実施形態では、携帯端末1が縦に立てられて使用される場合、XYZ軸の方向は図5に示す方向に予め設定されるものとする。XYZ軸が図5に示す方向に設定される場合、携帯端末1の使用時にはY軸に重力がかかることになる。よって、使用時のY軸の加速度データはXZ軸の加速度データと比較して大きく異なる。
なお、携帯端末1が縦に立てられて使用される場面としては、例えばショッピングモールにおいて、駐車場利用者がRFタグのついた駐車場利用カードを携帯端末1にかざして駐車料金を精算する際に利用する場面が想定される。
図6に、携帯端末1が裏向き斜めにして使用される場合のXYZ軸の概念図を示す。
携帯端末1が裏向き斜めにして使用される場合、XYZ軸の方向は図6に示す方向に予め設定されるものとする。XYZ軸が図6に示す方向に設定される場合、携帯端末1が裏向き斜めにして使用される際はYZ軸に重力がかかることになる。よって、使用時のYZ軸の加速度データはX軸の加速度データと比較して大きく異なる。
なお、携帯端末1が裏向き斜めにして使用される場面としては、例えば特急列車等の車内販売において、販売員が商品を購入したお客に対し、料金の精算の際にRFタグのついた商品に携帯端末1をかざして利用する場面が想定される。
図2に戻り、フォトセンサ5は、検知対象物に対して発光し、検知対象物からの反射光を受光し、受光されたアナログデータをADC10に出力する。
図7に、フォトセンサ5から出力されるデータに関するグラフを示す。
図7に示すグラフは、縦軸にフォトセンサ5の出力電圧(V)、横軸にフォトセンサ5と検知対象物との距離(m)をとったものである。フォトセンサ5と検知対象物との距離が近いほど、フォトセンサ5の出力電圧が大きくなる。
閾値Vthは、予め設定された電圧値であり、携帯端末1に検知対象物がかざされたものと制御部9が判断するための閾値電圧である。閾値Vthよりもフォトセンサ5の出力電圧が大きい場合、制御部9は検知対象物(例えば、RFタグ)が携帯端末1にかざされたものと判断する。
図2に戻り、LED6は、制御部9からの制御信号に基づいて、バッテリー充電中やRFタグとの近距離無線通信中に発光する。
アンテナ7は、RFタグに電波を送信し、送信された電波がRFタグから反射された場合この反射波を受信する。
メモリ8は、RAM等の揮発メモリ又はROM等の不揮発メモリである。メモリ8は、制御部9により実行される各種プログラムや各種テーブルを記憶する。また、メモリ8は、各種プログラム等の実行により得られたデータを記憶する。例えばメモリ8は、制御部9により実行される加速度センサ4及びフォトセンサ5についての制御プログラムを記憶し、加速度センサ4及びフォトセンサ5についての制御プログラムが実行された際に得られるデジタルデータを記憶する。
制御部9は、CPU、RAM、ROM等を備えて構成され、ROMやメモリ8に記憶される各種プログラムとの協働により、携帯端末1の各部(2〜12)を統括的に制御する。例えば制御部9は、各部の動作を制御して、後述する各種処理フロー(図8A及び図8B等参照)を実行する。
ADC(Analog Digital Converter)10は、制御部9の制御信号に基づいて、フォトセンサ5からのアナログデータをデジタルデータに変換し、変換されたデジタルデータを制御部9に出力する。
電源部11は、いわゆるバッテリーとよばれる二次電池であり、携帯端末1の各部(2〜12)に電源を供給する。なお、図2において電源部11から各部に向かう電源供給ラインの図示は省略している。
電源部11は、制御部9の制御に基づき省電力化を図るように各部に電源を供給するが、本実施形態では特にアンテナ7に供給する電源を制限することで、携帯端末1全体の省電力化を図っている。省電力化の具体的処理については、後述する各種処理フロー(図8A及び図8B参照)で説明する。
RFID制御部12は、CPU、RAM、ROM等を備えて構成され、制御部9の制御に基づきアンテナ7の動作を制御する。
図8A及び図8Bを参照して、省電力化処理について説明する。
制御部9は、操作部3からの押下信号を入力し、入力された押下信号に基づいてRFID機能を動作させるアプリケーションを起動する(ステップS1)。
制御部9は、メモリ8に予め記憶されている許容範囲テーブルを参照して許容範囲の情報を取得する(ステップS2)。
図9に、許容範囲テーブルT1を示す。
許容範囲テーブルT1は、使用場面ごとに適切な姿勢を定めたテーブルである。適切な姿勢は一定の範囲を設けて定められ、具体的には一定の範囲をもつXYZ軸の加速度データにより定められる。使用場面としては、例えば図3〜図6に示したように、(1)携帯端末1を机上に置いて使用する場面(図3参照)、(2)携帯端末1を縦に立てて使用する場面(図5参照)、(3)携帯端末1を裏向き斜めにして使用する場面(図6参照)等がある。なお、(1)〜(3)に限らず、他の使用場面及び許容範囲を定めてもよい。
携帯端末1が例えば(1)の場面で使用される場合、制御部9により、上記(1)の許容範囲の情報が取得される(ステップS2)。
図8Aに戻り、制御部9は、加速度センサ4によりXYZ軸の加速度データを取得してメモリ8に記憶する(ステップS3)。
制御部9は、ステップS3でメモリ8に記憶したXYZ軸の加速度データが許容範囲内であるか否か判断する(ステップS4)。
許容範囲内でない場合(ステップS4;N)、制御部9は、ステップS3に移行する。
許容範囲内である場合(ステップS4;Y)、制御部9は、XYZ軸の加速度データをメモリ8に記憶する(ステップS5)。
制御部9は、表示部2のバックライトをOFFにして、LED6をONにする(ステップS6)。
制御部9は、電源部11によりフォトセンサ5及びADC10に電源を供給する(ステップS7)。
制御部9は、フォトセンサ5によりサンプリングデータの取得を開始し(ステップS8)、取得されるサンプリングデータをメモリ8に記憶する(ステップS9)。
制御部9は、フォトセンサ5からのサンプリングデータが予め定められた閾値より大きくなったか否か判断する(ステップS10)。
サンプリングデータが閾値より大きくなっていない場合(ステップS10;N)、制御部9は、取得されるサンプリングデータを継続してメモリ8に記憶する。
サンプリングデータが閾値より大きくなった場合(ステップS10;Y)、制御部9は、サンプリングデータ取得後に、再度加速度センサ4によりXYZ軸の加速度データを取得してメモリ8に記憶する(ステップS11)。
制御部9は、サンプリングデータ取得前のXYZ軸の加速度データをメモリ8から取得する(ステップS12)。
制御部9は、サンプリングデータ取得の前後でXYZ軸の加速度データが同一であるか否か判断する(ステップS13)。
同一でない場合(ステップS13;N)、制御部9は、フォトセンサ5によるサンプリングデータの取得を終了する(ステップS14)。
なお、サンプリングデータ取得の前後でXYZ軸の加速度データが同一でなくなる場合としては、サンプリングデータ取得中にユーザが携帯端末1の姿勢を動かした場合等が想定される。
制御部9は、ADC10及びフォトセンサ5への電源供給を停止する(ステップS15)。また、制御部9は、表示部2のバックライトをONにして、LED6をOFFにする(ステップS16)。その後、制御部9は、ステップS3に移行する。
制御部9は、携帯端末1の姿勢が適切でない場合(ステップS13;N)に上記ステップS14〜S16の処理を行うことで、不要な電波の出力を防止し、省電力化を図ることができる。
同一である場合(ステップS13;Y)、制御部9は、アンテナ7に電源を供給して近距離無線通信を開始する(ステップS17)。
制御部9は、RFタグの識別情報を検知したか否か判断する(ステップS18)。
RFタグの識別情報を検知しない場合(ステップS18;N)、制御部9は、アンテナ7への電源供給を停止する(ステップS19)。
RFタグの識別情報を検知した場合(ステップS18;Y)、制御部9は、RFタグに書き込まれている各種情報(以下、「RFタグ情報」という)を読み取ってメモリ8に記憶する(ステップS20)。
制御部9は、RFタグ情報の読み取りが完了したか否か判断する(ステップS21)。
読み取りが完了していない場合(ステップS21;N)、制御部9は、未完了でタイムアウトしたか否か判断する(ステップS22)。
未完了でタイムアウトしていない場合(ステップS22;N)、制御部9は、ステップS20に移行する。
未完了でタイムアウトした場合(ステップS22;Y)、制御部9は、ステップS19に移行する。
RFタグ情報の読み取りが完了した場合(ステップS21;Y)、制御部9は、RFタグとの近距離無線通信が終了したものと判断する(ステップS23)。
なお、このとき制御部9は、ユーザに対して、近距離無線通信の終了を音又は画像等により通知するとしてもよい。
制御部9は、アンテナ7への電源供給を停止する(ステップS24)。
制御部9は、ADC10及びフォトセンサ5への電源供給を停止する(ステップS25)。
制御部9は、表示部2のバックライトをONにして、LED6をOFFにする(ステップS26)。
制御部9は、使用場面によってそれぞれ異なる第1のアプリケーション処理を行う(ステップS27)。
図10〜図12を参照して、第1のアプリケーション処理について説明する。
図10に、携帯端末1を机上に置いて使用する場面で行われる第1のアプリケーション処理を示す。
携帯端末1を机上に置いて使用する場面としては、図3の説明で既述したように、例えば会社員がRFタグのついた社員証を携帯端末1にかざして携帯端末1の業務アプリケーションを利用する場面が想定される。
制御部9は、複数枚のRFタグを連続して読み取った際に取得されるRFタグ情報をメモリ8に記憶しており、最後に読み取ったRFタグ情報をメモリ8から取得する(ステップS271A)。
図13に、メモリ8に記憶されているRFタグ情報の一例を示す。
図13に示すように、RFタグ情報は、例えば社員証のカード番号及び権限レベルの情報等が含まれる。
携帯端末1が社員証のカード番号が書き込まれている1枚目のRFタグ及び権限レベルの情報が書き込まれている2枚目のRFタグを連続して読み取った場合、メモリ8は連続して読み取られた2枚分のRFタグ情報を記憶する。
制御部9は、メモリ8に予め記憶されている業務アプリケーション使用権限切り分けテーブルを参照する(ステップS272A)。
図14に、業務アプリケーション使用権限切り分けテーブルT2を示す。
業務アプリケーション使用権限切り分けテーブルT2は、取得されるRFタグ情報に応じて、連続して読み取る必要があるか否かを定めたテーブルである。
テーブルT2は、1枚目のRFタグから取得されたRFタグ情報が社員証の番号である場合、更に2枚目のRFタグを読み取る必要があることを定めている。
また、テーブルT2は、2枚目のRFタグから取得されたRFタグ情報が権限レベル1又は2の場合は認証を終了することを定めており、権限レベル3〜5の場合は更に3枚目のRFタグを読み取る必要があることを定めている。
また、テーブルT2は、2枚目のRFタグから取得されたRFタグ情報が権限レベル3又は4であって3枚目のRFタグから取得されたRFタグ情報が運転免許証の情報である場合、認証を終了することを定めている。
また、テーブルT2は、2枚目のRFタグから取得されたRFタグ情報が権限レベル5の場合であって3枚目のRFタグから取得されたRFタグ情報が運転免許証の情報である場合、更に4枚目のRFタグを読み取る必要があることを定めている。4枚目のRFタグから取得されたRFタグ情報が経営役員専用カードの情報である場合、認証を終了することを定めている。
制御部9は、直近に読み取ったRFタグを最後にして認証を終了してもよいか否か判断する(ステップS273A)。
なお、認証を終了してもよい場合の直近に読み取ったRFタグを以下、「認証終了タグ」と表現する。
例えば制御部9は、1枚目に読み取ったRFタグ情報が社員証の番号である場合、テーブルT2より、最後(1枚目)に読み取ったRFタグは認証終了タグではないものと判断する。また、制御部9は、1枚目に読み取ったRFタグ情報が社員証の番号であり、2枚目に読み取ったRFタグ情報が権限レベル1の情報である場合、テーブルT2より、最後(2枚目)に読み取ったRFタグは認証終了タグであると判断する。
最後に読み取ったRFタグが認証終了タグである場合(ステップS273A;Y)、制御部9は、読み取りフラグ=0にして(ステップS274A)、第1のアプリケーション処理を終了する。
なお、読み取りフラグ=0は、更に連続して別のRFタグを読み取る必要がないことを示す。
最後に読み取ったRFタグが認証終了タグでない場合(ステップS273A;N)、制御部9は、読み取りフラグ=1にして(ステップS275A)、第1のアプリケーション処理を終了する。
なお、読み取りフラグ=1は、更に連続して別のRFタグを読み取る必要があることを示す。
図11に、携帯端末1を縦に立てて使用する場面で行われる第1のアプリケーション処理を示す。
携帯端末1を縦に立てて使用する場面としては、図5の説明で既述したように、例えばショッピングモールにおいて、駐車場利用者がRFタグのついた駐車場利用カードを携帯端末1にかざして駐車料金を精算する際に利用する場面が想定される。
制御部9は、複数枚のRFタグを連続して読み取った際に取得されるRFタグ情報をメモリ8に記憶しており、最後に読み取った後のRFタグ情報をメモリ8から取得する(ステップS271B)。
制御部9は、メモリ8に予め記憶されているショッピングモール駐車料金精算システムテーブルを参照する(ステップS272B)。
図15に、ショッピングモール駐車料金精算システムテーブルT3を示す。
ショッピングモール駐車料金精算システムテーブルT3は、取得されるRFタグ情報に応じて、連続して読み取り可能か否か及び駐車料金の減算が可能であるか否かを定めたテーブルである。
テーブルT3は、1枚目のRFタグから取得されたRFタグ情報が駐車場カードである場合、更に2枚目のRFタグを読み取ることが可能であることを定めている。
また、テーブルT3は、2枚目以降のRFタグから取得されたRFタグ情報が各種会員カードである場合、駐車料金の減算が可能であることを定めている。
制御部9は、最後に読み取ったRFタグは駐車場利用カードであるか否か判断する(ステップS273B)。
例えば制御部9は、1枚目に読み取ったRFタグが駐車場利用カードであり、2枚目に読み取ったRFタグが各種の会員カードである場合、テーブルT3より、最後(2枚目)に読み取ったRFタグは会員カードであるから駐車料金の減算が可能であるものと判断する。
最後に読み取ったRFタグが駐車場利用カードでない場合(ステップS273B;N)、制御部9は、会員カード1枚読み取るごとに駐車料金から例えば500円を減算する(ステップS274B)。
最後に読み取ったRFタグが駐車場利用カードである場合(ステップS273B;Y)、制御部9は、支払い残金があるか否か判断する(ステップS275B)。
支払い残金がない場合(ステップS275B;N)、制御部9は、読み取りフラグ=0にする(ステップS276B)。
なお、読み取りフラグ=0は、更に連続して別のRFタグを読み取る必要がないことを示す。
支払い残金がある場合(ステップS275B;Y)、制御部9は、金銭投入があるか否か判断する(ステップS277B)。
金銭投入がある場合(ステップS277B;Y)、制御部9は、読み取りフラグ=0にして(ステップS278)、第1のアプリケーション処理を終了する。
金銭投入がない場合(ステップS277B;N)、制御部9は、読み取りフラグ=1にして(ステップS279)、第1のアプリケーション処理を終了する。
なお、読み取りフラグ=1は、更に連続して別のRFタグを読み取る必要があることを示す。
図12に、携帯端末1を裏向き斜めにして使用する場面で行われる第1のアプリケーション処理を示す。
携帯端末1を裏向き斜めにして使用する場面としては、図6の説明で既述したように、例えば特急列車等の車内販売において、販売員が商品を購入したお客様に対し、RFタグのついた商品に携帯端末1をかざして料金を精算する際に利用する場面が想定される。
制御部9は、複数枚のRFタグを連続して読み取った際に取得されるRFタグ情報をメモリ8に記憶しており、最後に読み取った後のRFタグ情報をメモリ8から取得する(ステップS271C)。
制御部9は、メモリ8に予め記憶されている車内販売システムテーブルを参照する(ステップS272C)。
図16に、車内販売システムテーブルT4を示す。
車内販売システムテーブルT4は、取得されるRFタグ情報に応じて、連続して読み取る必要があるか否かを定めたテーブルである。
テーブルT4は、1枚目のRFタグから取得されたRFタグ情報が販売員カードである場合、更に2枚目のRFタグを読み取る必要があることを定めている。
テーブルT4は、2枚目のRFタグから取得されたRFタグ情報が商品AのRFタグである場合、更に3枚目のRFタグを読み取ることが必要であることを定めている。
テーブルT4は、N枚目のRFタグから取得されたRFタグ情報が再び販売員カードである場合、認証を終了することを定めている。
制御部9は、最後に読み取ったRFタグは商品のRFタグであるか否か判断する(ステップS273C)。
例えば制御部9は、1枚目に読み取ったRFタグが販売員カードである場合、テーブルT4より、最後(1枚目)に読み取ったRFタグは商品のRFタグではないから更に別のRFタグを読み取る必要があるものと判断する。また、制御部9は、1枚目に読み取ったRFタグが販売員カードであり、2枚目以降に商品のRFタグを読み取った後、N枚目に読み取ったRFタグが再び販売員カードである場合、テーブルT4より、最後(N枚目)に読み取ったRFタグは販売員カードであるから認証を終了するものと判断する。
最後に読み取ったRFタグが商品のRFタグでない場合(ステップS273C;N)、制御部9は、販売金額の合計が0円であるか否か判断する(ステップS274C)。
販売金額の合計が0円でない場合(ステップS274C;N)、制御部9は、読み取りフラグ=0にして(ステップS275C)、第1のアプリケーション処理を終了する。
なお、読み取りフラグ=0は、更に連続して別のRFタグを読み取る必要がないことを示す。
販売金額の合計が0円である場合(ステップS274C;Y)、制御部9は、ステップS278Cに移行する。
ステップS273Cに戻り、最後に読み取ったRFタグが商品のRFタグである場合(ステップS273C;Y)、制御部9は、商品のRFタグ情報をメモリ8に記憶する(ステップS276C)。
また、制御部9は、販売金額合計に商品の金額を加算する(ステップS277C)。
制御部9は、読み取りフラグ=1にして(ステップS278C)、第1のアプリケーション処理を終了する。
なお、読み取りフラグ=1は、更に連続して別のRFタグを読み取る必要があることを示す。
図8Bに戻り、制御部9は、メモリ8を参照して、読み取りフラグ=1であるか否か判断する(ステップS28)。
読み取りフラグ=1の場合(ステップS28;Y)、制御部9は、ステップS6に移行して、既述してきたように別のRFタグと近距離無線通信を行い、RFタグ情報の読み取り処理を行う。
読み取りフラグ=1でない場合(ステップS28;N)、すなわち、読み取りフラグ=0の場合、制御部9は、使用場面によってそれぞれ異なる第2のアプリケーション処理を行う(ステップS29)。
図17〜図19を参照して、第2のアプリケーション処理について説明する。
図17に、携帯端末1を机上に置いて使用する場面で行われる第2のアプリケーション処理を示す。図17に示す処理は、図10に示した第1のアプリケーション処理と連動して行われる。
制御部9は、メモリ8から権限レベルの情報を取得する(ステップS291A)。
制御部9は、取得された権限レベルを携帯端末1の使用権限として設定する(ステップS292A)。
制御部9は、設定された使用権限に応じて業務アプリケーションを実行し(ステップS293A)、第2のアプリケーション処理を終了する。
例えば制御部9は、取得された権限レベルの情報が権限レベル1である場合、アルバイト社員や契約社員を含む全社員に対し、業務に必要な範囲の情報を閲覧可能にする一方、他方では営業秘密に関する情報を閲覧不可にする。また、制御部9は、取得された権限レベルの情報が権限レベル5である場合、営業秘密に関する情報も閲覧可能にする。
図18に、携帯端末1を縦に立てて使用する場面で行われる第2のアプリケーション処理を示す。図18に示す処理は、図11に示した第1のアプリケーション処理と連動して行われる。
制御部9は、支払い残金があるか否か判断する(ステップS291B)。
支払い残金がない場合(ステップS291B;N)、制御部9は、第2のアプリケーション処理を終了する。
支払い残金がある場合(ステップS291B;Y)、制御部9は、金銭の投入があるか否か判断する(ステップS292B)。
金銭の投入がない場合(ステップS292B;N)、制御部9は、金銭の投入があるまで待機する。
金銭の投入がある場合(ステップS292B;Y)、制御部9はステップS291Bに移行して上記した処理を行い、支払い残金がない場合(ステップS291B;N)、第2のアプリケーション処理を終了する。
図19に、携帯端末1を裏向き斜めにして使用する場面で行われる第2のアプリケーション処理を示す。図19に示す処理は、図12に示した第1のアプリケーション処理と連動して行われる。
制御部9は、支払い残金があるか否か判断する(ステップS291C)。
支払い残金がない場合(ステップS291C;N)、制御部9は、第2のアプリケーション処理を終了する。
支払い残金がある場合(ステップS291C;Y)、制御部9は、金銭の支払いがあるか否か判断する(ステップS292C)。
金銭の支払いがない場合(ステップS292C;N)、制御部9は、金銭の支払いがあるまで待機する。
金銭の支払いがある場合(ステップS292C;Y)、制御部9はステップS291Cに移行して上記した処理を行い、支払い残金がない場合(ステップS291C;N)、第2のアプリケーション処理を終了する。
図8Bに戻り、制御部9は、アプリケーションを終了するか否か判断する(ステップS30)。
アプリケーションを終了しない場合(ステップS30;N)、制御部9は、ステップS3に移行する。
アプリケーションを終了する場合(ステップS30;Y)、制御部9は、アプリケーションを終了して(ステップS31)、省電力化処理を終了する。
以上のように、本実施形態によれば、加速度センサ4により検知されたXYZ軸の加速度データが許容範囲内であり、かつ、フォトセンサ5により検知されたサンプリングデータが予め定められた閾値以上となった場合に限り、アンテナ7に電源を供給してRFタグと近距離無線通信を行うことができる。近距離無線通信が可能な状態の場合に限り、電波を出力するため、不要な電波の出力を防止して省電力化を図ることができる。
また、RFID機能を動作させるアプリケーションが起動された場合、まず加速度センサ4に電源を供給し、次にフォトセンサ5に電源を供給し、加速度センサ4及びフォトセンサ5により検知されたデータが許容範囲内又は閾値以上である場合に限り、最後にアンテナ7に電源を供給してRFタグと近距離無線通信を行うことができる。近距離無線通信が可能な状態であるか否かを段階的に判断し、その都度必要な電源のみを各部に供給するため、不要な電波の出力を防止して省電力化を図ることができる。
また、フォトセンサ5により検知されたサンプリングデータが閾値以上である場合、再度加速度センサ4により検知された加速度データが許容範囲内であるか否かを判断し、許容範囲内である場合に限り、アンテナ7に電源を供給してRFタグと近距離無線通信を行うことができる。フォトセンサ5によりサンプリングデータ取得中に携帯端末1の姿勢が変更されて加速度データが許容範囲外になり近距離無線通信ができない状態になった場合、不要な電波の出力を防止して省電力化を図ることができる。
また、加速度センサ4により検知された加速度データが許容範囲外であり、かつ、フォトセンサ5に電源が供給されている場合、一旦フォトセンサ5への電源供給を停止して省電力化を図ることができる。
また、複数のRFタグと連続して近距離無線通信を行う場合、第1のRFタグとの近距離無線通信を終了した後、フォトセンサ5及びアンテナ7への電源供給を停止する。第2のRFタグと近距離無線通信を行う際は加速度センサ4及びフォトセンサ5により再び検知されたデータが許容範囲内又は閾値以上である場合に限り、アンテナ7に電源を供給してRFタグと近距離無線通信を行うことができる。複数のRFタグと連続して近距離無線通信を行う場合でも不要な電波の出力を防止して省電力化を図ることができる。
また、近距離無線通信中は表示部2のバックライトを消灯するため、省電力化を図ることができる。
また、近距離無線通信中はLED6を点灯するため、必要最低限の電源で近距離無線通信中であることをユーザに通知することができる。
また、接近検知手段としてフォトセンサ5を用い、姿勢検知手段として加速度センサ4を用いることで既存の携帯端末に組み込むことが可能であり、既存の携帯端末に本願発明を容易に適用することができる。
1 携帯端末
2 表示部
3 操作部
4 加速度センサ(姿勢検知手段)
5 フォトセンサ(接近検知手段)
6 LED
7 アンテナ
8 メモリ
9 制御部
10 ADC
11 電源部
12 RFID制御部

Claims (7)

  1. RFタグと電波による無線通信を行う携帯端末であって、
    前記RFタグと電波の送受信を行うアンテナと、
    当該携帯端末の姿勢を検知する姿勢検知手段と、
    前記RFタグとの接近状態を検知する接近検知手段と、
    前記姿勢検知手段により検知された姿勢が予め定められた所定の姿勢であり、且つ前記接近検知手段で接近状態が検知されたか否かを判別する第1判別手段と、
    前記第1判別手段で所定の姿勢であり、且つ前記接近状態を判別された場合に、前記アンテナに電源供給し、その電源供給された当該アンテナを介して前記RFタグから情報を取得したか否かを判別する第2判別手段と、
    前記第2判別手段で情報取得した場合は、その取得した情報の内容を判別し、その判別結果に基づいて更に次のRFタグの情報を連続して取得するか否かを制御し、情報の取得を終了した後、あるいは前記情報の取得ができないで所定時間経過後に、前記アンテナへの電源供給を停止する制御を行う制御手段と、
    を具備したことを特徴とする携帯端末。
  2. 前記情報は、複数の権限レベルの情報であり、
    前記制御手段は、前記取得情報の権限レベルに基づいて、更に次のRFタグの情報を連続して取得するか、又は前記電源供給を停止するか、を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記制御手段は、前記権限レベルが高い権限レベルであれば、他の種類の次のRFタグの情報を取得する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の携帯端末。
  4. 前記制御手段は、前記取得情報が、そのRFタグの情報の取得後に更に他のRFタグの情報の取得が必要である特定情報かを判別し、その特定情報である場合に次のRFタグの情報を取得するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の携帯端末。
  5. 複数のRFタグの情報毎に、そのRFタグの情報の取得後に更に他のRFタグの情報が必要である特定情報か否かを記憶する記憶手段と、
    を更に具備し、
    前記制御手段は、前記取得情報が前記記憶手段に記憶された特定情報である場合に、更に次のRFタグの情報を取得するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の携帯端末。
  6. 前記制御手段は、前記読取手段で読み取ったRFタグの情報が、そのRFタグの読み取りの後に更に他のRFタグの読み取りが必要でない情報かを判別し、その読み取りが必要でない情報の場合に、前記アンテナへの電源供給を停止するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の携帯端末。
  7. アンテナを介してRFタグと電波による無線通信を行う携帯端末のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    当該携帯端末の姿勢を検知する姿勢検知手段、
    前記RFタグとの接近状態を検知する接近検知手段、
    前記姿勢検知手段により検知された姿勢が予め定められた所定の姿勢であり、且つ前記接近検知手段で接近状態が検知されたか否かを判別する第1判別手段、
    前記第1判別手段で所定の姿勢であり、且つ前記接近状態を判別された場合に、前記アンテナに電源供給し、その電源供給された当該アンテナを介して前記RFタグから情報を取得したか否かを判別する第2判別手段、
    前記第2判別手段で情報取得した場合は、その取得した情報の内容を判別し、その判別結果に基づいて更に次のRFタグの情報を連続して取得するか否かを制御し、情報の取得を終了した後、あるいは前記情報の取得ができないで所定時間経過後に、前記アンテナへの電源供給を停止する制御を行う制御手段、
    として機能させるようにしたコンピュータ読み取り可能なプログラム。
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