JP5670959B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、使い捨ておむつ等の吸収性物品に関する。
従来、平面方向に延設された溝が設けられたブロック状の吸収体(吸収性コア)を用いた吸収性物品が知られている(特許文献1,2参照)。特許文献1に記載の吸収性物品の備える吸収体には、長手方向略中央部から腹側部と背側部に延在する縦エンボス凹部が、幅方向に間隔を空けて複数本配されている。このような吸収体を備えていると、縦エンボス凹部により体液が拡散され易く、使用中の体液の吸収性が向上する。
しかし、特許文献1に記載の吸収体の有する縦エンボス凹部は、エンボス加工により形成されているため、該縦エンボス凹部部分が高密度となっており、吸収体全体の剛性が高まってしまう。
それに対し、特許文献2に記載の使い捨ておむつの備える吸収性コアは、前後方向へ延びる仮想線に沿って完全に分割されており、更に、該仮想線と直交する方向の仮想線に沿っても完全に分割されて形成されている。このように吸収性コアを完全に分割して溝を形成しているので、使用中の体液の吸収性が向上すると共に、吸収性コア全体の剛性が低くなっており柔軟性が向上する。
特開2005−73921号公報 特開平11−216161号公報
しかし、特許文献2に記載の吸収性物品の吸収体は、吸収性コアを完全に分割して溝を形成しているので、吸収性コアの強度が著しく低下しており、体液吸収後に吸収性コアの形状が崩れてしまう。
従って、本発明は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る吸収体を備えた吸収性物品を提供することに関するものである。
本発明は、肌対向面側に配された表面シートと、非肌対向面側に配された裏面シートと、これら両シート間に配された縦長の吸収体とを備えた吸収性物品であって、前記吸収体は、吸収ポリマーを含む吸収性コアを有し、前記吸収性コアは、相対的に坪量が高い凸状の複数の凸部及び各該凸部を囲む相対的に坪量が低い溝部からなるブロック構造が腹側部から背側部に亘って規則的に縦方向及び幅方向に複数配されたブロック領域と、該ブロック領域の外周を囲む非ブロック領域とを有しており、前記非ブロック領域における前記ブロック領域の縦方向に沿う側縁よりも幅方向外方の非ブロック領域側部は、平面視して、該非ブロック領域側部の背側部又は腹側部の面積が、該非ブロック領域側部の股間部の面積よりも大きい吸収性物品を提供するものである。
本発明の吸収性物品によれば、使用中の体液の吸収性が向上し、吸収体全体の柔軟性が向上していると共に、体液吸収後の吸収体の形状保持性が向上する。
図1は、本発明の第1実施形態である展開型の使い捨ておむつの斜視図である。 図2は、図1に示す使い捨ておむつを表面シート側から見た一部破断平面図である。 図3は、図2のI−I線断面図である。 図4は、図1に示す使い捨ておむつの有する吸収性コアを裏面シート側から見た平面図である。 図5は、本発明の第1実施形態である展開型の使い捨ておむつに用いる吸収体の製造装置の一例を示す概略図である。 図6は、図5に示す回転ドラムにおける外周面側の一部(凹部)の幅方向に沿った模式断面図である。 図7は、図5に示す回転ドラムの凹部に吸収性材料が堆積した状態を示す模式断面図である。 図8は、本発明の第2実施形態である展開型の使い捨ておむつの斜視図である。 図9は、図8に示す使い捨ておむつの有する吸収性コアを裏面シート側から見た平面図である。 図10は、本発明の実施形態である使い捨ておむつの有する他の吸収性コアを裏面シート側から見た平面図である。 図11は、本発明の実施形態である使い捨ておむつの有する他の吸収性コアを裏面シート側から見た平面図である。
以下、本発明の吸収性物品を、その好ましい実施形態に基づき、図1〜図4を参照しながら説明する。図1には本発明の第1実施形態である展開型の使い捨ておむつの斜視図が示されており、図2には図1に示す使い捨ておむつを表面シート側から見た一部破断平面図が示されており、図3には図2のI−I線断面図が示されている。また、図4には図1に示す使い捨ておむつの有する吸収性コアの平面図が示されている。
第1実施形態の使い捨ておむつ1A(以下、「おむつ1A」ともいう。)は、図1〜図3に示すように、肌対向面側に配された表面シート2と、非肌対向面側に配された裏面シート3と、これら両シート2,3間に配された縦長の吸収体4とを備えている。おむつ1Aは、図2に示すように、縦方向に延びる中心線CLに対して左右対称に形成されている。
おむつ1Aは、図2に示すように、縦方向(以下「Y方向」ともいう。Y方向:中心線CLに平行な方向をいう。)に、腹側部A、背側部B及びこれらA,Bの間に位置する股間部Cを有している。腹側部Aは、おむつ着用時に着用者の腹側に位置する部位であり、背側部Bは、着用者の背側に位置する部位であり、股間部Cは、着用者の股下に位置する部位である。股間部Cは、おむつ1Aの縦方向(Y方向)中央部に位置している。尚、縦方向(Y方向)に直交する方向を、おむつ1Aの横方向(以下「X方向」ともいう。)として説明する。
本明細書において、「肌対向面」とは、おむつ1Aを構成する表面シート2などの各部材の表裏両面のうち、着用時に着用者の肌側に配される面であり、「非肌対向面」とは、表面シート2などの各部材の表裏両面のうち、着用時に着用者の肌側とは反対側に向けられる面である。
おむつ1Aは、図2に示すように、腹側部Aの左右両側縁及び背側部Bの左右両側縁それぞれが股間部Cの左右両側縁よりも横方向(X方向)外方に延出している。そして、股間部Cの左右両側縁が横方向(X方向)内方に向かって円弧状に湾曲しており、全体として縦方向(Y方向)中央部が内方に括れた形状を有している。表面シート2及び裏面シート3は、それぞれ、吸収体4の左右両側縁及び前後両端縁から外方に延出している。表面シート2は、図3に示すように、その横方向(X方向)の寸法が、裏面シート3の横方向(X方向)の寸法より小さくなっている。表面シート2及び裏面シート3はそれぞれ、吸収体4の周縁から外方に延出した延出部において直接的に又は他の部材を介在させて互いに接合されており、吸収体4を挟持・固定している。
おむつ1Aは、図1,図2に示すように、いわゆる展開型のおむつであり、背側部Bの左右両側縁部に一対のファスニングテープ7,7が設けられ、腹側部Aの外表面(非肌対向面)に、該ファスニングテープ7,7を止着させるランディングテープ8が設けられている。図2に示すように、おむつ1Aの縦方向(Y方向)に沿う両側部それぞれには、Y方向に伸長状態で固定された弾性部材61を有する立体ギャザー形成用シート62が、表面シート2の側部に配され固定されており、これによって一対の立体ギャザー6,6(図1,図3参照)が形成される。また、図2に示すように、おむつ1Aの縦方向(Y方向)に沿う両側部それぞれには、レッグギャザー形成用の複数本のレッグ弾性部材63がY方向に伸長状態に配されており、レッグ弾性部材63の収縮によりレッグギャザーが形成される。
吸収体4は、図2,図3に示すように、吸収ポリマーを含む吸収性コア41を有しており、おむつ1Aにおいては、吸収性コア41を包む被覆材42も有している。吸収体4は、おむつ1Aにおいては、縦方向(Y方向)に長い液保持性の吸収性コア41を、液透過性の親水性シートである被覆材42で被覆して形成されている。
吸収性コア41は、図2,図4に示すように、相対的に坪量が高い凸状の複数の凸部43及び各凸部43を囲む相対的に坪量が低い溝部44からなるブロック構造400が腹側部Aから背側部Bに亘って規則的に縦方向(Y方向)及び横方向(X方向)に複数配されたブロック領域411と、ブロック領域411の外周を囲む非ブロック領域412とを有している。非ブロック領域412は、高坪量の凸部43と同様に、相対的に坪量が高くなっている。一般的に、吸収性物品(例えば、おむつ)における腹側部A、背側部B及び股間部Cは、吸収性コアにおける腹側部A、背側部B及び股間部Cとそれぞれ略一致しているが、平面視して縦方向(Y方向)中央部が内方に括れた形状を有する吸収性コアの腹側部A、背側部B及び股間部Cを明確に区別する場合には、以下の基準により区別する。即ち、図4に示すように、縦方向(Y方向)に沿う吸収性コアの両側縁において、最も内方に括れた位置(前記両側縁が最も近づいた位置)を通る側縁どうしが略平行となっている部分(前記両側縁が最も近づいた位置での間隔Wを基準に、最も近づいた位置から前方及び後方それぞれに該間隔Wの1.1倍の間隔となるまでの領域)を吸収性コアの股間部Cとし、前記両側縁の間隔が前記間隔Wの1.1倍より大きいファスニングテープ7側(後方側)の領域を吸収性コアの背側部Bとし、前記両側縁の間隔が前記間隔Wの1.1倍より大きいランディングテープ8側(前方側)の領域を吸収性コアの腹側部Aとして区分する。これは、吸収性コアの股間部Cを、最も内側に括れたところの着用者の股間部に挟まれて横方向(X方向)の圧縮を大きく受ける部位とし、股間部Cに対して前方側に吸収性コア幅が広がり横方向の圧縮を受けにくい部位を腹側部Aとし、さらに後方側に吸収性コア幅が広がり横方向の圧縮を受けにくい部位を背側部Bとして、それぞれの部位に必要とされる柔軟性と液拡散性および液保持性を与えるために区分けしたものである。
吸収性コア41の溝部44は、おむつ1Aにおいては、図2,図4に示すように、縦方向(Y方向)に延びる縦溝44Yと、横方向(X方向)に延びる横溝44Xとからなる。従って、吸収性コア41のブロック領域411は、おむつ1Aにおいては、図2,図4に示すように、縦方向(Y方向)に延びる縦溝44Yと、横方向(X方向)に延びる横溝44Xと、縦溝44Y及び横溝44Xで区画された部位(格子の目の位置)に配され且つ溝44Y及び横溝44Xそれぞれの部位より坪量の高い複数の縦長の高坪量の凸部43とからなるブロック構造400が、腹側部Aから背側部Bに亘って規則的に縦方向(Y方向)及び横方向(X方向)に連続して配されて形成されている。尚、おむつ1Aにおいては、溝部44を構成する縦溝44Yは、図2,図4に示すように、縦方向(Y方向)に平行に延びているが、縦方向(Y方向)に延びていれば曲線であってもよく、傾斜して延びていてもよい。溝部44を構成する横溝44Xも同様である。横方向(X方向)に延びる複数の横溝44Xの内の1本は、折り目部分が薄くなりコンパクトになる観点、及び折り癖が付き難く着用時のフィット性が向上する観点から、おむつ1Aを縦方向(Y方向)に2つ折りする際に形成される横方向(X方向)に延びる折り線と同じ位置に配されていることが好ましい。
本発明において、非ブロック領域412におけるブロック領域411の縦方向(Y方向)に沿う側縁411yよりも幅方向(X方向)外方の非ブロック領域側部412sは、平面視して、非ブロック領域側部412sの背側部Bの面積又は腹側部Aの面積が、非ブロック領域側部412sの股間部Cの面積よりも大きく形成されている。おむつ1Aの吸収性コア41について、以下、具体的に説明する。おむつ1Aの吸収性コア41は、図4に示すように、腹側部Aにおける全体の幅Waが背側部Bにおける全体の幅Wbと同じであり、腹側部Aにおけるブロック領域411の幅Wa1が背側部Bにおけるブロック領域411の幅Wb1とで同じである。即ち、図2,図4に示すように、ブロック領域411は、縦方向(Y方向)に長い矩形状に形成されており、ブロック領域411の腹側部Aの幅Wa1と背側部Bの幅Wb1とが同じとなっている。ブロック領域411の外周に亘って配された非ブロック領域412は、図2,図4に示すように、腹側部Aにおける両側縁及び背側部Bにおける両側縁それぞれが股間部Cにおける両側縁よりも横方向(X方向)外方に同じ長さで延出しており、全体として股間部Cが内方に括れた形状に形成されている。
吸収性コア41のブロック領域411について更に具体的に説明すると、おむつ1Aにおいては、図4に示すように、縦溝44Y及び横溝44Xで区画された凸部43が、規則的に横方向(X方向)に5個配されたブロック構造が、腹側部Aから背側部Bに亘って、規則的に縦方向(Y方向)に14行配されて形成されている。おむつ1Aのブロック領域411においては、図4に示すように、6本の縦溝44Yが、それぞれ、腹側部Aから背側部Bに亘って直線状に配されている。
おむつ1Aの吸収性コア41は、上述たように、図2,図4に示すように、ブロック構造400が縦方向(Y方向)に連続して配されて形成されたブロック領域411を有し、ブロック領域411の外周全周に亘って配された非ブロック領域412を有している。非ブロック領域412は、図4に示すように、ブロック領域411の縦方向(Y方向)に沿う側縁411yよりも幅方向(X方向)外方に位置する非ブロック領域側部412sと、吸収性コア41の縦方向(Y方向)の端部における両側縁411y,411yの間に位置する非ブロック領域端部412eとに区分される。さらに、非ブロック領域412の非ブロック領域側部412sは、図4に示すように、吸収性コアの腹側部Aに位置する腹側の非ブロック領域側部412saと、吸収性コアの背側部Bに位置する背側の非ブロック領域側部412sbと、吸収性コアの股間部Cに位置する、腹側の非ブロック領域側部412saと背側の非ブロック領域側部412sbとの間に位置する股間の非ブロック領域側部412scとに区分される。そして、非ブロック領域412の非ブロック領域端部412eは、図4に示すように、吸収性コアの腹側部Aに位置する腹側の非ブロック領域端部412eaと、吸収性コアの背側部Bに位置する背側の非ブロック領域端部412ebとに区分される。おむつ1Aにおいては、上述したように、非ブロック領域412が、図4に示すように、全体として股間部Cを内方に括れさせた形状に形成されており、吸収性コアの股間部Cの位置が、吸収性物品の腹側部A側に寄っているので、背側の非ブロック領域側部412sbの面積が、平面視して、股間の非ブロック領域側部412scの面積よりも大きく形成されている。
おむつ1Aのブロック構造400は、図2,図4に示すように、ブロック構造400の最外周が溝部44(横溝44X,縦溝44Y)によって囲まれている。おむつ1Aのブロック領域411は、図2,図4に示すように、ブロック構造400が縦方向(Y方向)に連続して配されて矩形状に形成されているので、4つの角部を有しており、ブロック領域411の最外周も溝部44(横溝44X,縦溝44Y)によって囲まれている。ブロック領域411の最外周を囲む溝部44(横溝44X,縦溝44Y)の角部、即ち、ブロック領域411の4つの角部それぞれに位置する溝部44(横溝44X,縦溝44Y)の交差部は、角部において体液の流速を一時的に遅くすることができ体液を分配し易くし吸収性コアを有効に活用できる観点から、丸みを帯びていることが好ましく、外方に向けて凸の曲線を描く丸みを帯びていることがさらに好ましい。
吸収性コア41は、使い捨ておむつ1Aに用いられる場合においては、縦方向(Y方向)の全長が、250mm以上550mm以下であり、横方向(X方向)の全幅が50mm以上200mm以下であることが好ましい。前記全長は最も長い位置で測定した値であり、前記全幅は最も広い位置で測定した値である。
非ブロック領域412は、使い捨ておむつ1Aに用いられる場合においては、縦方向(Y方向)の両端部それぞれの縦方向(Y方向)の長さ(非ブロック領域端部412ea,412ebの幅)が、吸収性コア41のY方向の全長の、1%以上、好ましくは2%以上の長さ、そして、20%以下、好ましくは10%以下の長さ、より具体的には、1%以上20%以下の長さであることが好ましく、2%以上10%以下の長さであることが更に好ましい。具体的に、非ブロック領域端部412ea,412ebの幅は、5mm以上80mm以下であることが好ましい。非ブロック領域端部412eの幅は最も広い位置で測定した値である。
非ブロック領域412は、使い捨ておむつ1Aに用いられる場合においては、縦方向(Y方向)に沿う両側部それぞれの横方向(X方向)の長さ(非ブロック領域側部412sの幅)が、腹側部A(非ブロック領域側部412sa)では、吸収性コア41のX方向の全幅の、5%以上、好ましくは15%以上の長さ、そして、35%以下、好ましくは25%以下の長さ、より具体的には、5%以上35%以下の長さであることが好ましく、15%以上25%以下の長さであることが更に好ましい。また、非ブロック領域側部412sの幅が、股間部C(非ブロック領域側部412sc)では、吸収性コア41のX方向の全幅の、5%以上、好ましくは15%以上の長さ、そして、35%以下、好ましくは25%以下の長さ、より具体的には、5%以上35%以下の長さであることが好ましく、15%以上25%以下の長さであることが更に好ましい。また、非ブロック領域側部412sの幅が、背側部B(非ブロック領域側部412sb)では、吸収性コア41のX方向の全幅の、5%以上、好ましくは15%以上の長さ、そして、35%以下、好ましくは25%以下の長さ、より具体的には、5%以上35%以下の長さであることが好ましく、15%以上25%以下の長さであることが更に好ましい。具体的に、両側部それぞれの横方向の長さとして、腹側の非ブロック領域側部412saの幅は、10mm以上40mm以下であることが好ましく、股間の非ブロック領域側部412scの幅は、10mm以上30mm以下であることが好ましく、背側の非ブロック領域側部412sbの幅は、10mm以上40mm以下であることが好ましい。非ブロック領域側部412sの幅は最も広い位置で測定した値である。
使い捨ておむつ1Aに用いられる場合においては、腹側の非ブロック領域側部412saの面積(両側部それぞれの面積)は、1000mm2以上6000mm2以下であることが好ましく、股間の非ブロック領域側部412scの面積(両側部それぞれの面積)は、500mm2以上5000mm2以下であることが好ましく、背側の非ブロック領域側部412sbの面積(両側部それぞれの面積)は、1000mm2以上6000mm2以下であることが好ましい。
ブロック領域411は、使い捨ておむつ1Aに用いられる場合においては、その縦方向(Y方向)の長さが、吸収性コア41のY方向の全長の、70%以上、好ましくは85%以上の長さ、そして、98%以下、好ましくは95%以下の長さ、より具体的には、70%以上98%以下の長さであることが好ましく、85%以上95%以下の長さであることが更に好ましい。
ブロック領域411は、使い捨ておむつ1Aに用いられる場合においては、その横方向(X方向)の長さが、吸収性コア41のX方向の全幅の、30%以上、好ましくは50%以上の長さ、そして、90%以下、好ましくは70%以下の長さ、より具体的には、30%以上90%以下の長さであることが好ましく、50%以上70%以下の長さであることが更に好ましい。
ブロック領域411は、使い捨ておむつ1Aに用いられる場合においては、縦方向(Y方向)の長さが100mm以上540mm以下であり、横方向(X方向)の長さが20mm以上140mm以下であることが好ましい。ブロック領域411の縦方向(Y方向)の長さ及び横方向(X方向)の長さは最も長い位置で測定した値である。
ブロック領域411を構成する凸部43及び溝部44(横溝44X,縦溝44Y)のサイズ・坪量等について更に詳述する。
凸部43は、おむつ1Aにおいては、図2,図4に示すように、平面視して、縦方向(Y方向)に長い矩形状に形成されている。尚、おむつ1Aにおいては、凸部43を平面視して、矩形状に形成されているが、四隅が円弧状となっていてもよく、多角形状、楕円、それらの組み合わせ等であってもよい。
おむつ1Aの凸部43は、吸収性物品が例えば使い捨ておむつに用いられる場合においては、図4に示すように、その縦方向(Y方向)の長さL1が、5mm以上、好ましくは15mm以上、そして、30mm以下、好ましくは25mm以下、より具体的には、5mm以上30mm以下であることが好ましく、15mm以上25mm以下であることが更に好ましい。また、その横方向(X方向)の長さL2が、3mm以上、好ましくは5mm以上、そして、20mm以下、好ましくは15mm以下、より具体的には、3mm以上20mm以下であることが好ましく、5mm以上15mm以下であることが更に好ましい。尚、長さL1,L2は、最も広い位置で測定した値である。
おむつ1Aの溝部44は、吸収性物品が例えば使い捨ておむつに用いられる場合においては、図4に示すように、横方向(X方向)に延びる線状の横溝44Xの幅L3が、0.5mm以上、好ましくは1mm以上、そして、5mm以下、好ましくは3mm以下、より具体的には、0.5mm以上5mm以下であることが好ましく、1mm以上3mm以下であることが更に好ましい。また、縦方向(Y方向)に延びる線状の縦溝44Yの幅L4が、0.5mm以上、好ましくは1mm以上、そして、5mm以下、好ましくは3mm以下、より具体的には、0.5mm以上5mm以下であることが好ましく、1mm以上3mm以下であることが更に好ましい。尚、幅L3,L4は、吸収性コア41の凹凸構造における凹部の底部の位置での測定値である。
横溝44Xと縦溝44Yとは、同じ厚みで形成されており、溝部44(横溝44X,縦溝44Y)の厚みは、凸部43の厚みの30%以上90%以下であることが好ましい。具体的には、溝部44(横溝44X,縦溝44Y)の厚みは、1.5mm以上、好ましくは2.5mm以上、そして、4.5mm以下、好ましくは4.0mm以下、より具体的には、1.5mm以上4.5mm以下であることが好ましく、2.5mm以上4.0mm以下であることが更に好ましい。凸部43の厚みは、2mm以上、好ましくは3mm以上、そして、8mm以下、好ましくは7mm以下、より具体的には、2mm以上8mm以下であることが好ましく、3mm以上7mm以下であることが更に好ましい。非ブロック領域412の厚みは、凸部43の厚みと同様である。
尚、凸部43、溝部44(横溝44X,縦溝44Y)及び非ブロック領域412の厚みは、所定のサイズにサンプルをカットし、5kPaで測定部位を10分間加圧し、除重後すぐに測定を行う。測定箇所は、1枚辺り腹側部、股間部、背側部の任意それぞれ1点以上を含む3点以上とし、おむつサンプル2枚(測定箇所6点以上)の平均で厚みを出す。例えばおむつ1を、鋭利なかみそりで、図2に示す縦方向(Y方向)、又は横方向(X方向)に切断し、この切断されたサンプルの断面を測定する。肉眼にて測定し難い場合には、前記切断されたサンプルの断面を、例えば、マイクロスコープ(KEYENCE社製VHX−1000)を用いて20〜100倍の倍率で観察し、測定してもよい。
溝部44(横溝44X,縦溝44Y)は、吸収性物品が例えば使い捨ておむつに用いられる場合においては、柔軟性と吸収性を向上させる観点から、その坪量が、凸部43の坪量の、30%以上、好ましくは40%以上、そして、90%以下、好ましくは80%以下、より具体的には、30%以上90%以下であることが好ましく、40%以上80%以下であることが更に好ましい。
具体的には、溝部44(横溝44X,縦溝44Y)は、その坪量が、100g/m2以上、好ましくは150g/m2以上、そして、500g/m2以下、好ましくは400g/m2以下、より具体的には、100g/m2以上500g/m2以下であることが好ましく、150g/m2以上400g/m2以下であることが更に好ましい。また、凸部43は、その坪量が、300g/m2以上、好ましくは350g/m2以上、そして、900g/m2以下、好ましくは800g/m2以下、より具体的には、300g/m2以上900g/m2以下であることが好ましく、350g/m2以上800g/m2以下であることが更に好ましい。非ブロック領域412の坪量は、凸部43の坪量と同様である。
凸部43及び溝部44(横溝44X,縦溝44Y)の坪量は次のようにして測定される。
<坪量の測定方法>
凸部43、溝部44(横溝44X,縦溝44Y)及び非ブロック領域412の坪量の測定方法は以下の通りである。
吸収性コア41における凸部43と溝部44(横溝44X,縦溝44Y)の境界線に沿ってフェザー社製片刃剃刀を用いて切断する。切断して得られた凸部43の小片10個をそれぞれ電子天秤(A&D社製電子天秤GR−300、精度:小数点以下4桁)を用いて測定し、凸部43の小片1個の平均重量を求める。求めた平均重量を凸部43の小片1個当りの平均面積で除して凸部43の坪量を算出する。非ブロック領域412の坪量も凸部43の坪量と同様にして算出する。
次いで、凸部43と溝部44(縦溝44Y)の縦方向(Y方向)に延びた境界線に沿って、長さ100mm、幅は溝部44(縦溝44Y)の幅の設計寸法に合わせて、フェザー社製片刃剃刀を用いて、細いストライプ状の溝部44(縦溝44Y)の小片5個を切り出す。得られた小片5個をそれぞれ電子天秤(A&D社製電子天秤GR−300、精度:小数点以下4桁)を用いて測定し、平均して溝部44(縦溝44Y)の小片1個の平均重量を求める。求めた平均重量を溝部44(縦溝44Y)の小片1個当たりの平均面積で除して溝部44(縦溝44Y)の坪量を算出する。溝部44(横溝44X)についても、溝部44(縦溝44Y)と同様にして坪量を算出する。
おむつ1Aの吸収性コア41においては、凸部43及び非ブロック領域412は、溝部44(横溝44X,縦溝44Y)に比して同じかあるいは高密度に形成されている。
溝部44(横溝44X,縦溝44Y)は、吸収性物品が例えば使い捨ておむつに用いられる場合においては、液拡散性および液保持性を向上させる観点から、その密度が、凸部43の密度の、50%以上、好ましくは75%以上、そして、100%以下、好ましくは95%以下、より具体的には、50%以上100%以下であることが好ましく、75%以上95%以下であることが更に好ましい。
具体的には、溝部44(横溝44X,縦溝44Y)は、その密度が、0.05g/cm3以上、好ましくは0.07g/cm3以上、そして、0.15g/cm3以下、好ましくは0.13g/cm3以下、より具体的には、0.05g/cm3以上0.15g/cm3以下であることが好ましく、0.07g/cm3以上0.13g/cm3以下であることが更に好ましい。また、凸部43は、その密度が、0.05g/cm3以上、好ましくは0.07g/cm3以上、そして、0.15g/cm3以下、好ましくは0.13g/cm3以下、より具体的には、0.05g/cm3以上0.15g/cm3以下であることが好ましく、0.07g/cm3以上0.13g/cm3以下であることが更に好ましい。非ブロック領域412の密度は、凸部43の密度と同様である。
凸部43、非ブロック領域412及び溝部44(横溝44X,縦溝44Y)の密度は、上述した方法により求めた凸部43、非ブロック領域412及び低密度部44の坪量を、上述した方法により求めたそれぞれの厚みで除して算出される。
上述したように、図3に示すように、吸収性コア41の凸部43及び溝部44(横溝44X,縦溝44Y)は一体成形されており、非ブロック領域412も凸部43及び溝部44(横溝44X,縦溝44Y)と一体成形されている。ここで「一体成形されている」とは、凸部43、溝部44(横溝44X,縦溝44Y)及び非ブロック領域412が、接着剤や熱融着等の接合手段を介さずに互いに分離不可能に一体化されており、同一の材料から一体的に形成されていることを意味する。このように凸部43、溝部44(横溝44X,縦溝44Y)及び非ブロック領域412が一体成形されていると、体液がスムーズに移動し得る連続性を有するようになる。このような吸収体4の製造方法については後で説明する。
また、吸収性コア41の凹凸のあるブロック構造400における表面シート2側に凹んだ凹部(溝)は、主として溝部44(横溝44X,縦溝44Y)により形成されており、吸収性コア41のブロック構造400における裏面シート3側に突出する凸部は、主として凸部43及び非ブロック領域412により形成されている。ここで、「凹部は、主として溝部44により形成される」とは、例えば溝部44と凸部43との境界付近の凸部43が該凹部の一部を形成している場合を含む意味であり、同様に、「凸部は、主として凸部43及び非ブロック領域412により形成される」とは、例えば凸部43と溝部44との境界付近の溝部44が該凸部の一部を形成している場合を含む意味である。
また、おむつ1Aの吸収性コア41は、溝部44が、図3に示すように、おむつ1Aの厚み方向Tにおいて、表面シート2側(吸収体4の肌対向面側)に偏在している。おむつ1Aの吸収性コア41は、図3に示すように、吸収性コア41の非肌対向面側が凹凸のあるブロック構造400となり、吸収性コア41の肌対向面側が平坦となっている。
おむつ1Aにおいては、吸収性コア41と吸収性コア41を包む被覆材42とは接着剤5を介して固定されている。このように固定された吸収体4は、表面シート2及び裏面シート3それぞれと接着剤を介して固定されている。特に、おむつ1Aにおいては、図3に示すように、被覆材42と吸収性コア41の非肌対向面41Uとが接着剤5により固定されており、被覆材42と吸収性コア41の肌対向面41Tとが接着剤5により固定されており、被覆材42における吸収性コア41の縦方向(Y方向)に沿う側縁41yよりも幅方向(X方向)外方の被覆材側部42sは、被覆材側部42sどうしが接着剤5を介して固定されている。このように被覆材側部42sどうしが接着剤5を介して固定されていると、吸収性コア41の側部からの体液の漏れを防止することができ、吸収性コア41の湿潤強度が高められ壊れの防止性を向上することができる。接着剤5は、おむつ1Aの横方向(X方向)に間欠的に且つ縦方向(Y方向)に一直線状に塗工されている。尚、おむつ1Aにおいては、図3に示すように、1枚の被覆材42の両側部を折り返して被覆材42の側縁部どうしを重ねるようにして吸収性コア41を包んでいるが、別々の2枚の被覆材を用いて吸収性コア41を包んでいてもよい。
接着剤5は、おむつ1Aにおいては、例えばビードガンを用いて横方向(X方向)に間欠的に且つ縦方向(Y方向)に一直線状に塗工されており、全体視してストライプ状に塗工されている。横方向(X方向)に隣り合う接着剤5どうしの間隔は、0.5mm以上15mm以下であることが好ましい。接着剤5の塗工の坪量(塗工量)は、0.5g/m2以上、好ましくは1g/m2以上、そして、15g/m2以下、好ましくは10g/m2以下、より具体的には、0.5g/m2以上15g/m2以下であることが好ましく、1g/m2以上10g/m2以下であることが更に好ましい。
また、おむつ1Aにおいては、図3に示すように、吸収性コア41の溝部44(横溝44X,縦溝44Y)と被覆材42との間には空間9が形成されている。即ち、吸収体4には、吸収性コア41の凹凸のあるブロック構造400と吸収性コア41を包む被覆材42とにより形成される空間9が形成されている。上述したように、おむつ1Aにおいては、図2,図3に示すように、溝部44(横溝44X,縦溝44Y)が吸収性コア41の裏面シート3(非肌対向面)側に全体として格子状に形成され、格子の目の位置に凸部43が配されており、溝部44(横溝44X,縦溝44Y)が凸部43を取り囲むように形成されている。従って、おむつ1Aにおいては、図2,図3に示すように、表面シート2側に凹んだ横溝44Xと被覆材42により形成される複数の空間9Xが、横溝44Xに対応して横方向(X方向)にそれぞれ連続的に延びており、表面シート2側に凹んだ縦溝44Yと被覆材42により形成される複数の空間9Yが、縦溝44Yに対応して縦方向(Y方向)にそれぞれ連続的に延びている。
次に、おむつ1Aの備える吸収体4、即ち、凸部43(高密度)、非ブロック領域412(高密度)及び溝部44(低密度)(横溝44X,縦溝44Y)が一体成形された吸収性コア41を備える吸収体4の製造方法を説明する。
図5には、吸収体4の製造方法の一実施態様及びそれに用いる製造装置が示されている。吸収体4の製造装置は、矢印R1方向に回転駆動される回転ドラム50と、回転ドラム50の外周面に吸収性コア41の原料である吸収ポリマーを含む吸収性材料45を供給するダクト60と、回転ドラム50の下流側の斜め下方に配置され、矢印R2方向に回転駆動されるトランスファーロール70と、回転ドラム50の周方向におけるダクト60とトランスファーロール70との間に配置されたバキュームボックス65と、バキュームボックス65と回転ドラム50との間及びトランスファーロール70と回転ドラム50との間を通るように配された、シート状の通気性部材であるメッシュベルト75と、トランスファーロール70の下方に配されたバキュームコンベア80とを備えている。
回転ドラム50は、図5に示すように、円筒状をなし、モータ等の原動機からの動力を受けて、その外周面を形成する部材が水平軸回りを回転する。回転ドラム50の内側(回転軸側)の非回転部分には内部を減圧可能な空間56が形成されている。空間56には、吸気ファン等の公知の排気装置(図示せず)が接続されており、該排気装置を作動させることにより、空間56内を負圧に維持可能である。他方、回転ドラム50の内側(回転軸側)の空間57及び58には、装置外の空気を取り込み可能な配管(図示せず)が接続されている。
図5に示すように、回転ドラム50の外周面には、製造する吸収性コア41の形状に対応する形状のドラム凹部51が複数個、R1方向に等間隔を空けて形成されている。各ドラム凹部51の底面部には、図6に示すように、多数の細孔が形成されたメッシュプレート52と、金属製又は樹脂製の難通気性部材53とが配されている。ここで、難通気性部材53は、メッシュプレート52上に突出するように設けられており、上述した溝部44(横溝44X,縦溝44Y)の形状及び位置に対応するように配されている。図6に示すように、このように配された難通気性部材53により区画されたメッシュプレート52のみからなる領域54が、凸部43に対応する部分となり、難通気性部材53により区画された部分の外周全域におけるメッシュプレート52のみからなる領域55が、非ブロック領域412に対応する部分となる。また、ドラム凹部51が形成されていない、回転ドラム50の外周面の部分は、金属製の剛体からなる回転ドラム50のフレーム体からなり、非通気性である。
ダクト60は、図5に示すように、その一端側が、負圧に維持される空間56上に位置する回転ドラム50の外周面を覆っており、図示しない他端側には、繊維材料導入装置を有している。繊維材料導入装置は、例えば、シート状の木材パルプを粉砕して解繊パルプとし、その解繊したパルプ(繊維材料)をダクト内に送り込む粉砕器を備え、ダクト60の途中に吸収ポリマーを導入する吸収ポリマー導入部を備えている。
トランスファーロール70は、通気性を有する円筒状の外周部を有しており、モータ等の原動機からの動力を受けて、その外周部がR2方向に回転する。トランスファーロール70の内側(回転軸側)の非回転部分には、内部を減圧可能な空間71が形成されている。空間71には、吸気ファン等の公知の排気装置(図示せず)が接続されており、該排気装置を作動させることにより、空間71内を負圧に維持可能である。
バキュームボックス65は、回転ドラム50の回転方向R1において、ダクト60の下流側端部601と、トランスファーロール70との間に配置されている。バキュームボックス65は、箱状の形状を有し、回転ドラム50に対向する部位に、回転ドラム50方向に向かって開口する開口部を有している。バキュームボックス65は、排気管67を介して、吸気ファン等の公知の排気装置(図示せず)が接続されており、該排気装置の作動により、バキュームボックス65内を負圧に維持可能である。
メッシュベルト75は、網目を有する帯状の通気性ベルトが無端状に連結されたものであり、複数のフリーロール及びトランスファーロール70に案内されて所定の経路を連続的に移動する。メッシュベルト75は、トランスファーロール70の回転によって駆動される。メッシュベルト75は、バキュームボックス65の前記開口部の前を通過している間は、回転ドラム50の外周面に接触しており、トランスファーロール70と回転ドラム50とが最も接近している最接近部付近で、回転ドラム50の外周面から離れてトランスファーロール70上へと移行する。
バキュームコンベア80は、駆動ロール81及び従動ロール82に架け渡された無端状の通気性ベルト83と、通気性ベルト83を挟んでトランスファーロール70と対向する位置に配されたバキュームボックス84とを備えている。
次に、上述した吸収体の製造装置を用いて吸収体4(吸収性コア41)を連続的に製造する方法について説明する。
先ず、回転ドラム50内の空間56、及びバキュームボックス65内を、それぞれに接続された排気装置を作動させて負圧にする。このように、空間56内を負圧にすることで、ダクト60内に、吸収性材料45を回転ドラム50の外周面に搬送させる空気流が生じるからである。次に、回転ドラム50及びトランスファーロール70を回転させ、また、バキュームコンベア80を作動させる。そして、前記繊維材料導入装置を作動させて、ダクト60内に、解繊したパルプ(繊維材料)及び吸収ポリマーを供給する。これらの吸収性材料45は、ダクト60内を流れる空気流に乗り、飛散状態となって回転ドラム50の外周面に向けて供給される。
ダクト60に覆われた部分を搬送されている間に、回転ドラム50のドラム凹部51に、吸収性材料45が吸引される。吸収性材料45は、図7に示すように、ドラム凹部51の各領域54及び領域55のメッシュプレート52上に徐々に堆積する。こうして得られた堆積物46においては、難通気性部材53上に吸収性材料45が堆積してなる部位(難通気性部材53対応部)46aが、相対的に吸収性材料45の堆積量が少なく、その他の部位(領域54対応部)46b及び部位(領域55対応部)46cが、相対的に吸収性材料45の堆積量が多くなっており、堆積物46全体として凹凸のあるブロック構造を有するようになる。
そして、回転ドラム50が回転して、ドラム凹部51がバキュームボックス65の対向位置にくると、ドラム凹部51内の堆積物46がバキュームボックス65からの吸引によって、メッシュベルト75に吸い付けられた状態となる。ドラム凹部51内の堆積物46は、その状態で、トランスファーロール70と回転ドラム50との最接近部の直前まで搬送され、該最接近部付近で、トランスファーロール70側からの吸引により、メッシュベルト75に吸い付けられた状態のままドラム凹部51より離型し、トランスファーロール70上へと移行する。
こうして、メッシュベルト75と共にトランスファーロール70上に移行したブロック構造を有する堆積物46は、トランスファーロール70上のメッシュベルト75に吸着されたまま、バキュームコンベア80との受け渡し部(トランスファーロール70の最下端部)まで搬送され、該受け渡し部において、バキュームボックス84による吸引によりバキュームコンベア80上へと移行する。
本実施形態の吸収体の製造装置においては、図5に示すように、堆積物46が載置される前のバキュームコンベア80上に、ティッシュペーパーや親水性の不織布からなる被覆材42が導入され、被覆材42上に堆積物46が移行する。そして、更に、折り返し板(図示せず)により被覆材42が折られて堆積物46を被覆材42で包んだ後、被覆材42で包まれた状態の堆積物46を所定の間隔で切断して、吸収体1個分の寸法に切断された吸収体前駆体49を連続的に製造する。
そして、本実施形態の吸収体の製造装置においては、こうして得られた吸収体前駆体49を加圧手段90によって圧縮し、吸収体前駆体49を構成する堆積物46の厚みを積極的に減少させて、目的とする吸収体4(吸収性コア41)を得る。加圧手段90は、図5に示すように、少なくとも一方の表面が平滑な一対のロール91,92を備え、ロール91,92間に導入された被加圧物を上下面から加圧して厚み方向に圧縮可能に構成されている。
加圧手段90によって堆積物46を圧縮すると、吸収性材料が相対的に多く厚みの大きい部位(領域54対応部)46b及び部位(領域55対応部)46cは、吸収性材料45が相対的に少なく厚みの小さい部位(難通気性部材53対応部)46aよりも強く圧縮される。その結果、上述した製造装置を用いて製造された吸収体4(吸収性コア41)においては、堆積物46における部位(領域54対応部)46b(凸部)及び部位(領域55対応部)46cが、吸収性コア41において相対的に密度の高い凸部43及び非ブロック領域412となり、堆積物46における部位(難通気性部材53対応部)46a(凹部)が、吸収性コア41において相対的に密度の低い溝部44(横溝44X,縦溝44Y)となる。
本実施形態の使い捨ておむつ1Aの形成材料について説明する。
表面シート2、裏面シート3、立体ギャザー形成用シート62としては、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート2としては、液透過性の不織布や、開孔フィルム、これらの積層体等を用いることができる。裏面シート3としては、樹脂フィルムや樹脂フィルムと不織布の積層体等を用いることができる。立体ギャザー形成用シート62としては、伸縮性のフィルム、不織布、織物またはそれらの積層シート等を用いることができる。
ファスニングテープ7としては、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができる。例えば、「マジックテープ(登録商標)」(クラレ社製)、「クイックロン(登録商標)」(YKK社製)、「マジクロス(登録商標)」(カネボウベルタッチ社製)等におけるオス部材等を用いることができる。
吸収体4を構成する吸収性コア41としては、パルプ繊維等の繊維の集合体に吸収ポリマーの粒子を保持させたもの等を用いることができる。吸収体4を構成する被覆材42としては、親水性シート、例えば、透水性の薄紙(ティッシュペーパー)や透水性の不織布からなるコアラップシート等を用いることができる。
立体ギャザー形成用の弾性部材61及びレッグ弾性部材63としては、天然ゴム、ポリウレタン、ポリスチレン−ポリイソプレン共重合体、ポリスチレン−ポリブタジエン共重合体、アクリル酸エチル−エチレン等のポリエチレン−αオレフィン共重合体等からなる糸状の伸縮性材料を用いることができる。
接着剤5としては、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができ、例えば、ホットメルト接着剤を用いることができる。ホットメルト接着剤としては、例えばスチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合体(SEBS)等のブロックコポリマー系のホットメルト接着剤が挙げられる。
上述した本発明の第1実施形態の使い捨ておむつ1Aを使用した際の作用効果について説明する。
おむつ1Aは、図2,図4に示すように、相対的に坪量の高い凸部43と相対的に坪量の低い溝部44とからなるブロック領域411を有している。そのため、柔軟であり、着用者の身体の形状に沿い易くフィット性が向上する。また、溝部44を排尿後の体液が流れることで拡散性が向上し、吸収性コア41の吸収性を向上することができる。また、おむつ1Aは、図2,図4に示すように、ブロック領域411の外周を囲む非ブロック領域412有しているので、吸収性コア側方部でゆっくりと体液を吸収することができ、繰り返して排尿があった後にも吸収性コア41の吸収性を向上することができ、吸収性コア41からの体液漏れを防止することができる。このように、おむつ1Aは、ブロック領域411を有する吸収性コア41を備えているので、使用中の体液の吸収性が向上し、吸収体全体の柔軟性が向上している。
また、おむつ1Aは、図2,図4に示すように、吸収性コア41の非ブロック領域412における非ブロック領域側部412sが、平面視して、非ブロック領域側部412sの背側部Bの面積が、非ブロック領域側部412sの股間部Cの面積よりも大きく形成されている。その為、着用時に比較的動きが少なく横方向(X方向)からの圧縮を受けにくい非ブロック領域側部412sの背側部Bに、体液を多く吸収でき、着用時に比較的動きの多く横方向からの圧縮を受けやすい非ブロック領域側部412sの股間部Cに、体液を多く吸収し過ぎないようになる。このように、着用時に着用者の動きによっても吸収性コア41が壊れ難く、体液吸収後の吸収体の形状保持性が向上する。また股間部Cにおいてブロック領域411を増やすことにより柔軟性が向上して着用時に比較的動きの多い股間部の動きに追従しやすく吸収性コア41が常に身体に沿って近くに存在するため尿などが排出されても受け止めやすく漏れにつながりにくくなる。そして股間部に多くのブロック領域411を有することで排出された液をすばやく背側部Bに送ることができる。
次に、本発明の第2実施形態である展開型の使い捨ておむつ1B(以下、「おむつ1B」とも言う。)について、図8,図9に基づいて説明する。
第2実施形態のおむつ1Bについては、第1実施形態のおむつ1Aと異なる点について説明する。特に説明しない点は、おむつ1Aと同様であり、おむつ1Aの説明が適宜適用される。
おむつ1Bは、図8に示すように、いわゆる展開型のおむつであり、背側部Bの左右両側縁部に一対のファスニングテープ7,7が設けられ、一対のファスニングテープ7,7どうしの間に、ウエストギャザー形成用のウエスト部弾性部材64がX方向に伸長状態に配されており、ウエスト部弾性部材64の収縮によりウエストギャザーが形成されるようになっている。ウエスト部弾性部材64としては、立体ギャザー形成用の弾性部材61及びレッグ弾性部材63と同様の伸縮性材料を用いることができる。
おむつ1Bの吸収性コア41は、おむつ1Aの吸収性コア41と同様に、図8,図9に示すように、相対的に坪量が高い凸状の複数の凸部43、及び各凸部43を囲む相対的に坪量が低い溝部44からなるブロック構造400が腹側部Aから背側部Bに亘って規則的に縦方向(Y方向)及び横方向(X方向)に複数配されてブロック領域411を形成しているが、おむつ1Bのブロック領域411は、図9に示すように、ブロック領域411の腹側部A及び背側部Bそれぞれの幅Wa1,Wb1がブロック領域411の股間部Cの幅Wc1より広く形成されている。具体的に説明すると、おむつ1Bのブロック領域411は、おむつ1Bの腹側部A側に配される腹側のブロック領域411a、おむつ1Bの背側部B側に配される背側のブロック領域411b、腹側のブロック領域411aと背側のブロック領域411bとの間に配される股間のブロック領域411cの3つに大別できる。そして、腹側のブロック領域411a及び背側のブロック領域411bが、それぞれ、図9に示すように、股間のブロック領域411cよりも幅方向(X方向)外方に延出している。腹側のブロック領域411aの幅(ブロック領域411の腹側部411aの幅Wa1)と背側のブロック領域411bの幅(ブロック領域411の背側部411bの幅Wb1)とは同じである。
吸収性コア41のブロック領域411について更に具体的に説明する。おむつ1Bにおいては、図9に示すように、背側のブロック領域411bは、縦溝44Y及び横溝44Xで区画された凸部43が、規則的に横方向(X方向)に5個配されたブロック構造が、規則的に縦方向(Y方向)に4行配され、さらに凸部43が、規則的に横方向(X方向)に3個配されたブロック構造が、規則的に縦方向(Y方向)に3行配されて形成されている。また、図9に示すように、股間のブロック領域411cは、凸部43が、規則的に横方向(X方向)に3個配されたブロック構造が、規則的に縦方向(Y方向)に3行配されて形成されている。また、図9に示すように、腹側のブロック領域411aは、縦溝44Y及び横溝44Xで区画された凸部43が、規則的に横方向(X方向)に3個配されたブロック構造が、規則的に縦方向(Y方向)に1行配され、さらに凸部43が、規則的に横方向(X方向)に5個配されたブロック構造が、規則的に縦方向(Y方向)に4行配されて形成されている。おむつ1Bのブロック領域411においては、図9に示すように、6本の縦溝44Yの中の4本が、それぞれ、腹側部Aから背側部Bに亘って直線状に配されている。
おむつ1Bの吸収性コア41は、上述のようなブロック領域411とブロック領域411の外周を囲む非ブロック領域412とを有しており、縦方向(Y方向)中央部が内方に括れた形状に形成されている。具体的に説明すると、おむつ1Bの吸収性コア41は、図9に示すように、腹側部Aにおける全体の幅Waが背側部Bにおける全体の幅Wbよりも広く、股間部Cにおける全体の幅Wcが最も狭くなっている。即ち、おむつ1Bの非ブロック領域412は、図9に示すように、腹側部Aにおける両側縁及び背側部Bにおける両側縁それぞれが股間部Cにおける両側縁よりも横方向(X方向)外方に延出し、腹側部Aにおける両側縁が背側部Bにおける両側縁それぞれよりも横方向(X方向)外方に延出している。従って、非ブロック領域412の非ブロック領域側部412sは、非ブロック領域側部412sの腹側部Aの幅(腹側の非ブロック領域側部412saの幅)が非ブロック領域側部412sの背側部Bの幅(背側の非ブロック領域側部412sbの幅)よりも広くなっている。よって、おむつ1Bの非ブロック領域側部412sは、平面視して、非ブロック領域側部412sの背側部Bの面積(背側の非ブロック領域側部412sbの面積)及び非ブロック領域側部412sの腹側部Aの面積(腹側の非ブロック領域側部412saの面積)それぞれが、非ブロック領域側部412sの股間部Cの面積(股間の非ブロック領域側部412scの面積)よりも大きく形成されている。
吸収性コア41は、使い捨ておむつ1Bに用いられる場合においては、縦方向(Y方向)の全長が250mm以上550mm以下であり、横方向(X方向)の全幅が50mm以上200mm以下であることが好ましい。
非ブロック領域412は、使い捨ておむつ1Bに用いられる場合においては、縦方向(Y方向)の両端部それぞれの縦方向(Y方向)の長さ(非ブロック領域端部412ea,412ebの幅)が、吸収性コア41のY方向の全長の、1%以上、好ましくは2%以上の長さ、そして、20%以下、好ましくは10%以下の長さ、より具体的には、1%以上20%以下の長さであることが好ましく、2%以上10%以下の長さであることが更に好ましい。具体的に、非ブロック領域端部412ea,412ebの幅は、5mm以上80mm以下であることが好ましい。非ブロック領域端部412eの幅は最も広い位置で測定した値である。
非ブロック領域412は、使い捨ておむつ1Bに用いられる場合においては、縦方向(Y方向)に沿う両側部それぞれの横方向(X方向)の長さ(非ブロック領域側部412sの幅)が、腹側部A(非ブロック領域側部412sa)では、吸収性コア41のX方向の全幅の、5%以上、好ましくは15%以上の長さ、そして、35%以下、好ましくは25%以下の長さ、より具体的には、5%以上35%以下の長さであることが好ましく、15%以上25%以下の長さであることが更に好ましい。また、非ブロック領域側部412sの幅が、股間部C(非ブロック領域側部412sc)では、吸収性コア41のX方向の全幅の、5%以上、好ましくは15%以上の長さ、そして、35%以下、好ましくは25%以下の長さ、より具体的には、5%以上35%以下の長さであることが好ましく、15%以上25%以下の長さであることが更に好ましい。また、非ブロック領域側部412sの幅が、背側部B(非ブロック領域側部412sb)では、吸収性コア41のX方向の全幅の、5%以上、好ましくは15%以上の長さ、そして、35%以下、好ましくは25%以下の長さ、より具体的には、5%以上35%以下の長さであることが好ましく、15%以上25%以下の長さであることが更に好ましい。具体的に、両側部それぞれの横方向の長さとして、腹側の非ブロック領域側部412saの幅は、10mm以上40mm以下であることが好ましく、股間の非ブロック領域側部412scの幅は、10mm以上30mm以下であることが好ましく、背側の非ブロック領域側部412sbの幅は、10mm以上40mm以下であることが好ましい。非ブロック領域側部412sの幅は最も広い位置で測定した値である。
使い捨ておむつ1Bに用いられる場合においては、腹側の非ブロック領域側部412saの面積(両側部それぞれの面積)は、1000mm2以上6000mm2以下であることが好ましく、股間の非ブロック領域側部412scの面積(両側部それぞれの面積)は、500mm2以上5000mm2以下であることが好ましく、背側の非ブロック領域側部412sbの面積(両側部それぞれの面積)は、1000mm2以上6000mm2以下であることが好ましい。
おむつ1Bの備える吸収体4も、おむつ1Aの備える吸収体4と同様にして製造することができる。
上述した本発明の第2実施形態のおむつ1Bを使用した際の作用効果について説明する。
第2実施形態のおむつ1Bの効果については、第1実施形態のおむつ1Aの効果と異なる点について説明する。特に説明しない点は、おむつ1Aの効果と同様であり、おむつ1Aの効果の説明が適宜適用される。
おむつ1Bは、図9に示すように、非ブロック領域側部412sの腹側部Aの幅(腹側の非ブロック領域側部412saの幅)が非ブロック領域側部412sの背側部Bの幅(背側の非ブロック領域側部412sbの幅)よりも広くなっている。その為、着用者の背側は腹側に比べて複雑な形状となっているが、背側の非ブロック領域側部412sbの幅を可能な限り狭くすることで、体型に沿わし易く、柔軟性を向上させることができると共に、腹側の非ブロック領域側部412saの幅が最も広いので、吸収体4全体としての柔軟性が向上し体液の安定的な保持が可能となる。
また、おむつ1Bは、図9に示すように、ブロック領域411の腹側部A及び背側部Bそれぞれの幅Wa,Wbがブロック領域411の股間部Cの幅Wcより広く形成されているので、体液吸収後の比較的早い段階で横方向(X方向)に体液の拡散を進めることができ、その後ゆっくりと非ブロック領域412に体液を吸収することができる。従って、繰り返し行われる排尿に対して体液の移動拡散と体液の保持とを潤滑に行うことができる。
また、おむつ1Bの吸収性コア41は、図9に示すように、腹側部Aにおける全体の幅Waが背側部Bにおける全体の幅Wbよりも広く、ブロック領域411の腹側部Aの幅Wa1とブロック領域411の背側部Bの幅Wb1とが同じである。その為、体液吸収後の比較的早い段階で、腹側部A及び背側部Bそれぞれの横方向(X方向)に体液の拡散を進めることができ、吸収体の効率を高めることができる。
上述した第1実施形態のおむつ1Aにおいては、活動度の余り高くない乳児などに対して用いることができるように配慮されており股間部Cが大きく背側部Bで液保持性を高められるようにしてある。一方、第2実施形態のおむつ1Bにおいては、やや活動度が高くなった時期に用いることができるように配慮されており、股間部Cが小さく腹側部Aおよび背側部Bに液保持性を持たせてある。さらにおむつ1Bにおいては着用者の臀部から背中にかけた形状より股間部の前部から立ち上がった腹側の形状の方が平坦な領域が多いことから、腹側部Aの方が背側部Bに対して非ブロック領域側部412saの幅が広くなるようにしてある。
本発明の吸収性物品は、上述の第1実施形態の使い捨ておむつ1A、上述の第2実施形態の使い捨ておむつ1Bに何ら制限されるものではなく、適宜変更可能である。また、上述の第1〜第2実施形態のおむつ1A〜1Bにおける各構成要件は、本発明の趣旨を損なわない範囲で、適宜組み合わせて実施できる。
例えば、上述のおむつ1A,1Bにおいては、図2,図8に示すように、複数のブロック構造400が、腹側部Aから背側部Bに亘って規則的に縦方向(Y方向)及び横方向(X方向)に連続して配されてブロック領域411を形成しているが、連続して配されていなくてもよい。また、上述のおむつ1A,1Bの備える吸収体4の吸収性コア41の代わりに、以下の吸収性コア41A,41Bを備えていてもよい。図10,11に示す吸収性コア41A,41Bに関し、特に説明しない点については、上述のおむつ1A,1Bの備える吸収性コア41に関して詳述した説明が適宜適用される。また、図10及び図11において、図4又は図9と同じ部材には同じ符号を付してある。
図10に示す吸収性コア41Aは、ブロック領域411の形状が異なる以外、おむつ1Bの吸収性コア41と同様である。吸収性コア41Aにおいては、図10に示すように、背側のブロック領域411bは、縦溝44Y及び横溝44Xで区画された凸部43が規則的に横方向(X方向)に4個配されたブロック構造が、規則的に縦方向(Y方向)に4行配され、さらに凸部43が規則的に横方向(X方向)に3個配されたブロック構造が、規則的に縦方向(Y方向)に3行配されて形成されている。また、図10に示すように、股間のブロック領域411cは、凸部43が規則的に横方向(X方向)に3個配されたブロック構造が、規則的に縦方向(Y方向)に3行配されて形成されている。また、図10に示すように、腹側のブロック領域411aは、縦溝44Y及び横溝44Xで区画された凸部43が規則的に横方向(X方向)に3個配されたブロック構造が、規則的に縦方向(Y方向)に1行配され、さらに凸部43が規則的に横方向(X方向)に4個配されたブロック構造が、規則的に縦方向(Y方向)に4行配されて形成されている。吸収性コア41Aのブロック領域411においては、図10に示すように、何れの縦溝44Yも、腹側部Aから背側部Bに亘って直線状に配されていない。
図11に示す吸収性コア41Bは、ブロック領域411の形状が異なる以外、おむつ1Bの吸収性コア41と同様である。吸収性コア41Bにおいては、図11に示すように、背側のブロック領域411bは、縦溝44Y及び横溝44Xで区画された凸部43が規則的に横方向(X方向)に5個配されたブロック構造が、規則的に縦方向(Y方向)に3行配され、さらに凸部43が規則的に横方向(X方向)に4個配されたブロック構造が、規則的に縦方向(Y方向)に1行配され、さらにまた凸部43が規則的に横方向(X方向)に3個配されたブロック構造が、規則的に縦方向(Y方向)に3行配されて形成されている。また、図11に示すように、股間のブロック領域411cは、凸部43が規則的に横方向(X方向)に3個配されたブロック構造が、規則的に縦方向(Y方向)に3行配されて形成されている。また、図11に示すように、腹側のブロック領域411aは、縦溝44Y及び横溝44Xで区画された凸部43が規則的に横方向(X方向)に3個配されたブロック構造が、規則的に縦方向(Y方向)に1行配され、さらに凸部43が規則的に横方向(X方向)に4個配されたブロック構造が、規則的に縦方向(Y方向)に1行配され、さらにまた凸部43が規則的に横方向(X方向)に5個配されたブロック構造が、規則的に縦方向(Y方向)に3行配されて形成されている。吸収性コア41Bのブロック領域411においては、図11に示すように、何れの縦溝44Yも、腹側部Aから背側部Bに亘って直線状に配されていない。
また、上述のおむつ1A,1Bにおいては、吸収性コア41は、図3に示すように、非肌対向面側が凹凸構造となり肌対向面側が平坦となっているが、肌対向面側が凹凸構造となり非肌対向面側が平坦となっていてもよい。
また、上述のおむつ1A,1Bにおいては、図2,図8に示すように、吸収体4を構成する吸収性コア41の溝部44が、横方向(X方向)に延びる線状の横溝44Xと、縦方向(Y方向)に延びる線状の縦溝44Yとにより、全体として格子状に形成されているが、該格子状の形状に限定されるものではない。
また、上述のおむつ1A,1Bは、図2,図8に示すように、展開型の使い捨ておむつであるが、パンツ型の使い捨ておむつでもよい。
上述した実施形態に関し、さらに以下の吸収性物品を開示する。
<1>肌対向面側に配された表面シートと、非肌対向面側に配された裏面シートと、これら両シート間に配された縦長の吸収体とを備えた吸収性物品であって、
前記吸収体は、吸収ポリマーを含む吸収性コアを有し、
前記吸収性コアは、相対的に坪量が高い凸状の複数の凸部及び各該凸部を囲む相対的に坪量が低い溝部からなるブロック構造が腹側部から背側部に亘って規則的に縦方向及び幅方向に複数配されたブロック領域と、該ブロック領域の外周を囲む非ブロック領域とを有しており、
前記非ブロック領域における前記ブロック領域の縦方向に沿う側縁よりも幅方向外方の非ブロック領域側部は、平面視して、該非ブロック領域側部の背側部又は腹側部の面積が、該非ブロック領域側部の股間部の面積よりも大きい吸収性物品。
<2>前記非ブロック領域側部は、平面視して、該非ブロック領域側部の背側部及び腹側部それぞれの面積が、該非ブロック領域側部の股間部の面積よりも大きい前記<1>に記載の吸収性物品。
<3>前記非ブロック領域側部は、該非ブロック領域側部の腹側部の幅が該非ブロック領域側部の背側部の幅よりも広い前記<1>又は<2>に記載の吸収性物品。
<4>前記ブロック領域は、該ブロック領域の腹側部及び背側部それぞれの幅が該ブロック領域の股間部の幅より広い前記<1>〜<3>の何れか1に記載の吸収性物品。
<5>前記ブロック領域の最外周を囲む前記溝部の角部が丸みを帯びている前記<1>〜<4>の何れか1に記載の吸収性物品。
<6>前記吸収性コアは該吸収性コアの腹側部の幅が該吸収性コアの背側部の幅よりも広く、前記ブロック領域は該ブロック領域の腹側部の幅と該ブロック領域の背側部の幅とが同じである前記<1>〜<5>の何れか1に記載の吸収性物品。
<7>前記吸収体は、前記吸収性コアを包む被覆材を有しており、
前記吸収性コアと前記被覆材とは接着剤を介して固定されており、
前記被覆材における前記吸収性コアの縦方向に沿う側縁よりも幅方向外方の被覆材側部は、該被覆材側部どうしが前記接着剤を介して固定されている前記<1>〜<6>の何れか1に記載の吸収性物品。
<8>前記溝部は、吸収性物品の縦方向に延びる複数の縦溝と横方向に延びる複数の横溝とからなり、
前記複数の横溝の内の1本は、前記吸収性物品を縦方向に2つ折りする際に形成される折り線と同じ位置に配されている前記<1>〜<7>の何れか1に記載の吸収性物品。
<9>前記吸収性コアの非肌対向面側が凹凸のあるブロック構造であり、該吸収性コアの肌対向面側が平坦である前記<1>〜<8>の何れか1に記載の吸収性物品。
<10>前記吸収性物品は、股間部の左右両側縁が横方向内方に向かって円弧状に湾曲しており、全体として縦方向中央部が内方に括れた形状を有している前記<1>〜<9>の何れか1に記載の吸収性物品。
<11>前記表面シートは、その横方向の寸法が、前記裏面シートの横方向の寸法より小さくなっている前記<1>〜<10>の何れか1に記載の吸収性物品。
<12>前記吸収性コアは、縦方向の全長が250mm以上550mm以下であり、横方向の全幅が50mm以上200mm以下である前記<1>〜<10>の何れか1に記載の吸収性物品。
<13>前記非ブロック領域は、縦方向の両端部それぞれの縦方向の長さが、前記吸収性コアの縦方向の全長の1%以上20%以下の長さであるか、あるいは2%以上10%以下の長さである前記<1>〜<12>の何れか1に記載の吸収性物品。
<14>前記溝部は、その密度が0.05g/cm3以上0.15g/cm3以下であるか、0.07g/cm3以上0.13g/cm3以下であり、また、前記凸部は、その密度が0.05g/cm3以上0.15g/cm3以下であるか、0.07g/cm3以上0.13g/cm3以下であり、前記非ブロック領域の密度は、該凸部密度と同様である前記<1>〜<13>の何れか1に記載の吸収性物品。
<15>前記吸収性物品は、展開型の使い捨ておむつである前記<1>〜<14>の何れか1に記載の吸収性物品。
<16>背側部の左右両側縁部に一対のファスニングテープが設けられ、腹側部の外表面に、該ファスニングテープを止着させるランディングテープが設けられている前記<15>に記載の吸収性物品。
<17>縦方向に沿う前記吸収性コアの両側縁において、最も内方に括れた位置を通る側縁どうしが略平行となっている部分を吸収性コアの股間部とし、該両側縁の間隔が、前記両側縁が最も近づいた位置での間隔の1.1倍より大きい前記ファスニングテープ側の領域を吸収性コアの背側部とし、該両側縁の間隔が該間隔の1.1倍より大きい前記ランディングテープ側の領域を吸収性コアの腹側部として区分する前記<16>に記載の吸収性物品。
<18>前記吸収性物品は、パンツ型使い捨ておむつである前記<1>〜<14>の何れか1に記載の吸収性物品。
1A,1B 使い捨ておむつ
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
41 吸収性コア
41T 吸収性コア41の平坦な肌対向面
41U 吸収性コア41の凹凸構造の非肌対向面
411 ブロック領域
412 非ブロック領域
412s 非ブロック領域側部
412sa 腹側の非ブロック領域側部
412sb 背側の非ブロック領域側部
412sc 股間の非ブロック領域側部
412e 非ブロック領域端部
412ea 腹側の非ブロック領域端部
412eb 背側の非ブロック領域端部
42 被覆材
43 凸部
44 溝部
44X 横方向(X方向)に延びる線状の横溝
44Y 縦方向(Y方向)に延びる線状の縦溝
5 接着剤
6 立体ギャザー
61 立体ギャザー形成用の弾性部材
62 立体ギャザー形成用シート
63 レッグ弾性部材
64 ウエスト部弾性部材
7 ファスニングテープ
8 ランディングテープ
9 空間
45 吸収性材料
46 堆積物
49 吸収体前駆体
50 回転ドラム
51 ドラム凹部
52 メッシュプレート
53 難通気性部材
54,55 領域
60 ダクト
65 バキュームボックス
70 トランスファーロール
75 メッシュベルト
80 バキュームコンベア
90 加圧手段
A 腹側部,B 背側部,C 股間部
CL おむつの縦方向に延びる中心線

Claims (8)

  1. 肌対向面側に配された表面シートと、非肌対向面側に配された裏面シートと、これら両シート間に配された縦長の吸収体とを備えた吸収性物品であって、
    前記吸収体は、吸収ポリマーを含む吸収性コアを有し、
    前記吸収性コアは、相対的に坪量が高い凸状の複数の凸部及び各該凸部を囲む相対的に坪量が低い溝部からなるブロック構造が腹側部から背側部に亘って規則的に縦方向及び幅方向に複数配されたブロック領域と、該ブロック領域の外周を囲む非ブロック領域とを有しており、
    前記非ブロック領域における前記ブロック領域の縦方向に沿う側縁よりも幅方向外方の非ブロック領域側部は、平面視して、該非ブロック領域側部の背側部又は腹側部の面積が、該非ブロック領域側部の股間部の面積よりも大きく、
    前記非ブロック領域側部は、該非ブロック領域側部の腹側部の幅が該非ブロック領域側部の背側部の幅よりも広く、
    前記ブロック領域は、該ブロック領域の腹側部及び背側部それぞれの幅が該ブロック領域の股間部の幅より広い吸収性物品。
  2. 肌対向面側に配された表面シートと、非肌対向面側に配された裏面シートと、これら両シート間に配された縦長の吸収体とを備えた吸収性物品であって、
    前記吸収体は、吸収ポリマーを含む吸収性コアを有し、
    前記吸収性コアは、相対的に坪量が高い凸状の複数の凸部及び各該凸部を囲む相対的に坪量が低い溝部からなるブロック構造が腹側部から背側部に亘って規則的に縦方向及び幅方向に複数配されたブロック領域と、該ブロック領域の外周を囲む非ブロック領域とを有しており、
    前記非ブロック領域における前記ブロック領域の縦方向に沿う側縁よりも幅方向外方の非ブロック領域側部は、平面視して、該非ブロック領域側部の背側部又は腹側部の面積が、該非ブロック領域側部の股間部の面積よりも大きく、
    前記吸収性コアは該吸収性コアの腹側部の幅が該吸収性コアの背側部の幅よりも広く、
    前記ブロック領域は該ブロック領域の腹側部の幅と該ブロック領域の背側部の幅とが同じであり、
    前記ブロック領域は、該ブロック領域の腹側部及び背側部それぞれの幅が該ブロック領域の股間部の幅より広い吸収性物品。
  3. 記溝部は、吸収性物品の縦方向に延びる複数の縦溝と横方向に延びる複数の横溝とからなり、
    前記複数の横溝の内の1本は、前記吸収性物品を縦方向に2つ折りする際に形成される折り線と同じ位置に配されている請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記非ブロック領域側部は、平面視して、該非ブロック領域側部の背側部及び腹側部それぞれの面積が、該非ブロック領域側部の股間部の面積よりも大きい請求項1〜3の何れか1項記載の吸収性物品。
  5. 前記非ブロック領域側部の幅は、前記腹側部では、前記吸収性コアの全幅の5%以上35%以下であり、前記背側部では、前記吸収性コアの全幅の5%以上35%以下であり、前記股間部では、前記吸収性コアの全幅の5%以上35%以下である請求項1〜4の何れか1項記載の吸収性物品。
  6. 前記ブロック領域の最外周を囲む前記溝部の角部が丸みを帯びている請求項1〜5の何れか1項記載の吸収性物品。
  7. 前記吸収体は、前記吸収性コアを包む被覆材を有しており、
    前記吸収性コアと前記被覆材とは接着剤を介して固定されており、
    前記被覆材における前記吸収性コアの縦方向に沿う側縁よりも幅方向外方の被覆材側部は、該被覆材側部どうしが前記接着剤を介して固定されている請求項1〜6の何れか1項記載の吸収性物品。
  8. 前記吸収性コアの非肌対向面側が凹凸のあるブロック構造であり、前記吸収性コアの肌対向面側が平坦である請求項1〜7の何れか1項記載の吸収性物品。
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