JP5670594B1 - 地下貯蔵タンク - Google Patents

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【課題】地下貯蔵型のオイルタンクにおいて、タンクを埋設する空間を有効に活用することができ、埋設作業も容易な地下貯蔵タンクを提供する。【解決手段】断面が上下に長い小判形状を成す円筒状の胴体10を形成する。胴体10の内側面中央に梯子状の胴部補強体11を溶接する。鏡板20を小判形状に形成する。鏡板20の板面内側に井桁状の鏡面補強体21を溶接する。胴部補強体11の長手端部を鏡面補強体21に溶接する。主筋11Aと連結筋11Bとで胴部補強体11を構成する。縦筋21Aと横筋21Bとで鏡面補強体21を構成する。【選択図】 図2

Description

本発明は、地下に埋設する地下貯蔵型のオイルタンクにおいてタンクを埋設する空間を有効に活用することができる地下貯蔵タンクに関するものである。
従来、地下に埋設する地下貯蔵型のオイルタンクは、タンクの変形を防止するために横置き円筒型のタンクが使用されている。このタンクは、消防法等に基づく許容応力を実現するために、円筒状の胴体に略半球形状に丸めた鏡板を溶接したものが用いられている。
一方、特許文献1に縦置き円筒型のタンクが記載されている。このタンクは、円筒状に形成された胴板と、該胴板を縦に際した際の上部に半球形の鏡板を設け、下部の鏡板を胴板の径方向に沿って長軸を有する半楕円球形に形成することで、タンクの安定性を高めることができるというものである。
特開2008-273609号公報
ところが、従来の横置き円筒型のタンクでは、横置きする筒状胴体の両端部に略半球形状の鏡板を溶接したものであるから、このタンクを埋設する場合、鏡板の脹らみが筒状胴体の全長に加わるため、タンク全体の長さが長くなる不都合があった。特に、都市部などで使用される地下貯蔵型のタンクでは、タンクを埋設する敷地の面積はできるだけ少なくすることが望ましい。
一方、特許文献1に記載されている縦置き円筒型のタンクでは、タンクの直径がタンクの高さと同じ長さであるから、タンクの容量が増大するほど巨大な球状になり狭い土地に埋設することは困難になる。また、仮に縦長のタンクを使用した場合には、狭い土地に埋設することは可能になるが、タンクの容量が増大するほどタンクが縦長に延長される。そのため、横置き円筒型のタンクに比べて埋設する深度が極端に深くなるため、埋設作業が極めて困難になり、深度の深い底部からオイルを吸い上げる際の不都合も生じる。
そこで本発明は、上述の課題を解消すべく案出されたもので、地下貯蔵型のオイルタンクにおいて、タンクを埋設する空間を有効に活用することができ、しかも、埋設作業も容易な地下貯蔵タンクの提供を目的とするものである。
本発明の第1の手段は、横向きに設置する円筒状の胴体10と、該胴体10の開口部に溶接した鏡板20とを備え、貯蔵したオイルを地下に埋設するように構成した地下貯蔵タンクにおいて、胴体10は断面が上下に長い小判形状を成す筒状に形成されると共に、鏡板20は小判形状の板体にて形成され、胴体10の内側面の上下方向における中央に、該胴体10の長手方向に沿った梯子状の胴部補強体11を溶接すると共に、鏡板20の板面内側に井桁状の鏡面補強体21を溶接し、胴部補強体11の長手端部を鏡面補強体21に溶接したことにある。
第2の手段において、前記胴部補強体11はH形鋼にて構成され、前記胴体10の長手方向に沿った平行な一対の主筋11Aと、該主筋11A相互を連結する複数の連結筋11Bとを備え、これら主筋11Aと連結筋11Bは前記胴体10側面の平面部分に溶接されたものである。
第3の手段において、前記鏡面補強体21はH形鋼にて構成され、前記鏡板20の長手方向に沿った平行な複数本の縦筋21Aと、該縦筋21Aに直交する複数本の横筋21Bとを備え、前記鏡板20の上下中央に位置する横筋21Bに前記胴部補強体11の前記主筋11Aを溶接したことにある。
第4の手段の前記地下貯蔵タンクは、コンクリート製の躯体30内に収納され、且つタンクと躯体30との間隙に乾燥砂31が充填された状態で地下に埋設するように構成されたものである。
本発明の請求項1のごとく、胴体10は断面が上下に長い小判形状を成す円筒状に形成されると共に、鏡板20は小判形状の平板にて形成されたことで、胴体10の全長が従来の胴体と同じ長さの場合、より多くの容量が得られると共に、埋設する敷地の面積は従来のタンクを埋設する敷地より少なくて済み、埋設作業も容易になる。
しかも、胴体10の内側面中央に、該胴体10の長手方向に沿った梯子状の胴部補強体11を溶接し、鏡板20の板面内側に井桁状の鏡面補強体21を溶接し、胴部補強体11の長手端部を鏡面補強体21に溶接したことにより、消防法等に基づく許容応力を実現することに成功した。
請求項2のように、前記胴部補強体11はH形鋼にて構成され、前記胴体10の長手方向に沿った平行な一対の主筋11Aと、該主筋11A相互を連結する複数の連結筋11Bとを備え、これら主筋11Aと連結筋11Bは前記胴体10側面の平面部分に溶接されているので、胴部補強体11の溶接作業が容易になり、しかも、断面が上下に長い小判型形状を成す胴体10の強度を十分に強化することができる。
請求項3のごとく、前記鏡面補強体21はH形鋼にて構成され、前記鏡板20の長手方向に沿った平行な複数本の縦筋21Aと、該縦筋21Aに直交する複数本の横筋21Bとを備え、前記鏡板20の上下中央に位置する横筋21Bに前記胴部補強体11の前記主筋11Aを溶接したことで、胴体10と鏡板20との連結強度を高め、本発明タンク全体の強度を高めることができるものである。
請求項4のように、本発明タンクは、コンクリート製の躯体30内に収納され、且つタンクと躯体30との間隙に乾燥砂31が充填された状態で地下に埋設するように構成されているので、胴体10や鏡板20に偏った圧力が加わらず、胴体10や鏡板20の変形防止効果を高めることができる。
このように本発明によると、地下貯蔵型のオイルタンクにおいて、タンクを埋設する空間を有効に活用することができ、しかも、埋設作業も容易になるものである。
本発明の一実施例を示す正断面図である。 本発明の一実施例を示す側断面図である。 本発明の埋設状態を示す正断面図である。 本発明の埋設状態を示す側断面図である。 本発明の他の埋設状態を示す側断面図である。 (イ)、(ロ)は、従来のタンクと本発明とを比較する概略図である。
本発明は、貯蔵したオイルを地下に埋設するように構成した地下貯蔵タンクであり、横向きに設置する円筒状の胴体10と、該胴体10の開口部に溶接した鏡板20とを基本構成とする。
胴体10は、断面が上下に長い小判型形状を成し、全体が横長の円筒状に形成している(図1、2参照)。この胴体10の内側面中央に、該胴体10の長手方向に沿った梯子状の胴部補強体11を溶接している(図1参照)。この胴部補強体11は、H形鋼にて形成されるもので、主筋11Aと連結筋11Bとで構成されている。
主筋11Aは、胴体10の長手方向に沿って一対平行に設けたH形鋼で形成されている。連結筋11Bは、この主筋11A相互を連結する複数のH形鋼にて形成されている。そして、これら主筋11Aと連結筋11Bから成る胴部補強体11は胴体10側面の平面部分に溶接されたものである(図2参照)。
胴体10の小判型形状の横幅寸法と縦高さ寸法の比は設置場所により変更することが可能である。この場合、胴部補強体11の主筋11A相互の間隔や連結筋11Bの数なども胴体10の寸法により適宜変更するものである。
鏡板20は、胴体10の開口部に溶接する小判形状の平板により形成している(図2参照)。そして、この鏡板20の板面内側に井桁状の鏡面補強体21を溶接している。この鏡面補強体21もH形鋼にて形成されるもので、縦筋21Aと横筋21Bとで構成されている。
縦筋21Aは、鏡板20の長手方向に沿った平行な複数本のH形鋼にて形成され、横筋21Bは、この縦筋21Aに直交する複数本のH形鋼にて形成されている。更に、鏡板20の上下中央に位置する横筋21Bに、胴部補強体11の主筋11Aを溶接することで、胴部補強体11と鏡面補強体21とを一体化するものである(図2参照)。
鏡面補強体21は、平板状の鏡板20の強度を高めるものであるから、鏡板20の寸法や縦横比率等により、縦筋21A及び横筋21Bの数や間隔は任意に変更することができる。
本発明タンクを地下に埋設するには、コンクリート製の躯体30内に収納している(図3参照)。更に、タンクと躯体30との間隙に乾燥砂31を充填して使用する(図4参照)。これは、タンクが外側からの荷重の影響を受けないようにするためで、タンクは内部のオイル荷重のみの応力に対応するように構成している。
また、複数のタンクを併設するには、各タンクを躯体30内に収納する(図5参照)。本発明タンクの形状は、胴体10が縦長の小判型を成した筒状で、鏡板20が小判型の平板にて構成しているので、例えば、鏡板20の横幅と同じ直径を有する従来型のタンクと比較すると、収納容積は、およそ30%程度増大することが可能である(図6参照)。しかも、鏡板20は従来のように椀形状に突出していないので、埋設する空間もコンパクトになるものである。
尚、図示例の各構成は、本発明の一実施例に過ぎず、胴体10や鏡板20の形状や構成、及び胴部補強体11や鏡面補強体21の形状や構成などは、本発明の要旨を変更しない範囲において自由に変更することができる。
10 胴体
11 胴部補強体
11A 主筋
11B 連結筋
20 鏡板
21 鏡面補強体
21A 縦筋
21B 横筋
30 躯体
31 乾燥砂

Claims (4)

  1. 横向きに設置する円筒状の胴体と、該胴体の開口部に溶接した鏡板とを備え、貯蔵したオイルを地下に埋設するように構成した地下貯蔵タンクにおいて、胴体は断面が上下に長い小判形状を成す筒状に形成されると共に、鏡板は小判形状の平板にて形成され、胴体の内側面の上下方向における中央に、該胴体の長手方向に沿った梯子状の胴部補強体を溶接すると共に、鏡板の板面内側に井桁状の鏡面補強体を溶接し、胴部補強体の長手端部を鏡面補強体に溶接したことを特徴とする地下貯蔵タンク。
  2. 前記胴部補強体はH形鋼にて構成され、前記胴体の長手方向に沿った平行な一対の主筋と、該主筋相互を連結する複数の連結筋とを備え、これら主筋と連結筋は前記胴体側面の平面部分に溶接された請求項1記載の地下貯蔵タンク。
  3. 前記鏡面補強体はH形鋼にて構成され、前記鏡板の長手方向に沿った平行な複数本の縦筋と、該縦筋に直交する複数本の横筋とを備え、前記鏡板の上下中央に位置する横筋に前記胴部補強体の前記主筋を溶接した請求項記載の地下貯蔵タンク。
  4. 前記地下貯蔵タンクは、コンクリート製の躯体内に収納され、且つタンクと躯体との間隙に乾燥砂が充填された状態で地下に埋設するように構成された請求項1乃至3いずれか記載の地下貯蔵タンク。
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