関連出願に対する相互参照
本出願は、2010年10月6日に出願された米国仮特許出願シリアル番号第61/390,286号(代理人ドケット番号第103023P1)と、2010年10月20日に出願された米国仮特許出願シリアル番号第61/405,126号(代理人ドケット番号第103023P2)との利益を主張し、これらの出願の両方とも、それらの全体の参照によりここに組み込まれている。
背景
分野
本開示のある態様は、一般的に、ワイヤレス通信に関し、さらに詳細に述べると、複数の周波数(すなわちトーン)と空間ストリームとを通してインターリーブすることに関する。
背景
ワイヤレス通信システムに対して要求されている増加する帯域幅要件の問題を取り扱うために、高データスループットを達成しつつ、チャネルリソースを共有することによって、複数のユーザ端末が、単一のアクセスポイントと通信することを可能にする異なるスキームが開発されている。複数入力複数出力(MIMO)技術は、次世代通信システムのための一般的な技術として最近出現した、1つのこのようなアプローチを表す。MIMO技術は、米国電気電子学会(IEEE)802.11標準規格のような、いくつかの新興のワイヤレス通信標準規格において採用されている。IEEE802.11は、短距離通信(例えば、数十メートルから数百メートル)向けにIEEE802.11委員会により開発されたワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)エアインターフェース標準規格のセットを示す。
MIMOシステムは、データ送信のために、複数(NT本)の送信アンテナと複数(NR本)の受信アンテナとを用いる。NT本の送信アンテナとNR本の受信アンテナとにより形成されるMIMOチャネルは、NS個の独立チャネルに分解でき、これは、空間チャネルとも呼ばれ、ここで、NS≦min{NT,NR}である。NS個の独立チャネルのそれぞれは、次元に対応する。MIMOシステムは、複数の送信アンテナおよび受信アンテナによって生成される追加の次元を利用する場合に、改善された性能(例えば、より高いスループットおよび/またはより大きな信頼性)を提供できる。
単一のアクセスポイント(AP)と複数のユーザ局(STA)とを持つワイヤレスネットワークでは、アップリンクおよびダウンリンク方向の双方において、異なる局に向けて、複数のチャネル上で、並行した送信が起こることがある。このようなシステムには、多くの課題が存在する。
概要
本開示のある態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。装置は、一般的に、処理システムと送信機とを備える。処理システムは、典型的に、複数のビットを複数の変調シンボルにマッピングするように構成されている。いくつかの態様では、複数のビットは、複数のコードワードに関係付けられている。処理システムは、複数の変調シンボルのそれぞれを、トーンと空間ストリームとにマッピングするようにさらに構成されている。トーンは、送信に対して利用可能な複数のトーンのうちの1つであり、空間ストリームは、送信に対して利用可能な複数の空間ストリームのうちの1つである。送信機は、一般的には、マッピングされた変調シンボルを送信するように構成されている。いくつかの態様では、複数のコードワードのうちの1つに関係付けられている連続ビットに対応している複数の変調シンボルのサブセットは、複数の空間ストリームの間で大体均一にマッピングされる。いくつかの態様では、同じ空間ストリームにマッピングされている、サブセットの変調シンボルは、複数のトーン中の隣り合っていないトーンにマッピングされる。
本開示のある態様は、ワイヤレス通信のための方法を提供する。方法は、一般的には、複数のビットを複数の変調シンボルにマッピングすることを含む。いくつかの態様では、複数のビットは、複数のコードワードに関係付けられている。方法は、複数の変調シンボルのそれぞれを、トーンと空間ストリームとにマッピングすることと、マッピングされた変調シンボルを送信することとをさらに含む。トーンは、送信に対して利用可能な複数のトーンのうちの1つであり、空間ストリームは、送信に対して利用可能な複数の空間ストリームのうちの1つである。いくつかの態様では、複数のコードワードのうちの1つに関係付けられている連続ビットに対応している複数の変調シンボルのサブセットは、複数の空間ストリームの間で大体均一にマッピングされる。いくつかの態様では、同じ空間ストリームにマッピングされている、サブセットの変調シンボルは、複数のトーン中の隣り合っていないトーンにマッピングされる。
本開示のある態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。装置は、一般的には、複数のビットを複数の変調シンボルにマッピングする手段を備える。いくつかの態様では、複数のビットは、複数のコードワードに関係付けられている。装置は、複数の変調シンボルのそれぞれを、トーンと空間ストリームとにマッピングする手段と、マッピングされた変調シンボルを送信する手段とをさらに備える。トーンは、送信に対して利用可能な複数のトーンのうちの1つであり、空間ストリームは、送信に対して利用可能な複数の空間ストリームのうちの1つである。いくつかの態様では、複数のコードワードのうちの1つに関係付けられている連続ビットに対応している複数の変調シンボルのサブセットは、複数の空間ストリームの間で大体均一にマッピングされる。いくつかの態様では、同じ空間ストリームにマッピングされている、サブセットの変調シンボルは、複数のトーン中の隣り合っていないトーンにマッピングされる。
本開示のある態様は、ワイヤレス通信のためのコンピュータプログラムプロダクトを提供する。コンピュータプログラムプロダクトは、命令を含むコンピュータ読み取り可能媒体を含んでいてもよい。実行されるときに、命令は、装置に、複数のビットを複数の変調シンボルにマッピングさせてもよい。いくつかの態様では、複数のビットは、複数のコードワードに関係付けられている。実行されるときに、命令は、さらに、装置に、複数の変調シンボルのそれぞれを、トーンと空間ストリームとにマッピングさせてもよく、マッピングされた変調シンボルを送信させてもよい。トーンは、送信に対して利用可能な複数のトーンのうちの1つであり、空間ストリームは、送信に対して利用可能な複数の空間ストリームのうちの1つである。いくつかの態様では、複数のコードワードのうちの1つに関係付けられている連続ビットに対応している複数の変調シンボルのサブセットは、複数の空間ストリームの間で大体均一にマッピングされる。いくつかの態様では、同じ空間ストリームにマッピングされている、サブセットの変調シンボルは、複数のトーン中の隣り合っていないトーンにマッピングされる。
本開示のある態様は、ワイヤレスノードを提供する。ノードは、一般的には、少なくとも1つのアンテナと、処理システムと、送信機とを備える。処理システムは、典型的に、複数のビットを複数の変調シンボルにマッピングするように構成されている。いくつかの態様では、複数のビットは、複数のコードワードに関係付けられている。処理システムは、複数の変調シンボルのそれぞれを、トーンと空間ストリームとにマッピングするようにさらに構成されている。トーンは、送信に対して利用可能な複数のトーンのうちの1つであり、空間ストリームは、送信に対して利用可能な複数の空間ストリームのうちの1つである。送信機は、少なくとも1つのアンテナを通して、マッピングされた変調シンボルを送信するように構成されている。いくつかの態様では、複数のコードワードのうちの1つに関係付けられている連続ビットに対応している複数の変調シンボルのサブセットは、複数の空間ストリームの間で大体均一にマッピングされる。いくつかの態様では、同じ空間ストリームにマッピングされている、サブセットの変調シンボルは、複数のトーン中の隣り合っていないトーンにマッピングされる。
本開示のある態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。装置は、一般的に、複数のトーンと複数の空間ストリームとを通して、複数のコードワードに関係付けられているビットに対応している複数の変調シンボルを受信するように構成されている受信機を備える。いくつかの態様では、複数のコードワードのうちの1つに関係付けられている連続ビットに対応している複数の変調シンボルのサブセットは、複数の空間ストリームを通して大体均一に分散される。いくつかの態様では、同じ空間ストリーム中で受信される、サブセットの変調シンボルは、複数のトーン中の隣り合っていないトーンを通して分散される。装置は、受信した変調シンボルのサブセットを、複数のコードワードのうちの1つに対応しているオリジナルの順序になるように配置するように構成されているデインターリーバをさらに備えていてもよい。
本開示のある態様は、ワイヤレス通信のための方法を提供する。方法は、一般的に、複数のトーンと複数の空間ストリームとを通して、複数のコードワードに関係付けられているビットに対応している複数の変調シンボルを受信することを含む。いくつかの態様では、複数のコードワードのうちの1つに関係付けられている連続ビットに対応している複数の変調シンボルのサブセットは、複数の空間ストリームを通して大体均一に分散される。いくつかの態様では、同じ空間ストリーム中で受信される、サブセットの変調シンボルは、複数のトーン中の隣り合っていないトーンを通して分散される。方法は、受信した変調シンボルのサブセットを、複数のコードワードのうちの1つに対応しているオリジナルの順序になるように配置することをさらに含んでいてもよい。
本開示のある態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。装置は、一般的に、複数のトーンと複数の空間ストリームとを通して、複数のコードワードに関係付けられているビットに対応している複数の変調シンボルを受信する手段を備える。いくつかの態様では、複数のコードワードのうちの1つに関係付けられている連続ビットに対応している複数の変調シンボルのサブセットは、複数の空間ストリームを通して大体均一に分散される。いくつかの態様では、同じ空間ストリーム中で受信される、サブセットの変調シンボルは、複数のトーン中の隣り合っていないトーンを通して分散される。装置は、受信した変調シンボルのサブセットを、複数のコードワードのうちの1つに対応しているオリジナルの順序になるように配置する手段をさらに備えていてもよい。
本開示のある態様は、ワイヤレス通信のためのコンピュータプログラムプロダクトを提供する。コンピュータプログラムプロダクトは、命令を含むコンピュータ読み取り可能媒体を具備していてもよい。実行されるときに、命令は、装置に、複数のトーンと複数の空間ストリームとを通して、複数のコードワードに関係付けられているビットに対応している複数の変調シンボルを受信させてもよい。いくつかの態様では、複数のコードワードのうちの1つに関係付けられている連続ビットに対応している複数の変調シンボルのサブセットは、空間ストリームの範囲を通して大体均一に分散される。いくつかの態様では、同じ空間ストリーム中で受信される、サブセットの変調シンボルは、複数のトーン中の隣り合っていないトーンを通して分散される。実行されるときに、命令は、さらに、装置に、受信した変調シンボルのサブセットを、複数のコードワードのうちの1つに対応しているオリジナルの順序になるように配置させてもよい。
本開示のある態様は、ワイヤレスノードを提供する。ノードは、一般的に、少なくとも1つのアンテナと、複数のトーンと複数の空間ストリームとを通して、複数のコードワードに関係付けられているビットに対応している複数の変調シンボルを、少なくとも1つのアンテナを通して受信するように構成されている受信機とを備える。いくつかの態様では、複数のコードワードのうちの1つに関係付けられている連続ビットに対応している複数の変調シンボルのサブセットは、空間ストリームの範囲を通して大体均一に分散される。いくつかの態様では、同じ空間ストリーム中で受信される、サブセットの変調シンボルは、複数のトーン中の隣り合っていないトーンを通して分散される。ノードは、受信した変調シンボルのサブセットを、複数のコードワードのうちの1つに対応しているオリジナルの順序になるように配置するように構成されているデインターリーバをさらに備えていてもよい。
本開示の先に記載した特徴を詳細に理解できるように、先では簡単にまとめられているさらに特定の記述を、態様に対する参照によって得てもよく、態様のうちのいくつかは、添付した図面中で示されている。しかしながら、添付した図面は、本開示のいくつかの典型的な態様のみを示しており、それゆえ、その範囲を限定するものとして考えられるものではなく、記述のために、他の同等に効果的な態様を認めてもよいことに留意すべきである。
図1は、本開示のある態様にしたがった、ワイヤレス通信ネットワークのダイヤグラムを図示している。
図2は、本開示のある態様にしたがった、アクセスポイントとユーザ端末の例のブロックダイヤグラムを図示している。
図3は、本開示のある態様にしたがった、ワイヤレスデバイスの例のブロックダイヤグラムを図示している。
図4は、本開示のある態様にしたがった、送信エンティティの例のブロックダイヤグラムを図示している。
図5は、本開示のある態様にしたがった、トーン対空間ストリームの概念的な行列の例を図示している。
図6Aは、本開示のある態様にしたがった、図5の行列へのシンボルマッピングの様々な態様を図示している。
図6Bは、本開示のある態様にしたがった、図5の行列へのシンボルマッピングの様々な態様を図示している。
図7Aは、本開示のある態様にしたがった、図5の行列へのシンボルマッピングの様々な態様を図示している。
図7Bは、本開示のある態様にしたがった、図5の行列へのシンボルマッピングの様々な態様を図示している。
図8Aは、本開示のある態様にしたがった、図5の行列へのシンボルマッピングの様々な態様を図示している。
図8Bは、本開示のある態様にしたがった、図5の行列へのシンボルマッピングの様々な態様を図示している。
図9Aは、本開示のある態様にしたがった、図5の行列へのシンボルマッピングの様々な態様を図示している。
図9Bは、本開示のある態様にしたがった、図5の行列へのシンボルマッピングの様々な態様を図示している。
図10Aは、本開示のある態様にしたがった、図5の行列へのシンボルマッピングの様々な態様を図示している。
図10Bは、本開示のある態様にしたがった、図5の行列へのシンボルマッピングの様々な態様を図示している。
図11は、本開示のある態様にしたがった、複数の変調シンボルのそれぞれをトーンと空間ストリームとにマッピングする動作の例を図示している。
図11Aは、図11中で示されている動作を実行する手段の例を図示している。
図12は、本開示のある態様にしたがった、受信エンティティの例のブロックダイヤグラムを図示している。
図13は、本開示のある態様にしたがった、複数のトーンと空間ストリームとを通して複数の変調シンボルを受信し、オリジナルのメッセージのビットを決定するために、受信したシンボルを解釈する動作の例を図示している。
図13Aは、図13中で示されている動作を実行する手段の例を説明している。
図14は、本開示のある態様にしたがった、送信エンティティの例のブロックダイヤグラムを図示している。
図15は、本開示のある態様にしたがった、受信エンティティのブロックダイヤグラムの例を図示している。
図16は、本開示のある態様にしたがった、受信エンティティのブロックダイヤグラムの例を図示している。
詳細な説明
添付図面を参照して、本開示の様々な態様をここより後でさらに十分に記述する。しかしながら、本開示は、多くの異なる形態で具現化されてもよく、本開示全体を通して提示される任意の特定の構造または機能に限定されるものとして解釈すべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が詳細かつ完成するように提供され、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるだろう。ここでの教示に基づいて、本開示の他の何らかの態様から独立して、または、本開示の他の何らかの態様と組み合わせて、実現されるか否かにかかわらず、本開示の範囲が、ここで開示した本開示の、あらゆる態様をカバーするように意図されていることを、当業者は正しく認識すべきである。例えば、ここで述べる任意の数の態様を使用して、装置が実現されてもよく、または、方法が実施されてもよい。加えて、本開示の範囲は、ここで述べる開示の様々な態様に加えて、または、ここで述べる開示の様々な態様以外に、他の構造、機能性、あるいは、構造および機能性を使用して実施される、このような装置または方法をカバーすることを意図している。ここに開示された開示の任意の態様は、請求項の1つ以上のエレメントによって具現化されてもよいことを理解すべきである。
“例として、事例として、あるいは実例として機能すること”を意味するために、“例示的な”という用語をここで使用する。“例示的な”ものとして、ここで記述するいずれの態様も、他の態様と比較して、必ずしも好ましいものとして、または、効果的なものとして解釈すべきではない。
特定の態様をここで記述するが、これらの態様の多くのバリエーションおよび順列は、本開示の範囲内にある。記述する態様のいくつかの利益および利点を述べるが、本開示の範囲は、特定の利益、使用、または目的に限定されることを意図しない。むしろ、本開示の態様は、異なるワイヤレス技術、システムコンフィギュレーション、ネットワーク、および送信プロトコルに広く適用可能であるように意図されており、そのうちのいくつかは、一例として、図面中および好ましい態様の以下の記述中で示されている。詳細な説明および図面は、限定ではなく、本開示の単なる例示であり、本開示の範囲は、添付した特許請求の範囲およびそれらの均等物により規定されている。
ワイヤレス通信システムの例
ここで記述する技術は、直交多重化スキームに基づいている通信システムを含む、様々なブロードバンドワイヤレス通信システムに対して使用されてもよい。このような通信システムの例は、空間分割多元接続(SDMA)、時分割多元接続(TDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、単一搬送波周波数分割多元接続(SC−FDMA)システム等を含む。SDMAシステムは、十分に異なる方向を利用して、複数のユーザ端末に属するデータを同時に送信してもよい。TDMAシステムは、送信信号を、各タイムスロットが異なるユーザ端末に割り当てられている異なるタイムスロットに分割することにより、複数のユーザ端末が、同じ周波数チャネルを共有することを可能にしてもよい。TDMAシステムは、GSM(登録商標)、または、技術的に知られている他の何らかの標準規格を実現してもよい。OFDMAシステムは、システム全体の帯域幅を複数の直交副搬送波に区分する変調技術である直交周波数分割多重化(OFDM)を利用する。これらの副搬送波は、トーン、ビン等とも呼ぶことがある。OFDMでは、各副搬送波は、データにより個別に変調されてもよい。OFDMシステムは、IEEE802.11、または、技術的に知られている他の何らかの標準規格を実現してもよい。SC−FDMAシステムは、インターリーブされたFDMA(IFDMA)を利用して、システム帯域幅にわたって分散されている副搬送波上で送信してもよく、局所化されたFDMA(LFDMA)を利用して、隣り合った副搬送波のブロック上で送信してもよく、または、拡張されたFDMA(EFDMA)を利用して、隣り合った副搬送波の複数のブロック上で送信してもよい。一般的に、変調シンボルは、OFDMでは周波数領域中で、および、SC−FDMAでは時間領域中で送られる。SC−FDMAシステムは、3GPP−LTE(第3世代パートナーシッププロジェクトロングタームエボリューション)または他の標準規格を実現してもよい。
ここでの教示は、様々なワイヤードまたはワイヤレスの装置(例えば、ノード)中に組み込まれてもよい(例えば、これらの装置内で実現されてもよく、または、これらの装置により実行されてもよい)。いくつかの態様では、ここでの教示にしたがって実現されるワイヤレスノードは、アクセスポイントまたはアクセス端末を含んでいてもよい。
アクセスポイント(“AP”)は、ノードB、無線ネットワーク制御装置(“RNC”)、進化したeノードB(“eNB”)、基地局制御装置(“BSC”)、基地トランシーバ局(“BTS”)、基地局(“BS”)、トランシーバ機能(“TF”)、無線ルータ、無線トランシーバ、基本サービスセット(“BSS”)、拡張サービスセット(“ESS”)、無線基地局(“RBS”)、または、他の何らかの専門用語を含んでいてもよく、これらのものとして実現されてもよく、あるいは、これらのものとして知られているかもしれない。
アクセス端末(“AT”)は、局(STA)、加入者局、加入者ユニット、移動局(MS)、遠隔局、遠隔端末、ユーザ端末(UT)、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ機器(UE)、ユーザ局、または、他の何らかの専門用語を含んでいてもよく、これらのものとして実現されてもよく、あるいは、これらのものとして知られているかもしれない。いくつかのインプリメンテーションでは、アクセス端末は、セルラ電話機、コードレス電話機、セッション開始プロトコル(“SIP”)電話機、ワイヤレスローカルループ(“WLL”)局、パーソナルデジタルアシスタント(“PDA”)、ワイヤレス接続能力を有するハンドヘルドデバイス、タブレット、または、ワイヤレスモデムに接続されている他の何らかの適した処理デバイスを含んでいてもよい。したがって、ここで教示する1つ以上の態様は、電話機(例えば、セルラ電話機またはスマートフォン)中に、コンピュータ(例えば、ラップトップ)中に、ポータブル通信デバイス中に、ポータブルコンピューティングデバイス(例えば、パーソナルデータアシスタント)中に、エンターテインメントデバイス(例えば、音楽またはビデオのデバイス、あるいは、衛星ラジオ)中に、グローバルポジショニングシステム(GPS)デバイス中に、あるいは、ワイヤレスまたはワイヤードの媒体を介して通信するように構成されている他の何らかの適したデバイス中に、組み込まれていてもよい。いくつかの態様では、ノードは、ワイヤレスノードである。このようなワイヤレスノードは、例えば、ワイヤードまたはワイヤレスの通信リンクを介しての、ネットワーク(例えば、インターネットのようなワイドエリアネットワークまたはセルラネットワーク)のための接続性あるいはネットワーク(例えば、インターネットのようなワイドエリアネットワークまたはセルラネットワーク)への接続性を提供してもよい。
図1は、アクセスポイントとユーザ端末とを備えるワイヤレス通信システム100の態様を図示している。システム100は、例えば、多元接続複数入力複数出力(MIMO)システムを含んでいてもよい。簡潔さのために、図1では、1つのアクセスポイント110のみが示されている。アクセスポイントは、一般的に、ユーザ端末と通信する固定局であり、基地局として、または、他の何らかの専門用語を使用して呼ぶこともある。ユーザ端末は、固定型または移動体であってもよく、移動局、ワイヤレスデバイス、または他の何らかの専門用語で呼ばれることもある。アクセスポイント110は、所定の任意の時に、ダウンリンク上およびアップリンク上で、1つ以上のユーザ端末120と通信してもよい。ダウンリンク(すなわち、フォワードリンク)は、アクセスポイントからユーザ端末への通信リンクであり、アップリンク(すなわち、リバースリンク)は、ユーザ端末からアクセスポイントへの通信リンクである。ユーザ端末はまた、別のユーザ端末とピア・ツー・ピアで通信してもよい。システム制御装置130は、アクセスポイントに結合され、アクセスポイントに対する調整と制御とを提供する。
以下の開示の一部は、空間分割多元接続(SDMA)を通して通信することが可能なユーザ端末120を記述するが、ある実施形態では、ユーザ端末120は、SDMAをサポートしていない何らかのユーザ端末も含んでいてもよい。したがって、このような実施形態では、AP110は、SDMAユーザ端末および非SDMAユーザ端末の双方と通信するように構成されていてもよい。都合のよいことに、このアプローチにより、SDMAをサポートしない古いバージョンのユーザ端末(“レガシー”局)を企業で配備し続けることが可能になり、それらの有効寿命が伸びる一方で、適切であると思われるときには、より新しいSDMAユーザ端末を取り入れることが可能になる。
システム100は、ダウンリンク上およびアップリンク上でのデータ送信のために、複数の送信アンテナと複数の受信アンテナとを用いる。アクセスポイント110には、Nap本のアンテナが装備され、アクセスポイント110は、ダウンリンク送信に対する複数入力(MI)と、アップリンク送信に対する複数出力(MO)とを表す。K個の選択されたユーザ端末120のセットは、集合的に、ダウンリンク送信に対する複数出力と、アップリンク送信に対する複数入力とを表す。純粋なSDMAでは、何らかの手段によって、K個のユーザ端末に対するデータシンボルストリームが、コードで、周波数で、または、時間で多重化されていない場合に、Nap≧K≧1を有することが望ましい。TDMA技術を使用して、CDMAでは異なるコードチャネルを使用して、OFDMではサブバンドの互いに素なセットを使用する等して、データシンボルストリームを多重化できる場合に、Kは、Napよりも大きいことがある。各選択されたユーザ端末は、ユーザ特有のデータをアクセスポイントに送信してもよく、および/または、ユーザ特有のデータをアクセスポイントから受信してもよい。一般的に、各選択されたユーザ端末には、1つまたは複数のアンテナ(すなわち、Nut≧1)が装備されていてもよい。K個の選択されたユーザ端末は、同じ数のアンテナを有することができ、または、1つ以上のユーザ端末は、異なる数のアンテナを有していてもよい。
システム100は、時分割複信(TDD)システムまたは周波数分割複信(FDD)システムであってもよい。TDDシステムでは、ダウンリンクとアップリンクは、同じ周波数バンドを共有する。FDDシステムでは、ダウンリンクとアップリンクは、異なる周波数バンドを使用する。システム100はまた、送信のために、単一の搬送波または複数の搬送波を利用してもよい。各ユーザ端末には、(例えば、コストを低く抑えるために)単一のアンテナが装備されていてもよく、または、(例えば、付加的なコストをサポートできる場合には)複数のアンテナが装備されていてもよい。送信/受信を、各タイムスロットが異なるユーザ端末120に割り当てられていてもよい異なるタイムスロットに分割することによって、ユーザ端末120が同じ周波数チャネルを共有する場合に、システム100は、TDMAシステムでもあってもよい。
図2は、システム100中の、アクセスポイント110と2つのユーザ端末120mおよび120xとのブロックダイヤグラムを図示している。アクセスポイント110には、Nt本のアンテナ224aないし224apが装備されている。ユーザ端末120mには、Nut,m本のアンテナ252maないし252muが装備されており、ユーザ端末120xには、Nut,x本のアンテナ252xaないし252xuが装備されている。アクセスポイント110は、ダウンリンクリンクに対しては送信エンティティであり、アップリンクに対しては受信エンティティである。ユーザ端末120は、アップリンクに対しては送信エンティティであり、ダウンリンクに対しては受信エンティティである。ここで使用するような“送信エンティティ”は、ワイヤレスチャネルを介してデータを送信することが可能な、独立して動作する装置またはデバイスであり、“受信エンティティ”は、ワイヤレスチャネルを介してデータを受信することが可能な、独立して動作する装置またはデバイスである。以下の記述では、下付き文字“dn”は、ダウンリンクを示し、下付き文字“up”はアップリンクを示し、アップリンク上での同時送信のためにNup台のユーザ端末が選択され、ダウンリンク上での同時送信のためにNdn台のユーザ端末が選択される。Nupは、Ndnに等しくてもよく、または、等しくなくてもよく、NupおよびNdnは、静的な値であってもよく、または、各スケジューリング間隔で変化してもよい。アクセスポイント110および/またはユーザ端末120において、ビームステアリングまたは他の何らかの空間処理技術を使用してもよい。
アップリンク上では、アップリンク送信に対して選択された各ユーザ端末120において、TXデータプロセッサ288が、データソース286からトラフィックデータを受け取り、制御装置280から制御データを受け取る。TXデータプロセッサ288は、ユーザ端末に対して選択されているレートに関係付けられているコーディングおよび変調スキームに基づいて、ユーザ端末に対するトラフィックデータを処理し(例えば、エンコードし、インターリーブし、および変調し)、データシンボルストリームを提供する。TX空間プロセッサ290は、データシンボルストリーム上で空間処理を実行し、Nut,m本のアンテナに対してNut,m個の送信シンボルストリームを提供する。各送信機ユニット(TMTR)254が、それぞれの送信シンボルストリームを受け取って処理(例えば、アナログ変換、増幅、フィルタリング、周波数アップコンバート)し、アップリンク信号を発生させる。Nut,m台の送信機ユニット254は、例えばアクセスポイント110に送信するために、Nut,m本のアンテナ252からの送信に対してNut,m個のアップリンク信号を提供する。 いくつかの態様では、アップリンク上での同時送信に対して、Nup個のユーザ端末をスケジュールしてもよい。これらのユーザ端末のそれぞれは、そのそれぞれのデータシンボルストリームに関して空間処理を実行し、送信シンボルストリームのそのそれぞれのセットをアップリンク上でアクセスポイント110に送信してもよい。
アクセスポイント110において、Nap本のアンテナ224aないし224apは、アップリンク上で送信するすべてのNup個のユーザ端末からのアップリンク信号を受信する。各アンテナ224は、それぞれの受信機ユニット(RCVR)222に対して、受信した信号を提供する。各受信機ユニット222は、送信機ユニット254により実行される処理と相補的な処理を実行し、受信したシンボルストリームを提供する。RX空間プロセッサ240は、Nap台の受信機ユニット222からのNap個の受信したシンボルストリーム上で、受信機空間処理を実行し、Nup個の復元したアップリンクデータシンボルストリームを提供する。受信機の空間処理は、チャネル相関行列反転(CCMI)、最小平均二乗誤差(MMSE)、ソフト干渉消去(SIC)、または他の何らかの技術にしたがって実行されてもよい。各復元したアップリンクデータシンボルストリームは、それぞれのユーザ端末によって送信されたデータシンボルストリームの推定値である。RXデータプロセッサ242は、そのストリームに対して使用されたレートにしたがって、各復元したアップリンクデータシンボルストリームを処理して(例えば、復調して、デインターリーブして、および、デコードして)、デコードしたデータを取得する。各ユーザ端末に対するデコードしたデータを、記憶のためにデータシンク244に提供してもよく、および/または、さらなる処理のために制御装置230に提供してもよい。
ダウンリンク上では、アクセスポイント110において、TXデータプロセッサ210が、ダウンリンク送信に対してスケジュールされたNdn個のユーザ端末に対するトラフィックデータをデータソース208から受け取り、制御装置230から制御データを受け取り、場合によっては、スケジューラ234から他のデータを受け取る。様々なタイプのデータが、異なるトランスポートチャネル上で送られてもよい。TXデータプロセッサ210は、そのユーザ端末に対して選択されたレートに基づいて、各ユーザ端末に対するトラフィックデータを処理する(例えば、エンコードする、インターリーブする、および、変調する)。TXデータプロセッサ210は、Ndn個のユーザ端末に対するNdn個のダウンリンクデータシンボルストリームを提供する。TX空間プロセッサ220は、Ndn個のダウンリンクデータシンボルストリーム上で(プリコーディングまたはビームフォーミングのような)空間処理を実行し、Nap本のアンテナに対してNap個の送信シンボルストリームを提供する。各送信機ユニット222は、それぞれの送信シンボルストリームを受け取って処理し、ダウンリンク信号を発生させる。Nap台の送信機ユニット222は、Nap本のアンテナ224からユーザ端末120への送信に対して、Nap個のダウンリンク信号を提供してもよい。
各ユーザ端末120において、Nut,m本のアンテナ252は、アクセスポイント110からNap個のダウンリンク信号を受信する。各受信機ユニット254は、関係付けられているアンテナ252からの受信信号を処理し、受信したシンボルストリームを提供する。RX空間プロセッサ260は、Nut,m台の受信機ユニット254からのNut,m個の受信したシンボルストリーム上で受信機空間処理を実行し、ユーザ端末120に対する復元したダウンリンクデータシンボルストリームを提供する。CCMI、MMSE、または何らかの他の技術にしたがって、受信機空間処理が実行されてもよい。RXデータプロセッサ270は、復元したダウンリンクデータシンボルストリームを処理して(例えば、復調して、デインターリーブして、および、デコードして)、ユーザ端末に対するデコードしたデータを取得する。
各ユーザ端末120において、チャネル推定器278は、ダウンリンクチャネル応答を推定して、ダウンリンクチャネル推定を提供する。ダウンリンクチャネル推定は、チャネル利得推定、SNR推定、ノイズ分散等を含んでいてもよい。同様に、チャネル推定器228は、アップリンクチャネル応答を推定して、アップリンクチャネル推定を提供する。各ユーザ端末に対する制御装置280は、典型的に、そのユーザ端末に対するダウンリンクチャネル応答行列Hdn,mに基づいて、ユーザ端末に対する空間フィルタ行列を導出する。制御装置230は、有効なアップリンクチャネル応答行列Hup,effに基づいて、アクセスポイントに対する空間フィルタ行列を導出する。各ユーザ端末に対する制御装置280は、アクセスポイント110にフィードバック情報(例えば、ダウンリンクおよび/またはアップリンクの固有ベクトル、固有値、SNR推定値等)を送ってもよい。制御装置230および280はまた、アクセスポイント110およびユーザ端末120における様々な処理ユニットの動作をそれぞれ制御してもよい。
図3は、通信システム100内で用いられてもよい、ワイヤレスデバイス302において利用されてもよい様々なコンポーネントを図示している。ワイヤレスデバイス302は、ここで記述した様々な方法を実現するように構成され得るデバイスの一例である。ワイヤレスデバイス302は、アクセスポイント110またはユーザ端末120であってもよい。
ワイヤレスデバイス302は、プロセッサ304を備えていてもよく、プロセッサ304は、ワイヤレスデバイス302の動作を制御する。プロセッサ304はまた、中央処理ユニット(CPU)とも呼ばれることがある。メモリ306は、リードオンリーメモリ(ROM)とランダムアクセスメモリ(RAM)との両方を含んでいてもよく、命令およびデータをプロセッサ204に提供する。メモリ306の一部分は、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)も含んでいてもよい。プロセッサ304は、メモリ306内に記憶されているプログラム命令に基づいて、論理的動作および算術的動作を実行してもよい。メモリ306における命令は、ここで記述した方法を実現するために実行可能であり得る。
プロセッサ304は、1つ以上のプロセッサにより実現される処理システムのコンポーネントを含んでいてもよく、または、1つ以上のプロセッサにより実現される処理システムのコンポーネントであってもよい。1つ以上のプロセッサは、汎用マイクロプロセッサ、マイクロ制御装置、デジタル信号プロセッサ、フィールドプログラム可能なゲートアレイ(FPGA)、プログラム可能な論理デバイス(PLD)、制御装置、状態機械、ゲート論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、専用ハードウェア有限状態機械、あるいは、情報の、計算または他の操作を実行できる他の何らかの適したエンティティの任意の組み合わせにより実現されてもよい。
処理システムはまた、ソフトウェアを記憶する機械読み取り可能媒体も備えていてもよい。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、またはその他のものと呼ばれるかに関わらず、何らかのタイプの命令を意味するように広く解釈されるものとする。命令は、(例えば、ソースコードの形式、バイナリコードの形式、実行可能なコードの形式、または、他の何らかの適切なコードのフォーマットにおける)コードを含んでいてもよい。命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、以下で記述した様々な機能を処理システムに実行させる。
ワイヤレスデバイス302は、ハウジング308も備えていてもよく、ハウジングは、ワイヤレスデバイス302とリモートロケーションとの間でのデータの送受信を可能にする、送信機310および受信機312を含んでもよい。送信機310および受信機312を組み合わせて、トランシーバ314にしてもよい。単数のまたは複数の送信アンテナ316が、ハウジング308に取り付けられることができ、トランシーバ314に電気的に結合させてもよい。示されてはいないが、ワイヤレスデバイス302は、複数の送信機、複数の受信機、および複数のトランシーバも備えてもよい。
ワイヤレスデバイス302は、信号検出器318も備えていてもよく、信号検出器318は、トランシーバ314によって受信された信号のレベルを検出して定量化するために使用してもよい。信号検出器318は、総エネルギー、シンボルあたりの副搬送波ごとのエネルギー、電力スペクトル密度、および他の信号のような信号を検出してもよい。ワイヤレスデバイス302はまた、信号を処理する際に使用するための、デジタル信号プロセッサ(DSP)320も備えていてもよい。
ワイヤレスデバイス302の様々なコンポーネントは、データバスに加えて、電力バス、制御信号バス、ステータス信号バスを含んでもよい、バスシステム322により、共に結合されていてもよい。
LPPCおよび他のコーディングスキームに対する待ち時間が少ないインターリービングの例
いくつかの態様では、図1で図示されているシステム100は、IEEE802.11acワイヤレス通信標準規格にしたがって動作する。IEEE802.11acは、802.11ワイヤレスネットワークにおいて、より高いスループットを可能にするIEEE802.11標準規格に対する改正を表す。より高いスループットは、一度に複数の局(STA)へのパラレルな送信のような、いくつかの手段を通して、実現されてもよい。いくつかの態様では、より広いチャネル帯域幅(例えば、80MHzまたは160MHz)が使用される。IEEE802.11ac標準規格は、時には、超高スループット(VHT)ワイヤレス通信標準規格とも呼ばれることがある。
いくつかの態様では、図1中で図示されているシステム100は、OFDMを使用する。上述したように、複数の副搬送波は、OFDMシステムでは、独立してデータにより変調される。さらに、OFDMシステムのいくつかの態様では、各副搬送波を送信するために複数の空間チャネルを使用してもよい。いくつかの態様では、空間チャネルを空間ストリームと呼ぶ。各空間ストリームは、ワイヤレスノードのアンテナに対応していてもよく、例えば、そのアンテナを使用して送信されてもよい。OFDMシステムに関して、以下でいくつかの態様を記述したが、他のシステムを使用してもよいことと、システム100は、他の通信手段または通信モードを実現してもよいこととを当業者は正しく認識するだろう。
高レートOFDMシステムのようないくつかのシステムでは、コードワードの長さ(例えば、低蜜度パリティチェック(LDPC)コードワード)が、OFDMシンボルにおけるビット数よりも短い。これは、各コードにおけるビットが、わずかのトーン(副搬送波)を通してしか送信されないので、完全な周波数ダイバシティを達成しないことを意味する。この問題を解消するための、LDPCブロック長の完全なインターリーブまたは増加は、結果として、さらなるハードウェアの複雑性および/または待ち時間を招く。増加した待ち時間は、受信機によるデータの処理を遅延させるかもしれず、いくつかのシチュエーションでは、例えば、時間的感度のある送信および/または所望のサービスの品質(QoS)をサポートするのに十分に早く通信をデコードできないときには、通信を途絶させるかもしれない。
したがって、望まれるものは、低減された待ち時間のインターリービングにより動作するための技術および装置である。
本開示のいくつかの態様は、小さいインターリーブの深さによるLDPCコーディングに対してインターリービングアプローチを利用する。深さは、各コードワードからのコード化されたビットが、OFDMスペクトラムのかなりの部分をカバーする、OFDMトーンの幅広い範囲にわたって送信されることを確実にするのに十分であってもよい。BCC向けに設計されたインターリーバと比較したとき、このインターリービングアプローチは、結果として、より短い待ち時間となる。
送信より前にシンボルをインターリーブまたは順列するために、本開示のある態様を使用してもよい。いくつかの態様では、シンボルは、コードワードに対応しており、または、コードワードのサブセットを含む。シンボルは、コードワードからの連続したシンボルを含んでいてもよく、選択された空間ストリームを使用して、隣り合っていないトーンを通して送信されてもよい。シンボルは、(例えば、64−QAMマッパーによってマッピングされたような)変調されたシンボルを含んでいてもよく、そして単一のOFDMシンボル中で送信されてもよい。他のコードワードからの変調されたシンボルも、OFDMシンボル中で送信されてもよい。いくつかの態様では、少なくとも1つのコードワードのシンボルは、送信のために、トーンと空間ストリームとにマッピングされてもよい。ここで記述したようにマッピングすることによって、コードワードのシンボルは、送信するときに、周波数、時間、および/または空間ダイバシティを提供するために、トーンおよび/または空間ストリームの間に拡散されてもよい。いくつかの態様では、隣り合っている論理トーンは、隣り合っていない物理トーンにマッピングされる。いくつかの態様では、コードワードのシンボルは、すべての利用可能なトーンおよびすべての利用可能な空間ストリームの間に大体均一に拡散される。このような順列、インターリービング、および/またはマッピングは、受信の待ち時間を実質的に増加させずに実行されてもよい。したがって、コードワードは、通信を実質的に遅延させずに、増加した周波数、時間、および/または空間ダイバシティにより送信できる。いくつかの態様では、受信機における処理待ち時間は、既知のシステムと比較して減少する。
図4は、システム100内で使用するワイヤレスノード400のような送信エンティティのブロックダイヤグラムである。ワイヤレスノード400は、情報を送信するために使用されてもよい。例えば、ワイヤレスノード400は、図1または図2中で図示されているAP110であってもよい。このような態様では、ワイヤレスノード400は、ユーザ端末120のうちの1つに情報を送信するために使用されてもよい。同様に、ワイヤレスノード400は、図1または図2中で図示されているユーザ端末120のうちのいずれのものであってもよい。このような態様では、ワイヤレスノード400は、AP110に情報を送信するために使用されてもよい。ワイヤレスノード400は、図3中で図示されているワイヤレスデバイス302に関して記述したように実現してもよい。
ワイヤレスノード400は、ビットストリームをエンコードするためのエンコーダ402を具備していてもよい。ビットは、送信のための、データまたは情報を表してもよい。例えば、ビットは、図2中で図示されている、データソース208またはデータソース286から受信されてもよい。いくつかの態様では、エンコーダ402が、ビットストリームをコードワードにエンコードする。ストリームは、例えば、順方向エラー訂正(FEC)コードを使用してエンコードされてもよい。1つの態様では、エンコーダ402によって使用されるFECコードは、コードワードを発生させるためのブロックコードを含む。例えば、ブロックコードは、低密度パリティティチェック(LDPC)コード、リードソロモンコード、または、他の様々な適したブロックコードのうちの任意のものを含んでいてもよい。エンコーダ402は、図2中で図示されているような、TXデータプロセッサ210または288あるいは制御装置230または280を使用して実現されてもよい。さらに、エンコーダ402は、図3中で図示されている、プロセッサ304またはDSP320を使用して実現されてもよい。
ワイヤレスノード400は、エンコーダ402によって決定されたコードワード中のビットを変調するための変調器404をさらに具備していてもよい。変調器404は、例えば、配列にしたがってコードワード中のビットを複数のシンボルにマッピングすることによって、コードワード中のビットから複数のシンボルを決定してもよい。1つの態様では、変調器404は、64−QAM(4相位相偏移変調)マッパーを備える。64−QAMマッパーは、コードワード中の6ビットおきにシンボルをマッピングまたは決定してもよい。変調器404は、図2中で図示されているような、TXデータプロセッサ210または288、あるいは制御装置230または280を使用して実現されてもよい。さらに、変調器404は、図3中で図示されている、プロセッサ304またはDSP320を使用して実現されてもよい。
ワイヤレスノード400は、変調器404からの、トーンと空間ストリームとにシンボルのそれぞれをマッピングするための、シンボルマッピングモジュール406を付加的に備えていてもよい。トーンは、物理チャネルまたは副搬送波を含んでいてもよい。上述したように、トーンのそれぞれは、OFDMシステムでは、データにより独立して変調されてもよい。さらにまた、上述したように、各トーンを通してデータを送信するために、1つ以上の空間ストリームを使用してもよい。
1つの態様では、OFDMシンボルは、システムにおいて、例えば、システム100においてデータを送信するのに利用可能なすべてのトーンの範囲における各トーンを、システムにおいてデータを送信するのに利用可能なすべての空間ストリームの範囲における各空間ストリームと組み合わせることによって規定される。例えば、OFDMシンボルは、表すなわち行列として概念化されてもよく、ここで行列の各列は、図5中で図示されているように、利用可能な空間ストリームに対応しており、各行は、利用可能なトーンに対応している。システムにおいてNS個の空間ストリームがあり、システムにおいてNtones個のトーンがある場合、行列は、NS列およびNtones行を持つだろう。いくつかの態様では、空間ストリームは、列の代わりに行によって表現されてもよく、トーンは、行の代わりに列によって表現されてもよい。
図5中で図示されている概念的な行列500の例では、システムにおける送信のために利用可能な、4つの空間ストリームと10個のトーンとが存在する。図示されている態様は、例に過ぎないが、各OFDMシンボルは、より多いまたはより少ない数の空間ストリームならびに/あるいはトーンを含んでいてもよい。例えば、80MHzMIMO−OFDMシステムでは、OFDMシンボル中には、4つの空間ストリームと、234個のトーンとが存在するかもしれない。図示した態様では、トーンは、トーン0−トーン9として図示されている。当業者は、これらのラベルは例示を容易にするために使用されるものに過ぎないこと、そして、データを送信するためにシステムによって使用される範囲においてトーンは実際には周波数であってもよいことを正しく認識するだろう。しかしながら、いくつかの態様では、図示されているトーン0−トーン9における数字0−9は、そのそれぞれのトーンに対するインデックス(すなわち、トーンインデックス)と呼ばれることがある。同様に、図示されている空間ストリーム0−空間ストリーム3における数字0−3は、そのそれぞれの空間ストリームに対するインデックス(すなわち、空間ストリームインデックス)であると考えられてもよい。当業者は、図5中に図示されているものの間には、ユーザデータの送信に対して利用可能でないトーンがあってもよいを正しく認識するだろう。例えば、OFDMシステムにおけるいくつかのトーンは、パイロット、ガード、DC、または制御信号のために予約されてもよい。
いくつかの態様では、コードワードにおける変調されたシンボルの数は、OFDMモジュールでは、トーンと空間ストリームとを組み合わせた数よりも少ないだろう。したがって、複数のコードワードから変調されたシンボルは、単一のOFDMシンボル中で送信されてもよい。例えば、上述した80MHzMIMO−OFDMシステムでは、およそ3つの異なるコードワードの変調されたシンボルが、OFDMシンボル中で送信されてもよい。
例えば、行および列の交差するところで識別され、図5中で図示されている行列500のセルにおいて示されているような、トーンと空間ストリームとの各組み合わせを使用して、変調されたシンボルを送信するためのパラメータを設定してもよい。OFDMシンボルは、送信デバイスでは送信シンボルと呼ばれ、受信デバイスでは受信シンボルと呼ばれることがあり、トーンと空間ストリームとの組み合わせのすべての集まりを含んでいてもよい。
シンボルマッピングモジュール406は、図2中で図示されている、TXデータプロセッサ210または288、あるいは制御装置230または280を使用して実現されてもよい。さらに、シンボルマッピングモジュール406は、図3中で図示されている、プロセッサ304またはDSP320を使用して実現されてもよい。いくつかの態様では、シンボルマッピングモジュール406またはその一部分を実現するために、逆高速フーリエ変換(IFFT)モジュールを使用する。シンボルマッピングモジュール406の機能を、以下でさらに詳細に記述する。
ワイヤレスノード400は、シンボルマッピングモジュール406によってマッピングされている変調されたシンボルを送信するための送信モジュール408も具備していてもよい。1つの態様では、シンボルは、先に説明したような、行列すなわち表のセル中に書き込まれ、シンボルは、送信モジュール408による送信のために行列から読み取られる。例えば、各シンボルは、その行列セルに対応する空間ストリームを使用して、その行列セルに対応するトーンを通して送信されてもよい。いくつかの態様では、各空間ストリームは、別個のアンテナに対応し、所定の空間ストリームにマッピングされたシンボルのすべては、同じアンテナを使用して送信される。いくつかの態様では、シンボルをそれぞれのアンテナに出力するための、出力ポートまたは出力の他の形態が備えられてもよい。いくつかの態様では、シンボルは、行列のセル中に実際に書き込まれないが、シンボルは、例えば、ルックアップ関数を使用して、または、インデックスを数学的に使用して値を得ることによって、行列から得られた、トーンと空間ストリームとの組み合わせに依然としてマッピングされる。
いくつかの態様では、送信モジュール408は、例えば、AP110またはユーザ端末120にマッピングされたシンボルをワイヤレスに送信するように構成されている。送信モジュール408は、送信機(例えば、図3中で図示されている送信機310)を、または、送信機を組み合わせたもの(例えば、図2中で図示されている、送信機222a−222ap、254m−254mu、または254xa−254xu)を使用して実現されてもよい。送信モジュール408は、トランシーバ中で実現されてもよい。いくつかの態様では、送信モジュール408の機能は、他のモジュール中で実現され、図4中で図示されている他のモジュールと別個に実現される必要はない。いくつかの態様では、送信モジュール408は、アンテナおよびトランシーバを、例えば、アンテナ224およびトランシーバ222を、またはアンテナ252およびトランシーバ254を備えている。メッセージは、送信モジュール408によりアンテナを通して送信されてもよい。いくつかの態様では、先に説明したように、メッセージは、複数のアンテナを通して送信されてもよい。
図6A中で示されているような行列600に関する行×行のスキームにしたがった、または、図6B中で示されているような行列620に関する列×列スキームにしたがった、トーンと空間ストリームとの組み合わせにシーケンシャルにマッピングされる、コードワードの変調されたシンボルは、十分な空間および/または周波数ダイバシティにより送信されないかもしれない。例えば、コードワード中の変調されたシンボルの数が、先に説明したように、OFDMシンボル中でトーンと空間ストリームとの組み合わせの数よりも少ないとき、コードワードは、トーンの制限された範囲および/または空間ストリームの制限された範囲を使用して送信されてもよい。
図6A中で図示されている態様では、コードワードは、例として、変調されたシンボルA−Nを含む。この説明を通して、シンボルA−Nを含むコードワードの例は、それと他の汎用的なコードワードとを区別するために、“Codeword”と呼ぶことにする。コードワードは、図示されているよりも、より多いまたは少ない数のシンボルを含んでいてもよいことを当業者は正しく認識するだろう。例えば、上述した80MHz MIMO−OFDMシステムでは、各コードワードには、324個のシンボルがある。図示したCodewordおよびシンボルの表現は、例示および説明を容易にするために使用されるに過ぎない。
組み合わせ行×行にマッピングされた後、図6A中で図示されているCodewordは、利用可能なトーンの、大体三分の一だけを使用して送信されてもよい。同様に、図6B中で示されているように、同じCodewordが組み合わせ列×列にマッピングされた後、Codewordは、空間ストリームの二分の一だけを使用して送信されてもよい。OFDMシンボル中の組み合わせの数に、より厳密に一致するように、コードワードの長さを増やした場合、エンコーダ402の複雑性は、システム100における通信の待ち時間と同様に増すかもしれない。
しかしながら、トーンおよび/または空間ストリームのより広い範囲にわたって、コードワードのシンボルを送信するために、ここで記述した方法、モード、およびスキームを使用してもよい。いくつかの態様では、複雑性および/または待ち時間の実質的な増加なく、このような送信によるダイバシティの増加を達成する。いくつかの態様では、待ち時間が減少される。以下の記述に基づいて当業者が認識するように、少なくとも、コードワードの連続したシンボルのサブセットを送信するために使用される物理トーンは、それらのシンボルの論理トーンに関して順列されてもよい。例えば、同じ空間ストリームにマッピングされたサブセット中の任意のシンボルは、同じ空間ストリームにマッピングされたサブセット中の別のシンボルの隣り合っていないトーンを通して送信されるだろう。いくつかの態様では、サブセット中のシンボルは、すべてのトーンの範囲と、すべての空間ストリームの範囲とにわたって大体均一に分散される、トーンおよび空間ストリームの組み合わせにマッピングされる。
これから、シンボルマッピングモジュール406の機能に戻ると、シンボルマッピングモジュール406が、(例えば、変調器404からの)変調されたシンボルを、トーンおよび空間ストリームにマッピングするために使用してもよい、様々な方法、モード、またはスキームを記述する。ここで記述した方法、モード、またはスキームは、いくつかの開示した概念を図示するために使用される例に過ぎないことと、送信シンボルへの、変調されたシンボルのマッピングの、他の方法、モード、またはスキームを使用してもよいこととを、当業者は正しく認識するだろう。
先に説明したような、シンボルA−Nを持つCodeWordの例に関して、以下の方法、モード、またはスキームを記述する。さらに先に説明したように、コードワードは、図示されているよりも、より多いまたは少ない数のシンボルを含んでいてもよいことを、当業者は正しく認識するだろう。さらに、先に説明したような、トーン0−トーン9と、空間ストリーム0−空間ストリーム3とを持つOFDMシンボルの例に関して、以下の方法、モード、またはスキームを記述する。さらに先に説明したように、送信シンボルは、より多いまたはより少ない数の空間ストリームおよび/またはトーンを含んでいてもよく、したがって、図示されているよりも、より多いまたはより少ない数の変調されたシンボルを送信するために使用されてもよい。
図7Aおよび図7B中でそれぞれ図示されている行列700および720の例では、Codewordのシンボルは、最初に、トーン0を持つすべての組み合わせにマッピングされる。したがって、シンボルA−Dは、{空間ストリーム0,トーン0}と、{空間ストリーム1,トーン0}と、{空間ストリーム2,トーン0}と、{空間ストリーム3,トーン0}とにマッピングされる。いくつかの態様では、シンボルA−Dは、実質的に、図7A中で図示されているように、空間ストリームにシーケンシャルにマッピングされる。他の態様では、シンボルA−Dは、空間ストリームにランダムにマッピングされ、または、シーケンシャルでない順序を使用してマッピングされる。
シンボルA−Dがマッピングされた後、シンボルE−Hは、少なくとも1つのトーン(すなわち、隣り合っていないトーン)分だけトーン0から分離しているトーンを持つすべての組み合わせにマッピングされてもよい。したがって、シンボルE−Hは、トーン2−トーン9のうちのいずれかにマッピングされてもよい。1つの態様では、スキップするトーンの数は、例えば、間隔Dとなるように予め定められていてもよく、または、スキップするトーンの数は、規定された最大分離までの任意の数であってもよい。例えば、図7A中で図示されている行列700では、シンボルE−Hは、トーン2にマッピングされる。したがって、1トーンは、シンボルA−DおよびE−Hのマッピングを分離させる。シンボルI−LおよびM−Nは、同様に、トーン4およびトーン6にそれぞれマッピングされてもよい。いくつかの態様では、スキップするトーンの数は、1と9との間の整数であってもよい。例えば、整数は、データを送信するのに利用可能なトーンの範囲におけるトーンの数の整数の除数よりも少ないものを含んでいてもよい。
別の態様では、スキップするトーンの数は、コードワード中にあるシンボルの数Nscと、OFDMシンボルのような、送信シンボル中の変調されたシンボルの数Nstとに基づいて決定されてもよい。例えば、同じ空間ストリームにマッピングされた2つのシンボルは、Nst/Nsc以下の最大の整数だけ異なるトーンに、または、Nst/Nsc以上の最小の整数分だけ異なるトーンにマッピングされてもよい。図7B中で図示されている行列720では、Codeword中のシンボルが、ceil(Nst/Nsc)=3だけ異なるトーンにマッピングされる。いくつかの態様では、先に説明した間隔Dは、Nst/Nscよりも大きい。
インデックスiを持つコードワードのシンボルが、上述した態様にしたがって、図5中で図示されている行列500の第1行における第1のセルから始まる、トーンと空間ストリームとの組み合わせにシーケンシャルにマッピングされる場合、シンボルに対する空間ストリームのインデックスは、以下の式:
SpatialStream=i modNS (1)
を使用して決定されてもよい。
このような態様では、シンボルに対するトーンのインデックスは、
Tone=floor(i/NS)×floor(Nst/Nsc) (2)
を使用して、または、
Tone=floor(i/NS)×ceil(Nst/Nsc) (3)
を使用して決定されてもよい。
いくつかの態様では、シンボルに対するトーンのインデックスは、
Tone=floor(i/NS)×D (4)
を使用して決定されてもよい。
ここでDは、先に説明したようなトーンマッピング間隔である。いくつかの態様では、Dは、floor(Nst/Nsc),ceil(Nst/Nsc)、または、Nstの複数の別個の値に対して一定である数であってもよい。例えば、いくつかの態様では、Dは、2以上の整数であり、10以下の整数である。さらなる例として、Dは、データを送信するのに利用可能なトーンの範囲におけるトーンの数の除数であってもよい。もちろん、コードワード中のシンボルは、行列の第1行中の第1のセルから始めてマッピングされる必要はない。コードワードのシンボルは、行列中のどこからでも始めてマッピングされてもよい。例えば、図7A中で図示されているCodewordの後にマッピングされる、コードワードの第1のシンボルは、{空間ストリーム2,トーン6}にマッピングされてもよい。
図8Aおよび8B中でそれぞれ図示されている行列800および820の例では、Codeword中の各シンボルは、それに先行するシンボルとは異なる、トーンおよび空間ストリームにマッピングされる。例えば、各シンボルは、先行シンボルがマッピングされるトーンに隣り合っているトーンに、および、先行シンボルがそれにマッピングされる空間ストリーム以外の任意の空間ストリームにマッピングされてもよい。
図8A中で図示されている行列800では、シンボルAが、最初に、{空間ストリーム0,トーン0}にマッピングされる。シンボルBが、その後、{空間ストリーム0,トーン0}にマッピングされる。その後の空間ストリームは、隣り合っているトーンと隣り合っている空間ストリームとにシーケンシャルにマッピングされる。行列の端に達したとき、マッピングは、反対側に“ラップアラウンド”する。したがって、シンボルEのマッピングは、空間ストリーム0にラップアラウンドし、シンボルKのマッピングは、トーン0にラップアラウンドする。
図8Aでは、シンボルA−Jのサブセットが、トーン0−トーン9の範囲にわたって、空間ストリーム0−空間ストリーム3の範囲にわたって、大体均一にマッピングされる。シンボルのこのサブセットがマッピングされた後、Codeword中の残りのシンボルが、例えば、ランダムに、または、サブセット中のシンボルに対して使用されるマッピングスキームにしたがって埋められてもよい。
インデックスiを持つコードワードのシンボルが、上述した態様にしたがった図5中で図示されている行列の第1行における第1のセルから始まる、トーンと空間ストリームとの組み合わせにシーケンシャルにマッピングされる場合、シンボルに対する空間ストリームのインデックスは、以下の式:
SpatialStream=i modNS (5)
を使用して決定されてもよい。
このような態様では、シンボルに対するトーンのインデックスは、Ntonesよりも小さいすべての値に対して、
Tone=i (6)
を使用して決定されてもよい。Ntones以上のインデックスiを持つシンボルに対して、それらのシンボルに対するトーンのインデックスは、NSで等しく除算可能でないNtonesの値に対しては、
Tone=NtonesmodNS (7)
を使用して、および、NSで等しく除算可能であるNtonesの値に対しては、
Tone=NtonesmodNS+1 (8)
を使用して決定されてもよい。いくつかの態様では、このマッピングは、サイクリックシフトを使用して実現されてもよい。もちろん、コードワード中のシンボルは、行列の第1行中の第1のセルで始めてマッピングされる必要はない。コードワードのシンボルは、行列中のどこからでも始めてマッピングされてもよい。
図8B中で図示されている行列820では、シンボルAは、トーン0に、そしてランダムな空間ストリームにマッピングされる。次にくるシンボルBは、トーン1に、そして、Aがマッピングされた空間ストリーム以外のランダムな空間ストリームにマッピングされる。同様に、シンボルCは、トーン2に、そして、Bがマッピングされた空間ストリーム以外のランダムな空間ストリームにマッピングされる。行列820の例では、シンボルA−Jしか図示されていない。シンボルK−Nは、同様に、この方法でマッピングされてもよいことを、当業者は正しく認識するだろう。
図9Aおよび9B中でそれぞれ図示されている行列900および920の例では、Codewordのシンボルが、最初に、空間ストリーム0を持つすべての組み合わせにマッピングされる。しかしながら、各連続したシンボルは、少なくとも1つ分だけ前のシンボルのトーンから分離したトーンを持つ組み合わせにマッピングされる。1つの態様では、スキップするトーンの数は、例えば、間隔Dとなるように予め定められていてもよく、または、スキップするトーンの数は、規定された最大分離までの任意の数であってもよい。例えば、シンボルA−Eは、それぞれ、{空間ストリーム0,トーン0}と、{空間ストリーム0,トーン2}と、{空間ストリーム0,トーン4}と、{空間ストリーム0,トーン6}と、{空間ストリーム0,トーン8}とにマッピングされてもよい。いくつかの態様では、スキップするトーンの数は、1と9との間の整数であってもよい。例えば、整数は、データを送信するのに利用可能なトーンの範囲におけるトーンの数の整数の除数よりも、小さいものを含んでいてもよい。
別の態様では、スキップするトーンの数は、コードワード中にあるシンボルの数Nscと、OFDMシンボルのような送信シンボル中の変調されたシンボルの数Nstとに基づいて決定されてもよい。例えば、同じ空間ストリームにマッピングされた2つのシンボルは、Nst/Nsc以下の最大整数分だけ異なるトーンに、あるいは、Nst/Nsc以上の最小整数分だけ異なるトーンにマッピングされてもよい。図9Aおよび図9B中で図示されている行列900および920では、コードワード中のシンボルは、ceil(Nst/Nsc)=3だけ異なるトーンにマッピングされる。いくつかの態様では、先に説明した間隔Dは、Nst/Nscよりも大きい。
いくつかの態様では、Codewordのいくつかのシンボルが、1つの空間ストリームに関係付けられているトーンの範囲にわたって組み合わせに大体均一にマッピングされているとき、次のシンボルが、トーン0と、隣り合っている空間ストリームとを含む組み合わせにマッピングされる。したがって、図9A中で図示されている行列900では、シンボルFが、{空間ストリーム1,トーン0}にマッピングされる。
他の態様では、Codewordのいくつかのシンボルが、1つの空間ストリーム関係付けられているトーンの範囲にわたって組み合わせに大体均一にマッピングされているとき、トーンのスキップが行列の最下部から最上部に“ラップアラウンド”されるときに維持されるように、次のシンボルが、隣り合っている空間ストリームを含む組み合わせに、および、トーンにマッピングされる。したがって、図9B中で図示されている行列920では、シンボルFが、{空間ストリーム1,トーン2}にマッピングされる。これは、上述したような、ceil(Nst/Nsc)=3に基づいて、トーン0およびトーン1がスキップされるからである。
インデックスiを持つコードワードのシンボルが、上述した態様にしたがった図5中に図示されている行列の第1行における第1のセルから始まる、トーンと空間ストリームの組み合わせにシーケンシャルにマッピングされる場合、シンボルに対する空間ストリームのインデックス(すなわち、空間ストリームインデックス)は、以下の式:
SpatialStream=floor(i/Ntones) (9)
を使用して決定されてもよい。
このような態様では、シンボルに対するトーンのインデックス(すなわち、トーンインデックス)は、
Tone=floor(Nst/Nsc)×i modNtones (10)
を使用して、または、
Tone=ceil(Nst/Nsc)×i modNtones (11)を使用して決定されてもよい。
もちろん、コードワード中のシンボルは、行列の第1行中の第1のセルから始めてマッピングされる必要はない。コードワードのシンボルは、行列中のどこからでも始めてマッピングされてもよい。送信のために、1つしか空間ストリームが使用されない態様では、送信のために、コードワードの変調されたシンボルをトーンにマッピングするために、上述したマッピング態様を使用してもよい。このような態様では、空間ストリームの範囲は、1つであり、そのコードワードのシンボルは、1つの空間ストリームのその範囲に対するトーンの範囲の間で分散されるだろう。
上述した態様は、コードワードに関係付けられている変調されたシンボルのマッピングを説明している。しかしながら、当業者は、複数のコードワードに関係付けられているシンボルを単一のOFDMシンボルにマッピングするために、上述した態様を使用してもよいことを正しく認識するだろう。例えば、複数のコードワードから変調されたシンボルは、単一のOFDMシンボル中で送信されてもよい。OFDMシンボルの送信の前に、変調されたシンボルは、OFDMシンボル中で、トーンと空間ストリームの各組み合わせたものにマッピングされる。マッピングの間、マッピングするために残されている所定のコードワードのシンボルがない場合には、次にくるコードワードからのシンボルがマッピングされる。このプロセスは、変調されたシンボルが各組み合わせにマッピングされるまで続く。いくつかの態様では、各シンボルは、上述した態様のうちの1つにしたがってマッピングされる。別の態様では、第1のコードワードからのシンボルが、上述した態様のうちの1つにしたがってマッピングされる一方で、次にくるコードワードからのシンボルは、異なるスキームまたは態様を使用してマッピングされる。いくつかの態様では、コードワードに関係付けられている変調されたシンボルは、2つ以上のOFDMシンボルの間で分けられてもよい。例えば、コードワードに関係付けられている変調されたシンボルは、変調されたシンボルが、OFDMシンボル中のすべての組み合せにマッピングされるまで、OFDMシンボルにマッピングされてもよい。その後、マッピングされていない、コードワード中のあらゆる変調されたシンボルは、次のOFDMシンボルにマッピングされるだろう。
図10Aは、複数のコードワードに関係付けられている変調されたシンボルが、1つのOFDMシンボルにマッピングされる態様を図示している。図示されている態様では、OFDMシンボルは、トーン0−トーン7と、空間ストリーム0−空間ストリーム3とを含む。また、図示されている態様では、3つのコードワードに関係付けられているシンボルが表されている。第1のコードワードからのシンボルは、“1”で表現され、第2のコードワードからのシンボルは、“2”で表現され、そして、第3のコードワードからのシンボルは、“3”で表現されている。図示されている態様では、コードワードのそれぞれは、12個のシンボルに関係付けられている。しかしながら、第3のコードワードに対応しているシンボルのうちの8個だけが、図示されているOFDMシンボルにマッピングされることもあり得る。第3のコードワードに対応している残りの4つのシンボルは、その後のOFDMシンボルにマッピングされてもよい。
図10A中で見ることができるように、3つのコードワードのそれぞれに対応しているシンボルは、送信のために、インターリーブされたトーンにマッピングされる。このように、コードワードのそれぞれのシンボルの送信のための全部の物理トーンは、シンボルの論理トーンに関して順列されてもよい。1つの態様では、順列は、任意の、または、順列された順序でトーンを出力するように構成されているIFFTモジュールによって実行されてもよい。いくつかの態様では、この順列は、待ち時間の、増加なく、または、ごくわずかな増加で実行される。
図10Bは、複数のコードワードに関係付けられている変調されたシンボルが1つのOFDMシンボルにマッピングされる別の態様を図示している。図示されている態様では、第1のコードワード、第2のコードワード、および第3のコードワードからのシンボルは、再びOFDMシンボルにマッピングされ、図10Aに類似して、“1”と、“2”と、“3”とによって表現されている。しかしながら、図10Bでは、OFDMシンボルは、図7B中のOFDMシンボルと同じものであるとして図示されている。さらに、第1のシンボルに関係付けられているシンボルは、図7B中で図示されているシンボルA−Nに類似した方法でOFDMシンボルにマッピングされる。しかしながら、図10Bは、第2および第3のシンボルは、例えば、第1のコードワードの最後のシンボルNがマッピングされた位置に続いて、行列におけるセルで始めて、OFDMシンボルに類似してマッピングされてもよいことを図示している。
図示されている態様では、第1のコードワードの最後のシンボルは、{空間ストリーム1,トーン9}にマッピングされてもよい。したがって、第2のコードワードの第1のシンボルは、{空間ストリーム2,トーン9}にマッピングされてもよい。第2のコードワード中の第3のシンボルが{空間ストリーム0,トーン2}にマッピングされるように、{空間ストリーム3,トーン9}における、第2のコードワード中の第2のシンボルのマッピングの後、第2のコードワード中のシンボルのマッピングは、“ラップアラウンド”してもよい。いくつかの態様では、第3のシンボルは、代わりに、{空間ストリーム0,トーン1}にマッピングされてもよい。図示されている態様では、第2のコードワードの最後のシンボルは、{空間ストリーム3,トーン8}にマッピングされる。したがって、第3のコードワードの第1のシンボルが、{空間ストリーム0,トーン1}にマッピングされ、第3のコードワードの第12のシンボルは、{空間ストリーム3,トーン7}にマッピングされてもよい。図示されている態様では、第3のコードワードの第13および第14のシンボルは、次にくるOFDMシンボルにマッピングされてもよい。
“第1の”および“次の”のような用語を使用して態様を上述したが、シンボルのマッピングは、先の記述によって意味され得る何らかの順序に限定されない。当業者は、任意の順序でシンボルをマッピングしてもよいことを認識するだろう。
先に説明したように、先に説明した態様にしたがった、シンボルのマッピングは、OFDMシンボルを表現しているテーブルまたは行列にシンボルのビットを書き込み、その後、そのテーブルまたは行列からシンボルを読み取ることによって実行されてもよい。また、先に説明したように、シンボルは、いくつかの態様では、実際には、行列のセル中に書き込まれないが、依然として、トーンと空間ストリームとの組み合わせにマッピングされてもよい。例えば、シンボルは、ルックアップ関数を使用することによって、または、インデックスを数学的に使用して値を導出することによって、先に説明した態様にしたがってトーンと空間ストリームとにマッピングされてもよい。さらに、変調シンボルを、または、このような変調シンボルを送信するために使用されるトーンをインターリーブまたは順列するために、変調シンボルをマッピングする他の方法または手段を使用してもよい。
図11は、複数の変調シンボルのそれぞれを、トーンと空間ストリームとにマッピングするための、動作1100の例を図示している。ワイヤレスノード(例えば、ワイヤレスノード400)から情報を送信するために、動作1100を使用してもよい。いくつかの態様では、AP110からユーザ端末120に、または、アクセス端末からAPに、情報を送信するために動作1100を使用する。ワイヤレスノード400のエレメントに関して以下の動作を記述するが、当業者は、ここで記述した動作のうちの1つ以上を実現するために他のコンポーネントを使用してもよいことを正しく認識するだろう。
1102では、ビットを、複数のコードワードに関係付けられている複数のビットにエンコードする。1102においてエンコードされたビットは、送信されることになるデータまたは情報を表してもよい。先に説明したように、ビットをエンコードすることは、LDPCコードまたは他のブロックコードのような、FECコードを使用することを含んでいてもよい。いくつかの態様では、ビットをエンコードすることは、複数のビット中のビット数が、エンコードするより前のビット数よりも大きいように、追加ビットを追加することを含む。エンコーディングは、例えば、エンコーダ402によって実行されてもよい。
エンコーディングの後、1104において、複数のビットが、複数の変調シンボルにマッピングされる。マッピングは、例えば、変調器404によって実行されてもよい。先に説明したように、変調器404は、マッピングを実行するように構成されている64−QAMマッパーを備えていてもよい。
引き続き、1106において、複数の変調シンボルのそれぞれが、トーンと空間ストリームとにマッピングされる。先に説明したように、変調シンボルのそれぞれに対するトーンは、トーンの範囲中の任意のトーンであってもよく、空間ストリームは、空間ストリームの範囲中の任意の空間ストリームであってもよい。いくつかの態様では、トーンの範囲中のトーンと空間ストリームの範囲中の空間ストリームとの、すべての可能性ある組み合わせは、OFDMシンボルに対応していてもよい。
いくつかの態様では、変調シンボルのいくつかは、空間ストリームの範囲中の空間ストリームに大体均一にマッピングされる。これらの変調シンボルは、複数のコードワードのうちの1つに関係付けられている連続ビットに対応していてもよい。さらに、これらの変調シンボルが共通の空間ストリームにマッピングされたとき、これらの変調シンボルは、隣り合っていないトーンにマッピングされてもよい。したがって、1106では、物理トーンが論理トーンに関して順列されるように、変調シンボルはマッピングされてもよい。
先に説明したように、変調シンボルは、第1のトーンを持つすべての組み合わせにマッピングされてもよい。追加的な変調シンボルは、第1のトーンに隣り合っていない第2のトーンを持つすべての組み合わせにマッピングされてもよい。例えば、第2のトーンは、予め定められた数のトーン分だけ第1のトーンから分離されてもよく、または、第1および第2のトーンの分離は、すべての可能性ある組み合わせの数と、コードワードに関係付けられているシンボルの数とに基づいて決定されてもよい。付加的なシンボルは、第2のトーンに隣り合っていない第3のトーンを持つすべての組み合わせにマッピングされてもよい。
また、先に説明したように、変調シンボルが、第1のトーンと第1の空間ストリームとの組み合わせにマッピングされた後、次の変調シンボルが、第1のトーンと異なる第2のトーンと、第1の空間ストリームと異なる第2の空間ストリームとの組み合わせにマッピングされてもよい。いくつかの態様では、第2のトーンは、第1のトーンに隣り合っており、第2の空間ストリームは、第1の空間ストリームに隣り合っている。このマッピングは、コードワードに関係付けられているすべてのシンボルに対して、または、コードワードに関係付けられているシンボルのサブセットに対して続いてもよく、最大トーンまたは空間ストリームが到達したときにラップアラウンドしてもよい。
さらに上述したように、コードワードのシンボルは、共通の空間ストリームと合成されたトーンに大体均一にマッピングされてもよい。これらのシンボルは、予め定められた数のトーン分だけ、または、すべての可能性ある組み合わせの数と、コードワードに関係付けられているシンボルの数とに基づいて決定されたトーンの数だけ分離されたトーンにマッピングされてもよい。例えば、変調シンボルが、第1のトーンと、第1の空間ストリームとの組み合わせにマッピングされた後、次の変調シンボルが、少なくとも1つの他のトーン分だけ第1のトーンから分離した第2のトーンと第1の空間ストリームとの組み合わせにマッピングされてもよい。シンボルは、トーンと他の空間ストリームとの組み合わせに同様にマッピングされてもよい。
ある態様では、サブセットの変調シンボルは、複数のトーンを複数の空間ストリームと相関させる行列にマッピングされてもよい。サブセット中のi番目の変調シンボルは、i mod NSの空間ストリームインデックスを持つ空間ストリームに、および、i or floor(i/NS)xDのトーンインデックスを持つトーンにマッピングされてもよい。ここでNSは、複数の空間ストリーム中の空間ストリームの数であり、Dは、トーンマッピング間隔である。トーンマッピング間隔Dは、floor(Nst/Nsc)、ceil(Nst/Nsc)、またはNstの複数の別個の値に対して一定である数、のうちの1つを含んでいてもよい。ここでNstは、送信シンボル中の変調シンボルの数であり、Nscは、複数のコードワードのうちの1つ中の変調シンボルの数である。ある態様では、複数のコードワードのうちの1つに対応していて、サブセット中に存在していない変調シンボルは、行列にマッピングされてもよく、k番目の変調シンボルは、kのトーンインデックスを持つトーンにマッピングされ、そして、max(i)がNSで除算可能でない場合にはmax(i)mod NSの空間ストリームインデックスを持つ空間ストリームインデックスに、または、max(i)がNSで除算可能である場合にはmax(i)mod NS+1の空間ストリームインデックスを持つ空間ストリームにマッピングされる。
他の態様では、サブセットの変調シンボルは、複数のトーンを複数の空間ストリームと相関させる行列にマッピングされてもよい。サブセット中のi番目の変調シンボルは、floor(i/Ntones)の空間ストリームインデックスを持つ空間ストリームに、そして、floor(Nst/Nsc)x i modNtonesまたはceil(Nst/Nsc)x i modNtonesのトーンインデックスを持つトーンに、マッピングされてもよい。ここでNtonesは、複数のトーン中のトーンの数であり、ここでNstは、送信シンボル中の変調シンボルの数であり、ここでNscは、複数のコードワードのうちの1つ中の変調シンボルの数である。
ある態様では、複数の変調シンボルのそれぞれのマッピングは、サブセット中の第1の変調シンボルを第1のトーンと第1の空間ストリームとにマッピングすることと、サブセットの第2の変調シンボルを第1のトーンおよび第2の空間ストリームにマッピングすることと、サブセットの第3の変調シンボルを第2のトーンと第3の空間ストリームとにマッピングすることとを含む。第1および第2のトーンは、隣り合っていない。第2の変調シンボルに対応しているビットは、複数のコードワードのうちの1つ中の第1の変調シンボルに対応しているビットにすぐ後に続き、第3の変調シンボルに対応しているビットは、複数のコードワードのうちの1つ中の第2の変調シンボルに対応するビットにすぐ後に続く。
ある態様にしたがうと、第1のトーンと第2のトーンとの間のトーンの数は、複数のコードワードのうちの1つに関係付けられている変調シンボルの数で除算される、(複数のトーンおよび複数の空間ストリームのうち)可能性あるトーンおよび空間ストリームの組み合わせの数と大体同等であってもよい。
ここで記述したように、トーンマッピング間隔パラメータDを使用して、すべての(LDPC)コード化されたストリーム上で、(LDPCトーンマッピングを含んでいてもよい)変調シンボルのマッピングを実行してもよい。Dは、各帯域幅に対して一定であってもよく、異なる帯域幅に対するその値を以下の表1中で提供する。
1106におけるマッピングは、シンボルマッピングモジュール406によって実行されてもよい。いくつかの態様では、1106におけるマッピングのすべてまたは一部は、IFFTモジュールによって実行され、IFFTモジュールは、シンボルマッピングモジュール406と組み合わせて、シンボルマッピングモジュール406の一部として、または、シンボルマッピングモジュール406から分離して実現されてもよい。
1108では、マッピングされた変調シンボルが送信される。いくつかの態様では、各マッピングされたシンボルは、例えば、シンボルがマッピングされた空間ストリームを使用して、シンボルがマッピングされたトーンを通して送信されてもよい。いくつかの態様では、各空間ストリームは、別個のアンテナに対応し、各空間ストリームにマッピングされたシンボルは、それぞれのアンテナを使用して送信される。送信は、送信モジュール408によって実行されてもよい。マッピングされたシンボルは、例えば、システム100中のノードにワイヤレスに送信されてもよい。
図12は、システム100内での使用するための、ワイヤレスノード1200のような受信エンティティの例のブロックダイヤグラムを図示している。例えば、ワイヤレスノード400から送信されたような情報を受信するために、ワイヤレスノード1200を使用してもよい。例えば、ワイヤレスノード1200は、図1または図2中で図示されているAP110であってもよい。このような態様では、ユーザ端末120のうちの1つから、マッピングされたシンボルにより送信された情報を受信するために、ワイヤレスノード1200を使用してもよい。同様に、ワイヤレスノード1200は、図1または図2中で図示されている、ユーザ端末120のうちの任意のものであってもよい。このような態様では、AP110からのマッピングされたシンボルを使用して送信された情報を受信するために、ワイヤレスノード1200を使用してもよい。ワイヤレスノード1200は、図3中で図示されているワイヤレスデバイス302に関して記述したように実現されてもよい。
ワイヤレスノード1200は、様々なトーンおよび空間ストリームを通してシンボルを受信するための受信モジュール1202を具備していてもよい。シンボルは、ワイヤレスノード400によって送信されたマッピングされたシンボルに対応する。したがって、シンボルは、先の態様に関して記述したような、トーンと空間ストリームとにマッピングされている。したがって、少なくとも、シンボルのサブセットは、データの受信に対して利用可能な空間ストリームの範囲にわたって大体均一的に受信されてもよい。このサブセット中のシンボルは、コードワードに関係付けられているビットに対応していてもよい。いくつかの態様では、(ワイヤレスノード400によってマッピングおよび送信するより前の)ビットのオリジナルの順序は、連続している。いくつかの態様では、共通の空間ストリームを通して受信される、サブセットのシンボルは、トーンの範囲における隣り合っていないトーンを通して受信される。いくつかの態様では、各空間ストリームに対応しているシンボルは、それぞれのアンテナを通して受信されてもよい。いくつかの態様では、入力ポートまたは入力の他の形態は、それぞれのアンテナからシンボルを受信するように備えられていてもよい。
受信モジュール1202は、受信機(例えば、図3中で図示されている受信機312)、または、受信機の組み合わせ(例えば、図2中で図示されている受信機222a−222ap、254m−254mu,または254xa−254xu)を使用して実現されてもよい。受信モジュール1202は、トランシーバ中で実現されてもよい。いくつかの態様では、受信モジュール1202の機能は、他のモジュール中で実現され、図12中で図示されている他のモジュールから分離して実現される必要はない。いくつかの態様では、受信モジュール1202は、アンテナおよびトランシーバ、例えば、アンテナ224およびトランシーバ222またはアンテナ252およびトランシーバ254を含む。メッセージは、受信モジュール1202によりアンテナを通して受信されてもよい。いくつかの態様では、メッセージは、先に説明したように、複数のアンテナを通して受信されてもよい。
ワイヤレスノード1200は、少なくとも1つのコードワードに対して受信されたシンボルをコードワードのオリジナルの順序になるように配置するためのデインターリーバ1204をさらに具備していてもよい。いくつかの態様では、OFDMシンボル中で受け取られた変調されたシンボルは、図5中で図示されている行列500に類似しているテーブルまたは行列に書き込まれる。シンボルが行列中に記憶された後、シンボルは、ワイヤレスノード400によって使用されたマッピングスキームにしたがって、行列から読み取られもよい。いくつかの態様では、シンボルは、実際に、行列のセル中に書き込まれないが、デインターリーバ1204は、例えば、ルックアップ関数または数学アルゴリズムを使用してシンボルを適切に配置するように構成されている。いくつかの態様では、ワイヤレスノード400によって使用されるマッピングスキームは、デインターリーバ1204によってアプリオリに知られている。他の態様では、スキームを示している情報は、受信モジュール1202において受け取られ、適切なマッピングがデインターリーバ1204に通知されてもよい。例えば、この情報は、制御チャネルを通して送信されてもよく、または、シンボルのうちの1つ以上を持つパケット中に含まれていてもよい。
デインターリーバ1204が、どのようにシンボルがマッピングされたかを知った場合、デインターリーバ1204は、受け取ったシンボルを完全なコードワード中に配置してもよい。例えば、デインターリーバ124は、第1のトーンを通して受け取ったすべてのシンボルをコードワードに割り振ってもよい。同様に、第1のトーンに隣り合っていない第2の(または第3等の)トーンを通して受け取ったすべてのシンボルは、コードワードに割り振られてもよい。したがって、図7Aおよび図7B中で示されているようにマッピングされているシンボルは、図10Aおよび図10B中で示されているようにマッピングされているようなシンボルのように、コードワード中に配置されてもよい。いくつかの態様では、デインターリーバ1204は、式(1)−(4)の逆を使用して、受け取ったシンボルの適切なインデックスを決定してもよい。
別の例として、デインターリーバ1204は、第1のトーンと第1の空間ストリームとを通して受け取ったシンボルを、そして、第1のトーンとは異なる第2のトーンおよび第1の空間ストリームとは異なる第2の空間ストリームを通して受け通った別のシンボルを、コードワード中に配置してもよい。したがって、図8Aおよび8B中で示されているようにマッピングされているシンボルは、コードワード中に配置されてもよい。デインターリーバ1204が、各シンボルをマッピングするために使用した基準を知る場合、デインターリーバは、受け取ったシンボルをコードワード中に配置してもよい。いくつかの態様では、デインターリーバ1204は、式(5)−(8)の逆を使用して、受け取ったシンボルの適切なインデックスを決定してもよい。
さらなる例として、デインターリーバ1204は、共通の空間ストリームを通して受け取った、および、予め定められた数のトーン分だけ離れているトーンを通して受け取ったシンボルを、コードワード中に配置してもよい。したがって、図9Aおよび図9B中で示されているようにマッピングされているシンボルは、コードワード中に配置されていてもよい。いくつかの態様では、デインターリーバ1204は、式(9)−(11)の逆を使用して、受け取ったシンボルの適切なインデックスを決定してもよい。
したがって、デインターリーバ1204は、コードワードに関係付けられていて、物理トーンの順列されたセットを通して受け取られたシンボルを、そのコードワードに対する論理トーンのオリジナルの構成になるように配置するように構成されていてもよい。いくつかの態様では、コードワードに対するシンボルは、2つ以上のOFDMシンボルを通して受信される。いくつかの態様では、デインターリーバ1204は、図2中で図示されている、RXデータプロセッサ270または242、あるいは制御装置230または280を使用して実現されてもよい。さらに、デインターリーバ1204は、図3中で図示されている、プロセッサ304またはDSP320を使用して実現されてもよい。いくつかの態様では、デインターリーバ1204またはその部分を実現するために、高速フーリエ変換(FFT)モジュールを使用する。先に説明したように、上述した態様に準ずるシンボルのマッピングは、待ち時間を減少させることができる。このように、例えば、デインターリーバ1204において、ワイヤレスノード1200における処理の待ち時間を減少させることができる。
ワイヤレスノード1200は、シンボルを、複数のコードワードに関係付けられているビットに復調するための復調器1206も具備していてもよい。デインターリーバ1204によって、シンボルをコードワードのオリジナルの順序に適切に配置した後、シンボルは、そのコードワードに関係付けられているビットに復調されてもよい。復調器1206は、例えば、配列における、シンボルへのビットのマッピングを逆にしてもよい。いくつかの態様では、復調器は、64−QAM復調器を含む。64−QAM復調器は、コードワードに関係付けられている受け取ったシンボルごとから、コードワードの6ビットを決定してもよい。いくつかの態様では、復調器1206は、図2中で図示されている、RXデータプロセッサ270または242、あるいは制御装置230または280を使用して実現されてもよい。さらに、復調器1206は、図3中で図示されている、プロセッサ304またはDSP320を使用して実現されてもよい。
ワイヤレスノード1200は、復調器1206からのビットをデコードするためのデコーダ1208を付加的に具備していてもよい。1つの態様では、デコーダ1208は、コードワードに関係付けられているビットを受け取り、ワイヤレスノード400によって送信されたデータを表しているビットストリームを出力する。例えば、コードワードは、コードワードをエンコードするために使用されたFECコードの形態のような、ブロックコードを使用してデコードされてもよい。いくつかの態様では、デコーダ1208は、LDPCコード、リードソロモンコード、または他の様々な適したブロックコードのうちの任意のものを使用して、ビットをデコードするように構成されている。いくつかの態様では、コードワードに関係付けられているビットをデコードすることは、あるビットを取り除くことを含む。
いくつかの態様では、デコーダ1208は、反復デコーディングを、例えば、LDPC反復デコーディングを実行するように構成されている。1つの態様では、反復デコーディングを実行するために使用される時間は、例えば、先に説明したような、受け取ったシンボルの処理の間に、減少された待ち時間分だけオフセットされてもよい。したがって、受け取った情報の総処理時間は、一定に保持されてもよく、またはいくつかの態様では、上述したシンボルのマッピングを使用するときに減少できる。いくつかの態様では、デコーダ1208は、図2中で図示されている、RXデータプロセッサ270または242、あるいは制御装置230または280を使用して実現されてもよい。さらに、デコーダ1208は、図3中で図示されている、プロセッサ304またはDSP320を使用して実現されてもよい。
図13は、複数のトーンおよび空間ストリームを通して複数の変調シンボルを受信して、オリジナルのメッセージのビットを決定するために、受信したシンボルを解釈するための動作1300の例を図示している。ワイヤレスノード、例えば、ワイヤレスノード400から情報を受信するために、動作1300を使用してもよい。受信を実行するために、ワイヤレスノード(例えば、ワイヤレスノード1200)を使用してもよい。いくつかの態様では、AP110から、または、ユーザ端末120から情報を受信するために、動作1300を使用する。ワイヤレスノード1200のエレメントに関して以下に動作を記述するが、当業者は、ここで記述した動作のうちの1つ以上を実現するために他のコンポーネントを使用してもよいことを正しく認識するだろう。
1302では、複数のトーンと複数の空間ストリームとを通して、複数の変調シンボルを受信する。変調シンボルは、複数のコードワードに関係付けられているビットに対応していてもよい。複数の変調シンボルのサブセットは、複数のコードワードのうちの1つに関係付けられている連続ビットに対応していてもよく、変調シンボルのサブセットは、複数の空間ストリームを通して大体均一に分散されてもよい。いくつかの態様では、共通の空間ストリームを通して(すなわち、同じ空間ストリーム中で)受信される、サブセットの変調シンボルは、複数のトーン中で隣り合っていないトーンを通して分散される。1302における受信は、例えば、受信モジュール1202によって実行されてもよい。
1304では、受信した変調シンボルのサブセットが、複数のコードワードのうちの1つに対応しているオリジナルの順序になるように配置される。例えば、デインターリーバ1204に関して上述したように、変調シンボルは、変調シンボルをマッピングするために使用されるスキームを示している情報に基づいて適切に配置されてもよい。情報は、アプリオリに知られてもよく、または受け取られてもよい。いくつかの態様では、式(1)−(11)のうちのいずれかの逆に対応している関数を使用して、シンボルのインデックスを決定してもよい。いくつかの態様では、受け取られた変調シンボルは、テーブルまたは行列に書き込まれる、および、テーブルまたは行列から読み取られる。他の態様では、変調シンボルのポジションは、例えば、調べられ、または、数学的に決定される。配置は、デインターリーバ1204によって実行されてもよい。いくつかの態様では、FFTは、コードワードのシンボルに対して順列された物理トーンを、コードワードに対する論理トーンになるように配置するように構成されている。例えば、1304における配置は、複数の変調シンボルを複数の論理トーンになるように配置するために複数の変調シンボルが受け取られる物理トーンを順列することを含んでいてもよい。
1304において変調シンボルが配置された後、1306において、コードワードに関係付けられている変調シンボルが、復調される。復調は、変調シンボルへの、ビットのマッピングを逆にしてもよい。したがって、1306において、複数のビットが識別されてもよい。復調は、例えば、復調器1206によって実行されてもよい。
1308では、復調されたビットがデコードされる。例えば、復調されたビットは、LDPCコード、リードソロモンコード、または他の様々な適したブロックコードのうちのいずれのもののような、ブロックコードによりデコードされてもよい。復調は、コードワードに関係付けられている複数のビットに基づく送信されたデータを表しているビットストリームを決定してもよい。1308におけるデコーディングは、デコーダ1208によって実行されてもよい。
図14は、システム100内で使用するワイヤレスノード1400の態様を図示している。情報を送信するために、ワイヤレスノード1400を使用してもよい。例えば、ワイヤレスノード1400は、図1または図2中で図示されているAP110であってもよい。このような態様では、ユーザ端末120のうちの1つに情報を送信するためにワイヤレスノード1400を使用してもよい。同様に、ワイヤレスノード1400は、図1または図2中で図示されているユーザ端末120のうちのいずれのものであってもよい。このような態様では、AP110に情報を送信するために、ワイヤレスノード1400を使用してもよい。図3中で図示されているワイヤレスデバイス302に関して記述したように、ワイヤレスノード1400を実現してもよい。
図14中で図示されている態様では、データを2人以上のユーザに送信するように構成されているアクセスポイントとして、ワイヤレスノード1400を図示している。しかしながら、ワイヤレスノード1400は、ひとりだけのユーザにデータを送信してもよく、または、2人よりも多いユーザにデータを送信するように構成していてもよい。
ワイヤレスノード1400は、ビットストリームをエンコードするためのエンコーダ1412を具備していてもよい。ビットは、図14中で示されているような、第1のユーザすなわち装置への送信のための、データまたは情報を表していてもよい。例えば、ビットは、図2中で図示されている、データソース208またはデータソース286から受け取られてもよい。いくつかの態様では、ワイヤレスノード1400から送信された通信のロバトネスを増加させるために、エンコーダ1412が、例えばFECコードのようなエラー補正コードを使用してビットストリームをエンコードする。図14中で図示されている態様では、エンコーダ1412は、バイナリ畳み込みコード(BCC)を使用してビットをエンコードするように構成されているBCCエンコーダを含む。例えば、ブロックコードによりエンコードされた情報を受け取ることができない、あるいは、選択された選択モードにしたがって、または、あるタイプのデータの送信のために使用されてもよいレガシーアクセス端末への送信のためにデータをエンコードするために、BCCエンコーダを使用してもよい。エンコーダ1412は、図2中で図示されている、TXデータプロセッサ210または288、あるいは制御装置230または280を使用して実現されてもよい。さらに、エンコーダ1412は、図3中で図示されている、プロセッサ304またはDSP320を使用して実現されてもよい。
ワイヤレスノード1400は、ユーザに対するエンコードされたビットを別個のストリームに分離させるためのストリームパーサ1414をさらに具備していてもよい。例えば、各ストリームは、ユーザのアクセス端末上で実行している、それぞれのアプリケーションまたはプロセスに対応していてもよい。図示されている態様では、ストリームパーサ1414は、エンコードされたビットを、2つの別個のストリームに分ける。いくつかの態様では、ストリームパーサ1414は省略されており、単一のビットストリームが、インターリーバ1415に渡される。他の態様では、ストリームパーサ1414は、ユーザに1つしかストリームを送らないであろうことを決定する。いくつかの態様では、ストリームパーサ1414が、エンコードされたビットを2つよりも多いストリームに分けてもよい。いくつかの態様では、8個までのストリームが、ワイヤレスノード1400において同時に処理されてもよい。ストリームパーサ1414によってパーズされたストリームを、いくつかの態様では、論理空間ストリームと呼ぶことがある。ストリームパーサ1414は、図2中で図示されている、TXデータプロセッサ210または288、あるいは制御装置230または280を使用して実現されてもよい。さらに、ストリームパーサ1414は、図3中で図示されている、プロセッサ304またはDSP320を使用して実現されてもよい。
インターリーバ1415は、エンコーダ1412によってエンコードされたビットをインターリーブするように構成されている。いくつかの態様では、インターリーバ1415aおよび1415bそれぞれは、ストリームパーサ1414から、エンコードされたビットのそれぞれのストリームを受け取ってインターリーブする。エンコードされたビットが、エンコーダ1412またはストリームパーサ1414から受け取ったものとは異なる順序で出力されるように、インターリーバ1415は、エンコードされたビットを再配置してもよい。インターリーバ1415は、図2中で図示されている、TXデータプロセッサ210または288、あるいは制御装置230または280を使用して実現されてもよい。さらに、インターリーバ1415は、図3中で図示されている、プロセッサ304またはDSP320を使用して実現されてもよい。
ワイヤレスノード1400は、配列にしたがって、インターリーブされたビットを複数のシンボルにマッピングするための、配列マッパー1416をさらに具備していてもよい。いくつかの態様では、配列マッパー1416aおよび1416bそれぞれは、インターリーバ1415aおよび1415bから、インターリーブされたビットのそれぞれのストリームを受け取ってマッピングする。各マッピングされたシンボルは、論理トーンに関係付けられてもよい。いくつかの態様では、配列マッパー1416は、図4に関して先に記述した変調器404と同様に構成されており、または図4に関して上述した変調器404を使用して実現されている。
ワイヤレスノード1400は、ワイヤレスノード1400において処理されるストリーム中の各シンボルを物理空間ストリームにマッピングするための、空間マッピングモジュール1430を付加的に備えていてもよい。例えば、空間マッピングモジュール1430は、送信のために、所定のトーンにマッピングされるすべてのシンボルを受け取ってもよく、その後、送信のために、複数のアンテナの間で、これらのシンボルを拡散させてもよい。1つの態様では、ワイヤレスノード1400によって処理される各ストリームは、OFDMシンボル中ではトーンにつき1つのシンボルを生じさせる。空間マッピングモジュール1430は、各トーンに対する各ストリームからシンボルを受け取り、送信のために、共通のトーンを持つすべてのシンボルをそれぞれのアンテナに割り当ててもよい。いくつかの態様では、少なくとも、存在するストリームと同じ数のアンテナが存在する。図示されている態様では、配列マッパー1416によって出力されたシンボルのシーケンス中のシンボルは、シーケンシャルなトーンを通して送信される。したがって、配列マッパー1416によって出力されたシンボルを送信するために使用される物理トーンは、これらのシンボルのそれぞれに関係付けられている論理トーンに対応していてもよく、または、これらのシンボルのそれぞれに関係付けられている論理トーンと実質的に同じであってもよい。いくつかの態様では、空間マッピングモジュール1430またはその一部を実現するために、図4に関して上述したシンボルマッピングモジュール406を使用する。空間マッピングモジュール1430は、図2中で図示されているTXデータプロセッサ210または288、あるいは制御装置230または280を使用して実現されてもよい。さらに、空間マッピングモジュール1430は、図3中で図示されている、プロセッサ304またはDSP320を使用して実現されてもよい。
ワイヤレスノード1400は、例えば、OFDMシンボル中での、トーンを通しての送信のために、周波数領域中で変調シンボルを信号に変換するための、IFFTモジュール1419も備えていてもよい。いくつかの態様では、ワイヤレスノード1400中で存在するアンテナと同じ数のIFFTモジュール1419が存在する。図14中で図示されている態様では、ワイヤレスノード1400において処理されるストリームの数に一致する4つのIFFTモジュール1419a−1419dがある。いくつかの態様では、IFFTモジュール1419は、空間マッピングモジュール1430の一部、または、すべてを実現してもよい。IFFTモジュール1419は、図2中で図示されている、TXデータプロセッサ210または288、あるいは制御装置230または280を使用して実現されてもよい。さらに、IFFTモジュール1419は、図3中で図示されている、プロセッサ304またはDSP320を使用して実現されてもよい。いくつかの態様では、IFFTモジュール1419は、図4中で図示されている送信モジュール408を使用して実現される。
いくつかの態様では、ワイヤレスノード1400は、他のシンボルストリームに関する遅延分だけシンボルのストリームをシフトさせるための、サイクリックシフトダイバシティ(CSD)モジュール1418をさらに具備する。これは、シンボルのストリームの送信に、付加的なダイバシティを取り入れてもよい。いくつかの態様では、第1のストリームを除くシンボルの各ストリームは、CSDモジュールによってシフトされる。この方法では、各ストリームは、第1のストリームに関するそれぞれの量分だけオフセットされてもよい。例えば、図14中で図示されている態様は、3つのCSDモジュール1418と、1428aと、1428bとを示している。いくつかの態様では、遅延分だけシンボルのストリームをシフトさせるための別のモジュールが、CSDモジュール1418の代わりに、または、CSDモジュール1418に加えて、ワイヤレスノード1400中に備えられている。CSDモジュール1418は、図2中で図示されている、TXデータプロセッサ210または288、あるいは制御装置230または280を使用して実現されてもよい。さらに、CSDモジュール1418は、図3中で図示されている、プロセッサ304またはDSP320を使用して実現されてもよい。
ワイヤレスノード1400は、ビットストリームを複数のコードワードにエンコードするための別のエンコーダ1422を備えていてもよい。ビットは、図14中で示されているような、第2のユーザまたは装置への送信のための、データまたは情報を表してもよい。いくつかの態様では、エンコーダ1422は、FECコードのようなエラー補正コードを使用して、ビットストリームをエンコードする。図14中で図示されている態様では、エンコーダ1422は、LDPCコードを使用してビットをエンコードするように構成されているLDPCエンコーダを備える。いくつかの態様では、エンコーダ1422は、図4に関して上述したエンコーダ402と同様に構成されている、または、図4に関して上述したエンコーダ402を使用して実現される。
ワイヤレスノード1400は、コードワードのそれぞれに関係付けられるエンコードされたビットを、別個のストリームに分離させるためのストリームパーサ1424をさらに備えていてもよい。図示されている態様では、ストリームパーサ1424が、エンコードされたビットを2つの別個のストリームに分ける。いくつかの態様では、ストリームパーサ1424は省略されている。他の態様では、ストリームパーサ1424は、ユーザに1つだけストリームを送ることを決定する。いくつかの態様では、ストリームパーサ1424は、エンコードされたビットを、2つよりも多いストリームに分けてもよい。いくつかの態様では、8個までのストリームが、ワイヤレスノード1400において同時に処理されてもよい。ストリームパーサ1424によってパーズされたストリームをいくつかの態様では論理空間ストリームと呼んでもよい。そうでなければ、ストリームパーサ1424は、ストリームパーサ1414と同様に構成されていてもよい。いくつかの態様では、共通のストリームパーサは、ストリームパーサ1414および1424の両方の機能を実行してもよい。
ワイヤレスノード1400は、配列にしたがって、ストリーム中のコードワードに関係付けられているビットを複数のシンボルにマッピングする配列マッパー1426bも備えていてもよい。いくつかの態様では、配列マッパー1426aおよび1426bそれぞれは、ストリームパーサ1424からのそれぞれのストリーム中で、コードワードに関係付けられているビットを受け取ってマッピングする。各マッピングされたシンボルは、論理トーンに関係付けられていてもよい。いくつかの態様では、配列マッパー1426は、図4に関して上述した変調器404と同様に構成されており、または、図4に関して上述した変調器404を使用して実現される。
ワイヤレスノード1400は、配列マッパー1426からのシンボルの物理トーンをインターリーブするための、トーンインターリーバ1427も具備していてもよい。BCCエンコーダに関係付けられているストリーム中の変調シンボルは、OFDMシンボル中のトーンにシーケンシャルに関係付けられてもよいが、LDPCエンコーダに関係付けられているストリーム中のシンボルの送信のための全体的な物理トーンは、例えば、図10に関して先に説明したように、これらのシンボルの論理トーンに関して順列されてもよい。トーンの、このインターリービングまたは順列は、配列マッパー1426による、変調またはシンボルマッピングの後だが、CSDモジュール1428によってシフトさせるより前に実行されてもよい。いくつかの態様では、トーンインターリーバ1427aおよび1427bそれぞれは、それぞれのストリーム中のコードワードに関係付けられているシンボルを受信し、それらのシンボルを送信するために使用されるであろうトーンをインターリーブする。いくつかの態様では、トーンインターリーバ1427は、図4に関して上述したシンボルマッピングモジュール406と同様に構成されており、または図4に関して上述したシンボルマッピングモジュール406を使用して実現される。
CSDモジュール1428は、他のシンボルストリームに関する、例えば、第1のストリームに関する遅延分だけ、インターリーブされたトーンに関係付けられているまたはマッピングされているシンボルをシフトさせる。いくつかの態様では、CSDモジュール1428aおよび1428bそれぞれは、それぞれのストリーム中のコードワードに関係付けられているシンボルを受け取り、それぞれの遅延分だけシンボルをシフトさせる。CSDモジュール1428は、CSDモジュール1418と同様に構成されていてもよい。いくつかの態様では、IFFTモジュール1419は、トーンインターリーバ1427、CSDモジュール1418、CSDモジュール1428、および空間マッピングモジュール1430のそれぞれの、一部分またはすべてを実現してもよい。
図14中で図示されているモジュールのうちのいくつかは、“a”または“b”の添え字を持つ参照数字でラベル付けされている。いくつかの態様では、“a”および“b”の両方のモジュールの代わりに単一のモジュールが、ワイヤレスノード1400中で実現される。他の態様では、付加的なモジュールが実現される。例えば、各空間ストリームに対するモジュールが実現されてもよい。任意のユーザに対して空間ストリームが2つよりも多いとき、“a”および“b”モジュールに加えたモジュールが、備えられていてもよい。さらに、図14中で図示されているモジュールのうちのいくつかは、類似した名前でラベル付けされる。これらのモジュールは、示されたように、各ユーザおよび/またはストリームに対して実現されてもよく、あるいは、モジュールは、図示されているものよりも、より少なくてもよい。いくつかの態様では、示されているように、類似した名前でラベル付けされている1つ以上のモジュールを組み合わせて、共通のモジュールに、例えば、可変のパラメータを持つ共通のモジュール、または、異なるフォーマットのビットを受け入れられるように構成されている共通モジュールにしてもよい。
図15は、システム100内で使用するためのワイヤレスノード1500の態様を図示している。例えば、ワイヤレスノード1400から送信されたような情報を受信するために、ワイヤレスノード1500を使用してもよい。例えば、ワイヤレスノード1500は、図1または図2中で図示されているユーザ端末120のうちのいずれのものであってもよい。このような態様では、APからのマッピングされたシンボルを使用して送信された情報を受信するために、ワイヤレスノード1500を使用してもよい。同様に、ワイヤレスノード1500は、図1または図2中で図示されているAP110であってもよい。このような態様では、ユーザ端末120のうちの1つからのマッピングされたシンボルにより送信された情報を受信するために、ワイヤレスノード1500を使用してもよい。ワイヤレスノード1500は、図3中で図示されているワイヤレスデバイス302に関して記述したように実現されてもよい。
図15では、BCCモード1510およびLDPCモード1520の双方とも図示されている。しかしながら、ワイヤレスノード1500は、両方とも有する必要はない。いくつかの態様では、ワイヤレスモード1500は、モード1510、1520のうちの1つだけを有するように構成されている。例えば、初期のIEEE802.11通信向けに構成されているレガシーハンドセットは、BCCモード1510だけを備えていてもよい。
BCCモード1510およびLDPCモード1520の両方とも実現しているワイヤレスノードでは、各モード1510、1520を実現するためにワイヤレスノード1500によって、別個のハードウェアおよび/またはソフトウェアが使用されてもよく、あるいは、共通のハードウェアおよび/またはソフトウェアが使用されてもよい。例えば、図15中で図示されている各ナンバリングされたモジュールは、別個のソフトウェアモジュールで、または、別個の回路を使用して実現されてもよい。他の態様では、モード1510および1520は、共有または共通モジュールまたは回路を使用して実現されてもよい。例えば、共有または共通モジュールまたは回路は、調整可能なパラメータまたは複数のモードを持っていてもよい。1つの態様では、モジュール1512−1518は、モジュール1522−1528に共通のエレメントを使用して実現される。例えば、BCCモード1510で動作しているとき、ワイヤレスノード1500は、トーンデインターリーバ機能1523を非アクティブ化して、デインターリーバ1517をアクティブ化する。例えば、LDPCモード1520で動作しているとき、ワイヤレスノード1500は、トーンデインターリーバ機能1523をアクティブ化するが、デインターリーバ1517を非アクティブ化する。
BCCモード1510では、ワイヤレスノード1500は、例えば、OFDMシンボル中でトーンを通して、周波数領域中で受信した変調シンボルを出力するための、FFTモジュール1512を備えていてもよい。シンボルは、受信モジュールを、例えば、図12中で図示されている受信モジュール1202を使用して受信されてもよい。いくつかの態様では、FFTモジュール1512aおよび1512bそれぞれは、それぞれのシンボルを出力する。いくつかの態様では、シンボルが受け取られる各空間ストリームに対するFFTモジュールが存在する。例えば、シンボルは、ワイヤレスノード1400によって送信される空間ストリームに対応していてもよい。いくつかの態様では、FFTモジュール1512は、図2中で図示されている、RXデータプロセッサ270または242、あるいは制御装置230または280を使用して実現されてもよい。さらに、FFTモジュール1512は、図3中で図示されている、プロセッサ304またはDSP320を使用して実現されてもよい。いくつかの態様では、FFTモジュール1512は、受信モジュール1202を使用して実現される。
ワイヤレスノード1500は、処理するために、変調シンボルを1つ以上のストリームに分離させるための、空間デマッピングモジュール1514をさらに備えていてもよい。ストリームデマッピングモジュール1514によってデマッピングされたストリームは、いくつかの態様では、論理空間ストリーム(例えば、ワイヤレスノード1400においてパーズされる論理空間ストリーム)に対応していてもよい。図示されている態様では、空間デマッピングモジュール1514が、シンボルを2つの別個のストリームに分ける。いくつかの態様では、空間デマッピングモジュール1514は省略されており、シンボルの単一ストリームは、スライサ1516に渡される。他の態様では、空間デマッピングモジュール1514は、ストリームを1つだけ処理するであろうことを決定する。いくつかの態様では、空間デマッピングモジュール1514が、シンボルを、2つよりも多いストリームに分けてもよい。いくつかの態様では、8個までのストリームが、ワイヤレスノード1500において同時に処理されてもよい。いくつかの態様において、ワイヤレスノード1500では、アンテナよりもストリームは少なく、または、ストリームおよびアンテナの数は等しい。いくつかの態様では、空間デマッピングモジュール1514は、図2中で図示されている、RXデータプロセッサ270または242、あるいは制御装置230または280を使用して実現されてもよい。さらに、空間デマッピングモジュール1514は、図3中で図示されている、プロセッサ304またはDSP320を使用して実現されてもよい。
スライサ1516は、もっとも近い理想的な配列ポイントにストリーム中のシンボルを量子化して、送信されたシンボルの推定値として使用してもよい。したがって、スライサ1516は、受け取ったシンボルをビットストリームに復調してもよい。いくつかの態様では、スライサ1516aおよび1516bそれぞれは、それぞれのストリーム中でシンボルを復調する。いくつかの態様では、スライサ1516は、図12に関して上述した復調器1206と同様に構成され、または、図12に関して上述した復調器1206を使用して実現される。
デインターリーバ1517は、受け取ったシンボルにビットをデインターリーブするように構成されていてもよい。例えば、図14に関して上述したインターリーバ1415によってインターリーブされる前のビットの順序と同一である順序で、または、この順序に近似する順序で、ビットが出力されるように、デインターリーバ1517はビットを再構成してもよい。いくつかの態様では、デインターリーバ1517aおよび1517bそれぞれは、それぞれのストリームに関係付けられているビットをデインターリーブする。デインターリーバ1517は、図2中で図示されている、RXデータプロセッサ270または242、あるいは制御装置230または280を使用して実現されてもよい。さらに、デインターリーバ1517は、図3中で図示されている、プロセッサ304またはDSP320を使用して実現されてもよい。
ワイヤレスノード1500は、デコーディングするために、それぞれのストリームを合成して、合成したビットストリームにするためのストリームデパーサ1518を付加的に備えていてもよい。ストリームデパーサ1518は、例えば、ストリームパーサ1414によって実行されるビットのパージングを逆にしてもよい。ストリームデパーサ1518は、図2中で図示されている、RXデータプロセッサ270または242、あるいは制御装置230または280を使用して実現されてもよい。さらに、ストリームデパーサ1518は、図3中で図示されている、プロセッサ304またはDSP320を使用して実現されてもよい。
ワイヤレスノード1500は、合成したストリーム中でビットをデコードするためのデコーダ1519も備えていてもよい。1つの態様では、デコーダ1519は、ワイヤレスノード1400によって送信されたデータを表す、ビットストリームを出力する。例えば、ビットは、ワイヤレスノード1400においてビットストリームをエンコードするために使用されたFECコードに基づいてデコードされてもよい。図15中で図示されている態様では、デコーダ1519は、BCCコードに基づいてビットをデコードするように構成されているBCCデコーダを備えている。いくつかの態様では、デコーダ1519は、図2中で図示されている、RXデータプロセッサ270または242、あるいは制御装置230または280を使用して実現されてもよい。さらに、デコーダ1519は、図3中で図示されている、プロセッサ304またはDSP320を使用して実現されてもよい。
LDPCモード1520では,ワイヤレスノード1500は、周波数領域中で、受信した変調シンボルを出力するためのFFTモジュール1522を備えていてもよい。いくつかの態様では、FFTモジュール1522aおよび1522bそれぞれは、それぞれのシンボルを出力する。FFTモジュール1522は、FFTモジュール1522がトーンデインターリーバ機能1523を備えていることを除いて、FFTモジュール1512と同様に構成されていてもよい。トーンデインターリーバ機能1523は、コードワードに関係付けられていて、物理トーンの順列されたセットを通して受け取られたシンボルを、そのコードワードに対する論理トーンのオリジナルの構成になるように配置するように構成されていてもよい。例えば、トーンデインターリーバ機能1523は、トーンインターリーバ1427によって実行されるトーンインターリービングを逆にしてもよい。いくつかの態様では、ワイヤレスノード1400によって実行されるトーンインターリービングは、トーンデインターリーバ機能1523によってアプリオリに知られている。他の態様では、インターリービングを示している情報は、ワイヤレスノード1500において受け取られてもよい。この情報は、制御チャネルを通して送信されてもよく、または、例えば、シンボルのうちの1つ以上を持つパケット中に備えられていてもよい。
いくつかの態様では、ワイヤレスノード1500は、データトーンを処理するのを開始する前に、最初にすべてのパイロットトーンを受信する。データトーンに関係付けられている情報は、すべてのパイロットトーンがFFTモジュール1522によって出力されるまで、メモリ、例えば、メモリ232または282または306中に記憶されていてもよい。デインターリーバ機能1523は、インターリーブされたまたは順列された順序でメモリから読み出してもよい。この方法では、FFTモジュール1512によるシンボル処理と比較したとき、FFTモジュール1522におけるシンボルの受信に投入される追加の待ち時間はない。
トーンデインターリーバ機能1523は、FFTモジュール1522から分離して実現されてもよく、または、FFTモジュール1522に不可欠であってもよい。いくつかの態様では、FFTモジュール1522は、異なるモードを、例えば、トーンデインターリーバ機能1523を実現するモード、および、トーンデインターリーバ機能1523が実現されないモードを持っていてもよい。したがって、共通のFFTモジュールは、FFTモジュールのモードまたは機能を調整することによって、BCCモード1510およびLDPCモード1520の両方で使用されてもよい。
いくつかの態様では、FFTモジュール1522および/またはトーンデインターリーバ機能1523は、デインターリーバ1204の一部分またはすべてを実現してもよい。FFTモジュール1522および/またはトーンデインターリーバ機能1523は、図2中で図示されている、RXデータプロセッサ270または242、あるいは制御装置230または280を使用して実現されてもよい。さらに、FFTモジュール1522および/またはトーンデインターリーバ機能1523は、図3中で図示されている、プロセッサ304またはDSP320を使用して実現されてもよい。
ワイヤレスノード1500は、処理のために、デインターリーブされたトーンからの変調シンボルを、1つ以上のストリームに分離させるための、ストリームデマッピングモジュール1524をさらに備えていてもよい。ストリームデマッピングモジュール1524によってデマッピングされたストリームは、いくつかの態様では、論理空間ストリーム(例えば、ワイヤレスノード1400においてパーズされた論理空間ストリーム)に対応していてもよい。ストリームデマッピングモジュール1524は、ストリームデマッピングモジュール1514と同様に構成されていてもよい。
ワイヤレスノード1500は、送信されたシンボルの推定値として使用するために、ストリーム中のシンボルを、もっとも近い理想の配列ポイントに量子化するためのスライサ1526を付加的に備えていてもよい。スライサ1526は、受け取ったシンボルを、1つ以上のコードワードに関係付けられているビットに復調してもよい。いくつかの態様では、スライサ1526aおよび1526bそれぞれは、それぞれのストリーム中でシンボルを復調する。いくつかの態様では、スライサ1516は、図12に関して上述した復調器1206と同様に構成されており、または、図12に関して上述した復調器1206を使用して実現される。
ワイヤレスノード1500は、デコードするために、1つ以上のコードワードに関係付けられているビットを合成するための、ストリームデパーサ1528も具備していてもよい。ストリームデパーサ1528は、例えば、ストリームパーサ1424によって実行される、ビットのパージングを逆にしてもよい。ストリームデパーサ1528は、図2中で図示されている、RXデータプロセッサ270または242、あるいは制御装置230または280を使用して実現されてもよい。さらに、ストリームデパーサ1528は、図3中で図示されている、プロセッサ304またはDSP320を使用して実現されてもよい。
ワイヤレスノード1500は、1つ以上のコードワードに関係付けられているビットをデコードして、デコードされたビットにするための、デコーダ1529をさらに備えていてもよい。1つの態様では、デコーダ1529は、ワイヤレスノード1400によって送信されたデータを表す、ビットストリームを出力する。例えば、ビットは、ワイヤレスノード1400においてビットストリームをエンコードするために使用されたFECコードに基づいてデコードされてもよい。図15中で図示されている態様では、デコーダ1529は、LDPCコードに基づいてビットをデコードするように構成されているLDPCデコーダを含む。いくつかの態様では、デコーダ1529は、図14に関して上述したデコード1208と同様に構成され、または、図14に関して上述したデコード1208を使用して実現される。
図15中で図示されているモジュールのうちのいくつかは、“a”または“b”の添え字を持つ参照数字でラベル付けされている。いくつかの態様では、“a”および“b”モジュールの代わりに、単一のモジュールをワイヤレスノード1500中で実現してもよい。他の態様では、付加的なモジュールが実現される。例えば、各空間ストリームに対するモジュールが実現されてもよい。あるモードで受信された空間ストリームが2つ以上であるとき、“a”および“b”モジュールに加えたモジュールが含まれていてもよい。さらに、図15中で図示されているモジュールのうちのいくつかは、類似した名前でラベル付けされている。これらのモジュールは、示されているように、ストリームおよび/またはモードごとに実現されてもよく、あるいは、モジュールは、図示されているものよりもより少なくてもよい。いくつかの態様では、類似した名前でラベル付けされている1つ以上のモジュールを組み合わせて、共通のモジュールに、例えば、変数パラメータを持つ共通のモジュール、または、異なるフォーマットの、シンボルまたはビットを受け入れるように構成されている共通のモジュールにしてもよい。
図16は、システム100内で使用するためのワイヤレスノード1600の態様を図示している。例えば、ワイヤレスノード1400から送信されたような、情報を受信するために、ワイヤレスノード1600を使用してもよい。例えば、ワイヤレスノード1600は、図1または図2中で図示されている、ユーザ端末120のうちのいずれのものであってもよい。このような態様では、AP110からのマッピングされたシンボルを使用して送信された情報を受信するために、ワイヤレスノード1500を使用してもよい。同様に、ワイヤレスノード1600は、図1または図2中で図示されているAP110であってもよい。このような態様では、ユーザ端末120のうちの1つからのマッピングされたシンボルとともに情報を受信するために、ワイヤレスノード1600を使用してもよい。ワイヤレスノード1600は、図3中で図示されているワイヤレスデバイス302に関して上述したように実現されてもよい。
図16では、図15に関して上述したBCCモード1610およびLDPCモード1520の両方を図示している。図示されている態様では、ワイヤレスノード1600は、複雑性を減少させるために、いくつかの共有エレメントにより、BCCモード1610およびLDPCモード1520の両方とも実現してもよい。図16中で示されている構成を使用して、ワイヤレスノードは、BCCエンコーダによりエンコードされて、トーンインターリービングのために処理されなかった通信とともに、追加の待ち時間を経験することなく、LDPCエンコーダによりエンコードされて、トーンをインターリーブするように処理された通信も受信してもよい。
図16中で図示されている態様では、BCCモード1610およびLDPCモード1520について、別個のエレメントを示している。しかしながら、共通のハードウェアおよび/またはソフトウェアを使用してもよい。例えば、図16中で同じ番号でラベル付けされているモジュールは、同じエレメントを構成していてもよい。同様に、ストリームデパーサ1518およびストリームデパーサ1528は、同じエレメントを構成していてもよい。したがって、いくつかの態様では、同じエレメントは、BCCモード1610およびLDPCモード1520の両方とも実現する。しかしながら、BCCモードでは、デインターリーバ1612がアクティブ化されてもよい一方で、LDPCモードでは、デインターリーバ1612が非アクティブ化されてもよい。
BCCモード1610では、ワイヤレスノード1600は、デインターリーバ1612までLDPCモード1520で変調シンボルを処理する方法に類似して、受信した変調シンボルを処理してもよい。例えば、周波数領域中で受信した変調シンボルは、FFTモジュール1522によって出力され、トーンデインターリーバ機能1523によるトーンデインターリービングのために処理され、ストリームデマッピングモジュール1524によってストリームに分離され、スライサ1526によって配列ポイントに量子化されてもよい。
図16中で見ることができるように、トーンデインターリービングは、たとえ、トーンが、送信される前にインターリービングされなかったとしても、BCCモード1610でトーンデインターリービング機能1523によって実行される。したがって、FFTモジュール1522およびトーンデインターリービング機能1523によって出力されるシンボルは、順列された順序で、または、インターリーブされた順序で出力されるだろう。
インターリーブされたトーンに対応しているシンボルが、スライサ1526によって配列ポイントに量子化された後、デインターリーバ1612が、トーンをデインターリーブする。したがって、トーンは、トーンが受信された順序に戻されるだろう。さらに、デインターリーバ1612が、受信したシンボル中でビットをデインターリーブする。ビットのデインターリービングは、BCCモード1510で、図15中で図示されているデインターリーバ1517によって実行されるデインターリービングに類似して実行される。トーンのデインターリービングおよびビットのデインターリービングは、別個に実行されてもよい。例えば、シンボルの論理トーンがオリジナルの順序で置かれ、結果的に生じる順序付けされたビットがデインターリーバ1517に関して上述したようにデインターリーブされるように、シンボルに対応するビットのグループを最初にデインターリーブしてもよい。他の態様では、トーンのデインターリービングおよびビットのデインターリービングは、同じ動作により、または、実質的に同時に実行される。例えば、デインターリーバ1612は、先に説明したように、ビットをテーブル中に書き込み、その後、異なる順序で、そのビットをテーブルから読み取ってもよく、または、ビットの順序を数学的に決定してもよい。しかしながら、デインターリーバ1612は、ビットがデインターリーブされたトーンおよびビットの順序で出力されるように、ビットをテーブル中に書き込んでもよく、または、ビットをテーブルから読み取ってもよい。同様に、順序は、この方法で数学的に決定されてもよい。
いくつかの態様では、デインターリーバ1612aおよび1612bそれぞれは、トーンと、それぞれのストリームに関係付けられているビットとをデインターリーブする。デインターリーバ1612は、図2中で図示されている、RXデータプロセッサ270または242、あるいは制御装置230または280中で実現されてもよい。さらに、デインターリーバ1612は、図3中で図示されている、プロセッサ304またはDSP320を使用して実現されてもよい。
デインターリーバ1612から出力されたそれぞれのストリームのビットを合成して、ストリームデパーサ1518によってデコードするための、合成されたビットストリームにする。合成されたストリームは、その後、デコーダ1519によってデコードされる。ストリームデパーサ1518およびデコーダ1519は、図15に関して上述され、上述したのと同じ方法で動作する。
先に説明したように、FFTモジュール1522およびトーンデインターリーバ機能1523は、BCCモード1510での、FFTモジュール1512における、信号処理と比較して、追加の待ち時間を生じさせずに、BCCモード1610でトーンをデインターリーブしてもよい。さらに、BCCモード1510およびBCCモード1610の両方とも、シンボルの処理では類似した位置において、デインターリーバ(すなわち、デインターリーバ1517およびデインターリーバ1612)を備える。例えば、デインターリーブ1612がトーンおよびビットを実質的に同時にデインターリーブするように構成されているとき、デインターリーバ1612は、デインターリーブ1517によるビットのデインターリービングと比較して、待ち時間はほとんどなく、または、追加の待ち時間なく、トーンおよびビットをデインターリーブするように構成されている。したがって、受信した変調シンボルは、ワイヤレスノード1500による、BCCモード1510での、受信したシンボルの処理と比較して過剰な遅延なく、ワイヤレスノード1600によってBCCモード1610で処理されてもよい。
図16中で図示されている態様では、BCCモード1610およびLDPCモード1520は、デインターリーバ1612およびデコーダモジュールを除いて、同じモジュールを使用して実現されてもよい。したがって、BCCモード1610でのシンボル処理と、LDPCモード1520でのシンボル処理とを切り替えるとき、デインターリーバ1612だけを非アクティブにしてもよく、デコーダは切り替えられてもよい。いくつかの態様では、デインターリーバは依然として使用されるが、デインターリーバが、トーンまたはビットのインターリービングを何ら実行しないことを通して、ビットを渡すように、デインターリーバ1612のモードを変更する。同様に、LDPCモード1520からBCCモード1610に切り替えるときには、デインターリーバ1612だけをアクティブ化してもよく、または、モードを切り替えさせてもよく、デコーダは切り替えられてもよい。
これに対して、BCCモード1510およびLDPCモード1520を実現するために、同じモジュールの大部分を使用するときに、ワイヤレスノード1500において、BCCモード1510とLDPCモード1520を切り替えるときには、トーンデインターリーバ機能1523およびデインターリーバ1517の両方が、アクティブ化されるかまたは非アクティブ化されてもよい。デインターリーバ1612のモードを変更すること、または、デインターリーバ1612のモードを選択的にアクティブ化/非アクティブ化することは、いくつかのインプリメンテーションまたは態様では、トーンデインターリーバ機能1523およびデインターリーバ1517の両方のモードを変更する、または、トーンデインターリーバ機能1523およびデインターリーバ1517の両方のモードを選択的にアクティブ化/非アクティブ化することよりも、より単純であってもよく、または、集約的な処理であってもよい。さらに、いくつかの態様またはインプリメンテーションでは、デインターリーバ1612のようなデインターリーバのモードを変更することは、トーンデインターリーバ機能を備えるFFTモジュールのモードを変更するよりも、より早くおよび/またはより単純であってもよい。
当業者は、送信のためにシンボルの物理トーンをインターリーブするワイヤレスノードが、このようなインターリーブを実行しないワイヤレスノードと比較して、何ら追加の待ち時間なく動作されてもよいことを正しく認識するだろう。さらに、したがって、インターリーブされたトーンを持つシンボルを受信および処理するワイヤレスノードは、インターリーブされたトーンを持たないシンボルを受信および処理するワイヤレスノードと比較して、追加の待ち時間なく動作されてもよい。加えて、インターリーブされたトーンに対応する機能とインターリーブされなかったトーンに対応する機能を切り替えるワイヤレスノードは、このような機能間で切り替えないワイヤレスノードと比較して、追加の待ち時間なく動作されてもよい。
図16中で図示されているモジュールのうちのいくつかは、“a”または“b”添え字を持つ参照数字でラベル付けされている。いくつかの態様において、ワイヤレスノード1600では、“a”および“b”モジュールの代わりに単一のモジュールが実現される。他の態様では、付加的なモジュールが実現される。例えば、各空間ストリームに対するモジュールが実現されてもよい。あるモードで受信された空間ストリームが2つよりも多いとき、“a”および“b”モジュールに加えたモジュールが備えられていてもよい。さらに、図16中で図示されているモジュールのうちのいくつかは、類似した名前でラベル付けされている。これらのモジュールは、示されているように、各ストリームおよび/またはモードに対して実現されてもよく、あるいは、図示されているよりもモジュールはより少ない。いくつかの態様では、類似した名前でラベル付けされている1つ以上のモジュールを組み合わせて、共通のモジュールに、例えば、変数パラメータを持つ共通のモジュール、または、異なるフォーマットのシンボルまたはビットを受け入れるように構成されている共通のモジュールにしてもよい。
ソフトウェアまたはハードウェアのいずれか、あるいは、両方を含んでいてもよい、様々な回路、チップ、モジュール、および/またはコンポーネントが、ワイヤレスノード400、1200、1400、1500、および1600に関して上述したモジュールを実現するために使用されてもよいことを、当業者は正しく認識するだろう。ワイヤレスノード400、1200のうちの1つ以上は、図3中で図示されているプロセッサ304中で、部分的にまたは全体的に実現されてもよい。
別個に記述したものの、ワイヤレスノード400、1200、1400、1500、および1600に関して記述した機能ブロックは、構造エレメントに分離させる必要がないことを正しく認識すべきである。同様に、機能ブロックの1つ以上または様々なブロックの機能の一部は、単一のチップ中で具現化されてもよい。代替的に、特定のブロックの機能は、2つ以上のチップ上で実現されてもよい。付加的に、付加的なモジュールまたは機能は、ワイヤレスノード400、1200、1400、1500、および1600中で実現されてもよい。同様に、より少ないモジュールまたは機能は、ワイヤレスノード400、1200、1400、1500、および1600中で実現されてもよく、ワイヤレスノード400、1200、1400、1500、および/または1600のコンポーネントは、複数の構成のうちの任意のもので配置してもよい。図4、12、および14−16中で図示されているさまざまなモジュール間で、または、付加的なモジュール間で、付加的な、または、より少ない結合が実現されてもよい。
上述した方法の様々な動作は、対応する機能を実行できる何らかの適した手段によって実行されてもよい。手段は、回路、特定用途集積回路(ASIC)、またはプロセッサを含むが、これらに限定されない、様々なハードウェアおよび/またはソフトウェアコンポーネントおよび/またはモジュールを含んでいてもよい。一般的に、図面中で図示した、動作、モジュール、またはステップが存在する場合、これらの動作は、類似したナンバリングと、対応する同等のミーンズプラスファンクションコンポーネントを有していてもよい。例えば、図11中で図示されている動作1100は、図11A中で図示されている手段1100Aに対応している。
例えば、ワイヤレスノードは、ビットをエンコードする手段と、複数のビットを複数の変調シンボルにマッピングする手段と、複数の変調シンボルのそれぞれを、トーンと空間ストリームとにマッピングする手段と、マッピングされた変調シンボルを送信する手段とを具備していてもよい。このようなワイヤレスノードにおける手段コンポーネントは、一般的に、図11中で図示されている動作1100に対応する。別の例として、ワイヤレスノードは、トーンおよび空間ストリームにわたって、複数のコードワードに関係付けられているビットに対応する複数の変調シンボルを受信する手段と、コードワードに対して受け取ったシンボルを、コードワードのオリジナルの順序になるように配置する手段と、ビットをデコードする手段とを具備していてもよい。このようなワイヤレスノードにおける手段コンポーネントは、一般的に、図13中で図示されている動作1300に対応する。
いくつかの態様では、送信する手段は、送信モジュール408によって実現されてもよい。送信する手段は、送信モジュール408に関して上述したような、送信機と、少なくとも1つのアンテナとを含んでいてもよい。
いくつかの態様では、受信する手段は、受信モジュール1202によって実現されてもよい。受信する手段は、受信モジュール1202に関して上述したように、受信機と少なくとも1つのアンテナとを含んでいてもよい。
いくつかの態様では、マッピングする手段、エンコードする手段、デコードする手段、および/または配置する手段は、図4、12、および14−16中で図示されているモジュールのうちの1つ以上によって実現されてもよい。例えば、マッピングする手段、エンコードする手段、デコードする手段、および/または配置する手段は、図4および12中で図示されているモジュールに関して上述したような、処理システム、制御装置、RXデータプロセッサ、および/またはTXスケジューラによって実現されてもよい。例えば、このような手段は、マイクロプロプロセッサ、マイクロ制御装置、DSP、FPGA、PLD、あるいは他のハードウェアまたはソフトウェアコンポーネントを使用して実現されてもよい。いくつかの態様では、マッピングする手段および/または配置する手段は、FFTまたはIFFTモジュール中で実現される。
ここで使用したような、“決定する”という用語は、幅広い様々なアクションを含んでいる。例えば、“決定すること”は、計算すること、コンピュータ計算すること、処理すること、導出すること、調査すること、調べること(例えば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造をルックアップすること)、アサートすること、および、これらに類するものを含んでいてもよい。また、“決定すること”は、受信すること(例えば、情報を受信すること)、アクセスすること(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)、および、これらに類するものを含んでいてもよい。また、“決定すること”は、解決すること、選択すること、選ぶこと、確立すること、および、これらに類するものを含んでいてもよい。
ここで使用したような、アイテムのリスト“のうちの少なくとも1つ”を指すフレーズは、単一のメンバーを含む、これらのアイテムの何らかの組み合わせのことを指す。例として、a、b、またはcのうちの“少なくとも1つ”は、a、b、c、a−b、a−c、b−c、およびa−b−cをカバーすることを意図する。
本開示に関連して記述した、様々な例示的な論理的ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラム可能ゲートアレイ(FPGA)または他のプログラム可能論理デバイス(PLD)、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいは、ここで記述した機能を実行するために設計されているこれらの何らかの組み合わせで、実現あるいは実行されてもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよいが、代替実施形態では、プロセッサは、何らかの商業的に入手可能なプロセッサ、制御装置、マイクロ制御装置、または、状態機械であってもよい。プロセッサはまた、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアを伴う1つ以上のマイクロプロセッサ、または、他の何らかのこのような構成のような、コンピューティングデバイスの組み合わせとして、実現されてもよい。
本開示に関連して記述した方法またはアルゴリズムのステップは、直接的にハードウェアで、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで、あるいは、2つの組み合わせで具現化されてもよい。ソフトウェアモジュールは、技術的に知られている何らかの形態の記憶媒体中に存在していてもよい。使用してもよい記憶媒体のいくつかの例は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、フラッシュメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーブバルディスク、CD−ROM等を含む。ソフトウェアモジュールは、単一の命令または多くの命令を含んでいてもよく、いくつかの異なるコードセグメントを通して、異なるプログラム間で、および、複数の記憶媒体にわたって、分散されてもよい。記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合させてもよい。代替実施形態では、記憶媒体はプロセッサに一体化していてもよい。
ここで開示した方法は、記述した方法を達成するための1つ以上のステップまたはアクションを含む。方法のステップおよび/またはアクションは、特許請求の範囲から逸脱することなく、互いに交換可能であってもよい。言い換えると、ステップまたはアクションの特定の順序が特定されていない限り、特定のステップおよび/またはアクションの順序および/または使用は、特許請求の範囲から逸脱することなく、修正されてもよい。
記述した機能は、ハードウェアで、ソフトウェアで、ファームウェアで、または、これらの何らかの組み合わせで実現されてもよい。ハードウェアで実現された場合、ハードウェアコンフィギュレーションの例は、ワイヤレスノード中の処理システムを含んでもよい。処理システムは、バスアーキテクチャにより実現されてもよい。バスは、処理システムの特定の適用および設計全体の制約に依存して、任意の数の相互接続するバスおよびブリッジを含んでいてもよい。バスは、プロセッサ、機械読み取り可能媒体、および、バスインターフェースを含む様々な回路を共にリンクしてもよい。バスを通して、数ある中で処理システムにネットワークアダプタを接続するために、バスインターフェースを使用してもよい。PHYレイヤの信号処理機能を実現するために、ネットワークアダプタを使用してもよい。ユーザ端末120のケースでは(図1参照)、ユーザインターフェース(例えば、キーパッド、ディスプレイ、マウス、ジョイスティック等)もまた、バスに接続されてもよい。バスは、タイミングソース、周辺機器、電圧レギュレータ、電力管理回路、および、これらに類するもののような、他の様々な回路もリンクしてもよいが、これらは技術的によく知られているので、これ以上記述しない。
プロセッサは、バスの管理と、機械読み取り可能媒体上に記憶されているソフトウェアの実行を含む汎用処理とを担っている。プロセッサは、1つ以上の汎用プロセッサおよび/または特殊目的プロセッサにより実現されてもよい。例は、マイクロプロセッサ、マイクロ制御装置、DSPプロセッサ、および、ソフトウェアを実行できる他の回路を含む。ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、または、その他のものと呼ばれるか否かにかかわらず、ソフトウェアは、命令、データ、または、これらの何らかの組み合わせを意味するように広く解釈すべきである。機械読み取り可能媒体は、一例として、RAM(ランダムアクセスメモリ)、フラッシュメモリ、ROM(リードオンリーメモリ)、PROM(プログラム可能リードオンリーメモリ)、EPROM(消去可能プログラム可能リードオンリーメモリ)、EEPROM(電気的に消去可能プログラム可能リードオンリーメモリ)、レジスタ、磁気ディスク、光ディスク、ハードドライブ、または、他の何らかの適した記憶媒体、あるいは、これらの何らかの組み合わせを含んでもよい。機械読み取り可能媒体は、コンピュータプログラムプロダクト中で具現化されてもよい。コンピュータプログラムプロダクトは、パッケージ材料を備えていてもよい。
ハードウェアインプリメンテーションでは、機械読み取り可能媒体は、プロセッサから分離された処理システムの一部であってもよい。しかしながら、当業者が容易に正しく認識するように、機械読み取り可能媒体またはその何らかの一部は、処理システムの外部にあってもよい。例として、機械読み取り可能な媒体は、伝送回線、データによって変調された搬送波、および/またはワイヤレスノードから分離したコンピュータプロダクトを含んでいてもよいが、それらはすべて、バスインターフェースを通してプロセッサによってアクセスされてもよい。代替的に、または付加的に、機械読み取り可能媒体、またはそれの任意の部分は、キャッシュおよび/または汎用レジスタファイルを備えるケースのような、プロセッサに組み込まれてもよい。
処理システムは、プロセッサ機能を提供する1つ以上のマイクロプロセッサと、機械読み取り可能媒体の少なくとも一部を提供する外部メモリとを持ち、すべてが外部バスアーキテクチャを通して他の支援回路と共にリンクされている、汎用処理システムとして構成されてもよい。代替的に、処理システムは、プロセッサと、バスインターフェースと、(アクセス端末のケースでは)ユーザインターフェースと、支援回路と、単一のチップに統合されている機械読み取り可能媒体の少なくとも一部とを備えるASIC(特定用途向け集積回路)によって実現されてもよく、あるいは、1つ以上のFPGA(フィールドプログラム可能ゲートアレイ)、PLD(プログラム可能論理デバイス)、制御装置、状態機械、ゲート論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、または、他の何らかの適切な回路、あるいは、本開示全体を通して記述した様々な機能を実行できる回路の何らかの組み合わせによって、実現されてもよい。当業者は、特定の応用およびシステム全体に課せられた設計全体の制約に依存して、処理システムに対する記述した機能性を実現するための最良の方法を認識するだろう。
機械読み取り可能媒体は、多数のソフトウェアモジュールを含んでもよい。ソフトウェアモジュールは、プロセッサによって実行されるときに、様々な機能を処理システムに実行させる命令を含む。ソフトウェアモジュールは、送信モジュールおよび受信モジュールを含んでもよい。各ソフトウェアモジュールは、単一の記憶デバイス中に存在していてもよく、または、複数の記憶デバイスにわたって分散させてもよい。一例として、ソフトウェアモジュールは、トリガイベントが起こったときに、ハードドライブからRAMにロードされてもよい。ソフトウェアモジュールの実行の間、プロセッサは、命令のうちのいくつかをキャッシュにロードして、アクセススピードを増加させてもよい。その後、1つ以上のキャッシュラインが、プロセッサによる実行のために汎用レジスタファイルにロードされてもよい。下記においてソフトウェアモジュールの機能に言及するとき、そのような機能は、そのソフトウェアモジュールからの命令を実行するときに、プロセッサによって実現されるということが理解されるであろう。
ソフトウェアで実現される場合に、機能は、1つ以上の命令またはコードとして、コンピュータ読み取り可能媒体上に記憶されてもよく、あるいは、1つ以上の命令またはコードとして、コンピュータ読み取り可能媒体上に送信されてもよい。コンピュータ読み取り可能媒体は、1つの場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を促進する何らかの媒体を含む、コンピュータ記憶媒体および通信媒体の双方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスできる利用可能な任意の媒体であってもよい。一例として、このようなコンピュータ読み取り可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスク記憶デバイス、磁気ディスク記憶または他の磁気記憶デバイス、あるいは命令またはデータ構成の形態で所望のプログラムコードを伝送または記憶するために使用でき、コンピュータによってアクセスできる他の何らかの媒体を含むことができるが、これらに限定されない。また、任意の接続は、適切にコンピュータ読み取り可能媒体と呼ばれる。例えば、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、あるいは、赤外線(IR)、無線、および、マイクロ波のようなワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または、他の遠隔ソースから、ソフトウェアが送信される場合には、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、あるいは、赤外線、無線、および、マイクロ波のようなワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。ここで使用したようなディスク(diskおよびdisc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、および、ブルーレイ(登録商標)ディスクを含むが、一般的に、ディスク(disk)は、データを磁気的に再生する一方で、ディスク(disc)はデータをレーザによって光学的に再生する。したがって、いくつかの態様では、コンピュータ読み取り可能媒体は、一時的でないコンピュータ読み取り可能媒体(例えば、有体的媒体)を含んでいてもよい。加えて、他の態様に対して、コンピュータ読み取り可能媒体は、一時的なコンピュータ読み取り可能媒体(例えば、信号)を含んでいてもよい。先のものを組み合わせたものもまた、コンピュータ読み取り可能媒体の範囲内に含められるべきである。
したがって、ある態様は、ここで提示した動作を実行するためのコンピュータプログラムプロダクトを含んでいてもよい。例えば、このようなコンピュータプログラムプロダクトは、その上に命令を記憶(および/または、エンコード)させるコンピュータ読み取り可能媒体を具備してもよく、命令は、ここで記述した動作を実行するために1つ以上のプロセッサによって実行可能である。ある態様に対して、コンピュータプログラムプロダクトは、パッケージングマテリアルを含んでいてもよい。
さらに、ここで記述した方法および技術を実行するモジュールおよび/または他の適切な手段を、ユーザ端末および/または基地局によって、適宜、ダウンロードできる、および/または、そうでなければ取得できることは正しく認識されるべきである。例えば、このようなデバイスは、ここで記述した方法を実行する手段の転送を促進するために、サーバに結合できる。代替的に、デバイスに記憶手段を結合するときに、または、デバイスに記憶手段を提供するときに、ユーザ端末および/または基地局が様々な方法を取得できるように、ここで記述した様々な方法は、記憶手段(例えば、RAM、ROM、コンパクトディスク(CD)またはフロッピーディスクのような物理記憶媒体等)を介して提供できる。さらに、ここで記述した方法および技術をデバイスに提供するための他の何らかの適切な技術を利用できる。
特許請求の範囲は、先に示したまさにそのコンフィギュレーションおよびコンポーネントに限定されるものではないことを理解すべきである。様々な改良、変更およびバリエーションが、上述した方法ならびに装置の構成、動作および詳細において、特許請求の範囲から逸脱することなく行われてもよい。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]ワイヤレス通信のための装置において、
複数のビットを複数の変調シンボルにマッピングし、
前記複数の変調シンボルのそれぞれを、トーンと空間ストリームとにマッピングするように構成されている処理システムと、
前記マッピングされた変調シンボルを送信するように構成されている送信機とを具備し、
前記複数のビットは、複数のコードワードに関係付けられており、
前記トーンは、送信に対して利用可能な複数のトーンのうちの1つであり、前記空間ストリームは、前記送信に対して利用可能な複数の空間ストリームのうちの1つであり、前記複数のコードワードのうちの1つに関係付けられている連続ビットに対応している前記複数の変調シンボルのサブセットは、前記複数の空間ストリームの間で大体均一にマッピングされ、同じ空間ストリームにマッピングされている、前記サブセットの前記変調シンボルは、前記複数のトーン中の隣り合っていないトーンにマッピングされる装置。
[2]前記サブセットの前記変調シンボルは、前記複数のトーンに大体均一にマッピングされる[1]記載の装置。
[3]前記処理システムは、
前記サブセット中の第1の変調シンボルを、第1のトーンと第1の空間ストリームとにマッピングすることと、
前記サブセットの第2の変調シンボルを、前記第1のトーンと第2の空間ストリームとにマッピングすることと、
前記サブセットの第3の変調シンボルを、第2のトーンと第3の空間ストリームとにマッピングすることとによって、前記複数の変調シンボルのそれぞれをマッピングするように構成されており、
前記第1のトーンと前記第2のトーンは隣り合っておらず、前記第2の変調シンボルに対応しているビットは、前記複数のコードワードのうちの1つ中の前記第1の変調シンボルに対応しているビットにすぐ後に続き、前記第3の変調シンボルに対応しているビットは、前記複数のコードワードのうちの1つ中の前記第2の変調シンボルに対応しているビットにすぐ後に続く[1]記載の装置。
[4]前記第2の空間ストリームは、前記第1の空間ストリームに隣り合っている[3]記載の装置。
[5]前記サブセットの前記変調シンボルは、前記複数のトーンを前記複数の空間ストリームに相関させる行列にマッピングされ、前記サブセット中のi番目の変調シンボルは、i mod N S の空間ストリームインデックスを持つ空間ストリームに、および、i or floor(i/N S )×Dのトーンインデックスを持つトーンにマッピングされ、ここでN S は、前記複数の空間ストリーム中の空間ストリームの数であり、Dは、トーンマッピング間隔である[1]記載の装置。
[6]前記トーンマッピング間隔Dは、floor(N st /N sc )、ceil(N st /N sc )、またはN st の複数の別個の値に対して一定である数のうちの1つを含み、ここでN st は、送信シンボル中の前記変調シンボルの数であり、ここでN sc は、前記複数のコードワードのうちの1つ中の前記変調シンボルの数である[5]記載の装置。
[7]前記複数のコードワードのうちの1つに対応しており、前記サブセット中にない前記変調シンボルは、前記行列にマッピングされ、k番目の変調シンボルは、kのトーンインデックスを持つトーンに、そして、max(i)がN S で除算可能でない場合にはmax(i)mod N S の空間ストリームインデックスを持つ、または、max(i)がN S で除算可能である場合にはmax(i)mod N S +1の空間ストリームインデックスを持つ空間ストリームにマッピングされる[5]記載の装置。
[8]低密度パリティチェック(LDPC)コードを使用してビットをエンコードするように構成されているエンコーダをさらに具備し、前記エンコードされたビットは、前記複数のビットを含む[1]記載の装置。
[9]前記処理システムは、前記複数の変調シンボルの論理トーンが、前記複数の変調シンボルを送信するために使用される物理トーンに関して順列されるように、前記複数の変調シンボルのそれぞれをマッピングするように構成されており、
前記処理システムは、前記マッピングを実行するための逆高速フーリエ変換(IFFT)モジュールを具備する[1]記載の装置。
[10]ワイヤレス通信のための方法において、
複数のビットを複数の変調シンボルにマッピングすることと、
前記複数の変調シンボルのそれぞれを、トーンと空間ストリームとにマッピングすることと、
前記マッピングされた変調シンボルを送信することとを含み、
前記複数のビットは、複数のコードワードに関係付けられており、
前記トーンは、前記送信に対して利用可能な複数のトーンのうちの1つであり、前記空間ストリームは、前記送信に対して利用可能な複数の空間ストリームのうちの1つであり、前記複数のコードワードのうちの1つに関係付けられている連続ビットに対応している前記複数の変調シンボルのサブセットは、前記複数の空間ストリームの間で大体均一にマッピングされ、同じ空間ストリームにマッピングされている前記サブセットの前記変調シンボルは、前記複数のトーン中の隣り合っていないトーンにマッピングされる方法。
[11]前記サブセットの前記変調シンボルは、前記複数のトーンに大体均一にマッピングされる[10]記載の方法。
[12]前記複数の変調シンボルのそれぞれをマッピングすることは、
前記サブセット中の第1の変調シンボルを、第1のトーンと第1の空間ストリームとにマッピングすることと、
前記サブセットの第2の変調シンボルを、前記第1のトーンと第2の空間ストリームとにマッピングすることと、
前記サブセットの第3の変調シンボルを、第2のトーンと第3の空間ストリームとにマッピングすることとを含み、
前記第1のトーンと前記第2のトーンは隣り合っておらず、前記第2の変調シンボルに対応しているビットは、前記複数のコードワードのうちの1つ中の前記第1の変調シンボルに対応しているビットにすぐ後に続き、前記第3の変調シンボルに対応しているビットは、前記複数のコードワードのうちの1つ中の前記第2の変調シンボルに対応しているビットにすぐ後に続く[10]記載の方法。
[13]前記第2の空間ストリームは、前記第1の空間ストリームに隣り合っている[12]記載の方法。
[14]前記サブセットの前記変調シンボルは、前記複数のトーンを前記複数の空間ストリームに相関させる行列にマッピングされ、前記サブセット中のi番目の変調シンボルは、i mod N S の空間ストリームインデックスを持つ空間ストリームに、および、i or floor(i/N S )×Dのトーンインデックスを持つトーンにマッピングされ、ここでN S は、前記複数の空間ストリーム中の空間ストリームの数であり、Dは、トーンマッピング間隔である[10]記載の方法。
[15]前記トーンマッピング間隔Dは、floor(N st /N sc )、ceil(N st /N sc )、またはN st の複数の別個の値に対して一定である数のうちの1つを含み、ここでN st は、送信シンボル中の前記変調シンボルの数であり、ここでN sc は、前記複数のコードワードのうちの1つ中の前記変調シンボルの数である[14]記載の方法。
[16]前記複数のコードワードのうちの1つに対応しており、前記サブセット中にない前記変調シンボルは、前記行列にマッピングされ、k番目の変調シンボルは、kのトーンインデックスを持つトーンに、そして、max(i)がN S で除算可能でない場合にはmax(i)mod N S の空間ストリームインデックスを持つ、または、max(i)がN S で除算可能である場合にはmax(i)mod N S +1の空間ストリームインデックスを持つ空間ストリームにマッピングされる[14]記載の方法。
[17]低密度パリティチェック(LDPC)コードを使用してビットをエンコードすることをさらに含み、前記エンコードされたビットは、前記複数のビットを含む[10]記載の方法。
[18]前記複数の変調シンボルのそれぞれをマッピングすることは、前記複数の変調シンボルの論理トーンが、前記複数の変調シンボルを送信するために使用される物理トーンに関して順列されるように、前記複数の変調シンボルのそれぞれをマッピングすることを含み、
前記マッピングは、逆高速フーリエ変換(IFFT)モジュールによって実行される[10]記載の方法。
[19]ワイヤレス通信のための装置において、
複数のビットを複数の変調シンボルにマッピングする手段と、
前記複数の変調シンボルのそれぞれを、トーンと空間ストリームとにマッピングする手段と、
前記マッピングされた変調シンボルを送信する手段とを具備し、
前記複数のビットは、複数のコードワードに関係付けられており、
前記トーンは、送信に対して利用可能な複数のトーンのうちの1つであり、前記空間ストリームは、前記送信に対して利用可能な複数の空間ストリームのうちの1つであり、前記複数のコードワードのうちの1つに関係付けられている連続ビットに対応している前記複数の変調シンボルのサブセットは、前記複数の空間ストリームの間で大体均一にマッピングされ、同じ空間ストリームにマッピングされている、前記サブセットの前記変調シンボルは、前記複数のトーン中の隣り合っていないトーンにマッピングされる装置。
[20]前記サブセットの前記変調シンボルは、前記複数のトーンに大体均一にマッピングされる[19]記載の装置。
[21]前記複数の変調シンボルのそれぞれをマッピングする手段は、
前記サブセット中の第1の変調シンボルを、第1のトーンと第1の空間ストリームとにマッピングし、
前記サブセットの第2の変調シンボルを、前記第1のトーンと第2の空間ストリームとにマッピングし、
前記サブセットの第3の変調シンボルを、第2のトーンと第3の空間ストリームとにマッピングするように構成されており、
前記第1のトーンと前記第2のトーンは隣り合っておらず、前記第2の変調シンボルに対応しているビットは、前記複数のコードワードのうちの1つ中の前記第1の変調シンボルに対応しているビットにすぐ後に続き、前記第3の変調シンボルに対応しているビットは、前記複数のコードワードのうちの1つ中の前記第2の変調シンボルに対応しているビットにすぐに続く[19]記載の装置。
[22]前記第2の空間ストリームは、前記第1の空間ストリームに隣り合っている[21]記載の装置。
[23]前記サブセットの前記変調シンボルは、前記複数のトーンを前記複数の空間ストリームに相関させる行列にマッピングされ、前記サブセット中のi番目の変調シンボルは、i mod N S の空間ストリームインデックスを持つ空間ストリームに、および、i or floor(i/N S )×Dのトーンインデックスを持つトーンにマッピングされ、ここでN S は、前記複数の空間ストリーム中の空間ストリームの数であり、Dは、トーンマッピング間隔である[19]記載の装置。
[24]前記トーンマッピング間隔Dは、floor(N st /N sc )、ceil(N st /N sc )、またはN st の複数の別個の値に対して一定である数のうちの1つを含み、ここでN st は、送信シンボル中の前記変調シンボルの数であり、ここでN sc は、前記複数のコードワードのうちの1つ中の前記変調シンボルの数である[23]記載の装置。
[25]前記複数のコードワードのうちの1つに対応しており、前記サブセット中にない前記変調シンボルは、前記行列にマッピングされ、k番目の変調シンボルは、kのトーンインデックスを持つトーンに、そして、max(i)がN S で除算可能でない場合にはmax(i)mod N S の空間ストリームインデックスを持つ、または、max(i)がN S で除算可能である場合にはmax(i)mod N S +1の空間ストリームインデックスを持つ空間ストリームにマッピングされる[23]記載の装置。
[26]低密度パリティチェック(LDPC)コードを使用してビットをエンコードする手段をさらに具備し、前記エンコードされたビットは、前記複数のビットを含む[19]記載の装置。
[27]前記複数の変調シンボルのそれぞれをマッピングする手段は、前記複数の変調シンボルの論理トーンが、前記複数の変調シンボルを送信するために使用される物理トーンに関して順列されるように、前記複数の変調シンボルのそれぞれをマッピングするように構成されており、
前記複数の変調シンボルのそれぞれをマッピングする手段は、マッピングを実行するための逆高速フーリエ変換(IFFT)モジュールを備える[19]記載の装置。
[28]ワイヤレス通信のためのコンピュータプログラムプロダクトにおいて、
実行されるときに、装置に、
複数のビットを複数の変調シンボルにマッピングさせる命令と、
前記複数の変調シンボルのそれぞれを、トーンと空間ストリームとにマッピングさせる命令と、
前記マッピングされた変調シンボルを送信させる命令とを含む、コンピュータ読み取り可能媒体を具備し、
前記複数のビットは、複数のコードワードに関係付けられており、
前記トーンは、送信に対して利用可能な複数のトーンのうちの1つであり、前記空間ストリームは、前記送信に対して利用可能な複数の空間ストリームのうちの1つであり、前記複数のコードワードのうちの1つに関係付けられている連続ビットに対応している前記複数の変調シンボルのサブセットは、前記複数の空間ストリームの間で大体均一にマッピングされ、同じ空間ストリームにマッピングされている、前記サブセットの前記変調シンボルは、前記複数のトーン中の隣り合っていないトーンにマッピングされるコンピュータプログラムプロダクト。
[29]ワイヤレスノードにおいて、
少なくとも1つのアンテナと、
複数のビットを複数の変調シンボルにマッピングし、
前記複数の変調シンボルのそれぞれを、トーンと空間ストリームとにマッピングするように構成されている処理システムと、
前記マッピングされた変調シンボルを、前記少なくとも1つのアンテナを通して送信するように構成されている送信機とを具備し、
前記複数のビットは、複数のコードワードに関係付けられており、
前記トーンは、送信に対して利用可能な複数のトーンのうちの1つであり、前記空間ストリームは、前記送信に対して利用可能な複数の空間ストリームのうちの1つであり、前記複数のコードワードのうちの1つに関係付けられている連続ビットに対応している前記複数の変調シンボルのサブセットは、前記複数の空間ストリームの間で大体均一にマッピングされ、同じ空間ストリームにマッピングされている、前記サブセットの前記変調シンボルは、前記複数のトーン中の隣り合っていないトーンにマッピングされるワイヤレスノード。
[30]ワイヤレス通信のための装置において、
複数のトーンと複数の空間ストリームとを通して、複数のコードワードに関係付けられているビットに対応している複数の変調シンボルを受信するように構成されている受信機と、
前記受信した変調シンボルのサブセットを、前記複数のコードワードのうちの1つのオリジナルの順序になるように配置するように構成されているデインターリーバとを具備し、
前記複数のコードワードのうちの1つに関係付けられている連続ビットに対応している前記複数の変調シンボルのサブセットは、前記複数の空間ストリームを通して大体均一に分散され、同じ空間ストリーム中で受信される、前記サブセットの前記変調シンボルは、前記複数のトーン中の隣り合っていないトーンを通して分散される装置。
[31]前記デインターリーバは、前記複数の変調シンボルが受け取られる物理トーンを順列して、前記複数の変調シンボルを複数の論理トーンになるように配置するように構成されている[30]記載の装置。
[32]前記デインターリーバは、前記順列を実行するように構成されている高速フーリエ変換(FFT)モジュールを備える[31]記載の装置。
[33]ワイヤレス通信のための方法において、
複数のトーンと複数の空間ストリームとを通して、複数のコードワードに関係付けられているビットに対応している複数の変調シンボルを受信することと、
前記受信した変調シンボルのサブセットを、前記複数のコードワードのうちの1つに対応しているオリジナルの順序になるように配置することとを含み、
前記複数のコードワードのうちの1つに関係付けられている連続ビットに対応している前記複数の変調シンボルのサブセットは、前記複数の空間ストリームを通して大体均一に分散され、同じ空間ストリーム中で受信される、前記サブセットの前記変調シンボルは、前記複数のトーン中の隣り合っていないトーンを通して分散される方法。
[34]前記配置することは、前記複数の変調シンボルが受け取られる物理トーンを順列して、前記複数の変調シンボルを複数の論理トーンになるように配置することを含む[33]記載の方法。
[35]前記順列は、高速フーリエ変換(FFT)モジュールによって実行される[34]記載の方法。
[36]ワイヤレス通信のための装置において、
複数のトーンと複数の空間ストリームとを通して、複数のコードワードに関係付けられているビットに対応している複数の変調シンボルを受信する手段と、
前記受信した変調シンボルのサブセットを、前記複数のコードワードのうちの1つに対応しているオリジナルの順序になるように配置する手段とを具備し、
前記複数のコードワードのうちの1つに関係付けられている連続ビットに対応している前記複数の変調シンボルのサブセットは、前記複数の空間ストリームを通して大体均一に分散され、同じ空間ストリーム中で受信される、前記サブセットの前記変調シンボルは、前記複数のトーン中の隣り合っていないトーンを通して分散される装置。
[37]前記配置する手段は、前記複数の変調シンボルが受け取られる物理トーンを順列して、前記複数の変調シンボルを複数の論理トーンになるように配置するように構成されている[36]記載の装置。
[38]前記配置する手段は、前記順列を実行するように構成されている高速フーリエ変換(FFT)モジュールを含む[37]記載の装置。
[39]ワイヤレス通信のためのコンピュータプログラムプロダクトにおいて、
実行されるときに、装置に
複数のトーンと複数の空間ストリームとを通して、複数のコードワードに関係付けられているビットに対応している複数の変調シンボルを受信させる命令と、
前記受信した変調シンボルのサブセットを、前記複数のコードワードのうちの1つに対応しているオリジナルの順序になるように配置させる命令とを含む、コンピュータ読み取り可能な媒体を具備し、
前記複数のコードワードのうちの1つに関係付けられている連続ビットに対応している前記複数の変調シンボルのサブセットは、前記複数の空間ストリームを通して大体均一に分散され、同じ空間ストリーム中で受信される、前記サブセットの前記変調シンボルは、前記複数のトーン中の隣り合っていないトーンを通して分散されるコンピュータプログラムプロダクト。
[40]ワイヤレスノードにおいて、
少なくとも1つのアンテナと、
複数のトーンと複数の空間ストリームとを通して、複数のコードワードに関係付けられているビットに対応している複数の変調シンボルを、前記少なくとも1つのアンテナを通して受信するように構成されている受信機と、
前記受信した変調シンボルのサブセットを、前記複数のコードワードのうちの1つに対応しているオリジナルの順序になるように配置するように構成されているデインターリーバとを具備し、
前記複数のコードワードのうちの1つに関係付けられている連続ビットに対応している前記複数の変調シンボルのサブセットは、前記複数の空間ストリームを通して大体均一に分散され、同じ空間ストリーム中で受信される、前記サブセットの前記変調シンボルは、前記複数のトーン中の隣り合っていないトーンを通して分散されるワイヤレスノード。