JP5670273B2 - 光送信装置 - Google Patents
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Description
直交位相変調方式は、並列に配置された位相変調器で2値の位相変調をかけ、各々の光位相が直交(π/2の位相差を持つ)するように合成することで、1シンボル当たり2ビットの情報を割り当てる伝送符号である。この直交制御方法としていくつかの先行例が提案されている(特許文献1)。
第1の位相変調部7では、第1のデータ信号a2に基づいて第1の入力光a1−1の位相を変調することにより、第1の位相変調光a1−3を得る。第2の光位相変調部8では、第2のデータ信号a3に基づいて第2の入力光a1−2の位相を変調することにより、第2の位相変調光a1−4を得る。即ち、第1の光位相変調部7では、第1のデータ信号a2の0/1に対応して第1の入力光a1−1の位相を0/πに変調し、第2の光位相変調部8では、第2のデータ信号a3の0/1に対応して第2の入力光a1−2の位相を0/πに変調する。
光位相シフト部9では、位相シフト量制御信号a10に基づいて、第2の光位相変調部8から出力された第2の位相変調光a1−4の位相をシフトさせることにより、位相シフトされた第2の位相変調光a1−5を得る。この光位相シフト部9における最適な位相シフト量はπ/2である。
光結合部4では、第1の光位相変調部7で位相変調された第1の位相変調光a1−3と、第2の光位相変調部8で位相変調され且つ光位相シフト部9で位相シフトされた第2の位相変調光a1−5とを再び合成して出力する。
ピーク検出部11では、モニタPD10で得られた電気信号a6を入力し、この電気信号a6の振幅を検出して、この振幅の検出信号a7を同期検波部12へ出力する。
同期検波部12では、ピーク検出部11の検出信号a7を入力し、この検出信号a7を、微小変調信号発生器14から出力された微小変調信号a5で同期検波して、同期検波出力a8を制御回路13へ出力する。
制御回路13では、同期検波部12の同期検波出力a8を入力し、この同期検波出力a8に基づき、光位相シフト部9の位相シフト量(動作点)を制御するための位相シフト量制御信号a9を得て、この位相シフト量制御信号a9を加算器15へ出力する。
加算器15では、制御回路13で得られた位相シフト量制御信号a9と、微小変調信号発生器14から出力された微小変調信号a5とを入力して、これらの位相シフト量制御信号a9と微小変調信号a5とを合成し、この合成後の位相シフト量制御信号a10を、光位相シフト部9へ印加する。光位相シフト部9では、この微小変調信号a5が重畳された位相シフト量制御信号a10に基づいて制御されることにより、前述のとおり、第2の光位相変調部8で位相変調後の第2の位相変調光a1−4の位相をシフトさせるとともに、この第2の位相変調光a1−4の位相シフト量がπ/2(制御最適点)となるように調整する。
そして、直交変調をするため、制御ループ2では、第1の光位相変調部7で位相変調された第1の位相変調光a1−3の光位相と、第2の光位相変調部8で位相変調され且つ光位相シフト部9で位相シフトされた第2の位相変調光a1−5の光位相とが、光結合部4で互いに直交するように光位相シフタ部9の位相シフト量を調整する。これによって、2つのデータ入力(第1のデータ信号a2、第2のデータ信号a3)の4通りの組み合わせ、即ち(0,0)、(1,0)、(1,1)、(0,1)が、それぞれ、π/4、3π/4、5π/4、7π/4の4通りの光位相に割り当てられる。これらは、互いにπ/2の位相差をもって結合されるので、結合後の光強度は、結合前の各々の光強度の1/2となる。
一方、詳細は後述するが、本発明の特徴は、DC成分を除去するのではなく、直交位相制御部の位相差によってDC成分が実際には信号の不完全さによって変化してしまう影響を可能な限り除去することにある。特許文献1の図9(ここでは図示省略)に基づいて言い換えると、制御最適点では特許文献1の図9のAの状態を検出したいが、実際にはDC成分の変化が重畳されることによりA+B(もしくはA+C)のような波形が検出されて制御誤差が生じてしまうため、本発明では制御ループに信号補正手段(例えばローパスフィルタと減算器の組み合わせたものなど)を設けることにより、A+BからBを差し引いて(もしくはA+CからCを差し引いて)Aのみを取り出している。
前記光位相変調器の出力光信号を分岐して得られるモニタ光信号に基づいて、前記光位相シフト部の位相シフト量を制御する制御ループと、
を有する光送信装置において、
前記制御ループは、
微小変調周波数の微小変調信号を出力する微小変調信号発生器と、
前記モニタ光信号を光電変換して電気信号を得る光電変換手段と、
前記光電変換手段で得られた電気信号から前記微小変調周波数より高い高周波成分を除去して平均値を得て、前記光電変換手段で得られた電気信号から前記平均値を差し引いた補正モニタ信号を得る信号補正手段と、
前記信号補正手段で得られた補正モニタ信号の振幅を検出するピーク検出部と、
前記ピーク検出部の検出信号を、前記微小変調信号発生器から出力された微小変調信号によって同期検波する同期検波部と、
前記同期検波部の同期検波出力に基づいて、前記光位相シフト部の位相シフト量を制御するための位相シフト量制御信号を得る制御回路と、
前記制御回路で得られた位相シフト量制御信号と、前記微小変調信号発生器から出力された微小変調信号とを合成し、この合成後の位相シフト量制御信号を前記光位相シフト部へ印加する加算器と、
を有する構成であることを特徴とする。
前記光位相変調器の出力光信号を分岐して得られるモニタ光信号に基づいて、前記第1の光位相シフト部の位相シフト量と前記第2の光位相シフト部の位相シフト量とを制御する制御ループと、
を有する光送信装置において、
前記制御ループは、
微小変調周波数の微小変調信号を出力する微小変調信号発生器と、
前記モニタ光信号を光電変換して電気信号を得る光電変換手段と、
前記光電変換手段で得られた電気信号から前記微小変調周波数より高い高周波成分を除去して平均値を得て、前記光電変換手段で得られた電気信号から前記平均値を差し引いた補正モニタ信号を得る信号補正手段と、
前記信号補正手段で得られた補正モニタ信号の振幅を検出するピーク検出部と、
前記ピーク検出部の検出信号を、前記微小変調信号発生器から出力された微小変調信号によって同期検波する同期検波部と、
前記同期検波部の同期検波出力に基づいて、前記第1の光位相シフト部の位相シフト量を制御するための第1の位相シフト量制御信号と、前記第2の光位相シフト部の位相シフト量を制御するための第2の位相シフト量制御信号とを得て、前記第1の光位相シフト部又は前記第2の光位相シフト部のいずれか一方に、対応する前記第1の位相シフト量制御信号又は前記第2の位相シフト量制御信号を印加する制御回路と、
前記第1の光位相シフト部又は前記第2の光位相シフト部のいずれか他方に、対応する前記第1の位相シフト量制御信号又は前記第2の位相シフト量制御信号と前記微小変調信号とを合成し、この合成後の位相シフト量制御信号を印加する加算器と、
を有する構成であることを特徴とする。
前記信号補正手段は、
前記光電変換手段で得られた電気信号を、第1の分岐信号と、第2の分岐信号とに分岐する分岐部と、
前記第2の分岐信号中の前記微小変調周波数以下となる低周波成分を通過させて、当該第2の分岐信号から前記微小変調周波数より高い高周波成分を除去することにより、当該第2の分岐信号の平均値を得るローパスフィルタと、
前記第1の分岐信号から、前記ローパスフィルタで得られた第2の分岐信号の平均値を差し引く減算器と、
を有する構成であることを特徴とする。
前記信号補正手段は、
前記光電変換手段で得られた電気信号を、第1の分岐信号と、第2の分岐信号とに分岐する分岐部と、
前記第2の分岐信号中の前記微小変調周波数以下となる低周波成分を通過させて、当該第2の分岐信号から前記微小変調周波数より高い高周波成分を除去することにより、当該第2の分岐信号の平均値を得るローパスフィルタと、
前記第1の分岐信号が正相入力部に入力され、前記ローパスフィルタで得られた第2の分岐信号の平均値が逆相入力部に入力されることにより、前記第1の分岐信号から、前記ローパスフィルタで得られた第2の分岐信号の平均値を差し引く差動増幅器と、
を有する構成であることを特徴とする。
前記信号補正手段は、
前記光電変換手段で得られた電気信号を増幅して、正相出力と反転出力とを得る差動出力増幅器と、
前記差動出力増幅器の反転出力中の前記微小変調周波数以下となる低周波成分を通過させて、当該反転出力から前記微小変調周波数より高い高周波成分を除去することにより、当該反転出力の平均値を得るローパスフィルタと、
前記差動出力増幅器の正相出力と、前記ローパスフィルタで得られた反転出力の平均値とを加算する他の加算器と、
を有する構成であることを特徴とする。
前記信号補正手段は、
前記光電変換手段で得られた電気信号を、デジタル信号に変換して出力するADコンバータと、
前記ADコンバータの出力信号を、第1の分岐信号と、第2の分岐信号とに分岐する分岐部と、
前記第2の分岐信号を、予め設定した一定のサンプリング回数にわたりサンプリングして、前記第2の分岐信号の移動平均値を算出する移動平均算出部と、
前記第1の分岐信号を、前記移動平均算出部で移動平均の算出に要する時間だけ遅延させて出力する遅延部と、
前記遅延部から出力された第1の分岐信号から、前記移動平均算出部で算出された第2の分岐信号の移動平均値を差し引く減算器と、
を有する構成であることを特徴とする。
を有する構成であることを特徴としているため、比較的簡易な構成で、確実に微小変調周波数の平均強度変動の成分が除去され、ピーク強度変動成分のみの補正モニタ信号を得ることができる。
図1,図2に基づき、本発明の実施の形態例1に係る光送信装置について説明する。
第1の位相変調部28では、第1のデータ信号b11に基づいて第1の入力光b1−1の位相を変調することにより、第1の位相変調光b1−3を得る。第2の光位相変調部29では、第2のデータ信号b12に基づいて第2の入力光b1−2の位相を変調することにより、第2の位相変調光b1−4を得る。即ち、第1の光位相変調部28では、第1のデータ信号b11の0/1に対応して第1の入力光b1−1の位相を0/πに変調し、第2の光位相変調部29では、第2のデータ信号b12の0/1に対応して第2の入力光b1−2の位相を0/πに変調する。
光位相シフト部30では、位相シフト量制御信号b10に基づいて、第2の光位相変調部29から出力された第2の位相変調光b1−4の位相をシフトさせることにより、位相シフトされた第2の位相変調光b1−5を得る。この光位相シフト部30における最適な位相シフト量はπ/2である。
光結合部25では、第1の光位相変調部28で位相変調された第1の位相変調光b1−3と、第2の光位相変調部29で位相変調され且つ光位相シフト部30で位相シフトされた第2の位相変調光b1−5とを再び合成して出力する。
LPF32では、第2の分岐信号b3−2の低周波成分を通過させて、第2の分岐信号b3−2から高周波成分を除去することにより、第2の分岐信号b3−2の平均値b4を得る。
第2の加算器33(ここでは減算器として機能する)では、第1の分岐信号b3−1から、LPF32で得られた第2の分岐信号b3−2の平均値b4を差し引くことにより、補正モニタ信号b5を得る。即ち、微小変調周波数foの平均強度変動の成分が除去され、ピーク強度変動成分のみの補正モニタ信号b5が得られる。この補正モニタ信号b5はピーク検出部34へ出力される。
同期検波部35では、ピーク検出部34の検出信号b6を入力し、この検出信号b6を、微小変調信号発生器37から出力された微小変調信号b9で同期検波して、同期検波出力b7を制御回路36へ出力する。
制御回路36では、同期検波部35の同期検波出力b7を入力し、この同期検波出力b7に基づき、光位相シフト部30の位相シフト量(動作点)を制御するための位相シフト量制御信号b8を得て、この位相シフト量制御信号b8を加算器38へ出力する。
加算器38では、制御回路36で得られた位相シフト量制御信号b8と、微小変調信号発生器37から出力された微小変調信号b9とを入力して、これらの位相シフト量制御信号b8と微小変調信号b9とを合成し、この合成後の位相シフト量制御信号b10を、光位相シフト部30へ印加する。光位相シフト部30では、この微小変調信号b9が重畳された位相シフト量制御信号b10に基づいて制御されることにより、前述のとおり、第2の光位相変調部29で位相変調後の第2の位相変調光b1−4の位相をシフトさせるとともに、この第2の位相変調光b1−4の位相シフト量がπ/2(制御最適点)となるように調整する。
また、検出感度を向上するために、モニタPD31の出力部にトランスインピーダンス増幅器を配置して、或いはピーク検出部34の入力部に利得可変増幅器を配置して、信号の増幅を行うことも可能である。
図3に基づき、本発明の実施の形態例2に係る光送信装置について説明する。
第1の位相変調部48では、第1のデータ信号c11に基づいて第1の入力光c1−1の位相を変調することにより、第1の位相変調光c1−3を得る。第2の光位相変調部49では、第2のデータ信号c12に基づいて第2の入力光c1−2の位相を変調することにより、第2の位相変調光c1−4を得る。即ち、第1の光位相変調部48では、第1のデータ信号c11の0/1に対応して第1の入力光c1−1の位相を0/πに変調し、第2の光位相変調部49では、第2のデータ信号c12の0/1に対応して第2の入力光c1−2の位相を0/πに変調する。
第1の光位相シフト部50では、位相シフト量制御信号c8−1に基づいて、第1の光位相変調部48から出力された第1の位相変調光c1−3の位相をシフトさせることにより、位相シフトされた第1の位相変調光c1−5を得る。第2の光位相シフト部51では、位相シフト量制御信号c10に基づいて、第2の光位相変調部49から出力された第2の位相変調光c1−4の位相をシフトさせることにより、位相シフトされた第2の位相変調光c1−6を得る。
光結合部45では、第1の光位相変調部48で位相変調され且つ第1の光位相シフト部50で位相シフトされた第1の位相変調光c1−5と、第2の光位相変調部49で位相変調され且つ第2の光位相シフト部51で位相シフトされた第2の位相変調光c1−6とを再び合成して出力する。
LPF54では、第2の分岐信号c3−2の低周波成分を通過させて、第2の分岐信号c3−2から高周波成分を除去することにより、第2の分岐信号c3−2の平均値c4を得る。
第2の加算器55(ここでは減算器として機能する)では、第1の分岐信号c3−1から、LPF54で得られた第2の分岐信号c3−2の平均値c4を差し引くことにより、補正モニタ信号c5を得る。即ち、微小変調周波数foの平均強度変動の成分が除去され、ピーク強度変動成分のみの補正モニタ信号c5が得られる。この補正モニタ信号c5はピーク検出部56へ出力される。
同期検波部57では、ピーク検出部56の検出信号c6を入力し、この検出信号c6を、微小変調信号発生器59から出力された微小変調信号c9で同期検波して、同期検波出力c7を制御回路58へ出力する。
制御回路58では、同期検波部57の同期検波出力c7を入力し、この同期検波出力c7に基づき、第1の光位相シフト部50の位相シフト量(動作点)を制御するための第1の位相シフト量制御信号c8−1と、第2の光位相シフト部51の位相シフト量(動作点)を制御するための第2の位相シフト量制御信号c8−2とを得る。第1の位相シフト量制御信号c8−1は、制御回路58から第1の光位相シフト部50へ印加する。このため、前述のとおり、第1の光位相シフト部50では、この第1の位相シフト量制御信号c8−1に基づいて位相シフト量が制御される。一方、第2の位相シフト量制御信号c8−2は、制御回路58から第1の加算器60へ出力される。
第1の加算器60では、制御回路58で得られた第2の位相シフト量制御信号c8−2と、微小変調信号発生器59から出力された微小変調信号c9とを入力して、これらの第2の位相シフト量制御信号c8−2と微小変調信号c9とを合成し、この合成後の位相シフト量制御信号c10を、第2の光位相シフト部51へ印加する。このため、前述のとおり、第2の光位相シフト部51では、この微小変調信号c5が重畳された位相シフト量制御信号c10に基づいて位相シフト量が制御される。
図4に基づき、本発明の実施の形態例3に係る光送信装置について説明する。図4にはモニタPD31(又はモニタPD53)からピーク検出部34(又はピーク検出部56)までのモニタ回路の構成を示している。
LPF81では、第2の分岐信号d1−2の低周波成分を通過させて、第2の分岐信号d1−2から高周波成分を除去することにより、第2の分岐信号d1−2の平均値d2を得る。
差動増幅器82では、第1の分岐信号d1−1が正相入力部に入力され、LPF81で得られた第2の分岐信号d1−2の平均値d2が逆相入力部に入力されることにより、第1の分岐信号d1−1から、LPF81で得られた第2の分岐信号d1−2の平均値d2を差し引くことにより、補正モニタ信号b5(又は補正モニタ信号c5)を得る。このとき、第1の分岐信号d1−1に重畳されている平均値変動が同相信号として除去される。従って、微小変調周波数foの平均強度変動の成分が除去され、ピーク強度変動成分のみの補正モニタ信号b5(又は補正モニタ信号c5)が得られる。この補正モニタ信号b5(又は補正モニタ信号c5)はピーク検出部34(又はピーク検出部56)へ出力される。
図5に基づき、本発明の実施の形態例4に係る光送信装置について説明する。図5にはモニタPD31(又はモニタPD53)からピーク検出部34(又はピーク検出部56)までのモニタ回路の構成を示している。
LPF92では、差動出力増幅器91の反転出力e2の低周波成分を通過させて、当該反転出力e2から高周波成分を除去することにより、当該反転出力e2の平均値e3を得る。
第2の加算器93では、差動出力増幅器91の正相出力e1と、LPF92で得られた反転出力e2の平均値e3とを加算することにより、補正モニタ信号b5(又は補正モニタ信号c5)を得る。このとき、正相出力e1に重畳されている平均値変動が同相信号として除去される。従って、微小変調周波数foの平均強度変動の成分が除去され、ピーク強度変動成分のみの補正モニタ信号b5(又は補正モニタ信号c5)が得られる。この補正モニタ信号b5(又は補正モニタ信号c5)はピーク検出部34(又はピーク検出部56)へ出力される。
図6及び図7に基づき、本発明の実施の形態例5に係る光送信装置について説明する。図6にはモニタPD31(又はモニタPD53)からピーク検出部34(又はピーク検出部56)までのモニタ回路の構成を示している。
分岐部105では、ADコンバータ101の出力信号g1を、第1の分岐信号g1−1と、第2の分岐信号g1−2とに分岐する。
移動平均算出部102では、第2の分岐信号g1−2を、予め設定した一定のサンプリング回数にわたりサンプリングして、第2の分岐信号g1−2の移動平均値g4を算出する。
遅延部103では、第1の分岐信号g1−1を、移動平均算出部102で移動平均の算出に要する時間だけ遅延させて出力する(即ち第1の分岐信号g3を出力する)。
第2の加算器104(ここでは減算器として機能する)では、遅延部103から出力された第1の分岐信号g3から、移動平均算出部102で算出された第2の分岐信号g1−2の移動平均値g4を差し引くことにより、補正モニタ信号b5(又は補正モニタ信号c5)を得る。このため、微小変調周波数foの平均強度変動の成分が除去され、ピーク強度変動成分のみの補正モニタ信号b5(又は補正モニタ信号c5)が得られる。この補正モニタ信号b5(又は補正モニタ信号c5)はピーク検出部34(又はピーク検出部56)へ出力される。
22 制御ループ
23 光源
24 光分岐部
25 光結合部
26 第1の光導波路
27 第2の光導波路
28 第1の光位相変調部
29 第2の光位相変調部
30 光位相シフト部
31 モニタPD
32 LPF
33 第2の加算器
34 ピーク検出部
35 同期検波部
36 制御回路
37 微小変調信号発生器
38 第1の加算器
39 分岐部
40 信号補正手段
41 光位相変調器
42 制御ループ
43 光源
44 光分岐部
45 光結合部
46 第1の光導波路
47 第2の光導波路
48 第1の光位相変調部
49 第2の光位相変調部
50 第1の光位相シフト部
51 第2の光位相シフト部
53 モニタPD
54 LPF
55 第2の加算器
56 ピーク検出部
57 同期検波部
58 制御回路
59 微小変調信号発生器
60 第1の加算器
61 分岐部
70 信号補正手段
80 信号補正手段
81 LPF
82 差動増幅器
83 分岐部
90 信号補正手段
91 差動出力増幅器
92 LPF
93 第2の加算器
100 信号補正手段
101 ADコンバータ
102 移動平均算出部
103 遅延部
104 第2の加算器
105 分岐部
Claims (6)
- 光分岐部と、光結合部と、前記光分岐部と前記光結合部とに挟まれた第1の光導波路及び第2の光導波路と、前記第1の光導波路上に設けられた第1の光位相変調部と、前記第2の光導波路上に設けられた第2の光位相変調部と、前記第1の光導波路と前記第2の光導波路の何れか片方に設けられた光位相シフト部とを備えた光位相変調器と、
前記光位相変調器の出力光信号を分岐して得られるモニタ光信号に基づいて、前記光位相シフト部の位相シフト量を制御する制御ループと、
を有する光送信装置において、
前記制御ループは、
微小変調周波数の微小変調信号を出力する微小変調信号発生器と、
前記モニタ光信号を光電変換して電気信号を得る光電変換手段と、
前記光電変換手段で得られた電気信号から前記微小変調周波数より高い高周波成分を除去して平均値を得て、前記光電変換手段で得られた電気信号から前記平均値を差し引いた補正モニタ信号を得る信号補正手段と、
前記信号補正手段で得られた補正モニタ信号の振幅を検出するピーク検出部と、
前記ピーク検出部の検出信号を、前記微小変調信号発生器から出力された微小変調信号によって同期検波する同期検波部と、
前記同期検波部の同期検波出力に基づいて、前記光位相シフト部の位相シフト量を制御するための位相シフト量制御信号を得る制御回路と、
前記制御回路で得られた位相シフト量制御信号と、前記微小変調信号発生器から出力された微小変調信号とを合成し、この合成後の位相シフト量制御信号を前記光位相シフト部へ印加する加算器と、
を有する構成であることを特徴とする光送信装置。 - 光分岐部と、光結合部と、前記光分岐部と前記光結合部とに挟まれた第1の光導波路及び第2の光導波路と、前記第1の光導波路上に設けられた第1の光位相変調部と、前記第2の光導波路上に設けられた第2の光位相変調部と、前記第1の光導波路上に設けられた第1の光位相シフト部と、前記第2の光導波路上に設けられた第2の光位相シフト部とを備えた光位相変調器と、
前記光位相変調器の出力光信号を分岐して得られるモニタ光信号に基づいて、前記第1の光位相シフト部の位相シフト量と前記第2の光位相シフト部の位相シフト量とを制御する制御ループと、
を有する光送信装置において、
前記制御ループは、
微小変調周波数の微小変調信号を出力する微小変調信号発生器と、
前記モニタ光信号を光電変換して電気信号を得る光電変換手段と、
前記光電変換手段で得られた電気信号から前記微小変調周波数より高い高周波成分を除去して平均値を得て、前記光電変換手段で得られた電気信号から前記平均値を差し引いた補正モニタ信号を得る信号補正手段と、
前記信号補正手段で得られた補正モニタ信号の振幅を検出するピーク検出部と、
前記ピーク検出部の検出信号を、前記微小変調信号発生器から出力された微小変調信号によって同期検波する同期検波部と、
前記同期検波部の同期検波出力に基づいて、前記第1の光位相シフト部の位相シフト量を制御するための第1の位相シフト量制御信号と、前記第2の光位相シフト部の位相シフト量を制御するための第2の位相シフト量制御信号とを得て、前記第1の光位相シフト部又は前記第2の光位相シフト部のいずれか一方に、対応する前記第1の位相シフト量制御信号又は前記第2の位相シフト量制御信号を印加する制御回路と、
前記第1の光位相シフト部又は前記第2の光位相シフト部のいずれか他方に、対応する前記第1の位相シフト量制御信号又は前記第2の位相シフト量制御信号と前記微小変調信号とを合成し、この合成後の位相シフト量制御信号を印加する加算器と、
を有する構成であることを特徴とする光送信装置。 - 請求項1又は2に記載の光送信装置において、
前記信号補正手段は、
前記光電変換手段で得られた電気信号を、第1の分岐信号と、第2の分岐信号とに分岐する分岐部と、
前記第2の分岐信号中の前記微小変調周波数以下となる低周波成分を通過させて、当該第2の分岐信号から前記微小変調周波数より高い高周波成分を除去することにより、当該第2の分岐信号の平均値を得るローパスフィルタと、
前記第1の分岐信号から、前記ローパスフィルタで得られた第2の分岐信号の平均値を差し引く減算器と、
を有する構成であることを特徴とする光送信装置。 - 請求項1又は2に記載の光送信装置において、
前記信号補正手段は、
前記光電変換手段で得られた電気信号を、第1の分岐信号と、第2の分岐信号とに分岐する分岐部と、
前記第2の分岐信号中の前記微小変調周波数以下となる低周波成分を通過させて、当該第2の分岐信号から前記微小変調周波数より高い高周波成分を除去することにより、当該第2の分岐信号の平均値を得るローパスフィルタと、
前記第1の分岐信号が正相入力部に入力され、前記ローパスフィルタで得られた第2の分岐信号の平均値が逆相入力部に入力されることにより、前記第1の分岐信号から、前記ローパスフィルタで得られた第2の分岐信号の平均値を差し引く差動増幅器と、
を有する構成であることを特徴とする光送信装置。 - 請求項1又は2に記載の光送信装置において、
前記信号補正手段は、
前記光電変換手段で得られた電気信号を増幅して、正相出力と反転出力とを得る差動出力増幅器と、
前記差動出力増幅器の反転出力中の前記微小変調周波数以下となる低周波成分を通過させて、当該反転出力から前記微小変調周波数より高い高周波成分を除去することにより、当該反転出力の平均値を得るローパスフィルタと、
前記差動出力増幅器の正相出力と、前記ローパスフィルタで得られた反転出力の平均値とを加算する他の加算器と、
を有する構成であることを特徴とする光送信装置。 - 請求項1又は2に記載の光送信装置において、
前記信号補正手段は、
前記光電変換手段で得られた電気信号を、デジタル信号に変換して出力するADコンバータと、
前記ADコンバータの出力信号を、第1の分岐信号と、第2の分岐信号とに分岐する分岐部と、
前記第2の分岐信号を、予め設定した一定のサンプリング回数にわたりサンプリングして、前記第2の分岐信号の移動平均値を算出する移動平均算出部と、
前記第1の分岐信号を、前記移動平均算出部で移動平均の算出に要する時間だけ遅延させて出力する遅延部と、
前記遅延部から出力された第1の分岐信号から、前記移動平均算出部で算出された第2の分岐信号の移動平均値を差し引く減算器と、
を有する構成であることを特徴とする光送信装置。
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