JP5669022B2 - 気液接触用充填物とその充填物を充填したガス洗浄塔 - Google Patents

気液接触用充填物とその充填物を充填したガス洗浄塔 Download PDF

Info

Publication number
JP5669022B2
JP5669022B2 JP2012106016A JP2012106016A JP5669022B2 JP 5669022 B2 JP5669022 B2 JP 5669022B2 JP 2012106016 A JP2012106016 A JP 2012106016A JP 2012106016 A JP2012106016 A JP 2012106016A JP 5669022 B2 JP5669022 B2 JP 5669022B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
unit
filling
cylindrical
packing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012106016A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012166198A (ja
Inventor
清孝 島津
清孝 島津
山口 正夫
正夫 山口
Original Assignee
大阪ガスエンジニアリング株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 大阪ガスエンジニアリング株式会社 filed Critical 大阪ガスエンジニアリング株式会社
Priority to JP2012106016A priority Critical patent/JP5669022B2/ja
Publication of JP2012166198A publication Critical patent/JP2012166198A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5669022B2 publication Critical patent/JP5669022B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Gas Separation By Absorption (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)

Description

本発明は、気体と液体との接触を促進するために使用される気液接触用充填物とその充填物を充填したガス洗浄塔に関する。
気液接触用充填物には、気体と液体との接触を促進する作用が要求され、場合によっては、その気液接触促進作用に加えて、気体の整流作用も要求される。
このような要求を満たすものとして、従来、木製ハードルと称される格子状の充填物が知られている(適切な特許文献等が見当たらないため、特許文献等を挙げることはできない)。しかし、従来の木製ハードルは、部品の種類と点数が多く、製作のために多くの加工を必要とするため、加工や組み立てに多くの時間を要し、費用が高くなるという欠点がある。
その他、木製ハードルに比べて費用的に安いものとして、図23に示すような円筒形の充填物、つまり、ラシヒリング2Aが知られている(適切な特許文献等が見当たらないため、図示する)。
しかし、従来のラシヒリング2Aは、単一の円筒体で構成されているため、気体を整流しようとすると、図24に示すように、多数のラシヒリング2Aを同じ方向に向けて整然と規則正しく並べて敷設する必要があり、その作業に多くの時間を要するという問題がある。
本発明は、このような従来の問題点に着目したもので、その目的は、従来のラシヒリングを規則正しく並べて敷設した場合と同じような作用を期待でき、しかも、その敷設作業を短時間のうちに確実に行うことのできる気液接触用充填物とその充填物を充填したガス洗浄塔を提供することにある。
本発明による気液接触用充填物の特徴構成は、気体と液体との接触を促進するために使用される気液接触用充填物であって、複数の円筒形の筒状部が、その軸心に直交する方向に並べられ、かつ、その軸心に沿って延びる平板部を介して一体化された可撓性と弾力性を備えた充填物ユニットからなり、その充填物ユニットが、前記軸心に直交する方向に並べた隣接する充填物ユニットに対して連結可能なユニット用連結部を備え、そのユニット用連結部を介して同形状の充填物ユニットの複数を連結して複合ユニットを形成可能に構成され、さらに、前記充填物ユニットが、前記軸心に直交する方向に並べた隣接する前記複合ユニットどうしを連結可能な複合用連結部を備え、前記ユニット用連結部と前記複合用連結部とが、互いに異なる構成の連結部で、前記ユニット用連結部が、前記充填物ユニットどうしを互いに捩じりながら連結して弾力性による復元力で嵌合する捩じり連結部からなり、前記複合用連結部が、互いに押し付けあうことによって位置決めされる位置決め連結部からなるところにある。
上記特徴構成によれば、複数の円筒形の筒状部が、その軸心に直交する方向に並べられ、かつ、その軸心に沿って延びる平板部を介して一体化された可撓性と弾力性を備えた充填物ユニットからなるため、複数の円筒形の筒状部を備えた充填物ユニットを敷設することにより、複数の円筒形の筒状部を短時間のうちに整然と規則正しく並べることができ、場合によっては、充填物ユニットを複数並べて敷設したり、上下多段に積み重ねて敷設するだけで済み、気液接触用充填物の敷設作業を短時間のうちに確実に行うことができ、費用の低廉化を図ることができる。
また、複数の円筒形の筒状部が、その軸心に沿って延びる平板部を介して一体化されているので、隣接する筒状部の間には、平板部の介在により比較的大きな空間を確保することができ、そのため、たとえ処理液中に固形物が含まれている場合でも、その固形物が筒状部間に詰まるおそれが少なく、固形物による気液接触用充填物の閉塞を抑制して、所望どおりの気液接触促進作用と気体整流作用を期待することができる。
そして、その充填物ユニットが、筒状部の軸心に直交する方向に並べた隣接する充填物ユニットに対して連結可能なユニット用連結部を備え、そのユニット用連結部を介して同形状の充填物ユニットの複数を連結して複合ユニットを形成可能に構成されているので、複数の充填物ユニットを並べて敷設する場合、例えば、連結部材を別途使用するのに比べて、それ自体で複数の充填物ユニットを一体に連結できるため、充填物ユニットに備えられたユニット用連結部を使用して隣接する充填物ユニットどうしを連結することにより、所望どおりの気液接触用充填物を簡単、容易に作製することができる。
その上、各充填物ユニットの円筒形の筒状部を同じ方向に向けて整然と規則正しく並べて安定よく敷設することができ、しかも、従来のラシヒリングを規則正しく並べて敷設した場合と同じような気液接触促進作用と気体整流作用を期待することができるとともに、合成樹脂などで簡単に製作できるため、木製ハードルに比べて短期間かつ廉価に製作することができる。
それに加えて、充填物ユニットが、筒状部の軸心に直交する方向に並べた隣接する前記複合ユニットどうしを連結可能な複合用連結部、つまり、前記ユニット用連結部とは異なる構成の複合用連結部を備えているので、その複合用連結部を使用して隣接する複合ユニットどうしを連結することも可能となり、非常に大きな気液接触用充填物を短時間のうちに容易に敷設することができる。
さらに、隣接する充填物ユニットどうしを連結するユニット用連結部が、充填物ユニットの可撓性と弾力性を有効に利用して充填物ユニットどうしを互いに捩じりながら連結する捩じり連結部からなるので、隣接する充填物ユニットどうしを相対的に捩じることにより、充填物ユニットどうしを確実に連結することができる。
そして、充填物ユニットの可撓性と弾力性を利用した捩じり連結部であるがゆえに、いったん連結されると、充填物ユニットどうしはその復元力によって容易に連結解除されることがなく、したがって、敷設現場以外の場所、例えば、充填物の製作工場において、予め複数の充填物ユニットどうしを連結した状態で敷設現場にまで搬送することが可能となり、敷設作業をより一層能率的に行うことができる。
その上、複合用連結部が、互いに押し付けあうことによって位置決めされる位置決め連結部からなるので、複数の複合ユニットを筒状部の軸心に直交する方向に並べて敷設する際、その位置決め連結部によって隣接する複合ユニットどうしが確実に位置決めされることになり、複数の複合ユニットを整然と規則正しく並べることができる。
本発明による気液接触用充填物の更なる特徴構成は、前記充填物ユニットが、前記軸心方向視において、前記ユニット用連結部を介して充填物ユニットの複数を巴形に連結可能に構成されているところにある。
上記特徴構成によれば、ユニット用連結部を介して同形状の充填物ユニットの複数を巴形に連結可能に構成されているので、充填物ユニット自体は、例えば、比較的小型の型枠を用いて廉価に製作し得るにもかかわらず、その充填物ユニットを巴形に連結することにより、より大きな巴形の複合ユニットを容易に製作することができる。
そして、その巴形の複合ユニットは、例えば、工場などで充填物ユニットを予め連結して製作することができ、かつ、あたかも大きなひとつの充填物ユニットと同様に扱うことができるため、現場での敷設作業の簡素化と時間短縮を図ることができる。
本発明による気液接触用充填物の更なる特徴構成は、前記筒状部が、その軸心に直交する方向に開口する溝形の切欠き部を筒状部の下方周部または上方周部に備えているところにある。
上記特徴構成によれば、筒状部が、その軸心に直交する方向に開口する溝形の切欠き部を筒状部の下方周部または上方周部に備えているので、筒状体内を通流する気体の流れに不均一があっても、溝形の切欠き部を通じて気体の横方向への流れが起こり、再分散が行われて均一化が図られ、気液接触促進作用が向上する。
本発明による気液接触用充填物の更なる特徴構成は、前記円筒形の筒状部が、その軸心に沿って延びる板状の仕切り板を筒状部の内部空間内に一体的に備え、その仕切り板が、前記軸心方向視において放射状に配置されているところにある。
上記特徴構成によれば、円筒形の筒状部が、その軸心に沿って延びる板状の仕切り板を筒状部の内部空間内に一体的に備え、その仕切り板が、筒状部の軸心方向視において放射状に配置されているので、例えば、レッシングリングを規則正しく並べて敷設したようになり、ラシヒリングを並べた場合よりも気液接触面積を大きくして、優れた気液接触促進作用を期待することができる。
本発明によるガス洗浄塔の特徴構成は、上述した気液接触用充填物の特徴構成のいずれかに記載の気液接触用充填物を充填したところにある。
上記特徴構成によれば、上述した気液接触用充填物の特徴構成のいずれかに記載の気液接触用充填物を充填したガス洗浄塔であるから、ガス充填塔に対して気液接触用充填物の充填作業を短時間のうちに能率良く行うことができ、しかも、気液接触用充填物を充填した状態で、気液接触促進作用と気体整流作用が確実に実行される。
ガス洗浄塔の概略構成図 気液接触用充填物を構成する充填物ユニットの参考例1を示す平面図 参考例1の充填物ユニットの連結状態を示す平面図 参考例1の連結部の一実施形態を示す平面図 参考例1の連結部の他の実施形態を示す平面図 填物ユニットの参考例2の実施形態を示す平面図 参考例2の充填物ユニットの連結状態を示す平面図 参考例2の連結部の実施形態を示す平面図 参考例2の連結部の他の実施形態を示す平面図 参考例3の筒状部の実施形態を示す斜視図 参考例3の筒状部の他の実施形態を示す斜視図 参考例4の充填物ユニットの実施形態を示す平面図 図12におけるa−a線断面図 参考例5の充填物ユニットの実施形態を示す平面図 参考例6の充填物ユニットの実施形態を示す平面図 実施例の充填物ユニットの実施形態を示す平面図 図16の充填物ユニットの連結過程を示す平面図 図16の充填物ユニットの連結状態を示す平面図 実施例の連結部の実施形態を示す平面図 実施例の連結部の実施形態を示す平面図 実施例の連結部の実施形態を示す斜視図 実施例の連結部の実施形態を示す斜視図 従来のラシヒリングを示す斜視図 従来のラシヒリングの敷設状態を示す平面図
本発明による気液接触用充填物の実施の形態を図面に基づいて説明する。
この気液接触用充填物は、図1に示すように、充填塔、スプレー塔、吸収塔などのような各種のガス洗浄塔Aにおいて、ガス洗浄塔A内の充填層Bに整然と規則正しく、複数段に充填されて、下方から供給される気体Gを整流しながら、その気体と上方から供給される液体Lとの接触を促進するために使用される。
まず、本発明の理解を容易にするために、参考例1〜参考例6について説明する。
参考例1による気液接触用充填物は、図2に示すように、合成樹脂製の充填物ユニット1からなり、その充填物ユニット1は、複数の円筒形の筒状部2、この参考例1の実施形態では、9個の円筒形の筒状部2が、その筒状部2の軸心Cに直交する方向に並べられて一体化されて構成され、充填物ユニット1の周部には、筒状部2の軸心Cに直交する方向に並べた隣接する他の充填物ユニット1に対して互いに連結可能な複数個の縦移動連結部3a(ユニット用連結部3の一例)が一体的に設けられている。
縦移動連結部3aは、図4に示すように、先拡がりの突起4と奥拡がりの凹入部5、または、図5に示すように、L字形の突起4とその突起4が嵌入する凹入部5で構成され、いずれの場合も、筒状部2の軸心C方向に沿って縦方向に相対移動させることで、互いに隣接する充填物ユニット1どうしを連結したり連結解除することができる。
図2に示す参考例1の実施形態によれば、筒状部2の軸心Cに直行する方向に並べた多数の充填物ユニット1を縦移動連結部3aによって順次連結することにより、図3に示すように、多数の筒状部2が、筒状部2の軸心Cに直行する方向に整然と規則正しく配置された状態となる。
さらに、縦移動連結部3aが図4または図5に示すような構成であるため、図2において紙面に直行する方向に充填物ユニット1を反転させた状態でも、また、図2において紙面に沿って180度回転させた状態でも連結可能であり、そのため、充填物ユニット1の連結作業が容易となる。
なお、縦移動連結部3aは、隣接する充填物ユニット1との接点の全てに設けても、接点の一部にのみ設けてもよい。
2に示す参考例1の実施形態では、各筒状部2が直接的に一体化された構成であったが、参考例2では、図6に示すように、各筒状部2どうしを筒状部2の軸心Cに沿って延びる平板部6を介して間接的に一体化して実施され、図示の例では、ひとつの筒状部2から周方向に等角度(60°)で6枚の平板部6が延設されている。
この参考例2の実施形態では、ユニット用連結部3として縦移動連結部3aが、平板部6の適宜箇所に一体的に設けられている。縦移動連結部3aは、図8に示すように、C字形の湾曲部7、または、図9に示すように、C字形の湾曲部7と半円形の突出部8で構成され、いずれの場合も、筒状部2の軸心C方向に沿って縦方向に相対移動させることで、互いに隣接する充填物ユニット1どうしを連結したり連結解除することができる。
図6に示す参考例2の実施形態によれば、多数の充填物ユニット1を縦移動連結部3aによって順次連結することにより、図7に示すように、多数の筒状部2が、筒状部2の軸心Cに直行する方向に整然と規則正しく配置された状態となり、各筒状部2の間に平板部6の介在により比較的大きな空間が確保されるので、各筒状部2の間に処理液中の固形物が詰まる可能性が少なくなる。
そして、この参考例2の実施形態においても、図6において紙面に直行する方向に充填物ユニット1を反転させた状態で連結することも、また、図6において紙面に沿って180度回転させた状態で連結することも可能である。
図2に示す参考例1および図6に示す参考例2の実施形態では、各筒状部2が円筒形、換言すると、ラシヒリングであったが、参考例3では、図10に示すように、円筒形の筒状部2が、その軸心Cに沿って延びる1枚の板状の仕切り板9を筒状部2の内部空間内に一体的に備え、その仕切り板9が、筒状部2の軸心C方向視において放射状に配置された構成、換言すると、レッシングリングになっている。
さらに、図11に示すように、円筒形の筒状部2が、その軸心Cに沿って延びる3枚の板状の仕切り板9を筒状部2の内部空間内に一体的に備え、その仕切り板9が、筒状部2の軸心C方向視において放射状に配置された構成にすることもできる。
いずれの場合にも、図6に示すように、各筒状部2どうしを平板部6を介して間接的に一体化して実施することになり、ユニット用連結部3としては、例えば、縦移動連結部3aを採用することになる。
これまでの参考例1〜3の実施形態では、円筒形の筒状部2が、その軸心C方向の全長にわたって完全に筒状を維持した構成であったが、筒状体2の一部に軸心Cに直交する方向に開口する溝形の切欠き部を設けることも可能である。
例えば、図6に示す実施形態の場合であれば、図12および図13に示す参考例4のように、各筒状部2の下方周部に軸心Cに直行する方向に開口する溝形の切欠き部10を設けたり、または、図示はしないが、各筒状部2の上方周部に同様の切欠き部10を設けることができる。
このような溝形の切欠き部10は、特に図6に示す実施形態に限るものではなく、図10および図11に示す実施形態においても、同じような切欠き部を設けて実施することができる。
充填物ユニット1に一体化される筒状部2の個数については、特に制限はなく、任意に選択することができる。
例えば、図14に示す参考例5および図15に示す参考例6のように、16個の筒状部2を平板部6により一体化して充填物ユニット1を構成することもできる。
特に、図15に示す参考例6の実施形態では、充填物ユニット1が、筒状部2の軸心C方向視において回転対称形であり、縦移動連結部3a、または、後述する横移動連結部3bあるいは捩じり連結部3cからなるユニット用連結部3が、その回転対称形の充填物ユニット1に対して回転対称位置に配置されているので、充填物ユニット1を並べて敷設する際、充填物ユニット1の方向に気を配る必要がなく、充填物ユニット1の敷設作業を能率良く行うことができる。
つぎに、本発明の実施例について説明する。
なお、先の参考例に基づいてすでに説明した構成については、同じ符号を付すことによりその説明を省略する。
16に示す実施例の実施形態では、4個の筒状部2を平板部6により一体化して充填物ユニット1が構成され、その充填物ユニット1の3個が、図17に示すように配置した状態で、図18に示すように、筒状部2の軸心C方向視において、ユニット用連結部3を介して三つ巴形に連結可能に構成されている。この充填物ユニット1には、ユニット用連結部3として、充填物ユニット1どうしを互いに捩じりながら連結および連結解除する捩じり連結部3cと他の位置決め連結部3dが備えられている。
ユニット用連結部3としての捩じり連結部3cは、図19に示すように、互いに対をなす突起11と筒体12により構成され、合成樹脂製の充填物ユニット1が備えている可撓性と弾力性を利用して、充填物ユニット1どうしを互いに捩じりながら連結して弾力性による復元力で嵌合連結し、かつ、連結解除可能に構成されている。したがって、いったん連結すると、充填物ユニット1どうしは容易に連結解除されることがなく、例えば、充填物の製作工場において、予め複数の充填物ユニット1どうしを捩じり連結部3cで連結した状態で敷設現場にまで搬送することが容易となる。
なお、ユニット用連結部3としての位置決め連結部3dは、図20に示すように、湾曲部13と突出部14で構成され、図中の矢印方向に押し付けあうことにより、隣接する充填物ユニット1どうしが位置決めされるように構成されている。
そして、この実施例の実施形態では、図18に示すように、3個の充填物ユニット1を三つ巴形に連結した状態で、その三つ巴形の複合ユニットが、筒状部2の軸心Cに直交する方向に並べた隣接する三つ巴形の複合ユニットに対して連結可能な複合用連結部3Aとして機能する位置決め連結部3dを備えているので、つまり、捩じり連結部3cからなるユニット用連結部3とは異なる構成の複合用連結部3Aを備えているので、その複合用連結部3Aとして機能する位置決め連結部3dにより三つ巴形の複合ユニットどうしを互いに連結して非常に大きな気液接触用充填物を製作することができる。
ユニット用連結部3および複合用連結部3Aとしては、これまでに記述した構成のもの以外にも種々の構成を採用することができ、例えば、図21に示す実施例のように、上下一対のピン15とピン15が嵌入する上下一対の筒体16により構成し、図中の矢印方向へ相対移動させて連結および連結解除可能に構成することもでき、この図21の連結部3は、縦移動連結部3aの一例である。
また、図22に示す実施例のように、側面が開口し、かつ、上下中間部に切欠き17を有する筒体18と、切欠き17に嵌入する環状部19を上下中間部に有し、かつ、筒体18に嵌入する円柱部20により構成し、図中の矢印方向、つまり、筒状部2の軸心Cに直交する横方向へ相対移動させて連結および連結解除可能に構成することもでき、この図22の連結部3は、横移動連結部3bの一例である。
〔別実施形態〕
これまでの参考例および実施例では、筒状部2の軸心C方向視において種々の外形を有する充填物ユニット1を示したが、充填物ユニット1の外形については、特に制限はなく、これまでに記述した以外の外形を有する充填物ユニット1を採用することもできる。特に、図16〜図18には、筒状部2の軸心C方向視において、3個の充填物ユニット1を三つ巴形に連結可能に構成した例を示したが、例えば、2個の充填物ユニット1を二つ巴形に連結可能に構成するなど、各種形状の充填物ユニット1の複数個を巴形に連結可能に構成することもでき、それによって、より大きな充填物の複合ユニットを製作することができる。
1 充填物ユニット
2 筒状部
C 筒状部の軸心
3 ユニット用連結部
3A 複合用連結部
3c 捩じり連結部
3d 位置決め連結部
6 平板部
9 仕切り板
10 切欠き部
A ガス洗浄塔
G 気体
L 液体

Claims (5)

  1. 気体と液体との接触を促進するために使用される気液接触用充填物であって、
    複数の円筒形の筒状部が、その軸心に直交する方向に並べられ、かつ、その軸心に沿って延びる平板部を介して一体化された可撓性と弾力性を備えた充填物ユニットからなり、その充填物ユニットが、前記軸心に直交する方向に並べた隣接する充填物ユニットに対して連結可能なユニット用連結部を備え、そのユニット用連結部を介して同形状の充填物ユニットの複数を連結して複合ユニットを形成可能に構成され、さらに、前記充填物ユニットが、前記軸心に直交する方向に並べた隣接する前記複合ユニットどうしを連結可能な複合用連結部を備え、前記ユニット用連結部と前記複合用連結部とが、互いに異なる構成の連結部で、前記ユニット用連結部が、前記充填物ユニットどうしを互いに捩じりながら連結して弾力性による復元力で嵌合する捩じり連結部からなり、前記複合用連結部が、互いに押し付けあうことによって位置決めされる位置決め連結部からなる気液接触用充填物。
  2. 前記充填物ユニットが、前記軸心方向視において、前記ユニット用連結部を介して充填物ユニットの複数を巴形に連結可能に構成されている請求項1に記載の気液接触用充填物。
  3. 前記筒状部が、その軸心に直交する方向に開口する溝形の切欠き部を筒状部の下方周部または上方周部に備えている請求項1または2に記載の気液接触用充填物。
  4. 前記円筒形の筒状部が、その軸心に沿って延びる板状の仕切り板を筒状部の内部空間内に一体的に備え、その仕切り板が、前記軸心方向視において放射状に配置されている請求項1〜のいずれか1項に記載の気液接触用充填物。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の気液接触用充填物を充填したガス洗浄塔。
JP2012106016A 2012-05-07 2012-05-07 気液接触用充填物とその充填物を充填したガス洗浄塔 Active JP5669022B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012106016A JP5669022B2 (ja) 2012-05-07 2012-05-07 気液接触用充填物とその充填物を充填したガス洗浄塔

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012106016A JP5669022B2 (ja) 2012-05-07 2012-05-07 気液接触用充填物とその充填物を充填したガス洗浄塔

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008287871A Division JP2010110735A (ja) 2008-11-10 2008-11-10 気液接触用充填物とその充填物を充填したガス洗浄塔

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012166198A JP2012166198A (ja) 2012-09-06
JP5669022B2 true JP5669022B2 (ja) 2015-02-12

Family

ID=46970891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012106016A Active JP5669022B2 (ja) 2012-05-07 2012-05-07 気液接触用充填物とその充填物を充填したガス洗浄塔

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5669022B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101783373B1 (ko) 2016-07-28 2017-10-23 (주)효진아이디에스 반도체공정에서 배출되는 유독성 폐가스를 처리하는 스크러버
CN112074587B (zh) * 2018-04-11 2022-08-16 鲁姆斯科技有限责任公司 用于催化蒸馏的结构填料

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2311952A1 (de) * 1972-03-08 1973-10-04 Ronald Priestley Fuellkoerper fuer gas-fluessigkeitkontaktapparate
JPS5318433Y2 (ja) * 1974-07-29 1978-05-17
JPS5245744U (ja) * 1975-09-29 1977-03-31
JPS589682B2 (ja) * 1976-02-02 1983-02-22 三菱樹脂株式会社 気液接触用充填材の積み重ね方法
JPS5845283B2 (ja) * 1976-03-08 1983-10-08 東レ株式会社 触媒体の充填方法
JPS538366A (en) * 1976-07-12 1978-01-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Packed body for solid-gas contact
JPS5311171A (en) * 1976-07-19 1978-02-01 Mitsubishi Plastics Ind Ltd Packing for gas-liquid contact
JPS592535B2 (ja) * 1976-09-28 1984-01-19 三井造船株式会社 固体触媒の配列法
JPS58190967U (ja) * 1982-06-16 1983-12-19 株式会社テラモト 靴ぬぐいマツトなどの敷物
JPS6358693U (ja) * 1986-10-02 1988-04-19
JPH06296877A (ja) * 1993-04-13 1994-10-25 Denki Kagaku Kogyo Kk 金属質ハニカム構造体及びその製造方法
JPH07308536A (ja) * 1994-05-19 1995-11-28 Chiyoda Corp 多管式気液接触装置
US5683493A (en) * 1996-07-19 1997-11-04 Stober; Berne K. Packing for separation columns and process of use

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012166198A (ja) 2012-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012149643A5 (ja)
JP5669022B2 (ja) 気液接触用充填物とその充填物を充填したガス洗浄塔
KR102601405B1 (ko) 종이제 릴
JP6905710B2 (ja) 鉄筋籠および鉄筋籠の形状回復方法
JP2015521973A5 (ja)
CN100387444C (zh) 自行车车轮
CN104093476B (zh) 用于柴油发动机的废气脱硝装置
JP2010110735A (ja) 気液接触用充填物とその充填物を充填したガス洗浄塔
CN203916314U (zh) 一种滤袋框架连接器及多节滤袋框架
JP2017514072A (ja) 少なくとも1つの固定エレメントを、少なくとも2つの層を有するラミネート構造体に固定するための装置
CN105682788A (zh) 填充体、特别是用于物质交换柱或塔和/或热交换柱或塔的填充体
CN203899009U (zh) 可调节宽度的双杠
CN208816483U (zh) 插销式连接件及积木式机器人
KR101430313B1 (ko) 다면체 만들기용 조립구조체
CN106064686A (zh) 包装箱
CN203776411U (zh) 一种拆卸式家具
CN202085908U (zh) 松紧圈与饰物的连接结构
CN206553212U (zh) 滤水装置的集成水路板结构
CN204199846U (zh) 一种帐篷架
JP2017003025A5 (ja)
CN205836913U (zh) 转向管柱组件和具有其的车辆
CN203484161U (zh) 一种花环填料
TWI772197B (zh) 用於樑鋼筋系統的箍筋模組及樑鋼筋系統的製造方法
CN209173749U (zh) 折叠滤膜
CN202971745U (zh) 链条的接头扣片

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140123

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140324

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5669022

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250