JP5668682B2 - 送信装置および送信方法、並びに、受信装置および受信方法 - Google Patents

送信装置および送信方法、並びに、受信装置および受信方法 Download PDF

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Description

本発明は、送信装置および送信方法、並びに、受信装置および受信方法に関し、特に、マルチセグメント放送の全ての選局情報を取得することができるようにした送信装置および送信方法、並びに、受信装置および受信方法に関する。
近年、UHF(Ultra High Frequency)帯において地上波デジタル放送が実施されている。地上波デジタル放送の物理チャンネルは13セグメントに分割され、そのうちの1セグメント分の帯域で携帯端末向け放送が行われる。そして、残りの12セグメント分の帯域で、テレビジョン受像機などの固定端末向けの放送が行われる(例えば、特許文献1参照)。
携帯端末向け放送では、現在、固定端末向け放送と同一の内容が放送されており、携帯端末向け放送を受信する携帯端末は、携帯電話機を中心に既に広く普及している。
また、地上波デジタル放送波には、UHF帯の13乃至52チャンネルのうち、各地域で実際に地上波デジタル放送が行われているチャンネル以外の空きチャンネルが多く存在する。そのため、この空きチャンネルを有効利用する方法が検討されている。
空きチャンネルを有効利用する有力な方法としては、空きチャンネルでマルチセグメント放送を行う方法がある。なお、マルチセグメント放送とは、1つの物理チャンネルで同時に送出される複数の1セグメント分の放送である。即ち、マルチセグメント放送とは、地上デジタル放送の周波数帯域を複数のセグメントに分割して、1セグメントで、1以上の放送サービスを行う放送である。
ところで、従来の携帯端末向け放送を受信する携帯端末は、以下のようにして、周波数などの選局に関する情報である選局情報を取得し、選局情報のテーブル(以下、選局テーブルという)を作成する。
図1は、従来の携帯端末による選局テーブル作成処理のフローチャートである。
ステップS11において、携帯端末は、所定の物理チャンネル(例えば、最も周波数の低い物理チャンネル)を、処理の対象とする対象物理チャンネルとする。ステップS12において、携帯端末は、対象物理チャンネルの中央セグメントを選局する。ステップS13において、携帯端末は、対象物理チャンネルの中央セグメントのTS(Transport Stream)が受信されたかどうかを判定し、受信されたと判定した場合、処理をステップS14に進める。
ステップS14において、携帯端末は、受信されたTSから、NIT actualとして記述されている自セグメントのネットワークに関する情報であるNIT(Network Information Table)と、SDT actualとして記述されている自セグメントのネットワークの放送サービスに関する情報であるSDT(Service Description Table)を取得する。なお、NITとは、特定の放送サービスが伝送されるキャリアをチューニングするための放送サービス毎の周波数情報と対応する放送サービスについての情報とが含まれるテーブルである。また、SDTとは、各放送サービスに関するメタ情報(例えば、サービス名等)が含まれるテーブルである。ステップS14の処理後、処理はステップS15に進む。
一方、ステップS13で中央セグメントのTSが受信されていないと判定された場合、ステップS14をスキップして、処理はステップS15に進む。
ステップS15において、携帯端末は、全ての物理チャンネルを対象物理チャンネルとしたかどうかを判定する。ステップS15で全ての物理チャンネルを対象物理チャンネルとしていないと判定された場合、ステップS16において、携帯端末は、次の物理チャンネル(例えば、周波数が次に高い物理チャンネル)を対象物理チャンネルとして、処理をステップS12に戻す。そして、携帯端末は、全ての物理チャンネルを対象物理チャンネルとするまで、ステップS12乃至S16の処理を繰り返す。
一方、ステップS15で全ての物理チャンネルを対象物理チャンネルとしたと判定された場合、ステップS17において、携帯端末は、ステップS14で取得されたNITとSDTに基づいて選局テーブルを作成する。
具体的には、図2に示すように、NITには、自セグメントに対応する、ネットワークに固有のIDであるネットワークID、TSに固有のIDであるTSID、周波数、放送サービスに固有のサービスIDなどが記述されている。また、SDTには、自セグメントに対応する放送サービスに関するメタ情報として、その放送サービスのTSID、サービスID、サービス名などが記述されている。
従って、図2に示すように、携帯端末は、各物理チャンネルの中央セグメントのNITから、サービスIDと選局情報としての周波数を取得するとともに、そのNITに対応するSDTからサービス名を取得して対応付け、選局テーブルとする。
なお、図2の例では、物理チャンネル1(物理CH-1)の中央セグメントにおいて、2つの放送サービスが時分割で放送されるため、物理チャンネル1の中央セグメントのNITには、2つのサービスIDが記述されている。
特開2007−329847号公報
以上のように、従来の携帯端末は、各物理チャンネルの中央セグメントのTSをスキャンして、そのTSに含まれている自セグメントのNITから選局情報を取得する。
従って、空きチャンネルでマルチセグメント放送が行われる場合、図3に示すように、その空きチャンネルの中央セグメント11の選局情報は取得できるが、中央セグメント11以外のセグメント12−1乃至12−6の選局情報は取得できない。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、マルチセグメント放送の全ての選局情報を取得することができるようにするものである。
本発明の第1の側面の送信装置は、マルチセグメント放送の代表セグメントの選局に関する情報である選局情報と、前記代表セグメントが前記マルチセグメント放送のセグメントであることを示すマルチセグメント情報を含む代表選局情報を生成する生成手段と、前記代表選局情報を前記代表セグメントで送信する送信手段とを備え、前記マルチセグメント情報は、前記代表セグメントを含む物理チャンネルを構成する複数のセグメントのうちの、前記マルチセグメント放送で用いられるセグメントの配置を示すレイアウト情報と、前記セグメントの間隔を示すモード情報とを含む送信装置である。
本発明の第1の側面の送信方法は、送信装置が、マルチセグメント放送の代表セグメントの選局に関する情報である選局情報と、前記代表セグメントが前記マルチセグメント放送のセグメントであることを示すマルチセグメント情報を含む代表選局情報を生成する生成ステップと、前記代表選局情報を前記代表セグメントで送信する送信ステップとを含み、前記マルチセグメント情報は、前記代表セグメントを含む物理チャンネルを構成する複数のセグメントのうちの、前記マルチセグメント放送で用いられるセグメントの配置を示すレイアウト情報と、前記セグメントの間隔を示すモード情報とを含む送信方法である。
本発明の第1の側面においては、マルチセグメント放送の代表セグメントの選局に関する情報である選局情報と、前記代表セグメントが前記マルチセグメント放送のセグメントであることを示すマルチセグメント情報を含む代表選局情報が生成され、その代表選局情報が前記代表セグメントで送信される。なお、前記マルチセグメント情報は、前記代表セグメントを含む物理チャンネルを構成する複数のセグメントのうちの、前記マルチセグメント放送で用いられるセグメントの配置を示すレイアウト情報と、前記セグメントの間隔を示すモード情報とを含む。
本発明の第2の側面の受信装置は、マルチセグメント放送の代表セグメントで送信されてくる、前記代表セグメントの選局に関する情報である選局情報と、前記代表セグメントが前記マルチセグメント放送のセグメントであることを示すマルチセグメント情報を含む代表選局情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された前記代表選局情報に含まれる前記マルチセグメント情報に基づいて選局を制御する制御手段とを備え、前記マルチセグメント情報は、前記代表セグメントを含む物理チャンネルを構成する複数のセグメントのうちの、前記マルチセグメント放送で用いられるセグメントの配置を示すレイアウト情報と前記セグメントの間隔を示すモード情報を含む受信装置である。
本発明の第2の側面の受信方法は、受信装置が、マルチセグメント放送の代表セグメントで送信されてくる、前記代表セグメントの選局に関する情報である選局情報と、前記代表セグメントが前記マルチセグメント放送のセグメントであることを示すマルチセグメント情報を含む代表選局情報を含む代表選局情報を受信する受信ステップと、前記受信ステップの処理により受信された前記代表選局情報に含まれる前記マルチセグメント情報に基づいて選局を制御する制御ステップとを含み、前記マルチセグメント情報は、前記代表セグメントを含む物理チャンネルを構成する複数のセグメントのうちの、前記マルチセグメント放送で用いられるセグメントの配置を示すレイアウト情報と前記セグメントの間隔を示すモード情報を含む受信方法である。
本発明の第2の側面においては、マルチセグメント放送の代表セグメントで送信されてくる、前記代表セグメントの選局に関する情報である選局情報と、前記代表セグメントが前記マルチセグメント放送のセグメントであることを示すマルチセグメント情報を含む代表選局情報を含む代表選局情報が受信され、その代表選局情報に含まれる前記マルチセグメント情報に基づいて選局が制御される。なお、前記マルチセグメント情報は、前記代表セグメントを含む物理チャンネルを構成する複数のセグメントのうちの、前記マルチセグメント放送で用いられるセグメントの配置を示すレイアウト情報と前記セグメントの間隔を示すモード情報を含む。
以上のように、本発明の第1の側面によれば、マルチセグメント放送の代表セグメントの選局情報と、代表セグメントがマルチセグメント放送のセグメントであることを示すマルチセグメント情報を、代表セグメントで送信することができる。その結果、マルチセグメント放送の受信側でマルチセグメント放送の全ての選局情報を取得することができる。
本発明の第2の側面によれば、マルチセグメント放送の全ての選局情報を取得することができる。
従来の携帯端末による選局テーブル作成処理のフローチャートである。 選局テーブルの例を示す図である。 従来の携帯端末において取得可能な選局情報を説明する図である。 本発明を適用した送受信システムの第1実施の形態の構成例を示す図である。 図4の送受信システムにおける地上波デジタル放送波の帯域の割り当てについて説明する図である。 マルチセグメント放送の構成例を示す図である。 ワンセグ再放送の選局情報の取得方法について説明する図である。 1セグ再送信局の詳細構成例を示すブロック図である。 ワンセグ再放送用の物理チャンネルのNITについて説明する図である。 NITのデータ構造を示す図である。 マルチセグメント情報ディスクリプタの記述例を示す図である。 マルチセグメントモードの例を示す図である。 マルチセグメントビットマップの構成例を示す図である。 ワンセグ再放送の送信形態を示す図である。 ワンセグ再放送の他の送信形態を示す図である。 ワンセグ再放送のさらに他の送信形態を示す図である。 連結情報に基づく選局順の制御について説明する図である。 1セグ再送信情報ディスクリプタの詳細構成例を示す図である。 1セグ再送信局の送信処理を説明するフローチャートである。 図4の受信端末の詳細構成例を示すブロック図である。 受信端末による選局テーブルの作成方法について説明する図である。 従来の受信端末と本発明の受信端末について説明する図である。 選局テーブルの例を示す図である。 受信端末による選局テーブル作成処理のフローチャートである。 本発明を適用した送受信システムの第2実施の形態の構成例を示す図である。 コミュニティ放送局の詳細構成例を示すブロック図である。 コミュニティ放送局の送信処理を説明するフローチャートである。 図25の受信端末の詳細構成例を示すブロック図である。 図25の受信端末による選局テーブルの作成方法について説明する図である。 図25の受信端末により作成された選局テーブルの例を示す図である。 図25の受信端末による選局テーブル作成処理のフローチャートである。 パーソナルコンピュータのハードウエアの構成例を示すブロック図である。
<第1実施の形態>
[送受信システムの第1実施の形態の構成例]
図4は、本発明を適用した送受信システムの第1実施の形態の構成例を示す図である。
図4の送受信システム30は、地上波放送局31−1乃至31−3、1セグ再送信局32、および受信端末33により構成される。
地上波放送局31−1乃至31−3は、地上波デジタル放送波で地上波デジタル放送を行う。なお、以下では、地上波放送局31−1乃至31−3を特に区別する必要が無い場合、それらをまとめて地上波放送局31という。
1セグ再送信局32は、地上波放送局31から送信される地上波デジタル放送の携帯端末向け放送(以下、ワンセグ放送という)を受信する。そして、1セグ再送信局32は、そのワンセグ放送をマルチセグメント放送として、地上波デジタル放送波の空きチャンネルを利用して、受信困難地域に再送する。なお、受信困難地域とは、地上波放送局31から送信される地上波デジタル放送を受信しにくい地下街などの地域を指す。
受信端末33は、地上波放送局31からのワンセグ放送と、1セグ再送信局32からのマルチセグメント放送としてのワンセグ放送を受信可能な携帯端末である。以下では、1セグ再送信局32から送信されるワンセグ放送をワンセグ再放送という。
以上のように、1セグ再送信局32は、受信困難地域にワンセグ放送を再送するので、受信端末33が受信困難地域にある場合であっても、ワンセグ放送を確実に受信することができる。以下、マルチセグメント放送の一例として、ワンセグ放送で説明を進める。
[地上波デジタル放送波の説明]
図5は、図4の送受信システム30における地上波デジタル放送波の帯域の割り当てについて説明する図である。
図5に示すように、送受信システム30において、地上波デジタル放送波の全帯域のうち、地上波デジタル放送に使用される物理チャンネルでは、中央の1セグメント分の帯域でワンセグ放送が行われ、残りの12セグメント分の帯域で固定端末向け放送が行われる。
また、空きチャンネルでは、ワンセグ再放送がマルチセグメント放送として送信される。なお、1つの空きチャンネルで放送可能なワンセグ再放送の論理チャンネルの最大数は、13チャンネルである。
図6は、1つの空きチャンネルで送信されるマルチセグメント放送の構成例を示す図である。
図6のマルチセグメント放送は、4つの物理チャンネルの中央セグメントで送信されるワンセグ放送により構成される。
[選局情報の取得方法]
図7は、送受信システム30におけるワンセグ再放送の選局情報の取得方法について説明する図である。
図7に示すように、ワンセグ再放送の選局情報の取得方法としては、主に、3つの方法が考えられる。第1の方法は、放送波のスキャンにより選局情報を取得する方法である。第1の方法では、受信端末は、地上波デジタル放送波をスキャンするだけで、受信可能なワンセグ再放送の選局情報を取得することができる。従って、受信端末を所持するユーザは、自分の位置で受信可能なワンセグ再放送があるかどうかを意識する必要なく、受信可能なワンセグ再放送の選局情報を自動的に取得することができる。
第2の方法は、選局情報を受信端末に埋め込む方法である。第2の方法では、受信端末が予め選局情報を記憶しておく必要があるが、地域ごとに異なるワンセグ再放送の選局情報を全て記憶しておくことは困難である。従って、第2の方法は、ワンセグ再放送には適していない。
第3の方法は、放送波以外の手段(例えば、インターネットを介した通信等)により選局情報を取得する方法である。第3の方法では、受信端末を所持するユーザが、自分の位置で受信可能なワンセグ再放送があるかどうかを把握し、そのワンセグ再放送の選局情報の取得を指示する必要がある。しかしながら、地域ごとに異なるワンセグ再放送を、その地域とともに全て把握しておくことは困難である。従って、第3の方法は、ワンセグ再放送には適していない。
以上により、送受信システム30では、ワンセグ再放送の選局情報の取得方法として第1の方法が採用されている。具体的には、地上波放送局31および1セグ再送信局32が、地上波デジタル放送波で選局情報を送信し、受信端末33が、その選局情報をスキャンにより取得し、保持する。そして、受信端末33は、保持されている選局情報に基づいて、所定の論理チャンネルのワンセグ再放送を選局し、再生する。
[1セグ再送信局の詳細構成例]
図8は、1セグ再送信局32の詳細構成例を示すブロック図である。
図8の1セグ再送信局32は、受信アンテナ41、1セグチューナ42−1乃至42−3、信号変換部43−1乃至43−3、マルチセグメント送出部44、および送信アンテナ45により構成される。
1セグチューナ42−1は、地上波放送局31から送信され、受信アンテナ41を介して受信される地上波デジタル放送の所定の中央セグメントを選局し、その中央セグメントで送信されてくるワンセグ放送のTSを信号変換部43−1に供給する。ワンセグ放送のTSには、ワンセグ放送のビデオデータまたはオーディオデータ、NIT,SDTなどが含まれている。
1セグチューナ42−2,42−3は、1セグチューナ42−1と同様に、地上波デジタル放送の所定の中央セグメントを選局し、その中央セグメントで送信されてくるワンセグ放送のTSを信号変換部43−2,43−3に供給する。
信号変換部43−1は、1セグチューナ42−1から供給されるワンセグ放送のTSが、マルチセグメント放送の中央セグメントで送信するTSである場合、そのワンセグ放送のTSに含まれるNITを変更し、その中央セグメントのNITを生成する。信号変換部43−1は、生成されたNITで更新されたワンセグ放送のTSを、中央セグメントで送信するワンセグ再放送のTSとしてマルチセグメント送出部44に供給する。
一方、1セグチューナ42−1からのワンセグ放送のTSが、マルチセグメント放送の中央セグメントで送信するTSではない場合、信号変換部43−1は、1セグチューナ42−1からのワンセグ放送のTSをそのままにする。そして、信号変換部43−1は、そのTSをマルチセグメント放送の中央セグメント以外のセグメント(以下、中央外セグメントという)で送信するワンセグ再放送のTSとして、マルチセグメント送出部44に供給する。
信号変換部43−2,43−3は、信号変換部43−1と同様に、1セグチューナ42−1からのワンセグ放送のTSに含まれるNITを変更し、マルチセグメント放送の中央セグメントのNITを生成する。そして、信号変換部43−2,43−3は、生成されたNITで更新されたワンセグ放送のTSを、中央セグメントで送信するワンセグ再放送のTSとしてマルチセグメント送出部44に供給する。また、信号変換部43−2,43−3は、信号変換部43−1と同様に、1セグチューナ42−1からのワンセグ放送のTSをそのまま、中央外セグメントで送信するワンセグ再放送のTSとしてマルチセグメント送出部44に供給する。
なお、以下では、1セグチューナ42−1乃至42−3を特に区別する必要がない場合、それらをまとめて1セグチューナ42という。同様に、信号変換部43−1乃至43−3も信号変換部43という。また、図8では、1セグチューナ42と信号変換部43は3個ずつ設けられたが、その数はこれに限定されない。
マルチセグメント送出部44は、信号変換部43から供給される、中央セグメントで送信するワンセグ再放送のTSを、送信アンテナ45を介して中央セグメントで送信する。また、マルチセグメント送出部44は、信号変換部43から供給される、中央外セグメントで送信するワンセグ再放送のTSを、送信アンテナ45を介して中央外セグメントで送信する。
以上のように、1セグ再送信局32は、中央外セグメントのNITとして、ワンセグ放送のNITをそのまま送信するので、信号変換部43は、中央セグメントのNITだけを変更する機能を有すれば良い。従って、マルチセグメント放送の全セグメントのNITを変更する必要がある場合に比べて、1セグ再送信局32のコストを低減することができる。
[NITの説明]
図9は、ワンセグ再放送用の物理チャンネルの各セグメントで送信されるNITについて説明する図である。
図9に示すように、マルチセグメント放送の中央セグメントs7では、1セグ再送信局32で受信されたワンセグ放送のNITにマルチセグメント情報記述子(詳細は後述する)等が付加されたものが、ワンセグ再放送のNITとして送信される。一方、中央外セグメントs1,s2,・・・,s12,s13では、1セグ再送信局32で受信されたワンセグ放送のNITそのものがワンセグ再放送のNITとして送信される。
1セグ再送信局32で受信されるワンセグ放送のNITは、ネットワークID、ワンセグ放送のTSに関する情報(以下、TS情報という)などにより構成される。TS情報は、ワンセグ放送のTSのTSID、周波数、サービスID等により構成される。
以上のように、マルチセグメント放送としてのワンセグ再放送の中央セグメントのNITは、ワンセグ放送のNITにマルチセグメント情報記述子等が付加されたものである。従って、マルチセグメント情報記述子は、それを送信する中央セグメントがマルチセグメント放送のセグメントであることを示す情報であるといえる。
図10は、NITのデータ構造を示す図である。
図10に示すように、NITには、先頭から順に、8ビットのテーブルID(table_id)、1ビットのセクションシンタックスインジケータ(section_syntax_indicator)、1ビットの未来使用領域(reserved_future_use)が配置される。テーブルIDとしては、例えば0x40が記述される。
また、未来使用領域の後には、2ビットの空き領域(reserved)、12ビットのセクション長(section_length)、16ビットのネットワークID(network_ID)、2ビットの空き領域(reserved)、5ビットのバージョン番号(version_number)が順に配置される。その後、1ビットのカレントネクストインジケータ(current_next_indicator)、 8ビットのセクション番号(section_number)、8ビットの最終セクション番号(last_section_number)、4ビットの未来使用領域が順に配置される。
次に、12ビットのネットワークディスクリプタ長(network_descriptor_length)、4ビットのネットワークループが順に配置される。ネットワークループには、ネットワーク名ディスクリプタ(network_name_descriptor)、システムマネジメントディスクリプタ(system_management_descriptor)などのディスクリプタが、前段に記述されているネットワークIDごとに配置される。ネットワーク名ディスクリプタには、ネットワーク名が記述され、システムマネジメントディスクリプタには、ネットワークが放送ネットワークであるか通信ネットワークであるかを示す情報が記述される。
ネットワークループの後には、12ビットの未来使用領域、TSループ長(transport_stream_loop_length)、TSループ、32ビットのCRC(Cyclic Redundancy Check)32値(CRC_32)が順に配置される。TSループには、TSごとに、サービスリストディスクリプタ(service_list_descriptor)、地上波システムディスクリプタ(terrestrial_delivery_system_descriptor)などが記述される。サービスリストディスクリプタには、放送サービスを特定する情報であるサービスID、および、放送サービスのタイプ(テレビジョン放送、ラジオ放送など)を示すサービスタイプが記述され、地上波システムディスクリプタには、選局情報が記述される。
なお、ワンセグ再放送の中央セグメントのNITでは、元となるワンセグ放送のNITのTSループ内のディスクリプタに記述される最低7バイトの固定端末向け放送に関する情報(以下、固定端末向け放送情報という)が削除される。そして、固定端末向け放送情報の情報量の範囲内で、マルチセグメント情報記述子が記述されるマルチセグメント情報ディスクリプタ(multi_segment_info_descriptor)が配置される。
このように、マルチセグメント情報記述子は、固定端末向け放送情報の情報量の範囲内で記述される。従って、ワンセグ再放送のTSのパケット数は、元となるワンセグ放送のTSのパケット数と同一となる。即ち、NITの変更によるパケット数の増加はない。その結果、NITの変更に伴ってTSの他の情報を変更する必要がなく、1セグ再送信局32の機能が複雑になることを防止することができる。
[マルチセグメント情報ディスクリプタの説明]
図11は、マルチセグメント情報ディスクリプタの記述例を示す図である。
図11に示すように、マルチセグメント情報ディスクリプタに記述されるマルチセグメント情報記述子は、8ビットのディスクリプタタグ(descriptor_tag)、8ビットのディスクリプタ長(descriptor_length)、4ビットのマルチセグメントモード(multi_segment_mode)、4ビットの空き領域(reserved)、および16×Nビットのマルチセグメントビットマップ(multi_segment_bitmap)により構成される。
マルチセグメントモードは、マルチセグメント放送のセグメントの周波数の間隔(以下、セグメント間隔という)を示すモードである。
図12は、マルチセグメントモードの例を示す図である。
図12のマルチセグメントモードでは、図12のAに示すように、モード1が、セグメント間隔Δf1を示している。この場合、マルチセグメント放送の全セグメント数は13セグメントとなる。そして、例えば、マルチセグメント放送の10番目の周波数F10は、中央セグメント、即ち7番目のセグメントの周波数F7をfcenterとすると、F10=fcenter+3Δf1となる。
また、図12のマルチセグメントモードでは、図12のBに示すように、モード2が、セグメント間隔Δf2を示している。この場合、マルチセグメント放送の全セグメント数は11セグメントとなる。そして、例えば、マルチセグメント放送の2番目の周波数F2は、中央セグメント、即ち6番目のセグメントの周波数F6をfcenterとすると、F2=fcenter−4Δf2となる。
図13は、マルチセグメントビットマップの構成例を示す図である。
図13のマルチセグメントビットマップは、マルチセグメント配置情報(Multi_segment_layout)、連結情報(Segment_Connection_Group)、および1セグ再送信指示情報(1Seg_Redistribution_Indication)を表現する16ビット単位のビットマップにより構成される。このようにビットマップを用いて情報を表現することにより、情報量を最小限に抑えることができる。
マルチセグメント配置情報(レイアウト情報)は、マルチセグメント放送で用いられるセグメント(以下、放送セグメントという)、即ちマルチセグメント放送が割り当てられた物理チャンネル内の運用セグメントの配置を示す情報である。
具体的には、マルチセグメント配置情報を表現する16ビット単位のビットマップのうち、上位13ビットの各ビットが、マルチセグメント放送が割り当てられた物理チャンネルの各セグメントに対応する。そして、例えば、ビットが「1」である場合、そのビットに対応するセグメントが放送セグメントであることを示し、ビットが「0」である場合、そのビットに対応するセグメントが放送セグメントではないことを示す。
下位3ビットは、それを含むビットマップがマルチセグメント配置情報を表現するビットマップであることを示す情報を表現するためのビットである。図13の例では、「000」で、ビットマップがマルチセグメント配置情報を表現するビットマップであることが示されている。
以上のように、マルチセグメント配置情報は、放送セグメントの配置を示す情報であるので、受信端末33は、マルチセグメント配置情報から、放送セグメントがマルチセグメント放送の物理チャンネル内の何番目のセグメントであるかを認識することができる。また、受信端末33は、マルチセグメント放送の中央セグメントの周波数fcenterを予め認識している。従って、受信端末33は、図12で説明したように、放送セグメントの周波数を計算することができる。
連結情報は、同一の1セグ再送信局32によるワンセグ再放送の送信に用いられる放送セグメントの配置を示す情報であり、1セグ再送信局32ごとに記述される。
具体的には、連結情報を表現する16ビット単位のビットマップのうち、上位13ビットの各ビットが、マルチセグメント放送が割り当てられた物理チャンネルの各セグメントに対応する。そして、例えば、ビットが「1」である場合、そのビットに対応する放送セグメントが、他の「1」のビットに対応する放送セグメントと同一の1セグ再送信局32から送信されることを示す。一方、ビットが「0」である場合、そのビットに対応する放送セグメントが、「1」のビットに対応する放送セグメントと異なる1セグ再送信局32から送信されることを示す。
下位3ビットは、それを含むビットマップが連結情報を表現するビットマップであることを示す情報を表現するためのビットである。図13の例では、「001」で、ビットマップが連結情報を表現するビットマップであることが示されている。
以上のように表現される連結情報により、受信端末33において選局に要する時間を短縮することができる。具体的には、同一の1セグ再送信局32から送信されるTSは、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)同期がとれている。従って、受信端末33は、同一の1セグ再送信局32による送信に用いられる放送セグメントを連続して選局することにより、選局時のOFDM同期処理を省略し、選局に要する時間を短縮することができる。
図4の送受信システム30では、図14に示すように、1つの1セグ再送信局32が、全ての放送セグメント分のワンセグ再放送のTSを送信するため、放送セグメントをどのような順番で選局しても、選局に要する時間は短い。
しかしながら、送受信システム30のワンセグ再放送の送信形態としては、図15に示すように、放送セグメントごとに異なる1セグ再送信局からワンセグ再放送のTSを送信する分散型も考えられる。図15の例では、3つの1セグ再送信局51−1乃至51−3が、それぞれ、1つの放送セグメント分のワンセグ再放送のTSを送信する。
また、送受信システム30のワンセグ再放送の送信形態としては、図16に示すように、1つの1セグ再送信局32で全ての放送セグメント分のワンセグ再放送のTSを送信する集中型と分散型のハイブリッドの送信形態(以下、ハイブリッド型という)も考えられる。図16の例では、1つの1セグ再送信局61−1が、3つの放送セグメント分のワンセグ再放送のTSを送信し、2つの1セグ再送信局61−2,61−3が、それぞれ、1つの放送セグメント分のワンセグ再放送のTSを送信する。
このように、送信形態が分散型やハイブリッド型である場合、放送セグメントの選局順によって選局に要する時間は異なる。具体的には、同一の1セグ再送信局で送信に用いられる放送セグメントが連続して選局される場合、OFDM同期が省略され、選局に要する時間は短くなる。しかしながら、異なる1セグ再送信局で送信に用いられる放送セグメントが連続して選局される場合、OFDM同期が行われるため、選局に要する時間は長くなる。
従って、送受信システム30では、1セグ再送信局32が連結情報を送信し、受信端末33が、その連結情報に基づいて選局順を制御することにより、選局に要する時間を短縮する。例えば、図17に示すように、連結情報が、6乃至8番目のセグメントが同一の1セグ再送信局の放送セグメントであることを示している場合、受信端末33は、8番目のセグメントの選局を、6番目のセグメントの選局の後に行う。これにより、異なる1セグ再送信局の放送セグメント(例えば、4番目のセグメント)の後に選局を行う場合に比べて、より短時間で8番目の選局を行うことが可能になる。
図13に戻って、1セグ再送信指示情報(再送情報)は、放送セグメントのうちのワンセグ再放送に用いられるセグメントの配置を示す情報である。
具体的には、1セグ再送信指示情報を表現する16ビット単位のビットマップのうち、上位13ビットの各ビットが、マルチセグメント放送が割り当てられた物理チャンネルの各セグメントに対応する。そして、例えば、ビットが「1」である場合、そのビットに対応する放送セグメントが、ワンセグ再放送の放送セグメントであることを示す。一方、ビットが「0」である場合、そのビットに対応する放送セグメントが、ワンセグ再放送以外の放送の放送セグメントであることを示す。
なお、送受信システム30では、マルチセグメント放送として送信される放送は全てワンセグ再放送であるので、1セグ再送信指示情報のビットマップの上位13ビットは、マルチセグメント配置情報のビットマップの上位13ビットと同一となる。
1セグ再送信指示情報のビットマップの下位3ビットは、そのビットマップが1セグ再送信指示情報を表現するビットマップであることを示す情報を表現するためのビットである。図13の例では、「010」で、ビットマップが1セグ再送信指示情報を表現するビットマップであることが示されている。
なお、削除される固定端末向け放送情報の情報量が少ない場合、マルチセグメントビットマップには、連結情報やマルチセグメント配置情報のビットマップが含まれなくてもよい。
また、削除される固定端末向け放送情報の情報量が多く、固定端末向け放送情報の情報量の範囲内で、マルチセグメント情報ディスクリプタ以外のディスクリプタも配置することができる場合、1セグ再送信情報ディスクリプタを配置するようにしてもよい。
[1セグ再送信情報ディスクリプタの説明]
図18は、1セグ再送信情報ディスクリプタの詳細構成例を示す図である。
図18に示すように、1セグ再送信情報ディスクリプタ(one_seg_redistribution_info_descriptor)には、8ビットのディスクリプタタグ(descriptor_tag)、8ビットのディスクリプタ長(descriptor_length)、8ビットのTS番号(no_of_ts)、および16×Nビットの地上デジタル放送のネットワークID(terrestrial_network_id)が記述される。
TS番号は、この1セグ再送信情報ディスクリプタが配置される中央セグメントを含む物理チャンネルのマルチセグメント放送のTSIDである。また、ネットワークIDとしては、放送セグメントの周波数の低い順に、その放送セグメントのワンセグ再放送の元のワンセグ放送を特定する情報としてのネットワークIDが記述される。
[1セグ再送信局の処理の説明]
図19は、1セグ再送信局32の送信処理を説明するフローチャートである。
ステップS31において、1セグチューナ42は、地上波放送局31から送信され、受信アンテナ41を介して受信される地上波デジタル放送の所定の中央セグメントを選局し、その中央セグメントのワンセグ放送のTSを信号変換部43に供給する。
ステップS32において、信号変換部43は、1セグチューナ42から供給されるTSが中央セグメントで送信するTSであるかどうかを判定する。ステップS32で、中央セグメントで送信するTSであると判定された場合、ステップS33において、信号変換部43は、1セグチューナ42から供給されるTSのNITを変更する。
具体的には、信号変換部43は、NITの固定端末向け放送情報を削除し、その固定端末向け放送情報の情報量の範囲内で、マルチセグメント情報ディスクリプタ、または、マルチセグメント情報ディスクリプタおよび1セグ再送信情報ディスクリプタを配置する。そして、信号変換部43は、NITが変更されたTSをマルチセグメント送出部44に供給し、処理をステップS34に進める。
一方、ステップS32で、中央セグメントで送信するTSではないと判定された場合、信号変換部43は、そのTSをそのままマルチセグメント送出部44に供給し、処理をステップS34に進める。
ステップS34において、マルチセグメント送出部44は、信号変換部43から供給されるTSを所定のセグメントで送信アンテナ45を介して送信する。具体的には、マルチセグメント送出部44は、ステップS33でNITが変更されたTSを中央セグメントで送信し、NITが変更されていないTSを中央外セグメントで送信する。そして、処理は終了する。
[受信端末の詳細構成例]
図20は、図4の受信端末33の詳細構成例を示すブロック図である。
図20において、受信端末33は、アンテナ71、チューナ72、デマルチプレクサ73、ビデオデコーダ74、選択部75、表示部76、オーディオデコーダ77、スピーカ78、ブラウザ79、および制御部80により構成される。
チューナ72は、制御部80から供給される選局情報に基づいて選局を行い、所定の論理チャンネルのワンセグ再放送のTSを、アンテナ71を介して、1セグ再送信局32から受信する。チューナ72は、受信されたTSをデマルチプレクサ73に供給する。
デマルチプレクサ73は、チューナ72から供給されるTSを、ビデオデータ、オーディオデータ、ワンセグ放送においてブラウザを用いた表示を行うための表示制御情報、PSI(Program Specific Information)の各情報等に分離する。なお、PSIとは、NIT,PMT(Program Map Table),PAT(Program Association Table)等の放送サービスを受信するための情報、周波数情報、放送サービスに対応するパケットを特定する情報等を含むテーブルの総称であり、システムの制御情報である。デマルチプレクサ73は、ビデオデータをビデオデコーダ74に供給し、オーディオデータをオーディオデコーダ77に供給する。また、デマルチプレクサ73は、表示制御情報をブラウザ79に供給し、PSIの各情報等を制御部80に供給する。
ビデオデコーダ74は、制御部80の制御にしたがって、デマルチプレクサ73から供給されるビデオデータを、地上波放送局31におけるエンコードに対応する方式でデコードし、選択部75に供給する。
選択部75は、制御部80の制御にしたがって、ビデオデコーダ74から供給されるビデオデータまたはブラウザ79から供給されるビデオデータを選択し、表示部76に供給する。表示部76は、選択部75から供給されるビデオデータに基づいて、ワンセグ放送またはワンセグ再放送の画像を表示する。
オーディオデコーダ77は、制御部80の制御にしたがって、デマルチプレクサ73から供給されるオーディオデータを、地上波放送局31におけるエンコードに対応する方式でデコードし、スピーカ78に供給する。スピーカ78は、オーディオデコーダ77からのオーディオデータに対応する音声を、ワンセグ放送またはワンセグ再放送の音声として出力する。
ブラウザ79は、デマルチプレクサ73から供給される表示制御情報を解釈して、ビデオデータを生成し、選択部75に供給する。
制御部80は、地上波デジタル放送波の各物理チャンネルの中央セグメントの選局情報を順にチューナ72に供給する。また、制御部80は、ワンセグ再放送の中央セグメントのNITと周波数fcenterに基づいて、中央セグメント以外の放送セグメントの周波数を計算する。そして、制御部80は、計算された周波数を、連結情報に基づく順番で選局情報としてチューナ72に供給する。
さらに、制御部80は、デマルチプレクサ73から供給されるワンセグ放送のNITおよびSDT、または、ワンセグ再放送の中央セグメントのNIT、ワンセグ再放送の放送セグメントのSDT、周波数fcenter、および計算された周波数に基づいて、選局テーブルを生成する。そして、制御部80は、生成された選局テーブルを内蔵するメモリ(図示せず)に記憶する。
また、制御部80は、ユーザからの指令に応じて、選局テーブルに登録されているサービス名をブラウザ79に供給し、そのサービス名を表示部76に表示させる。ユーザは、表示部76に表示されたサービス名を見て、視聴対象とする放送サービスのサービス名を選択指示する。制御部80は、この選択指示に基づいて、選局テーブルから視聴対象のサービス名に対応する選局情報を読み出し、その選局情報をチューナ72に供給する。
また、制御部80は、デマルチプレクサ73から供給されるPSIの各情報に基づいて、ビデオデコーダ74、選択部75、オーディオデコーダ77、およびブラウザ79を制御する。具体的には、制御部80は、例えば、ビデオデコーダ74から出力されるビデオデータとオーディオデコーダ77から出力されるオーディオデータの同期をとるように、ビデオデコーダ74とオーディオデコーダ77を制御する。
[選局テーブルの作成方法]
図21は、受信端末33による選局テーブルの作成方法について説明する図である。
図21に示すように、受信端末33は、地上波デジタル放送波の各物理チャンネルの中央セグメントを、周波数の低い方から順にスキャンする。具体的には、受信端末33のチューナ72が、周波数の低い方から順に各物理チャンネルの中央セグメントを選局し、その中央セグメントのTSを取得する。
これにより、まず、地上波デジタル放送が割り当てられた物理チャンネルの中央セグメント91のTSから、その中央セグメント91で放送されるワンセグ放送のNIT,SDTが取得される。中央セグメント91は、地上波デジタル放送のセグメントであるので、中央セグメント91のNITには、マルチセグメント情報記述子は記述されていない。従って、選局対象は、次の物理チャンネルの中央セグメントに移行する。
そして、図21の例では、次の物理チャンネルの中央セグメントにはTSが存在しないため、選局対象は、さらに次の物理チャンネルの中央セグメント92−1に移行する。その結果、中央セグメント92−1のTSから、中央セグメント92−1の放送のNIT,SDTが取得される。
図21の例では、中央セグメント92−1は、ワンセグ再放送が割り当てられた物理チャンネルの中央セグメントであるため、中央セグメント92−1のNITには、マルチセグメント情報記述子が記述されている。従って、このマルチセグメント情報記述子のマルチセグメント配置情報およびモード情報並びに周波数fcenterを用いて、中央セグメント92−1以外の放送セグメント92−2乃至92−5の周波数が計算される。
そして、計算された周波数と連結情報に基づいて、同一の1セグ再送信局32の放送セグメントが連続するように、中央セグメント92−1以外の放送セグメント92−2乃至92−5が順に選局対象とされる。これにより、中央セグメント92−1以外の放送セグメント92−2乃至92−5で放送されるワンセグ再放送のSDTが取得される。
その後、次の物理チャンネルの中央セグメント93が選局対象とされる。以降も同様にして地上波デジタル放送波の全物理チャンネルにおいて選局が行われる。
そして、ワンセグ放送のNITおよびSDT、または、ワンセグ再放送の中央セグメントのNIT、ワンセグ再放送の放送セグメントのSDT、周波数fcenter、および計算された周波数に基づいて選局テーブルが作成される。
なお、図21の例では、中央セグメント92−1以外の放送セグメント92−2乃至92−5も選局したが、中央セグメント92−1のNITに1セグ再送信情報ディスクリプタが配置されている場合には、放送セグメント92−2乃至92−5を選局しなくてもよい。この場合、1セグ再送信情報ディスクリプタに記述されるTSIDに基づいて、既に受信されているワンセグ再放送の元のワンセグ放送のSDTが取得され、選局テーブルの作成に利用される。
また、中央セグメント92−1のNITにマルチセグメント配置情報のビットマップが含まれない場合には、受信端末33は、放送セグメント92−2乃至92−5を認識できないので、中央セグメント92−1と全ての中央外セグメントを選局する。これにより、受信端末33は、中央セグメント以外の放送セグメントの選局情報を認識することができる。
図22は、送受信システム30における地上波デジタル放送波を受信する従来のワンセグ再放送に対応していない受信端末95と受信端末33について説明する図である。
従来の受信端末95は、一般的に、受信端末33と同様に、各物理チャンネルの中央セグメントを、周波数の低い方から順にスキャンして、選局テーブルを作成する。しかしながら、受信端末95は、ワンセグ再放送に対応していないため、ワンセグ再放送が割り当てられた物理チャンネルの中央セグメントのTSに配置されるNITのマルチセグメント情報記述子は無視する。従って、受信端末95は、誤動作を起こさないが、中央セグメント以外の放送セグメントを選局することはできない。
よって、受信端末95が送受信システム30における地上波デジタル放送波を受信する場合、図22に示すように、地上波デジタル放送波の各中央セグメントのワンセグ放送およびワンセグ再放送のNITやSDTから、選局テーブルが作成される。
これに対して、受信端末33は、ワンセグ再放送に対応しており、ワンセグ再放送が割り当てられた物理チャンネルの中央セグメントのTSに配置されるNITのマルチセグメント情報記述子を認識し、中央セグメント以外の放送セグメントを選局することができる。その結果、受信端末33では、地上波デジタル放送波の全てのワンセグ放送およびワンセグ再放送のNITやSDTから、選局テーブルが作成される。
以上のように、従来の受信端末95が送受信システム30における地上波デジタル放送波を受信する場合、受信端末95は、ワンセグ再放送に対応していないため、中央外セグメントのワンセグ再放送の選局情報を選局テーブルに登録することはできない。しかしながら、従来の受信端末95でも、地上波放送局31から送信されるワンセグ放送の選局情報を取得することはできる。従って、本発明の地上波デジタル放送波は、従来の受信端末95によるワンセグ放送の受信を妨害しない。
[選局テーブルの構成例]
図23は、受信端末33により作成された選局テーブルの例を示す図である。
図23の例では、ワンセグ再放送が割り当てられた物理チャンネルの3番目乃至10番目のセグメントが放送セグメントとされ、モード情報がモード2となっている。なお、モード2は、図12で示したように、セグメント間隔がΔf2であることを示し、モード2の1つの物理チャンネルは、11セグメントで構成される。
このような場合、まず、中央セグメントである6番目のセグメントが選局され、マルチセグメント情報記述子が認識される。そして、このマルチセグメント情報記述子として記述されているモード情報およびマルチセグメント配置情報並びに周波数fcenterに基づいて、中央セグメント以外の放送セグメントの周波数が計算される。
具体的には、放送セグメントであるk番目のセグメントの周波数をFkとし、モードmのセグメント間隔をΔfmとし、中央セグメントからk番目のセグメントまでのセグメント数をNとしたときの、式Fk=fcenter±Δfm×Nを用いて周波数Fkが計算される。
なお、この計算で用いられる中央セグメントの周波数fcenterは、中央セグメントのNITに記述されている周波数ではなく、実際に受信端末33で中央セグメントの選局に用いた周波数である。周波数fcenterとして中央セグメントのNITに記述されている周波数を用いない理由は、中央セグメントのNITに記述されている周波数は、ワンセグ再放送の元となるワンセグ放送の周波数のままであるためである。
以上のようにして放送セグメントの周波数が計算されると、その放送セグメントの周波数に基づいて、連結情報に基づく順番で中央セグメント以外の放送セグメントが選局され、各放送セグメントのSDTが取得される。これにより、選局テーブルに、各放送セグメントのSDTに含まれるサービス名と、周波数fcenterまたは計算された周波数とが登録される。
また、選局テーブルには、マルチセグメント情報記述子の連結情報に基づいて、各放送セグメントの連結グループの番号も登録される。この連結グループの番号は、各放送セグメントの送信元に対応するものであり、送信元が同一の放送セグメントには、同一の番号が付与される。図23の例では、全ての放送セグメントのTSが同一の1セグ再送信局32から送信されており、全ての放送セグメントに対して、同一の連結グループの番号「G1」が登録されている。
[受信端末の処理の説明]
図24は、受信端末33による選局テーブル作成処理のフローチャートである。この選局テーブル作成処理は、例えば、ユーザにより選局テーブルの取得が指示されたとき開始される。
ステップS51において、制御部80は、所定の物理チャンネル(例えば、最も周波数の低い物理チャンネル)を、処理の対象とする対象物理チャンネルとする。そして、制御部80は、対象物理チャンネルの中央セグメントの周波数を選局情報としてチューナ72に供給する。
ステップS52において、チューナ72は、制御部80からの選局情報に基づいて、対象物理チャンネルの中央セグメントを選局する。
ステップS53において、チューナ72は、対象物理チャンネルの中央セグメントのTSが受信されたかどうかを判定し、受信されたと判定した場合、処理をステップS54に進める。
ステップS54において、デマルチプレクサ73は、チューナ72により受信された対象物理チャンネルの中央セグメントのTSから、NITとSDTを分離し、取得する。そして、デマルチプレクサ73は、そのNITとSDTを制御部80に供給する。
ステップS55において、制御部80は、受信されたTSがマルチセグメント放送の中央セグメントのTSであるかどうか、即ちデマルチプレクサ73から供給されるNITにマルチセグメント情報記述子が含まれているかどうかを判定する。
ステップS55で、受信されたTSがマルチセグメント放送の中央セグメントのTSであると判定された場合、処理はステップS56に進む。ステップS56において、制御部80は、その中央セグメントのNITに含まれるマルチセグメント情報記述子のモード情報およびマルチセグメント配置情報並びに周波数fcenterに基づいて、中央セグメント以外の放送セグメントの周波数を計算する。そして、制御部80は、計算された周波数を、連結情報に基づく順番で選局情報としてチューナ72に供給する。
ステップS57において、チューナ72は、制御部80からの選局情報に基づいて、対象物理チャンネルの中央セグメント以外の放送セグメントを選局する。ステップS58において、デマルチプレクサ73は、チューナ72により受信された対象物理チャンネルの中央セグメント以外の放送セグメントのTSからSDTを分離し、取得する。そして、デマルチプレクサ73は、そのSDTを制御部80に供給し、処理をステップS59に進める。
一方、ステップS53で対象物理チャンネルの中央セグメントのTSが受信されていないと判定された場合、または、ステップS55で受信されたTSがマルチセグメント放送の中央セグメントのTSではないと判定された場合、処理はステップS59に進む。
ステップS59において、制御部80は、全ての物理チャンネルを対象物理チャンネルとしたかどうかを判定する。ステップS59で全ての物理チャンネルを対象物理チャンネルとしていないと判定された場合、ステップS60において、制御部80は、次の物理チャンネル(例えば、周波数が次に高い物理チャンネル)を対象物理チャンネルとして、処理ステップS52に戻す。そして、全ての物理チャンネルを対象物理チャンネルとするまで、ステップS52乃至S60の処理が繰り返される。
一方、ステップS59で全ての物理チャンネルを対象物理チャンネルとしたと判定された場合、処理はステップS61に進む。
ステップS61において、制御部80は、ワンセグ放送のNITおよびSDT、または、中央セグメントのワンセグ再放送のNIT、放送セグメントのワンセグ再放送のSDT、周波数fcenter、およびステップS56で計算された周波数に基づいて選局テーブルを作成する。そして、制御部80は、作成された選局テーブルを内蔵するメモリに記憶し、処理を終了する。
以上のように、1セグ再送信局32は、ワンセグ放送のNITとマルチセグメント情報記述子を含む、ワンセグ再放送の中央セグメントのNITを生成し、そのNITをワンセグ再放送の中央セグメントで送信する。そして、受信端末33は、各物理チャンネルの中央セグメントのTSを受信し、そのTSに含まれるマルチセグメント情報記述子に応じて、その中央セグメントがマルチセグメント放送のセグメントであるかどうかを認識し、選局を制御する。これにより、全てのワンセグ再放送の選局情報を認識することができる。
なお、上述した説明では、選局テーブルにSDTに基づくサービス名が登録されるようにしたが、選局テーブルには、サービス名が登録されなくてもよい。この場合、中央セグメント以外の放送セグメントを選局する必要はない。
また、1セグ再送信局32の信号変換部43は、中央セグメントで送信するNITにマルチセグメント情報ディスクリプタなどを配置するだけでなく、そのNITに記述されるワンセグ放送の周波数を、中央セグメントの周波数に変更するようにしてもよい。この場合、周波数fcenterとして、ワンセグ再放送の中央セグメントのNITに記述される周波数を用いることができる。
<第2実施の形態>
[送受信システムの第2実施の形態の構成例]
図25は、本発明を適用した送受信システムの第2実施の形態の構成例を示す図である。
図25の送受信システム100は、地上波放送局31、コミュニティ放送局101−1乃至101−3、および受信端末102により構成される。なお、図4と同一のものには同一の符号を付してあり、説明は繰り返しになるので省略する。
図25の送受信システム100は、地上波デジタル放送波の空きチャンネルを利用して、ワンセグ再放送ではなく、多チャンネルコミュニティ放送をマルチセグメント放送として送信する。
なお、多チャンネルコミュニティ放送とは、限定された地域で複数の論理チャンネルを利用して多面的に行われる1セグメント単位の放送である。多チャンネルコミュニティ放送としては、例えば、テーマパークでのみ受信可能な、そのテーマパークに関する放送などがある。以下では、多チャンネルコミュニティ放送を、単にコミュニティ放送という。
送受信システム100のコミュニティ放送局101−1は、地上波デジタル放送波の空きチャンネルで、サービスエリアAでのみ受信可能なコミュニティ放送をマルチセグメント放送として送信する。
また、コミュニティ放送局101−2は、地上波デジタル放送波の空きチャンネルで、サービスエリアBでのみ受信可能なコミュニティ放送をマルチセグメント放送として送信する。さらに、コミュニティ放送局101−3は、地上波デジタル放送波の空きチャンネルで、サービスエリアCでのみ受信可能なコミュニティ放送をマルチセグメント放送として送信する。
図25の例では、サービスエリアAがサービスエリアBおよびCを含んでいる。即ち、コミュニティ放送局101−1が所定の地区をサービスエリアAとする中心局であり、コミュニティ放送局101−2,101−3が、それぞれ、その地区内の建物やアミューズメントパークなどをサービスエリアB,Cとするローカル局である。
従って、このような場合、受信可能な地域が広範囲な中心局(コミュニティ放送局101−1)のコミュニティ放送の重要度が、ローカル局(コミュニティ放送局101−2,101−3)のコミュニティ放送に比べて高いことは明らかである。
そこで、送受信システム100では、中央局としてのコミュニティ放送局101−1のコミュニティ放送が中央のセグメントに割り当てられ、これにより、重要度の高いコミュニティ放送が、より確実に受信端末102で受信されるようにする。
なお、図25の送受信システム100のようにコミュニティ放送の重要度が明らかではない場合、空きチャンネル内のコミュニティ放送の帯域の割り当ては、特に規定する必要はない。
受信端末102は、ワンセグ放送およびコミュニティ放送を受信可能な携帯端末である。従って、図25に示すように、受信端末102を所持したユーザがサービスエリアAにいる場合、受信端末102は、ワンセグ放送とコミュニティ放送局101−1乃至101−3によるコミュニティ放送を受信することができる。
なお、以下では、コミュニティ放送局101−1乃至101−3を特に区別する必要が無い場合、それらをまとめてコミュニティ放送局101という。以下、マルチセグメント放送の一例として、コミュニティ放送で説明を進める。
[コミュニティ放送局の詳細構成例]
図26は、コミュニティ放送局101の詳細構成例を示すブロック図である。
図26のコミュニティ放送局101は、関連情報生成部121、ビデオデータ取得部122、ビデオエンコーダ123、オーディオデータ取得部124、オーディオエンコーダ125、マルチプレクサ126、送信部127、およびアンテナ128により構成される。
関連情報生成部121は、コミュニティ放送のNIT,SDT等を含むPSI、表示制御情報等を関連情報として生成し、マルチプレクサ126に供給する。なお、中央セグメントで送信されるコミュニティ放送のNITには、マルチセグメント情報記述子が記述されている。
ビデオデータ取得部122は、図示せぬ内蔵するHDD(Hard Disk Drive)や、外部のサーバなどから、コミュニティ放送のビデオデータを取得し、ビデオエンコーダ123に供給する。
ビデオエンコーダ123は、ビデオデータ取得部122から供給されるビデオデータを、MPEG2(Moving Picture Experts Group phase 2)等の符号化方式に準拠して符号化し、マルチプレクサ126に供給する。
オーディオデータ取得部124は、図示せぬ内蔵するHDDや、外部のサーバなどから、コミュニティ放送のオーディオデータを取得し、オーディオエンコーダ125に供給する。
オーディオエンコーダ125は、オーディオデータ取得部124から供給されるオーディオデータを、MPEG2等の符号化方式に準拠して符号化し、マルチプレクサ126に供給する。
マルチプレクサ126は、関連情報生成部121からの関連情報、ビデオエンコーダ123からのビデオデータ、およびオーディオエンコーダ125からのオーディオデータを多重化してTSを生成し、送信部127に供給する。
送信部127は、マルチプレクサ126から供給されるTSを、所定のセグメントでアンテナ128を介して送信する。
[コミュニティ放送局の処理の説明]
図27は、コミュニティ放送局101の送信処理を説明するフローチャートである。
ステップS71において、関連情報生成部121は、コミュニティ放送のPSI、表示制御情報等を関連情報として生成し、マルチプレクサ126に供給する。
ステップS72において、ビデオデータ取得部122は、図示せぬ内蔵するHDDや、外部のサーバなどから、コミュニティ放送のビデオデータを取得し、ビデオエンコーダ123に供給する。
ステップS73において、ビデオエンコーダ123は、ビデオデータ取得部122から供給されるビデオデータを、MPEG2等の符号化方式に準拠して符号化し、マルチプレクサ126に供給する。
ステップS74において、オーディオデータ取得部124は、図示せぬ内蔵するHDDや、外部のサーバなどから、コミュニティ放送のオーディオデータを取得し、オーディオエンコーダ125に供給する。
ステップS75において、オーディオエンコーダ125は、オーディオデータ取得部124から供給されるオーディオデータを、MPEG2等の符号化方式に準拠して符号化し、マルチプレクサ126に供給する。
ステップS76において、マルチプレクサ126は、関連情報生成部121からの関連情報、ビデオエンコーダ123からのビデオデータ、およびオーディオエンコーダ125からのオーディオデータを多重化してTSを生成する。
具体的には、マルチプレクサ126は、マルチセグメント情報記述子が記述されるNITを含むTSを、中央セグメントのTSとして生成する。また、マルチプレクサ126は、マルチセグメント情報記述子が記述されないNITを含むTSを、中央外セグメントのTSとして生成する。そして、マルチプレクサ126は、生成されたTSを送信部127に供給する。
ステップS77において、送信部127は、マルチプレクサ126から供給されるTSを、所定のセグメントでアンテナ128を介して送信し、処理を終了する。
[受信端末の詳細構成例]
図28は、図25の受信端末102の詳細構成例を示すブロック図である。
図28において、受信端末102は、アンテナ71、チューナ72、デマルチプレクサ73、ビデオデコーダ74、選択部75、表示部76、オーディオデコーダ77、スピーカ78、ブラウザ79、および制御部141により構成される。なお、図20と同一のものには同一の符号を付してあり、説明は繰り返しになるので省略する。
制御部141は、図20の制御部80と同様に、地上波デジタル放送波の各物理チャンネルの中央セグメントの選局情報を順にチューナ72に供給する。また、制御部141は、コミュニティ放送の中央セグメントのNITに基づいて、中央セグメント以外の放送セグメントの周波数を計算する。そして、制御部141は、計算された周波数を、連結情報に基づく順番で選局情報としてチューナ72に供給する。
さらに、制御部141は、デマルチプレクサ73から供給されるワンセグ放送のNITおよびSDT、または、コミュニティ放送の中央セグメントのNITおよびSDT並びに計算された周波数に基づいて、選局テーブルを生成し、内蔵するメモリ(図示せず)に記憶する。
また、制御部141は、制御部80と同様に、ユーザからの指令に応じて、選局テーブルに登録されているサービス名をブラウザ79に供給し、そのサービス名を表示部76に表示させる。ユーザは、表示部76に表示されたサービス名を見て、視聴対象とする放送サービスのサービス名を選択指示する。制御部141は、制御部80と同様に、この選択指示に基づいて、選局テーブルから視聴対象のサービス名に対応する選局情報を読み出し、その選局情報をチューナ72に供給する。
また、制御部141は、制御部80と同様に、デマルチプレクサ73から供給されるPSIの各情報に基づいて、ビデオデコーダ74、選択部75、オーディオデコーダ77、およびブラウザ79を制御する。
[選局テーブルの作成方法]
図29は、受信端末102による選局テーブルの作成方法について説明する図である。
図29に示すように、受信端末102は、受信端末33と同様に、地上波デジタル放送波の各物理チャンネルの中央セグメントを、周波数の低い方から順にスキャンする。
これにより、地上波デジタル放送が割り当てられた物理チャンネルの中央セグメント91,93のTSが取得され、そのTSから中央セグメント91,93で放送されるワンセグ放送のNIT,SDTが取得される。また、コミュニティ放送が割り当てられた物理チャンネルの中央セグメント92−1のTSが取得され、そのTSから中央セグメント92−1で放送されるコミュニティ放送のNIT,SDTが取得される。
そして、中央セグメント92−1のNITに含まれるマルチセグメント情報記述子のマルチセグメント配置情報およびモード情報並びに周波数fcenterに基づいて、中央セグメント92−1以外の放送セグメント92−2乃至92−5の周波数が計算される。そして、ワンセグ放送のNITおよびSDT、または、中央セグメントのコミュニティ放送のNITおよびSDT並びに計算された周波数に基づいて選局テーブルが作成される。
[選局テーブルの構成例]
図30は、受信端末102により作成された選局テーブルの例を示す図である。
図30の例では、コミュニティ放送が割り当てられた物理チャンネルの1,4,6乃至8,10,13番目のセグメントが放送セグメントとされ、モード情報がモード1となっている。なお、モード1は、図12で示したように、セグメント間隔がΔf1であることを示し、モード1の1つの物理チャンネルは、13セグメントで構成される。
このような場合、まず、中央セグメントである7番目のセグメントが選局され、マルチセグメント情報記述子が認識される。そして、このマルチセグメント情報記述子として記述されているモード情報およびマルチセグメント配置情報、並びに、中央セグメントのNITに含まれる周波数fcenterに基づいて、中央セグメント以外の放送セグメントの周波数が計算される。そして、選局テーブルには、周波数fcenterおよび計算された周波数に対応付けて、中央セグメントのSDTに含まれるサービス名に関連するサービス名が登録される。
図30の例では、中央セグメントのSDTに含まれるサービス名「エリアサービス1」に関連するサービス名「エリアサービス1-main」が、中央セグメントのサービス名として、周波数fcenterに対応付けて登録される。また、サービス名「エリアサービス1」に関連するサービス名「エリアサービス1-sub1」等が、中央セグメント以外の放送セグメン
トのサービス名として、計算された周波数に対応付けて登録される。
さらに、選局テーブルには、マルチセグメント情報記述子の連結情報に基づいて、各放送セグメントの連結グループの番号が登録される。図30の例では、中央セグメントである7番目のセグメントのTSと、6番目および8番目のセグメントのTSが、同一のコミュニティ放送局101から送信されており、6乃至8番目のセグメントに対して、同一の連結グループの番号「G1」が登録されている。
[受信端末の処理の説明]
図31は、受信端末102による選局テーブル作成処理のフローチャートである。この選局テーブル作成処理は、例えば、ユーザにより選局テーブルの取得が指示されたとき開始される。
ステップS91乃至S98の処理は、図24のステップS51乃至S56、S59、およびS60の処理と同様であるので、説明は省略する。
ステップS99において、制御部141は、ワンセグ放送のNITおよびSDT、または、中央セグメントのコミュニティ放送のNITおよびSDT並びにステップS96で計算された周波数に基づいて、選局テーブルを作成する。そして、制御部80は、作成された選局テーブルを内蔵するメモリに記憶し、処理を終了する。
以上のように、コミュニティ放送局101は、コミュニティ放送のNITとマルチセグメント情報記述子を含む、コミュニティ放送の中央セグメントのNITを生成し、そのNITをコミュニティ放送の中央セグメントで送信する。そして、受信端末102は、各物理チャンネルの中央セグメントのTSを受信し、そのTSに含まれるマルチセグメント情報記述子に応じて、その中央セグメントがマルチセグメント放送のセグメントであるかどうかを認識し、選局を制御する。これにより、全てのコミュニティ放送の選局情報を認識することができる。
なお、送受信システム100においても、受信端末102が、コミュニティ放送の中央セグメント以外の放送セグメントを選局してSDTを取得し、そのSDTに基づいて選局テーブルに正確なサービス名を登録するようにしてもよい。
このように、受信端末102が、中央セグメント以外の放送セグメントを選局する場合、中央セグメントのNITから認識された放送セグメントのうち、実際に受信可能な放送セグメントを認識することができる。
例えば、図25において、受信端末102は、中央セグメントのNITから、コミュニティ放送局101−1乃至101−3で送信に用いられる全てのセグメントを放送セグメントとして認識する。しかしながら、受信端末102は、サービスエリアBにある場合、コミュニティ放送局101−1および101−3のコミュニティ放送を受信することができない。従って、受信端末102が中央セグメント以外の放送セグメントを選局しても、コミュニティ放送局101−1および101−3のコミュニティ放送のTSは受信されず、実際に受信可能なコミュニティ放送局101−2のコミュニティ放送のSDTのみが取得される。
従って、このような場合、受信端末102は、選局テーブルにおいて、コミュニティ放送ごとに受信可能であるかどうかを示すフラグを登録し、受信可能ではないコミュニティ放送のサービス名は表示部76に表示しないようにする。これにより、ユーザが、表示部76に表示されたサービス名を選択指示しても、そのサービス名に対応するコミュニティ放送が表示されないことを防止することができる。
また、コミュニティ放送の中央セグメントのNITにマルチセグメント配置情報のビットマップが含まれない場合には、受信端末102は、放送セグメントを認識できないので、中央セグメントだけでなく、全ての中央外セグメントを選局する。これにより、受信端末102は、中央セグメント以外の放送セグメントの選局情報を認識することができる。
さらに、上述した送受信システム30(100)では、ワンセグ再放送またはコミュニティ放送のいずれか一方がマルチセグメント放送されたが、両方がマルチセグメント放送されるようにしてもよい。
また、送受信システム30(100)において、ワンセグ再放送またはコミュニティ放送のNITを取得し、そのNITに基づいてサービスIDなどの情報を選局テーブルに登録するようにしてもよい。
本発明では、既存の地上波デジタル放送で規定されているNITにマルチセグメント情報記述子を含めたものが、マルチセグメント放送の中央セグメントのNITとして送信されるので、マルチセグメント放送は、既存の地上波デジタル放送の方式体系と整合のとれた放送となり、インターオペラビリティが確保される。
また、受信端末33(102)は、従来の受信端末95に対して、マルチセグメント放送の中央セグメントのNITのマルチセグメント情報記述子を認識する機能、マルチセグメント情報記述子に基づいて選局テーブルを作成する機能などを追加することにより実現可能である。従って、受信端末33(102)によれば、マルチセグメント放送に対応させるために必要なコストの上昇を抑制することができる。
上述した1セグ再送信局32、受信端末33、コミュニティ放送局101、受信端末102の一連の処理は、ハードウエアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、コンピュータにインストールされる。ここで、コンピュータには、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータや、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどが含まれる。
図32は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するパーソナルコンピュータのハードウエアの構成例を示すブロック図である。
パーソナルコンピュータ200において、CPU(Central Processing Unit)201,ROM(Read Only Memory)202,RAM(Random Access Memory)203は、バス204により相互に接続されている。
バス204には、さらに、入出力インタフェース205が接続されている。入出力インタフェース205には、入力部206、出力部207、記憶部208、通信部209、及びドライブ210が接続されている。
入力部206は、キーボード、マウス、マイクロフォンなどよりなる。出力部207は、ディスプレイ、スピーカなどよりなる。記憶部208は、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる。通信部209は、ネットワークインタフェースなどよりなる。ドライブ210は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリなどのリムーバブルメディア211を駆動する。
以上のように構成されるパーソナルコンピュータ200では、CPU201が、例えば、記憶部208に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース205及びバス204を介して、RAM203にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
パーソナルコンピュータ200(CPU201)が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブルメディア211に記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供することができる。
パーソナルコンピュータ200では、プログラムは、リムーバブルメディア211をドライブ210に装着することにより、入出力インタフェース205を介して、記憶部208にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部209で受信し、記憶部208にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM202や記憶部208に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
さらに、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
32 1セグ再送信局, 33 受信端末, 42−1乃至42−3 1セグチューナ, 43−1乃至43−3 信号変換部, 44 マルチセグメント送出部, 72 チューナ, 80 制御部, 101 コミュニティ放送局, 102 受信端末, 121 関連情報生成部, 127 送信部, 141 制御部

Claims (17)

  1. マルチセグメント放送の代表セグメントの選局に関する情報である選局情報と、前記代表セグメントが前記マルチセグメント放送のセグメントであることを示すマルチセグメント情報を含む代表選局情報を生成する生成手段と、
    前記代表選局情報を前記代表セグメントで送信する送信手段と
    を備え
    前記マルチセグメント情報は、前記代表セグメントを含む物理チャンネルを構成する複数のセグメントのうちの、前記マルチセグメント放送で用いられるセグメントの配置を示すレイアウト情報と、前記セグメントの間隔を示すモード情報とを含む
    送信装置。
  2. 地上波デジタル放送の所定の1セグメントで送信されてくる、画像または音声のデータであるワンセグデータと、前記地上波デジタル放送の選局情報を受信する受信手段
    をさらに備え、
    前記生成手段は、前記受信手段により受信された、前記代表セグメントで再送されるワンセグデータである代表ワンセグデータに対応する選局情報を、前記代表セグメントの選局情報として生成し
    前記マルチセグメント情報は、前記ワンセグデータの再送に用いられるセグメントの配置を示す再送情報を含
    前記送信手段は、前記代表ワンセグデータと前記代表選局情報を前記代表セグメントで送信し、前記代表ワンセグデータ以外のワンセグデータと、そのワンセグデータに対応する前記地上波デジタル放送の選局情報を前記代表セグメント以外のセグメントで送信する
    請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記生成手段は、前記代表ワンセグデータに対応する前記地上波デジタル放送の選局情報に含まれる前記所定の1セグメントの周波数を、前記代表セグメントの周波数に変更して、前記代表セグメントの選局情報を生成
    請求項に記載の送信装置。
  4. 前記生成手段はまた、前記マルチセグメント放送の前記代表セグメント以外のセグメントである代表外セグメントの選局情報を生成し、
    前記送信手段は、前記代表選局情報を前記代表セグメントで送信し、前記代表外セグメントの選局情報を前記代表外セグメントで送信し、
    前記マルチセグメント情報は、前記送信手段による送信に用いられる前記代表セグメントと前記代表外セグメントの配置を、同一の送信装置による送信に用いられるセグメントの配置として示す連結情報を含む
    請求項1に記載の送信装置。
  5. 送信装置が、
    マルチセグメント放送の代表セグメントの選局に関する情報である選局情報と、前記代表セグメントが前記マルチセグメント放送のセグメントであることを示すマルチセグメント情報を含む代表選局情報を生成する生成ステップと、
    前記代表選局情報を前記代表セグメントで送信する送信ステップと
    を含み、
    前記マルチセグメント情報は、前記代表セグメントを含む物理チャンネルを構成する複数のセグメントのうちの、前記マルチセグメント放送で用いられるセグメントの配置を示すレイアウト情報と、前記セグメントの間隔を示すモード情報とを含む
    送信方法。
  6. マルチセグメント放送の代表セグメントで送信されてくる、前記代表セグメントの選局に関する情報である選局情報と、前記代表セグメントが前記マルチセグメント放送のセグメントであることを示すマルチセグメント情報を含む代表選局情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された前記代表選局情報に含まれる前記マルチセグメント情報に基づいて選局を制御する制御手段と
    を備え
    前記マルチセグメント情報は、前記代表セグメントを含む物理チャンネルを構成する複数のセグメントのうちの、前記マルチセグメント放送で用いられるセグメントの配置を示すレイアウト情報と前記セグメントの間隔を示すモード情報を含む
    受信装置。
  7. 前記制御手段前記レイアウト情報と前記モード情報に基づいて、前記マルチセグメント放送で用いられるセグメントの選局を制御する
    請求項に記載の受信装置。
  8. 前記受信手段はまた、前記制御手段の制御にしたがって、前記マルチセグメント放送で用いられるセグメントを選局し、そのセグメントで送信される放送データに関する情報を受信する
    請求項に記載の受信装置。
  9. 前記制御手段は前記レイアウト情報、前記モード情報、および前記代表セグメントの周波数に基づいて、前記マルチセグメント放送で用いられるセグメントの周波数を決定し、その周波数に基づいて選局を制御する
    請求項に記載の受信装置。
  10. 前記制御手段は前記レイアウト情報、前記モード情報、および前記代表セグメントの選局情報に含まれる前記代表セグメントの周波数に基づいて、前記マルチセグメント放送で用いられるセグメントの周波数を決定し、その周波数に基づいて選局を制御する
    請求項に記載の受信装置。
  11. 前記受信手段は、前記代表セグメントで送信されてくる、前記代表選局情報と、地上波デジタル放送の所定の1セグメントで既に送信された画像または音声のデータであるワンセグデータを受信し、
    前記代表選局情報は、前記代表セグメントで再送されるワンセグデータである代表ワンセグデータとともに前記地上波デジタル放送の所定の1セグメントで既に送信された前記地上波デジタル放送の選局情報を前記代表セグメントの選局情報として含み、
    前記マルチセグメント情報は、前記ワンセグデータの再送に用いられるセグメントの配置を示す再送情報を含む
    請求項に記載の受信装置。
  12. 前記代表選局情報は、前記代表ワンセグデータに対応する前記地上波デジタル放送の選局情報に含まれる前記所定の1セグメントの周波数を、前記代表セグメントの周波数に変更することにより生成された前記代表セグメントの選局情報含む
    請求項1に記載の受信装置。
  13. 前記制御手段は、前記レイアウト情報、前記モード情報、および前記代表セグメントの選局情報に含まれる前記代表セグメントの周波数に基づいて、前記物理チャンネルを構成する前記代表セグメント以外のセグメントの周波数を決定し、その周波数に基づいて選局を制御する
    請求項1に記載の受信装置。
  14. 前記マルチセグメント情報は、前記物理チャンネルを構成する複数のセグメントのうち、同一の送信装置による送信に用いられるセグメントの配置を示す連結情報を含む
    請求項に記載の受信装置。
  15. 前記制御手段はまた、前記連結情報に基づいて選局時の同期処理の有無を制御する
    請求項1に記載の受信装置。
  16. 前記制御手段は、前記マルチセグメント情報に基づいて、前記代表セグメントを含む物理チャンネルを構成する中央セグメント以外のセグメントの選局を制御する
    請求項に記載の受信装置。
  17. 受信装置が、
    マルチセグメント放送の代表セグメントで送信されてくる、前記代表セグメントの選局に関する情報である選局情報と、前記代表セグメントが前記マルチセグメント放送のセグメントであることを示すマルチセグメント情報を含む代表選局情報を含む代表選局情報を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップの処理により受信された前記代表選局情報に含まれる前記マルチセグメント情報に基づいて選局を制御する制御ステップと
    を含み、
    前記マルチセグメント情報は、前記代表セグメントを含む物理チャンネルを構成する複数のセグメントのうちの、前記マルチセグメント放送で用いられるセグメントの配置を示すレイアウト情報と前記セグメントの間隔を示すモード情報を含む
    受信方法。
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CSND200701476001; 黒田徹: 'ワンセグとは違う「デジタルラジオ」将来はマルチメディア放送に発展へ' 日経エレクトロニクス No.969, 20080114, p.126-136, 日経BP社 *
JPN6014007208; 黒田徹: 'ワンセグとは違う「デジタルラジオ」将来はマルチメディア放送に発展へ' 日経エレクトロニクス No.969, 20080114, p.126-136, 日経BP社 *
JPN6014007210; 成清善一: '2. ワンセグサービスの最新技術 2-3. ワンセグ連結再送信システム' 映像情報メディア学会誌 Vol.62, No.5, 20080501, p.662-665 *
JPN6014007211; 岡村智之: '5. アナログ放送終了後の電波利用 5-1. マルチメディア放送「ISDB-Tmm」' 映像情報メディア学会誌 Vol.62, No.5, 20080501, p.692-695 *
JPN6014007212; 隅倉正隆: 'ワンセグに見る連携の仕組み(最終回)通信・放送連携の例を見る' 日経エレクトロニクス No.961, 20070924, p.205-213, 日経BP社 *

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