JP5668364B2 - 撮像装置、撮像方法並びにプログラム - Google Patents
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Description
〔1〕 被写体からの光を受けて撮影画像を出力する撮像手段(CCD101,F/E−IC102)と、前記撮像手段を用いて連続撮影して複数の撮影画像を取得する画像取得手段(ステップS11、S22、S32)と、前記画像取得手段により取得された複数の撮影画像に関する情報に基づいて、該複数の撮影画像の中から1つの基準画像を選択する基準画像選択手段(ステップS12、S23、S33)と、前記基準画像選択手段により選択された基準画像に対する他の撮影画像の位置ずれを検出する位置ずれ検出手段(ステップS13、S24、S34)と、前記他の撮影画像について前記位置ずれ検出手段により検出された位置ずれを補償する位置ずれ補償手段(ステップS14、S25、S35)と、前記基準画像と前記位置ずれ補償後の他の撮影画像とを加算して合成する画像合成手段(ステップS15、S26、S36)と、を備える撮像装置であって、前記複数の撮影画像ごとに、撮影時の当該撮像装置の姿勢を検出する姿勢検出手段(加速度センサ124)をさらに備え、前記基準画像選択手段は、前記複数の撮影画像のうち、撮影時の当該撮像装置の姿勢が水平である、あるいは最も水平に近い撮影画像を基準画像として選択する(ステップS23)ことを特徴とする撮像装置(デジタルカメラC、図1〜図4,図6,図15)。
〔2〕 被写体からの光を受けて撮影画像を出力する撮像手段(CCD101,F/E−IC102)と、前記撮像手段を用いて連続撮影して複数の撮影画像を取得する画像取得手段(ステップS11、S22、S32)と、前記画像取得手段により取得された複数の撮影画像に関する情報に基づいて、該複数の撮影画像の中から1つの基準画像を選択する基準画像選択手段(ステップS12、S23、S33)と、前記基準画像選択手段により選択された基準画像に対する他の撮影画像の位置ずれを検出する位置ずれ検出手段(ステップS13、S24、S34)と、前記他の撮影画像について前記位置ずれ検出手段により検出された位置ずれを補償する位置ずれ補償手段(ステップS14、S25、S35)と、前記基準画像と前記位置ずれ補償後の他の撮影画像とを加算して合成する画像合成手段(ステップS15、S26、S36)と、前記複数の撮影画像の中から任意に選択される1つの基準候補画像に対して他の撮影画像のうち任意の数以上の撮影画像が重複している領域の面積を合成可能面積(図7)として計算する合成可能面積計算手段と、を備え、前記基準画像選択手段は、前記複数の撮影画像のうち、前記合成可能面積計算手段により計算された合成可能面積が最大となる基準候補画像を基準画像として選択する(ステップS33)ことを特徴とする撮像装置(デジタルカメラC、図1〜図4,図6,図16)。
〔3〕 被写体からの光を受けて撮影画像を出力する撮像手段(CCD101,F/E−IC102)を有する撮像装置(デジタルカメラC、図1〜図4)を用いた撮像方法であって、前記撮像手段を用いて連続撮影して複数の撮影画像を取得する画像取得工程(ステップS11、S22、S32)と、前記画像取得工程により取得された複数の撮影画像に関する情報に基づいて、該複数の撮影画像の中から1つの基準画像を選択する基準画像選択工程(ステップS12、S23、S33)と、前記基準画像選択工程により選択された基準画像に対する他の撮影画像の位置ずれを検出する位置ずれ検出工程(ステップS13、S24、S34)と、前記他の撮影画像について前記位置ずれ検出工程により検出された位置ずれを補償する位置ずれ補償工程(ステップS14、S25、S35)と、前記基準画像と前記位置ずれ補償後の他の撮影画像とを加算して合成する画像合成工程(ステップS15、S26、S36)と、前記複数の撮影画像ごとに、撮影時の当該撮像装置の姿勢を検出する姿勢検出工程と、を備え、前記基準画像選択工程は、前記複数の撮影画像のうち、撮影時の当該撮像装置の姿勢が水平である、あるいは最も水平近い撮影画像を基準画像として選択する(ステップS23)ものであることを特徴とする撮像方法(図6,図15)。
〔4〕 被写体からの光を受けて撮影画像を出力する撮像手段(CCD101,F/E−IC102)を有する撮像装置(デジタルカメラC、図1〜図4)を用いた撮像方法であって、前記撮像手段を用いて連続撮影して複数の撮影画像を取得する画像取得工程(ステップS11、S22、S32)と、前記画像取得工程により取得された複数の撮影画像に関する情報に基づいて、該複数の撮影画像の中から1つの基準画像を選択する基準画像選択工程(ステップS12、S23、S33)と、前記基準画像選択工程により選択された基準画像に対する他の撮影画像の位置ずれを検出する位置ずれ検出工程(ステップS13、S24、S34)と、前記他の撮影画像について前記位置ずれ検出工程により検出された位置ずれを補償する位置ずれ補償工程(ステップS14、S25、S35)と、前記基準画像と前記位置ずれ補償後の他の撮影画像とを加算して合成する画像合成工程(ステップS15、S26、S36)と、前記複数の撮影画像の中から任意に選択される1つの基準候補画像に対して他の撮影画像のうち任意の数以上の撮影画像が重複している領域の面積を合成可能面積として計算する合成可能面積計算工程と、を備え、前記基準画像選択工程は、前記複数の撮影画像のうち、前記合成可能面積計算工程により計算された合成可能面積が最大となる基準候補画像を基準画像として選択する(ステップS33)ものであることを特徴とする撮像方法(図6,図16)。
〔5〕 前記〔3〕まはた〔4〕に記載の撮像方法を前記撮像装置(デジタルカメラC)に内蔵されるコンピュータ(CPUブロック104−3)に実行させるプログラム(制御プログラムP、図4)。
図1〜図3は、本発明の撮像装置としてのデジタルカメラを示す外観図であり、図1はデジタルカメラの平面図を示し、図2はデジタルカメラの正面図を示し、図3はデジタルカメラの背面図を示す。また、図4は、デジタルカメラ内部のシステム構成を示すブロック図である。
図1に示すように、デジタルカメラCの上部には、サブ液晶ディスプレイ1(以下、液晶ディスプレイを「LCD」という。)、レリーズシャッターSW1、モードダイアルSW2が設けられており、図2に示すように、デジタルカメラCの側部には、SDカード(メモリカード)/電池装填室の蓋2が設けられており、デジタルカメラCの正面側には、ストロボ発光部3、光学ファインダ4、測距ユニット5、リモコン受光部6、撮影レンズを備えた鏡胴ユニット7が設けられている。
後述される全ての処理は、この制御プログラムPを実行することにより、主にプロセッサ104によって実行される。
LCDモニタ10は、撮影中の被写体のモニタや、撮影された画像の表示、メモリカードまたは内蔵メモリ120に記録された画像の表示などに使用される。
θ[deg]=180/π×arctan((Y0−G0)/(X0−G0))・・・(1)
ここで、X0,Y0は加速度センサ124から出力される2軸位置情報であり、G0は重力ゼロ時の出力である。
図5は、従来の撮像装置の一例であるデジタルカメラで電子手ぶれ補正処理を行う際の処理手順を表すフローチャートである。ここで、図4のデジタルカメラCを用いた通常行われる電子手ぶれ補正処理の手順を説明する。
(S92) SDRAM103への画像の取り込みが完了すると、CPUブロック104−3は、1枚目に取り込みが行われた画像を基準画像として、2枚目から4枚目の画像それぞれの位置ずれ検出を行う(位置ずれ検出工程)。
(S93) ステップS92の結果を基に、CPUブロック104−3は、2枚目から4枚目の画像それぞれの位置ずれを補償する(位置ずれ補償工程)。
(S94) CPUブロック104−3は、1枚目の画像(基準画像)と位置ずれ補償を施した2枚目から4枚目の画像について対応画素を加算することにより合成して1枚の画像を生成する(画像合成工程)。
(S95) CPUブロック104−3は、生成された合成画像を内蔵メモリ120またはメモリカードスロットル121に挿入されたメモリカードに記録保存する(合成画像保存工程)。
発明者は、この問題を解決すべく検討を行ったところ、複数枚の撮像画像の中からどれを画像合成を行う際の基準画像にするかで取得できる手ぶれ補正画像は若干異なり、例えば基準画像は最初の画像以外を用いたほうが好適な画像を得られる場合があることを把握し、この知見を基に鋭意検討を行い、本発明を成すに至った。
以下、本発明の詳細について説明する。
(S11) CPUブロック104−3は画像取得手段として、レリーズシャッターSW1が押されたと判断すると、CCD101によって4枚の画像を連続して撮影してSDRAM103に取り込む(画像取得工程)。
(S12) SDRAM103への画像の取り込みが完了すると、CPUブロック104−3は基準画像選択手段として、取得された4枚の画像に関する情報に基づいて、この4枚の画像の中から1つの基準画像を選択する(基準画像選択工程)。4枚の画像(複数の撮影画像)に関する情報とは、撮影者が最適と考えるような画像であるか否かを判断するための情報であり、例えば対象の画像の撮影条件(撮影時のデジタルカメラCの姿勢(ロール角)など)や対象の画像を基準画像とした場合の合成可能面積の大きさなどである。
(S14) CPUブロック104−3は位置ずれ補償手段として、ステップS13の結果を基に、前記それ以外の画像それぞれの位置ずれを補償する(位置ずれ補償工程)。
(S15) CPUブロック104−3は画像合成手段として、基準画像と位置ずれ補償を施したそれ以外の画像について対応画素を加算することにより合成して1枚の画像を生成する(画像合成工程)。
(処理例1)
ここでは、CCD101として、ベイヤー方式の色フィルタアレイを備えたものを前提として説明する。詳しくは、CCD101においては、輝度信号に大きく寄与するG成分のフィルタが市松状に配置され、残りの部分にR、B成分のフィルタがさらに市松状に配置されている。また、CCD101においては、各色成分(R,G,B)に対応する光電変換素子が所定のパターンで配置されている。詳細には、(G,R,B,G)の4つの画素を有する2×2画素サイズのユニットSQがX方向およびY方向のそれぞれに2画素単位(周期)で繰り返されて配置されている。これにより、A/D102−3によるA/D変換後のデジタル信号は、ベイヤー配列のままの画像データ(以下、単に「ベイヤー配列画像」とも称する)として一時的にSDRAM103に格納される。ベイヤー配列画像の画素配列における色配置は、CCD101の光電変換素子配列における色配置と同一であり、RAW形式の画像と同様の構成を有している。
本処理例では、まず、ステップS13として、撮像された複数の画像(ベイヤー配列画像)PA1〜PA4相互間の位置ずれを検出する。ここでは、ベイヤー配列画像PA1〜PA4を相互に比較することによって、位置ずれを検出する。具体的には、まず最初に2枚の画像PA1,PA2を比較対象画像PE1,PE2として選択し、次に2枚の画像PA1,PA3を比較対象画像PE1,PE2として選択し、最後に2枚の画像PA1,PA4を比較対象画像PE1,PE2として選択する。
詳細には、まず、1枚目の画像PA1(基準画像)と2枚目の画像PA2との位置ずれを検出する。ついで、1枚目の画像PA1と3枚目の画像PA3との位置ずれを検出し、さらに1枚目の画像PA1と4枚目の画像PA4との位置ずれを検出する。
比較の対象となる2つの画像PE1,PE2(最初はPA1,PA2)の相互間で、ずれ方向(向き)とずれ量(大きさ)とが互いに異なる複数の組合せについての「ずれ」を実現した状態でパターンマッチング処理を行う。詳細には、まず、画像PE1を画像PE2に対して+X方向に2画素分ずらして、ずらした後の対応画素(G成分画素)同士の画素値の差分値を算出する。そして、画像内に予め設定した特定領域(一部領域)内の全G成分画素について当該差分値を求め、全G成分画素についての差分値を加算した値を評価値EVとして求める。
また、各方向(+X,−X,+Y,−Y)にそれぞれ6画素分ずらした状態で、それぞれの「ずれ」に対応する評価値EVを求める。
同様に、各方向(+X,−X,+Y,−Y)にそれぞれ8画素分ずらした状態で、それぞれの「ずれ」に対応する評価値EVを求める。
さらに同様に、各方向(+X,−X,+Y,−Y)にそれぞれ10画素分ずらした状態で、それぞれの「ずれ」に対応する評価値EVを求める。
具体的には、基準画像PA1に対する「ずれ」を補償するように、当該他の3つの画像PA2〜PA4を基準画像に対して移動させた上で、対応画素の画素値を加算することによって、合成画像が生成される。例えば、求めた「位置ずれ」を補償するように、画像PA1に対して画像PA2をずらした状態で両画像PA1,PA2を重ね合わせ、対応する画素同士の画素値を各画素毎に加算して加算画像PB12(不図示)を生成してSDRAM103に格納する。両画像PA1,PA2はいずれもベイヤー配列画像である。両画像PA1,PA2は求めた位置ずれ分の画素単位でずらされ、両画像PA1,PA2における同一色成分の画素同士(すなわち、R成分画素同士、G成分画素同士、B成分画素同士)が対応付けられた状態で加算される。生成された加算画像PB12もベイヤー配列画像である。
同様に、求めた「位置ずれ」を補償するように、加算画像PB12に対して画像PA3をずらした状態で両画像PB12,PA3を重ね合わせ、対応する画素同士の画素値を各画素毎に加算して加算画像PB13(不図示)を生成する。ベイヤー配列画像である両画像PB12,PA3においては、同一色成分の画素同士が対応付けられて加算される。加算画像PB13もベイヤー配列画像である。
そして、求めた「位置ずれ」を補償するように、加算画像PB13に対して画像PA4をずらした状態で両画像PB13,PA4を重ね合わせ、対応する画素同士の画素値を各画素毎に加算して加算画像PB14(合成画像PBとも称する)を生成する。ベイヤー配列画像である両画像PB13,PA4においては、同一色成分の画素同士が対応付けられて加算される。加算画像PB14もベイヤー配列画像である。
本処理例では、ステップS13の位置ずれ検出工程は、入力された画像データをもとに位置ずれベクトルやアフィンパラメータなどの位置ずれデータを計算するものであり、入力された各画像データをもとに位置ずれデータを検出するための元となる画像(検出用画像)を作成する検出用画像生成処理、フィルタ処理を施して複数の解像度レベルの画像データを作成する多重解像度画像生成処理、画像の一または二以上の特徴点を抽出する画像特徴点群抽出処理、多重解像度画像データや画像特徴点データを用いて位置ずれデータを計算する位置ずれデータ演算処理を行う。なお、各処理は、CPUブロック104−3の機能として処理実行されるものである。また、各処理は、分割して設ける必要は無く、それぞれ機能を兼ねるようにしてもよい。
画像データは、幅w,高さhとしたときw×h個の格子を持ち、各格子に画素値(例えばRGB,YCbCr)の値を持つデータである。
また、画像特徴点群データは、画像データの特徴点データの集合であり、各画像特徴点はその座標値(x,y)や、その特徴点の強さを表す特徴量などから構成される。
なお、画像の位置ずれデータとしては、通常アフィンパラメータや位置ずれベクトルを用いる。
(検出用画像生成処理)
前記ステップS11の画像取得工程が終了すると、入力画像から位置ずれデータを検出するための元となる画像(検出用画像)が作成される。すなわち、入力画像を縮小したサムネイル画像を作成し、さらに画像の端から所定の割合(たとえば、左右、上下10%ずつ)カットした切り抜き画像を生成し、必要ならばアスペクト比の補正を行う。また、この補正した画像から輝度画像を生成する。
次に、この検出用画像は、フィルタ処理されて低解像度の画像が作成される。すなわち、検出用画像に対して、エッジ画像の生成処理等を行い、解像度レベル0の画像を作成し、さらに、各解像度レベル0の画像に対してぼかしフィルタや平均値フィルタなどを適用して解像度の低い画像データを作成する。なお、ここでは解像度レベルの数字が大きくなるにしたがって解像度が低くなっている。
次に、エッジやコーナの強さによって画像特徴点を抽出する。なお、画像特徴点がある位置に生成されると、その近傍に別の画像特徴点は生成されないようにして、全体にまんべんなく画像特徴点を分布させるとよい。
多重解像度画像生成処理による基準画像と比較画像を用いて、次の手順に従って位置ずれデータを計算する。
まず局所明度画像生成モジュールが、以下の式(2)で画像の局所的な明るさを算出する。
この処理により、手ぶれで光のあたり具合が変化したり、品質の悪い撮像レンズ等によって生じる画像周囲部の暗さを補正することができる。
以上の処理によって、位置ずれデータとして画像I1から画像I2への移動量(dx,dy)を求める。
この処理によって求めたアフィンパラメータを、次の解像度における位置ずれデータの初期値として用いる。
複数枚の画像を変形して重ね合わせる処理を行うときには、図13のように、変形後の画像の位置へ変形前の画像の位置からピクセルの色を取得する処理が必要になる。その際に、所定の座標変換式を使って、変形前の画像を斜めに走査するなどの処理が必要になる。
ここで、変形前の画像におけるブロックの位置を求めるには、変形後の画像(基準画像)のブロック開始位置及び終了位置からブロックの中心の位置を求め、それに対して、所定の座標変換式を適用し、変形前の画像のブロック開始位置及び終了位置を計算する。
(実施例1)
デジタルカメラCでは、加速度センサ124が搭載されたことにより、被写体が水平に近い画角となるように画像を撮影することが可能となった。しかし、電子手ぶれ補正処理を実行すると、画像を撮影する際に通常よりも長時間カメラを保持する必要があり、手ぶれによりカメラロール角が傾いてしまうことがある。そのような場合にも、たとえば地平線や建物を撮影する際等は、可能な限り水平に近い画角となるように画像を撮影できることが好ましい。
(S21) CPUブロック104−3は、電子手ぶれ補正処理を行う電子手ぶれ補正モードであるか否かを判断する。この判断の結果、電子手ぶれ補正モードであると判断した場合(ステップS21のYES)には、ステップS22画像取得工程に進む。
(S22) CPUブロック104−3は、レリーズシャッターSW1が押されたと判断すると、CCD101によって4枚の画像を連続して撮影してSDRAM103に取り込む(画像取得工程)。同時に、加速度センサ124が4枚の画像ごとに、撮影時の当デジタルカメラCの姿勢(ロール角θ)を検出し、画像に対応させてその姿勢情報をSDRAM103に保存する。
(S23) CPUブロック104−3は、SDRAM103に取り込まれた4枚の画像のロール角を確認し、ロール角が0°であるか最も0°に近い画像を基準画像として選択する(基準画像選択工程)。
(S24) CPUブロック104−3は、ステップS23で選択された基準画像に対するそれ以外の画像それぞれの位置ずれ検出を行う(位置ずれ検出工程)。
(S25) CPUブロック104−3は、ステップS24の結果を基に、前記それ以外の画像それぞれの位置あわせを行う(位置ずれを補償する)(位置ずれ補償工程)。
(S26) CPUブロック104−3は、基準画像と位置ずれ補償を施したそれ以外の画像について対応画素を加算することにより合成して1枚の画像を生成する(画像合成工程)。
(S27) CPUブロック104−3は、生成された合成画像を内蔵メモリ120またはメモリカードスロットル121に挿入されたメモリカードに記録保存する(合成画像保存工程)。
なお、基準画像を選択する基準となるロール角を0°としたが、これに限らず任意の角度としてもよい。
本実施例では、画像取得工程(ステップS11)で得られた前記複数の撮影画像の中から任意に選択される1つの基準候補画像に対して他の撮影画像のうち任意の数(例えば、2)以上の撮影画像が重複している領域の面積を合成可能面積(図7)として計算する合成可能面積計算手段を備え、基準画像選択工程(ステップS12)において、前記複数の撮影画像のうち、前記合成可能面積計算手段により計算された合成可能面積が最大となる基準候補画像を基準画像として選択することを行う。その詳細を図16を用いて説明する。
(S31) CPUブロック104−3は、電子手ぶれ補正処理を行う電子手ぶれ補正モードであるか否かを判断する。この判断の結果、電子手ぶれ補正モードであると判断した場合(ステップS31のYES)には、ステップS32画像取得工程に進む。
(S32) CPUブロック104−3は、レリーズシャッターSW1が押されたと判断すると、CCD101によって4枚の画像を連続して撮影してSDRAM103に取り込む(画像取得工程)。
(S33) CPUブロック104−3は、SDRAM103に取り込まれた4枚の画像の中から任意に選択される1つの基準候補画像に対して他の画像のうち2枚以上の画像が重複している領域の面積を合成可能面積として計算し、これら4枚の画像のうち、計算された合成可能面積が最大となる基準候補画像を基準画像として選択する(基準画像選択工程)。
(S34) CPUブロック104−3は、ステップS33で選択された基準画像に対するそれ以外の画像それぞれの位置ずれ検出を行う(位置ずれ検出工程)。
(S35) CPUブロック104−3は、ステップS34の結果を基に、前記それ以外の画像それぞれの位置あわせを行う(位置ずれを補償する)(位置ずれ補償工程)。
(S36) CPUブロック104−3は、基準画像と位置ずれ補償を施したそれ以外の画像について対応画素を加算することにより合成して1枚の画像を生成する(画像合成工程)。
(S37) CPUブロック104−3は、生成された合成画像を内蔵メモリ120またはメモリカードスロットル121に挿入されたメモリカードに記録保存する(合成画像保存工程)。
なお、合成可能面積は、2枚以上の画像が重なった領域の面積としたが、より多くの枚数の画像が重なった領域の面積としてもよい。
2 SDカード/電池蓋
3 ストロボ発光部
4 光学ファインダ
5 測距ユニット
6 リモコン受光部
7 鏡胴ユニット
7−1 ズーム光学系
7−1a ズームレンズ
7−1b ズームモータ
7−2 フォーカス光学系
7−2a フォーカスレンズ
7−2b フォーカスモータ
7−3 絞りユニット
7−3a 絞り
7−3b 絞りモータ
7−4 メカシャッタユニット
7−4a メカシャッタ
7−4b メカシャッタモータ
7−5 モータドライバ
8 AF用LED
9 ストロボ用LED
10 LCDモニタ
101 CCD
102 F/E−IC
102−1 CDS
102−2 AGC
102−3 A/D(ADC)
102−4 TG
103 SDRAM
104 デジタルカメラプロセッサ
104−1 CCD1信号処理ブロック
104−2 CCD2信号処理ブロック
104−3 CPUブロック
104−4 LocalSRAM
104−5 USBブロック
104−6 シリアルブロック
104−7 JPEG CODECブロック
104−8 リサイズブロック
104−9 TV信号表示ブロック
104−10 メモリカードコントローラブロック
104−11 I2Cブロック
107 RAM
108 ROM
109 サブCPU
111,117 LCDドライバ
113 ブザー
114 ストロボ回路
115−1 音声記録回路
115−2 マイクアンプ
115−3 マイク
116−1 音声再生回路
116−2 オーディオアンプ
116−3 スピーカー
118 ビデオアンプ
119 ビデオジャック
120 内蔵メモリ
121 メモリカードスロットル
122 USBコネクタ
123−1 シリアルドライバ回路
123−2 RS−232Cコネクタ
124 加速度センサ
C デジタルカメラ
P 制御プログラム
SW1 レリーズシャッター
SW2 モードダイアル
SW3 ズームスイッチ(WIDE)
SW4 ズームスイッチ(TELE)
SW5 セルフタイマ/削除スイッチ
SW6 再生スイッチ
SW7 上移動/ストロボ設定スイッチ
SW8 右移動スイッチ
SW9 ディスプレイスイッチ
SW10 下移動/マクロスイッチ
SW11 左移動/画像確認スイッチ
SW12 メニュー/OKスイッチ
SW13 電源スイッチ
Claims (5)
- 被写体からの光を受けて撮影画像を出力する撮像手段と、
前記撮像手段を用いて連続撮影して複数の撮影画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段により取得された複数の撮影画像に関する情報に基づいて、該複数の撮影画像の中から1つの基準画像を選択する基準画像選択手段と、
前記基準画像選択手段により選択された基準画像に対する他の撮影画像の位置ずれを検出する位置ずれ検出手段と、
前記他の撮影画像について前記位置ずれ検出手段により検出された位置ずれを補償する位置ずれ補償手段と、
前記基準画像と前記位置ずれ補償後の他の撮影画像とを加算して合成する画像合成手段と、
を備える撮像装置であって、
前記複数の撮影画像ごとに、撮影時の当該撮像装置の姿勢を検出する姿勢検出手段をさらに備え、
前記基準画像選択手段は、前記複数の撮影画像のうち、撮影時の当該撮像装置の姿勢が水平である、あるいは最も水平に近い撮影画像を基準画像として選択することを特徴とする撮像装置。 - 被写体からの光を受けて撮影画像を出力する撮像手段と、
前記撮像手段を用いて連続撮影して複数の撮影画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段により取得された複数の撮影画像に関する情報に基づいて、該複数の撮影画像の中から1つの基準画像を選択する基準画像選択手段と、
前記基準画像選択手段により選択された基準画像に対する他の撮影画像の位置ずれを検出する位置ずれ検出手段と、
前記他の撮影画像について前記位置ずれ検出手段により検出された位置ずれを補償する位置ずれ補償手段と、
前記基準画像と前記位置ずれ補償後の他の撮影画像とを加算して合成する画像合成手段と、
前記複数の撮影画像の中から任意に選択される1つの基準候補画像に対して他の撮影画像のうち任意の数以上の撮影画像が重複している領域の面積を合成可能面積として計算する合成可能面積計算手段と、を備え、
前記基準画像選択手段は、前記複数の撮影画像のうち、前記合成可能面積計算手段により計算された合成可能面積が最大となる基準候補画像を基準画像として選択することを特徴とする撮像装置。 - 被写体からの光を受けて撮影画像を出力する撮像手段を有する撮像装置を用いた撮像方法であって、
前記撮像手段を用いて連続撮影して複数の撮影画像を取得する画像取得工程と、
前記画像取得工程により取得された複数の撮影画像に関する情報に基づいて、該複数の撮影画像の中から1つの基準画像を選択する基準画像選択工程と、
前記基準画像選択工程により選択された基準画像に対する他の撮影画像の位置ずれを検出する位置ずれ検出工程と、
前記他の撮影画像について前記位置ずれ検出工程により検出された位置ずれを補償する位置ずれ補償工程と、
前記基準画像と前記位置ずれ補償後の他の撮影画像とを加算して合成する画像合成工程と、
前記複数の撮影画像ごとに、撮影時の当該撮像装置の姿勢を検出する姿勢検出工程と、を備え、
前記基準画像選択工程は、前記複数の撮影画像のうち、撮影時の当該撮像装置の姿勢が水平である、あるいは最も水平に近い撮影画像を基準画像として選択するものであることを特徴とする撮像方法。 - 被写体からの光を受けて撮影画像を出力する撮像手段を有する撮像装置を用いた撮像方法であって、
前記撮像手段を用いて連続撮影して複数の撮影画像を取得する画像取得工程と、
前記画像取得工程により取得された複数の撮影画像に関する情報に基づいて、該複数の撮影画像の中から1つの基準画像を選択する基準画像選択工程と、
前記基準画像選択工程により選択された基準画像に対する他の撮影画像の位置ずれを検出する位置ずれ検出工程と、
前記他の撮影画像について前記位置ずれ検出工程により検出された位置ずれを補償する位置ずれ補償工程と、
前記基準画像と前記位置ずれ補償後の他の撮影画像とを加算して合成する画像合成工程と、
前記複数の撮影画像の中から任意に選択される1つの基準候補画像に対して他の撮影画像のうち任意の数以上の撮影画像が重複している領域の面積を合成可能面積として計算する合成可能面積計算工程と、を備え、
前記基準画像選択工程は、前記複数の撮影画像のうち、前記合成可能面積計算工程により計算された合成可能面積が最大となる基準候補画像を基準画像として選択するものであることを特徴とする撮像方法。 - 請求項3または4に記載の撮像方法を前記撮像装置に内蔵されるコンピュータに実行させるプログラム。
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---|---|---|---|
JP2010184890A JP5668364B2 (ja) | 2010-08-20 | 2010-08-20 | 撮像装置、撮像方法並びにプログラム |
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