JP5668364B2 - 撮像装置、撮像方法並びにプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、電子手ぶれ補正機能を有する撮像装置、該撮像装置を用いた撮像方法並びに前記撮像方法を実行するためのプログラムに関するものである。
従来、デジタルカメラ等の撮像装置において手ぶれを抑制する技術としては、撮像面または撮像面に対するレンズの位置を手ぶれ方向と反対方向にシフトすることにより手ぶれをキャンセルする光学的手ぶれ補正方式や高速シャッターを用いて複数枚の時分割画像を撮影し、被写体の特徴点を基準にして各画像を合成することによる電子手ぶれ補正方式が既に知られている。
このうち、電子手ぶれ補正方式では、手ぶれに対して撮像面やレンズを作動させる必要が無いためメカ機構が不要であり、撮像装置のスペースやコストが節約できる、等のメリットがある。
すなわち電子手ぶれ補正方式では、まずCCD(Charge Coupled Device)センサなどの撮像素子により連続的に撮影し、得られた複数の画像のうち1枚を基準画像とし、この基準画像に対する他の画像の位置ずれを補償する位置あわせを行った後に、基準画像及び位置ずれが補償された複数の画像における対応画素を加算することによって複数の画像を合成し、これを手ぶれ補正画像として生成する(例えば、特許文献1参照。)。
このような電子手ぶれ補正方式では、通常、撮像した複数枚の画像のうち、連続撮影の順番において最初の画像を基準画像として合成を行っていた。
しかしながら、従来の電子手ぶれ補正方式で得られた撮影画像が撮影者が意図したような画像ではないことがあった。また、複数枚の撮像画像の中からどれを画像合成を行う際の基準画像にするかで取得できる手ぶれ補正画像は若干異なり、例えば基準画像は最初の画像以外を用いたほうが好適な画像を得られることがあるが、従来の電子手ぶれ補正技術ではこれに対応できなかった。
本発明は、以上の従来技術における課題に鑑みてなされたものであり、撮影者が意図する画像が得られやすく、画質のよい電子手ぶれ補正方式を有する撮像装置、撮像装置を用いた撮像方法並びに前記撮像方法を実行するためのプログラムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために提供する本発明は、以下の通りである。なお、カッコ内に本発明を実施するための形態において対応する部位及び符号等を示す。
〔1〕 被写体からの光を受けて撮影画像を出力する撮像手段(CCD101,F/E−IC102)と、前記撮像手段を用いて連続撮影して複数の撮影画像を取得する画像取得手段(ステップS11、S22、S32)と、前記画像取得手段により取得された複数の撮影画像に関する情報に基づいて、該複数の撮影画像の中から1つの基準画像を選択する基準画像選択手段(ステップS12、S23、S33)と、前記基準画像選択手段により選択された基準画像に対する他の撮影画像の位置ずれを検出する位置ずれ検出手段(ステップS13、S24、S34)と、前記他の撮影画像について前記位置ずれ検出手段により検出された位置ずれを補償する位置ずれ補償手段(ステップS14、S25、S35)と、前記基準画像と前記位置ずれ補償後の他の撮影画像とを加算して合成する画像合成手段(ステップS15、S26、S36)と、を備える撮像装置であって、前記複数の撮影画像ごとに、撮影時の当該撮像装置の姿勢を検出する姿勢検出手段(加速度センサ124)をさらに備え、前記基準画像選択手段は、前記複数の撮影画像のうち、撮影時の当該撮像装置の姿勢が水平である、あるいは最も水平に近い撮影画像を基準画像として選択する(ステップS23)ことを特徴とする撮像装置(デジタルカメラC、図1〜図4,図6,図15)。
〔2〕 被写体からの光を受けて撮影画像を出力する撮像手段(CCD101,F/E−IC102)と、前記撮像手段を用いて連続撮影して複数の撮影画像を取得する画像取得手段(ステップS11、S22、S32)と、前記画像取得手段により取得された複数の撮影画像に関する情報に基づいて、該複数の撮影画像の中から1つの基準画像を選択する基準画像選択手段(ステップS12、S23、S33)と、前記基準画像選択手段により選択された基準画像に対する他の撮影画像の位置ずれを検出する位置ずれ検出手段(ステップS13、S24、S34)と、前記他の撮影画像について前記位置ずれ検出手段により検出された位置ずれを補償する位置ずれ補償手段(ステップS14、S25、S35)と、前記基準画像と前記位置ずれ補償後の他の撮影画像とを加算して合成する画像合成手段(ステップS15、S26、S36)と、前記複数の撮影画像の中から任意に選択される1つの基準候補画像に対して他の撮影画像のうち任意の数以上の撮影画像が重複している領域の面積を合成可能面積(図7)として計算する合成可能面積計算手段と、を備え、前記基準画像選択手段は、前記複数の撮影画像のうち、前記合成可能面積計算手段により計算された合成可能面積が最大となる基準候補画像を基準画像として選択する(ステップS33)ことを特徴とする撮像装置(デジタルカメラC、図1〜図4,図6,図16)。
〔3〕 被写体からの光を受けて撮影画像を出力する撮像手段(CCD101,F/E−IC102)を有する撮像装置(デジタルカメラC、図1〜図4)を用いた撮像方法であって、前記撮像手段を用いて連続撮影して複数の撮影画像を取得する画像取得工程(ステップS11、S22、S32)と、前記画像取得工程により取得された複数の撮影画像に関する情報に基づいて、該複数の撮影画像の中から1つの基準画像を選択する基準画像選択工程(ステップS12、S23、S33)と、前記基準画像選択工程により選択された基準画像に対する他の撮影画像の位置ずれを検出する位置ずれ検出工程(ステップS13、S24、S34)と、前記他の撮影画像について前記位置ずれ検出工程により検出された位置ずれを補償する位置ずれ補償工程(ステップS14、S25、S35)と、前記基準画像と前記位置ずれ補償後の他の撮影画像とを加算して合成する画像合成工程(ステップS15、S26、S36)と、前記複数の撮影画像ごとに、撮影時の当該撮像装置の姿勢を検出する姿勢検出工程と、を備え、前記基準画像選択工程は、前記複数の撮影画像のうち、撮影時の当該撮像装置の姿勢が水平である、あるいは最も水平近い撮影画像を基準画像として選択する(ステップS23)ものであることを特徴とする撮像方法(図6,図15)。
〔4〕 被写体からの光を受けて撮影画像を出力する撮像手段(CCD101,F/E−IC102)を有する撮像装置(デジタルカメラC、図1〜図4)を用いた撮像方法であって、前記撮像手段を用いて連続撮影して複数の撮影画像を取得する画像取得工程(ステップS11、S22、S32)と、前記画像取得工程により取得された複数の撮影画像に関する情報に基づいて、該複数の撮影画像の中から1つの基準画像を選択する基準画像選択工程(ステップS12、S23、S33)と、前記基準画像選択工程により選択された基準画像に対する他の撮影画像の位置ずれを検出する位置ずれ検出工程(ステップS13、S24、S34)と、前記他の撮影画像について前記位置ずれ検出工程により検出された位置ずれを補償する位置ずれ補償工程(ステップS14、S25、S35)と、前記基準画像と前記位置ずれ補償後の他の撮影画像とを加算して合成する画像合成工程(ステップS15、S26、S36)と、前記複数の撮影画像の中から任意に選択される1つの基準候補画像に対して他の撮影画像のうち任意の数以上の撮影画像が重複している領域の面積を合成可能面積として計算する合成可能面積計算工程と、を備え、前記基準画像選択工程は、前記複数の撮影画像のうち、前記合成可能面積計算工程により計算された合成可能面積が最大となる基準候補画像を基準画像として選択する(ステップS33)ものであることを特徴とする撮像方法(図6,図16)。
〔5〕 前記〔3〕まはた〔4〕に記載の撮像方法を前記撮像装置(デジタルカメラC)に内蔵されるコンピュータ(CPUブロック104−3)に実行させるプログラム(制御プログラムP、図4)。
本発明の撮像装置、撮像方法並びにプログラムによれば、連続撮影して取得された複数の撮影画像に関する情報に基づいて、撮影者が最適と考えるような画像を該複数の撮影画像の中から1つの基準画像として選択するので、撮影者が意図している画像に最も近い手ぶれ補正画像を得ることができる。また、ノイズの少ない画質のよい手ぶれ補正画像を得ることができる。
本発明に係る撮像装置であるデジタルカメラの構成を示す平面図である。 本発明に係る撮像装置であるデジタルカメラの構成を示す正面図である。 本発明に係る撮像装置であるデジタルカメラの構成を示す背面図である。 本発明に係る撮像装置であるデジタルカメラのシステム構成を示すブロック図である。 従来の撮像装置の一例であるデジタルカメラで電子手ぶれ補正処理を行う際の処理手順を表すフローチャートである。 本発明の撮像装置の一例であるデジタルカメラで電子手ぶれ補正処理を行う際の処理手順を表すフローチャートである。 電子手ぶれ補正処理における合成可能面積を表す図である。 位置ずれ検出工程、位置ずれ補償工程、画像合成工程の処理例1の概要を示す概念図である。 位置ずれの様子を示す図である。 位置ずれ検出工程、位置ずれ補償工程、画像合成工程の処理例2の位置ずれデータ演算処理で実行される全範囲マッチングの処理ブロック図である。 図10の局所明度画像生成モジュールの処理内容の説明図である。 図10の最適移動量計算モジュールの処理内容の説明図である。 位置ずれ検出工程、位置ずれ補償工程、画像合成工程の処理例2の画像合成処理で実行される重ね合わせ処理の説明図である。 位置ずれ検出工程、位置ずれ補償工程、画像合成工程の処理例2の画像合成処理で実行されるブロック転送処理の説明図である。 本発明のデジタルカメラの実施例1として電子手ぶれ補正処理を行う際の処理手順を表すフローチャートである。 本発明のデジタルカメラの実施例2として電子手ぶれ補正処理を行う際の処理手順を表すフローチャートである。
以下に、本発明に係る撮像装置の構成について図面を参照して説明する。
図1〜図3は、本発明の撮像装置としてのデジタルカメラを示す外観図であり、図1はデジタルカメラの平面図を示し、図2はデジタルカメラの正面図を示し、図3はデジタルカメラの背面図を示す。また、図4は、デジタルカメラ内部のシステム構成を示すブロック図である。
図1において、Cは撮像装置としてのデジタルカメラである。
図1に示すように、デジタルカメラCの上部には、サブ液晶ディスプレイ1(以下、液晶ディスプレイを「LCD」という。)、レリーズシャッターSW1、モードダイアルSW2が設けられており、図2に示すように、デジタルカメラCの側部には、SDカード(メモリカード)/電池装填室の蓋2が設けられており、デジタルカメラCの正面側には、ストロボ発光部3、光学ファインダ4、測距ユニット5、リモコン受光部6、撮影レンズを備えた鏡胴ユニット7が設けられている。
また、図3に示すように、デジタルカメラCの背面側には、光学ファインダ4、AF用LED8、ストロボ用LED9、LCDモニタ10、広角ズームスイッチ(ZOOM SW(WIDE))SW3、望遠ズームスイッチ(ZOOM SW(TELE))SW4、セルフタイマ設定/解除スイッチ(セルフタイマ/削除SW)SW5、再生スイッチSW6、上移動/ストロボ設定スイッチ(上/ストロボSW)SW7、右移動スイッチ(右SW)SW8、ディスプレイスイッチSW9、下移動/マクロ設定スイッチ(下/マクロSW)SW10、左移動/画像確認スイッチ(左/画像確認SW)SW11、メニュー(MENU)/OKスイッチSW12、電源スイッチSW13が設けられている。
図4において、104はデジタルスチルカメラプロセッサ(以下、「プロセッサ」とする。)である。プロセッサ104は、CPU(中央演算装置)を内蔵しており、デジタルカメラCの各部はプロセッサ104によって制御されている。
図4に示すように、鏡筒ユニット7は、被写体の光学画像を取り込むズームレンズ7−1aを備えたズーム光学系7−1、被写体の光学画像を光電変換するための固体撮像素子であるCCD(Charge Coupled Device)101の受光部に結像させるフォーカスレンズ7−2aを備えたフォーカス光学系7−2、絞り7−3aを備えた絞りユニット7−3、メカシャッタ7−4aを備えたメカシャッタユニット7−4によって構成されている。
ズーム光学系7−1、フォーカス光学系7−2、絞りユニット7−3、メカシャッタユニット7−4は、それぞれズームモータ7−1b、フォーカスモータ7−2b、絞りモータ7−3b、メカシャッタモータ7−4bによって駆動される。
また、これらの各モータ7−1b〜7−4bはモータドライバ7−5によって駆動され、モータドライバ7−5は、リモコン受光部6の入力や操作部KeyユニットSW1〜SW13の操作入力に基づく、デジタルカメラプロセッサ104のCPUブロック104−3からの駆動指令により駆動制御される。
鏡胴ユニット7の各光学系7−1,7−2によりCCD101の受光部に結像された被写体像は、CCD101によって画像信号に変換され、この画像信号がF/E−IC102に出力される。
F/E(フロントエンド)−IC102は、画像ノイズ除去用相関二重サンプリングを行うCDS102−1、自動的に利得の調整を行うAGC102−2、AGC102−2から出力されるアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換するA/D102−3によって構成されている。
F/E−IC102は、CCD101から出力されたアナログ画像信号にノイズ低減の処理や利得調整の処理などの所定の処理を施し、さらにアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換して、プロセッサ104のCCD1信号処理ブロック104−1に出力する。
F/E−IC102による画像信号のサンプリングなどのタイミング処理は、プロセッサ104のCCD1信号処理ブロック104−1からフィードバックされる垂直同期信号(以下、VD)・水平同期信号(以下、HD)に基づいてTG102−4によって行われる。
プロセッサ104は、CCD101よりF/E―IC102の出力データにホワイトバランス設定やガンマ設定を行い、又前述したようにVD信号、HD信号を供給するCCD1信号処理ブロック104−1、フィルタリング処理により輝度データ、色差データへの変換を行うCCD2信号処理ブロック104−2、装置各部の動作を制御するCPUブロック104−3、制御に必要なデータ等を一時的に保存するローカルSRAM104−4、パソコンなどの外部機器とUSB通信を行うUSBブロック104−5、パソコンなどの外部機器とシリアル通信を行うシリアルブロック104−6、JPEG圧縮・伸長を行うJPEG CODECブロック104−7、画像データのサイズを補間処理により拡大・縮小するリサイズブロック104−8、画像データを液晶モニタやTVなどの外部表示機器に表示するためのビデオ信号に変換するビデオ信号出力ブロックであるTV信号表示ブロック104−9、撮影された画像データを記録するメモリカードの制御を行うメモリカードコントローラブロック104−10、I2Cブロック104−11を備えており、これらの各ブロック104−1〜104−11はバスラインを介して相互に接続されている。
プロセッサ104の外部には、SDRAM103、RAM107、CPUブロック104−3にて解読可能なコードで記述された制御プログラムPや制御するためのパラメータなどが格納されたROM108、撮影された画像の画像データを記憶する内蔵メモリ120が設けられており、これらもバスラインを介してプロセッサ104に接続されている。
SDRAM103は、プロセッサ104で画像データに各種処理を施す際に、画像データを一時的に保存するものである。保存される画像データは、例えば、CCD101から、F/E−IC102を経由して取りこんで、CCD1信号処理ブロック104−1でホワイトバランス設定、ガンマ設定が行われた状態の「RAW−RGB画像データ」やCCD2制御ブロック104−2で輝度データ、色差データ変換が行われた状態の「YUV画像データ」、JPEG CODECブロック104−7で、JPEG圧縮された「JPEG画像データ」などである。
電源スイッチSW13をオンにした際に、ROM108に格納された制御プログラムPがプロセッサ104のメモリにロードされ、CPUブロック104−3はその制御プログラムに従ってデジタルカメラCの各部の動作を制御するとともに、制御に必要なデータ等を一時的にRAM107及びLocal SRAM104−4に保存する。また、ROM108に書き換え可能なフラッシュROMを使用することで、制御プログラムPや制御するためのパラメータを変更することが可能となり、機能のバージョンアップを容易に行えるようになっている。
制御プログラムPが実行される際には、RAM107のメモリが制御プログラムPの作業用メモリとして使用されるので、RAM107のメモリには、制御プログラムPの制御データやパラメータなどが随時書き込みや読み出しが行われる。
後述される全ての処理は、この制御プログラムPを実行することにより、主にプロセッサ104によって実行される。
また、CPUブロック104−3は、音声記録回路115−1、音声再生回路116−1、ストロボ発光部3を発光させるストロボ回路114、被写体までの距離を計測する測距ユニット5、サブCPU109に接続されており、これらの回路はCPUブロック104−3によって制御される。
マイク115−3によって取り込まれた音声信号はマイクアンプ115−2によって増幅され、音声記録回路115−1によってデジタル信号に変換されて、CPUブロック104−3の制御命令に従いメモリカードなどに記録される。
音声再生回路116−1は、CPUブロック104−3の制御命令に従いROM108などに記録されている適宜の音声データを音声信号に変換し、オーディオアンプ116−2によって増幅してスピーカー116−3から出力させる。
サブCPU109は、ROM,RAMをワンチップに内蔵したCPUである。このサブCPU109には、LCDドライバ111を介してサブLCD1、リモコン受光部6、AF用LED8、ストロボ用LED9、各スイッチSW1〜SW13からなる操作キーユニット、ブザー113が接続されており、これらはサブCPU109によって制御される。また、サブCPU109は、操作キーユニットSW1〜SW13やリモコン受光部6の出力信号をユーザの操作情報としてCPUブロック104−3に出力し、またCPUブロック104−3より出力されるカメラの状態をサブLCD1、AF用LED8、ストロボ用LED9、ブザー113の制御信号に変換して出力する。
サブLCD1は、例えば撮影可能枚数など表示するための表示部であり、LCDドライバ111はサブCPU109の出力信号よりサブLCD1を駆動するためのドライブ回路である。
また、AF用LED8は、撮影時の合焦状態を表示するためのLEDであり、ストロボ用LED9は、ストロボ充電状態を表すためのLEDである。なお、このAF用LED8とストロボ用LED9を、メモリカードアクセス中などの別の表示用途に使用してもよい。
操作キーユニットSW1〜SW13は、ユーザが操作するキー回路であり、リモコン受光部6はユーザが操作したリモコン送信機の信号の受信部である。
プロセッサ104のUSBブロック104−5は、パソコンなどの外部機器とUSB接続するためのUSBコネクタ122に接続されている。また、プロセッサ104のシリアルブロック104−6は、シリアルブロック104−6の出力信号を電圧変換するための回路であるシリアルドライバ回路123−1を介してRS−232Cコネクタに接続されている。これらのUSBブロック104−5やシリアルブロックによって、デジタルカメラCとデジタルカメラCに接続された外部機器との間でデータ通信が行われる。
プロセッサ104のTV信号表示ブロック104−9には、LCDモニタ10を駆動するドライブ回路であるとともに、TV信号ブロック104−9から出力されたビデオ信号をLCDモニタ10に表示するための信号に変換する機能を有するLCDドライバ117、ビデオ信号(TV信号)を増幅すると共に75Ωインピーダンス整合を行うためのビデオアンプ118が接続されており、LCDドライバ117とビデオアンプ118には、それぞれLCDモニタ10、TVなどの外部モニタ機器に接続するためのビデオジャック119が接続されている。
TV信号表示ブロック104−9は、画像データをビデオ信号に変換して、LCDモニタ10やビデオジャック119に接続された外部モニタ機器に出力する。
LCDモニタ10は、撮影中の被写体のモニタや、撮影された画像の表示、メモリカードまたは内蔵メモリ120に記録された画像の表示などに使用される。
メモリカードコントローラブロック104−10には、メモリカードスロットル121が接続されており、メモリカードスロットル121に挿入された増設用のメモリカードとデジタルカメラとの間で画像データのやり取りを行なう。
加速度センサ124は、デジタルカメラC内のプリント基板(PCB)上に実装され、2軸位置情報X,Yと温度Tのデータを出力する。そのデータからデジタルカメラCのロール角、ピッチ角等の傾きを演算し、LCDモニタ10等に表示する。
また、加速度センサ124、すなわちデジタルカメラCの水平に対する傾き角度であるロール角θは以下の式(1)で表される。
θ[deg]=180/π×arctan((Y0−G0)/(X0−G0))・・・(1)
ここで、X0,Y0は加速度センサ124から出力される2軸位置情報であり、G0は重力ゼロ時の出力である。
なお、デジタルカメラCが図2、図3に示す姿勢のときに、デジタルカメラCのロール角θが0度であるとし、図3においてLCDモニタ10が時計回り方向に傾いた場合に正の傾き、反時計回り方向に傾いた場合に負の傾きであるとする。
つぎに、電子手ぶれ補正処理について説明する。
図5は、従来の撮像装置の一例であるデジタルカメラで電子手ぶれ補正処理を行う際の処理手順を表すフローチャートである。ここで、図4のデジタルカメラCを用いた通常行われる電子手ぶれ補正処理の手順を説明する。
(S91) CPUブロック104−3は、レリーズシャッターSW1が押されたと判断すると、4枚の画像を連続して撮影してSDRAM103に取り込む(画像取得工程)。
(S92) SDRAM103への画像の取り込みが完了すると、CPUブロック104−3は、1枚目に取り込みが行われた画像を基準画像として、2枚目から4枚目の画像それぞれの位置ずれ検出を行う(位置ずれ検出工程)。
(S93) ステップS92の結果を基に、CPUブロック104−3は、2枚目から4枚目の画像それぞれの位置ずれを補償する(位置ずれ補償工程)。
(S94) CPUブロック104−3は、1枚目の画像(基準画像)と位置ずれ補償を施した2枚目から4枚目の画像について対応画素を加算することにより合成して1枚の画像を生成する(画像合成工程)。
(S95) CPUブロック104−3は、生成された合成画像を内蔵メモリ120またはメモリカードスロットル121に挿入されたメモリカードに記録保存する(合成画像保存工程)。
以上の手順により、電子手ぶれ補正が施された画像が得られるが、撮影者が意図した画像ではなく、満足のいく画像が得られないことがあった。
発明者は、この問題を解決すべく検討を行ったところ、複数枚の撮像画像の中からどれを画像合成を行う際の基準画像にするかで取得できる手ぶれ補正画像は若干異なり、例えば基準画像は最初の画像以外を用いたほうが好適な画像を得られる場合があることを把握し、この知見を基に鋭意検討を行い、本発明を成すに至った。
すなわち、本発明に係る撮像装置は、被写体からの光を受けて撮影画像を出力する撮像手段と、前記撮像手段を用いて連続撮影して複数の撮影画像を取得する画像取得手段と、前記画像取得手段により取得された複数の撮影画像に関する情報に基づいて、該複数の撮影画像の中から1つの基準画像を選択する基準画像選択手段と、前記基準画像選択手段により選択された基準画像に対する他の撮影画像の位置ずれを検出する位置ずれ検出手段と、前記他の撮影画像について前記位置ずれ検出手段により検出された位置ずれを補償する位置ずれ補償手段と、前記基準画像と前記位置ずれ補償後の他の撮影画像とを加算して合成する画像合成手段と、を備えることを特徴とするものである。
なお、前記画像取得手段、基準画像選択手段、位置ずれ検出手段、位置ずれ補償手段、画像合成手段は、本発明のデジタルカメラCにおいてCPUブロック104−3の機能として処理実行されるものである。また、各手段は分割して設ける必要はなく、それぞれの機能を兼ねるようにしてもよい。例えば、位置ずれ補償手段と画像合成手段を兼ねるようにして、画像の中の画素単位でその処理を行うようにする。
以下、本発明の詳細について説明する。
図6は、本発明の撮像装置の一例であるデジタルカメラで電子手ぶれ補正処理を行う際の処理手順を表すフローチャートである。
(S11) CPUブロック104−3は画像取得手段として、レリーズシャッターSW1が押されたと判断すると、CCD101によって4枚の画像を連続して撮影してSDRAM103に取り込む(画像取得工程)。
(S12) SDRAM103への画像の取り込みが完了すると、CPUブロック104−3は基準画像選択手段として、取得された4枚の画像に関する情報に基づいて、この4枚の画像の中から1つの基準画像を選択する(基準画像選択工程)。4枚の画像(複数の撮影画像)に関する情報とは、撮影者が最適と考えるような画像であるか否かを判断するための情報であり、例えば対象の画像の撮影条件(撮影時のデジタルカメラCの姿勢(ロール角)など)や対象の画像を基準画像とした場合の合成可能面積の大きさなどである。
(S13) CPUブロック104−3は位置ずれ検出手段として、ステップS12で選択された基準画像に対するそれ以外の画像それぞれの位置ずれ検出を行う(位置ずれ検出工程)。
(S14) CPUブロック104−3は位置ずれ補償手段として、ステップS13の結果を基に、前記それ以外の画像それぞれの位置ずれを補償する(位置ずれ補償工程)。
(S15) CPUブロック104−3は画像合成手段として、基準画像と位置ずれ補償を施したそれ以外の画像について対応画素を加算することにより合成して1枚の画像を生成する(画像合成工程)。
図7は、画像合成を行う際の撮影画像領域を表している。ここでは、四角形で囲まれた領域が撮影された画像の領域であり、4つの画像について撮影された順番として1枚目、2枚目、3枚目、4枚目と示している。また、ここでは撮影順番として1枚目の画像が基準画像に選択された場合を示している。
図7に示すように、画像合成前の4枚の画像の画角は、それぞれ異なるが、画像合成を行う際は1枚目に撮影した画像の領域が基準となり、他の画像と重なっている領域が合成される。ただし、すべての領域で4枚の画像の合成を行う必要はなく、部分的に2枚〜4枚のいずれかの画像を合成する。
図7において、網掛けで示された領域は、連続撮影した画像のうち2枚以上が重なっている部分を表している。この部分の面積を合成可能面積と定義する。また、基準画像(ここでは1枚目)の面積に対する合成可能面積の比率を、合成可能面積率と定義する。
電子手ぶれ補正処理を行う際、2枚以上の画像を合成可能な領域と、画像合成不可能で基準画像のデータのみを利用する領域が存在する。画像合成を行うことで、撮影画像のノイズを低減する等の効果があるため、可能な限り広い領域で画像合成を行うことが好ましく、この合成可能面積(あるいは合成可能面積率)が大きいことが望ましい。
(S16) CPUブロック104−3は、生成された合成画像を内蔵メモリ120またはメモリカードスロットル121に挿入されたメモリカードに記録保存する(合成画像保存工程)。
以上のように、デジタルカメラCによれば、連続撮影して取得された複数の撮影画像に関する情報に基づいて、撮影者が最適と考えるような画像を該複数の撮影画像の中から1つの基準画像として選択するので、撮影者が意図している画像に最も近い手ぶれ補正画像を得ることができる。
なお、図6の説明では連続撮影する枚数は4枚としたが、2枚以上であれば何枚でもかまわない。また、合成可能面積に関する重ねあわせる画像の枚数を2枚以上としたが、3枚以上、4枚以上としてもよい。また、基準画像とするのは1枚目の画像としたが、連続撮影したうちの任意の画像を選択してかまわない。
また、前記ステップS11〜S15の工程を順次実行させる制御プログラムPをROM108に格納しておき、該制御プログラムPがプロセッサ104のメモリにロードされると、CPUブロック104−3がその制御プログラムPに従って前記ステップS11〜S15の工程を順次実行するようにするとよい。
また、位置ずれ検出工程(ステップS13)、位置ずれ補償工程(ステップS14)、画像合成工程(ステップS15)は、従来公知の技術を用いればよく、例えば以下のような処理(処理例1,2)を行う。
(処理例1)
ここでは、CCD101として、ベイヤー方式の色フィルタアレイを備えたものを前提として説明する。詳しくは、CCD101においては、輝度信号に大きく寄与するG成分のフィルタが市松状に配置され、残りの部分にR、B成分のフィルタがさらに市松状に配置されている。また、CCD101においては、各色成分(R,G,B)に対応する光電変換素子が所定のパターンで配置されている。詳細には、(G,R,B,G)の4つの画素を有する2×2画素サイズのユニットSQがX方向およびY方向のそれぞれに2画素単位(周期)で繰り返されて配置されている。これにより、A/D102−3によるA/D変換後のデジタル信号は、ベイヤー配列のままの画像データ(以下、単に「ベイヤー配列画像」とも称する)として一時的にSDRAM103に格納される。ベイヤー配列画像の画素配列における色配置は、CCD101の光電変換素子配列における色配置と同一であり、RAW形式の画像と同様の構成を有している。
図8は、本処理例において4枚の画像(ベイヤー配列画像)PA1〜PA4に基づいて、合成画像(RGB画像)PDが生成されるまでの動作を示す概念図である。
本処理例では、まず、ステップS13として、撮像された複数の画像(ベイヤー配列画像)PA1〜PA4相互間の位置ずれを検出する。ここでは、ベイヤー配列画像PA1〜PA4を相互に比較することによって、位置ずれを検出する。具体的には、まず最初に2枚の画像PA1,PA2を比較対象画像PE1,PE2として選択し、次に2枚の画像PA1,PA3を比較対象画像PE1,PE2として選択し、最後に2枚の画像PA1,PA4を比較対象画像PE1,PE2として選択する。
詳細には、まず、1枚目の画像PA1(基準画像)と2枚目の画像PA2との位置ずれを検出する。ついで、1枚目の画像PA1と3枚目の画像PA3との位置ずれを検出し、さらに1枚目の画像PA1と4枚目の画像PA4との位置ずれを検出する。
図9は、手振れによる被写体の移動量を検出する動作について説明する図である。ここでは、複数の画像における同一色成分画素相互間の位置ずれを求めることによって、ベイヤー配列画像PA1〜PA4の相互間における被写体の位置ずれを検出する。また、R成分相互間、G成分相互間、B成分相互間の3つの比較処理のうち、1つの色成分相互間(特にここではG成分相互間)での比較処理に基づいて、上記位置ずれを検出するものとする。すなわち、複数の色成分のうちの単一の色成分の画素の位置ずれを求めることによって、各画像間における位置ずれが検出されることになる。これによれば、全ての色成分の比較処理に基づいて検出する場合に比べて処理負荷を低減することができる。特に、G成分(緑色成分)を用いた比較処理を行うことによれば、人の視覚特性を利用して、より的確に位置ずれを検出することができる。
以下では、2枚の比較対象画像PE1,PE2に対する比較処理等について説明する。
比較の対象となる2つの画像PE1,PE2(最初はPA1,PA2)の相互間で、ずれ方向(向き)とずれ量(大きさ)とが互いに異なる複数の組合せについての「ずれ」を実現した状態でパターンマッチング処理を行う。詳細には、まず、画像PE1を画像PE2に対して+X方向に2画素分ずらして、ずらした後の対応画素(G成分画素)同士の画素値の差分値を算出する。そして、画像内に予め設定した特定領域(一部領域)内の全G成分画素について当該差分値を求め、全G成分画素についての差分値を加算した値を評価値EVとして求める。
つぎに、画像PE1を画像PE2に対して−X方向に2画素分ずらして同様の処理を行い評価値EVを算出する。また、画像PE1を画像PE2に対して+Y方向に2画素分ずらして同様の処理を行い評価値EVを算出する。さらに、画像PE1を画像PE2に対して−X方向に2画素分ずらして同様の処理を行い評価値EVを算出する。
同様に、今度は、各方向(+X,−X,+Y,−Y)にそれぞれ4画素分ずらした状態で、それぞれの「ずれ」に対応する評価値EVを求める。
また、各方向(+X,−X,+Y,−Y)にそれぞれ6画素分ずらした状態で、それぞれの「ずれ」に対応する評価値EVを求める。
同様に、各方向(+X,−X,+Y,−Y)にそれぞれ8画素分ずらした状態で、それぞれの「ずれ」に対応する評価値EVを求める。
さらに同様に、各方向(+X,−X,+Y,−Y)にそれぞれ10画素分ずらした状態で、それぞれの「ずれ」に対応する評価値EVを求める。
このようにして、合計20種類の「ずれ」に対応する評価値EVが算出される。そして、これら複数の評価値のうち、最も良い(最も小さい)評価値EVを求め、当該最良の評価値EVに対応する「ずれ」を、両画像PE1,PE2間の「ずれ」として判定する。たとえば、画像PE1が+X方向に2画素ずれたときの評価値EVが最小であるとすれば、画像PE2は画像PE1に対して+X方向に2画素ずれていると判定される。
その後、比較対象画像PE1,PE2を順次に変更し、同様の動作を繰り返すことによって、画像PA1と画像PA3との間のずれ、および、画像PA1と画像PA4との間のずれを求める。
なお、ここでは、20種類の組合せについてパターンマッチング処理を行う場合を例示したが、これに限定されず、さらに多くの組合せについてパターンマッチング処理を行うようにしてもよい。たとえば、45度ずつずれた8方向のそれぞれにずらすようにしてもよい。また、ずれ量を、10画素までではなくさらに多くの画素数(例えば数十画素)まで順次に変更していくようにしてもよい。
次に、上述したように検出された位置ずれを補償しつつ4枚の画像PA1〜PA4が加算され、合成画像PBが生成される(図8)。
具体的には、基準画像PA1に対する「ずれ」を補償するように、当該他の3つの画像PA2〜PA4を基準画像に対して移動させた上で、対応画素の画素値を加算することによって、合成画像が生成される。例えば、求めた「位置ずれ」を補償するように、画像PA1に対して画像PA2をずらした状態で両画像PA1,PA2を重ね合わせ、対応する画素同士の画素値を各画素毎に加算して加算画像PB12(不図示)を生成してSDRAM103に格納する。両画像PA1,PA2はいずれもベイヤー配列画像である。両画像PA1,PA2は求めた位置ずれ分の画素単位でずらされ、両画像PA1,PA2における同一色成分の画素同士(すなわち、R成分画素同士、G成分画素同士、B成分画素同士)が対応付けられた状態で加算される。生成された加算画像PB12もベイヤー配列画像である。
同様に、求めた「位置ずれ」を補償するように、加算画像PB12に対して画像PA3をずらした状態で両画像PB12,PA3を重ね合わせ、対応する画素同士の画素値を各画素毎に加算して加算画像PB13(不図示)を生成する。ベイヤー配列画像である両画像PB12,PA3においては、同一色成分の画素同士が対応付けられて加算される。加算画像PB13もベイヤー配列画像である。
そして、求めた「位置ずれ」を補償するように、加算画像PB13に対して画像PA4をずらした状態で両画像PB13,PA4を重ね合わせ、対応する画素同士の画素値を各画素毎に加算して加算画像PB14(合成画像PBとも称する)を生成する。ベイヤー配列画像である両画像PB13,PA4においては、同一色成分の画素同士が対応付けられて加算される。加算画像PB14もベイヤー配列画像である。
なお、順次行われる画像加算処理は、SDRAM103に格納された加算画像(合成画像)PB12に対してさらに加算対象画像PA3,PA4を順次に重ねることによって実行される。すなわち、合成画像は、SDRAM103において格納され、随時上書き更新される。
その後、合成画像PB(加算画像PB14)に対して補間処理、γ補正処理、WB補正処理、ノイズリダクション処理、および圧縮処理等がこの順序で施され、RGB画像PD(図8)が生成される。なお、RGB画像PDは、R成分画像DRとG成分画像DGとB成分画像DBとで構成される画像である。
(処理例2)
本処理例では、ステップS13の位置ずれ検出工程は、入力された画像データをもとに位置ずれベクトルやアフィンパラメータなどの位置ずれデータを計算するものであり、入力された各画像データをもとに位置ずれデータを検出するための元となる画像(検出用画像)を作成する検出用画像生成処理、フィルタ処理を施して複数の解像度レベルの画像データを作成する多重解像度画像生成処理、画像の一または二以上の特徴点を抽出する画像特徴点群抽出処理、多重解像度画像データや画像特徴点データを用いて位置ずれデータを計算する位置ずれデータ演算処理を行う。なお、各処理は、CPUブロック104−3の機能として処理実行されるものである。また、各処理は、分割して設ける必要は無く、それぞれ機能を兼ねるようにしてもよい。
ここで、SDRAM103で保存される各データの説明をする。
画像データは、幅w,高さhとしたときw×h個の格子を持ち、各格子に画素値(例えばRGB,YCbCr)の値を持つデータである。
また、画像特徴点群データは、画像データの特徴点データの集合であり、各画像特徴点はその座標値(x,y)や、その特徴点の強さを表す特徴量などから構成される。
なお、画像の位置ずれデータとしては、通常アフィンパラメータや位置ずれベクトルを用いる。
本処理例では、つぎの手順で位置ずれデータを計算する。
(検出用画像生成処理)
前記ステップS11の画像取得工程が終了すると、入力画像から位置ずれデータを検出するための元となる画像(検出用画像)が作成される。すなわち、入力画像を縮小したサムネイル画像を作成し、さらに画像の端から所定の割合(たとえば、左右、上下10%ずつ)カットした切り抜き画像を生成し、必要ならばアスペクト比の補正を行う。また、この補正した画像から輝度画像を生成する。
(多重解像度画像生成処理)
次に、この検出用画像は、フィルタ処理されて低解像度の画像が作成される。すなわち、検出用画像に対して、エッジ画像の生成処理等を行い、解像度レベル0の画像を作成し、さらに、各解像度レベル0の画像に対してぼかしフィルタや平均値フィルタなどを適用して解像度の低い画像データを作成する。なお、ここでは解像度レベルの数字が大きくなるにしたがって解像度が低くなっている。
(画像特徴点群抽出処理)
次に、エッジやコーナの強さによって画像特徴点を抽出する。なお、画像特徴点がある位置に生成されると、その近傍に別の画像特徴点は生成されないようにして、全体にまんべんなく画像特徴点を分布させるとよい。
(位置ずれデータ演算処理)
多重解像度画像生成処理による基準画像と比較画像を用いて、次の手順に従って位置ずれデータを計算する。
<ステップS13a> 多重解像度マッチングの再粗解像度(最低解像度)においては全範囲マッチングを行い、2枚の画像間の平行移動量(dx,dy)を求める。再粗解像度をせいぜい数十ピクセル×数十ピクセル程度にすれば、全範囲マッチングを用いてもそれほど計算コストがかからず、また平行移動量(dx,dy)のみ求めればよいのは、手ぶれ補正においては平行移動量が全体の位置ずれの中で支配的であるからである。
図10は、全範囲マッチの処理ブロック図である。
まず局所明度画像生成モジュールが、以下の式(2)で画像の局所的な明るさを算出する。
ここで、I(x,y)は入力画像の座標(x,y)における明るさ、I'(x,y)は出力局所明度画像の座標(x,y)における明るさ、sは局所領域のサイズを決める定数である。この式で与えられる局所明度は、あるピクセルの周囲の平均明度に対する相対的な明度となる(図11参照)。
この処理により、手ぶれで光のあたり具合が変化したり、品質の悪い撮像レンズ等によって生じる画像周囲部の暗さを補正することができる。
次に、最適移動量計算モジュールで画像I1から画像I2 への移動量(dx,dy)を求める。まずI1からI2へ(dx,dy)移動したときの移動エネルギーE(dx,dy)を以下の式(3)のように定義する。
ここでWは画像の幅、Hは画像の高さを表すものとする。E(dx,dy)は(dx,dy)ずらしたときの画像I1とI2の共通部分(図12の斜線部分)における、ピクセル値の差分の絶対値を平均したものになる。
E(dx,dy)が小さければ小さいほど画像同士が似ているということであり、最適移動量計算モジュールはその値が最小となるような(dx,dy)を出力する。
以上の処理によって、位置ずれデータとして画像Iから画像I2への移動量(dx,dy)を求める。
<ステップS13b> 次に、この位置ずれデータを解像度L−1の画像の位置ずれデータの初期値とし、ブロックマッチング処理を実行する。なお、解像度L−1以上は、位置ずれデータとして、公知の最小二乗法によってアフィンパラメータを求めるようにする。
この処理によって求めたアフィンパラメータを、次の解像度における位置ずれデータの初期値として用いる。
<ステップS13c> 次に最終解像度(通常は解像度レベル0)か否かを判断して、最終解像度でなければ、L=L−1として、すなわち、解像度レベルが一つ上の解像度の画像データについてステップS13b以降の処理を繰り返す。最終解像度になれば、その位置ずれデータをSDRAM103に保存する。
本処理によれば、基準画像と比較画像の多重解像度画像を作成し、解像度の低い画像に対しては、まず全範囲マッチングを行って、画像間の2次元のずれを検出し、解像度の比較的高い画像に対しては、アフィンパラメータを用いてブロックマッチング処理によって、多自由度の位置ずれを検出する。
ついで、得られた位置ずれデータと複数の画像のデータを用いて、位置ずれ補償工程(ステップS14)を実行する。
つぎに、基準画像と位置ずれ補償後の画像のデータを用いて、画像合成工程(ステップS15)として画像合成処理を行う。この処理もCPUブロック104−3の機能として実行されるものである。
(画像合成処理)
複数枚の画像を変形して重ね合わせる処理を行うときには、図13のように、変形後の画像の位置へ変形前の画像の位置からピクセルの色を取得する処理が必要になる。その際に、所定の座標変換式を使って、変形前の画像を斜めに走査するなどの処理が必要になる。
そこで、図14のように細かいブロックに分けブロック単位で転送処理を実行する。これにより、デジタルカメラCでも処理できるようになる。
ここで、変形前の画像におけるブロックの位置を求めるには、変形後の画像(基準画像)のブロック開始位置及び終了位置からブロックの中心の位置を求め、それに対して、所定の座標変換式を適用し、変形前の画像のブロック開始位置及び終了位置を計算する。
この画像合成処理によれば、合成画像を小ブロックに分割して、それぞれ転送開始位置、終了位置を設定して転送するので、回転などのずれ成分を有する場合でも、画像データ合成時のメモリ転送においてDMAなどのハードウェアの効率的な利用を可能とし、高速に鮮明な合成画像を生成することができる。また、複数の画像を重ね合せて合成画像を作成する場合、転送ブロックの分割位置を少し(1〜数ピクセル程度)ずらすことによって、ブロックの境界を目立たなくすることができる。また、変形(ずれ)の大きさによってブロックのサイズを変更することによって、画像のゆがみを補正することができる。
つぎに、本発明に係る撮像装置に関する実施例を説明する。
(実施例1)
デジタルカメラCでは、加速度センサ124が搭載されたことにより、被写体が水平に近い画角となるように画像を撮影することが可能となった。しかし、電子手ぶれ補正処理を実行すると、画像を撮影する際に通常よりも長時間カメラを保持する必要があり、手ぶれによりカメラロール角が傾いてしまうことがある。そのような場合にも、たとえば地平線や建物を撮影する際等は、可能な限り水平に近い画角となるように画像を撮影できることが好ましい。
そこで、本実施例では、画像取得工程(ステップS11)において、加速度センサ124が前記複数の撮影画像ごとに、撮影時の当デジタルカメラCの姿勢(ロール角θ)を検出するようにし、基準画像選択工程(ステップS12)において、前記複数の撮影画像のうち、撮影時のデジタルカメラCの姿勢が所定の姿勢となった、あるいは所定の姿勢に最も近い撮影画像を基準画像として選択することを行う。その詳細を図15を用いて説明する。
図15は、本発明のデジタルカメラの実施例1として電子手ぶれ補正処理を行う際の処理手順を表すフローチャートである。
(S21) CPUブロック104−3は、電子手ぶれ補正処理を行う電子手ぶれ補正モードであるか否かを判断する。この判断の結果、電子手ぶれ補正モードであると判断した場合(ステップS21のYES)には、ステップS22画像取得工程に進む。
(S22) CPUブロック104−3は、レリーズシャッターSW1が押されたと判断すると、CCD101によって4枚の画像を連続して撮影してSDRAM103に取り込む(画像取得工程)。同時に、加速度センサ124が4枚の画像ごとに、撮影時の当デジタルカメラCの姿勢(ロール角θ)を検出し、画像に対応させてその姿勢情報をSDRAM103に保存する。
(S23) CPUブロック104−3は、SDRAM103に取り込まれた4枚の画像のロール角を確認し、ロール角が0°であるか最も0°に近い画像を基準画像として選択する(基準画像選択工程)。
(S24) CPUブロック104−3は、ステップS23で選択された基準画像に対するそれ以外の画像それぞれの位置ずれ検出を行う(位置ずれ検出工程)。
(S25) CPUブロック104−3は、ステップS24の結果を基に、前記それ以外の画像それぞれの位置あわせを行う(位置ずれを補償する)(位置ずれ補償工程)。
(S26) CPUブロック104−3は、基準画像と位置ずれ補償を施したそれ以外の画像について対応画素を加算することにより合成して1枚の画像を生成する(画像合成工程)。
(S27) CPUブロック104−3は、生成された合成画像を内蔵メモリ120またはメモリカードスロットル121に挿入されたメモリカードに記録保存する(合成画像保存工程)。
なお、CPUブロック104−3が電子手ぶれ補正モードでないと判断した場合(ステップS21のNO)、CPUブロック104−3は、レリーズシャッターSW1が押されたら通常の撮影時と同様に1枚の画像撮影を行い(ステップS28)、生成された画像を内蔵メモリ120またはメモリカードスロットル121に挿入されたメモリカードに記録する(ステップS27)。
以上のように、本実施例によれば、CPUブロック104−3は水平(ロール角0°)である画像または最も水平に近い画像を基準画像として位置ずれ補償を行った後に画像合成を行うことで、ユーザは最も水平に近い画角となる画像を得ることが可能となる。
なお、基準画像を選択する基準となるロール角を0°としたが、これに限らず任意の角度としてもよい。
(実施例2)
本実施例では、画像取得工程(ステップS11)で得られた前記複数の撮影画像の中から任意に選択される1つの基準候補画像に対して他の撮影画像のうち任意の数(例えば、2)以上の撮影画像が重複している領域の面積を合成可能面積(図7)として計算する合成可能面積計算手段を備え、基準画像選択工程(ステップS12)において、前記複数の撮影画像のうち、前記合成可能面積計算手段により計算された合成可能面積が最大となる基準候補画像を基準画像として選択することを行う。その詳細を図16を用いて説明する。
図16は、本発明のデジタルカメラの実施例2として電子手ぶれ補正処理を行う際の処理手順を表すフローチャートである。
(S31) CPUブロック104−3は、電子手ぶれ補正処理を行う電子手ぶれ補正モードであるか否かを判断する。この判断の結果、電子手ぶれ補正モードであると判断した場合(ステップS31のYES)には、ステップS32画像取得工程に進む。
(S32) CPUブロック104−3は、レリーズシャッターSW1が押されたと判断すると、CCD101によって4枚の画像を連続して撮影してSDRAM103に取り込む(画像取得工程)。
(S33) CPUブロック104−3は、SDRAM103に取り込まれた4枚の画像の中から任意に選択される1つの基準候補画像に対して他の画像のうち2枚以上の画像が重複している領域の面積を合成可能面積として計算し、これら4枚の画像のうち、計算された合成可能面積が最大となる基準候補画像を基準画像として選択する(基準画像選択工程)。
(S34) CPUブロック104−3は、ステップS33で選択された基準画像に対するそれ以外の画像それぞれの位置ずれ検出を行う(位置ずれ検出工程)。
(S35) CPUブロック104−3は、ステップS34の結果を基に、前記それ以外の画像それぞれの位置あわせを行う(位置ずれを補償する)(位置ずれ補償工程)。
(S36) CPUブロック104−3は、基準画像と位置ずれ補償を施したそれ以外の画像について対応画素を加算することにより合成して1枚の画像を生成する(画像合成工程)。
(S37) CPUブロック104−3は、生成された合成画像を内蔵メモリ120またはメモリカードスロットル121に挿入されたメモリカードに記録保存する(合成画像保存工程)。
なお、CPUブロック104−3が電子手ぶれ補正モードでないと判断した場合(ステップS31のNO)、CPUブロック104−3は、レリーズシャッターSW1が押されたら通常の撮影時と同様に1枚の画像撮影を行い(ステップS38)、生成された画像を内蔵メモリ120またはメモリカードスロットル121に挿入されたメモリカードに記録する(ステップS37)。
以上のように、本実施例によれば、CPUブロック104−3は最も合成可能面積が大きい画像を基準画像として位置ずれ補償を行った後に画像合成を行うことで、ユーザは最もノイズが少ない画像を得ることが可能となる。
なお、合成可能面積は、2枚以上の画像が重なった領域の面積としたが、より多くの枚数の画像が重なった領域の面積としてもよい。
なお、これまで本発明を図面に示した実施形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
1 サブLCD
2 SDカード/電池蓋
3 ストロボ発光部
4 光学ファインダ
5 測距ユニット
6 リモコン受光部
7 鏡胴ユニット
7−1 ズーム光学系
7−1a ズームレンズ
7−1b ズームモータ
7−2 フォーカス光学系
7−2a フォーカスレンズ
7−2b フォーカスモータ
7−3 絞りユニット
7−3a 絞り
7−3b 絞りモータ
7−4 メカシャッタユニット
7−4a メカシャッタ
7−4b メカシャッタモータ
7−5 モータドライバ
8 AF用LED
9 ストロボ用LED
10 LCDモニタ
101 CCD
102 F/E−IC
102−1 CDS
102−2 AGC
102−3 A/D(ADC)
102−4 TG
103 SDRAM
104 デジタルカメラプロセッサ
104−1 CCD1信号処理ブロック
104−2 CCD2信号処理ブロック
104−3 CPUブロック
104−4 LocalSRAM
104−5 USBブロック
104−6 シリアルブロック
104−7 JPEG CODECブロック
104−8 リサイズブロック
104−9 TV信号表示ブロック
104−10 メモリカードコントローラブロック
104−11 I2Cブロック
107 RAM
108 ROM
109 サブCPU
111,117 LCDドライバ
113 ブザー
114 ストロボ回路
115−1 音声記録回路
115−2 マイクアンプ
115−3 マイク
116−1 音声再生回路
116−2 オーディオアンプ
116−3 スピーカー
118 ビデオアンプ
119 ビデオジャック
120 内蔵メモリ
121 メモリカードスロットル
122 USBコネクタ
123−1 シリアルドライバ回路
123−2 RS−232Cコネクタ
124 加速度センサ
C デジタルカメラ
P 制御プログラム
SW1 レリーズシャッター
SW2 モードダイアル
SW3 ズームスイッチ(WIDE)
SW4 ズームスイッチ(TELE)
SW5 セルフタイマ/削除スイッチ
SW6 再生スイッチ
SW7 上移動/ストロボ設定スイッチ
SW8 右移動スイッチ
SW9 ディスプレイスイッチ
SW10 下移動/マクロスイッチ
SW11 左移動/画像確認スイッチ
SW12 メニュー/OKスイッチ
SW13 電源スイッチ
特開2007−226643号公報

Claims (5)

  1. 被写体からの光を受けて撮影画像を出力する撮像手段と、
    前記撮像手段を用いて連続撮影して複数の撮影画像を取得する画像取得手段と、
    前記画像取得手段により取得された複数の撮影画像に関する情報に基づいて、該複数の撮影画像の中から1つの基準画像を選択する基準画像選択手段と、
    前記基準画像選択手段により選択された基準画像に対する他の撮影画像の位置ずれを検出する位置ずれ検出手段と、
    前記他の撮影画像について前記位置ずれ検出手段により検出された位置ずれを補償する位置ずれ補償手段と、
    前記基準画像と前記位置ずれ補償後の他の撮影画像とを加算して合成する画像合成手段と、
    を備える撮像装置であって、
    前記複数の撮影画像ごとに、撮影時の当該撮像装置の姿勢を検出する姿勢検出手段をさらに備え、
    前記基準画像選択手段は、前記複数の撮影画像のうち、撮影時の当該撮像装置の姿勢が水平である、あるいは最も水平に近い撮影画像を基準画像として選択することを特徴とする撮像装置。
  2. 被写体からの光を受けて撮影画像を出力する撮像手段と、
    前記撮像手段を用いて連続撮影して複数の撮影画像を取得する画像取得手段と、
    前記画像取得手段により取得された複数の撮影画像に関する情報に基づいて、該複数の撮影画像の中から1つの基準画像を選択する基準画像選択手段と、
    前記基準画像選択手段により選択された基準画像に対する他の撮影画像の位置ずれを検出する位置ずれ検出手段と、
    前記他の撮影画像について前記位置ずれ検出手段により検出された位置ずれを補償する位置ずれ補償手段と、
    前記基準画像と前記位置ずれ補償後の他の撮影画像とを加算して合成する画像合成手段と、
    前記複数の撮影画像の中から任意に選択される1つの基準候補画像に対して他の撮影画像のうち任意の数以上の撮影画像が重複している領域の面積を合成可能面積として計算する合成可能面積計算手段と、を備え、
    前記基準画像選択手段は、前記複数の撮影画像のうち、前記合成可能面積計算手段により計算された合成可能面積が最大となる基準候補画像を基準画像として選択することを特徴とする撮像装置。
  3. 被写体からの光を受けて撮影画像を出力する撮像手段を有する撮像装置を用いた撮像方法であって、
    前記撮像手段を用いて連続撮影して複数の撮影画像を取得する画像取得工程と、
    前記画像取得工程により取得された複数の撮影画像に関する情報に基づいて、該複数の撮影画像の中から1つの基準画像を選択する基準画像選択工程と、
    前記基準画像選択工程により選択された基準画像に対する他の撮影画像の位置ずれを検出する位置ずれ検出工程と、
    前記他の撮影画像について前記位置ずれ検出工程により検出された位置ずれを補償する位置ずれ補償工程と、
    前記基準画像と前記位置ずれ補償後の他の撮影画像とを加算して合成する画像合成工程と、
    前記複数の撮影画像ごとに、撮影時の当該撮像装置の姿勢を検出する姿勢検出工程と、を備え
    前記基準画像選択工程は、前記複数の撮影画像のうち、撮影時の当該撮像装置の姿勢が水平である、あるいは最も水平に近い撮影画像を基準画像として選択するものであることを特徴とする撮像方法。
  4. 被写体からの光を受けて撮影画像を出力する撮像手段を有する撮像装置を用いた撮像方法であって、
    前記撮像手段を用いて連続撮影して複数の撮影画像を取得する画像取得工程と、
    前記画像取得工程により取得された複数の撮影画像に関する情報に基づいて、該複数の撮影画像の中から1つの基準画像を選択する基準画像選択工程と、
    前記基準画像選択工程により選択された基準画像に対する他の撮影画像の位置ずれを検出する位置ずれ検出工程と、
    前記他の撮影画像について前記位置ずれ検出工程により検出された位置ずれを補償する位置ずれ補償工程と、
    前記基準画像と前記位置ずれ補償後の他の撮影画像とを加算して合成する画像合成工程と、
    前記複数の撮影画像の中から任意に選択される1つの基準候補画像に対して他の撮影画像のうち任意の数以上の撮影画像が重複している領域の面積を合成可能面積として計算する合成可能面積計算工程と、を備え、
    前記基準画像選択工程は、前記複数の撮影画像のうち、前記合成可能面積計算工程により計算された合成可能面積が最大となる基準候補画像を基準画像として選択するものであることを特徴とする撮像方法。
  5. 請求項3または4に記載の撮像方法を前記撮像装置に内蔵されるコンピュータに実行させるプログラム。
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