JP5668031B2 - 表示制御装置及び表示制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、例えばデジタルサイネージ(電子看板)に表示される広告画像を制御する表示制御装置及びコンピュータを当該表示制御装置として機能させるための表示制御プログラムに関する。
近年、広告ツールとしてデジタルサイネージシステムが普及している。このシステムは、店舗や駅などの公共の場所に設置されたデジタルサイネージ(電子看板)に広告画像を表示させることで、不特定多数のユーザに対して広告を行うものである。広告画像は、動画または静止画のどちらでもよい。
ただし、単にデジタルサイネージに広告画像を表示するだけでは、ユーザの興味をひきつけることができない。そこで、人の目を引くような派手な画像を表示したり、人の動きに合わせて表示する内容を変えたりすることで、ユーザの注目度を高める工夫が従来からなされている。
特開2011−164421号公報
ユーザがデジタルサイネージの存在に気付いたときに、このサイネージに表示されている情報の一部が見えなくなると、大抵のユーザは、その部分に何が表示されていたのか興味を持つ。そして興味を持ったユーザは、デジタルサイネージに表示されている広告画像に注目するので、宣伝効果が高くなる。
本発明が解決しようとする課題は、ユーザがデジタルサイネージの存在に気付いたときに、このサイネージに表示されている情報の一部を見えなくすることで、宣伝効果を高め得る表示制御技術を提供しようとするものである。
一実施形態において、表示制御装置は、再生手段と、捕捉手段と、測定手段と、不可視化手段とを具備する。再生手段は、画面に広告画像を表示させる。捕捉手段は、前記画面を視認するユーザを捕捉する。測定手段は、捕捉されたユーザから前記画面までの距離を測定する。不可視化手段は、測定手段により測定される距離が第1の距離以下でこの第1の距離より短い第2の距離以上のとき広告画像の一部を不可視化するとともにユーザを画面に近づけさせるためのメッセージを表示し、距離が第2の距離未満になると不可視化した画像を可視化するとともにメッセージを消去する
第1の実施形態におけるデジタルサイネージシステムの構成を示すブロック図。 デジタルサイネージの一態様を示す図。 電子カメラの一態様を示す図。 第1の実施形態における切替制御部の制御手順を示す流れ図。 第1の実施形態におけるデジタルサイネージの画面変遷例を示す模式図。 第2の実施形態におけるデジタルサイネージシステムの構成を示すブロック図。 第2の実施形態における切替制御部の制御手順を示す流れ図。 第2の実施形態におけるデジタルサイネージの画面変遷例を示す模式図。
以下、表示制御装置の実施形態について、図面を用いて説明する。
なお、この実施形態では、広告媒体であるデジタルサイネージ(電子看板)に表示される広告画像を制御する表示制御装置について説明する。
[第1の実施形態]
始めに、第1の実施形態について、図1〜5を用いて説明する。
図1は、デジタルサイネージシステムの構成を示すブロック図である。デジタルサイネージシステムは、デジタルサイネージ1と、コンテンツ記憶部2と、電子カメラ3と、表示制御装置4とを含む。デジタルサイネージ1は、不特定多数のユーザに対する広告ツールとして店舗や駅等の公共の場所に設置され、表示制御装置4の制御により、動画または静止画の広告画像を表示する。
デジタルサイネージ1の一態様を図2に示す。図2のデジタルサイネージ1は、スタンド11に映像ディスプレイ12を取り付けた形態をなしている。かようなデジタルサイネージ1は、スタンド11を配置可能な場所であればどこでも設置することができる。なお、デジタルサイネージ1の態様は図2に示すものに限定されない。例えば、映像ディスプレイ12を壁面に埋設したり固定したりすることで、デジタルサイネージ1を構成してもよい。
コンテンツ記憶部2は、例えばハードディスク、フラッシュメモリ等の書き換え可能な記憶媒体であり、広告画像となる複数の広告コンテンツを記憶する。1つの広告コンテンツは、標準画像21と不可視化画像22との一対のデータからなる。不可視化画像22は、対応する標準画像21の一部の表示データを消去して、そのデータ表示領域を不可視化したものである。
電子カメラ3は、デジタルサイネージ1を構成する映像ディスプレイ12の画面よりも手前側の空間領域を上記画面側から撮影するもので、撮像部31と、画像メモリ32と、距離センサ33とを含む。撮像部31は、CMOS,CCDなどの撮像素子を利用して撮影領域のフレーム画像を電気信号に変換する。画像メモリ32は、撮像部31から電気信号に変換されて出力されるフレーム画像のデータを順次記憶する。距離センサ33は、上記映像ディスプレイ12の画面から撮影領域内の任意の移動体までの距離を、例えばレーザ光を利用して計測する。なお、デジタルサイネージ1は、前述したように店舗や駅等の公共の場所に設置されるので、移動体は、ユーザ(人物)であると想定される。
電子カメラ3の一態様を図3に示す。図3の電子カメラ3は、レンズ3Aと同一平面にレーザ光の投受光窓3Bが形成されている。撮像部31は、レンズ3Aによってカメラ3の内部に導かれた光を撮像素子の受光面に入射することで、撮影領域を撮像する。距離センサ33は、投受光窓3Bから投光されたレーザ光が物体に反射して投受光窓3Bに戻ってくるまでの時間により、投受光窓3Bから物体(移動体)までの距離を測定する。このため、電子カメラ3は、映像ディスプレイ12の画面と同一の平面にレンズ3Aと投受光窓3Bとが位置するように、デジタルサイネージ1の近傍に設置される。なお、電子カメラ3の態様は、図3のものに限定されない。例えば電子カメラ3とは別に距離センサ33を設けることで、距離センサ33を持たない電子カメラ3を用いてもよい。この場合、電子カメラ3は、必ずしもデジタルサイネージ1の近傍に設置されていなくてもよい。
表示制御装置4は、コンテンツ読出部41、コンテンツ解析部42、標準画像記憶部43、不可視化画像記憶部44、画像切替部45、画像再生部46、移動体捕捉部47、距離測定部48及び切替制御部49を含む。
コンテンツ読出部41は、予め設定されたスケジュールに従って、コンテンツ記憶部2から広告コンテンツを読み出す。コンテンツ解析部42は、コンテンツ読出部41で読み出された広告コンテンツを解析して、標準画像21と不可視化画像22とに分ける。標準画像記憶部43は、コンテンツ解析部42で解析された標準画像21を記憶する。不可視化画像記憶部44は、コンテンツ解析部42で解析された不可視化画像22を記憶する。画像切替部45は、標準画像記憶部43に記憶される標準画像21と不可視化画像記憶部44に記憶される不可視化画像22とのうちいずれか一方の画像を選択して、画像再生部46に出力する。画像再生部46は、画像切替部45から与えられる標準画像21または不可視化画像22を、デジタルサイネージ1の映像ディスプレイ12に表示させる。
移動体捕捉部47は、画像メモリ32に順次保存されるフレーム画像を比較して、電子カメラ3の撮影領域内を移動する移動体を捕捉する。距離測定部48は、移動体捕捉部47で捕捉された移動体の方向を認識し、その方向に距離センサ33からレーザ光を投光させて、映像ディスプレイ12の画面から移動体までの距離を測定する。切替制御部49は、映像ディスプレイ12の画面から移動体までの距離に応じて、画像切替部45が選択する画像を切換える。
ここに、表示制御装置4は、デジタルサイネージ1の画面である映像ディスプレイ12に広告画像を表示させる再生手段として、画像再生部46を備える。また、表示制御装置4は、映像ディスプレイ12に表示される広告画像を視認するユーザを捕捉する捕捉手段として移動体捕捉部37を備え、捕捉されたユーザから映像ディスプレイ12の画面までの距離を測定する測定手段として距離測定部48を備え、測定距離に応じて映像ディスプレイ12の画面に表示される広告画像の一部を不可視化する不可視化手段として画像切替部45及び切替制御部49を備える。
図4は、切替制御部49の制御手順を示す流れ図である。この手順は、図示しないプログラムメモリに格納された表示制御プログラムにしたがい、コンピュータであるCPU(Central Processing Unit)によって実現される。
先ず、切替制御部49は、画像切替部45に対して標準画像の選択を指示する(ST1)。この指示により、画像切替部45は、標準画像記憶部43に記憶されている標準画像21のデータを画像再生部46に出力する。かくして、デジタルサイネージ1の映像ディスプレイ12には、標準画像21が表示される。標準画像21の一例を、図5の画面51に示す。この例は、広告商品であるデジタルテレビジョンの画像とその価格とを示す広告画像を標準画像21としている。
次に、切替制御部49は、移動体捕捉部47によって移動体が捕捉されるのを待機する(ST2)。移動体が捕捉されるまでの間、切替制御部49は、画像切替部45に対して画像の切替を指示しない。したがって、映像ディスプレイ12には、標準画像21が表示され続ける。
移動体が捕捉されると(ST2にてYES)、切替制御部49は、その移動体が映像ディスプレイ12の画面の側に近づいてきているか否かを確認する(ST3)。移動体捕捉部47で順次捕捉される移動体の位置から、移動体が映像ディスプレイ12の画面の側に近づいてきていないと確認した場合(ST3にてNO)、切替制御部49は、画像切替部45に対して画像の切替を指示しない。そして切替制御部49は、移動体捕捉部47によって次の移動体が捕捉されるのを待機する(ST2)。したがって、移動体捕捉部47によってユーザが捕捉されても、このユーザが映像ディスプレイ12の画面の側に近づいてきていない場合には、映像ディスプレイ12の画像は標準画像21のままである。
移動体が映像ディスプレイ12の画面の側に近づいてきていると確認された場合(ST3にてYES)、切替制御部49は、距離測定部48で測定される当該移動体までの距離Lを取得する(ST4)。そして切替制御部49は、この測定距離Lが、予め設定されている第2の距離X2[m]より長いか否かを確認する(ST5)。第2の距離X2は、捕捉された移動体が映像ディスプレイ12の画面の直ぐ近くに居ると認定される距離、例えば1[m]とする。
測定距離Lが第2の距離X2[m]以下の場合(ST5にてNO)、切替制御部49は、ステップST2の処理に戻る。すなわち切替制御部49は、移動体捕捉部47によって次の移動体が捕捉されるのを待機する(ST2)。したがって、映像ディスプレイ12の画面に対して1[m]以内でユーザが捕捉された場合には、映像ディスプレイ12の画像は標準画像21のままである。
測定距離Lが第2の距離X2[m]より長い場合(ST5にてYES)、切替制御部49は、この測定距離Lが、予め設定されている第1の距離X1より短いか否かを確認する(ST6)。ここで、第1の距離X1は、映像ディスプレイ12の画面を略正面から閲覧可能な領域で前記第2の距離X2よりも充分に長い距離、例えば5[m]とする。
測定距離Lが第1の距離X1[m]以上の場合(ST6にてNO)、切替制御部49は、ステップST2の処理に戻る。すなわち、切替制御部49は、移動体捕捉部47によって次の移動体が捕捉されるのを待機する(ST2)。したがって、移動体として捕捉されたユーザが映像ディスプレイ12の画面から5[m]以上離れていた場合には、映像ディスプレイ12の画像は標準画像21のままである。
測定距離Lが第1の距離X1[m]より短い場合(ST6にてYES)、切替制御部49は、画像切替部45に対して不可視化画像の選択を指示する(ST7)。この指示により、画像切替部45は不可視化画像記憶部44に記憶されている不可視化画像22のデータを画像再生部46に出力する。かくして、デジタルサイネージ1の映像ディスプレイ12には、不可視化画像22が表示される。不可視化画像22の一例を、図5の画面52に示す。この例は、デジタルテレビジョンの価格の部分が消去された画像を不可視化画像22としている。
したがって、映像ディスプレイ12の画面から1[m]以上でかつ5[m]以内の範囲内で、画面に近づいてくるユーザが捕捉された場合には、映像ディスプレイ12の画像が標準画像21から不可視化画像22に切り替わる。すなわち、標準画像21の一部、具体的には広告商品の価格が消去される。その結果、大抵のユーザは、消去された部分に何が表示されているのか興味を持ち、画面にさらに近づいてくるであろう。
さて、不可視化画像の選択を指示した後、切替制御部49は、内蔵のタイマをスタートさせる(ST8)。そして切替制御部49は、移動体が継続して捕捉されていることを確認する(ST9)。移動体が継続して捕捉されている場合(ST9にてYES)、切替制御部49は、その移動体までの距離Lが前記第2の距離X2より短くなったか否かを確認する(ST10)。
移動体までの距離Lが未だ第2の距離X2以上の場合には(ST10にてNO)、切替制御部49は、タイマがタイムアウトしたか否かを確認する(ST11)。タイマは、映像ディスプレイ12の画面までの距離が第1の距離X1の場所に位置するユーザが第2の距離X2まで近づくのに要する時間より若干長い時間、例えば5秒をカウントする。タイマがタイムアウトしていない場合(ST11にてNO)、切替制御部49は、ステップST9の処理に戻る。すなわち切替制御部49は、移動体が継続して捕捉されていることを確認する(ST9)。
これに対し、移動体を捕捉できなくなった場合(ST9にてNO)、または移動体までの距離Lが前記第2の距離X2より短くなった場合(ST10にてYES)、あるいはタイマがタイムアウトした場合には(ST11にてYES)、切替制御部49は、画像切替部45に対して標準画像の選択を再び指示する(ST12)。この指示により、画像切替部45は標準画像記憶部43に記憶されている標準画像21のデータを画像再生部46に出力する。かくして、デジタルサイネージ1の映像ディスプレイ12には、図5の画面53に示すように、標準画像21が再び表示される。
一方、標準画像の選択を指示した後、切替制御部49は、タイマを停止させる(ST13)。そして、ステップST2の処理に戻り、切替制御部49は、次の移動体が捕捉されるのを待機する。
したがって、映像ディスプレイ12の画面からX2[m]以上でかつX1(X1>X2)[m]以内の範囲内で捕捉されたユーザが、撮影領域から外れるか、画面からX2[m]以内に近づくか、捕捉開始から5秒が経過したならば、映像ディスプレイ12の画像が不可視化画像22から標準画像21に戻される。その結果、消去された部分に何が表示されているのか興味を持ったユーザが、画面からX2[m]以内に近づくと、消去されていた部分に広告商品の価格が表示される。
このように、第1の実施形態によれば、不特定のユーザがデジタルサイネージ1の存在に気付いたときに、このサイネージ1の画面に表示されている情報の一部を見えなくしてユーザに興味を持たせ、このユーザがデジタルサイネージ1の画面に近づくと、見えなくした情報を見せるようにしたので、見えなくした情報をユーザに強くアピールすることができる。その結果、デジタルサイネージ1を利用した広告の宣伝効果を一層高めることができる。特に、広告商品の価格を見えなくすることで、その効果は極めて大きなものとなる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態について、図6〜8を用いて説明する。なお、第1の実施形態と共通する部分には同一符号を付し、詳しい説明は省略する。
図6は、デジタルサイネージシステムの構成を示すブロック図である。第2の実施形態においても、デジタルサイネージシステムは、デジタルサイネージ1と、コンテンツ記憶部2と、電子カメラ3と、表示制御装置4とを含む。デジタルサイネージ1と電子カメラ3とは、第1の実施形態と同一である。
コンテンツ記憶部2は、1つの広告コンテンツのデータ構造が第1の実施形態と異なる。すなわち第1の実施形態では、標準画像21と不可視化画像22との一対のデータから広告コンテンツを構成したが、第2の実施形態では、標準画像21とマスク識別データ23との一対のデータから広告コンテンツを構成する。マスク識別データ23は、後述するマスク画像記憶部401に保存されている種々のマスク画像Mを個々に識別するためのデータである。
表示制御装置4は、コンテンツ読出部41、標準画像記憶部43、画像再生部46、移動体捕捉部47、距離測定部48に加え、マスク画像記憶部401、コンテンツ解析部402、マスク画像選択部403、画像合成部404及び合成制御部405を含む。
マスク画像記憶部401は、例えばフラッシュメモリ等の書き換え可能な記憶媒体であり、標準画像21の一部の表示データを覆い隠すためのマスク画像Mを記憶する。マスク画像Mは複数有り、個々に固有のマスク識別データ23が割当てられている。
コンテンツ解析部402は、コンテンツ読出部41で読み出された広告コンテンツを解析して、標準画像21とマスク識別データ23とに分ける。マスク画像選択部403は、コンテンツ解析部402で解析されたマスク識別データ23で特定されるマスク画像Mをマスク画像記憶部401から選択する。画像合成部404は、標準画像記憶部43に記憶される標準画像21に、マスク画像選択部403によって選択されたマスク画像Mを合成する。そして画像合成部404は、合成された画像データを画像再生部46に出力する。合成制御部405は、映像ディスプレイ12の画面から移動体までの距離に応じて、画像合成部404でマスク画像Mを標準画像21に合成するか否かを制御する。
図7は、合成制御部405の制御手順を示す流れ図である。この手順は、図示しないプログラムメモリに格納された表示制御プログラムにしたがい、コンピュータであるCPUによって実現される。
先ず、合成制御部405は、画像合成部404に対して合成しない旨を指示する(ST21)。この指示により、画像合成部404は標準画像記憶部43に記憶されている標準画像21のデータをそのまま画像再生部46に出力する。かくして、デジタルサイネージ1の映像ディスプレイ12には、標準画像21が表示される。標準画像21の一例を、図8の画面81に示す。この例は、広告商品であるデジタルテレビジョンの画像とその価格とを示す広告画像を標準画像21としている。
次に、合成制御部405は、ステップST22〜ST26として、第1の実施形態の切替制御部49が実行するステップST2〜ST6と同様の手順の処理を実行する。その結果、映像ディスプレイ12の画面から1[m]以上でかつ5[m]以内の範囲内で、画面に近づいてくるユーザが捕捉された場合には(ST26にてYES)、合成制御部405は、画像合成部404に対して合成する旨を指示する(ST27)。
この指示により、画像合成部404は、標準画像記憶部43に記憶されている標準画像21に、マスク画像選択部403によってマスク画像記憶部401から選択されたマスク画像Mを合成する。合成後の画像データは、画像再生部46に出力される。かくして、デジタルサイネージ1の映像ディスプレイ12には、標準画像21にマスク画像Mが合成された画像が表示される。合成画像の一例を、図8の画面82に示す。この例は、標準画像21の一部、具体的には広告商品の価格の部分に、マスク画像Mが合成されて、ユーザが価格を視認できない不可視化状態となる。その結果、大抵のユーザは、不可視化状態となった部分に何が表示されているのか興味を持ち、画面にさらに近づいてくるであろう。
さて、マスク画像Mの合成を指示した後、合成制御部405は、ステップST28〜ST31として、第1の実施形態の切替制御部49が実行するステップST8〜ST11と同様の手順の処理を実行する。その結果、移動体を捕捉できなくなった場合(ST29にてNO)、または移動体までの距離Lが前記第2の距離X2より短くなった場合(ST30にてYES)、あるいはタイマがタイムアウトした場合には(ST31にてYES)、合成制御部405は、画像合成部404に対して合成中止を指示する(ST32)。この指示により、画像合成部404はマスク画像Mの合成を中止し、標準画像記憶部43に記憶されている標準画像21のデータをそのまま画像再生部46に出力する。かくして、デジタルサイネージ1の映像ディスプレイ12には、図8の画面83に示すように、標準画像21が再び表示される。
一方、マスク画像Mの合成中止を指示した後、合成制御部405は、タイマを停止させる(ST33)。そして、ステップST22の処理に戻り、合成制御部405は、次の移動体が捕捉されるのを待機する。
したがって、映像ディスプレイ12の画面からX2[m]以上でかつX1(X1>X2)[m]以内の範囲内で捕捉されたユーザが、撮影領域から外れるか、画面からX2[m]以内に近づくか、捕捉開始から5秒が経過したならば、映像ディスプレイ12の画像からマスク画像Mが消去される。その結果、不可視化状態となった部分に何が表示されているのか興味を持ったユーザが、画面からX2[m]以内に近づくと、不可視化状態となっていた部分に広告商品の価格が表示される。
このように、第2の実施形態においても、第1の実施形態の同様の作用効果を奏することができる。
なお、本発明は、前記各実施形態に限定されるものではない。
例えば、前記第1の実施形態では、切替制御部49が、ステップST3として移動体が映像ディスプレイ12の画面の側に近づいてきているか否かを確認したが、この処理ステップは省略してもよい。つまり、切替制御部49は、移動体を捕捉すると、当該移動体が映像ディスプレイ12の画面の側に近づいているか否かに係らず、当該移動体までの距離Lを取得して、ステップST5以降の処理を実行してもよい。この点は、前記第2の実施形態でも同様であり、合成制御部305のステップST23の処理ステップを省略してもよい。
また、前記第1の実施形態では、切替制御部49が、ステップST5として測定距離Lが第2の距離X2[m]より長いか否かを確認し、長い場合に、ステップST6として測定距離Lが第1の距離X1より短いか否かを確認したが、先に測定距離Lが第1の距離X1より短いか否かを確認し、短い場合に測定距離Lが第2の距離X2[m]より長いか否かを確認してもよい。この点は、前記第2の実施形態でも同様であり、合成制御部305のステップST25とステップST26との処理ステップを入れ替えてもよい。
また、前記第1の実施形態では、切替制御部49が、ステップST10として移動体までの距離Lが前記第2の距離X2より短くなったか否かを確認したが、この処理ステップは省略してもよい。つまり、切替制御部49は、移動体を捕捉した後、捕捉できなくなるか、タイマがタイムアウトすると、画像切替部45に対して標準画像の選択を再び指示するようにしてもよい。この点は、前記第2の実施形態でも同様であり、合成制御部305のステップST30の処理ステップを省略してもよい。あるいは、前記第1または第2の実施形態では、切替制御部49または合成制御部405がタイマを備えたが、このタイマ機能を省略してもよい。
また、前記各実施形態では、電子カメラ3で撮影された画像から移動体を認識し、映像ディスプレイ12の画面から移動体までの距離に応じて広告画像の一部を不可視化したが、デジタルサイネージ1の周囲に居るユーザの視線を監視し、映像ディスプレイ12の画面を見たと検知すると、広告画像の一部を不可視化するようにしてもよい。また、不可視化する情報は、広告商品の価格に限定されるものではなく、商品名や割引率などであってもよい。
なお、前記各実施形態は、装置内部のプログラム記憶部に発明の機能を実現させる制御プログラムが予め記録されているものとした。しかしこれに限らず、同様のプログラムがネットワークから装置にダウンロードされてもよい。あるいは、記録媒体に記録された同様のプログラムが、装置にインストールされてもよい。記録媒体は、CD−ROM,メモリカード等のようにプログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能であれば、その形態は問わない。また、プログラムのインストールやダウンロードにより得る機能は、装置内部のOS(オペレーティング・システム)等と協働してその機能を実現させるものであってもよい。
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]画面に広告画像を表示させる再生手段と、前記画面を視認するユーザを捕捉する捕捉手段と、この捕捉手段により捕捉されたユーザから前記画面までの距離を測定する測定手段と、この測定手段により測定される距離に応じて,前記再生手段により前記画面に表示される広告画像の一部を不可視化する不可視化手段と、を具備したことを特徴とする表示制御装置。
[2]前記不可視化手段は、前記測定手段により測定される距離が第1の距離以下でこの第1の距離より短い第2の距離以上のとき前記広告画像の一部を不可視化し、前記距離が前記第2の距離未満になると可視化することを特徴とする付記[1]記載の表示制御装置。
[3]前記広告画像には、その一部が不可視化されている不可視化画像と、不可視化されていない標準画像とがあり、前記不可視化手段は、前記捕捉手段によりユーザが捕捉されるまでは前記標準画像を選択して前記再生手段に出力し、前記捕捉手段によりユーザが捕捉されかつ前記測定手段により測定される距離が第1の距離以下でこの第1の距離より短い第2の距離以上のとき前記不可視化画像を選択して前記再生手段に出力し、前記距離が前記第2の距離未満になると前記標準画像を再び選択して前記再生手段に出力することを特徴とする付記[2]記載の表示制御装置。
[4]前記広告画像に重なることで前記広告画像の一部を不可視化するマスク画像を記憶する記憶手段、をさらに具備し、前記不可視化手段は、前記捕捉手段によりユーザが捕捉されるまでは前記広告画像をそのまま前記再生手段に出力し、前記捕捉手段によりユーザが捕捉されかつ前記測定手段により測定される距離が第1の距離以下でこの第1の距離より短い第2の距離以上のとき前記広告画像に前記マスク画像を重ねた画像を前記再生手段に出力し、前記距離が前記第2の距離未満になると再び前記広告画像をそのまま前記再生手段に出力することを特徴とする付記[2]記載の表示制御装置。
[5]前記不可視化手段により不可視化される前記広告画像の一部は、広告対象商品の価格であることを特徴とする付記[1]〜[4]のうちいずれか1に記載の表示制御装置。
[6]広告画像を表示するための表示器を接続してなるコンピュータに、前記表示器の画面に広告画像を表示させる機能、前記画面を視認するユーザを捕捉する機能、捕捉されたユーザから前記画面までの距離を測定する機能、及び前記距離に応じて,前記画面に表示される広告画像の一部を不可視化する機能、を実現させるための表示制御プログラム。
1…デジタルサイネージ、2…コンテンツ記憶部、3…電子カメラ、4…表示制御装置、41…コンテンツ読出部、42,402…コンテンツ解析部、43…標準画像記憶部、44…不可視化画像記憶部、45…画像切替部、46…画像再生部、47…移動体捕捉部、48…距離測定部、49…切替制御部、401…マスク画像記憶部、403…マスク画像選択部、404…画像合成部、405…合成制御部。

Claims (5)

  1. 画面に広告画像を表示させる再生手段と、
    前記画面を視認するユーザを捕捉する捕捉手段と、
    この捕捉手段により捕捉されたユーザから前記画面までの距離を測定する測定手段と、
    この測定手段により測定される距離が第1の距離以下でこの第1の距離より短い第2の距離以上のとき前記広告画像の一部を不可視化するとともにユーザを前記画面に近づけさせるためのメッセージを表示し、前記距離が前記第2の距離未満になると前記不可視化した画像を可視化するとともに前記メッセージを消去する不可視化手段と、を具備したことを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記広告画像には、その一部が不可視化されている不可視化画像と、不可視化されていない標準画像とがあり、
    前記不可視化手段は、前記捕捉手段によりユーザが捕捉されるまでは前記標準画像を選択して前記再生手段に出力し、前記捕捉手段によりユーザが捕捉されかつ前記測定手段により測定される距離が第1の距離以下でこの第1の距離より短い第2の距離以上のとき前記不可視化画像を選択して前記再生手段に出力し、前記距離が前記第2の距離未満になると前記標準画像を再び選択して前記再生手段に出力することを特徴とする請求項記載の表示制御装置。
  3. 前記広告画像に重なることで前記広告画像の一部を不可視化するマスク画像を記憶する記憶手段、をさらに具備し、
    前記不可視化手段は、前記捕捉手段によりユーザが捕捉されるまでは前記広告画像をそのまま前記再生手段に出力し、前記捕捉手段によりユーザが捕捉されかつ前記測定手段により測定される距離が第1の距離以下でこの第1の距離より短い第2の距離以上のとき前記広告画像に前記マスク画像を重ねた画像を前記再生手段に出力し、前記距離が前記第2の距離未満になると再び前記広告画像をそのまま前記再生手段に出力することを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
  4. 前記不可視化手段により不可視化される前記広告画像の一部は、広告対象商品の価格であることを特徴とする請求項1〜のうちいずれか1に記載の表示制御装置。
  5. 広告画像を表示するための表示器を接続してなるコンピュータに、
    前記表示器の画面に広告画像を表示させる機能、
    前記画面を視認するユーザを捕捉する機能、
    捕捉されたユーザから前記画面までの距離を測定する機能、及び
    前記距離が第1の距離以下でこの第1の距離より短い第2の距離以上のとき前記広告画像の一部を不可視化するとともにユーザを前記画面に近づけさせるためのメッセージを表示し、前記距離が前記第2の距離未満になると前記不可視化した画像を可視化するとともに前記メッセージを消去する機能、を実現させるための表示制御プログラム。
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