JP5666950B2 - 見本体の照明装置およびその照明装置を備えた自動販売機 - Google Patents

見本体の照明装置およびその照明装置を備えた自動販売機 Download PDF

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Description

本発明は、見本体の照明装置およびその照明装置を備えた自動販売機に関する。
図10は、下記特許文献1に示す、ジュース、コーヒー、ビールなどの飲物や、たばこ、カメラあるいはカメラのフィルムなどの商品を販売するための自動販売機90の一例を示す図である。この自動販売機90には、商品の見本体を展示するための展示部91が設けられ、この展示部91にたとえば円筒を縦に半分に割った形状の見本体92を取り付けるようにしていた。
また、前記展示部91の下には見本体92を照らす蛍光灯などの照明93を配置し、見本体92の底面に貫通穴を形成することにより、夜間に見本体92を内側から照らすことを可能としている。つまり、見本体92に消費者の視線を誘導して購買意欲を起こさせるように構成している。
さらに、展示部91の背面に魅力的な広告プリントを配置したり、見本体92の前面に広告プレートを配置することが行なわれている。加えて、広告プレートを動かすことにより消費者の視線を効果的に展示部91に誘導することも行なわれている。
特開2004−139617号公報
しかしながら、展示部91の背面に配置された広告プリントはインパクトに欠けるため消費者の視線誘導効果を十分に得ることが難しいという問題があり、見本体92の前面に配置した広告プレートは肝心の見本体92が広告に隠れてしまうことが懸念される。また、可動部分を備える広告は十分な視線誘導効果を期待できる半面、狭い展示部91内において広告の可動範囲に相当するスペースを占領するので、展示できる見本体92の数を減らす必要が生じるなどの問題も発生する。
このため、自動販売機90の外側前面の空いたスペースや側面に広告プリントを貼り付けることが行なわれているが、外気に曝される環境であるから、広告プリント自体に十分な耐候性を備える必要があり、この広告プリントの製造コストの引き上げの原因になるだけでなく、自動販売機90の照明93からの光が届かない位置であるから、夜間では視認性が乏しくなるため、消費者の視線誘導効果を十分に得られないという問題が発生する。
本発明は上述の事柄に考慮に入れてなされたものであって、その目的は、極めて簡単な構成でありながら、昼夜を問わず消費者の視線を効果的に捕らえて見本体に注目させることができる見本体の照明装置およびその照明装置を備えた自動販売機を提供することである。
前記課題を解決するため、第1発明は、販売する商品の見本体を照らす発光体と、この発光体に所定の周期で点滅させるように調節された電力を供給する制御回路とを備え、前記発光体は平面状に光を照射する板状の発光部と、この発光部を見本体の前方斜上方に向けて支持し見本体展示部または見本体に取付けられる取付部を有する支持部とを備え、前記発光部が基板上に並べられた複数の発光ダイオードからなり、前記制御回路は発光体を点滅させる周波数で発振する非安定マルチバイブレータからなる発振回路と、この発振回路の出力を積分する積分回路と、この積分回路に接続されたダーリントン接続トランジスタからなるドライブ回路とを備えることを特徴とする見本体の照明装置を提供する。(請求項1)
前記制御回路は例えば二百ミリ秒〜三十秒の予め定めた所定の周期で点滅させるように調節された電力を発光体に供給し、発光体はその電力によって発光して見本体を照らすので、見本体は人間によって点滅を視認しやすい前記周期で点滅するように発光する。つまり、人間の目は変化する映像を敏感に捉えることができるので、周囲照度に関係なく消費者の視線を点滅する見本体に誘導することができる。
記発光体はあらゆる形状の見本体であってもこれを照らすことができ、例えば、上下方向に伸縮可能な「スライド缶」と呼ばれる見本体、商品の半分だけを模った反割り構造の「ハーフ体」と呼ばれる見本体など、任意の形状のものに使用可能である。
制御回路は少なくとも発振回路を備える電子部品を組み合わせた電子回路、ワンチップマイコン、プログラマブルロジック、シーケンス回路の何れによっても形成することが可能である。また、制御回路の小型化を図って発光体と一体的に形成することにより、設置スペースを抑えることも考えられるが、一つの制御回路に複数の発光体を接続可能として、複数の発光体を同期点滅させることが好ましい。
前記発光体は平面状に光を照射する板状の発光部と、この発光部を見本体の前方斜上方に向けて支持し見本体展示部または見本体に取付けられる取付部を有する支持部とを備えており、発光部が平面的に光を照射するので見本体に対する取り付け位置にズレがあってもほぼその全体に光を照射できる。また、見本体の前方斜上方に向けて発光体を支持する支持部を有するので、取付部の取付角度に関係なく見本体に対して良好な位置への発光部の取り付け位置を容易に行うことができる。
前記取付部は例えば磁気によって見本体展示部の磁性体に吸着保持する強磁性体からなる吸着部であることが考えられ、この場合には磁気によって見本体展示部の磁性体に吸着保持するので、見本体に対する発光部の取り付けを容易とすることができる。また、見本体展示部の磁性体に対してその下面に吸着保持する強磁性体とこの強磁性体に被せて吸着面の磁束密度を引き上げるキャップとからなる吸着部と、この吸着部のキャップに連接されたアーム部とを備える支持部は、見本体に対する発光体の位置決めおよび固定が容易となるので好ましい。しかしながら、取付部は見本体展示部または見本体に挟み込む把持部、粘着糊などによって貼り付ける貼付部、螺子やナットによる締め付けによって固定する固定部など種々の変形も考えられる。
前記発光部が基板上に並べられた複数の発光ダイオードからなり、前記制御回路は発光体を点滅させる周波数で発振する非安定マルチバイブレータからなる発振回路と、この発振回路の出力を積分する積分回路と、この積分回路に接続されたダーリントン接続トランジスタからなるドライブ回路とを備えており、簡単で動作が確実な電子回路の組み合わせによって制御回路を形成することができるので、製造コストの削減と動作の安定化を図ることができる。
なお、ドライブ回路はダーリントン接続トランジスタを用いているのでベース電流が極めて少なく、一つの制御回路から複数の発光体に電力を供給させることを可能としているが、さらに、非安定マルチバイブレータと積分回路の間または積分回路とドライブ回路の間に電流アンプなどのバッファ回路を介在させて、一つの制御回路からより多くの発光体に電力供給を行なうようにして、多数の発光体を同期点滅させるようにしてもよい。
発光部を発光ダイオードによって形成することにより、消費電力を抑えることができ、既存の自動販売機の電源回路に大きな負荷をかけることがない。
前記制御回路は前記周期で連続的または段階的に照度を変えるように発光体を点滅させるように調節された電力を供給するものである場合(請求項2)には、点滅による照度変化によって消費者に不快を与えることがなく、むしろ蛍のように消費者を引き付ける柔らかな点滅となるので、消費者をさらに見本体に引き寄せることができ、商品をより魅力的に展示することができる。
連続的な照度変化をもたらす制御回路の電力制御はアナログ回路を用いて容易に形成することができ、これによってより柔らかな照度変化を実現できるので好ましいが、電力制御を段階的(デジタル的)に行なって任意の照度変化のパターンを形成するようにしても良い。
前記制御回路は、電源を含む自動販売機内の回路につながっている複数の電線をそれぞれ接続する一次・二次の既存ハーネスコネクタに、それぞれ接続可能に構成された二次・一次の割込ハーネスコネクタと、これら二次・一次の割込ハーネスコネクタを構成する各端子間をそれぞれ接続する電線と、これらの電線のうち電源につながっている電線に分岐接続された電源線とを備える割込ハーネス、および、前記発光体に電力を供給する一次の発光体電源線と一次の発光体ハーネスコネクタとからなる一次の発光体ハーネスを備え、前記発光体は、前記一次の発光体ハーネスコネクタに接続可能に構成された二次の発光体ハーネスコネクタと二次の発光体電源線とからなる二次の発光体ハーネスを備える場合(請求項)には、制御回路は割込ハーネスコネクタを既存ハーネスコネクタに接続することにより、既存の自動販売機から容易に電源を得ることができる。
また、発光体と制御回路を接続する一次および二次の発光体電源線を一次および二次の発光体ハーネスコネクタによって連結できるので既存の自動販売機に対して容易に発光体を取り付けることができる。なお、前記割込ハーネスコネクタの形状および電線の数は、本発明の見本体の照明装置を取り付ける自動販売機の種類に合わせて選択されるものである。
前記一次・二次の発光体ハーネスコネクタにそれぞれ接続可能に構成された二次・一次の中継ハーネスコネクタと、これら二次・一次の中継ハーネスコネクタを構成する各端子間をそれぞれ接続する中継発光体電源線とからなる中継ハーネスを備える場合(請求項)には、一次・二次の発光体ハーネスコネクタの間に中継ハーネスを介在させることにより、制御回路と発光体の間の物理的な距離を調節することができるので、既存の自動販売機への取り付けをさらに容易に行うことができる。
第2発明は、前記見本体の照明装置を備えた自動販売機を提供する。(請求項
前記自動販売機は消費者の視線を効果的に見本体に誘導できるので、商品の販売促進を図ることができ、それだけ売り上げに貢献することができる。自動販売機はジュース、コーヒー、ビールなどの飲物や、たばこ、カメラあるいはカメラのフィルムなど、任意の商品を扱うものであってもよい。
上記の構成により、見本体が周囲照度に関係なく点滅することにより消費者の視線を確実に捕らえて見本体に誘導することができ、商品の売り上げに寄与する見本体の照明装置を提供することが可能となる。自動販売機の展示部に設けた全体の照明が点灯しているときであっても、消灯しているときであっても、点滅する発光体によって照らされる見本体を確実に目立たせることができる。
本発明の第一実施形態に係る見本体が取り付けられる自動販売機の構成を概略的に示す斜視図である。 上記実施形態の構成を概略的に示す斜視図である。 上記実施形態の回路構成を示すブロック図である。 発光体の変形例を示す図である。 発光体の別の変形例を示す図である。 発光体のさらに別の変形例を示す図である。 発光体および見本体の変形例を示す図である。 第二実施形態の見本体の照明装置の例を示す図である。 第二実施形態の回路構成を示すブロック図である。 従来の見本体と自動販売機を示す斜視図である。
以下、この発明の実施例を、図を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第一実施形態に係る見本体の照明装置1が取り付けられる自動販売機2の構成を概略的に示す斜視図であり、図2は、前記見本体の照明装置1の全体構成を示す斜視図、図3はこの見本体の照明装置1の回路構成を示すブロック図である。
自動販売機2は、商品補充のために開閉自在に設けられた扉2Aを前面に有している。この扉2Aの上部には、見本体3…を展示するための展示部2B(見本体展示部)が設けられている。見本体3…の表面には、商品を示す図柄が印刷されているか、または図柄を印刷したラベル3Cが貼付などの手段により保持されている(図4〜図6を参照)。なお、本発明の見本体の照明装置1はあらゆる形状の見本体3であってもこれを照らすことができ、上下方向に伸縮可能な「スライド缶」と呼ばれる見本体3のみならず、商品そのものを見本体3としたものであっても、商品の半分だけを模った反割り構造の「ハーフ体」と呼ばれる見本体3など、任意の形状の見本体3に使用可能である。
各展示部2Bの下部には、各見本体3に関連付けて商品選択用の押しボタン2C…が配置され、また、前記自動販売機2の前面下部には、商品取り出し口2Dが設けられている。なお、2Eは硬貨投入口、2Fは紙幣投入口、2Gは釣り銭口、2Hは釣り銭返却用の操作レバーである。
前記展示部2Bには、見本体3を支えるための架台部2Iと、この架台部2Iに連設された背面部2Jと、前記架台部2Iの下方に配置された光源4とが設けられており、前記架台部2Iには、見本体3の下部とほぼ同じ形状である開口2Kが、適宜の間隔をおいて複数設けられている。また、前記光源4は、たとえば蛍光灯であり、光源4からの光は、前記開口2Kを経て、前記見本体3に照射され、この照射により、見本体3がライトアップされることになる。
図2に示すように、見本体3は、たとえばポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの樹脂で形成されており、開口2Kに着脱自在に形成された下パーツ3Aと、この下パーツ3に対して上下方向に摺動可能に連接された上パーツ3Bを備える。
5は前記見本体3内に収容された状態で固定されて見本体3を内側から照らすように構成された発光体であり、6はこの発光体に電力を供給する制御回路、7は自動販売機2の内部にある既存のハーネスにそれぞれ接続可能に構成されて自動販売機2から電力を得る割込ハーネス、8は制御回路6によって調節された電力を発光部5に供給する一次の発光体ハーネス、9はこの一次の発光体ハーネス8に連結可能に構成された中継ハーネス、10は一次の発光体ハーネス8または中継ハーネス9に連結可能に構成された二次の発光体ハーネスである。
前記発光体5は前記二次の発光体ハーネス10によって供給される電力を用いて面状に発光する発光部11と、この発光部11を見本体3の前方斜め上方に向けて見本体3の背面に固定する支持部12とを備える。なお、発光部11は発光ダイオードからなる発光素子11Aを複数並べて設けた基板11Bからなり、支持部12は展示部2Bを構成する鉄板などの磁性体に対してその下面に吸着保持する強磁性体Mとおよびこの強磁性体Mに被せて吸着面の磁束密度を引き上げるキャップCとからなる取付部(吸着部)12Aと、この取付部12AのキャップCに一端が連接された水平板Pおよびこの水平板Pの他端に立設し発光部11を斜め45°の角度で保持するように湾曲させたアーム12Bとを備える。
なお、キャップCに対する水平板Pの連結およびアーム12Bへの発光部11の取付は例えば螺子12Cによる螺合によって行われ、アーム12Bと水平板Pとの連結はアーム12Bに形成した雌ねじに対するナットNによる螺合によって行われることにより、支持部12による発光部11の支持を安定して行うことができる。また、発光体5の展示部2Bへの取り付けは強磁性体Mによる吸着保持であるから取り付けがワンタッチで行うことができ、見本体3に対する取り付けの調整は磁力に抵抗して位置をずらすだけであるから、極めて容易に行うことができる。また、磁力による吸着保持は吸着状態において安定するので、取り付けた発光体5の落下を防止できる。
前記割込ハーネス7は、一次・二次の既存ハーネスコネクタ2L、2Mにそれぞれ接続可能に構成された二次・一次の割込ハーネスコネクタ7B,7Aと、これらの割込ハーネスコネクタ7B,7Aを構成する各端子間をそれぞれ接続する電線7C…と、これらの電線7C…のうち電源に接続されている電線7Cに分岐接続された電源線7Dとを備える。すなわち、割込ハーネス7を電源を含む自動販売機内の回路につながっている既存のハーネスの間に割り込ませることにより、見本体の照明装置1のための電源を容易に得ることができる。
前記一次の発光体ハーネス8は、発光体5に電力を供給する一対の電線からなる一次の発光体電源線8Aと、この一次の発光体電源線8Aに接続された一次の発光体ハーネスコネクタ8Bとを備え、それぞれ発光体5への電力供給を行なうものであり、本実施形態では制御回路6から4本の一次の発光体ハーネス8を備えることにより4個の発光体5を同期させて点滅させることができるように構成している。
前記発光体ハーネス10は、前記一次の発光体ハーネス8に接続された状態で一次の発光体電源線8Aに電気的に接続される二次の発光体電源線10Aと、一次の発光体ハーネスコネクタ8Bに接続可能に構成された二次の発光体ハーネスコネクタ10Bとからなり、一次の発光体ハーネス9に電気的に接続された状態で制御回路6から出力される電力を発光部11に供給するものである。
加えて、前記中継ハーネス9は、一次・二次の発光体ハーネスコネクタにそれぞれ接続可能に構成された二次・一次の中継ハーネスコネクタ9B,9Aと、これら二次・一次の中継ハーネスコネクタ9B,9Aを構成する各端子間をそれぞれ接続する中継発光体電源線9Cとからなる。つまり、一次の発光体ハーネス8と二次の発光体ハーネス10の間に中継ハーネス9を介在させるように連結することにより、制御回路6と発光体5の間の距離を調節することができる。
図3に示すように、前記制御回路6は発光体5を点滅させるため予め定められた所定の周期(例えば二百ミリ秒〜三十秒)で発振する発振回路20と、この発振回路20の出力を積分する積分回路21と、この積分回路21に接続されたダーリントン接続トランジスタからなるドライブ回路22とを備える。なお、前記発振回路は例えば非安定マルチバイブレータのように動作が確立されたものであることにより構成が簡素になり、その製造コストを削減できると共に動作が安定するので好ましい。また、前記積分回路21は発振回路20の出力を積分するものであり、例えば抵抗とコンデンサによって定まる時定数の積分を演算する回路であることにより回路の簡素化を図ることができる。
加えて、ドライブ回路22はダーリントン接続トランジスタであることにより簡素な構成でありながらベース電流を可及的に小さくすることができるので、一つの発振回路20に4つの積分回路21とドライブ回路22を接続して、一つの制御回路6に4つの発光体5を接続することを可能としている。
前記見本体の照明装置1は割込ハーネス7を用いて既存の自動販売機2の電源に制御回路6を分岐接続することができ、既存の自動販売機2に対して容易に接続して、これを動作させることができる。一方、前記発光体5は見本体3の背面に開設した貫通穴にナット締め固定することにより、見本体3内に設置することができる。このとき、発光体5を構成する発光部11は複数の発光素子11Aを平面上に並べて設けた基板11Bであるから、光をほぼ平面的に発光することができ、少々の位置ずれが発生しても見本体3を内部から万遍なく照らすことができる。
次いで、見本体3を自動販売機2の開口2Kに取り付けるときには二次の発光体ハーネス10を開口2Kに挿通させた状態で(中継ハーネス9を介して)一次の発光体ハーネス8に接続する。このとき各電線がハーネスコネクタ8B,9A,9B,10Bによって分断できるようにしているので、取り付けが容易である。
また、中継ハーネス9を介在させるかどうかによって電線の長さを調整することが可能である。図1に示す例では上段の2つの見本体3内の発光体5に配線するときには中継ハーネス9を用い、下段の2つの見本体3内の発光体5に配線するときには一次の発光体ハーネス8に直接的に接続する。なお、制御回路6は自動販売機2内の適宜の位置に取り付けることが好ましい。
上述のように自動販売機2に接続された制御回路6は、前記光源4の点灯・消灯に関係なく電力が供給されるので動作し続ける。つまり、前記発振回路20は人間の目に点滅が容易に確認できる程度(すなわち、二百ミリ秒〜三十秒)の周期で発振するパルスを生成する。なお、この発振回路20の発振周波数はその発振をより容易に確認できる数秒〜十数秒の周波数で発振することが好ましく、最適は10秒〜15秒である。
次いで、積分回路21が発振回路20によって生成されたパルスを積分する。そして、積分された信号をドライブ回路22によって増幅して発光体5に供給することにより、発光体5に周期的に変動し、かつ、連続的に変化する電力を供給することができる。つまり、発光体5をまるで蛍のように優しく点滅させることができる。したがって、本実施形態では積分回路21の時定数を4〜6秒程度にしている。
なお、積分回路21の時定数は前記発振周期の半部以下に設定することにより、十分な照度で点滅を繰り返しながら、100%、0%の照度になる時間を短くすることができるが、積分回路21の時定数を発振周期の半分より小さくすることにより、発光体5が100%、0%の照度になる時間を長くすることができる。他方、積分回路21の時定数を発振周波数の半分より長く設定することにより、発光体5が100%または0%の照度とならないようにさらにソフトな発振を繰り返すように設定することができる。
したがって、発光体5は昼夜を問わず常に一定の周期でまるで蛍のように点滅を繰り返すので、消費者はその変化に目を止めやすくなり、その視線を確実に見本体3に誘導することができる。また、本実施形態では発光体5として発光ダイオードを発光素子11Aとした発光部11を用いているので、その消費電力を可及的に抑えることができる。
図4は前記発光体5の変形例となる別の発光体5Aの例を示す図である。図4において、図1〜図3と同じ符号を付した部分については同一または同等の部分であるから、その重複説明を避ける。
図4に示す発光体5Aは平面発光可能に構成された有機ELパネルであり、この発光体5Aは見本体3内に挿入した状態で立て掛けるように配置されるものである。のように元々平面発光可能な有機ELパネルを用いることにより、複数の発光素子を併用する必要がなく、それだけ、構成を簡素にすることができ、また、消費電力の削減を図ることができる。なお、平面発光可能な有機ELパネルは湾曲可能なシートに形成することが可能であるから、図示は省略するが、湾曲させた有機ELパネルの表面に見本体3の商品の内容を示す印刷を直接施したり、商品の内容を示すシートを貼り付けるなどして見本体3の前面に商品表示シート3Cとしてセットできるようにしてもよい。
図5はさらに異なる発光体5Bの例を示す図である。図5においても第1実施形態と同一の符号を付すことにより同一または同等の部材の重複説明を省略する。
図5に示す発光体5Bは複数の発光ダイオード11Cを見本体3の表側の下方から斜め上方に照射するように配列した状態で保持する半円の台11Dを備える。すなわち、見本体3をその表側からほぼ万遍なく照らすことにより、見本体3の商品表示シート3Cをその表側から照らすことができる。つまり、商品表示シート3Cは発光体5からの光を透過光ではなく反射光によって表示させることができるので、より自然な照明となる。
図6は発光体5の異なる取り付け方法を示す図である。図6において、図1〜図5と同じ符号を付した部材は同一または同等の部材である。
図6に示す発光体5Cは発光部11を支持する斜め45°に湾曲させたアーム12Dと、このアーム12Dの基端部において見本体3の背面部に開設させた貫通穴に螺合連結させる締め付けナットからなる取付部(把持部)12Eとを備え、アーム12Dの先端部において前記発光部11を螺子12Fによって固定する。この発光体5Cは強調したい商品を展示するときに見本体3に取り付けるか、あるいは見本体3と予めセットにして展示部2Bに取り付けることができる。なお、取付部12Eはナットによる締め付け固定による把持のみならず、基端部を挟み込みによって固定するクリップを用いた把持を行うものであってもよい。
図7は発光体5の異なる取り付け方法を示す図である。図7において、図1〜図6と同じ符号を付した部分は同一または同等の部材である。
図7に示す発光体5Dは板状の発光部11と、この発光部11を見本体展示部2Bの背面部2Jに貼り付けられる粘着糊などの取付部(貼付部)12Gとを備える。また、の見本体3Dは商品の半分だけを模ると共に商品の印刷を施してなる樹脂フィルムからなり、前記背面部2Jに形成した長孔2Nに挿入させて引っ掛けるフック3Eを有する。なお、取付部12Gによって発光部11を直接的に背面部2Jに取り付けるように構成して可及的に簡素に構成しているが、取付部12Gと発光部11の間にアームを介在させて角度調節を可能としてもよいことはいうまでもない。
前記発光体5Dは発光部11が背面部2Jに貼り付けられるものであるから、取り付けが容易であり、半割り構造の見本体3Dであってもその内部から光を照射することができる。なお、図1〜図6に示す発光体5,5A〜5Cによって、図7に示す反割り構造の見本体3Dに光を照射することも可能である。
図8は本発明の第2実施形態に係る見本体の照明装置30の構成を示す図であり、図9はその回路構成を説明する図である。この実施形態における見本体の照明装置30において第1実施形態の見本体の照明装置1と同じ符号を付した部分は同一または同等の部分であるからその詳細な説明を省略する。
図7に示すように、第2実施形態の見本体の照明装置30において、制御回路6はさらに同期して点滅する発光体5の制御回路6’を接続するための同期信号出力ポート31を備える。また、制御回路6’には前記同期信号出力ポート31から入力した同期信号を増幅するバッファ32と、さらに発光体5を増設するための同期信号出力ポート33とを備える。
本実施形態のように、バッファ32を介在させることにより多数の発光体5を同期させて点滅させることが可能となり、それだけ、消費者の視線誘導をより確実に行うことが可能となる。
1,30 見本体の照明装置
2 自動販売機
3 見本体
5、5A〜5D 発光体
6、6’ 制御回路
7 割込ハーネス
7A,7B 割込ハーネスコネクタ
7C 電線
7D 電源線
8 一次の発光体ハーネス
8A 一次の発光体電源線
8B 一次の発光体ハーネスコネクタ
9 中継ハーネス
9A 一次の中継ハーネスコネクタ
9B 二次の中継ハーネスコネクタ
9C 中継発光体電源線
10 発光体ハーネス
10A 二次の発光体電源線
10B 二次の発光体ハーネスコネクタ
11 発光部
11A,11C 発光ダイオード
11B 基板
12 支持部
12A 取付部(吸着部)
12B アーム
12C 螺子
12E 取付部(把持部)
12G 取付部(貼付部)
20 発振回路
21 積分回路
22 ドライブ回路

Claims (5)

  1. 販売する商品の見本体を照らす発光体と、この発光体に数百ミリ秒〜数十秒の周期で点滅させるように調節された電力を供給する制御回路とを備え、前記発光体は平面状に光を照射する板状の発光部と、この発光部を見本体の前方斜上方に向けて支持し見本体展示部または見本体に取付けられる取付部を有する支持部とを備え、前記発光部が基板上に並べられた複数の発光ダイオードからなり、前記制御回路は発光体を点滅させる周波数で発振する非安定マルチバイブレータからなる発振回路と、この発振回路の出力を積分する積分回路と、この積分回路に接続されたダーリントン接続トランジスタからなるドライブ回路とを備えることを特徴とする見本体の照明装置。
  2. 前記制御回路は前記周期で連続的または段階的に照度を変えるように発光体を点滅させるように調節された電力を供給するものである請求項1に記載の見本体の照明装置。
  3. 前記制御回路は、電源を含む自動販売機内の回路につながっている複数の電線をそれぞれ接続する一次・二次の既存ハーネスコネクタに、それぞれ接続可能に構成された二次・一次の割込ハーネスコネクタと、これら二次・一次の割込ハーネスコネクタを構成する各端子間をそれぞれ接続する電線と、これらの電線のうち電源につながっている電線に分岐接続された電源線とを備える割込ハーネス、および、前記発光体に電力を供給する一次の発光体電源線と一次の発光体ハーネスコネクタとからなる一次の発光体ハーネスを備え、
    前記発光体は、前記一次の発光体ハーネスコネクタに接続可能に構成された二次の発光体ハーネスコネクタと二次の発光体電源線とからなる二次の発光体ハーネスを備える請求項1又は2に記載の見本体の照明装置。
  4. 前記一次・二次の発光体ハーネスコネクタにそれぞれ接続可能に構成された二次・一次の中継ハーネスコネクタと、これら二次・一次の中継ハーネスコネクタを構成する各端子間をそれぞれ接続する中継発光体電源線とからなる中継ハーネスを備える請求項3に記載の見本体の照明装置。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の見本体の照明装置を備えた自動販売機。
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