JP5664176B2 - 燃料供給システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料供給システムに関する。
一般に、航空機等に用いられるジェットエンジン(ターボファンエンジン)には、燃料供給システムが併設される。燃料供給システムは、例えば燃料ポンプ、燃料計量器を備える。燃料ポンプは、燃料タンクからの燃料を計量器に送る。計量器の計量結果に基づいて、必要量に対して過剰な燃料は、燃料ポンプの上流に戻される。必要量の燃料は、燃料冷却器によって冷却された後に、エンジン燃焼器に供給される。
上記の燃料ポンプの一例として、ギアポンプが知られている。ギアポンプは、ギアとケーシングを含んでいる。ギアポンプに流入した燃料は、ギアとケーシングの内壁面とに囲まれる空間に閉じ込められて下流側に運ばれる。従来のギアポンプは、エンジンから伝達された回転運動によってギアが駆動されることが多い。この構成では、ギアポンプの吐出量がエンジン回転数にほぼ比例することになる。
ところで、エンジン燃焼器での燃料消費量は、例えば飛行高度等のジェットエンジンの運転状態によって、エンジン回転数に比例しなくなる。例えば、巡航時には、離陸時等よりも必要な推力が減少するので燃料の必要量が低下し、ギアポンプの上流に戻されて循環する燃料の量が増加する。すると、燃料の循環に要するエネルギーが増加するので燃料が昇温し、燃料冷却器の負荷が増加する等の不都合が生じることがある。
このような観点で、近年では、エンジン回転数が同じ条件でギアポンプの吐出量を切替可能な技術が提案されている。例えば、特許文献1に開示されている三連式ギアポンプは、駆動ギアを挟んで対向配置される2つの従動ギアを備える。各従動ギアとケーシングの内壁面が、1つのギアポンプとして機能する。三連式ギアポンプは、2つのギアポンプを内包する構造になっており、2つのギアポンプの接続関係を並列又は直列に切替可能になっている。例えば、駆動ギアの回転数が同じ条件で比較すると、2つのギアポンプが直列接続されているときの吐出量は、並列接続されているときの吐出量の半分程度になる。
特開2003−328958号公報
上述のような従来の燃料供給システムにあっては、吐出量の精度を高める上で改善の余地がある。すなわち、ギアポンプのギアの回転数と吐出圧力とによってポンプの容積効率が変化するので、吐出量を高精度に制御することが難しい。特に、ジェットエンジンの始動時やアイドル時等の低回転時には、ジェットエンジンが安定動作に至っていないので、例えばジェットエンジンからのフィードバック系によって吐出量を高精度に制御することは難しい。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされてもので、ギアポンプの吐出量を高精度に制御可能な燃料供給システムを提供することを目的の1つとする。
本発明の燃料供給システムは、ギアの回転によって燃料を流すギアポンプと、前記ギアポンプから前記燃料が流入し、前記ギアポンプを経由する前後の前記燃料の差圧によって開口面積が変化するバルブと、前記バルブの開口面積に応じて前記ギアの回転数を制御する制御装置と、を備える。
このようにすれば、ギアポンプを経由する前後の燃料の差圧によってバルブの開口面積が変化し、制御装置がバルブの開口面積に応じてギアの回転数を制御するので、ギアポンプの吐出量を高精度に制御可能になる。
本発明に係る燃料供給システムは、代表的な態様として以下の態様をとりえる。
前記ギアを回転させるサーボモータをさらに備え、前記制御装置が前記サーボモータを制御する態様でもよい。
このようにすれば、ギアの回転数を任意の値に制御することができる。
前記バルブは、シリンダーと、前記シリンダーに挿入されるピストンとを含み、前記シリンダーは、前記ギアポンプから前記燃料が流入する流入口を軸方向の一端部に有するとともに、前記燃料が流出する流出口を前記軸方向の周囲に有し、前記制御装置は、前記軸方向の前記シリンダーの変位に基づいて、前記ギアの回転数を制御する態様でもよい。
このようにすれば、シリンダーの軸方向の変位によって流出口の開口面積すなわちバルブの開口面積が定まり、制御装置が軸方向のシリンダーの変位に基づいてギアの回転数を制御するので、ギアポンプの吐出量を高精度に制御可能になる。
前記ピストンに対して前記軸方向の前記一端部と反対側の圧力が、前記ギアポンプを経由前の前記燃料の圧力に調整されており、前記ピストンを前記軸方向の一端部に向けて付勢する付勢部を備える態様でもよい。
このようにすれば、シリンダーの一端部側にてピストンにギアポンプを経由後の燃料の圧力が作用し、その反対側にてピストンにギアポンプを経由前の圧力が作用するので、差圧に応じてピストンが変位する。また、付勢部がピストンを軸方向の一端部に向けて付勢するので、差圧が、付勢部の付勢力に応じた所定値以下であるときに、バルブが閉止状態となり燃料の流出を止めることが可能になる。
本発明によれば、吐出量を高精度に制御可能な燃料供給システムを提供することができる。
本発明を適用した推進システムの一例を示す概略構成図である。 本発明を適用した燃料供給システムの構成例を示す説明図である。 本発明を適用した燃料供給システムの特性を説明するための図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。なお、本発明の技術範囲は下記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で多様な変形が可能である。
図1は、本発明を適用した推進システムの一例を示す概略構成図である。図2は、本発明を適用した燃料供給システムの構成例を示す説明図である。図1に示す推進システムSは、燃料供給システム1及びジェットエンジン2を備える。燃料供給システム1は、燃料タンク3、遠心ポンプ4、ギアポンプ5、サーボモータ6、計量部7、燃料冷却器8、及び制御装置9を備える。ジェットエンジン2は、エンジン燃焼器10及びファン11を備える。推進システムSは、概略すると以下のように動作する。
燃料タンク3に貯留されている燃料Qは、遠心ポンプ4によって昇圧されて、ギアポンプ5に供給される。ギアポンプ5は、サーボモータ6に駆動されて燃料Qを燃料冷却器8に送る。計量部7は、ギアポンプ5と燃料冷却器8との間の流路に設けられ、燃料冷却器8へ流れる燃料Qの流量を測定する。計量部7の測定結果は、制御装置9に出力される。燃料Qは、燃料冷却器8にて潤滑油Rと熱交換することによって冷却される。潤滑油Rは、図示略の潤滑系から燃料冷却器8に供給される。燃料冷却器8で冷却された燃料Qは、ジェットエンジン2のエンジン燃焼器10に供給される。
なお、計量部7で測定された燃料Qの流量が必要量よりも多い場合に、過剰な燃料をギアポンプ5よりも上流に戻す構成も可能である。例えば、ギアポンプ5及び燃料タンク3の間と、ギアポンプ5及び燃料冷却器8の間とを接続して、過剰な燃料を通すバイパスを設ける。
エンジン燃焼器10には、燃料Qの他に圧縮空気等が供給される。燃料Qが圧縮空気と混合されて燃焼することにより、燃焼ガスが発生する。この燃焼ガスは、後流に噴射(排気)され、その反作用によって推力が発生する。燃焼ガスは、排気されるとともにファン11を回転させる。ファン11の回転動力は、上記の圧縮空気になる空気の吸気や圧縮等に用いられる。ファン11の回転数は、制御装置9に出力される。
制御装置9は、計量部7の測定結果やファン11の回転数を受けて、サーボモータ6を制御することによってギアポンプ5からの燃料Qの吐出量を制御する。例えば、航空機などに搭載された推進システムSでは、ファン11の回転数等の情報が操作パネル等に表示されて操縦者に伝達される。操縦者が、例えばスロットルレバーを操作すると、操縦者の入力に応じた所与の推力を得るために必要な燃料の量に応じて、ギアポンプ5の吐出量が制御される。
次に、本実施形態に係る燃料供給システムについて詳しく説明する。
図2に示すように本実施形態では、リリーフ弁12及び燃料供給遮断弁13が、それぞれギアポンプ5を通る燃料Qの流路と並列に、接続されている。詳しくは、リリーフ弁12は、ギアポンプ5及び計量部7の間と、ギアポンプ5及び遠心ポンプ4の間とを接続する流路に設けられている。燃料供給遮断弁13は、その接続関係がリリーフ弁12と同様であり、リリーフ弁12と並列かつギアポンプ5と並列に接続されている。
リリーフ弁12は、ギアポンプ5及び計量部7の間の圧力が所定値以下であるときに逆止弁として機能し、この圧力が所定値を超えるときに開放弁として機能する。例えば、流路への異物の混入等に起因して流路内の圧力が上昇したときに、この圧力がシステムの耐圧以上になることをリリーフ弁12によって防止することができる。
燃料供給遮断弁13は、ジェットエンジン2への燃料供給を遮断するための弁である。燃料供給遮断弁13は、例えば操縦者の指令等によって作動し、ギアポンプ5及び計量部7の間の流路をギアポンプ5及び遠心ポンプ4の間の流路に対して開放する。燃料供給遮断弁13が開放状態になると、ギアポンプ5を経由する前後で燃料Qの圧力がほぼ同じ(差圧がほぼ0)になり、後述する計量部7のバルブ17が閉止状態となる。例えば、不測の理由でサーボモータ6が制御不能になった場合等に、ジェットエンジン2への燃料供給を燃料供給遮断弁13によって遮断することができる。
ギアポンプ5は、ケーシング14及びギア15、16を備える。ギア15、16は、互いに噛み合わされた状態で、ケーシング14に収容されている。ギア15、16は、それぞれ、ジャーナルベアリング等の軸受によって回転自在に支持されている。サーボモータ6は、ギア15に接続されている。サーボモータ6は、制御装置9によって回転数制御が可能なモータである。
ギア15は、サーボモータ6から供給されるトルクによって回転する駆動ギアである。ギア16は、ギア15との噛み合わせにより回転する従動ギアである。ギア15、16は、寸法や形状、歯数が同じであってもよいし、異なっていてもよい。ギア15、16の歯形としては、インボリュート歯形が好適に用いることができるが、正弦曲線歯形やトロコイド曲線歯形であってもよい。
遠心ポンプ4からの燃料Qは、ギア15、16が互いに向かい合う方向の交差方向から、ギア15、16の間に供給される。ギア15、16が回転すると、ギア15、16とケーシング14の内壁面との間の空間に燃料Qが閉じ込められる。ギア15、16の回転に伴って、上記の空間の位置が変化して燃料Qが下流側に運ばれる。通常は、ギアポンプ5を経由する前後で燃料Qの圧力が変化する。すなわち、ギアポンプ5から吐出される燃料Qの圧力は、ギアポンプ5に流入するときの燃料Qの圧力よりも高くなる。なお、ギアポンプは、ギアの回転によって燃料を流すものであればよく、ギアの数等に限定はない。例えば、ギアの数が1つであってもよいし、またギアポンプが三連式のギアポンプであってもよい。
計量部7は、バルブ17、測定部18及び背圧設定部19を含んでいる。バルブ17は、シリンダー20、ピストン21、及び付勢部としてのバネ22を含んでいる。
シリンダー20は、その軸方向の一端部に、ギアポンプ5から燃料Qが流入する流入口23を有している。シリンダー20は、軸方向の周囲の側壁に、シリンダー20の内部から燃料冷却器8へ燃料Qが流出する流出口24を有している。流出口24の開口端は、軸方向の位置関係に着目すると、流入口23の開口端に対してギャップGを有している。
ピストン21は、シリンダー20の内部に収容されている。ピストン21は、シリンダー20に対して軸方向にスライド可能である。本実施形態のピストン21は、軸方向の端面25及び軸方向の周りの側面26を有している。端面25は、流入口23と向かい合う面である。なお、本実施形態のピストン21は中空構造あるが、ピストンが中実構造であってもよい。
流入口23の開口端と端面25との間隔がギャップG以下である状態で、流出口24の開口端の全体が、シリンダー20の内部に対してピストン21の側面26により塞がれる。この状態からピストン21が軸方向の他端側に移動すると、流出口24の一部又は全部が、シリンダー20の内部に対する開口Aになる。燃料Qは、流入口23からシリンダー20の内部を通り、流出口24の開口Aを通って燃料冷却器8へ送られる。流出口24を通る燃料Qの流量は開口Aの面積に規定され、実質的に、開口Aの面積がバルブ17の開口面積になっている。
バネ22は、つるまきバネ等によって構成される。バネ22の一端はシリンダー20に固定されており、バネ22の他端はピストン21に固定されている。バネ22は、シリンダー20の一端部に向けてピストン21を押し付けるように、ピストン21を軸方向に付勢している。バネ22は、ピストン21のストロークの範囲内でのバネ定数の変化が小さいものを用いるとよい。また、バネ22は、端面25を挟む部分の差圧の変化によるピストン21の変位が測定可能値以上になるように、バネ定数が小さいものを用いるとよい。
測定部18は、シリンダー20に対するピストン21の軸方向の変位を測定可能なものである。本実施形態の測定部18は、差動変圧器(LVDT)によって構成されている。測定部18は、コア27及びステータ28を含んでいる。ステータ28は、その詳細な構造を図示しないが、一次コイルと、一次コイルに向かい合う2つの二次コイルとを含んでいる。2つの二次コイルは、軸方向に並んでいる。
一次コイル、及び2つの二次コイルは、シリンダー20の内面に固定されている。コア27は、例えば鉄芯であり、一次コイルと、2つの二次コイルとの間に配置されている。2つの二次コイルはコア27によって磁気的に結合されている。コア27は、シャフト29等によってピストン21との相対位置が固定されている。シャフト29は、バネ22の内側に挿通されている。
ピストン21がシリンダー20に対して軸方向に移動すると、ステータ28に対してコア27が軸方向に移動する。コア27が軸方向に移動すると、その変位に応じて2つの二次コイルでの誘起起電力が変化する。測定部18は、コア27の変位すなわちピストン21の変位を示す電気信号を制御装置9に出力する。
背圧設定部19は、ピストン21の端面25に対してシリンダー20の流入口23と反対側の圧力(背圧)を、ギアポンプ5に流入するときの燃料Qの圧力とほぼ同じにする。すなわち、バルブ17は背圧調整弁として機能する。背圧設定部19は、例えば遠心ポンプ4とギアポンプ5と間の燃料Qの圧力を、燃料Q又は他の媒体を介して端面25に対して流入口23と反対側に伝える流路等により構成される。
以上のような構成の燃料供給システム1において、ギアポンプ5に流入するときの燃料Qの圧力とギアポンプ5から流出するときの燃料Qの圧力との差圧に応じて、開口Aの開口面積が変化する。測定部18は、測定結果としてピストン21の変位を示す値を制御装置9へ出力する。ピストン21の変位に基づいて開口Aの開口面積が求まり、開口面積に基づいてギアポンプ5からバルブ17を通して燃料冷却器8へ流れる燃料Qの流量が求まる。制御装置9は、得られた燃料Qの流量に基づいて、燃料Qの流量を目標値に近づけるようにサーボモータ6の回転数を制御する。
開口Aの開口面積をAとしたときに、燃料冷却器8へ流れる燃料Qの流量Wは、下記の式(1)で表される。式(1)中のCはシステム構成によって定まる定数、ρは燃料Qの密度、ΔPは上記の差圧である。
=C・A・(2ρΔP)0.5・・・式(1)
式(1)から分かるように、流量Wは、開口面積Aにほぼ比例する。開口面積Aは、測定部18の測定結果に基づいて高精度に算出可能であり、式(1)から高精度な流量Wが求まるので、所望の流量が得られるようにサーボモータ6を高精度に制御することが可能になる。
図3(a)は、差圧ΔPに対する流量Qを示すグラフである。図3(a)のグラフにおいて、縦軸は流量の目標値で規格化したギアポンプ5からの流量Q、横軸は差圧ΔP、二点鎖線は流量の目標値を示す。図3(a)に示すグラフでは、差圧ΔPがΔPのときに流量Qが目標値とほぼ同じになっている。差圧ΔPが、ΔPよりも小さいΔPであるときに、流量Qが目標値よりも大きくなっている。差圧ΔPが、ΔPよりも大きいΔPであるときに、流量Qが目標値よりも小さくなっている。これは、差圧ΔPが大きくなるほどギアポンプでのリークが大きくなり、ギアポンプからの吐出量がリークの分だけ減少するためと考えられる。
図3(b)は、ギアポンプの回転数Npに対する流量Qを示すグラフである。図3(b)のグラフにおいて、縦軸は流量Qの絶対値を示し、横軸はギアポンプの回転数Npを示す。図3(b)のグラフから分かるように、差圧ΔPがΔPよりも小さいΔPであると、特に回転数が小さい(流量が小さい)駆動条件下で、目標値に対して流量Qが大きくなる。また、差圧ΔPがΔPよりも大きいΔPであると、特に回転数が小さい(流量が小さい)駆動条件下で、目標値に対して流量Qが小さくなる。
本実施形態において、制御装置9は、流量Qが目標値とほぼ同じになるような差圧(ΔP)に差圧ΔPが近づくように、測定部18の測定結果に基づいて、サーボモータ6を駆動する。したがって、流量の誤差が相対的に少ない条件でギアポンプ5を使用することができ、流量Qを高精度に制御することができる。このように、本実施形態の燃料供給システム1によれば、特に燃料Qの低流量時において、燃料Qの供給量の制御精度を高めることが可能である。
また、ファンの回転運動によってギアポンプを駆動する構成と比較して、ギアポンプ5の回転数を自在に制御することができる。したがって、ジェットエンジン2の運転状態等によって燃費が変化した場合でも、その燃費に応じてギアポンプ5の吐出量を制御することができる。よって、ギアポンプ5から吐出される燃料Qのうちで燃料消費量以上の過剰分を減らすことや無くすことができ、過剰分をギアポンプ5の上流に戻す機構を設ける必要性が低くなる。また、上流に戻されて循環する燃料Qの量を減らすことや無くすことができ、燃料Qの循環による燃料Qの昇温を抑制することができる。これにより、燃料冷却器8の負荷を減らすことができ、燃料冷却器8を小型化・軽量化することが可能になる。
1・・・燃料供給システム、2・・・ジェットエンジン、3・・・燃料タンク、
4・・・遠心ポンプ、5・・・ギアポンプ、6・・・サーボモータ、7・・・計量部、
8・・・燃料冷却器、9・・・制御装置、10・・・エンジン燃焼器、
11・・・ファン、12・・・リリーフ弁、13・・・燃料供給遮断弁、
14・・・ケーシング、15、16・・・ギア、17・・・バルブ、18・・・測定部、
19・・・背圧設定部、20・・・シリンダー、21・・・ピストン、22・・・バネ(付勢部)、23・・・流入口、24・・・流出口、25・・・端面、
26・・・側面、27・・・コア、28・・・ステータ、29・・・シャフト、
A・・・開口、G・・・ギャップ、Q・・・燃料、R・・・潤滑油、
S・・・推進システム

Claims (4)

  1. ギアの回転によって燃料を流すギアポンプと、
    前記ギアポンプから前記燃料が流入し、前記ギアポンプを経由する前後の前記燃料の差圧によって開口面積が変化するバルブと、
    前記バルブの開口面積に応じて前記ギアの回転数を制御する制御装置と、
    を備える燃料供給システム。
  2. 前記ギアを回転させるサーボモータをさらに備え、前記制御装置が前記サーボモータを制御する、請求項1に記載の燃料供給システム。
  3. 前記バルブは、シリンダーと、前記シリンダーに挿入されるピストンとを含み、
    前記シリンダーは、前記ギアポンプから前記燃料が流入する流入口を軸方向の一端部に有するとともに、前記燃料が流出する流出口を前記軸方向の周囲に有し、
    前記制御装置は、前記軸方向の前記ピストンの変位に基づいて、前記ギアの回転数を制御する、請求項1又は2に記載の燃料供給システム。
  4. 前記ピストンに対して前記軸方向の前記一端部と反対側の圧力が、前記ギアポンプを経由前の前記燃料の圧力に調整されており、
    前記ピストンを前記軸方向の一端部に向けて付勢する付勢部を備える、請求項3に記載の燃料供給システム。
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