JP2022122754A - 航空機用ガスタービンエンジンの燃料供給システム及び燃料供給方法 - Google Patents

航空機用ガスタービンエンジンの燃料供給システム及び燃料供給方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ギアポンプの内部リークモデルを高精度で同定できる燃料供給システムを提供する。【解決手段】ギアポンプ120と、その下流で互いに並列接続されたオリフィス140及び逆止弁150を含む計量セクション160と、その下流に配置された最低加圧逆止弁170と、制御装置180とを備え、逆止弁150は、ギアポンプ回転数が上方閾値未満の時に閉じ上方閾値以上の時に開き、最低加圧逆止弁170は、シリンダと、シリンダ内を計量セクション出口に連通する第1室とシステム入口に連通する第2室とに区画するピストンとを備え、ピストンは第1室へ向かう方向にバネ付勢されており、シリンダ側壁には、ピストンの往復移動により開度が調整される流出ポートが設けられており、最低加圧逆止弁170は、ギアポンプ回転数が下方閾値以上中間閾値以下の時に、システム入口と計量セクション出口との間の差圧を一定に維持するよう構成されている。【選択図】図1

Description

本開示は、航空機用ガスタービンエンジンの燃料供給システム、特に、ポンプを駆動する電動モータの回転数を制御することにより燃料流量を制御するように構成された燃料供給システムであって、低燃料流量時にポンプの内部リークモデルを同定しておき、高燃料流量時には、当該モデルに基づいて推定されるポンプの内部リーク量を加味して燃料流量の推定値を算出し、当該推定値と目標値との偏差がゼロとなるよう電動モータの回転数を制御するように構成された燃料供給システムに関する。更に、本開示は、そのように構成された燃料供給システムを用いた燃料供給方法に関する。
航空機用ガスタービンエンジンの燃料供給システムは、航空機の例えば主翼内に設けられた燃料タンクから、当該航空機に搭載されたガスタービンエンジン(例えばターボファンエンジン)の燃焼器内に設置された燃料ノズルへ、ガスタービンエンジンの運転条件に応じた所定の流量の燃料を供給するためのシステムである。
燃料供給システムは、燃料を昇圧するためのポンプを備えているが、当該ポンプは、通常、非容積型ポンプ(例えば遠心ポンプ)として構成された低圧ポンプと、容積型ポンプ(例えばギアポンプ)として構成された高圧ポンプとから成っている。
これらのポンプは、従来、AGB(Accessory Gear Box)を介して抽出されたガスタービンエンジンのメインシャフトの動力により駆動されていた。しかしながら、近年、地球温暖化防止のために航空機用ガスタービンエンジンの電動化が積極的に推進されており、上述したポンプを電動モータによって駆動するように構成された燃料供給システムが検討されている。
特許文献1は、ポンプを駆動する電動モータの回転数を制御することにより燃料流量を制御するように構成された、航空機用ガスタービンエンジンの燃料供給システムを開示している。
当該燃料供給システムは、高圧ポンプの下流側にオリフィス流量計を備えており、低燃料流量時には、当該オリフィス流量計による燃料流量の計測値と目標値との偏差がゼロとなるよう、ポンプを駆動する電動モータの回転数が制御される。しかしながら、オリフィス流量計の前後差圧は燃料流量の増大と共にその2乗に比例して急激に増大するため、燃料流量の全範囲に亘って当該オリフィス流量計を燃料流量の計測に用いようとすると、非常に大きな昇圧能力を有する大型のポンプが必要となる。これは重量の増加を招くこととなるため、軽量化が求められる航空機用ガスタービンエンジンの燃料供給システムにとっては望ましくない。
そのため、上記燃料供給システムは、高燃料流量時に、燃料の一部がオリフィス流量計をバイパスして流れるように構成されている。そして、この状態においては、燃料流量は高圧ポンプの回転数に基づいて推定され、この推定値と目標値との偏差がゼロとなるよう、ポンプを駆動する電動モータの回転数が制御される。
しかるに、上記燃料供給システムの構成要素である高圧ポンプはギアポンプとして構成されており、経年劣化に伴い内部リークが徐々に増大する。そのため、高燃料流量時の燃料流量制御を高精度で行うためには、当該内部リークを加味して燃料流量の推定値を算出する必要がある。
そこで、特許文献1が開示する燃料供給システムにおいては、吐出流量に占める内部リーク量の比率が大きい低燃料流量時に、オリフィス流量計による燃料流量の計測値を用いて、高圧ポンプの内部リークモデルの同定が行われる。当該内部リークモデルに基づいて推定される内部リーク量は、高燃料流量時に、高圧ポンプの回転数に基づいて燃料流量の推定値を算出する際に加味される。
国際公開第2019/172372号
本開示は、ポンプを駆動する電動モータの回転数を制御することにより燃料流量を制御するように構成された、航空機用ガスタービンエンジンの燃料供給システムであって、特許文献1と異なる構成で、高圧ポンプの内部リークモデルの同定を高精度で行うことができるように構成された燃料供給システムを提供することを目的とする。更に、本開示は、そのように構成された燃料供給システムを用いた燃料供給方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示の第1の態様の燃料供給システムは、システム入口から流入する燃料を昇圧して吐出するギアポンプと、前記ギアポンプの下流に配置され、互いに並列に接続されたオリフィス及び逆止弁を含む計量セクションと、前記計量セクションとシステム出口との間に配置された最低加圧逆止弁と、制御装置と、を備え、前記逆止弁は、前記ギアポンプの回転数が上方閾値未満である場合に閉じ、前記上方閾値以上である場合に開き、前記最低加圧逆止弁は、シリンダと、前記シリンダ内を往復移動可能なピストンと、を備え、前記シリンダ内は、前記ピストンによって、流入ポートを介して前記計量セクションの出口と連通する第1室と、前記システム入口と連通する第2室と、に区画されており、前記ピストンは、前記第2室内に配置されたバネによって、前記第1室へ向かう方向の力を受けており、前記シリンダの側壁には、前記流入ポートと前記システム出口とを連通させるための開口である流出ポートが設けられており、前記流出ポートは、前記ピストンの往復移動によって、その開度が調整されるように構成されており、前記最低加圧逆止弁は、前記ギアポンプの回転数が、前記上方閾値よりも小さな下方閾値以上であって、かつ、前記下方閾値よりも大きくかつ前記上方閾値よりも小さな中間閾値以下である場合に、前記システム入口と前記計量セクションの出口との間の差圧を一定に維持するように構成されている。
本開示の燃料供給システムによれば、内部リークモデルの同定を高精度で行うことができるという、優れた効果を得ることができる。
本開示の実施形態の航空機用ガスタービンエンジンの燃料供給システムの構成を示すブロック図である。 本開示の実施形態の航空機用ガスタービンエンジンの燃料供給システムに設けられた最低加圧逆止弁の構造を示す概略説明図である。 本開示の実施形態の航空機用ガスタービンエンジンの燃料供給システムに設けられた最低加圧逆止弁のピストンの移動態様を示す概略説明図である。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本開示の実施形態の航空機用ガスタービンエンジンの燃料供給システムの構成を示すブロック図である。
燃料供給システム100は、航空機200の例えば主翼内に設けられた燃料タンク210からブーストポンプ220を経て供給された燃料を、ガスタービンエンジン300(例えばターボファンエンジン)の燃焼器310内に設置された燃料ノズル320へ、ガスタービンエンジン300の運転条件に応じた所定の流量で供給するためのシステムである。
燃料供給システム100は、主要構成要素として、低圧ポンプ110、高圧ポンプ120、電動モータ130、オリフィス140及び加圧弁150を含む計量セクション160、最低加圧逆止弁(MPCV;Minimum Pressurizing Check Valve)170及び燃料供給制御装置(制御装置)180を備えている。なお、燃料供給システム100は、通常、これらの構成要素の他に、燃料フィルタ、潤滑油冷却器(FCOC;Fuel Cooled Oil Cooler)等を備えているが、本開示には直接的に関係しないため、それらの図示は省略している。
低圧ポンプ110は、航空機200の燃料タンク210からブーストポンプ220を経て供給された燃料を、昇圧して高圧ポンプ120へ送給するためのポンプである。低圧ポンプ110は、非容積型ポンプ(例えば遠心ポンプ)として構成されており、電動モータ130によって駆動される。
高圧ポンプ120は、低圧ポンプ110から供給された燃料を、昇圧して下流側へ送給するためのポンプである。高圧ポンプ120は、容積型ポンプ(例えばギアポンプ)として構成されており、電動モータ130によって駆動される。なお、低圧ポンプ110と高圧ポンプ120との間の燃料流路上のポイントPには温度センサSTが設けられており、当該温度センサSTによって計測された高圧ポンプ120の入口における燃料温度Tの信号は、燃料供給制御装置180へ伝送される。
なお、電動モータ130から低圧ポンプ110及び高圧ポンプ120への動力の伝達は、如何なる態様で行われてもよい。また、低圧ポンプ110及び高圧ポンプ120を、共通の1つの電動モータ130によって駆動することに代えて、それぞれのポンプを個別の電動モータによって駆動してもよい。
電動モータ130は、上述したように低圧ポンプ110及び高圧ポンプ120を駆動する機能を有している。電動モータ130には、回転数センサSNが付設されており、当該回転数センサSNによって計測された回転数Nの信号は、燃料供給制御装置180へ伝送される。また、電動モータ130の回転数は、当該燃料供給制御装置180から出力される回転数指令信号Nによって制御される。
高圧ポンプ120の下流には分岐(ポイントP)が設けられており、当該分岐の下流には、互いに並列に接続されたオリフィス140及び加圧弁150を含む計量セクション160が配置されている。
オリフィス140は、これと並列に接続された差圧計SDPと共にオリフィス流量計を構成している(当該流量計は、互いに並列に接続されたオリフィス140及び差圧系SDPが配置された流路(並列流路)に基づき流量を計測する。なお、当該並列流路は、上述した分岐を介し、加圧弁150(逆止弁)と並列に設けられている)。当該オリフィス流量計は、後述するように、オリフィス140と並列に接続された加圧弁150が閉じている状態において燃料流量を計測する機能を有し、そのために、差圧計SDPによって計測されたオリフィス140の前後差圧ΔPの信号は、燃料供給制御装置180へ伝送される。
計量セクション160に流入する燃料流量が少ない時(低燃料流量時)、加圧弁150は閉じた状態にある。この状態では、計量セクション160に流入する燃料の全てがオリフィス140を通過し、上述したように、当該オリフィス140と差圧計SDPとから成るオリフィス流量計によって燃料流量の計測(計量)が行われる。
一方、計量セクション160に流入する燃料流量が増大すると、オリフィス140の前後差圧も増大し、当該差圧が、逆止弁である加圧弁150に固有の閾値を超えると、加圧弁150は開いた状態となる。この状態では、燃料供給システム100からガスタービンエンジン300の燃料ノズル320へ供給される総燃料流量を、上述したオリフィス流量計によって計測することができなくなる。そのため、この状態において、当該総燃料流量は、後述するように、高圧ポンプ120を駆動する電動モータ130の回転数に基づいて推定される。
最低加圧逆止弁170は、上述した並列流路の下流に設けられており、後述するように、高圧ポンプ120の内部リークモデルの同定が行われる低燃料流量時に、燃料供給システム100の入口(ポイントP)と計量セクション160の出口(ポイントP)との間の差圧ΔP(図1参照)を一定に維持する機能を有する弁であるが、先ずその構造について以下で説明する。
図2は、最低加圧逆止弁170の構造を示す概略説明図である。
最低加圧逆止弁170は、主要構成要素として、シリンダ172及びピストン174を備えている。
シリンダ172は、中空円筒状に形成されており、円筒の軸方向における第1の端部172M、第2の端部172R(それぞれ、図において左端部、右端部)には、それぞれ主燃料流入ポート(流入ポート)172i、レファレンス燃料ポート172rが設けられている。また、円筒の側壁には、軸方向に延びる開口部である主燃料流出ポート(流出ポート)172oが設けられている。
主燃料流入ポート172iは、計量セクション160の出口(ポイントP)と連通しており、低圧ポンプ110及び高圧ポンプ120によって昇圧され計量セクション160を通過した燃料を受け入れる。また、主燃料流出ポート172oは、(燃料供給システム100の出口を経て)燃料ノズル320と連通しており、主燃料流入ポート172iを介して受け入れた燃料をガスタービンエンジン300の燃料ノズル320へ流出させる。更に、レファレンス燃料ポート172rは、ポンプ(高圧ポンプ120)の上流で参照圧を取得するために、レファレンス燃料管TR(図1参照)を介して燃料供給システム100の入口(ポイントP(参照圧取得部))と連通している。
ピストン174は、シリンダ172の内部に配置され、その外周面がシリンダ172の内周面と気密に接触した状態で、シリンダ172の円筒の軸方向に往復移動し得るように構成されている。ピストン174によって、シリンダ172の内部空間は、第1の端部172M側(図において左側)の主燃料室CM(第1室)と、第2の端部172R側(図において右側)のレファレンス燃料室CR(第2室)とに区画されている。レファレンス燃料室CR内には、ピストン174を、シリンダ172の第2の端部172Rと連結するバネ176が配置されており、当該バネ176によって、ピストン174には、シリンダ172の第2の端部172Rから第1の端部172Mへ向かう方向の力Fが作用している。
以上のように構成された最低加圧逆止弁170において、ピストン174は、主燃料室CM内の圧力(流入した燃料の圧力)及びレファレンス燃料室CR内の圧力(参照圧)の変動に応じて、これら両圧力の差圧に起因する力(復元力)とバネ176(復元力付勢部材)から受ける力Fとが釣り合う平衡位置へ移動し、これにより、軸方向に延びる主燃料流出ポート172o(流出ポート)の開度(開口面積)が調整される。
具体的なピストン174の移動態様を、図3を参照して以下で説明する。なお、以下の説明においては、燃料供給システム100の入口(ポイントP)の圧力とレファレンス燃料室CR内の圧力、計量セクション160の出口(ポイントP)の圧力と主燃料室CM内の圧力とは、それぞれ実質的に等しいと仮定する。
電動モータ130が停止しており、低圧ポンプ110及び高圧ポンプ120が作動していない状態では、主燃料室CM内の圧力とレファレンス燃料室CR内の圧力との間に差はなく、ピストン174は、バネ176の力Fによって、シリンダ172の第1の端部172Mに押し付けられている(図3(A)参照))。
電動モータ130が起動され、低圧ポンプ110及び高圧ポンプ120が作動を開始すると、これら両ポンプの負荷(例えば電動モータ130の回転数)が上昇し、それに伴い主燃料室CM内の圧力は徐々に上昇し、レファレンス燃料室CR内の圧力との差圧に起因してピストン174に作用する力がバネ176の力Fに打ち勝つ状態になると、ピストン174はシリンダ172の第2の端部172R側へ移動を開始する。なお、この状態では、シリンダ172の主燃料流出ポート172oはピストン174によって閉鎖されているが、このときの主燃料流出ポート172oの開度を、本明細書においては、便宜的にマイナス(0%未満)の開度と見なす。
電動モータ130の回転数が上昇し、低圧ポンプ110及び高圧ポンプ120の昇圧量が増大すると、主燃料室CM内の圧力は上昇し、レファレンス燃料室CR内の圧力との差圧が第1の閾値ΔPを超えた時点で、シリンダ172の主燃料流出ポート172oが開き始める(図3(B)参照)。即ち、上述した差圧が第1の閾値ΔPに等しい時の主燃料流出ポート172oの開度は0%である。
電動モータ130の回転数が更に上昇し、低圧ポンプ110及び高圧ポンプ120の昇圧量が更に増大すると、主燃料室CM内の圧力は更に上昇し、レファレンス燃料室CR内の圧力との差圧が第2の閾値ΔPに到達した時点で、シリンダ172の主燃料流出ポート172oは全開状態となる(図3(C)参照)。即ち、上述した差圧が第2の閾値ΔPに等しい時の主燃料流出ポート172oの開度は100%である。
このように、最低加圧逆止弁170は、燃料供給システム100の入口(ポイントP)の圧力と計量セクション160の出口(ポイントP)の圧力との差圧ΔP(図1参照)が、第1の閾値ΔP以上かつ第2の閾値ΔP以下の場合、即ち、以下の式(1)を満たす場合に、ピストン174による主燃料流出ポート172oの開度が、0~100%の範囲で調整され得るように構成されている。
ΔP≦ΔP≦ΔP (1)
ここで、航空機200のブーストポンプ220の運転状態の変化に起因して、当該ブーストポンプ220の吐出圧力が、想定される変動の中央値を基準として±ΔP(ΔP:吐出圧力の最大偏差)の範囲で変動し得るものと仮定し、ブーストポンプ220が、その吐出圧力が上述した変動の中央値に等しい状態で作動しており、かつ、燃料供給システム100が、以下の式(2)を満たした状態で定常作動している(即ち、モータ130が一定の回転数で作動している)ような状況について考える。
ΔP+ΔP≦ΔP≦ΔP-ΔP (2)
この状況において、ブーストポンプ220の吐出圧力がΔPだけ低下すると、当該圧力変化は、燃料供給システム100の入口(ポイントP)からレファレンス燃料管TR及びレファレンス燃料ポート172rを介してレファレンス燃料室CRに伝播する。すると、レファレンス燃料室CR内の圧力が主燃料室CM内の圧力よりも一時的にΔPだけ低くなるため、平衡位置にあったピストン174は、バネ176の力Fに抗して第2の端部172R側へ(図において右側へ)移動する。これにより、主燃料流出ポート172oの開度が増加するため、その上流側に位置する主燃料室CM内の圧力は低くなる。その結果、主燃料室CM内の圧力とレファレンス燃料室CR内の圧力との差圧は、レファレンス燃料室CR内の圧力が低下する前の状態に復帰し、ピストン174も元の平衡位置に復帰する。
逆に、ブーストポンプ220の吐出圧力がΔPだけ上昇すると、レファレンス燃料室CR内の圧力が主燃料室CM内の圧力よりも一時的にΔPだけ高くなるため、平衡位置にあったピストン174は、第1の端部172M側へ(図において左側へ)移動する。これにより、主燃料流出ポート172oの開度が減少するため、その上流側に位置する主燃料室CM内の圧力は高くなる。その結果、主燃料室CM内の圧力とレファレンス燃料室CR内の圧力との差圧は、レファレンス燃料室CR内の圧力が上昇する前の状態に復帰し、ピストン174も元の平衡位置に復帰する。
ここで、差圧ΔPが、上述した式(2)によって規定される範囲の最大値ΔP-ΔPに等しい場合、ピストン174は、主燃料流出ポート172oの開度が100%よりも僅かに小さくなる平衡位置にある。この状態でブーストポンプ220の吐出圧力がΔPだけ低下すると、差圧ΔPは一時的にΔPまで増大するが、このときピストン174は、主燃料流出ポート172oの開度がちょうど100%に等しくなる位置まで移動する。このように、最低加圧逆止弁170は、差圧ΔPが上述した式(2)によって規定される範囲の最大値に等しい場合であっても、ブーストポンプ220の吐出圧力が低下した場合に、上述したようにピストン174が元の平衡位置に復帰するという作用を有していることになる。
また、差圧ΔPが、上述した式(2)によって規定される範囲の最小値ΔP+ΔPに等しい場合、ピストン174は、主燃料流出ポート172oの開度が0%よりも僅かに大きくなる平衡位置にある。この状態でブーストポンプ220の吐出圧力がΔPだけ上昇すると、差圧ΔPは一時的にΔPまで減少するが、このときピストン174は、主燃料流出ポート172oの開度がちょうど0%に等しくなる位置まで移動する。このように、最低加圧逆止弁170は、差圧ΔPが上述した式(2)によって規定される範囲の最小値に等しい場合であっても、ブーストポンプ220の吐出圧力が上昇した場合に、上述したようにピストン174が元の平衡位置に復帰するという作用を有していることになる。
このように、最低加圧逆止弁170は、燃料供給システム100の入口(ポイントP)の圧力と計量セクション160の出口(ポイントP)の圧力との差圧ΔPが、上述した式(2)によって規定される範囲内にあるときは、航空機200のブーストポンプ220の吐出圧力が変化した場合であっても、差圧ΔPを一定に維持する作用を有している。
そこで、燃料供給システム100は、高圧ポンプ120の内部リークモデルの同定が行われる低燃料流量時に差圧ΔPが一定に維持されるよう、当該内部リークモデルの同定が、上述した式(2)が満たされる状態において行われるように構成されている。これについて、以下で説明する。
ここで、再び図1を参照して、燃料供給システム100の動作について説明する。
航空機200の燃料タンク210からブーストポンプ220を経て供給された燃料は、低圧ポンプ110及び高圧ポンプ120によって順次昇圧され、計量セクション160に流入する。
低燃料流量時、加圧弁150は閉じた状態にあり、計量セクション160に流入する燃料の全てがオリフィス140を通過する。このとき、オリフィス140と並列に接続された差圧計SDPによって計測されたオリフィス140の前後差圧ΔPの信号は、燃料供給制御装置180へ伝送され、前後差圧と燃料流量との関係に基づいて、オリフィス140を通過する燃料流量Qが算出される。
燃料供給制御装置180で算出された燃料流量は、一方では、ガスタービンエンジン300の制御装置から入力される燃料流量の目標値と比較され、両流量の偏差がゼロとなるよう、低圧ポンプ110及び高圧ポンプ120を駆動する電動モータ130へ回転数指令信号Nが伝送される。他方、燃料供給制御装置180においては、算出された燃料流量Qを用いて、高圧ポンプ120の内部リークモデルの同定が行われる。これについて、以下で説明する。
高圧ポンプ120の内部リークモデルは、上述した燃料流量Qを用いて高圧ポンプ120の内部リーク面積Aleakを算出するモデルであり、以下の式(3)で表される。
Figure 2022122754000002
ここで、Vthは高圧ポンプ120の理論吐出容積(定数)、Nは高圧ポンプ120の回転数(電動モータ130に付設された回転数センサSNによって計測された回転数Nから算出)、Cdは高圧ポンプ120の流量係数(定数)、ρは高圧ポンプ120の入口における燃料の密度(温度センサSTによって計測された高圧ポンプ120入口における燃料温度Tから算出)、ΔPは高圧ポンプ120の前後差圧である。
この内部リークモデルに基づいて算出された高圧ポンプ120の内部リーク面積Aleakは、次いで、以下の式(4)によって高圧ポンプ120の容積効率ηvを算出するために用いられる。
Figure 2022122754000003
このようにして算出された高圧ポンプ120の容積効率ηvは、高燃料流量時(即ち、加圧弁150が開いた状態)において、以下の式(5)によって燃料流量(高圧ポンプ120の吐出流量)Qを推定するために用いられる。
=ηv・Vth・N (5)
以上で述べた高圧ポンプ120の内部リークモデルの同定において、高圧ポンプ120の前後差圧ΔPは、以下の式(6)により算出される。
ΔP=ΔP-(ΔP+ΔP) (6)
ここで、ΔPは、上述したように燃料供給システム100の入口(ポイントP)の圧力と計量セクション160の出口(ポイントP)の圧力との差圧、ΔPは、低圧ポンプ110における昇圧量、ΔPは、計量セクション160(オリフィス140)の前後差圧である(図1参照)。
このうち、ΔPは、低圧ポンプ110を駆動する電動モータ130の回転数Nを用いて、以下の式(7)に基づいて推定される。ここで、fはNの関数であり、事前に試験などを行って決定される。
ΔP=f(N) (7)
また、ΔPは、オリフィス140と並列に接続された差圧計SDPによって計測される。
一方、ΔPは、特許文献1が開示する燃料供給システムに倣えば、それぞれ圧力センサによって計測された、燃料供給システムの入口の圧力と計量セクションの出口の圧力との差として、算出することができる。
しかしながら、燃料供給システム100においては、これらの圧力センサが設けられていないため、ΔPと同様に、低圧ポンプ110及び高圧ポンプ120を駆動する電動モータ130の回転数Nを用いて、以下の式(8)に基づいて推定される。ここで、fはNの関数であり、事前に試験などを行って決定される。
ΔP=f(N) (8)
そして、燃料供給システム100においては、高圧ポンプ120の内部リークモデルの同定が行われる際、上述した式(6)によって高圧ポンプ120の前後差圧ΔPを高精度で算出することができるよう、同式における差圧ΔPを一定に維持すべく、上述した最低加圧逆止弁170の作用が用いられる。
上述したように、最低加圧逆止弁170は、差圧ΔPが上述した式(2)により規定される範囲内にあるときは、航空機200のブーストポンプ220の吐出圧力が変化した場合であっても、差圧ΔPを一定に維持する作用を有している。
そこで、燃料供給システム100は、電動モータ130の回転数Nが以下の式(9)を満たす場合に、高圧ポンプ120の内部リークモデルの同定が行われ得るように構成されている。
≦N≦N (9)
ここで、Nは、差圧ΔPが上述した式(2)によって規定される範囲の最小値ΔP+ΔPに等しくなるような電動モータ130の回転数(下方閾値)であり、Nは、差圧ΔPが上述した式(2)によって規定される範囲の最大値ΔP-ΔPに等しくなるような電動モータ130の回転数(中間閾値)である。
上述した構成を実現するために、最低加圧逆止弁170は、上述した式(9)によって規定される回転数範囲において、主燃料流出ポート172oの開度が0~100%の範囲で可変に調整され得るように構成されている。
具体的には、最低加圧逆止弁170は、以下の条件(A)及び(B)を満たすように設計されている(具体的には、これらの条件が満たされるよう、シリンダ172及びピストン174の各部の寸法、並びに、バネ176のバネ定数などが設定される)。
(A)電動モータ130の回転数Nが上述した式(9)によって規定される範囲の最小値Nに等しい時、レファレンス燃料室CR内の圧力がΔPだけ上昇した場合に、主燃料流出ポート172oの開度がちょうど0%となる。
(B)電動モータ130の回転数Nが上述した式(9)によって規定される範囲の最大値Nに等しい時、レファレンス燃料室CR内の圧力がΔPだけ低下した場合に、主燃料流出ポート172oの開度がちょうど100%となる。
なお、電動モータ130の回転数Nが、上述した回転数Nよりも大きな回転数Nに到達すると、燃料流量の増大に伴ってオリフィス140の前後差圧が増大し、当該差圧が逆止弁である加圧弁150に固有の閾値に到達して、当該加圧弁150が開き始める。
このように加圧弁150が開いた状態では、オリフィス140を通過する燃料流量Qは、燃料供給システム100からガスタービンエンジン300の燃料ノズル320へ供給される総燃料流量とは一致しなくなる。
そのため、電動モータ130の回転数Nが回転数N(上方閾値)以上となった状態では、上述したようにして同定された高圧ポンプ120の内部リークモデルを用いて、上述した式(4)及び式(5)に基づいて燃料流量(高圧ポンプ120の吐出流量)Qが推定され、この推定値と目標値との偏差がゼロとなるよう、電動モータ130の回転数が制御される。
なお、この状態においては、最低加圧逆止弁170のピストン174はシリンダ172の第2の端部172Rに押し付けられ、シリンダ172の主燃料流出ポート172oは全開状態となっている(図3(D)参照))。なお、この状態での主燃料流出ポート172oの開度を、本明細書においては、便宜的に100%よりも大きな開度と見なす。
なお、以上においては、最低加圧逆止弁170のレファレンス燃料室CRが、レファレンス燃料ポート172r及びレファレンス燃料管TRを介して燃料供給システム100の入口(ポイントP)と連通している実施形態について説明したが、最低加圧逆止弁170のレファレンス燃料室CRは、高圧ポンプ120の入口(ポイントP)と連通していてもよい。
また、以上においては、温度センサSTを低圧ポンプ110と高圧ポンプ120との間の燃料流路上のポイントPに設ける実施形態について説明したが、温度センサSTは、燃料供給システム100の入口(ポイントP)に設けてもよい。
更に、以上においては、最低加圧逆止弁170に関して、主燃料室CM内の圧力とレファレンス燃料室CR内の圧力との差圧が第1の閾値ΔP、第2の閾値ΔPに等しい時の主燃料流出ポート172oの開度が、それぞれ0%、100%である実施形態について説明したが、これらの開度は、それぞれ0%以上、100%以下であってもよい。
以上で説明したように、本開示の実施形態の航空機用ガスタービンエンジンの燃料供給システム100においては、高圧ポンプ120の内部リークモデルの同定が行われている間、航空機200のブーストポンプ220の吐出圧力が変化した場合であっても、その開度が0~100%の範囲となるように構成された主燃料流出ポート172oを有する最低加圧逆止弁170が採用されているため、この間、システム入口(ポイントP)~最低加圧逆止弁170の差圧ΔPを一定に維持することができ、それにより、上述した内部リークモデルの同定を高精度で行うことができる。
100 燃料供給システム
120 高圧ポンプ(ギアポンプ)
140 オリフィス
150 加圧弁(逆止弁)
160 計量セクション
170 最低加圧逆止弁
172 シリンダ
172o 主燃料流出ポート(流出ポート)
174 ピストン
176 バネ
180 制御装置
CM 主燃料室(第1室)
CR レファレンス燃料室(第2室)
回転数の下方閾値
回転数の中間閾値
回転数の下方閾値
燃料供給システムの入口
計量セクションの出口

Claims (8)

  1. システム入口から流入する燃料を昇圧して吐出するギアポンプと、
    前記ギアポンプの下流に配置され、互いに並列に接続されたオリフィス及び逆止弁を含む計量セクションと、
    前記計量セクションとシステム出口との間に配置された最低加圧逆止弁と、
    制御装置と、
    を備え、
    前記逆止弁は、前記ギアポンプの回転数が上方閾値未満である場合に閉じ、前記上方閾値以上である場合に開き、
    前記最低加圧逆止弁は、シリンダと、前記シリンダ内を往復移動可能なピストンと、を備え、
    前記シリンダ内は、前記ピストンによって、流入ポートを介して前記計量セクションの出口と連通する第1室と、前記システム入口と連通する第2室と、に区画されており、前記ピストンは、前記第2室内に配置されたバネによって、前記第1室へ向かう方向の力を受けており、
    前記シリンダの側壁には、前記流入ポートと前記システム出口とを連通させるための開口である流出ポートが設けられており、前記流出ポートは、前記ピストンの往復移動によって、その開度が調整されるように構成されており、
    前記最低加圧逆止弁は、前記ギアポンプの回転数が、前記上方閾値よりも小さな下方閾値以上であって、かつ、前記下方閾値よりも大きくかつ前記上方閾値よりも小さな中間閾値以下である場合に、前記システム入口と前記計量セクションの出口との間の差圧を一定に維持するように構成されている、燃料供給システム。
  2. 前記最低加圧逆止弁は、前記ギアポンプの回転数が、前記下方閾値以上かつ前記中間閾値以下である場合に、前記流出ポートの開度が0~100%の範囲で可変に調整され得るように構成されている、請求項1に記載の燃料供給システム。
  3. 前記流出ポートの開度は、
    前記ギアポンプの回転数が前記下方閾値に等しい場合、前記システム入口の圧力が、想定される変動の中央値よりも所定の最大偏差だけ高い場合に0%以上となり、
    かつ、
    前記ギアポンプの回転数が前記中間閾値に等しい場合、前記システム入口の圧力が、前記変動の中央値よりも前記最大偏差だけ低い場合に100%以下となる、請求項2に記載の燃料供給システム。
  4. 前記ギアポンプの回転数が前記下方閾値以上かつ前記上方閾値未満である場合、前記ギアポンプの回転数は、前記制御装置によって、前記オリフィスを用いて計測される燃料流量に基いて制御され、
    前記ギアポンプの回転数が前記下方閾値以上かつ前記中間閾値以下である場合、前記制御装置は、前記オリフィスを用いて計測される燃料流量に基いて、前記ギアポンプの内部リークモデルの同定を行い、
    前記ギアポンプの回転数が前記上方閾値以上である場合、前記ギアポンプの回転数は、前記制御装置によって、前記ギアポンプの回転数と、同定された前記ギアポンプの内部リークモデルとを用いて推定される燃料流量に基いて制御される、請求項1~3のいずれか1項に記載の燃料供給システムを用いた燃料供給方法。
  5. ポンプと、
    前記ポンプの上流で参照圧を取得する参照圧取得部と、
    前記ポンプの下流に設けられた分岐と、
    前記分岐の下流に設けられた逆止弁と、
    前記分岐を介し、前記逆止弁と並列に設けられた並列流路と、
    前記並列流路に基づき流量を計測する流量計と、
    前記並列流路の下流に設けられた最低加圧逆止弁と、を備え、
    前記最低加圧逆止弁は、流入した燃料の圧力と前記参照圧との差の増大に伴い、開口面積が増大する流出ポートを備え、
    前記逆止弁は、前記ポンプの負荷増大に伴い、前記流出ポートを介した燃料の流通が可能な状態に切り替わる、
    ガスタービンの燃料供給システム。
  6. 前記最低加圧逆止弁は、
    前記流出ポートが設けられたシリンダと、
    前記シリンダ内を移動可能なピストンと、
    前記ピストンで区画されたシリンダ内の第1室と第2室とを備え、
    前記第2室は、前記参照圧取得部と接続して参照圧を取得し、
    前記第1室は、前記ポンプを介し昇圧された燃料が流入し、
    前記ピストンには、前記第2室から、前記第1室に向けた復元力を付勢する部材が取り付けられ、
    前記ピストンは、前記流出ポートの少なくとも一部を覆う位置に移動可能な、請求項5に記載のガスタービンの燃料供給システム。
  7. 前記流出ポートは、前記ポンプが駆動していない状態では、前記ピストンに覆われ、閉じている、請求項6に記載のガスタービンの燃料供給システム。
  8. 請求項5~7に記載したガスタービンの燃料供給システムを用いた、リークモデルの同定方法であって、
    前記ポンプを駆動するステップと、
    前記ポンプが、前記逆止弁が燃料を流通させない負荷において、前記流量と、前記ポンプの負荷に基づき、リークモデルを同定するステップと、を含む
    リークモデルの同定方法。
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