JP5663344B2 - 導光板を成形する金型、及び該金型を製作する方法 - Google Patents
導光板を成形する金型、及び該金型を製作する方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5663344B2 JP5663344B2 JP2011037797A JP2011037797A JP5663344B2 JP 5663344 B2 JP5663344 B2 JP 5663344B2 JP 2011037797 A JP2011037797 A JP 2011037797A JP 2011037797 A JP2011037797 A JP 2011037797A JP 5663344 B2 JP5663344 B2 JP 5663344B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light guide
- guide plate
- base plate
- mold
- conical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Planar Illumination Modules (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
図6においてドットスタンパー1の斜視図を示し、図10及び図11においてドットスタンパー1で背面に成形された導光板2の複数の光反射用の凹部6を示す。ドットスタンパー1の原材料となる金属の基材は、炭素鋼の材料であって、ある程度の厚みのある金属基材板3が使用される。
上記実施例で製作した本発明に係るドットスタンパー1の作用等を、ドットスタンパー1を用いて導光板2を成形する方法及び該方法で得られる導光板によって、以下説明する。
以下、本発明に係るドットスタンパー1を用いて導光板2の具体的な製作例(成形例)を説明する。まず、ドットスタンパー1で導光板2を成形するための導光板の基材の材質、基材厚、成形温度等の成形の前提的な実施態様を説明し、その後で、導光板の面発光の輝度や輝度むらに影響するパラメータの具体例について説明する。
導光板2の基材の材料としては、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の材料から成る透明な樹脂基材板を使用する。具体的には、液晶パネル用光学シートとして利用されているユニプラス(登録商標名)、住友化学株式会社のPMMAフィルムであるテクノロイ(登録商標名)等を使用する。
樹脂基材板20の厚さは、例えば、0.3mm、0.4mm等とする。
成形温度は、加圧成形した際のドットスタンパー1の温度で、加圧ヘッド22に付設された電熱によるヒータープレート等の加熱器24によって、温度制御された温度であり、例えば、100℃、130℃、160℃等とする。
ドット角度は、ドットスタンパー1の凸部5の傾斜面のなす角度θ2、ドットスタンパー1で形成された導光板2の光反射用の凹部6の開口角度θ3であり、例えば、60°、65°、70°、75°、80°、90°等とする。
ドット密度は、単位面積当たりのドットスタンパー1又はドットスタンパー1で形成された導光板2の光反射用の凹部6の数であるが、ここでは、ドット密度に直接関係するドットスタンパー1の隣接する凸部5又は導光板2の光反射用の凹部6の中心間の間隔であるピッチpで表し、例えば、0.5mm、0.8mm、1.2mm、1.0mm、1.4mm、1.6mm、1.8mm、2.0mm、2.2mm等とする。
該ドットスタンパー1で形成された導光板2の光反射用の凹部6の成形深さdであり、例えば、0.04mm、0.05mm、0.06mm、0.08mm、0.1mm、0.12mm、0.15mm、0.2mm等とする。
本発明者らは、従来の印刷ドットを付した導光板及び円錐ドットを有する導光板を比較例1、2として、これら比較例1、2と本発明の凹部を有する導光板との輝度を比較する検証試験を行った。この検証試験において、パラメータが輝度にどのような影響を与えるか検証した。
検証試験1の検証対象である円錐ドット40を有する導光板41(比較例2)及び本発明の導光板2の構成等を図13に示す。印刷ドットを有する導光板(比較例1)については省略する。図13(a)は、従来の円錐ドット40を有する導光板41(比較例2)の平面図及び断面図を示す。図13(b)は本発明の導光板2を示し、光反射用の凹部6の稜線17が光源30の方向へ向いている(入射光に対して光反射用の凹部6を◇状に配置した)構成の平面図及び断面図を示す。
(1)本発明の導光板2はいずれも、印刷ドットを有する導光板(比較例1)、円錐ドットを有する導光板(比較例2)に較べて、概して面発光により高い輝度が得られる。特に、CS□のケースについては、高い輝度が得られる。CS◇のケースについても、開口角度、ドットピッチ及び成形深さの組み合わせを適宜選択すれば高い輝度が得られる(例えば、CS◇の90度、ピッチ1.0の例参照)。
検証試験2では、印刷ドット(比較例1)、円錐ドット(比較例2)及び本発明の光反射用の凹部6を、それぞれ所定ピッチで複数有する導光ブロック42を、それぞれ2列×5個形成して成る、印刷方式導光板、円錐ドット導光板及び本発明の導光板について検証試験を行った。
(1)条件1の印刷方式導光板に比べ、同じピッチで円錐を成形した条件2、条件3の円錐ドット導光板2〜3倍近い高い輝度を示しており、更に条件4〜条件6の本発明の導光板は、条件1に比べ4.9〜6.5倍の輝度となっている。
2 導光板
3 金属基材板
3’ドットスタンパーの凸部の底部(裾部)
4 ドリル
5 ドットスタンパーの凸部
6 導光板の光反射用の凹部
7 ドリル先端の加工部
8、9、10、11、13、14 第1〜6の円錐孔
12 ドリルの軸の円柱部
15 ドットスタンパーの凸部の頂部
16 ドットスタンパーの凸部の傾斜面
17 ドットスタンパーの凸部の稜線
18 円錐孔の比較的深い部分
20 樹脂基材板
21 樹脂基材板(導光板)の背面
22 加圧ヘッド
23 下型
24 加熱器
25 導光板の光反射用の凹部の底部
26 導光板の光反射用の凹部の傾斜面
27 導光板の光反射用の凹部の稜線
30 光源(例えばLED)
31 反射光
32 ドットスタンパーの端辺
40 円錐ドット
41 円錐ドットを有する従来の導光板
42 導光ブロック(ドットを配列する範囲)
Claims (6)
- 金属基材板の表面に複数の凸部を有し、該複数の凸部を透明な樹脂基材板の背面に押圧して複数の光反射用の凹部を背面に有する導光板を成形する金型の製作方法であって、
金型の金属基材板の表面に前記凸部を形成する工程は、先端の加工部が円錐であるドリルを用いて3つ以上の円錐孔を順次穿孔することにより行い、
前記凸部を形成する工程を、ドリルを金属基材板に対して相対的に移動して、金属基材板の表面に対して繰り返すことで、前記複数の凸部を形成し、
前記3つ以上の円錐孔を順次穿孔する工程において、金型の表面に、互いに隣接する円錐孔の一部が重複するように穿孔することにより、3つ以上の円錐孔で囲まれ穿孔されていない金属基材板の部分を頂部として、該頂部を中心に周囲に広がり、平面視で湾曲状の円錐面の一部から成る3つ以上の傾斜面と、該3つ以上の傾斜面のうち互いに隣接する傾斜面の境界に位置し、平面視が直線であって垂直断面が湾曲状の稜線と、を備えた前記凸部を形成することを特徴とする導光板を成形する金型の製作方法。 - 金属基材板の表面に複数の凸部を有し、該複数の凸部を透明な樹脂基材板の背面に押圧して複数の光反射用の凹部を背面に有する導光板を成形する金型の製作方法であって、
金型の金属基材板の表面に前記凸部を形成する工程は、先端の加工部が円錐であるドリルを用いて4つの円錐孔を順次穿孔することにより行い、
前記凸部を形成する工程を、ドリルを金属基材板に対して相対的に移動して、金属基材板の表面に対して繰り返すことで、前記複数の凸部を形成し、
前記4つの円錐孔を順次穿孔する工程において、金型の表面に、互いに隣接する円錐孔の一部が重複するように穿孔することにより、4つの円錐孔で囲まれ穿孔されていない金属基材板の部分を頂部として、該頂部を中心に周囲に広がり、平面視で湾曲状の円錐面の一部から成る4つの傾斜面と、該4つの傾斜面のうち互いに隣接する傾斜面の境界に位置し、平面視が直線であって垂直断面が湾曲状の稜線と、を備えた前記凸部を形成することを特徴とする導光板を成形する金型の製作方法。 - ドリルで金属基材板の表面に円錐孔を穿孔する位置と、該円錐孔の穿孔深さを調整することで、金型の凸部のピッチを設定して複数の凸部の密度を調整し、加工部の円錐の角度が異なるドリルを用いることで、金型の凸部の傾斜面の角度を調整することを特徴とする請求項1又は2に記載の導光板を成形する金型の製作方法。
- 金属基材板の表面に複数の凸部を有し、該複数の凸部を透明な樹脂基材板の背面に押圧して複数の光反射用の凹部を背面に有する導光板を成形する金型であって、
前記凸部は、金属基材板の表面に先端の加工部が円錐であるドリルにより3つ以上の円錐孔を順次穿孔されて形成されたものであり、しかも、前記凸部は、前記3つ以上の円錐孔を順次穿孔する際に、金型の表面において、互いに隣接する円錐孔の一部が重複するように穿孔することにより、3つ以上の円錐孔で囲まれ穿孔されていない金属基材板の部分を頂部として、該頂部を中心に周囲に広がり、平面視で湾曲状の円錐面の一部から成る3つ以上の傾斜面と、該3つ以上の傾斜面のうち互いに隣接する傾斜面の境界に位置し、平面視が直線であって垂直断面が湾曲状の稜線と、を備えた構成であり、
前記複数の凸部は、前記凸部を形成する工程を、ドリルを金属基材板に対して相対的に移動して、金属基材板の表面に対して繰り返すことで形成されたものであることを特徴とする導光板を成形する金型。 - 金属基材板の表面に複数の凸部を有し、該複数の凸部を透明な樹脂基材板の背面に押圧して複数の光反射用の凹部を背面に有する導光板を成形する金型であって、
前記凸部は、金属基材板の表面に先端の加工部が円錐であるドリルにより4つの円錐孔を順次穿孔されて形成されたものであり、しかも、前記凸部は、前記4つの円錐孔を順次穿孔する際に、金型の表面において、互いに隣接する円錐孔の一部が重複するように穿孔することにより、4つの円錐孔で囲まれ穿孔されていない金属基材板の部分を頂部として、該頂部を中心に周囲に広がり、平面視で湾曲状の円錐面の一部から成る4つの傾斜面と、該4つの傾斜面のうち互いに隣接する傾斜面の境界に位置し、平面視が直線であって垂直断面が湾曲状の稜線と、を備えた構成であり、
前記複数の凸部は、前記凸部を形成する工程を、ドリルを金属基材板に対して相対的に移動して、金属基材板の表面に対して繰り返すことで形成されたものであることを特徴とする導光板を成形する金型。 - ドリルで金属基材板の表面に円錐孔を穿孔する位置と、該円錐孔の穿孔深さを調整することで、金型の凸部のピッチが設定され複数の凸部の密度が調整されており、加工部の円錐の角度が異なるドリルを用いることで、金型の凸部の傾斜面のなす角度が調整されている構成であることを特徴とする請求項4又は5に記載の導光板を成形する金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011037797A JP5663344B2 (ja) | 2011-02-24 | 2011-02-24 | 導光板を成形する金型、及び該金型を製作する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011037797A JP5663344B2 (ja) | 2011-02-24 | 2011-02-24 | 導光板を成形する金型、及び該金型を製作する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012171305A JP2012171305A (ja) | 2012-09-10 |
JP5663344B2 true JP5663344B2 (ja) | 2015-02-04 |
Family
ID=46974630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011037797A Expired - Fee Related JP5663344B2 (ja) | 2011-02-24 | 2011-02-24 | 導光板を成形する金型、及び該金型を製作する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5663344B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3612177B2 (ja) * | 1997-07-29 | 2005-01-19 | アルプス電気株式会社 | 反射体形成用母型の製造方法及び反射体の製造方法並びに反射型液晶表示装置の製造方法 |
JP2000343531A (ja) * | 1999-06-04 | 2000-12-12 | Nikon Corp | 拡散板の製造方法 |
JP3694220B2 (ja) * | 2000-07-03 | 2005-09-14 | アルプス電気株式会社 | 反射体および反射型液晶表示装置 |
JP2008265130A (ja) * | 2007-04-19 | 2008-11-06 | Olympus Corp | フライアイレンズ成形型、フライアイレンズ成形型加工装置、フライアイレンズ成形型加工方法 |
-
2011
- 2011-02-24 JP JP2011037797A patent/JP5663344B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012171305A (ja) | 2012-09-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN102003638B (zh) | 发光装置、面光源装置以及显示装置 | |
TWI380896B (zh) | 導光板的製造方法、導光板、背光裝置、照明裝置、及導光板製造裝置 | |
JP4481348B1 (ja) | 導光板の製造方法、導光板、バックライト装置、及び照明装置。 | |
CN102334047A (zh) | 光学片、面光源装置、透射式显示装置、发光装置、模具及模具的制造方法 | |
JP4611202B2 (ja) | 導光板体、その製造方法および製造装置ならびにそれを利用した光源装置および液晶ディスプレイ | |
JP5608113B2 (ja) | 導光板及び導光板の成形方法 | |
KR100394351B1 (ko) | 도광판 제조방법 및 이를 이용한 백라이트 장치 | |
JP2012013748A (ja) | マイクロレンズを備えた光学フィルムとその製造方法 | |
TWI400496B (zh) | 導光板與背光模組 | |
JP4524282B2 (ja) | 導光板体 | |
JP5663344B2 (ja) | 導光板を成形する金型、及び該金型を製作する方法 | |
WO2014014197A1 (ko) | 도광판, 이의 제조 방법, 이를 포함하는 백라이트유닛 및 이를 포함하는 액정표시장치 | |
JP4530428B1 (ja) | 導光板の製造方法、導光板、バックライト装置、及び照明装置。 | |
JP6096705B2 (ja) | 面状照明装置及び導光板の作製方法 | |
JP2005324538A (ja) | 導光板構造及びその製造方法 | |
CN101683763A (zh) | 制造具有微结构导光板的模仁及制造方法 | |
CN105278028A (zh) | 导光板以及应用该导光板的显示装置 | |
JP4528887B1 (ja) | 導光板の製造方法、導光板、バックライト装置、及び照明装置 | |
US8940200B2 (en) | Manufacturing method for light guide plate | |
JP2011003526A (ja) | 照明装置 | |
KR100859293B1 (ko) | 조사 효율을 향상시키기 위한 프리즘 패턴형상을 적용한키패드 백라이트용 도광필름 및 그 제조 방법 | |
KR101200525B1 (ko) | 레이저를 이용한 도광판 가공 방법 및 도광판 | |
US20090147538A1 (en) | Light guide plate with laser process patterns on an incident plane and manufacturing method thereof | |
CN109725379A (zh) | 一种导光板及其布点方法 | |
TWI530719B (zh) | 導光板以及應用該導光板的顯示裝置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140107 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141111 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141202 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141208 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5663344 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |