JP5663249B2 - 風力発電装置のブレード吊上方法及びブレード吊上治具 - Google Patents

風力発電装置のブレード吊上方法及びブレード吊上治具 Download PDF

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Description

本発明は、風力発電装置のブレードを風車タワー上部のハブに着脱する際等に用いられるブレード吊上方法及び吊上治具に関するものである。
風力発電装置は、風車タワーの上部に設けられたナセル内に収容された発電機を、風力を受けて回転するロータによって駆動している。ロータは、回転可能に支持されたハブに、複数のブレードを放射状に取り付けて構成されている。
このようなブレードをハブに取り付ける取付作業や、使用中に損傷を受けたブレード等をハブから取外す取り外し作業は、一般に高所作業となることから、ブレード取付高さまでの揚程能力を持つクレーンを2台用いる場合が多い。
しかし、この場合、クレーン車自体の手配や、その作業場所の確保に配慮が必要となり、施工時の工数やコストも増加してしまう。
また、風力発電装置のブレード吊上に関する従来技術として、例えば特許文献1には、ハブのブレード取付部からワイヤを吊上げてブレードの基端部を係止させ、ワイヤを引き上げることによってブレードを吊り上げることが記載されている。
また、特許文献2には、単一のワイヤによってブレードを所定の角度に保持しつつ吊下げ可能とした吊下げ治具が記載されている。この吊下げ治具は、ワイヤが接続される接続プレートから伸びてブレードの表面と当接する一対の棒状部材からなる治具本体を、治具本体の長さや複数のスリングの長さを変更することによって、ブレードと一定の角度をなすように調整して用いるものである。
特開2006−152862号公報 特開2009− 2206号公報
風力発電装置のハブの回転中心軸は、水平方向に対して所定のチルト角だけ傾斜して配置される場合が多い。さらに、ブレード自体もハブの回転中心軸と直交する平面に対して所定のコーン角だけ傾斜して配置される。
このため、特許文献1に記載された従来技術のように、ブレードの基端部にワイヤを係止してブレードが自重で垂れ下がるようにして吊上げた場合、ブレードをハブに取り付ける際に所定の角度に保持するためには、例えばブレードの先端部を他のクレーンによって吊りながらブレードの角度を調整するなど多くの設備及び工数が要求される。
また、特許文献2に記載された吊下げ治具であれば、1本のワイヤによってブレードを所定の角度に保持して吊下げることが可能であるが、治具本体の棒状部材や複数のスリングの長さを精密に調整する必要があることから、取り扱いが難しくブレードの吊上げ工程が煩雑となってしまう。
上述した問題に鑑み、本発明の課題は、簡素な設備によって容易にブレードを所定の角度において吊上げられる風力発電装置のブレード吊上方法及びブレード吊上治具を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、上述した課題を解決する。
請求項1の発明は、風力発電装置のブレード吊上方法であって、ブレードの吊上時に上下方向に離間するよう配置された第1の接続部と第2の接続部、及び、前記ブレードの吊上時に前記ブレードの表面と当接する当接部を有する吊上治具を用意し、上方から吊上げられる第1のワイヤの下端部を前記吊上治具の前記第1の接続部に接続し、前記ブレードの重心位置よりも翼根側に形成された被接続部に一方の端部を接続された第2のワイヤの他方の端部を前記吊上治具の前記第2の接続部に接続し、前記吊上治具の前記当接部が前記ブレードにおける前記被接続部と前記翼根との中間における表面と当接して前記ブレードを所定の角度に保持した状態で、前記第1のワイヤによって前記吊上治具とともに前記ブレードを吊上げることを特徴とする風力発電装置のブレード吊上方法である。
請求項2の発明は、前記吊上治具の前記当接部に接続された第3のワイヤを牽引することによって前記ブレードの角度を調整することを特徴とする請求項1に記載の風力発電装置のブレード吊上方法である。
請求項3の発明は、風力発電装置のブレード吊上治具であって、上方から吊上げられる第1のワイヤの下端部が接続される第1の接続部と、ブレードの重心位置よりも翼根側に形成された被接続部に一方の端部が接続される第2のワイヤの他方の端部が接続されるとともに、前記ブレードの吊上時に前記第1の接続部より下方に配置される第2の接続部と、前記ブレードの吊上時に前記ブレードにおける前記被接続部と前記翼根との中間における表面と当接して前記ブレードを所定の角度に保持する当接部とを備えることを特徴とする風力発電装置のブレード吊上治具である。
請求項4の発明は、前記当接部に、牽引されることによって前記ブレードの吊上時における角度を調整する第3のワイヤが接続される第3の接続部を設けたことを特徴とする請求項3に記載の風力発電装置のブレード吊上治具である。
請求項5の発明は、前記当接部における前記ブレードとの接触面部を、前記ブレードの表面形状にほぼ沿った凹面状に形成したことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の風力発電装置のブレード吊上治具である。
本発明によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)ブレードの重心位置よりも翼根側に形成された被接続部と吊上治具とを第2のワイヤで接続するとともに、吊上治具にブレードの被接続部と翼根との間における表面と当接する当接部を設けたことによって、吊上治具を第1のワイヤで吊上げたときにブレードがその自重によって所定の角度に保持される。
このため、例えば複数のクレーンを用いてブレードの角度を調整等することなく、簡素な設備によって容易にブレードを所定の角度において吊上げることができる。
また、吊上治具の当接部がブレードの表面に当接した状態においては、ブレードのチップ側を保持する必要がないことから、ブレードをハブに着脱する位置までブレードを吊上げ可能な揚程を有するクレーン等を複数用意する必要がない。
(2)吊上治具の当接部に接続された第3のワイヤを牽引することによって、例えば地上から作業者が容易にブレード角度の調整を行うことができる。
(3)吊上治具の当接部におけるブレードとの接触面部を、ブレードの表面形状にほぼ沿った凹面状に形成したことによって、吊上治具とブレードとの相対位置が適切となるように案内し、上述した効果をより確実に得ることができる。
本発明を適用した風力発電装置のブレード吊上方法の実施例1におけるブレード吊上時の状態を示す模式図である。 図1のII部における拡大模式的断面図(図3のII−II部矢視断面図)である。 図2のIII−III部矢視図である。 実施例1のブレード吊上方法において、ブレードを吊上げる前の状態を示す図である。 実施例1のブレード吊上方法において、ブレードを吊上開始直後の状態を示す図である。 本発明を適用した風力発電装置のブレード吊上方法の実施例2におけるブレードを吊上げる前の状態を示す図である。
本発明は、簡素な設備によって容易にブレードを所定の角度において吊上げられる風力発電装置のブレード吊上方法及びブレード吊上治具を提供する課題を、ブレードの重心位置より翼根側に設けられた吊穴と吊上治具とをワイヤで接続するとともに、ブレードの吊上時にブレードにおける吊穴よりも翼根側の表面と当接する当接部を吊上治具に設けて、この当接部によってブレードの角度を規制することによって解決した。
以下、本発明を適用した風力発電装置のブレード吊上方法及び吊上治具の実施例1について説明する。
実施例1のブレード吊上方法及び吊上治具は、風力発電装置の風車タワーの上部に設けられたハブに、ブレードを着脱する際などに用いられるものである。
風力発電装置1は、タワー2、ナセル3、ハブ4、及び、ブレード10等を備えて構成されている。
タワー2は、上下方向に延びた柱状の部分である。タワー2の下端部は、地表や洋上に設けられた図示しない基部に固定されている。タワー2の上端部は、ナセル3の下部に接続されている。
ナセル3は、ハブ4の上部に設けられ、図示しない発電機、制御盤及びこれらを冷却する冷却装置等を備え、必要に応じ増速機も有する。
ハブ4は、ブレード10とともに、風力発電装置1のロータを構成するものである。ハブ4は、ナセル3の一方の端部に、所定の回転軸回りに回転可能に支持される。
また、ハブ4には、複数のブレード10が放射状に取り付けられ、ブレード10が気流を受けて発生する揚力によって回転駆動される。
ブレード10は、気流を受けて揚力を発生し、ハブ4を回転させるものである。
ブレード10の本体部は、例えば、繊維強化樹脂等によって中空に形成されている。
ブレード10は、翼部11、チップ部12、ルート(翼根)部13、吊穴14等が設けられている。
翼部11は、所定の仰角において気流内に配置された際に、ハブ4を回転駆動する方向への揚力を発生する翼形が形成された部分であって、ブレード10の中央部からチップ部12側にかけて形成されている。
ルート部13は、ブレード10がハブ4に固定される基端部であって、図3に示すように、ロータ中心側から見た形状はほぼ円形に形成されている。
ルート部13には、ハブ4との円環状の接触面部から突き出したボルト13aが複数設けられている。ボルト13aは、ルート部13の周方向に分散して配列されている。
吊穴14は、ブレード10のハブ4への着脱時等において、吊上治具100を用いてブレード10を吊上げる際に、第2ワイヤW2の端部に設けられた吊金具120が締結される部分である。この吊穴14は、本発明にいう被接続部として機能する。
吊穴14は、翼部11のトレーリングエッジ部における一部に開口を形成し、ネジ等で吊金具120を取付可能な構造になっている。
図1等に示すように、吊穴14は、ブレード10の重心CGに対して、ルート部13側にオフセットして配置されている。
吊穴14は、ブレード10を吊上げる際にその荷重に耐えかつ建設後の運用に耐えうるだけの強度、耐久性が与えられている。
吊上治具100は、本体部110、吊金具120、ブレード保持部130、ステー140等を備えて構成されている。
本体部110は、使用時(吊上時)における側面視形状が例えば上下方向に沿った長軸を有する長円のプレート状に形成されている。
吊上時における本体部110の上端部及び下端部には、それぞれ接続穴111,112が形成されている。
接続穴111は、上方から吊り下げられ、ブレード10及び吊上治具100を吊上げる第1ワイヤW1が、例えばフックH等を介して接続される部分である。
第1ワイヤW1は、例えば、図示しないクレーンやウインチ等によって昇降可能となっている。
接続穴112は、本体部110と吊金具120とを接続する第2ワイヤW2が接続される部分である。
吊金具120は、ブレード10の吊穴14に接続され固定される部材である。
吊金具120は、図2に示すように、吊穴14に締結されるボルト部121、及び、第2ワイヤW2が接続される吊り輪122が形成されている。
ブレード保持部130は、図1に示すようにブレード10を吊上げた際に、ルート部13の近傍におけるブレード10の外表面に当接し、これを押圧してブレード10を所定の角度に保持する部分である。
ブレード保持部130は、図3に示すように、吊上げ時におけるブレード10の上面の形状に沿わせて円弧状に湾曲して形成された当接部131を備えている。この当接部131は、ブレード10の吊上げ時における上半部(例えば、実施例1ではトレーリングエッジ側の半部)の外周面に沿って、その周方向に延びて配置されている。すなわち、当接部131におけるブレード10との接触面部は、ブレード10の表面形状にほぼ沿った凹曲面状に形成されている。この接触面部には、ブレード10の損傷を防止する図示しない緩衝材が配置されている。
また、ブレード保持部130には、当接部131の両端部から直線状に延びたガイド部132が設けられ、ガイド部132の先端部には、吊り輪133が固定されている。
ガイド部132は、ブレード10の吊上げ開始時に、ルート部13が適切に当接部131と当接するよう案内する機能を有する。
吊り輪133には、作業者Mが地上から牽引して吊上げられたブレード10の角度を調整する第3ワイヤW3、第4ワイヤW4がそれぞれ接続される。
ステー140は、本体部110の一方の側辺部とブレード保持部130における当接部131の中央部とに両端部がそれぞれ固定された柱状の部材である。
図2に示すように、吊上治具100を用いてブレード10が吊上げられた状態において、接続穴111と接続穴112とは鉛直方向にほぼ沿って配列され、第1ワイヤW1及び第2ワイヤW2は、ほぼ同一直線状に配置される。第2ワイヤW2には、ブレード10の重心CGに作用する自重Wに応じて、張力Tが負荷される。
このとき、ブレード保持部130の当接部131は、ルート部13の近傍に当接し、接触しているブレード10の表面部に対して、ほぼ垂直の荷重Pを付与し、また、ブレード10が保持される角度を、予め設定された所定の角度に保つようになっている。
すなわち、吊穴14に対してブレード10の重心CGがチップ部12側に存在することから、ブレード10にはルート部13が上方へ上がる方向の回転モーメントが発生するが(図2において、反時計回りに回ろうとする)、ブレード保持部130はルート部13を所定の高さに抑えることによって、ブレード10が所定の角度で回転を止めるようになっている。
本体部110とブレード保持部130との相対位置、及び、第2ワイヤW2の長さは、上述した位置関係が充足するように設定され、予め調節されている。
次に、実施例1の吊上方法を用いたブレード10の取付方法について説明する。
なお、ここでは一例として取付方法について説明するが、実施例1の吊上方法は、ブレード10の取り外しにも用いることができる。
先ず図4に示すように、当初ブレード10は、長手方向をほぼ水平としかつ吊穴14を上方に向けた状態で配置される。
このとき、ブレード10のチップ部12側は、巻きつけられたスリングSを第5ワイヤW5でクレーン等によって吊上げることによって支持されている。なお、このクレーンは、後述するように第1ワイヤW1を牽引するクレーン等のような高い揚程は必要なく、比較的小型のもので足りる。
一方、ブレード10のルート部13側は、吊穴14に吊金具120を締結して第2ワイヤW2によって吊上げているが、このときブレード保持部130はブレード10の表面から離間している。
次に、図5に示すように、クレーン、ウインチ等によって第1ワイヤW1を牽引し、吊上治具100及びブレード10を吊上げる。このとき、スリングS側はチップ部12が地表等に接触しない最低限の高さを維持する。これによって、ブレード10は、その自重によってルート部13側が上がる方向に回転を開始する。
そして、さらに第1ワイヤW1を牽引し、ブレード10の角度が、上述した所定の角度に達すると、図2等に示すように、ブレード保持部130の当接部131がブレード10のルート部13付近の表面と当接し、それ以上のブレード10の回転を防止することによって、ブレード10は所定の角度に保持される。
このとき、第5ワイヤW5は弛緩した状態となり、スリング20は除去されるが、ブレード10の角度は一定に保たれる。
そして、第1ワイヤW1をさらに牽引してブレード10のルート部13の高さをハブ4の近傍まで上昇させる。
このとき、必要であれば、地上から作業者Mが第3ワイヤW3、第4ワイヤW4を牽引することによって、ブレード10の角度を調整する。
そして、ルート部13のボルト13aをハブ4側の図示しないボルト穴に挿入し、ナット等で締結後、吊上治具100を取り外し、ブレード10の取付は完了する。
なお、ブレード10の取り外しの際は、逆の手順を行えばよい。
以上説明した実施例1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)ブレード10の重心CGよりもルート部13側に形成された吊穴14と吊上治具100とを第2ワイヤW2で接続するとともに、吊上治具100にブレード10の吊穴14とルート部13との間における表面と当接する当接部131を設けたことによって、吊上治具100を第1ワイヤW1で吊上げたときにブレード10がその自重によって所定の角度に保持され、安定した状態でブレード10の昇降や着脱を行うことができる。
このため、例えば複数のクレーンを用いてブレード10の角度を調整等することなく、簡素な設備によって容易にブレードを所定の角度において吊上げることができる。
また、単一のクレーンによってブレードの角度を保持する既存の吊上治具のように、治具自体の長さや複数のスリングを、風力発電装置のチルト角やコーン角に応じた所望のブレード保持角度に合わせて調整する必要がなく、作業性を向上できる。
また、吊上治具100の当接部131がブレード10の表面に当接した状態においては、ブレード10のチップ部12側をスリングS等によって保持する必要がないことから、ブレード10をハブ4に着脱する位置までブレード10を吊上げ可能な高い揚程を有するクレーン、ウインチ等を複数用意する必要がない。
(2)吊上治具100の当接部131に接続された第3ワイヤW3、第4ワイヤW4を牽引することによって、例えば地上から作業者Mが容易にブレード10の角度の調整を行うことができる。
(3)吊上治具100の当接部131におけるブレード10との接触面部を、ブレード10の表面形状にほぼ沿った凹面状に形成したことによって、吊上治具100とブレード10との相対位置が適切となるように案内し、上述した効果をより確実に得ることができる。
次に、本発明を適用した風力発電装置のブレード吊上方法及び吊上治具の実施例2について説明する。
なお、上述した実施例1と実質的に同様の箇所については同じ符号を付して説明を省略する。
図6に示すように、実施例2においては、ブレード10のチップ部12側を、実施例1のスリングS及び第4ワイヤW4に換えて、吊台Rによって支持している。
以上説明した実施例2によれば、上述した実施例1の効果と同様の効果に加えて、ブレード10のチップ部12側を吊上げる小型クレーン等を準備する必要がないことから、より容易にブレードの吊上を伴う着脱作業等を行うことができる。
(変形例)
本発明は、以上説明した各実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
例えば、吊上治具の形状や構造は、上述した各実施例のものに限らず、適宜変更することができる。
また、ブレードに被接続部を設ける箇所や被接続部の具体的構成も、重心位置よりもルート部側の範囲内であれば適宜変更することが可能である。
1 風力発電装置 2 タワー
3 ナセル 4 ハブ
10 ブレード 11 翼部
12 チップ部 13 ルート部
13a ボルト 14 吊穴
100 吊上治具 110 本体部
111 接続穴 112 接続穴
120 吊金具 121 ボルト部
122 吊り輪 130 ブレード保持部
131 当接部 132 ガイド部
133 吊り輪 140 ステー
W1 第1ワイヤ W2 第2ワイヤ
W3 第3ワイヤ W4 第4ワイヤ
W5 第5ワイヤ S スリング
M 作業者 R 吊台
P 荷重 W ブレード自重
T 第2ワイヤ張力

Claims (5)

  1. 風力発電装置のブレード吊上方法であって、
    ブレードの吊上時に上下方向に離間するよう配置された第1の接続部と第2の接続部、及び、前記ブレードの吊上時に前記ブレードの表面と当接する当接部を有する吊上治具を用意し、
    上方から吊上げられる第1のワイヤの下端部を前記吊上治具の前記第1の接続部に接続し、
    前記ブレードの重心位置よりも翼根側に形成された被接続部に一方の端部を接続された第2のワイヤの他方の端部を前記吊上治具の前記第2の接続部に接続し、
    前記吊上治具の前記当接部が前記ブレードにおける前記被接続部と前記翼根との中間における表面と当接して前記ブレードを所定の角度に保持した状態で、前記第1のワイヤによって前記吊上治具とともに前記ブレードを吊上げること
    を特徴とする風力発電装置のブレード吊上方法。
  2. 前記吊上治具の前記当接部に接続された第3のワイヤを牽引することによって前記ブレードの角度を調整すること
    を特徴とする請求項1に記載の風力発電装置のブレード吊上方法。
  3. 風力発電装置のブレード吊上治具であって、
    上方から吊上げられる第1のワイヤの下端部が接続される第1の接続部と、
    ブレードの重心位置よりも翼根側に形成された被接続部に一方の端部が接続される第2のワイヤの他方の端部が接続されるとともに、前記ブレードの吊上時に前記第1の接続部より下方に配置される第2の接続部と、
    前記ブレードの吊上時に前記ブレードにおける前記被接続部と前記翼根との中間における表面と当接して前記ブレードを所定の角度に保持する当接部と
    を備えることを特徴とする風力発電装置のブレード吊上治具。
  4. 前記当接部に、牽引されることによって前記ブレードの吊上時における角度を調整する第3のワイヤが接続される第3の接続部を設けたこと
    を特徴とする請求項3に記載の風力発電装置のブレード吊上治具。
  5. 前記当接部における前記ブレードとの接触面部を、前記ブレードの表面形状にほぼ沿った凹面状に形成したこと
    を特徴とする請求項3又は請求項4に記載の風力発電装置のブレード吊上治具。
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