JP2019074034A - 風力発電装置、風力発電装置の設置方法及び風力発電装置のメンテナンス方法 - Google Patents

風力発電装置、風力発電装置の設置方法及び風力発電装置のメンテナンス方法 Download PDF

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Abstract

【課題】支持部材に対して風車部を迅速かつ簡易に着脱することが可能な風力発電装置、風力発電装置の設置方法及び風力発電装置のメンテナンス方法を提供することを目的とする。【解決手段】風力発電装置1の設置方法は、タワー部2と、ロータと、ロータに設けられた翼8と、ロータの回転力によって発電する発電機とをそれぞれ有する複数の風車部4と、タワー部2と接続され、風車部4を支持する支持部材3と、支持部材3に設置されたシーブ12とを備える風力発電装置1の設置方法であって、タワー部2とシーブ12が取り付けられた支持部材3を設置するステップと、ロープ13を牽引するウインチ14とロープ13を設置し、シーブ12にロープ13を掛けるステップと、ウインチ14を駆動し、風車部4をロープ13によって下から上へ吊り上げるステップと、吊り上げられた風車部4を支持部材3に設置するステップとを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、風力発電装置、風力発電装置の設置方法及び風力発電装置のメンテナンス方法に関するものである。
風力発電装置は、一つのタワー部に対して一つのみの風車部が設置された構成が一般的である。風車部は、翼、ロータ、発電機及びナセルなどから構成される。また、一つのタワー部に対して複数の風車部が設置された、いわゆるマルチロータ式風力発電装置も知られている。マルチロータ式風力発電装置では、風車部の合計受風面積が大きくなり、一つのタワー部から得られる発電電力量(出力)が大きくなる。
下記の特許文献1及び2には、マルチロータ式風力発電装置に関する技術が開示されている。
国際公開第2017/108057号 独国特許発明第102012020052号明細書
従来、タワー部や、マルチロータ式の場合はアーム状の支持部材に対して地上で組み立てられた風車部を取り付ける際、風車部の重量や取付位置の高さに鑑みて、大型クレーンを使用している。しかし、風車の設置場所は、山や海岸など大型クレーンの設置が困難である場合があり、大型クレーンを要する風力発電装置の設置が難しい。
また、海上に風力発電装置を設置する場合、大型クレーンを設置できる大型の自己昇降式作業台船(SEP船)を用意する必要があり、工事が大掛かりになり工費もかさむという問題がある。さらに、風車部をメンテナンスする場合も、大型クレーンを必要とし、風車部を取り付ける場合と同様の問題が生じ、メンテナンスに時間や費用がかかる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、支持部材に対して風車部を迅速かつ簡易に着脱することが可能な風力発電装置、風力発電装置の設置方法及び風力発電装置のメンテナンス方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の風力発電装置、風力発電装置の設置方法及び風力発電装置のメンテナンス方法は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明に係る風力発電装置は、タワー部と、ロータと、前記ロータに設けられた翼と、前記ロータの回転力によって発電する発電機とをそれぞれ有する複数の風車部と、前記タワー部と接続され、前記風車部を支持する支持部材と、前記支持部材、又は、前記支持部材の上方にて前記タワー部と接続された第2支持部材に設置されたシーブとを備える。
この構成によれば、複数の風車部は、ロータと、ロータに設けられた翼と、ロータの回転力によって発電する発電機をそれぞれ有し、各風車部は、タワー部と接続された支持部材によって支持される。
また、支持部材、又は、支持部材の上方にてタワー部と接続された第2支持部材にシーブが設置されている。そのため、風力発電装置に対して風車部を着脱する際、ロープを牽引するウインチとロープを設置し、シーブにロープを掛けて、クレーンのような荷役手段を簡易に設けることができる。そして、風車部を取り付ける場合、ウインチを駆動し、ロープによって風車部を下から上へと吊り上げたり、風車部を支持部材から取り外す場合、ウインチを駆動し、ロープによって風車部を上から下へと吊り下げたりすることができる。
本発明に係る風力発電装置の設置方法は、タワー部と、ロータと、前記ロータに設けられた翼と、前記ロータの回転力によって発電する発電機とをそれぞれ有する複数の風車部と、前記タワー部と接続され、前記風車部を支持する支持部材と、前記支持部材、又は、前記支持部材の上方にて前記タワー部と接続された第2支持部材に設置されたシーブとを備える風力発電装置の設置方法であって、前記タワー部と前記シーブが取り付けられた前記支持部材を設置するステップと、ロープを牽引するウインチと前記ロープを設置し、前記シーブに前記ロープを掛けるステップと、前記ウインチを駆動し、前記風車部を前記ロープによって下から上へ吊り上げるステップと、吊り上げられた前記風車部を前記支持部材に設置するステップとを備える。
この構成によれば、まず、タワー部とシーブが取り付けられた支持部材又は第2支持部材が地上又は海上に設置され、次に、風車部を支持部材に取り付けるため、ロープを牽引するウインチとロープが設置される。ロープは、支持部材に取り付けられたシーブに掛けられる。そして、ウインチを駆動させて、ロープによって風車部が下から上へと吊り上げられ、所定の高さ位置へ持ち上げられる。その後、吊り上げられた風車部が支持部材に設置される。
本発明に係る風力発電装置のメンテナンス方法は、タワー部と、ロータと、前記ロータに設けられた翼と、前記ロータの回転力によって発電する発電機とをそれぞれ有する複数の風車部と、前記タワー部と接続され、前記風車部を支持する支持部材と、前記支持部材、又は、前記支持部材の上方にて前記タワー部と接続された第2支持部材に設置されたシーブとを備える風力発電装置のメンテナンス方法であって、前記支持部材に対する前記風車部の固定を解除するステップと、ロープを牽引するウインチと前記ロープを設置し、前記シーブに前記ロープを掛けるステップと、前記ウインチを駆動し、前記風車部を前記ロープによって上から下へ吊り下げるステップとを備える。
この構成によれば、まず、支持部材に対する風車部の固定が解除され、次に、風車部を降下させるため、ロープを牽引するウインチとロープが設置される。ロープは、支持部材又は第2支持部材に取り付けられたシーブに掛けられる。そして、ウインチを駆動させて、ロープによって風車部が上から下へと吊り下げられ、所定の高さ位置まで降ろされる。
本発明によれば、支持部材に対して風車部を迅速かつ簡易に着脱することができる。
本発明の一実施形態に係る風力発電装置を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る風力発電装置を示す正面図であり、風車部の着脱過程を示す図である。 本発明の一実施形態に係る風力発電装置を示す正面図であり、風車部の着脱過程を示す図である。 本発明の一実施形態に係る風力発電装置を示す正面図であり、風車部の着脱過程を示す図である。
以下に、本発明の一実施形態に係る風力発電装置1について、図面を参照して説明する。
本発明の一実施形態に係る風力発電装置1は、図1に示すように、1つのタワー部2と、タワー部2に接続された複数の支持部材3と、各支持部材3に設置された風車部4などを備える。風力発電装置1は、発生した電力を電力系統へ送電するために系統連系されており、陸上又は洋上に設置される。
タワー部2は、一方向に長い構造を有し、軸方向が設置面に対して垂直方向となるようにタワー部2の基礎部5が設置面に設けられる。タワー部2は、例えば1本の円柱状部材でもよいし、複数の長尺状部材が組み合わされて構成されてもよい。
支持部材3は、例えば一方向に長い部材であり、一端側である基部がタワー部2と接続され、他端側である先端側において風車部4を支持する。1本の支持部材3に、1台の風車部4が設置される場合、風車部4と同数の支持部材3がタワー部2に接続される。支持部材3は、円柱状等の長尺状部材でもよいし、複数の部材が組み合わされたトラス構造を有する部材でもよい。また、支持部材3は、圧縮力を主に負担する長尺状部材と、引張力を負担するワイヤ部材などから構成されてもよい。
各支持部材3に設置された風車部4は、ナセル6と、ナセル6に収容されるロータ及び発電機と、ロータの先端に設置されたロータヘッド7と、ロータヘッド7に設けられた複数枚(例えば3枚)の翼8などを有する。
ナセル6は、支持部材3の上部又は下部に設置され、内部にロータや、増速機、発電機などを備える。ナセル6の一端側には、ロータヘッド7が設けられる。ロータは、ほぼ水平な軸線周りに回転可能である。ロータの一端側は、ロータヘッド7に接続され、ロータの他端側は、例えば直接的に発電機に接続され、又は、増速機若しくは油圧ポンプ・油圧モータを介して発電機に接続される。発電機は、ロータが軸周りに回転することによって生じる回転力によって駆動し発電する。
翼8は、ロータヘッド7において、放射状に複数枚取り付けられる。複数枚の翼8は、風を受けることによって、ロータを中心にして回転する。翼8は、ピッチ制御用の旋回輪軸受を介してロータヘッド7に接続され、翼長方向に延在する翼軸周りに回動可能である。これにより、翼8のピッチ角が調整される。
ナセル6は、支持部材3に対して略水平面上で旋回して、ロータヘッド7の方向を風向きに合わせ、翼8の回転面を風向きに正対させる。ナセル6が略水平面上で旋回することをヨー(yaw)旋回という。ナセル6は、ナセル6と支持部材3に接続されたヨー旋回輪軸受を介して旋回する。
本実施形態によれば、複数の風車部4は、ロータと、ロータに設けられた翼8と、ロータの回転力によって発電する発電機をそれぞれ有し、各風車部4は、タワー部2と接続された支持部材3によって支持される。これにより、タワー部2には、支持部材3を介して複数の風車部4が設置される。そのため、各風車部4は、比較的風の状況が近い環境(風況)下に配置され、同一方向の風を受けて回転し発電する。
支持部材3には、タワー部2と接続される接続部11が設けられる。接続部11は、タワー部2の周囲に設けられ、例えばリング形状を有する。支持部材3は、支持部材3の接続部11を介してタワー部2と接続される。タワー部2は、接続部11を介してのみ支持部材3から伝達される荷重を受け、他の部分では、支持部材3から伝達される荷重を受けない。また、接続部11は、軸受構造などを備えて、略水平面内においてタワー部2の周囲にて回動可能な構成を有している。
これにより、接続部11は、略水平面内においてタワー部2の周囲にて回動可能であるため、接続部11と接続された支持部材3に支持された各風車部4も、水平面内においてタワー部2の周囲にて回動し、風車部4はヨー(yaw)旋回が可能である(第2ヨー旋回)。
風車部4のヨー旋回は、ナセル6が支持部材3に対して略水平面上で旋回することによって実施してもよいし(第1ヨー旋回)、支持部材3の接続部11がタワー部2に対して略水平面内で旋回することによって実施してもよい(第2ヨー旋回)。なお、本実施形態は、第1ヨー旋回と第2ヨー旋回のいずれもが可能な構成を有する場合について説明したが、本発明はこの例に限定されず、第1ヨー旋回と第2ヨー旋回のいずれか一方のみが可能な構成を有してもよい。
本実施形態に係る風力発電装置1は、シーブ12を更に備える。シーブ12は、例えば支持部材3の先端側、すなわち、風車部4の取付位置の近傍に設置される。なお、風車部4を取り付けるための支持部材とは別に、支持部材3の上方にシーブ12を取り付けるための第2支持部材(図示せず。)を設けてもよい。第2支持部材に設置されたシーブ12は、風車部4の取付位置の上方に設置される。
また、風力発電装置1のタワー部2、又は、支持部材3には、シーブ12にロープ13を掛けて、クレーンのような荷役手段を簡易に設けるため、ウインチ14を設置することができる。なお、支持部材3以外のタワー部2に別のシーブが設けられてもよい。
本実施形態によれば、支持部材3又は第2支持部材にシーブ12が設置されている。そのため、風力発電装置1に対して風車部4を着脱する際、ロープ13を牽引するウインチ14とロープ13を設置し、シーブ12にロープ13を掛けて、クレーンのような荷役手段を簡易に設けることができる。そして、風車部4を取り付ける場合、ウインチ14を駆動し、ロープ13によって風車部4を下から上へと吊り上げたり、風車部4を支持部材3から取り外す場合、ウインチ14を駆動し、ロープ13によって風車部4を上から下へと吊り下げたりすることができる。
次に、本実施形態に係る風力発電装置1の設置方法、特に、風車部4を支持部材3に取り付ける方法について説明する。
まず、図2に示すように、支持部材3の先端側又は第2支持部材においてシーブ12が取り付けられたタワー部2を地上又は海上に設置する。また、風車部4は、ナセル6と、ナセル6に収容されるロータ及び発電機と、ロータヘッド7と、翼8が一体化された状態に製作される。なお、風車部4を吊り上げるため、3枚の翼8のうち2枚のみがロータヘッド7に取り付けられ、残りの1枚は、取り付けていないほうが好ましい。
そして、支持部材3に対して風車部4を取り付ける準備を行う。この場合において、例えば、ロープ13を牽引するウインチ14と、ロープ13を設置し、シーブ12にロープ13を掛ける。なお、図2では、ウインチ14がタワー部2と支持部材3の接続部分近傍に設置される例について示したが、本発明はこの例に限定されない。ウインチ14は、地上などの設置面に設置されてもよい。
次に、ロープ13の先端に設けられたフックを利用して、風車部4をロープ13に取り付ける。その後、図3に示すように、ウインチ14を駆動し、風車部4をロープ13によって下から上へ吊り上げる。この途中で、例えば別途用意されたクレーン等を用いて、残りの1枚の翼8をロータヘッド7に取り付ける。この作業は、風車部4の取付位置よりも低い位置で行うため、風車部4を支持部材3へ直接取り付けるための大型クレーンよりも規模の小さいクレーンによって作業を行うことができる。
そして、風車部4は、所定の高さ位置へ持ち上げられ、図4に示すように、吊り上げられた風車部4が支持部材3に設置される。なお、タワー部2を中心にして、左右に取り付けられる風車部4を同時に吊り上げる作業を行えば、タワー部2に対して偏った荷重をかけることなく、バランス良く取り付け作業を行うことができる。この場合、片方ずつ風車部4を吊り上げる場合と異なり、バランスウェイトや、バランスを保つための支持構造が不要になる。
また、シーブ12が支持部材3に設置される場合、風車部4が支持部材3の下方に設置される構成とすれば、支持部材3に対する風車部4の取り付け作業を容易に行うことができる。なお、支持部材3の上方にシーブ12が取り付けられた第2支持部材が設置される場合は、支持部材3の上方に風車部4を比較的容易に取り付けることができる。さらに、支持部材3が長尺部材だけでなく、引張力を負担するワイヤ部材を有する場合、ロープ13として、そのワイヤ部材を用いてもよい。
以上、本実施形態によれば、タワー部2に設けられた支持部材3を、荷役手段のジブ(腕部材)の代わりに荷揚げ作業に用いることができ、大型クレーンを設置することなく、風車部4の取り付け作業を行うことができる。したがって、山や海岸など大型クレーンの設置が困難な場所にも風力発電装置1を設置できるようになる。また、海上に風力発電装置1を設置する場合、大型クレーンを設置できる大型の自己昇降式作業台船(SEP船)を用意することなく、一般的な大きさのSEP船によって作業を行うことができるため、工事を大掛かりにすることなく、工費の上昇を抑制できる。
次に、本実施形態に係る風力発電装置1のメンテナンス方法、特に、風車部4を支持部材3に取り外す方法について説明する。
まず、支持部材3から風車部4を取り外す準備を行う。この場合において、支持部材3に対する風車部4の固定を解除する。また、図4に示すように、ロープ13を牽引するウインチ14と、ロープ13を設置し、シーブ12にロープ13を掛ける。
次に、ロープ13の先端に設けられたフックを利用して、風車部4をロープ13に取り付ける。その後、図3に示すように、ウインチ14を駆動し、風車部4をロープ13によって上から下へ吊り下げる。この途中で、例えば別途用意されたクレーン等を用いて、3枚のうち1枚の翼8をロータヘッド7から取り外す。これにより、比較的容易にかつ風車部4を損傷することなく、風車部4を設置面へ降下させることができる。この作業は、風車部4の取付位置よりも低い位置で行うため、支持部材3から風車部4を直接取り外すための大型クレーンよりも規模の小さいクレーンによって作業を行うことができる。
そして、図2に示すように、風車部4は、所定の高さ位置、例えば設置面まで降ろされる。なお、タワー部2を中心にして、左右に取り付けられる風車部4を同時に吊り下げる作業を行えば、タワー部2に対して偏った荷重をかけることなく、バランス良く取り外し作業を行うことができる。この場合、片方ずつ風車部4を吊り下げる場合と異なり、バランスウェイトや、バランスを保つための支持構造が不要になる。
また、風車部4が支持部材3の下方に設置される構成とすれば、支持部材3に対する風車部4の取り外し作業を容易に行うことができる。なお、支持部材3の上方にシーブ12が取り付けられた第2支持部材が設置される場合は、支持部材3の上方に設置された風車部4を比較的容易に取り外すことができる。さらに、支持部材3が長尺部材だけでなく、引張力を負担するワイヤ部材を有する場合、ロープ13として、そのワイヤ部材を用いてもよい。
以上、本実施形態によれば、タワー部2に設けられた支持部材3を、荷役手段のジブ(腕部材)の代わりに荷降ろし作業に用いることができ、大型クレーンを設置することなく、風車部4の取り外し作業やメンテナンス作業を行うことができる。したがって、山や海岸など大型クレーンの設置が困難な場所にも風力発電装置1を設置できるようになる。また、海上に風力発電装置1を設置する場合、大型クレーンを設置できる大型の自己昇降式作業台船(SEP船)を用意することなく、一般的な大きさのSEP船によって作業を行うことができるため、作業を大掛かりにすることなく、メンテナンスにかかる費用の上昇を抑制できる。
1 :風力発電装置
2 :タワー部
3 :支持部材
4 :風車部
5 :基礎部
6 :ナセル
7 :ロータヘッド
8 :翼
11 :接続部
12 :シーブ
13 :ロープ
14 :ウインチ

Claims (3)

  1. タワー部と、
    ロータと、前記ロータに設けられた翼と、前記ロータの回転力によって発電する発電機とをそれぞれ有する複数の風車部と、
    前記タワー部と接続され、前記風車部を支持する支持部材と、
    前記支持部材に設置された、又は、前記支持部材の上方にて前記タワー部と接続された第2支持部材に設置されたシーブと、
    を備える風力発電装置。
  2. タワー部と、
    ロータと、前記ロータに設けられた翼と、前記ロータの回転力によって発電する発電機とをそれぞれ有する複数の風車部と、
    前記タワー部と接続され、前記風車部を支持する支持部材と、
    前記支持部材に設置された、又は、前記支持部材の上方にて前記タワー部と接続された第2支持部材に設置されたシーブと、
    を備える風力発電装置の設置方法であって、
    前記タワー部と前記シーブが取り付けられた前記支持部材を設置するステップと、
    ロープを牽引するウインチと前記ロープを設置し、前記シーブに前記ロープを掛けるステップと、
    前記ウインチを駆動し、前記風車部を前記ロープによって下から上へ吊り上げるステップと、
    吊り上げられた前記風車部を前記支持部材に設置するステップと、
    を備える風力発電装置の設置方法。
  3. タワー部と、
    ロータと、前記ロータに設けられた翼と、前記ロータの回転力によって発電する発電機とをそれぞれ有する複数の風車部と、
    前記タワー部と接続され、前記風車部を支持する支持部材と、
    前記支持部材に設置された、又は、前記支持部材の上方にて前記タワー部と接続された第2支持部材に設置されたシーブと、
    を備える風力発電装置のメンテナンス方法であって、
    前記支持部材に対する前記風車部の固定を解除するステップと、
    ロープを牽引するウインチと前記ロープを設置し、前記シーブに前記ロープを掛けるステップと、
    前記ウインチを駆動し、前記風車部を前記ロープによって上から下へ吊り下げるステップと、
    を備える風力発電装置のメンテナンス方法。

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