JP5663133B2 - スナッピー保持構造 - Google Patents

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本発明は、スネアドラムのスナッピーの端部をドラム胴本体側で支持するストレイナーによるスナッピー保持構造に関する。
スネアドラムは、上側ドラムヘッド及び下側ドラムヘッドがフープを介して胴本体の両端面を塞ぐように設けられ、これらドラムヘッドの張りを調整するためのヘッド調整装置が上側フープと下側フープとを連結するように等角度間隔をおいて複数個設けられており、胴本体の180°対向する位置に設けた一対のストレイナーにより、複数本のスナッピーワイヤよりなるスナッピーを下側ドラムヘッドに接触/非接触するように切り換え可能に保持したものである(例えば、特許文献1〜3参照。)。上記一対のストレイナーのうち、少なくとも一方は保持したスナッピー端部を上下に移動させることで上記スナッピーの接触/非接触の切り換えを可能とするスイッチ機構を備えたストレイナーが用いられ、他方は同様のスイッチ機構を備えたストレイナーでもよいし、スイッチ機構を備えていない固定型のストレイナーでもよい。
これらスイッチ機構付き、或いは固定型のストレイナーによるスナッピー端部の保持構造は、従来、図10(a)に示すように、ストレイナー1のスナッピー止着面30にボルト77を介して止着プレート76を取り付け、前記スナッピー止着面30と止着プレート76との間にスナッピーの端部105を通した状態でボルト77を締め付け、スナッピー端部105を挟持する構造であるが、この場合、ボルト77の締め付けにより得られる軸方向に沿った力が挟持力としてスナッピー端部105に作用するが、ボルトの締め付け力が弱いと容易に緩んでしまい、演奏に影響が生じるおそれがある。そこで、従来から図10(b)に示すように止着プレート76を二枚取り付け、止着面30との間に通したスナッピー端部105を再度止着プレート76、76間に通して、挟持するスナッピー端部の距離を二倍にして緩み防止を図っていた。しかしながら、このような保持構造は、スナッピー端部の当該止着プレートへの取り付け作業が煩雑になるとともに、止着プレートの枚数が増えるためコスト・全体重量の増加を招いてしまう。
また、一枚の止着プレートで緩み防止を図るべく、止着プレートの内側面に突起等を設け、スナッピー端部に当該突起が噛み込むようにする構造も考えられるが(例えば、特許文献1参照。)、このような構造では当該突起部分に挟持力が集中してしまい、スナッピー端部の一部に負担がかかり繰り返しの使用(とくに接触/非接触の切り換え操作の繰り返し)によりスナッピー端部が破断してしまうおそれが生じる。また、このような一点集中型の保持構造では、ボルトの締め付け力が少しでも強すぎると、スナッピー端部が容易に破断してしまい、その調整は非常にデリケートとなり、演奏者の不安の原因にもなる。
特開平7−39093号公報 特開2005−331922号公報 特開2005−227660号公報
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、一枚の止着プレートを用いて簡単にスナッピー端部の取り付け作業を行うことができるとともに、確実な挟持力を有してスナッピー端部の緩みを防止することができ、締め付けの調整もデリケートになることなく、スナッピー端部の破断も生じないスナッピー保持構造を提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、ストレイナーのスナッピー止着面にボルトを介して止着プレートを取り付け、前記スナッピー止着面と止着プレートとの間にスナッピーの端部を通した状態で前記ボルトを締め付け、スナッピー端部を挟持してなるスナッピー保持構造において、前記止着プレートに、前記ボルトの挿通位置に対してスナッピー端部の先端側を挟持する第1の挟持片と、反対の基端側を挟持する第2の挟持片とを設け、各挟持片の前記スナッピー止着面に対面する内側面を、前記ボルトの軸に垂直な仮想面に対し、ボルト軸方向の同じ側にそれぞれ90°未満の範囲で傾斜した平面または曲面に構成するとともに、前記スナッピー止着面の各挟持片に対面する部位を、それぞれ各挟持片の前記内側面に略平行な平面または曲面に構成し、前記ボルトの締め付けにより得られる軸方向に沿った力が、各挟持片の内側面にクサビ効果で増大した力として作用し、当該増大した挟持力によりスナッピー端部を前記スナッピー止着面と止着プレートとの間に強固に挟持してなることを特徴とするスナッピー保持構造を構成した。
ここで、各挟持片の前記内側面を、前記仮想面に対してボルト軸方向の同じ側にそれぞれ35〜55°の範囲内の所定角度で傾斜した平面としたものが好ましい。
また、前記止着プレートを、ボルトが挿通される中央部と、該中央部にそれぞれ連続して形成される前記第1の挟持片および第2の挟持片とより構成したものが好ましい。
また、各挟持片の前記内側面の少なくともスナッピー端部が通される方向の端縁部に、該スナッピー端部を位置決めするための係合溝を形成したものが好ましい。
以上にしてなる本願発明に係るスナッピー保持構造によれば、止着プレートの各挟持片の内側面をボルト軸垂直な仮想面に対してボルト軸方向の同じ側にそれぞれ90°未満の範囲で傾斜した平面または曲面に構成し、スナッピー止着面もこれに略平行な平面または曲面に構成したので、一枚の止着プレートであるにもかかわらずクサビ効果で増大した挟持力によりスナッピー端部を強固に挟持し、緩みを防止できるとともに、突起等を設けることなく強固に支持できるため、スナッピー端部の破断も生じず、締め付けの調整も容易で、取り付け作業も簡単に行うことができる。
また、各挟持片の前記内側面を、前記仮想面に対してボルト軸方向の同じ側にそれぞれ35〜55°の範囲内の所定角度で傾斜した平面としたので、適度な挟持力でスナッピー端部を確実に保持できる。傾斜角が35°よりも小さいと上記クサビ効果による挟持力が十分でなくなる。また、傾斜角が55°よりも大きいとクサビ効果による挟持力が大きくなりすぎて締め付けの調整範囲が狭くなってしまい、スナッピー端部の破断の心配が生じる。
また、前記止着プレートを、ボルトが挿通される中央部と、該中央部にそれぞれ連続して形成される前記第1の挟持片および第2の挟持片とより構成したので、一枚のプレートを屈曲させて形成することも可能であり、簡単な構造によりコスト増大を回避したバランスの取れた構造となる。
また、各挟持片の前記内側面の少なくともスナッピー端部が通される方向の端縁部に、該スナッピー端部を位置決めするための係合溝を形成したので、当該係合溝にスナッピー端部を位置決めすることであらかじめ予想される挟持力で保持することが可能となり、スナッピー端部に不要な負荷が生じることを防止できるとともに、取り付け作業も容易となる。
次に、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。
図1〜8は、本発明に係るスナッピー保持構造の代表的実施形態を示し、図1は一対のストレイナー1、11によりスナッピーを保持したスネアドラムを示す一部断面図であり、図中符号1はスイッチ機構を備えたストレイナー、11は固定型のストレイナー、100はドラム胴本体、102はスナッピー、105はスナッピー端部のスナッピー紐、Stはスナッピー保持構造をそれぞれ示している。なお、本実施形態においては、一方のストレイナー1がスイッチ機構付きで他方のストレイナー11が固定型であるが、従来と同様、双方がスイッチ機構付きであってもよい。また、本実施形態においては双方のストレイナー1、11に本発明に係るスナッピー保持構造Stをそれぞれ適用した例を説明するが、一方のみ本発明の保持構造Stを適用し、他方を従来からの保持構造としても勿論可能である。
スナッピー(響き線、Snare Wire)102は、従来から公知のものを広く適用でき、本例では、図1に示すように一対のスネアプレート103、103の間に金属製のコイル等からなるスナッピーワイヤ104を複数本平行に設け、スネアプレート103に取付けられたテープまたは紐よりなるスナッピー端部105をドラムヘッド縁部のフープ106に開設されているスリットを通して引き出し、スナッピー保持体3の下端部に止着したものであり、スネアプレート103がスナッピーワイヤ104とともに下側ドラムヘッド101に接触する「内面当たり」タイプを例示している。ただし、本発明ではスナッピー102の構造、張り方は何ら限定されず、スナッピーワイヤの端部とスネアプレートがフープの外側に引き出された「全面当たり」タイプとしてもよい。
ストレイナー1は、図1、2に示すように、ドラムの胴本体100側に固定されるベース体2と、該ベース体2に対して上下スライド自在に係合され、且つ下端側にスナッピー102が連結されるスナッピー保持体3と、該スナッピー保持体3をベース体2に対して上下スライド移動させ、スナッピー102をドラムヘッド101に対して接触/非接触状態に切り換えるための操作レバー4とを備えたスイッチ機構付きのストレイナーである。図3に示すように、操作レバー4の基端側をベース体2に軸部60を介して回動可能に枢支するとともに、前記スナッピー保持体3における操作レバー4の軸部60よりも下側部位に一端側5aが回動可能に連結され、且つ操作レバー4の基端部40から先端側に所定距離離間した途中位置に他端側5bが同じく回動可能に連結されるリンク5を設け、操作レバー4が上方へ回動することにより、リンク5を介してスナッピー保持体3がベース体2に対して上方へ引き上げられ、逆に図3の状態から操作レバー4が下方へ回動することにより、同じくリンク5を介してスナッピー保持体3が下方へ押し下げられるように構成されている。
ベース体2は、図5にも示すように2つ割りの金属製の分割ハウジング20、21を合着して構成され、合着された内部に縦方向に沿ってスナッピー保持体3を係合状態でスライド可能に案内する案内溝22が形成されている。また、該案内溝22に連通して外側方に開口する縦溝23が設けられており、この縦溝23内をスナッピー保持体3の上下移動に伴いリンク5が回動しながら移動するように構成されている。また、スナッピー保持体3は、下端側にスナッピー端部105を止着する後述のスナッピー保持構造Stを有するスナッピー保持部材7と、該スナッピー保持部材に対し張力調整ボルト71を介して上下に相対移動可能に外装されるとともに前記リンク一端側5aが回動可能に連結されるスライド部材8とより分割構成されている。これにより操作レバー4の操作でスナッピーをドラムヘッドに接触させた状態において、さらに上記張力調整ボルト71を回してその張り具合を微調整できるように構成されている。
スナッピー保持部材7は、金属製の略直方体形状の本体下端に左右に延びるスナッピー止着部70を設けた略T字形状に構成されており、スナッピー止着部70にはスナッピー端部105を挟み込んで止着する止着プレート76が2本の締付け角ボルト77,77により固定され、スナッピー保持構造Stが構成されている。また、上方から軸方向に沿って張力調整ボルト71が挿通される有底のボルト挿通孔72が形成され、内部に後述するスライド部材8の上壁80を上方から貫通した張力調整ボルト71が螺合するナット75が挿着されている。スナッピーを保持する強度があれば合成樹脂その他の素材で構成することもできる。
スナッピー保持構造Stは、ストレイナー1(11)のスナッピー止着部70のスッピー止着面30にボルト77を介して止着プレート76を取り付け、前記スナッピー止着面30と止着プレート76との間にスナッピー端部105を通した状態で、前記ボルト77を締め付けてスナッピー端部105を挟持するものである。止着プレート76は、図6、7に示すように、ボルト77が挿通される中央部33と、該中央部33にそれぞれ連続して形成される第1の挟持片31および第2の挟持片32とより構成されており、第1の挟持片31によりボルト挿通位置(ボルト挿通孔34)に対してスナッピー端部105の先端側を挟持し、第2の挟持片32により反対の基端側を挟持する。
各挟持片31、32のスナッピー止着面30に対面する内側面31a、32aは、ボルト軸に垂直な仮想面35に対して、ボルト軸方向の同じ側(本例では、ボルト挿着方向)にそれぞれ90°未満の範囲で傾斜した平面または曲面(本例では傾斜角α1、α2の平面)に構成されており、各挟持片31、32の内側面の形状に対応して、スナッピー止着面30の各挟持片31、32に対面する部位も、それぞれ各挟持片の内側面31a、31bに略平行な平面または曲面に構成され、平行な両者の隙間にスナッピー端部105が均一な力で挟持される。とくに、ボルト77の締め付けにより得られる軸方向に沿った力(P)は、各挟持片の内側面31a,32aにクサビ効果で増大した力(P’)として作用し、当該増大した挟持力(P’)により、スナッピー端部105がスナッピー止着面30と止着プレート76との間に強固に挟持されるのである。
各挟持片の内側面31a、32aは、好ましくは前記仮想面35に対してボルト軸方向の同じ側にそれぞれ35〜55°の範囲内の所定角度で傾斜した平面とされている。また、双方の傾斜角は、好ましくは略同一角度となることが好ましい。これにより挟持力が均一となり、スナッピー端部に偏った力が作用することを回避でき、ボルト締め付け時の調整も容易となる。本例では、双方略45°に設定されている。また、各挟持片の内側面31a、32aの少なくともスナッピー端部が通される方向の端縁部には、該スナッピー端部105を位置決めするための係合溝36、36がそれぞれ形成されている。スナッピー端部105を構成する2本のスナッピー紐を係合するための係合溝36が、スナッピーの幅に応じてスナッピー紐の間隔が異なることから、本例では図6から分かるように、広い幅の組と狭い幅の組の二対の係合溝36、…が形成されている。
図8(a)は、止着プレート76の取り付け位置の変形例である。上記した代表例では、スナッピー保持部材7のスナッピー止着部70のうち、前面と下面の角部の形状をスナッピー止着面30として利用して止着プレート76を取り付けていたが、本変形例は、スナッピー止着部70の前面に断面視山形の止着面30を構成し、止着プレート76を当該前面側に取り付けた例である。これによれば特に第2の挟持片32の下端縁から突出しているスナッピー端部105に角度がなくなり、当該スナッピー端部105に掛かる負担を少なくできるメリットがある。
また、図8(b)は、各挟持片の内側面31a、32aをボルト軸方向のボルト脱離方向(ボルト頭部方向)に傾斜した平面に構成したものであり、このような構成によっても各挟持片の内側面31a,32aにクサビ効果で増大した力が作用し、スナッピー端部105がスナッピー止着面30と止着プレート76との間に強固に挟持される。また、図9(a)〜(c)は、それぞれ各挟持片の内側面31a、32aをボルト軸方向の同じ側にそれぞれ90°未満の範囲で傾斜した曲面に構成した変形例であり、このような曲面によっても同様にクサビ効果で増大した力が作用し、スナッピー端部105がスナッピー止着面30と止着プレート76との間に強固に挟持される。とくにこのような曲面によれば各挟持片31、32のスナッピー端部が通される方向の端縁部に近づくにつれて上記傾斜の角度が大きくなり、力も大きく作用するため、スナッピー端部105を抜けにくく挟持することができることとなる。
スライド部材8は、合成樹脂の成形体であり、一側方及び下方にわたって開放される収納溝81が設けられることにより断面視略コ字形に構成されており、その上壁80には、収納溝81内に係合したスナッピー保持部材7に螺合する張力調整ボルト71を上方から通すための通孔80aが穿設されている。また、スライド部材8の前記開放された一側方と反対方向の側壁82の下側部位には、リンク5の一端側5aが連結されるブラケット片83が突設されており、該ブラケット片83及びリンク5の少なくとも一端側がベース体2の縦溝23内を上下に移動することとなる。
スライド部材8のブラケット片83と操作レバー4の途中位置には、それぞれリンク5の一端側5a及び他端側5bがそれぞれ回動可能に枢支される軸部61,62が設けられている。各軸部61,62は、ブラケット片83及び操作レバー4に対してT字状に2方向に突設されており、外側に湾曲した同一形状の2本のリンク5,5が、各々同じ側に突出した軸部間を連結するように設けられている。リンク5は上記のとおり外側に湾曲した形状に構成されているため、操作レバー4を上方へ回転させた際には、リンク他端側5bの操作レバー4との連結点(軸部62)が、リンク一端側5aのブラケット片83との連結点(軸部61)と操作レバー基端側の枢支点である軸部60とを通る仮想線上のデッドポイントを超えてベース体中心軸側へ移動し、スナッピー102からリンク5を介して受ける反発力の方向が変化して操作レバー4が戻らない安定姿勢となる。
ベース体2の分割ハウジング20の外面側には、取付台29が一体的に設けられており、胴本体100に形成した通孔100aに内面側から取付ネジ107を挿通して前記取付台29のネジ孔29aに螺合することで該ベース体2、すなわちストレイナー1が胴本体100の表面上に固定される。なお、ストレイナー1は、本実施形態のようにドラム胴本体に直接取付けてもよいし、或いは胴本体から離して設けたフローティングタイプとしてもよい。
固定型のストレイナー11は、図1に示すように、ストレイナー1の取付台と同様、胴本体100に形成した通孔100aに内面側から取付ネジ107を挿通して胴本体100の表面上に固定されるスナッピー止着部70と、その前面側に取り付けられる止着プレート76とより構成されている。止着プレート76によるスナッピー保持構造Stは、図7(b)の断面図に示すように、上述したストレイナー1によるスナッピー保持構造と同一であり、その変形例(図8、9の例)についても同様に考えることができるのであり、同一構造には同一符号を付し、その説明は省略する。
本例では、一方に設けたストレイナー1の操作レバー4でスナッピー102の張り状態(接触/非接触)の切り換えが行われる。スナッピー102の音響効果を使用せずに演奏するときは操作レバー4によりスナッピー保持部材7を下方向に移動させてドラムヘッド101に対し非接触状態とし、音響効果を使用したいときは操作レバー4によりスナッピー保持部材7を上方向に移動させてスナッピー102の張力を大きくしてドラムヘッド101に接触させる。この接触状態において、さらに張力調整ボルト71を回してスナッピー保持部材7の上下位置を微調整し、スナッピー102の微妙な張力調整を行うことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明の代表的実施形態に係るスナッピー保持構造の全体構成を示す説明図。 同じくスイッチ機構付きのストレイナーを示す斜視図。 同じくストレイナーの左右の縦断面図。 同じくストレイナーの前後の縦断面図。 同じくストレイナーの横断面図。 (a)は止着プレートを示す正面図、(b)は同じく断面図。 (a),(b)はスナッピー保持構造の要部を示す断面図。 (a),(b)はスナッピー保持構造の変形例を示す断面図。 (a)〜(c)はスナッピー保持構造のさらに他の変形例を示す断面図。 (a),(b)は、スナッピー保持構造の従来例を示す要部の断面図。
符号の説明
1 ストレイナー 2 ベース体
3 スナッピー保持体 4 操作レバー
5 リンク 5a 一端側
5b 他端側 7 スナッピー保持部材
8 スライド部材 11 ストレイナー
20,21 分割ハウジング 23 縦溝
26 筒状摺動部 28 凹部
29 取付台 29a ネジ孔
30 スナッピー止着面 31 第1の挟持片
32 第2の挟持片 33 中央部
34 ボルト挿通孔 60,61,62 軸部
70 スナッピー止着部 71 張力調整ボルト
72 ボルト挿通孔 75 ナット
76 止着プレート 77 角ボルト
80 上壁 80a 通孔
81 収納溝 82 側壁
83 ブラケット片 100 胴本体
100a 通孔 101 下側ドラムヘッド
102 スナッピー 103 スネアプレート
104 スナッピーワイヤ 105 スナッピー紐
106 フープ 107 取付ネジ

Claims (4)

  1. ストレイナーのスナッピー止着面にボルトを介して止着プレートを取り付け、前記スナッピー止着面と止着プレートとの間にスナッピーの端部を通した状態で前記ボルトを締め付け、スナッピー端部を挟持してなるスナッピー保持構造において、
    前記ストレイナーがスイッチ機構を備えたストレイナーであり、
    前記止着プレートに、前記ボルトの挿通位置に対してスナッピー端部の先端側を挟持する第1の挟持片と、反対の基端側を挟持する第2の挟持片とを設け、
    各挟持片の前記スナッピー止着面に対面する内側面を、前記ボルトの軸に垂直な仮想面に対し、ボルト軸方向の同じ側にそれぞれ90°未満の範囲で傾斜した平面または曲面に構成するとともに、
    前記スナッピー止着面を、スナッピー止着部の前面と下面の二面がつながる角部に設け、
    前記スナッピー止着面の各挟持片に対面する前面側及び下面側の部位を、それぞれ各挟持片の前記内側面に略平行な平面または曲面に構成し、
    前記ボルトの締め付けにより得られる軸方向に沿った力が、各挟持片の内側面にクサビ効果で増大した力として作用し、当該増大した挟持力によりスナッピー端部を前記スナッピー止着面と止着プレートとの間に強固に挟持してなることを特徴とするスナッピー保持構造。
  2. 各挟持片の前記内側面を、前記仮想面に対してボルト軸方向の同じ側にそれぞれ35〜55°の範囲内の所定角度で傾斜した平面とした請求項1記載のスナッピー保持構造。
  3. 前記止着プレートを、ボルトが挿通される中央部と、該中央部にそれぞれ連続して形成される前記第1の挟持片および第2の挟持片とより構成してなる請求項1又は2記載のスナッピー保持構造。
  4. 各挟持片の前記内側面の少なくともスナッピー端部が通される方向の端縁部に、該スナッピー端部を位置決めするための係合溝を形成してなる請求項1〜3の何れか1項に記載のスナッピー保持構造。








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