JP5659720B2 - 炉圧制御ダンパの取り外し方法及び装着方法 - Google Patents

炉圧制御ダンパの取り外し方法及び装着方法 Download PDF

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Description

本発明は、加熱炉の煙道に設けられて炉圧を制御する炉圧制御ダンパの取り外し方法及び装着方法に関する。
鋼材の加熱炉は、炉圧の高低が熱効率に大きな影響を及ぼす。炉圧が炉外の圧力に比べて高い場合には、鋼材挿入口、鋼材抽出口、その他の開口部からの放炎により熱損失が増大する。逆に、炉圧が炉外の圧力に比べて低い場合には、炉外の空気が炉内に侵入し、炉内温度の低下を招いてバーナの燃焼量を増加する必要があり、燃料原単位が増加してコストが上昇する。
このため、加熱炉内部で発生した排ガスを炉外に排出する煙道の途中に炉圧制御ダンパを配設し、炉圧検出器が検出した炉圧に基づいて炉圧制御ダンパの開閉動作を行なうことで、加熱炉の炉圧が最適に制御されている。
ところで、炉圧制御ダンパは、煙道の水平部に配置されているのが一般的であるが(例えば、特許文献1)、設備の取合い制約上、煙道の垂直部に配置されているものがある(例えば、特許文献2)。
特開2002−220620号(図1参照) 特許第4133757号(図1参照)
特許文献1のように煙道の水平部に炉圧制御ダンパを配置した場合、炉圧制御ダンパの脱着は、クレーン等の重機を用いて炉圧制御ダンパを吊り上げて脱着作業を行なっていた。しかし、特許文献2のように煙道の垂直部に炉圧制御ダンパを配置した場合、炉圧制御ダンパの脱着作業は、炉圧制御ダンパを水平方向に移動させて脱着作業を行なわなければならないので、ダンパ脱着のための特別な機構を付設しなければならない。
したがって、煙道の垂直部に炉圧制御ダンパを配置する場合には、容易に脱着作業を行なうことができず、脱着作業に多くの時間と労力を費やしているのが現状であった。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、煙道の垂直部に配置した炉圧制御ダンパを時間と労力を費やさずに脱着することができる炉圧制御ダンパの取り外し方法及び装着方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、加熱炉の煙道の垂直煙道部に装着した炉圧制御ダンパを取り外す方法であって、前記垂直煙道部は上部煙道と下部煙道とに分割され、前記上部煙道及び下部煙道の間の煙道空間に炉圧制御ダンパが配置され、この炉圧制御ダンパの下部は前記下部煙道に接続され、当該炉圧制御ダンパの上部が、前記下部煙道に向けて伸縮する伸縮継手を介して前記上部煙道に接続されており、前記伸縮継手は、前記炉圧制御ダンパの上部開口部及び前記上部煙道の下部開口部を囲って接続されている伸縮シートと、この伸縮シートの外側の位置で前記炉圧制御ダンパ及び上部煙道に係合し、前記炉圧制御ダンパを昇降させる昇降部材とを備え、前記下部煙道と前記炉圧制御ダンパの下部との接続状態を切り離す工程と、前記伸縮継手の前記昇降部材の制御により前記炉圧制御ダンパを上昇させ、前記炉圧制御ダンパの下方に隙間を設ける工程と、互いに平行な一対の案内レールを、前記垂直煙道部の外部から前記隙間を通過して前記炉圧制御ダンパの下方に水平に延在させて架設する工程と、前記垂直煙道部の外部位置で前記一対の案内レール上に載せた台車を、前記炉圧制御ダンパの直下まで移動させる工程と、前記伸縮継手の前記昇降部材の制御により前記炉圧制御ダンパを下降させて前記台車上に前記炉圧制御ダンパを載せた後、前記伸縮継手と前記炉圧制御ダンパの上部との接続状態を切り離す工程と、前記炉圧制御ダンパを載せた前記台車を、前記一対の案内レールに沿って前記煙道の外部まで移動させる工程と、を備えている。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の炉圧制御ダンパの取り外し方法において、前記炉圧制御ダンパは、ケーシング内部に、所定の開度を設定する羽根が配置されており、前記炉圧制御ダンパを取り外す際に、羽根固定手段が、前記羽根の回動を不能として当該羽根を前記ケーシング内に収容している。
また、請求項3記載の発明は、加熱炉の煙道の垂直煙道部に炉圧制御ダンパを装着する方法であって、前記垂直煙道部は上部煙道と下部煙道とに分割され、前記上部煙道及び下部煙道の間に煙道空間が設けられ、前記上部煙道の下端に、前記下部煙道に向けて伸縮する伸縮継手が接続されており、前記伸縮継手は、前記炉圧制御ダンパの上部開口部及び前記上部煙道の下部開口部を囲って接続されている伸縮シートと、この伸縮シートの外側の位置で前記炉圧制御ダンパ及び上部煙道に係合し、前記炉圧制御ダンパを昇降させる昇降部材とを備え、互いに平行な一対の案内レールを、前記垂直煙道部の外部から煙道空間に向けて水平に架設する工程と、前記一対の案内レール上に台車を載せ、この台車上に前記炉圧制御ダンパを載置して前記煙道空間まで移動する工程と、前記伸縮継手の前記昇降部材の制御により当該伸縮継手及び前記炉圧制御ダンパの上部を接続する工程と、前記伸縮継手の前記昇降部材の制御により前記炉圧制御ダンパを上昇させ、前記炉圧制御ダンパの下方に隙間を設けた後、前記一対の案内レール及び台車を前記煙道空間から撤去する工程と、前記伸縮継手の前記昇降部材の制御により炉圧制御ダンパを下降させていき、前記炉圧制御ダンパの下部及び前記下部煙道を接続する工程とを備えている。
そして、請求項4記載の発明は、請求項3記載の炉圧制御ダンパの装着方法において、前記炉圧制御ダンパは、ケーシング内部に、所定の開度を設定する羽根が配置されており、前記炉圧制御ダンパを装着する際に、羽根固定手段が、前記羽根の回動を不能として当該羽根を前記ケーシング内に収容している。
本発明に係る炉圧制御ダンパの取り外し方法によれば、炉圧制御ダンパの昇降動作を上部煙道の下端に接続した伸縮継手で行い、上部煙道及び下部煙道の間から外部への移動を水平方向に延在した一対の案内レール及びこれら案内レールに載った台車で行なうことができるので、垂直煙道部に配置した炉圧制御ダンパの取り外し作業を、時間と労力を費やさずに行なうことができる。
また、本発明に係る炉圧制御ダンパの装着方法によれば、炉圧制御ダンパの昇降動作を上部煙道の下端に接続した伸縮継手で行い、上部煙道及び下部煙道の間への移動を水平方向に延在した一対の案内レール及びこれら案内レールに載った台車で行なうことができるので、垂直煙道部への炉圧制御ダンパの装着作業を、時間と労力を費やさずに行なうことができる。
連続式加熱炉の構成を示す図である。 加熱炉の垂直煙道部に装着した炉圧制御ダンパを示す図である。 炉圧制御ダンパの構造を示す平面図である。 炉圧制御ダンパと上部煙道及び下部煙道の接続状態を示す図である。 炉圧制御ダンパを上下方向に移動させる伸縮継手を示す図である。 炉圧制御ダンパの脱着作業を行なう際に架設されるレールを示す側面図である。 架設したレールを示す平面図である。 本発明に係る羽根固定手段を示す図である。 本発明に係る炉圧制御ダンパの取り外し方法の手順を示す図である。 本発明に係る炉圧制御ダンパの装着方法の手順を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施形態という。)を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係る連続式加熱炉の1実施形態を示すものである。
加熱炉1の内部は、長手方向に所定間隔をあけて配置した複数のバーナ2によって所定温度に加熱保持されており、装入扉3から加熱炉1の内部に導入された鋼材4は、搬送路5上を移動し、加熱炉1の出側の抽出扉(不図示)から炉外へ搬出される間に、所定温度に加熱される。
加熱炉1内部の複数のバーナ2の燃焼によって生じた排ガスは、装入扉3側に設けられた煙道6から炉外に排出される。
煙道6は、第1垂直煙道部7、第1水平煙道部8、第2垂直煙道部9、第2水平煙道部10を備えている。
第2垂直煙道部9は、第2水平煙道部10に連通する上部煙道11と、第1水平煙道部8に連通する下部煙道12とに分割されており、これら上部煙道11及び下部煙道12の間の煙道空間13に炉圧制御ダンパ14が装着されている。
第2垂直煙道部9の周囲には、作業員が炉圧制御ダンパ14の脱着作業を行なうための作業デッキDが設けられている。
図2及び図3に示すように、炉圧制御ダンパ14は、正方形枠状のケーシング枠15と、ケーシング枠15の対向枠15a,15bに軸受16を介して回転自在に支持され、互いに平行に延在している一対の回転軸17と、一対の回転軸17の回転動作とともに回動することでケーシング枠15の内部空間の開度を変更する平板状の一対の羽根18と、一対の羽根18が同一方向に同一の角度で開閉動作を行なうように自動的に回動させる羽根回動機構19とを備えている。
羽根回動機構19は、炉圧検出器が検出した炉圧に基づいて炉圧制御ダンパ14の開閉動作を行なうものであり、図3に示すように、一対の回転軸17を同期させるリンク19a及び回転軸19bと、回転軸19bに回転駆動力を伝達する油圧シリンダ19c及び回転伝達部19dとを備えている。
ここで、回転軸19bには、一対の羽根18がケーシング枠15から外部に突出しない位置で一対の羽根18の回動を不能とする羽根固定機構20が設けられている。
この羽根固定機構20は、図8に示すように、回転軸19bの外周に固定されたストッパレバー20aと、ストッパレバー20aの先端に形成したピン挿入穴20bと、回転軸19bの周囲の部材にストッパレバー20aの回動方向に沿って配置した保持板20cと、保持板20cに形成した全閉保持用穴20d及び所定開度で開口している開度保持用穴20eと、ピン(不図示)とを備えている。
そして、ストッパレバー20aのピン挿入穴20bが保持板20cの全閉保持用穴20dに対応するように回転軸19bが回転し、この回転軸19bに連動して一対の回転軸17が回転したときに、一対の羽根18はケーシング枠15から外部に突出しない全閉状態となり、ピン挿入穴20b及び全閉保持用穴20dにピンを装着することで、一対の羽根18は全閉状態で回動不能に保持されるようになっている。
図2に示すように、炉圧制御ダンパ14の下部及び下部煙道12の上端は、下部接続ダクト21を介して接続されている。
下部接続ダクト21は、外周が下部煙道12の外周形状と同形状の閉塞板21aに正方形状の開口部21bが形成され、閉塞板21aの外周に取付けフランジ21cが形成されている。
この下部接続ダクト21は、図4に示すように、取付けフランジ21cを、下部煙道12の外周に設けた取付けフランジ12aにボルトで固定し、開口部21bの周縁を、炉圧制御ダンパ14のケーシング枠15の下端から外側に突出した取付けフランジ15cにボルトで固定することで、炉圧制御ダンパ14の下部及び下部煙道12の上端を接続する。
また、図2に示すように、炉圧制御ダンパ14の上部及び上部煙道11の下端は、伸縮継手23及び上部接続ダクト22を介して接続されている。
上部接続ダクト22は、図4に示すように、上部煙道11の形状と同形状の閉塞板22aに正方形状の開口部22bが形成され、閉塞板22aの外周に取付けフランジ22cが形成されており、取付けフランジ22cを、上部煙道11の外周に設けた取付けフランジ11aにボルトで固定することで、上部煙道11の下端に接続されている。
また、上部接続ダクト22の閉塞板22aに伸縮継手23が接続されており、この伸縮継手23を介して炉圧制御ダンパ14の上部が接続されている。
炉圧制御ダンパ14のケーシング枠15の上端には外側に突出した取付フランジ15dが設けられている。
伸縮継手23は、図5に示すように、炉圧制御ダンパ14のケーシング枠15と略同一の正方形枠状に形成されて取付けフランジ15dにボルトで固定されている継手フランジ24と、継手フランジ24及び閉塞板22aの間に固定されて上部接続ダクト22の開口部22bを囲っている伸縮シート25と、伸縮シート25の内側に設けたシール部26と、伸縮シート25の外側の位置で閉塞板22aから下方(上部煙道11の軸方向)に向けて延在し、継手フランジ24に係合している昇降部材27とを備えている。
昇降部材27は、閉塞板22aから延在して継手フランジ24に貫通しているボルト27aと、ボルト27aに螺合して継手フランジ24を両面から保持する第1ナット27b及び第2ナット27cとで構成されている。
ここで、図6及び図7は、炉圧制御ダンパ14を第2垂直煙道部9から脱着する際に使用する一対のレール28,28及び台車29を示すものである。
一対のレール28,28は、第2垂直煙道部9の周囲に予め設置したレール柱30上に、煙道空間13に向けて水平に延在するように固定される。
台車29は、一対のレール28,28に載置され、煙道空間13に向けて移動可能とされている。
ここで、本発明の垂直煙道部が第2垂直煙道部9に相当し、本発明の羽根固定手段が羽根固定機構20に相当している。
次に、図9を参照して本発明に係る炉圧制御ダンパ14の脱着方法の1実施形態について説明する。
先ず、既存(上部煙道11及び下部煙道12の間に装着されている)の炉圧制御ダンパ14の羽根固定機構20を操作して一対の羽根18を全閉状態で回動不能に保持する。
次に、図9(a)に示すように、下部接続ダクト21の取付けフランジ21c及び下部煙道12の取付けフランジ12aを固定しているボルトを取り外すことで、下部煙道12と炉圧制御ダンパ14の下部との接続状態を切り離す。
次いで、図9(b)に示すように、伸縮継手23の昇降部材27を構成する第1ナット27b及び第2ナット27cを、ボルト27aの上部(上部接続ダクト22の閉塞板22a側)で螺合するように移動させ、伸縮シート25を伸縮させながら継手フランジ24が上方に移動し、継手フランジ24とともに炉圧制御ダンパ14の取付けフランジ15dも上方に移動することで、炉圧制御ダンパ14を上昇させて炉圧制御ダンパ14の下方に隙間を設ける。
次いで、図9(c)に示すように、炉圧制御ダンパ14の下方に設けた隙間に通過するように、一対のレール28,28を水平に架設する。
次いで、図9(d)に示すように、一対のレール28,28上に載せた台車29を、炉圧制御ダンパ14の下方位置まで移動させる。
次いで、図9(e)に示すように、伸縮継手23の第1ナット27b及び第2ナット27cを、ボルト27aの下部(上部接続ダクト22の閉塞板22aから離間する方向)で螺合するように移動させ、伸縮シート25を伸長させながら継手フランジ24が下方に移動し、継手フランジ24とともに炉圧制御ダンパ14の取付けフランジ15dも下方に移動することで、炉圧制御ダンパ14を台車29上に載せる。
次いで、図9(f)に示すように、継手フランジ24及び炉圧制御ダンパ14の取付けフランジ15dを固定しているボルトを取り外すことで、上部煙道11と炉圧制御ダンパ14の上部との接続状態を切り離す。
次いで、上部煙道11から切り離されて台車29上に載った炉圧制御ダンパ14を、上部煙道11の直下から外側に移動させる。
以上の手順で既存の炉圧制御ダンパ14の取り外し作業が完了する。
次に、本実施形態の炉圧制御ダンパ14の取り外し方法の効果について説明する。
本実施形態によると、炉圧制御ダンパ14の昇降動作を伸縮継手23で行い、上部煙道11、下部煙道12の間からの移動を水平方向に延在した一対の案内レール28,28及びこれら案内レール28,28に載った台車29で行なうことができるので、第2垂直煙道部9に配置した炉圧制御ダンパ14を時間と労力を費やさずに取り外すことができる。
また、炉圧制御ダンパ14を取り外す際には、羽根固定機構20を操作することで一対の羽根18が回動不能に保持されながらケーシング枠15内に収容されているので、下部接続ダクト21、伸縮継手23、上部接続ダクト22からの切り離し作業、或いは台車29上への炉圧制御ダンパ14の載置動作を正常に行なうことができる。
次に、図10を参照して本発明に係る炉圧制御ダンパ14の装着方法の1実施形態について説明する。
先ず、図10(a)に示すように、一対の案内レール28,28を、上部煙道11及び下部煙道12の間の煙道空間13に向けて水平に架設する。
次いで、図10(b)に示すように、一対の案内レール28,28上に台車29を載せ、この台車29上に、羽根固定機構20を操作して一対の羽根18を全閉状態で回動不能に保持した炉圧制御ダンパ14を載置し、煙道空間13まで移動する。
次いで、図10(c)に示すように、伸縮継手23の第1ナット27b及び第2ナット27cのボルト27aへの螺合位置を変化させ、伸縮シート25を伸縮させながら継手フランジ24の上下位置を調整することで、継手フランジ24及び炉圧制御ダンパ14の取付けフランジ15dをボルトで固定し、炉圧制御ダンパ14及び上部煙道11を接続する。
次いで、図10(d)に示すように、伸縮継手23の第1ナット27b及び第2ナット27cを、ボルト27aの上部で螺合するように移動させ、伸縮シート25を伸縮させながら継手フランジ24が上方に移動し、継手フランジ24とともに炉圧制御ダンパ14の取付けフランジ15dも上方に移動することで炉圧制御ダンパ14を上昇させた後、一対の案内レール28,28及び台車29を撤去する。
次いで、図10(e)に示すように、伸縮継手23の第1ナット27b及び第2ナット27cを、ボルト27aの下部で螺合するように移動させ、伸縮シート25を伸縮させながら継手フランジ24が下方に移動し、継手フランジ24とともに炉圧制御ダンパ14の取付けフランジ15dも下方に移動することで炉圧制御ダンパ14を下降させた後、下部接続ダクト21の取付けフランジ21c及び下部煙道12の取付けフランジ12aをボルトで固定することで、炉圧制御ダンパ14及び下部煙道12を接続する。
次いで、図10(f)に示すように、上部煙道11及び下部煙道12の間に装着した炉圧制御ダンパ14の羽根固定機構20を解除して一対の羽根18を回動可能とする。
以上の手順で炉圧制御ダンパ14の装着作業が完了する。
次に、本実施形態の炉圧制御ダンパ14の装着方法の効果について説明する。
本実施形態によると、炉圧制御ダンパ14の昇降動作を伸縮継手23で行い、上部煙道11、下部煙道12の間への移動を水平方向に延在した一対の案内レール28,28及びこれら案内レール28,28に載った台車29で行なうことができるので、第2垂直煙道部9に炉圧制御ダンパ14を時間と労力を費やさずに装着することができる。
また、炉圧制御ダンパ14を装着する際には、羽根固定機構20を操作することで一対の羽根18が回動不能に保持されながらケーシング枠15内に収容されているので、下部接続ダクト21、伸縮継手23、上部接続ダクト22への接続作業、或いは台車29上への炉圧制御ダンパ14の載置動作を正常に行なうことができる。
1…加熱炉、2…バーナ、3…装入扉、4…鋼材、5…搬送路、6…煙道、7…第1垂直煙道部、8…第1水平煙道部、9…第2垂直煙道部、10…第2水平煙道部、11…上部煙道、11a…取付けフランジ、12…下部煙道、12a…取付けフランジ、13…煙道空間、14…炉圧制御ダンパ、15…ケーシング枠、15a,15b…対向枠、15c…取付けフランジ、15d…取付けフランジ、16…軸受、17…回転軸、18…羽根、19…羽根回動機構、19a…リンク、19b…回転軸、19c…油圧シリンダ、19d…回転伝達部、20…羽根固定機構、20a…ストッパレバー、20b…ピン挿入穴、20c…保持板、20d…全閉保持用穴、20e…開度保持用穴、21…下部接続ダクト、21a…閉塞板、21b…開口部、21c…取付けフランジ、22…上部接続ダクト、22a…閉塞板、22b…開口部、22c…取付けフランジ、23…伸縮継手、24…継手フランジ、25…伸縮シート、26…シール部、27…昇降部材、27a…ボルト、27b…第1ナット、27c…第2ナット、28…レール、29…台車、30…レール柱、D…作業デッキ

Claims (4)

  1. 加熱炉の煙道の垂直煙道部に装着した炉圧制御ダンパを取り外す方法であって、
    前記垂直煙道部は上部煙道と下部煙道とに分割され、前記上部煙道及び下部煙道の間の煙道空間に炉圧制御ダンパが配置され、この炉圧制御ダンパの下部は前記下部煙道に接続され、当該炉圧制御ダンパの上部が、前記下部煙道に向けて伸縮する伸縮継手を介して前記上部煙道に接続されており、
    前記伸縮継手は、前記炉圧制御ダンパの上部開口部及び前記上部煙道の下部開口部を囲って接続されている伸縮シートと、この伸縮シートの外側の位置で前記炉圧制御ダンパ及び上部煙道に係合し、前記炉圧制御ダンパを昇降させる昇降部材とを備え、
    前記下部煙道と前記炉圧制御ダンパの下部との接続状態を切り離す工程と、
    前記伸縮継手の前記昇降部材の制御により前記炉圧制御ダンパを上昇させ、前記炉圧制御ダンパの下方に隙間を設ける工程と、
    互いに平行な一対の案内レールを、前記垂直煙道部の外部から前記隙間を通過して前記炉圧制御ダンパの下方に水平に延在させて架設する工程と、
    前記垂直煙道部の外部位置で前記一対の案内レール上に載せた台車を、前記炉圧制御ダンパの直下まで移動させる工程と、
    前記伸縮継手の前記昇降部材の制御により前記炉圧制御ダンパを下降させて前記台車上に前記炉圧制御ダンパを載せた後、前記伸縮継手と前記炉圧制御ダンパの上部との接続状態を切り離す工程と、
    前記炉圧制御ダンパを載せた前記台車を、前記一対の案内レールに沿って前記煙道の外部まで移動させる工程と、を備えたことを特徴とする炉圧制御ダンパの取り外し方法。
  2. 前記炉圧制御ダンパは、ケーシング内部に、所定の開度を設定する羽根が配置されており、前記炉圧制御ダンパを取り外す際に、羽根固定手段が、前記羽根の回動を不能として当該羽根を前記ケーシング内に収容していることを特徴とする請求項1記載の炉圧制御ダンパの取り外し方法。
  3. 加熱炉の煙道の垂直煙道部に炉圧制御ダンパを装着する方法であって、
    前記垂直煙道部は上部煙道と下部煙道とに分割され、前記上部煙道及び下部煙道の間に煙道空間が設けられ、前記上部煙道の下端に、前記下部煙道に向けて伸縮する伸縮継手が接続されており、
    前記伸縮継手は、前記炉圧制御ダンパの上部開口部及び前記上部煙道の下部開口部を囲って接続されている伸縮シートと、この伸縮シートの外側の位置で前記炉圧制御ダンパ及び上部煙道に係合し、前記炉圧制御ダンパを昇降させる昇降部材とを備え、
    互いに平行な一対の案内レールを、前記垂直煙道部の外部から煙道空間に向けて水平に架設する工程と、
    前記一対の案内レール上に台車を載せ、この台車上に前記炉圧制御ダンパを載置して前記煙道空間まで移動する工程と、
    前記伸縮継手の前記昇降部材の制御により当該伸縮継手及び前記炉圧制御ダンパの上部を接続する工程と、
    前記伸縮継手の前記昇降部材の制御により前記炉圧制御ダンパを上昇させ、前記炉圧制御ダンパの下方に隙間を設けた後、前記一対の案内レール及び台車を前記煙道空間から撤去する工程と、
    前記伸縮継手の前記昇降部材の制御により炉圧制御ダンパを下降させていき、前記炉圧制御ダンパの下部及び前記下部煙道を接続する工程と、を備えたことを特徴とする炉圧制御ダンパの装着方法。
  4. 前記炉圧制御ダンパは、ケーシング内部に、所定の開度を設定する羽根が配置されており、前記炉圧制御ダンパを装着する際に、羽根固定手段が、前記羽根の回動を不能として当該羽根を前記ケーシング内に収容していることを特徴とする請求項3記載の炉圧制御ダンパの装着方法。
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