JP5658543B2 - Guide light - Google Patents
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Description
本発明は、非常時に建造物等の避難口の場所を示したり避難の方向を示したりする誘導灯に関する。 The present invention relates to a guide light that indicates the location of an evacuation exit such as a building or the direction of evacuation in an emergency.
一般的な誘導灯は、緑色と白色との2色の領域からなり避難口の場所や避難の方向を示す図柄あるいは文字を表した表示面を有し、この表示面が光るように構成されている。誘導灯の表示面については、「誘導灯器具及び避難誘導システム用装置技術基準」(日本照明器具工業会規格:JIL5502)により、平均輝度等が詳細に定められている。 A typical guide light has a display surface that is composed of two color areas, green and white, and has a display surface that represents symbols or characters indicating the location of the evacuation exit and the direction of evacuation. The display surface is configured to shine. Yes. As for the display surface of the guide light, the average brightness and the like are defined in detail by “Technical Standards for Guide Light Equipment and Evacuation Guidance System” (Japan Lighting Equipment Manufacturers Association Standard: JIL5502).
通常、誘導灯は、光透過性を有し前面を表示面とする矩形板状の表示パネルと、表示パネルの背後に配置された発光部とを備え、発光部からの光が表示パネルの背面から入射して表示パネルを透過することにより表示面を照明するように構成されている。 In general, a guide lamp includes a rectangular plate-like display panel that is light-transmissive and has a front surface as a display surface, and a light-emitting unit disposed behind the display panel, and light from the light-emitting unit is behind the display panel. The display surface is illuminated by being incident on the display panel and passing through the display panel.
この種の誘導灯には、たとえば図5に示すように直管形の蛍光ランプを光源36とする発光部3が採用された誘導灯1がある。図5の誘導灯1の発光部3は、表示パネル2の背面に沿って配置される矩形板状の導光板37を有し、導光板37の一端面(上端面)に対向して配置された光源36から入射された光を、導光板37が導光して表示パネル2の背面の略全域に照射する。図5では光源36の上方に反射板38が設けられている。また、近年では、蛍光ランプに代えてLED(発光ダイオード)が発光部の光源に用いられた誘導灯も普及してきている(たとえば特許文献1、特許文献2参照)。これらの誘導灯においても、基本的な構造は蛍光ランプを光源とする誘導灯1と共通しており、光源からの光は導光板に導光され表示パネルの背面の略全域に照射される。
As this type of guide lamp, for example, there is a
すなわち、従来の誘導灯1は、表示パネル2の背面に光を照射するように単一の発光部3を有しており、表示面20の緑色や白色の領域を発光部3からの光で照明することによって、表示面20が光るように構成されている。
That is, the
ところで、誘導灯1は、上記技術基準により、表示面20の緑色領域21の輝度と白色領域22の輝度との間に所定の差をつけること、具体的には緑色領域21の輝度を白色領域22の輝度に比べて低くすることが要求されている。そのため、従来の誘導灯1にあっては、表示面20の緑色領域21と白色領域22とで光透過率(透明度)に差をつけることにより、表示面20の緑色領域21と白色領域22とで所定の輝度の比(以下、「輝度比」という)が実現されている。
By the way, the
しかし、従来の誘導灯1においては、表示面20の緑色領域21について光透過率を白色領域22より低く抑えることにより所定の輝度比を実現しているので、発光部3からの光は表示面20の緑色領域21で白色領域22に比べて大幅に遮られることになる。つまり、表示面20の緑色領域21は光透過率が比較的低く設定されているので、この緑色領域21を発光部3からの光が透過する際に発光部3の光出力に比較的大きな損失が生じることになる。そのため、誘導灯1では、光出力に損失が生じることにより、無駄な電力消費が生じていることになる。
However, in the
また、表示面20の印刷により緑色領域21、白色領域22の各光透過率が調節されている場合、インクや印刷条件等に起因して光透過率にばらつきが生じることがあり、表示面20の緑色領域21と白色領域22との輝度比がばらつく可能性がある。特に大量生産されている製品においては、個々に光透過率の緻密な調節を行うことは困難であるため、輝度比のばらつきが大きくなる可能性がある。
In addition, when the light transmittances of the
本発明は上記事由に鑑みて為されており、発光部の光出力に生じる損失を軽減することができ、また、表示面の緑色領域と白色領域との輝度比のばらつきを低減することができる誘導灯を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above-described reasons, and can reduce the loss generated in the light output of the light emitting unit, and can reduce the variation in the luminance ratio between the green region and the white region of the display surface. The purpose is to provide a guide light.
本発明の誘導灯は、緑色に光る緑色領域と白色に光る白色領域とを含む表示面と、当該表示面から放射される光を出力する発光部と、当該発光部を点灯させる点灯装置と、常用電源の停電時に前記点灯装置に電力供給し前記発光部を点灯させる非常用電源とを備え、前記発光部は、前記緑色領域から放射される光を出力する第1発光部と前記白色領域から放射される光を出力する第2発光部とを有し、前記点灯装置は、前記表示面における輝度が前記白色領域に比べて前記緑色領域で低くなるように、前記第1発光部の光出力と前記第2発光部の光出力とを個別に調節し、前記点灯装置は、前記常用電源の通電時と前記常用電源の停電時とで、前記表示面における前記白色領域の輝度に対する前記緑色領域の輝度の比を切り替える輝度比切替部を有することを特徴とする。 The guide lamp of the present invention includes a display surface including a green region that glows green and a white region that glows white, a light emitting unit that outputs light emitted from the display surface, and a lighting device that lights the light emitting unit , An emergency power source that supplies power to the lighting device and turns on the light emitting unit when a power failure occurs in a normal power source, and the light emitting unit includes a first light emitting unit that outputs light emitted from the green region and the white region. A second light-emitting unit that outputs emitted light, and the lighting device has a light output of the first light-emitting unit such that the luminance on the display surface is lower in the green region than in the white region. And the light output of the second light emitting unit are individually adjusted, and the lighting device has the green area corresponding to the luminance of the white area on the display surface when the normal power supply is energized and when the normal power supply is powered off. Switching the luminance ratio Characterized in that it have a.
この誘導灯において、前記輝度比切替部は、前記常用電源の通電時よりも前記常用電源の停電時において前記白色領域の輝度に対する前記緑色領域の輝度の比が高くなるように前記輝度の比を切り替えることがより望ましい。 In this guide light, the luminance ratio switching unit sets the luminance ratio so that the ratio of the luminance of the green region to the luminance of the white region is higher at the time of power failure of the normal power source than when the normal power source is energized. It is more desirable to switch.
本発明は、第1発光部の光出力と第2発光部の光出力とが個別に調節されるので、発光部の光出力に生じる損失を軽減することができ、また、表示面の緑色領域と白色領域との輝度比のばらつきを低減することができるという利点がある。 According to the present invention, since the light output of the first light emitting unit and the light output of the second light emitting unit are individually adjusted, it is possible to reduce the loss generated in the light output of the light emitting unit, and the green region of the display surface There is an advantage that variation in the luminance ratio between the white area and the white area can be reduced.
(実施形態1)
本実施形態では、誘導灯として建造物の避難口の場所を示すよう避難口付近に取り付けられる誘導灯を例示するが、これに限らず、たとえば避難の方向を示す矢印が表示面に表記されたような誘導灯であってもよい。
(Embodiment 1)
In the present embodiment, a guide light attached in the vicinity of the evacuation exit to illustrate the location of the evacuation exit of the building is illustrated as the guide light. However, the present invention is not limited to this. For example, an arrow indicating the direction of evacuation is shown on the display surface. Such a guide light may be used.
本実施形態の誘導灯1は、図1に示すように、光透過性を有し前面を表示面20とする矩形板状の表示パネル2と、表示パネル2の背後に配置され表示面20から放射される光を出力する発光部3とを備えている。この誘導灯1は、発光部3からの光が表示パネル2の背面から入射して表示パネル2を透過することにより表示面20を照明する。
As shown in FIG. 1, the
表示パネル2と発光部3とは、建造物の壁または天井に取り付けられる器具本体(図示せず)と共に誘導灯1を構成する。器具本体は、前面が開口した直方体状の筐体(図示せず)内に、発光部3を点灯させる点灯装置4(図1参照)と、充放電可能なバッテリ(図示せず)とを備えており、表示パネル2および発光部3が筐体の開口面(前面)を覆うように取り付けられる。
The
器具本体には常用電源としての商用電源が接続されており、バッテリは商用電源の通電時(以下、「平常時」という)に商用電源からの電力供給を受けて充電される。器具本体の点灯装置4は、平常時には商用電源からの電力供給により発光部3を点灯させ、商用電源の停電時(以下、「非常時」という)には非常用電源としてのバッテリからの電力供給により発光部3を点灯させる。これにより、誘導灯1は平常時だけでなく、商用電源が停電した非常時であっても発光部3からの光で表示面20を照明することが可能である。以下、商用電源からの電力供給により発光部3を点灯させる点灯装置4の動作状態を「平常点灯」と呼び、バッテリからの電力供給により発光部3を点灯させる点灯装置4の動作状態を「非常点灯」と呼ぶ。なお、誘導灯1が使用される建造物に、商用電源の停電時に誘導灯1に電力供給する非常用電源が備わっている場合、器具本体のバッテリは省略され、点灯装置4は非常時に非常用電源からの電力供給を受けて発光部3を非常点灯させてもよい。
A commercial power source as a regular power source is connected to the appliance body, and the battery is charged by receiving power from the commercial power source when the commercial power source is energized (hereinafter referred to as “normal”). The
以下、表示パネル2と発光部3と点灯装置4とについて、さらに詳しく説明する。
Hereinafter, the
表示パネル2は、光透過性を有する板材からなり、表示面20としての前面に避難口の場所を示す図柄が描かれている。表示面20は、緑色に光る領域(以下、「緑色領域21」という)と白色に光る領域(以下、「白色領域22」という)とからなり、いずれの領域も発光部3からの光を通すように光透過性を有している。
The
本実施形態では、無色透明のアクリル板の前面(表示面20)のうち、緑色領域21のみ印刷により緑色に着色されており、白色領域21は無着色(つまり無色透明)である。誘導灯1の表示面20については、「誘導灯器具及び避難誘導システム用装置技術基準」(日本照明器具工業会規格:JIL5502)により、平均輝度等が詳細に定められている。
In the present embodiment, only the
発光部3は、表示パネル2の背面に沿って配置される矩形板状の基板30と、基板30の前面(つまり、表示パネル2との対向面)に実装された光源としての複数個のLED(発光ダイオード)33とを有している。LED33は、基板30の前面の縦方向と横方向とにそれぞれ複数列ずつ配置され、基板30の前面の略全域に亘ってマトリクス状に配置されている。各LED33の光照射特性(光照射方向)やLED33間の間隔は、LED33からの光を表示パネル2の背面の略全域に照射できるように設定されている。発光部3を構成する複数個のLED33は、全て発光色が白色、つまり白色光を出力するLEDであって、その色彩や輝度特性が一律に揃えられている。なお、基板30の前面はLED33から放射された光を反射する反射面を構成してもよい。
The
本実施形態においては、発光部3は、表示面20の緑色領域21から放射される光を出力する第1発光部31と、表示面20の白色領域22から放射される光を出力する第2発光部32とに分かれている。第1発光部31は、表示面20の緑色領域21に対応する領域、つまり前後方向において緑色領域21と重なる領域に設けられ、第2発光部32は、表示面20の白色領域22に対応する領域、つまり前後方向において白色領域22と重なる領域に設けられている。
In the present embodiment, the
具体的には、基板30の前面には第1発光部31のLED33と第2発光部32のLED33とを仕切る仕切壁34が形成され、仕切壁34にて第1発光部31と第2発光部32とが分離されている。仕切壁34は、表示面20における緑色領域21と白色領域22との境界線に対応する部分、つまり前後方向(基板30の厚み方向)において境界線と重なる部分に設けられている。基板30の前面からの仕切壁34の突出高さは適宜設定される。
Specifically, a
第1発光部31と第2発光部32とは、それぞれが個別に点灯できるように電気的にも分離されている。つまり、第1発光部31の光源となる複数個のLED33の直列(あるいは並列)回路と、第2発光部32の光源となる複数個のLED33の直列(あるいは並列)回路とは、電気的に切り離されており、点灯装置4から個別に電力供給を受けて点灯する。
The 1st
点灯装置4は、第1発光部31を点灯させる第1点灯回路41と、第2発光部32を点灯させる第2点灯回路42とを別々に備えている。第1点灯回路41は、第1発光部31の光源となる複数個のLED33の直列(あるいは並列)回路に接続され、これらのLED33に電流を流すことにより第1発光部31を点灯させる。第2点灯回路42は、第2発光部32の光源となる複数個のLED33の直列(あるいは並列)回路に接続され、これらのLED33に電流を流すことにより第2発光部32を点灯させる。
The
これにより、表示面20の緑色領域21から放射される光を出力する第1発光部31と、表示面20の白色領域22から放射される光を出力する第2発光部32とは、それぞれ独立して点灯状態が制御されることになる。そのため、第1点灯回路41と第2点灯回路42とは、発光部3に供給する電力(LED33に流す電流)の大きさを個別に制御することにより、表示面20における緑色領域21の輝度と白色領域22の輝度とを個別に調節することができる。
Thereby, the 1st
ここにおいて、誘導灯1は、上記技術基準により、表示面20の緑色領域21の輝度と白色領域22の輝度との間に所定の差をつけることが要求されている。そこで、本実施形態では、表示面20の緑色領域21を照明する第1発光部31と、白色領域22を照明する第2発光部32とで光出力に差をつけることにより、表示面20の緑色領域21と白色領域22とで所定の輝度の比(以下、「輝度比」という)を実現する。要するに、点灯装置4は、第1点灯回路41から第1発光部31に供給する電力の大きさと、第2点灯回路42から第2発光部32に供給する電力の大きさとに差をつけることにより、緑色領域21と白色領域22とで所定の輝度比を実現する。以下、緑色領域21の輝度(平均輝度)を白色領域22の輝度(平均輝度)で除した値、つまり「緑色領域21の輝度」/「白色領域22の輝度」を緑色領域21と白色領域22との輝度比という。
Here, the
上記技術基準によれば、緑色領域21と白色領域22との輝度比(技術基準上では「輝度対比」と称される)が1未満、つまり緑色領域21の輝度が白色領域22の輝度に比べて低くなることが要求されている。そのため、点灯装置4は、発光部3から表示パネル2へ入射される単位面積当たりの光出力が第2発光部32よりも第1発光部31で小さくなるように、第1発光部31と第2発光部32との各々に供給する電力を制御する。
According to the above technical standard, the luminance ratio between the
本実施形態では、点灯装置4は、表示面20における緑色領域21と白色領域22との輝度比が0.1〜0.3の範囲となるように、第1発光部31に供給する電力の大きさと、第2発光部32に供給する電力の大きさとの相対関係を決定している。ここで、表示面20の緑色領域21と白色領域22とでは光透過率に差があるため、点灯装置4は、単に輝度比と一致するように第1発光部31と第2発光部32との各々に供給する電力の比が決定させるのではなく、光透過率の差も加味して電力の比が決定される。また、点灯装置4が第1発光部31と第2発光部32に供給する電力の絶対値は、表示面20の緑色領域21の輝度と白色領域22の輝度とが上記技術基準を満たすように設定される。
In the present embodiment, the
以上説明した構成の誘導灯1によれば、表示面20の緑色領域21を照明する第1発光部31と、白色領域22を照明する第2発光部32とで光出力に差をつけることにより、表示面20の緑色領域21と白色領域22とで所定の輝度比が実現される。この構成は、単一の発光部から表示パネル2に光が照射され、緑色領域21と白色領域22とで所定の輝度比を実現するために緑色領域21と白色領域22とで光透過率に差をつける構成に比べて、表示面20での光出力の損失が小さくなるという利点がある。すなわち、本実施形態の誘導灯1では、表示面20の緑色領域21の光透過率を抑えることなく、第1発光部31の光出力そのものを小さく抑えることにより、緑色領域21と白色領域22とで所定の輝度比を実現できるので、緑色領域21での光損失を軽減できる。
According to the
また、上記構成によれば、表示面20の印刷により緑色領域21、白色領域22の光透過率が調節される訳ではないので、インクや印刷条件等に起因した光透過率のばらつきによって緑色領域21と白色領域22とで輝度比がばらつくことも抑制される。したがって、大量生産されているような誘導灯1であっても、緑色領域21と白色領域22とで輝度比のばらつきを比較的小さく抑えることができる。
Further, according to the above configuration, the light transmittance of the
さらに、上記構成の誘導灯1では、単一の発光部が採用される構成とは異なり、第1発光部31、第2発光部32の一方、あるいは第1点灯回路41、第2点灯回路42の一方が故障しても、表示面20を光らせることができる。つまり、誘導灯1は、たとえば第1点灯回路41が故障した場合でも、第2点灯回路42にて第2発光部32を点灯させ、表示面20の白色領域22を光らせることができる。
Furthermore, in the
なお、表示面20の白色領域22は印刷により白色に着色されていてもよく、この場合、LED33からの光が白色領域22で拡散するので、白色領域22の輝度むらが抑えられるという利点がある。
The
ところで、誘導灯1に関しては、バッテリ等からの電力供給により発光部3が点灯する非常点灯時には、商用電源からの電力供給により発光部3が点灯する平常点灯時と比べて表示面20の輝度(光出力)を低く抑えることが要求されている。すなわち、一般的に非常時と平常時とでは誘導灯1の周辺の明るさが異なるので、表示面20の輝度をそれぞれの場合に適した輝度に設定することにより、表示面20の適切な視認性を確保することが要求されている。
By the way, with respect to the
そのため、本実施形態の誘導灯1においても、非常点灯時には平常点灯時に比べて、点灯装置4から発光部3への出力を小さく抑えることにより、表示面20の平均輝度を低く抑えるように構成されている。つまり、点灯装置4は、商用電源の停電を検知する停電検知部(図示せず)を有しており、商用電源の停電を検知して非常時と判断すると、発光部3への供給電力を小さく抑える。
Therefore, the
ここにおいて、非常時と平常時とでは誘導灯1の周辺の明るさが異なるので、緑色領域21と白色領域22との輝度比についても、非常時と平常時とでそれぞれ適切な値に切り替えることが望ましい。そこで、本実施形態の誘導灯1では、表示面20の緑色領域21と白色領域22との輝度比を非常点灯時と平常点灯時とで切り替える輝度比切替部(図示せず)が、点灯装置4に設けられている。輝度比切替部は、停電検知部の検知結果に応じて輝度比を切り替える。
Here, since the brightness around the
たとえば、誘導灯1の周辺が十分明るい平常時には、緑色領域21は輝度が低くても十分視認可能となるので、白色領域22に対する緑色領域21の相対的な輝度が低い(つまり緑色領域21と白色領域22との輝度比が低い)方が、表示面20の視認性はよくなる。一方、誘導灯1の周辺が暗い非常時には、緑色領域21は輝度が低ければ黒い陰影のように見えるので、白色領域22に対する緑色領域21の相対的な輝度が高い(つまり緑色領域21と白色領域22との輝度比が高い)方が、表示面20の視認性はよくなる。
For example, in normal times where the periphery of the
そこで、本実施形態では、点灯装置4は、緑色領域21と白色領域22との輝度比が平常点灯時よりも非常点灯時に高くなるように、輝度比切替部にて輝度比を切り替えている。具体的には、輝度比切替部は、図2に示すように緑色領域21と白色領域22との輝度比を平常点灯時には0.1とし、非常点灯時には0.3としている。図2では、(a)に平常点灯時における緑色領域21の輝度I11と白色領域22の輝度I21とを示し、(b)に緑色領域21の輝度I12と白色領域22の輝度I22とを示している。このように、輝度比切替部は、緑色領域21と白色領域22との輝度比が0.1〜0.3の範囲内で切り替わるように、第1発光部31に供給する電力の大きさと、第2発光部32に供給する電力の大きさとの相対関係を平常時と非常時とで個別に決定する。
Therefore, in the present embodiment, the
上述したように緑色領域21と白色領域22との輝度比が非常時と平常時とでそれぞれ適切な値に切り替わる構成によれば、非常時と平常時とのそれぞれにおいて、誘導灯1の周辺の明るさに応じた表示面20の最適な視認性を確保することができる。つまり、ここでは、点灯装置4は、非常時において平常時よりも表示面20の平均輝度を低く抑えながらも、白色領域22の輝度に対する緑色領域21の輝度比を高くするので、緑色領域21の発色がよくなり表示面20の視認性が向上する。このような輝度比の切り替えは、表示面20の緑色領域21から放射される光を出す第1発光部31と、表示面20の白色領域22から放射される光を出す第2発光部32とで点灯状態がそれぞれ独立して制御される本実施形態の誘導灯1だからこそ実現可能となる。
As described above, according to the configuration in which the luminance ratio between the
なお、輝度比切替部は、非常時よりも平常時において白色領域22の輝度に対する緑色領域21の輝度比を高くしてもよい。この場合、非常時には緑色領域21と白色領域22とのコントラストが高くなり、表示面20に描かれた図柄が強調されるという利点がある。
Note that the luminance ratio switching unit may increase the luminance ratio of the
また、本実施形態の他の構成例として、誘導灯1は、LEDのような点光源に代えて、たとえば図3に示すように有機EL(ElectroLuminescence)素子35などの面発光が可能な面光源が発光部3の光源に用いられていてもよい。図3の例では、有機EL素子35は基板30の前面に設けられた発光色が白色、つまり白色光を出力する有機EL素子であって、色彩や輝度特性が全面で揃えられている。
As another configuration example of the present embodiment, a
この例でも、発光部3は緑色領域21から放射される光を出力する第1発光部31と、白色領域22から放射される光を出力する第2発光部32とに分けられている。第1発光部31の有機EL素子35は第1点灯回路41に接続され、第2発光部32の有機EL素子35は第2点灯回路42に接続されており、第1発光部31と第2発光部32とはそれぞれ独立して点灯状態が制御される。このように発光部3の光源に面光源が用いられた構成では、表示面20に輝度むらが生じにくく、誘導灯1の見映えがよくなるという利点がある。
Also in this example, the
(実施形態2)
本実施形態の誘導灯1は、表示パネル2(図1参照)が省略され、図4に示すように発光部3の前面が表示面20を構成している点が実施形態1の誘導灯1と相違する。
(Embodiment 2)
In the
本実施形態では、発光部3の光源として基板30の前面に設けられているLEDが、発光色が緑色の緑色LED331と、発光色が白色の白色LED332とに分類される。緑色LED331は、表示面20の緑色領域21に対応する領域に設けられて第1発光部31の光源を構成し、白色LED332は、表示面20の白色領域22に対応する領域に設けられて第2発光部32の光源を構成する。
In the present embodiment, the LEDs provided on the front surface of the
以上説明した本実施形態の誘導灯1によれば、発光部3自体の前面が表示面20となるので、発光部3からの光が表示パネルを透過する際の光出力の損失がなく、発光部3の光出力に生じる損失をより軽減することができる。また、表示パネルが省略されることにより、誘導灯1の薄型化を図ることが可能となる。
According to the
なお、発光部3の前方には無色透明のカバー、あるいは乳白色のカバーが取り付けられていてもよい。また、発光部3の光源はLEDに限らず、有機EL素子などの面光源であってもよい。
A colorless and transparent cover or a milky white cover may be attached in front of the
その他の構成および機能は実施形態1と同様である。 Other configurations and functions are the same as those of the first embodiment.
1 誘導灯
3 発光部
4 点灯装置
20 表示面
21 緑色領域
22 白色領域
31 第1発光部
32 第2発光部
41 第1点灯回路
42 第2点灯回路
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