JP5658104B2 - 鉛蓄電池用ブッシング - Google Patents
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Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、電池蓋とブッシングとの間の密着性を向上させ、電解液の染み出しを防止できるブッシング、及び、鉛蓄電池を提供することを目的とする。
また、前記楔型の突起は、前記環状突起のうち、下方に位置して隣接する環状突起の間に形成されている構成としても良い。
図1は、本発明の実施の形態に係るブッシング1を用いて構成した鉛蓄電池の端子部10の断面図である。
鉛蓄電池(不図示)は、合成樹脂製の電槽(不図示)と、この電槽の上部に融着されて当該電槽を閉じる合成樹脂製の電池蓋30と、この電池蓋30に設けられる一対の端子部10とを備えて構成され、上記電槽には複数の正極板と複数の負極板をセパレータを介して交互に積層してなる極板群が収納され、希硫酸等の電解液が満たされている。
端子部10は、電池蓋30を樹脂成形する際にインサート成形によって電池蓋30に一体化される鉛または鉛合金からなる中空円筒状のブッシング1と、ブッシング1に挿入されて溶接される柱状の電極11とを備えている。
ブッシング1は、図1及び図2に示すように、鉛合金からなる中空円筒状のブッシング本体2と、このブッシング本体2の外周に一体に上下複数段に突出形成された環状突起3とを備えている。各環状突起3は、ブッシング本体2の周方向に連続して延びる鍔形状の突起であり、互いに隣り合う環状突起3間は環状溝4となっている。
本実施形態では、環状突起3は、上下に並ぶ6段の環状突起3A〜3Fを有している。最上部の環状突起3Aは外径寸法がその下側の環状突起3B〜3Fの外径寸法よりも大きく形成されており、環状突起3B〜3Fの外径寸法は略等しく形成されている。環状溝4は、上から順に5段の環状溝4A〜4Eを有している。そして、最下段の環状溝4E内には、環状突起3Eの下面と環状突起3Fの上面とを上下に連結するリブ5を形成し、環状溝4D内には、環状突起3Dの下面と環状突起3Eの上面とを上下に連結するリブ6を形成している。
環状突起3A〜3Fが電池蓋30に埋め込まれることで、ブッシング1と電池蓋30との境界面の面積が増加し、ブッシング1の固定の強度及びシール性が確保されている。
図1〜図3に示すように、最下段の環状溝4E内には、環状突起3Eの下面と環状突起3Fの上面とを上下に連結するリブ5,5が形成されている。リブ5,5は一対で設けられ、環状溝4E内で互いに対向する位置、すなわち、周方向に180°間隔となる位置に形成されている。
リブ5,5は、環状溝4Eの底面から径方向に突出する凸部であり、ブッシング1が電池蓋30に埋め込まれた状態では、リブ5の側面部5Aが電池蓋30のインサート成型部の境界面に当接し、ブッシング1の回り止めとして作用する。リブ5,5は、ブッシング1の軸心Oから外径側にかけて両側面部5A,5A間の幅が徐々に狭くなるように形成されており、先細りのテーパー形状となっている。この先細りのテーパー形状は、ブッシング1を鋳造する際に鋳型20(図4)からの抜き勾配として作用するため、容易にブッシング1を鋳型20から取り外すことができる。
通常鉛蓄電池の端子部にかかる力としては、ターミナル固定治具(通称ハーネスと呼ぶ)の取り付け時にかかる回転トルクが主であり、端子部にこれに対する抵抗力が要求される。本実施の形態では、締付けトルクに対しても、空回りすることなく確実に電池端子にハーネス端子が固着する。
下から2段目の環状溝4D内には、環状突起3Dの下面と環状突起3Eの上面とを上下に連結する突起6,6が形成されている。突起6,6は一対で設けられ、環状溝4D内で互いに対向する位置、すなわち、周方向に180°間隔となる位置に形成されている。また、各突起6は、ブッシング1の周方向において、隣接する各リブ5に対して90°だけ間隔を開けた位置に形成されており、全体として見ると、突起6及びリブ5は、周方向において90°毎に交互に配置されている。
突起6の側面部6Aは、突起6の先端部の幅方向の端6B,6Bを超えて電池蓋30の樹脂が突起6の幅方向の内側に形成される入り込み部7となっている。
図4に2点鎖線で示すように、ブッシング1を製造する鋳型20は、縦割りの2分割で構成され、平面視においてブッシング1の半分の半円の部分に対応する金型20Aと、ブッシング1の残りの半分の半円の部分に対応する金型20Bと、中空円筒を形成用の棒状の金型(不図示)とを備えて構成され、金型20Aと金型20Bとを分割するパーティングラインLは、ブッシング1の軸心Oを通る直線である。
一方、リブ5,5は、ブッシング1の軸心Oを通りパーティングラインLに直交する直線M上に形成されている。金型20A,20Bは、ブッシング1の凝固後に直線Mの延在方向に開かれ、その後、ブッシング1が取り出される。
また、リブ5,5がパーティングラインLに直交する直線M上に形成されるとともに、先細り形状であるため、ブッシング1を容易に離型できる。
本実施の形態では、熱膨張量の違い等に起因して、突起6を電池蓋30の樹脂部からブッシング1の径方向に引き離すような力が作用したとしても、入り込み部7に電池蓋30の樹脂が入り込んでおりアンカー効果が得られるため、突起6の近傍の部分において電池蓋30の樹脂部とブッシング1との間の隙間が広がることを防止できる。このため、電池蓋30とブッシング1との密着性を確保でき、電解液の染み出しを効果的に防止できる。
また、突起6,6及びリブ5,5に対応する鋳型20の部位は、溶融した鉛合金(湯)の通り道となり、突起6,6及びリブ5,5が局所的に偏って設けられた場合、湯の流れが不均一になる可能性があるが、本実施の形態では、突起6,6とリブ5,5とを異なる段に設けたため、湯の流れを均一にでき、鋳造性が良い。
さらに、環状溝4Dの突起6と環状溝4Eのリブ5とを周方向において90°毎に交互に配置し、突起6とリブ5とが離れており上下に連続していないため、電解液がリブ5から突起6を伝って上方に移動することを防止でき、電解液の染み出しを防止できる。
なお、縦・横割りの4分割の鋳型を用いることで、パーティングラインL上以外にも、突起6、6を設けることが可能である。
また、突起6,6は、環状突起3A〜3Fのうち、下方に位置して隣接する環状突起3Dと環状突起3Eとの間に形成されているため、電槽内の電解液に近い部分において、電池蓋30を構成する樹脂とブッシング1との密着性を向上できるため、電解液の染み出しを防止できる。
上記の実施の形態では、突起6,6とリブ5,5とは異なる段に設けるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、突起6,6の周方向の位置はそのままにして最下段の環状溝4Eに突起6,6を移動し、リブ5,5及び突起6,6を最下段の環状溝4Eに設けても良い。
また、上記の実施の形態では、突起6,6は環状溝4Dに形成され、リブ5,5は環状溝4Eに形成されるものとして説明したが、これに限らず、突起6,6が環状溝4Eに形成され、リブ5,5が環状溝4Dに形成されても良い。
さらに、上記の実施の形態では、突起6,6は環状溝4Dに形成されるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、突起6,6は複数段に亘って形成されても良い。例えば、環状溝4D及び環状溝4Bに突起6,6をそれぞれ形成し、その間の環状溝4Cには突起6,6を形成しない構成とし、一段飛ばしで突起6,6を設けても良い。
2 ブッシング本体
3 環状突起
6,6 突起
11 電極
20 鋳型
30 電池蓋
L パーティングライン
O 軸心
Claims (3)
- 電極を保持する筒状のブッシング本体の外周面に周方向に延びる複数の環状突起を一体に備え、これら環状突起が樹脂製の電池蓋にインサートされる鉛蓄電池用ブッシングにおいて、
隣接する前記環状突起の間に、前記ブッシング本体の軸心から外側に向けて徐々に幅広となる楔型の突起を一体に備えたことを特徴とする鉛蓄電池用ブッシング。 - 前記楔型の突起は、鋳型のパーティングライン上に、一対形成されることを特徴とする請求項1に記載の鉛蓄電池用ブッシング。
- 前記楔型の突起は、前記環状突起のうち、下方に位置して隣接する環状突起の間に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の鉛蓄電池用ブッシング。
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