JP5656849B2 - 干渉管理および伝送品質制御に基づく機能強化されたアップリンク電力制御 - Google Patents

干渉管理および伝送品質制御に基づく機能強化されたアップリンク電力制御 Download PDF

Info

Publication number
JP5656849B2
JP5656849B2 JP2011533516A JP2011533516A JP5656849B2 JP 5656849 B2 JP5656849 B2 JP 5656849B2 JP 2011533516 A JP2011533516 A JP 2011533516A JP 2011533516 A JP2011533516 A JP 2011533516A JP 5656849 B2 JP5656849 B2 JP 5656849B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mobile station
iot
power
adjustment amount
base station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011533516A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012507219A (ja
Inventor
リウ,ハオ
Original Assignee
アルカテル−ルーセント
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アルカテル−ルーセント filed Critical アルカテル−ルーセント
Publication of JP2012507219A publication Critical patent/JP2012507219A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5656849B2 publication Critical patent/JP5656849B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/06TPC algorithms
    • H04W52/14Separate analysis of uplink or downlink
    • H04W52/146Uplink power control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/18TPC being performed according to specific parameters
    • H04W52/24TPC being performed according to specific parameters using SIR [Signal to Interference Ratio] or other wireless path parameters
    • H04W52/243TPC being performed according to specific parameters using SIR [Signal to Interference Ratio] or other wireless path parameters taking into account interferences

Description

本発明は、無線通信ネットワーク内の移動局および基地局に関し、より具体的には、移動局での送信電力制御に関する。
セル間干渉(ICI)は、WiMAXアップリンクのFR1(frequency reuse 1)でのシステム性能に大きく影響する。したがって、正しい電力制御が、システムによって、ICIの量を制御するのに使用されることが重要である。ICIは、しばしば、IoT(interference over thermal)によって測定され、IoTは、隣接するセル内のすべての移動局(MS)からの総受信電力に熱雑音電力を加えたものを熱雑音電力で割ったものと定義される。IoT値は、セル間干渉の大きさを反映することができる。
IoT制御に基づく電力制御機構は、通常、ターゲットIoT値をセットし、すべてのセルがその測定されたIoT値を交換することを必要とする。各セルは、隣接するセルからの報告されたIoT値および分数伝送損補償に従って、セル内のすべてのユーザの送信電力を調整する。しかし、HARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)肯定応答などのシステム性能の変化は、電力制御のプロセスで考慮されてこなかった。
現在のIEEE802.16e仕様では、各移動局(MS)のターゲット受信信号対雑音比(SNR)は、特定のMCS(modulation and coding scheme)によって決定される。外側ループ(OL)コントローラは、HARQ ACK/NACKメッセージなどのシステム性能変動に従って各MSの送信電力をさらに調整することができる。この方法の不利益は、セルのシステム性能変動だけが考慮されるが、他の隣接するセルからの干渉が考慮されないことである。
IEEE802.16m仕様は、IEEE802.16e仕様のさらなる進化であり、IEEE802.16eより良いシステム性能を有しなければならない。したがって、より高度な電力制御機構が、システム性能を改善するために必要である。
「背景技術」の上述の不利益を解決するために、本発明は、隣接するセルの干渉とセルのシステム性能との両方を同時に考慮することを基礎として、アップリンク電力が制御される、すなわち、移動局の送信電力が制御される、干渉管理および伝送品質制御に基づく機能強化されたアップリンク電力制御機構を提案する。
本発明の第1の態様によれば、無線通信ネットワーク内の移動局内で送信電力を制御する方法であって、移動局がその中に配置されるセルまたはセクタの隣接するセルまたはセクタのIoT、伝送損補償、および移動局にサービスする基地局によって移動局から受信された信号の品質に従って移動局の送信電力を制御するステップを特徴とする方法が提供される。
好ましくは、この方法は、
i.基地局から第1指示メッセージを受信するステップであって、第1指示メッセージは、移動局の送信電力の第1調整量を含み、第1調整量は、隣接するセルまたはセクタのIoTと所定のターゲットIoTとの間の大きさ関係に従って基地局によって決定される、ステップと、
ii.伝送損補償量を決定するステップと、
iii.基地局によって移動局から受信された信号の品質に従って第2調整量を決定するステップと、
iv.第1調整量、伝送損補償量、および第2調整量に従って移動局の送信電力を制御するステップと
を含む。
本発明の第2の態様によれば、無線通信ネットワークの基地局内で移動局の送信電力を調整するように移動局に指示する方法であって、
複数の隣接する基地局によって送信されたIoTの測定値報告を受信するステップであって、各測定値報告は、基地局に対応する隣接するセルまたはセクタのIoTを含む、ステップと、
複数の隣接するセルまたはセクタのIoTの平均値を決定するステップと、
IoTの平均値を所定のターゲットIoTと比較し、比較結果を入手するステップと、
比較結果に従って、移動局の送信電力の第1調整量を決定するステップと、
第1調整量を含む第1指示メッセージを移動局に送信するステップと
を含む方法が提供される。
本発明の第3の態様によれば、無線通信ネットワーク内の移動局内で送信電力を制御する制御デバイスであって、移動局がその中に配置されるセルまたはセクタの隣接するセルまたはセクタのIoT、伝送損補償、および移動局にサービスする基地局によって移動局から受信された信号の品質に従って、移動局の送信電力を制御することを特徴とする、制御デバイスが提供される。
好ましくは、制御デバイスは、第1受信手段、第1決定手段、第2決定手段、および電力制御手段を含み、第1受信手段は、基地局から第1指示メッセージを受信するのに使用され、第1指示メッセージは、移動局の送信電力の第1調整量を含み、第1調整量は、隣接するセルまたはセクタのIoTと所定のターゲットIoTとの間の大きさ関係に従って基地局によって決定され、第1決定手段は、伝送損補償量を決定するのに使用され、第2決定手段は、基地局によって移動局から受信された信号の品質に従って第2調整量を決定するのに使用され、電力制御手段は、第1調整量、伝送損補償量、および第2調整量に従って移動局の送信電力を制御するのに使用される。
本発明の第4の態様によれば、無線通信ネットワークの基地局内で移動局の送信電力を調整するように移動局に指示する指示デバイスが提供され、指示デバイスは、第2受信手段、第3決定手段、比較手段、第4決定手段、および送信手段を含み、第2受信手段は、複数の隣接する基地局によって送信されたIoTの測定値報告を受信するのに使用され、各測定値報告は、基地局に対応する隣接するセルまたはセクタのIoTを含み、第3決定手段は、複数の隣接するセルまたはセクタのIoTの平均値を決定するのに使用され、比較手段は、IoTの平均値を所定のターゲットIoTと比較し、比較結果を入手するのに使用され、第4決定手段は、比較結果に従って移動局の送信電力の第1調整量を決定するのに使用され、送信手段は、第1調整量を含む第1指示メッセージを移動局に送信するのに使用される。
アップリンク電力は、本発明の方法およびデバイスを使用することを介して、隣接するセルの干渉とセルのシステム性能との両方を同時に考慮することを基礎として制御され、したがって、システム性能が効果的に改善される。
次の図面を参照して非限定的な実施形態の詳細な説明を読むことによって、本発明の他の特徴、目的、および利益が明白になる。
図面では、同一のまたは同様の符号が、同一のまたは同様のデバイスまたは方法ステップを指す。
ネットワークのトポロジ的構造を示す単純な概略図である。 本発明の実施形態による、無線通信ネットワーク内の移動局内の、送信電力を制御する方法を示す流れ図である。 本発明の実施形態による、無線通信ネットワーク内の基地局内の、その送信電力を調整するように基地局によってサービスされる移動局に指示する方法を示す流れ図である。 本発明の実施形態による、無線通信ネットワーク内の移動局内の、送信電力を制御する制御デバイスを示す構造ブロック図である。 本発明の実施形態による、無線通信ネットワーク内の基地局内の、その送信電力を調整するように基地局によってサービスされる移動局に指示する指示デバイスを示す構造ブロック図である。
以降では、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1に、ネットワークのトポロジ的構造の単純な概略図を示す。図1では、移動局MS1は、基地局BS#1によってサービスされるセルC1内に配置され、セルC2は、基地局BS#2によってサービスされる。周波数再利用係数は1である、すなわち、各セルは、同一の周波数リソースを使用する。MS1によって送信される信号は、BS#1にとって有用な信号であるが、BS#2または他の隣接する基地局(簡潔にするために図1には図示せず)にとっては干渉である。当業者は、図1が、簡潔にするために2つのセルだけを示すことを理解することができる。実際に、C1の周囲に複数の隣接するセルがあり、古典的な六角形セルラ構造について、C1の周囲に6つの隣接するセルがある。MS1は、MS1がその中に配置されているセルの隣接するセルのIoT、伝送損補償、およびBS#1によってMS1から受信されたアップリンク信号の品質に従ってその送信電力を制御する。
図2に、本発明の実施形態による、無線通信ネットワーク内の移動局内の、送信電力を制御する方法の流れ図を示す。
以降では、図2のMS1の送信電力の制御プロセスを、図1を参照して詳細に説明する。
まず、ステップS201で、MS1は、BS#1から第1指示メッセージを受信し、この第1指示メッセージは、MS1の送信電力の第1調整量を含み、この第1調整量は、隣接するセルまたはセクタのIoTと所定のターゲットIoTとの間の大きさ関係に従って、BS#1によって決定される。
第2に、ステップS202で、MS1は、伝送損補償量を決定する。
さらに、ステップS203で、MS1は、BS#1によって移動局から受信された信号の品質に従って、送信電力の第2調整量を決定する。
最後に、ステップS204で、MS1は、第1調整量、伝送損補償量、および第2調整量に従って、その送信電力を制御する。
以降では、第1調整量、伝送損補償量、および第2調整量を決定するプロセスを、それぞれ例を介して説明する。
まず、第1調整量を決定するプロセスを説明する。
BS#1は、隣接するセルまたはセクタのIoTと所定のターゲットIoTとの間の大きさ関係に従ってMS1の送信電力の第1調整量を決定し、BS#1は、第1調整量を含む第1指示メッセージをMS1に送信する。
図3に、以降で詳細に説明される、本発明の実施形態による、MS1の送信電力を調整するようにMS1に指示するBS#1での方法の流れ図、すなわち、MS1の第1調整量を決定するBS#1の流れ図を示す。
第1に、ステップS301で、BS#1は、複数の隣接する基地局によって送信されたIoTの測定値報告を受信し、各測定値報告は、それらの基地局に対応する隣接するセルまたはセクタのIoTを含む。好ましくは、図1のBS#2などの隣接する基地局がBS#1に送信するIoTは、複数の周波数領域および/または時間領域でのIoTの平均値である。
第2に、ステップS302で、BS#1は、複数の隣接するセルまたはセクタのIoTの平均値を決定する。MS1がその中に配置されているセルC1がセクタに分割されるシナリオについて、BS#1は、MS1がその中に配置されているセクタの外部のセクタのIoTを測定し、これが、隣接するセル内のセクタ(「隣接するセクタ」とも呼ばれる)のIoTと一緒に平均をとられる。
さらに、ステップS303で、BS#1は、隣接するセルまたはセクタのIoTの平均値を所定のターゲットIoTと比較し、比較結果を入手する。ターゲットIoTは、所定のターゲット値であり、システム性能が達成を望むターゲットでもある。詳細な値は、実際のシステムの経験的値に従って決定される。
次に、ステップS304で、BS#1は、比較結果に基づいてMS1の送信電力の第1調整量を決定する。具体的に言うと、隣接するセルのIoTの平均値がターゲットIoTより大きい場合には、第1調整量は、負の値として決定される、すなわち、MS1は、その送信電力を減らすように指示される。隣接するセルのIoTの平均値がターゲットIoTより小さい場合には、第1調整量は、正の値として決定される、すなわち、MS1は、その送信電力を増やすように指示される。隣接するセルのIoTの平均値がターゲットIoTと等しい場合には、第1調整量は、0として決定される。
最後に、ステップS305で、BS#1は、第1調整量を含む第1指示メッセージをMS1に送信する。
以降では、第1調整量を決定するプロセスを、例によって説明する。
図1を例としてとると、

Rx_power1=Tx_power−TL1 (1)
Rx_power2=Tx_power−TL2 (2)

式(1)から(2)を引くと、結果は

Rx_power1=Rx_power2−diff_TL (3)

である。
ただし、Tx_powerは、MS1の送信電力であり、Rx_power1は、BS#1によってMS1から受信された信号の電力であり、Rx_power2は、BS#2によってMS1から受信された信号の電力であり、TL1およびTL2は、MS1によってMS1からBS#1およびBS#2に送信される信号の伝送損であり、これは、経路損、シャドウイング、送信アンテナ利得、および受信アンテナ利得を含み、diff_TL=TL1−TL2であり、diff_TLは、MS1からBS#1への信号伝送損とMS1からBS#2への信号伝送損との間の伝送損差である。便宜上、この説明の変数の単位は、すべてdB単位である。
MS1によって引き起こされる隣接するセルBS#nへの干渉が最強である場合には、これは、MS1からBS#1へとMS1からBS#nへとの間の最大伝送損差に対応する、すなわち、MS1からBS#1への伝送損TL1およびMS1からBS#nへの伝送損TLnが、最も近い。
式(3)を基礎として、雑音の影響を考慮し、伝送損差が最大であると仮定して、伝送損補償係数αが導入され、式(4)が得られる。

Target_SINR=min(Target_INR−α×max(diff_TL),max_SINR) (4)
ただし、0≦α≦1であり、α=1は、完全な伝送損補償を表し、max_SINRは、BS#1によってMS1から受信された信号の所定の最大ターゲット信号対干渉雑音比を表し、Target_SINRは、BS#1によってMS1から受信された信号の信号対干渉雑音比であり、BS#1は、Target_SINRを達成することを望み、Target_INRは、ターゲット干渉対雑音比と呼ばれる、MS1によって引き起こされる、隣接する基地局への最強の干渉のターゲット値を表す。
式(4)のターゲット干渉対雑音比(Target_INR)を、囲む基地局の間で交換されるIoT情報に基づいてさらに調整することができる。たとえば、BS#1は、隣接する基地局によって報告されるそれぞれのIoT(Measured_IoT)を受信し、複数のIoTの平均値を所定のターゲットIoT値(Target_IoT)と比較し、それに従ってMS1のターゲット干渉対雑音比を調整し、これは、次のように式によってリストされる。

If mean(measured_IoT(j))>Target_IoT(ただし、j≠1)
Target_INR=Target_INR−Down_INR
else if mean (measured_IoT(j))>Target_IoT
Target_INR=Target_INR+Up_INR
else
Target_INR=Target_INR (5)
ここで、measured_IoT(j)は、BS#1の隣接する基地局によって測定されたIoTであり、Down_INRは、ターゲット干渉対雑音比のダウン調整ステップであり、Up_INRは、ターゲット干渉対雑音比のアップ調整ステップである。Up_INRおよびDown_INRは、定数または変数とすることができ、これは、実際のシステム要件に従って決定される。通常、システム初期化中に、Target_INR値が、経験的値に従ってセットされ、その後、システムの実行に伴って、Target_INRが、隣接するセルのIoTに従って徐々に調整される。
BS#1は、MS1のターゲット干渉対雑音比の調整値すなわち上で述べた第1調整値を含む第1指示メッセージをMS1に送信する。第1指示メッセージを受信した後に、MS1は、式(4)に従ってそのターゲット信号対干渉雑音比Target_SINRを更新し、それに従ってその送信電力を調整する。具体的に言うと、MS1がその送信電力Tx_powerをターゲット信号対干渉雑音比Target_SINRに従ってどのように調整するのかを、以降で詳細に説明する。
まず、伝送損補償量の決定を、以降で詳細に説明する。
大規模な区域でのアップリンク信号およびダウンリンク信号のほぼ対称の特徴に従って、MS1は、アップリンクの伝送損を近似するのにダウンリンク信号の伝送損を使用することができる。たとえば、MS1について、BS#1からの信号の電力が、各基地局(各基地局は、ほぼ同一の電力でブロードキャスト信号を送信する)から受信された信号のすべての中で最大であり、BS#nからの信号の電力が、2番目に大きく、最大伝送損は、

max(diff_TL)=Rx_powern_MS1−Rx_power1_MS1 (6)

として近似することができる。
第2調整量の決定を、以降で説明する。
MS1は、BS#1によってMS1から受信された信号の品質に従って送信電力をさらに調整する、すなわち、第2調整量を決定する。BS#1は、MS1から受信された信号の品質をMS1にフィード・バックする。好ましくは、BS#1は、第2指示メッセージをMS1に送信し、第2指示メッセージは、BS#1によってMS1から受信されたデータ・パケットが正しいのか正しくないのかを示すのに使用される。
たとえば、HARQに基づくデータ伝送では、BS#1によってMS1から受信されたデータ・パケットが正しくない場合に、BS#1は、正しくない受信を示す第2指示メッセージNACKをMS1に送信し、BS#1によってMS1から受信されたデータ・パケットが正しい場合に、BS#1は、正しい受信を示す第2指示メッセージACKをMS1に送信する。時々、たとえばアップリンクおよびダウンリンクが対称である時に、MS1は、さらに、MS1によってBS#1から受信された信号の品質に従って第2調整量を決定することができる。
HARQに基づくデータ伝送を例にとれば、MS1がBS#1から指示メッセージNACKを受信する時には、MS1は、アップ調整ステップ(Up_OL)だけ上に送信電力を調整する。MS1がBS#1から指示メッセージACKを受信する時には、MS1は、次のように、式(7)に示されたダウン調整ステップ(Down_OL)だけ下に送信電力を調整する。

if NACK
Offset_OL=Offset_OL+Up_OL
else if ACK
Offset_OL=Offset_OL−Down_OL
else
Offset_OL=Offset_OL (7)
ただし、Offset_OLは、第2調整量を表し、Up_OLは、第2調整量のアップ調整ステップを表し、Down_OLは、第2調整量のダウン調整ステップを表す。Up_OLおよびDown_OLは、定数または変数とすることができ、これは、実際のシステムに従って決定される。
最後に、式(8)に示されているように、MS1の送信電力を、ターゲット信号対干渉雑音比Target_SINR、第2調整量、伝送損、雑音電力、およびMS1がその中に配置されているセルまたはセクタのIoTによって決定することができる。

Tx_power=Target_SINR+Offset_OL+TL1+Noise_power+measured_IoT(1) (8)
ただし、TL1は、MS1からBS#1への伝送損であり、ダウンリンク信号に従ってMS1によって推定されるか、BS#1によって測定された後にMS1に送信されるかのいずれかとすることができ、Noise_powerは、雑音電力の推定値であり、MS1自体によって推定された雑音電力またはBS#1によって推定され、MS1に送信される雑音電力のいずれかとすることができ、measured_IoT(1)は、MS1がその中に配置されているセルまたはセクタのIoTであり、通常はBS#1によって測定され、MS1に送信される。好ましくは、measured_IoT(1)は、時間領域および/または周波数領域での統計的平均でもある。確かに、BS#1は、measured_IoT(1)計算に必要な物理量をMS1に送信することもでき、その後、MS1は、IoT、measured_IoT(1)を計算する。たとえば、BS#1は、干渉および雑音の量だけをMS1に送信し、MS1は、IoT、measured_IoT(1)を計算する。
通常、システム初期化中に、まず、Offset_OLが経験的値に従ってセットされ、その後、システムの実行に伴って、Offset_OLが、BS#1によって受信された信号の品質に従って徐々に調整される。
式(8)から、MS1の送信電力制御が主に2つの部分を含むことがわかり、一方の部分は、MS1が、第1調整量および伝送損補償量(以降では略して「外部調整」と呼ぶ)に従ってターゲット信号対干渉雑音比を決定することであり、他方の部分は、BS#1によってMS1から受信された信号の品質に従って決定される第2調整量(以降では略して「内部調整」と呼ぶ)である。内部調整および外部調整は、同一の頻度を有しても有しなくてもよい。内部調整および外部調整が同一頻度を有する場合には、Offset_OLは、Up_OLおよびDown_OLの累算された値である。内部調整頻度が外部調整頻度より高い場合には、外部調整が実行されず、内部調整だけが実行される時に、Tx_powerを基礎とするUp_OLの増加またはDown_OLの減少だけでよい。
通常、MS1の送信電力は、所定の最大電力値Max_powerを有し、MS1は、式(8)に従って決定された送信電力Tx_powerが所定の最大電力値Max_powerを超えるかどうかを判断する必要があり、送信電力Tx_powerが所定の最大電力値Max_powerを超える場合には、Tx_power=Max_powerである。
当業者が、上で述べた第1調整量、伝送損補償量、および第2調整量の決定態様が例示にすぎないことを理解できることに留意されたい。実際には、上で述べた実施形態に限定されない、異なるシステムに関する第1調整量、伝送損補償量、および第2調整量の複数の詳細な決定態様がある。さらに、第1調整量および第2調整量の物理的意味は、上で述べた意味とわずかに異なる場合がある。
図4に、本発明の実施形態による、無線通信ネットワーク内の移動局内の、移動局の送信電力を制御する制御デバイス400の構造ブロック図を示す。制御デバイス400は、第1受信手段401、第1決定手段402、第2決定手段403、電力制御手段404、および入手手段405を含む。
以降では、図1に示されたネットワークのトポロジ的構造を参照して、MS1内の制御デバイス400が、MS1の隣接するセルのIoT、伝送損補償、およびBS#1によってMS1から受信されたアップリンク信号の品質に従ってMS1の送信電力をどのように制御するのかを詳細に説明する。
当業者は、図4の制御デバイス400が例示にすぎないことを理解することができる。本発明の制御デバイス400は、異なる機能手段に従って異なる構造を有する場合があり、図4に示されたものに限定されない。
第1に、第1受信手段401は、第1指示メッセージをBS#1から受信し、第1指示メッセージは、MS1の送信電力の第1調整量を含み、第1調整量は、隣接するセルまたはセクタのIoTと所定のターゲットIoTとの間の大きさ関係に従ってBS#1によって決定される。
第2に、第1決定手段402は、伝送損補償量を決定する。
さらに、第2決定手段403は、BS#1によってMS1から受信された信号の品質に従って、MS1の送信電力の第2調整量を決定する。
最後に、電力制御手段404は、第1調整量、伝送損補償量、および第2調整量に従って、その送信電力を制御する。
第1調整量、伝送損補償量、および第2調整量を決定するプロセスを、それぞれ、以降で例を介して説明する。
まず、第1調整量を決定するプロセスを説明する。
図5に、本発明の実施形態による、無線通信ネットワーク内のBS#1内の、その送信電力を調整するようにBS#1によってサービスされるMS1に指示する指示デバイス500の構造ブロック図を示す。指示デバイス500は、第2受信手段501、第3決定手段502、比較手段503、第4決定手段504、送信手段505、および測定手段506を含む。
BS#1内の指示デバイス500は、隣接するセルまたはセクタのIoTと所定のターゲットIoTとの間の大きさ関係に従ってMS1の送信電力の第1調整量を決定し、BS#1内の指示デバイス500は、第1調整量を含む第1指示メッセージをMS1に送信する。このプロセスを、以降で詳細に説明する。図3に、以降で詳細に説明される、本発明の実施形態による、その送信電力を調整するようにMS1に指示するBS#1の方法すなわち、MS1の第1調整量をBS#1内で決定する方法の流れ図を示す。
第1に、第2受信手段501は、複数の隣接する基地局によって送信されたIoTの測定値報告を受信し、各測定値報告は、基地局に対応する隣接するセルまたはセクタのIoTを含む。好ましくは、図1のBS#2などの隣接する基地局によってBS#1に送信されるIoTは、複数の周波数領域および/または時間領域でのIoTの平均値である。
第2に、第3決定手段502は、複数の隣接するセルまたはセクタのIoTの平均値を決定する。MS1がその中に配置されるセルC1がセクタに分割されるシナリオについて、BS#1は、MS1がその中に配置されるセクタの外部のセクタのIoTを測定し、この値は、第3決定手段502によって、隣接するセル内のセクタ(「隣接するセクタ」とも呼ばれる)のIoTとの平均をとられる。
さらに、比較手段503は、隣接するセルまたはセクタのIoTの平均値を所定のターゲットIoTと比較し、比較結果を入手する。ターゲットIoTは、所定のターゲット値であり、システム性能が達成を望むターゲットでもある。詳細な値は、実際のシステムの経験的値に従って決定される。
次に、第4決定手段504は、比較手段503からの比較結果に従って、MS1の送信電力の第1調整量を決定する。具体的に言うと、隣接するセルのIoTの平均値がターゲットIoTより大きい場合には、第1調整量は、負の値として決定される、すなわち、MS1は、その送信電力を減らすように指示される。隣接するセルのIoTの平均値がターゲットIoTより小さい場合には、第1調整量は、正の値として決定される、すなわち、MS1は、その送信電力を増やすように指示される。隣接するセルのIoTの平均値がターゲットIoTと等しい場合には、第1調整量は、0として決定される。
最後に、送信手段505は、第1調整量を含む第1指示メッセージをMS1に送信する。
第1調整量を決定するプロセスは、上で述べた方法説明内の実施形態を参照することができる。すなわち、式(4)を参照すると、図(4)のターゲット干渉対雑音比(Target_INR)を、囲む基地局の間で交換されるIoT情報に基づいてさらに調整することができる。たとえば、第2受信手段501は、隣接する基地局によって報告されたそれぞれのIoT(Measured_IoT)を受信し、比較手段503は、第3決定手段502によって決定された複数のIoTの平均値をターゲットIoT値(Target_IoT)と比較し、第4決定手段504は、MS1のターゲット干渉対雑音比を調整する調整量すなわち式(5)に示された第1調整量をそれに従って決定する。
送信手段505は、第1指示メッセージをMS1に送信し、第1指示メッセージは、MS1のターゲット干渉対雑音比の調整値すなわち上で述べた第1調整量を含む。MS1内の第1受信手段401が第1指示メッセージを受信した後に、電力制御手段404は、式(4)に従ってMS1のターゲット信号対干渉雑音比Target_SINRを更新し、それに従って送信電力を調整する。具体的に言うと、電力制御手段404がターゲット信号対干渉雑音比Target_SINRに従ってその送信電力Tx_powerをどのように調整するのかを、以降で詳細に説明する。
まず、第1決定手段402が伝送損補償量を決定するプロセスを、以降で詳細に説明する。
大規模な区域でのアップリンク信号およびダウンリンク信号のほぼ対称の特徴に従って、第1決定手段402は、アップリンクの伝送損を近似するのにダウンリンク信号の伝送損を使用することができる。たとえば、MS1について、BS#1からの信号の電力が、各基地局から受信された信号のすべての中で最大であり、BS#nからの信号の電力が、2番目に大きく、第1決定手段402は、式(6)に示されているように、伝送損補償量としてBS#1とBS#nとの間の信号電力の差を決定する。
第2決定手段403が第2調整量を決定するプロセスを、以降で説明する。
第2決定手段403は、BS#1によってMS1から受信された信号の品質に従って送信電力をさらに調整する、すなわち、第2調整量を決定する。BS#1は、BS#1によってMS1から受信された信号の品質をMS1にフィード・バックする。好ましくは、BS#1は、MS1に第2指示メッセージを送信し、第2指示メッセージは、BS#1によってMS1から受信されたデータ・パケットが正しいのか正しくないのかを示すのに使用される。
たとえば、HARQに基づくデータ伝送では、BS#1によってMS1から受信されたデータ・パケットが正しくない場合に、BS#1は、正しくない受信を示す第2指示メッセージNACKをMS1に送信し、BS#1によってMS1から受信されたデータ・パケットが正しい場合に、BS#1は、正しい受信を示す第2指示メッセージACKをMS1に送信する。時々、たとえばアップリンクおよびダウンリンクが対称である時に、第2決定手段403は、さらに、それ自体によってBS#1から受信された信号の品質に従って第2調整量を決定することができる。
HARQに基づくデータ伝送を例にとれば、MS1がBS#1から指示メッセージNACKを受信する時には、第2決定手段403は、アップ調整ステップ(Up_OL)だけ上に送信電力を調整し、MS1がBS#1から指示メッセージACKを受信する時には、第2決定手段403は、上で述べた式(7)に示されているように、ダウン調整ステップ(Down_OL)だけ下に送信電力を調整する。
最後に、電力制御手段404は、式(8)に示されているように、ターゲット信号対干渉雑音比Target_SINR、第2調整量、伝送損、雑音電力、およびMS1がその中に配置されているセルまたはセクタのIoTに従って、MS1の送信電力を決定する。ここで、measured_IoT(1)は、MS1がその中に配置されているセルまたはセクタのIoTであり、BS#1から入手手段405によって入手される。Measured_IoT(1)は、通常、BS#1内の測定手段506によって測定され、その後、送信手段505によってMS1に送信される。好ましくは、measured_IoT(1)は、時間領域および/または周波数領域での統計的平均でもある。確かに、BS#1は、measured_IoT(1)計算に必要な物理量をMS1に送信することもでき、その後、MS1は、IoT、measured_IoT(1)を計算する。たとえば、BS#1は、干渉および雑音の量だけをMS1に送信し、MS1は、measured_IoT(1)を計算する。
式(8)から、MS1の送信電力制御が主に2つの部分を含むことがわかり、一方の部分は、MS1が、第1調整量および伝送損補償量すなわち、上で述べた「外部調整」に従ってターゲット信号対干渉雑音比を決定することであり、他方の部分は、BS#1によってMS1から受信された信号の品質に従って決定される第2調整量すなわち、上で述べた「内部調整」である。内部調整および外部調整は、同一の頻度を有しても有しなくてもよい。内部調整および外部調整が同一頻度を有する場合には、Offset_OLは、Up_OLおよびDown_OLの累算された値である。内部調整頻度が外部調整頻度より高い場合には、外部調整が実行されず、内部調整だけが実行される時に、Tx_powerを基礎とするUp_OLの増加またはDown_OLの減少だけでよい。
通常、MS1の送信電力は、所定の最大電力値Max_powerを有し、電力制御手段404は、式(8)に従って決定された送信電力Tx_powerが所定の最大電力値Max_powerを超えるかどうかを判断する必要があり、Tx_powerが所定の最大電力値Max_powerを超える場合には、Tx_power=Max_powerである。
当業者が、上で述べた第1調整量、伝送損補償量、および第2調整量の決定態様が例示にすぎないことを理解できることに留意されたい。実際には、上で述べた実施形態に限定されない、システムの差に従う第1調整量、伝送損補償量、および第2調整量の複数の詳細な決定態様がある。さらに、第1調整量および第2調整量の物理的意味は、上で述べた意味とわずかに異なる場合がある。
本発明の実施形態は、上で説明される。本発明が、上で述べた特定の実施形態に限定されず、当業者が、添付の特許請求の範囲の範囲内ですべての種類の変形形態または修正形態を作ることができることを理解されたい。本発明の技術的解決策を、ソフトウェアまたはハードウェアを用いて実施することができる。

Claims (13)

  1. 無線通信ネットワーク内の移動局内で前記移動局の送信電力を制御する方法であって、前記移動局がその中に配置されるセルまたはセクタの隣接するセルまたはセクタのIoT、伝送損補償、および前記移動局にサービスする基地局によって前記移動局から受信された信号の品質に従って、前記移動局の前記送信電力を制御し、
    i.前記基地局から第1指示メッセージを受信するステップを含み、前記第1指示メッセージは前記移動局の送信電力の第1調整量を含み、前記第1調整量は、前記隣接するセルまたはセクタの前記IoTと所定のターゲットIoTとの間の大きさ関係に従って前記基地局によって決定され、さらに、
    ii.伝送損補償量を決定するステップと、
    iii.前記基地局によって前記移動局から受信された信号の前記品質に従って前記移動局の送信電力の第2調整量を決定するステップと、
    iv.前記第1調整量、前記伝送損補償量、および前記第2調整量に従って前記移動局の前記送信電力を制御するステップとを含む、方法。
  2. 前記ステップiiは、
    前記移動局から前記基地局への伝送損と前記移動局から隣接する基地局への伝送損との間の差の最大差に従って前記伝送損補償量を決定するステップを含む、請求項に記載の方法。
  3. 前記ステップiiiは、
    前記基地局からの第2指示メッセージに従って前記第2調整量を決定するステップを含み、前記第2指示メッセージは、前記基地局によって前記移動局から受信されたデータ・パケットが正しいのか正しくないのかを示すのに使用される、請求項に記載の方法。
  4. 前記基地局から、前記移動局がその中に配置されている前記セルまたはセクタのIoTを入手するステップをさらに含み、
    前記ステップivは、
    前記第1調整量、前記伝送損補償量、および前記第2調整量に従い、式

    Tx_power=Target_SINR+Offset_OL+TL+Noise_power+measured_IoT

    に基づいて前記移動局の前記送信電力を決定するステップを含み、Tx_powerは前記移動局の送信電力であり、Offset_OLは前記第2調整量であり、TLは前記移動局から前記基地局への伝送損であり、Noise_powerは雑音電力の推定された値であり、measured_IoTは前記移動局がその中に配置されている前記セルまたはセクタのIoTであり、Target_SINRは、式

    Target_SINR=min(Target_INR−α×max(diff_TL),max_SINR)

    に従って決定されるターゲット信号対干渉雑音比であり、max(diff_TL)は、前記移動局から前記基地局への伝送損と前記移動局から隣接する基地局への伝送損との間の差の最大差であり、αは所定の伝送損補償係数であり、Target_INRは、前記第1調整量に従って調整される、隣接するセルまたはセクタへの前記移動局のターゲット干渉対雑音比であり、max_SINRは所定の最大信号対干渉雑音比である、請求項に記載の方法。
  5. 前記Tx_powerが所定の最大送信電力Max_powerより大きいかどうかを判断するステップと、
    前記Tx_powerが前記Max_powerより大きい場合に、Tx_power=Max_powerとするステップとをさらに含む、請求項に記載の方法。
  6. 前記伝送損は、経路損、シャドウイング、送信アンテナ利得、および受信アンテナ利得を含む、請求項に記載の方法。
  7. 無線通信ネットワークの基地局内で移動局の送信電力を調整するように前記移動局に指示する方法であって、
    複数の隣接する基地局によって送信されたIoTの測定値報告を受信するステップを含み、各測定値報告は、前記基地局に対応する隣接するセルまたはセクタのIoTを含み、さらに、
    複数の隣接するセルまたはセクタのIoTの平均値を決定するステップと、
    前記IoTの前記平均値を所定のターゲットIoTと比較し、比較結果を入手するステップと、
    前記比較結果に従って、前記移動局の送信電力の第1調整量を決定するステップと、
    前記第1調整量を含む第1指示メッセージを前記移動局に送信するステップとを含む、方法。
  8. 前記基地局によってサービスされ、前記基地局がその中に配置される前記セルまたはセクタの前記IoTを測定するステップと、
    前記測定されたIoTを前記移動局に送信するステップとをさらに含む、請求項に記載の方法。
  9. 前記IoTは、時間領域および/または周波数領域での統計的平均を含む、請求項に記載の方法。
  10. 無線通信ネットワーク内の移動局内で前記移動局の送信電力を制御する制御デバイスであって、前記移動局がその中に配置されるセルまたはセクタの隣接するセルまたはセクタのIoT、伝送損補償、および前記移動局にサービスする基地局によって前記移動局から受信された信号の品質に従って、前記移動局の前記送信電力を制御し、
    前記基地局から第1指示メッセージを受信する第1受信手段を含み、前記第1指示メッセージは前記移動局の送信電力の第1調整量を含み、前記第1調整量は、前記隣接するセルまたはセクタの前記IoTと所定のターゲットIoTとの間の大きさ関係に従って前記基地局によって決定され、さらに、
    伝送損補償量を決定する第1決定手段と、
    前記基地局によって前記移動局から受信された信号の前記品質に従って前記移動局の送信電力の第2調整量を決定する第2決定手段と、
    前記第1調整量、前記伝送損補償量、および前記第2調整量に従って前記移動局の前記送信電力を制御する電力制御手段とを含む、制御デバイス。
  11. 前記第1決定手段は、前記移動局から前記基地局への伝送損と前記移動局から隣接する基地局への伝送損との間の差の最大差に従って前記伝送損補償量を決定することにさらに使用される、請求項10に記載の制御デバイス。
  12. 前記第2決定手段は、前記基地局からの第2指示メッセージに従って前記第2調整量を決定することにさらに使用され、前記第2指示メッセージは、前記基地局によって前記移動局から受信されたデータ・パケットが正しいのか正しくないのかを示すのに使用される、請求項10に記載の制御デバイス。
  13. 無線通信ネットワークの基地局内で移動局の送信電力を調整するように前記移動局に指示する指示デバイスであって、
    複数の隣接する基地局によって送信されたIoTの測定値報告を受信する第2受信手段を含み、各測定値報告は、前記基地局に対応する隣接するセルまたはセクタのIoTを含み、さらに、
    複数の隣接するセルまたはセクタのIoTの平均値を決定する第3決定手段と、
    前記IoTの前記平均値を所定のターゲットIoTと比較し、比較結果を入手する比較手段と、
    前記比較結果に従って前記移動局の送信電力の第1調整量を決定する第4決定手段と、
    前記第1調整量を含む第1指示メッセージを前記移動局に送信する送信手段とを含む、指示デバイス。
JP2011533516A 2008-10-30 2009-07-17 干渉管理および伝送品質制御に基づく機能強化されたアップリンク電力制御 Expired - Fee Related JP5656849B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN200810202020.1 2008-10-30
CN2008102020201A CN101729106B (zh) 2008-10-30 2008-10-30 基于干扰管理和传输质量控制的增强的上行链路功率控制
PCT/CN2009/072807 WO2010048820A1 (zh) 2008-10-30 2009-07-17 基于干扰管理和传输质量控制的增强的上行链路功率控制

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012507219A JP2012507219A (ja) 2012-03-22
JP5656849B2 true JP5656849B2 (ja) 2015-01-21

Family

ID=42128219

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011533516A Expired - Fee Related JP5656849B2 (ja) 2008-10-30 2009-07-17 干渉管理および伝送品質制御に基づく機能強化されたアップリンク電力制御

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20110207499A1 (ja)
EP (1) EP2352342A4 (ja)
JP (1) JP5656849B2 (ja)
KR (1) KR20110090959A (ja)
CN (1) CN101729106B (ja)
BR (1) BRPI0921749A2 (ja)
WO (1) WO2010048820A1 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5508803B2 (ja) * 2009-10-05 2014-06-04 Kddi株式会社 送信電力制御装置、送信電力制御方法およびプログラム
US8918135B2 (en) * 2010-03-08 2014-12-23 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for controlling uplink transmission power
CN102348268B (zh) * 2010-08-03 2014-08-13 中兴通讯股份有限公司 一种lte系统上行功率控制的方法和系统
CN102026286B (zh) * 2010-12-23 2015-06-03 中兴通讯股份有限公司 一种上行资源分配和功率动态调整的方法及其系统
CN102595582B (zh) * 2011-01-05 2014-12-10 中兴通讯股份有限公司 一种控制终端上行发射功率的方法及系统
GB2499774A (en) * 2011-08-15 2013-09-04 Renesas Mobile Corp Controlling uplink transmission power to reduce neighbour cell interference
CN103379604B (zh) 2012-04-20 2018-04-27 北京三星通信技术研究有限公司 动态tdd小区中的上行功率控制方法
WO2013167807A1 (en) * 2012-05-11 2013-11-14 Nokia Corporation Setup and maintenance framework for flexible time division duplex operation in heterogeneous network
US8861443B2 (en) * 2012-09-20 2014-10-14 Intel Corporation Method and apparatus for power control in full-duplex wireless systems with simultaneous transmission reception
WO2014172897A1 (zh) * 2013-04-26 2014-10-30 上海贝尔股份有限公司 基于干扰的上行链路分数功率控制的方法和装置
CN104144483B (zh) * 2013-05-10 2018-04-27 上海诺基亚贝尔股份有限公司 用于控制用户终端上行传输功率的方法和设备
CN104254121B (zh) 2013-06-28 2018-05-29 电信科学技术研究院 一种pusch功率控制方法及装置
US10172098B2 (en) * 2014-05-29 2019-01-01 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Power control for mitigating device-to-device interference to adjacent networks
US20170188314A1 (en) * 2015-12-24 2017-06-29 Intel Corporation Uplink interference management in shared spectrum networks
CN110139306B (zh) 2018-02-09 2021-12-31 华为技术有限公司 发送测量报告的方法、通信装置和系统

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2003291072A1 (en) * 2002-11-20 2004-06-15 Interdigital Technology Corporation Assigning uplink slots to optimize uplink power control gain in wireless communications
WO2006004968A2 (en) * 2004-06-30 2006-01-12 Neocific, Inc. Methods and apparatus for power control in multi-carrier wireless systems
WO2007044316A1 (en) * 2005-10-06 2007-04-19 Interdigital Technology Corporation Method and apparatus for controlling uplink transmission power for ofdma based evolved utra
WO2007138651A1 (ja) * 2006-05-25 2007-12-06 Panasonic Corporation 通信システム、基地局装置および通信方法
MX2009003584A (es) * 2006-10-03 2009-06-03 Interdigital Tech Corp Control de potencia de transmisión de enlace ascendente (en base a cqi) de bucle abierto/bucle cerrado combinado, con mitigacion de interferencia para e-utra.
KR101132482B1 (ko) * 2006-11-01 2012-04-23 콸콤 인코포레이티드 부-대역 종속적 자원 관리
MX2009005592A (es) * 2006-11-30 2009-08-13 Qualcomm Inc Control de potencia de trafico de enlace inverso para lbc fdd.
CN101207415A (zh) * 2006-12-18 2008-06-25 北京三星通信技术研究有限公司 功率控制方法和设备
US20080188260A1 (en) * 2007-02-02 2008-08-07 Motorola, Inc. Method and apparatus for uplink power control in a communication system
JP4835465B2 (ja) * 2007-02-26 2011-12-14 株式会社日立製作所 無線通信システムおよび端末

Also Published As

Publication number Publication date
WO2010048820A1 (zh) 2010-05-06
JP2012507219A (ja) 2012-03-22
CN101729106B (zh) 2013-03-13
KR20110090959A (ko) 2011-08-10
EP2352342A4 (en) 2012-04-04
EP2352342A1 (en) 2011-08-03
BRPI0921749A2 (pt) 2019-09-24
US20110207499A1 (en) 2011-08-25
CN101729106A (zh) 2010-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5656849B2 (ja) 干渉管理および伝送品質制御に基づく機能強化されたアップリンク電力制御
US20210289448A1 (en) Clear channel assessment (cca) threshold adaptation method
JP7166316B2 (ja) マルチユーザ電力制御方法および手順
US11627532B2 (en) Uplink power control for distributed wireless communication
EP1876854B1 (en) Power control of a mobile station based on noise and interference information of a neighboring cell
US9992747B2 (en) Resource allocation in a communication system
JP5864626B2 (ja) 移動局のアップリンク電力を制御するためのオープンループ/クローズドループを組み合わせた方法
EP2945451B1 (en) Interference reduction in a communication network by scheduling and link adaptation
US10412692B2 (en) D2D power control
KR102006746B1 (ko) 이동통신 시스템에서 상향링크 amc 운용을 위한 방법 및 장치
EP2213131A2 (en) UPLINK POWER CONTROL WITH INTERFERENCE-OVER-THERMAL (LoT) LOAD CONTROL
US20120176915A1 (en) Method and apparatus for controlling uplink transmission power in wireless communication system
US9295007B2 (en) Method for determining uplink transmission power and user equipment
EP2991413A1 (en) Method and apparatus for uplink fractional power control based on interference
JP5630906B2 (ja) 無線通信システムにおける送信電力制御装置及び方法
WO2014205747A1 (zh) 一种功率控制方法和设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120327

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120713

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130604

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140327

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140728

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20140805

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141028

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141125

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5656849

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees