JP5656650B2 - 熱転写プリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、サーマルヘッドを備えた熱転写プリンタに関し、特に、サーマルヘッドの放熱性能に優れた熱転写プリンタに関する。
熱転写プリンタは、複数の色のインクを保持するインクシートにおける各色のインクの部分各々を順次加熱するサーマルヘッドと、記録紙をサーマルヘッドとの間に挟んで回転するプラテンローラとを備えた面順次方式のプリンタである。
また、複数の色の昇華性の染料インクを保持するインクシートを用いる熱転写プリンタは、昇華型熱転写プリンタと称される。昇華型熱転写プリンタは、銀塩写真の画像に匹敵する高品質な画像を出力可能な画像形成装置として知られている。
また、インクシートが、複数の色の昇華性の染料インクと保護材とを保持し、昇華型熱転写プリンタが、インクシートにおけるインクの部分各々及び保護材の部分を順次加熱することにより、インクシートから記録紙へ画像とオーバーコート層とを重ねて転写する場合もある。なお、オーバーコート層は、保護材によって覆われる保護層である。
ところで、記録紙へ転写される画像の濃度は、インクシートに加わる熱エネルギーによって変化し、サーマルヘッドは、インクシートに加える熱エネルギーを調節することによって画像濃度を調節する。また、プラテンローラは、薄いインクシート及び記録紙を介してサーマルヘッドに近接して配置されているため、サーマルヘッドの発熱の状況に応じて温度が大きく変動しやすい。プラテンローラは、記録紙の搬送及びサーマルヘッドの発熱が連続的に行われる連続プリントのジョブの実行中に特に高温となる。
プラテンローラの温度の変動は、インクシートに加わる熱エネルギーのノイズとして作用し、出力画像の濃度ムラの原因となる。従って、熱転写プリンタにおいて、プラテンローラを冷却することによってプラテンローラの温度の変動を抑制することは、出力画像の質を向上する上で重要である。
例えば、特許文献1に示されるプリンタは、感熱性の記録紙をサーマルヘッドとの間に挟んで回転するプラテンローラと、記録紙をプラテンローラとの間に挟んで回転する補助プラテンローラとを備える。特許文献1に示される補助プラテンローラは、プラテンローラから伝達される熱エネルギーを放散する放熱部材として機能する。
特開2004−106851号公報
しかしながら、特許文献1に示されるプラテンローラの熱エネルギーは、記録紙の搬送中において、熱伝導率の低い記録紙を介して補助プラテンローラへ伝達される。そのため、特許文献1に示されるプリンタは、記録紙の搬送中におけるプラテンローラの冷却性能が十分でなく、出力画像の濃度ムラが十分に解消されないという問題点を有している。特に、連続プリントのジョブが実行される場合、特許文献1に示されるプリンタにおける出力画像の濃度ムラの問題は顕著となる。
また、特許文献1に示される補助プラテンローラが熱転写プリンタに適用された場合、プラテンローラの熱エネルギーは、記録紙の搬送中において、インクシート及び記録紙の両方を介して補助プラテンローラへ伝達される。そのため、出力画像の濃度ムラの問題はより顕著となる。
また、特許文献1に示されるように、放熱部材が、記録紙に直接接触して記録紙を搬送する部材である場合、記録紙の傷つき防止と十分な放熱性の確保との両立が必要となり、放熱部材の材料の選定における制約が大きい。即ち、ゴム又は樹脂などの比較的柔らかい材料は、柔らかい記録紙の表面に傷を付けにくいメリットを有する半面、熱伝導率が低く、放熱性に劣る。一方、金属などの熱伝導率の高い材料は、放熱性に優れる半面、記録紙を傷つけやすい。
本発明の目的は、熱転写プリンタの動作中において、サーマルヘッドから熱を受けるプラテンローラを安定的に冷却し、出力画像の濃度ムラを防止することにある。
上記目的を達成する本発明に係る熱転写プリンタは、以下に示される各構成要素を備える。
(1)第1の構成要素は、現像剤を保持する現像体を加熱することによって現像体から被転写体へ画像を転写するサーマルヘッドである。
(2)第2の構成要素は、被転写体をサーマルヘッドとの間に挟んで回転するプラテンローラである。
(3)第3の構成要素は、プラテンローラの周面に接触し、プラテンローラの回転に従って移動する放熱板である。
(4)第4の構成要素は、放熱板に当接し、放熱板をプラテンローラに対して押し付けて支持する放熱板支持部である。放熱板支持部は、放熱板の移動に応じて回転する従動ローラである。

本発明に係る熱転写プリンタにおいて、放熱板は、プラテンローラに押し付けられた状態で支持され、プラテンローラの周面に接触しつつ、プラテンローラの回転に従って移動する。従って、プラテンローラの熱エネルギーは、記録紙などの被転写体の搬送中及びそれ以外の状態を含む動作中において、放熱板へ直接伝達される。そのため、放熱板が、金属などの熱伝導率の高い材料からなる部材であれば、プラテンローラは、連続プリントのジョブの実行中を含む様々な動作中において、常に効率的に冷却される。その結果、出力画像の濃度ムラが防止される。しかも、放熱板は、プラテンローラの回転に従って移動するため、プラテンローラの表面を擦れによって傷つけることもない。
本発明の第1実施形態に係る熱転写プリンタ1における第1の状態の画像形成部の概略図である。 熱転写プリンタ1における画像形成部の一部の斜視図である。 熱転写プリンタ1における制御関連機器のブロック図である。 熱転写プリンタ1における第2の状態の画像形成部の概略図である。 熱転写プリンタ1における第3の状態の画像形成部の概略図である。 熱転写プリンタ1における第4の状態の画像形成部の概略図である。 本発明の第2実施形態に係る熱転写プリンタ1Aにおける第1の状態の画像形成部の概略図である。 熱転写プリンタ1Aにおける第2の状態の画像形成部の概略図である。 本発明の第3実施形態に係る熱転写プリンタ1Bにおける第1の状態の画像形成部の概略図である。 熱転写プリンタ1Bにおける第2の状態の画像形成部の概略図である。 本発明の第4実施形態に係る熱転写プリンタ1Cにおける画像形成部の概略図である。 本発明の第5実施形態に係る熱転写プリンタ1Dにおける画像形成部の概略図である。 本発明の第6実施形態に係る熱転写プリンタ1Eにおける画像形成部の概略図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であり、本発明の技術的範囲を限定する事例ではない。
本発明の各実施形態に係る熱転写プリンタ1,1A,1B,1C,1D,1Eは、昇華型熱転写プリンタであり、サーマルヘッドを備えた面順次方式のプリンタである。
<第1実施形態>
まず、図1から図3を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係る熱転写プリンタ1における画像形成部の構成について説明する。図1及び図2に示されるように、熱転写プリンタ1は、サーマルヘッド21、第1変位装置210、プラテンローラ22、プラテンローラ駆動モータ220、ピンチローラ機構24、ピンチローラ駆動モータ240、インクシートユニット30、放熱板41、主支持ローラ42、補助支持ローラ44,45、押し付け機構43、第2変位装置420及び放熱板検知センサ50を備えている。
なお、図2には、サーマルヘッド21、プラテンローラ22、インクシートユニット30、放熱板41及び主支持ローラ42のみが示されている。また、図2において、インクシートユニット30は、二点鎖線で記されている。
さらに、図3に示されるように、熱転写プリンタ1は、通信インターフェース11、マイクロコンピュータ12、メモリコントローラ13、フレームメモリ14、アクチュエータ駆動回路15、メモリ16、画像処理回路17、サーマルヘッドコントローラ18を備える。通信インターフェース11、マイクロコンピュータ12、メモリコントローラ13、画像処理回路17及びサーマルヘッドコントローラ18は、例えば、バスを介して相互にデータの受け渡しが可能である。
<画像形成部の基本構成>
インクシートユニット30は、帯状のインクシート3がロール状に巻かれた部分である繰り出し部31と、繰り出し部31から繰り出されたインクシート3が巻き取られた部分である巻き取り部32とを備える。また、インクシート3は、帯状のフィルムからなる基材層の表面に複数の色の昇華性の染料インクの層が形成された部分であるインク形成部と、基材層の表面に透明な保護材の層が形成された部分である保護材形成部とを有している。インク形成部各々及び保護材形成部は、帯状のインクシート3の長手方向において予め定められた順番で繰り返し配列されている。
インクシートのインク形成部は、例えば、イエローのインク層の部分、マゼンタのインク層の部分、及びシアンのインク層の部分を含む。なお、インク形成部が、ブラックのインク層の部分を含む場合もある。
また、昇華型熱転写プリンタ用の記録紙4は、シート状の基材層の表面に受容層が形成された構造を有している。受容層は、染料インクとの親和性の高い樹脂の層であり、インクシート3のインクは、記録紙4の受容層へ転写される。
ピンチローラ機構24は、記録紙4を第1方向及びその反対の第2方向へ搬送する機構であり、記録紙4を挟み込んで回転するピンチローラ241及びグリップローラ242を備える。また、ピンチローラ駆動モータ240は、ピンチローラ241を正回転及び逆回転させるモータである。
プラテンローラ22は、被転写体である記録紙4及び現像体であるインクシート3をサーマルヘッド21との間に挟んで回転するローラである。また、プラテンローラ駆動モータ220は、プラテンローラ22を正回転及び逆回転させるモータである。
サーマルヘッド21は、インクシート3におけるインク形成部各々及び保護材形成部を順次加熱する装置である。サーマルヘッド21におけるインクシート3との接触部にはヒータ211が設けられている。サーマルヘッド21は、画像のピクセル単位でインクシート3の加熱エネルギーを調節できる。
第1変位装置210は、サーマルヘッド21を移動可能に支持するアクチュエータである。サーマルヘッド21は、第1変位装置210により、プラテンローラ22に近接し、プラテンローラ22との間にインクシート3を挟み込む記録位置と、プラテンローラ22から離れた待避位置との間で移動可能に支持されている。第1変位装置210は、例えばソレノイドなどである。
図1は、サーマルヘッド21が記録位置に存在する状態を示し、後に説明する図5は、サーマルヘッド21が待避位置に存在する状態を示している。
サーマルヘッド21が記録位置に存在する状態において、記録紙4は、第1方向に回転するピンチローラ機構24及びプラテンローラ22によって第1方向へ搬送される。その際、インクシート3は、記録紙4に密着した状態で繰り出し部31から巻き取り部32へ移動する。さらに、サーマルヘッド21が、移動中のインクシート3を加熱し、画像又はオーバーコート層をインクシート3から記録紙4へ転写させる。その際、サーマルヘッド21は、画像データにおける各ピクセルの濃度に応じた加熱エネルギーでインクシート3のインク形成部を加熱する。
一方、サーマルヘッド21が退避位置に存在する状態において、記録紙4は、第2方向に回転するピンチローラ機構24によってプラテンローラ22とインクシート3との間へ搬送される。その際、インクシート3は、図5に示されるように、記録紙4から離れた状態で停止している。
熱転写プリンタ1は、サーマルヘッド21を記録位置に移動させてインクシート3を加熱しつつ記録紙4を第1方向へ搬送することにより画像の転写を行う動作と、サーマルヘッド21を待避位置に移動させて記録紙4の位置を1ページ分第2方向へ戻す動作とを順次繰り返す。そのような動作は、マイクロコンピュータ12によって制御される。
以上に示した熱転写プリンタ1の動作により、各色のインクの画像がインクシート3から記録紙4へ順次重ねて転写される。さらに、オーバーコート層が、インクシート3から記録紙4へ、記録紙4上のカラー画像を覆うように転写される。
オーバーコート層は、記録紙4に形成された画像の耐光性及び耐指紋性を向上させる保護層であるとともに、記録紙4の表面の平滑性を高め、光沢性を高める役割も果たす。
<制御関連機器の基本構成>
通信インターフェース11は、マイクロコンピュータ12と外部のホスト装置5との間のデータ通信を中継する装置である。
マイクロコンピュータ12は、通信インターフェース11を通じてホスト装置5とデータ通信を行うとともに、画像処理回路17、サーマルヘッドコントローラ18及びアクチュエータ駆動回路15を制御するプロセッサである。
フレームメモリ14は、画像データ、即ち、画像の各ピクセルの階調データを一時的に記憶する高速メモリである。
メモリコントローラ13は、フレームメモリ14とバスで接続された他の機器との間でのデータ転送を高速で中継する装置である。マイクロコンピュータ12、画像処理回路17及びサーマルヘッドコントローラ18は、メモリコントローラ13を通じてフレームメモリ14に対する画像データの読み出し及び書き込みを行う。
メモリ16は、マイクロコンピュータ12によって実行される制御プログラム、及びマイクロコンピュータ12が参照する各種のパラメータを記憶する不揮発性のメモリである。
画像処理回路17は、マイクロコンピュータ12から処理の開始指令を受けた場合に、画像データに対してシャープネス演算及びガンマ変換などの各種の画像補正処理を施す演算を実行する回路である。
サーマルヘッドコントローラ18は、画像処理回路17によって補正された画像データに基づいて、サーマルヘッド21の加熱エネルギーをピクセルごとに調節する回路である。
アクチュエータ駆動回路15は、マイクロコンピュータ12からの制御指令に従って、第1変位装置210、プラテンローラ駆動モータ220、ピンチローラ駆動モータ240及び第2変位装置420を含むアクチュエータに対して駆動信号及び停止信号を出力する回路である。マイクロコンピュータ12は、アクチュエータ駆動回路15を通じて第1変位装置210、プラテンローラ駆動モータ220、ピンチローラ駆動モータ240及び第2変位装置420の動作を制御する。
<熱転写プリンタ1特有の構成>
放熱板41、主支持ローラ42、補助支持ローラ44,45、押し付け機構43、第2変位装置420及び放熱板検知センサ50は、従来の熱転写プリンタには無い熱転写プリンタ1に特有の構成要素である。
放熱板41は、プラテンローラ22の周面に接触し、プラテンローラ22の回転に従って移動する板状の部材である。放熱板41は、熱伝導率の高い部材であり、例えば、アルミニウムなどの金属の部材である。本実施形態における放熱板41は、平板状の部材である。
主支持ローラ42は、放熱板41に当接し、放熱板41をプラテンローラ22に対して押し付けて支持しつつ、放熱板41の移動に応じて回転する従動ローラである。主支持ローラ42が、放熱板41の表面に対して滑って空回りすることを防止するため、主支持ローラ42における少なくとも表層の部分は、ウレタン樹脂又はゴムなどの摩擦抵抗の大きな材料で構成されていることが望ましい。
押し付け機構43は、主支持ローラ42を放熱板41に対して弾性的に付勢する機構である。押し付け機構43は、例えばバネ機構などである。なお、主支持ローラ42は、放熱板41を支持する放熱板支持部の一例である。
第2変位装置420は、主支持ローラ42を、プラテンローラ22に押し付けられた位置に放熱板41を保持する動作位置と、プラテンローラ22から離隔した位置に放熱板41を保持する退避位置との間で変位させるアクチュエータである。第2変位装置420は、例えばソレノイドなどである。
補助支持ローラ44,45は、主支持ローラ42とともに放熱板41を支持する回転体である。本実施形態において、補助支持ローラ44,45は、主支持ローラ42が待避位置に存在するときにのみ主支持ローラ42とともに放熱板41を支持する。補助支持ローラ44,45は、必ずしも回転体である必要はなく、例えば、棒状の部材などであってもよい。
放熱板検知センサ50は、放熱板41の移動範囲における両端の位置各々への放熱板41の到達を検知するセンサである。以下、2つの放熱板検知センサ50のうちの一方を第1放熱板検知センサ51、他方を第2放熱板検知センサ52と称する。
放熱板検知センサ50は、例えば、放熱板41の移動範囲における両端の位置の近傍に配置された非接触センサ、又は放熱板41の移動範囲における両端の位置に接触端が配置されたマイクロスイッチなどである。なお、非接触センサは、例えば、誘導型近接スイッチ、静電容量型近接スイッチ、超音波近接スイッチ又は光電型近接スイッチなどである。
そして、マイクロコンピュータ12は、放熱板検知センサ50の検知結果と、プラテンローラ22の回転方向とに応じて第2変位装置420を制御する。
<画像転写処理>
ホスト装置5から受信された画像データに対して画像処理回路17による補正処理が実行された後、マイクロコンピュータ12は、画像転写処理を実行する。そして、マイクロコンピュータ12は、画像転写処理において、画像形成部の制御状態を、図1に示される第1制御状態、図4に示される第2制御状態、図5に示される第3制御状態及び図6に示される第4制御状態の4つの状態に切り替える。
図1に示されるように、第1制御状態において、マイクロコンピュータ12は、第1変位装置210及び第2変位装置420を制御することにより、サーマルヘッド21を記録位置に保持させ、主支持ローラ42を動作位置に保持させる。さらに、マイクロコンピュータ12は、プラテンローラ22及びピンチローラ241を第1の回転方向へ回転させる。なお、図1、図4、図5及び図6において、第1の回転方向は時計回りの方向である。
<第1制御状態>
第1制御状態においては、記録紙4は第1の移動方向へ搬送され、インクシート3における各インク形成部及び保護材形成部が、記録紙4と重なる状態でサーマルヘッド21の位置を通過する。さらに、放熱板41は、主支持ローラ42により、プラテンローラ22に対して押し付けられた状態で支持される。このとき、放熱板41は、プラテンローラ22の回転に従って、第1の移動方向に対して逆の第2の移動方向へ移動する。なお、図1、図4、図5及び図6において、第1の移動方向は右方向であり、第2の移動方向は左方向である。
また、マイクロコンピュータ12は、第1制御状態において、放熱板41が移動範囲の一方の端に到達したことが第1放熱板検知センサ51により検知された場合、制御状態を第1制御状態(図1)から第2制御状態(図4)へ切り替える。
<第2制御状態>
図4に示されるように、第2制御状態において、マイクロコンピュータ12は、第1変位装置210及び第2変位装置420を制御することにより、サーマルヘッド21を記録位置に保持させ、主支持ローラ42を退避位置へ変位させる。また、マイクロコンピュータ12は、プラテンローラ22及びピンチローラ241を第1の回転方向へ回転させたまま維持する。
第2制御状態において、記録紙4は、第1制御状態から引き続き、第1の移動方向へ搬送され、インクシート3における各インク形成部及び保護材形成部が、記録紙4と重なる状態でサーマルヘッド21の位置を通過する。一方、放熱板41は、プラテンローラ22から離れた位置で停止した状態で、主支持ローラ42及び補助支持ローラ44によって支持される。
また、マイクロコンピュータ12は、第2制御状態において、一色のインクの画像又はオーバーコート層を記録紙4に転写する処理が終了したときに、制御状態を第2制御状態(図4)から第3制御状態(図5)へ切り替える。
<第3制御状態>
図5に示されるように、第3制御状態において、マイクロコンピュータ12は、第1変位装置210及び第2変位装置420を制御することにより、サーマルヘッド21を退避位置に保持させ、主支持ローラ42を動作位置へ変位させる。さらに、マイクロコンピュータ12は、プラテンローラ22及びピンチローラ241を第1の回転方向に対して反対の第2の回転方向へ回転させる。
第3制御状態において、記録紙4は、第2の移動方向へ搬送され、インクシート3は、記録紙4から離れて停止した状態で保持される。さらに、放熱板41は、主支持ローラ42により、プラテンローラ22に対して押し付けられた状態で支持される。このとき、放熱板41は、プラテンローラ22の回転に従って、第1の移動方向へ移動する。
また、マイクロコンピュータ12は、第3制御状態において、放熱板41が移動範囲の他方の端に到達したことが第2放熱板検知センサ52により検知された場合、制御状態を第3制御状態(図5)から第4制御状態(図6)へ切り替える。
<第4制御状態>
図6に示されるように、第4制御状態において、マイクロコンピュータ12は、第1変位装置210及び第2変位装置420を制御することにより、サーマルヘッド21を記録位置に保持させ、主支持ローラ42を退避位置へ変位させる。また、マイクロコンピュータ12は、プラテンローラ22及びピンチローラ241を第2の回転方向へ回転させたまま維持する。
第4制御状態において、記録紙4は、第3制御状態から引き続き、第2の移動方向へ搬送され、インクシート3は、第3制御状態から引き続き、記録紙4から離れて停止した状態で保持される。一方、放熱板41は、プラテンローラ22から離れた位置で停止した状態で、主支持ローラ42及び補助支持ローラ45によって支持される。
また、マイクロコンピュータ12は、第4制御状態において、記録紙4が、1ページの画像形成範囲の長さに相当する分だけ搬送されたときに、制御状態を第4制御状態(図6)から第1制御状態(図1)へ切り替える。さらに、マイクロコンピュータ12は、記録紙4に転写する画像の色の切り替え、又は画像の転写からオーバーコート層の転写への切り替えを行う。但し、マイクロコンピュータ12は、第4制御状態において、オーバーコート層の転写が終了したときは、記録紙4を画像形成部から排出する制御を行う。
以上に示したように、マイクロコンピュータ12は、放熱板検知センサ50の検知結果とプラテンローラ22の回転方向とに応じて、第2変位装置420を制御することにより、主支持ローラ42の位置を動作位置と待避位置とに変位させる。なお、プラテンローラ22の回転方向に応じて第2変位装置420を制御することは、放熱板41の移動方向に応じて第2変位装置420を制御することと同義である。
<効果>
熱転写プリンタ1において、放熱板41は、プラテンローラ22に押し付けられた状態で支持され、プラテンローラ22の周面に接触しつつ、プラテンローラ22の回転に従って移動する。従って、プラテンローラ22の熱エネルギーは、記録紙4の搬送中及びそれ以外の状態を含む動作中において、放熱板41へ直接伝達される。そのため、放熱板41が、金属などの熱伝導率の高い材料からなる部材であれば、プラテンローラ22は、連続プリントのジョブの実行中を含む様々な動作中において、常に効率的に冷却される。その結果、出力画像の濃度ムラが防止される。しかも、放熱板41は、プラテンローラ22の回転に従って移動するため、プラテンローラ22の表面を擦れによって傷つけることもない。
また、熱転写プリンタ1において、放熱板41の移動に応じて回転する従動ローラである主支持ローラ42が、放熱板41を支持する部材として採用されている。そのため、放熱板41の移動を円滑にする目的で、放熱板41とそれを支持する部材との間にグリスなどの潤滑剤を供給する必要がなく、構造が簡易となる。
また、熱転写プリンタ1において、マイクロコンピュータ12は、放熱板検知センサ50の検知結果とプラテンローラ22の回転方向とに応じて第2変位装置420を制御し、これにより、主支持ローラ42は、動作位置と退避位置との間で変位する。そのため、記録紙4よりも短い放熱板41を採用することができ、放熱機構のコンパクト化が可能となる。
<第2実施形態>
次に、図7及び図8に示される概略図を参照しつつ、本発明の第2実施形態に係る熱転写プリンタ1Aについて説明する。熱転写プリンタ1Aは、図1から図6に示された熱転写プリンタ1と比較して、一部の構成要素のみが異なる構成を有している。図7及び図8において、図1から図6に示される構成要素と同じ構成要素は、同じ参照符号が付されている。以下、熱転写プリンタ1Aにおける熱転写プリンタ1と異なる点についてのみ説明する。
熱転写プリンタ1Aが、熱転写プリンタ1と異なる点は、プラテンローラ22の一の方向への回転に従って移動中の放熱板41の進行方向を転換させる方向転換機構を備える点にある。即ち、熱転写プリンタ1Aは、図1及び図5に示された第1制御状態及び第3制御状態において第1の方向又は第2の方向へ移動中の放熱板41の進行方向を転換させる機構を備えている。以下、放熱板41の方向転換機構の一例について説明する。なお、図7は、図1に示される制御状態に相当する第1制御状態における画像形成部を表す。
図7及び図8に示されるように、熱転写プリンタ1Aは、主支持ローラ42を変位させる第2変位装置420Aと、2つの補助支持ローラ44各々を変位させる2つの第3変位装置440,450とを備えている。マイクロコンピュータ12は、アクチュエータ駆動回路15を通じて、第2変位装置420A及び第3変位装置440,450を制御する。
熱転写プリンタ1Aにおいて、放熱板41は、常に、主支持ローラ42と2つの補助支持ローラ44,45のうちのいずれか一方とによって支持される。
第3変位装置440,450は、補助支持ローラ44,45が放熱板41を支持する高さを、予め定められた範囲内で任意の高さに変位させる装置である。同様に、第2変位装置420Aは、主支持ローラ42が放熱板41を支持する高さを、予め定められた範囲内で任意の高さに変位させる装置である。第2変位装置420A及び第3変位装置440,450は、例えば、サーボモータとリンク機構とが組み合わされた装置、又は電動シリンダなどである。
マイクロコンピュータ12は、第3変位装置440,450を通じて、補助支持ローラ44,45を変位させる制御を実行する。同様に、マイクロコンピュータ12は、第2変位装置420Aを通じて、主支持ローラ42を変位させる制御を実行する。
マイクロコンピュータ12は、図7に示される第1制御状態において、放熱板41の水平移動の範囲の一方の端に到達したことが第1放熱板検知センサ51により検知された場合に、一方の補助支持ローラ44及び主支持ローラ42を変位させる。その際、マイクロコンピュータ12は、一方の補助支持ローラ44の位置を徐々に下方へ変位させる。これにより、放熱板41は、図8に示されるように、水平に保持される状態から斜めに傾いて保持される状態へ移行する。
放熱板41が傾斜すると、主支持ローラ42とプラテンローラ22との間に放熱板41が挟み込まれる状態を維持するために必要な主支持ローラ42とプラテンローラ22との間隔が変化する。そのため、マイクロコンピュータ12は、補助支持ローラ44を変位させるのと並行して、主支持ローラ42とプラテンローラ22との間に放熱板41が挟み込まれる状態を維持するように、補助支持ローラ44の変位速度よりも遅い速度で、主支持ローラ42を下方へ変位させる。なお、放熱板41の傾斜速度は既知であるため、マイクロコンピュータ12は、予め定められた速度で主支持ローラ42を下方へ変位させる。
マイクロコンピュータ12が以上に示した制御を行うことにより、プラテンローラ22の第1の回転方向への回転に従って移動中の放熱板41の進行方向は、図7に示される水平方向から図8に示される斜め下方へ転換する。即ち、熱転写プリンタ1Aにおいて、平板状の放熱板41が、二次元移動する。
また、図示は省力されているが、マイクロコンピュータ12は、図5に示される制御状態に相当する第3制御状態においても同様の制御を行う。
即ち、マイクロコンピュータ12は、図5に示される状態に相当する第3制御状態において、放熱板41の水平移動の範囲の他方の端に到達したことが第2放熱板検知センサ52により検知された場合に、他方の補助支持ローラ45及び主支持ローラ42を変位させる。その際、マイクロコンピュータ12は、他方の補助支持ローラ45の位置を徐々に下方へ変位させるとともに、補助支持ローラ44の変位速度よりも遅い速度で、主支持ローラ42を下方へ変位させる。これにより、放熱板41は、水平に保持される状態から斜めに傾いて保持される状態へ移行する。
熱転写プリンタ1Aは、放熱板41の方向転換機構を備えることにより、放熱板41を二次元移動させることができる。この場合、放熱板41が一次元方向にのみ移動する場合に比べ、放熱板41の移動のために確保すべき空間の幅を狭くすることができる。その結果、装置の設置面積を小さくすることが可能となる。
<第3実施形態>
次に、図9及び図10に示される概略図を参照しつつ、本発明の第3実施形態に係る熱転写プリンタ1Bについて説明する。熱転写プリンタ1Bは、図1から図6に示された熱転写プリンタ1と比較して、一部の構成要素のみが異なる構成を有している。図9及び図10において、図1から図6に示される構成要素と同じ構成要素は、同じ参照符号が付されている。以下、熱転写プリンタ1Bにおける熱転写プリンタ1と異なる点についてのみ説明する。
熱転写プリンタ1Bが、熱転写プリンタ1と異なる点は、プラテンローラ22の一の方向への回転に従って移動中の放熱板41の進行方向を転換させる方向転換機構を備える点にある。但し、熱転写プリンタ1Bの方向転換機構は、熱転写プリンタ1Aの方向転換機構とは異なる。
熱転写プリンタ1Bの方向転換機構は、放熱板41の側面に形成されたガイドピン441,442と、それらガイドピン441,442各々の進行方向を曲線状の経路に沿って案内するガイドレール44B,45Bとを備えている。さらに、熱転写プリンタ1Bは、熱転写プリンタ1Aと同様に、主支持ローラ42が放熱板41を支持する高さを、予め定められた範囲内で任意の高さに変位させる第2変位装置420Aを備えている。マイクロコンピュータ12は、第2変位装置420Aを通じて、主支持ローラ42を変位させる制御を実行する。
熱転写プリンタ1Bにおいて、プラテンローラ22の第1の回転方向への回転に従って移動中の放熱板41の進行方向は、図9に示される水平方向から図10に示される斜め下方へ転換する。即ち、熱転写プリンタ1Bにおいて、平板状の放熱板41が、二次元移動する。
また、放熱板41が傾斜すると、主支持ローラ42とプラテンローラ22との間に放熱板41が挟み込まれる状態を維持するために必要な主支持ローラ42とプラテンローラ22との間隔が変化する。そのため、マイクロコンピュータ12は、主支持ローラ42とプラテンローラ22との間に放熱板41が挟み込まれる状態を維持するように、放熱板41の傾斜速度に応じた速度で、主支持ローラ42を下方へ変位させる。なお、放熱板41の傾斜速度は既知であるため、マイクロコンピュータ12は、予め定められた速度で主支持ローラ42を下方へ変位させる。
また、熱転写プリンタ1Bにおいて、放熱板41の曲線状の移動範囲における両端各々には、それら両端の位置各々への放熱板41の到達を検知する放熱板検知センサ50Bが設けられている。放熱板41の曲線状の移動範囲における一方の端には第1放熱板検知センサ51Bが、他方の端には第2放熱板検知センサ52Bが配置されている。なお、図9及び図10に示される放熱板検知センサ50Bは、接触式のマイクロスイッチなどである。
熱転写プリンタ1Bは、放熱板41の方向転換機構を備えることにより、放熱板41を二次元移動させることができる。この場合、放熱板41が一次元方向にのみ移動する場合に比べ、放熱板41の移動のために確保すべき空間の幅を狭くすることができる。その結果、装置の設置面積を小さくすることが可能となる。
<第4実施形態>
次に、図11に示される概略図を参照しつつ、本発明の第4実施形態に係る熱転写プリンタ1Cについて説明する。熱転写プリンタ1Cは、図1から図6に示された熱転写プリンタ1と比較して、放熱板の形状のみが異なる構成を有している。図11において、図1から図6に示される構成要素と同じ構成要素は、同じ参照符号が付されている。以下、熱転写プリンタ1Cにおける熱転写プリンタ1と異なる点についてのみ説明する。
図11に示されるように、熱転写プリンタ1Cが備える放熱板41Cは、湾曲した板状の部材である。そのため、放熱板41Cは、主支持ローラ42とプラテンローラ22との間に挟み込まれた状態で、プラテンローラの回転に従って移動する際、方向転換機構がなくても、二次元移動する。
なお、熱転写プリンタ1Cにおいて、放熱板検知センサ50は、放熱板41の曲線状の移動範囲における両端各々への放熱板41Cの到達を検知する。また、熱転写プリンタ1Cにおいても、マイクロコンピュータ12は、熱転写プリンタ1の場合と同様に4つの制御状態の切り替えを行う。
熱転写プリンタ1Cは、湾曲した板状の放熱板41Cを備えることにより、特別な機構を設けることなしに、放熱板41を二次元移動させることができる。この場合、放熱板41が直線的にのみ移動する場合に比べ、放熱板41Cの移動のために確保すべき空間の幅を狭くすることができる。その結果、装置の設置面積を小さくすることが可能となる。
<第5実施形態>
次に、図12に示される概略図を参照しつつ、本発明の第5実施形態に係る熱転写プリンタ1Dについて説明する。熱転写プリンタ1Dは、図1から図6に示された熱転写プリンタ1と比較して、放熱板41を支持する部材のみが異なる構成を有している。図12において、図1から図6に示される構成要素と同じ構成要素は、同じ参照符号が付されている。以下、熱転写プリンタ1Dにおける熱転写プリンタ1と異なる点についてのみ説明する。
図12に示されるように、熱転写プリンタ1Dは、熱転写プリンタ1における主支持ローラ42が主支持部材42Dに置き換えられた構成を有している。主支持部材42Dは、放熱板41に当接し、放熱板41をプラテンローラ22に対して押し付けて支持する部材である。但し、主支持部材42Dは、放熱板41の移動に応じて放熱板41の表面に対し擦れる状態で放熱板41を支持する。
熱転写プリンタ1Dにおいても、プラテンローラ22は、連続プリントのジョブの実行中を含む様々な動作中において、常に効率的に冷却され、出力画像の濃度ムラが防止される。但し、熱転写プリンタ1Dにおいては、放熱板41の移動を円滑にする目的で、放熱板41とそれを支持する主支持部材42Dとの間にグリスなどの潤滑剤を供給することが望ましい。
<第6実施形態>
次に、図13に示される概略図を参照しつつ、本発明の第6実施形態に係る熱転写プリンタ1Eについて説明する。熱転写プリンタ1Eは、図1から図6に示された熱転写プリンタ1と比較して、冷却用ファン60が追加された構成を有している。図13において、図1から図6に示される構成要素と同じ構成要素は、同じ参照符号が付されている。以下、熱転写プリンタ1Eにおける熱転写プリンタ1と異なる点についてのみ説明する。
熱転写プリンタ1Eは、放熱板41を強制冷却する冷却用ファン60を備えている。これにより、放熱板41の冷却がより効率的に冷却され、出力画像の濃度ムラがより確実に防止される。
<その他>
熱転写プリンタ1Eの冷却用ファン60は、他の実施形態として示された熱転写プリンタ1,1A,1B,1C,1Dに適用されることも考えられる。また、湾曲した板状の放熱板41Cが、他の実施形態として示された熱転写プリンタ1A,1B,1Dに適用されることも考えられる。
また、熱転写プリンタ1,1C,1D,1Eにおいて、プラテンローラ22が同一方向へ連続的に回転することによる放熱板41の移動距離よりも長い放熱板41,41Cが採用される場合には、第2変位装置420及び放熱板検知センサ50が省略されることも考えられる。
1,1A,1B,1C,1D,1E 熱転写プリンタ、3 インクシート、4 記録紙、5 ホスト装置、11 通信インターフェース、12 マイクロコンピュータ、13 メモリコントローラ、14 フレームメモリ、15 アクチュエータ駆動回路、16 メモリ、17 画像処理回路、18 サーマルヘッドコントローラ、21 サーマルヘッド、22 プラテンローラ、24 ピンチローラ機構、30 インクシートユニット、41,41C 放熱板、42 主支持ローラ、42D 主支持部材,43 押し付け機構、44,45 補助支持ローラ、44B,45B ガイドレール、50,50B 放熱板検知センサ、60 冷却用ファン、210 第1変位装置、211 ヒータ,220 プラテンローラ駆動モータ、240 ピンチローラ駆動モータ、420,420A 第2変位装置,440,450 第3変位装置、441,442 ガイドピン。

Claims (5)

  1. 現像剤を保持する現像体を加熱することによって前記現像体から被転写体へ画像を転写するサーマルヘッドと、
    前記被転写体を前記サーマルヘッドとの間に挟んで回転するプラテンローラと、を備えた熱転写プリンタであって、
    前記プラテンローラの周面に接触し、前記プラテンローラの回転に従って移動する放熱板と、
    前記放熱板に当接し、前記放熱板を前記プラテンローラに対して押し付けて支持する放熱板支持部と、を備え
    前記放熱板支持部は、前記放熱板の移動に応じて回転する従動ローラである、熱転写プリンタ。
  2. 前記放熱板の移動範囲における両端の位置各々への前記放熱板の到達を検知するセンサと、
    前記放熱板支持部、前記プラテンローラに押し付けられた位置に前記放熱板を保持する第1の位置と、前記プラテンローラから離隔した位置に前記放熱板を保持する第2の位置との間で変位させる変位装置と、
    前記センサの検知結果と前記プラテンローラの回転方向とに応じて前記変位装置を制御する制御部と、をさらに備える、請求項1に記載の熱転写プリンタ。
  3. 前記プラテンローラの一の方向への回転に従って移動中の前記放熱板の進行方向を転換させる方向転換機構をさらに備える請求項1又は請求項2に記載の熱転写プリンタ。
  4. 前記放熱板は、湾曲した板状の部材である、請求項1から請求項3のいずれかに記載の熱転写プリンタ。
  5. 前記放熱板を強制冷却する冷却部をさらに備える、請求項1から請求項4のいずれかに記載の熱転写プリンタ。
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