JP5654074B2 - 電力使用量予測装置、電力使用量予測方法およびプログラム - Google Patents

電力使用量予測装置、電力使用量予測方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5654074B2
JP5654074B2 JP2013069950A JP2013069950A JP5654074B2 JP 5654074 B2 JP5654074 B2 JP 5654074B2 JP 2013069950 A JP2013069950 A JP 2013069950A JP 2013069950 A JP2013069950 A JP 2013069950A JP 5654074 B2 JP5654074 B2 JP 5654074B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
prediction
power usage
breakers
power
breaker
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013069950A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014195343A (ja
Inventor
明宏 小川
明宏 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2013069950A priority Critical patent/JP5654074B2/ja
Publication of JP2014195343A publication Critical patent/JP2014195343A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5654074B2 publication Critical patent/JP5654074B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、電力使用量予測装置、電力使用量予測方法およびプログラムに関する。
電力使用量の実績値に基づく予測が行われている。予測の精度を上げるべく、たとえば特許文献1では、日射量などに基づく区間潮流の近似式を用いている。
特開2012−44740号公報
しかしながら、家庭などにおける電力使用量の変動は、天候以外にも需要家の行動特性によるところが大きく、日射量などを用いても予測精度が上がらないことがある。
本発明は、このような背景を鑑みてなされたものであり、需要家の電力使用量を精度よく予測することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の主たる発明は、需要家による電力使用量の予測を行う装置であって、前記需要家に設置された複数のブレーカのそれぞれについて単位時間ごとの前記電力使用量の実績値を記憶する電力使用量記憶部と、予測対象の1つの前記ブレーカについての前記電力使用量を目的変数とし、過去の前記単位時間における前記複数のブレーカのうちの2つ以上についての前記実績値を説明変数とする予測モデルを記憶する予測モデル記憶部と、前記複数のブレーカのそれぞれに対応する前記電力使用量の実績値および前記予測モデルに基づいて前記説明変数の係数を推計する推計部と、前記複数のブレーカのそれぞれに対応する前記電力使用量の実績値および前記推計した係数を前記予測モデルに適用して前記予測対象の1つのブレーカについての前記電力使用量の予測値を算出する予測部と、を備えることとする。
また、本発明の電力量予測装置では、前記予測部は、前記需要家に設置される前記ブレーカのそれぞれを前記予測対象のブレーカとして、前記予測対象のブレーカの前記電力使用量の予測値を算出し、算出した前記電力使用量を合計して前記需要家による前記電力使用量の予測値を算出するようにしてもよい。
また、本発明の電力量予測装置では、前記予測部は、現時点が含まれる前記単位時間の次の単位時間である第1の単位時間について、前記予測対象のブレーカについての前記電力使用量の予測値を算出するとともに、前記第1の単位期間についての前記電力量の予測値と、前記電力使用量の実績値および前記係数とを前記予測モデルに適用して、前記第1の単位時間の次の第2の単位時間についての前記電力使用量の予測値を算出するようにしてもよい。
また、本発明の他の態様は、需要家による電力使用量の予測を行う方法であって、コンピュータが、前記需要家に設置された複数のブレーカのそれぞれについて単位時間ごとの前記電力使用量の実績値を記憶するステップと、予測対象の1つの前記ブレーカについての前記電力使用量を目的変数とし、過去の前記単位時間における前記複数のブレーカのうちの2つ以上についての前記実績値を説明変数とする予測モデルを記憶するステップと、前記複数のブレーカのそれぞれに対応する前記電力使用量の実績値および前記予測モデルに基づいて前記説明変数の係数を推計するステップと、前記複数のブレーカのそれぞれに対応する前記電力使用量の実績値および前記推計した係数を前記予測モデルに適用して前記予測対象の1つのブレーカについての前記電力使用量の予測値を算出するステップと、を実行することとする。
また、本発明の他の態様は、需要家による電力使用量の予測を行うためのプログラムであって、コンピュータに、前記需要家に設置された複数のブレーカのそれぞれについて単位時間ごとの前記電力使用量の実績値を記憶するステップと、予測対象の1つの前記ブレーカについての前記電力使用量を目的変数とし、過去の前記単位時間における前記複数のブレーカのうちの2つ以上についての前記実績値を説明変数とする予測モデルを記憶するステップと、前記複数のブレーカのそれぞれに対応する前記電力使用量の実績値および前記予測モデルに基づいて前記説明変数の係数を推計するステップと、前記複数のブレーカのそれぞれに対応する前記電力使用量の実績値および前記推計した係数を前記予測モデルに適用して前記予測対象の1つのブレーカについての前記電力使用量の予測値を算出するステップと、を実行させることとする。
その他本願が開示する課題やその解決方法については、発明の実施形態の欄及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、需要家の電力使用量を精度よく予測することができる。
本実施形態の電力需要予測システムの全体構成例を示す図である。 分電盤11を説明する図である。 予測装置20のハードウェア構成例を示す図である。 予測装置20のソフトウェア構成例を示す図である。 実績値記憶部21の構成例を示す図である。 予測モデル記憶部22の構成例を示す図である。 予測装置20による処理の流れを示す図である。
==システム構成==
以下、本発明の一実施形態に係る電力需要予測システムについて説明する。図1は、本実施形態の電力需要予測システムの全体構成例を示す図である。電力需要予測システムは、需要家10に設置される予測装置20を含んで構成される。
予測装置20は、通信ネットワーク32を介してサーバ31と通信可能に接続され、通信路33により計測器12と接続される。通信ネットワーク32は、たとえば、公衆電話回線、携帯電話回線、光ファイバー専用線、電力線、イーサネット(登録商標)などにより構築される。通信ネットワーク32はたとえばインターネットである。通信路33は、たとえばシリアルケーブルや無線通信路などであってもよいし、イーサネット(登録商標)や電力線、無線通信路などにより構築された通信ネットワークであってもよい。
予測装置20は需要家10に設置されるコンピュータである。本実施形態では、一例として、予測装置20は電力量計にCPUおよびメモリなどのコンピュータ機能を搭載させたいわゆるスマートメータであることを想定する。予測装置20は、需要家10ごとに設置されることを想定する。なお、図1の例では、1つの需要家10のみが図示されているが、複数の需要家10が存在してもよい。
需要家10においては図2に示されるような分電盤11が設置される。分電盤11は、メインブレーカ111および安全ブレーカ112を備える。メインブレーカ111は、需要家10において契約電流を超える電流が流れた場合に電力供給を遮断する。安全ブレーカ112は、分電盤から分岐された電力回路ごとに設けられるブレーカである。安全ブレーカ112は、たとえば、部屋ごと、あるいは設備ごとに設けることができる。たとえば部屋ごとに安全ブレーカ112が設けられた場合には、1つの部屋に対して流れた電流が所定値(たとえば20アンペアなどの閾値が設定される。)を超えた場合に、安全ブレーカ112はその部屋への電力供給を遮断する。
計測器12は分電盤11に取り付けられ、メインブレーカ111についての電力使用量を測定するとともに、安全ブレーカ112ごとの電力使用量も測定する。本実施形態では、電力使用量は1時間ごとに測定するものとするが、10分や30分、3時間など任意の単位時間ごとに測定するようにしてもよい。なお、計測器12が電力使用量を測定する仕組みについては公知の技術を使用するものとし、ここでの説明は省略する。
サーバ31は、需要家10ごとの電力需要量の予測値を管理する、たとえばパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータである。サーバ31は、各需要家10の予測装置20から電力使用量の予測値を取得し、需要家10ごとの予測値をデータベースに記憶する。需要家10ごとの予測値を合計して全体としての電力需要を予測することが可能となり、これに基づいて発電計画を決定することができる。
本実施形態の予測装置20は、計測器12が測定した安全ブレーカ112ごとの電力使用量の実績値を記録しておき、複数の安全ブレーカ112の実績値に基づいて、1つの安全ブレーカ112の電力使用量の予測を行うとともに、安全ブレーカ112の電力使用量の予測値を合計して需要家10の電力使用量の予測値を算出するものである。以下、詳細について説明する。
==予測装置20のハードウェア構成==
図3は予測装置20のハードウェア構成例を示す図である。予測装置20は、CPU201、メモリ202、記憶装置203、通信インタフェース204、計測器インタフェース205を備える。記憶装置203は、各種のデータやプログラムを記憶する、例えばハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリなどである。通信インタフェース204は、通信ネットワーク32に接続するためのインタフェースであり、計測器インタフェース205は、通信路33に接続するためのインタフェースである。通信インタフェース204および計測器インタフェース205は、例えばイーサネット(登録商標)に接続するためのアダプタ、公衆電話回線網に接続するためのモデム、電力線に接続して電力線通信を行うためのPLC(Power Line Communication)モデム、無線通信を行うための無線通信機、シリアル通信のためのUSB(Universal Serial Bus)コネクタやRS232Cコネクタなどである。
==予測装置20のソフトウェア構成==
図4は予測装置20のソフトウェア構成例を示す図である。予測装置20は、測定部211、推計部212、予測部213、実績値記憶部21および予測モデル記憶部22を備える。なお、測定部211、推計部212および予測部213は、CPU201が記憶装置203に記憶されているプログラムをメモリ202に読み出して実行することにより実現される。実績値記憶部21および予測モデル記憶部22は、メモリ202および記憶装置203が提供する記憶領域の一部として実現される。
実績値記憶部21は、計測器12が測定したブレーカごとの電力使用量の測定値(実績値)を記憶する。図5は、実績値記憶部21の構成例を示す図である。実績値記憶部21は、日時に対応付けて、ブレーカ番号および使用量を記憶する。日時は、測定の対象となった単位時間を示す。本実施形態では、毎時正時に測定が行われるものとし、正時から次正時までの時間帯を正時の日時により表すものとする。なお、日時に代えて電力使用量の測定対象となった単位時間を表す任意の情報とすることもできる。ブレーカ番号は、安全ブレーカ112を特定するための情報である。本実施形態ではブレーカ番号は、1からブレーカの個数(以下N)までの整数であるものとする。図2の例の分電盤11では安全ブレーカ112は8個設けられており、安全ブレーカ112にはそれぞれ「1」ないし「8」の番号が割り当てられる。使用量は、測定器12が測定した、ブレーカ番号が示すブレーカについての電力使用量(ブレーカに流れた電力量)である。
測定部211は、安全ブレーカ112ごとに単位時間(1時間)あたりの電力使用量を測定する。本実施形態では、測定部211は測定器12が測定した電力使用量を測定器12から取得するものとする。たとえば、測定器12が毎時正時に各安全ブレーカ112について測定した電力量の累計値を、安全ブレーカ112を示すブレーカ番号を付帯させて予測装置20に送信し、測定部211がこれを受信することにより電力使用量を測定するようにすることができる。測定部211は測定した安全ブレーカ112ごとの電力使用量を、測定した時間帯を示す日時(たとえば、ある正時に測定が行われた場合には、当該正時の1つ前の正時を日時とすることができる。)とブレーカ番号とに対応付けて実績値記憶部21に登録する。
推計部212は、ブレーカごとの電力使用量を予測するための予測モデルに含まれる係数をブレーカごとに推計する。予測モデルは、ある1つの安全ブレーカ112の電力使用量を目的変数とし、複数の安全ブレーカ112の電力使用量を説明変数とした統計モデルであり、次式(1)により表される。
Figure 0005654074

ここで、bは予測対象となる安全ブレーカ112のブレーカ番号である。P(t)は時間帯tにおける予測対象となる安全ブレーカ112の使用電力量である。Bはブレーカ番号であり、αB,xはブレーカ番号Bが示す安全ブレーカ112のx期前の時間帯(t−x)における使用電力量P(1−x)の係数である。nは安全ブレーカ112の個数であり、図2の例ではn=8である。kは任意の定数であり、本実施形態ではk=24を想定する。すなわち直近24時間分の使用電力量を説明変数として予測を行うことを想定する。推計部212は、各ブレーカ番号B(図2の例では1ないし8)について、たとえば重回帰分析の手法により予測モデルの係数αを推計する。
予測モデル記憶部22は、上記式(1)で表される予測モデルと、推計部212が推計した係数を予測モデルに適用した式(以下、予測式という。)とを記憶する。図6は予測モデル記憶部22の構成例を示す図である。予測モデル記憶部22は、予測モデル221と予測式テーブル222とを含む。予測モデル221は上記式(1)を推計部212による処理が可能なデータ形式で格納したものである。予測式テーブル222には、ブレーカ番号Bに対応付けて、推計部212が当該ブレーカ番号Bについて推計した係数αB,x(x=1〜k)を予測モデル221に適用したものを予測式として記憶する。ブレーカ番号および予測式は、推計部212により登録される。
予測部213は、電力使用量を予測する。予測部213は、実績値記憶部21に記憶されている直近24時間分の電力使用量の実績値を上記予測式に適用して、次期(t+1)の電力使用量の予測値P(t+1)を算出するとともに、次々期以後t+m期までの電力使用量の予測値P(t+x)(x=2〜m(mは2以上の任意の数値とすることができる。))については、予測値および実績値を予測式に適用して予測値を算出していく。また、予測部213は、安全ブレーカ112ごとの予測値を合計して、需要家10における電力使用量の予測値を算出する。
==処理==
図7は、予測装置20による処理の流れを示す図である。
測定部211は、計測器12から直近の時間帯tにおける安全ブレーカ112(b)ごとの電力使用量の測定値P(t)を取得し(S401)、取得した電力使用量Pb(t)を実績値記憶部21に登録する(S402)。測定部211は、各ブレーカbについての電力使用量P(t)を合計して、直近の時間帯tにおける需要家10の使用量の実績値Ps(t)を算出する(S403)。
推計部212は、1からmまでのiについて以下の処理を行う。
すなわち、推計部212は、全ての安全ブレーカ112(b)について、時間帯t+i−1からt+i−kまでの電力使用量Pb(t)を実績値記憶部21から読み出す(S404)。推計部212は、1からnまでのbについて、ブレーカ番号bに対応する予測式を予測式テーブル222から読み出し(S405)、読み出した予測式の説明変数P(t−1)〜P(t−k)(B=1〜n)に、電力使用量P(t+i−1)〜P(t+i−k)を適用して、t+i期の時間帯における電力使用量P(t+i)を予測する(S406)。
推計部212は、時間帯t+iにおける各安全ブレーカ112についての電力使用量P(t+i)を合計して需要家10についての電力使用量Ps(t+i)を予測する(S407)。
推計部212は、以上の処理を1からmまで繰り返した後、時間帯tにおける需要家10による電力使用量の測定値P(t)と、時間帯t+i(i=1〜m)についての電力使用量の予測値P(t+i)とをサーバ31に送信する(S408)。
==効果==
以上のように、本実施形態の予測装置20によれば、複数の安全ブレーカ112における電力使用量の実績に基づいて1つの安全ブレーカ112の電力使用量を予測することができる。安全ブレーカ112の間には様々な使用量の相関関係がある。たとえば、同じ部屋の異なる電器機器(たとえば空調機と電灯)であれば、部屋に人がいる場合にのみ用いられることから使用量の増減に相関があることが考えられ、客間を客人が使用した場合には、客人の使用分だけ温水器や照明などにおける電力使用量も合わせて増加するという相関が考えられる。その一方で、たとえば台所における電子レンジの使用量などは、一時的な使用量の増減であって、他の部屋の電力使用量への影響は少ないと考えられる。このように、電力の使用場所によって他の場所における電力使用量の増減への影響が異なることから、複数の安全ブレーカ112のそれぞれの電力使用量の実績値に応じて、ある1つの安全ブレーカ112の予測を行うことにより、安全ブレーカ112単位での電力使用量の予測精度を向上させることができる。
また、本実施形態の予測装置20では、上記のようにして予測した安全ブレーカ112ごとの電力使用量の予測値を合計することにより需要家の電力使用量を予測することができる。したがって、需要家の電量使用量の予測の精度も向上することができる。
また、本実施形態の予測装置20では、過去k期分の使用量の実績値に基づいて予測を行うことができる。したがって、たとえば客間の証明が使用されてから、温水器が使用されるまでなど、使用量の増減への影響にタイムラグが発生するような場合についても考慮して予測を行うことができる。これにより、さらに精度よく電力使用量の予測を行うことができる。
また、本実施形態の予測装置20によれば、たとえば過去24時間分などの所定の期間における実績値に基づいて次期の電力使用量を予想するとともに、次期の電力使用量と実績値とを用いて次々期の電力使用量を予測するというように、次々期以後についても予測を行うことができる。
==変形例==
本実施形態では、予測装置20は需要家10ごとに設定されるものとしたが、これに限らず、たとえば複数の需要家10に1つの予測装置20を設置するようにしてもよい。
また、本実施形態では、サーバ31は、1台のコンピュータであるものとしたが、これに限らず、複数台のサーバ31を設置するようにしてもよいし、複数のコンピュータにより仮想的に1台または複数台のサーバ31を構成するようにしてもよい。また、複数台のサーバ31を階層状に設置し、エリア毎に予測装置20からの予測値を集約するようにしてもよい。この場合、サーバ31は、エリア別(たとえば市町村別、営業所別など)、契約種別(たとえば、従量電灯、オール電化、高圧業務用など)に予測値を集計するようにしてもよい。
また、本実施形態では、安全ブレーカ112ごとの電力使用量のみを説明変数としたが、天気や気温を説明変数に加えてもよい。また、メインブレーカ111の電力使用量を説明変数に加えるようにしてもよい。
また、本実施形態では、安全ブレーカ112ごとの電力使用量を予測するものとしたが、これに加えて、メインブレーカ111を目的変数とした予測式を推計し、メインブレーカ111の電力使用量(すなわち、需要家10の電力使用量)を予測式から予測するようにしてもよい。
また、本実施形態では、測定部211が電力使用量の測定値P(t)を取得する度に推定部212が係数αの推定を行うものとしたが、これに限らず、測定部211による電力使用量の取得処理と、推定部212による係数の推定処理とは独立に行うようにしてもよい。たとえば、推定部212は、1日に1度、所定の時刻に係数の推定を行うようにすることもできる。
また、本実施形態では、安全ブレーカ112ごとの電力使用量を用いるものとしたが、コンセント別、あるいは電気機器別の電力使用量を測定できる場合には、安全ブレーカ112ごとの電力使用量に代えて、コンセントごとの電力使用量あるいは電気機器ごとの電力使用量を用いるようにしてもよい。
また、本実施形態では、全ての安全ブレーカ112の電力使用量を説明変数として用いるものとしたが、安全ブレーカ112のうちの2つ以上の電力使用量を説明変数として用いればよい。また、安全ブレーカ112ごとに異なる組み合わせの安全ブレーカ112の電力使用量を説明変数とした予測モデルを用いるようにしてもよい。この場合、2つ以上の安全ブレーカ112の組み合わせのパターンを複数用意し、安全ブレーカ112のそれぞれを目的変数としてパターンごとに推計を行い、最も決定係数の大きいものを当該安全ブレーカ112の予測モデルとして用いるようにすることができる。
以上、本実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
10 需要家
11 分電盤
12 計測器
20 予測装置
21 実績値記憶部
22 予測モデル記憶部
31 サーバ
32 通信ネットワーク
33 通信路
211 測定部
212 推計部
213 予測部

Claims (5)

  1. 需要家による電力使用量の予測を行う装置であって、
    前記需要家に設置された複数のブレーカのそれぞれについて単位時間ごとの前記電力使用量の実績値を記憶する電力使用量記憶部と、
    予測対象の1つの前記ブレーカについての前記電力使用量を目的変数とし、過去の前記単位時間における前記複数のブレーカのうちの2つ以上についての前記実績値を説明変数とする予測モデルを記憶する予測モデル記憶部と、
    前記複数のブレーカのそれぞれに対応する前記電力使用量の実績値および前記予測モデルに基づいて前記説明変数の係数を推計する推計部と、
    前記複数のブレーカのそれぞれに対応する前記電力使用量の実績値および前記推計した係数を前記予測モデルに適用して前記予測対象の1つのブレーカについての前記電力使用量の予測値を算出する予測部と、
    を備えることを特徴とする電力使用量予測装置。
  2. 請求項1に記載の電力量予測装置であって、
    前記予測部は、前記需要家に設置される前記ブレーカのそれぞれを前記予測対象のブレーカとして、前記予測対象のブレーカの前記電力使用量の予測値を算出し、算出した前記電力使用量を合計して前記需要家による前記電力使用量の予測値を算出すること、
    を特徴とする電力使用量予測装置。
  3. 請求項1または2に記載の電力使用量予測装置であって、
    前記予測部は、現時点が含まれる前記単位時間の次の単位時間である第1の単位時間について、前記予測対象のブレーカについての前記電力使用量の予測値を算出するとともに、前記第1の単位期間についての前記電力量の予測値と、前記電力使用量の実績値および前記係数とを前記予測モデルに適用して、前記第1の単位時間の次の第2の単位時間についての前記電力使用量の予測値を算出すること、
    を特徴とする電力使用量予測装置。
  4. 需要家による電力使用量の予測を行う方法であって、
    コンピュータが、
    前記需要家に設置された複数のブレーカのそれぞれについて単位時間ごとの前記電力使用量の実績値を記憶するステップと、
    予測対象の1つの前記ブレーカについての前記電力使用量を目的変数とし、過去の前記単位時間における前記複数のブレーカのうちの2つ以上についての前記実績値を説明変数とする予測モデルを記憶するステップと、
    前記複数のブレーカのそれぞれに対応する前記電力使用量の実績値および前記予測モデルに基づいて前記説明変数の係数を推計するステップと、
    前記複数のブレーカのそれぞれに対応する前記電力使用量の実績値および前記推計した係数を前記予測モデルに適用して前記予測対象の1つのブレーカについての前記電力使用量の予測値を算出するステップと、
    を実行することを特徴とする電力使用量予測方法。
  5. 需要家による電力使用量の予測を行うためのプログラムであって、
    コンピュータに、
    前記需要家に設置された複数のブレーカのそれぞれについて単位時間ごとの前記電力使用量の実績値を記憶するステップと、
    予測対象の1つの前記ブレーカについての前記電力使用量を目的変数とし、過去の前記単位時間における前記複数のブレーカのうちの2つ以上についての前記実績値を説明変数とする予測モデルを記憶するステップと、
    前記複数のブレーカのそれぞれに対応する前記電力使用量の実績値および前記予測モデルに基づいて前記説明変数の係数を推計するステップと、
    前記複数のブレーカのそれぞれに対応する前記電力使用量の実績値および前記推計した係数を前記予測モデルに適用して前記予測対象の1つのブレーカについての前記電力使用量の予測値を算出するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
JP2013069950A 2013-03-28 2013-03-28 電力使用量予測装置、電力使用量予測方法およびプログラム Active JP5654074B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013069950A JP5654074B2 (ja) 2013-03-28 2013-03-28 電力使用量予測装置、電力使用量予測方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013069950A JP5654074B2 (ja) 2013-03-28 2013-03-28 電力使用量予測装置、電力使用量予測方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014195343A JP2014195343A (ja) 2014-10-09
JP5654074B2 true JP5654074B2 (ja) 2015-01-14

Family

ID=51840211

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013069950A Active JP5654074B2 (ja) 2013-03-28 2013-03-28 電力使用量予測装置、電力使用量予測方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5654074B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7082338B2 (ja) * 2017-11-15 2022-06-08 リンクスウェア株式会社 タクシーの配車を支援するための方法およびそれを用いたタクシー配車支援システム
CN110728408A (zh) * 2019-10-16 2020-01-24 国家电网有限公司 一种考虑用户源荷特征的居民用电量预测方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3360520B2 (ja) * 1996-02-08 2002-12-24 富士電機株式会社 日負荷曲線予測方法
JP2003296409A (ja) * 2002-04-04 2003-10-17 Toshiba Corp エネルギー供給方法及び装置
JP4025157B2 (ja) * 2002-09-13 2007-12-19 株式会社東芝 電力需要予測システム
JP5010011B2 (ja) * 2010-04-23 2012-08-29 三菱電機株式会社 消費電力測定システム及び消費電力測定方法
JP5695848B2 (ja) * 2010-06-25 2015-04-08 株式会社日立製作所 同時同量装置、その制御方法およびそのプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014195343A (ja) 2014-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102087843B1 (ko) 에너지 사용량 기준치의 시간 비용 및 정확도 개선 방법 및 시스템
CN102138266B (zh) 电力供求运用管理服务器和电力供求运用管理系统
WO2015196133A2 (en) Energy infrastructure sensor data rectification using regression models
JP6599763B2 (ja) 電力需要予測装置および電力需要予測プログラム
US11429075B2 (en) System, apparatus and method for energy management, for usage by consumers of energy from electric utility service providers, and monitoring and management of same
KR102041417B1 (ko) 기온 분포를 사용한 측정 및 검증 가중 방법 및 시스템
KR101355978B1 (ko) 전력 관리 시스템 및 전력 사용량 예측 방법
CN110146840B (zh) 一种基于多应力影响的批次电能表近期寿命预测方法
JP2006204039A (ja) 配電系統負荷想定方法、配電系統負荷想定装置
WO2021204970A1 (en) Probabilistic determination of transformer end of life
JP7365626B2 (ja) エネルギー予測システム、エネルギー予測方法、プログラム、記録媒体及び管理システム
Khani et al. An online-calibrated time series based model for day-ahead natural gas demand forecasting
Alcázar-Ortega et al. Methodology for validating technical tools to assess customer Demand Response: Application to a commercial customer
JP2018173837A (ja) 予測装置、予測システム、予測方法及びプログラム
JP6519385B2 (ja) ベースライン負荷推定装置及びベースライン負荷推定プログラム
Li et al. BC Hydro's transmission reliability margin assessment in total transfer capability calculations
JP5654074B2 (ja) 電力使用量予測装置、電力使用量予測方法およびプログラム
JP5627331B2 (ja) 電力モニタ
EP2912477A1 (en) Device and method for determining an individual power representation of operation states
CN111160601A (zh) 一种针对用户电力消费数据的电器需求响应潜力预测方法
KR20170060361A (ko) 전력 수요 분석 장치 및 이를 포함하는 전력 관리 시스템
JP2016127622A (ja) 電力需要予測システム
JP2020004164A (ja) 太陽光発電出力推定装置及び出力推定方法
Menita et al. Methodology for measurement the energy efficiency involving solar heating systems using stochastic modelling
JP7098400B2 (ja) 電力需要予測装置、電力需要予測方法及び電力需要予測プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140626

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140826

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141009

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5654074

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250