JP5652808B2 - 電源供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は,電動工具のような電気機械器具等の電源を供給するための装置であって,負荷と電源の間に接続して用いる装置に関する。
電動工具には,ドリルやグラインダー,ノコ,カンナなど電動で刃先が動くものが多く,刃先を安全カバーで覆うなど工具自体で安全性に配慮してある。しかし電動工具は可搬型である場合が多く,使用中に該電動工具の電源線が引っ張られるなどして電源プラグがコンセントから抜けてしまい動作が停止することや,電動工具の消費電流の関係で電源を供給する分電盤内の遮断器が動作することにより電源供給が止まり動作が停止することがある。その際は工具自体の電源スイッチを一旦切りにしたうえで,コンセントに差しなおしたり遮断器を投入することが電動工具の使用安全上好ましいが,あわてて電動工具の電源スイッチを入れたまま,コンセントにプラグを差しなおしたり,遮断器を投入してしまうことがある。
このような場合,作業者の注意は工具そのものから電源プラグや遮断器の操作に移っており,電源プラグの差しなおしや遮断器の投入により,再度電源が供給されて再び電動工具が動き出したときの安全性には注意が払われておらず,いきなり工具が動き出すことにより身体や器物が損傷するおそれがあって非常に危険である。
このような危険性を回避するため,特許文献1のようなものが公知である。特許文献1に示す装置は,装置より電源側で停電となり復電した直後の所定時間内に電路の電流を検出した場合には電路を遮断するようにしたものである。しかしながら,特許文献1に示す装置は,装置より電源側が復電した直後の所定時間内に電路電流を検知した場合に電路を遮断するものであるから,装置より負荷側で電動工具と装置の電源接続が外れた場合は考慮されていない。より具体的には,特許文献1の装置はコードリールに組み込んで使用することを想定しているが,コードリールに設けられたコンセントと電動工具のプラグが外れた場合は考慮されていない。
そこで,出願人は特許文献2のような発明を行った。特許文献2は,電気機械器具等の負荷の電源線を接続して電源を供給するための装置であって,主回路の導体と,主回路を開閉する接点手段と,主回路を開閉する接点に対して並列にインピーダンスを介して負荷側に電源を供給する手段と,該インピーダンスを通じて流れる電流の検出手段と,負荷の電源線が接続されているかどうかの検出手段とを備え,前記電流の検出手段が電流を検出せず,前記負荷の電源線が接続されているかどうかの検出手段が接続を検出しているときに主回路の接点を入にするシーケンスを備えていることを特徴とする電気機械器具等の電源供給装置である。ここで,前述の電流の検出手段は,負荷機器の電源スイッチがONであるか,OFFであるかを,電流の有無により検出している。特許文献2によれば,装置より電源側で停電し,その後復電した場合のみならず,電動工具のプラグがコンセントから外れて再接続された場合も考慮されている。
しかしながら,近年電動工具などで,サイリスタやインバータ制御などを電動工具本体に備え,電動機の回転数などを制御するものが現れており,そのようなものでは電源スイッチのON,OFFに関わらず,電源線間にノイズ防止用のコンデンサが接続されている例がある。このような電動工具を前述の特許文献2の電源供給装置で使用した場合,電源スイッチをOFFにしている場合でも該コンデンサには電流が流れるので,その電流を検出した場合,電動工具のスイッチがONであると判定し主回路接点を開いてしまい,電動工具の起動スイッチはOFFであるにも関わらず,電動工具に電源を供給できない場合が想定される。
特開2006−156103。 特願2009−097920
そこで本件発明は,主回路の導体と,主回路を開閉する接点手段と,主回路を開閉する接点に対して並列に接続されたインピーダンスを介して負荷側に電源を供給する手段と,負荷機器のON/OFF検出手段と,負荷の電源線が接続されているかどうかの検出手段とを備え,前記負荷機器のON/OFF検出手段が負荷機器のONを検出せず,前記負荷の電源線が接続されているかどうかの検出手段が接続を検出しているときに主回路の接点を入にするシーケンスを備えている電源供給装置において,負荷の負荷機器がサイリスタ制御のような電子制御機能付きでノイズ防止コンデンサが電源スイッチより電源側の電線間に取り付いており,負荷機器の電源スイッチがOFFであるにも関わらず,該ノイズ防止コンデンサに電流が流れるような機器でも,電源スイッチのON,OFFを正確に検出して,電源スイッチがOFFである場合には給電して,その後に電源スイッチをONにすれば負荷機器を使用できるようにすることを課題としている。
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本発明における電源供給装置は,上述の課題を解決すべく構成されたもので,主回路を開閉する主接点と,該主接点に対して並列に接続され,主接点が開のときに負荷回路に直列に挿入されるインピーダンスと,負荷機器のON/OFF検出手段とを備え,電源側の電源が供給されたときに,該負荷機器のON/OFF検出手段が負荷機器のONを検出しなければ主接点を閉にするシーケンスを備えている電源供給装置において,前記負荷機器のON/OFF検出手段は,前記の主接点に対して並列に接続されたインピーダンスを介して流れる電流と,該インピーダンスの負荷側の電圧を検出するものであって,検出した電流の大きさが所定の閾値より小さく,検出した電圧との位相差が90度である場合に負荷機器がOFFであると判定するものであることを特徴として構成するとよい。
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また,本発明にかかる電源供給装置は,前記インピーダンスは,コンデンサであることを特徴として構成してもよい。
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また,本発明にかかる電源供給装置は,主回路を開閉する主接点と,該主接点に対して並列に接続され,主接点が開のときに負荷回路に直列に挿入されるコンデンサと,負荷機器のON/OFF検出手段とを備え,電源側の電源が供給されたときに,該負荷機器のON/OFF検出手段が負荷機器のONを検出しなければ主接点を閉にするシーケンスを備えている電源供給装置において,前記負荷機器のON/OFF検出手段は,前記の主接点に対して並列に接続されたコンデンサの電源側の消費する電力値が零であるか,所定の閾値より小さい場合に負荷機器がOFFであると判定するものであることを特徴として構成してもよい。
また,本発明にかかる電源供給装置は,主回路を開閉する主接点と,該主接点に対して並列に接続され,主接点が開のときに負荷回路に直列に挿入されるコンデンサと,負荷機器のON/OFF検出手段とを備え,電源側の電源が供給されたときに,該負荷機器のON/OFF検出手段が負荷機器のONを検出しなければ主接点を閉にするシーケンスを備えている電源供給装置において,前記負荷機器のON/OFF検出手段は,前記の主接点に対して並列に接続されたコンデンサの両端の電圧Aと,コンデンサの負荷側の電圧Bと,コンデンサの電源側の電圧Cから,各電圧のスカラー量で電圧A+電圧B=電圧Cの関係が成り立つとき負荷機器がOFFであると判定するものであることを特徴として構成してもよい。
また,本発明にかかる電源供給装置は,前記ON/OFF検出手段とともに,負荷の電源線が接続されているかどうかの検出手段を備え,該負荷の電源線が接続されているかどうかの検出手段が接続を検出しているときに,前記負荷機器のON/OFF検出手段が負荷機器のONを検出しなければ主接点を閉にするシーケンスを備えていることを特徴として構成してもよい。
それにより,本件発明によれば,負荷機器の電流が電源スイッチをONにしたものであるのか,ノイズ防止コンデンサによるものであるのかの判別が,
請求項1によれば,主接点と並列に接続されたインピーダンスに流れる電流の大きさとインピーダンスの負荷側の電圧と電流の位相差により,
請求項によれば,インピーダンスがコンデンサであり電力消費がない状態で,
請求項によれば,主接点と並列に接続されたコンデンサの電源側から見た電力値の大きさにより,
請求項によれば,主接点と並列に接続されたコンデンサの両端と負荷側と電源側の電圧の大きさにより,負荷機器のON/OFFの判別を行い,
負荷機器の電源スイッチがOFFであるにも関わらずノイズ防止コンデンサに電流が流れるような機器でも,電源スイッチのON,OFFを正確に検出して,電源スイッチがOFFである場合には負荷側に給電して,その後に電源スイッチをONにすれば負荷機器を使用できるような電源供給装置を提供することができる。
本件発明の第1の実施形態の構成を示す図。 本件発明の第2の実施形態の構成を示す図。 本件発明の第3,第4の実施形態の構成を示す図。 図3の別の実施形態の構成を示す図。 本件発明の第5の実施形態の構成を示す図。
(第1の実施形態)
図1は,本件発明の第1の実施形態の構成を示す図である。図において1は電源側装置,2は本件発明の電源供給装置,3は負荷機器である。101は例えばAC100Vの電源,102,102’,201,201’は接続端子,202は主接点で駆動コイル203に通電されたときに閉となるa接点,204は電流判定手段208の出力で開になるb接点,205は負荷機器接続判定手段209の出力により閉となるa接点,206はインピーダンスで抵抗もしくはコンデンサ,207は電流検出手段,208は負荷機器ON/OFF判定手段,211,211’は負荷機器接続判定手段209の検出器,210,210’,301,301’は接続端子,302は電源スイッチ,303は負荷,304はノイズ防止コンデンサである。
208の負荷機器のON/OFF判定手段は,電流検出手段207が検出した電流が所定の閾値より大きい場合にb接点204を開にする。210,210’,301,301’の端子は具体的には差し込み接続器であり,210,210’は刃受け,301,301’はプラグの刃で,211,211’の検出器は,具体的には刃受け,210,210’に刃301,301’が挿入されて刃受け210,210’が開く等で刃受けの一部が変位したとき,変位した刃受けの一部に接触する接触子で,刃受け210に接触子211が,刃受け210’に接触子211’が接触したとき,接触子211,211’間に電圧が発生し,負荷機器接続判定手段209はそれを受けて,接点205を閉にする。
図1において,まず102と201,102’と201’,210と301,210’と301’の端子が接続されていて,負荷3の電源スイッチ302がONとOFFの場合について説明する。この場合,210と301,210’と301’の端子が接続されているので接触子211,211’は刃受け210と210’に接触しており接点205は入の状態にあり,電源スイッチ302のON/OFFにより,ONの場合はコンデンサ304と負荷303の電流が,OFFの場合はノイズ防止コンデンサ304の電流だけが流れる。
ここで,インピーダンス206が抵抗である場合とコンデンサである場合について,電源スイッチ302のON/OFFで,インピーダンス206に流れる電流の大きさを説明する。本電源供給装置の対象となる負荷を電動工具とした想定し,電圧はAC100Vで最低の消費電力を100W(100VA),ノイズ防止コンデンサの容量を最大で2μF程度として想定する。この場合,負荷303のインピーダンスはほぼ純粋な抵抗に換算して100Ω,ノイズ防止コンデンサのインピーダンスは周波数50Hzでは(1/jωC)の関係から,約1.6kΩであって,電源スイッチがONの場合は,ほぼ抵抗性インピーダンスの100Ω,電源スイッチがOFFの場合は容量性インピーダンスの約1.6kΩが端子210,210’に接続される。
このときインピーダンス206が抵抗である場合は,その抵抗値を1kΩ程度に設定すれば,インピーダンス206に流れる電流は,電源スイッチ302がONの場合,100V/(1kΩ+100Ω)の計算により約90mA,電源スイッチ302がOFFの場合は,100V/(1kΩ+j1.6kΩ)の計算により約53mAとなって,負荷機器のON/OFF判定手段208の判定閾値を70mA程度に設定すれば,該閾値より電流が大きければ電源スイッチ302がON,小さければ電源スイッチ302がOFFであると判定できる。しかし,抵抗で消費する電力が90mA×90mA×1kΩの計算から約8W程度になる。負荷機器のON/OFF判定手段の閾値判定精度によっては,インピーダンス206の抵抗値をより高い値に設定して閾値を下げるとともにインピーダンス206が消費する電力を下げることも可能である。
次にインピーダンス206がコンデンサである場合は,その容量を2μF程度に設定すれば,
インピーダンス206に流れる電流は,電源スイッチがONの場合は206のインピーダンスの方が303のインピーダンスより非常に大きいから,100V/1.6kΩの計算により約60mA,電源スイッチ302がOFFの場合は,100V/(1.6kΩ+1.6kΩ)の計算により約30mAとなって,負荷機器のON/OFF判定手段208の判定閾値を45mA程度に設定すれば,該閾値より電流が大きければ電源スイッチ302がON,小さければ電源スイッチ302がOFFであると判定できる。しかも,抵抗の場合に比べインピーダンス206による消費電力がないというメリットがある。負荷機器のON/OFF判定手段の閾値判定精度によっては,インピーダンス206の容量をより小さい値に設定して閾値を下げることも可能である。
負荷機器のON/OFF判定手段208は,電源スイッチ302がOFFの場合は,インピーダンス206に流れる電流は所定の閾値より小さい電流であるので負荷機器はOFFであると判定し接点204を開かない。電源スイッチ302がONの場合は電流が所定の閾値より大きくなるので,負荷機器はONであると判定し接点204を開く。その結果,負荷機器がOFFである場合は,接点204と205が閉であるので,駆動コイル203に給電されて主接点202が閉し,負荷機器を起動できる十分な電流を給電するが,負荷機器がONである場合は,接点204が開となるので,駆動コイル203が給電されず,主接点202は開のままとなり負荷機器を起動できる十分な電流を給電できない。
負荷機器がOFFであって主接点202が閉になった場合は,その後,電源スイッチ302をONすれば,負荷303の電流は主接点202側を流れ,インピーダンス206側を流れないので,電流判定手段208は接点204を開にすることがなく,負荷機器を起動できる。負荷機器がONであって主接点202が開の場合は,一旦負荷機器の電源スイッチ302をOFFにすれば,インピーダンス206に流れる電流が電流判定手段208の所定の閾値より小さくなるので,接点204が閉に復帰し,駆動コイル203が駆動されて主接点202が閉となり,その後電源スイッチ302をONすれば負荷機器を使用できる。
次に電源スイッチ302がONのまま,端子102と201,102’と201’の接続が外れた後に接続が復旧した場合について説明する。この場合,電源1が停電した後に復電した場合も同じである。端子102と201,102’と201’の接続が外れると,接点204,205が入のままでもコイル203の給電が絶たれるので,主接点202は開となる。その後,前述の端子の接続が復旧したとき,電源スイッチ302はON状態であるので,駆動コイル203へ給電が開始されると同時にインピーダンス206を通じて負荷機器のON/OFF判定手段208の判定閾値より大きい電流が流れ,瞬時に接点204が開となり,コイル203への給電は断たれるので,接点202は開状態を維持し,負荷3へはインピーダンス206を通じてしか電流が流れず,インピーダンス206により負荷3への給電電圧はドロップし負荷3は起動しない。その後,一旦電源スイッチ302が切になると前述のとおり主回路202が閉となり,その後で電源スイッチ302をONすれば負荷機器を使用できる。ここで,駆動コイル203が給電されて主接点202が閉じるまでの時間1と,負荷機器のON/OFF判定手段208が207の検出電流を閾値で判定して接点204を開くまでの時間2を比較した場合,時間1が時間2より長く設定されているものとする。
次に,電源スイッチ302がONのまま,端子210と301,210’と301’の接続が一旦切れて,再度接続された場合の動作について説明する。該端子の接続が一旦切れると端子接続判定手段209が前述の端子の接続を検出しなくなるので接点205が開となり駆動コイル203の給電は停止され接点202は開路する。その後,前述の端子が再接続されると接点205は閉となるが,インピーダンス206を通じて電流判定手段206の判定閾値より大きい電流が流れ,接点204を開路するので駆動コイル203は給電されることがなく,主接点202は開いたままとなる。その後,一端電源スイッチ302がOFFになって,その後ONになった場合の動作は前述のとおりである。
以上のように,電流判定手段208により検出した電流が所定の閾値より小さいか大きいかにより負荷機器のON/OFFを判定するようにしたので,ノイズ防止コンデンサ付きの電動工具でも正確にON/OFFを判定でき,本装置の電源側の復電時や負荷側の端子の再接続時に電源がONの際には負荷機器が起動できる電力を給電しない電源供給装置を提供できる。
(第2の実施形態)
図2は,本件発明の第2の実施形態の構成例であり,図1の第1の実施形態との違いについて説明する。図2において,負荷機器のON/OFF判定手段208は,端子210と接触子211’間の電圧を検出し,端子210と接触子211’間の電圧が所定の閾値より大きい場合には負荷機器3の電源スイッチ302がOFFであると判定するようにしており,図1の負荷機器接続検出手段209と接点205は省略してある。ここで,前述の例にならって負荷303の消費電力が100W(100Ω),ノイズ防止コンデンサの容量が2μF(50Hz時のインピーダンス約1.6kΩ)であり,インピーダンス206が1kΩの抵抗の場合と2μF(50Hz時のインピーダンス約1.6kΩ)のコンデンサの場合で,端子210と接触子211’間の電圧について説明する。
インピーダンス206が1kΩの抵抗であり,電源スイッチ302がONである場合,ノイズ防止コンデンサ304と負荷303の並列回路のインピーダンスは,ノイズ防止コンデンサ304のインピーダンス(約1.6kΩ)が負荷303のインピーダンス(100Ω)に比べて非常に大きいので,ほぼ負荷303のインピーダンス(100Ω)となり,端子210と接触子211’間の電圧はAC100V×100Ω/(1kΩ+100Ω)の計算により約9Vとなる。一方電源スイッチ302がOFFである場合は,インピーダンス206とノイズ防止コンデンサ304の直列回路の合成インピーダンスは,√(1kΩ×1kΩ+1.6kΩ×1.6kΩ)の計算から約1.9kΩとなって,流れる電流は約53mAとなって,端子210と接触子211’間の電圧は53mA×1.6kΩ=約85Vとなるから,閾値を約50V程度に設定すれば,電源スイッチ302のON/OFFを判別できる。
次に,インピーダンス206が2μF(50Hzでインピーダンスが約1.6kΩ)のコンデンサであり,電源スイッチ302がONである場合,ノイズ防止コンデンサ304と負荷303の並列回路のインピーダンスは,ノイズ防止コンデンサ304のインピーダンス(約1.6kΩ)が負荷303のインピーダンス(100Ω)に比べて非常に大きいので,ほぼ負荷303のインピーダンス100Ωとなり,インピーダンス206とノイズ防止コンデンサ304の直列回路のインピーダンスは,√(1.6kΩ×1.6kΩ+100Ω×100Ω)の計算から約1.6kΩとなって,電流は約63mAとなる。端子210と接触子211’間の電圧は63mA×100Ωの計算により約6Vとなる。一方電源スイッチ302がOFFである場合は,インピーダンス206とノイズ防止コンデンサ304の直列回路のインピーダンスは,1.6kΩ+1.6kΩの計算から約3.2kΩとなって,端子210と接触子211’間の電圧は約31mA×1.6kΩ=約50Vとなるから,閾値を約30V程度に設定すれば,電源スイッチ302のON/OFFを判別できる。
図2において,図1に示す負荷機器接続検出手段209と接点205は省略されているが,図2の装置は,負荷機器3の電源スイッチ302のON/OFF状態に対する動作が次のとおり図1に示す実施形態と同一である。つまり,端子102と201,102’と201’,210と301,210’と301’が接続されていて,負荷機器3の電源スイッチがONである場合,端子210と211’間の電圧は負荷機器のON/OFF判定手段の判定閾値より大きく,負荷機器のON/OFF判定手段208は接点204を開くよう動作するので,主接点202は開となる。また,電源スイッチ302がOFFの場合,端子210と211’間の電圧は負荷機器のON/OFF判定手段の判定閾値より大きく,接点204は開にならないので主接点202は閉となる。また,負荷機器のON/OFF判定手段208が電圧を検出するには端子210’に端子301’が接続されている必要があり,接続されていない場合は電圧が零であるので,接点204は開となり,主接点202は開である。
図2の負荷機器のON/OFF判定手段208は端子210,210’間の電圧を検出し,接触子211’は接点204に接続してもよい。図2の第2の実施形態では,インピーダンス206の負荷側の電圧により負荷機器3の電源スイッチのON/OFFを正確に判定できる。
(第3の実施形態)
図3は,本件発明の第3の実施形態の図である。図において,図1と異なる箇所は,図1における205,209,211,211’の機能が211’のみに置き換えられ,接点204が直接接触子211’に接続されていて,端子210’に端子301’が接続されると,接点204が端子210’に接続されること,負荷機器のON/OFF判定手段208が,単純にインピーダンス206を流れる電流が所定の閾値より大きいか小さいかという判定以外に,電流の位相及び端子210,210’間の電圧位相も検出し,その位相差が90度かどうかも判定し,90度である場合は,負荷3の電源スイッチ302がOFFであると判定するようにしている。この方法によれば,電源スイッチ302がOFFの場合は,端子210,210’にはノイズ防止コンデンサしか接続されていないので,端子210,210’間の電圧位相とインピーダンス206(抵抗あるいはコンデンサ),つまりノイズ防止コンデンサ304を流れる電流の位相差は必ず90度 になるので,請求項1の方法より正確に電源スイッチ302のON/OFFを判別できる。なお,インピーダンス206がコンデンサである場合は,電圧位相は端子201,201’間で検出してもよい。
(第4の実施形態)
また,第4の実施形態としては,図3において負荷機器のON/OFF判定手段208は,インピーダンス206に流れる電流と,端子210,210’間の電圧から,電力を計算し,電力値が所定の閾値より小さい場合,電源スイッチ302はOFFであると判定するようにしてもよい。この場合,計算した電力は端子210,210’間に接続された負荷の電力値であるから,電源スイッチ302がOFFの場合はノイズ防止コンデンサだけの電力値になり,ノイズ防止コンデンサは理論的には電力消費をしないので,電源スイッチ302のON/OFFを判定できる。なお,インピーダンス206がコンデンサの場合は,電圧は201,201’間を検出して電力値を計算してもよい。
図4は図3の実施形態の変形例であり,負荷機器のON/OFF検出手段208は端子210と接触子211’間の電圧を検出するようにして,接点204は端子210’に直接接続しており,端子210’と301’の接続検出に関係する動作は図2の実施形態と同一である。
(第5の実施形態)
図5は本件発明の第5の実施形態の図である。第5の実施形態では,インピーダンス206はコンデンサに限定している。図5において,負荷機器のON/OFF判定手段208は,コンデンサ206の両端の電圧Aと,接触子211’を介した端子210,210’間の電圧Bと,同じく接触子211’を介した端子201,201’間の電圧Cを検出し,スカラー値で,電圧A+電圧B=電圧Cの関係が成り立つとき,負荷機器はOFFであると判定するものである。電源スイッチ302がOFFであるとき,端子210と210’間にはノイズ防止コンデンサのみが接続されるから,電圧Aと電圧Bと電圧Cはスカラー量で電圧A+電圧B=電圧Cの関係が成り立つことを利用している。
以上のように,本件発明によれば,負荷機器がノイズ防止コンデンサが取り付けられているような機器でも電源スイッチがONかOFFかを正確に判別できて,電源スイッチがOFFの場合は,電源を供給してその後電源スイッチをONすることで負荷機器を使用できる。無論ノイズ防止コンデンサが取り付けられていないような負荷機器の場合も同様に使用できる。
本装置は,装置単品として製品が構成できるほか,壁コンセントやコードリールなどに組み込んで製品化できる可能性がある。
1・・・電源側装置
2・・・本件発明の電源供給装置
3・・・負荷機器
101・・・電源
102,102’・・・端子
201,201’・・・端子
202・・・主接点
203・・・主接点の駆動コイル
204・・・b接点
205・・・a接点
206・・・インピーダンス
207・・・電流の検出器
208・・・電流判定手段
209・・・電圧検出手段
210,210’・・・端子
211,211’・・・接触子
301,301’・・・端子
302・・・電源スイッチ
303・・・負荷
304・・・ノイズ防止コンデンサ

Claims (4)

  1. 主回路を開閉する主接点と,該主接点に対して並列に接続され,主接点が開のときに負荷回路に直列に挿入されるインピーダンスと,負荷機器のON/OFF検出手段とを備え,電源側の電源が供給されたときに,該負荷機器のON/OFF検出手段が負荷機器のONを検出しなければ主接点を閉にするシーケンスを備えている電源供給装置において,前記負荷機器のON/OFF検出手段は,前記の主接点に対して並列に接続されたインピーダンスを介して流れる電流と,該インピーダンスの負荷側の電圧を検出するものであって,検出した電流の大きさが所定の閾値より小さく,検出した電圧との位相差が90度である場合に負荷機器がOFFであると判定するものであることを特徴とする電源供給装置。
  2. 前記インピーダンスは,コンデンサであることを特徴とする請求項1に記載の電源供給装置。
  3. 主回路を開閉する主接点と,該主接点に対して並列に接続され,主接点が開のときに負荷回路に直列に挿入されるコンデンサと,負荷機器のON/OFF検出手段とを備え,電源側の電源が供給されたときに,該負荷機器のON/OFF検出手段が負荷機器のONを検出しなければ主接点を閉にするシーケンスを備えている電源供給装置において,前記負荷機器のON/OFF検出手段は,前記の主接点に対して並列に接続されたコンデンサの電源側の消費する電力値が零であるか,所定の閾値より小さい場合に負荷機器がOFFであると判定するものであることを特徴とする電源供給装置
  4. 主回路を開閉する主接点と,該主接点に対して並列に接続され,主接点が開のときに負荷回路に直列に挿入されるコンデンサと,負荷機器のON/OFF検出手段とを備え,電源側の電源が供給されたときに,該負荷機器のON/OFF検出手段が負荷機器のONを検出しなければ主接点を閉にするシーケンスを備えている電源供給装置において,前記負荷機器のON/OFF検出手段は,前記の主接点に対して並列に接続されたコンデンサの両端の電圧Aと,コンデンサの負荷側の電圧Bと,コンデンサの電源側の電圧Cから,各電圧のスカラー量で電圧A+電圧B=電圧Cの関係が成り立つとき負荷機器がOFFであると判定するものであることを特徴とする電源供給装置。
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