JP5649734B2 - 電界放出光源素子及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、真空電子素子分野に関し、特に電界放出光源素子及びその製造方法に関する。
電界放出光源は、1種の新しい光源であり、電流密度が大きく、電力消耗が低く、応答が速いなどの特徴を有して、パネルディスプレイ装置、X線光源、マイクロ波増幅器等の真空電子分野の応用において非常に期待できる。電界放出光源のメカニズムは、電界の作用下において、低電位の金属チップ、カーボンナノチューブ等の電子発射体が電子を発射し、高電位における蛍光体に衝撃を与えることによって可視光を発射することである。
従来の電界放出光源素子は、主に照明及びディスプレイ分野に応用され、それは動作電圧が低くて事前加熱の遅延がなく、高度集積化、エネルギーの節約、環境保護、起動が速く、軽くて薄くまた環境への適応性が強いなどの利点を有する。さらに、電界放出光源素子は、次世代の照明分野の光源として、水銀がないこと、エネルギー消耗が低いこと、発光が均一でまた光強度が調節可能であることなどの利点を有するため、照明業界において迅速に発展された。従来の電界放出光源素子は、主に蛍光粉を使用して陽極とし、電子ビームで蛍光粉に衝撃を与えることによって、蛍光粉が電子ビームの励起下で可視光を発生する。通常、硫化物、酸化物またはケイ酸塩類蛍光粉が陽極発光材料として選ばれる。
酸化物またはケイ酸塩類の蛍光粉は、導電性が比較的悪くて、電子ビームの衝撃下で陽極における電荷累積が発生しやすいため、両極間の電位差の降下に至り、電界放出光源素子の発光効率に影響を与える。導電性の比較的よい硫化物蛍光粉により形成された陽極板を使用すると、長時間の電子ビームの励起下で、硫化物の分解が発生しやすくガスが放出されて、電界放出光源素子の真空度を下げるだけでなく、陰極を「中毒」させ、最終的に素子の寿命を下げる。
これに鑑みて、導電性がよく、耐電子衝撃性能が安定である陽極板を有する発光効率の高い電界放出光源素子を設計することは必要である。
電界放出光源素子であって、間隔を置いて設けられる陽極板と陰極板及び前記間隔を置いて設けられる陽極板と陰極板とを一体に固定する絶縁支持体を含み、前記陰極板は基板及び前記基板の表面に設置される陰極導電層を含み、前記陽極板、陰極板及び絶縁支持体によって1つの真空密封の中空部を形成し、前記陽極板は透明セラミックスを材質とする基層及び前記基層の一表面に設置される陽極導電層を含み、前記陽極導電層は前記陰極板と対向に設置される。
好ましくは、前記透明セラミックスは、Y:Eu透明セラミックス、YS:Eu透明セラミックス、YSiO:Tb透明セラミックス、GdS:Tb透明セラミックス、LaAlO:Tm透明セラミックスまたはLaGaO:Tm透明セラミックスであり、前記透明セラミックスの可視光に対する透過率は50%以上である。
好ましくは、前記陽極導電層は、厚さ20nm〜200μmのナノアルミ薄膜層である。
好ましくは、前記陽極板は、直径100mmの球面ハウジングであり、前記陰極板は前記球面ハウジングの内腔の球心に設置される。
好ましくは、前記陽極板は、弦長50mmの曲面ハウジングであり、前記陰極板の外形構造は前記曲面ハウジングの内表面と一致し、前記陰極板は前記曲面ハウジングの内表面と平行に設置される。
好ましくは、前記絶縁支持体の材質はAlまたはZrOである。
好ましくは、前記陰極導電層は酸化インジウムスズ(ITO)薄膜層及びカーボンナノチューブ(CNT)層を含み、前記ITO薄膜層は前記基板の表面に設置され、前記CNT層は前記ITO薄膜層の表面に設けられる。
前記電界放出光源素子の製造方法であって、
透明セラミックス材質の基層を形成し、且つ前記基層の一表面に1層の陽極導電層を設けて、陽極板を作るステップと、
基板の一表面に1層の陰極導電層を形成し、前記陰極板を作るステップと、
前記陰極板と前記陽極板とを間隔を置いて設け、且つ前記陰極板と前記陽極板における陽極導電層とを対向に設置し、その後絶縁支持体によって前記陰極板と陽極板とを一体に固定し、前記陰極板、陽極板及び絶縁体支持体の間に1つの中空部が形成されるステップと、
前記陰極板、陽極板及び絶縁体支持体によって形成された中空部を真空密封し、前記電界放出光源素子を作る。
好ましくは、前記陽極板を形成するステップにおいて、さらに、透明セラミックス基材を、順にアセトン、無水エタノール、脱イオン水超音波及び通風乾燥処理する洗浄過程を含み、前記陽極導電層はマグネトロンスパッタリング法または蒸着法によって前記基層表面に沈積される。
前記陰極板を形成するステップにおいて、さらに、前記基板を順にアセトン、無水エタノール、脱イオン水超音波及び通風乾燥処理する洗浄過程を含み、前記陰極導電層はマグネトロンスパッタリング法によって前記基板に沈積される。
前記密封ステップにおいて、密封に使用される材質は、融点380℃〜550℃のガラススラリーである。
好ましくは、前記密封ステップにおいて、真空化処理過程中、排気パイプにゲッターを置く処理がさらに含まれる。
このような電界放出光源素子は、透明セラミックスを使用して陽極板基層とすることによって、透明セラミックスの導電性の良いこと、光透過性の高いこと、耐電子衝撃性能が安定でありかつ発光が均一であるという長所を活かして、電子ビームの励起の効率を有効に向上させ、電界放出光源素子の出力効率を向上させ、最終的に電界放出素子の発光効率が向上される。
1つの実施態様の電界放出光源素子の製造フローチャートである。 実施例1の電界放出光源素子の断面説明図である。 実施例2の電界放出光源素子の断面説明図である。
以下、主に図面及び具体的な実施例を参照して電界放出光源素子及びその製造方法に対してさらに詳しく説明する。
1つの実施態様の電界放出光源素子であって、間隔を置いて設けられる陽極板と陰極板、及び前記間隔を置いて設けられる陽極板と陰極板とを一体に固定する絶縁支持体を含み、陽極板、陰極板及び絶縁支持体によって1つの真空密封の中空部を形成し、陽極板は基層及び基層の一表面に設けられる陽極導電層を含み、陰極板は基板及び基板の表面に設けられる陰極導電層を含み、陽極導電層は陰極板と対向に設けられる。
基層の材質は透明セラミックスであり、具体的な例として、Y:Eu透明セラミックス、YS:Eu透明セラミックス、YSiO:Tb透明セラミックス、GdS:Tb透明セラミックス、LaAlO:Tm透明セラミックスまたはLaGaO:Tm透明セラミックスなどが挙げられ、前記透明セラミックスの可視光に対する透過率は50%以上である。
符号「:」は後者が前者にドーピングされたことを表し、例えばY:EuはEuがドーピングされたYである。
前記電界放出光源素子は、透明セラミックスを使用して陽極板基層とすることによって、透明セラミックスの導電性がよく、光透過性が高く、耐電子衝撃性能が安定及び発光が均一である長所を活かして、電子ビームの励起率を有効に向上させ、電界放出光源素子の出力効率を向上させ、最終的に電界放出素子の発光効率を向上させる。さらに、このような電界放出光源素子は、省エネ及びエコの発展に適するため、良好な発展が期待できる。
陽極導電層の厚さは20nm〜200μmであり、陽極導電層の材質は良好な導電性を有する金属から選ばれ、一般的にAg、Au、Cu、Alなどが挙げられ、好ましくはAlを選ぶ。
支持体の材質は、AlとZrOとのうちの1種である。
陽極板は、一定の曲率半径を有する透明パーツであり、陽極板は直径100mmの球面ハウジングであってもよく、陰極板は球面ハウジングの中空部の球心に設けられ、陽極板はさらに弦長50mmの曲面ハウジングであってもよく、陰極板の外形構造が曲面ハウジングの内表面と一致して、即ち両者は比例が異なっているが、形状が類似して、陰極板と曲面ハウジングの内表面とが平行に設けられる。
陰極板は、基板、基板の表面に沈積される陰極導電層を含み、陰極導電層はITO薄膜層及びCNT層を含み、ITO薄膜は基板の表面に設けられ、CNT層はITO薄膜層の表面に設けられる。
透明セラミックス陽極に対して曲面設計を行い、電界放出光源素子の出力効率を向上させることによって、電界放出光源素子の発光効率が向上される。
図1に示すのは、前記電界放出光源素子の製造フローチャートであり、以下のステップを含む。
−S1、陽極板を製造する−
透明セラミックスハウジングを作り、
透明セラミックスハウジングを順にアセトン、無水エタノール及び脱イオン水によって超音波処理し、通風乾燥の後洗浄処理した透明セラミックスを得る。
洗浄後の透明セラミックスのハウジングの表面に陽極導電層を蒸着法またはマグネトロンスパッタリング法で、陽極板を作る。
−S2、陰極板及び支持体を提供する−
適当な基板を提供し、その両面を研磨処理して、アセトン、無水エタノール及び脱イオン水の順で超音波処理を行い、通風乾燥する。その後表面に1層のITO薄膜をスパッタリングし、最後にITO薄膜層の表面に1層の薄膜を印刷法または成長法で陰極板を得る。
一般的に、市販のCNT陰極を直接購入してもよい。
材質がAlまたはZrOである支持体を提供し、アセトン、無水エタノール及び脱イオン水の順で超音波処理を行い、送風乾燥する。
−S3、電界放出素子を組み立て及び密封する−
陰極板を陽極板と間隔を置いて設け、且つ陰極板を陽極板における陽極導電層と対向に設け、その後絶縁支持体によって前記陰極板と陽極板とを一体に固定し、且つ陰極板、陽極板及び絶縁支持体との間に1つの中空部を形成して、組み立てを完成する。
融点380℃〜550℃のガラススラリーを陰極板、陽極板及び絶縁支持体の間に塗布し、380℃〜550℃の熱封着処理をした後、封着後の電界放出素子を排気ステーションに配置し、且つ排気パイプにゲッターを加え、1×10−5Pa〜9.9×10−5Paまで真空化させ、密封完成後の電界放出素子を得る。
以下は、具体的な実施例である。
(実施例1)
図2に示されるのは実施例1の電界放出光源素子の構造図であり、直径100mmの球型ハウジング状の陽極板110、サイズ70mm×60mm×25mmの陰極板120、絶縁の支持体130、導線140及び駆動電源150を含む。球型ハウジング状の陽極板110は、基層112及び基層112の内表面に沈積される陽極導電層114を含む。陰極板120は、球型ハウジング状の陽極板110の球心に設けられる。陽極板110及び陰極板120は、間隔を置いて設けられた後支持体130によって固定される。2本の導線140が支持体130を通過して、一端がそれぞれ陽極導電層114、陰極板130と接続され、他端が駆動電源150と接続される。
支持体130の材質はAlで、絶縁及び固定の役割を果たし、その他の実施例においては、ZrO材質の支持体を使用してもよい。
基層112の材質は、可視光に対する透過率が50%以上であるY:Eu透明セラミックスであり、その他の実施例においては、基層材質がYS:Eu透明セラミックス、YSiO:Tb透明セラミックス、GdS:Tb透明セラミックス、LaAlO:Tm透明セラミックスまたはLaGaO:Tm透明セラミックスであってもよい。
陽極導電層114の厚さは200μm、材質はAlであり、その他の実施例においては、Ag、Au、Cu等の導電性のよい金属であってもよい。
前記電界放出光源素子の製造方法は以下の通りである。
−陽極板110を作る−
:Eu透明セラミックスを一定のサイズに基づいて直径100mmの球型ハウジング状のハウジングを製造して陽極板基層112とし、その後表面研磨処理を行い、その後Y:Eu透明セラミックスを順にアセトン、無水エタノール及び脱イオン水によってそれぞれ20分間超音波処理を行い、最後にきれいに洗浄した後のY:Eu透明セラミックスを送風乾燥する。Y:Eu透明セラミックスの内表面に1層のAl膜を蒸着またはマグネトロンスパッタリングして陽極導電層114とする。
−陰極板120を作る−
サイズ70mm×60mm×25mmの基板を切断し、その両面を研磨処理し、アセトン、無水エタノール及び脱イオン水によって順に超音波処理を行い、送風乾燥する。その後その表面に1層のITO薄膜をスパッタリングし、最後にITO薄膜表面に1層のCNT薄膜を印刷法または成長法で形成する。
−組み立て及び密封−
形成された低融点のガラススラリーを、陽極板110と、陰極板120と、支持体130との間に塗布し、380℃に加熱し90分間保温して、素子の封着を達成する。封着後の素子を、排気パイプにゲッターを加え、排気ステーションに置き、1×10−5Paまで真空化させ、焼き出して、密封を完成し、最後に導線140及び駆動電源150を組み立て、前記電界放出光源素子を得る。
(実施例2)
図3に示すのは実施例2の電界放出光源素子の構造図であり、弦長50mmの曲面球型ハウジング状の陽極板210、陰極板220、絶縁の支持体230及び駆動電源240を含む。陽極板210は、基層212及び基層212に位置する陽極導電層214を含む。陰極板220の外形は陽極板210の内表面とほぼ同様であり、且つ陰極板220は陽極板210の内表面と平行に設けられる。陰極板220は、基板表面に沈積されるITO薄膜層及びITO被覆層に沈積されるCNT層を含む。陽極板210及び陰極板220は間隔を置いて設けられた後、支持体230を介して駆動電源240のハウジングに固定される。
支持体230の材質はZrOで、絶縁及び固定の役割を果たし、その他の実施例においては、Al材質の支持体を使用してもよい。
基層212の材質は、可視光に対する透過率が50%以上であるYSiO:Tb透明セラミックスであり、その他の実施例において、基層材質はY:Eu透明セラミックス、YSiO:Tb透明セラミックス、GdS:Tb透明セラミックス、LaAlO:Tm透明セラミックスまたはLaGaO:Tm透明セラミックスであってもよい。
陽極導電層214の厚さは20nm、材質はAlであり、その他の実施例においては、Ag、Au、Cu等の導電性のよい金属であってもよい。
前記電界放出光源素子の製造方法は以下の通りである。
−陽極板210を作る−
一定の曲率半径、弦長50mmに基づいてYSiO:Tb透明セラミックスのハウジングを製造して基層212とし、それに対して研磨処理を行い、その後YSiO:Tb透明セラミックスを、順にアセトン、無水エタノール及び脱イオン水によってそれぞれ20分間超音波処理を行い、最後にきれいに洗浄した後のYSiO:Tb透明セラミックスを送風乾燥する。YSiO:Tb透明セラミックスの内表面に1層のAl膜を蒸着またはマグネトロンスパッタリングして陽極導電層214とする。
−陰極板220を作る−
辺長55×55mmの基板を取り、その両面を研磨処理し、アセトン、無水エタノール及び脱イオン水によって順に超音波処理を行い、送風乾燥する。その後その表面に1層のITO薄膜をスパッタリングし、最後にITO薄膜表面に1層のCNT薄膜を印刷法または成長法で形成する。
−組み立て及び密封−
形成された低融点のガラススラリーを、陽極板210と、陰極板220と、支持体230との間に塗布し、550℃に加熱して5分間保温して、素子の封着を達成する。封着後の素子を、排気パイプにゲッターを加え、排気ステーションに置き、9.9×10−5Paまで真空化させ、焼き出して、密封を完成し、最後に駆動電源240を組み立て、前記電界放出光源素子を得る。
以上の実施例は、本発明の複数種の実施態様を表したのみであり、その説明は比較的具体的及び詳細であるが、本発明の特許範囲に対する制限を意図するものではない。本分野の当業者にとって、本発明の構想を離脱しない前提で、さらに複数の変形及び改善を行うことができるが、これらは全て本発明の保護範囲に属されるべきである。そのため、本発明の特許の保護範囲は添付の請求項に準ずるべきである。

Claims (9)

  1. 間隔を置いて設けられる陽極板と陰極板、及び前記間隔を置いて設けられる陽極板と陰極板とを一体に固定する絶縁支持体を含み、前記陰極板は基板及び前記基板の表面に設けられる陰極導電層を含み、前記陽極板、陰極板及び絶縁支持体によって1つの真空密封の中空部を形成する、電界放出光源素子において、
    前記陽極板は、透明セラミックスを材質とする基層及び前記基層の一表面に設けられる陽極導電層を含み、前記陽極導電層は、前記陰極板と対向に設けられ
    前記陽極板は、球面ハウジング又は曲面ハウジングであり、
    前記透明セラミックスは、Y :Eu透明セラミックス、Y S:Eu透明セラミックス、Gd S:Tb透明セラミックス、LaAlO :Tm透明セラミックスまたはLaGaO :Tm透明セラミックスであり、前記透明セラミックスの可視光に対する透過率は50%以上であることを特徴とする電界放出光源素子。
  2. 前記陽極導電層は、厚さ20nm〜200μmのアルミ薄膜層であることを特徴とする、請求項1に記載の電界放出光源素子。
  3. 前記陽極板は、直径100mmの球面ハウジングであり、前記陰極板は前記球面ハウジングの内腔の球心に設けられることを特徴とする、請求項1に記載の電界放出光源素子。
  4. 前記陽極板は、弦長50mmの曲面ハウジングであり、前記陰極板の外形構造は前記曲面ハウジングの内表面と一致し、前記陰極板は前記曲面ハウジングの内表面と平行に設けられることを特徴とする、請求項1に記載の電界放出光源素子。
  5. 前記絶縁支持体の材質はAlまたはZrOであることを特徴とする、請求項1に記載の電界放出光源素子。
  6. 前記陰極導電層は、酸化インジウムスズ薄膜層及びカーボンナノチューブ層を含み、前記酸化インジウムスズ薄膜層は前記基板の表面に設けられ、前記カーボンナノチューブ層は前記酸化インジウムスズ薄膜層の表面に設けられることを特徴とする、請求項1に記載の電界放出光源素子。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載の電界放出光源素子の製造方法において、
    透明セラミックス材質の基層を形成し、且つ前記基層の一表面に1層の陽極導電層を設けて、陽極板を作るステップと、
    基板の一表面に1層の陰極導電層を形成し、前記陰極板を作るステップと、
    前記陰極板と前記陽極板とを間隔を置いて設け、且つ前記陰極板と前記陽極板における陽極導電層とを対向に設け、その後絶縁支持体によって前記陰極板と陽極板とを一体に固定し、且つ前記陰極板、陽極板及び絶縁体支持体の間に1つの中空部が形成されるステップと、
    前記陰極板、陽極板及び絶縁体支持体によって形成された中空部を真空密封し、前記電界放出光源素子を作るステップと、を含み、
    前記陽極板は、球面ハウジング又は曲面ハウジングであり、
    前記透明セラミックスは、Y :Eu透明セラミックス、Y S:Eu透明セラミックス、Gd S:Tb透明セラミックス、LaAlO :Tm透明セラミックスまたはLaGaO :Tm透明セラミックスであり、前記透明セラミックスの可視光に対する透過率は50%以上であることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の電界放出光源素子の製造方法。
  8. 前記陽極板を形成するステップにおいて、透明セラミックス基材を、順にアセトン、無水エタノール、脱イオン水超音波及び通風乾燥処理する洗浄過程をさらに含み、前記陽極導電層は、マグネトロンスパッタリング法または蒸着法によって前記基層表面に沈積され、
    前記陰極板を形成するステップにおいて、さらに、前記基板を順にアセトン、無水エタノール、脱イオン水超音波及び通風乾燥処理する洗浄過程を含み、前記陰極導電層はマグネトロンスパッタリング法によって前記基板に沈積され、
    前記密封ステップにおいて、密封に使用される材質は融点380℃〜550℃のガラススラリーであることを特徴とする、請求項に記載の電界放出光源素子の製造方法。
  9. 前記密封ステップにおいて、真空化処理過程中、排気パイプにゲッターを置く処理がさらに含まれる、ことを特徴とする請求項またはに記載の電界放出光源素子の製造方法。
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