JP5649012B2 - ソーラーパネル付き照明看板 - Google Patents
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Description
本発明は、ソーラーパネルで発電された電力を充電池に充電して、看板の照明に供給する充放電制御装置を備えた照明看板に関する。
従来の照明付看板において、夜になると自動的に照明が点き昼間は消える構成とするために、看板に照度センサを付けて周囲の明るさに応じ、看板の照明をオンオフするものがある。電源は、通常、電灯線から取り、常に電力を供給可能にするものが一般的である。そのため、電灯線がない場所で、夜間の広告表示ができなかった。
ところで、近年、照明機器として、LED照明等が普及してきている。LED照明は、低消費電力で、寿命が長いという特徴がある。そのため、省エネ効果が高く、比較的小型の充電池によっても照明看板を点灯させる可能性が出てきている。また、省エネということで、ソーラーパネルを使ったシステムも徐々に出来つつある。
これらを用いて、ソーラーパネルと充電池を用いて、看板を照らすことも可能であるが、ソーラーパネルによる電力確保は、太陽の照射量に依存することから、天候によって充電量が異なることが問題であった。快晴であれば、十分な電力量が確保できるので、夜遅くまで看板の照明が可能であるが、曇り等であれば、十分な電力が確保できず、想定よりも早い時間帯で看板の照明が消灯してしまう。
そこで、ソーラーパネルと充電池を用いた照明看板であっても、天候によらず、所定の時間、照明を継続できるしくみが望まれていた。また、電灯線のない場所に照明看板を設置することは、注目度が高いというメリットがあるが、さらに、人が通った際により注目を集めるしくみがあれば、広告を効果的に広めることができる。そのため、人が通った際により注目を集めるしくみが求められていた。
このような問題に鑑み、従来からの種々の技術が提供されてきた。例えば、太陽電池と蓄電池と照度計を用いて、夜間に自動的に看板を照明する内容(特許文献1参照)が提案され、公知技術となっている。複数の蓄電池での充電、放電の順番を選択することによって、効率的に蓄電池を使用することが記載されている。また、周囲の明るさが明るい場合は、充電量の高い蓄電池、暗い場合は充電量の低い蓄電池を選択することが記載されている。
しかしながら、蓄電池の充電量は、天候により、ソーラーパネルからの電力供給が左右されることから思い通りの充電量になるとはかぎらす、所定の時間の点灯を確保するという、前記問題の解決には至っていない。
本発明者はそれらの問題を解決しようと、ソーラーパネルと充電池を持つ照明看板において、充電電力量を検出し、点灯する時間から必要な点灯電力を決定することに着目し、「ソーラーパネル付き照明看板」の提案に至るものである。
本発明は上記問題点に鑑み、ソーラーパネルと充電池を持ち、充電電力量を検出し、点灯する時間から必要な点灯電力を決定し、点灯できる照明看板の提供を図る。
本発明に係るソーラーパネル付き照明看板システムは、ソーラーパネルと、該ソーラーパネルからの電力を充電する充電池と、周囲の明るさを検出する照度検出部と、前記充電池の充電電力量を測定する充電電力量測定部と、広告表示部と、前記充電池からの電力で該広告表示部を照明する照明部と、周囲の人を検出する人感検出部と、を持ち、前記照度検出部が所定以下の照度を検出した際、前記照明部を第1の電力値で点灯させ、前記人感検出部が人を検出した際、所定の時間、第2の電力値で点灯させるソーラーパネル付き照明看板システムであって、単位時間当たりの通過予想人数をあらかじめ設定し、前記人感検出部が人を検知するごとに、前記単位時間当たりの通過予想人数と残点灯時間から算出される、前記人感検出部が人を検出した際の電力値を推定電力値とし、前記第2の電力値よりも前記推定電力値が小さい場合に、前記第2の電力値を前記推定電力値に置き換える手段を採る。
また、本発明は、前記広告表示部における照明に、LED基板を用いる手段を採ることもできる。
また、本発明は、周囲の人を検出する人感検出部を持ち、前記人感検出部が人の動きを検出した際に、前記照明部の点灯時の電力を増加させ、所定の時間後に元の電力に戻す手段を採ることもできる。
また、本発明は、自動車のヘッドライトを検出する光検出部を持ち、該光検出部が明るさの変化を検出した際に、前記照明部の点灯時の電力を増加させ、所定の時間後に元の電力に戻す手段を採ることもできる。
また、本発明は、前記充電池の充電電力量を測定する充電電力測定部を持ち、該充電電力量と点灯時間の関係に応じて、前記照明部の点灯時の電力量を調整し、若しくは部分発光により調整し、又はこれらの組合せにより消費電力を抑えて長時間稼働させると共に、光の強弱や光の動きによって周囲からの着目性を高め、看板の本来的な広告機能をより発揮させる手段を採ることもできる。
また、本発明は、前記LED基板に実装されるLEDを、複数の異なる発光色のLEDで構成し、該発光色毎に電力量を調整しることで、該発光色の変化によって着目性を高め、看板の本来的な広告機能より発揮させる手段を採ることもできる。
本発明に係るソーラーパネル付き照明看板によれば、外部からの電力供給を受けないため、電源の供給が受けられない場所や、電源の供給が遮断された場所であっても、看板の照明が可能であるという優れた効果を発揮する。
また、本発明に係るソーラーパネル付き照明看板において、人の動きや自動車の動きを察知して照明の態様を変化させる構成を採用することにより、見る者の注意を強く惹きつけるという、広告看板としての本質的機能をより効果的に発揮するとともに、人や車の動きに応じて、減光、部分発光、断続発光、若しくは電源供給を遮断することにより、より長期時間の照明を可能とする優れた効果を発揮する。
また、本発明に係るソーラーパネル付き照明看板において、前記照明部の光源にLEDを用いる構成を採用した場合には、白熱球や蛍光灯を用いた照明看板と比較して、消費電力が少なく、より長時間の照明機能を発揮することが可能となる効果を奏し、また、天候が悪くソーラーパネルからの電力供給が不十分な場合等でも、充電状態情報や時間情報等から、部分発光や断続発光に切り換える等の制御を行うことで、対応することが可能となる優れた効果を発揮する。
本発明であるソーラーパネル付き照明看板は、電源の無い場所であっても、或いは外部からの電力供給が遮断された場合であっても、所定の時間において、看板の照明機能を発揮させることを可能とすることを最大の特徴とする。以下、実施例を図面に基づいて説明する。なお、本実施例で示されるソーラーパネル付き照明看板の全体形状及び各部の形状は、下記に述べる実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
図1、図2にしたがって、本発明を説明する。図1は、本発明の全体斜視図を示し、図2は本発明のブロック図を示すものである。ソーラーパネル付き照明看板1は、大きく分けて、広告表示部5、ソーラーパネル3、充電池4、電気回路部2、照度計6及び、構成によっては更に人感センサ7aや光センサ7bを備えて構成される。
広告表示部5は、ソーラーパネル付き照明看板1のメイン部分であって、広告を表示する看板本体部分であり、照明装置13を含んでいる。該照明装置13の光源には白熱球や蛍光灯でもよいが、ソーラーパネル3で発電できる発電量を考慮すると、電力消費量及び発熱量の少ない発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)を用いることが望ましい。夜間に広告表示部5の表面に配置された広告内容14は、照明装置13を光源として導光板等によって看板全体に光を配り全体を照らされるか、若しくは、広告表示部5の表示面積と略同一となるような面積のLED基板13aの全面に実装されたLEDより照らすものである。大きさは、広告の大きさに依存するが、おおむね一辺1から3メートル程度の長方形であることが多い。横長の場合もあるし、縦長の場合もある。壁に設置されたり、地面に杭等で固定される場合もある。本発明においては、太陽光が電力源であるから、一日中日当たりのよい場所への設置が理想である。
ソーラーパネル3は、太陽からの光エネルギー(光子)を使い、光起電力効果を応用して電気を発生させるモジュールを複数並べて配置されたパネルであり、小さなものは数センチ程度のものから、数メートル程度の大きなものまである。看板を照らす程度であれば、照らすワット数にもよるが、数十センチ角程度のものが好適である。太陽を遮るものがないほうがいいため、看板の上部に取り付けたほうが好適である。また、太陽光に対して直角に当たる時間が長いほうがより多くの電力を生成できるので、常に太陽の方向を向くように自動制御することも望ましい。例えば、日中の1年分の太陽の位置データから、所定の時間間隔毎の、月、日、時における角度を算出し、DCサーボモーターをパルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)制御により駆動するための簡易的なシーケンス制御プログラムを作成し、これをプログラマブルロジックコントローラ(PLC:Programmable
Logic Controller)で実行させればよい。少なくとも、ソーラーパネル3の取付角は、調整可能とすることが望ましい。
Logic Controller)で実行させればよい。少なくとも、ソーラーパネル3の取付角は、調整可能とすることが望ましい。
充電池4は、ソーラーパネル3で生成した電力を貯める部分である。ソーラーパネル3で一日に生産する電力をカバーできる容量が望ましい。そうでないと、せっかくソーラーパネル3で生成した電力が無駄に失われてしまうからである。また、冬で電力の生成量が小さい場合や雨季で電力生成が出来ない日が続いても広告の照明13をする必要がある場合には、一日の消費量よりも大きな容量の充電池を用意するほうが好適である。その際は、ソーラーパネル3も一日の消費量よりも大きな電力生成可能なサイズとするほうが良い。充電池4での電力保存によって、昼間に生成された電力を夜に使用可能になるわけであるが、充電時の電力ロスは10%から20%程度あるので、照明13の電力設定時にはそれを考慮にいれる必要がある。
電気回路部2は、本発明を動作させる電気回路の一群である。通常、広告表示部5の背面に取り付け、表面から見えないようにする。全体として、昼間はソーラーパネル3の電力を効率よく充電池4に充電し、夜は充電池4の電力を光源に応じて適する電圧まで昇圧し、適正な電流を光源となる照明装置13に供給する。例えば、LEDを光源とする構成であれば、LED基板13aに実装されるLEDの数によって、適した電圧まで昇圧し、LED基板13aに適正な電流を供給して照明を点灯させる。また、充電池4の充電量を計測したり、周囲の照度による制御の切り替えや、人が通った際、或いは自動車が近づいてくることを、人感センサ7aまたは光センサ7bより察知した場合の制御も行う。
照度計6は看板周囲の明るさを測定する。昼間は数千ルクス以上となり、夜間は数ルクス以下であるので、その明るさを測定することで、昼か夜かを判定する材料とする。周囲のものの影になると、測定誤りを起こすことになるため、看板の上部等の比較的高い位置に設置したほうが良い。また、夜間の看板照明の明るさの影響を受けると誤動作の原因となるので、看板の照明光が入らない角度、位置に設置すべきである。
人感センサ7aは、人の動き、正確には熱源の移動を検出するセンサである。センサ動作範囲は数センチ程度のものから数メートル程度のものがある。本発明では、看板の近くを人が通った際に検出する必要があることから、数メートル程度の検出する能力のあるセンサを用いる。本実施例では、人感センサとしたが、人の動きを検出するしくみであれば、他のものでもかまわない。たとえば、カメラを使った人検出、レーザの反射を使った検出、光の遮断を検出するものでも構わない。係る人感センサ7aを用いた構成のソーラーパネル付き照明看板1は、駅前や繁華街で使用すれば、人通りの激しい時間帯には効率のよい照明機能を発揮し、人通りがほとんどないような時間帯では効率のよい消灯機能を発揮するといえる。
光センサ7bは、自動車の動き、正確には自動車のヘッドライトの光を検出するフォトダイオードやフォトトランジスタ等の光検出センサである。該光検出センサの動作範囲には、低光量用の高感度のものや、感知速度が速いものなど多種あるので、本願発明の効果を発揮できる性能のものを選べばよい。例えば、街灯等の明かりが周囲にまったくないような農道が真っ直ぐ続く場所で、その道から進行方向口に対して垂直方向に数百メートル離れて配置される看板の場合を例にすると、このような設置場所では、先ず電源の問題などから照明化できないことが多く、ヘッドライトの向きや距離から直接看板を照らせないため夜間の広告機能は発揮できない。また、ソーラーパネル3を用いて照明化した看板でも、交通量に応じたタイマー制御では、電源オン時では常に光源に電力供給され発光し続けてしまうため、自動車が近づかなくても電力を無駄に消費してしまうし、オフ時には、例え少量の通過量とはいえ、オフ時の時間帯には全く広告機能を失ってしまうことになる。
そこで、このような場所に設置するのであれば、看板から見て道路の左右遠方方向に向けて、自動車のヘッドライトの光を感知できる検出能力を備えた光センサ7bをそれぞれ備えることで、遠方からの自動車の接近を感知する。
次に、図2のブロック図に沿って、各部分の機能、全体の流れを説明する。ソーラーパネル3、広告表示部5、充電池4、照度計6、人感センサ7a、光センサ7bについては既に説明したので省略する。また、以下の説明においては、照明にLED基板13aを用いる場合を主として説明するが、光源に白熱球や蛍光灯などの交流照明部材を用いる場合は、DC−ACインバータ、200V発電であれば100Vへ変圧するためのAC−ACコンバータ、直流側開閉器又は交流側開閉器などを備える一般的なソーラー発電の構成となり、これらの直流発電から交流へ変換して使用する電力系統については、周知慣用技術といえるので、詳細については省略する。
チャージコントローラ8は、ソーラーパネル3から充電池4への電力の流れ、充電池4から広告表示部5への電力の流れを切り替え、充電量、放電量の計測を行う。ソーラーパネル3から充電池4への充電の際には、過充電させないようにバッテリーへの充電電圧をコントロールする。充電池4から広告表示部5への放電の際には、過放電による充電池の劣化を防ぐ機能を持つ。電流値を計測することによって、充電池内の充電電力量をマイコン11に対して通知する。
DC−DCインバータ9は充電池4からの電力の電圧をLED照明に適した電圧に変換するものである。充電池の電圧は通常12Vである。LED照明に適した電圧は、LED回路の構成にもよるが、30個程度のLEDを直列したものであれば、100V程度の電圧が必要である。そのため、12Vの電圧を100V程度に変換する。なお、交流100Vの蛍光灯等を照明13の光源に使用する場合は、DC−ACインバータ9aとなる。
LED電源10aは、LEDの明るさを制御する部分であり、マイコン11からの指令によって、ワット数を変える。具体的には、定電流回路であり、電流値を制御することによってLEDの明るさを制御する。なお、交流100Vの蛍光灯等を照明13の光源に使用する場合は、係る電源部は蛍光灯の明るさを制御する交流電源回路10となる。
広告表示部5は、広告を表示する部分であり、通行人等から見える部分である。LED基板13aはその側面内部に配置され、該LED基板13aにはその大きさに応じた数のLED(発光ダイオード)が実装される。導光板等によって看板全体に光を配る構成や、若しくは、広告表示部5の表示面積と略同一となるような面積のLED基板13aの全面に実装されたLEDより照らすもので、LED電源10aから100V程度の電気がLED基板13aに供給され、看板が照明される。マイコン11からの電気の電流値が制御されることによって、LEDの明るさ、ワット数が制御される。
マイコン11は全体を制御する部分であり、プログラムによって動作する。マイコン11の電源は充電池4から取ってもいいし、使用する電力が小さいことから専用の電池を使用してもよい。正確な発振器を内蔵しており、正確な時間の計測が可能である。時計機能も内蔵する。プログラムはフラッシュメモリ12に格納されている。フラッシュメモリ12は書換可能なメモリーである。簡単な流れを説明すると、照度計6の照度データを取得し、5ルクス以下になったら、チャージコントローラ8に対して、ソーラーパネル3から充電池4に充電する充電モードから充電池4から広告表示部5へ放電する放電モードに切り替えるよう指示する(A)。チャージコントローラ8から充電量を取得し(B)、それに応じたワット数をLED電源10aに指示する(C)。人感センサ7aや光センサ7bからの電圧の変動によって、人が通ったことや自動車が遠方より近づいてくることを検出し、LED電源10aに対して、ワット数のアップを指示する(C)。また、充電状態によっては、LED 基板13aに実装されるLEDの一部点灯、断続点灯、減光、若しくはスクロール点灯等の動きを与える司令等についても、係るマイコン11によって行う。
次に図2、3、6から実施例1の動作を説明する。昼にソーラーパネルによって、充電し、夜に、充電した電力で照明を点灯する。充電電力量に応じて、照明のワット数を設定するものである。
本例では、光源をLEDとした場合を例に、夜間に照明する通常のワット数を40Wとし、広告用照明として最低限のワット数を30Wとし、点灯時間を6時間とする。また、ソーラーパネル3を100Wクラスとする。充電池4は12V充電池とする。一日の日照時間を3.5時間とすると、充電電流値は約25AH、充電電力量は約300WHである。LED照明は最大40W、入力電圧100Vのものとする。
まず、マイコン11の初期設定を行う。夜間に照明する通常のワット数:通常点灯電力値Wmaxを40W、広告用照明として最低限のワット数:最低点灯電力値Wminを30W、点灯時間Hwを6時間に設定する(S101)。
照度計6から照度を定期的に取得し、5ルクス以下であれば、夜間と判断し、次のシーケンスに移動する。5ルクス以上であれば、同じルーチンを繰り返す(S102)。
マイコン11は、マイコン11内の時計から現在時刻を取得し、変数Tstに設定する。この時刻からHw時間経過まで点灯させる。チャージコントローラ8から充電電力量を取得し、変数Wiに設定する(S103、S104)。充電電力量Wiを点灯時間Hwで割ることで、点灯時のワット数Woutを算出する(S105)。
マイコン11は、マイコン11内の時計から現在時刻を取得し、変数Tstに設定する。この時刻からHw時間経過まで点灯させる。チャージコントローラ8から充電電力量を取得し、変数Wiに設定する(S103、S104)。充電電力量Wiを点灯時間Hwで割ることで、点灯時のワット数Woutを算出する(S105)。
充電電力量が300WHであれば、Woutは300WH割る6時間で50Wとなる。Wout(50W)はWmax(40W)よりも大きいので(S106)、WoutをWmax(40W)に変更する(S107)。点灯電力は40Wで、6時間点灯することになる(図6(a))。
充電電力量が日照量が低く200WHであれば、Woutは200WH割る6時間で33Wとなる。Wout(33W)はWmax(40W)よりも小さく、Wmin(30W)よりも大きいので、値を変えることなくS110に進む(S106、S108)。点灯電力は33Wで、6時間点灯することになる(図6(a)のL1)。
充電電力量が日照量が低く150WHであれば、Woutは150WH割る6時間で25Wとなる。Wmin(30W)よりも小さいで、25Wでの点灯はできない。そのため、30Wでの点灯時間を再計算する。WoutはWmin(30W)とし、点灯時間HwはWi(150W)割るWmin(30W)で、5時間とする(S108、S109)。点灯電力は30Wで、5時間点灯することになる(図6(a)のL2)。
マイコン11はLED電源10aに対して点灯電力をWoutに設定する(C)。LEDを点灯する(S110)。
点灯開始時の時刻Tstに点灯時間Hwを加算した時刻が点灯終了時刻である。現在時刻が点灯終了時刻を越えたら、マイコン11はLED電源10aに対してLED消灯を指示する(S111、S112)。
このフローは点灯終了までのフローチャートとなっているが、チャージコントローラ8の切り替え制御も含めた連日継続するフローチャートとしてもよい。
点灯開始時の時刻Tstに点灯時間Hwを加算した時刻が点灯終了時刻である。現在時刻が点灯終了時刻を越えたら、マイコン11はLED電源10aに対してLED消灯を指示する(S111、S112)。
このフローは点灯終了までのフローチャートとなっているが、チャージコントローラ8の切り替え制御も含めた連日継続するフローチャートとしてもよい。
このように、本発明によれば、日照時間の変動に対して、看板照明のワット数や、点灯時間を変化させることによって、夜間の看板照明の品質を維持しつつ柔軟に対応することができる。
他の実施例について図2、4、6を用いて説明する。昼にソーラーパネルによって、充電し、夜に、充電した電力で照明を点灯する看板照明において、人が通った際に一定時間、照明を明るくするものである。
本例では、夜間に照明する通常のワット数を40Wとし、人が通った際のワット数を80Wとし、点灯時間を5時間、人が通った際の強調点灯時間を1分とする。1時間に15人通過するとする。
また、ソーラーパネル3を100Wクラスとする。充電池4は12V充電池とする。一日の日照時間を3.5時間とすると、充電電流値は約25AH、充電電力量は約300WHである。LED照明は通常40W、強調時80W、入力電圧100Vのものとする。
まず、マイコン11の初期設定を行う。人が通った際の照明するワット数:強調点灯電力値Wpを80W、人が通った際の照明強調時間:強調点灯1回あたりの点灯時間Hpを0.016時間、通常点灯時の電力値Wcを40Wに設定する(S201)。
また、ソーラーパネル3を100Wクラスとする。充電池4は12V充電池とする。一日の日照時間を3.5時間とすると、充電電流値は約25AH、充電電力量は約300WHである。LED照明は通常40W、強調時80W、入力電圧100Vのものとする。
まず、マイコン11の初期設定を行う。人が通った際の照明するワット数:強調点灯電力値Wpを80W、人が通った際の照明強調時間:強調点灯1回あたりの点灯時間Hpを0.016時間、通常点灯時の電力値Wcを40Wに設定する(S201)。
本実施例の処理は、実施例1の処理と平行して行っても良いし、実施例1の処理に含まれる形としてもよい。
まず、点灯残時間があるかを確認する(S202)。本例では5時間であるので、点灯開始してから5時間経過しているかを確認する。5時間経過していれば、終了する。
まず、点灯残時間があるかを確認する(S202)。本例では5時間であるので、点灯開始してから5時間経過しているかを確認する。5時間経過していれば、終了する。
マイコン11は、人感センサ7aから人の動きによって変動する電圧値を取得する。人が看板の横を通ると電圧が変化するので、変化量が所定の大きさ以上になったら、人が通ったと判断し、次のシーケンスに移る。動きが検出されなければ、同じルーチンを繰り返す(S203)。
マイコン11はLED電源10aに点灯電力をWp(80W)にする(S204)。看板は強調した照明によって、注目される。一定時間(1分)経過を待つ(S205)。看板の照明を元の明るさWc(40W)に戻す(S206)。通常は40Wで人が通る際に所定の時間、80Wに点灯する(図6(b)のL3)。
この例では、点灯時間5時間、通常点灯ワット数40W、強調時ワット数80W、一人当たり1分点灯、1時間15人通過とすると、使用する電力量は、通常電力量5x40=200Wh、強調によって増える電力量40x(15/60)x5=50Whでトータル250Whになる。
この例では、点灯時間5時間、通常点灯ワット数40W、強調時ワット数80W、一人当たり1分点灯、1時間15人通過とすると、使用する電力量は、通常電力量5x40=200Wh、強調によって増える電力量40x(15/60)x5=50Whでトータル250Whになる。
この発明によって、通行人は、看板が自分の接近によって明るくなったことで、看板に注目し、広告を知らしめる効果を大きく出来る。また、人が通る際の人の周囲を明るくすることで、防犯の効果も持つことができる。
他の実施例について図2、5、6を用いて説明する。昼にソーラーパネルによって、充電し、夜に、充電した電力で照明を点灯する看板照明において、人が通った際に一定時間、照明を明るくする際に充電電力量によって、人が通った際の照明のワット数を変化させるものである。
夜間の照明看板を人が通った際に明るくすることは、広告効果を高めるために好適であるが、人の往来の量によって使用する電力量が変化するため、予想よりも多くの人が通ると使用する電力量が大幅に増える。充電池を用いた照明装置では、場合によっては予想よりも早く電力を使い切ってしまうことが考えられる。
そこで、人の通行量に応じて、明るくするワット数を変えることで、点灯する時間を一定にすることができる証明看板である。
夜間の照明看板を人が通った際に明るくすることは、広告効果を高めるために好適であるが、人の往来の量によって使用する電力量が変化するため、予想よりも多くの人が通ると使用する電力量が大幅に増える。充電池を用いた照明装置では、場合によっては予想よりも早く電力を使い切ってしまうことが考えられる。
そこで、人の通行量に応じて、明るくするワット数を変えることで、点灯する時間を一定にすることができる証明看板である。
本例では、実施例2と同様に夜間に照明する通常のワット数を40Wとし、人が通った際のワット数を80Wとし、点灯時間を6時間、人が通った際の強調点灯時間を1分とする。また、ソーラーパネル3を100Wクラスとする。充電池4は12V充電池とする。一日の日照時間を3.5時間とすると、充電電流値は約25AH、充電電力量は約300WHである。LED照明は通常40W、強調時80W、入力電圧100Vのものとする。 また、1時間当たりの通過予想人数を15人とする。
S201において、1時間当たりの通過予想人数Nを設定する。他は実施例2と同じである。S202からS206までは実施例2と同じなので省略する。S206で点灯電力を通常の電力Wc(40w)に設定する。マイコン11はチャージコントローラ8から現在の残電力量Wrを取得する。マイコン11は点灯開始時刻とマイコン11内の時計から取得した現在時刻から残点灯時間Hrを算出する(S207)。
現在の残電力量Wrから、通常点灯によって消費される電力量HrxWcを引くことで、強調点灯で使用できる電力量が算出される。さらに、人が通ることで強調点灯となると思われる時間で割ることで、追加分の照明ワット数が出る。さらに、通常のワット数を加えることで、残電力量から求めた強調点灯電力値Wpが出る(S208)。
たとえば、残点灯時間Hrが4時間で、残電力量Wrが180Whであるとすると、
Wp=(180−(4x40))/(0.016x4x15)+40 −−−(1)
wpは60Wとなる。
たとえば、残点灯時間Hrが4時間で、残電力量Wrが180Whであるとすると、
Wp=(180−(4x40))/(0.016x4x15)+40 −−−(1)
wpは60Wとなる。
算出されたWpが60Wであれば、WpはWpset(80W)よりも小さく、Wc(40W)より大きいので、この値を強調点灯ワット数とする(S209,S211、図6(c)のL4)。
また、人の通りが少なく、電力に余裕があると算出されたWpが90W程度であることもある。WpはWpset(80W)よりも大きいことから、WpはWpset(80W)の値になる(S209,S210)。
また、人の通りが多く、電力に余裕がない場合は算出されたWpが30W程度であることもある。WpはWc(40W)よりも小さいことから、WpはWc(40W)の値になる(S209,S211、S212)。
このように、人の通過によって照明看板の明るさが変わる場合に、人の通過の量によって強調点灯ワット数を変えることで、所定の点灯時間を維持することができる。
本発明に係るソーラーパネル付き照明看板は、照明装置を内蔵する看板、広告塔分野の産業上の利用可能性は大きいと解する。
1 ソーラーパネル付き照明看板
2 電気回路部
3 ソーラーパネル
4 充電池
5 広告表示部
6 照度計
7a 人感センサ
7b 光センサ
8 チャージコントローラ
9 DC−DCインバータ
9a DC−ACインバータ
10 電源
10a LED電源
11 マイコン
12 フラッシュメモリ
13 照明
13a LED基板
14 広告内容
2 電気回路部
3 ソーラーパネル
4 充電池
5 広告表示部
6 照度計
7a 人感センサ
7b 光センサ
8 チャージコントローラ
9 DC−DCインバータ
9a DC−ACインバータ
10 電源
10a LED電源
11 マイコン
12 フラッシュメモリ
13 照明
13a LED基板
14 広告内容
Claims (5)
- ソーラーパネルと、該ソーラーパネルからの電力を充電する充電池と、
周囲の明るさを検出する照度検出部と、
前記充電池の充電電力量を測定する充電電力量測定部と、
広告表示部と、前記充電池からの電力で該広告表示部を照明する照明部と、
周囲の人を検出する人感検出部と、を持ち、
前記照度検出部が所定以下の照度を検出した際、前記照明部を第1の電力値で点灯させ、
前記人感検出部が人を検出した際、所定の時間、第2の電力値で点灯させるソーラーパネル付き照明看板システムであって、
単位時間当たりの通過予想人数をあらかじめ設定し、前記人感検出部が人を検知するごとに、前記単位時間当たりの通過予想人数と残点灯時間から算出される、前記人感検出部が人を検出した際の電力値を推定電力値とし、前記第2の電力値よりも前記推定電力値が小さい場合に、前記第2の電力値を前記推定電力値に置き換えることを特徴とするソーラーパネル付き照明看板システム。 - 前記広告表示部における照明に、LED基板を用いていることを特徴とする請求項1に記載のソーラーパネル付き照明看板システム。
- 自動車のヘッドライトを検出する光検出部を持ち、
該光検出部が明るさの変化を検出した際に、前記照明部の点灯時の電力を増加させ、所定の時間後に元の電力に戻すことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のソーラーパネル付き照明看板システム。 - 前記充電池の充電電力量を測定する充電電力測定部を持ち、
該充電電力量と点灯時間の関係に応じて、前記照明部の点灯時の電力量を調整し、若しくは部分発光により調整し、又はこれらの組合せにより消費電力を抑えて長時間稼働させると共に、光の強弱や光の動きによって周囲からの着目性を高め、看板の本来的な広告機能をより発揮させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のソーラーパネル付き照明看板システム。 - 前記LED基板に実装されるLEDが、複数の異なる発光色のLEDで構成され、該発光色毎に電力量を調整し、該発光色の変化によって着目性を高め、看板の本来的な広告機能より発揮させることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のソーラーパネル付き照明看板システム。
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