JP5647991B2 - 誤り制御オンデマンド - Google Patents

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Description

本発明は、パケット交換網内の新しい誤り制御パラダイムに関する。
パケット交換網それ自体は信頼できない、つまり、それらはパケットを遅らせる、損なう、または失う、あるいは不適切に送達することがないという保証を何ら与えない。
順方向誤り訂正(FEC)および再送信は、パケット交換網を介して高信頼の通信を提供するための基本的誤り制御パラダイムである。
再送信は、破損したまたは失われたデータパケットの再送であり、以下に依存する:
− 受信情報の完全性をチェックするためのチェックサム(または同様のもの)、
− 肯定応答、すなわち何らかの戻りチャネルを介した受信機から送信機への明示的受信、および
− 紛失したまたは破損したパケットの再送信(送信機または受信機によって開始される)。
再送信は、もしあれば、各未処理のパケット(まだ肯定応答されていない)のコピーが、さらなる再送信のために送信側で保持されることを暗に示す。
いくつかの形態の再送信方式があるが、最も注目すべきは:
− 選択的肯定応答(SACK):受信機が、どのパケット、メッセージまたはセグメントが正確に受信され、一方でどのパケットがされなかったかを送信機に明示的に通知する。
− 累積肯定応答:受信機が、パケット、メッセージまたはセグメントが正確に受信されたことを肯定応答し、肯定応答がすべての前のパケットもまた正確に受信されたことを暗に示す。転送制御プロトコル(TCP)は累積肯定応答を使用する。
− 否定応答(NACK):受信機が、どのパケット、メッセージ、またはセグメントが不正確に受信され、従って再送信されるべきであるかを送信機に明示的に通知する。
再送信はマルチキャスト伝送について、すなわち1つの送信機が1つの共通のデータストリームで多数の受信機に仕える場合に、不利である。通常は、マルチキャスト送信の信頼性は、ユニキャストおよび同時通信チャネルを介する否定応答および再送信を用いて達成される。エンドユーザにとって受入れ可能な経験品質(QoE)を達成するためには、相当な量のデータパケットがサーバ側でまたはマルチキャスト複製ノードで保持される必要がある。再送信キャッシュのサイズは、受信機から再送信ユニットへの一往復時間(RTT)、および要求パケットが最終的に受信機に到達するのに必要となり得る再送信の数(すなわち、加入者が経験し得る雑音および/またはネットワーク環境)に依存する。通常は、ビデオ情報の最後の100−200ミリ秒(約50から100データパケット)がありとあらゆるブロードキャストされるチャネルについてキャッシュされる必要がある。同様に、多数の加入者に仕えるためには、相当な量の専用ユニキャスト通信リソースがパケット再送信のためにプロビジョニングされる必要がある。加入者およびチャネルの数が増えるとき、明らかに、かかる解決法はスケーラブルではない。
FECは、情報データへの冗長データの加算である。これは、いくらかのデータオーバヘッドを使ってではあるが、受信機が単独で誤りを検出し訂正することを(ある範囲内で)可能にする。従って、FECは、再送信が相対的に費用がかかるまたは不可能である状況に適用される。
FECの2つの主要なカテゴリは、リードソロモン(RS)、ゴレイ、Bose and Ray−Chaudhuri(BCH)およびハミングコードなどのブロックコーディングと重畳コーディングである。誤り訂正の最新の開発は、ターボコーディング、すなわち2つ以上の比較的単純な重畳コードおよびインタリーバを結合させてシャノン限界のデシベル内で(within a fraction of a decibel)実行することができるブロックコードを形成する仕組である。
FECは、受入れ可能なQoEを達成するために相当な量のデータオーバヘッドが必要とされ、それによって対応するチャネル帯域幅が他のサービスによって使用されることを妨げるという点で不利である。
指標付きデータパケットのフローを受信ユニットへ送信するための送信ユニットによって、本発明の目的は達成され、先行技術の欠点は克服され、そして、それは以下を備える:
− 新しい出力データパケットの送信がスケジュールされるときに必ず送信状況ベクトルTSVを更新するようになされた送信状況計算手段であって、その指標が次に期待されるデータパケット指標である新しいエントリーデータパケットが有効に受信されるときには必ずそのTSVが前記受信ユニットで同様に更新される対応する受信状況ベクトルRSVに一致する、手段、
− 前記RSVの最後に更新されたベクトル値および他の方法で有効に受信されたデータパケットと結合されるときに、少なくとも1つの紛失したまたは破損したデータパケットの回復を可能にする、前記受信ユニットからの要求に応じて、前記TSVの少なくとも1つのベクトル成分のそれぞれに少なくとも1つの現在の成分値を送信するようになされた、通信手段、
そして、それに相応して、送信ユニットから指標付きデータパケットのフローを受信するための受信ユニットによって、本発明の目的は達成され、先行技術の前述の欠点は克服され、そして、それは以下を備える:
− 新しい出力データパケットが送信をスケジュールされるときには必ず前記送信ユニットで同様に更新された対応する送信状況ベクトルTSVにRSVが一致する、その指標が次の期待されるデータパケット指標である新しいエントリーデータパケットが有効に受信されるときには必ず受信状況ベクトルRSVを更新するようになされた、受信状況計算手段、
− 前記TSVの少なくとも1つのベクトル成分のそれぞれについて少なくとも1つの現在の成分値を前記送信ユニットから取得するようになされた、通信手段、
− 前記少なくとも1つの現在の成分値から、前記RSVの最後に更新されたベクトル値から、および他の方法で有効に受信されたデータパケットから、紛失したまたは破損したデータパケットを回復するようになされた、回復手段。
送信状況ベクトル(TSV)および受信状況ベクトル(RSV)は、送信および受信側のそれぞれで最新のものに維持される。新しい出力データパケットが送信をスケジュールされるときには必ず、また新しいエントリーおよび隣接して指標を付けられたデータパケット(その指標が次に期待されるデータパケット指標である)が有効に受信されるときには必ず、TSVおよびRSVが共通のアルゴリズムに従って更新される。何らかの形で、TSVおよびRSVは、短縮された形式でではあるが、送信および受信履歴(どの情報バイトが送信および受信されたか)を追跡する。通常は、TSVおよびRSVは、1つまたは複数のベクトル成分(ベクトル方向に応じた行または列)を備え、各ベクトル成分の長さはデータパケットの長さに一致する。TSVおよびRSVは、その指標がデータパケット自体の中にコード化された対応するデータパケット指標に一致する、送信および受信の一般に同意された指標である初期状態にリセットされる。それらの指標は必ずしも一致する必要はないが、それらの間の整合対応が必要とされる。
受信データパケットのフロー内の紛失したまたは破損したデータパケットが検出されると直ちに、受信機は送信機との同期をやめ、もはやRSVを更新することができない。要求は次に、現在のTSVの値、すなわち最後に更新されたTSVの値、またはその一部、ならびにその値が対応する送信指標を得るために送信機に送られる。それらの送信状況情報を最後に更新されたRSVの値および他の方法で正確に受信されたデータパケットと結合させることによって、知られていないパラメータとして紛失したまたは破損したデータパケットを構成するデータ記号(ビット、バイトなど)をもつ1セットの方程式を導出する。本明細書にさらに記載されるように、送信および受信状況ベクトルの計算がそれらの方程式が可逆的であるようなものである場合、そのとき紛失したまたは破損したデータ記号は回復されることができ、RSVの更新が再開されることができる。
本発明は、誤り制御情報が、失われたまたは破損したデータを回復するために必要な正確な範囲まで、オンデマンドでのみ送信されるという点で有利である。本発明はさらに、送信履歴全体が、何らかの形で、再送信のためにデータパケットが保持される対応する送信キャッシュよりも少ない成分をもつ単一状態ベクトルにコンパイルされ、それによって桁違いまで必要メモリを緩和するという点で有利である。最後にではあるが大切なことには、受信機は、そのユーザについて必要なQoEを達成するために、その受信キャッシュおよびその回復方式を形成することができる。送信機は、最悪の場合のシナリオに対応するために100のパケットを追跡する必要はない。状態ベクトルの次元のみが問題となる:ベクトル成分が多ければ多いほど、回復されることができるデータパケットは多くなり、そして、データ通信システムはより回復力をもつ。
TSVがその特定の受信機のRSVと一致するTSVのサブセットとして解釈されることになる場合、たとえば受信側でのより少ない計算の複雑性またはより低い回復能力のため、RSVは実際のTSVのサブセットでもよいことに留意されたい。
さらに、送信および受信状況情報の計算は、通信プロトコル群内の任意のレイヤで実行されることができることにも留意されたい。たとえばレイヤ2(L2)で、イーサネット(登録商標)ペイロードなどから(そして、イーサネット(登録商標)フレームが何らかの方法で指標を付けられるという条件で)送信および受信状況情報が計算され、一方向のユニキャストまたはマルチキャスト通信があるのと同じ数の状態ベクトルが存在することになる。別法として、送信および受信状況情報の計算は、ある特定のタイプのトラフィックまたはペイロードに限定されることもできる。
本発明による送信ユニットの一例は、ビデオヘッドエンドなどのコード化デバイス、またはマルチメディアサーバ、または、デジタル加入者回線アクセス多重化装置(DSLAM)もしくは無線/移動基地局などの中間複製ノードであり、本発明による受信ユニットの一例は、セットトップボックス(STB)もしくはモデムもしくはルータなどの加入者ゲートウェイ、または、テレビジョンセットもしくはパーソナルコンピュータもしくは無線/移動端末などの加入者端末、またはデコーディングデバイスである。
本発明による送信ユニットのさらなる一実施形態は、前記通信手段がさらに前記TSVの現在のベクトル値を前記受信ユニットへ周期的に通告するようになされることを特徴とする。
定期的に現在のTSVの値を通告する(またはブロードキャストする)ことによって、送信ユニットは、時々受信ユニットをそのRSVに再同期させ、それによって未検出のデータ破損による計算の不整合を回避する。正常な動作を再開するためには受信機がその状態ベクトルを送信機と再同期させる必要がある、誤りのあるパケットが多数ある場合にも、それは有用である。
本発明による送信ユニットの代替実施形態は、前記通信手段がさらに、前記受信ユニットの制御の下で前記少なくとも1つのベクトル成分を選択するようになされることを特徴とし、これに相応して、本発明による受信ユニットの代替実施形態は、前記受信ユニットがさらに前記TSV内の前記少なくとも1つのベクトル成分を選択するようになされたセレクタを備えることを特徴とする。
受信機は、回復プロセスによって必要とされる送信状況情報の量を厳密に制御する、すなわち、連続データパケットのバーストがインパルス雑音などのために失われた場合よりも、単一データパケットがあちこちで失われた場合により少ないTSVの成分が要求されることになる。誤り制御情報の量は、加入者が経験している具体的なチャネル機能障害に一致し、それによってFECパラダイム(誤り制御情報がデフォルト設定でありとあらゆる送信ペイロードに付加される)に関して帯域幅使用を緩和し、その帯域幅を他の同時サービスに利用可能にする。
第1の実施形態では、前記少なくとも1つのベクトル成分は、その回復が未解決である、情報の現在の量に依存して選択される。
第2の実施形態では、前記少なくとも1つのベクトル成分は、前記少なくとも1つの現在の成分値の受信時にその回復が未解決であると予期される、情報の予測される量に依存して選択される。
これから先の誤りのあるパケットを予測することによって、初めに要求されたTSVの成分が、増え続ける誤りのあるパケットの数に対してもはや十分でない場合、また、追加のTSVの成分がさらに要求されようとする場合、新しい通信ラウンドを回避する。紛失したまたは破損した情報の予測量は通常は、観測された誤りパターンにおよびRTT測定結果に基づく。この実施形態は、予測値が悲観的すぎる場合にいくらかの追加のオーバヘッドを代償としてではあるが、より速いデータ回復を達成する。
本発明による送信ユニットおよび受信ユニットのさらに別の実施形態は、前記通信手段がステートレスデータ通信プロトコルを用いて互いに通信するようになされることを特徴とする。
要求されるおよび送信される送信状況情報は現在のものであり、従って、要求クライアントにかかわらず同一である。現在の状態ベクトルの第1の送信が失敗した場合、その後の状態ベクトルの第2の送信が行われることになる。ユーザデータグラムプロトコル(UDP)などのステートレス通信プロトコルはそのときに、特に適している。従って、通信コンテキストは送信側で保持される必要はなく、この解決法を高度にスケーラブルにする。この実施形態は特に、マルチキャスト送信について有利である。
本発明はまた、データの損失またはデータの破損に対して受信ユニットへ送信される指標付きデータパケットのフローを保護する方法に関し、それは以下のステップ:
− 新しい出力データパケットが送信をスケジュールされるときに必ず、送信状況ベクトルTSVを更新するステップであって、その指標が次に期待されるデータパケット指標である新しいエントリーデータパケットが有効に受信されるときには必ず前記受信ユニットで同様に更新される対応する受信状況ベクトルRSVにTSVが一致する、ステップ、
− 前記RSVの最後に更新されたベクトル値および他の方法で有効に受信されたデータパケットが結合されるときに、少なくとも1つの紛失したまたは破損したデータパケットの回復を可能にする、前記受信ユニットからの要求に応じて、前記TSVの少なくとも1つのベクトル成分のそれぞれに少なくとも1つの現在の成分値を送信するステップを備え、
そして、それに相応して、送信ユニットから受信される指標付きデータパケットのフロー内の紛失したまたは破損したデータパケットを回復する方法に関し、その方法は以下のステップ:
− その指標が次の期待されたデータパケット指標である新しいエントリーデータパケットが有効に受信されるときには必ず受信状況ベクトルRSVを更新するステップであって、新しい出力データパケットが送信をスケジュールされるときには必ず前記送信ユニットで同様に更新される対応する送信状況ベクトルTSVにRSVが一致する、ステップ、
− 前記TSVの少なくとも1つのベクトル成分のそれぞれに少なくとも1つの現在の成分値を前記送信ユニットから取得するステップ、
− 前記少なくとも1つの現在の成分値から、前記RSVの最後に更新されたベクトル値から、および他の方法で有効に受信されたデータパケットから、前記紛失したまたは破損したデータパケットを回復するステップを備える。
本発明による送信ユニットの実施形態は、データの損失またはデータの破損に対して受信ユニットへ送信される指標付きデータパケットのフローを保護するための本発明による方法の実施形態に相当し、本発明による受信ユニットの実施形態は、送信ユニットから受信される指標付きデータパケットのフロー内の紛失したまたは破損したデータパケットを回復するための本発明による方法の実施形態に相当する。
以下の添付の図面と共に実施形態の以下の説明を参照することによって、本発明の前述のおよび他の目的および特徴はさらに明らかとなり、本発明自体が最もよく理解されよう:
本発明による送信ユニットおよび受信ユニットを表す図である。 送信ユニットと受信ユニットの間を流れる情報の一例を表す図である。
図1には、以下を備える通信システム1がある:
− 送信ユニット100、および
− 受信ユニット200。
送信ユニット100および受信ユニット200は、さらに中間ネットワークノード(図示せず)を備えることができ、そして、それを介してデータパケットが送信ユニット100から受信ユニット200へ運搬されるデータ経路310、および、それを介して誤り制御メッセージが送信ユニット100と受信ユニット200の間で交換される誤り制御経路320をサポートする、パケット交換通信ネットワークを介して、互いに結合される。
送信ユニット100および受信ユニット200はそれぞれ、指標付きデータパケットDj−5、Dj−4、Dj−3、Dj−2、Dj−1、Dj、...、Dk−1、Dk、Dk+1、Dk+2、...のフローを送信および受信し、jは失われた特定のデータパケットの指標を示し、kは送信ユニット100による送信のためにスケジュールされるデータパケットの指標を示し、j<kである。
本発明の例示的な一実施形態では、データパケットDは、複数の受信機(受信ユニット200を含む)がリッスンする、マルチキャストアドレスに向けられたRTPパケットである。RTPパケットは、RTPヘッダ内にコード化された16ビットのRTPシーケンス番号で指標付けされている。TSVおよびRSV値は、RTPペイロードから計算される。RTPペイロードは可変長のものでもよく、その場合には、それは知られているビットパターンでパッディングされる。送信されているマルチキャストストリームがあるのと同じ数のTSVのインスタンスが存在し、リッスンされているマルチキャストがあるのと同じ数のRSVのインスタンスが存在する。
送信ユニット100は、以下の機能ブロック:
− データパケットDが送信をスケジュールされる前に保持される、送信キャッシュ110、
− TSV Tを計算するための送信状況計算ユニット120、および
− 通信ユニット130を備える。
送信キャッシュ110は、送信状況計算ユニット120に結合される。送信状況計算ユニット120はさらに、通信ユニット130に結合される。
送信状況計算ユニット120は、新しい出力データパケット、現在はDk、が送信をスケジュールされるときに必ずTSV Tの値を更新するようになされている。
例示的な一実施形態として、送信状況計算ユニット120は:
− TSV Tの最後に更新された値、現在はSk、が保持される、データリポジトリ123と、
− その値が更新される前に、TSV Tの前値、現在はSk−1、をラッチするためのラッチ122(またはシフトレジスタもしくは同様のもの)と、
− ラッチ122によってラッチされるものとしてのTSV Tの前値、現在はSk−i、を第1の変数として、そして送信をスケジュールされた新しいデータパケットのRTPペイロード、現在はDk、を第2の変数として受け入れ、TSV Tの新しい値、現在はSk、を出力として生成する、前の値がラッチ122によってラッチされる間に新しい値がデータリポジトリ123の中にプッシュされる、関数f121を備える。
送信状況計算アルゴリズムは、本実施形態のオペレーションを参照して明示される。
通信ユニット130は、受信ユニット200によって選択されるものとしてのTSVの成分の現在の(最後に更新された)値を、その値が対応するデータパケット指標と共に受信ユニット200に提供するようになされる。
通信ユニット130は、UDPを通信プロトコルとして使用する。
受信ユニット200は、以下の機能ブロック:
− 有効に受信されたデータパケットDがさらに処理される前に保持される、受信キャッシュ210、
− RSV Rを計算するための受信状況計算ユニット220、
− 通信ユニット230、
− 回復ユニット240、
− セレクタ250を備える。
受信キャッシュ210は、受信状況計算ユニット220に結合される。回復手段240は、受信キャッシュ210に、受信状況計算ユニット220に、およびセレクタ250に結合される。セレクタ250はさらに、通信ユニット230に結合される。
受信状況計算ユニット220は、その指標が次の期待されたデータパケット指標である、新しいエントリーデータパケットが有効に受信されるときには必ず、現在はデータパケットDj−1まで、RSV Rの値を更新するようになされる。
受信状況計算ユニット220は:
− RSV Rの最後に更新された値、現在はSj−1、が保持される、データリポジトリ223と、
− その値が更新される前に、RSV Rの前の値、現在はSj−2、をラッチするためのラッチ222と、
− 送信ユニット100の関数121に一致し、第1の引数としてラッチ222によってラッチされたものとしてのRSV Rの前の値、現在はSj−2、を、そして第2の変数として有効に受信されたデータパケットのRTPペイロード、現在はDj−1、を受け入れ、出力としてRSV Rの新しい値、現在はSj−1、を生成する、前の値がラッチ222によってラッチされる間に新しい値がデータリポジトリ223の中にプッシュされる、関数f221を備える。
受信状況計算アルゴリズムが、実施形態の動作を参照して明示される。
通信ユニット230は、送信ユニット200からのTSV Tの意図的に選択されたベクトル成分の現在の値、ならびにその値が対応するデータパケット指標を取得するようになされる。現在は、通信ユニット230は、TSV Tの第mの成分の現在の値を要求し、応答として値Sk,mを取得し、kはその値が対応するRTPシーケンス番号を示す。
通信ユニット230は、通信プロトコルとしてUDPを使用する。
回復ユニット240は、紛失したまたは破損したデータパケット、現在はDj、を検出し、その結果スイッチ241を介してRSV Rの更新を中断するようになされる(図1のoffを参照)。現在、それらの指標のいずれも次の期待されたデータパケット指標、現在は指標j、ではないので、新しいデータパケットDj+1、...、Dkが入ってくる間、RSVの値はSj−1のままにされている。
回復ユニット240はさらに、最後に更新されたRSV Rの値、現在はSj−1、から、要求された1つまたは複数のTSV成分の現在の値、現在はSk,m、から、および、他の方法で正確に受信されたデータパケット、現在はDj+1、...、Dk、から、紛失したまたは破損したデータパケット、現在はDj、を回復するようになされる。回復されたパケットは、さらなる処理のために、受信キャッシュ210の中にプッシュされ、RSV Rの更新がスイッチ241を介して再開される(図1のonを参照)。
回復ユニット240はさらに、紛失したまたは破損したデータパケットが検出されるときには必ず(図1のerr_indを参照)、さらにまた紛失したまたは破損したデータパケットが回復されるときには必ず(図1のrec_indを参照)、セレクタ250に通知するようになされる。
回復アルゴリズムが、実施形態の動作を参照して明示される。
セレクタ250は、1つまたは複数の紛失したまたは破損したデータパケットを回復することができるように、正しいTSVの成分を選択するようになされる。現在、セレクタ250は、TSV Tの第mの成分を選択し、通信ユニット230にそれを取得するように要求する(図1のget_TSV_cmpt(m)を参照)。
TSVの成分の選択は:
− もしあれば、既に利用可能な送信状況情報、
− RSV Rの最後に更新された値以降の紛失したまたは破損したデータパケットの現在の値、または別法として、選択されることになるTSVの成分から回復されなければならないことになる紛失したまたは破損したデータパケットの推定数に基づく。
紛失したまたは破損したデータパケットの数の推定は、以下のファクタ:
− それについてのRSVの値が利用可能であり、対応するTSVの値、現在は指標j−1、と一致することが期待される、最後のデータパケット指標をセレクタ250が判定することを可能にする、回復ユニット240によって通知されるものとしての誤りおよび回復情報(図1のerr_indおよびrec_indを参照)、
− それについて選択されることになるTSVの成分が利用可能になる、データパケット指標、現在は指標k、をセレクタ250が推定することを可能にする、たとえば通信ユニット230などによって実行される、受信機ユニット200と送信ユニット100の間のRTTの測定結果(図1のRTT_measを参照)、
− 回復ユニット240からまたは下層からの誤り情報に基づきセレクタ250などによって実行される、誤り比率測定結果(誤りのあるパケットの予測比)に基づく。
その推定は、追加の誤りタイミング情報(持続期間、頻度、1日のどの時間におよび/または週のどの時間に発生するかなど)で強化されることができる。
データ通信システム1の動作が、以下に続く。
送信ユニット100から受信ユニット200に送信されなければならない第kのパケット(kはRTPシーケンス番号などのパケット指標を示す)をDkとする。このパケットは、それに計算(加算、乗算など)が行われることができるL記号(ビットまたはバイトなど)に分割される。任意のタイプの記号が使用されることができるが、本実施形態では、加算および乗算はガロア域(GF)で明確に定義されるので、ガロア域(GF)の要素を記号として使用することになる。残りの説明では、用語「パケット」をやはり使用するが、そのパケットはL記号にセグメント化され、これらの記号(l=1、...、L)のそれぞれが厳密に同じ方法で並行して取り扱われると暗に仮定する。具体的には、我々が構成することになる誤り訂正情報は、並行して計算される訂正記号の番号Mで構成される。すなわち、パケットの各データ記号(l=1、...、L)に対して、Mの訂正記号のベクトルが関連付けられる。これらのLベクトルに関してM訂正パケットが構成されることができる:第mの訂正パケットが、ありとあらゆるデータ記号lの第mの訂正記号(M記号のベクトルから)を結合させることによって構成される。これは、データパケットと同じサイズの訂正パケットを作る。データパケットが同じサイズではない場合、最大パケットサイズが取られなければならず、より短いパケットはダミー情報を詰め込まれなければならない。
パケットの損失またはパケットの破損からパケットの送信を保護するために、以下の仕組が提案される。送信ユニット100が指標付きTSVを保持し、その値はSk=[Sk,1;Sk,2;...;Sk,M]で示される。このM次元TSVは、以下の方程式に従って、各送信パケットDkについて更新される:
=f(D,Sk−1)(1)
関数fkは、パケットDkのペイロードの値および前のパケットSk−1と関連付けられた状態ベクトル値をエントリーとして取り、新しい状態ベクトル値Skを出力として作り出す、ベクトル関数である。関数fk自体はkに依存することに留意されたい。すなわち、一般に各パケットについて、状態ベクトルを計算するための新しいルールが使用されることができる。しかし、我々は、関数fkがkに依存しない場合に本実施形態を限定し、その関数をfとして示す。
受信ユニット200は同様に、RSVを更新し、その値は送信側で計算されるTSVの対応する値に一致する。送信ユニット100および受信ユニット200の両方が、同じ初期状態S0で開始し、まったく同じ関数fを使用する。送信および受信側のかかる状態ベクトルは、互いの正確なコピーである。パケット、たとえばパケットDj、が失われた場合、受信ユニット200は同期をやめ、送信ユニット100に送信機の現在の状態ベクトルの適切なサブセットを要求する。この要求が送信ユニット100に到達する前にいくらかの時間がかかるので、現在のベクトルは今はSkであり、k=j+r、そしてrはRTTおよびパケット間時間に依存する何らかの正数である。送信ユニット100は、現在のシーケンス番号kと共に、Skの要求されたエントリーを受信ユニット200に送る。この情報が到達するとき、受信ユニット200は、ほとんどの場合、紛失したパケットを再構成することができる。紛失したパケットが再構成される場合、受信ユニット200は、送信ユニット100の状態ベクトルと同期したその状態ベクトルを保つことができる。何らかの理由で紛失したパケットが再構成されることができない場合、受信ユニット200は、その状態ベクトルが送信ユニット100の状態ベクトルと同期を保っていることを(十分な訂正情報を要求することによって、または特定のパケット指標で何らかの同意された値に状態ベクトルを再初期化することによって、または送信機から受信機への状態ベクトルTの周期的な通告に依存することによって)さらに確認しなければならない。
訂正情報が対応するシーケンス番号、すなわちk、があるヘッダフィールド内の誤り訂正情報と共にピギーバックすることができると仮定する場合、状態ベクトルの1つのエントリーの送信は、1つのパケットの再送信が必要とするのとまったく同じ容量を必要とすることに留意されたい。
受信側での再構成は、受信機が紛失したデータパケットDjがどのように状態ベクトルSj+r=Skに影響を及ぼすかを知っているという事実に基づく。jとj+rの間(両値を含む)にさらなるパケット損失がない場合、そのとき受信機は、それが受信したSj+rの1つ(または複数)のエントリーを生成するであろうそのパケットDjを選択すべきである。関数fが適切に選択された場合、本明細書でさらに説明されるように、そのときこの解Djは一意である。たとえばj+s(s<r)で、jとj+rの間(両値を含む)に追加のパケット損失がある場合、受信機はその現在の状態ベクトルの他の適切なエントリーを送信機に求める。従って、我々は、損失期間を:それは、1つのデータパケットの損失(受信機の状態ベクトルが送信機の状態ベクトルとの同期を失うという結果をもつ)で開始し、受信機がその状態ベクトルを送信機の状態ベクトルと再同期させるのに十分な情報を再びもつまで続く(損失期間中のすべてのパケット損失が再構成されることができるため、または、受信機が送信機から完全な状態ベクトルを受信するためのいずれか)と定義する。
これは図2に説明されている。パケットD1からD15が、送信ユニット100(Tx)から受信ユニット200(Rx)へ送信される。パケットD3が失われる。結果として、受信ユニット200がTSVの第1の成分を要求する(データパケットD4の受信時の図2のTSV_request(1st comp.)を参照)。送信ユニット100がデータパケットD10の送信をスケジュールする間に、要求が到達する。送信ユニット100が、TSVの第1の成分の現在の値、現在はS10,1、ならびに、その値が対応する送信指標、現在はk=10、を送信することによって、その要求に応答する。受信ユニットは次に、RSVの最後に更新された値、現在はs2=[s2,1;s2,2]、から、他の方法で正確に受信されたデータパケットD4、D5、D6、D7、D8、D9およびD10から、ならびに、送信機の状態ベクトルの第1の成分の現在の値、現在はS10,1、から損失したデータパケットD3を再構成することができる。実際には以下のように書くことができる:
10=f(D10,S)=f(D10,f(D,f(D,f(D,f(D,f(D,f(D,f(D,S))))))))(2)
損失期間は現在、データパケットD3で開始し、訂正情報S10,1(図2のloss_periodを参照)の受信時に終了し、従って、データパケットD3からD10を含む。
データパケットD3が回復された後は、RSVの更新が再開されることができる。
別のデータパケットが損失した場合、さらなるTSVの成分の新しい要求が発行され、それによって適宜に損失期間を延ばす。
現在の発明では、関数fは引数として現在のパケットDkを取るのみであるが、変数としていくつかの最も新しいパケット、すなわちDk、Dk−1、...、が想定されることもできるが、これは当然ながら送信キャッシュ110のサイズを大きくすることになろう。
損失期間中に紛失したまたは破損したパケットを再構成する方法、および、どの状況でどのような種類の訂正情報が求められるかは、具体的な実施形態による。
第1の実施形態では、記号は2つの要素のGFまたはGF(2)の要素、すなわちビット{0,1}である。状態ベクトルSkは、1つのみのエントリーをもち(M=1)、従ってスカラまで減る。関数f(Dk,Sk−1)(kに依存しないように選択される)は、DkおよびSk−1の2値合計(XOR)である:
=D+Sk−1(3)
時刻パケット内のある瞬間に、Dj−1が正確に受信され、受信ユニット200は送信ユニット100と同期している(両方とも同じ状態Sj−1をもつ)と仮定する。パケットDjが失われた場合、受信ユニット200は、送信機の現在の状態の形式で訂正情報を要求する。この要求が到達したとき、送信ユニット100は、状態Sj+rの値および関連シーケンス番号j+rを返す。この情報が到達するとき、受信ユニット200は以下の方程式を解かなければならない:
j+r=Dj+r+Sj+r−1=Dj+r+Dj+r−1+...+D+Sj−1=C+D+Sj−1(4)
Cは、パケットDj+1からDj+rが正確に受信されれば、計算することができ、その場合、Djは直接に続く:
=C+Sj+r+Sj−1(5)
パケットのセット{Dj+1,...,Dj+r}内でさらなる損失がある場合、パケットDjは再構成されることはできない。従って、このシステムは、1つの損失期間内の1つのパケット損失を訂正することができるが、2つ以上のパケット損失を訂正することはできない。
状態Sj+rの受信の後に、受信機状態が再び送信機状態と同期することに注意されたい(損失期間がrパケットの後に終わるように)。
受信ユニット200の要求に応じて送信ユニット100によって送信された訂正情報が失われた場合(または同等に、その要求自体が失われた場合)、それはタイマが失効するなどの理由で探知可能であり、受信ユニット200は、それが送信ユニット100と少なくとも同期したままでいられるように、持続的に新しい更新(rを変数にするが、損失期間の持続期間を確率論的にする以外に、これはさらなる帰結をもたない)を要求しなければならない。別法として、受信ユニット200は、送信ユニット100が状態ベクトルの現在の値を通告するのを待つこともできる。
第2の実施形態では、記号は、素数p(多くの場合p=2)およびq≧1をもつ、GF(p)の要素である。このGF内にはQ=p要素がある。かかるフィールドは、0で示される、加算のための一意の中立元、および、1で示される、乗算のための一意の中立元を含む。状態情報はこのGFの要素のM次元配列であり、ベクトル関数f(Dk,Sk−1)(kに依存しないように選択される)は以下のように定義される:
=a・D+A・Sk−1(6)
但し、Aは(MxM)行列であり、aはGF(p)内の(Mx1)行列(aベクトル)である。本定義で使用される加算および乗算は、GF(p)からのものである。
時間内のある瞬間に、パケットDj−1が正確に受信され、受信ユニット200は送信ユニット100と同期している(両方とも同じ状態Sj−1をもつ)と仮定する。パケットDjが失われた場合、受信ユニット200は送信機の状態ベクトルの第1の成分の形式で訂正情報を要求する。この要求が到達したとき、送信ユニット100は、状態Sj+r,1の値、および関連シーケンス番号j+rを返す。この訂正情報が到達した瞬間に、受信ユニット200は失われたパケットを再構成しようと試みることができる。パケットのセット{Dj+1,...,Dj+r}内にさらなる損失がない場合、そのときそれは直ちにこれを行うことができる(第1の実施形態と非常に似た手順で)。そのセットにさらなる損失がある場合、たとえばパケットDj+s(s≦r)も失われた場合、そのとき受信ユニット200は送信機の現在の状態ベクトルの第2の成分の形式で訂正情報を要求する。その結果として、送信ユニット100は、状態の値Sj+s+r’,2および関連シーケンス番号j+s+r’を返す。r’はrとは(わずかに)異なり得ることに注意されたい。第2の損失の後にさらなる損失r’パケットがない場合、そのとき受信ユニット200は両方の損失したパケットを再構成するのに十分な情報を原則としてもつ。それがある場合、受信ユニット200は、送信機の現在の状態ベクトルの第3の成分を要求するなどする。
ある特定の瞬間には、受信ユニット200がn個の訂正情報を受信し、再構成すべき損失したパケットがちょうどn個ある。GFの特性を使用することによって、n個の損失したパケットを再構成するために、行列方程式が以下の形式で解かれなければならないことが容易に分かる:
Figure 0005647991
但し、s1、...、sn−1は、n個の損失したパケットの間の指標オフセットであり、BはAおよびaに依存する(nxn)行列であり、bは、A、a、非損失パケットの値、第1のパケット損失より前の状態ベクトル、および受信訂正情報に依存する(nx1)行列(ベクトル)である。
行列Aおよびベクトルaは、行列Bが可能な限り多数の損失パターンについて可逆的であるように、適切に選択されなければならない。具体的には、ベクトルaは、0に等しいエントリーをもってはならない。実際、一般性の喪失なしに、ベクトルaはそのすべてのエントリーを1に等しく選択されることができる。行列Bが逆数をもつ場合、そのときn個の紛失したパケットは再構成されることができ、受信ユニット200は送信ユニット100と再同期することができる。行列Bが可逆的ではない(願わくは稀な)場合には、n個の紛失したパケットは再構成されることはできず、受信ユニット200は送信ユニット100に完全な状態ベクトルの「現在の」バージョンを(持続的に)要求するか、送信ユニット100がその値を通告するまで待たなければならない。この情報を受信した後、受信ユニット200は再び同期する(そして、損失期間は終了する)。nはMによって束縛されることに注意されたい。損失期間中にM個を超える損失がある場合、受信ユニット200はそれらを訂正することができず、再び送信機に完全な状態ベクトルの「現在の」バージョンを(持続的に)要求するか、次の通告を待たなければならない。
第3の実施形態は第2の実施形態に似ている。それは、同じGFを使用する。加算のための中立元および乗算のための中立元に加えて、かかるフィールドはまた、αで示されるいわゆる基本元を少なくとも1つ含む。この基本元は、すべての0<t<Q−1についてα≠1であり、αQ−1=1であるという特性をもつ。
第2の実施形態におけるように、状態情報はこのGFの要素のM次元ベクトルである。ベクトル関数f(Dk,Sk−1)(kに依存しないように選択される)はエントリーごとに定義される。状態ベクトルの第mのエントリーは以下のように定義される:
k,m=D+αm−1・Sk−1,m(8)
但し、m=1,...,MおよびM<Q−1である。
時間内のある瞬間に、パケットDj−1が正確に受信され、受信ユニット200は送信ユニット100と同期している(両方とも同じ状態Sj−1をもつ)と仮定する。パケットDjが失われた場合、受信ユニット200は送信機の状態ベクトルの第1の成分の形式で訂正情報を要求する。この要求が到達したとき、送信ユニット100は、状態Sj+r,1の値、および関連シーケンス番号j+rを返す。この訂正情報が到達した瞬間に、受信機は失われたパケットを再構成しようと試みることができる。パケットのセット{Dj+1,...,Dj+r}内にさらなる損失がない場合、そのときそれはこれを直ちに行うことができる。たとえばパケットDj+sも失われたなど、そのセットにさらなる損失がある場合、次に受信機は送信機の現在の状態ベクトルの最初の2つの成分の形式で訂正情報を要求する。その結果として、送信ユニット100は、状態の値[Sj+s+r’,1;Sj+s+r’,2]および関連シーケンス番号j+s+r’を返す。前のように、r’はrとは(わずかに)異なり得ることに注意されたい。第2の損失の後にさらなる損失r’パケットがない場合、受信機は両方の紛失したパケットを再構成するのに十分な情報をもつ。それがある場合、受信機は状態ベクトルの最初の3つの成分を要求するなどする。
ある瞬間に、受信ユニット200が状態ベクトル(1つの特定のパケットに関連付けられた)の最初のn個の成分のすべてを正確に受信し、再構成すべきn個のみの紛失パケットがある(Dj,Dj+s,...,Dj+s+...+sn−1)場合、受信ユニット200はすべての紛失したパケットを再構成するのに十分な情報(そして、それが送信ユニット100と再同期することができるようなすべての関連状態ベクトル)をもつ。それを行うために、受信機は以下の形式の連立一次方程式(a linear set of equations)を解かなければならないことを証明することは、煩雑ではあるが、直接的である:
Figure 0005647991
但し、bは、正確に受信されたパケットおよびαの値、第1のパケット損失より前の状態ベクトルSj−1と、受信された訂正情報とに依存する、(nx1)行列である。
左側の(nxn)行列はバンデルモンド行列であり、この行列の第2の行にあるすべての元が異なる場合、それは可逆的である(従って、連立方程式は一意の解をもつ)。αは基本元であるので、すべてs+...+sn−1<Q−1である場合、これは保証される。その結果として、最大限でもM個のパケットが一損失期間中に再構成されることができ、この損失期間はQ−1パケットよりも小さいままでなければならない。
状態ベクトル(1つの特定のパケットに関連付けられた)の最初のm個のエントリーのうち正確に受信されなかったものがある場合(または同等にこの訂正情報の要求が失われた場合)、受信ユニット200はその要求を再発行しなければならない(またはその間により多くのパケットが失われた場合、その要求を更新しなければならない)。M個より多いパケットが失われた場合、または損失期間がQ−1よりも大きくなると直ちに、受信ユニット200は送信ユニット100の完全な状態ベクトルを持続的に要求するか、次の通告を待たなければならない。
第2の実施形態と比較して、この第3の実施形態は、より大量の訂正情報を生成するが、それはより多くの失われたパケットを補正することができる。
第4の実施形態は第3の実施形態と同じであるが、その損失特性は、それがおおよそ一定の長さのバーストで損失が生じるという先験的既知数である。この場合、状態ベクトルの次元Mは、最も長い期待されるバーストサイズに等しく選択される。パケット損失が検出されるとき、完全な状態ベクトルが直ちに要求される。後は、第3の実施形態にある同じ手順が適用される。
送信ユニット100は、有利には、通常はエラーが発生しやすい環境(DSL回線を介した干渉またはインパルス雑音など)にさらされる、DSLAMまたは無線/移動基地局などの、アクセスノード内に実装されることになろう。これはRTT、ひいては損失期間の長さを減らし、さらなるTSVの成分の送信をより起こり難くし、もしあれば破損もしくは紛失情報の量の予測値も改善する。
受信ユニット200は、加入者ゲートウェイまたは端末の部分を形成することができる。受信ユニット200はまた、デコーディングデバイスの部分を形成することもでき、その場合、受信キャッシュ210は、データパケットがさらなるデコーディングおよび展開の前に保持される、デジッタバッファを表す。
特許請求の範囲でも使用される、用語「備える」は、その後に記載される手段に限定されるものとして解釈されるべきではないことに留意されたい。従って、表現「手段AおよびBを備えるデバイス」の範囲は、構成要素AおよびBのみから成るデバイスに限定されるべきではない。それは、本発明に関して、デバイスの関連構成要素がAおよびBであることを意味する。
特許請求の範囲でも使用される、用語「結合」は、直接的接続のみに制限されるものとして解釈されるべきではないことにさらに留意されたい。従って、表現「デバイスBに結合されたデバイスA」の範囲は、デバイスAの出力がデバイスBのエントリーに直接接続されている、および/またはその逆のデバイスあるいはシステムに制限されるべきではない。それは、他のデバイスまたは手段を含む経路でもよい、Aの出力とBのエントリーおよび/またはその逆の間の経路が、存在することを意味する。
本発明の実施形態は、機能ブロックに関して前述されている。前述のこれらのブロックの機能説明から、これらのブロックの実施形態がよく知られている電子素子を使用していかにして製造されることができるかが、電子デバイスを設計する当業者には明らかとなろう。従って、機能ブロックの内容の詳細な構造は与えられていない。
本発明の原理が特定の装置に関して前述されているが、この説明は、例としてのみ行われ、添付の特許請求の範囲に定義されるような、本発明の範囲への制限としてではないことが明らかに理解されよう。

Claims (18)

  1. 受信ユニットへ指標付きデータパケットのフローを送信するように構成された送信ユニットであって、送信ユニットが、プロセッサを有し、プロセッサが、
    送信器を使用して、各後続するデータパケットと共に値が順次変化する、指標を格納するヘッダを含むデータパケットを送信し、
    データパケットの1つが送信をスケジュールされるたびに、送信ユニットで、送信状況ベクトル(TSV)を更新するように構成され、TSVは、複数のベクトル成分を有し及びデータパケットのフローについての送信履歴を集めた単一の状態ベクトルであり、更新は、送信をスケジュールされたデータパケットに基づいてTSVのベクトル成分の各々を可逆的に更新することを含み、受信ユニットが期待された指標値である指標値を有するデータパケットを連続して受信するたびに前記受信ユニットで同様に更新された対応する受信状況ベクトル(RSV)にTSVが一致し、
    前記プロセッサが、
    受信ユニットで期待された指標値に対応するデータパケットが受信されなかったか又は破損したことを受信ユニットが示すとすぐに、前記TSVの少なくとも1つのベクトル成分の現在値を、送信器を使用して、送信するように構成され、TSVは、TSVの送信された現在値が受信器においてRSV及び受信されなかったか又は破損したデータパケットに対応する期待された指標値より大きい指標値を有する受信器で受信されたデータパケットと結合されるときには、前記受信されなかったか又は破損したデータパケットが回復可能であるいうものである、送信ユニット。
  2. 前記プロセッサがさらに前記TSVの現在のベクトル値を前記受信ユニットへ周期的に通告するようになされる、請求項1に記載の送信ユニット。
  3. 前記プロセッサがさらに前記受信ユニットの制御の下で前記少なくとも1つのベクトル成分を選択するようになされる、請求項1または2に記載の送信ユニット。
  4. 前記プロセッサがさらにステートレスデータ通信プロトコルを用いて前記受信ユニットと通信するようになされる、請求項1から3のいずれか一項に記載の送信ユニット。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の送信ユニットを収容する、コード化ユニット。
  6. 請求項1から4のいずれか一項に記載の送信ユニットを収容する、マルチキャスト複製ノード。
  7. 請求項1から4のいずれか一項に記載の送信ユニットを収容する、アクセスノード。
  8. データの損失またはデータの破損に対して受信ユニットへ送信される指標付きデータパケットのフローを保護する方法であって、
    − 送信器を使用して、各後続するデータパケットと共に値が順次変化する、指標を格納するヘッダを含むデータパケットを送信するステップと、
    − データパケットの1つが送信をスケジュールされるたびに、送信状況ベクトル(TSV)を更新するステップであって、TSVは、複数のベクトル成分を有し及びデータパケットのフローについての送信履歴を集めた単一の状態ベクトルであり、更新は、送信をスケジュールされたデータパケットに基づいてTSVのベクトル成分の各々を可逆的に更新することを含み、受信ユニットが期待された指標値である指標値を有するデータパケットを連続して受信するたびに前記受信ユニットで同様に更新された対応する受信状況ベクトル(RSV)にTSVが一致する、ステップと、
    − 受信ユニットで期待された指標値に対応するデータパケットが受信されなかったか又は破損したことを受信ユニットが示すとすぐに、前記受信ユニットからの要求に応じて、前記TSVの少なくとも1つのベクトル成分の現在値を、送信するステップを備え、TSVは、TSVの送信された現在値が受信器においてRSV及び受信されなかったか又は破損したデータパケットに対応する期待された指標値より大きい指標値を有する受信器で受信されたデータパケットと結合されるときには、前記受信されなかったか又は破損したデータパケットが回復可能であるというものである、方法。
  9. 送信ユニットから指標付きデータパケットのフローを受信するように構成された受信ユニットであって、受信ユニットが、プロセッサを有し、プロセッサが、
    − 受信器を使用して、各後続するデータパケットと共に値が順次変化する、指標を格納するヘッダを含むデータパケットを受信し、
    − 受信器が期待された指標値である指標値を有するデータパケットを連続して受信するときには必ず受信状況ベクトル(RSV)を更新するように構成され、RSVは、複数のベクトル成分を有し及びデータパケットのフローについての受信履歴を集めた単一の状態ベクトルであり、更新は、期待された指標値を有する受信されたデータパケットに基づいてRSVのベクトル成分の各々を可逆的に更新することを含み、RSVは、送信ユニットが送信のためにデータパケットの1つをスケジュールするときには必ず前記送信ユニットで同様に更新される対応する送信状況ベクトル(TSV)に一致し、
    前記プロセッサは、
    − 期待された指標値に対応するデータパケットが受信器により受信されなかったか又は破損されるとすぐに、送信ユニットへ、期待された指標値に対応するデータパケットが受信器により受信されなかったか又は破損されたことの指示を送信し、
    − 前記送信ユニットから前記TSVの現在値を受信器を使用して受信し、
    − TSVの現在の値、RSV及び受信されなかったか又は破損されたデータパケットに対応する期待された指標値より大きい指標値を有する受信器で受信されたデータパケットから、前記受信されなかったか又は破損されたデータパケットを回復するように構成された、受信ユニット。
  10. 前記受信ユニットが、前記TSV内の前記少なくとも1つのベクトル成分を選択するようになされたセレクタをさらに備える、請求項9に記載の受信ユニット。
  11. その回復が未解決である、情報の現在の量に依存して、少なくとも1つのベクトル成分が選択される、請求項10に記載の受信ユニット。
  12. 前記少なくとも1つの現在の成分値の受信時にその回復が未解決になることが予期される、情報の推定量に依存して、少なくとも1つのベクトル成分が選択される、請求項10に記載の受信ユニット。
  13. 前記プロセッサがさらにステートレスデータ通信プロトコルを用いて前記送信ユニットと通信するようになされる、請求項9から12のいずれか一項に記載の受信ユニット。
  14. 請求項9から13のいずれか一項に記載の受信ユニットを収容する、加入者ゲートウェイ。
  15. 請求項9から13のいずれか一項に記載の受信ユニットを収容する、加入者端末。
  16. 請求項9から13のいずれか一項に記載の受信ユニットを収容する、デコーディングデバイス。
  17. 送信ユニットから受信された指標付きデータパケットのフロー内で紛失したまたは破損したデータパケット(Dj)を回復する方法であって、
    − 受信器で、各後続するデータパケットと共に値が順次変化する、指標を格納するヘッダを含むデータパケットを受信するステップと、
    − 受信器が期待された指標値である指標値を有するデータパケットを連続して受信するときには必ず受信状況ベクトル(RSV)を更新するステップを備え、RSVは、複数のベクトル成分を有し及びデータパケットのフローについての受信履歴を集めた単一の状態ベクトルであり、更新は、期待された指標値を有する受信されたデータパケットに基づいてRSVのベクトル成分の各々を可逆的に更新することを含み、RSVは、送信ユニットが送信のためにデータパケットの1つをスケジュールするときには必ず前記送信ユニットで同様に更新される対応する送信状況ベクトル(TSV)に一致し、
    前記方法は、
    − 期待された指標値に対応するデータパケットが受信されなかったか又は破損されるとすぐに、送信ユニットへ、期待された指標値に対応するデータパケットが受信器により受信されなかったか又は破損されたことの指示を送信するステップと、
    − 前記TSVの現在の値を前記送信ユニットから、受信器で受信するステップと、
    − TSVの現在の値、RSV及び受信されなかったか又は破損されたデータパケットに対応する期待された指標値より大きい指標値を有する受信器で受信されたデータパケットから、前記受信されなかったか又は破損されたデータパケットを回復するステップと
    を備えることを特徴とする、方法。
  18. 送信ユニットが、TSVのベクトル成分の各々の長さがデータパケットの長さと一致するように、TSVを更新るように構成された、請求項1に記載の送信ユニット。
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