JP5647831B2 - 鉄道車両の遮熱構造 - Google Patents
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<その他>
<手段>
技術的思想1の鉄道車両の遮熱構造は、鉄道車両の床下に配設される発熱機器の上方、且つ、台枠の下方に配設される遮熱板を備え、その遮熱板は、前記鉄道車両の側方側に位置する一側縁に向かって上り勾配に形設される傾斜部を備えていることを特徴とする。
技術的思想2の鉄道車両の遮熱構造は、技術的思想1記載の鉄道車両の遮熱構造において、前記遮熱板は、前記一側縁から突出される放熱フィンを備えていることを特徴とする。
技術的思想3の鉄道車両の遮熱構造は、技術的思想2記載の鉄道車両の遮熱構造において、前記放熱フィンは、前記鉄道車両の前後方向に沿って突条状に形成されていることを特徴とする。
技術的思想4の鉄道車両の遮熱構造は、技術的思想1から3のいずれかに記載の鉄道車両の遮熱構造において、前記遮熱板は、前記鉄道車両の中心側に位置する他側縁に向かって前記傾斜部から下り勾配に形設される第1下降部を備えていることを特徴とする。
技術的思想5の鉄道車両の遮熱構造は、技術的思想1から4のいずれかに記載の鉄道車両の遮熱構造において、前記遮熱板は、前記鉄道車両の前方側または後方側に位置する縁部に向かって前記傾斜部から下り勾配に形設される第2下降部を備えていることを特徴とする。
技術的思想6の鉄道車両の遮熱構造は、技術的思想1から5のいずれかに記載の鉄道車両の遮熱構造において、 前記遮熱板は、前記傾斜部に積層される断熱層を備えていることを特徴とする。
<効果>
技術的思想1記載の鉄道車両の遮熱構造によれば、鉄道車両の床下に配設される発熱機器の上方、且つ、台枠の下方に配設される遮熱板により、発熱機器から放出される熱が台枠側へ上昇することが遮られる。遮られた熱は、上り勾配に形設される傾斜部に沿って自然対流によって上昇し、遮熱板の下面にこもることなく、鉄道車両の側方側に位置する一側縁に導かれる。このように、発熱機器から放出される熱が遮熱板の下面にこもることを防止でき、遮熱板の下面にこもる熱量が大きくなることを防止できる。その結果、遮熱板の周囲から台枠側へ熱が漏れることを防ぎ、客室や各種電気配線への熱影響を抑制できる効果がある。
技術的思想2記載の鉄道車両の遮熱構造によれば、遮熱板の一側縁から突出される放熱フィンに走行風が当たると、少なくとも遮熱板の一側縁が冷却されるため、傾斜部に沿う熱の対流によって生じる遮熱板の一側縁側の蓄熱を小さくできる。これにより、技術的思想1の効果に加え、客室や各種電気配線への熱影響をさらに小さくできる効果がある。また、遮熱板の一側縁が冷却されることにより、傾斜部に沿う対流による熱の移動が促進されるので、発熱機器から放出される熱が遮熱板の下面にこもることをより効果的に防止できる効果がある。
技術的思想3記載の鉄道車両の遮熱構造によれば、放熱フィンは鉄道車両の前後方向に沿って突条状に形成されているので、放熱フィンに走行風が効率良く当たり、放熱フィンによる冷却効果を高めることができる。その結果、遮熱板の一側縁側の蓄熱をさらに小さくできる。これにより、技術的思想2の効果に加え、客室や各種電気配線への熱影響をさらに小さくできると共に、傾斜部に沿う熱の対流を促進させ、発熱機器から放出される熱が遮熱板の下面にこもることをより効果的に防止できる効果がある。
技術的思想4記載の鉄道車両の遮熱構造によれば、他側縁に向かって傾斜部から下り勾配に形設される第1下降部により、鉄道車両の中心側へ熱を漏れ難くすることができる。これにより、技術的思想1から3のいずれかの効果に加え、鉄道車両の中心側への熱影響を効果的に抑制できる効果がある。
技術的思想5記載の鉄道車両の遮熱構造によれば、鉄道車両の前方側または後方側に位置する縁部に向かって傾斜部から下り勾配に形設される第2下降部により、鉄道車両の前方側または後方側へ熱を漏れ難くすることができる。これにより、技術的思想1から4のいずれかの効果に加え、鉄道車両の前方側または後方側への熱影響を効果的に抑制できる効果がある。また、第2下降部により傾斜部の剛性を高めることができる効果がある。
技術的思想6記載の鉄道車両の遮熱構造によれば、傾斜部に積層される断熱層により、傾斜部から台枠側への熱伝達を抑制できる。これにより、技術的思想1から5のいずれかの効果に加え、傾斜部から台枠側への熱伝達を抑制して、客室や各種電気配線への熱影響を抑制できる効果がある。
10 台枠
50 発熱機器
100,200,300,400 遮熱板
100a 縁部
101,201,301,402 側縁(一側縁)
103 他側縁
105,403 傾斜部
106,206,306,405 放熱フィン
107 第1下降部
108 断熱層
109 第2下降部
Claims (6)
- 鉄道車両の床下に配設される発熱機器の上方、且つ、台枠の下方に配設される遮熱板を備え、
その遮熱板は、前記鉄道車両の側方側に位置する一側縁に向かって上り勾配に形設される傾斜部を備え、
前記遮熱板と前記発熱機器との間に前記一側縁に向かって開いた空間が設けられることを特徴とする鉄道車両の遮熱構造。 - 前記遮熱板は、前記一側縁から突出される放熱フィンを備えていることを特徴とする請求項1記載の鉄道車両の遮熱構造。
- 前記放熱フィンは、前記鉄道車両の前後方向に沿って突条状に形成されていることを特徴とする請求項2記載の鉄道車両の遮熱構造。
- 前記遮熱板は、前記鉄道車両の中心側に位置する他側縁に向かって前記傾斜部から下り勾配に形設される第1下降部を備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の鉄道車両の遮熱構造。
- 前記遮熱板は、前記鉄道車両の前方側または後方側に位置する縁部に向かって前記傾斜部から下り勾配に形設される第2下降部を備えていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の鉄道車両の遮熱構造。
- 前記遮熱板は、前記傾斜部に積層される断熱層を備えていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の鉄道車両の遮熱構造。
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- 2010-08-09 JP JP2010178982A patent/JP5647831B2/ja active Active
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