JP5646871B2 - タイヤ内発電装置 - Google Patents
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例えば、発電体を螺旋状に摺動させることで磁石とコイルで発電させる技術(特許文献1等参照)、回転錘を回転させて発電させる技術(特許文献2等参照)などが知られている。
本発明の第2の構成として、コイル巻体が、回転体の磁石の回転軌跡の投影部分に設けられるようにした。本発明によれば、コイル巻体の筒内を通過する磁束φの磁束密度を大きくでき、高電力を得ることができる。
本発明の第3の構成として、コイル巻体の筒の断面の外周形状と回転体の磁石の断面の外周形状とが同じ形状に形成され、回転体の回転により磁石の断面の中心線とコイル巻体の筒の断面の中心線とが一致した場合に、コイル巻体の筒の断面の外周の長さが回転体の磁石の断面の外周の長さ以下であるようにした。本発明によれば、コイル巻体の抵抗を小さくでき、発電効率が高くなる。
本発明の第4の構成として、コイル巻体を複数備え、コイル巻体毎に整流回路及び充電回路を設けるようにした。本発明によれば、充電量を多くできる。
本発明の第5の構成として、コイル部を中心に回転体の磁石が対称、かつ、対向して回転軸に固定され、回転体と回転軸とが一体に回転するように構成した。本発明によれば、コイル部に対して安定した磁界を供給できるので、発電効率を高めることができる。
本発明の第6の構成として、ヨーク体は、扇の2つの半径のなす角度が180°以下の扇部と扇部の要部とを備えたヨーク面板と、扇部の外周縁に沿って扇部の面と垂直をなすように設けられた磁石位置決め板と、扇部の要部に回転軸への取付孔とを備え、当該ヨーク体は、ヨーク面板と磁石位置決め板とで囲まれた扇形状の磁石設置部を形成し、磁石を磁石設置部に対応した扇形状に形成し、磁石の扇の要に回転軸の外周面に対応する湾曲切欠部を形成し、磁石設置部に設置するようにした。本発明によれば、磁石に回転軸への取付部を設けないことで、回転体がより回転しやすくなるので、コイル巻体の筒内の空間を通過する磁束φの向きが変化する速度がより速くなって、高電力を得ることができ、また、効率的な連続発電が可能となり、発電量を増加させることができる。また、磁石を偏心錘として利用したので、部品点数を削減できる。また、磁石が回転しやすくなり、高電力を得ることができるので、発電量を増加させることができる。
本発明の第7の構成として、取付孔は少なくとも1辺の直線を備えた孔に形成され、かつ、取付孔が取付けられる回転軸の部分の断面形状が孔に対応した形状に形成されるようにした。本発明によれば、回転体の磁石がコイル部を中心として対称な形状で対向した状態に維持されて回転体と回転軸とが一緒に回転可能なように、回転体の磁石を位置決めして回転軸に取付ける作業が容易となる。
本発明の第8の構成として、コイル部が、タイヤの内面にベースを介して固定されたコイル部固定部材に固定されるようにした。本発明によれば、互いに対向して回転する回転体の磁石に対するコイル部の位置を正確に維持でき、磁束φの乱れを防止できて、発電効率が高くなる。
本発明の第9の構成として、回転軸が、タイヤの幅方向に延長するようにトレッド面の裏面に取付けられるようにした。本発明によれば、車両走行時のタイヤに加わる遠心力の変化に応じて回転体が回転しやすくなり、高電力を得ることができるので、発電量を増加させることができる。
図1,図2に示すように、タイヤ気室内に取付けられるタイヤ内発電装置1は、ベース2と、2つの回転軸支持部材3;3と、1本の真っ直ぐな回転軸4と、コイル部固定部材5と、コイル部6と、2つの回転体7;7とを備える。コイル部6の両端は電線23により整流回路18(図4参照)に接続される。ベース2、2つの回転軸支持部材3;3、回転軸4、コイル部固定部材5は、非磁性材料により形成される。ベース2、回転軸支持部材3;3、コイル部固定部材5は、例えば、アクリル樹脂により形成され、回転軸4は、例えば、JIS規格のSUS304により形成される。なお、本実施形態において説明に用いる、上下,前後,左右の位置関係は、図1において矢印で示した。
ヨーク体71は、扇形状のヨーク面板73と、位置決め孔74と、磁石位置決め板75;75;76とを備える。ヨーク面板73は、扇部73aと扇の要部73bとを備える。ヨーク面板73の扇形状は、扇の2つの半径線のなす角度が例えば120°に形成される。位置決め孔74は、ヨーク面板73の扇の要部73bに形成された孔であり、回転軸4のヨーク体位置決め部42の断面正六角形状に対応した正六角形状の孔に形成される。磁石位置決め板75;75は、ヨーク面板73の2つの半径線縁C1に沿って設けられる。磁石位置決め板76は、ヨーク面板73の円弧線縁C2に沿って設けられる。磁石位置決め板75;75;76は、ヨーク面板73の一方の面より一方向に突出し、かつ、ヨーク面板73と垂直に形成される。
また、ヨーク面板73の扇部73aは、扇部73aを半分に分割する半径方向中心線Pの中心部分の厚さH(図5参照)が扇部73aの内側半径及び外側半径の厚さよりも厚く、かつ、半径線縁C1;C1の厚さよりも厚くなるように山型に形成される。具体的には、扇部73aの2つの半径線縁C1;C1の円弧側の端部同士を結ぶ線分Q(図5参照)と、2つの半径線の挟角を2分する半径方向中心線Pとの交点部分の厚さH(図5参照)が最も厚くなるように形成される。つまり、扇部73aは、錐体状に形成される。
よって、扇部73aは、図5に示す半径方向中心線Pに直交する断面S1−S1;S2−S2;S3−S3;S4−S4において、図6(a)〜(d)に示すように、断面が三角形状となるように形成される。また、扇部73aは、図5に示す扇部73aの2つの半径線縁C1;C1の円弧側の端部同士を結ぶ線分Qに直交する断面T1−T1:T2−T2;T3−T3において、図7(a)〜(c)に示すように、断面が三角形状となるように形成される。上記扇部73aの形状の設定の方法については後段において詳述する。なお、半径方向中心線Pは、後述の磁石72を構成する単位扇形状磁石77,77の接着位置である極性の反転する位置に対応する。
なお、単位扇形状磁石77を60°に設定したが、単位扇形状磁石77を30°に設定して、周方向に異なる磁極が交互に配置されるように磁石72を構成しても良く、適宜コイル巻体61の形状に応じて設定すれば良い。
ヨーク体71の扇部73aは、磁石72から放出される磁束φにより、ヨーク体71が飽和磁場となるように形状が設定される。ヨーク体71の磁場の最大飽和密度Bmは、ヨーク体71を構成する素材の固有のものであり、素材により異なる。例えば、2極の磁石においてN極からS極に放出される磁束φは、磁石端から極性の反転する変化点に向かって比例して増加する。よって、回転方向に隣接する一方の単位扇形状磁石77から放出される磁束密度Bmagが、すべて他方の単位扇形状磁石77に吸引されるようにすれば良いので、放出される磁束密度Bmagが扇部73aの厚さ断面において最大飽和密度Bmで飽和するように扇部73aの厚さHを設定すれば良い。つまり、磁石の放出する磁束密度Bmagとヨーク体71の磁場の最大飽和密度Bmとの関係tanθ=Bmag/Bmから扇部73aの厚さHを設定することができる。
例えば、本実施形態では、回転体7の磁石をネオジウム磁石、ヨーク体71をパーメンジュール(軟鉄)により構成し、次のようにヨーク体71の形状を設定する。
ネオジウム磁石の磁束密度Bmagは1.4T、パーメンジュールの最大飽和密度Bmは2.4Tの物性を有する。よって、単位扇形状磁石77から垂直に放出される磁束密度Bmagよりもヨーク体71の最大飽和密度Bmが等しいか、大きくなるように厚さHを決定すれば良い。つまり、単位扇形状磁石77から放出される磁束φは、ヨーク体71に沿って曲がるため、単位扇形状磁石77により放出される単位面積あたりの磁束密度Bmagよりもヨーク体71の単位断面あたりの最大飽和密度Bmが等しいか大きければ良い。磁束密度Bmagとヨーク体71の最大飽和密度Bmの奥行き方向の長さを同じとすれば、単位長さあたりの磁束密度Bmagに対して、ヨーク体71の厚さHは1.4T/2.4T=約0.5833倍(tanθ=約30度)の厚さHがあれば良いことになる。よって、半径方向中心線Pの位置でのヨーク体71の厚さHは、ヨーク体71の(断面長さL/2)×(Bmag/Bm)を計算することにより設定される。
なお、ヨーク体71は、鉄、ニッケル、パーマロイ、センダスト、アモルファス金属などの軟磁性体により形成しても良い。
即ち、回転体7が、回転体7の回転方向に沿って配置された複数の異なる磁極の単位扇形状磁石77;77を備えるので、磁極の変化点が多くなり、回転体7が回転することによりコイル巻体61の筒内の空間60を通過する磁束φの向きを変化させる速度が速くなるので、高電力を得ることができるようになる。
例えば、磁石位置決め板75;75;76で囲まれた扇部73aの一方の扇面73uの面積と同じ面積の扇面を有した扇形状の磁石72を形成し、扇部73aの一方の扇面73uと磁石72の一方の扇面とが互いに接着剤などの固定手段で固定されて回転体7が形成される。
即ち、回転体7の磁石72は、コイル部6に対向する面とは反対側の面にヨーク面板73を備え、かつ、磁石72の扇の外周面にヨークとして機能する磁石位置決め板75;75;76を備える構成としたので、磁石72内で自己完結する磁界発生状態を抑制できてコイル巻体61の筒内の空間60を通過する磁束φの磁束密度を大きくできるので、高電力を得ることができるようになる。
ヨーク体71が磁石設置部79を備えるので、磁石72をヨーク体71の決まった位置である磁石設置部79に容易に設置できるとともに、回転体7の製作が容易となる。また、磁石72の位置ずれも防止できるので、コイル部6に安定的な磁界を供給できる。
さらに、回転体7の回転方向に沿って磁極が交互に入れ替わるように磁石設置部79に配置した複数の磁石72の磁極が反転する位置に対応して、ヨーク体71の厚さHを磁石位置決め板75;75;76が形成される位置の厚さよりも厚くすることで、単位扇形状磁石77から放出される全ての磁束φをヨーク体71内に通過させることができ、互いに対向する単位扇形状磁石77:77の互いに異なる磁極間で発生する磁束φを最大に設定することができる。
即ち、磁石72に回転軸4への取付部を設けない構成としたので、回転体7がより回転しやすくなるので、コイル巻体61の筒内の空間60を通過する磁束φの向きが変化する速度がより速くなって、高電力を得ることができ、また、効率的な連続発電が可能となり、発電量を増加させることができる。
また、磁石72を偏心錘として利用したので、部品点数を削減できるとともに、磁石72が回転しやすくなり、高電力を得ることができるので、発電量を増加させることができるようになる。
そして、回転軸4の端部41;41を回転軸支持部材3の軸受21内に回転可能に挿入した状態で、回転軸支持部材3を屋根板15の上面に接着剤などの固定手段で固定する。
回転軸4の各ヨーク体位置決め部42;42には、各回転体7;7の磁石72;72の扇面同士が向き合うように取付けられる。
本実施形態では、ヨーク体位置決め部42の断面形状及び位置決め孔74の孔形状を正六角形状としたので、磁石72;72の扇面の中心線が一致し、磁石72;72の扇面同士が向き合うように磁石72;72を位置決めして回転軸4の各ヨーク体位置決め部42;42に回転体7を取付ける取付作業が容易となる。なお、位置決め孔74の孔形状を、三つ以上の角を備えた角孔とし、ヨーク体位置決め部42の断面形状は角孔に対応した角形状とすれば、当該取付作業が容易となる。
例えば、コイル部6の外周を磁石72の外周より大きくした場合、コイル巻体61の巻長さが長くなることで、コイル巻体61の抵抗が大きくなり、発電効率が悪化するが、コイル巻体61の筒の断面の外周形状と磁石72の断面の外周形状とを同じ形状に形成し、さらに、回転体7が回転し、磁石72の断面の中心線とコイル巻体61の筒の断面の中心線とが一致したときに、コイル巻体61の筒の断面の外周の長さが磁石72の断面の外周の長さよりも小さくなるように形成することで、コイル巻体61の抵抗を小さくしつつ、発電効率を高めることができる。
また、回転体7が回転した場合において、回転軸4に沿った方向で単位扇形状磁石77の扇面とコイル巻体61の扇形状の筒の端部とが対向するように構成し、コイル部6を中心として回転体7;7の磁石72;72が左右対称に位置するので、コイル部6に対して安定した磁界を供給でき、発電効率を高めることができる。
さらに、ヨーク面板73の扇の要部73bにおける位置決め孔74の孔縁部面46と回転軸4の磁石対応部43の端面45とが接触するように、ヨーク体位置決め部42と位置決め孔74とが嵌め合わされる構成としたので、回転体7の磁石72とコイル部6との間の距離がほぼ一定に保たれ、効率良く、安定的に電圧を発生できる。
また、コイル部6をコイル部固定部材5に固定する構成としたので、互いに対向して回転する2つの回転体7;7に対するコイル部6の位置を正確に維持でき、磁束φの乱れを防止できて、発電効率が高くなる。
また、回転軸4を、タイヤの幅方向に延長するようにトレッド面の裏面に取付けることにより、車両走行時のタイヤに加わる遠心力の変化に応じて回転体7が回転しやすくなり、高電力を得ることができるとともに発電量を増加させることができるようになる。
以下、ヨーク体71の形状を設定するための実験結果について説明する。
図9は、ヨーク体71の形状による効果を調べる実験のために用いる回転体7のモデルを示す。図10(1),(2)は、実験に用いた回転体7のモデルの異なるパターンのヨーク断面形状を示す図及びその寸法を示す表である。図11(a)〜(c)は、実験により得られたヨーク断面形状と磁力の関係を示すグラフである。なお、ヨーク形状及び寸法は、体積一定の条件の下で設定した。また、ヨーク断面形状とは、中心線Pと垂直な面で切断した断面を意味する。
回転体7のモデルは、図9に示すように、磁石72を10mm×10mmの3mm厚さの両面4極磁石の磁石により構成し、3mmのエアギャップを隔てて互いに引力が作用するように対向させて磁石を配置する。磁石72の対向面の裏面側には、体積がそれぞれ25mm3,50mm3,100mm3のパーメンジュール(軟鉄)からなるヨーク面板73を配置する。図10(1)に示すように、パターン(a)を基準の体積とし、パターン(a)の体積が一定となるようにパターン(b)〜(f)のヨーク体71を用意した。パターン(a)〜(f)までの形状の変化は、厚さ一定の平板形状のパターン(a)のヨーク面板73から、端部の厚さ(端部厚みB)が0mmかつ中心部の厚さが最大となるパターン(f)まで、端部の厚さを徐々に減少させて得られる計6種類の形状による磁場の変化について調べた。
図11(a)〜(c)に示すように、いずれの体積においても、端部厚みBが0mmのときに中心点Kにおいて最大の磁場が測定されている。なお、中心点Kは、磁石72,72の対向する面の中心同士を結ぶ線上の中間距離の点である。また、ヨーク断面形状が平板状から台形形状、そして三角形状に近づくに従いエアギャップにおける磁場の強さが強くなっていることが分かる。
さらに、ヨーク体積が100mm3のときに、端部厚みBが0.2mmのときと端部厚みBが0mmでは、ほぼ同じ磁場の強さとなっているが、実験に用いた磁石では、ヨーク体積100mm3に設定し、磁極が反転する位置においてヨーク面板73の厚さHが最大となるように端部厚みBを0mmに設定することで磁石72から放出される磁束φを全てヨーク面板73を通過させることができ、エアギャップG間に配置されるコイル巻体61に対して最大の磁束φの変化を与えることができる。よって、コイル巻体61に生じる誘導起電力は最大となり、最も効率の良い発電を可能にできる。
以上より、タイヤ内発電装置1に用いる磁石の磁束密度の強さに対応して、最適な体積を算出するとともに、磁極が反転する位置においてヨーク面板73の厚さが最大となるようにヨーク面板73の端部の厚さを0mmに設定することで、単位扇形状磁石77から隣接する単位扇形状磁石77に放出される磁束を全てヨーク体71内に通過させることができる。よって、対向する磁石72;72間において最大の磁束φが得られ、当該磁束φ中をコイル巻体61が通過することにより効率の良い発電が得られる。
さらに、ヨーク体71を断面三角形状の錐体状に形成したが、ヨーク体71の形状はこれに限らず、偏心錘としての磁石72の形状に対応してヨーク体71の体積が増加しないように形状を変化させればよい。
5 コイル部固定部材、5a 対向面、5b コイル部収納貫通孔、5c 軸避け部、
6 コイル部、7 回転体、11 ベース板、12 固定台、13 下板、
14 側壁、15 屋根板、16 側設置台、17 収納設置空間、18 整流回路、
19 充電回路、20 デバイス、21 軸受、23 電線、
41 端部、42 ヨーク体位置決め部、43 磁石対応部、44 軸補強部、
60 空間、61 コイル巻体、71 ヨーク体、72 磁石、
73 ヨーク面板、73a 扇部、73b 扇の要部、73u 扇面、
74 位置決め孔、75;76 磁石位置決め板、77 単位扇形状磁石、
78 端面、79 磁石設置部、80 湾曲切欠部、
Bm 最大飽和密度、Bmag 磁束密度、C1 半径線縁、P 半径方向中心線。
Claims (9)
- タイヤ気室内に取付けられるタイヤ内発電装置であって、
回転軸に取付けられ回転中心と重心とが異なるように一部が磁石により形成されて車両走行時のタイヤに加わる力の変化に応じて回転する回転体と、
互いに対向する回転体の磁石間に位置し、当該磁石との電磁誘導作用により電圧を発生するコイル部とを備え、
前記コイル部は、互いに対向する前記磁石の互いに異なる磁極間で発生する磁束が通る空間を取り囲む筒形状にコイルが巻回されたコイル巻体を備え、
前記回転体は、回転体の回転方向に沿って磁極が交互に入れ替わるように配置した複数の磁石と、前記複数の磁石の前記コイル部に対向する面とは反対側の面にヨーク体とを備え、
前記回転体の前記複数の磁石の磁極が反転する位置の前記ヨーク体の厚さを当該ヨーク体の回転方向端部の厚さよりも回転軸方向に厚く設定するとともに前記ヨーク体の回転方向の厚さの分布がヨーク体の飽和磁場となるようにヨーク体の厚さを設定することを特徴とするタイヤ内発電装置。 - 前記コイル巻体が、前記回転体の磁石の回転軌跡の投影部分に設けられたことを特徴とする請求項1に記載のタイヤ内発電装置。
- 前記コイル巻体の筒の断面の外周形状と回転体の磁石の断面の外周形状とが同じ形状に形成され、前記回転体の回転により磁石の断面の中心線とコイル巻体の筒の断面の中心線とが一致した場合に、コイル巻体の筒の断面の外周の長さが回転体の磁石の断面の外周の長さ以下であることを特徴とする請求項2に記載のタイヤ内発電装置。
- 前記コイル巻体を複数備え、コイル巻体毎に整流回路及び充電回路を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれかに記載のタイヤ内発電装置。
- 前記コイル部を中心に回転体の磁石が対称、かつ、対向して回転軸に固定され、回転体と回転軸とが一体に回転することを特徴とする請求項1乃至請求項4いずれかに記載のタイヤ内発電装置。
- 前記ヨーク体は、扇の2つの半径のなす角度が180°以下の扇部と扇部の要部とを備えたヨーク面板と、扇部の外周縁に沿って扇部の面と垂直をなすように設けられた磁石位置決め板と、前記扇部の要部に回転軸への取付孔とを備え、
当該ヨーク体は、前記ヨーク面板と磁石位置決め板とで囲まれた扇形状の磁石設置部を形成し、
前記磁石を磁石設置部に対応した扇形状に形成し、前記磁石の扇の要に回転軸の外周面に対応する湾曲切欠部を形成し、磁石設置部に設置することを特徴とする請求項1乃至請求項5いずれかに記載のタイヤ内発電装置。 - 前記取付孔は少なくとも1辺の直線を備えた孔に形成され、かつ、当該取付孔が取付けられる回転軸の部分の断面形状が孔に対応した形状に形成されたことを特徴とする請求項6に記載のタイヤ内発電装置。
- 前記コイル部が、タイヤの内面にベースを介して固定されたコイル部固定部材に固定されたことを特徴とする請求項1乃至請求項7いずれかに記載のタイヤ内発電装置。
- 前記回転軸が、タイヤの幅方向に延長するようにトレッド面の裏面に取付けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項8いずれかに記載のタイヤ内発電装置。
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