[詳細な説明]
「例示的」という単語は、本明細書では「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用する。本明細書で「例示的」と記載されたいかなる実施形態も、必ずしも他の実施形態よりも好ましいまたは有利であると解釈すべきではない。本明細書で説明する技法は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワークなど様々なワイヤレス通信ネットワークに対して使用され得る。「ネットワーク」および「システム」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAネットワークは、汎用地上波無線アクセス(UTRA;Universal Terrestrial Radio Access)、cdma2000などの無線技術を実装し得る。UTRAは、Wideband−CDMA(W−CDMA)および低チップレート(LCR)を含む。cdma2000は、IS−2000、IS−95およびIS−856規格をカバーする。TDMAネットワークは、Global System for Mobile Communications(GSM(登録商標))などの無線技術を実装し得る。OFDMAネットワークは、Evolved UTRA(E−UTRA)、IEEE802.11、IEEE802.16、IEEE802.20、Flash−OFDMAなどの無線技術を実装し得る。UTRA、E−UTRA、およびGSMは、Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)の一部である。Long Term Evolution(LTE)は、E−UTRAを使用するUMTSの今度のリリースである。UTRA、E−UTRA、GSM、UMTSおよびLTEは、「3rd Generation Partnership Project」(3GPP)という名称の組織からの文書に記載されている。cdma2000は、「3rd Generation Partnership Project 2」(3GPP2)という名称の組織からの文書に記載されている。これらの様々な無線技術および規格は当技術分野で知られている。
シングルキャリア変調および周波数領域等化を利用するシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)は、1つの技法である。SC−FDMAは、OFDMAシステムと同様の性能および本質的に同じ全体的な複雑さを有する。SC−FDMA信号は、その特有のシングルキャリア構造のためにより低いピーク対平均電力比(PAPR;peak-to-average power ratio)を有する。SC−FDMAは特に、より低いPAPRが送信電力効率の点でモバイル端末に大幅な利益を与えるアップリンク通信において大きい注目を引いている。それは現在、3GPP Long Term Evolution(LTE)、またはEvolved UTRAにおけるアップリンク多元接続方式に関する実用的な前提である。
いくつかの態様では、マクロスケールのカバレージ(たとえば、一般にマクロセルネットワークと呼ばれる、3Gネットワークなどの広域セルラーネットワーク)、およびより小さいスケールのカバレージ(たとえば、住居ベースまたは建築物ベースのネットワーク環境)を含むネットワーク中で、本明細書の教示を採用し得る。ユーザ機器(「UE」)がそのようなネットワーク中を移動するとき、ユーザ機器は、あるロケーションでは、マクロカバレージを与えるアクセスノード(「AN」)によってサービスされ、他のロケーションでは、より小さいスケールのカバレージを与えるアクセスノードによってサービスされ得る。いくつかの態様では、より小さいカバレージノードを使用して、(たとえば、よりロバストなユーザ経験のために)増分キャパシティの増大と、屋内カバレージと、様々なサービスとを与え得る。本明細書での説明では、比較的大きいエリアにわたるカバレージを与えるノードを、マクロノードと呼ぶことがある。比較的小さいエリア(たとえば、住居)にわたるカバレージを与えるノードを、フェムトノードと呼ぶことがある。マクロエリアよりも小さく、フェムトエリアよりも大きいエリアにわたるカバレージを与える(たとえば、商業建築物内のカバレージを与える)ノードを、ピコノードと呼ぶことがある。
マクロノード、フェムトノード、またはピコノードに関連付けられたセルを、それぞれ、マクロセル、フェムトセル、またはピコセルと呼ぶことがある。いくつかの実装形態では、各セルをさらに1つまたは複数のセクタに関連付ける(たとえば、分割する)ことがある。
様々な適用例では、マクロノード、フェムトノード、またはピコノードを指すために他の用語を使用することがある。たとえば、マクロノードを、アクセスノード、基地局、アクセスポイント、eNodeB、マクロセルなどとして構成する、または呼ぶことがある。また、フェムトノードを、Home NodeB、Home eNodeB、アクセスポイント基地局、フェムトセルなどとして構成する、または呼ぶことがある。
図1に、例示的なワイヤレス通信ネットワーク100を示す。ワイヤレス通信ネットワーク100は、何人かのユーザ間の通信をサポートするように構成される。ワイヤレス通信ネットワーク100は、1つまたは複数のセル102、たとえば、セル102a〜102gなどに分割され得る。セル102a〜102g中の通信カバレージは、1つまたは複数のノード104、たとえば、ノード104a〜104gなどによって与えられ得る。各ノード104は、対応するセル102に通信カバレージを与え得る。ノード104は、複数のユーザ機器(UE)、たとえば、UE106a〜106lなどと対話し得る。
各UE106は、所与の瞬間に順方向リンク(FL)および/または逆方向リンク(RL)上で1つまたは複数のノード104と通信し得る。FLは、ノードからUEへの通信リンクである。RLは、UEからノードへの通信リンクである。ノード104は、たとえば、適切なワイヤードまたはワイヤレスインターフェースによって相互接続され、互いに通信することが可能であり得る。したがって、各UE106は、1つまたは複数のノード104を介して別のUE106と通信し得る。たとえば、UE106jは、次のようにUE106hと通信し得る。UE106jがノード104dと通信し得る。次いで、ノード104dはノード104bと通信し得る。次いで、ノード104bはUE106hと通信し得る。したがって、UE106jとUE106hとの間に通信が確立される。
ワイヤレス通信ネットワーク100は広い地理的領域にわたってサービスを提供し得る。たとえば、セル102a〜102gは、近隣内の数ブロックまたは地方環境における数平方マイルのみをカバーし得る。一実施形態では、各セルは、1つまたは複数のセクタ(図示せず)にさらに分割され得る。
上述のように、ノード104は、そのカバレージエリア内で、たとえばインターネットまたはセルラーネットワークなどの通信ネットワークへのアクセスをユーザ機器(UE)106に与え得る。
UE106は、通信ネットワークを介してボイスまたはデータを送信および受信するためにユーザによって使用されるワイヤレス通信デバイスまたは装置(たとえば、携帯電話、ルータ、パーソナルコンピュータ、サーバなど)であり得る。ユーザ機器(UE)は、本明細書では、アクセス端末(AT)、移動局(MS)、または端末デバイスと呼ばれることもある。図示のように、UE106a、106h、および106jはルータを備える。UE106b〜106g、106i、106k、および106lは携帯電話を備える。ただし、UE106a〜106lの各々は、任意の好適な通信デバイスを備え得る。
図2に、2つ以上の通信ネットワークの例示的な相互動作を示す。UE220が、UE221などの別のUEに情報を送信し、そこから情報を受信することが望ましいことがある。図2は、UE220と、UE221と、UE222とが互いに通信し得る方法を示している。図2に示すように、マクロノード205が、マクロエリア230内のユーザ機器に通信カバレージを与え得る。たとえば、UE220はメッセージを生成し、それをマクロノード205に送信し得る。そのメッセージは、様々なタイプの通信(たとえば、ボイス、データ、マルチメディアサービスなど)に関係する情報を備え得る。UE220はワイヤレスリンクを介してマクロノード205と通信し得る。マクロノード205は、ワイヤードリンクまたはワイヤレスリンクを介してネットワーク240と通信し得る。また、フェムトノード210および212は、ワイヤードリンクまたはワイヤレスリンクを介してネットワーク240と通信し得る。UE222は、ワイヤレスリンクを介してフェムトノード210と通信し、UE221は、ワイヤレスリンクを介してフェムトノード212と通信し得る。
また、マクロノード205は、ネットワーク240を介してサーバ(図2に図示せず)および交換センター(図2に図示せず)などのデバイスと通信し得る。たとえば、マクロノード205は、UE220から受信したメッセージを交換センター(図2に図示せず)に送信し、交換センターは、そのメッセージを別のネットワークに転送し得る。ネットワーク240はまた、UE220と、UE221と、UE222との間の通信を可能にするために使用され得る。たとえば、UE220は、UE221と通信していることがある。UE220は、メッセージをマクロノード205に送信し得る。マクロノード205は、そのメッセージをネットワーク240に転送し得る。ネットワーク240は、そのメッセージをフェムトノード212に転送し得る。フェムトノード212は、そのメッセージをUE221に転送し得る。同様に、UE221からUE220への逆の経路がたどられ得る。別の例では、UE221は、UE222と通信していることがある。UE221は、メッセージをフェムトノード212に送信し得る。フェムトノード212は、そのメッセージをネットワーク240に転送し得る。ネットワーク240は、そのメッセージをフェムトノード210に転送し得る。フェムトノード210は、そのメッセージをUE222に転送し得る。同様に、UE222からUE221への逆の経路がたどられ得る。
一実施形態では、フェムトノード210、212は、個人消費者によって展開され、家庭、アパート、オフィスビルなどの中に配置され得る。フェムトノード210、212は、所定のセルラー伝送帯域を利用して、フェムトノード210、212の所定のレンジ(たとえば、100m)内にあるUEと通信し得る。一実施形態では、フェムトノード210、212は、デジタル加入者回線(たとえば、非対称DSL(ADSL)、高データレートDSL(HDSL)、超高速DSL(VDSL)などを含むDSL)、インターネットプロトコル(IP)トラフィックを搬送するTVケーブル、電力線を介したブロードバンド(BPL)接続、または他のリンクなど、インターネットプロトコル(IP)接続を通してネットワーク240と通信し得る。
ネットワーク240は、たとえば、以下のネットワーク、すなわち、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)またはワイドエリアネットワーク(WAN)を含むコンピュータおよび/またはデバイスの任意のタイプの電子的に接続されたグループを備え得る。さらに、ネットワークへの接続性は、たとえば、リモートモデム、イーサネット(登録商標)(IEEE802.3)、トークンリング(token-ring)(IEEE802.5)、ファイバ分散データリンクインターフェース(FDDI)非同期転送モード(ATM)、ワイヤレスイーサネット(IEEE802.11)、またはBluetooth(登録商標)(IEEE802.15.1)であり得る。コンピューティングデバイスは、デスクトップ、サーバ、ポータブル、ハンドヘルド、セットトップ、または他の所望の構成のタイプでもよいことに留意されたい。本明細書で使用する、ネットワーク240は、パブリックインターネット、インターネット内のプライベートネットワーク、インターネット内のセキュアなネットワーク、プライベートネットワーク、公衆ネットワーク、付加価値ネットワーク、イントラネットなど、ネットワーク変形体を含む。いくつかの実施形態では、ネットワーク240はバーチャルプライベートネットワーク(VPN)をも備え得る。
図3に、図1および図2に示すワイヤレス通信ネットワーク100および200の例示的なカバレージエリアを示す。カバレージエリア300は、図2に関して上記で説明したように、UE220が通信ネットワーク240にアクセスし得る1つまたは複数の地理的エリアを備え得る。図示のように、カバレージエリア300は、いくつかのトラッキングエリア302(またはルーティングエリアまたは位置登録エリア)を備える。各トラッキングエリア302は、図2に関して上記で説明したマクロエリア230と同様のものであり得る、いくつかのマクロエリア304を備える。ここで、トラッキングエリア302A、302B、および302Cに関連付けられたカバレージのエリアは太線によって輪郭を描かれて示され、マクロエリア304は六角形によって表されている。トラッキングエリア302は、図2に関して上記で説明したフェムトエリア230と同様のものであり得る、フェムトエリア306をも備え得る。この例では、フェムトエリア306の各々(たとえば、フェムトエリア306C)は、マクロエリア304(たとえば、マクロエリア304B)内に示されている。ただし、フェムトエリア306は、完全にマクロエリア304内にあるわけではないことがあることを諒解されたい。実際問題として、多数のフェムトエリア306は所与のトラッキングエリア302またはマクロエリア304とともに画定され得る。また、1つまたは複数のピコエリア(図示せず)は所与のトラッキングエリア302またはマクロエリア304内に画定され得る。
再び図2を参照すると、フェムトノード210の所有者は、たとえば、3Gモバイルサービスなど、通信ネットワーク240(たとえば、モバイル事業者コアネットワーク)を介して提供されるモバイルサービスに加入し得る。さらに、ユーザ機器221は、マクロ環境(たとえば、マクロエリア)と、より小さいスケールの(たとえば、住居、フェムトエリア、ピコエリアなど)ネットワーク環境との両方で動作することが可能であり得る。言い換えれば、ユーザ機器221の現在のロケーションに応じて、ユーザ機器221は、マクロノード205によって、またはフェムトノードのセットのうちのいずれか1つ(たとえば、フェムトノード210、212)によって、通信ネットワーク240にアクセスし得る。たとえば、加入者は、自宅の外にいるときはマクロノード(たとえば、ノード205)によってサービスされ、自宅にいるときはフェムトノード(たとえば、ノード210)によってサービスされ得る。フェムトノード210は既存のユーザ機器221と後方互換性があるものであり得ることをさらに諒解されたい。
フェムトノード210は、単一の周波数を介して、または、代替として、複数の周波数を介して通信し得る。特定の構成に応じて、単一の周波数、あるいは複数の周波数のうちの1つまたは複数は、マクロノード(たとえば、ノード205)によって使用される1つまたは複数の周波数と重複することがある。
一実施形態では、ユーザ機器221は、特定の(たとえば、好適な)フェムトノード(たとえば、ユーザ機器221のホームフェムトノード)の通信レンジ内にあるときはいつでもそのフェムトノードに接続するように構成され得る。たとえば、ユーザ機器221は、フェムトエリア215内にあるとき、フェムトノード210のみと通信し得る。
別の実施形態では、ユーザ機器221は、ノードと通信しているが、(たとえば、好適ローミングリストにおいて定義された)好適なノードとは通信していない。本実施形態では、ユーザ機器221は、ベターシステムリセレクション(「BSR;Better System Reselection」)を使用して、好適なノード(たとえば、好適なフェムトノード210)を探索し続け得る。BSRは、より良いシステムが現在利用可能であるかどうかを判断するための、利用可能なシステムの周期的走査を備える方法を備え得る。BSRは、利用可能な好適なシステムに関連しようと試みることをさらに備え得る。ユーザ機器221は、BSRを、1つまたは複数の特定の帯域および/またはチャネルにわたる走査に限定し得る。好適なフェムトノード210を発見すると、ユーザ機器221は、フェムトエリア215内で通信ネットワーク240にアクセスするために通信するためのフェムトノード210を選択する。
たとえば、マクロノード205と通信していることがあるUE221は、フェムトノード210に近接したとき、フェムトノード210にハンドオフ(すなわち、アイドルまたはアクティブハンドオフ)し得る。したがって、UE222は、フェムトノード210と通信し始める。1xRTT、1xEV−DO、WCDMA、HSPAなどのモバイルネットワークでは、ユーザ機器がノードに近接したとき、ハンドオフをトリガするための機構がある。たとえば、各ノード(たとえば、フェムトノード、マクロノードなど)は、ビーコンを発生し、送信するように構成され得る。ビーコンは、パイロットチャネルおよび他のオーバーヘッドチャネルを備え得る。さらに、異なる周波数上で動作しているUEがビーコンを検出することができるように、ビーコンは複数の周波数上で送信され得る。UEは、ハンドオフを実行するために、ノードから受信したビーコンを使用して、ノードを識別し得る。
ユーザ機器(たとえば、UE220、221、222)は、通信ネットワーク240にアクセスするためにフェムトノードと通信すべきか否かを判断するために、フェムトノードを一意に識別する必要があり得る。たとえば、UE221は、フェムトノード210と通信することができるようになる前に、フェムトノード210をエリア中の他のノードと区別することができなければならない。フェムトノード210を一意に識別することによって、UE221は、適切に通信をフェムトノード210に向け、通信をフェムトノード210から発信していると識別することができる。
一実施形態では、UEは、フェムトノードから送信されたパイロット信号を備えるビーコンを検出することによって、フェムトノードを一意に識別し得る。パイロット信号は、パイロット信号の送信元であるフェムトノードを一意に識別し得る。たとえば、フェムトノード210および212は、異なるパイロット信号(たとえば、パイロット信号Aおよびパイロット信号B)をそれぞれ送信し得る。UE221は、フェムトノード210および212の各々から両方のパイロット信号を受信し得る。次いで、UE221は、パイロット強度測定報告(PSMR)を発生し得る。PSMRは、受信したパイロット信号を備え得る。PSMRは、パイロット信号の信号強度(Ecp/Io)をさらに備え得る。UE221は、UE221が通信しているマクロノード205に、測定報告メッセージ(MRM)中でPSMRを送信し得る。
マクロノード205は、パイロット信号をフェムトノードにマッピングする情報(たとえば、データベース)にアクセスし得る。一実施形態では、パイロット信号をノードにマッピングする情報は、マクロノード205において記憶され得る。別の実施形態では、マクロノード205は、パイロット信号をノードにマッピングする情報を含むネットワーク240上のサーバにアクセスし得る。一実施形態では、識別されたフェムトノードと通信するようにUE221がプロビジョニングされている場合、マクロノード205は、識別されたフェムトノードにハンドオフするようにUE221に指示し得る。別の実施形態では、マクロノード205は、ハンドオフを指示する前に、パイロット信号の信号強度がしきい値レベルを上回るかどうかをさらに判断する。
一実施形態では、各パイロット信号は、異なるオフセットをもつ擬似雑音(PN;pseudonoise)コード、または一意のPNコードのセットなど、物理レイヤ識別子を備える。PNコードおよび/またはオフセットは、ノードおよび/またはノードタイプ(たとえば、フェムトノード、マクロノード、ピコノード)を識別するコードまたは数字(たとえば、チップ)のシーケンスを備え得る。PNコードは、PNオフセットが適用されたPNショートコードを備え得る。PNオフセットは、PNショートコードに適用される、本当のネットワーク同期時間からの遅延を示し得る。一実施形態では、ノードのすべてが、同じPNショートコードを使用することがある。ただし、ノードによって、そのPNショートコードに異なるPNオフセットを適用することがある。したがって、PNオフセットはオフセットPNショートコードに直接相関し、「PNオフセット」および「オフセットPNショートコード」という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。LTEシステムの場合、識別子は「物理セル識別子」と呼ばれる。
一実施形態では、各PNオフセット間の遅延の増分は64チップである。これは、受信したパイロット信号が区別可能であることを確実にする。たとえば、フェムトノード210とUE221との間でパイロット信号を送信するときに、フェムトノード210とUE221との間の通信経路上での伝搬遅延により、信号に遅延があることがある。したがって、フェムトノード210によって送信されたPNオフセット64をもつパイロット信号は、伝搬遅延により2チップだけ遅延され、UE221によってPNオフセット66として受信され得る。UE221は、遅延したパイロット信号を検出するために、予想されるPNオフセット値を中心とする探索ウィンドウを探索し得る。たとえば、UE221は、遅延したパイロット信号を検出するために、PNオフセット64を中心とする±10チップの探索ウィンドウを有し得る。オフセット66は、他のパイロット信号よりもオフセット64に近いので、元のパイロット信号がオフセット64とともに送信されたと仮定しても差しつかえない。したがって、各パイロット信号を少なくとも64チップだけ分離することによって、伝搬遅延による小さい遅延は、パイロット信号の検出または送信ノードの識別に影響を及ぼさない。
一実施形態では、PNオフセットは、信号を送信するノードのタイプ(たとえば、フェムトノード、マクロノード、ピコノード)を識別するために使用され得る。たとえば、フェムトノードを識別するためにPNオフセットの特定のセットが予約され得る。しかしながら、使用できるPNオフセットの数が、ある地理的エリア内のフェムトノードの数よりも少ないことがある。したがって、PNオフセット単独では、フェムトノードを一意に識別するのに十分でないことがある。たとえば、フェムトノードが使用するために6個の一意のPNオフセットがとっておかれ得る。しかしながら、6つを超えるフェムトノードがマクロエリア230内に展開されることがある。その結果、所与のPNオフセットをもつ単一のパイロット信号を使用して各フェムトノードを識別することは、フェムトノードを一意に識別するのに十分でないことがある。
一実施形態では、ノードは、通信するようにプロビジョニングされたいくつかのユーザ機器にのみ、いくつかのサービスを提供し得る。そのようなノードは「制限」または「限定」ノードと呼ばれることがある。制限フェムトノードを備えるワイヤレス通信ネットワークでは、マクロノードと、フェムトノード(たとえば、フェムトノード210)の定義されたセットとによってのみ、所与のユーザ機器にサービスし得る。他の実装形態では、ノードは、シグナリング、データアクセス、登録、ページング、またはサービスのうちの少なくとも1つを提供しないように制限され得る。
一実施形態では、(限定加入者グループホームノードBと呼ばれることもある)制限フェムトノードは、ユーザ機器の制限されたプロビジョニングされたセットにサービスを提供するノードである。このセットは、必要に応じて、追加のまたはより少ないユーザ機器を含むように、一時的にまたは恒久的に変更され得る。いくつかの態様では、限定加入者グループ(「CSG」)は、ユーザ機器の共通のアクセス制御リスト(たとえば、ユーザ機器の制限されたプロビジョニングされたセットのリスト)を共有するアクセスノード(たとえば、フェムトノード)のセットとして定義され得る。領域中のすべてのフェムトノード(またはすべての制限フェムトノード)が動作するチャネルをフェムトチャネルと呼ぶことがある。
したがって、所与のフェムトノードと所与のユーザ機器との間には様々な関係が存在し得る。たとえば、ユーザ機器の観点から、オープンフェムトノードは、制限された関連付けをもたないフェムトノードを指すことがある。制限または限定フェムトノードは、何らかの形で制限された(たとえば、関連付けおよび/または登録について制限された)フェムトノードを指すことがある。ハイブリッドフェムトノードは、フェムトノードリソースの限られた量がすべてのユーザに利用可能であり、残りは制限された方法で動作するフェムトノードを指し得る。ホームフェムトノードは、ユーザ機器がアクセスし、その上で動作することをサブスクライブされ/許可されるフェムトノードを指し得る。ゲストフェムトノードは、ユーザ機器がアクセスし、その上で動作することを一時的にサブスクライブされ/許可されるフェムトノードを指し得る。外来フェムトノードは、おそらく非常事態(たとえば、911番)を除いて、ユーザ機器がアクセスまたは動作することを許可されないフェムトノードを指し得る。
制限フェムトノードの観点から、ホームユーザ機器は、制限フェムトノードにアクセスすることをサブスクライブされ/許可されるユーザ機器を指し得る。ゲストユーザ機器は、制限フェムトノードへの一時的サブスクリプション/アクセスをもつユーザ機器を指し得る。外来ユーザ機器は、おそらく911番などの非常事態を除いて、制限フェムトノードにアクセスする許可を有しないユーザ機器を指し得る。
UE221がフェムトノード210にアクセスすることを許されているか否かを判断するために、UE221は、フェムトノード210が周期的にブロードキャストし得るフェムトノード210のシステム情報ブロードキャスト(SIB)など、L3オーバーヘッドメッセージを読み取り得る。システム情報は、一意にフェムトノード210を識別するCSG IDおよび/またはセルIDなどの識別情報を含み得る。システム情報は、(たとえば、限定、オープン、またはハイブリッド)フェムトノード210のアクセスモードのインジケータをさらに含み得る。したがって、UE221は、それがフェムトノード210にアクセスすることができるかどうか、また、フェムトノード210をどのように一意に識別するのかを判断することができる。
いくつかの実施形態では、各UE(たとえば、UE221)は、1つまたは複数の周波数上でフェムトノード(たとえば、フェムトノード210)が使用するために予約される物理レイヤ識別子(たとえば、プライマリスクランブリングコード(PSC)、物理セル識別子(PCI)、PNオフセットなど)に関する情報を有する。情報は、1つまたは複数の周波数上でフェムトノードが使用するために予約される物理レイヤ識別子を備える、1つまたは複数のPSCリストなど、1つまたは複数の物理識別子リストを備え得る。物理識別子リストは、フェムトノードの物理レイヤ識別子に関連付けられたフェムトノードの各々の周波数をさらに備え得る。一実施形態では、物理レイヤ識別子リストは、特定の周波数に固有であり、ただ1つの周波数に関連付けられたフェムトノードの物理識別子を記載する。別の実施形態では、物理識別子リストは、UE221が通信するすべての周波数についてのフェムトノードの物理識別子を記載する。
UE221が、ボイス呼中など、アクティブに通信していない待機またはアイドルモードにあるとき、UE221は、マクロノード205またはフェムトノード210などのノードから物理識別子リストを受信し得る。別の実施形態では、UE221は、物理識別子リストとともにプログラム(たとえば、プロビジョニング)され得る。一実施形態では、マクロノード205によってブロードキャストされる物理識別子リストに記載される物理識別子は、マクロノード205がリストをブロードキャストする周波数と同じ周波数上で通信しているフェムトノードの物理識別子である。別の実施形態では、マクロノード205によってブロードキャストされる物理識別子リストに記載される物理識別子は、UE221が通信するすべての周波数についてのフェムトノードの物理識別子である。
物理識別子リストを使用して、物理レイヤ識別子リスト上の物理レイヤ識別子をもつノードのSIBのみを読み取り、他のタイプのノードのSIBを読み取ることを回避することによって、フェムトノードを探索するUE221はフェムトノードのみのSIBを読み取り得る。UE221のいくつかのリソース(たとえば、トランシーバ、プロセッサなど)は、SIBを読み取るために使用され得る。この時間中、UE221は、ページングメッセージを受信することなど、他の目的のためにそのようなリソースを使用することができないことがある。したがって、物理識別子リストを利用することによって、UE221は、フェムトノードを探索する時間を節約し、追加の目的のためにリソースを空けることができる。
一実施形態では、UE221は、物理識別子リストを使用して、フェムトノードを探索するためにかかる時間を高速化することができ、それにより、たとえば、UE221のユーザが、フェムトノードの手動選択などのために、フェムトノードの詳細をより迅速に閲覧することを可能にする。UE221は、1つまたは複数のマクロノードから受信した1つまたは複数の物理識別子リストを有し得る。UE221のユーザは、UE221上で手動フェムトノード選択プロシージャを開始し得る。この時間中に、UE221は、ノードとアクティブ通信(たとえば、ボイス呼)をしていないアイドルモードにあり得る。UE221は、物理識別子リストを使用して、フェムトノードがどの周波数上で通信しているかを判断し得る。UE221は、フェムトノードの周波数のみを走査し、フェムトノード以外の周波数を走査することを無視し得る。たとえば、周波数F1およびF2上では通信しているが、周波数F3上では通信していないフェムトノードがあり得る。したがって、UE221は、物理識別子について、F1およびF2の走査は実行するが、F3の走査は実行し得ない。走査中に、UE221は、走査する周波数上で1つまたは複数のノードの物理識別子を検出し得る。物理識別子リストを使用して、UE221は、どの検出された物理識別子がフェムトノードに関連付けられているかを判断する。次いで、UE221は、フェムトノードに関連付けられた検出された物理識別子のみからSIBを読み取る。別の実施形態では、UE221は、UE221が通信のために十分であると判断した十分に強い信号対雑音比(SNR)(たとえば、しきい値レベルを上回るSNR)をもつSIBを送信するフェムトノードに関連付けられた検出された物理識別子のみからSIBを読み取る。次いで、UE221は、UE221のディスプレイ上でユーザに、SIBが読み取られたフェムトノードに関係する情報を表示し得る。フェムトノードに関係する情報は、フェムトノードの識別情報、フェムトノードの名前、フェムトノードのアクセスモード、フェムトノードの信号強度などの任意の組合せを含み得る。UE221のユーザは、この情報を使用して、選択されたフェムトノードにハンドオフすることなどによって、通信すべきフェムトノードを選択し得る。
UE221はさらに、物理識別子リストを使用して、あるノードから別のノードへのアクティブハンドインをより効率的に実行し得る。たとえば、UE221は、アクティブに別のUEと通話している、および周波数F1上でマクロノード205と通信しているなど、アクティブモードにあり得る。通信ネットワーク240上のマクロノード205などのコントローラは、ハンドインすべき近隣ノードについての周波数内探索を実行するようにUE221に命令し得る。UE221は、周波数F1を走査して、UE221の通信距離内のノードによって送信された物理レイヤ識別子を検出し得る。次いで、UE221は、物理レイヤ識別子リストを使用して、検出されたノードのうちの1つまたは複数のSIBを選択的に読み取り得る。一実施形態では、UE221がフェムトノードへのサブスクリプションを有しない場合、UE221は、フェムトノードに関連付けられた物理識別子をもつノードのSIBを読み取ることを回避し得る。UE221がフェムトノードへのサブスクリプションを有し、どんなタイプのノードにでもハンドインするように構成されている場合、UE221は、すべてのノードのSIBを読み取り得る。一実施形態では、UE221がフェムトノードへのサブスクリプションを有し、フェムトノードのみにハンドインするように構成されている場合、UE221は、フェムトノードのみのSIBを読み取り得る。別の実施形態では、UE221がフェムトノードへのサブスクリプションを有し、フェムトノードのみにハンドインするように構成されている場合、UE221は、UE221がサブスクリプションを有するフェムトノードの物理レイヤ識別子に一致する物理レイヤ識別子をもつフェムトノードのSIBのみを読み取り得る。上記の実施形態の場合、UE221はさらに、UE221が通信のために十分であると判断した十分に強い信号対雑音比(SNR)(たとえば、しきい値レベルを上回るSNR)をもつSIBを送信するフェムトノードに関連付けられた検出された物理識別子のみからSIBを読み取り得る。フェムトノードのSIBを利用して、UE221は、フェムトノードの各々とサブスクライブされているか否かを判断することができる。いくつかの実施形態では、次いで、UE221は、検出されたノードをマクロノード205に報告する。一実施形態では、UE221は、検出されたすべてのノードをマクロノード205に報告する。別の実施形態では、UE221は、UE221がアクセスすることを許可されたフェムトノードおよび/またはマクロノードのみを報告する。次いで、マクロノード205は、報告されたノードの1つへのアクティブハンドオーバを可能にし得る。たとえば、マクロノード205は、UE221がアクセスすることを許可された、最も高い信号対雑音比をもつ信号をUE221が受信するノードにハンドオーバするようにUE221に指示し得る。上記で説明した実施形態は、あるフェムトノードから別のフェムトノードへのアクティブハンドインのために同様に使用され得ることを、当業者は認識されたい。
別の実施形態では、UE221はさらに、物理識別子リストを使用して、セル再選択をより効率的に実行し得る。たとえば、UE221は、アイドルモードにあり、周波数F1上でマクロノード205にキャンピングしていることがある。次いで、UE221は、セル再選択を実行し、異なるノードにキャンピングする必要があると判断し得る。たとえば、UE221とマクロノード205との間の信号状態が悪化することがある。したがって、UE221は、キャンピングすべきノードについて、1つまたは複数の周波数を走査し得る。UE221は、アイドルハンドオフ(たとえば、セル再選択)を実行し、マクロノード205から、キャンピングすべき他のノードにハンドオフし得る。一実施形態では、UE221は、マクロノード205が通信する周波数F1以外の周波数をのみ走査し得る。別の実施形態では、UE221は、マクロノード205が通信する周波数と同じ周波数F1をのみ走査し得る。さらに別の実施形態では、UE221は、フェムトノードの周波数のみを走査し、フェムトノード以外の周波数を走査することを無視し得る。たとえば、物理識別子リストによれば、周波数F1およびF2上では通信しているが、周波数F3上では通信していないフェムトノードがあり得る。したがって、UE221は、物理識別子について、F1およびF2の走査は実行するが、F3の走査は実行し得ない。走査中に、UE221は、走査する周波数上で1つまたは複数のノードの物理識別子を検出し得る。
セル再選択プロセスの一部として、UE221は、次いで、物理レイヤ識別子リストを使用して、検出されたノードのうちの1つまたは複数のSIBを選択的に読み取り得る。UE221がフェムトノードへのサブスクリプションを有しない場合、UE221は、フェムトノードに関連付けられた物理識別子をもつノードのSIBを読み取ることを回避し得る。UE221がフェムトノードへのサブスクリプションを有し、どんなタイプのノードにでもハンドオフするように構成されている場合、UE221は、すべてのノードのSIBを読み取り得る。一実施形態では、UE221がフェムトノードへのサブスクリプションを有し、フェムトノードのみにハンドオフするように構成されている場合、UE221は、フェムトノードのみのSIBを読み取り得る。別の実施形態では、UE221がフェムトノードへのサブスクリプションを有し、フェムトノードのみにハンドオフするように構成されている場合、UE221は、UE221がサブスクリプションを有するフェムトノードの物理レイヤ識別子に一致する物理レイヤ識別子をもつフェムトノードのSIBのみを読み取り得る。上記の実施形態の場合、UE221はさらに、UE221が通信のために十分であると判断した十分に強い信号対雑音比(SNR)(たとえば、しきい値レベルを上回るSNR)をもつSIBを送信するフェムトノードに関連付けられた検出された物理識別子のみからSIBを読み取り得る。フェムトノードのSIBを利用して、UE221は、フェムトノードの各々とサブスクライブされているか否かを判断することができる。次いで、UE221は、UE221によって読み取られたSIBに基づいて、適切なノードへのセル再選択を実行し得る。上記で説明した実施形態は、あるフェムトノードから別のフェムトノードへのアイドルハンドオフのために同様に使用され得ることを、当業者は認識されたい。
便宜のために、本明細書の開示では、フェムトノードに関係する様々な機能について説明する。ただし、ピコノードは、同じまたは同様の機能をより大きいカバレージエリアに提供し得ることを諒解されたい。たとえば、所与のユーザ機器に対して、ピコノードを制限すること、ホームピコノードを定義することなどが行われ得る。
ワイヤレス多元接続通信システムは、複数のワイヤレスユーザ機器のための通信を同時にサポートし得る。上述のように、各ユーザ機器は、順方向リンクおよび逆方向リンク上の送信を介して1つまたは複数のノードと通信し得る。順方向リンク(またはダウンリンク)は、ノードからユーザ機器への通信リンクを指し、逆方向リンク(またはアップリンク)は、ユーザ機器からノードへの通信リンクを指す。この通信リンクは、単入力単出力システム、多入力多出力(「MIMO」)システム、または何らかの他のタイプのシステムを介して確立され得る。
MIMOシステムは、データ送信のために複数(NT個)の送信アンテナと複数(NR個)の受信アンテナとを採用する。NT個の送信アンテナとNR個の受信アンテナとによって形成されるMIMOチャネルは、空間チャネルとも呼ばれるNS個の独立チャネルからなり得、ここで、NS≦min{NT,NR}である。NS個の独立チャネルの各々は1つの次元に対応する。複数の送信アンテナおよび受信アンテナによって生成された追加の次元数が利用された場合、MIMOシステムは改善されたパフォーマンス(たとえば、より高いスループットおよび/またはより大きい信頼性)を与え得る。
MIMOシステムは時分割複信(「TDD」)および周波数分割複信(「FDD」)をサポートし得る。TDDシステムでは、順方向リンク送信と逆方向リンク送信とが同一周波数領域上で行われるので、相反定理により逆方向リンクチャネルからの順方向リンクチャネルの推定が可能である。これにより、複数のアンテナがデバイス(たとえば、ノード、ユーザ機器など)において利用可能であるとき、そのデバイスは順方向リンク上で送信ビームフォーミング利得を抽出することが可能になる。
本明細書の教示は、少なくとも1つの他のデバイス(たとえば、ノード、ユーザ機器など)と通信するための様々な構成要素を採用するデバイスに組み込まれ得る。
図4は、図2の通信ネットワークのうちの1つにおける、第1の例示的なフェムトノード410と第1の例示的なユーザ機器450との機能ブロック図である。図示のように、MIMOシステム400は、フェムトノード410とユーザ機器450(たとえば、UE222)とを備える。フェムトノード410では、いくつかのデータストリームのトラフィックデータが、データソース412から送信(「TX」)データプロセッサ414に供給される。
一実施形態では、各データストリームは、それぞれの送信アンテナを介して送信される。TXデータプロセッサ414は、符号化データを与えるために、そのデータストリーム用に選択された特定の符号化方式に基づいて、データストリームごとにトラフィックデータをフォーマットし、符号化し、インターリーブする。
各データストリームの符号化データは、OFDM技法を使用してパイロットデータで多重化され得る。パイロットデータは、典型的には、知られている方法で処理され、チャネル応答を推定するために受信機システムにおいて使用され得る知られているデータパターンである。次いで、各データストリームの多重化されたパイロットデータおよび符号化データは、変調シンボルを供給するために、そのデータストリーム用に選択された特定の変調方式(たとえば、BPSK、QSPK、M−PSK、またはM−QAM)に基づいて変調(すなわち、シンボルマッピング)される。各データストリームのデータレート、符号化、および変調は、プロセッサ430によって実行される命令によって判断され得る。データメモリ432は、フェムトノード410のプロセッサ430または他の構成要素によって使用されるプログラムコード、データおよび他の情報を記憶し得る。
次いで、すべてのデータストリームの変調シンボルがTX MIMOプロセッサ420に供給され、TX MIMOプロセッサ420はさらに(たとえば、OFDM用に)その変調シンボルを処理し得る。次いで、TX MIMOプロセッサ420は、NT個の変調シンボルストリームをNT個のトランシーバ(「XCVR」)422A〜422Tに供給する。いくつかの態様では、TX MIMOプロセッサ420は、データストリームのシンボルと、シンボルの送信元のアンテナとにビームフォーミング重みを付加する。
各トランシーバ422は、それぞれのシンボルストリームを受信し、処理して、1つまたは複数のアナログ信号を与え、さらに、それらのアナログ信号を調整(たとえば、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)して、MIMOチャネルを介して送信するのに適した変調信号を与える。次いで、トランシーバ422A〜422TからのNT個の変調信号は、それぞれ、NT個のアンテナ424A〜424Tから送信される。
フェムトノード450では、送信された変調信号はNR個のアンテナ452A〜452Rによって受信され、各アンテナ452からの受信信号は、それぞれのトランシーバ(「XCVR」)454A〜454Rに供給される。各トランシーバ454は、それぞれの受信信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、およびダウンコンバート)し、調整された信号をデジタル化して、サンプルを与え、さらにそれらのサンプルを処理して、対応する「受信」シンボルストリームを与える。
次いで、受信(「RX」)データプロセッサ460は、特定の受信機処理技法に基づいてNR個のトランシーバ454からNR個の受信シンボルストリームを受信し、処理して、NT個の「検出」シンボルストリームを与える。次いで、RXデータプロセッサ460は、各検出シンボルストリームを復調し、デインターリーブし、復号して、データストリームに対するトラフィックデータを復元する。RXデータプロセッサ460によって実行される処理は、フェムトノード410におけるTX MIMOプロセッサ420およびTXデータプロセッサ414によって実行される処理を補足するものである。
プロセッサ470は、どのプリコーディング行列を使用すべきかを周期的に判断する(後述)。プロセッサ470は、行列インデックス部とランク値部とを備える逆方向リンクメッセージを作成する。データメモリ472は、フェムトノード450のプロセッサ470または他の構成要素によって使用されるプログラムコード、データおよび他の情報を記憶し得る。
逆方向リンクメッセージは、通信リンクおよび/または受信データストリームに関する様々なタイプの情報を備え得る。次いで、逆方向リンクメッセージはTXデータプロセッサ438によって処理される。また、TXデータプロセッサ438は、データソース436からいくつかのデータストリームのトラフィックデータを受信する。変調器480はデータストリームを変調する。さらに、トランシーバ454A〜454Rは、データストリームを調整し、データストリームをフェムトノード410に返送する。
フェムトノード410では、フェムトノード450からの変調信号がアンテナ424によって受信される。さらに、トランシーバ422は変調信号を調整する。復調器(「DEMOD」)440は変調信号を復調する。RXデータプロセッサ442は、復調された信号を処理し、フェムトノード450によって送信された逆方向リンクメッセージを抽出する。次いで、プロセッサ430は、ビームフォーミング重みを判断するためにどのプリコーディング行列を使用すべきかを判断する。さらに、プロセッサ430は、抽出されたメッセージを処理する。
さらに、フェムトノード410および/またはフェムトノード450は、本明細書で教示する干渉制御動作を実行する1つまたは複数の構成要素を備え得る。たとえば、干渉(「INTER」)制御構成要素490は、フェムトノード410のプロセッサ430および/または他の構成要素と協働して、本明細書で教示する別のデバイス(たとえば、フェムトノード450)との間で信号を送信/受信し得る。同様に、干渉制御構成要素492は、フェムトノード450のプロセッサ470および/または他の構成要素と協働して、別のデバイス(たとえば、フェムトノード410)との間で信号を送信/受信し得る。各フェムトノード410および450について、記載の構成要素の2つ以上の機能が単一の構成要素によって提供され得ることを諒解されたい。たとえば、単一の処理構成要素が干渉制御構成要素490およびプロセッサ430の機能を提供し得る。さらに、単一の処理構成要素が干渉制御構成要素492およびプロセッサ470の機能を提供し得る。
ユーザゾーンリスト中に情報を記憶するいくつかの方法がある。図5Aの方法500は、ブロック510において開始し、フェムトノードについての1つまたは複数の通信インターフェースタイプを判断する。通信インターフェースは、たとえば、cdma2000−1xインターフェース、HRPD(高速パケットデータ;High Rate Data Packet)インターフェース、LTE(Long Term Evolution)インターフェース、または上記で説明した他のインターフェースタイプの1つとすることができる。一実施形態では、フェムトノードは、複数の通信インターフェースを使用して通信することが可能である。したがって、一実施形態では、1つまたは複数の通信インターフェースタイプの判断は、cdma2000−1xインターフェースおよびLTEインターフェースなど、複数の通信インターフェースタイプの判断を含む。パイロット信号またはビーコン信号など、フェムトノードから受信した1つまたは複数の信号に基づいて判断を行うことができる。
次に、ブロック520において、判断された通信インターフェースタイプに関する情報をユーザゾーンリストに記憶する。ユーザゾーンは、特定のフェムトノードに関連付けられた1つまたは複数の基準である。「ユーザゾーン内に」あることを意味する、基準が満たされたとき、特定のフェムトノードを探索するようにUEをトリガすることができる。ユーザゾーンリストは、1つまたは複数のユーザゾーンに関する情報をもつデータ構造である。一実施形態では、ユーザゾーンリストは1つまたは複数のユーザゾーンファイル(user zone file)を含み、各ファイルは、特定のフェムトノードに関する情報と、フェムトノードに関連付けられた1つまたは複数のユーザゾーンに関する情報とを有する。各ユーザゾーンファイルは、特定のフェムトノードについて複数のユーザゾーンを記憶することができる。ユーザゾーンリストの特定の実施形態について、図10〜図16に関して以下で説明する。
ユーザゾーンは、たとえば、地理的エリアとすることができる。一実施形態では、特定のフェムトノードに関連付けられたユーザゾーンは、特定のフェムトノードの近くの地理的エリアである。より詳細には、ユーザゾーンの基準は、UEがその地理的エリア内にあるかどうかである。一実施形態では、ユーザゾーンは、特定のフェムトノードに十分に近いので、地理的エリア内のUEがそのフェムトノードを検出することができる地理的エリアである。一実施形態では、ユーザゾーンは、特定のフェムトノードに十分に近いので、そのフェムトノードを探索する地理的エリア内のUEがフェムトノードを発見する可能性がある地理的エリアである。地理的エリアは、エリアの周りの多角形を定義する緯度および経度のセットとして、エリアの周りの円を定義する緯度経度ペアおよび半径として、または他の手段によって記憶され得る。
ユーザゾーンは、たとえば、無線周波数(RF)カバレージとすることができる。一実施形態では、特定のフェムトノードに関連付けられたユーザゾーンは、ネットワークまたはアクセスポイントのカバレージエリアである。より詳細には、ユーザゾーンの基準は、UEが特定のネットワークまたはアクセスポイントのカバレージエリア内にあるかどうかである。UEは、特定の識別情報を有するネットワークまたはアクセスポイントから信号を受信することによって、UEが特定のネットワークまたはアクセスポイントのカバレージエリア内にあるかどうかを判断することができる。したがって、カバレージエリアは、ネットワーク識別情報、サブネット識別情報、アクセスポイント識別情報、またはPNオフセットとして記憶され得る。
ユーザゾーンは、たとえば、PNオフセット位相差の範囲とすることができる。図5Bに、第1のマクロノード560および第2のマクロノード570のカバレージエリア内のUE580を示す。図2に関して上記で説明したように、UE580は、第1のマクロノード560からの第1のPNオフセットと、第2のマクロノード570からの第2のPNオフセットとを周期的に受信することができる。
第1のマクロノード560と第2のマクロノード570とは同期させられる。したがって、光速が無限であるならば、UE580は、第1のPNオフセットと第2のPNオフセットとを同時に受信するであろう。しかしながら、光速は有限であり、UE580は、第1の伝搬時間後に第1のPNオフセットを受信し、第2の伝搬時間後に第2のPNオフセットを受信する。UE580が第1のマクロノード560と第2のマクロノード570とから等距離にあるのでなければ、2つの伝搬時間は異なることになる。UE580は、これらの伝搬時間の差を、受信したPNオフセットの位相差として判断することができる。
伝搬時間は概して距離に関係するので、特定の位相差は円錐曲線にほぼ対応し、位相差の範囲はエリアにほぼ対応する。したがって、一実施形態では、ユーザゾーンはこのエリアにほぼ対応する。特に、基準は、UE580が第1のマクロノード560のカバレージ内にあるかどうか、UE580が第2のマクロノード570のカバレージ内にあるかどうか、マクロノードから受信したPNオフセット間の位相差が特定の範囲内にあるかどうかである。別の実施形態では、PNオフセット以外の他の基準信号が、ユーザゾーンを判断するために使用される。したがって、一実施形態では、ユーザゾーンは、2つの受信した基準信号間の時間差に関係する。
上述のように、判断された通信インターフェースタイプに関する情報をユーザゾーンリストに記憶する。一実施形態では、その情報は、複数の所定の通信インターフェースタイプのインジケータの場合と同様に記憶される。たとえば、一実施形態では、判断された通信タイプがcdma2000−1xである場合は「00000000」がユーザゾーンリストまたはリストのユーザゾーンファイルに記憶され、判断された通信タイプがHRPDである場合は「00000001」が記憶される。一実施形態では、所定の通信インターフェースタイプは、cdma2000−1x、HRPD、GSM、UMTS、UMB、LTE、およびWiMAX(または別のWWAN[ワイヤレスワイドエリアネットワーク]インターフェースタイプ)を含む。
フェムトノードに関する情報をデータベースに記憶するいくつかの方法がある。一実施形態では、情報はユーザゾーンリストに記憶され、他の実施形態では、他のデータ構造が採用される。図6の方法600は、ブロック610において開始し、フェムトノードを走査する。走査は、トリガに応答してUEによって行われ得る。トリガは、手動トリガか、または自動トリガとすることができる。たとえば、UEは、フェムトノードを周期的に走査するように構成され得る。別の例として、図9に関して以下で説明するように、UEは、UEがユーザゾーン内にあると判断されたときに、フェムトノードを走査するように構成され得る。
次に、ブロック620において、フェムトノードが発見されたか否かを判断する。フェムトノードが発見されなかった場合、プロセス600は終了する。本明細書で説明する各フローチャートは、UEまたは他のデバイスが実行するように構成され得る方法の一部分にすぎないことを諒解されたい。したがって、フェムトノードが発見されなかったと判断された場合、プロセス600は終了するが、これは、UEが機能しなくなるか、他の方法を実行することを阻止されるか、または方法を繰り返すことができないことを意味すると解釈すべきではない。
フェムトノードが発見されたと判断された場合、プロセス600はブロック630に進み、フェムトノードの1つまたは複数の通信インターフェースタイプを判断する。ブロック620において、ビーコン信号またはパイロット信号など、信号がフェムトノードから受信された場合、フェムトノードが発見されたと判断する。一実施形態では、ブロック630において、フェムトノードから受信した(1つまたは複数の)信号に基づいて、1つまたは複数の通信インターフェースタイプを判断する。
ブロック640に進むと、フェムトノードの1つまたは複数のユーザゾーンを判断する。上記で説明したように、ユーザゾーンは、地理ベースであるか、RFカバレージベースであるか、または他の基準に基づくことができる。たとえば、他の基準は時間を含むことができる。コーヒーショップなどの企業によって運用されるフェムトノードは、業務時間中にのみ動作可能であることがある。別の例として、他の基準は、UEの電力ステータスを含むことができる。UEは、フルまたは高バッテリーステータスを有する場合、第2のユーザゾーンよりも広い第1のユーザゾーン内にあり得る。UEは、低バッテリーステータスを有する場合、第2のユーザゾーン内のみにあり得る。
各ユーザゾーンは、UEの現在の状態に基づいて判断され得る。たとえば、地理的エリアユーザゾーンは、UEの現在のロケーションに基づくことができる。同様に、RFカバレージユーザゾーンは、UEによって受信されるRFカバレージに基づくことができる。
次に、ブロック650において、フェムトノードの通信インターフェースタイプとユーザゾーンとに関する情報をデータベースに記憶する。特に、フェムトノードの通信インターフェースタイプと、フェムトノードのユーザゾーンとは、それらが互いに関連付けられるようにデータ構造に記憶される。一実施形態では、データ構造は、複数のユーザゾーンファイルを有するユーザゾーンリストである。各ユーザゾーンファイルは、フェムトノードの通信インターフェースタイプとフェムトノードに関連付けられた1つまたは複数のユーザゾーンとを含む、フェムトノードに関する情報を含んでいるデータ構造である。
図7の方法700は、ブロック710において開始し、フェムトノードを走査する。走査は、トリガに応答してUEによって行われ得る。トリガは、手動トリガか、または自動トリガとすることができる。たとえば、UEは、フェムトノードを周期的に走査するように構成され得る。別の例として、図9に関して以下で説明するように、UEは、UEがユーザゾーン内にあると判断されたときに、フェムトノードを走査するように構成され得る。
次に、ブロック720において、フェムトノードが発見されたか否かを判断する。フェムトノードが発見されなかった場合、プロセス700は終了する。フェムトノードが発見されたと判断された場合、プロセス700はブロック730に進み、フェムトノードの1つまたは複数の通信インターフェースタイプを判断する。ブロック720において、ビーコン信号またはパイロット信号など、信号がフェムトノードから受信された場合、フェムトノードが発見されたと判断する。一実施形態では、ブロック730において、フェムトノードから受信した(1つまたは複数の)信号に基づいて、1つまたは複数の通信インターフェースタイプを判断する。
ブロック742に進むと、フェムトノードの第1のユーザゾーンを判断する。次に、ブロック744において、フェムトノードの第2のユーザゾーンを判断する。連続的に説明したが、ブロック742および744に関して説明した行為は連続的に、逆に、並行して、または同時に実行できることを諒解されたい。
上記で説明したように、ユーザゾーンはRFカバレージに基づくことができる。一実施形態では、RFカバレージに基づくユーザゾーンは、RFカバレージの通信インターフェースタイプに関連付けられる。たとえば、一実施形態では、第1のユーザゾーンは、cdma2000−1xアクセスポイントのカバレージエリアである。したがって、第1のユーザゾーンの通信インターフェースタイプはcdma2000−1xである。別の実施形態では、第2のユーザゾーンは、HRPDサブネットのカバレージエリアである。したがって、第2のユーザゾーンの通信インターフェースタイプはHRPDである。
一実施形態では、第1のユーザゾーンは第1の通信インターフェースタイプを有し、第2のユーザゾーンは第1の通信インターフェースタイプとは異なる第2のユーザゾーン通信インターフェースタイプを有する。各通信インターフェースタイプは、複数の所定の通信インターフェースタイプのうちの1つの指示の場合と同様に記憶され得る。
図7には示されていないが、方法700はまた、地理または時間に基づくユーザゾーンなど、通信インターフェースタイプ以外のユーザゾーンを含む、追加のユーザゾーンを判断することを含むことができる。
ブロック750に進むと、フェムトノードの通信インターフェースタイプとユーザゾーン(およびそれらの通信タイプ)に関する情報をデータベースに記憶する。特に、フェムトノードの通信インターフェースタイプとフェムトノードのユーザゾーン(およびそれらの通信タイプ)とは、それらが互いに関連付けられるようにデータ構造に記憶される。一実施形態では、データ構造は、複数のユーザゾーンファイルを有するユーザゾーンリストである。各ユーザゾーンファイルは、フェムトノードの通信インターフェースタイプとフェムトノードに関連付けられた1つまたは複数のユーザゾーンとを含む、フェムトノードに関する情報を含んでいるデータ構造である。第1のユーザゾーン通信インターフェースタイプおよび第2のユーザゾーン通信インターフェースタイプの両方は、それぞれ第1のユーザゾーンおよび第2のユーザゾーンに関連付けられて記憶される。
図8の方法800は、ブロック800において開始し、フェムトノードを走査する。走査は、トリガに応答してUEによって行われ得る。トリガは、手動トリガか、または自動トリガとすることができる。たとえば、UEは、フェムトノードを周期的に走査するように構成され得る。別の例として、図9に関して以下で説明するように、UEは、UEがユーザゾーン内にあると判断されたときに、フェムトノードを走査するように構成され得る。
次に、ブロック820において、フェムトノードが発見されたか否かを判断する。フェムトノードが発見されなかった場合、プロセス800は終了する。フェムトノードが発見されたと判断された場合、プロセス800はブロック832に進み、フェムトノードの第1の通信インターフェースタイプを判断し、ブロック834に進み、フェムトノードの第2の通信インターフェースタイプを判断する。連続的に説明したが、ブロック832および834に関して説明した行為は連続的に、逆に、並行して、または同時に実行できることを諒解されたい。
ブロック820において、ビーコン信号またはパイロット信号など、信号がフェムトノードから受信された場合、フェムトノードが発見されたと判断する。一実施形態では、フェムトノードから受信した(1つまたは複数の)信号に基づいて、ブロック832および834において、第1の通信インターフェースタイプおよび第2の通信インターフェースタイプを判断する。たとえば、信号は、フェムトノードが第1の通信インターフェースと第2の通信インターフェースとを使用して通信するように構成されていることを示すことができる。たとえば、フェムトノードは、3G通信インターフェースとWiFi通信インターフェースとを使用して通信するように構成され得る。別の例として、フェムトノードは、cdma2000−1x通信インターフェースとHRPD通信インターフェースとを使用して通信するように構成され得る。
ブロック840に進むと、フェムトノードの1つまたは複数のユーザゾーンを判断する。上記で説明したように、ユーザゾーンは、地理ベースであるか、RFカバレージベースであるか、または他の基準に基づくことができる。各ユーザゾーンは、UEの現在の状態に基づいて判断され得る。たとえば、地理的エリアユーザゾーンは、UEの現在のロケーションに基づくことができる。同様に、RFカバレージユーザゾーンは、UEによって受信されるRFカバレージに基づくことができる。
ブロック850に進むと、フェムトノードの通信インターフェースタイプとユーザゾーンとに関する情報をデータベースに記憶する。特に、フェムトノードの通信インターフェースタイプと、フェムトノードのユーザゾーンとは、それらが互いに関連付けられるようにデータ構造に記憶される。
一実施形態では、データ構造は、複数のユーザゾーンファイルを有するユーザゾーンリストである。各ユーザゾーンファイルは、フェムトノードの通信インターフェースタイプとフェムトノードに関連付けられた1つまたは複数のユーザゾーンとを含む、フェムトノードに関する情報を含んでいるデータ構造である。一実施形態では、フェムトノードの2つの通信インターフェースタイプが判断されると、2つの別々のユーザゾーンファイルが記憶される。したがって、一実施形態では、第1の通信インターフェースタイプとユーザゾーンとを含む、フェムトノードに関する情報を含んでいる第1のユーザゾーンファイルが記憶され、第2の通信インターフェースタイプとユーザゾーンとを含む、フェムトノードに関する情報を含んでいる第2のユーザゾーンファイルが記憶される。これは、データを冗長に保存する可能性があり、かなりのメモリヒットになり得る。
一実施形態では、第1の通信インターフェースタイプとユーザゾーンとを含む、フェムトノードに関する情報を含んでいる第1のユーザゾーンファイルが記憶され、第1のユーザゾーンファイル中のフェムトノードに関する情報への参照と、第2の通信インターフェースタイプと、第1のユーザゾーンファイル中のユーザゾーンへの参照とを含んでいる第2のユーザゾーンファイルが記憶される。
特定のフェムトノードの位置特定と、そのフェムトノードとの後続の通信とを可能にするために、ユーザゾーンリストまたは他のデータ構造が使用され得る。図9の方法900は、ブロック910において開始し、デバイスがユーザゾーン内にあるかどうかを判断する。上述のように、本明細書では「ユーザゾーン内」という句を使用するが、ゾーンは、地理的ゾーンではないことがあり、特定のロケーションを指していないことがあり、むしろ、ユーザゾーンは1つまたは複数の基準のセットであり、「ユーザゾーン内」という句は、その基準が満たされていることを意味することを諒解されたい。その基準は、地理または他の基準に基づくことができる。1つまたは複数が地理に基づき、1つまたは複数が他のファクタに基づく、複数の基準によって、ユーザゾーンが定義され得る。
一実施形態では、デバイスが特定の地理的エリア内にある場合、デバイスはユーザゾーン内にあると判断される。一実施形態では、デバイスが特定のネットワーク、サブネット、基地局、またはアクセスポイントから信号を受信している場合、デバイスはユーザゾーン内にあると判断される。一実施形態では、PNオフセット位相差が特定の範囲内である場合、デバイスはユーザゾーン内にあると判断される。
次に、ブロック920において、デバイスがユーザゾーン内にないと判断された場合は、方法900はブロック910に戻る。他の場合は、方法900はブロック930に続き、走査を実行し、ユーザゾーンに関連するフェムトノードを探索する。その探索は、ユーザゾーンリストに記憶されたユーザゾーンファイル中の、ユーザゾーンに関連するフェムトノードに関する追加情報によって、簡略化され得る。
例示的なユーザゾーンリスト1000について、図10に関して説明する。ユーザゾーンリスト1000は、メモリまたは他のコンピュータ可読媒体に記憶され得る。ユーザゾーンリスト1000は、ユーザゾーンリストヘッダ1010と、1つまたは複数のユーザゾーンファイル1020とを含んでいる。ユーザゾーンリストヘッダは、ユーザゾーンリスト関する情報、またはすべてのユーザゾーンファイル1020に共通の他の情報を含んでいる。各ユーザゾーンファイル1030は、以下でより十分に説明するように、ユーザゾーンサブヘッダ1032と、フェムトノード説明1034と、ユーザゾーン説明1036とを含んでいる。
例示的なユーザゾーンファイル1030について、図11に関して説明する。ユーザゾーンファイル1030は、メモリまたは他のコンピュータ可読媒体に記憶され得る。ユーザゾーンファイル1030は、ユーザゾーンリスト中の他のユーザゾーンファイルとともに記憶され得る。上述のように、ユーザゾーンファイル1030はユーザゾーンサブヘッダ1032を含む。一実施形態では、ユーザゾーンサブヘッダ1032は、REC_LENGTHフィールド1102と、PREF_NEGフィールド1104と、SYSTEM_INFO_LENGTHフィールド1106とを含む。
REC_LENGTHフィールド1102は、ユーザゾーンファイル1030の全長に関する情報を記憶する。一実施形態では、REC_LENGTHフィールド1102は、REC_LENGTHフィールド1102を含む、オクテットでの記録の全長に設定される。一実施形態では、REC_LENGTHフィールドは16ビットである。
PREF_NEGフィールド1104は、特定のモバイルデバイスが、ユーザゾーンファイル1030に関連するフェムトノード上で動作することを許されているか否かに関する情報を記憶する。一実施形態では、PREF_NEGフィールド1104は単一ビットである。一実施形態では、PREF_NEGフィールド1104は、UEがフェムトノード上で動作することを許されている場合は「1」に設定され、UEがフェムトノード上で動作することを許されていない場合は「0」に設定される。一実施形態では、PREF_NEGフィールド1104が「0」に設定されたユーザゾーンファイル1030の作成および構成は、システムオペレータの制御下にあり、システムオペレータポリシーに従わなければならない。
SYSTEM_INFO_LENGTHフィールド1106は、フェムトノード説明1034の長さに関する情報を記憶する。一実施形態では、SYSTEM_INFO_LENGTHフィールド1106は、SYSTEM_INFO_LENGTHフィールド1106から開始するフィールドであって、SYSTEM_INFO_LENGTHフィールド1106を含み、フェムトノード説明1034内にあるものとして以下で説明するフィールドを含む、フィールドのオクテットでの長さを記憶する。一実施形態では、SYSTEM_INFO_LENGTHフィールド1106は8ビットである。
上述のように、ユーザゾーンファイル1030はフェムトノード説明1034を含む。一実施形態では、フェムトノード説明1034は、SYS_TYPEフィールド1108と、SYS_INFOフィールド1110と、AP_ID_INCLUDEDフィールド1112と、AP_ID_MASK_LENGTHフィールド1114と、AP_ID_MSBフィールド1116と、AP_ID_TEXT_INCLUDEDフィールド1118と、AP_ID_TEXT_LENGTHフィールド1120と、AP_ID_TEXTフィールド1122と、SERVICE_CAP_INFO_INCLUDEDフィールド1124と、SERVICE_CAP_INFOフィールド1126と、LAT_LONG_INCLUDEDフィールド1128と、LATITUDEフィールド1130と、LONGITUDEフィールド1132と、HEIGHT_INCLUDEDフィールド1134と、HEIGHTフィールド1136と、ACQ_TYPEフィールド1138と、ACQ_INFOフィールド1140と、ASSOCIATED_HRPDフィールド1142とを含む。
SYS_TYPEフィールド1108は、フェムトノードの通信インターフェースタイプに関する情報を記憶する。一実施形態では、SYS_TYPEフィールド1108は8ビットである。一実施形態では、SYS_TYPEフィールド1108は、通信インターフェースタイプがcdma2000−1xである場合は「00000000」に設定され、SYS_TYPEフィールド1108は、通信インターフェースタイプがHRPDである場合は「00000001」に設定される。
SYS_INFOフィールド1110は、SYS_TYPEフィールド1108の値に応じて別様に構造化される。例示的な構造については、図12および図13に関して以下で説明する。
AP_ID_INCLUDEDフィールド1112は、含まれるアクセスポイントに関する、以下で説明する情報などの情報をユーザゾーンファイル1030が含むか否かに関する情報を記憶する。一実施形態では、AP_ID_INCLUDEDフィールド1112は単一ビットである。一実施形態では、AP_ID_INCLUDEDフィールド1112は、情報が含まれる場合は「1」に設定され、情報が含まれない場合は「0」に設定される。
AP_ID_MASK_LENGTHフィールド1114は、アクセスポイントのグループまたは単一のアクセスポイントを識別することができるビット数に関する情報を記憶する。一実施形態では、AP_ID_MASK_LENGTHフィールド1114は、アクセスポイント識別情報(AP_ID)の(最上位ビットから開始する)連続ビット数を指定する。一実施形態では、AP_ID_MASK_LENGTHはオーバーヘッドシグナリングメッセージにおいて送信される。一実施形態では、AP_ID_MASK_LENGTHフィールド1114は8ビットである。ただし、AP_ID_INCLUDEDフィールド1112が「0」に設定された場合、AP_ID_MASK_LENGTHフィールド1114は除外され、すなわち、ゼロビットである。
AP_ID_MSBフィールド1116は、アクセスポイント識別情報の最上位ビットに関する情報を記憶する。AP_ID_MSBフィールド1116は、AP_ID_MASK_LENGTHフィールド1114中で指定されたのと同数のビットであり、AP_ID_MSBフィールド1116中の情報は、アクセスポイントのグループまたは単一のアクセスポイントを識別するのに十分である。AP_ID_MASK_LENGTHフィールド1114がAP_IDの長さに設定された場合、AP_ID_MSBフィールド1116はAP_IDに等しいことを諒解されたい。
AP_ID_TEXT_INCLUDEDフィールド1118は、識別情報自体以外のアクセスポイントに関する、以下で説明する情報などの情報をユーザゾーンファイル1030が含む否かに関する情報を記憶する。一実施形態では、AP_ID_TEXT_INCLUDEDフィールド1118は単一ビットである。一実施形態では、AP_ID_TEXT_INCLUDEDフィールド1118は、情報が含まれる場合は「1」に設定され、情報が含まれない場合は「0」に設定される。
AP_ID_TEXT_LENGTHフィールド1120は、AP_ID_TEXTフィールド1122が含まれる場合、AP_ID_TEXTフィールド1122の長さに関する情報を記憶する。一実施形態では、AP_ID_TEXT_LENGTH1120フィールドは、AP_ID_TEXTフィールド1122中のオクテット数に設定される。アクセスポイントテキスト情報が除外されることをAP_ID_TEXT_INCLUDEDフィールド1118が示す場合、AP_ID_TEXT_LENGTHフィールド1120(およびAP_ID_TEXTフィールド1122)は除外される。
AP_ID_TEXTフィールド1122は、概してアクセスポイントに関する情報を与える。AP_ID_TEXTフィールド1122は、いくつかのサブフィールドを含むことができる。一実施形態では、AP_ID_TEXTフィールド1122は、MSG_ENCODINGサブフィールドと、NUM_FIELDSサブフィールドと、1つまたは複数のCHARiサブフィールドと、RESERVEDサブフィールドとを含む。一実施形態では、MSG_ENCODINGサブフィールドは、メッセージ符号化に関する情報を記憶する。符号化方法のサポートは、符号化可能な文字セット全体がサポートされる必要があることを必ずしも暗示しないことを諒解されたい。概して、サポートされる文字セットが決定されると、その文字セットのうちの様々なサブセットがサポートされ得る。あるメッセージが、完全に、文字セットのうちのサポートされるサブセットからの文字から構成される場合、そのメッセージは表示され得る。あるメッセージが、文字セットのうちの1つまたは複数のサポートされていない文字を含んでいる場合、それらの文字は廃棄され得る。一実施形態では、NUM_FIELDSサブフィールドは、CHARiサブフィールドの数に関する情報を記憶する。一実施形態では、MSG_ENCODINGサブフィールドが、シフトJISを示す「00101」、または韓国語を示す「00110」に設定された場合、NUM_FIELDSサブフィールドは、CHARiサブフィールドのオクテットでの全長に設定される。一実施形態では、各CHARiサブフィールドは、1つまたは複数の文字に関する情報を記憶する。したがって、CHARiサブフィールドは、基地局を識別する文字列を作成することができる。一実施形態では、AP_ID_TEXTフィールド1122のビット数が整数個のオクテットになるように、RESERVEDビットが追加される。一実施形態では、すべてのRESERVEDビットが「0」に設定される。
SERVICE_CAP_INFO_INCLUDEDフィールド1124は、サービス能力情報がユーザゾーンファイル1030中に含まれるかどうかに関する情報を記憶する。一実施形態では、SERVICE_CAP_INFO_INCLUDEDフィールド1124は単一ビットである。一実施形態では、SERVICE_CAP_INFO_INCLUDEDフィールド1124は、情報が含まれる場合は「1」に設定され、情報が含まれない場合は「0」に設定される。
SERVICE_CAP_INFOフィールド1126は、フェムトノードとUEとのサービス能力に関する情報を記憶する。一実施形態では、SERVICE_CAP_INFOフィールド1126は32ビットである。一実施形態では、SERVICE_CAP_INFO_INCLUDEDフィールド1124が「0」に設定された場合、SERVICE_CAP_INFOフィールド1126は除外され、すなわち、ゼロビットである。
LAT_LONG_INCLUDEDフィールド1128は、緯度および経度がユーザゾーンファイル1030中に含まれるかどうかに関する情報を記憶する。一実施形態では、LAT_LONG_INCLUDEDフィールド1128は単一ビットである。一実施形態では、LAT_LONG_INCLUDEDフィールド1128は、情報が含まれる場合は「1」に設定され、情報が含まれない場合は「0」に設定される。
LATITUDEフィールド1130は、緯度に関する情報を記憶する。一実施形態では、LATITUDEフィールド1130は、フェムトノードの緯度に関する情報を記憶する。一実施形態では、LATITUDEフィールド1130は、23ビットであり、緯度を0.25秒単位で符号付き2の補数として表し、正数が北緯を表し、負数が南緯を表す。一実施形態では、−90°と+90°の範囲に対応する値−1296000以上1296000以下が有効である。
LONGITUDEフィールド1132は、経度に関する情報を記憶する。一実施形態では、LONGITUDEフィールド1132は、フェムトノードの経度に関する情報を記憶する。一実施形態では、LONGITUDEフィールド1132は、24ビットであり、経度を0.25秒単位で符号付き2の補数として表し、正数が東経を表し、負数が西経を表す。一実施形態では、−180°と+180°の範囲に対応する値−2592000以上2592000以下が有効である。
HEIGHT_INCLUDEDフィールド1134は、高さがユーザゾーンファイル1030中に含まれるかどうかに関する情報を記憶する。一実施形態では、HEIGHT_INCLUDEDフィールド1134は単一ビットである。一実施形態では、HEIGHT_INCLUDEDフィールド1134は、情報が含まれる場合は「1」に設定され、情報が含まれない場合は「0」に設定される。
HEIGHTフィールド1136は、高さに関する情報を記憶する。一実施形態では、HEIGHTフィールド1136は、フェムトノードの高さに関する情報を記憶する。一実施形態では、HEIGHTフィールド1136は、16ビットであり、−500mから15883mまでの範囲で、1メートル単位で、WGS−84準拠楕円体上の高さに設定された符号付き2の補数値を表す。
ACQ_TYPEフィールド1138は、収集タイプに関する情報を記憶する。一実施形態では、ACQ_TYPEフィールド1138は8ビットである。一実施形態では、ACQ_TYPEフィールドは、収集タイプがcd2000−1xまたはHRPDである場合、「00000000」に設定される。
ACQ_INFOフィールド1140は、ACQ_TYPEフィールド1138の値に応じて別様に構造化される。例示的な構造については、図14に関して以下で説明する。
ASSOCIATED_HRPDフィールド1142は、関連するユーザゾーンファイルに関する情報を記憶する。図8に関して上記で説明したように、フェムトノードは、複数の通信インターフェースタイプを有し、複数のファイルに記憶された各通信インターフェースタイプに関する情報を有することができる。一実施形態では、SYS_TYPEフィールド1108がcdma2000−1x(「00000000」)に設定され、利用可能な関連するHRPDシステムがあるとき、ASSOCIATED_HRPDフィールド1142は、関連するHRPDシステムのユーザゾーンファイルを識別するUZ_IDとUZ_SIDとを備える31ビットフィールドに設定される。一実施形態では、SYS_TYPEフィールド1108がHRPD(「00000001」)に設定されたとき、ASSOCIATED_HRPDフィールド1142は含まれない。
上述のように、ユーザゾーンファイル1030はユーザゾーン説明1036を含む。一実施形態では、ユーザゾーン説明1036は、USE_ASSOCIATED_UZ_RF_GEO_INFOフィールド1143と、NUM_UZ_RF_TYPESフィールド1144と、1つまたは複数のUZ_RF_TYPEフィールド1146と、1つまたは複数のUZ_RF_INFOフィールド1148と、NUM_GEO_TYPE_SPECIFIC_FIELDSフィールド1150と、1つまたは複数のGEO_TYPE_SPECIFIC_FIELDフィールド1152とを含む。
USE_ASSOCIATED_UZ_RF_GEO_INFOフィールド1143は、関連するユーザゾーンファイルからのユーザゾーン情報が使用されるべきかどうかに関する情報を記憶する。一実施形態では、USE_ASSOCIATED_UZ_RF_GEO_INFOフィールド1143は単一ビットである。
一実施形態では、SYS_TYPEフィールド1108がcdma2000−1xを示す第1のユーザゾーンファイルのASSOCIATED_HRPDフィールド1142は、SYS_TYPEフィールド1108がHRPDを示す第2のユーザゾーンファイルを参照する。第2のユーザゾーンファイル内で、USE_ASSOCIATED_UZ_RF_GEO_INFOフィールド1143が「1」に設定された場合、第1のユーザゾーンファイルからの情報は使用される。特に、第1のユーザゾーンファイルからの(以下で説明する)UZ_RF_TYPEフィールド1146およびGEO_TYPE_SPECIFIC_FIELDフィールド1152の情報は、その情報が第2のユーザゾーンファイル中にあるかのように使用される。第2のユーザゾーンファイル内で、USE_ASSOCIATED_UZ_RF_GEO_INFOフィールド1143が「0」に設定された場合、第1のユーザゾーンファイルからの情報は使用されない。1つまたは複数のUZ_RF_TYPEフィールド1146およびGEO_TYPE_SPECIFC_FIELDフィールド1152は暫定的であり得る。一実施形態では、SYS_TYPEフィールド1108がcdma2000−1xに設定されたユーザゾーンファイルの場合、USE_ASSOCIATED_UZ_RF_GEO_INFOは「0」に設定される。
NUM_UZ_RF_TYPESフィールド1144は、ファイル内に記憶されたRFカバレージベースのユーザゾーンの数に関する情報を記憶する。一実施形態では、NUM_UZ_RF_TYPESフィールド1144は4ビットである。
ユーザゾーンファイル1030は、1つまたは複数のUZ_RF_TYPEフィールド1146を有することができる。一実施形態では、ユーザゾーンファイル1030は、NUM_UZ_RF_TYPESフィールド1144中で指定された数のUZ_RF_TYPEフィールド1146を有する。各UZ_RF_TYPEフィールド1146は、ユーザゾーンが定義されたカバレージの通信インターフェースタイプに関する情報を記憶する。一実施形態では、各UZ_RF_TYPEフィールド1146は8ビットである。一実施形態では、UZ_RF_TYPEフィールド1146は、通信インターフェースタイプがcdma2000−1xである場合は「00000000」に設定され、UZ_RF_TYPEフィールド1146は、通信インターフェースタイプがHRPDである場合は「00000001」に設定される。少なくとも1つの、または1つまたは複数のUZ_RF_TYPEフィールド1146はSYS_TYPEフィールド1108とは異なることがあることを諒解されたい。
各UZ_RF_TYPEフィールド146はUZ_RF_INFOフィールド1148に関連する。UZ_RF_INFOフィールド1148は、UZ_RF_TYPEフィールド1108の値に応じて別様に構造化される。概して、UZ_RF_INFOフィールド1108は、RFカバレージに基づくユーザゾーンについて説明する。例示的な構造については、図15および図16に関して以下で説明する。
別の実施形態では、UZ_RF_TYPEフィールド1146は、RFカバレージベースでも地理ベースでもないユーザゾーンのタイプを示すために使用される。たとえば、UZ_RF_TYPEフィールド1146は、UZ_RF_INFOフィールド1148中の情報が時間またはバッテリーステータスを指定することを示し得る。
NUM_GEO_TYPE_SPECIFIC_FIELDSフィールド1150は、ファイル内に記憶された地理ベースのユーザゾーンの数に関する情報を記憶する。一実施形態では、NUM_GEO_TYPE_SPECIFIC_FIELDSフィールド1150は4ビットである。
ユーザゾーンファイル1030は、1つまたは複数のGEO_TYPE_SPECIFIC_FIELDフィールド1152を有することができる。一実施形態では、ユーザゾーンファイル1030は、NUM_GEO_TYPE_SPECIFIC_FIELDSフィールド1150中で指定された数のGEO_TYPE_SPECIFIC_FIELDフィールド1152を有する。各GEO_TYPE_SPECIFIC_FIELDフィールド1152は、ユーザゾーンを定義するロケーションに関する情報を記憶する。
一実施形態では、ユーザゾーンファイル1030は、ユーザゾーンファイル1030の長さが整数個のオクテットになるように、RESERVEDビットをも含む。一実施形態では、RESERVEDビットは、すべて「0」に設定される。
SYS_TYPEフィールド1106がcdma2000−1xに設定された例示的なSYS_INFOフィールド1108Aの一実施形態について、図12に関して説明する。SYS_INFOフィールド1108Aは、メモリまたは他のコンピュータ可読媒体に記憶され得る。SYS_INFOフィールド1108Aは、ユーザゾーンリスト中のユーザゾーンファイル中の他のフィールドとともに記憶され得る。一実施形態では、SYS_INFOフィールド1108Aは、以下でさらに説明するように、いくつかの異なるフィールドを含む。上述のように、SYS_INFOフィールド1108Aは、SYS_TYPEフィールド1106に記憶された値に応じて別様に構造化され得る。
MCC_INCLUDEDフィールド1202は、モバイル国コード(MCC)がSYS_INFOフィールド1108A中に含まれるかどうかに関する情報を記憶する。一実施形態では、MCC_INCLUDEDフィールド1202は単一ビットである。一実施形態では、MCC_INCLUDEDフィールド1202は、情報が含まれる場合は「1」に設定され、情報が含まれない場合は「0」に設定される。
MCCフィールド1204は、モバイル国コードに関する情報を記憶する。一実施形態では、SYS_TYPEフィールド1106がcdma2000−1xに設定されたとき、MCCフィールド1204は、BCD(2進化10進)符号化を使用して3桁のモバイル国コードを記憶する12ビットフィールドである。一実施形態では、MCC_INCLUDEDフィールド1202が「0」に設定されたとき、MCCフィールド1204は除外され、すなわち、ゼロビットである。
MNC_INCLUDEDフィールド1206は、モバイルネットワークコード(MNC)がSYS_INFOフィールド1108A中に含まれるかどうかに関する情報を記憶する。一実施形態では、MNC_INCLUDEDフィールド1206は単一ビットである。一実施形態では、MNC_INCLUDEDフィールド1202は、情報が含まれる場合は「1」に設定され、情報が含まれない場合は「0」に設定される。
MNCフィールド1208は、モバイルネットワークコードに関する情報を記憶する。一実施形態では、SYS_TYPEフィールド1106がcdma2000−1xに設定されたとき、MNCフィールド1208は、BCD(2進化10進)符号化を使用して2桁または3桁のモバイルネットワークコードを記憶する12ビットフィールドである。一実施形態では、MCC_INCLUDEDフィールド1202が「0」に設定されたとき、MCCフィールド1204は除外され、すなわち、ゼロビットである。一実施形態では、モバイルネットワークコードが2桁である場合、最下位桁は「F」と符号化される。たとえば、モバイルネットワークコードが23である場合、MNCフィールド1208は「23F」に設定される。
SID_INCLUDEDフィールド1210は、システム識別情報(SID)がSYS_INFOフィールド1108A中に含まれるかどうかに関する情報を記憶する。一実施形態では、SID_INCLUDEDフィールド1210は単一ビットである。一実施形態では、SID_INCLUDEDフィールド1210は、情報が含まれる場合は「1」に設定され、情報が含まれない場合は「0」に設定される。
SIDフィールド1212は、システム識別情報に関する情報を記憶する。一実施形態では、SIDフィールド1212は15ビットシステム識別子を記憶する。一実施形態では、SID_INCLUDEDフィールド1202が「0」に設定されたとき、MCCフィールド1204は除外され、すなわち、ゼロビットである。
NID_INCLUDEDフィールド1214は、1つまたは複数のネットワーク識別情報(NID)がSYS_INFOフィールド1108A中に含まれるかどうかに関する情報を記憶する。一実施形態では、NID_INCLUDEDフィールド1214は単一ビットである。一実施形態では、NID_INCLUDEDフィールド1214は、情報が含まれる場合は「1」に設定され、情報が含まれない場合は「0」に設定される。
NID_COUNTフィールド1216は、SYS_INFOフィールド1108A内に記憶されたネットワーク識別子の数に関する情報を記憶する。一実施形態では、NID_COUNTフィールド1216は6ビットである。一実施形態では、NID_INCLUDEDフィールド1214が「0」に設定されたとき、NID_COUNTフィールド1216は除外され、すなわち、ゼロビットである。
SYS_INFOフィールド1108Aは、1つまたは複数のNIDフィールド1218を有することができる。一実施形態では、SYS_INFOフィールド1108Aは、NID_COUNTフィールド1216中で指定された数のNIDフィールド1218を有する。各NIDフィールド1218は、ネットワーク識別子に関する情報を記憶する。一実施形態では、各NIDフィールド1218は16ビットである。一実施形態では、NID_INCLUDEDフィールド1214が「0」に設定されたとき、NIDフィールド1218はない。
MSC_CELL_ID_INCLUDEDフィールド1220は、モバイル交換センター(MSC)識別情報およびセル識別情報がSYS_INFOフィールド1108A中に含まれるかどうかに関する情報を記憶する。一実施形態では、MSC_CELL_ID_INCLUDEDフィールド1220は単一ビットである。一実施形態では、MSC_CELL_ID_INCLUDEDフィールド1220は、情報が含まれる場合は「1」に設定され、情報が含まれない場合は「0」に設定される。
MSC_IDフィールド1222は、モバイル交換センター識別情報に関する情報を記憶する。一実施形態では、MSC_IDフィールド1222は24ビットシステム識別子を記憶する。一実施形態では、MSC_CELL_ID_INCLUDEDフィールド1220が「0」に設定されたとき、MSC_IDフィールド1204は除外され、すなわち、ゼロビットである。
CELL_IDフィールド1224は、セル(またはセクタ)識別情報に関する情報を記憶する。一実施形態では、CELL_IDフィールド1224は16ビットシステム識別子を記憶する。一実施形態では、MSC_CELL_ID_INCLUDEDフィールド1220が「0」に設定されたとき、CELL_IDフィールド1204は除外され、すなわち、ゼロビットである。
BASE_ID_INCLUDEDフィールド1226は、1つまたは複数の基地局識別情報がSYS_INFOフィールド1108A中に含まれるかどうかに関する情報を記憶する。一実施形態では、BASE_ID_INCLUDEDフィールド1226は単一ビットである。一実施形態では、BASE_ID_INCLUDEDフィールド1226は、情報が含まれる場合は「1」に設定され、情報が含まれない場合は「0」に設定される。
BASE_ID_COUNTフィールド1228は、SYS_INFOフィールド1108A内に記憶された基地局識別子の数に関する情報を記憶する。一実施形態では、BASE_ID_COUNTフィールド1228は8ビットである。一実施形態では、BASE_ID_INCLUDEDフィールド1226が「0」に設定されたとき、BASE_ID_COUNTフィールド1216は除外され、すなわち、ゼロビットである。
SYS_INFOフィールド1108Aは、1つまたは複数のBASE_IDフィールド1230を有することができる。一実施形態では、SYS_INFOフィールド1108Aは、BASE_ID_COUNTフィールド1228中で指定された数のBASE_IDフィールド1230を有する。各BASE_IDフィールド1230は、基地局識別子に関する情報を記憶する。一実施形態では、各BASE_IDフィールド1230は16ビットである。一実施形態では、BASE_ID_INCLUDEDフィールド1226が「0」に設定されたとき、BASE_IDフィールド1230はない。
REG_ZONE_INCLUDEDフィールド1232は、登録ゾーン番号がSYS_INFOフィールド1108A中に含まれるかどうかに関する情報を記憶する。一実施形態では、REG_ZONE_INCLUDEDフィールド1232は単一ビットである。一実施形態では、REG_ZONE_INCLUDEDフィールド1232は、情報が含まれる場合は「1」に設定され、情報が含まれない場合は「0」に設定される。
REG_ZONEフィールド1234は、登録ゾーンに関する情報を記憶する。一実施形態では、REG_ZONEフィールド1212は8ビット番号を記憶する。一実施形態では、REG_ZONE_INCLUDEDフィールド1232が「0」に設定されたとき、REG_ZONEフィールド1204は除外され、すなわち、ゼロビットである。
一実施形態では、SYS_INFOフィールド1108Aは、SYS_INFOフィールド1108Aの長さが整数個のオクテットになるように、RESERVEDビットをも含む。一実施形態では、RESERVEDビットは、すべて「0」に設定される。
上述のように、SYS_INFOフィールド1108の構造は、SYS_TYPEフィールド1106の値に応じて異なることがある。SYS_TYPEフィールド1106がHRPDに設定された例示的なSYS_INFOフィールド1108Bの別の実施形態について、図13に関して説明する。
SUBNET_ID_COUNTフィールド1302は、SYS_INFOフィールド1108B内に記憶されたサブネット識別子(subnet identifier)の数に関する情報を記憶する。一実施形態では、SUBNET_ID_COUNTフィールド1302は8ビットである。
SYS_INFOフィールド1108Bは、1つまたは複数のSUBNET_LENGTHフィールド1304を有することができる。一実施形態では、SYS_INFOフィールド1108Bは、SUBNET_ID_COUNTフィールド1302中で指定された数のSUBNET_LENGTHフィールド1304を有する。各SUBNET_LENGTHフィールド1304は、(同じくSYS_INFOフィールド1108Bに記憶された)サブネット識別子の長さに関する情報を記憶する。一実施形態では、各SUBNET_LENGTHフィールド1304は、ビットでのサブネット識別子の長さに関する情報を記憶する。一実施形態では、各SUBNET_LENGTHフィールド1304は8ビットである。一実施形態では、SUBNET_IDの最大長は128である。したがって、一実施形態では、SUBNET_LENGTHフィールド1304の値「10000001」(129)〜「11111111」(255)が予約される。
SYS_INFOフィールド1108Bは、1つまたは複数のSUBNET_IDフィールド1306を有することができる。一実施形態では、SYS_INFOフィールド1108Bは、SUBNET_ID_COUNTフィールド1302中で指定された数のSUBNET_IDフィールド1306を有し、1つのSUBNET_IDフィールド1306が各SUBNET_LENGTHフィールド1304に対応する。各SUBNET_IDフィールドは、サブネット識別情報に関する情報を記憶する。一実施形態では、各SUBNET_IDフィールド1306は、対応するSUBNET_LENGTHフィールド1304によって指定された長さのフィールドである。
一実施形態では、SYS_INFOフィールド1108Bは、SYS_INFOフィールド1108Bの長さが整数個のオクテットになるように、RESERVEDビットをも含む。一実施形態では、RESERVEDビットは、すべて「0」に設定される。
ACQ_TYPEフィールド1138がcdma2000−1xまたはHRPDに設定された例示的なACQ_INFOフィールド1140Aについて、図14に関して説明する。ACQ_INFOフィールド1140Aは、メモリまたは他のコンピュータ可読媒体に記憶され得る。ACQ_INFOフィールド1140Aは、ユーザゾーンリスト中のユーザゾーンファイル中の他のフィールドとともに記憶され得る。一実施形態では、ACQ_INFOフィールド1140Aは、以下でさらに説明するように、いくつかの異なるフィールドを含む。上述のように、ACQ_INFOフィールド1140Aは、ACQ_TYPEフィールド1138に記憶された値に応じて別様に構造化され得る。
PN_INCLUDEDフィールド1402は、1つまたは複数のPNオフセットがACQ_INFOフィールド1140A中に含まれるかどうかに関する情報を記憶する。一実施形態では、PN_INCLUDEDフィールド1402は単一ビットである。一実施形態では、PN_INCLUDEDフィールド1402は、情報が含まれる場合は「1」に設定され、情報が含まれない場合は「0」に設定される。
PN_COUNTフィールド1404は、ACQ_INFOフィールド1140A内に記憶されたPNオフセットの数に関する情報を記憶する。一実施形態では、PN_COUNTフィールド1404は8ビットである。一実施形態では、PN_INCLUDEDフィールド1402が「0」に設定されたとき、PN_COUNTフィールド1404は除外され、すなわち、ゼロビットである。
ACQ_INFOフィールド1140Aは、1つまたは複数のNGHBR_PNフィールド1406を有することができる。一実施形態では、ACQ_INFOフィールド1140Aは、PN_COUNTフィールド1404中で指定された数のNGHBR_PNフィールド1406を有する。各NGHBR_PNフィールド1406は、PNオフセットに関する情報を記憶する。一実施形態では、各NGHBR_PNフィールド1406は、64チップ単位でのPNオフセットに設定される。一実施形態では、各NGHBR_PNフィールド1406は9ビットである。一実施形態では、PN_INCLUDEDフィールド1402が「0」に設定されたとき、NGHBR_PNフィールド1218はない。
BAND_CLASS_CHAN_INCLUDEDフィールド1408は、1つまたは複数の帯域クラスおよびチャネル番号がACQ_INFOフィールド1140A中に含まれるかどうかに関する情報を記憶する。一実施形態では、BAND_CLASS_CHAN_INCLUDEDフィールド1408は単一ビットである。一実施形態では、BAND_CLASS_CHAN_INCLUDEDフィールド1408は、情報が含まれる場合は「1」に設定され、情報が含まれない場合は「0」に設定される。
BAND_CLASS_CHAN_NUM_COUNTフィールド1410は、ACQ_INFOフィールド1140A内に記憶された帯域クラスとチャネル番号との数に関する情報を記憶する。一実施形態では、BAND_CLASS_CHAN_NUM_COUNTフィールド1410は8ビットである。一実施形態では、BAND_CLASS_CHAN_INCLUDEDフィールド1408が「0」に設定されたとき、PN_COUNTフィールド1404は除外され、すなわち、ゼロビットである。
ACQ_INFOフィールド1140Aは、1つまたは複数のBAND_CLASSフィールド1412を有することができる。一実施形態では、ACQ_INFOフィールド1140Aは、BAND_CLASS_CHAN_NUM_COUNTフィールド1410中で指定された数のBAND_CLASSフィールド1412を有する。各BAND_CLASSフィールド1412は、帯域クラスに関する情報を記憶する。一実施形態では、各BAND_CLASSフィールド1412は5ビットである。一実施形態では、BAND_CLASS_CHAN_INCLUDEDフィールド1408が「0」に設定されたとき、BAND_CLASSフィールド1218はない。
ACQ_INFOフィールド1140Aは、1つまたは複数のCHAN_NUMフィールド1414を有することができる。一実施形態では、ACQ_INFOフィールド1140Aは、BAND_CLASS_CHAN_NUM_COUNTフィールド1410中で指定された数のCHAN_NUMフィールド1414を有し、各々がBAND_CLASSフィールド1412に対応する。各CHAN_NUMフィールド1414は、対応するBAND_CLASSフィールド1212によって指定された帯域クラスに対応するチャネル番号に関する情報を記憶する。一実施形態では、各CHAN_NUMフィールド1412は11ビットである。一実施形態では、BAND_CLASS_CHAN_INCLUDEDフィールド1408が「0」に設定されたとき、CHAN_NUMフィールド1218はない。
一実施形態では、SYS_INFOフィールド1108Bは、SYS_INFOフィールド1108Bの長さが整数個のオクテットになるように、RESERVEDビットをも含む。一実施形態では、RESERVEDビットは、すべて「0」に設定される。
UZ_RF_TYPEフィールド1144がcdma2000−1xに設定された例示的なUZ_RF_INFOフィールド1146Aについて、図15に関して説明する。UZ_RF_INFOフィールド1146Aは、メモリまたは他のコンピュータ可読媒体に記憶され得る。UZ_RF_INFOフィールド1146Aは、ユーザゾーンリスト中のユーザゾーンファイル中の他のフィールドとともに記憶され得る。ユーザゾーンファイルは、異なるUZ_RF_TYPEの複数のUZ_RF_INFOフィールドを有することができる。一実施形態では、UZ_RF_INFOフィールド1146Aは、以下でさらに説明するように、いくつかの異なるフィールドを含む。上述のように、UZ_RF_INFOフィールド1146Aは、UZ_RF_TYPEフィールド1144に記憶された値に応じて別様に構造化され得る。
NUM_ENTRIESフィールド1502は、UZ_RF_INFOフィールド1146A中のエントリの数に関する情報を記憶する。たとえば、一実施形態では、各エントリは、PN_OFFSET_INCLフィールド1504から、1つまたは複数のUZ_BASE_IDフィールド1530の最後までの、以下で説明するフィールドを有することができる。一実施形態では、NUM_ENTRIESフィールド1502は4ビットである。
PN_OFFSET_INCLフィールド1504は、1つまたは複数のPNオフセットがUZ_RF_INFOフィールド1146Aの特定のエントリ中に含まれるかどうかに関する情報を記憶する。一実施形態では、PN_OFFSET_INCLフィールド1504は単一ビットである。一実施形態では、PN_OFFSET_INCLフィールド1504は、情報が含まれる場合は「1」に設定され、情報が含まれない場合は「0」に設定される。
NUM_PN_OFFSETフィールド1506は、UZ_RF_INFOフィールド1146A中の特定のエントリ内に記憶されたPNオフセットの数に関する情報を記憶する。一実施形態では、NUM_PN_OFFSETフィールド1506は3ビットである。一実施形態では、PN_OFF_SET_INCLフィールド1504が「0」に設定されたとき、NUM_PN_OFFSETフィールド1506は除外され、すなわち、ゼロビットである。
UZ_RF_INFOフィールド1146A中の各エントリは、1つまたは複数のPN_OFFSETフィールド1508を有することができる。一実施形態では、UZ_RF_INFOフィールド1146A中の各エントリは、対応するNUM_PN_OFFSETフィールド1506中で指定された数のPN_OFFSETフィールド1508を有する。各PN_OFFSETフィールド1508は、たとえば、アクセスポイントまたは基地局の、PNオフセットに関する情報を記憶する。一実施形態では、各PN_OFFSETフィールド1508は9ビットである。一実施形態では、対応するPN_OFFSET_INCLフィールド1504が「0」に設定されたとき、そのエントリ中にPN_OFFSETフィールド1508はない。
NUM_REG_ZONEフィールド1510は、UZ_RF_INFOフィールド1146A中の特定のエントリ内に記憶された登録ゾーン番号の数に関する情報を記憶する。一実施形態では、NUM_REG_ZONEフィールド1510は2ビットである。
UZ_RF_INFOフィールド1146A中の各エントリは、1つまたは複数のREG_ZONEフィールド1512を有することができる。一実施形態では、UZ_RF_INFOフィールド1146A中の各エントリは、対応するNUM_REG_ZONEフィールド1510中で指定された数のREG_ZONEフィールド1512を有する。各REG_ZONEフィールド1512は、たとえば、アクセスポイントまたは基地局の、登録ゾーン番号に関する情報を記憶する。一実施形態では、各REG_ZONEフィールド1512は8ビットである。
NUM_AP_IDフィールド1514は、UZ_RF_INFOフィールド1146A中の特定のエントリ内に記憶されたアクセスポイント識別情報の数に関する情報を記憶する。一実施形態では、NUM_AP_IDフィールド1514は3ビットである。
UZ_RF_INFOフィールド1146A中の各エントリは、1つまたは複数のAP_ID_MASK_LENGTHフィールド1516を有することができる。一実施形態では、UZ_RF_INFOフィールド1146A中の各エントリは、対応するNUM_AP_IDフィールド1514中で指定された数のAP_ID_MASK_LENGTHフィールド1516を有する。各AP_ID_MASK_LENGTHフィールド1514は、アクセスポイントのグループまたは単一のアクセスポイントを識別することができるビット数に関する情報を記憶する。一実施形態では、AP_ID_MASK_LENGTHフィールド1514は、アクセスポイント識別情報(AP_ID)の(最上位ビットから開始する)連続ビット数を指定する。一実施形態では、AP_ID_MASK_LENGTHはオーバーヘッドシグナリングメッセージにおいて送信される。一実施形態では、AP_ID_MASK_LENGTHフィールド1114は8ビットである。一実施形態では、AP_ID_MSBフィールド1518が望まれない場合、AP_ID_MASK_LENGTHフィールド1114は「00000000」(0)に設定され得る。
各AP_ID_MSBフィールド1518は、アクセスポイント識別情報の最上位ビットに関する情報を記憶する。AP_ID_MSBフィールド1518は、対応するAP_ID_MASK_LENGTHフィールド1516中で指定されたのと同数のビットであり、AP_ID_MSBフィールド1518中の情報は、アクセスポイントのグループまたは単一のアクセスポイントを識別するのに十分である。AP_ID_MASK_LENGTHフィールド1516がAP_IDの長さに設定された場合、AP_ID_MSBフィールド1116はAP_IDに等しく、これは、オーバーヘッドシグナリングメッセージにおいて基地局によってブロードキャストされ得ることを諒解されたい。
UZ_NID_INCLUDEDフィールド1520は、1つまたは複数のネットワーク識別子がUZ_RF_INFOフィールド1146Aの特定のエントリ中に含まれるかどうかに関する情報を記憶する。一実施形態では、UZ_NID_INCLUDEDフィールド1520は単一ビットである。一実施形態では、UZ_NID_INCLUDEDフィールド1520は、情報が含まれる場合は「1」に設定され、情報が含まれない場合は「0」に設定される。
UZ_NID_COUNTフィールド1522は、UZ_RF_INFOフィールド1146A中の特定のエントリ内に記憶されたネットワーク識別子の数に関する情報を記憶する。一実施形態では、UZ_NID_COUNTフィールド1522は6ビットである。一実施形態では、UZ_NID_INCLUDEDフィールド1520が「0」に設定されたとき、UZ_NID_COUNTフィールド1522は除外され、すなわち、ゼロビットである。
UZ_RF_INFOフィールド1146A中の各エントリは、1つまたは複数のUZ_NIDフィールド1524を有することができる。一実施形態では、UZ_RF_INFOフィールド1146A中の各エントリは、対応するUZ_NID_COUNTフィールド1522中で指定された数のUZ_NIDフィールド1524を有する。各UZ_NIDフィールド1524は、ネットワーク識別情報に関する情報を記憶する。一実施形態では、各UZ_NIDフィールド1524は16ビットである。一実施形態では、対応するUZ_NID_INCLUDEDフィールド1520が「0」に設定されたとき、そのエントリ中にUZ_NIDフィールド1524はない。
UZ_BASE_ID_INCLUDEDフィールド1526は、1つまたは複数の基地局識別子がUZ_RF_INFOフィールド1146Aの特定のエントリ中に含まれるかどうかに関する情報を記憶する。一実施形態では、UZ_BASE_ID_INCLUDEDフィールド1526は単一ビットである。一実施形態では、UZ_BASE_ID_INCLUDEDフィールド1526は、情報が含まれる場合は「1」に設定され、情報が含まれない場合は「0」に設定される。
UZ_BASE_ID_COUNTフィールド1528は、UZ_RF_INFOフィールド1146A中の特定のエントリ内に記憶された基地局識別子の数に関する情報を記憶する。一実施形態では、UZ_BASE_ID_COUNTフィールド1522は8ビットである。一実施形態では、UZ_BASE_ID_INCLUDEDフィールド1526が「0」に設定されたとき、UZ_BASE_ID_COUNTフィールド1528は除外され、すなわち、ゼロビットである。
UZ_RF_INFOフィールド1146A中の各エントリは、1つまたは複数のUZ_BASE_IDフィールド1530を有することができる。一実施形態では、UZ_RF_INFOフィールド1146A中の各エントリは、対応するUZ_BASE_ID_COUNTフィールド1528中で指定された数のUZ_BASE_IDフィールド1530を有する。各UZ_BASE_IDフィールド1530は、基地局識別子に関する情報を記憶する。一実施形態では、各UZ_BASE_IDフィールド1530は16ビットである。一実施形態では、対応するUZ_BASE_ID_INCLUDEDフィールド1526が「0」に設定されたとき、そのエントリ中にUZ_BASE_IDフィールド1530はない。
一実施形態では、UZ_RF_INFOフィールド1146Bは、UZ_RF_INFOフィールド1146Bの長さが整数個のオクテットになるように、RESERVEDビットをも含む。一実施形態では、RESERVEDビットは、すべて「0」に設定される。一実施形態では、UZ_RF_INFOフィールド1146B中の各エントリはRESERVEDビットを有しないが、UZ_RF_INFOフィールド1146BはRESERVEDビットを有することを諒解されたい。
UZ_RF_TYPEフィールド1144がHRPDに設定された例示的なUZ_RF_INFOフィールド1146Bについて、図16に関して説明する。UZ_RF_INFOフィールド1146Bは、メモリまたは他のコンピュータ可読媒体に記憶され得る。UZ_RF_INFOフィールド1146Bは、ユーザゾーンリスト中のユーザゾーンファイル中の他のフィールドとともに記憶され得る。ユーザゾーンファイルは、異なるUZ_RF_TYPEの複数のUZ_RF_INFOフィールドを有することができる。一実施形態では、UZ_RF_INFOフィールド1146Bは、以下でさらに説明するように、いくつかの異なるフィールドを含む。上述のように、UZ_RF_INFOフィールド1146Bは、UZ_RF_TYPEフィールド1144に記憶された値に応じて別様に構造化され得る。
NUM_ENTRIESフィールド1602は、UZ_RF_INFOフィールド1146B中のエントリの数に関する情報を記憶する。たとえば、一実施形態では、各エントリは、PN_OFFSET_INCLフィールド1604から、1つまたは複数のUZ_SUBNET_IDフィールド1624の最後までの、以下で説明するフィールドを有することができる。一実施形態では、NUM_ENTRIESフィールド1602は4ビットである。
PN_OFFSET_INCLフィールド1604は、1つまたは複数のPNオフセットがUZ_RF_INFOフィールド1146Bの特定のエントリ中に含まれるかどうかに関する情報を記憶する。一実施形態では、PN_OFFSET_INCフィールド1604は単一ビットである。一実施形態では、PN_OFFSET_INCLフィールド1604は、情報が含まれる場合は「1」に設定され、情報が含まれない場合は「0」に設定される。
NUM_PN_OFFSETフィールド1606は、UZ_RF_INFOフィールド1146B中の特定のエントリ内に記憶されたPNオフセットの数に関する情報を記憶する。一実施形態では、NUM_PN_OFFSETフィールド1606は3ビットである。一実施形態では、PN_OFF_SET_INCLフィールド1604が「0」に設定されたとき、NUM_PN_OFFSETフィールド1606は除外され、すなわち、ゼロビットである。
UZ_RF_INFOフィールド1146B中の各エントリは、1つまたは複数のPN_OFFSETフィールド1608を有することができる。一実施形態では、UZ_RF_INFOフィールド1146B中の各エントリは、対応するNUM_PN_OFFSETフィールド1606中で指定された数のPN_OFFSETフィールド1608を有する。各PN_OFFSETフィールド1608は、たとえば、アクセスポイントまたは基地局の、PNオフセットに関する情報を記憶する。一実施形態では、各PN_OFFSETフィールド1608は9ビットである。一実施形態では、対応するPN_OFFSET_INCLフィールド1604が「0」に設定されたとき、そのエントリ中にPN_OFFSETフィールド1608はない。
NUM_AP_IDフィールド1614は、UZ_RF_INFOフィールド1146B中の特定のエントリ内に記憶されたアクセスポイント(AP)識別情報の数に関する情報を記憶する。一実施形態では、NUM_AP_IDフィールド1614は3ビットである。
UZ_RF_INFOフィールド1146B中の各エントリは、1つまたは複数のAP_ID_MASK_LENGTHフィールド1616を有することができる。一実施形態では、UZ_RF_INFOフィールド1146B中の各エントリは、対応するNUM_AP_IDフィールド1614中で指定された数のAP_ID_MASK_LENGTHフィールド1616を有する。各AP_ID_MASK_LENGTHフィールド1614は、アクセスポイントのグループまたは単一のアクセスポイントを識別することができるビット数に関する情報を記憶する。一実施形態では、AP_ID_MASK_LENGTHフィールド1614は、アクセスポイント識別情報(AP_ID)の(最上位ビットから開始する)連続ビット数を指定する。一実施形態では、AP_ID_MASK_LENGTHはオーバーヘッドシグナリングメッセージにおいて送信される。一実施形態では、AP_ID_MASK_LENGTHフィールド1114は8ビットである。一実施形態では、AP_ID_MSBフィールド1618が望まれない場合、AP_ID_MASK_LENGTHフィールド1114は「00000000」(0)に設定され得る。
各AP_ID_MSBフィールド1618は、アクセスポイント識別情報の最上位ビットに関する情報を記憶する。AP_ID_MSBフィールド1618は、対応するAP_ID_MASK_LENGTHフィールド1616中で指定されたのと同数のビットであり、AP_ID_MSBフィールド1618中の情報は、アクセスポイントのグループまたは単一のアクセスポイントを識別するのに十分である。AP_ID_MASK_LENGTHフィールド1616がAP_IDの長さに設定された場合、AP_ID_MSBフィールド1116はAP_IDに等しく、これは、オーバーヘッドシグナリングメッセージにおいて基地局によってブロードキャストされ得ることを諒解されたい。
UZ_SUBNET_ID_INCLUDEDフィールド1620は、1つまたは複数のサブネット識別子がUZ_RF_INFOフィールド1146Bの特定のエントリ中に含まれるかどうかに関する情報を記憶する。一実施形態では、UZ_SUBNET_ID_INCLUDEDフィールド1620は単一ビットである。一実施形態では、UZ_SUBNET_ID_INCLUDEDフィールド1620は、情報が含まれる場合は「1」に設定され、情報が含まれない場合は「0」に設定される。
UZ_SUBNET_ID_COUNTフィールド1622は、UZ_RF_INFOフィールド1146B中の特定のエントリ内に記憶されたサブネット識別子の数に関する情報を記憶する。一実施形態では、UZ_SUBNET_ID_COUNTフィールド1622は6ビットである。一実施形態では、UZ_SUBNET_ID_INCLUDEDフィールド1620が「0」に設定されたとき、UZ_SUBNET_ID_COUNTフィールド1622は除外され、すなわち、ゼロビットである。
UZ_RF_INFOフィールド1146B中の各エントリは、1つまたは複数のUZ_SUBNET_ID_LENGTHフィールド1623を有することができる。一実施形態では、UZ_RF_INFOフィールド1146B中の各エントリは、対応するUZ_SUBNET_ID_COUNTフィールド1622中で指定された数のUZ_SUBNET_ID_LENGTHフィールド1623を有する。各UZ_SUBNET_ID_LENGTHフィールド1623は、(同じくUZ_RF_INFOフィールド1148Bのエントリに記憶された)サブネット識別子の長さに関する情報を記憶する。一実施形態では、UZ_SUBNET_IDの最大長は128である。したがって、一実施形態では、UZ_SUBNET_ID_LENGTHフィールド1623の値「10000001」(129)〜「11111111」(255)が予約される。
UZ_RF_INFOフィールド1146B中の各エントリは、1つまたは複数のUZ_SUBNET_IDフィールド1624を有することができる。一実施形態では、UZ_RF_INFOフィールド1146B中の各エントリは、対応するUZ_SUBNET_ID_COUNTフィールド1622中で指定された数のUZ_SUBNET_IDフィールド1624を有する。各UZ_SUBNET_IDフィールド1624は、サブネット識別情報に関する情報を記憶する。一実施形態では、各UZ_SUBNET_IDフィールド1624は、対応するUZ_SUBNET_ID_LENGTHフィールド1623によって指定されたビットでの長さのフィールドである。一実施形態では、対応するUZ_SUBNET_ID_INCLUDEDフィールド1620が「0」に設定されたとき、そのエントリ中にUZ_SUBNET_IDフィールド1624はない。
一実施形態では、UZ_RF_INFOフィールド1146Bは、UZ_RF_INFOフィールド1146Bの長さが整数個のオクテットになるように、RESERVEDビットをも含む。一実施形態では、RESERVEDビットは、すべて「0」に設定される。一実施形態では、UZ_RF_INFOフィールド1146B中の各エントリはRESERVEDビットを有しないが、UZ_RF_INFOフィールド1146BはRESERVEDビットを有することを諒解されたい。
(たとえば、添付の図の1つまたは複数に関して)本明細書で説明する機能は、いくつかの態様では、添付の特許請求の範囲において同様に指定された「手段」機能に対応し得る。図17を参照すると、モバイルデバイス1700は、一連の相互に関係する機能モジュールとして表されている。
図示のように、UE1700は、判断モジュール1705と、記憶モジュール1710と、受信モジュール1740と、送信モジュール1741と、識別モジュール1742と、検索モジュール1743と、表示モジュール1744とを備え得る。判断モジュール1705は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するプロセッサまたは処理モジュールに対応し得る。判断モジュール1705は、たとえば、フェムトノードの1つまたは複数の通信インターフェースタイプを判断することができる。判断モジュール1705は、たとえば、電子デバイスがフェムトノードに関連付けられたユーザゾーン内にあると判断し、フェムトノードの1つまたは複数のユーザゾーンを判断し、第1のユーザゾーン通信インターフェースタイプを有する第1のユーザゾーンと、第2のユーザゾーン通信インターフェースタイプを有する第2のユーザゾーンとを判断し、あるいはフェムトノードの第1の通信インターフェースタイプと、第1のインターフェースタイプとは異なるフェムトノードの第2の通信インターフェースタイプとを判断することができる。
記憶モジュール1710は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するメモリまたは記憶モジュールに対応し得る。記憶モジュール1710は、たとえば、判断された通信インターフェースタイプに関する情報をユーザゾーンリストに記憶することができる。記憶モジュール1710は、たとえば、ユーザゾーンリスト中の1つまたは複数のユーザゾーン、ユーザゾーン通信ゾーンタイプ、第1のユーザゾーンおよび第2のユーザゾーン、ユーザゾーンへの参照、ユーザゾーンリスト、ユーザゾーンファイル、または通信インターフェースタイプに関する情報を記憶することができる。
受信モジュール1740は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明する受信機または受信モジュールに対応し得る。送信モジュール1741は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明する送信機または送信モジュールに対応し得る。識別モジュール1742は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するプロセッサまたは処理モジュールに対応し得る。表示モジュール1744は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明するディスプレイに対応し得る。
探索モジュール1743は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で説明する受信機または受信モジュールに対応し得る。探索モジュール1743は、たとえば、特定のフェムトノードを探索または走査することができる。探索モジュール1743は、たとえば、複数のフェムトノードを探索または走査するか、あるいは未知のフェムトノードを探索または走査することができる。
図17のモジュールの機能は、本明細書の教示に一致する様々な方法で実装され得る。いくつかの態様では、これらのモジュールの機能は、1つまたは複数の電気構成要素として実装され得る。いくつかの態様では、これらのブロックの機能は、1つまたは複数のプロセッサ構成要素を含む処理システムとして実装され得る。いくつかの態様では、これらのモジュールの機能は、たとえば、1つまたは複数の集積回路(たとえば、ASIC)の少なくとも一部を使用して実装され得る。本明細書で論じるように、集積回路は、プロセッサ、ソフトウェア、他の関連する構成要素、またはそれらの何らかの組合せを含み得る。これらのモジュールの機能はまた、本明細書で教示する方法とは別の何らかの方法で実装され得る。
本明細書における「第1」、「第2」などの名称を使用した要素への言及は、それらの要素の数量または順序を概括的に限定するものでないことを理解されたい。むしろ、これらの名称は、本明細書において2つ以上の要素またはある要素の複数の例を区別する便利な方法として使用され得る。したがって、第1および第2の要素への言及は、そこで2つの要素のみが使用され得ること、または第1の要素が何らかの方法で第2の要素に先行しなければならないことを意味するものではない。また、別段の規定がない限り、要素のセットは1つまたは複数の要素を備え得る。さらに、明細書または特許請求の範囲において使用される「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」という形式の用語は、「AまたはBまたはC、あるいはこれらの要素の任意の組合せ」を意味する。
本明細書で提示する実施形態および他の実施形態については、さらに添付の付録においてより詳細に説明されている。本明細書では本発明の特定の例について説明しているが、当業者なら、本発明の概念を逸脱することなく本発明の変形物を考案することができる。たとえば、本明細書の教示は、回路交換ネットワーク要素について言及しているが、パケット交換ドメインネットワーク要素に等しく適用可能である。
情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれを使用しても表され得ることを、当業者なら理解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
さらに、本明細書で開示した例に関連して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、方法およびアルゴリズムは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることを、当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に説明するために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、方法、およびアルゴリズムについて、概してそれらの機能に関して上記で説明した。そのような機能をハードウェアとして実装するか、ソフトウェアとして実装するかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。当業者は、説明した機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装の決定は、本発明の範囲からの逸脱を生じるものと解釈すべきではない。
本明細書で開示した例に関連して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。
本明細書で開示した例に関して説明した方法またはアルゴリズムは、直接ハードウェアで実施されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施されるか、またはそれらの2つの組合せで実施され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に常駐し得る。記憶媒体は、プロセッサがその記憶媒体から情報を読み取り、その記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合され得る。代替として、記憶媒体はプロセッサに一体化され得る。プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に常駐し得る。
1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装した場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM、あるいは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、もしくは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。
開示した例の前述の説明は、当業者が本発明を実施または使用できるようにするために与えたものである。これらの例の様々な変更は、当業者には容易に明らかになり、本明細書で定義した一般原理は、本発明の趣旨または範囲から逸脱することなく他の例に適用され得る。たとえば、上記の大部分は、記憶されたユーザゾーン情報がフェムトノードに関係する実施形態を対象としているが、他の記憶されたユーザゾーン情報は、限定はしないが、マクロノード、ピコノード、フェムトノード、WiMaxゲートウェイ、またはWiFiアクセスポイントを含む、任意のアクセスノードに関係することができることを諒解されたい。したがって、本発明は、本明細書で示した例に限定されるものではなく、本明細書で開示した原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に本件出願当初の特許請求の範囲を記載する。
[C1]
ユーザゾーンリストに情報を記憶する方法であって、
ワイヤレスデバイスにおいて、アクセスノードの1つまたは複数の通信インターフェースタイプを判断することと、
前記判断された通信インターフェースタイプに関する情報をユーザゾーンリストに記憶することと
を備える方法。
[C2]
前記ユーザゾーンリストが1つまたは複数のユーザゾーンファイルを備え、各ユーザゾーンファイルが、対応するアクセスノードに関する情報と、各対応するアクセスノードに関連付けられた1つまたは複数のユーザゾーンに関する情報とを備える、[C1]に記載の方法。
[C3]
前記ワイヤレスデバイスが前記アクセスノードに関連付けられたユーザゾーン内にあると判断することと、
前記アクセスノードを探索することと
をさらに備える、[C1]に記載の方法。
[C4]
前記判断された通信インターフェースタイプに関する前記情報が、複数の所定の通信インターフェースタイプのうちの1つの1つまたは複数のインジケータを備える、[C1]に記載の方法。
[C5]
前記所定の通信インターフェースタイプが、少なくともcdma2000−1x、HRPD、GSM、UMTS、UMB、WiMAX、またはLTEを含む、[C4]に記載の方法。
[C6]
前記アクセスノードの1つまたは複数のユーザゾーンを判断することと、
前記判断されたユーザゾーンに関する情報を前記ユーザゾーンリストに記憶することとをさらに備える、[C1]に記載の方法。
[C7]
前記アクセスノードの1つまたは複数のユーザゾーンを判断することが、1つまたは複数のユーザゾーン通信インターフェースタイプを判断することを備え、前記判断されたユーザゾーンに関する情報を記憶することが、前記ユーザゾーン通信インターフェースタイプに関する情報を記憶することを備える、[C6]に記載の方法。
[C8]
前記アクセスノードの前記判断された通信インターフェースタイプのうちの少なくとも1つが、前記判断されたユーザゾーン通信インターフェースタイプのうちの少なくとも1つとは異なる、[C7]に記載の方法。
[C9]
前記判断されたユーザゾーンに関する前記情報が、1つまたは複数の地理的エリアを備える、[C6]に記載の方法。
[C10]
前記判断されたユーザゾーンに関する前記情報が擬似雑音オフセットを備える、[C6]に記載の方法。
[C11]
前記判断されたユーザゾーンに関する前記情報が、2つの受信基準信号間の時間差を備える、[C6]に記載の方法。
[C12]
前記判断されたユーザゾーンに関する前記情報がサブネット識別子を備える、[C6]に記載の方法。
[C13]
前記アクセスノードの判断されたユーザゾーンの数に関する情報を前記ユーザゾーンリストに記憶することをさらに備える、[C6]に記載の方法。
[C14]
第1のユーザゾーン通信インターフェースタイプを有する前記アクセスノードの第1のユーザゾーンを判断することと、
前記第1の通信インターフェースタイプとは異なる第2のユーザゾーン通信インターフェースタイプを有する前記アクセスノードの第2のユーザゾーンを判断することと、
前記第1のユーザゾーンに関する情報を前記ユーザゾーンリストに記憶することと、 前記第2のユーザゾーンに関する情報を前記ユーザゾーンリストに記憶することであって、前記第2のユーザゾーンに関する前記情報が、前記第1のユーザゾーンに関する前記情報への参照を備える、記憶することと
をさらに備える、[C1]に記載の方法。
[C15]
前記アクセスノードの1つまたは複数の通信インターフェースタイプを判断することが、第1の通信インターフェースタイプを判断することと、前記第1の通信インターフェースタイプとは異なる第2の通信インターフェースタイプを判断することとを備え、前記判断された通信インターフェースタイプに関する情報を記憶することが、前記第1の通信インターフェースタイプに関する情報を前記ユーザゾーンリスト中の第1のユーザゾーンファイルに記憶することと、前記第2の通信インターフェースタイプに関する情報を前記ユーザゾーンリストの第2のユーザゾーンファイルに記憶することとを備える、[C1]に記載の方法。
[C16]
前記第2のユーザゾーンファイルが前記第1のユーザゾーンファイルへの参照を備える、[C15]に記載の方法。
[C17]
ユーザゾーンリストに情報を記憶するための装置であって、
アクセスノードの1つまたは複数の通信インターフェースタイプを判断するように構成されたプロセッサと、
前記判断された通信インターフェースタイプに関する情報をユーザゾーンリストに記憶するように構成されたメモリと
を備える装置。
[C18]
前記ユーザゾーンリストが1つまたは複数のユーザゾーンファイルを備え、各ユーザゾーンファイルが、対応するアクセスノードに関する情報と、各対応するアクセスノードに関連付けられた1つまたは複数のユーザゾーンに関する情報とを備える、[C17]に記載の装置。
[C19]
前記プロセッサは、ワイヤレスデバイスが前記アクセスノードに関連付けられたユーザゾーン内にあると判断し、前記アクセスノードを探索するようにさらに構成された、[C17]に記載の装置。
[C20]
前記判断された通信インターフェースタイプに関する前記情報が、複数の所定の通信インターフェースタイプのうちの1つの1つまたは複数のインジケータを備える、[C17]に記載の装置。
[C21]
前記所定の通信インターフェースタイプが、少なくともcdma2000−1x、HRPD、GSM、UMTS、UMB、WiMAX、またはLTEを含む、[C20]に記載の装置。
[C22]
前記プロセッサが、前記アクセスノードの1つまたは複数のユーザゾーンを判断するように構成され、前記メモリが、前記判断されたユーザゾーンに関する情報を前記ユーザゾーンリストに記憶するように構成された、[C1]に記載の装置。
[C23]
前記プロセッサが、1つまたは複数のユーザゾーン通信インターフェースタイプを判断するように構成され、前記メモリが、前記ユーザゾーン通信インターフェースタイプに関する情報を記憶するように構成された、[C22]に記載の装置。
[C24]
前記アクセスノードの前記判断された通信インターフェースタイプのうちの少なくとも1つが、前記判断されたユーザゾーン通信インターフェースタイプのうちの少なくとも1つとは異なる、[C23]に記載の装置。
[C25]
前記判断されたユーザゾーンに関する前記情報が、1つまたは複数の地理的エリアを備える、[C22]に記載の装置。
[C26]
前記判断されたユーザゾーンに関する前記情報が擬似雑音オフセットを備える、[C22]に記載の装置。
[C27]
前記判断されたユーザゾーンに関する前記情報が、2つの受信基準信号間の時間差を備える、[C22]に記載の装置。
[C28]
前記判断されたユーザゾーンに関する前記情報がサブネット識別子を備える、[C22]に記載の装置。
[C29]
前記メモリが、前記アクセスノードの判断されたユーザゾーンの数に関する情報を前記ユーザゾーンリストに記憶するように構成された、[C22]に記載の装置。
[C30]
前記プロセッサが、第1のユーザゾーン通信インターフェースタイプを有する前記アクセスノードの第1のユーザゾーンを判断し、前記第1の通信インターフェースタイプとは異なる第2のユーザゾーン通信インターフェースタイプを有する前記アクセスノードの第2のユーザゾーンを判断するように構成され、前記メモリが、前記第1のユーザゾーンに関する情報を前記ユーザゾーンリストに記憶し、前記第2のユーザゾーンに関する情報を前記ユーザゾーンリストに記憶するように構成され、前記第2のユーザゾーンに関する前記情報が、前記第1のユーザゾーンに関する前記情報への参照を備える、[C17]に記載の装置。
[C31]
前記プロセッサが、第1の通信インターフェースタイプを判断し、前記第1の通信インターフェースタイプとは異なる第2の通信インターフェースタイプを判断するように構成され、前記メモリが、前記第1の通信インターフェースタイプに関する情報を前記ユーザゾーンリスト中の第1のユーザゾーンファイルに記憶し、前記第2の通信インターフェースタイプに関する情報を前記ユーザゾーンリストの第2のユーザゾーンファイルに記憶するように構成された、[C17]に記載の装置。
[C32]
前記第2のユーザゾーンファイルが前記第1のユーザゾーンファイルへの参照を備える、[C31]に記載の装置。
[C33]
アクセスノードの1つまたは複数の通信インターフェースタイプを判断することをコンピュータに行わせるためのコードと、
前記判断された通信インターフェースタイプに関する情報をユーザゾーンリストに記憶することをコンピュータに行わせるためのコードと
をさらに備えるコンピュータ可読媒体
を備えるコンピュータプログラム製品。
[C34]
前記ユーザゾーンリストが1つまたは複数のユーザゾーンファイルを備え、各ユーザゾーンファイルが、対応するアクセスノードに関する情報と、各対応するアクセスノードに関連付けられた1つまたは複数のユーザゾーンに関する情報とを備える、[C33]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C35]
前記コンピュータ可読媒体が、
ワイヤレスデバイスが前記アクセスノードに関連付けられたユーザゾーン内にあると判断することをコンピュータに行わせるためのコードと、
前記アクセスノードを探索することをコンピュータに行わせるためのコードと
をさらに備える、[C33]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C36]
前記判断された通信インターフェースタイプに関する前記情報が、複数の所定の通信インターフェースタイプのうちの1つの1つまたは複数のインジケータを備える、[C33]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C37]
前記所定の通信インターフェースタイプが、少なくともcdma2000−1x、HRPD、GSM、UMTS、UMB、WiMAX、またはLTEを含む、[C36]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C38]
前記コンピュータ可読媒体が、
前記アクセスノードの1つまたは複数のユーザゾーンを判断することをコンピュータに行わせるためのコードと、
前記判断されたユーザゾーンに関する情報を前記ユーザゾーンリストに記憶することをコンピュータに行わせるためのコードと
をさらに備える、[C33]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C39]
前記アクセスノードの1つまたは複数のユーザゾーンを判断することをコンピュータに行わせるための前記コードが、1つまたは複数のユーザゾーン通信インターフェースタイプを判断することをコンピュータに行わせるためのコードを備え、前記判断されたユーザゾーンに関する情報を記憶することをコンピュータに行わせるための前記コードが、前記ユーザゾーン通信インターフェースタイプに関する情報を記憶することをコンピュータに行わせるためのコードを備える、[C38]に記載の装置。
[C40]
前記アクセスノードの前記判断された通信インターフェースタイプのうちの少なくとも1つが、前記判断されたユーザゾーン通信インターフェースタイプのうちの少なくとも1つとは異なる、[C39]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C41]
前記判断されたユーザゾーンに関する前記情報が、1つまたは複数の地理的エリアを備える、[C38]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C42]
前記判断されたユーザゾーンに関する前記情報が擬似雑音オフセットを備える、[C38]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C43]
前記判断されたユーザゾーンに関する前記情報が、2つの受信基準信号間の時間差を備える、[C38]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C44]
前記判断されたユーザゾーンに関する前記情報がサブネット識別子を備える、[C38]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C45]
前記コンピュータ可読媒体が、前記アクセスノードの判断されたユーザゾーンの数に関する情報を前記ユーザゾーンリストに記憶することをコンピュータに行わせるためのコードをさらに備える、[C38]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C46]
前記コンピュータ可読媒体が、
第1のユーザゾーン通信インターフェースタイプを有する前記アクセスノードの第1のユーザゾーンを判断することをコンピュータに行わせるためのコードと、
前記第1の通信インターフェースタイプとは異なる第2のユーザゾーン通信インターフェースタイプを有する前記アクセスノードの第2のユーザゾーンを判断することをコンピュータに行わせるためのコードと、
前記第1のユーザゾーンに関する情報を前記ユーザゾーンリストに記憶することをコンピュータに行わせるためのコードと、
前記第2のユーザゾーンに関する情報を前記ユーザゾーンリストに記憶することをコンピュータに行わせるためのコードであって、前記第2のユーザゾーンに関する前記情報が、前記第1のユーザゾーンに関する前記情報への参照を備える、コードと
をさらに備える、[C33]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C47]
前記アクセスノードの1つまたは複数の通信インターフェースタイプを判断することをコンピュータに行わせるための前記コードが、第1の通信インターフェースタイプを判断することをコンピュータに行わせるためのコードと、前記第1の通信インターフェースタイプとは異なる第2の通信インターフェースタイプを判断することをコンピュータに行わせるためのコードとを備え、前記判断された通信インターフェースタイプに関する情報を記憶することをコンピュータに行わせるための前記コードが、前記第1の通信インターフェースタイプに関する情報を前記ユーザゾーンリスト中の第1のユーザゾーンファイルに記憶することをコンピュータに行わせるためのコードと、前記第2の通信インターフェースタイプに関する情報を前記ユーザゾーンリストの第2のユーザゾーンファイルに記憶することをコンピュータに行わせるためのコードとを備える、[C33]に記載の方法。
[C48]
前記第2のユーザゾーンファイルが前記第1のユーザゾーンファイルへの参照を備える、[C47]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C49]
ユーザゾーンリストに情報を記憶するための装置であって、
ワイヤレスデバイスにおいて、アクセスノードの1つまたは複数の通信インターフェースタイプを判断するための手段と、
前記判断された通信インターフェースタイプに関する情報をユーザゾーンリストに記憶するための手段と
を備える装置。
[C50]
前記ユーザゾーンリストが1つまたは複数のユーザゾーンファイルを備え、各ユーザゾーンファイルが、対応するアクセスノードに関する情報と、各対応するアクセスノードに関連付けられた1つまたは複数のユーザゾーンに関する情報とを備える、[C49]に記載の装置。
[C51]
前記ワイヤレスデバイスが前記アクセスノードに関連付けられたユーザゾーン内にあると判断するための手段と、
前記アクセスノードを探索するための手段と
をさらに備える、[C49]に記載の装置。
[C52]
前記判断された通信インターフェースタイプに関する前記情報が、複数の所定の通信インターフェースタイプのうちの1つの1つまたは複数のインジケータを備える、[C49]に記載の装置。
[C53]
前記所定の通信インターフェースタイプが、少なくともcdma2000−1x、HRPD、GSM、UMTS、UMB、WiMAX、またはLTEを含む、[C52]に記載の装置。
[C54]
前記アクセスノードの1つまたは複数のユーザゾーンを判断するための手段と、
前記判断されたユーザゾーンに関する情報を前記ユーザゾーンリストに記憶するための手段と
をさらに備える、[C49]に記載の装置。
[C55]
前記アクセスノードの1つまたは複数のユーザゾーンを判断するための前記手段が、1つまたは複数のユーザゾーン通信インターフェースタイプを判断するための手段を備え、前記判断されたユーザゾーンに関する情報を記憶するための前記手段が、前記ユーザゾーン通信インターフェースタイプに関する情報を記憶するための手段を備える、[C54]に記載の装置。
[C56]
前記アクセスノードの前記判断された通信インターフェースタイプのうちの少なくとも1つが、前記判断されたユーザゾーン通信インターフェースタイプのうちの少なくとも1つとは異なる、[C55]に記載の装置。
[C57]
前記判断されたユーザゾーンに関する前記情報が、1つまたは複数の地理的エリアを備える、[C54]に記載の装置。
[C58]
前記判断されたユーザゾーンに関する前記情報が擬似雑音オフセットを備える、[C54]に記載の装置。
[C59]
前記判断されたユーザゾーンに関する前記情報が、2つの受信基準信号間の時間差を備える、[C54]に記載の装置。
[C60]
前記判断されたユーザゾーンに関する前記情報がサブネット識別子を備える、[C54]に記載の装置。
[C61]
前記アクセスノードの判断されたユーザゾーンの数に関する情報を前記ユーザゾーンリストに記憶するための手段をさらに備える、[C54]に記載の装置。
[C62]
第1のユーザゾーン通信インターフェースタイプを有する前記アクセスノードの第1のユーザゾーンを判断するための手段と、
前記第1の通信インターフェースタイプとは異なる第2のユーザゾーン通信インターフェースタイプを有する前記アクセスノードの第2のユーザゾーンを判断するための手段と、
前記第1のユーザゾーンに関する情報を前記ユーザゾーンリストに記憶するための手段と、
前記第2のユーザゾーンに関する情報を前記ユーザゾーンリストに記憶するための手段であって、前記第2のユーザゾーンに関する前記情報が、前記第1のユーザゾーンに関する前記情報への参照を備える、記憶するための手段と
をさらに備える、[C49]に記載の装置。
[C63]
前記アクセスノードの1つまたは複数の通信インターフェースタイプを判断するための前記手段が、第1の通信インターフェースタイプを判断するための手段と、前記第1の通信インターフェースタイプとは異なる第2の通信インターフェースタイプを判断するための手段とを備え、前記判断された通信インターフェースタイプに関する情報を記憶するための前記手段が、前記第1の通信インターフェースタイプに関する情報を前記ユーザゾーンリスト中の第1のユーザゾーンファイルに記憶するための手段と、前記第2の通信インターフェースタイプに関する情報を前記ユーザゾーンリストの第2のユーザゾーンファイルに記憶するための手段とを備える、[C49]に記載の装置。
[C64]
前記第2のユーザゾーンファイルが前記第1のユーザゾーンファイルへの参照を備える、[C63]に記載の装置。